JPH09301515A - 振動コンベヤ - Google Patents

振動コンベヤ

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JPH09301515A
JPH09301515A JP13952096A JP13952096A JPH09301515A JP H09301515 A JPH09301515 A JP H09301515A JP 13952096 A JP13952096 A JP 13952096A JP 13952096 A JP13952096 A JP 13952096A JP H09301515 A JPH09301515 A JP H09301515A
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JP
Japan
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trough
suspension
suspension rod
vibrating
vibration
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JP13952096A
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English (en)
Inventor
Toshimitsu Morihana
俊光 森鼻
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加振力が板バネの反力によって地上に伝達さ
れることなく、加振部やトラフが上下方向に振動しない
で水平方向の振動反力を安定、確実に防振し得る往復運
動型の振動コンベヤを提供すること。 【解決手段】 一体的に連結した不平衡重錘を加振源と
する加振部10と、物品を移送するトラフ20とを支持
する支持部30と支持部40とにおいて、吊り下げられ
ている吊下ロッド35、45を平衡運動機構のレバーと
し、一体的な加振部10とトラフ20とを平衡運動機構
の連接棒とするように吊下ロッド35、45の下端部に
吊下ビーム37、47を介して取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動コンベヤに関す
るものであり、更に詳しくは回転される不平衡重錘を加
振源としてトラフが往復振動される振動コンベヤに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】物品を直線状に移送する振動コンベヤは
移送面を備えたトラフを下流側へ向かって若干上向き傾
斜の方向に直線振動させるものが多く、この場合、移送
面上の物品は与えられるジャンプ運動を繰り返しながら
下流側へ移送される。しかし、金属類の物品を移送する
場合にはジャンプ運動をしてトラフの移送面へ落下する
時に騒音を発したり、脆い物品を移送する場合には「割
れ」や「欠け」を生じたりする。
【0003】このような場合に対して、トラフを水平方
向に往復させ、物品をすべり運動によって移送するレシ
プロコンベヤがある。図14に一例として特開昭55−
123812号公報に開示されているレシプロコンベヤ
100の側面図を示す。角樋状のトラフ150は加振部
110によって水平方向に加振され、トラフ150内の
物品は図14において左方から右方へ移送される。
【0004】トラフ150は基盤109との間に移送方
向に等間隔に配置され、上下を取付部材153a、15
3bによってトラフ150および基盤109に取り付け
られた複数の垂直な板バネ152によって支持されてお
り、トラフ150は移送方向(X方向)に振動される。
また、トラフ150はその上流側の端部底面に取り付け
たアングル154と、後述する図15の加振部110に
取り付けたアングル114との間の水平方向の平行な2
枚の板バネ129によって一体的に連結されている。板
バネ129はその長さ方向、すなわち移送方向の圧縮、
引張には剛性を示すが、上下方向(Y方向)には変形し
易く、後述の加振部110を支持するコイルバネ128
と共同して加振力の上下方向の成分を吸収するようにな
っている。
【0005】図15は加振部110とその近傍を示す平
面図であり、図16は図15における[16]−[1
6]線方向の断面図である。加振部110は上下一対の
