JPH09300036A - 円筒状成形品の成形装置並びに円筒状成形品の成形方法 - Google Patents
円筒状成形品の成形装置並びに円筒状成形品の成形方法Info
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- JPH09300036A JPH09300036A JP11728096A JP11728096A JPH09300036A JP H09300036 A JPH09300036 A JP H09300036A JP 11728096 A JP11728096 A JP 11728096A JP 11728096 A JP11728096 A JP 11728096A JP H09300036 A JPH09300036 A JP H09300036A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 素材の材質に拘わらず、優れた経済性と高度
な加工性とをもって、円筒状成形品を成形し得る成形装
置と成形方法とを提供する。 【解決手段】 第一の型18と第二の型20との間に円
板状素材85を同心的に挟持させた状態で、それらを一
体回転せしめる一方、該第二の型20から該第一の型1
8の側に向かって次第に小径となるテーパ面形状を呈す
るテーパローラ14の外周面98を、前記一体回転せし
められる円板状素材85の外周部87に押圧して、該外
周部87を、該テーパローラ14の外周面98に対応し
たテーパ形状に成形し、更に、軸方向に同一径にて延び
る円柱面形状を呈するストレートローラ16の外周面1
04を、前記一体回転せしめられる、テーパ形状に成形
された円板状素材85の外周部87に押圧し、かかる外
周部87を前記第一の型18との間で挟圧することによ
り、該ストレートローラ16の外周面104に対応した
円筒形状に成形するようにした。
な加工性とをもって、円筒状成形品を成形し得る成形装
置と成形方法とを提供する。 【解決手段】 第一の型18と第二の型20との間に円
板状素材85を同心的に挟持させた状態で、それらを一
体回転せしめる一方、該第二の型20から該第一の型1
8の側に向かって次第に小径となるテーパ面形状を呈す
るテーパローラ14の外周面98を、前記一体回転せし
められる円板状素材85の外周部87に押圧して、該外
周部87を、該テーパローラ14の外周面98に対応し
たテーパ形状に成形し、更に、軸方向に同一径にて延び
る円柱面形状を呈するストレートローラ16の外周面1
04を、前記一体回転せしめられる、テーパ形状に成形
された円板状素材85の外周部87に押圧し、かかる外
周部87を前記第一の型18との間で挟圧することによ
り、該ストレートローラ16の外周面104に対応した
円筒形状に成形するようにした。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、円筒状成形品の成形装置並びに
円筒状成形品の成形方法に係り、特に、素材の材質に拘
わらず、優れた経済性と高度な加工性とをもって、円筒
状成形品を有利に成形し得る技術に関するものである。
円筒状成形品の成形方法に係り、特に、素材の材質に拘
わらず、優れた経済性と高度な加工性とをもって、円筒
状成形品を有利に成形し得る技術に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来より、金属材料から円筒状成形品を製
造する際には、各種の手法が採用されており、その中の
一つとして、円板形形状を呈する金属材料、所謂円板状
素材を転造加工することによって、円筒状成形品を得る
方法がある。
造する際には、各種の手法が採用されており、その中の
一つとして、円板形形状を呈する金属材料、所謂円板状
素材を転造加工することによって、円筒状成形品を得る
方法がある。
【0003】この円板状素材の転造加工による円筒状成
形品の成形方法は、例えば、特開平5−76982号公
報の図1や特開平6−23461号公報の図2等に示さ
れる如く、円柱形形状を呈する第一の型と、該第一の型
に対して、同軸的に且つ相対的に接近、離隔可能に配置
される、厚肉円板状の第二の型とが、それら第一及び第
二の型の軸心を第一の回転軸として一体回転し得るよう
に構成された成形金型と、かかる成形金型の周囲に配さ
れて、該第一の回転軸に平行な第二の回転軸回りに回転
せしめられつつ、該第一の回転軸方向に移動可能に構成
された複数の転造ローラとを含んでなる転造成形装置を
用いて、目的とする円筒状成形品を与える、前記第一の
型よりも大径の円板状素材を該第一の型と前記第二の型
との間に同心的に挟持せしめつつ、それら第一の型と第
二の型とを前記第一の回転軸回りに一体回転せしめる一
方、前記複数の転造ローラを、前記第二の回転軸回りに
それぞれ回転させた状態で、該第一の回転軸方向に移動
させて、前記円板状素材の外周部を、該複数の転造ロー
ラにて、前記第一の型との間で挟圧せしめつつ、該転造
ローラの移動方向に押圧して、該外周部全体を折り曲げ
ることにより、換言すれば、該円板状素材の外周部に対
して、転造ローラによるしごきを行なうことにより、筒
壁部が転造ローラの移動方向に延び出してなる円筒状成
形品を得るようにしたものである。
形品の成形方法は、例えば、特開平5−76982号公
報の図1や特開平6−23461号公報の図2等に示さ
れる如く、円柱形形状を呈する第一の型と、該第一の型
に対して、同軸的に且つ相対的に接近、離隔可能に配置
される、厚肉円板状の第二の型とが、それら第一及び第
二の型の軸心を第一の回転軸として一体回転し得るよう
に構成された成形金型と、かかる成形金型の周囲に配さ
れて、該第一の回転軸に平行な第二の回転軸回りに回転
せしめられつつ、該第一の回転軸方向に移動可能に構成
された複数の転造ローラとを含んでなる転造成形装置を
用いて、目的とする円筒状成形品を与える、前記第一の
型よりも大径の円板状素材を該第一の型と前記第二の型
との間に同心的に挟持せしめつつ、それら第一の型と第
二の型とを前記第一の回転軸回りに一体回転せしめる一
方、前記複数の転造ローラを、前記第二の回転軸回りに
それぞれ回転させた状態で、該第一の回転軸方向に移動
させて、前記円板状素材の外周部を、該複数の転造ロー
ラにて、前記第一の型との間で挟圧せしめつつ、該転造
ローラの移動方向に押圧して、該外周部全体を折り曲げ
ることにより、換言すれば、該円板状素材の外周部に対
して、転造ローラによるしごきを行なうことにより、筒
壁部が転造ローラの移動方向に延び出してなる円筒状成
形品を得るようにしたものである。
【0004】このような転造加工を利用した円筒状成形
品の成形方法にあっては、転造ローラの転がり接触によ
る局部変形が、該円板状素材の外周部において、その周
方向に繰り返し惹起せしめられ、それによって、該外周
部が徐々に筒状に加工されるようになっているため、目
的とする円筒状成形品が、比較的小さな加工力にて成形
され得るのであるが、そのような円板状素材の外周部の
筒状加工が、前述の如く、該円板状素材の外周部全体に
対して、転造ローラによるしごきが行なわれることによ
って進行せしめられるものであることから、該外周部全
体において、加工硬化が大きくなってしまうことが避け
られなかった。
品の成形方法にあっては、転造ローラの転がり接触によ
る局部変形が、該円板状素材の外周部において、その周
方向に繰り返し惹起せしめられ、それによって、該外周
部が徐々に筒状に加工されるようになっているため、目
的とする円筒状成形品が、比較的小さな加工力にて成形
され得るのであるが、そのような円板状素材の外周部の
筒状加工が、前述の如く、該円板状素材の外周部全体に
対して、転造ローラによるしごきが行なわれることによ
って進行せしめられるものであることから、該外周部全
体において、加工硬化が大きくなってしまうことが避け
られなかった。
【0005】それ故、円板状素材として、例えば、中炭
素鋼(S45C)等、ビッカース硬さが160前後の高
硬度の素材を用いて、上述の如き転造成形手法による円
筒状成形品の成形を行なう場合にあっては、円板状素材
の外周部の全体が、加工硬化によって、200以上もの
非常に高いビッカース硬さを示すこととなり、そのため
に、そのような円板状素材の外周部が脆くなって、その
転造加工時に、該外周部において、「割れ」が発生する
恐れが極めて大きかったのである。
素鋼(S45C)等、ビッカース硬さが160前後の高
硬度の素材を用いて、上述の如き転造成形手法による円
筒状成形品の成形を行なう場合にあっては、円板状素材
の外周部の全体が、加工硬化によって、200以上もの
非常に高いビッカース硬さを示すこととなり、そのため
に、そのような円板状素材の外周部が脆くなって、その
転造加工時に、該外周部において、「割れ」が発生する
恐れが極めて大きかったのである。
【0006】また、前記公報に示される円筒状成形品の
成形方法においては、第一の型の外周面にスプライン歯
形が設けられてなる成形装置が用いられており、円板状
素材の外周部を該第一の型と転造ローラとにて挟圧せし
めることによって、円筒状成形品の筒壁部を成形すると
同時に、該筒壁部の内周面を第一の型のスプライン歯形
内に押し込んで、該内周面にスプライン溝が形成される
ようになっているのであるが、上述の如く、高硬度の円
板状素材を用いる場合にあっては、該円板状素材の外周
部全体の硬度が、加工硬化によって過度に上昇してしま
うことから、かかる円板状素材の外周部を転造ローラと
第一の型とにて挟圧せしめても、成形される筒壁部の内
周面を第一の型のスプライン歯形内に十分に押し込むこ
とが出来ず、そのために、そのような筒壁部の内周面に
スプライン溝を形成することが極めて困難であったので
ある。
成形方法においては、第一の型の外周面にスプライン歯
形が設けられてなる成形装置が用いられており、円板状
素材の外周部を該第一の型と転造ローラとにて挟圧せし
めることによって、円筒状成形品の筒壁部を成形すると
同時に、該筒壁部の内周面を第一の型のスプライン歯形
内に押し込んで、該内周面にスプライン溝が形成される
ようになっているのであるが、上述の如く、高硬度の円
板状素材を用いる場合にあっては、該円板状素材の外周
部全体の硬度が、加工硬化によって過度に上昇してしま
うことから、かかる円板状素材の外周部を転造ローラと
第一の型とにて挟圧せしめても、成形される筒壁部の内
周面を第一の型のスプライン歯形内に十分に押し込むこ
とが出来ず、そのために、そのような筒壁部の内周面に
スプライン溝を形成することが極めて困難であったので
ある。
【0007】従って、高硬度の素材を用いて円筒成形品
を得る際には、比較的高い加工コストを要する鍛造加工
手法を採用しており、また、成形される円筒成形品に対
してスプライン溝を成形する場合には、加工時間が長
く、手間のかかる切削加工を実施しているのが実情なの
である。
を得る際には、比較的高い加工コストを要する鍛造加工
手法を採用しており、また、成形される円筒成形品に対
してスプライン溝を成形する場合には、加工時間が長
く、手間のかかる切削加工を実施しているのが実情なの
である。
【0008】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
に鑑みて為されたものであって、その解決課題とすると
ころは、素材の材質に拘わらず、転造加工によって、比
較的低い加工コストで、しかも加工時における素材の
「割れ」等の欠陥を何等生ぜしめることなく、優れた経
済性と高度な加工性とをもって、円筒状成形品を成形し
得る成形装置と成形方法とを提供することにある。ま
た、本発明にあっては、上述の如くして円筒状成形品を
成形する際に、該円筒状成形品の内周面に対して、スプ
ライン溝を効率的に形成し得る技術を提供することを
も、その解決課題とするところである。
に鑑みて為されたものであって、その解決課題とすると
ころは、素材の材質に拘わらず、転造加工によって、比
較的低い加工コストで、しかも加工時における素材の
「割れ」等の欠陥を何等生ぜしめることなく、優れた経
済性と高度な加工性とをもって、円筒状成形品を成形し
得る成形装置と成形方法とを提供することにある。ま
た、本発明にあっては、上述の如くして円筒状成形品を
成形する際に、該円筒状成形品の内周面に対して、スプ
ライン溝を効率的に形成し得る技術を提供することを
も、その解決課題とするところである。
【0009】
【解決手段】そして、本発明にあっては、かかる課題の
解決のために、(a)目的とする円筒状成形品の内面形
状に対応した外周面を有する第一の型と、該第一の型に
対して同軸的に且つ相対的に接近、離隔可能に配置さ
れ、該第一の型との間で、前記円筒状成形品を与える前
記第一の型の外径よりも大径の円板状素材を同心的に挟
持する第二の型とを備え、それら第一の型と第二の型と
が、該円板状素材を挟持しつつ、それら第一及び第二の
型の軸心を第一の回転軸として一体回転し得るように構
成された成形金型と、(b)前記第一の回転軸に平行な
第二の回転軸回りに回転可能に、且つ該成形金型に対し
て、該第一の回転軸に垂直な方向に接近、離隔移動し得
るように、配置せしめられる一方、前記第一の型の外周
面と対向位置する外周面が、前記第二の型から該第一の
型の側に向かって次第に小径となるテーパ面形状を呈す
ると共に、前記第二の回転軸に垂直な面に対して60°
〜85°のテーパ角度を為すように構成されて、前記第
一の回転軸回りに一体回転せしめられる前記円板状素材
の外周部を、該テーパ面形状の外周面にて押圧すること
により、かかる外周部を該テーパ面形状に対応したテー
パ形状に成形するテーパローラと、(c)前記第一の回
転軸に平行な第三の回転軸回りに回転可能に、且つ前記
成形金型に対して、該第一の回転軸に垂直な方向に接
近、離隔移動し得るように、配置せしめられる一方、該
第一の型の外周面と対向位置する外周面が、軸方向に同
一径にて延びる円柱面形状を呈するように構成されて、
前記第一の回転軸回りに一体回転せしめられる、前記テ
ーパローラにてテーパ状に成形された前記円板状素材の
外周部を、該円柱面形状の外周面にて押圧して、前記第
一の型との間で挟圧することにより、かかる外周部を該
円柱面形状に対応した円筒形状に更に成形するストレー
トローラとを、含む円筒状成形品の成形装置を、その特
徴とするものである。
解決のために、(a)目的とする円筒状成形品の内面形
状に対応した外周面を有する第一の型と、該第一の型に
