JP2000200411A - 磁気記録媒体、記録再生用ヘッド及び磁気記録再生方法 - Google Patents
磁気記録媒体、記録再生用ヘッド及び磁気記録再生方法Info
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Abstract
た磁気記録媒体及びその記録再生用ヘッド並びにそれら
を用いた新規な磁気記録再生方法を提供する。 【解決手段】 磁気記録媒体100は、基板1上に、記
録補助層2、記録保持層3、記録制御層4、記録層5を
備える。記録層5を、垂直磁化を有するフェリ磁性材料
を用いて構成する。記録層5は垂直磁化を有しているの
で、本発明の記録再生用ヘッドを用いることによりデー
タを超高密度に記録することができる。また、記録層5
は室温において保磁力が大きいので、データ記録後に、
熱磁気緩和現象によりデータが消失することが抑制され
る。磁気記録媒体100に超高密度に記録されたデータ
は、例えば、記録再生用ヘッドに搭載された磁気抵抗素
子を用いて再生することができる。
Description
磁性膜を記録層に用いた磁気記録媒体、その記録再生用
ヘッド及び磁気記録再生方法に関し、更に詳細には、熱
磁気緩和現象によるデータの消失を防止または抑制し、
20Gbits/in2以上の面記録密度で記録再生が
可能な磁気記録媒体及びその記録再生に好適な記録再生
用ヘッド並びにそれらを用いた新規な磁気記録再生方法
に関する。
ハードディスク(磁気記録媒体)が広く使用されてい
る。ハードディスクでは、通常、浮上型スライダに搭載
されたリング状の磁気ヘッド(以下、リングヘッドとい
う)などを用いて記録膜面に平行に情報を記録する長手
磁気記録が採用されている。
タ、文書データなどのようにデータの多種多様化が進
み、取り扱う情報量は厖大なものになっている。このよ
うな厖大なデータを取り扱い可能にするため、ハードデ
ィスクの分野においては面記録密度を高めることが最も
重要な技術課題の一つになっている。現時点において、
ハードディスクは、4Gbits/in2の面記録密度
を達成している。
例えば、IEEE Transactions on Magnetics,Vol.MAG-15,
No.6,pp.1456-1458(1979)では、記録膜として垂直磁化
を有するCo−Cr膜を用い、記録膜面に対して垂直方
向に情報を記録する垂直磁気記録方式及び垂直磁気記録
媒体が提案されている。
録密度を更に高めるためには、記録層を構成する記録単
位としての磁石(磁性粒子)を小さくすればよいことが
知られている。しかしながら、磁性粒子を微小化して面
記録密度を10〜20Gbits/in2以上にする
と、熱磁気緩和現象により磁性粒子が不安定になり、記
録したデータが消失してしまうという問題があった。
るためになされたものであって、その目的は、記録単位
としての磁性粒子を微小化して面記録密度を高めても微
小粒子を安定に存在させることができ、微小記録された
情報を高S/N比で再生することが可能な磁気記録媒体
を提供することにある。
録媒体を用いて情報を記録再生するのに好適な記録再生
用ヘッドを提供することにある。
媒体及び記録再生用ヘッドを用いて情報を超高密度に記
録し、記録された情報を高S/N比で再生することがで
きる新規な磁気記録再生方法を提供することにある。
えば、磁気記録媒体であって、基板と;磁性材料により
構成される記録保持層と;垂直磁化を有するフェリ磁性
材料により構成される記録層と;を備え、磁気記録媒体
の所定の領域を加熱しつつ記録磁界を印加することによ
って記録層の記録磁区が反転されて情報が記録され、記
録層の記録磁区からの磁界を検出することによって情報
が再生されることを特徴とする磁気記録媒体が提供され
る。
るフェリ磁性材料により形成される記録層と、磁性材料
により形成される記録保持層とを備える。記録保持層
は、例えば、フェリ磁性材料や反強磁性材料から構成す
ることができ、基板と記録層との間に設けることが好ま
しい。特に、記録保持層は記録層と互いに接するように
設けることが好ましい。このように設けることにより記
録保持層は記録層の記録磁区と交換結合して記録磁区を
垂直方向で安定な状態に保持させることができる。記録
保持層に用い得るフェリ磁性材料としては、例えば、T
bFeCo、GdTbFeCo、TbFeCoCr、T
bFe、GdFeCo、GdTbFeまたはDyTbF
eなどの希土類−遷移金属合金が好ましい。また、記録
保持層に用い得る反強磁性材料としては、遷移金属(C
r、Mn、Fe、Co、Ni)合金や貴金属(Au、P
t、Rh、Pd)と遷移金属(Cr、Mn、Fe、C
o、Ni)との合金、遷移金属酸化物などが好ましく、
例えば、FeMnやNiO、NiMn、PtMn、Fe
NiMn、AuMn、ZnZr、FeRhなどが好まし
い。
記録磁区の熱安定性を確保するためには、媒体の保存温
度である室温(約10℃)〜装置内温度(約100℃)
程度の温度範囲内において、記録層が5kOe以上の保
磁力を有することが必要である。したがって、記録層
は、10℃〜150℃の温度範囲内で5kOe以上の保
磁力を有することが好ましい。ただし、後述するような
記録層からの磁界を増大させるための再生層を用いる場
合はその限りではない。また、記録層に記録した情報を
再生するとき、記録層の記録磁区から発生する磁界を検
出するので、キュリー温度の高い記録層を用いるほうが
有利である。したがって、再生時に、再生温度付近で記
録磁区から十分な磁界強度を得るために、記録層は30
0℃以上のキュリー温度を有することが好ましい。
内で大きな保磁力を有する記録層を用いることにより、
記録層に微小な記録マークを形成しても、記録後に熱磁
気緩和現象により記録マークが消失することが抑制され
る。また、記録時には、磁気記録媒体を200℃以上に
加熱して記録層の保磁力を低下させることができるの
で、弱い印加磁界で容易に記録を行うことができる。記
録された情報を再生するには、記録層の記録磁区からの
磁界を、例えば磁気抵抗素子により直接検出して情報を
再生する。すなわち、本発明の磁気記録媒体は、磁気光
学効果(例えば、カー効果)を利用して磁化状態を検出
するような光磁気記録媒体とは異なる。
上に再生層を備えることができる。再生層は、室温以
上、好ましくは20℃〜150℃の温度領域において、
記録層の飽和磁化よりも大きい飽和磁化を有することが
好ましい。すなわち、再生層は、記録層よりも大きな漏
洩磁界を発生させることができるので、記録層の磁化を
再生層に転写させて再生層の磁化状態を検出すれば、増
幅された再生信号を得ることができる。再生層は、面内
磁化膜であっても垂直磁化膜であってもよい。
示す記録補助層を備えることもできる。かかる記録補助
層を構成する材料としては、例えば、パーマロイ(Ni
Fe)やFe−(Al、Si)合金、NiFe−(M
o、Cr、Cu、Mn、Rh)、Co系アモルファス合
金を用いることができる。また、記録補助層は、記録層
を介して磁界が印加されるように形成されることが望ま
しい。すなわち、磁界を基板の側から印加する場合に
は、基板、記録層、記録補助層の順で備える構造にする
ことができ、磁界を基板と反対の側から印加する場合に
は、基板、記録補助層、記録層の順で備える構造にする
ことができる。また、記録層及び記録補助層が上記の順
序で積層されるのであれば、それらの層の間に任意の層
を介在させてもよい。
保持層のほかに任意の層を設けることができる。例え
ば、記録時に記録層と記録保持層とが互いに交換結合し
ていると記録データに対応した記録が困難となることか
ら、記録時に媒体の所定の領域を加熱したときの温度
(以下、記録温度と呼ぶ。後述する実施例では、記録層
のキュリー温度近傍である。)で両層の交換結合を切断
するための記録制御層を設けることが好ましい。記録温
度で交換結合を切断するには、記録制御層のキュリー温
度を記録層のキュリー温度以下に設定すればよい。ま
た、磁気記録媒体の表面に、例えば、ホンブリン系やシ
リコン系の潤滑層を形成することも可能である。潤滑層
を設けることにより、記録再生時に記録再生用ヘッドが
磁気記録媒体と接触しても、記録再生用ヘッドを媒体表
面上で滑らかに滑らせることができるため、媒体とヘッ
ドとの間の摩擦を軽減することができる。
面にテクスチャを設け得る。基板の表面にテクスチャを
設けることにより、浮上型ヘッドを媒体上で浮上させた
ときの浮上型ヘッドの浮上量を一定に制御することがで
きる。
録層を有する磁気記録媒体に情報を記録する記録方法に
おいて、磁気記録媒体の所定の領域に熱を加えつつ、磁
気ヘッドを用いて、記録する情報に応じて強度及び向き
の少なくとも一方を変調させた磁界を印加することによ
って情報の記録を行い、前記記録層が、垂直磁化を有す
るフェリ磁性材料を用いて構成され、前記磁気ヘッドの
記録方向と垂直な方向における磁極の幅が1μm以下で
あることを特徴とする磁気記録媒体の記録方法が提供さ
れる。
定の領域を加熱するために、例えばレーザー光を用いる
ことができ、レーザー光を対物レンズで媒体の所定の領
域に集光させて照射することにより加熱することができ
る。これにより、レーザー光が集光された所定の高温領
域のみの記録層の保磁力を低下させ、その範囲のみの磁
化を反転させることにより微小な記録磁区を形成するこ
