JPH09297971A - 復調装置 - Google Patents

復調装置

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JPH09297971A
JPH09297971A JP8110752A JP11075296A JPH09297971A JP H09297971 A JPH09297971 A JP H09297971A JP 8110752 A JP8110752 A JP 8110752A JP 11075296 A JP11075296 A JP 11075296A JP H09297971 A JPH09297971 A JP H09297971A
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JP8110752A
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Takusane Sugaya
卓実 菅谷
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、データの復調成功の確率を高めるこ
とができるとともに、再生動作の高速化をも可能にした
復調装置を提供する。 【解決手段】光カードより読み取られる記録データに相
当する間隔データを間隔データ取得回路32で生成し、
これを間隔データメモリ35に順次記憶し、この間隔デ
ータメモリ35より所定の順序で読み出される間隔デー
タをCPU36により復調するとともに、この復調され
たデータを復調データメモリ37に記憶するようになっ
ていて、復調データメモリ37に記憶された復調データ
に対して複数個のデータごとにエラー訂正回路38でエ
ラー訂正を行う際に、エラー訂正不能に陥った場合、こ
のエラー訂正回路38でエラー訂正が行われる複数個の
データに対応する間隔データを、間隔データメモリ35
より、前記の所定の順序とは逆の順序で読み出すように
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体とし
て、例えば光カードからの情報を復調する復調装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光記録媒体として、レーザ光を用
いて光学的に情報の記録再生を行うカード状の光カード
が知られている。図5は、このような光カード10の一
般的な構成を示すもので、カード本体1上に、その長手
方向に平行な複数のトラック3を形成した光記録部2を
有し、この光記録部2に情報を記録するには、トラック
3上に熱的変化を起こさせる強度でレーザ光を照射して
ピットと呼ばれる穴を形成することにより行い、一方、
情報を再生するには、トラック3上に熱的変化を起こさ
せない強度でレーザ光を照射してピット301の有無に
より強度変化を生じた反射光を受光することにより行う
ようにしている。
【0003】図6は、このような光カード10に対して
情報の記録再生を行う光カード処理装置の概略構成を示
している。図において、11は光カード処理装置本体
で、この装置本体11の前面には、光カード10を挿
入、排出するためのカード挿排出口12が設けている。
そして、カード挿排出口12の内部には、プーリ13
a、13b、ベルト14、モータ15の搬送手段を配置
し、カード挿排出口12より挿入された光カード10
を、プーリ13aとモータ15の回転軸に固着された1
3bとの間に懸回されたベルト14上に載置すること
で、モータ15の正転・逆回転により、光カード10の
トラック3に情報を書き込んだり再生するための光学ヘ
ッド16に対して往復搬送するようにしている。
【0004】この場合、モータ15は、モータ駆動回路
17を介してコントローラ18に接続している。また、
光学ヘッド16は、ボイスコイルモータなどからなるヘ
ッド駆動手段19、ヘッド駆動回路20を介してコント
ローラ18に接続している。
【0005】コントローラ18は、外部のホストコンピ
ュータ21の制御指令に応じて装置全体を制御するもの
である。このような光カード処理装置において、光カー
ド10への情報の記録は、光カード10を光学ヘッド1
6に対して往搬送または復搬送させながら、光学ヘッド
16より書き込むべき情報によって変調されたレーザ光
を図5に示す光カード10のトラック3に照射し、物理
的、あるいは化学的にトラック3にピット301を形成
することによって行い、また、情報の再生は、光カード
19を光学ヘッド16に対して往搬送または復搬送させ