対して同軸的に且つ相対的に接近、離隔可能に配置さ
れ、該第一の型との間で、前記円筒状成形品を与える前
記第一の型の外径よりも大径の円板状素材を同心的に挟
持する第二の型とを備え、それら第一の型と第二の型と
が、該円板状素材を挟持しつつ、それら第一及び第二の
型の軸心を第一の回転軸として一体回転し得るように構
成された成形金型と、(b)前記第一の回転軸に平行な
第二の回転軸回りに回転可能に、且つ該成形金型に対し
て、該第一の回転軸に垂直な方向に接近、離隔移動し得
るように、配置せしめられる一方、前記第一の型の外周
面と対向位置する外周面が、前記第二の型から該第一の
型の側に向かって次第に小径となるテーパ面形状を呈す
ると共に、前記第二の回転軸に垂直な面に対して60°
〜85°のテーパ角度を為すように構成されて、前記第
一の回転軸回りに一体回転せしめられる前記円板状素材
の外周部を、該テーパ面形状の外周面にて押圧すること
により、かかる外周部を該テーパ面形状に対応したテー
パ形状に成形するテーパローラと、(c)前記第一の回
転軸に平行な第三の回転軸回りに回転可能に、且つ前記
成形金型に対して、該第一の回転軸に垂直な方向に接
近、離隔移動し得るように、配置せしめられる一方、該
第一の型の外周面と対向位置する外周面が、軸方向に同
一径にて延びる円柱面形状を呈するように構成されて、
前記第一の回転軸回りに一体回転せしめられる、前記テ
ーパローラにてテーパ状に成形された前記円板状素材の
外周部を、該円柱面形状の外周面にて押圧して、前記第
一の型との間で挟圧することにより、かかる外周部を該
円柱面形状に対応した円筒形状に更に成形するストレー
トローラとを、含む円筒状成形品の成形装置を、その特
徴とするものである。
【0010】すなわち、本発明に従う円筒状成形品の成
形装置にあっては、目的とする円筒状成形品を与える円
板状素材が、第一の型と第二の型との間に挟持された状
態において、それら第一及び第二の型の軸心を第一の回
転軸として一体回転せしめられる一方、該第二の型から
該第一の型の側に向かって次第に小径となるテーパ面形
状の外周面を有するテーパローラが、第一の回転軸に平
行な第二の回転軸回りに回転しつつ、該第一の回転軸に
垂直な方向において、第一の型に接近移動せしめられ
て、前記円板状素材の外周部を前記テーパ形状の外周面
にて押圧することにより、該外周部の端縁部が、該テー
パローラのテーパ面形状の外周面に沿って摺動せしめら
れ、それによって、該外周部における、第一の型と第二
の型に対する被挟持部位とそれらに挟持されていない部
位との境界部分が、第二の型から第一の型に向かう方向
に折り曲げられて、該外周部の全体が、該テーパ面形状
に対応した、第二の型から第一の型に向かって次第に大
径とするテーパ形状に成形されるのである。
形装置にあっては、目的とする円筒状成形品を与える円
板状素材が、第一の型と第二の型との間に挟持された状
態において、それら第一及び第二の型の軸心を第一の回
転軸として一体回転せしめられる一方、該第二の型から
該第一の型の側に向かって次第に小径となるテーパ面形
状の外周面を有するテーパローラが、第一の回転軸に平
行な第二の回転軸回りに回転しつつ、該第一の回転軸に
垂直な方向において、第一の型に接近移動せしめられ
て、前記円板状素材の外周部を前記テーパ形状の外周面
にて押圧することにより、該外周部の端縁部が、該テー
パローラのテーパ面形状の外周面に沿って摺動せしめら
れ、それによって、該外周部における、第一の型と第二
の型に対する被挟持部位とそれらに挟持されていない部
位との境界部分が、第二の型から第一の型に向かう方向
に折り曲げられて、該外周部の全体が、該テーパ面形状
に対応した、第二の型から第一の型に向かって次第に大
径とするテーパ形状に成形されるのである。
【0011】そして、更に、軸方向に同一径にて延びる
円柱面形状の外周面を有するストレートローラが、第一
の回転軸に平行な第三の回転軸回りに回転しつつ、該第
一の回転軸に垂直な方向において、第一の型に接近移動
せしめられて、テーパローラによりテーパ形状に成形さ
れた円板状素材の外周部を、前記円柱面形状の外周面に
て押圧することにより、該テーパ状の外周部の、第二の
型から第一の型に向かう方向に折り曲げられた前記境界
部分が、かかる方向に更に折り曲げられると共に、該外
周部の全体が、該ストレートローラの円柱面形状の外周
面と前記第一の型の外周面との間で挟圧され、それによ
って、該円柱面形状に対応した円筒形状に成形され、そ
の結果、前記円板状素材が、かかる円筒形状に成形され
た部分を筒壁部とし、且つ前記第一の型と第二の型に対
する被挟持部分を底部とする円筒形形状に成形されるよ
うになっているのである。
円柱面形状の外周面を有するストレートローラが、第一
の回転軸に平行な第三の回転軸回りに回転しつつ、該第
一の回転軸に垂直な方向において、第一の型に接近移動
せしめられて、テーパローラによりテーパ形状に成形さ
れた円板状素材の外周部を、前記円柱面形状の外周面に
て押圧することにより、該テーパ状の外周部の、第二の
型から第一の型に向かう方向に折り曲げられた前記境界
部分が、かかる方向に更に折り曲げられると共に、該外
周部の全体が、該ストレートローラの円柱面形状の外周
面と前記第一の型の外周面との間で挟圧され、それによ
って、該円柱面形状に対応した円筒形状に成形され、そ
の結果、前記円板状素材が、かかる円筒形状に成形され
た部分を筒壁部とし、且つ前記第一の型と第二の型に対
する被挟持部分を底部とする円筒形形状に成形されるよ
うになっているのである。
【0012】要するに、この本発明に従う装置において
は、テーパローラとストレートローラの二つの転造ロー
ラにより、目的とする円筒状成形品を与える円板状素材
に対して、転造加工が二段階に分けて実施されるように
なっているのであり、その第一段階として、円板状素材
の外周部が、テーパローラにて、局部的に折り曲げられ
ることによって、該外周部の全体がテーパ形状に転造加
工され、そして、第二段階として、テーパ形状に転造加
工された外周部において、前記テーパローラにより折り
曲げられた部位が、ストレートローラにて、更に折り曲
げられることによって、円板状素材の外周部が、円筒形
状に転造加工されるようになっているのである。
は、テーパローラとストレートローラの二つの転造ロー
ラにより、目的とする円筒状成形品を与える円板状素材
に対して、転造加工が二段階に分けて実施されるように
なっているのであり、その第一段階として、円板状素材
の外周部が、テーパローラにて、局部的に折り曲げられ
ることによって、該外周部の全体がテーパ形状に転造加
工され、そして、第二段階として、テーパ形状に転造加
工された外周部において、前記テーパローラにより折り
曲げられた部位が、ストレートローラにて、更に折り曲
げられることによって、円板状素材の外周部が、円筒形
状に転造加工されるようになっているのである。
【0013】それ故、かかる本発明装置にあっては、円
筒状成形品を成形するに際して、テーパローラとストレ
ートローラの二つの転造ローラにて折り曲げられる、該
円板状素材の外周部の被折曲部位において加工硬化が集
中的に生ぜしめられることとなるのであり、それによっ
て、従来装置とは異なって、該円板状素材の外周部の全
体に加工硬化が惹起せしめられるようなことが有効に阻
止され得、以て中炭素鋼等、高硬度の材質からなる円板
状素材を用いても、かかる円板状素材の外周部の全体が
過度に硬化されて、該外周部が脆くなってしまうような
ことが、効果的に防止され得るのである。
筒状成形品を成形するに際して、テーパローラとストレ
ートローラの二つの転造ローラにて折り曲げられる、該
円板状素材の外周部の被折曲部位において加工硬化が集
中的に生ぜしめられることとなるのであり、それによっ
て、従来装置とは異なって、該円板状素材の外周部の全
体に加工硬化が惹起せしめられるようなことが有効に阻
止され得、以て中炭素鋼等、高硬度の材質からなる円板
状素材を用いても、かかる円板状素材の外周部の全体が
過度に硬化されて、該外周部が脆くなってしまうような
ことが、効果的に防止され得るのである。
【0014】従って、本発明に従う円筒状成形品の成形
装置においては、用いられる円板状素材が、高硬度の材
質を有するものであっても、「割れ」等の加工欠陥の発
生が効果的に防止されつつ、該円板状素材に対して、有
利に転造加工が実施され得るのであり、しかも、そのよ
うな転造加工の採用によって、加工コストが比較的低く
抑えられ得、そして、それらの結果として、素材の材質
に拘わらず、優れた経済性と高度な加工性とをもって、
円筒状成形品が極めて有利に成形され得るのである。
装置においては、用いられる円板状素材が、高硬度の材
質を有するものであっても、「割れ」等の加工欠陥の発
生が効果的に防止されつつ、該円板状素材に対して、有
利に転造加工が実施され得るのであり、しかも、そのよ
うな転造加工の採用によって、加工コストが比較的低く
抑えられ得、そして、それらの結果として、素材の材質
に拘わらず、優れた経済性と高度な加工性とをもって、
円筒状成形品が極めて有利に成形され得るのである。
【0015】なお、本発明に従う円筒状成形品の成形装
置の好ましい第一の態様によれば、前記円板状素材の外
周部において、円筒形状に成形される部位の内側面に、
スプライン溝を成形するスプライン溝成形部が、前記第
一の型の外周面に設けられることとなる。
置の好ましい第一の態様によれば、前記円板状素材の外
周部において、円筒形状に成形される部位の内側面に、
スプライン溝を成形するスプライン溝成形部が、前記第
一の型の外周面に設けられることとなる。
【0016】そのような構成を有する円筒状成形品の成
形装置においては、前述の如く、円板状素材の外周部全
体の硬度が、加工硬化によって過度に上昇せしめられる
ようなことが有利に防止され得るところから、高硬度の
円板状素材を用いる場合にあっても、例えば、スプライ
ン溝形成部を、複数のスプライン歯形にて構成して、前
記ストレートローラによる該円板状素材の外周部の転造
加工時に、該外周部を、該ストレートローラと、前記第
一の型の、スプライン溝形成部が設けられた外周面とに
て挟圧せしめることによって、該外周部における、該第
一の型のスプライン溝形成部との対向面が、該スプライ
ン溝形成部の各スプライン歯形内に十分に押し込まれ得
て、該対向面にスプライン溝が確実に形成され得るので
ある。
形装置においては、前述の如く、円板状素材の外周部全
体の硬度が、加工硬化によって過度に上昇せしめられる
ようなことが有利に防止され得るところから、高硬度の
円板状素材を用いる場合にあっても、例えば、スプライ
ン溝形成部を、複数のスプライン歯形にて構成して、前
記ストレートローラによる該円板状素材の外周部の転造
加工時に、該外周部を、該ストレートローラと、前記第
一の型の、スプライン溝形成部が設けられた外周面とに
て挟圧せしめることによって、該外周部における、該第
一の型のスプライン溝形成部との対向面が、該スプライ
ン溝形成部の各スプライン歯形内に十分に押し込まれ得
て、該対向面にスプライン溝が確実に形成され得るので
ある。
【0017】従って、かかる円筒状成形品の成形装置に
あっては、円板状素材の材質に拘わらず、ストレートロ
ーラによる転造加工により、円筒状成形品が成形される
と同時に、該円筒状成形品の内周面に対して、スプライ
ン溝が極めて効率的に形成され得るのである。
あっては、円板状素材の材質に拘わらず、ストレートロ
ーラによる転造加工により、円筒状成形品が成形される
と同時に、該円筒状成形品の内周面に対して、スプライ
ン溝が極めて効率的に形成され得るのである。
【0018】また、本発明にあっては、(a)目的とす
る円筒状成形品の内面形状に対応した外周面を有する第
一の型と、該第一の型に対して同軸的に且つ相対的に接
近、離隔可能に配置された第二の型とが、それら第一及
び第二の型の軸心を第一の回転軸として一体回転し得る
ように構成された成形金型を用い、該第一の型と第二の
型とを相対的に接近移動させて、それら第一の型と第二
の型との間で、前記円筒状成形品を与える、前記第一の
型の外径よりも大径の円板状素材を同心的に挟持せしめ
つつ、それら第一の型と第二の型とを前記第一の回転軸
回りに一体的に回転せしめる工程と、(b)前記第一の
回転軸に平行な第二の回転軸回りに回転可能に、且つ前
記成形金型に対して、該第一の回転軸に垂直な方向に接
近、離隔移動し得るように、配置せしめられる一方、前
記第一の型の外周面と対向位置する外周面が、前記第二
の型から該第一の型の側に向かって次第に小径となるテ
ーパ面形状を呈すると共に、前記第二の回転軸に垂直な
面に対して60°〜85°のテーパ角度を為すように構
成されたテーパローラを、前記テーパ面形状の外周面に
て、前記第一の回転軸回りに一体回転せしめられる前記
円板状素材の外周部に押圧せしめることにより、該外周
部を該テーパ面形状に対応したテーパ形状に成形する工
程と、(c)前記第一の回転軸に平行な第三の回転軸回
りに回転可能に、且つ前記成形金型に対して、該第一の
回転軸に垂直な方向に接近、離隔移動し得るように、配
置せめしられる一方、前記第一の型の外周面と対向位置
する外周面が、軸方向に同一径にて延びる円柱面形状を
呈するように構成されたストレートローラを、該円柱面
形状の外周面にて、前記第一の回転軸回りに一体的に回
転せしめられる、前記テーパ形状に成形された円板状素
材の外周部に押圧し、かかる外周部を前記第一の型との
間で挟圧することにより、該円柱面形状に対応した円筒
形状に更に成形する工程とを、含む円筒状成形品の成形
方法をも、その特徴とするものである。
る円筒状成形品の内面形状に対応した外周面を有する第
一の型と、該第一の型に対して同軸的に且つ相対的に接
近、離隔可能に配置された第二の型とが、それら第一及
び第二の型の軸心を第一の回転軸として一体回転し得る
ように構成された成形金型を用い、該第一の型と第二の
型とを相対的に接近移動させて、それら第一の型と第二
の型との間で、前記円筒状成形品を与える、前記第一の
型の外径よりも大径の円板状素材を同心的に挟持せしめ
つつ、それら第一の型と第二の型とを前記第一の回転軸
回りに一体的に回転せしめる工程と、(b)前記第一の
回転軸に平行な第二の回転軸回りに回転可能に、且つ前
記成形金型に対して、該第一の回転軸に垂直な方向に接
近、離隔移動し得るように、配置せしめられる一方、前