加振機構131aと131bとからなっており、それぞ
れのハウジング111a、111bに取り付けられてい
る。また、ハウジング111a、111bはスペーサ1
27を介して一体的に連結されており、基盤109上の
複数のコイルバネ128によって支持されている。
【0006】加振機構131aと131bとは鏡像的に
対称な関係に設けられいるので、加振機構131aにつ
いてその構成を説明する。ハウジング111aに取り付
けたベヤリング133a、134aに第1回転軸135
aが支承され、この第1回転軸135aには大径で半円
形状の第1不平衡重錘136aが固定されている。同様
に、ハウジング111aに取り付けたベヤリング143
a、144aに第2回転軸145aが支承され、この第
2回転軸145aに小径で半円形状の第2不平衡重錘1
46aが固定されている。
【0007】ハウジング111aの後壁部には電動機1
21aが固定されており、その出力軸のプーリ122a
と第1回転軸135aの一端部のプーリ137aとの間
にはベルト123aが巻装されている。また、第1回転
軸135aの他端部には大径ギヤ139aが取り付けら
れ、第2回転軸145aの一端部に取り付けた歯数が1
/2の小径ギヤ149と噛み合わされている。すなわ
ち、第2回転軸145aは第1回転軸135aの2倍の
角速度で反対方向に回転する。上述の加振機構131a
の各要素に対応するもう一方の加振機構131bの各要
素には添字をbにして同一の符号を付し、それらの説明
は省略する。
【0008】そして、図16に示すように、加振機構1
31aの第1不平衡重錘136aと第2不平衡重錘14
6aとは、それぞれの第1回転軸135a、第2回転軸
145aの下方にあるように取り付けられ、他方の加振
機構131bの第1不平衡重錘136bと第2不平衡重
錘146bとは第1回転軸135b、第2回転軸145
bの上方にあるように取り付けられており、かつ、特性
の同等な電動機121aと電動機121bとによって反
対方向へ回転するようになっている。従って、後述する
ように、加振機構131a、131bによる上下方向
(Y方向)の成分の合成力は常に零となる。
【0009】従来例のレシプロコンベヤ100は以上の
ように構成されるが、次にその作用を説明する。なお、
加振機構131aには第1不平衡重錘136aが2個取
り付けられているが、両者の中間位置に質量が2倍の第
1不平衡重錘136a’が1個取り付けられている場合
と等価であるので、以降においては簡明化のために、第
1不平衡重錘136a’を136aと表記し、これが1
個取り付けられているとする。他方の加振機構131b
についても同様に、質量が2倍の第1不平衡重錘136
bが1個取り付けられているものとする。
【0010】図16を参照して、電動機121a、12
1bが同期して反対方向に回転されることにより、一方
の加振機構131aではベルト123aを介して第1回
転軸135aは時計方向に、第1回転軸135aとギヤ
139、149で噛み合う第2回転軸145aは反時計
方向に2倍の角速度で回転される。他方の加振機構13
1bではベルト123bを介して第1回転軸135bが
反時計方向に、第2回転軸145bは時計方向に2倍の
角速度で回転される。それに伴って、加振機構131a
の第1不平衡重錘136a、第2不平衡重錘146a、
および加振機構131aと鏡像的な対称関係にある加振
機構131bの第1不平衡重錘136b、第2不平衡重
錘146bは図17のA、B、続いて図18のA、Bに
示す回転位相を順に繰り返す。
【0011】図17のAに示す位相では、第1不平衡重
錘136a、136bの重心Ga、Gbに働く遠心力F
a、Fbは大きさが等しく方向は反対であり、同様に第
2不平衡重錘146a、146bの重心ga、gbに働
く遠心力fa、fbは大きさが等しく方向は反対である
ので、上下方向(Y方向)の合成力は零であり、トラフ
150の移送方向(X方向)についても零である。続く
図17のBに示す位相では、第2不平衡重錘146a、
146bの遠心力fa、fbは方向が反対で打ち消し合
うのでY方向は零であり、第1不平衡重錘136a、1
36bの遠心力Fa、Fbはそれぞれ(−)X方向を向
いているので、その合成力FはF=−Fa−Fb=−2
Faとなる。同様に、図18のAに示す位相ではX方
向、Y方向共に零であり、図18のBに示す位相ではX
方向に合成力F=Fa+Fb=2Faが働くが、Y方向
には零である。