ながら、トラック3にピット301を形成しない程度に
出力を弱めたレーザ光を所望のトラック3に照射し、そ
の反射光を光学ヘッド16内に設けられた図示しない受
光素子により電気信号に変換し、その信号を2値化、復
調などを施すことによって行うようにしている。
【0006】なお、ヘッド駆動手段19、ヘッド駆動回
路20は、光カード10の現在位置しているトラック3
から他のトラック3へ光学ヘッド16を移動させるため
のものである。
【0007】ところで、光カード10にピットを記録す
るための変調方式としては、(2,7)RLL、8−1
0変換、MFMなどのセルフクロック変調が用いられて
いる。また、光カード10の復調方式としては、検出し
た二値化信号の極性の変化エッジをもとにデータの最小
間隔に同期したビットクロックを発生させ、そのビット
クロックで二値化信号をサンプリングすることによりデ
ータのビット列を抜き取る方法と、二値化信号の極性変
化のエッジ間隔(以下、間隔データと呼ぶ)をもとに復
調する方法がある。
【0008】ここで、トラック上のピットと間隔データ
の対応関係は、例えば、図7に示すように、最小マーク
(ピット)長すなわち1Tが4μm、カードの平均駆動
速度が100mm/sで、エッジ間隔を計測するクロッ
ク周波数が1MHzであるとすれば、1Tの正規の間隔
データは40クロック分すなわちカウント値で「39」
となる。同様にして、2T、3T、4T、の正規の間隔
データは、それぞれ「79」、「119」、「159」
となる。
【0009】そして、このようにして得られた間隔デー
タは、一旦間隔データメモリに記憶した後、8−10逆
変換などにより復調して、復調データメモリに記憶し、
さらに、復調データメモリの復調データについて、一定
長さの複数個のデータずつエラー訂正を行って、再生デ
ータとしてホストコンピュータに出力するようにしてい
る。
【0010】図8は、このような間隔データから生成さ
れるビット列から8−10逆変換により復調された復調
データのビット列が生成されるまでの過程を示すもの
で、まず、間隔データメモリより間隔データを読み出
し、同図(a)に示すように間隔データに対応するビッ
ト列を生成する。そして、このビット列を同図(b)に
示すように10ビット単位に区切り(「△」が10ビッ
ト目のビットを示している。)、この10ビット毎に8
−10逆変換を行って、同図(c)に示す8ビット(1
バイト)のデータを復調している。
【0011】この場合、記録されている各間隔データ
は、復調時に、いくつかの局所的な復調誤りが発生して
も、元のデータを復元できるようにエラー訂正符号を付
加するようにしている。
【0012】図9は、このようなエラー訂正符号を使用
して、間隔データを復調する際のエラー訂正を説明する
ための図で、ここでは、32バイト分の間隔データを8
×4バイトのマトリクス状に配置し、それぞれの行およ
び列方向に2重訂正可能な4バイトのエラー訂正符号を
付与して12×8バイトに構成している。また、この1
2×8バイト構成には、8−10逆変換を実行する際に
行単位の同期を取るため、各行の前後に特別なコード
(以下SYNCと呼ぶ)を同期信号として挿入し、さら
に、データの始めと終わりに、主にビットクロックの引
き込みに使用されるパターン(以下Lead−Inと呼
ぶ)を付与している。
【0013】なお、この場合は8−10逆変換を例とし
ているので、図面中のデータバイトならびにエラー訂正
符号バイトは、それぞれ10ビットのパターンから構成
されている。
【0014】つまり、この場合の間隔データメモリの間
隔データは、トラック3上の左→右に向かって、上記マ
トリクスの第1行→第2行…→第8行にしたがって、 Lead-In→SYNC→D00→D01→…→E0A→E0B→SYNC →D10→D11→… →E7A→E7B→SYNC→Lead-In …(A) の順序で記録されていることになる。
【0015】そして、このような間隔データの復調を行
うには、まず、最初にLead−Inをサーチする。L
ead−Inを検出したら、次に最初のSYNCを検出
する。SYNCが検出できたら、それを基準として、第
1行の終わりのSYNCが検出するまで、第1行のデー
タを復調する。ここでは、データ部の復調中に復調誤り
によってビット同期ずれが発生しても、これを確認でき
ないため、復調の開始位置の基準は、あくまでも行間の
SYNC検出をもとに行うようになり、これによりエラ
ーが未復調の行まで伝播することを防ぐようにしてい
る。よって、第2行の復調は第1行の終わりのSYNC
