JPH0929807A - 成形機の加熱シリンダの自動ヒートアップ方法及びその装置 - Google Patents
成形機の加熱シリンダの自動ヒートアップ方法及びその装置Info
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- JPH0929807A JPH0929807A JP7185435A JP18543595A JPH0929807A JP H0929807 A JPH0929807 A JP H0929807A JP 7185435 A JP7185435 A JP 7185435A JP 18543595 A JP18543595 A JP 18543595A JP H0929807 A JPH0929807 A JP H0929807A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 所定の成形作業運転開始時刻までに加熱シリ
ンダを成形に要する温度までヒートアップすることがで
きる成形機の加熱シリンダの自動ヒートアップ方法及び
その装置を提供する。 【解決手段】 所定の成形作業運転開始時刻の所定時間
前(120分前、90分前、60分前又は30分前)に
加熱シリンダの実温を測定し、この実温測定値と成形作
業運転開始時に要する加熱シリンダの設定温度値(成形
に必要とする温度)との温度差ΔTを演算し、この温度
差ΔTを基に加熱シリンダを設定温度値までヒートアッ
プするのに要する時間Δtを演算し、この時間Δtだけ
成形作業運転開始時刻よりも前に加熱シリンダのヒート
アップを開始することを特徴とするものである。
ンダを成形に要する温度までヒートアップすることがで
きる成形機の加熱シリンダの自動ヒートアップ方法及び
その装置を提供する。 【解決手段】 所定の成形作業運転開始時刻の所定時間
前(120分前、90分前、60分前又は30分前)に
加熱シリンダの実温を測定し、この実温測定値と成形作
業運転開始時に要する加熱シリンダの設定温度値(成形
に必要とする温度)との温度差ΔTを演算し、この温度
差ΔTを基に加熱シリンダを設定温度値までヒートアッ
プするのに要する時間Δtを演算し、この時間Δtだけ
成形作業運転開始時刻よりも前に加熱シリンダのヒート
アップを開始することを特徴とするものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は射出成形機や押出成
形機等の加熱シリンダの自動ヒートアップ方法及びその
装置に関するものである。
形機等の加熱シリンダの自動ヒートアップ方法及びその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば射出成形機の加熱シリンダにはバ
ンドヒータが配設されており、ホッパから供給される樹
脂をこのバンドヒータにより加熱シリンダ内で加熱溶融
させてノズルから射出する。そしてこのとき、加熱シリ
ンダは常に一定温度を維持することを要求される。その
一例として従来の加熱シリンダのヒートアップ方法を図
5に基づいて説明する。なお図5は、従来の加熱シリン
ダのヒートアップ制御装置の構成図である。
ンドヒータが配設されており、ホッパから供給される樹
脂をこのバンドヒータにより加熱シリンダ内で加熱溶融
させてノズルから射出する。そしてこのとき、加熱シリ
ンダは常に一定温度を維持することを要求される。その
一例として従来の加熱シリンダのヒートアップ方法を図
5に基づいて説明する。なお図5は、従来の加熱シリン
ダのヒートアップ制御装置の構成図である。
【0003】図5に示すように、加熱シリンダ1にはバ
ンドヒータ2と温度センサ8が配設されており、これら
のバンドヒータ2及び温度センサ8は制御装置3´内に
配設されている温調装置4に各々接続されている。この
温調装置4には、演算処理装置5を介して、図示しない
データ入力手段と表示器及びRAMメモリを備えた設定
装置6´が接続されている。以上により、加熱シリンダ
のヒートアップ制御装置を構成している。
ンドヒータ2と温度センサ8が配設されており、これら
のバンドヒータ2及び温度センサ8は制御装置3´内に
配設されている温調装置4に各々接続されている。この
温調装置4には、演算処理装置5を介して、図示しない
データ入力手段と表示器及びRAMメモリを備えた設定
装置6´が接続されている。以上により、加熱シリンダ
のヒートアップ制御装置を構成している。
【0004】次に動作について説明する。予め設定装置
6´のデータ入力手段によってシリンダ温度設定値及び
