JPH09299632A - 鳩目穴かがりミシンの送り機構 - Google Patents

鳩目穴かがりミシンの送り機構

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JPH09299632A
JPH09299632A JP8140742A JP14074296A JPH09299632A JP H09299632 A JPH09299632 A JP H09299632A JP 8140742 A JP8140742 A JP 8140742A JP 14074296 A JP14074296 A JP 14074296A JP H09299632 A JPH09299632 A JP H09299632A
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JP
Japan
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shaft
lower shaft
fast
feed
sewing
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JP8140742A
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English (en)
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Yoshiyuki Otaka
義之 尾高
Takeshi Yoshida
毅 吉田
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SINGER NIKKO KK
Original Assignee
SINGER NIKKO KK
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B3/00Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing
    • D05B3/06Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing for sewing buttonholes
    • D05B3/08Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing for sewing buttonholes for buttonholes with eyelet ends

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部動力によつて接続又は切断させる2個の
クラッチが必要であり、コストが嵩むと共に、接続又は
切断させるための複雑な機構が必要であり、故障の原因
となつて信頼性を低下させている。また、複雑な機構の
ため、熟練者にしか故障を修理することができなかつ
た。 【解決手段】 正・逆に回転駆動可能な回転駆動源1
と、回転駆動源1によつて正・逆に回転駆動される下軸
回転部材3と、早送り軸23に固定され、下軸回転部材
3と逆回転するように係合する早送り回転部材20と、
下軸回転部材3の正回転aのみを下軸17に伝える縫い
用一方向クラッチ6と、下軸回転部材3の逆回転bのみ
を、早送り回転部材20及び早送り軸23を介してパタ
ーンホイール軸26に伝える早送り用一方向クラッチ4
3とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鳩目穴かがりミシ
ンの送り機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】鳩目穴かがりミシンは、図
3に示す鳩目のボタンホールにかがり縫いYをするもの
であり、鳩目穴かがりミシンの作動は、図3に示すよう
にミシン停止位置Xから開始され、スタート−第1早送
り工程−縫い工程−第2早送り工程−停止の順になつて
いる。縫い工程におけるかがり縫いの長さは、第1,第
2早送り工程の長さを変更することによつて変更され
る。このような縫製作業を速くするために、早送りは速
く行われることが望まれ、また、縫い時は針及び針棒の
昇降運動に合わせて、縫製布を1ピッチ分だけ正確に送
る必要がある。
【0003】このような鳩目穴かがりミシンの送り機構