検出を新たな基準として行い、以降、第8行まで繰り返
すことにより、全ての間隔データを復調するようにな
る。
【0016】この場合、12×8バイト構成のマトリク
スからも判るように、各行、各列毎にそれぞれエラー訂
正符号が付与されているため、若干の復調誤りが発生し
ても、エラー訂正処理を施せば、元のデータが復元され
る。
【0017】例えば、図10に示すように第3行の途中
D24を復調中に復調誤りが発生してビット同期ずれを起
こした場合、つまり、図8(d)に示す間隔データD24
部分に、例えば4個のビット(×部分で示す)を3個の
ビットと誤ると、同図(e)に示すようにD24以降のD
25からE2Bまでは全て1ビットずれた誤ったデータとな
る、いわゆるバーストエラーを発生することがあるが、
この場合、マトリクスの縦方向にはそれぞれ1箇所で1
バイト分の誤りしかないことから、これらの誤りは訂正
できる範囲となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところが、光カード1
0の汚れや傷の範囲が比較的大きく、例えば、図11に
示すように、第3行の途中D24に起因してビット同期ず
れが発生して以降のデータがバーストエラーとなり(S
YNCでビット同期回復)、さらに第4行の途中D32か
らも同様なバーストエラーが発生し(SYNCでビット
同期回復)、さらに第7行の途中E67〜E69にも局所的
なランダムエラーが発生したような場合には、第3、
4、および7行の小ブロック内に3個以上のエラーがあ
るため訂正できない確率が非常に高く、一方、列方向に
ついても、第8〜第10列には、それぞれ3個のエラー
が発生しているので、訂正できない確率が非常に高く、
結局、第8〜第10列の誤りが残り、復調誤りが発生す
ることがある。
【0019】この場合、エラーバイトの特定は行わない
のが普通で、データはセクタが完成して初めて意味を成
すため、このような復調動作では、エラー訂正できずに
セクタは復元できなかったという情報だけがコントロー
ラに出力されることになる。
【0020】そこで、従来では、このような復調動作が
不調に終わった場合、一回限りであきらめることなく、
何回かリトライを試みるようにしている。ところが、こ
のような復調動作のリトライは、光カード10を、改め
て駆動して新たに未復調のデータを取得し直さなければ
ならないため、かかる動作を実行する度に、新たに数百
msec程度の時間を要することになり、リトライのた
めの時間が再生速度の低下を招く原因になっていた。
【0021】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、データの復調成功の確率を高めることができるとと
もに、再生動作の高速化をも可能にした復調装置を提供
することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光記録媒体より読み取られる記録データに相当する間隔
データを順次記憶する間隔データ記憶手段と、この間隔
データ記憶手段より所定の順序で読み出される間隔デー
タを復調する復調手段と、この復調手段により復調され
たデータを記憶する復調データ記憶手段と、この復調デ
ータ記憶手段に記憶された復調データに対して複数個の
データごとに誤り訂正を行う誤り訂正手段と、前記復調
データ記憶手段に記憶された復調データに対する前記誤
り訂正手段による誤り訂正が不能であるとき、該誤り訂
正手段により誤り訂正が行われる前記複数個のデータに
対応する間隔データを、前記間隔データ記憶手段より前
記所定の順序とは逆の順序で読み出すように制御する制
御手段とにより構成している。
【0023】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載において、前記制御手段は、前記誤り訂正手段による
誤り訂正が不能であるとき、該誤り訂正手段により誤り
訂正が行われる前記複数個のデータの一部に対応する間
隔データを、前記間隔データ記憶手段より前記所定の順
序とは逆の順序で読み出すとともに、前記復調手段によ
り復調された前記逆の順序で読み出した間隔データに対
する復調データを、前記復調データ記憶手段に記憶され
ている前記誤り訂正手段により誤り訂正不能であった前
記複数個のデータの一部に置き換えるよう制御するよう
にしている。
【0024】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載において、前記置き換えられる前記複数個のデータの