記第一の型の外周面と対向位置する外周面が、前記第二
の型から該第一の型の側に向かって次第に小径となるテ
ーパ面形状を呈すると共に、前記第二の回転軸に垂直な
面に対して60°〜85°のテーパ角度を為すように構
成されたテーパローラを、前記テーパ面形状の外周面に
て、前記第一の回転軸回りに一体回転せしめられる前記
円板状素材の外周部に押圧せしめることにより、該外周
部を該テーパ面形状に対応したテーパ形状に成形する工
程と、(c)前記第一の回転軸に平行な第三の回転軸回
りに回転可能に、且つ前記成形金型に対して、該第一の
回転軸に垂直な方向に接近、離隔移動し得るように、配
置せめしられる一方、前記第一の型の外周面と対向位置
する外周面が、軸方向に同一径にて延びる円柱面形状を
呈するように構成されたストレートローラを、該円柱面
形状の外周面にて、前記第一の回転軸回りに一体的に回
転せしめられる、前記テーパ形状に成形された円板状素
材の外周部に押圧し、かかる外周部を前記第一の型との
間で挟圧することにより、該円柱面形状に対応した円筒
形状に更に成形する工程とを、含む円筒状成形品の成形
方法をも、その特徴とするものである。
【0019】すなわち、この本発明に従う円筒成形品の
成形方法においても、テーパローラとストレートローラ
の二つの転造ローラによって、円板状素材の、第一の型
と第二の型に対する被挟持部とそれらに挟持されていな
い部位との境界部分を、折り曲げることにより、円板状
素材の外周部がテーパ形状を経て、円筒形状に、段階的
に転造加工されるようになっているのである。
成形方法においても、テーパローラとストレートローラ
の二つの転造ローラによって、円板状素材の、第一の型
と第二の型に対する被挟持部とそれらに挟持されていな
い部位との境界部分を、折り曲げることにより、円板状
素材の外周部がテーパ形状を経て、円筒形状に、段階的
に転造加工されるようになっているのである。
【0020】それ故、かかる本発明手法にあっては、転
造加工による加工硬化が、前記円板状素材の境界部分に
集中的に惹起せしめられることとなるのであり、それに
よって、高硬度の円板状素材を用いても、転造加工せし
められる、該円板状素材の外周部の全体が加工硬化せし
められることが有効に回避され得るのである。
造加工による加工硬化が、前記円板状素材の境界部分に
集中的に惹起せしめられることとなるのであり、それに
よって、高硬度の円板状素材を用いても、転造加工せし
められる、該円板状素材の外周部の全体が加工硬化せし
められることが有効に回避され得るのである。
【0021】従って、本発明に従う円筒状成形品の成形
方法によれば、円板状素材の材質に拘わらず、転造加工
によって、比較的低い加工コストで、しかも加工時にお
ける素材の割れ等の欠陥を何等生ぜしめることなく、優
れた経済性と高度な加工性とをもって、円筒状成形品が
極めて有利に成形され得るのである。
方法によれば、円板状素材の材質に拘わらず、転造加工
によって、比較的低い加工コストで、しかも加工時にお
ける素材の割れ等の欠陥を何等生ぜしめることなく、優
れた経済性と高度な加工性とをもって、円筒状成形品が
極めて有利に成形され得るのである。
【0022】そして、このような本発明に従う円筒状成
形品の成形方法の有利な第一の態様によれば、前記第一
の型の外周面に、スプライン溝成形部を設けてなる前記
成形金型が用いられ、かかる第一の型と前記第二の型と
の間に、前記円板状素材を同心的に挟持せしめた後、そ
れら第一の型と第二の型とを前記第一の回転軸回りに回
転せしめる一方、該円板状素材の外周部を前記ストレー
トローラにて押圧し、該第一の型との間で挟圧すること
により、該外周部を円筒形状に成形すると共に、該円筒
形状の内側面に、スプライン溝を形成するように構成さ
れることとなるのであり、このような構成を採用するこ
とによって、円板状素材の材質に拘わらず、円筒状成形
品が優れた経済性と加工性とをもって有利に成形され得
ると同時に、かかる円筒状成形品の内周面に対して、ス
プライン溝が極めて効率的に形成され得るのである。
形品の成形方法の有利な第一の態様によれば、前記第一
の型の外周面に、スプライン溝成形部を設けてなる前記
成形金型が用いられ、かかる第一の型と前記第二の型と
の間に、前記円板状素材を同心的に挟持せしめた後、そ
れら第一の型と第二の型とを前記第一の回転軸回りに回
転せしめる一方、該円板状素材の外周部を前記ストレー
トローラにて押圧し、該第一の型との間で挟圧すること
により、該外周部を円筒形状に成形すると共に、該円筒
形状の内側面に、スプライン溝を形成するように構成さ
れることとなるのであり、このような構成を採用するこ
とによって、円板状素材の材質に拘わらず、円筒状成形
品が優れた経済性と加工性とをもって有利に成形され得
ると同時に、かかる円筒状成形品の内周面に対して、ス
プライン溝が極めて効率的に形成され得るのである。
【0023】さらに、かかる本発明手法の望ましい第二
の態様によれば、前記第一の型と第二の型との間に、皿
形形状を呈する前記円板状素材を同心的に挟持せしめた
後、それら第一の型と第二の型とを前記第一の回転軸回
りに一体回転せしめる一方、該皿形形状の側壁部を構成
する前記円板状素材の外周部を前記テーパローラにて押
圧することによって、該外周部をテーパ形状に成形する
ように構成されることとなる。
の態様によれば、前記第一の型と第二の型との間に、皿
形形状を呈する前記円板状素材を同心的に挟持せしめた
後、それら第一の型と第二の型とを前記第一の回転軸回
りに一体回転せしめる一方、該皿形形状の側壁部を構成
する前記円板状素材の外周部を前記テーパローラにて押
圧することによって、該外周部をテーパ形状に成形する
ように構成されることとなる。
【0024】そのような構成が採用される場合にあって
は、テーパ状の外周部を有する皿形状の円板状素材が用
いられていることから、該外周部が、テーパローラのテ
ーパ状の外周面における大径側から小径側に向かう方向
に向かって次第に大径化するように、かかる円板状素材
を配置せしめた状態で、該円板状素材の外周部を該テー
パローラにて押圧せしめるようにすれば、該円板状素材
の外周部の端縁部が、該テーパローラの外周面に対し
て、より良好に摺動せしめられ得、以て該外周部の、第
一の型と第二の型に対する被挟持部とそれらに挟持され
ていない部位との境界部分が、第二型から第一の型に向
かう方向に更に確実に折り曲げられ得るのである。そし
て、それによって、円板状素材の外周部全体が、該テー
パローラの外周面に対応したテーパ形状に、より容易に
成形され得、その結果として、目的とする円筒状成形品
が、更に一層効率的に且つ確実に成形され得ることとな
るのである。
は、テーパ状の外周部を有する皿形状の円板状素材が用
いられていることから、該外周部が、テーパローラのテ
ーパ状の外周面における大径側から小径側に向かう方向
に向かって次第に大径化するように、かかる円板状素材
を配置せしめた状態で、該円板状素材の外周部を該テー
パローラにて押圧せしめるようにすれば、該円板状素材
の外周部の端縁部が、該テーパローラの外周面に対し
て、より良好に摺動せしめられ得、以て該外周部の、第
一の型と第二の型に対する被挟持部とそれらに挟持され
ていない部位との境界部分が、第二型から第一の型に向
かう方向に更に確実に折り曲げられ得るのである。そし
て、それによって、円板状素材の外周部全体が、該テー
パローラの外周面に対応したテーパ形状に、より容易に
成形され得、その結果として、目的とする円筒状成形品
が、更に一層効率的に且つ確実に成形され得ることとな
るのである。
【0025】また、かかる本発明手法の好ましい第三の
態様によれば、前記第一の型と第二の型との間に、外周
端縁部が面取りされてなる前記円板状素材を同心的に挟
持せしめた後、それら第一の型と第二の型とを前記第一
の回転軸回りに一体回転せしめる一方、前記テーパロー
ラを該円板状素材の前記外周端縁部に当接せしめた状態
で、該円板状素材の外周部を該テーパローラにて押圧
し、該第一の型との間で挟圧することによって、該外周
部をテーパ形状に成形するように構成されることとな
る。
態様によれば、前記第一の型と第二の型との間に、外周
端縁部が面取りされてなる前記円板状素材を同心的に挟
持せしめた後、それら第一の型と第二の型とを前記第一
の回転軸回りに一体回転せしめる一方、前記テーパロー
ラを該円板状素材の前記外周端縁部に当接せしめた状態
で、該円板状素材の外周部を該テーパローラにて押圧
し、該第一の型との間で挟圧することによって、該外周
部をテーパ形状に成形するように構成されることとな
る。
【0026】そのような構成を採用する場合にあって
は、円板状素材の、面取りされた外周端縁部が、テーパ
ローラの外周面に対して、更に一層、良好に摺動せしめ
られ得て、該円板状素材の該外周部における前記境界部
分が、第二の型から第一の型に向かう方向により確実に
折り曲げられ得、それによって、目的とする円筒状成形
品が、より一層効率的に成形され得るばかりでなく、該
円板状素材の外周縁部がテーパローラに接触せしめられ
る際に、該外周縁部によってテーパローラの外周面が損
傷せしめられるようなことが有利に回避され得るといっ
た利点が得られることとなるのである。
は、円板状素材の、面取りされた外周端縁部が、テーパ
ローラの外周面に対して、更に一層、良好に摺動せしめ
られ得て、該円板状素材の該外周部における前記境界部
分が、第二の型から第一の型に向かう方向により確実に
折り曲げられ得、それによって、目的とする円筒状成形
品が、より一層効率的に成形され得るばかりでなく、該
円板状素材の外周縁部がテーパローラに接触せしめられ
る際に、該外周縁部によってテーパローラの外周面が損
傷せしめられるようなことが有利に回避され得るといっ
た利点が得られることとなるのである。
【0027】
【発明の実施の形態・実施例】以下、本発明をより具体
的に明らかにするために、本発明に係る円筒状成形品の
成形装置並びに円筒状成形品の成形方法の構成及び実施
例について、図面を参照しつつ、詳細に説明することと
する。
的に明らかにするために、本発明に係る円筒状成形品の
成形装置並びに円筒状成形品の成形方法の構成及び実施
例について、図面を参照しつつ、詳細に説明することと
する。
【0028】先ず、図1には、円筒状成形品としての自
動車のビスカスカップリングハウジングを成形する際に
用いられる、本発明に従う構造とされた円筒状成形品成
形装置の一例が概略的に示されている。かかる図からも
明らかなように、円筒状成形品成形装置10は、基台1
1上に配置された成形金型12を有して、構成されてい
る。
動車のビスカスカップリングハウジングを成形する際に
用いられる、本発明に従う構造とされた円筒状成形品成
形装置の一例が概略的に示されている。かかる図からも
明らかなように、円筒状成形品成形装置10は、基台1
1上に配置された成形金型12を有して、構成されてい
る。
【0029】より具体的には、この円筒状成形品成形装
置10を構成する成形金型12は、図2に示される如
く、従来と同様に、第一の型としての下型18と、第二
の型としての上型20とを備えている。また、かかる成
形金型12の下型18は、下型側ホルダー22、ガイド
ブッシュ24、下型側パッド26、及びセンター払いピ
ン28を含んで、構成されている。
置10を構成する成形金型12は、図2に示される如
く、従来と同様に、第一の型としての下型18と、第二
の型としての上型20とを備えている。また、かかる成
形金型12の下型18は、下型側ホルダー22、ガイド
ブッシュ24、下型側パッド26、及びセンター払いピ
ン28を含んで、構成されている。
【0030】そして、かかる下型18の下型側ホルダー
22は、略段付円柱形形状を呈しており、その上端面の
中心部には、スプリング取付ピン30が所定高さをもっ
て突出形成されている。また、その内周部には、該スプ
リング取付ピン30の周りを二重に取り囲むようにし
て、該スプリング取付ピン30よりも小さく、且つ互い
に大きさの異なるスプリング取付ピン31,32と回り
止めピン33,34とが、それぞれ、周方向に等間隔を
おいて、交互に、複数立設せしめられており、更に、そ
の外周部には、複数の位置決めピン36が、突出形成さ
れている。
22は、略段付円柱形形状を呈しており、その上端面の
中心部には、スプリング取付ピン30が所定高さをもっ
て突出形成されている。また、その内周部には、該スプ
リング取付ピン30の周りを二重に取り囲むようにし
て、該スプリング取付ピン30よりも小さく、且つ互い
に大きさの異なるスプリング取付ピン31,32と回り
止めピン33,34とが、それぞれ、周方向に等間隔を
おいて、交互に、複数立設せしめられており、更に、そ
の外周部には、複数の位置決めピン36が、突出形成さ
れている。
【0031】また、ガイドブッシュ24は、高さの低
い、略厚肉円筒形形状を有しており、その筒壁部におい
て、前記下型側ホルダー22の上端面の外周部に突出形
成された位置決めピン36を挿通せしめた状態で、該下
型側ホルダー22にボルト固定されている。
い、略厚肉円筒形形状を有しており、その筒壁部におい
て、前記下型側ホルダー22の上端面の外周部に突出形
成された位置決めピン36を挿通せしめた状態で、該下
型側ホルダー22にボルト固定されている。
【0032】一方、下型側パッド26は、ガイドブッシ
ュ24よりも高い高さを有する略円筒形形状を呈してい
る。また、その筒壁部の下端面には、複数のピン孔38
が、周方向に等間隔をおいて形成されており、更に、そ
の上部外周面には、スプライン溝形成部としてのスプラ
イン歯形40が、周方向に等間隔をおいて、該ガイドブ
ッシュ24の軸方向に所定長さ延びるように、複数設け
られている。そして、かかる下型側パッド26にあって
は、前記下型側ホルダー22の上端面に形成された複数
のスプリング取付ピンと回り止めピンのうち、該上端面
の外周側に位置するスプリング取付ピン31と回り止め
ピン33の複数を、各ピン孔38内に挿通せしめた状態
で、その下部部位が、ガイドブッシュ24の内孔内にお
いて、下型側ホルダー22の筒壁部の内周面に対して所
定寸法だけ、上下方向に摺動可能に嵌め込まれて、配置
されている。それによって、前記複数のスプライン歯形
40を外部に露呈せしめた状態で、ガイドブッシュ24
に対して、相対的に上下方向に移動せしめられるように
なっている。