【0012】この間の一般的な位相を示す図19におい
て、第1不平衡重錘136a、136bの遠心力Fa、
Fbのt秒後におけるX方向の成分は、角速度をωとし
て、 FaX =−Fasin(ωt)、FbX =−Fbsin
(ωt) であるから、それらの合成力FX は FX =FaX +FbX =−2Fasin(ωt) となる。同様に第2不平衡重錘146a、146bの遠
心力fa、fbのX方向の成分は faX =fasin(2ωt)、fbX =fbsin
(2ωt) であるから、それらの合成力fX は fX =faX +fbX =2fasin(2ωt) となる。従って、全体のX方向の合成力QX は QX =FX +fX =−2Fasin(ωt)+2fas
in(2ωt) となり、このQX がトラフ150を加振する。
【0013】また、第1不平衡重錘136a、136b
の遠心力Fa、Fbのt秒後におけるY方向の成分は FaY =−Facos(ωt)、FbY =Fbcos
(ωt)であるから、それらの合成力FY は FY =FaY +FbY =0 同様に、第2不平衡重錘146a、146bの遠心力f
a、fbのY方向の成分はそれぞれ faY =−facos(2ωt)、fbY =fbcos
(2ωt) であるから、それらの合成力fY は fY =faY +fbY =0 となる。従って、第1不平衡重錘136a、136b、
第2不平衡重錘146a、146bの遠心力のY方向合
成力QY は常に零である。 QY =FY +fY =0
【0014】すなわち、トラフ150にはX方向にのみ QX =FX +fX =−2Fasin(ωt)+2fas
in(2ωt) の合成力がトラフ150を加振することになる。図20
のAのグラフは縦軸をX方向への加振力、横軸を時間と
し、FX =2fX として合成力QX をFX 、fXと共に
示したものである。従来例のレシプロコンベヤ100は
振動学的には一質量系を構成しており、板バネ152全
体のバネ定数と、これに支持されている質量とによって
共振周波数が決定されるが、板バネ152全体のバネ定
数を十分に小さくし、共振周波数より高い周波数でトラ
フ150を加振することにより、トラフ150は加振力
X と180度の位相差で図20に破線で示す曲線Dの
ように振動する。この場合の縦軸は振動の変位を示す。
曲線Dから理解されるように、トラフ150はp点まで
は低速で前進し、p点からq点までは高速で後進する。
これを概念的に示せば図20のBのようになる。移送さ
れる物品に着目すると、図20のAのT1 〜T2 の間の
高速後進期間においては物品との静止摩擦力に打ち勝っ
てトラフ150のみが後進するので物品は元の位置に残
り、T2 〜T3の間の低速前進期間においてはトラフ1
50は物品と共に前進することにより物品は移送され
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述のレシプロコンベ
ヤ100は物品を移送する場合に騒音を発しにくく、ま
た物品に「割れ」や「欠け」を生じにくいという長所を
有しているが、トラフ150を支持する板バネ152は
バネ定数が小さいとは言え反力を有しているので地上に
振動力が伝達する。
【0016】また、起動時において特に発生し易いが、
定常時においても電動機121a、121bの特性上の
僅かな差、駆動ベルト123a、123bの摩擦力の違
いによるスリップの大小などによって上下の加振機構1
31a、131bが完全に同期せず、上下方向の加振力
が生じて加振部110が上下に振動するようになる。前
述したように、この振動を吸収させるために加振部11
0を支持するコイルバネ128および連結用の板バネ1
29が設けられているが、場合によっては必ずしも充分
に機能せず、加振部110の上下の振動に伴ってトラフ
150も上下方向に振動し円滑な移送が妨げられるよう
になる。またコイルバネ128は上下方向の振動の防振
は効果的に行なうが、上述のような水平方向の振動の防
振を安定に行なうことは難しい。
【0017】従って、本発明はトラフを支持する板バネ
などからの反力が無く、また水平方向の振動を効率良く
防振することができる振動コンベヤを提供することを課
題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の振動コンベヤ
は、不平衡重錘を加振源とする加振部と、物品を移送す