一部の大きさは、前記複数個のデータの範囲で任意に選
択可能にしている。
【0025】この結果、請求項1記載の発明によれば、
復調データ記憶手段に格納されたデータに対して誤り訂
正手段によって誤り訂正を行い、その結果、誤り訂正が
不能であった場合に、制御手段は、その誤り訂正が不能
であった複数個のデータに対応する間隔データを、所定
の順序とは逆の順序で間隔データ記憶手段から読み出す
ようにしている。これにより、光記録媒体の搬送時の搬
送速度の変動や記録媒体上の汚れ、傷などによる間隔デ
ータのずれに起因して復調データにデータ誤りが生じる
と、この復調データ中のデータの誤りの伝搬方向を逆に
することができるので、復調データのエラー訂正が成功
する確率を高めることができ、しかも誤り訂正が不能で
あった複数個のデータを復調するために記録媒体を再度
搬送するような必要もなくなることで、再生時の高速化
を実現できる。
【0026】また、請求項2記載の発明によれば、誤り
訂正手段によって誤り訂正が不能であった場合、制御手
段は、その誤り訂正が不能であった複数個のデータの一
部に対応する間隔データを逆の順序で間隔データ記憶手
段から読み出されるようにする。そして、復調手段によ
り復調された、逆の順序で読み出された間隔データに対
する復調データを、復調データ記憶手段に格納されてい
る、対応する複数個のデータの部分に置き換えるように
している。このようにしても、上述したと同様な効果を
期待できる。
【0027】さらに、請求項3記載の発明によれば、制
御手段は、置き換えられる複数個のデータの一部の大き
さを、複数個のデータの範囲で任意に選択できるように
している。これにより、媒体搬送時の搬送速度の変動や
媒体上の汚れ、傷などの状態に応じて置き換えられる複
数個のデータの大きさを任意に選択することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明が適用される復調
装置の概略構成を示している。なお、この復調装置は、
図6で述べた光カード処理装置のコントローラ18の中
に設けられている。
【0029】図において、31は二値化回路で、この二
値化回路31は、図6で述べた光学ヘッド16の受光素
子からのアナログ電気信号を二値化信号に変換するもの
である。この二値化回路31には、間隔データ取得回路
32を接続する。この間隔データ取得回路32は、二値
化回路31からの二値化信号の極性変化のエッジ間隔
を、高い周波数のクロックでカウントして、そのカウン
ト値を間隔データとして生成するものである。
【0030】この間隔データ取得回路32には、データ
バス33、アドレスバス34を介して間隔データメモリ
35を接続している。この間隔データメモリ35は、間
隔データ取得回路32で生成された間隔データを格納す
るものである。
【0031】データバス33、アドレスバス34には、
CPU36、復調データメモリ37を接続している。C
PU36は、間隔データメモリ35に格納した間隔デー
タを順次読み出してビット列に変換し、この変換したビ
ット列を8−10変換コードの変復調規則に従って復調
し、この復調したデータを復調データメモリ37に格納
するようにしている。
【0032】また、データバス33には、エラー訂正回
路38を接続している。このエラー訂正回路38は、復
調データメモリ37に格納された復調データを、該復調
データメモリ37に格納された順に一定長さ分ずつ取り
込み、エラー訂正を行い、その後、再生データとしてホ
ストコンピュータ側に出力するようにしている。
【0033】しかして、このような復調装置について
も、間隔データ取得回路32により生成された間隔デー
タが間隔データメモリ35に格納されている状態で、C
PU36により、間隔データメモリ35より間隔データ
を読み出し、図8(a)に示すように間隔データに対応
するビット列を生成し、このビット列を同図(b)に示
すように10ビット単位に区切り(「△」が10ビット
目のビットを示している。)、この10ビット毎に8−
10逆変換を行って、同図(c)に示す8ビット(1バ
イト)のデータを復調し、これを復調データメモリ37
に格納する。そして、この後に復調データメモリ37に
格納された復調データを、該復調データメモリ37に格
納された順に一定長さ分ずつ取り込み、エラー訂正を行
い、再生データとしてホストコンピュータ側に出力する
ようになる。
【0034】ところが、この場合も、上述した図11に
示すように、第3行の途中D24に起因してビット同期ず