ヒートアップ開始時刻のデータを入力し、これらのデー
タを設定装置6´のRAMメモリに記憶させる。そし
て、演算処理装置5から温調装置4に対してヒートアッ
プ開始指令を与えることにより温調装置4からバンドヒ
ータ2に通電されて加熱シリンダ1のヒートアップが開
始され、また温度センサ8による加熱シリンダ1の実温
測定値に基づいて演算処理装置5で設定装置6に入力さ
れているシリンダ温度設定値と比較演算することによ
り、加熱シリンダ1は温度コントロールされる。
6´のデータ入力手段によってシリンダ温度設定値及び
ヒートアップ開始時刻のデータを入力し、これらのデー
タを設定装置6´のRAMメモリに記憶させる。そし
て、演算処理装置5から温調装置4に対してヒートアッ
プ開始指令を与えることにより温調装置4からバンドヒ
ータ2に通電されて加熱シリンダ1のヒートアップが開
始され、また温度センサ8による加熱シリンダ1の実温
測定値に基づいて演算処理装置5で設定装置6に入力さ
れているシリンダ温度設定値と比較演算することによ
り、加熱シリンダ1は温度コントロールされる。
【0005】そして指定した時刻に加熱シリンダ1のヒ
ートアップを開始する場合には、設定装置6に入力され
ているヒートアッップ開始時刻になったときに、演算処
理装置5から温調装置4に対してヒートアップ開始指令
を送り、以後は上記の動作と同様にして加熱シリンダ1
がヒートアップされ温度コントロールされる。
ートアップを開始する場合には、設定装置6に入力され
ているヒートアッップ開始時刻になったときに、演算処
理装置5から温調装置4に対してヒートアップ開始指令
を送り、以後は上記の動作と同様にして加熱シリンダ1
がヒートアップされ温度コントロールされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術に係る射
出成形機の加熱シリンダのヒートアップ方式では、予め
入力されたヒートアップ開始時刻にバンドヒータ2がO
N(通電)されて加熱シリンダ1のヒートアップが開始
され、その数時間(数分)後に加熱シリンダ1の温度が
設定温度値に達して成形作業を開始することができる。
出成形機の加熱シリンダのヒートアップ方式では、予め
入力されたヒートアップ開始時刻にバンドヒータ2がO
N(通電)されて加熱シリンダ1のヒートアップが開始
され、その数時間(数分)後に加熱シリンダ1の温度が
設定温度値に達して成形作業を開始することができる。
【0007】ところが、成形作業運転を停止してヒータ
電源をOFFにした後数時間が経過すると加熱シリンダ
1は自然放熱により温度降下し、更に数日に渡って停止
する場合には、常温近くまで温度降下する。従って、そ
の後に成形作業運転を開始すべく再度射出成形機のヒー
タ電源をONしても、加熱シリンダ1がヒートアップし
て成形に必要とする温度(設定温度値)に達するまでに
は長時間を要する。また、停止時間の長短及び射出成形
機の機種・型式や地域・季節によって温度降下にも差が
あり、ヒートアップ時間の設定及びヒートアップをする
ために多くの準備時間と労力を要することから、作業効
率の低下及びコストアップとなる。
電源をOFFにした後数時間が経過すると加熱シリンダ
1は自然放熱により温度降下し、更に数日に渡って停止
する場合には、常温近くまで温度降下する。従って、そ
の後に成形作業運転を開始すべく再度射出成形機のヒー
タ電源をONしても、加熱シリンダ1がヒートアップし
て成形に必要とする温度(設定温度値)に達するまでに
は長時間を要する。また、停止時間の長短及び射出成形
機の機種・型式や地域・季節によって温度降下にも差が
あり、ヒートアップ時間の設定及びヒートアップをする
ために多くの準備時間と労力を要することから、作業効
率の低下及びコストアップとなる。
【0008】従って本発明は上記従来技術に鑑み、所定
の成形作業運転開始時刻までに加熱シリンダを成形に要
する温度までヒートアップさせることができる成形機の
加熱シリンダの自動ヒートアップ方法及びその装置を提
供することを課題とする。
の成形作業運転開始時刻までに加熱シリンダを成形に要
する温度までヒートアップさせることができる成形機の
加熱シリンダの自動ヒートアップ方法及びその装置を提
供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の方法は、成形機の加熱シリンダの実温測定値を基に前
記加熱シリンダに設けられたヒータへの通電を制御して
前記加熱シリンダをヒートアップする成形機の加熱シリ