るトラフとの一体的な連結体を移送方法に並ぶ2か所以
上で支持する複数の支持部において、吊下台から吊り下
げられ移送方向に平行な回動が可能とされた吊下ロッド
を平行運動機構のレバーとし、一体的な加振部とトラフ
との連結体を平行運動機構の連結棒とするように、吊下
ロッドの下端部に取付部材を介して取り付けている。
【0019】また、本発明の振動コンベヤの構成要素に
は反力を発生し、また外力によって屈曲し伸縮するバネ
は採用していない。
【0020】
【発明の実施の形態】図面を使って本発明の実施の形態
を説明する。図1は本発明の振動コンベヤの一例の側面
図である。振動コンベヤ1は加振部10と物品を移送す
るトラフ20とが一体的に連結されており、加振部10
は加振部10を挟んで設置された一対の支持部30によ
って支持され、トラフ20はトラフ20を挟んで設置さ
れた一対の支持部40によって支持されている。そして
加振部10によって加振されて、トラフ20内の物品は
図1において左方から右方へ移送される。
【0021】加振部10においては、ハウジング11内
に不平衡重錘が設けられており、ハウジング11とは独
立して台座と共に床9上に設置された電動機12によっ
て回転されて一体的な加振部10とトラフ20とに水平
方向(X方向)の加振力を与えるようになっている。
【0022】支持部30においては、加振部10のハウ
ジング11がリブ板17と共に取付部材18によって吊
下ビーム37に固定されており、この吊下ビーム37は
鋭角三角形状の吊下台31の上端部に支点を持ち、移送
方向に平行に回動可能に吊り下げられている吊下ロッド
35の下端部に取り付けられている。また、支持部40
においても、トラフ20の底面に設けた逆三角形状の支
持柱24が吊下ビーム47に固定されており、この吊下
ビーム47は鋭角三角形状の吊下台41の上端部に支点
を持ち、移送方向に平行に回動可能に吊り下げられてい
る吊下ロッド45の下端部に取り付けられている。そし
て、この取り付けは、回動可能に吊り下げられている吊
下ロッド35と吊下ロッド45とを平行運動機構のレバ
ーとし、それらの下端部に取り付けて支持される一体的
な加振部10とトラフ20とを平行運動機構の連接棒と
して作用させるものである。
【0023】従って、一体的な加振部10とトラフ20
とが水平方向に加振されると吊下ロッド35、吊下ロッ
ド45が回動され、トラフ20は加振部10と共に揺動
される。この揺動の加振力は不平衡重錘によるものであ
り、X方向へは低速、(−)X方向へは高速となるの
で、物品はトラフ20内をすべり運動してX方向へ移送
される。
【0024】また、図1および以上の説明から明白なよ
うに、コイルバネ及び板バネは全く使用されていない。
従って、不平衡重錘による加振力が板バネの反力によっ
て地上に伝達されることはなく、またコイルバネの屈曲
や伸縮によって加振部10やトラフ20が上下に振動さ
れ、滑らかな移送が妨げられるようなことも起こらな
い。また吊り下げロッドによる防振であるので水平方向
の振動伝達を殆ど零とすることができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例による振動コンベヤに
ついて図面を参照して説明する。
【0026】(実施例1)図1は実施例の振動コンベヤ
1の側面図であり、図2はその平面図、図3は正面図で
ある。前述したように、振動コンベヤ1は加振部10と
トラフ20とが一体的に連結されており、加振部10は
支持部30によって支持され、トラフ20は支持部40
によって支持されている。そして、トラフ20内の物品
は図1、図2において左方から右方へ移送される。
【0027】加振部10はハウジング11内に図示せず
とも従来例に示したような不平衡重錘が収容されてい
る。すなわち、回転軸15aには偏心度の大きい第1不
平衡重錘が取り付けられ、回転軸15aとギヤによって
噛み合わされて2倍の角速度で反対方向に回転する回転
軸16aには偏心度の小さい第2不平衡重錘が取り付け
られている。また、回転軸15aとギヤによって噛み合
わされて同一の角速度で反対方向に回転される回転軸1
5bには偏心度の大きい第1不平衡重錘が取り付けら
れ、回転軸15bとギヤによって噛み合わされて2倍の
角速度で反対方向に回転される回転軸16bには偏心度
の小さい第2不平衡重錘が取り付けられている。すなわ
ち、大小の不平衡重錘の組み合わせが上下に鏡像的な対
象関係に配置されている。