では、ベッドに回転自在に支持される下軸と、ベッドに
回転自在に支持される早送り軸と、ベッドに回転自在に
支持され、早送り軸によつて回転駆動されるパターンホ
イール軸と、ベッドに回転自在に支持され、パターンホ
イール軸によつて回転駆動されて縫製布に前後方向の早
送りを与えると共に、下軸によつて回転駆動されて縫製
布に縫い工程に伴う前後方向の送りを与えるフィールド
ホイールとを有している。
【0004】しかして、従来の鳩目穴かがりミシンにあ
つては、回転駆動源として主に汎用のインダクションモ
ータを使用していたため、モータの逆転・位置決めが容
易にできないという技術的課題を有している。加えて、
第1早送り工程−縫い工程−第2早送り工程を行う際、
第1,第2早送り工程を行う機構及び縫い工程を行う機
構に機械式又は電気式のクラッチをそれぞれ設け(例え
ば実開平2−059778号公報)、更にそのクラッチ
を接続・切断作動させるための複雑な機構が必要であ
り、コストの面でも信頼性の面でも大きな問題があつ
た。
【0005】図4に従来の鳩目穴かがりミシンの送り機
構を示す。この送り機構にあつては、ミシンの稼働中、
常に一方向に回転しているインダクションモータ60に
よつてベルト50を介してプーリ2が一方向(図4に示
す矢印a方向)に回転駆動されている。平歯車からなる
下軸歯車3は、プーリ2に固定されており、プーリ2及
び下軸歯車3は、下軸17に軸受4を介して回転自在に
支持されている。この下軸17は、複数個の軸受10,
10’を介してミシンのベッド52に水平配置され、回
転自在である。
【0006】このように、インダクションモータ60に
よつて図4に示す矢印a方向に回転されるプーリ2及び
下軸歯車3の回転が、アイドル歯車21を介して平歯車
からなる早送り軸歯車20に伝えられ、早送り軸歯車2
0に固定された早送り軸23を図4に示す矢印a方向に
常に回転させている。早送り軸23は、ベッド52の下
部に取付けられたベッドエクステンション(図示せず)
に、複数個の軸受22,22’により回転自在に支持さ
れ、下軸17と平行をなしている。早送り軸23に固定
されたウォーム24は、ウォームホイール25に噛み合
い、ウォームホイール25には機械式のクラッチ27が
一体に固設されている。クラッチ27は、外部動力によ
つて作動し、ウォームホイール25とパターンホイール
軸26との間を接続・切断する。
【0007】ウォームホイール25は、軸受45を介し
てパターンホイール軸26に回転自在に支持されてお
り、クラッチ27を接続することにより、ウォームホイ
ール25とパターンホイール軸26とが一体となつて回
転する。パターンホイール軸26の一端部には、傘歯車
からなるパターンホイール軸歯車28が固定され、他端
部には、パターンホイール51が固定されている。パタ
ーンホイール51は、縫製布を移動させるキャリア(図
示せず)を周知の構造を介して左右方向に作動させる。
【0008】第1早送り工程に際しては、機械式のクラ
ッチ5を切断させると共にクラッチ27を接続させ、パ
ターンホイール軸26を矢印f方向に回転させる。パタ
ーンホイール軸26が回転すれば、この軸26の一端部
に固定された傘歯車からなるパターンホイール軸歯車2
8が回転する。パターンホイール軸歯車28が回転すれ
ば、これに噛み合つている傘歯車30aを外周面に有す
るフィールドホイール30が、図4に示す矢印c方向に
回転する。なお、フィールドホイール30が矢印c方向
に回転する際、後記する一方向クラッチ44の機能によ
つてフィールドホイールリング31及び平歯車37は回
転しない。
【0009】回転するフィールドホイール30には、所
定のエンドレス形状を有する溝32が設けてあり、この
溝32にはキャリアレバー33に回転自在に取付けられ
たローラ34が係合している。このフィールドホイール
30は、ベッド52に回転自在に支持されている。
【0010】しかして、フィールドホイール30が図4
に示す矢印c方向に回転することにより、キャリアレバ
ー33が、この溝32に倣つてミシンの前後方向(図4
に示す矢印d方向)に揺動作動する。キャリアレバー3
3は、ミシンのベッド52に軸心36を中心に回転自在
に取付けられており、先端の穴35を使用して、縫製布
を移動させるキャリアを前後方向に作動させる。これに
より、縫製布を移動させる第1早送り工程が行われる。
【0011】次に、第1早送り工程が終了して縫い工程