ンダの自動ヒートアップ方法であって、成形作業運転開
始時刻、成形作業運転開始時に要する前記加熱シリンダ
の設定温度値、前記加熱シリンダの実温測定時間、及び
前記設定温度値と前記加熱シリンダの実温測定値との温
度差とこれに対応する前記加熱シリンダを前記設定温度
値までヒートアップさせるのに要する時間のデータに基
づき、前記成形作業運転開始時刻の前記実温測定時間前
に前記加熱シリンダの実温を測定し、この実温測定値と
前記設定温度値との温度差を演算し、この温度差を基に
前記加熱シリンダを前記設定温度値までヒートアップす
るのに要する時間を演算し、この演算した時間分だけ前
記成形作業運転開始時刻よりも前に前記加熱シリンダの
ヒートアップを開始して、前記成形作業運転開始時刻ま
でに前記加熱シリンダのヒートアップを自動的に完了す
ることを特徴とする。
の方法は、成形機の加熱シリンダの実温測定値を基に前
記加熱シリンダに設けられたヒータへの通電を制御して
前記加熱シリンダをヒートアップする成形機の加熱シリ
ンダの自動ヒートアップ方法であって、成形作業運転開
始時刻、成形作業運転開始時に要する前記加熱シリンダ
の設定温度値、前記加熱シリンダの実温測定時間、及び
前記設定温度値と前記加熱シリンダの実温測定値との温
度差とこれに対応する前記加熱シリンダを前記設定温度
値までヒートアップさせるのに要する時間のデータに基
づき、前記成形作業運転開始時刻の前記実温測定時間前
に前記加熱シリンダの実温を測定し、この実温測定値と
前記設定温度値との温度差を演算し、この温度差を基に
前記加熱シリンダを前記設定温度値までヒートアップす
るのに要する時間を演算し、この演算した時間分だけ前
記成形作業運転開始時刻よりも前に前記加熱シリンダの
ヒートアップを開始して、前記成形作業運転開始時刻ま
でに前記加熱シリンダのヒートアップを自動的に完了す
ることを特徴とする。
【0010】また第2の方法は、上記第1の方法におい
て、成形機の機種・型式によって相違する加熱シリンダ
の熱容量及びヒータの容量と、地域・季節によって変動
する前記加熱シリンダの温度降下率に対して対応可能な
複数のデータを基に、加熱シリンダのヒートアップを自
動的に完了することを特徴とする。
て、成形機の機種・型式によって相違する加熱シリンダ
の熱容量及びヒータの容量と、地域・季節によって変動
する前記加熱シリンダの温度降下率に対して対応可能な
複数のデータを基に、加熱シリンダのヒートアップを自
動的に完了することを特徴とする。
【0011】上記課題を解決する第1の装置は、成形機
の加熱シリンダの実温を測定する温度測定手段を有し、
この温度測定手段の実温測定値を基に前記加熱シリンダ
に設けられたヒータへの通電を制御して前記加熱シリン
ダをヒートアップする成形機の加熱シリンダの自動ヒー
トアップ装置であって、成形作業運転開始時刻、成形作
業運転開始時に要する前記加熱シリンダの設定温度値、
前記加熱シリンダの実温測定時間、及び前記設定温度値
と前記加熱シリンダの実温測定値との温度差とこれに対
応する前記加熱シリンダを前記設定温度値までヒートア
ップするのに要する時間のデータを予め入力して設定す
る設定手段と、この設定手段によって設定したデータに
基づき、前記成形作業運転開始時刻の前記実温測定時間
前に前記温度測定手段から前記加熱シリンダの実温測定
値を入力すると共に、この実温測定値と前記設定温度値
との温度差を演算し、この温度差を基に前記加熱シリン
ダを前記設定温度値までヒートアップさせるのに要する
時間を演算して、この演算した時間分だけ前記成形作業
運転開始時刻よりも前に前記加熱シリンダのヒートアッ
プ開始指令を出力する演算処理手段と、この演算プログ
ラムを記憶する記憶手段と、前記ヒートアップ開始指令
に基づいて、前記ヒータへの通電を開始する温調手段と
を有することを特徴とする。
の加熱シリンダの実温を測定する温度測定手段を有し、
この温度測定手段の実温測定値を基に前記加熱シリンダ
に設けられたヒータへの通電を制御して前記加熱シリン
ダをヒートアップする成形機の加熱シリンダの自動ヒー
トアップ装置であって、成形作業運転開始時刻、成形作
業運転開始時に要する前記加熱シリンダの設定温度値、
前記加熱シリンダの実温測定時間、及び前記設定温度値
と前記加熱シリンダの実温測定値との温度差とこれに対
応する前記加熱シリンダを前記設定温度値までヒートア
ップするのに要する時間のデータを予め入力して設定す
る設定手段と、この設定手段によって設定したデータに
基づき、前記成形作業運転開始時刻の前記実温測定時間
前に前記温度測定手段から前記加熱シリンダの実温測定