【0028】そして、電動機12のフレキシブルな回転
軸によってプーリ13、14を介し回転軸15aが回転
され、ギヤによって噛み合う他の回転軸16a、15
b、16bが同時に回転されることにより発生する不平
衡重錘全体の遠心力の合成力は矢印で示すX方向への加
振力となり、上下方向Y方向への加振力は常に打ち消さ
れている。加振部10の支持部30とトラフ20の支持
部40とは同様に構成されているので、以下、支持部4
0について説明する。
【0029】図5はトラフ20の支持部40の側面図で
あり、図6は図5における[6]−[6]線方向の断面
図、図7は斜視図である。振動コンベヤ1の正面図であ
る図3も参照して、支持部40においては、トラフ20
を挟んで一対の鋭角三角形状の吊下台41が設けられ、
それらの底板43間が連結ビーム44で連結されてお
り、底板43はそれぞれボルト43bで床9に固定され
ている。そして、トラフ20の底面に設けた逆三角形状
の支持柱24が吊下ビーム47に固定されており、この
吊下ビーム47が一対の吊下台41から吊り下げられて
いる吊り下げロッド45の下端部に取り付けられてトラ
フ20が支持されている。
【0030】すなわち、吊下台41はその上端部に上向
き平面部を有するチャンネル状の支承部材42が設けら
れている。この支承部材42の上向き平面部を吊下ロッ
ド45の上端部が遊貫しており、吊下ロッド45の上端
部に螺着され、移送方向に直角な側方から見て下面が鈍
角の逆山形状とされた上部支承ブロック46が支承部材
42の上向き平面部に当接することにより、吊下ロッド
45が吊下台41から吊り下げられている。また、吊下
ロッド45の上端部には上部支承ブロック46に重ねて
ダブルナット45tが螺着され、上部支承ブロック46
を位置決めしている。なお、支承部材42の上向き平面
部には、上部支承ブロック46に接して内側へのストッ
パ49が設けられている。
【0031】更には、吊下ロッド45の下端部が吊下ビ
ーム47の下向き平面部を遊貫しており、吊下ロッド4
5の下端部に螺着され、側方から見て上面が鈍角の山形
状とされた下部支承ブロック48が吊下ビーム47の下
向き平面部に当接することにより吊下ビーム47が吊下
ロッド45の下端部に取り付けられている。また、吊下
ロッド45の下端部には下部支承ブロック48に重ねて
ダブルナット45bが螺着されて下部支承ブロック48
を位置決めしている。そして、吊下ビーム47上にトラ
フ20の底面に設けた逆三角形状の支持柱24が固定さ
れてトラフ20が支持されている。なお、上部支承ブロ
ック46と下部支承ブロック48との間の距離はダブル
ナット45t、45bの螺着位置を変えることにより必
要に応じて調整し得る。
【0032】他方、加振部10の支持部30は斜視図で
ある図4に示されているが、その構成は図7の支持部4
0と同様であるので、支持部40の構成要素に対応する
支持部30の構成要素には支持部40に付した符号と下
一桁を同一とした30番台の符号を付しており、それら
の説明は省略する。支持部30が図7の支持部40と異
なるところは加振部10のリブ板17の下端部がアング
ル状の取付金具18によって支持部30の吊下ビーム3
7にボルト18bで固定されていることである。
【0033】以上のように、振動コンベヤ1の構成の要
点は支持部30の吊下台31から吊り下げられている吊
下ロッド35と、支持部40の吊下台41から吊り下げ
られている吊下ロッド45とを平行運動機構のレバーと
し、一体的に連結されている加振部10とトラフ20と
が平行運動機構の連接棒となるように吊下ロッド35、
45の下端部に取り付けられており、かつバネ類は全く
使用されていないことにある。
【0034】振動コンベヤ1は以上のように構成される
が、その作用は次の如くである。図1、図2を参照し
て、加振部10の電動機12が起動されることにより、
プーリ13、14を介してハウジング11内の不平衡重
錘が回転されて、支持部30と支持部40とに支持され
ている一体的な加振部10とトラフ20とに矢印Xで示
す方向の加振力が与えられる。そして、例えば支持部4
0においては図5、図6、図7を参照し、トラフ20は
底面の逆三角形状の支持柱24を介して吊下ビーム47
に固定され、吊下ビーム47は吊下ロッド45の下端部
に螺着された下部支承ブロック48上に乗っているの
で、加振力を受けて吊下ロッド45が上部支承ブロック