に入る際には、前述したクラッチ27を切断する。これ
により、軸受45によつて支持されたウォームホイール
25の回転がパターンホイール軸26に伝わらなくな
り、パターンホイール軸26及びパターンホイール軸歯
車28の回転が停止する。
【0012】また、クラッチ27の切断と同時に、下軸
17に取付けた機械式のクラッチ5を接続させる。これ
により、プーリ2及び下軸歯車3に下軸17が接続さ
れ、下軸17が図4に示す矢印a方向に回転を始める。
下軸17の回転により、下軸17に固定した傘歯車1
1、竪軸13に固定した傘歯車12,14及び上軸16
に固定した傘歯車15を介して上軸16が回転し、上軸
16につながる針棒(図示せず)及び下軸17につなが
るルーパ(図示せず)が駆動を始める。竪軸13は、矢
印g方向に回転する。
【0013】同時に、竪軸13に設けたゼネバ駆動用ロ
ーラ(図示せず)がゼネバ(図示せず)を回転させ、更
にいくつかの減速歯車を通して平歯車37を図4に示す
矢印e方向に間欠的に回転駆動する。従つて、この平歯
車37の回転駆動は、上軸16につながる針棒とタイミ
ングを合わせて行われる。平歯車37は、フィールドホ
イールリング31の外周面の山形の歯31aと噛み合つ
ているので、このリング31を図4に示す矢印c方向に
間欠的に回転させる。フィールドホイールリング31
は、フィールドホイール30に取付けた複数個のリング
支え42により、フィールドホイール30と同心的かつ
回転自在に支持されている。フィールドホイールリング
31の矢印c方向の間欠回転により、一方向クラッチ4
4を介して、フィールドホイール30も一体回転する。
【0014】このフィールドホイールリング31及びフ
ィールドホイール30の矢印c方向の間欠回転により、
キャリアレバー33が、フィールドホイール30の溝3
2に倣つてミシンの前後方向(図4に示す矢印d方向)
に揺動作動し、前述したように先端の穴35を使用し
て、縫製布を移動させるキャリアを前後方向に作動させ
る。これにより、縫製布を前後方向に移動させながら、
かつ、上軸16につながる針棒及び下軸17につながる
ルーパを駆動させながら、鳩目のボタンホールにかがり
縫いYをする縫い工程が行われる。なお、フィールドホ
イール30の矢印c方向の間欠回転により、傘歯車30
aに噛み合うパターンホイール軸歯車28も間欠回転
し、これによつてパターンホイール軸26及びパターン
ホイール51が矢印f方向に間欠回転するので、キャリ
ア(図示せず)に支持される縫製布が左右方向にも移動
する。
【0015】一方向クラッチ44は、フィールドホイー
ル30が一方向(図4,図5に示す矢印c方向)に回転
する際には、フィールドホイールリング31に対するフ
ィールドホイール30の一方向への回転を許容すると共
に、フィールドホイールリング31が一方向(図4,図
5に示す矢印c方向)に回転する際には、フィールドホ
イールリング31と一体にフィールドホイール30を回
転させる。具体的には、図5に示すように一方向クラッ
チ44のハウジング38が、ねじ39によりフィールド
ホイール30に固定され、ハウジング38に位相をずら
せて摺動自在に保持させた3つの爪40のいずれかが、
フィールドホイールリング31の内周面に形成した山形
の歯31bに噛み合うようになつている。山形の歯31
bは、爪40の一方向(矢印c方向)への単独回転を許
容し、爪40の他方向(矢印c方向と反対方向)への単
独回転を阻止する。各41は、各爪40を外径方向に弾
性的に付勢するばねである。
【0016】これにより、早送り工程に伴つてフィール
ドホイール30が矢印c方向に回転する際、一方向クラ
ッチ44の機能によりフィールドホイールリング31は
回転せず、従つて、平歯車37及びそれにつながる下軸
17が回転しない状態で、フィールドホイール30の単
独回転が許容される。また、縫い工程のときは、平歯車
37によりフィールドホイールリング31が矢印c方向
に回転されるので、一方向クラッチ44の機能により、
フィールドホイールリング31及びフィールドホイール
30が矢印c方向に一体となつて回転する。
【0017】このようにして第1早送り工程及び縫い工
程が順次に行われた後、第2早送り工程に移行する。第
2早送り工程は、第1早送り工程と逆向きに縫製布を移
動させる以外は、第1早送り工程と同様に行われ、ミシ
ンの停止位置Xで停止し、1サイクルが終了する。