とが可能となる。レーザー光を対物レンズに導くには、
光ファイバーを用いることが好ましい。光ファイバー
は、レーザー光源からのレーザー光をエネルギー的に効
率よく対物レンズまで導くことができる。また、磁気記
録媒体の所定の領域を加熱する別の方法として、コイル
型ヒーターなどのヒーターを用いることができ、ヒータ
ーからの輻射熱により磁気記録媒体の表面から1μm以
下の位置の領域を加熱することができる。
数の記録用磁気ヘッドを用いて、磁気記録媒体の複数の
位置に一連の情報をそれぞれ分割して同時に記録するこ
とができる。これにより情報の転送速度を向上させるこ
とが可能となる。
する磁気記録媒体に記録された情報を再生する再生方法
において、前記記録層が、垂直磁化を有するフェリ磁性
材料により構成され、磁気抵抗素子、スピンバルブ膜を
有する磁気素子及び誘導型磁気素子からなる群から選ば
れた一種の磁気素子を用いて記録層に記録された情報を
再生することを特徴とする磁気記録媒体の再生方法が提
供される。
磁気記録媒体の所定の領域に熱を加えながら、例えば磁
気抵抗素子、スピンバルブ膜を備える磁気素子、または
誘導型磁気素子(誘導型磁気ヘッド)を用いて再生す
る。情報再生時に磁気記録媒体を加熱してもよく、例え
ば、レーザー光を照射したり、ヒーターなどによる輻射
熱を与えて加熱することができる。記録時には、磁気記
録媒体の所定の領域に熱を加えつつ記録情報に応じて強
度及び向きの少なくとも一方を変調させた磁界を印加す
ることによって記録することができる。また、磁気記録
媒体の複数の位置にそれぞれ記録されている一連の情報
を、例えば、上述のいずれかの磁気素子を搭載した複数
の磁気ヘッドを用いてそれぞれ同時に再生することがで
きる。
直磁化を有する記録層を備えた情報記録媒体に情報を記
録する方法において、情報記録媒体を光スポットで照射
しつつ、該光スポットの内側に位置し且つ光スポットよ
りも小さい領域にのみ磁界を印加することによって情報
を記録することを特徴とする情報記録媒体の記録方法が
提供される。
スポットで照射しながら、例えば、垂直磁気記録が可能
な単磁極ヘッドを用いて磁界を印加することによって、
光スポットの内側の領域に光スポットよりも小さい記録
マークを形成する。これにより超高密度記録が可能とな
る。光スポットよりも小さい記録マークを形成するに
は、単磁極ヘッドの磁力線が発生する先端部を光スポッ
ト径よりも小さくなるように、例えば、FIB(focuse
d ion beam)により加工すれば良い。
体の記録及び/または再生用のヘッドにおいて、磁気記
録媒体に記録磁界を印加するための磁界発生源と;磁気
記録媒体の磁化情報を読み出すための磁気素子であっ
て、磁気抵抗素子、スピンバルブ膜を備える磁気素子及
び誘導型磁気素子からなる群から選ばれた一種の磁気素
子と;前記磁界発生源及び磁気素子を搭載するエアスラ
イダーと;を備えることを特徴とする記録及び/または
再生用ヘッドが提供される。
加熱するための熱源を備えることができる。熱源として
は、例えば、レーザー光源を用いることができ、レーザ
ー光源から出射するレーザー光を対物レンズなどにより
媒体に集光させて照射することによって媒体の所定の領
域を加熱させることができる。レーザー光を対物レンズ
に導くには、例えば、光ファイバーを用いることができ
る。また、熱源は、磁気記録媒体に対して相対的に移動
する方向において、磁気素子よりも前方に配置されるよ
うに設けることが望ましい。本明細書においては、記録
媒体の記録領域が対象物(例えば熱源やヘッド)に対し
て移動する方向(媒体移動方向)において、その対象物
を基準としたときに、対象物が先に記録媒体の記録領域
に到達する側のことを「媒体移動方向の前方側」と称
し、後に記録媒体の記録領域に到達する側のことを「媒
体移動方向の後方側」と称する。
記録磁界を印加させるための磁界発生源は、例えば、図
20に示すような、単磁極ヘッド220を用いて構成す
ることができる。単磁極ヘッド220は、コア(主磁
極)225と、本体部221と、それらの連結部223
の周囲に巻き付けられたコイル224とから主に構成さ
れる。コア225の内壁には保護膜を形成し得る。コア
225は、複数のトラックを有する磁気記録媒体と対向
させたときに、磁気記録媒体のトラック幅方向における
芯の先端部の幅が1μm以下になるように、例えば、F
IB(focused ion beam)により加工されていることが
好ましい。これにより磁気記録媒体に超高密度に情報を
記録することができる。また、単磁極ヘッドの磁界発生
部分または全体を、例えば、CoNiFeやCoNiF
e合金系のような飽和磁束密度(Bs)が2.0T以上
の材料を用いて構成することにより、単磁極ヘッドから
発生させる磁力を増大させることができ、保磁力の高い
記録媒体への記録が可能となる。
は、磁界の変化に応じて電気抵抗が変化する素子(MR
素子:Magneto-Resistive Device)であり、記録層の垂
直方向の磁化状態やその他の磁性層の垂直方向または面
内方向の磁化状態を検出することができる。MR素子の
材料としては、例えば、FeMn/CoNi/Cu/C
oにし得る。また、スピンバルブ膜を備える磁気素子
や、誘導型磁気ヘッドのような磁気素子を用い得る。ス
ピンバルブ膜は、例えば、CoFe/Cu/CoFe/
Ru/CoFe/MnPtから形成し得る。また、MR
素子と比べて磁界変化に対する電気抵抗の変化率の大き
いGMR(Giant Magneto-Resistive)素子を上記磁気
抵抗素子の代わりに用いることも可能である。
率の異なる複数の材料を用いて構成されることが望まし
い。特に、熱伝導率の異なる複数の材料のうち熱伝導率
の最も低い材料を磁界発生源と磁気抵抗素子との間に用
いることが望ましい。これにより磁界発生源で発生した
熱で磁気抵抗素子が加熱されることが防止される。ま
た、熱伝導率の異なる複数の材料のうち熱伝導率の最も
高い材料を外気と接触する部分、例えばヘッドの上面に
形成することにより磁界発生源で発生する熱をヘッドの
外部に放熱させることができる。
の記録再生用ヘッド及び磁気記録再生方法について図面
を用いて具体的に説明する。
面図を示す。磁気記録媒体100は、基板1上に記録補
助層2、記録保持層3、記録制御層4、記録層5、保護
層6及び潤滑剤層7を順次積層してなる。
構成され、直径90mm、厚さ1.2mmである。基板
1には、ヘッドの浮上量を安定化させるためのテクスチ
ャを設けてもい。基板1上の記録補助層2は、軟磁性膜
であり、高透磁率を有するNiFe(パーマロイ)を用
いて構成される。NiFeのキュリー温度Tc6は50
0℃であり、室温からキュリー温度Tc6までの温度範
囲内で保磁力Hc6は0.1 Oe以下であった。
示す反強磁性材料FeMnを用い、キュリー温度Tc3
が450℃になるようにその組成を調整した。記録制御
層4は垂直磁気異方性を示す非晶質フェリ磁性材料Dy
FeCoを用いて構成され、キュリー温度Tc2が20
0℃になるようにその組成を調整した。この記録制御層
4を構成するDyFeCoは、室温からキュリー温度T
c2にかけて希土類優勢(RE−rich)の極性を示
す。
フェリ磁性材料TbFeCoを用いて構成され、図3の
磁気特性のグラフに示したように、その保磁力Hcが、
室温から100℃の温度範囲内で5kOe以上、200
℃〜300℃の温度範囲内で2kOe以下になり、且つ
キュリー温度Tcが300℃、補償温度が室温付近にな
るように、その組成を調整した。保護層6は非磁性材料
SiNを用いて構成される。
てそれぞれスパッタリングすることによって順次成膜し
た。各層の膜厚は、記録補助層2:500nm、記録保
持層3:30nm、記録制御層4:10nm、記録層
5:100nm、保護層6:10nmとした。
膜厚2nmでスピンコーティングにより塗布した。潤滑
剤層7には変性シリコーン及び脂肪酸を添加したジメチ
ルシリコーンを主成分とするヘプタン溶液を用いた。こ
うして図1に示す構造を有する磁気記録媒体100を製
造した。
一具体例を示す。記録再生用ヘッド200は、ヘッド本
体部20と、磁気記録媒体を加熱するための熱源31と
からなる。ヘッド本体部20は、エアスライダー21
と、エアスライダー21に搭載された記録用磁気ヘッド
22及び再生用MRヘッド23とから構成される。エア
スライダー21はセラミック材料を用いて構成される。
エアスライダ21を用いることにより、ヘッド本体部2
0を媒体表面から所定の間隔で浮上させることができ
る。本実施例では、記録再生時にヘッド本体部20が磁
気記録媒体100の表面から50nmの高さで浮上する
ように設計した。
00の表面に対して垂直方向に磁界を印加することが可
能な単磁極ヘッドであり、磁気コイル24と鉄心25と
から構成される。鉄心25は、高周波透磁率の大きなN
iFeを用いて構成され、ヘッド本体部20の垂直方向
(図2における上下方向)に延在した円柱形状を有す
る。鉄心25の磁気記録媒体100と対向する側の先端
部は、トラック方向と直交する方向(トラック幅方向)
の幅が1μm以下になるようにFIB(focusedion bea
m)により加工されている。磁気コイル24は銅線から
なり、鉄心25の外周を周回するように設けられてい
る。かかる構造の記録用磁気ヘッド22を用いて記録デ