値を入力すると共に、この実温測定値と前記設定温度値
との温度差を演算し、この温度差を基に前記加熱シリン
ダを前記設定温度値までヒートアップさせるのに要する
時間を演算して、この演算した時間分だけ前記成形作業
運転開始時刻よりも前に前記加熱シリンダのヒートアッ
プ開始指令を出力する演算処理手段と、この演算プログ
ラムを記憶する記憶手段と、前記ヒートアップ開始指令
に基づいて、前記ヒータへの通電を開始する温調手段と
を有することを特徴とする。
【0012】また第2の装置は、上記第1の装置におい
て、成形機の機種・型式によって相違する加熱シリンダ
の熱容量及びヒータの容量と、地域・季節によって変動
する前記加熱シリンダの温度降下率に対して対応可能な
複数のデータが設定されており、これら複数のデータに
基づいて演算処理することを特徴とする。
て、成形機の機種・型式によって相違する加熱シリンダ
の熱容量及びヒータの容量と、地域・季節によって変動
する前記加熱シリンダの温度降下率に対して対応可能な
複数のデータが設定されており、これら複数のデータに
基づいて演算処理することを特徴とする。
【0013】従って上記第1の方法及び装置によれば、
加熱シリンダの実温測定値と成形作業運転開始時に要す
る加熱シリンダの設定温度値との温度差に基づいて加熱
シリンダを前記設定温度値までヒートアップするのに要
する時間を演算し、この時間分だけ成形作業運転開始時
刻よりも前にヒータ電源をONして加熱シリンダをヒー
トアップさせることにより、加熱シリンダの温度は成形
作業運転開始時までに前記設定温度値まで上昇して安定
する。
加熱シリンダの実温測定値と成形作業運転開始時に要す
る加熱シリンダの設定温度値との温度差に基づいて加熱
シリンダを前記設定温度値までヒートアップするのに要
する時間を演算し、この時間分だけ成形作業運転開始時
刻よりも前にヒータ電源をONして加熱シリンダをヒー
トアップさせることにより、加熱シリンダの温度は成形
作業運転開始時までに前記設定温度値まで上昇して安定
する。
【0014】また上記第2の方法及び装置によれば、成
形機の機種・型式によって相違する加熱シリンダの熱容
量及びヒータの容量と、地域・季節によって変動する加
熱シリンダの温度降下率に対して対応可能な複数データ
を基にすることにより、このように加熱シリンダの熱容
量等が相違する場合や加熱シリンダの温度降下率が変動
する場合にも、加熱シリンダの温度は確実に成形作業運
転開始時刻までに前記設定温度値まで上昇して安定す
る。
形機の機種・型式によって相違する加熱シリンダの熱容
量及びヒータの容量と、地域・季節によって変動する加
熱シリンダの温度降下率に対して対応可能な複数データ
を基にすることにより、このように加熱シリンダの熱容
量等が相違する場合や加熱シリンダの温度降下率が変動
する場合にも、加熱シリンダの温度は確実に成形作業運
転開始時刻までに前記設定温度値まで上昇して安定す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
に基づき詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の実施例に係る成形機の加熱
シリンダのヒートアップ制御装置の構成図、図2は図1
に示す設定装置に入力する入力データの相対表を示す説
明図、図3は図1に示す制御装置の動作を示すフロー
図、図4は図1に示す制御装置による加熱シリンダのヒ
ートアップ推移を示すグラフである。
シリンダのヒートアップ制御装置の構成図、図2は図1
に示す設定装置に入力する入力データの相対表を示す説
明図、図3は図1に示す制御装置の動作を示すフロー
図、図4は図1に示す制御装置による加熱シリンダのヒ
ートアップ推移を示すグラフである。
【0017】図1に示すように、加熱シリンダ1にはバ
ンドヒータ2と温度センサ8が配設されており、これら
のバンドヒータ2及び温度センサ8は制御装置3内に配
設された温調装置4に各々接続されている。
ンドヒータ2と温度センサ8が配設されており、これら
のバンドヒータ2及び温度センサ8は制御装置3内に配
設された温調装置4に各々接続されている。
【0018】また制御装置3内には、演算処理装置5、
図示しないデータ入力手段と表示器及びRAMメモリを
備えた設定装置6、及びヒートアップ自動演算用プログ
ラムを記憶するROMメモリ7が配設されており、演算
処理装置5は、温調装置4、設定装置6及びROMメモ
リ7に接続されている。以上により、加熱シリンダのヒ