【0018】図6には他の従来例にかかる鳩目穴かがり
ミシンの送り機構を示す。この送り機構にあつては、図
4に示す機械式のクラッチ27に代えて、電磁クラッチ
29を早送り軸23に設けると共に、ウォームホイール
25とパターンホイール軸26との間に一方向クラッチ
55を設けた点のみが、図4に示す従来例と異なる。こ
の他の従来例によつても、機械式のクラッチ5及び電磁
クラッチ29をを適宜に接続又は切断させて、図4に示
す従来例と同様の作動を得ることができる。一方向クラ
ッチ55は、縫い工程に伴い、フィールドホイール30
によつて駆動されてパターンホイール軸歯車28及びパ
ターンホイール51が矢印f方向に間欠回転することを
許容する。
【0019】上記いずれの従来例にあつても、回転駆動
源としてインダクションモータ60を使用する限り、外
部動力によつて作動する2個のクラッチ、つまり図4に
示すクラッチ5,27又は図6に示すクラッチ5,29
が必要であり、コストが嵩むと共に、これらのクラッチ
5,27,29を接続又は切断するための機構が大変複
雑になるのが実状であつた。更に、インダクションモー
タ60が、ミシンの稼働中、常に回転しているため、必
要なときだけそれぞれのクラッチ5,27,29を接続
又は切断しなければならず、作動のタイミングを調整す
るのも面倒であつた。なお、現在、回転駆動源としてA
Cサーボモータを使用する鳩目穴かがりミシンも存在す
るが、依然として上記した従来例と同じ送り機構を使用
しているため、コストアップや、機構の複雑さから逃れ
ることができていない。
【0020】このように、従来の鳩目穴かがりミシンの
送り機構にあつては、外部動力によつて接続又は切断す
る2個のクラッチ5,27,29が必要であり、コスト
が嵩むと共に、接続又は切断させるための複雑な機構が
必要であり、故障の原因となつて信頼性を低下させてい
る。また、複雑な機構のため、熟練者にしか故障を修理
することができなかつた。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は次の通りである。請求項1の発明の構成は、ベッド5
2に回転自在に支持される下軸17と、ベッド52に回
転自在に支持される早送り軸23と、ベッド52に回転
自在に支持され、早送り軸23によつて回転駆動される
パターンホイール軸26と、ベッド52に回転自在に支
持され、パターンホイール軸26によつて回転駆動され
て縫製布に前後方向の早送りを与えると共に、下軸17
によつて回転駆動されて縫製布に縫い工程に伴う前後方
向の送りを与えるフィールドホイール30とを有する鳩
目穴かがりミシンの送り機構において、正・逆に回転駆
動可能な回転駆動源1と、回転駆動源1によつて正・逆
に回転駆動される下軸回転部材(3)と、早送り軸23
に固定され、下軸回転部材(3)と逆回転するように係
合する早送り回転部材(20)と、下軸回転部材(3)
の正回転aのみを下軸17に伝える縫い用一方向クラッ
チ6と、下軸回転部材(3)の逆回転bのみを、早送り
回転部材(20)及び早送り軸23を介してパターンホ
イール軸26に伝える早送り用一方向クラッチ43とを
備えることを特徴とする鳩目穴かがりミシンの送り機構
である。請求項2の発明の構成は、ベッド52に回転自
在に支持される下軸17と、ベッド52に回転自在に支
持される早送り軸23と、ベッド52に回転自在に支持
され、早送り軸23によつて回転駆動されるパターンホ
イール軸26と、ベッド52に回転自在に支持され、パ
ターンホイール軸26によつて回転駆動されて縫製布に
前後方向の早送りを与えると共に、下軸17によつて回
転駆動されて縫製布に縫い工程に伴う前後方向の送りを
与えるフィールドホイール30とを有する鳩目穴かがり
ミシンの送り機構において、正・逆に回転駆動可能な回
転駆動源1と、回転駆動源1によつて正・逆に回転駆動
される下軸回転部材(3)と、早送り軸23に固定さ
れ、下軸回転部材(3)と逆回転するように係合する早
送り回転部材(20)と、下軸回転部材(3)の正回転
aのみを下軸17に伝えるための縫い用電磁クラッチ7
と、下軸回転部材(3)の逆回転bのみを、早送り回転
部材(20)及び早送り軸23を介してパターンホイー
ル軸26に伝える早送り用一方向クラッチ43とを備え
ることを特徴とする鳩目穴かがりミシンの送り機構であ
る。請求項3の発明の構成は、回転駆動源1が、ACサ
ーボモータによつて構成されていることを特徴とする請