ュ24よりも高い高さを有する略円筒形形状を呈してい
る。また、その筒壁部の下端面には、複数のピン孔38
が、周方向に等間隔をおいて形成されており、更に、そ
の上部外周面には、スプライン溝形成部としてのスプラ
イン歯形40が、周方向に等間隔をおいて、該ガイドブ
ッシュ24の軸方向に所定長さ延びるように、複数設け
られている。そして、かかる下型側パッド26にあって
は、前記下型側ホルダー22の上端面に形成された複数
のスプリング取付ピンと回り止めピンのうち、該上端面
の外周側に位置するスプリング取付ピン31と回り止め
ピン33の複数を、各ピン孔38内に挿通せしめた状態
で、その下部部位が、ガイドブッシュ24の内孔内にお
いて、下型側ホルダー22の筒壁部の内周面に対して所
定寸法だけ、上下方向に摺動可能に嵌め込まれて、配置
されている。それによって、前記複数のスプライン歯形
40を外部に露呈せしめた状態で、ガイドブッシュ24
に対して、相対的に上下方向に移動せしめられるように
なっている。
【0033】また、センター払いピン28は、下型側パ
ッド26と同一高さを有する略円柱形形状を呈してい
る。そして、その上端面の中心部には、芯出し用突起4
1が、目的とするビスカスカップリングハウジングを与
えるブランクの板厚寸法よりも高い高さをもって突出形
成されており(図3参照)、また、その下端面の中心部
には、大径のピン孔42が形成されている。更に、該下
端面の外周部には、それよりも小径のピン孔44が、周
方向に等間隔をおいて、該大径のピン孔42を取り囲む
ようにして、複数形成されている。そして、かかるセン
ター払いピン28にあっては、前記下型側ホルダー22
の上端面の中心部に形成された比較的大きなスプリング
取付ピン30と、それを二重に取り囲むようにして設け
られた複数のスプリング取付ピンと回り止めピンのう
ち、該上端面の内周側に位置するスプリング取付ピン3
2と回り止めピン34の複数とを、各ピン孔42,44
内にそれぞれ挿通せしめた状態で、下型側パッド26の
内孔内において、該下型側パッド26の筒壁部の内周面
に対して所定寸法だけ、上下方向に摺動可能に嵌め込ま
れて、配置されている。これによって、ガイドブッシュ
24に対して、下型側パッド26と一体的に上下移動せ
しめられると共に、該下型側パッド26の内孔内から、
所定高さだけ、更に突出移動せしめられ得るようになっ
ているのである。
ッド26と同一高さを有する略円柱形形状を呈してい
る。そして、その上端面の中心部には、芯出し用突起4
1が、目的とするビスカスカップリングハウジングを与
えるブランクの板厚寸法よりも高い高さをもって突出形
成されており(図3参照)、また、その下端面の中心部
には、大径のピン孔42が形成されている。更に、該下
端面の外周部には、それよりも小径のピン孔44が、周
方向に等間隔をおいて、該大径のピン孔42を取り囲む
ようにして、複数形成されている。そして、かかるセン
ター払いピン28にあっては、前記下型側ホルダー22
の上端面の中心部に形成された比較的大きなスプリング
取付ピン30と、それを二重に取り囲むようにして設け
られた複数のスプリング取付ピンと回り止めピンのう
ち、該上端面の内周側に位置するスプリング取付ピン3
2と回り止めピン34の複数とを、各ピン孔42,44
内にそれぞれ挿通せしめた状態で、下型側パッド26の
内孔内において、該下型側パッド26の筒壁部の内周面
に対して所定寸法だけ、上下方向に摺動可能に嵌め込ま
れて、配置されている。これによって、ガイドブッシュ
24に対して、下型側パッド26と一体的に上下移動せ
しめられると共に、該下型側パッド26の内孔内から、
所定高さだけ、更に突出移動せしめられ得るようになっ
ているのである。
【0034】さらに、そのようなセンター払いピン28
にあっては、スプリング取付ピン30,32が挿通せし
められるピン孔42,44内に、伸長方向に付勢力を発
揮するセンター払いピン用コイルスプリング48,49
が、一端側を前記下型側ホルダー22に、他端側を各ピ
ン孔42,44の底部に、それぞれ係合せしめた状態
で、各スプリング取付ピン30,32に外挿されて、収
容されており、また、前記下型側パッド26において
も、センター払いピン用コイルスプリング48,49と
同一方向に付勢力を発揮し、且つそれよりも軸方向長さ
の短い下型側パッド用コイルスプリング46が、それら
センター払いピン用コイルスプリング48,49と同様
な状態で、各ピン孔38内に、収容配置されている。
にあっては、スプリング取付ピン30,32が挿通せし
められるピン孔42,44内に、伸長方向に付勢力を発
揮するセンター払いピン用コイルスプリング48,49
が、一端側を前記下型側ホルダー22に、他端側を各ピ
ン孔42,44の底部に、それぞれ係合せしめた状態
で、各スプリング取付ピン30,32に外挿されて、収
容されており、また、前記下型側パッド26において
も、センター払いピン用コイルスプリング48,49と
同一方向に付勢力を発揮し、且つそれよりも軸方向長さ
の短い下型側パッド用コイルスプリング46が、それら
センター払いピン用コイルスプリング48,49と同様
な状態で、各ピン孔38内に、収容配置されている。
【0035】かくして、かかる下型18にあっては、上
型20から離隔して位置せしめられた状態において、下
型側パッド26が、下型側ホルダー22に固定されたガ
イドブッシュ24の内孔内から、またセンター払いピン
28が、該下型側パッド26の内孔内から、それぞれ、
上方に向かって付勢せしめられた状態で、所定高さ突出
位置せしめられているのである。なお、下型側パッド2
6はガイドブッシュ24に対して、またセンター払いピ
ン28は下型側パッド26に対して、それぞれ、所定の
突出高さ位置で、互いに係合せしめられるようになって
おり、それによって、それら下型側パッド26とセンタ
ー払いピン28の上方への離脱が阻止されるようになっ
ている。
型20から離隔して位置せしめられた状態において、下
型側パッド26が、下型側ホルダー22に固定されたガ
イドブッシュ24の内孔内から、またセンター払いピン
28が、該下型側パッド26の内孔内から、それぞれ、
上方に向かって付勢せしめられた状態で、所定高さ突出
位置せしめられているのである。なお、下型側パッド2
6はガイドブッシュ24に対して、またセンター払いピ
ン28は下型側パッド26に対して、それぞれ、所定の
突出高さ位置で、互いに係合せしめられるようになって
おり、それによって、それら下型側パッド26とセンタ
ー払いピン28の上方への離脱が阻止されるようになっ
ている。
【0036】一方、そのような下型18と共に、成形金
型12を構成する上型20は、上型側ホルダー50と上
型側パッド52とを含んで、成っている。
型12を構成する上型20は、上型側ホルダー50と上
型側パッド52とを含んで、成っている。
【0037】そして、この上型側ホルダー50は、前記
下型18の下型側ホルダー22と略同様な外形形状を有
しており、該下型側ホルダー22に対向する状態で、そ
れと同軸的に配置されている。
下型18の下型側ホルダー22と略同様な外形形状を有
しており、該下型側ホルダー22に対向する状態で、そ
れと同軸的に配置されている。
【0038】また、上型側パッド52は、前記下型18
の下型側パッド26の外径と略同一な径を有する円柱ブ
ロック形形状を呈している。そして、前記上型側ホルダ
ー50の下端面の外周部に突出形成された位置決めピン
54が挿通せしめられた状態で、下型側パッド26と同
軸的に対向配置され、更に、その上端面において、上型
側ホルダー50にボルト固定されている。これによっ
て、かかる上型側ホルダー50と上型側パッド52とを
含んで構成された上型20が、下型側ホルダー22と下
型側パッド26とを含んでなる下型18に対して、互い
に対向する状態で、同軸的に配置せしめられているので
ある。なお、かかる上型用パッド50においては、その
中心部に、芯出し用突起挿通孔56が設けられており、
後述する如く、上型20が下型18に対して接近移動せ
しめられた際に、前記下型用パッド26の芯出し用突起
41が該芯出し用突起挿通孔56に挿通せしめられるよ
うになっている。
の下型側パッド26の外径と略同一な径を有する円柱ブ
ロック形形状を呈している。そして、前記上型側ホルダ
ー50の下端面の外周部に突出形成された位置決めピン
54が挿通せしめられた状態で、下型側パッド26と同
軸的に対向配置され、更に、その上端面において、上型
側ホルダー50にボルト固定されている。これによっ
て、かかる上型側ホルダー50と上型側パッド52とを
含んで構成された上型20が、下型側ホルダー22と下
型側パッド26とを含んでなる下型18に対して、互い
に対向する状態で、同軸的に配置せしめられているので
ある。なお、かかる上型用パッド50においては、その
中心部に、芯出し用突起挿通孔56が設けられており、
後述する如く、上型20が下型18に対して接近移動せ
しめられた際に、前記下型用パッド26の芯出し用突起
41が該芯出し用突起挿通孔56に挿通せしめられるよ
うになっている。
【0039】そして、図1に示される如く、そのような
構造とされた上型20と下型18とを有する成形金型1
2にあっては、下型18が、下型側ホルダー22におい
て、下型取付板58に対して位置固定に取り付けられて
いる。また、この下型取付板58は、下型18が取り付
けられる側とは反対側の面の中央部に、該下型18に対
して同軸的に突出成形された略円柱状の支持部62が、
前記基台11に形成されたモータ収容孔64内に、突入
せしめられている。更に、かかるモータ収容孔64は、
基台11の中央部を、その高さ方向に貫通して構成され
ており、その上部部位には、複数のベアリング66が、
またその下部部位には、モータ68が、それぞれ、位置
固定的に収容配置されている。そして、そのようなモー
タ収容孔64内に突入せしめられた前記下型取付板58
の支持部62が、該モータ収容孔64内の複数のベアリ
ング66により回転可能に支持された状態で、モータ6
8の回転軸70に同軸的に取り付けられている。これに
よって、モータ68の回転駆動に伴って、下型取付板5
8、更にはそれに位置固定に取り付けられた下型18の
全体が、モータ68の回転軸70、換言すれば、下型1
8の中心軸86回りに回転せしめられるようになってい
るのである。
構造とされた上型20と下型18とを有する成形金型1
2にあっては、下型18が、下型側ホルダー22におい
て、下型取付板58に対して位置固定に取り付けられて
いる。また、この下型取付板58は、下型18が取り付
けられる側とは反対側の面の中央部に、該下型18に対
して同軸的に突出成形された略円柱状の支持部62が、
前記基台11に形成されたモータ収容孔64内に、突入
せしめられている。更に、かかるモータ収容孔64は、
基台11の中央部を、その高さ方向に貫通して構成され
ており、その上部部位には、複数のベアリング66が、
またその下部部位には、モータ68が、それぞれ、位置
固定的に収容配置されている。そして、そのようなモー
タ収容孔64内に突入せしめられた前記下型取付板58
の支持部62が、該モータ収容孔64内の複数のベアリ
ング66により回転可能に支持された状態で、モータ6
8の回転軸70に同軸的に取り付けられている。これに
よって、モータ68の回転駆動に伴って、下型取付板5
8、更にはそれに位置固定に取り付けられた下型18の
全体が、モータ68の回転軸70、換言すれば、下型1
8の中心軸86回りに回転せしめられるようになってい
るのである。
【0040】一方、上型20は、上型側ホルダー50に
おいて、上型取付板60に対して位置固定に取り付けら
れている。そして、この上型取付板60は、前記基台1
1の上方において、該基台11と対向して配置せしめら
れた上型移動板72に対して、回転可能に支持せしめら
れている。即ち、該上型取付板60にあっては、上型2
0が取り付けられる側とは反対側の面の中央部に、略円
柱状の支持部74が、該上型20に対して同軸的に突出
成形されており、また、この支持部74が、前記上型移
動板72の中央部に、前記基台11のモータ収容孔64
と同心的な位置に形成された貫通孔76内に突入せしめ
られていると共に、該貫通孔76内に配された複数のベ
アリング78により回転可能に支持されているのであ
る。
おいて、上型取付板60に対して位置固定に取り付けら
れている。そして、この上型取付板60は、前記基台1
1の上方において、該基台11と対向して配置せしめら
れた上型移動板72に対して、回転可能に支持せしめら
れている。即ち、該上型取付板60にあっては、上型2
0が取り付けられる側とは反対側の面の中央部に、略円
柱状の支持部74が、該上型20に対して同軸的に突出
成形されており、また、この支持部74が、前記上型移
動板72の中央部に、前記基台11のモータ収容孔64
と同心的な位置に形成された貫通孔76内に突入せしめ
られていると共に、該貫通孔76内に配された複数のベ
アリング78により回転可能に支持されているのであ
る。
【0041】また、上型取付板60を回転可能に支持す
る上型移動板72は、該上型取付板60を取り囲むよう
に配置され、前記基台11の外周部から上方に向かって
延び出すようにして取り付けられた複数のガイドポスト
80に対して、上下方向に摺動可能に支持されている。
更に、この複数のガイドポスト80の上端部には、固定
板81が位置固定に取り付けられており、また、該固定
板81の中央部には、図示しない油圧機構により、ピス
トンロッド84を基台11側に突出作動せしめる上型移
動板加圧シリンダ82が取り付けられている。そして、
この上型移動板加圧シリンダ82内のピストンロッド8
4の先端部が、前記上型移動板72に固定されている。
る上型移動板72は、該上型取付板60を取り囲むよう
に配置され、前記基台11の外周部から上方に向かって
延び出すようにして取り付けられた複数のガイドポスト
80に対して、上下方向に摺動可能に支持されている。
更に、この複数のガイドポスト80の上端部には、固定
板81が位置固定に取り付けられており、また、該固定
板81の中央部には、図示しない油圧機構により、ピス
トンロッド84を基台11側に突出作動せしめる上型移
動板加圧シリンダ82が取り付けられている。そして、
この上型移動板加圧シリンダ82内のピストンロッド8
4の先端部が、前記上型移動板72に固定されている。
【0042】これによって、上型20が、上型取付板6