ートアップ制御装置を構成している。
図示しないデータ入力手段と表示器及びRAMメモリを
備えた設定装置6、及びヒートアップ自動演算用プログ
ラムを記憶するROMメモリ7が配設されており、演算
処理装置5は、温調装置4、設定装置6及びROMメモ
リ7に接続されている。以上により、加熱シリンダのヒ
ートアップ制御装置を構成している。
【0019】次に動作等について説明する。加熱シリン
ダ1を自動ヒートアップさせるデータとして、予め図1
に示すヒートアップ完了時刻(成形作業運転開始時刻)
と成形作業運転開始時に要する設定温度値(成形に必要
とする加熱シリンダ1の温度)“S”、及び図2に示す
加熱シリンダ1の実温を測定する回数(図示例では4
回)と時間(図示例では120分、90分、60分、3
0分)及びΔTとΔtのデータを設定装置6の入力手段
によって入力し、これらのデータを設定装置6のRAM
メモリに記憶する。なお、ΔTは前記設定温度値と加熱
シリンダ1の実温測定値との温度差であり、Δtはヒー
トアップ開始設定時刻(ヒートアップ完了時刻より何分
前)、即ち各々のΔTに対して加熱シリンダ1を前記設
定温度値までヒートアップするのに要する時間である。
また、ROMメモリ7には、別の入力手段によって加熱
シリンダ1のヒートアップ自動演算用プログラムを入力
し、記憶させておく。
ダ1を自動ヒートアップさせるデータとして、予め図1
に示すヒートアップ完了時刻(成形作業運転開始時刻)
と成形作業運転開始時に要する設定温度値(成形に必要
とする加熱シリンダ1の温度)“S”、及び図2に示す
加熱シリンダ1の実温を測定する回数(図示例では4
回)と時間(図示例では120分、90分、60分、3
0分)及びΔTとΔtのデータを設定装置6の入力手段
によって入力し、これらのデータを設定装置6のRAM
メモリに記憶する。なお、ΔTは前記設定温度値と加熱
シリンダ1の実温測定値との温度差であり、Δtはヒー
トアップ開始設定時刻(ヒートアップ完了時刻より何分
前)、即ち各々のΔTに対して加熱シリンダ1を前記設
定温度値までヒートアップするのに要する時間である。
また、ROMメモリ7には、別の入力手段によって加熱
シリンダ1のヒートアップ自動演算用プログラムを入力
し、記憶させておく。
【0020】なお、上記の入力データは成形機の機種・
型式によって相違する加熱シリンダの熱容量とヒータの
容量、及び地域・季節により変動する加熱シリンダの温
度降下率に対して対応可能に複数設けられている。
型式によって相違する加熱シリンダの熱容量とヒータの
容量、及び地域・季節により変動する加熱シリンダの温
度降下率に対して対応可能に複数設けられている。
【0021】そして、制御装置3のヒータ電源がOFF
された状態で運転を停止している射出成形機において、
演算処理装置5では、設定装置6に設定した上記のデー
タに基づいて、図3に示すような演算処理を行う。即
ち、設定装置6のRAMメモリに記憶されているヒート
アップ完了時刻の120分前(1回目実温測定)になる
と、演算処理装置5では温調装置4を介してこのときの
加熱シリンダ1の実温測定値を入力し、この実温測定値
と設定装置6に記憶されている設定温度値“S”との温
度差ΔTを演算し、この温度差ΔTに基づいてΔtを演
算して、その時刻に(即ちΔtだけヒートアップ完了時
刻よりも前に)ヒートアップ開始指令を温調装置4に送
信する。その結果、バンドヒータ2の電源がONされ
(温調装置4からバンドヒータ2に通電され)、加熱シ
リンダ1のヒートアップが開始される。
された状態で運転を停止している射出成形機において、
演算処理装置5では、設定装置6に設定した上記のデー
タに基づいて、図3に示すような演算処理を行う。即
ち、設定装置6のRAMメモリに記憶されているヒート
アップ完了時刻の120分前(1回目実温測定)になる
と、演算処理装置5では温調装置4を介してこのときの
加熱シリンダ1の実温測定値を入力し、この実温測定値
と設定装置6に記憶されている設定温度値“S”との温
度差ΔTを演算し、この温度差ΔTに基づいてΔtを演
算して、その時刻に(即ちΔtだけヒートアップ完了時
刻よりも前に)ヒートアップ開始指令を温調装置4に送
信する。その結果、バンドヒータ2の電源がONされ
(温調装置4からバンドヒータ2に通電され)、加熱シ
リンダ1のヒートアップが開始される。
【0022】なお、上記の温度差ΔTが130℃以下の
場合には、30分後(ヒートアップ完了時刻の90分
前)に再度加熱シリンダ1の実温測定(2回目実温測
定)を行って上記と同様に温度差ΔTを演算する。この