求項1又は2の鳩目穴かがりミシンの送り機構である。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施の形態について
図1及び図3を参照して説明する。但し、従来例と実質
的に同一機能の部分には同一符号を付して、それらの説
明は省略する。
【0023】この鳩目穴かがりミシンの送り機構にあつ
ては、従来例のインダクションモータ60に代えて、正
・逆に回転駆動が可能な回転駆動源1を用いる。この回
転駆動源1には、ACサーボモータを使用する。ACサ
ーボモータは、正転・逆転及び位置決めの制御性に優れ
るという特徴を有する。また、従来例のクラッチ5,2
7,29に代えて、市販の早送り用一方向クラッチ43
及び縫い用一方向クラッチ6を使用する。更に、従来例
のアイドル歯車21を省略し、下軸歯車3の回転を逆転
させて早送り軸歯車20に伝える。すなわち、図1に示
すように、プーリ2に固定された下軸歯車3が、早送り
軸23に固定された早送り軸歯車20に直接噛み合つて
いる。
【0024】プーリ2及び下軸歯車3は、市販の縫い用
一方向クラッチ6を介して、下軸17に支持されてい
る。縫い用一方向クラッチ6は、回転駆動源1の正回転
(図1に矢印Aで示す)によつてベルト50を介してプ
ーリ2及び下軸歯車3が正回転(図1に矢印aで示す)
する際、回転トルクを下軸17に伝え、回転駆動源1が
逆回転(図1に矢印Bで示す)する際、回転トルクを下
軸17に伝えることができず、フリー回転する。回転駆
動源1及び下軸歯車3が逆回転B,bするとき、早送り
軸歯車20は、正回転aをする。
【0025】また、ウォームホイール25は、市販の早
送り用一方向クラッチ43を介して、パターンホイール
軸26に支持されている。早送り用一方向クラッチ43
は、回転駆動源1の逆回転Bにより、早送り軸歯車20
及び早送り軸23が正回転aをする際にロックし、回転
トルクを早送り軸23に伝え、パターンホイール軸26
に矢印f方向の回転を与える。一方、回転駆動源1の正
回転Aにより、早送り軸歯車20及び早送り軸23が逆
回転(図1に矢印bで示す)をする際、ウォーム24と
噛み合うウォームホイール25の回転トルクをパターン
ホイール軸26に伝えることができず、早送り用一方向
クラッチ43がフリー回転する。
【0026】次に、第1実施の形態の作用について説明
する。先ず、第1早送り工程に際しては、回転駆動源1
に逆回転Bをさせる。回転駆動源1が逆回転Bすれば、
プーリ2及び下軸歯車3も逆回転bするが、縫い用一方
向クラッチ6が下軸17との間でフリー回転をし、下軸
歯車3の回転トルクが下軸17に伝わらない。一方、回
転駆動源1が逆回転Bしてプーリ2及び下軸歯車3が逆
回転bすれば、早送り用一方向クラッチ43がロック
し、早送り軸23の回転トルクがパターンホイール軸2
6に伝わるため、早送りが駆動される。すなわち、下軸
歯車3が逆回転bすれば、早送り軸歯車20、早送り軸
23及びウォーム24が正回転aし、ロック状態の早送
り用一方向クラッチ43を介してウォームホイール25
及びパターンホイール軸26が矢印f方向に回転する。
【0027】パターンホイール軸26が矢印f方向に回
転すれば、この軸26の一端部に固定されたパターンホ
イール軸歯車28が同様に回転し、これに噛み合つてい
る傘歯車30aを外周面に有するフィールドホイール3
0が、図1に示す矢印c方向に回転する。なお、フィー
ルドホイール30が矢印c方向に回転する際、一方向ク
ラッチ44の機能によつてフィールドホイールリング3
1及び平歯車37は回転しない。
【0028】フィールドホイール30が図1に示す矢印
c方向に回転することにより、キャリアレバー33が、
溝32に倣つてミシンの前後方向(図1に示す矢印d方
向)に揺動作動する。これにより、キャリアレバー33
の穴35を使用して、キャリアを前後方向に作動させ、
縫製布を移動させる第1早送り工程が行われる。
【0029】次に、第1早送り工程が終了して縫い工程
に入る際には、回転駆動源1を正回転Aに逆転させる。
回転駆動源1が正回転Aすれば、プーリ2及び下軸歯車
3も正回転aし、縫い用一方向クラッチ6がロックし、
下軸17が図1に示すように正回転aする。しかして、
矢印g方向に回転する竪軸13により、平歯車37が回
転駆動され、縫い工程に伴う縫製布の前後送りが開始さ
れる。平歯車37は、前述したゼネバ歯車装置等を介し