0と一体的に、該上型20の中心軸86回りに回転し得
るようになっているのであり、また、上型移動板加圧シ
リンダ82内のピストンロッド84の突出、引込作動に
伴って、上型取付板60と上型20とが、上下移動せし
められるようになっているのである。
0と一体的に、該上型20の中心軸86回りに回転し得
るようになっているのであり、また、上型移動板加圧シ
リンダ82内のピストンロッド84の突出、引込作動に
伴って、上型取付板60と上型20とが、上下移動せし
められるようになっているのである。
【0043】かくして、かかる成形金型12にあって
は、下型18と上型20とが、同軸的に配置されている
と共に、下型18に対して、上型20が、上型移動板加
圧シリンダ82内のピストンロッド84の突出、引込作
動によって、接近、離隔移動せしめられ得るようになっ
ているのである。そして、上型20を下型18に対して
接近移動させることによって、上型20の上型側パッド
52と、下型18のセンター払いピン28及び下型側パ
ッド26との間で、円板状素材たるブランク85を挟持
し得るようになっているのであり、また、そのような状
態下で、前記モータ68を回転駆動させることによっ
て、それら上型20と下型18とが、ブランク85を挟
持しつつ、それらの中心軸86を第一の回転軸として、
一体回転し得るように構成されているのである。
は、下型18と上型20とが、同軸的に配置されている
と共に、下型18に対して、上型20が、上型移動板加
圧シリンダ82内のピストンロッド84の突出、引込作
動によって、接近、離隔移動せしめられ得るようになっ
ているのである。そして、上型20を下型18に対して
接近移動させることによって、上型20の上型側パッド
52と、下型18のセンター払いピン28及び下型側パ
ッド26との間で、円板状素材たるブランク85を挟持
し得るようになっているのであり、また、そのような状
態下で、前記モータ68を回転駆動させることによっ
て、それら上型20と下型18とが、ブランク85を挟
持しつつ、それらの中心軸86を第一の回転軸として、
一体回転し得るように構成されているのである。
【0044】ところで、本実施例に係る円筒状成形品成
形装置10にあっては、特に、上述の如き構造を有する
成形金型12が取り付けられる基台11上において、テ
ーパローラ14とストレートローラ16の2種類の転造
ローラが、それぞれ、回転可能に支持された状態で、選
択的に配置されるようになっている。
形装置10にあっては、特に、上述の如き構造を有する
成形金型12が取り付けられる基台11上において、テ
ーパローラ14とストレートローラ16の2種類の転造
ローラが、それぞれ、回転可能に支持された状態で、選
択的に配置されるようになっている。
【0045】すなわち、基台11の外周部には、前記ガ
イドポスト80の二つのものの間に、ローラ加圧シリン
ダ取付部88が、所定高さをもって一体的に立設せしめ
られている。また、このローラ加圧シリンダ取付部88
の上部部位には、図示しない油圧機構によって、ピスト
ンロッド92を、基台11の中心側、即ち前記成形金型
12の配置側に向かって、該成形金型12の中心軸86
に垂直な方向に突出、引込作動させるローラ加圧シリン
ダ90が、取り付けられている。更に、かかるローラ加
圧シリンダ90内から突出するピストンロッド92の先
端部には、成形金型12の下型18に対向する状態で、
断面略コ字状のクランプ94が固定されている。また、
かかるクランプ94にあっては、コ字状の上部部位と下
部部位の各先端部93が、図示しない止めネジの取外し
によって分離され得るように構成されており、更に、そ
れら各先端部93とクランプ本体96との突き合わせ部
位には、ロール取付孔97が、鉛直方向に対応する状態
で、それぞれ、形成されている。更にまた、かかるロー
ル取付孔97,97には、下部側にロール取付板101
が一体形成されてなるロール取付軸103が、前記成形
金型12の中心軸86に平行に位置し、且つその軸心回
りに回転可能に取り付けられている。
イドポスト80の二つのものの間に、ローラ加圧シリン
ダ取付部88が、所定高さをもって一体的に立設せしめ
られている。また、このローラ加圧シリンダ取付部88
の上部部位には、図示しない油圧機構によって、ピスト
ンロッド92を、基台11の中心側、即ち前記成形金型
12の配置側に向かって、該成形金型12の中心軸86
に垂直な方向に突出、引込作動させるローラ加圧シリン
ダ90が、取り付けられている。更に、かかるローラ加
圧シリンダ90内から突出するピストンロッド92の先
端部には、成形金型12の下型18に対向する状態で、
断面略コ字状のクランプ94が固定されている。また、
かかるクランプ94にあっては、コ字状の上部部位と下
部部位の各先端部93が、図示しない止めネジの取外し
によって分離され得るように構成されており、更に、そ
れら各先端部93とクランプ本体96との突き合わせ部
位には、ロール取付孔97が、鉛直方向に対応する状態
で、それぞれ、形成されている。更にまた、かかるロー
ル取付孔97,97には、下部側にロール取付板101
が一体形成されてなるロール取付軸103が、前記成形
金型12の中心軸86に平行に位置し、且つその軸心回
りに回転可能に取り付けられている。
【0046】一方、テーパローラ14は、全体として、
円錐台形形状を呈し、下方に向かうに従って、換言すれ
ば、上型20から下型18の側に向かうに従って、次第
に小径となるテーパ面形状乃至はテーパ筒形形状を呈す
る外周面98と、該テーパローラ14の中心軸99に対
して垂直に広がる上下端面100,100とを有して、
構成されている(図5参照)。そして、その中心部に
は、前記クランプ94のロール取付軸103が挿通され
得るロール取付軸挿通孔102が、高さ方向に貫通し
て、形成されている。なお、このテーパローラ14にあ
っては、テーパ面形状の外周面98の、上端面100に
対するテーパ角度:θが、80°とされている。
円錐台形形状を呈し、下方に向かうに従って、換言すれ
ば、上型20から下型18の側に向かうに従って、次第
に小径となるテーパ面形状乃至はテーパ筒形形状を呈す
る外周面98と、該テーパローラ14の中心軸99に対
して垂直に広がる上下端面100,100とを有して、
構成されている(図5参照)。そして、その中心部に
は、前記クランプ94のロール取付軸103が挿通され
得るロール取付軸挿通孔102が、高さ方向に貫通し
て、形成されている。なお、このテーパローラ14にあ
っては、テーパ面形状の外周面98の、上端面100に
対するテーパ角度:θが、80°とされている。
【0047】そして、そのような構造を有するテーパロ
ーラ14が、その中心部に設けられたロール取付軸挿通
孔103において、前記クランプ94に対して回転可能
に取り付けられたロール取付軸103を挿通せしめた状
態で、該ロール取付軸103のロール取付板101にボ
ルト固定されている(図1の右側参照)。
ーラ14が、その中心部に設けられたロール取付軸挿通
孔103において、前記クランプ94に対して回転可能
に取り付けられたロール取付軸103を挿通せしめた状
態で、該ロール取付軸103のロール取付板101にボ
ルト固定されている(図1の右側参照)。
【0048】これによって、かかるテーパローラ14に
あっては、その中心軸99を、第一の回転軸たる、前記
成形金型12の中心軸86に平行な第二の回転軸とし
て、該中心軸99回りに回転せしめられ得るようになっ
ているのであり、また、ローラ加圧シリンダ90内のピ
ストンロッド92の突出、引込作動に伴って、上述の如
きテーパ面形状を呈する外周面98を、前記下型18に
おいて、センター払いピン28とガイドブッシュ24と
の間に位置する下型側パッド26の上部外周面に対向せ
しめた状態で、該下型18に対して、接近、離隔移動さ
せられるようになっているのである。
あっては、その中心軸99を、第一の回転軸たる、前記
成形金型12の中心軸86に平行な第二の回転軸とし
て、該中心軸99回りに回転せしめられ得るようになっ
ているのであり、また、ローラ加圧シリンダ90内のピ
ストンロッド92の突出、引込作動に伴って、上述の如
きテーパ面形状を呈する外周面98を、前記下型18に
おいて、センター払いピン28とガイドブッシュ24と
の間に位置する下型側パッド26の上部外周面に対向せ
しめた状態で、該下型18に対して、接近、離隔移動さ
せられるようになっているのである。
【0049】一方、ストレートローラ16は、全体とし
て、円柱形形状を呈し、上下方向に同一の径にて延びる
円柱面形状を呈する外周面104と、該ストレートロー
ラ16の中心軸105に対して垂直に広がる上下端面1
06,106とを有して、構成されている(図6参
照)。そして、その中心部には、前記クランプ94のロ
ール取付軸103が挿通され得るロール取付軸挿通孔1
08が、高さ方向に貫通して、形成されている。なお、
このストレートローラ16においては、円柱面形状の外
周面104の径が、前記テーパローラ14の大径側の上
端面100のそれと、略同一寸法とされている。
て、円柱形形状を呈し、上下方向に同一の径にて延びる
円柱面形状を呈する外周面104と、該ストレートロー
ラ16の中心軸105に対して垂直に広がる上下端面1
06,106とを有して、構成されている(図6参
照)。そして、その中心部には、前記クランプ94のロ
ール取付軸103が挿通され得るロール取付軸挿通孔1
08が、高さ方向に貫通して、形成されている。なお、
このストレートローラ16においては、円柱面形状の外
周面104の径が、前記テーパローラ14の大径側の上
端面100のそれと、略同一寸法とされている。
【0050】そして、そのような構造とされたストレー
トローラ16にあっても、前記テーパローラ14と同様
に、その中心部に設けられたロール取付軸挿通孔108
において、前記クランプ94に対して回転可能に取り付
けられたロール取付軸103を挿通せしめた状態で、該
ロール取付軸103のロール取付板101にボルト固定
されている(図1の左側参照)。
トローラ16にあっても、前記テーパローラ14と同様
に、その中心部に設けられたロール取付軸挿通孔108
において、前記クランプ94に対して回転可能に取り付
けられたロール取付軸103を挿通せしめた状態で、該
ロール取付軸103のロール取付板101にボルト固定
されている(図1の左側参照)。
【0051】これによって、かかるストレートローラ1
6にあっては、その中心軸105を、第一の回転軸た
る、前記成形金型12の中心軸86に平行な第三の回転
軸として、該中心軸105回りに回転せしめられ得るよ
うになっているのであり、また、テーパローラ14と同
様に、ローラ加圧シリンダ90内のピストンロッド92
の突出、引込作動に伴って、上述の如き円柱面形状を呈
する外周面104を、前記下型18における下型側パッ
ド26の外周面に対向せしめた状態で、接近、離隔移動
させられるようになっているのである。
6にあっては、その中心軸105を、第一の回転軸た
る、前記成形金型12の中心軸86に平行な第三の回転
軸として、該中心軸105回りに回転せしめられ得るよ
うになっているのであり、また、テーパローラ14と同
様に、ローラ加圧シリンダ90内のピストンロッド92
の突出、引込作動に伴って、上述の如き円柱面形状を呈
する外周面104を、前記下型18における下型側パッ
ド26の外周面に対向せしめた状態で、接近、離隔移動
させられるようになっているのである。
【0052】かくして、本実施例に係る円筒状成形品成
形装置10にあっては、クランプ94にテーパローラ1
4を取り付けて、前記ローラ加圧シリンダ90内のピス
トンロッド92の突出作動により、該テーパローラ14
を下型18に接近移動せしめることによって、下型18
と上型20との間で挟持され、且つそれらと一体回転せ
しめられる前記ブランク85の、下型18と上型20と
に対する被挟持部位を除いた外周部87を、該テーパロ
ーラ14が、該外周部87の回転方向とは逆方向に回転
しつつ、テーパ面形状の外周面98にて押圧し得るよう
になっているのである。また、そのようなテーパローラ
14に代えて、クランプ94にストレートローラ16を
取り付けて、上記と同様にして、該ストレートローラ1
6を下型18に接近移動せしめることによって、かかる
ブランク85の外周部87を、ストレートローラ16
が、該外周部87の回転方向とは逆方向に回転しつつ、
円柱面形状の外周面104にて、押圧し、且つ下型18
の下型側パッド26の円柱面形状を呈する外周面との間
で、挟圧し得るようになっているのである。
形装置10にあっては、クランプ94にテーパローラ1
4を取り付けて、前記ローラ加圧シリンダ90内のピス
トンロッド92の突出作動により、該テーパローラ14
を下型18に接近移動せしめることによって、下型18
と上型20との間で挟持され、且つそれらと一体回転せ
しめられる前記ブランク85の、下型18と上型20と
に対する被挟持部位を除いた外周部87を、該テーパロ
ーラ14が、該外周部87の回転方向とは逆方向に回転
しつつ、テーパ面形状の外周面98にて押圧し得るよう
になっているのである。また、そのようなテーパローラ
14に代えて、クランプ94にストレートローラ16を
取り付けて、上記と同様にして、該ストレートローラ1
6を下型18に接近移動せしめることによって、かかる
ブランク85の外周部87を、ストレートローラ16
が、該外周部87の回転方向とは逆方向に回転しつつ、
円柱面形状の外周面104にて、押圧し、且つ下型18
の下型側パッド26の円柱面形状を呈する外周面との間
で、挟圧し得るようになっているのである。
【0053】それ故、そのような構成を有する円筒状成
形品成形装置10を用いれば、先ず、テーパローラ14
の押圧によって、ブランク85の外周部87が局部的に
折り曲げられて、該外周部87の全体が、該テーパロー
ラ14の外周面形状に対応したテーパ形状に成形され、
更に、そのような形状とされたブランク85の外周部8
7が、ストレートローラ16にて押圧されることによ
り、かかる外周部87において、前記テーパローラ14
にて折り曲げられた部位が、更に折り曲げられて、その
全体が、該ストレートローラ16の外周面形状に対応し
た円筒形状に成形され、以て目的とする自動車のビスカ
スカップリングハウジング等の円筒状成形品が成形され
ることとなるのである。
形品成形装置10を用いれば、先ず、テーパローラ14