温度差ΔTが70℃以下の場合には更に30分後(ヒー
トアップ完了時刻の60分前)に再度加熱シリンダ1の
実温測定(3回目実温測定)を行って上記と同様に温度
差ΔTを演算する。この温度差ΔTが30℃以下の場合
には更に30分後(ヒートアップ完了時刻の30分前)
に再度加熱シリンダ1の実温測定(4回目実温測定)を
行って上記と同様に温度差ΔTを演算する。そして2回
目,3回目,4回目の実温測定時においても、演算した
温度差ΔTに基づいてΔtを演算し、その時刻にヒート
アップ開始指令を温調装置4に送信する。つまり、1回
目,2回目,3回目又は4回目の何れかの実温測定時に
おいて演算されたΔtに基づいてヒートアップ開始指令
が送信され、これによってバンドヒータ2の電源がON
され加熱シリンダ1のヒートアップが開始される。その
結果、加熱シリンダ1の温度が成形作業運転開始時刻に
は設定温度値“S”に到達して安定し、この成形作業運
転開始時刻に成形作業を開始することができる。
場合には、30分後(ヒートアップ完了時刻の90分
前)に再度加熱シリンダ1の実温測定(2回目実温測
定)を行って上記と同様に温度差ΔTを演算する。この
温度差ΔTが70℃以下の場合には更に30分後(ヒー
トアップ完了時刻の60分前)に再度加熱シリンダ1の
実温測定(3回目実温測定)を行って上記と同様に温度
差ΔTを演算する。この温度差ΔTが30℃以下の場合
には更に30分後(ヒートアップ完了時刻の30分前)
に再度加熱シリンダ1の実温測定(4回目実温測定)を
行って上記と同様に温度差ΔTを演算する。そして2回
目,3回目,4回目の実温測定時においても、演算した
温度差ΔTに基づいてΔtを演算し、その時刻にヒート
アップ開始指令を温調装置4に送信する。つまり、1回
目,2回目,3回目又は4回目の何れかの実温測定時に
おいて演算されたΔtに基づいてヒートアップ開始指令
が送信され、これによってバンドヒータ2の電源がON
され加熱シリンダ1のヒートアップが開始される。その
結果、加熱シリンダ1の温度が成形作業運転開始時刻に
は設定温度値“S”に到達して安定し、この成形作業運
転開始時刻に成形作業を開始することができる。
【0023】即ち、図4のグラフに示されるように、加
熱シリンダ1は、設定時間毎に測定されるこの加熱シリ
ンダ1の実温と設定温度値“S”とを基準として演算装
置4において演算されたΔtの値によって、バンドヒー
タ2の電源をONすることで、確実に成形作業運転開始
時刻までに設定温度値“S”に達して安定するよう、自
動的にヒートアップされるのである。
熱シリンダ1は、設定時間毎に測定されるこの加熱シリ
ンダ1の実温と設定温度値“S”とを基準として演算装
置4において演算されたΔtの値によって、バンドヒー
タ2の電源をONすることで、確実に成形作業運転開始
時刻までに設定温度値“S”に達して安定するよう、自
動的にヒートアップされるのである。
【0024】また、前述の如く入力データが複数設けら
れているため、成形機の機種・型式によって加熱シリン
ダ1の熱容量やハンドヒータ2の容量が相違する場合
や、地域・季節によって加熱シリンダ1の温度降下率が
変動する場合にも、確実に、成形作業運転開始時刻まで
に加熱シリンダ1の温度を設定温度値“S”まで上昇さ
せて安定させることができる。
れているため、成形機の機種・型式によって加熱シリン
ダ1の熱容量やハンドヒータ2の容量が相違する場合
や、地域・季節によって加熱シリンダ1の温度降下率が
変動する場合にも、確実に、成形作業運転開始時刻まで
に加熱シリンダ1の温度を設定温度値“S”まで上昇さ
せて安定させることができる。
【0025】
【発明の効果】以上発明の実施の形態と共に具体的に説
明したように本発明によれば、加熱シリンダを成形に必
要とする温度(設定温度値)までヒートアップするのに
要する時間分だけ所定の成形作業運転開始時刻よりも前
に加熱シリンダのヒートアップを開始することにより、
成形作業運転開始時刻までに加熱シリンダの温度を設定
温度値まで自動的に上昇させて安定させることができる
ため、成形作業運転開始時刻には確実に加熱シリンダの
温度を設定温度値に維持した状態で作業を開始すること
ができる。このため労力と時間が低減され、作業効率・
生産性が向上する。
明したように本発明によれば、加熱シリンダを成形に必
要とする温度(設定温度値)までヒートアップするのに
要する時間分だけ所定の成形作業運転開始時刻よりも前
に加熱シリンダのヒートアップを開始することにより、
成形作業運転開始時刻までに加熱シリンダの温度を設定