ータに応じて変調された磁界を発生させることにより磁
気記録媒体100に微小な記録マークを形成することが
できる。記録用磁気ヘッド22は、最大で500Oeの
磁界を発生させることができる。また、単磁極ヘッドの
先端部を、例えば、CoNiFeやそれを含む合金系で
飽和磁束密度(Bs)が2.0T以上の材料を用いて構
成することにより、1000Oe以上の磁界を発生させ
ることも可能となる。
状態を検出することが可能な垂直磁化再生用のMRヘッ
ドであり、MR素子の構成は、FeMn/CoNi/C
u/Coである。再生用MRヘッド23は、図2中矢印
で示した磁気記録媒体100の進行方向において、記録
用磁気ヘッド22よりも後方(図2中、左方向)に設け
られており、磁気記録媒体の記録層に垂直磁気記録され
たデータを読み出すことができる。また、MR素子の代
わりに、CoFe/Cu/CoFe/Ru/CoFe/
MnPtなどのスピンバルブ膜を有する磁気素子を用い
ることで更なる磁界感度の向上が可能となる。
ッド23と記録用磁気ヘッド22との間及びヘッド本体
部の上面にはそれぞれ放熱材26a、26bが設けられ
ている。放熱材26a及び26bは、ともに熱伝導率の
高いAlを用いて構成される。これらの放熱材26a及
び26bは、磁気コイル24で発生する熱をヘッド本体
外部に放熱させて、再生用MRヘッド23が加熱される
ことを防止することができる。
物レンズ28及び光ファイバー29とから構成され、磁
気記録媒体を挟んでヘッド本体部20と対向する位置に
設けられている。レーザー光源27は、発振波長640
nmの半導体レーザーである。対物レンズ28のNA
(Numerical Aperture)は0.6である。レーザー光源
27から射出したレーザー光は、光ファイバー29によ
り対物レンズ28に導かれ、磁気記録媒体に基板側から
入射して記録層の所定の領域に集光される。
用いて記録再生実験を行なった。図4(a)に、記録再
生実験における磁気記録媒体と記録再生用ヘッドの配置
の概念図を示し、図4(b)にその断面図を示す。記録
再生実験では、図4(a)に示したように、磁気記録媒
体100は、不図示の中央開口部にスピンドル102が
挿入されて設置される。記録再生用ヘッド200は、磁
気記録媒体100の潤滑剤層側(基板と反対側)に配置
される。また、磁気記録媒体100にレーザー光を集光
させるための対物レンズは、図には示していないが、磁
気記録媒体100を挟んで記録再生用ヘッド200と対
向する位置に配置され、レーザー光が磁気記録媒体の基
板側から集光されて入射される。
を記録する場合の記録原理について説明する。まず、磁
気記録媒体100を所定の線速で回転させながら、磁気
記録媒体100の所定の領域にレーザー光を基板側から
集光させて照射する。図5(a)に、磁気記録媒体10
0に、レーザー光を基板側(図中、下側)から集光させ
て照射した様子を示す。図5(a)中、左方向に磁気記
録媒体100が移動するものとする。レーザー光のパワ
ーは、図5(a)の温度分布のグラフに示したように、
光スポット41で照射された領域の最高温度Tmax
(ガウス分布を示す温度の最大値)が、記録保持層3の
キュリー温度Tc3(450℃)以下で、且つ光スポッ
ト41で照射された領域のうち、外部磁界が印加された
領域(以下、磁界印加領域と称する)42を含む領域の
温度が記録層5のキュリー温度Tc(300℃)以上に
なるように調整する。レーザー光の照射と同時に、記録
用磁気ヘッド22(単磁極ヘッド)を用いて磁気記録媒
体の表面に対して垂直上向きに外部磁界Hexを印加す
る。このとき、記録層の磁界印加領域42は、光スポッ
ト41に比べて小さい。
が、光スポットに対して左側に移動すると、磁界印加領
域42は光スポットから外れて冷却される。図5(b)
に、磁界印加領域42の冷却過程において各磁性層の磁
化が変化する様子を示す。冷却過程において、磁界印加
領域42の温度Tが、Tc2(記録制御層のキュリー
温度:200℃)<T<Tc(300℃)になると、記
録層の磁界印加領域の磁化が外部磁界Hexの向き(図
中、上向き)にTM−rich(遷移金属優勢)で出現
する。そして、室温<T<Tc2(200℃)になる
と、記録制御層の磁化が交換結合により記録層の磁化と
同じ向きに出現し、同時に記録保持層の磁化との交換結
合で記録層の磁化状態が垂直方向でしっかりと固定され
る。また、軟磁性を示す記録補助層により、記録用磁気
ヘッド22(単磁極ヘッド)の芯の先端部から発生する
磁束(外部磁界)は収束されたまま記録層内を通過す
る。こうして記録層に情報が超高密度に記録される。
記録媒体100の記録原理である。磁気記録媒体100
に次の条件にてデータを記録した。磁気記録媒体100
を線速1.0m/sで回転させながら、記録再生用ヘッ
ド200を用いて外部磁界を磁気記録媒体100に磁界
強度300 Oeで6.25MHzで変調させて印加
し、同時にレーザーパワー8mWのレーザー光を基板側
から照射した。こうして、トラックピッチ(TP)0.
4μm、ビットピッチ(BP)0.08μmで記録を行
った。これは面記録密度20.1Gbits/in2、
データ転送レート12.5Mbits/sに相当する。
体100について、記録再生用ヘッド200を用いて記
録層の磁化状態(記録データ)を検出し、S/N比の測
定を行った。次いで、磁気記録媒体の環境耐久性を調べ
るために、記録データを保持したまま、次の3つの条件
の環境下に磁気記録媒体を所定時間放置した後、再びS
/N比を測定した。ここで、環境60℃・90%R
H、環境70℃・90%RH、環境80℃・90%
RHとした。それぞれの環境下における磁気記録媒体の
S/N比の変化の様子を図6のグラフに示す。図6のグ
ラフにおいて縦軸は、上記環境下に放置した後に測定し
たS/N比を、放置前に測定したS/N比で規格化した
相対値としてのS/N比(相対S/N比)を示してい
る。図6のグラフから、最も過酷な環境でさえ、10
000時間後においても、95%以上の相対S/N比を
保持していることがわかる。
Cr系の磁性材料を用いた従来の磁気記録媒体と本発明
の磁気記録媒体について、80℃・90%RHの環境下
におけるS/N比の耐久性を調べた。まず、従来の磁気
記録媒体に、従来のリングヘッドを用いてTP=1.6
μm、BP=0.2μm(2Gbits/in2)で磁
気記録を行ない(長手記録)、MRヘッドを用いて記録
した情報を再生してS/N比を測定した。次いで、上記
環境(80℃・90%RH)下に所定の時間放置した
後、再度MRヘッドを用いてS/N比を測定した。つぎ
に、本発明の磁気記録媒体100に本発明の記録再生用
ヘッド200を用いてTP=1.6μm、BP=0.2
μm(2Gbits/in2)で記録を行ない、記録し
た情報を本発明の記録再生用ヘッド200を用いて再生
してS/N比を測定した。次いで、上記環境(80℃9
0%RH)下に所定の時間放置した後、本発明の記録再
生用ヘッド200を用いて再度S/N比を測定した。図
7のグラフに、従来の磁気記録媒体及び本発明の磁気記
録媒体のS/N比の変化の様子を示す。なお、図7のグ
ラフにおいて縦軸は、上記環境下に放置した後に測定し
たS/N比を、放置前に測定したS/N比で規格化した
相対値としてのS/N比(相対S/N比)を示してい
る。図7のグラフからわかるように、従来の磁気記録媒
体は、80℃90%RHの環境下では、相対S/N比の
低下は著しく、1時間後には相対S/N比は0.4以下
にまで低下していた。一方、本発明の磁気記録媒体は、
5時間経過しても高い相対S/N比を維持している。こ
のことから、本発明の磁気記録媒体は、従来の磁気記録
媒体と比べて高い環境耐久性を有していることがわか
る。
100及び従来の磁気記録媒体について再生出力の記録
マーク長依存性を調べた。記録マーク依存性は、本発明
の磁気記録媒体100については、上記本発明に従うヘ
ッドを用いて種々の記録マーク長で記録を行い、巨大磁
気抵抗(GMR:Giant Magneto-Resistive)ヘッドを用い
て再生を行なった。一方、従来の磁気記録媒体について
は、従来のリングヘッドを用いて記録を行ない(長手記
録)、GMRヘッドを用いて再生を行なった。なお、本
発明の磁気記録媒体及び従来の磁気記録媒体のどちらの
場合も、トラックピッチは1.6μmであり、GMRヘ
ッドはシールド間隔が0.2μmのものを用いた。本発
明の磁気記録媒体及び従来の磁気記録媒体の記録マーク
長に対する再生出力の変化の様子を図8のグラフに示
す。図8のグラフにおいて縦軸は、従来の磁気記録媒体
において記録マーク長が1.0μmの記録マークを再生
したときの再生信号振幅で規格化した再生出力を示す。
図8のグラフからわかるように、本発明の磁気記録媒体
は、記録マーク長が0.2μm以下に狭くなった場合
に、従来の磁気記録媒体よりも高い再生出力を得てい
る。
具体例の概略断面図を示す。磁気記録媒体300は、図
1に示す磁気記録媒体100の記録層5と保護層6との
間に再生層8を設けた磁気記録媒体であり、基板1上
に、記録補助層2、記録保持層3、記録制御層4、記録
層5、再生層8、保護層6及び潤滑剤層7を順次積層し
てなる。かかる構造の磁気記録媒体300は、記録制御
層4を構成する材料を非晶質フェリ磁性TbFeCoに
変更し、記録層5の膜厚を50nmに変更し、記録層5