46と支承部材42の上向き平面部との接触箇所を支点
として図5において一点鎖線で示すように右方へ、次い
で左方へ回動されることによりトラフ20は揺動され
る。この揺動は支持部30で支持されている加振部10
においても同様である。すなわち、支持部30と支持部
40とに支持されて、加振部10とトラフ20とが一体
的に揺動される。
【0035】上記の揺動は従来例において説明したよう
に右方へは低速であり、左方へは高速であるために、ト
ラフ20内の物品は図5において左方から右方へ移送さ
れる。そして、この移送は物品のすべり運動によるもの
であるから、移送時に騒音を発したり、物品が「割れ」
や「欠け」を生ずることはない。更には、板バネを使用
していないので、加振部10による加振力がバネの反力
によって地上に伝達されることはない。また加振部10
やトラフ20がコイルバネの伸縮や屈曲によって上下に
振動することもないので物品は円滑に移送される。水平
方向の振動は吊り下げロッド35、45により地上に伝
達されることが防振される。
【0036】(実施例2)図8は支持部における支持方
法が異なる振動コンベヤ2の側面図であり、図9はその
平面図、図10は正面図である。加振部50は2基の支
持部70によって支持され、トラフ60は2基の支持部
80によって支持されており、加振部50とトラフ60
とは少なくとも水平方向には剛体としての2枚の連結板
61によって連結されている。そして加振部50によっ
て加振されて、トラフ60内の物品は図8、図9におい
て左方から右方へ移送される。
【0037】加振部50ではプーリが内蔵されているな
ど若干の差異はあるものの、ハウジング51内の不平衡
重錘が電動機52によって回転されて、トラフ60に矢
印Xで示す方向の加振力を与えることは実施例1の場合
と同様である。
【0038】加振部50の支持部70、およびトラフ6
0の支持部80は同様に構成されているので、トラフ6
0の支持部80について説明する。図11は支持部80
の側面図であり、図12は図11における[12]−
[12]線方向の断面図、図13は支持部80の斜視図
である。支持部80においては、トラフ60を挟んで一
対の鋭角三角形状の吊下台81が設けられており、それ
らの底板83間は連結ビーム84で連結され、底板83
はそれぞれボルト83bで床8に固定されている。そし
て、トラフ60の底面に設けた逆三角形状の支持柱64
が吊下ビーム87に固定されており、この吊下ビームが
一対の吊下台81から吊り下げられている吊下ロッド8
5の下端部に取り付けられてトラフ60が支持されてい
るが、実施例1とは支持方法が異なる。
【0039】すなわち、吊下台81の上端部に設けられ
たチャンネル状の支承部材82を吊下ロッド85の上端
部が遊貫し、更に支承部材82の上面に設けた一対の軸
受板82rに支承される上部回動軸86を挿通してお
り、吊下ロッド85の上端部に螺着されたダブルナット
85tで位置決めされることにより、吊下ロッド85が
吊下台81から吊り下げられている。上部回動軸86は
ワッシャを介して螺着されたナット86sとそれ自身の
頭部とによって一対の軸受板82rに係止されている。
更には、吊下ロッド85の下端部が吊下ビーム87の上
面に設けた一対の軸受板87rに支承される下部回動軸
88を挿通しており、吊下ロッド85の下端部に螺着さ
れたダブルナット85bで位置決めされている。下部回
動軸88はワッシャを介して螺着されたナット88sと
それ自身の頭部とによって一対の軸受板87rに係止さ
れている。そして、この吊下ビーム87上にトラフ60
の底面に設けられた逆三角形状の支柱64が固定されて
トラフ60が支持されている。なお、上部回動軸86と
下部回動軸88との間の距離はダブルナット85t、8
5bの螺着位置を変えることにより必要に応じて調整し
得る。
【0040】加振部50の支持部70も支持対象が加振
部50となるだけで支持の方法は支持部80と同様であ
る。従って、図8に示す支持部70の構成要素には対応
する支持部80の構成要素に付した符号と下1桁を同一
として70番台の符号を付して、それらの説明は省略す
る。
【0041】そして振動コンベヤ2の作用は実施例1の
振動コンベヤ1と基本的には同様であり、図8、9を参
照して加振部50の電動機52が起動されてハウジング
51内の不平衡重錘が回転されることにより加振部50
と連結板61で連結されているトラフ60に矢印Xで示
す方向の加振力が与えられる。そして、図11、図1