温度値まで自動的に上昇させて安定させることができる
ため、成形作業運転開始時刻には確実に加熱シリンダの
温度を設定温度値に維持した状態で作業を開始すること
ができる。このため労力と時間が低減され、作業効率・
生産性が向上する。
【0026】また、成形機の機種・型式によって相違す
る加熱シリンダの熱容量及びヒータの容量と、地域・季
節によって変動する加熱シリンダの温度降下率に対して
対応可能な複数データを基にすることにより、このよう
に加熱シリンダの熱容量等が相違する場合や加熱シリン
ダの温度降下率が変動する場合にも、確実に、加熱シリ
ンダの温度を成形作業運転開始時刻までに設定温度値ま
で上昇させて安定させることができる。
る加熱シリンダの熱容量及びヒータの容量と、地域・季
節によって変動する加熱シリンダの温度降下率に対して
対応可能な複数データを基にすることにより、このよう
に加熱シリンダの熱容量等が相違する場合や加熱シリン
ダの温度降下率が変動する場合にも、確実に、加熱シリ
ンダの温度を成形作業運転開始時刻までに設定温度値ま
で上昇させて安定させることができる。
【図1】本発明の実施例に係る加熱シリンダのヒートア
ップ制御装置の構成図である。
ップ制御装置の構成図である。
【図2】図1に示す設定装置に入力する入力データの相
対表を示す説明図である。
対表を示す説明図である。
【図3】図1に示す制御装置の動作を示すフロー図であ
る。
る。
【図4】図1に示す制御装置による加熱シリンダのヒー
トアップ推移を示すグラフである。
トアップ推移を示すグラフである。
【図5】従来技術に係る加熱シリンダのヒートアップ制
御装置の構成図である。
御装置の構成図である。
1 加熱シリンダ 2 バンドヒータ 3 制御装置 4 温調装置 5 演算処理装置 6 設定装置 7 ROMメモリ 8 温度センサ
Claims (4)
- 【請求項1】 成形機の加熱シリンダの実温測定値を基
に前記加熱シリンダに設けられたヒータへの通電を制御
して前記加熱シリンダをヒートアップする成形機の加熱
シリンダの自動ヒートアップ方法であって、 成形作業運転開始時刻、成形作業運転開始時に要する前
記加熱シリンダの設定温度値、前記加熱シリンダの実温
測定時間、及び前記設定温度値と前記加熱シリンダの実
温測定値との温度差とこれに対応する前記加熱シリンダ
を前記設定温度値までヒートアップさせるのに要する時
間のデータに基づき、前記成形作業運転開始時刻の前記
実温測定時間前に前記加熱シリンダの実温を測定し、こ
の実温測定値と前記設定温度値との温度差を演算し、こ
の温度差を基に前記加熱シリンダを前記設定温度値まで
ヒートアップするのに要する時間を演算し、この演算し
た時間分だけ前記成形作業運転開始時刻よりも前に前記
加熱シリンダのヒートアップを開始して、前記成形作業
運転開始時刻までに前記加熱シリンダのヒートアップを
自動的に完了することを特徴とする成形機の加熱シリン
ダの自動ヒートアップ方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載する成形機の加熱シリン
ダの自動ヒートアップ方法において、 成形機の機種・型式によって相違する加熱シリンダの熱
容量及びヒータの容量と、地域・季節によって変動する
前記加熱シリンダの温度降下率に対して対応可能な複数
のデータを基に、加熱シリンダのヒートアップを自動的
に完了することを特徴とする成形機の加熱シリンダの自
動ヒートアップ方法。 - 【請求項3】 成形機の加熱シリンダの実温を測定する
温度測定手段を有し、この温度測定手段の実温測定値を
基に前記加熱シリンダに設けられたヒータへの通電を制
御して前記加熱シリンダをヒートアップする成形機の加
熱シリンダの自動ヒートアップ装置であって、 成形作業運転開始時刻、成形作業運転開始時に要する前
記加熱シリンダの設定温度値、前記加熱シリンダの実温
測定時間、及び前記設定温度値と前記加熱シリンダの実
温測定値との温度差とこれに対応する前記加熱シリンダ
を前記設定温度値までヒートアップするのに要する時間
のデータを予め入力して設定する設定手段と、 この設定手段によって設定したデータに基づき、前記成
形作業運転開始時刻の前記実温測定時間前に前記温度測
定手段から前記加熱シリンダの実温測定値を入力すると
共に、この実温測定値と前記設定温度値との温度差を演
算し、この温度差を基に前記加熱シリンダを前記設定温
度値までヒートアップさせるのに要する時間を演算し
て、この演算した時間分だけ前記成形作業運転開始時刻
よりも前に前記加熱シリンダのヒートアップ開始指令を