上に再生層8を20nmの膜厚で成膜した以外は、実施
例1と同様にして製造した。
異方性を示す非晶質フェリ磁性膜TbFeCoにより構
成され、そのキュリー温度Tc2が200℃になるよう
に組成を調整した。記録制御層4は、室温からキュリー
温度Tc2にかけて希土類優勢(RE−rich)の極
性を示す。
Coにより構成され、そのキュリー温度Tc4は350
℃で補償温度Tcomp4は室温以下にある。室温から
キュリー温度までは遷移金属優性(TM−rich)の
垂直磁気異方性を示し、保磁力Hc4は500 Oe以
下である。また、再生層8の飽和磁化Msは、図10に
示したように室温以上で記録層5の飽和磁化Msよりも
大きい。
100を本実施例で製造した磁気記録媒体300に変更
した以外は、実施例1と同様にして記録再生実験を行な
った。
理について説明する。まず、磁気記録媒体300を所定
の線速で回転させながら、磁気記録媒体300の所定の
領域にレーザー光を基板側から集光させて照射する。図
11(a)に、磁気記録媒体300に、レーザー光を基
板側(図中、下側)から集光させて照射した様子を示
す。図11(a)中、左方向に磁気記録媒体300が移
動するものとする。レーザーパワーは、図11(a)の
温度分布のグラフに示したように、光スポット41で照
射された領域の最高温度Tmax(ガウス分布を示す温
度の最大値)が、記録保持層3のキュリー温度Tc3
(450℃)以下で、且つ光スポット41で照射された
領域のうち、磁界印加領域42を含む領域の温度が再生
層8のキュリー温度Tc4(350℃)以上になるよう
に調整した。レーザー光の照射と同時に、記録用磁気ヘ
ッド22(単磁極ヘッド)を用いて磁気記録媒体300
の表面に対して垂直上向きに外部磁界Hexを印加す
る。このとき、磁界印加領域42は、光スポット41に
比べて小さい。
0は、光スポットに対して左側に移動するので、磁界印
加領域42は光スポットから外れて冷却される。図11
(b)に、磁界印加領域42の冷却過程において各磁性
層の磁化が変化する様子を示す。磁界印加領域42の冷
却過程において、磁界印加領域42の温度Tが、Tc
(300℃)<T<Tc4(350℃)になると、再生
層の磁界印加領域の磁化が外部磁界Hexの向き(図1
1中、上向き)にTM−richで出現する。Tc2
(200℃)<T<Tc(300℃)になると、再生層
の磁界印加領域の直下に位置する記録層の磁化が外部磁
界Hexの向き(図11(b)中、上向き)にTM−r
ichで出現する。室温<T<Tc2(200℃)に
なると、記録層の直下に位置する記録制御層の磁化が、
記録層と交換結合することにより記録層の磁化と同じ向
きに出現し、同時に記録保持層の磁化との交換結合で記
録層の磁化状態がしっかりと固定される。かかる記録原
理により記録層に情報が超高密度に記録される。なお、
上記記録過程においては、軟磁性を示す記録補助層によ
り、記録用磁気ヘッド22(単磁極ヘッド)の芯の先端
部から発生する磁束(外部磁界)は収束されたまま記録
層内を通過する。
は、記録再生用ヘッド200に搭載された再生用MRヘ
ッド23を用いて再生層の磁化状態を検出する。前述し
たように、室温において再生層の飽和磁化は記録層の飽
和磁化よりも大きいので、再生用MRヘッド23への漏
洩磁界は大きくなる。したがって、実施例1のように記
録層の磁化状態を直接再生用MRヘッド23を用いて再
生したときよりも感度がよくなり、再生波形の振幅も大
きくなる。更に、図10のグラフに示したように再生層
の飽和磁化は室温から温度が上昇するに従い大きくなる
ので、再生時に低いレーザーパワーで磁気記録媒体を加
熱することで再生波形振幅をさらに大きくすることがで
きる。以上が、図9に示す積層構造を有する磁気記録媒
体300の再生原理である。
てデータを記録した。磁気記録媒体300を線速1.0
m/sで回転させ、記録用磁気ヘッドを300 Oeの
強度で6.25MHzで変調させ、同時に8mWのレー
ザー光を照射して、トラックピッチ(TP)0.4μ
m、ビットピッチ(BP)0.08μmで記録を行っ
た。これは面記録密度20.1Gbits/in2、デ
ータ転送レート12.5Mbits/sに相当する。
=0.08μmで記録を行った磁気記録媒体300につ
いて再生用MRヘッド22を用いて、つぎの2つの再生
条件(a)レーザー光を照射しない場合と、(b)レー
ザーパワー1.4mWのレーザー光を照射した場合で情
報をそれぞれ再生してS/N比の測定を行なった。その
結果、再生条件(b)の場合のほうが再生条件(a)の
場合に比べてS/N比が大きいという結果を得た。
略断面図を示す。磁気記録媒体400は、基板1上に、
記録保持層3、記録制御層4、記録層5、再生層50、
保護層6及び潤滑剤層7を順次積層してなる。かかる構
造の磁気記録媒体400は、実施例1において基板1上
に記録補助層2を成膜しないで、記録層5上に後述する
特性を有する再生層50を20nmの膜厚で成膜し、記
録制御層4を後述する磁気特性を有する非晶質フェリ磁
性TbFeCoを用いて構成し、記録保持層3の膜厚を
50nmに変更した以外は、実施例1と同様にして製造
した。
異方性を示す非晶質フェリ磁性膜TbFeCoを用いて
構成され、キュリー温度Tc2が200℃になるように
その組成を調整した。記録制御層4は、室温からキュリ
ー温度にかけて希土類優勢(RE−rich)の極性を
示す。再生層50は、キュリー温度Tc4が280℃の
非晶質フェリ磁性膜GdFeCoを用いて構成され、室
温から150℃までは面内磁化を示し、150℃以上で
垂直磁化を示すようにその組成を調整した。安定な磁化
方向が面内から垂直へ変化する臨界温度を垂直化温度と
呼び、Tcr4で表す。
記録再生用ヘッドの一具体例の概略図を示す。記録再生
用ヘッド210は、ヘッド本体部120と、媒体を加熱
するためのレーザー光源127とからなる。レーザー光
源127は、発振波長640nmの半導体レーザーであ
る。ヘッド本体部120は、エアスライダー121と、
エアスライダー121に搭載された記録用磁気ヘッド
(磁気コイル)122及び再生用MRヘッド123とか
ら構成される。エアスライダー121はセラミック材料
(または透明ガラス)を用いて構成されている。エアス
ライダ121を用いることにより、ヘッド本体部120
を媒体表面から所定の間隔で浮上させることができる。
本実施例では、記録再生時にヘッド本体部120が媒体
の表面から50nmの高さで浮上するように設計した。
は、媒体表面に対して垂直方向に磁界を印加することが
可能な単磁極ヘッドであり、磁気コイル108と環状の
芯部105とから構成される。芯部105は、高周波透
磁率の大きな強磁性材料NiFeを用いて構成されてい
る。図13に示したように、芯部105の外周は、スラ
イダーの上面から下面に向かって形成されている貫通穴
130の内周に接合するするように嵌合されている。磁
気コイル108は銅線から構成され、芯部105の下方
に、芯部105の外周を周回するように設けられてい
る。かかる記録用磁気ヘッド122を用い、記録データ
に応じて変調された外部磁界を発生させることにより媒
体上にデータを記録することができる。記録用磁気ヘッ
ド122は、最大で500Oeの磁界を発生させること
ができる。
の内側には媒体にレーザー光を集光するための対物レン
ズ109が挿入されている。対物レンズ109のNA
(Numerical Aperture)は0.85である。対物レンズ
109は、芯105の上開口部105aから入射したレ
ーザー光を集光して芯105の下開口部105bから媒
体に向かって照射する。
化状態を検出することが可能な垂直磁化再生用のMRヘ
ッドであり、MR素子の構成はFeMn/CoNi/C
u/Coである。再生用MRヘッドは、磁気記録媒体に
対して相対的に移動する方向において、記録用磁気ヘッ
ドよりも後方(図13中、左方向)に設けられており、
磁気記録媒体の記録層に垂直磁気記録されたデータを読
み出すことができる。
ヘッド123と記録用磁気ヘッド122との間には熱遮
断層126aが形成されている。熱遮断層126aは熱
伝導率の低いセラミックを用いて構成されており、再生
用MRヘッド123への磁気コイル108の発熱による
影響を低減している。また、ヘッド本体部の上面には熱
伝導率の高いAlからなる放熱材126bが形成されて
おり、磁気コイル108から発生する熱をヘッド外部に
放熱することができる。
用いて記録及び再生を行なうことができる。記録及び再
生は、磁気記録媒体400を評価装置(ドライブ)に装
填して、記録再生用ヘッド210を磁気記録媒体400
の潤滑剤層側(基板と反対側)に配置して行う。
び再生原理について図14及び図15を参照しながら説
明する。図14(a)に、磁気記録媒体400の所定の
領域に、レーザー光を潤滑剤層側(図中、上側)から集
光させて照射した様子を示す。磁気記録媒体400は所
定の線速で回転しており、図14(a)の左方向に磁気
記録媒体が移動するものとする。レーザー光のパワー
は、図14(a)の温度分布のグラフに示したように、
光スポット41で照射された領域の最高温度Tmax
(ガウス分布を示す温度の最大値)が、記録保持層3の
キュリー温度Tc3(450℃)以下で、且つ光スポッ
ト41で照射された領域の一部の温度が再生層8のキュ