れが発生して以降のデータがバーストエラーとなり(S
YNCでビット同期回復)、さらに第4行の途中D32か
らも同様なバーストエラーが発生し(SYNCでビット
同期回復)、さらに第7行の途中E67〜E69でも局所的
なランダムエラーが発生したような場合には、第3、
4、および7行の小ブロック内に3個以上のエラーがあ
るため訂正できない確率が非常に高く、一方、列方向に
ついても、第8〜第10列には、それぞれ3個のエラー
が発生しているので、訂正できない確率が非常に高く、
結局、第8〜第10列の誤りが残り復調誤りを発生する
ことがある。
【0035】そこで、この第1の実施の形態では、間隔
データメモリ35に格納方向から読み出したデータがエ
ラー訂正できなかった場合は、次にリトライをするの
に、従来のように反対方向にカードを駆動して新たに未
復調データを取得するのでなく、間隔データメモリ35
の格納データを、格納された順序と逆方向から読み出し
て復調を行うようにしている。
【0036】つまり、ここでは、新たにスキャン動作を
行わずに、間隔データメモリ35から格納時と逆方向に
読み出して復調を行うことで、上述した図11に示すマ
トリクスにおいて、同じ箇所で復調誤りが発生している
とすると、新たに図2に示すマトリクスを生成するよう
にしている。
【0037】この場合、図11に示すマトリクスから図
2に示すマトリクスが生成されるのは、図11に示す第
3行の途中D24でのビット同期ずれについては、図3
(a)に示すようにD24部分に、例えば4個のビット
(×部分で示す)を3個のビットと認識する誤りが発生
すると、同図(b)に示すようにD24以降のD25からE
2Bまでバーストエラーとなるが、この第1の実施の形態
では、リトライにより間隔データメモリ35から格納時
と逆方向に読み出して復調を行うことから、同図(c)
に示すように間隔データD24部分に誤りビット(×部分
で示す)が発生すると、同図(d)に示すようにD24以
降のD23からD20までがバーストエラーとなる。同様に
して、第4行の途中D32での復調誤りによるビット同期
ずれの場合も、D32以降のD31からD30までがバースト
エラーとなる。なお、第7行の途中E67〜E69の局所的
なランダムエラーについては、変更なくそのままであ
る。
【0038】こうして、リトライにより間隔データメモ
リ35から格納時と逆方向に読み出すことにより、復調
結果として、図2に示すマトリクス得らると、同図から
明らかなように、いずれの列も誤りが2個以下とするこ
とができるため、エラー訂正に成功することになる。
【0039】そして、このようにして逆順に読み出し復
調されたデータは、復調データメモリ37の前回の復調
データの格納領域に上書される。なお、このようなリト
ライの際の逆方向のスキャンは、実際に光カード10を
動かすのではなく、ソフトウェアを用いて、間隔データ
メモリ35に記憶された間隔データを格納順とは逆順に
ロードすることで対応しているので、非常に高速に作業
を進めることが可能になる。
【0040】次に、具体的な数値を用いて、間隔データ
メモリ35を逆アクセスして復調するのに要する時間を
考える。いま、間隔データが「20」〜「39」である
ものを1Tであるとみなすとすると、「29」なる間隔
データを1Tと復調する処理を考えたときのアルゴリズ
ムは、以下のようになる。
【0041】step1. 間隔データを間隔データメモリ
34からロード step2. 間隔データ>=20? step3. 間隔データ<=39? step4. 復調データとして’1’をセット step5. 復調データメモリ38にストア このような動作に要するCPU36の処理量は、仮に1
stepに対して平均で10サイクル消費するとして
も、50サイクルであり、1トラック分のデータはエラ
ー訂正符号も含め最大で1680バイト=16800ビ
ット程度であるから、16800×50=840000
サイクルとなる。これにより、ここでのCPU36の1
サイクルが100nsecとすれば、これに要する時間
は84msec程度で済むことになる。
【0042】これに対して、従来のビットクロックを用
いた方式で逆方向リトライを行おうとすると、光カード
10をスキャンさせると、80mm(トラック長)/1
00mm/s(速度)=800msecにもなり、しか
も、この時間はデータ処理を含んでいないことから、さ
らに時間がかかることから、上述した方法によれば、間
隔データの読み出しによるリトライを光カード10の実
際のスキャンにより実現するものと比べ、はるかに高速