出力する演算処理手段と、 この演算プログラムを記憶する記憶手段と、 前記ヒートアップ開始指令に基づいて、前記ヒータへの
通電を開始する温調手段とを有することを特徴とする成
形機の加熱シリンダの自動ヒートアップ装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載する成形機の加熱シリン
ダの自動ヒートアップ装置において、 成形機の機種・型式によって相違する加熱シリンダの熱
容量及びヒータの容量と、地域・季節によって変動する
前記加熱シリンダの温度降下率に対して対応可能な複数
のデータが設定されており、これら複数のデータに基づ
いて演算処理することを特徴とする成形機の加熱シリン
ダの自動ヒートアップ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7185435A JPH0929807A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 成形機の加熱シリンダの自動ヒートアップ方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7185435A JPH0929807A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 成形機の加熱シリンダの自動ヒートアップ方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0929807A true JPH0929807A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16170748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7185435A Withdrawn JPH0929807A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 成形機の加熱シリンダの自動ヒートアップ方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0929807A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021062612A (ja) * | 2019-10-11 | 2021-04-22 | コペリオン ゲーエムベーハー | スクリュー押出機の少なくとも1つのハウジング部分のための加熱装置、及びこの種の加熱装置を保守する方法 |
| CN116175917A (zh) * | 2021-11-29 | 2023-05-30 | 住友重机械工业株式会社 | 注射成型机的控制装置、注射成型机、注射成型机的控制方法及程序 |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP7185435A patent/JPH0929807A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021062612A (ja) * | 2019-10-11 | 2021-04-22 | コペリオン ゲーエムベーハー | スクリュー押出機の少なくとも1つのハウジング部分のための加熱装置、及びこの種の加熱装置を保守する方法 |
| US12057664B2 (en) | 2019-10-11 | 2024-08-06 | Coperion Gmbh | Heating apparatus for at least one housing section of a screw extruder and method for servicing a heating apparatus of this kind |
| CN116175917A (zh) * | 2021-11-29 | 2023-05-30 | 住友重机械工业株式会社 | 注射成型机的控制装置、注射成型机、注射成型机的控制方法及程序 |
| JP2023079857A (ja) * | 2021-11-29 | 2023-06-08 | 住友重機械工業株式会社 | 射出成形機の制御装置、射出成形機、射出成形機の制御方法、及びプログラム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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