JPH09301904A - ジメチルシクロオクタンジメタノールおよびその製造方法 - Google Patents
ジメチルシクロオクタンジメタノールおよびその製造方法Info
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- JPH09301904A JPH09301904A JP8143734A JP14373496A JPH09301904A JP H09301904 A JPH09301904 A JP H09301904A JP 8143734 A JP8143734 A JP 8143734A JP 14373496 A JP14373496 A JP 14373496A JP H09301904 A JPH09301904 A JP H09301904A
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- dimethyl
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- dimethylcyclooctanedicarbaldehyde
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 下記の式(1)
【化1】
(式中、R1 およびR2 は一方がメチル基を表し、他方
がホルミル基を表す)で表されるジメチルシクロオクタ
ンジカルボアルデヒドを水素化して得られるジメチルシ
クロオクタンジメタノール。 【効果】 新規な脂環式ジオールであり、ポリエステ
ル、ポリウレタン、ナイロン、繊維、潤滑油、可塑剤な
どの原料として有用なジメチルシクロオクタンジメタノ
ールが提供される。
がホルミル基を表す)で表されるジメチルシクロオクタ
ンジカルボアルデヒドを水素化して得られるジメチルシ
クロオクタンジメタノール。 【効果】 新規な脂環式ジオールであり、ポリエステ
ル、ポリウレタン、ナイロン、繊維、潤滑油、可塑剤な
どの原料として有用なジメチルシクロオクタンジメタノ
ールが提供される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はジメチルシクロオク
タンジメタノールおよびその製造方法に関する。
タンジメタノールおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1,4−シクロヘキサンジメタノールな
どの脂環式ジオールは工業的に入手が容易であり、ポリ
エステル、ポリウレタン、ナイロン、繊維、潤滑油、可
塑剤などの合成樹脂原料または添加剤として広く用いら
れており、有用性の高い化合物である。
どの脂環式ジオールは工業的に入手が容易であり、ポリ
エステル、ポリウレタン、ナイロン、繊維、潤滑油、可
塑剤などの合成樹脂原料または添加剤として広く用いら
れており、有用性の高い化合物である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような脂環式ジオ
ールとして従来知られているものとは異なる新規な化合
物を提供することができれば、従来とは異なる物性が期
待できるポリエステル、ポリウレタン、ナイロン、繊
維、潤滑油、可塑剤などを新たに製造することが可能と
なり、その技術的意味は大きい。本発明は、このような
観点に立ち、新規な脂環式ジオールおよびその製造方法
を提供することを課題とする。
ールとして従来知られているものとは異なる新規な化合
物を提供することができれば、従来とは異なる物性が期
待できるポリエステル、ポリウレタン、ナイロン、繊
維、潤滑油、可塑剤などを新たに製造することが可能と
なり、その技術的意味は大きい。本発明は、このような
観点に立ち、新規な脂環式ジオールおよびその製造方法
を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
課題の一つは、下記の式(1)
課題の一つは、下記の式(1)
【0005】
【化3】
【0006】(式中、R1 およびR2 は一方がメチル基
を表し、他方がヒドロキシメチル基を表す)で表される
ジメチルシクロオクタンジメタノールを提供することに
よって解決される。また、本発明によれば、上記の課題
の他の一つは、下記の式(2)
を表し、他方がヒドロキシメチル基を表す)で表される
ジメチルシクロオクタンジメタノールを提供することに
よって解決される。また、本発明によれば、上記の課題
の他の一つは、下記の式(2)
【0007】
【化4】
【0008】(式中、R3 およびR4 は一方がホルミル
基を表し、他方がメチル基を表す)で表されるジメチル
シクロオクタンジカルボアルデヒドを水素化することを
特徴とする上記のジメチルシクロオクタンジメタノール
の製造方法を提供することによって解決される。
基を表し、他方がメチル基を表す)で表されるジメチル
シクロオクタンジカルボアルデヒドを水素化することを
特徴とする上記のジメチルシクロオクタンジメタノール
の製造方法を提供することによって解決される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明によって提供される式
(1)で表されるジメチルシクロオクタンジメタノール
は、具体的には、2,6−ジメチル−1,5−シクロオ
クタンジメタノールまたは2,5−ジメチル−1,6−
シクロオクタンジメタノールあるいはそれらの混合物で
ある。
(1)で表されるジメチルシクロオクタンジメタノール
は、具体的には、2,6−ジメチル−1,5−シクロオ
クタンジメタノールまたは2,5−ジメチル−1,6−
シクロオクタンジメタノールあるいはそれらの混合物で
ある。
【0010】これらのジメチルシクロオクタンジメタノ
ールは、上記の式(2)で表されるジメチルシクロオク
タンジカルボアルデヒドを水素化することにより製造さ
れる。