に作業を進めることができることがわかる。
【0043】また、このような第1の実施の形態では、
リトライの際に、光カード10を駆動することがないの
で、省電力化が図れるという利点もある。 (第2の実施の形態)上述した、図11および図2にお
いて、両方ともエラーになるのは、D24、D32、E67〜
E69のわずか5バイトであることがわかる。このため、
リトライにおいて順方向で復調したデータをすべて逆方
向に復調したものに置き換えずに、一定のバイト数だけ
置き換えて、双方を合成して1つのマトリクスを形成す
れば、新たな、よりエラーの少ないマトリクスとなり、
その分エラー訂正に成功する可能性が高くなることがあ
る。
【0044】例えば、間隔データメモリ35の逆方向ア
クセスによるリトライは、各行に対して、1/2のみ置
き換え、残りの1/2は前回の復調データメモリ37の
記憶データを利用するようにすれば、図11に示すマト
リクスは、リトライにより、図4のようなマトリクスに
置き換えることができる。
【0045】この図4では、セクタをあらわすブロック
の左半分は順方向スキャンした間隔データを順方向に読
み出して復調したものであり、右半分は間隔データを逆
方向に読み出して復調したものとなっており、かかるマ
トリクスでのエラー総数は、図2の場合よりさらに少な
くできるため、かかる第2の実施の形態を採用すれば、
さらにエラー訂正の成功確率を高くすることができる。
【0046】なお、ここでは部分的に置き換える範囲は
行の1/2としたが、1/2に限ったものではなく、誤
り訂正回路による誤り訂正が失敗する毎に、置き換え領
域の大きさを変更して、誤り訂正を行うようにしてもよ
い。
【0047】また、このような逆方向読み出しによって
エラー訂正できなかった場合に、従来からの逆方向スキ
ャンを実施するようにしてもよい。さらに、誤り訂正に
成功したときの置き換え領域の大きさを各トラック毎に
記憶しておき、次にそのトラックの近傍に位置するトラ
ックに記録されているデータを再生するときに、記憶さ
れている置き換え領域の大きさに基づいて、再生するト
ラックの置き換え領域の大きさを決定するようにしても
よい。
【0048】さらにまた、リトライを含めた誤り訂正の
不能の回数が、所定の回数になったときに、コントロー
ラ36により光カード10を光カード処理装置から排出
したり、再生中の記録媒体は不良であると判断したり、
あるいは、誤り訂正の不能の回数が所定の回数になった
ときに、はじめて逆方向のトラックスキャンを行うよう
にしてもよい。
【0049】以上、実施の形態に基づいて説明したが、
本発明には以下の発明が含まれる。 (1)光記録媒体より読み取られる記録データに相当す
る間隔データを順次記憶する間隔データ記憶手段と、こ
の間隔データ記憶手段より所定の順序で読み出される間
隔データを復調する復調手段と、この復調手段により復
調されたデータを記憶する復調データ記憶手段と、この
復調データ記憶手段に記憶された復調データに対して複
数個のデータごとに誤り訂正を行う誤り訂正手段と、前
記復調データ記憶手段に記憶された復調データに対する
前記誤り訂正手段による誤り訂正が不能であるとき、該
誤り訂正手段により誤り訂正が行われる前記複数個のデ
ータに対応する間隔データを、前記間隔データ記憶手段
より前記所定の順序とは逆の順序で読み出すように制御
する制御手段とを具備したことを特徴とする復調装置。
【0050】このようにすれば、光記録媒体の搬送時の
搬送速度の変動や記録媒体上の汚れ、傷などによる間隔
データのずれに起因して復調データにデータ誤りが生じ
ると、この復調データ中のデータの誤りの伝搬方向を逆
にすることができるので、復調データのエラー訂正が成
功する確率を高めることができ、しかも誤り訂正が不能
であった複数個のデータを復調するために記録媒体を再
度搬送するような必要もなくなることで、再生時の高速
化を実現できる。
【0051】(2)(1)に記載の復調装置において、
前記制御手段は、前記誤り訂正手段による誤り訂正が不
能であるとき、該誤り訂正手段により誤り訂正が行われ
る前記複数個のデータの一部に対応する間隔データを、
前記間隔データ記憶手段より前記所定の順序とは逆の順
序で読み出すとともに、前記復調手段により復調された
前記逆の順序で読み出した間隔データに対する復調デー
タを、前記復調データ記憶手段に記憶されている前記誤
り訂正手段により誤り訂正不能であった前記複数個のデ
ータの一部に置き換えるよう制御するようにしている。
【0052】このようにしても、(1)と同様な効果を