リー温度Tc4(280℃)以上になるように調整して
おく。レーザー光を磁気記録媒体400に照射すると同
時に、記録用磁気ヘッド122(単磁極ヘッド)を用い
て磁気記録媒体400の表面に対して垂直上向きに外部
磁界Hexを印加する。
0が光スポットに対して左側に移動すると、光スポット
の照射により加熱された領域(以下、高温領域という)
は光スポットから外れて冷却される。図14(b)に、
高温領域の冷却過程において各磁性層の磁化が変化する
様子を示す。高温領域の温度をTで表したとき、図14
(b)に示すように、Tc4(再生層のキュリー温
度:280℃)<T<Tc(記録層のキュリー温度:3
00℃)になると記録層の高温領域の磁化が外部磁界H
exの向き(上向き)にTM−richで出現する。
Tc2(200℃)<T<Tc4(280℃)になる
と、記録層の直上に位置する再生層の磁化が記録層の磁
化との交換結合によりRE−richで下向き(遷移金
属の副格子磁化が上向き)で出現する。Tcr4(1
50℃)<T<Tc2(200℃)になると、記録制御
層の磁化が、記録層の高温領域の磁化と交換結合して記
録層の記録領域の磁化と同じ向きに出現し、同時に記録
保持層の磁化と交換結合することにより記録層の磁化状
態がしっかりと固定される。室温<T<Tcr4(1
50℃)で再生層の磁化が垂直方向から面内方向に向
く。こうして記録層に情報が記録される。以上が記録の
原理である。
た記録原理により記録した情報を再生するには、磁気記
録媒体400を所定の線速で回転させながらレーザーパ
ワーの低い再生用のレーザー光を照射して磁気記録媒体
400を加熱する。図15に、磁気記録媒体400の所
定の領域に再生用レーザー光150を照射した様子を示
す。再生用レーザー光150を磁気記録媒体400に照
射することにより、磁気記録媒体400の表面は、図1
5の下方のグラフに示したような温度分布で加熱され
る。再生層の垂直化温度Tcr4以上の領域では、磁化
は面内方向から垂直方向に変化する。このとき交換結合
力により再生層の直下に位置する記録層の磁化状態が再
生層に転写される。図15に示すように、再生用MRヘ
ッド123は、再生層の磁化が面内磁化から垂直磁化に
変化する境界の直上に位置している。また、再生用MR
ヘッド123の寸法は、再生層の磁区の寸法よりも大き
いので、再生用MRヘッド123の直下の領域に複数の
再生層の磁化151、152が存在することになる。し
かしながら、再生用MRヘッド123の左側に位置する
再生層の磁化152は面内方向を向いているため再生用
MRヘッド123で検出されることはなく、一方の垂直
方向の磁化151、すなわち、再生層の磁化の直下に存
在する記録層の磁化情報だけが独立に抽出される。ま
た、再生層の面内磁化152によりその直下に位置する
記録層の磁化状態の影響を受けることもない。また、再
生層の飽和磁化は、図10に示したように記録層の飽和
磁化よりも大きく、しかも温度が高くなるに従って大き
くなっているので、上述のように再生用レーザー光を照
射して磁気記録媒体を加熱することにより再生用MRヘ
ッド123は再生層から大きな漏洩磁界を検出すること
ができる。以上が磁気記録媒体400の再生の原理であ
る。
録媒体の具体例の概略断面図を示す。磁気記録媒体50
0は、基板1上に記録保持層3、記録制御層4、記録層
5、マスク層52、磁気転写層54、保護層6及び潤滑
層7を順次積層してなる。
強磁性膜NiOを用いて構成され、キュリー温度Tc3
が450℃になるようにその組成を調整した。記録制御
層4は、垂直磁気異方性を示す磁性膜DyFeCoを用
いて構成され、キュリー温度Tc2が200℃になるよ
うにその組成を調整した。組成を調整したDyFeCo
は、室温からキュリー温度にかけて希土類優勢(RE−
rich)の極性を示す。
FeCoを用いて構成され、そのキュリー温度Tc4は
300℃で、且つ室温から150℃までは面内磁化を示
し、且つ150℃以上で垂直磁化を示すように組成を調
整した。安定な磁化方向が面内から垂直へ変化する臨界
温度を垂直化温度と呼び、Tcr4で表す。磁気転写層
54は、非晶質フェリ磁性膜GdFeCoを用いて構成
され、そのキュリー温度Tc5は300℃で、室温から
110℃までは垂直磁化を示し、110℃から150℃
までは面内磁化を示し、150℃から300℃までは垂
直磁化を示すように組成を調整した。ここで、安定な磁
化方向が垂直から面内へ変化する臨界温度(110℃)
を面内化温度と呼び、Tcr'5で表す。また、磁気転
写層54の磁性材料は、高温になると面内方向の交換結
合力が強まる性質を有する。
る材料については実施例1で製造した磁気記録媒体と同
様の材料を用いた。これら記録保持層3、記録制御層
4、記録層5、マスク層52、磁気転写層54及び保護
層6は、それぞれスパッタリングにより順次成膜され、
各層の膜厚は順に、50nm、10nm、100nm、
5nm、15nm、10nmであった。次いで、潤滑層
7を、スピンコーティングにより膜厚2nmで保護層6
上に形成した。こうして図16に示す構造を有する磁気
記録媒体500を製造した。
MRヘッド123の代わりに面内磁化を検出する再生用
MRヘッド123’を用いた以外は、実施例3と同様の
記録再生用ヘッドを用いて記録及び再生を行なうことが
できる。記録及び再生は、磁気記録媒体500を評価装
置(ドライブ)に装填して、記録再生用ヘッド210を
磁気記録媒体500の潤滑剤層側(基板と反対側)に配
置して行う。
び再生原理について図17〜図19を参照しながら説明
する。図17(a)に、磁気記録媒体500の所定の領
域に、レーザー光を基板1と反対側(図中、上側)から
集光させて照射した様子を示す。磁気記録媒体500は
所定の線速で回転しており、図17(a)の左方向に磁
気記録媒体が移動するものとする。レーザー光のパワー
は、図17(a)の温度分布のグラフに示したように、
光スポット41で照射された領域の最高温度Tmax
(ガウス分布を示す温度の最大値)が、記録保持層3の
キュリー温度Tc3(450℃)以下で、且つ光スポッ
ト41で照射された領域の一部の温度が記録層5のキュ
リー温度Tc(300℃)以上になるように調整してお
く。レーザー光を磁気記録媒体500に照射すると同時
に、記録用磁気ヘッド122(単磁極ヘッド)を用いて
磁気記録媒体500の表面に対して垂直上向きに外部磁
界Hexを印加する。
0が光スポット41に対して左側に移動すると、光スポ
ット41の照射により加熱された領域45(高温領域)
は光スポット41から外れて冷却される。図17(b)
に、高温領域45の冷却過程において各磁性層の磁化が
変化する様子を示す。図17(b)において、高温領域
45の温度をTで表したとき、Tc4<T<Tcにな
ると記録層の磁化が外部磁界Hexの向き(図中、上向
き)にTM−richで出現する。Tc2<T<Tc
4になるとマスク層および磁気転写層の磁化が記録層の
磁化との交換結合によりRE−richで図中下向き
(ただし、図17(b)には、遷移金属の副格子磁化
(上向き)として表す)で出現する。Tcr4<T<
Tc2になると記録制御層の磁化が交換結合により記録
層の磁化と同じ向きに出現し、同時に記録保持層の磁化
との交換結合で記録層の磁化状態がしっかりと固定され
る。Tcr'5<T<Tcr4で、マスク層24aの
磁化が垂直方向から面内方向へ向く。室温<T<Tc
r'5で、磁気転写層24bの磁化が面内方向から垂直
方向へ向く。こうして情報が記録層に記録される。以上
が、磁気記録媒体500の記録の原理である。
報の再生原理について説明する。まず、図18に示した
ように、再生しようとする記録層の記録磁区が下向きに
形成されている場合について説明する。磁気記録媒体5
00を所定の線速で回転させながらレーザーパワーの低
い再生用のレーザー光を照射して磁気記録媒体500を
加熱する。再生用レーザー光を磁気記録媒体500に照
射することにより、磁気記録媒体の表面は図18の下方
に示したような温度分布で加熱される。このとき、マス
ク層52の垂直化温度Tcr4(150℃)以上の温度
領域の磁化180だけが面内方向から垂直方向へ変化す
る。記録層に下向きの磁化181が形成されている場
合、マスク層52の磁化180は、マスク層52の直下
に位置する記録層の下向きの磁化181と交換結合して
記録層の磁化状態を反映した方向、すなわち図18中、
下方向に向く。
の磁化182は、面内方向から垂直方向に変化し、マス
ク層52の磁化180と交換結合して記録層5の磁化状
態を反映した方向、すなわち図18の下方向に向く。磁
気転写層54の面内化温度Tcr'5(110℃)以上
150℃未満の温度領域の磁化183は、垂直方向から
面内方向に変化する。このとき、磁気転写層54の磁化
183は、記録層5の磁化181及び記録制御層の磁化
184からの磁界により、図18に示すように右斜め下
向きの磁化となる。この磁気転写層54の右斜め下向き
の磁化の面内成分を面内磁化検出用のMRヘッド12
3’により検出する。このように記録層の下向きの磁化
を、磁気転写層に転写させると共に、磁気転写層の面内
化温度Tcr'5(110℃)以上の温度領域程度にま
で拡大させて情報を再生する。
きである場合についての再生原理である。つぎに、記録