の押圧によって、ブランク85の外周部87が局部的に
折り曲げられて、該外周部87の全体が、該テーパロー
ラ14の外周面形状に対応したテーパ形状に成形され、
更に、そのような形状とされたブランク85の外周部8
7が、ストレートローラ16にて押圧されることによ
り、かかる外周部87において、前記テーパローラ14
にて折り曲げられた部位が、更に折り曲げられて、その
全体が、該ストレートローラ16の外周面形状に対応し
た円筒形状に成形され、以て目的とする自動車のビスカ
スカップリングハウジング等の円筒状成形品が成形され
ることとなるのである。
【0054】従って、本実施例に係る円筒状成形品成形
装置10にあっては、ブランク85を転造加工する際
に、該ブランク85の外周部87における前記被折曲部
位において、加工硬化が集中的に生ぜしめられ、それに
よって、高硬度の材質からなるブランク85を用いて
も、該ブランク85の被加工部位たる外周部87全体が
過度に加工硬化せしめられて、脆くなってしまうことが
効果的に防止され得るのであり、その結果として、ブラ
ンク85の材質に拘わらず、比較的、加工コストの低い
転造加工によって、「割れ」等の加工欠陥の発生が有効
に防止されつつ、優れた経済性と高度な加工性とをもっ
て、円筒状成形品が極めて有利に成形され得るのであ
る。
装置10にあっては、ブランク85を転造加工する際
に、該ブランク85の外周部87における前記被折曲部
位において、加工硬化が集中的に生ぜしめられ、それに
よって、高硬度の材質からなるブランク85を用いて
も、該ブランク85の被加工部位たる外周部87全体が
過度に加工硬化せしめられて、脆くなってしまうことが
効果的に防止され得るのであり、その結果として、ブラ
ンク85の材質に拘わらず、比較的、加工コストの低い
転造加工によって、「割れ」等の加工欠陥の発生が有効
に防止されつつ、優れた経済性と高度な加工性とをもっ
て、円筒状成形品が極めて有利に成形され得るのであ
る。
【0055】しかも、本実施例に係る円筒状成形品成形
装置10においては、ブランク85の外周部87が、ス
トレートローラ16の円柱形状の外周面にて押圧される
と共に、該外周面と、下型18の下型側パッド26にお
ける、複数のスプライン歯形40が形成された外周面と
の間で挟圧されて、円筒形状に成形されるようになって
いることから、成形される筒壁部の内側面が、複数のス
プライン歯形40内に押し込まれて、目的とする円筒状
成形品を成形すると同時に、その筒壁部の内側面に対し
て、スプライン溝109が形成せしめられ得ることは勿
論、特に、上述の如く、かかる円筒状成形品の成形時に
おいて、ブランク85における過度の加工硬化の発生が
有利に防止され得るため、従来とは異なり、ブランク8
5の硬度の高低に拘わらず、該ブランク85の外周部8
7を円筒形状に成形する際に、成形される筒壁部の内側
面が、複数のスプライン歯形40内に十分に押し込まれ
得て、該内側面に対して、スプライン溝109が極めて
有利に且つ確実に形成され得るのである。
装置10においては、ブランク85の外周部87が、ス
トレートローラ16の円柱形状の外周面にて押圧される
と共に、該外周面と、下型18の下型側パッド26にお
ける、複数のスプライン歯形40が形成された外周面と
の間で挟圧されて、円筒形状に成形されるようになって
いることから、成形される筒壁部の内側面が、複数のス
プライン歯形40内に押し込まれて、目的とする円筒状
成形品を成形すると同時に、その筒壁部の内側面に対し
て、スプライン溝109が形成せしめられ得ることは勿
論、特に、上述の如く、かかる円筒状成形品の成形時に
おいて、ブランク85における過度の加工硬化の発生が
有利に防止され得るため、従来とは異なり、ブランク8
5の硬度の高低に拘わらず、該ブランク85の外周部8
7を円筒形状に成形する際に、成形される筒壁部の内側
面が、複数のスプライン歯形40内に十分に押し込まれ
得て、該内側面に対して、スプライン溝109が極めて
有利に且つ確実に形成され得るのである。
【0056】ところで、上述の如き優れた特徴を有する
円筒状成形品を得る際には、図1に示される如き構造を
有する円筒状成形品成形装置10が有利に用いられるの
であるが、そのような円筒状成形品は、例えば、以下の
如くして、製造されることとなる。
円筒状成形品を得る際には、図1に示される如き構造を
有する円筒状成形品成形装置10が有利に用いられるの
であるが、そのような円筒状成形品は、例えば、以下の
如くして、製造されることとなる。
【0057】すなわち、先ず、図3に示される如く、下
型18と上型20とが離隔位置せしめられて、型開き状
態とされた成形金型12に、下型18の下型側パッド2
6及び上型20の上型側パッド52よりも大径の略皿形
形状を呈し、またその上部側の外周縁部が面取りされて
なるブランク85をセットする。より詳しくは、下型1
8のガイドブッシュ24から突出位置せしめられた下型
側パッド26から、更に突出位置せしめられたセンター
払いピン28上に、ブランク85を、その中心部に設け
られた中心孔110内において、該センター払いピン2
8の前記芯出し用突起41を挿通せしめ、且つテーパ状
の外周部87を下傾せしめた状態で、載置する。それに
よって、ブランク85を、下型18に対して同心的にセ
ットするのである。
型18と上型20とが離隔位置せしめられて、型開き状
態とされた成形金型12に、下型18の下型側パッド2
6及び上型20の上型側パッド52よりも大径の略皿形
形状を呈し、またその上部側の外周縁部が面取りされて
なるブランク85をセットする。より詳しくは、下型1
8のガイドブッシュ24から突出位置せしめられた下型
側パッド26から、更に突出位置せしめられたセンター
払いピン28上に、ブランク85を、その中心部に設け
られた中心孔110内において、該センター払いピン2
8の前記芯出し用突起41を挿通せしめ、且つテーパ状
の外周部87を下傾せしめた状態で、載置する。それに
よって、ブランク85を、下型18に対して同心的にセ
ットするのである。
【0058】次いで、上型移動板加圧シリンダ82内の
ピストンロッド84を突出作動せしめることにより、上
型20を下方に移動せしめて、図4に示されるように、
該上型20における上型側パッド52の前記芯出し用突
起挿通孔56内に、ブランク85の中心孔110を貫通
して延びる、センター払いピン28の芯出し用突起41
の先端部を挿通せしめると共に、該上型パッド52に
て、ブランク85を押し下げ、更に、該ブランク85を
介して、センター払いピン28と下型側パッド26と
を、前記センター払いピン用コイルスプリング48,4
9及び下型側パッド用コイルスプリング46のそれぞれ
の付勢力に抗して、下型側ホルダー22の上端面に当接
する位置にまで押し下げる。これによって、上型20と
下型18との間で、ブランク85を同心的に挟持させ
る。
ピストンロッド84を突出作動せしめることにより、上
型20を下方に移動せしめて、図4に示されるように、
該上型20における上型側パッド52の前記芯出し用突
起挿通孔56内に、ブランク85の中心孔110を貫通
して延びる、センター払いピン28の芯出し用突起41
の先端部を挿通せしめると共に、該上型パッド52に
て、ブランク85を押し下げ、更に、該ブランク85を
介して、センター払いピン28と下型側パッド26と
を、前記センター払いピン用コイルスプリング48,4
9及び下型側パッド用コイルスプリング46のそれぞれ
の付勢力に抗して、下型側ホルダー22の上端面に当接
する位置にまで押し下げる。これによって、上型20と
下型18との間で、ブランク85を同心的に挟持させ
る。
【0059】その後、下型取付板58を介して、下型1
8の下型側ホルダー22に取り付けられたモータ68を
回転駆動させることにより、下型18全体を回転させ
て、図5に示される如く、ブランク85を挟持させつ
つ、下型18と上型20とを、それらの中心軸86回り
に一体回転せしめる。一方、図示しないローラ加圧シリ
ンダ90内のピストンロッド92を突出作動せしめて、
該ピストンロッド92の先端部に固定されるクランプ9
4を成形金型12側に向かって移動せしめることによ
り、かかるクランプ94に対して回転可能に取り付けら
れたテーパローラ14のテーパ面形状の外周面98を、
前記中心軸86回りに一体回転せしめられるブランク8
5の外周部87に押圧させる。その際、テーパローラ1
4は、その中心軸99回りに、ブランク85とは逆の方
向に回転せしめられる。これにより、該ブランク85の
外周部87において、下型18と上型20とに対する被
挟持部位とその他の部位との境界部分を折り曲げて、該
外周部87の全体を、テーパローラ14のテーパ面形状
の外周面98に対応したテーパ形状に成形する。
8の下型側ホルダー22に取り付けられたモータ68を
回転駆動させることにより、下型18全体を回転させ
て、図5に示される如く、ブランク85を挟持させつ
つ、下型18と上型20とを、それらの中心軸86回り
に一体回転せしめる。一方、図示しないローラ加圧シリ
ンダ90内のピストンロッド92を突出作動せしめて、
該ピストンロッド92の先端部に固定されるクランプ9
4を成形金型12側に向かって移動せしめることによ
り、かかるクランプ94に対して回転可能に取り付けら
れたテーパローラ14のテーパ面形状の外周面98を、
前記中心軸86回りに一体回転せしめられるブランク8
5の外周部87に押圧させる。その際、テーパローラ1
4は、その中心軸99回りに、ブランク85とは逆の方
向に回転せしめられる。これにより、該ブランク85の
外周部87において、下型18と上型20とに対する被
挟持部位とその他の部位との境界部分を折り曲げて、該
外周部87の全体を、テーパローラ14のテーパ面形状
の外周面98に対応したテーパ形状に成形する。
【0060】次に、前記ローラ加圧シリンダ90内のピ
ストンロッド92を引込み作動せしめて、テーパローラ
14をブランク85から離隔させた後、該テーパローラ
14に代えて、ストレートローラ16をクランプ94に
取り付け、その後、再び、該ピストンロッド92を突出
作動せしめることにより、図6に示される如く、該スト
レートローラ16の円柱面形状の外周面104を、テー
パローラ14によりテーパ形状に成形された、前記中心
軸86回りに一体回転せしめられるブランク85の外周
部87に押圧させ、該外周部87を、ストレートローラ
16の外周面104と、下型側パッド26の、前記複数
のスプライン歯形40が形成された外周面との間で挟圧
せしめる。その際、ストレートローラ16にあっても、
その中心軸105回りに回転せしめられることとなる。
これにより、ブランク85の外周部87において、テー
パローラ14により折り曲げられた部位を、該ストレー
トローラ16により更に折り曲げて、該外周部87の全
体を円筒形状に成形すると共に、該円筒形状の内側部位
を、複数のスプライン歯形40内に押し込んで、該内側
部位に対して、複数のスプライン溝109を形成し、以
て目的とする、筒壁部の内周面に複数のスプライン溝1
09が形成されてなるビスカスカップリングハウジング
112を得るのである。
ストンロッド92を引込み作動せしめて、テーパローラ
14をブランク85から離隔させた後、該テーパローラ
14に代えて、ストレートローラ16をクランプ94に
取り付け、その後、再び、該ピストンロッド92を突出
作動せしめることにより、図6に示される如く、該スト
レートローラ16の円柱面形状の外周面104を、テー
パローラ14によりテーパ形状に成形された、前記中心
軸86回りに一体回転せしめられるブランク85の外周
部87に押圧させ、該外周部87を、ストレートローラ
16の外周面104と、下型側パッド26の、前記複数
のスプライン歯形40が形成された外周面との間で挟圧
せしめる。その際、ストレートローラ16にあっても、
その中心軸105回りに回転せしめられることとなる。
これにより、ブランク85の外周部87において、テー
パローラ14により折り曲げられた部位を、該ストレー
トローラ16により更に折り曲げて、該外周部87の全
体を円筒形状に成形すると共に、該円筒形状の内側部位
を、複数のスプライン歯形40内に押し込んで、該内側
部位に対して、複数のスプライン溝109を形成し、以
て目的とする、筒壁部の内周面に複数のスプライン溝1
09が形成されてなるビスカスカップリングハウジング
112を得るのである。
【0061】そして、その後、上型移動板加圧シリンダ
82内のピストンロッド84を引込み作動せしめること
により、上型20を上方に移動させて、図7に示される
如く、下型側パッド用コイルスプリング46の付勢力に
て、下型側パッド26をガイドブッシュ24から突出移
動させると共に、センター払いピン用コイルスプリング
48,49の付勢力にて、センター払いピン28を下型
側パッド26から突出移動させることによって、成形さ
れたビスカスカップリングハウジング112を、下型1
8から払い出して、成形金型12から離型するのであ
る。
82内のピストンロッド84を引込み作動せしめること
により、上型20を上方に移動させて、図7に示される
如く、下型側パッド用コイルスプリング46の付勢力に
て、下型側パッド26をガイドブッシュ24から突出移
動させると共に、センター払いピン用コイルスプリング
48,49の付勢力にて、センター払いピン28を下型
側パッド26から突出移動させることによって、成形さ
れたビスカスカップリングハウジング112を、下型1
8から払い出して、成形金型12から離型するのであ
る。
【0062】このような本実施例に係る円筒状成形品の
成形手法によれば、ブランク85の被加工部位たる外周
部87が部分的に折り曲げられることによって、目的と
するビスカスカップリングハウジング112が成形され
ることになるところから、従来手法とは異なり、ブラン
ク85の材質に拘わらず、ブランク85の外周部87全
体が過度に加工硬化せしめられるようなことが有利に回
避され得、それによって、ビスカスカップリングハウジ
ング112の成形時において、そのような過度の加工硬
化に起因する「割れ」等の加工欠陥の発生のない、優れ
た加工性が発揮され得るのであり、また、比較的、加工
コストの低い転造加工手法が採用されていることによっ
て、経済性においても、大きなメリットが得られるので
ある。
成形手法によれば、ブランク85の被加工部位たる外周
部87が部分的に折り曲げられることによって、目的と