期待できる。 (3)(1)に記載の復調装置において、前記置き換え
られる前記複数個のデータの一部の大きさは、前記複数
個のデータの範囲で任意に選択可能にしている。
【0053】このようにすれば、媒体搬送時の搬送速度
の変動や媒体上の汚れ、傷などの状態に応じて置き換え
られる複数個のデータの大きさを任意に選択することが
できる。
【0054】(4)(2)から(3)に記載の復調装置
において、前記制御手段は、前記複数のデータに対する
前記誤り訂正手段による誤り訂正が不能である毎に、前
記置き換えられる前記複数個のデータの一部の大きさを
変更するようにしている。
【0055】このようにすれば、制御手段により、複数
のデータに対する誤り訂正手段による誤り訂正が不能で
ある毎に、置き換えられる複数個のデータの一部の大き
さが変更されるようになるので、誤り訂正手段により正
常に誤り訂正が行える置き換えのデータの大きさを知る
ことができる。
【0056】(5)(2)から(4)に記載の復調装置
において、光記録媒体より読み取られる記録データは、
光記録媒体上に互いに隣接して形成されているトラック
に記録されており、前記制御手段は、前記誤り訂正手段
による誤り訂正が正常に終了した前記複数個のデータの
一部の大きさを前記各トラック毎に記憶しておき、前記
複数個のデータの一部の大きさが記憶されているトラッ
クの近傍に位置するトラックに記録されているデータを
再生するときに、記憶されている前記複数個のデータの
一部の大きさに基づいて、該再生するトラックの前記複
数個のデータの一部の大きさを決定する。
【0057】このようにすれば、誤り訂正手段により誤
り訂正が正常に行えたトラックに隣接するトラックの復
調データに対して誤り訂正手段による誤り訂正が不能で
あったとき、誤り訂正が不能であった復調データに対応
する間隔データを逆方向に間隔データ格納手段から読み
出して得た復調データを復調データ記憶手段に格納され
ている対応する復調データに置き換える範囲を、誤り訂
正手段により誤り訂正が正常に行えたトラックでの置き
換え範囲を参考に決めることができるので、適切な置き
換え範囲で処理することが可能となる。
【0058】(6)(1)から(5)までに記載の復調
装置において、さらに、前記光記録媒体を挿入及び排出
の少なくとも一方が行われる光記録媒体用開口と、前記
光記録媒体より二値化信号の元となるデータを読み取る
ための読み取り手段と、前記光記録媒体用開口から挿入
された前記光記録媒体を前記読み取り手段に移動させる
と共に、前記光記録媒体用開口から前記光記録媒体を排
出する光記録媒体搬送手段と、この光記録媒体搬送手段
の動作を制御する光記録媒体搬送制御手段とを有し、前
記誤り訂正手段による前記複数個のデータに対する誤り
訂正が不能であった回数が所定の回数になったときに
は、前記光記録媒体搬送制御手段は、前記光記録媒体搬
送手段を前記光記録媒体を排出するよう制御するように
している。
【0059】このようにすれば、所定回数以上、誤り訂
正手段による誤り訂正が不能であった光記録媒体は速や
かに排出されるので、そのような記録媒体が装置内に滞
留してしまうことを防止できる。
【0060】(7)(1)から(5)までに記載の復調
装置において、さらに、光記録媒体から二値化信号の元
となるデータを読み出す読み出し手段と、前記光記録媒
体を前記読み出し手段に対して相対的に往復移動させる
光記録媒体移動手段と、前記光記録媒体移動手段の往復
移動方向を制御する往復移動制御手段とを有し、前記光
記録媒体移動手段により往または復方向のどちらか一方
に光記録媒体を移動することによって得られた複数個の
復調データに対し、前記誤り訂正手段による誤り訂正が
不能であった回数が所定の回数になったときには、前記
往復移動制御手段は、前記複数の復調データの元となる
データが存在する前記光記録媒体の位置で、前記光記録
媒体を前記複数の復調データを読み出した方向とは逆の
方向に移動させるよう前記光記録媒体移動手段を制御し
ている。
【0061】このようにすれば、往または復方向のどち
らか一方で読み出して得られた複数個の復調データに対
して誤り訂正手段による誤り訂正が不能であった場合に
も、誤り訂正が不能であった複数個の復調データを得た
方向とは逆の方向に光記録媒体を移動してデータを得る
ことにより、データを再生できる確率を高めることがで
きる。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、光
記録媒体の搬送時の搬送速度の変動や記録媒体上の汚