て矢印e方向に間欠的に駆動される。このとき、下軸歯
車3に噛み合う早送り軸歯車20により、早送り軸23
も回転するため、ウォームホイール25も回転する。し
かし、早送り軸歯車20及びウォーム24が逆回転bす
るので、早送り用一方向クラッチ43がフリー回転とな
り、パターンホイール軸26まで回転トルクが伝わらな
い。このため、早送り工程は行われない。なお、下軸1
7の正回転aによつて上軸16が回転すれば、上軸16
につながる針棒(図示せず)及び下軸17につながるル
ーパ(図示せず)も駆動される。
【0030】平歯車37は、フィールドホイールリング
31の外周面の山形の歯31aと噛み合つているので、
このリング31を図1に示す矢印c方向に間欠的に回転
させる。フィールドホイールリング31の矢印c方向の
間欠回転により、一方向クラッチ44を介して、フィー
ルドホイール30も一体回転する。
【0031】このフィールドホイールリング31及びフ
ィールドホイール30の矢印c方向の間欠回転により、
キャリアレバー33が、フィールドホイール30の溝3
2に倣つてミシンの前後方向(図1に示す矢印d方向)
に揺動作動し、前述したように穴35を使用して、縫製
布を移動させるキャリアを前後方向に作動させる。これ
により、縫製布を前後方向に移動させながら、かつ、上
軸16につながる針棒及び下軸17につながるルーパを
駆動させながら、縫い工程が行われる。なお、フィール
ドホイール30の矢印c方向の間欠回転により、傘歯車
30aに噛み合うパターンホイール軸歯車28も間欠回
転し、これによつてパターンホイール軸26及びパター
ンホイール51が矢印f方向に間欠回転するので、キャ
リア(図示せず)に支持される縫製布が左右方向にも移
動する。その際、早送り用一方向クラッチ43は、フリ
ー回転する。
【0032】このようにして第1早送り工程及び縫い工
程が順次に行われた後、第2早送り工程に移行する。第
2早送り工程は、第1早送り工程と同様に行われ、ミシ
ンの停止位置Xで停止し、1サイクルが終了する。
【0033】このように、2個の縫い用一方向クラッチ
6及び早送り用一方向クラッチ43を使用すると共に、
下軸歯車3に対して逆回転するように早送り軸歯車20
を噛み合わせ、かつ、回転駆動源1を正回転Aと逆回転
Bとに切換えることにより、縫い工程及び第1,第2早
送り工程を簡素に制御することができる。また、回転駆
動源1としてACサーボモータを使用すれば、必要なと
きだけ、かつ、必要な正・逆の回転量だけ正確に作動さ
せることができるため、布送りの制御も非常に簡単かつ
正確になる。
【0034】本発明の第2実施の形態について図2及び
図3を参照して説明する。但し、上記第1実施の形態に
おける構成と実質的に同一機能部分には同一符号を付し
て、それらの説明は省略する。
【0035】第2実施の形態にあつては、第1実施の形
態における縫い用一方向クラッチ6に代えて、外部動力
によつて接続・切断作動が可能なクラッチ7を下軸17
に設けてある。クラッチ7は、プーリ2に固設してあ
る。
【0036】クラッチ7は、ACサーボモータからなる
回転駆動源1の駆動により、第1,第2早送り工程及び
縫い工程を行う他、それ以外の機構の作動(例えば、カ
ッティング機構の作動)も可能にするために設ける。す
なわち、プーリ2及び下軸歯車3を、軸受4を介して下
軸17に回転自在に取付け、縫い工程を行うために回転
駆動源1が正回転Aする場合にのみ、クラッチ7を接続
させ、回転トルクを下軸17に伝えるようにする。この
とき、早送り工程は、第1実施の形態と同様、早送り用
一方向クラッチ43の機能により作動しない。また、早
送り工程時は、クラッチ7を切断し、プーリ2及び下軸
歯車3の回転トルクが下軸17に伝わらないようにす
る。この状態で、回転駆動源1を逆回転Bさせることに
より、第1実施の形態と同様に早送り工程が行われる。
【0037】更に、他の機構を作動させる際には、クラ
ッチ7を切断し、かつ、図示を省略した他の機構のクラ
ッチを接続する。この状態で回転駆動源1を正回転Aさ
せて、他の機構のみを作動させることができる。他の機
構を作動させている最中は、クラッチ7及び早送り用一
方向クラッチ43の機能により、縫い工程及び早送り工
程の両方が作動しない。第2実施の形態によれば、図1
に示す第1実施の形態と比べて、縫い用一方向クラッチ
6に代えて1個のクラッチ7が必要になるが、従来例に
比べれば、外部動力によつて接続・切断作動を行うクラ