2、図13を参照し、トラフ60はその底面に設けた逆
三角形状の支持柱64を介して吊下ビーム87に固定さ
れ、吊下ビーム87はその両端部上面に設けた下部回動
軸88を吊下ロッド85が挿通し固定されていることに
よって吊下ロッド85に支持されているので、加振力を
受けて吊下ロッド85が図11において一点鎖線で示す
ように右方へ、次いで左方へ回動されてトラフ60が揺
動される。この揺動は支持部70においても同様であ
り、支持部70に支持されている加振部50と支持部8
0に支持されているトラフ60とが一体的に揺動されト
ラフ60内の部品は実施例1におけると同様に図11に
おいて左方から右方へ移送される。
【0042】以上、本発明の振動コンベヤを各実施例に
よって説明したが、勿論、本発明はこれらに限られるこ
となく、本発明の技術的精神に基づいて種々の変形が可
能である。
【0043】例えば実施例1においては、支持部40の
吊下台41から吊下ロッド45を吊り下げるために支承
ブロック46、48を使用し、実施例2においては同様
な吊り下げに回動軸86、88を使用したが、吊り下げ
られた吊下ロッドを平行運動機構のレバーとし、一体的
な加振部とトラフとを平行運動機構の連接棒として吊下
ロッドの下端部に取り付ける限りにおいて、上記した以
外の如何なる方法によって吊り下げてもよい。例えば吊
下台の上端部に下向きの係止用リング、吊下ビームに上
向きの係止用リングを固定し、吊下ロッドの上端部と下
端部とにリングを設けて、吊下台の上端部の下向きの係
止用リングには吊下ロッドの上端部のリングをチェイン
上に繋ぎ、吊下ビームの上向きの係止用リングには吊下
ロッドの下端部のリングをチェイン状に繋ぐような支持
部としてもよい。
【0044】また実施例1においては、側方から見て下
面が鈍角で逆山形状の上部支承ブロック46と、上面が
鈍角で山形状の下部支承ブロック48とを使用したが、
これらを側面が半円形状のブロックとしてもよい。
【0045】また実施例2においては、上部回動軸86
を支承部材82の上面に設けたが、これを下面に設けて
もよく、また下部回動軸88を吊下ビーム87の上面に
設けたが、これを下面に設けてもよい。それによって支
承部材82または吊下ビーム87に対する吊下ロッド8
5の遊貫の要、不要が決まる。
【0046】
【発明の効果】本発明は以上に説明したような形態で実
施され、次に述べるような効果を奏する。
【0047】本発明の振動コンベヤは不平衡重錘を加振
源とする加振部と物品を移送するトラフとを一体的に連
結し、これを移送方向に並ぶ2か所以上で支持する複数
の支持部において、吊下台から吊り下げられている吊下
ロッドを平行運動機構のレバーとし、一体的な加振部と
トラフとを平行運動機構の連接棒とするように、吊下ロ
ッドの下端部に取付部材を介して加振部とトラフとを取
り付けており、その構成にコイルバネや板バネを全く使
用していない。そしてトラフ内の物品はすべり運動によ
って移送されるようになっている。
【0048】従って、移送時に物品が騒音を発したり、
物品に「割れ」や「欠け」を生ずることはない。また加
振部による加振力が板バネの反力によって地上に伝達さ
れることはない。加振部やトラフがコイルバネの屈曲や
伸縮によって上下に揺動されることもないので、物品は
円滑に移送される。吊り下げロッドによって水平方向の
振動反力は地上に伝達されることが安定に防振される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の振動コンベヤの側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】実施例1の振動コンベヤにおける加振部の支持
部の斜視図である。
【図5】実施例1の振動コンベヤにおけるトラフの支持
部の部分破断側面図である。
【図6】図5における[6]−[6]線方向の断面図で
ある。
【図7】図5、6に示す支持部の斜視図である。
【図8】実施例2の振動コンベヤの側面図である。
【図9】同平面図である。
【図10】同正面図である。
【図11】実施例2の振動コンベヤにおけるトラフの支
持部の側面図である。
【図12】図11における[12]−[12]線方向の
半部断面図である。
【図13】図11、図12に示す支持部の斜視図であ
る。
【図14】従来例の振動コンベヤの側面図である。
【図15】従来例の振動コンベヤにおける加振部の平面