れ、傷などによる間隔データのずれに起因して復調デー
タに誤りが生じ、間隔データを再度復調する必要がある
場合も、復調データのエラー訂正が成功する確率を高め
ることができ、しかも誤り訂正が不能であった複数個の
データを復調するために記録媒体を再度搬送するような
必要もなくなり、再生時の高速化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図2】第1の実施の形態の復調データのエラー訂正を
説明するための図。
【図3】第1の実施の形態の復調される間隔データのバ
ーストエラーを説明するための図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の復調データのエラ
ー訂正のマトリクスを説明するための図。
【図5】光カードの概略構成を示す図。
【図6】光カードの記録再生を行う光カード処理装置の
概略構成を示す図。
【図7】光カードのトラック上のピットと間隔データの
対応関係を示す図。
【図8】光カードから生成された間隔データのバースト
エラーを説明するための図。
【図9】従来の復調データのエラー訂正のためのマトリ
クスを説明するための図。
【図10】従来の復調データのエラー訂正のためのマト
リクスを説明するための図。
【図11】従来の復調データのエラー訂正のためのマト
リクスを説明するための図。
【符号の説明】
1…カード本体、 2…光記録部、 3…トラック、 301…ピット、 10…光カード、 31…二値化回路、 32…間隔データ取得回路、 33…データバス、 34…アドレスバス、 35…間隔データメモリ、 36…CPU、 37…復調データメモリ、 38…エラー訂正回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体より読み取られる記録データ
    に相当する間隔データを順次記憶する間隔データ記憶手
    段と、 この間隔データ記憶手段より所定の順序で読み出される
    間隔データを復調する復調手段と、 この復調手段により復調されたデータを記憶する復調デ
    ータ記憶手段と、 この復調データ記憶手段に記憶された復調データに対し
    て複数個のデータごとに誤り訂正を行う誤り訂正手段
    と、 前記復調データ記憶手段に記憶された復調データに対す
    る前記誤り訂正手段による誤り訂正が不能であるとき、
    該誤り訂正手段により誤り訂正が行われる前記複数個の
    データに対応する間隔データを、前記間隔データ記憶手
    段より前記所定の順序とは逆の順序で読み出すように制
    御する制御手段とを具備したことを特徴とする復調装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記誤り訂正手段によ
    る誤り訂正が不能であるとき、該誤り訂正手段により誤
    り訂正が行われる前記複数個のデータの一部に対応する
    間隔データを、前記間隔データ記憶手段より前記所定の
    順序とは逆の順序で読み出すとともに、前記復調手段に
    より復調された前記逆の順序で読み出した間隔データに
    対する復調データを、前記復調データ記憶手段に記憶さ
    れている前記誤り訂正手段により誤り訂正不能であった
    前記複数個のデータの一部に置き換えるよう制御するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の復調装置。
  3. 【請求項3】 前記置き換えられる前記複数個のデータ
    の一部の大きさは、前記複数個のデータの範囲で任意に
    選択可能にしたことを特徴とする請求項2に記載の復調
    装置。
JP8110752A 1996-05-01 1996-05-01 復調装置 Withdrawn JPH09297971A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009245489A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Nec Corp 情報再生装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009245489A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Nec Corp 情報再生装置

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