磁区が上向きの場合について図19を用いて説明する。
上記と同様に、再生用レーザー光を磁気記録媒体500
に照射すると、磁気記録媒体の表面は図19の下方に示
したような温度分布で加熱される。このとき、マスク層
52の垂直化温度Tcr4(150℃)以上の温度領域
の磁化190だけが面内方向から垂直方向へ変化し、マ
スク層52の直下に位置する記録層の上向きの磁化19
1と交換結合して記録層の磁化状態を反映した方向、す
なわち図19中、上方向に向く。
温度領域の磁化192は、面内方向から垂直方向に変化
し、マスク層52の磁化190と交換結合して記録層5
の磁化状態を反映した方向、すなわち図18の上方向に
向く。磁気転写層54の面内化温度Tcr’5(110
℃)以上150℃未満の温度領域の磁化193は、垂直
方向から面内方向に変化し、記録層5の磁化191及び
記録制御層の磁化194からの磁界により、図19に示
すように左斜め上向きの磁化となる。この磁気転写層5
4の左斜め上向きの磁化の面内成分を面内磁化検出用の
MRヘッド123’により検出する。こうして、記録層
に形成された上向きと下向きの磁化をそれぞれ区別して
再生する。以上が、磁気記録媒体500の再生の原理で
ある。
ては、記録層5の記録磁区を独立にマスク層52を介し
て磁気転写層54に拡大して転写し、拡大して転写され
た磁気転写層54からの再生信号を検出するので、記録
層5から検出される再生信号よりも大きな振幅の再生信
号を得ることができる。さらに、安価な面内磁化検出用
のMRヘッドを用いて情報を再生することが可能なた
め、ドライブ製造のコスト低減が可能となる。
いて情報を再生する実施例について説明する。
WDD(Domain Wall DisplacementDetection;磁壁移
動検出方式)に従う光磁気記録媒体(以下DWDD媒体
と称する)を使用する。図21に、DWDDに従う光磁
気記録媒体230の断面構造を示す。DWDD媒体23
0は、図21に示したように、基板231上に、保護層
232、メモリ層(記録層)233、スイッチング層2
34、移動層(再生層)235、保護層236及び潤滑
剤層237を順次積層した構造を有する。
るポリカーボネート基板であり、0.6μm幅のランド
及びグルーブを有するランド・グルーブ型基板である。
基板231上に設けられた保護層232は、SiNから
構成され、60nmの膜厚を有する。メモリ層233は
情報が記録される層であり、TbFeCoCrから構成
され、80nmの膜厚を有する。メモリ層233は、補
償温度が約80℃、キュリー温度が約230℃となるよ
うにTbFeCoCrの組成を調整した。
構成され、その組成は、補償温度が約50℃、キュリー
温度が約110℃になるように調整されている。スイッ
チング層234の膜厚は10nmである。移動層235
はGdFeCrから構成され、その組成は、補償温度が
室温以下、キュリー温度が約240℃になるように調整
されている。移動層235の膜厚は30nmである。保
護層236は、SiNから構成され、50nmの膜厚を
有する。これらの層232〜236は、スパッタ装置を
用いて順次成膜される。保護層236上に形成される潤
滑剤層237は、ホンブリン系の潤滑剤であり、膜厚2
nmでスピンコート法により塗布される。
おける原理について簡単に説明する。再生原理の詳細に
ついては、例えば、「Proceedings of Magneto-Optical
Recording International Symposium '97, J.Magn.So
c.Jpn., Vol.22 Supplement No.S2(1998), PP.47-50」
に記載されているので、これを参照することができる。
ザー光241を照射すると、レーザー光241の温度分
布に従ってDWDD媒体が加熱される。スイッチング層
234のキュリー温度Ts以上に加熱された領域242
では磁化が消失し、その上下にそれぞれ位置する移動層
235とメモリ層233との交換結合が解ける。このス
イッチング層234の磁化が消失した領域242を、以
下の説明では結合切断領域と称する。DWDD媒体を光
スポットで走査すると、磁壁243(上向き磁区と下向
き磁区との境界部分)が結合切断領域242の前方境界
部245に進入する。一般に、磁壁に加わる力は磁壁エ
ネルギー密度に依存し、磁壁エネルギー密度は温度の関
数であるため、磁壁に加わる力は磁壁周辺の温度勾配に
より発生する。それゆえ、磁壁243には、図22の下
方のグラフに示すように、右方向をプラス方向としてト
ラック方向における低温側から高温側に向かって力F
(x)が発生している。したがって、交換結合力による
トラック方向への束縛を失った移動層235の磁壁24
3は、力F(x)により光スポット内の温度分布のピー
ク温度の位置246まで移動する。磁壁243の移動速
度は、媒体の移動速度に比べて速いので、結合切断領域
242の上層の移動層235の磁区はトラック方向に拡
大する。これにより、移動層235から磁気光学効果
(カー効果)で読み出される再生信号振幅は、メモリ層
233に記録されている磁区を直接読み出した場合の再
生信号振幅よりも大きくなる。すなわち、メモリ層23
3に記録されている磁区が微小であっても、それを増幅
した再生信号で再生することができる。
従来の光磁気再生したとき、その再生波形は図23に示
したように2つの再生波形が観測される。そのメカニズ
ムについて図23及び図24を参照しながら説明する。
なお、図23に示した(1)〜(4)の番号は、図24
の(1)〜(4)にそれぞれ対応している。以下、
(1)〜(4)の様子について簡単に説明する。(1)
移動層235の孤立磁区(上向き磁区とする)251の
左側の磁壁252が、結合切断領域242の前方境界部
245の位置に進入すると、上述の原理に従って、移動
層235内において磁壁252が図中左向きにピーク温
度の位置に向かって移動する。(2)DWDD媒体が光
スポットに対して移動して、メモリ層233の孤立磁区
253の右側の磁壁253aが結合切断領域の前方境界
部245の位置に進入したとき、移動層235内におい
て磁壁252が図中左向きに温度分布のピーク温度の位
置に移動する。(3)DWDD媒体が光スポットに対し
て更に移動すると、メモリ層233の孤立磁区253の
左側の磁壁253bが結合切断領域の後方境界部247
を通過する。通過した部分のメモリ層233の孤立磁区
253は、結合切断領域の左側の領域で移動層235に
交換結合により転写される。移動層235の、後方境界
部247の右側に位置する磁壁254は、右向きにピー
ク温度の位置に向かって移動する。(4)更に、DWD
D媒体が光スポットに対して移動すると、メモリ層23
3の孤立磁区253の右側の磁壁253aが結合切断領
域の後方境界部247を通過し、通過した部分のメモリ
層233の下向き磁区(スペース)255が結合切断領
域の左側で交換結合により移動層235に転写される。
そして、後方境界部247での移動層235内の磁壁2
56が右向きにピーク温度に向かって移動する。これ
は、読み出すべき一個の孤立磁区に対して2つの再生信
号が観測されることを示している。図23において、
(1)及び(2)の再生信号は読み出されるべき再生信
号であり、(3)及び(4)の再生信号は、意図しない
再生信号である。この(3)及び(4)の再生信号はゴ
ースト信号と呼ばれる。このように、一個の孤立磁区か
ら2つの再生信号が観測されることは好ましくない。更
なる高密度化のために磁区の間隔が狭まってくると、そ
れら再生信号を個別に区別することが困難となるからで
ある。本実施例では、かかる問題を、後述するような誘
導型磁気ヘッドを用いて再生することによって有効に防
止することができた。以下に、誘導型磁気ヘッドを用い
てDWDD媒体に記録されている情報を再生する例につ
いて説明する。
DD媒体を再生する様子の概念図を示す。図に示すよう
に、DWDD媒体230の基板231側にレーザー光が
入射するように光学系が配置されるとともに、誘導型磁
気ヘッド260が、媒体230を介して光学系と対向す
る位置に配置される。光学系は、波長λ=680nmの
レーザー光を出射するレーザー光源(図示しない)と、
開口数NA=0.55の対物レンズを備える。フォーカ
シング及びトラッキングサーボは、かかるレーザー光を
媒体に照射して媒体からの反射光を検出することで行う
ことができる。
(磁芯)とコイル262とを備える単磁極の接触型の磁
気ヘッドである。コア261は、例えばパーマロイを用
いて構成することができる。コア261の媒体と接触す
る部分は、トラック幅方向の寸法が約1.0μm、トラ
ック方向の長さ(以下、ヘッド長と称する)が約0.5
μmになるように加工されている。コイル262の巻数
は100である。誘導型磁気ヘッド260は、情報記録
時に、記録磁界を発生させてメモリ層に記録磁区を記録
することができる。また情報再生時には、電磁誘導によ
る起電力を利用して、記録磁区からの漏れ磁界の変化を
電気信号に変えて情報を再生することができる。
コイルの巻数をN、磁束をΦ、時間をtとすると、 e=−N(dΦ/dt) で表される。この式を更に変更すると、 e=-N(dΦ(x)/dx)(dx/dt)=N(dΦ/dx)v ・・・(1) となる。vは、誘導型磁気ヘッドに対する媒体の相対移