ッチは1個減ることになり、コストダウンや機構の簡素
化に大いに役立つ。
【0038】ところで、下軸歯車3及び早送り軸歯車2
0は、下軸歯車3の回転を逆転させて早送り軸歯車20
に伝達することができればよく、下軸歯車3と早送り軸
歯車20との間に偶数個のアイドル歯車を介在させるこ
とも可能である。更に、下軸歯車3及び早送り軸歯車2
0は、下軸歯車3の回転を逆転させて早送り軸歯車20
に伝達する機構を広く採用することができ、チェーン又
はベルトを用いる巻掛け伝動装置によつて構成すること
も可能である。勿論、タイミングベルトを使用する巻掛
け伝動装置によつて構成することも可能である。従つ
て、下軸歯車3を、歯車、スプロケット、プーリ等の下
軸回転部材によつて構成し、早送り軸歯車20を、歯
車、スプロケット、プーリ等の早送り軸回転部材によつ
て構成し、下軸回転部材の回転を逆転させて早送り軸回
転部材に伝達させればよい。
【0039】また、ウォーム24及びウォームホイール
25は、早送り軸23の回転をパターンホイール軸26
に所定の減速比で伝える機能を有すればよく、傘歯車等
の歯車装置によつて構成することも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明に係る鳩目穴かがりミシンの送り機構によれば、
送り機構の駆動に正転・逆転の切換えが可能な回転駆動
源を使用し、かつ、早送り軸に固定される早送り回転部
材を下軸回転部材と逆回転するように係合させる。これ
により、縫い工程と早送り工程の2種類の布送り方法の
切換えに必要だつた2個の機械式又は電気式クラッチに
代えて、2個の一方向クラッチと回転駆動源の正転・逆
転の切換えで、又は、1個の一方向クラッチ及び1個の
電磁クラッチと回転駆動源の正転・逆転の切換えで、2
種類の布送りを切り換えて行うことが可能となる。これ
により、次の効果が得られる。
【0041】外部動力によつて接続・切断させる高価な
クラッチの個数を減少させることができるため、そのク
ラッチを作動させるための装置等も含め、布送り機構全
体を非常に簡素化することができる。その結果、メンテ
ナンスが簡単になり、熟練を要することなく簡単に修理
できるようになつた。また、布送り機構が簡単になつた
ことにより、故障が生じ難くなり、信頼性が向上した。
【0042】更に、請求項1の発明によれば、2個の一
方向クラッチのみを装備させ、回転駆動源の正転・逆転
の切換えを行うことで、2種類の布送りを切り換えて行
うことが可能となる。これにより、送り機構が更に簡素
化されると共に、タイミング調整が不要になつた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施の形態に係る鳩目穴かがり
ミシンの送り機構を示す斜視図。
【図2】 本発明の第2実施の形態に係る鳩目穴かがり
ミシンの送り機構を示す斜視図。
【図3】 鳩目穴かがりミシンによるかがり縫いの作動
を示す説明図。
【図4】 従来の鳩目穴かがりミシンの送り機構を示す
斜視図。
【図5】 同じく一方向クラッチを示す斜視図。
【図6】 従来の他の鳩目穴かがりミシンの送り機構を
示す斜視図。
【符号の説明】
1:回転駆動源、2:プーリ、3:下軸歯車(下軸回転
部材)、6:縫い用一方向クラッチ、17:下軸、2
0:早送り軸歯車(早送り回転部材)、23:早送り
軸、26:パターンホイール軸、30:フィールドホイ
ール、43:早送り用一方向クラッチ、52:ベッド、
A,a:正回転、B,b:逆回転。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド(52)に回転自在に支持される
    下軸(17)と、ベッド(52)に回転自在に支持され
    る早送り軸(23)と、ベッド(52)に回転自在に支
    持され、早送り軸(23)によつて回転駆動されるパタ
    ーンホイール軸(26)と、ベッド(52)に回転自在
    に支持され、パターンホイール軸(26)によつて回転
    駆動されて縫製布に前後方向の早送りを与えると共に、
    下軸(17)によつて回転駆動されて縫製布に縫い工程
    に伴う前後方向の送りを与えるフィールドホイール(3
    0)とを有する鳩目穴かがりミシンの送り機構におい
    て、正・逆に回転駆動可能な回転駆動源(1)と、回転
    駆動源(1)によつて正・逆に回転駆動される下軸回転