図である。
【図16】図15における[16]−[16]線方向の
断面図である。
【図17】従来例の振動コンベヤの加振部における不平
衡重錘の作用を示す図であり、図18に続く。
【図18】図17と共に不平衡重錘の作用を示す図であ
る。
【図19】不平衡重錘の作用を一般化して説明する図で
ある。
【図20】不平衡重錘の加振力とそれによるトラフの変
位の時間変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1 実施例1の振動コンベヤ 2 実施例2の振動コンベヤ 10 加振部 20 トラフ 30 支持部 40 支持部 41 吊下台 42 支承部材 44 連結ビーム 45 吊下ロッド 46 上部支承ブロック 47 吊下ビーム 48 下部支承ブロック 50 加振部 60 トラフ 70 支持部 80 支持部 100 従来例のレシプロコンベヤ 110 加振部 121a 電動機 121b 電動機 135a 第1回転軸 135b 第1回転軸 136a 第1不平衡重錘 136b 第1不平衡重錘 145a 第2回転軸 145b 第2回転軸 146a 第2不平衡重錘 146b 第2不平衡重錘 150 トラフ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不平衡重錘を加振源とする加振部と物品
    を移送するトラフとの一体的な連結体を移送方向に並ぶ
    2か所以上で支持する複数の支持部において、吊下台か
    ら吊り下げられ前記移送方向に平行に回動し得る吊下ロ
    ッドを平行運動機構のレバーとし、前記一体的な連結体
    を前記平行運動機構の連接棒とするように、前記吊下ロ
    ッドの下端部に前記一体的な連結体が取付部材を介して
    取り付けられており、回転される前記不平衡重錘によっ
    て前記トラフが加振され揺動されることを特徴とする振
    動コンベヤ。
  2. 【請求項2】 前記吊下ロッドの上端部が前記吊下台の
    上端部の上向き平面部を遊貫し、かつ前記吊下ロッドの
    上端部に螺着され前記移送方向と直角な側方から見て下
    面が逆山型とされた上部支承ブロックが前記吊下台の前
    記上向き平面部に当接することにより前記吊下ロッドが
    前記吊下台から吊り下げられており、他方、前記吊下ロ
    ッドの下端部が前記取付部材の下向き平面部を遊貫し、
    かつ前記吊下ロッドの下端部に螺着され前記側方から見
    て上面が山型とされた下部支承ブロックが前記取付部材
    の下向き平面部に当接することにより前記一体的な連結
    体が前記吊下ロッドの下端部に取り付けられ支持されて
    いる請求項1に記載の振動コンベヤ。
  3. 【請求項3】 前記吊下ロッドの上端部が、前記吊下台
    の上端部を遊貫しまたは遊貫せずに、前記吊下台の上端
    部に設けられ前記移送方向に平行に回動し得る上部回動
    軸を挿通し、かつ前記吊下ロッドの上端部に螺着された
    係止部材で係止されて前記吊下ロッドが前記吊下台から
    吊り下げられており、他方、前記吊下ロッドの下端部
    が、前記取付部材を遊貫しまたは遊貫せずに、前記取付
    部材に設けられ前記移送方向に平行に回動し得る下部回
    動軸を挿通し、かつ前記吊下ロッドの下端部に螺着され
    た係止部材で係止されて前記一体的な連結体が前記吊下
    ロッドの下端部に取り付けられ支持されている請求項1
    に記載の振動コンベヤ。
  4. 【請求項4】 前記加振部における前記不平衡重錘が偏
    心度の大きい不平衡重錘と偏心度の小さい不平衡重錘と
    が1対2の角速度比で反対方向に回転される不平重錘の
    第1組合わせ、および該第1組合わせと上下に連結され
    て鏡像的な対象関係にある不平衡重錘の第2組合わせの
    対応する不平衡重錘が相互に反対方向に回転されて、不
    平衡重錘の前記第1組合わせおよび前記第2組合わせに
    よる加振力の上下方向の成分が打消されている請求項1
    から請求項3までの何れかに記載の振動コンベヤ。
JP13952096A 1996-05-09 1996-05-09 振動コンベヤ Pending JPH09301515A (ja)

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