動速度(線速)である。
ドに情報を記録するものとし、情報を記録する際には、
メモリ層に磁壁の閉じていない(unclosed domain wal
l)記録磁区を形成するために、グルーブのメモリ層を
アニールすることによってグルーブのメモリ層の磁性を
劣化させた。アニール条件は、線速v=1.5m/s、
アニールレーザーパワーPa=10.0mWとした。図
26の中段に、DWDD媒体に連続磁区が形成されてい
る場合における、誘導型磁気ヘッドのコイルと鎖交する
磁束Φのトラック方向の分布を示す。かかる連続磁区を
再生したときの再生信号出力は、上記式(1)に従っ
て、図の下方に示す波形と同様な波形になる。
の連続磁区を磁界変調方式により記録した。記録条件
は、線速v=1.5m/s、記録パワーPw=3.0m
W、記録磁界Hw=±400Oeとした。かかる記録磁
区を、レーザー光を照射しつつ誘導型磁気ヘッドを用い
て再生した。図27に再生出力(Δx=0.2μm)を
示す。図27において、実線は再生レーザーパワーPr
=1.0mWにて通常再生したときの再生出力を示し、
点線は再生レーザーパワーPr=1.7mWにてDWD
D再生したときの再生出力である。ここで、通常再生と
は、スイッチング層の温度がそのキュリー温度以下であ
るために結合切断領域が形成されずにメモリ層の磁区が
交換結合によりスイッチング層を介して移動層に転写さ
れて、移動層では磁壁移動が発生することなく情報が再
生される方法であり、DWDD再生とは、スイッチング
層に結合切断領域が形成され、前述のように移動層にお
いて磁気移動が発生することによって情報が再生される
再生方法である。
速1.5m/sに相当する。一方、DWDD再生で
は、”v”すなわち磁壁移動速度がその数十倍以上にな
る。それゆえ、図27に示したように、DWDD再生
は、通常再生に比べて再生出力が大きくなり、再生信号
波形の半値幅は小さくなる。これは、トラック方向の分
解能の観点から考えると、誘導型磁気ヘッドによるDW
DD再生は、高密度記録された情報を再生する方法とし
て極めて有効であることを示している。
気ヘッドのコア中心の相対位置(Δx)を変更すること
によって再生信号が変化する様子を調べた。図28に、
0.8μmの孤立磁区をDWDD再生したときの再生出
力のΔx依存性を示す。図に示すように、光スポットの
中心からΔxだけずれた位置に誘導型磁気ヘッドのコア
の中心が位置するように配置させて再生信号を観測し
た。ここで、図中右側をプラスとし、左側をマイナスと
する。Δx=−0.2μmのとき、すなわちコア中心が
光スポットの中心よりも左側(媒体移動方向において後
方側)にあるとき、ゴースト信号が観測された。一方、
Δxが大きく、すなわちコア中心が光スポット中心より
も右側(媒体移動方向において前方側)になるとゴース
ト信号の振幅が小さくなり、やがて消失しているのがわ
かる。これは、図22において、磁気ヘッドのコア中心
が結合切断領域の前方境界部とピーク温度位置との間に
あればゴースト信号を抑制することができることを意味
する。
射することによって生じる温度分布において、ピーク温
度となる位置に向かって移動層で磁壁移動が起こる。Δ
x=−0.2μm〜0.1μmのときに、誘導型磁気ヘ
ッドのコアの直下にピークとなる温度が位置するためゴ
ースト信号が観測されたものと考えられる。一方、Δx
≧0.2μmではピーク温度位置がコアの外側に外れる
ため、ゴースト信号が観測されないと考えることができ
る。
ヘッドを用いて再生(DWDD再生)することで通常再
生よりも大きな再生出力を得ることができ、更に高密度
記録に伴う分解能の低下を抑制することができた。ま
た、誘導型磁気ヘッドのコアのヘッド長を光スポット径
の半分程度にするとともに、コアの位置を光スポット中
心よりも媒体進行方向の前方側(図28において右側)
に配置させることによりゴースト信号を抑制することが
できた。
に説明したが、本発明は上記実施例1〜5に限定される
ものではなく、当業者が考え得る変更及び改良を含むこ
とはいうまでもない。例えば、上記実施例1及び2にお
ける基板1と記録補助層2との間や上記実施例3及び4
における基板1と記録保持層3との間に磁気異方性を制
御するための下地層を設けてもよい。
するフェリ磁性材料を用いて記録層が構成されており、
媒体の所定の領域に熱を加えつつ記録磁界を印加するこ
とによって超高密度に情報を記録することができる。ま
た、記録層は室温において5kOe以上の大きな保磁力
を有しているので、記録層に微小な記録マークを形成し
ても熱磁気緩和現象により記録マークが消滅することが
防止または抑制される。
よれば、垂直磁化を有する記録層を備えた磁気記録媒体
に熱を加えつつ、記録方向と垂直な方向における磁極の
幅が1μm以下である磁気ヘッドを用いて、高密度に記
録を行うことができるので上記本発明の磁気記録媒体の
記録方法として極めて好適である。
よれば、磁気記録媒体に熱を加えつつ、磁気記録媒体に
垂直磁気記録された情報を、磁気抵抗素子やスピンバル
ブ膜を有する磁気素子、誘導型磁気素子を用いて再生す
ることができるので、上記本発明の磁気記録媒体の再生
方法として好適である。
記録媒体を加熱するための熱源と、エアスライダーに搭
載された磁界発生源及び磁気素子を備えており、熱源を
用いて磁気記録媒体を加熱しつつ、エアスライダーに搭
載された磁界発生源を用いて情報を高密度に記録するこ
とができる。磁気素子には、例えば磁気抵抗素子やスピ
ンバルブ膜を備える磁気素子、誘導型磁気素子を使用で
きる。また、高密度に記録された情報を、これらの磁気
素子を用いて再生することができるので、上記本発明の
磁気記録媒体の記録再生用ヘッドとして好適である。
よれば、垂直磁化を有する記録層を備えた情報記録媒体
に光スポットを投射しつつ、光スポットの内側の領域に
光スポットよりも小さい記録マークを形成することがで
きるので、超高密度の情報記録媒体の記録方法として極
めて好適である。
面図である。
略断面図である。
温度特性を示す図である。
概要を示す図であり、図4(b)は、磁気記録媒体及び
記録再生用ヘッドの配置の断面図である。
説明する図である。
久性について示したグラフである。
体とのS/N比の環境耐久性を比較したグラフである。
の変化の様子を示すグラフである。
の概略断面図である。
の飽和磁化の温度特性を示すグラフである。
説明する図である。
体の概略断面図である。
ッドの概略断面図である。
て説明する図である。
て説明する図である。
体の概略断面図である。
て説明する図である。
の記録磁区が形成されている場合の再生原理について説
明する図である。
の記録磁区が形成されている場合の再生原理について説
明する図である。
ある。
録媒体の概略断面図である。
原理を説明するための図である。
波形であり、2つの再生波形が観測された様子を示す。
様子について説明するための図である。
生する様子の概念図である。
合に、誘導型磁気ヘッドのコイルと鎖交する磁束Φのト
ラック方向の分布と再生信号出力を示す図である。
DWDD再生したときの再生出力を示す図である。
コア中心の相対位置(Δx)を変更することによって再
生信号が変化する様子を示す図である。
Claims (39)
- 【請求項1】 磁気記録媒体であって、 基板と;磁性材料により構成される記録保持層と;垂直
磁化を有するフェリ磁性材料により構成される記録層
と;を備え、 磁気記録媒体の所定の領域を加熱しつつ記録磁界を印加
することによって記録層の記録磁区が反転されて情報が
記録され、記録層の記録磁区からの磁界を検出すること
によって情報が再生されることを特徴とする磁気記録媒
体。 - 【請求項2】 前記記録層は、キュリー温度が300℃
以上であり、10〜100℃の温度範囲内で5kOe以
上の保磁力を有し、かつ200℃以上で2kOe以下の
保磁力を有することを特徴とする請求項1に記載の磁気
記録媒体。 - 【請求項3】 前記記録保持層は、フェリ磁性材料を用
いて構成されることを特徴とする請求項1または2に記
載の磁気記録媒体。 - 【請求項4】 前記記録保持層は、反強磁性材料を用い
て構成されることを特徴とする請求項1または2に記載
の磁気記録媒体。 - 【請求項5】 前記記録保持層が、前記基板と記録層と
の間に存在することを特徴とする請求項1〜4のいずれ
か一項に記載の磁気記録媒体。 - 【請求項6】 更に、記録層上に、20℃〜150℃の
温度範囲で記録層の飽和磁化よりも大きい飽和磁化を有
する再生層を備えることを特徴とする請求項1〜5のい
ずれか一項に記載の磁気記録媒体。 - 【請求項7】 前記再生層に記録層の記録磁区が転写さ
れることを特徴とする請求項6に記載の磁気記録媒体。 - 【請求項8】 更に、軟磁性を示す記録補助層を備える
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の
磁気記録媒体。 - 【請求項9】 前記基板が、熱伝導率の異なる複数の材
料から構成されることを特徴とする請求項1〜8のいず
れか一項に記載の磁気記録媒体。 - 【請求項10】 基板上に記録層を有する磁気記録媒体
に情報を記録する記録方法において、 磁気記録媒体の所定の領域に熱を加えつつ、磁気ヘッド
を用いて、記録する情報に応じて強度及び向きの少なく
とも一方を変調させた磁界を印加することによって情報