するビスカスカップリングハウジング112が成形され
ることになるところから、従来手法とは異なり、ブラン
ク85の材質に拘わらず、ブランク85の外周部87全
体が過度に加工硬化せしめられるようなことが有利に回
避され得、それによって、ビスカスカップリングハウジ
ング112の成形時において、そのような過度の加工硬
化に起因する「割れ」等の加工欠陥の発生のない、優れ
た加工性が発揮され得るのであり、また、比較的、加工
コストの低い転造加工手法が採用されていることによっ
て、経済性においても、大きなメリットが得られるので
ある。
【0063】しかも、かかる成形手法においては、下型
18の下型側パッド26の外周面に、複数のスプライン
歯形40が形成されてなる成形金型12が用いられて、
ストレートローラ16によりブランク85の外周部87
を円筒形状に成形する際に、該成形される円筒形状の内
側部位に複数のスプライン溝109が形成されるように
なっていることから、目的とするビスカスカップリング
ハウジング112を得ると同時に、その筒壁部の内周面
に、複数のスプライン溝109が形成される得るのであ
り、また、前述の如く、かかる筒壁部を与えるブランク
85の外周部87が、過度に加工硬化せしめられるよう
なことが有効に阻止され得るため、ブランク85とし
て、高硬度のものが用いられる場合にあっても、そのよ
うなスプライン溝109が、容易に且つ確実に形成され
得るのである。
18の下型側パッド26の外周面に、複数のスプライン
歯形40が形成されてなる成形金型12が用いられて、
ストレートローラ16によりブランク85の外周部87
を円筒形状に成形する際に、該成形される円筒形状の内
側部位に複数のスプライン溝109が形成されるように
なっていることから、目的とするビスカスカップリング
ハウジング112を得ると同時に、その筒壁部の内周面
に、複数のスプライン溝109が形成される得るのであ
り、また、前述の如く、かかる筒壁部を与えるブランク
85の外周部87が、過度に加工硬化せしめられるよう
なことが有効に阻止され得るため、ブランク85とし
て、高硬度のものが用いられる場合にあっても、そのよ
うなスプライン溝109が、容易に且つ確実に形成され
得るのである。
【0064】また、かかる成形手法にあっては、略皿形
形状を呈し、その外周縁部が面取りされてなるブランク
85が用いられ、そのテーパ状の外周部87を下傾せし
めた状態で、上型20と下型18との間に挟持されて、
かかる外周部87が、該外周縁部において、テーパロー
ラ14にて押圧されるようになっているところから、そ
のようなブランク85の外周部87に対するテーパロー
ラ14の押圧時に、該ブランク85の、面取りされた外
周縁部が、テーパローラ14の、上方向に向かって次第
に大径となるテーパ面形状を有する外周面98に対し
て、より良好に摺動せしめられ得て、ブランク85の外
周部87における、上型20と下型18とに対する被挟
持部位とそれらに挟持されていない境界部分が、更に容
易に且つ確実に折り曲げられ得、それによって、ブラン
ク85の外周部87全体が、テーパローラ14の外周面
98に対応したテーパ形状に、より容易に成形され得、
その結果として、目的とするビスカスカップリングハウ
ジング112が、より効率的に成形され得るのであり、
またそれに加えて、該ブランク85の外周縁部がテーパ
ローラ14に接触せしめられる際に、該外周縁部によっ
てテーパローラ14の外周面98が損傷せしめられるよ
うなことも、有利に回避され得ることとなるのである。
形状を呈し、その外周縁部が面取りされてなるブランク
85が用いられ、そのテーパ状の外周部87を下傾せし
めた状態で、上型20と下型18との間に挟持されて、
かかる外周部87が、該外周縁部において、テーパロー
ラ14にて押圧されるようになっているところから、そ
のようなブランク85の外周部87に対するテーパロー
ラ14の押圧時に、該ブランク85の、面取りされた外
周縁部が、テーパローラ14の、上方向に向かって次第
に大径となるテーパ面形状を有する外周面98に対し
て、より良好に摺動せしめられ得て、ブランク85の外
周部87における、上型20と下型18とに対する被挟
持部位とそれらに挟持されていない境界部分が、更に容
易に且つ確実に折り曲げられ得、それによって、ブラン
ク85の外周部87全体が、テーパローラ14の外周面
98に対応したテーパ形状に、より容易に成形され得、
その結果として、目的とするビスカスカップリングハウ
ジング112が、より効率的に成形され得るのであり、
またそれに加えて、該ブランク85の外周縁部がテーパ
ローラ14に接触せしめられる際に、該外周縁部によっ
てテーパローラ14の外周面98が損傷せしめられるよ
うなことも、有利に回避され得ることとなるのである。
【0065】なお、前記実施例では、第二の型としての
上型20が、その上部に配された上型移動板加圧シリン
ダ82内のピストンロッド84の突出、引込み作動によ
り、第一の型としての下型18に対して接近、離隔移動
せしめられるようになっていたが、それら第一の型と第
二の型とを相対的に接近、離隔移動せしめるための機構
は、何等、これに限定されるものではない。
上型20が、その上部に配された上型移動板加圧シリン
ダ82内のピストンロッド84の突出、引込み作動によ
り、第一の型としての下型18に対して接近、離隔移動
せしめられるようになっていたが、それら第一の型と第
二の型とを相対的に接近、離隔移動せしめるための機構
は、何等、これに限定されるものではない。
【0066】また、前記実施例では、第一の型としての
下型18が、基台11上において、モータ68の回転駆
動により、その中心軸回りに回転可能に配置される一
方、第二の型たる上型20が、該下型18と同軸的に且
つその中心軸回りに回転可能に配置され、そして、該下
型18と該上型20とが相対的に接近移動せしめられ
て、それらの間に円板状素材たるブランク85を挟持せ
しめた状態で、モータ68が回転駆動せしめられること
によって、下型18と上型20とが、それらの中心軸8
6回りに一体回転されるようになっていたが、そのよう
な円板状素材を挟持せしめた状態下での第一の型と第二
の型の一体回転機構も、特に、これに限定されるもので
ない。
下型18が、基台11上において、モータ68の回転駆
動により、その中心軸回りに回転可能に配置される一
方、第二の型たる上型20が、該下型18と同軸的に且
つその中心軸回りに回転可能に配置され、そして、該下
型18と該上型20とが相対的に接近移動せしめられ
て、それらの間に円板状素材たるブランク85を挟持せ
しめた状態で、モータ68が回転駆動せしめられること
によって、下型18と上型20とが、それらの中心軸8
6回りに一体回転されるようになっていたが、そのよう
な円板状素材を挟持せしめた状態下での第一の型と第二
の型の一体回転機構も、特に、これに限定されるもので
ない。
【0067】さらに、第一の型と第二の型の構造も、前
記実施例における如きものに何等限定されるものではな
く、第一の型が、目的とする円筒状成形品の内面形状に
対応した外周面を有して構成され、また、第二の型が、
該第一の型に対して同軸的に且つ相対的に接近、離隔可
能に配置されて構成され、そして、それら第一の型と第
二の型とが、該円筒状成形品を与える円板状素材を挟持
しつつ、それら第一及び第二の型の軸心を回転軸とし
て、一体回転し得るようになっているものであれば、如
何なる構造も、採用され得るのである。
記実施例における如きものに何等限定されるものではな
く、第一の型が、目的とする円筒状成形品の内面形状に
対応した外周面を有して構成され、また、第二の型が、
該第一の型に対して同軸的に且つ相対的に接近、離隔可
能に配置されて構成され、そして、それら第一の型と第
二の型とが、該円筒状成形品を与える円板状素材を挟持
しつつ、それら第一及び第二の型の軸心を回転軸とし
て、一体回転し得るようになっているものであれば、如
何なる構造も、採用され得るのである。
【0068】更にまた、前記実施例では、第一の型たる
下型18の下型側パッド26の外周面に、スプライン溝
形成部としての複数のスプライン歯形40が形成されて
いたが、そのようなスプライン溝形成部は、本発明にお
いて必須のものではない。
下型18の下型側パッド26の外周面に、スプライン溝
形成部としての複数のスプライン歯形40が形成されて
いたが、そのようなスプライン溝形成部は、本発明にお
いて必須のものではない。
【0069】また、前記実施例では、基台11上に配置
されたローラ加圧シリンダ90内のピストンロッド92
の先端部に、クランプ94が固定されており、該ピスト
ンロッド92が成形金型12の中心軸86に垂直な方向
に突出、引込み作動せしめられることによって、かかる
クランプ94に取り付けられるテーパローラ14とスト
レートローラ16とが、該成形金型12に対して接近、
離隔移動せしめられるようになっていたが、そのような
テーパローラとストレートローラの移動機構は、特に、
これに限定されるものではない。
されたローラ加圧シリンダ90内のピストンロッド92
の先端部に、クランプ94が固定されており、該ピスト
ンロッド92が成形金型12の中心軸86に垂直な方向
に突出、引込み作動せしめられることによって、かかる
クランプ94に取り付けられるテーパローラ14とスト
レートローラ16とが、該成形金型12に対して接近、
離隔移動せしめられるようになっていたが、そのような
テーパローラとストレートローラの移動機構は、特に、
これに限定されるものではない。
【0070】さらに、前記実施例では、クランプ94と
ローラ加圧シリンダ90及びピストンロッド92とから
なるテーパローラ14とストレートローラ16の移動機
構が一つだけ設けられ、かかる一つの移動機構に対し
て、テーパローラ14とストレートローラ16とが選択
的に取り付けられて、円板状素材たるブランク85の外
周部87が、テーパ形状と円筒形状に、順次、成形され
るようになっていたが、テーパローラの移動機構とスト
レートローラの移動機構とを、それぞれ、一つずつ、若
しくは複数個ずつ設けて、それらテーパローラの移動機
構とストレートローラの移動機構とを互いに独立して作
動せしめるように構成することも、可能である。それに
よって、テーパローラとストレートローラの交換作業が
皆無ならしめられ得て、目的とする円筒状成形品が、よ
り一層効率的に成形され得ることとなるのである。
ローラ加圧シリンダ90及びピストンロッド92とから
なるテーパローラ14とストレートローラ16の移動機
構が一つだけ設けられ、かかる一つの移動機構に対し
て、テーパローラ14とストレートローラ16とが選択
的に取り付けられて、円板状素材たるブランク85の外
周部87が、テーパ形状と円筒形状に、順次、成形され
るようになっていたが、テーパローラの移動機構とスト
レートローラの移動機構とを、それぞれ、一つずつ、若
しくは複数個ずつ設けて、それらテーパローラの移動機
構とストレートローラの移動機構とを互いに独立して作
動せしめるように構成することも、可能である。それに
よって、テーパローラとストレートローラの交換作業が
皆無ならしめられ得て、目的とする円筒状成形品が、よ
り一層効率的に成形され得ることとなるのである。
【0071】更にまた、第一の型に対向位置する外周面
が、テーパローラにあっては、第二の型から第一の型の
側に向かって小径となるテーパ面形状とされ、また、ス
トレートローラにおいては、軸方向に同一径にて延びる
円柱面形状とされていれば、それらテーパローラとスト
レートローラの全体形状は、前記実施例における如きも
のに、何等限定されるものではない。従って、例えば、
下部外周面が所定のテーパ面形状を呈する一方、上部外
周面が上述の如き円柱面形状とされた、一つの転造ロー
ラを用い、その下部側部位をテーパローラとして、また
上部側部位をストレートローラとして、それぞれ機能せ
しめるようにしても良いのである。勿論、この場合にあ
っては、かかる転造ローラを成形金型に対して接近、離
隔移動せしめるだけでなく、それを成形金型の軸方向に
も移動せしめる移動機構も、設ける必要がある。
が、テーパローラにあっては、第二の型から第一の型の
側に向かって小径となるテーパ面形状とされ、また、ス
トレートローラにおいては、軸方向に同一径にて延びる
円柱面形状とされていれば、それらテーパローラとスト
レートローラの全体形状は、前記実施例における如きも
のに、何等限定されるものではない。従って、例えば、
下部外周面が所定のテーパ面形状を呈する一方、上部外
周面が上述の如き円柱面形状とされた、一つの転造ロー
ラを用い、その下部側部位をテーパローラとして、また
上部側部位をストレートローラとして、それぞれ機能せ
しめるようにしても良いのである。勿論、この場合にあ
っては、かかる転造ローラを成形金型に対して接近、離
隔移動せしめるだけでなく、それを成形金型の軸方向に
も移動せしめる移動機構も、設ける必要がある。
【0072】また、前記実施例では、テーパローラ14
のテーパ面形状の外周面98が、該テーパローラ14の
中心軸99に垂直な面(テーパローラ14の上端面10
0)に対して80°のテーパ角度を為すように構成され
ていたが、そのようなテーパローラ14におけるテーパ
面形状の外周面のテーパ角度は、60°〜85°の範囲
内であれば、特に限定されるものではない。なお、かか
るテーパ角度が85°を上回る場合、ブランク85の外
周縁部が、テーパローラ14の外周面98に対して良好
に摺動され難くなって、ブランク85に対する加工性が
悪化せしめられることとなり、また、それが60°を下
回る場合には、ブランク85の外周部87を押圧せしめ
る際に、テーパローラ14の外周面98に対して作用せ
しめられる反力において、該テーパローラ14の軸方向
上方に向かって作用する成分が大きくなり、それによっ
て、テーパローラ14が上方に押し上げられ、その結
果、加工効率の低下が惹起せしめられることとなる。
のテーパ面形状の外周面98が、該テーパローラ14の
中心軸99に垂直な面(テーパローラ14の上端面10
0)に対して80°のテーパ角度を為すように構成され
ていたが、そのようなテーパローラ14におけるテーパ
面形状の外周面のテーパ角度は、60°〜85°の範囲
内であれば、特に限定されるものではない。なお、かか
るテーパ角度が85°を上回る場合、ブランク85の外
周縁部が、テーパローラ14の外周面98に対して良好