    部材(3)と、早送り軸(23)に固定され、下軸回転
    部材(3)と逆回転するように係合する早送り回転部材
    (20)と、下軸回転部材(3)の正回転(a)のみを
    下軸(17)に伝える縫い用一方向クラッチ(6)と、
    下軸回転部材(3)の逆回転(b)のみを、早送り回転
    部材(20)及び早送り軸(23)を介してパターンホ
    イール軸(26)に伝える早送り用一方向クラッチ(4
    3)とを備えることを特徴とする鳩目穴かがりミシンの
    送り機構。
  2. 【請求項2】 ベッド(52)に回転自在に支持される
    下軸(17)と、ベッド(52)に回転自在に支持され
    る早送り軸(23)と、ベッド(52)に回転自在に支
    持され、早送り軸(23)によつて回転駆動されるパタ
    ーンホイール軸(26)と、ベッド(52)に回転自在
    に支持され、パターンホイール軸(26)によつて回転
    駆動されて縫製布に前後方向の早送りを与えると共に、
    下軸(17)によつて回転駆動されて縫製布に縫い工程
    に伴う前後方向の送りを与えるフィールドホイール(3
    0)とを有する鳩目穴かがりミシンの送り機構におい
    て、正・逆に回転駆動可能な回転駆動源(1)と、回転
    駆動源(1)によつて正・逆に回転駆動される下軸回転
    部材(3)と、早送り軸(23)に固定され、下軸回転
    部材(3)と逆回転するように係合する早送り回転部材
    (20)と、下軸回転部材(3)の正回転(a)のみを
    下軸(17)に伝えるための縫い用電磁クラッチ(7)
    と、下軸回転部材(3)の逆回転(b)のみを、早送り
    回転部材(20)及び早送り軸(23)を介してパター
    ンホイール軸(26)に伝える早送り用一方向クラッチ
    (43)とを備えることを特徴とする鳩目穴かがりミシ
    ンの送り機構。
  3. 【請求項3】 回転駆動源(1)が、ACサーボモータ
    によつて構成されていることを特徴とする請求項1又は
    2の鳩目穴かがりミシンの送り機構。
JP8140742A 1996-05-10 1996-05-10 鳩目穴かがりミシンの送り機構 Pending JPH09299632A (ja)

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JP8140742A JPH09299632A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 鳩目穴かがりミシンの送り機構
US08/814,914 US5743199A (en) 1996-05-10 1997-03-12 Feeding mechanism of eyelet-end buttonhole sewing machine
CN97111135A CN1167171A (zh) 1996-05-10 1997-05-09 圆头钮孔缝纫机的进给机构
TW086106435A TW335423B (en) 1996-05-10 1997-05-14 Feeding mechanism of eyelet-end buttonhole sewing machine

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DE8330328U1 (de) * 1983-10-21 1984-03-15 Dürkoppwerke GmbH, 4800 Bielefeld Antriebsvorrichtung fuer eine zweifaden-kettenstich-knopflochnaehmaschine
JPH0259778A (ja) * 1988-08-25 1990-02-28 Canon Inc 画像形成装置
JPH0259778U (ja) * 1988-10-20 1990-05-01

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US5743199A (en) 1998-04-28
TW335423B (en) 1998-07-01
CN1167171A (zh) 1997-12-10

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