の記録を行い、 前記記録層が、垂直磁化を有するフェリ磁性材料を用い
て構成され、 前記磁気ヘッドの記録方向と垂直な方向における磁極の
幅が1μm以下であることを特徴とする磁気記録媒体の
記録方法。 - 【請求項11】 磁気記録媒体の所定の領域に熱を加え
るために光を照射することを特徴とする請求項10に記
載の磁気記録媒体の記録方法。 - 【請求項12】 前記光を照射するために、光ファイバ
ーを用いることを特徴とする請求項11に記載の磁気記
録媒体の記録方法。 - 【請求項13】 対物レンズを用いて磁気記録媒体の表
面に光を集光することを特徴とする請求項11に記載の
磁気記録媒体の記録方法。 - 【請求項14】 磁気記録媒体の所定の領域に熱を加え
るためにヒーターを用い、ヒーターからの熱を、磁気記
録媒体の表面から1μm以下の位置まで熱伝導によって
導くことを特徴とする請求項10に記載の磁気記録媒体
の記録方法。 - 【請求項15】 前記磁気ヘッドが、単磁極ヘッドであ
ることを特徴とする請求項10〜14のいずれか一項に
記載の磁気記録媒体の記録方法。 - 【請求項16】 複数の磁気ヘッドを用いて、磁気記録
媒体の複数の位置に、一連の情報をそれぞれ分割して同
時に記録することを特徴とする請求項10〜15のいず
れか一項に記載の磁気記録媒体の記録方法。 - 【請求項17】 記録層を有する磁気記録媒体に記録さ
れた情報を再生する再生方法において、 前記記録層が、垂直磁化を有するフェリ磁性材料により
構成され、 磁気抵抗素子、スピンバルブ膜を有する磁気素子及び誘
導型磁気素子からなる群から選ばれた一種の磁気素子を
用いて記録層に記録された情報を再生することを特徴と
する磁気記録媒体の再生方法。 - 【請求項18】 前記記録された情報は、磁気記録媒体
の所定の領域に熱を加えつつ、記録情報に応じて強度及
び向きの少なくとも一方を変調させた磁界を印加するこ
とによって記録されていることを特徴とする請求項17
に記載の磁気記録媒体の再生方法。 - 【請求項19】 前記磁気記録媒体は、前記記録層上
に、20℃〜150℃の温度範囲で記録層の飽和磁化よ
りも大きい飽和磁化を有する再生層を備え、 磁気記録媒体の再生される領域に熱を加えて記録層の磁
化を再生層に転写し、転写された再生層の磁化を、前記
磁気素子を用いて検出することによって情報を再生する
ことを特徴とする請求項17または18に記載の磁気記
録媒体の再生方法。 - 【請求項20】 磁気記録媒体の複数の位置に、一連の
情報がそれぞれ記録されており、該複数の位置に記録さ
れているそれぞれの情報を、複数の磁気素子を用いて同
時に再生することを特徴とする請求項17〜19のいず
れか一項に記載の磁気記録媒体の再生方法。 - 【請求項21】 基板上に垂直磁化を有する記録層を備
えた情報記録媒体に情報を記録する方法において、 情報記録媒体を光スポットで照射しつつ、該光スポット
の内側に位置し且つ光スポットよりも小さい領域にのみ
磁界を印加することによって情報を記録することを特徴
とする情報記録媒体の記録方法。 - 【請求項22】 単磁極ヘッドを用いて、光スポットよ
りも小さい領域に磁界を印加することを特徴とする請求
項21に記載の記録方法。 - 【請求項23】 磁気記録媒体の記録及び/または再生
用のヘッドにおいて、 磁気記録媒体に記録磁界を印加するための磁界発生源
と;磁気記録媒体の磁化情報を読み出すための磁気素子
であって、磁気抵抗素子、スピンバルブ膜を備える磁気
素子及び誘導型磁気素子からなる群から選ばれた一種の
磁気素子と;前記磁界発生源及び磁気素子を搭載するエ
アスライダーと;を備えることを特徴とする記録及び/
または再生用ヘッド。 - 【請求項24】 更に、磁気記録媒体を加熱するための
熱源を備えることを特徴とする請求項23に記載の記録
及び/または再生用ヘッド。 - 【請求項25】 前記熱源がレーザー光源であり、レー
ザー光源から射出するレーザー光により磁気記録媒体が
加熱されることを特徴とする請求項24に記載の記録及
び/または再生用ヘッド。 - 【請求項26】 前記エアスライダーが、熱伝導率の異
なる複数の材料により構成されることを特徴とする請求
項23〜25のいずれか一項に記載の記録及び/または
再生用ヘッド。 - 【請求項27】 前記磁界発生源と磁気素子との間を、
前記熱伝導率の異なる複数の材料のうち、熱伝導率の低
い材料により構成したことを特徴とする請求項26に記
載の記録及び/または再生用ヘッド。 - 【請求項28】 前記磁界発生源と磁気素子との間を、
前記熱伝導率の異なる複数の材料のうち、熱伝導率の高
い材料を用いて構成したことを特徴とする請求項26に
記載の記録及び/または再生用ヘッド。 - 【請求項29】 前記磁界発生源、磁気素子及び熱源
が、共に磁気記録媒体の一方の表面側に配置されている
ことを特徴とする請求項24〜28のいずれか一項に記
載の記録及び/または再生用ヘッド。 - 【請求項30】 前記磁界発生源及び磁気素子と、熱源
とが、磁気記録媒体を介して対向して配置されているこ
とを特徴とする請求項24〜28のいずれか一項に記載
の記録及び/または再生用ヘッド。 - 【請求項31】 磁気記録媒体をヘッドに対して移動さ
せながら記録または再生を行うときに、磁気記録媒体の
移動方向の前方側に熱源が、後方側に磁気素子がそれぞ
れヘッド内で配置されていることを特徴とする請求項2
4〜30のいずれか一項に記載の記録及び/または再生
用ヘッド。 - 【請求項32】 前記磁気素子が誘導型磁気素子であ
り、磁気記録媒体をヘッドに対して移動させながら記録
または再生を行うときに、磁気記録媒体の移動方向前方
側に磁気素子が、後方側に熱源がそれぞれヘッド内で配
置されていることを特徴とする請求項24に記載の記録
及び/または再生用ヘッド。 - 【請求項33】 磁気記録媒体が、熱源からの熱によっ
て形成された熱分布に従って磁区の磁壁が膜面内方向に
移動する磁気特性を有する磁性層を少なくとも備える記
録媒体であることを特徴とする請求項32に記載の記録
及び/または再生用ヘッド。 - 【請求項34】 前記磁界発生源が、単磁極ヘッドによ
り構成されることを特徴とする請求項23〜33のいず
れか一項に記載の記録及び/または再生用ヘッド。 - 【請求項35】 前記単磁極ヘッドの少なくとも一部
が、2.0T以上の飽和磁束密度を有する材料により構
成されることを特徴とする請求項34に記載の記録及び
/または再生用ヘッド。 - 【請求項36】 前記単磁極ヘッドの磁界発生部が、
2.0T以上の飽和磁束密度を有する材料により構成さ
れることを特徴とする請求項35に記載の記録及び/ま
たは再生用ヘッド。 - 【請求項37】 2.0T以上の飽和磁束密度を有する
材料は、CoNiFeまたはそれを含む合金であること
を特徴とする請求項35または36に記載の記録及び/
または再生用ヘッド。 - 【請求項38】 前記磁気記録媒体が複数のトラックを
有し、 前記単磁極ヘッドがコイルを芯に巻き付けて構成され、
トラック幅方向における芯の先端部の幅が1μm以下で
あることを特徴とする請求項34〜37のいずれか一項
に記載の記録及び/または再生用ヘッド。 - 【請求項39】 前記情報記録媒体が、基板上に記録層
を有し、 記録層は、垂直磁化を有するフェリ磁性材料を用いて構
成され、磁気記録媒体の所定の領域を加熱しつつ記録磁
界を印加することによって記録層の記録磁区が反転され
て情報が記録され、記録層の記録磁区からの磁界を検出
することによって情報が再生される磁気記録媒体である
ことを特徴とする請求項23に記載の記録及び/または
再生用ヘッド。
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|---|---|---|---|
| JP11312178A JP2000200411A (ja) | 1998-11-05 | 1999-11-02 | 磁気記録媒体、記録再生用ヘッド及び磁気記録再生方法 |
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| JP10-328788 | 1998-11-05 | ||
| JP11312178A JP2000200411A (ja) | 1998-11-05 | 1999-11-02 | 磁気記録媒体、記録再生用ヘッド及び磁気記録再生方法 |
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|---|---|---|---|
| JP2006027286A Division JP2006172715A (ja) | 1998-11-05 | 2006-02-03 | 記録再生用ヘッド |
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|---|---|
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| JP11312178A Pending JP2000200411A (ja) | 1998-11-05 | 1999-11-02 | 磁気記録媒体、記録再生用ヘッド及び磁気記録再生方法 |
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