に摺動され難くなって、ブランク85に対する加工性が
悪化せしめられることとなり、また、それが60°を下
回る場合には、ブランク85の外周部87を押圧せしめ
る際に、テーパローラ14の外周面98に対して作用せ
しめられる反力において、該テーパローラ14の軸方向
上方に向かって作用する成分が大きくなり、それによっ
て、テーパローラ14が上方に押し上げられ、その結
果、加工効率の低下が惹起せしめられることとなる。
【0073】さらに、前記実施例では、円板状素材とし
て、略皿形形状を呈するブランク85が用いられていた
が、それに代えて、平坦な円板形形状を呈するブランク
85を用いても、何等差し支えない。
て、略皿形形状を呈するブランク85が用いられていた
が、それに代えて、平坦な円板形形状を呈するブランク
85を用いても、何等差し支えない。
【0074】加えて、前記実施例では、本発明を自動車
のビスカスカップリングハウジングの成形装置とその形
成方法に対して適用したものの具体例を示したが、本発
明が、その他、様々な用途に用いられる円筒状成形品の
成形装置並びに円筒状成形品の成形方法の何れに対して
も、有利に適用され得るものであることは、勿論であ
る。
のビスカスカップリングハウジングの成形装置とその形
成方法に対して適用したものの具体例を示したが、本発
明が、その他、様々な用途に用いられる円筒状成形品の
成形装置並びに円筒状成形品の成形方法の何れに対して
も、有利に適用され得るものであることは、勿論であ
る。
【0075】以上、本発明の具体的な構成及び代表的な
実施例について詳述してきたが、本発明が、上記の記載
によって、何等の制約をも受けるものでないことは、言
うまでもないところである。また、本発明には、上記の
具体例並びに実施例の他にも、本発明の趣旨を逸脱しな
い限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変
更、修正、改良等を加え得るものであることが、理解さ
れるべきである。
実施例について詳述してきたが、本発明が、上記の記載
によって、何等の制約をも受けるものでないことは、言
うまでもないところである。また、本発明には、上記の
具体例並びに実施例の他にも、本発明の趣旨を逸脱しな
い限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変
更、修正、改良等を加え得るものであることが、理解さ
れるべきである。
【0076】
【発明の効果】上述の説明からも明らかなように、本発
明に従う円筒状成形品の成形装置においては、素材の硬
度の高低に関係なく、比較的加工コストの低い転造加工
手法により、加工時における素材の「割れ」等の欠陥の
ない円筒状成形品を成形することが出来、そのような円
筒状成形品の成形時において、優れた経済性と高度な加
工性とが効果的に発揮され得るのである。
明に従う円筒状成形品の成形装置においては、素材の硬
度の高低に関係なく、比較的加工コストの低い転造加工
手法により、加工時における素材の「割れ」等の欠陥の
ない円筒状成形品を成形することが出来、そのような円
筒状成形品の成形時において、優れた経済性と高度な加
工性とが効果的に発揮され得るのである。
【0077】また、本発明に従う円筒状成形品の成形方
法によれば、かかる成形品を与える素材の材質に拘わら
ず、優れた経済性と高度な加工性とをもって、目的とす
る円筒状成形品が、極めて有利に成形され得ることとな
るのである。
法によれば、かかる成形品を与える素材の材質に拘わら
ず、優れた経済性と高度な加工性とをもって、目的とす
る円筒状成形品が、極めて有利に成形され得ることとな
るのである。
【図1】本発明に従う円筒状成形品の成形装置の一例を
概略的に示す縦断面説明図であって、右側は、テーパロ
ーラを取り付けると共に、成形金型を型開きした状態を
示し、またその左側は、テーパローラに代えてストレー
トローラを取り付けると共に、成形金型を型閉めした状
態を示す。
概略的に示す縦断面説明図であって、右側は、テーパロ
ーラを取り付けると共に、成形金型を型開きした状態を
示し、またその左側は、テーパローラに代えてストレー
トローラを取り付けると共に、成形金型を型閉めした状
態を示す。
【図2】図1に示される円筒状成形品の成形装置を構成
する成形金型を示す縦断面説明図である。
する成形金型を示す縦断面説明図である。
【図3】本発明に従う円筒状成形品の成形方法における
一工程例を示す説明図であって、そこで用いられる成形
金型に対して、型開き状態下で、円板状素材をセットし
た状態を示す。
一工程例を示す説明図であって、そこで用いられる成形
金型に対して、型開き状態下で、円板状素材をセットし
た状態を示す。
【図4】本発明に従う円筒状成形品の成形方法における
別の工程例を示す説明図であって、成形金型を構成する
第一の型と第二の型との間に、円板状素材を挟持せしめ
た状態を示す。
別の工程例を示す説明図であって、成形金型を構成する
第一の型と第二の型との間に、円板状素材を挟持せしめ
た状態を示す。
【図5】本発明に従う円筒状成形品の成形方法における
更に別の工程例を示す説明図であって、円板状素材を挟
持せしめつつ、第一の型と第二の型とを一体回転させる
一方、該円板状素材の外周部をテーパローラにて押圧し
て、テーパ形状に成形した状態を示す。
更に別の工程例を示す説明図であって、円板状素材を挟
持せしめつつ、第一の型と第二の型とを一体回転させる
一方、該円板状素材の外周部をテーパローラにて押圧し
て、テーパ形状に成形した状態を示す。
【図6】本発明に従う円筒状成形品の成形方法における
他の工程例を示す説明図であって、テーパ形状に成形さ
れた円板状素材の外周部をストレートローラにて更に押
圧して、円筒形状に成形した状態を示す。
他の工程例を示す説明図であって、テーパ形状に成形さ
れた円板状素材の外周部をストレートローラにて更に押
圧して、円筒形状に成形した状態を示す。
【図7】本発明に従う円筒状成形品の成形方法における
更に他の工程例を示す説明図であって、成形された円筒
状成形品を離型せしめた状態を示す。
更に他の工程例を示す説明図であって、成形された円筒
状成形品を離型せしめた状態を示す。
10 円筒状成形品成形装置 12 成形金型 14 テーパローラ 16 ストレート
ローラ 18 下型 20 上型 22 下型側ホルダー 24 ガイドブッ
シュ 26 下型側パッド 28 センター払
いピン 40 スプライン歯形 50 上型側ホル
ダー 52 上型側パッド 85 ブランク 86,99,105 中心軸 98,104 外
周面 109 スプライン溝
ローラ 18 下型 20 上型 22 下型側ホルダー 24 ガイドブッ
シュ 26 下型側パッド 28 センター払
いピン 40 スプライン歯形 50 上型側ホル
ダー 52 上型側パッド 85 ブランク 86,99,105 中心軸 98,104 外
周面 109 スプライン溝
Claims (6)
- 【請求項1】 目的とする円筒状成形品の内面形状に対
応した外周面を有する第一の型と、該第一の型に対して
同軸的に且つ相対的に接近、離隔可能に配置され、該第
一の型との間で、前記円筒状成形品を与える、前記第一
の型の外径よりも大径の円板状素材を同心的に挟持する
第二の型とを備え、それら第一の型と第二の型とが、該
円板状素材を挟持しつつ、それら第一及び第二の型の軸
心を第一の回転軸として一体回転し得るように構成され
た成形金型と、 前記第一の回転軸に平行な第二の回転軸回りに回転可能
に、且つ該成形金型に対して、該第一の回転軸に垂直な
方向に接近、離隔移動し得るように、配置せしめられる
一方、前記第一の型の外周面と対向位置する外周面が、
前記第二の型から該第一の型の側に向かって次第に小径
となるテーパ面形状を呈すると共に、前記第二の回転軸
に垂直な面に対して60°〜85°のテーパ角度を為す
ように構成されて、前記第一の回転軸回りに一体回転せ
しめられる前記円板状素材の外周部を、該テーパ面形状
の外周面にて押圧することにより、かかる外周部を該テ
ーパ面形状に対応したテーパ形状に成形するテーパロー
ラと、 前記第一の回転軸に平行な第三の回転軸回りに回転可能
に、且つ前記成形金型に対して、該第一の回転軸に垂直
な方向に接近、離隔移動し得るように、配置せしめられ
る一方、前記第一の型の外周面と対向位置する外周面
が、軸方向に同一径にて延びる円柱面形状を呈するよう
に構成されて、前記第一の回転軸回りに一体回転せしめ
られる、前記テーパローラにてテーパ状に成形された前
記円板状素材の外周部を、該円柱面形状の外周面にて押
圧して、前記第一の型との間で挟圧することにより、か
かる外周部を該円柱面形状に対応した円筒形状に更に成
形するストレートローラとを、 含むことを特徴とする円筒状成形品の成形装置。 - 【請求項2】 前記円板状素材の外周部において、円筒
形状に成形される部位の内側面に、スプライン溝を成形
するスプライン溝成形部を、前記第一の型の外周面に設
けたことを特徴とする請求項1に記載の円筒状成形品の
成形装置。 - 【請求項3】 目的とする円筒状成形品の内面形状に対
応した外周面を有する第一の型と、該第一の型に対して
同軸的に且つ相対的に接近、離隔可能に配置された第二
の型とが、それら第一及び第二の型の軸心を第一の回転
軸として一体回転し得るように構成された成形金型を用
い、該第一の型と第二の型とを相対的に接近移動させ
て、それら第一の型と第二の型との間で、前記円筒状成
形品を与える、前記第一の型の外径よりも大径の円板状
素材を同心的に挟持せしめつつ、それら第一の型と第二
の型とを前記第一の回転軸回りに一体的に回転せしめる
工程と、 前記第一の回転軸に平行な第二の回転軸回りに回転可能
に、且つ前記成形金型に対して、該第一の回転軸に垂直
な方向に接近、離隔移動し得るように、配置せしめられ
る一方、前記第一の型の外周面と対向位置する外周面
が、前記第二の型から該第一の型の側に向かって次第に
小径となるテーパ面形状を呈すると共に、前記第二の回
転軸に垂直な面に対して60°〜85°のテーパ角度を
為すように構成されたテーパローラを、前記テーパ面形
状の外周面にて、前記第一の回転軸回りに一体回転せし
められる前記円板状素材の外周部に押圧せしめることに
より、該外周部を該テーパ面形状に対応したテーパ形状
に成形する工程と、 前記第一の回転軸に平行な第三の回転軸回りに回転可能
に、且つ前記成形金型に対して、該第一の回転軸に垂直
な方向に接近、離隔移動し得るように、配置せめしられ
る一方、前記第一の型の外周面と対向位置する外周面
が、軸方向に同一径にて延びる円柱面形状を呈するよう
に構成されたストレートローラを、該円柱面形状の外周
面にて、前記第一の回転軸回りに一体的に回転せしめら
れる、前記テーパ形状に成形された円板状素材の外周部
に押圧し、かかる外周部を前記第一の型との間で挟圧す
ることにより、該円柱面形状に対応した円筒形状に更に
成形する工程とを、 含むことを特徴とする円筒状成形品の成形方法。 - 【請求項4】 前記第一の型の外周面に、スプライン溝
成形部を設けてなる前記成形金型を用い、かかる第一の
型と前記第二の型との間に、前記円板状素材を同心的に
挟持せしめた後、それら第一の型と第二の型とを前記第
一の回転軸回りに回転せしめる一方、該円板状素材の外
周部を前記ストレートローラにて押圧し、該第一の型と
の間で挟圧することにより、該外周部を円筒形状に成形
すると共に、該円筒形状の内側面に、スプライン溝を形
成するようにしたことを特徴とする請求項3に記載の円
筒状成形品の成形方法。 - 【請求項5】 前記第一の型と第二の型との間に、皿形
形状を呈する前記円板状素材を同心的に挟持せしめた
後、それら第一の型と第二の型とを前記第一の回転軸回
りに一体回転せしめる一方、該皿形形状の側壁部を構成
する前記円板状素材の外周部を前記テーパローラにて押
圧することにより、該外周部をテーパ形状に成形するよ
うにしたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載
の円筒成形品の製造方法。 - 【請求項6】 前記第一の型と第二の型との間に、外周
端縁部が面取りされてなる前記円板状素材を同心的に挟
持せしめた後、それら第一の型と第二の型とを前記第一
の回転軸回りに一体回転せしめる一方、前記テーパロー
ラを該円板状素材の前記外周端縁部に当接せしめた状態
で、該円板状素材の外周部を該テーパローラにて押圧
し、該第一の型との間で挟圧することにより、該外周部
をテーパ形状に成形するようにしたことを特徴とする請
求項3乃至は請求項5の何れかに記載の円筒成形品の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11728096A JPH09300036A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 円筒状成形品の成形装置並びに円筒状成形品の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11728096A JPH09300036A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 円筒状成形品の成形装置並びに円筒状成形品の成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09300036A true JPH09300036A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14707845
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11728096A Pending JPH09300036A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 円筒状成形品の成形装置並びに円筒状成形品の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09300036A (ja) |
-
1996
- 1996-05-13 JP JP11728096A patent/JPH09300036A/ja active Pending
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