ールは、上記の式(2)で表されるジメチルシクロオク
タンジカルボアルデヒドを水素化することにより製造さ
れる。
【0011】ここで上記の式(2)で表されるジメチル
シクロオクタンジカルボアルデヒドは、2,6−ジメチ
ル−1,5−シクロオクタンジカルボアルデヒドおよび
/または2,5−ジメチル−1,6−シクロオクタンジ
カルボアルデヒドであり、イソプレンの環状二量化反応
により工業的に製造され、入手が可能なジメチルシクロ
オクタジエンをヒドロホルミル化することにより容易に
得ることができる。
シクロオクタンジカルボアルデヒドは、2,6−ジメチ
ル−1,5−シクロオクタンジカルボアルデヒドおよび
/または2,5−ジメチル−1,6−シクロオクタンジ
カルボアルデヒドであり、イソプレンの環状二量化反応
により工業的に製造され、入手が可能なジメチルシクロ
オクタジエンをヒドロホルミル化することにより容易に
得ることができる。
【0012】なお、2,6−ジメチル−1,5−シクロ
オクタンジメタノールは2,6−ジメチル−1,5−シ
クロオクタンジカルボアルデヒドから誘導され、一方、
2,5−ジメチル−1,6−シクロオクタンジメタノー
ルは2,5−ジメチル−1,6−シクロオクタンジカル
ボアルデヒドから誘導される。
オクタンジメタノールは2,6−ジメチル−1,5−シ
クロオクタンジカルボアルデヒドから誘導され、一方、
2,5−ジメチル−1,6−シクロオクタンジメタノー
ルは2,5−ジメチル−1,6−シクロオクタンジカル
ボアルデヒドから誘導される。
【0013】また、式(2)で表されるジメチルシクロ
オクタンジカルボアルデヒドとして、2,6−ジメチル
−1,5−シクロオクタンジカルボアルデヒドと2,5
−ジメチル−1,6−シクロオクタンジカルボアルデヒ
ドの混合物を使用すると、2,6−ジメチル−1,5−
シクロオクタンジメタノールと2,5−ジメチル−1,
6−シクロオクタンジメタノールの混合物が得られる。
オクタンジカルボアルデヒドとして、2,6−ジメチル
−1,5−シクロオクタンジカルボアルデヒドと2,5
−ジメチル−1,6−シクロオクタンジカルボアルデヒ
ドの混合物を使用すると、2,6−ジメチル−1,5−
シクロオクタンジメタノールと2,5−ジメチル−1,
6−シクロオクタンジメタノールの混合物が得られる。
【0014】本発明における式(2)で表されるジメチ
ルシクロオクタンジカルボアルデヒドとしては、ジメチ
ルシクロオクタジエンのヒドロホルミル化反応混合物か
ら蒸留などによって分離取得したものを使用することが
できるが、所望により上記ヒドロホルミル化反応混合物
をそのまま使用してもよいし、また該反応混合物から未
反応原料を蒸留によって回収した後の残留物を使用して
もよい。
ルシクロオクタンジカルボアルデヒドとしては、ジメチ
ルシクロオクタジエンのヒドロホルミル化反応混合物か
ら蒸留などによって分離取得したものを使用することが
できるが、所望により上記ヒドロホルミル化反応混合物
をそのまま使用してもよいし、また該反応混合物から未
反応原料を蒸留によって回収した後の残留物を使用して
もよい。
【0015】式(2)で表されるジメチルシクロオクタ
ンジカルボアルデヒドの水素化に際しては、通常の水素
化反応において使用される触媒を使用することができる
が、ニッケル系触媒、ルテニウム系触媒またはパラジウ
ム系触媒が使用される。これらの触媒としては、公知の
ものを使用することができ、例えば、ラネーニッケル、
変性ラネーニッケル、担持ニッケル、担持ルテニウム、
パラジウムカーボンなどが挙げられる。ここでいう変性
ラネーニッケルは、クロム、レニウム、モリブデン、タ
ングステン、チタン、鉄、鉛、銅、マンガンなどの金属
のうちの一種以上で変性されたラネーニッケルを包含す
る。また、ここでいう担持ニッケルおよび担持ルテニウ
ムとは、活性炭、シリカ、アルミナ、ケイソウ土などの
担体にニッケルまたはルテニウムが担持された触媒のこ
とをいう。
ンジカルボアルデヒドの水素化に際しては、通常の水素
化反応において使用される触媒を使用することができる
が、ニッケル系触媒、ルテニウム系触媒またはパラジウ
ム系触媒が使用される。これらの触媒としては、公知の
ものを使用することができ、例えば、ラネーニッケル、
変性ラネーニッケル、担持ニッケル、担持ルテニウム、
パラジウムカーボンなどが挙げられる。ここでいう変性
ラネーニッケルは、クロム、レニウム、モリブデン、タ
ングステン、チタン、鉄、鉛、銅、マンガンなどの金属
のうちの一種以上で変性されたラネーニッケルを包含す
る。また、ここでいう担持ニッケルおよび担持ルテニウ
ムとは、活性炭、シリカ、アルミナ、ケイソウ土などの
担体にニッケルまたはルテニウムが担持された触媒のこ
とをいう。
【0016】これらの触媒の使用量は、反応を液相懸濁
方式で行う場合には、反応混合液に対して金属原子換算
で、通常0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重
量%である。
方式で行う場合には、反応混合液に対して金属原子換算
で、通常0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重
量%である。
【0017】水素化の際の水素ガスの圧力および反応温
度については、使用する触媒によりその最適範囲は異な
るが、ラネーニッケルおよび変性ラネーニッケルを用い
る場合には、水素ガスの圧力は、通常1〜150気圧で
あり、反応温度は、通常60〜140℃の範囲内であ
る。触媒として担持ニッケル、担持ルテニウムまたはパ
ラジウムカーボンを使用する場合には、水素ガスの圧力
は、通常1〜150気圧であり、反応温度は、通常80
〜200℃の範囲内である。
度については、使用する触媒によりその最適範囲は異な
るが、ラネーニッケルおよび変性ラネーニッケルを用い
る場合には、水素ガスの圧力は、通常1〜150気圧で
あり、反応温度は、通常60〜140℃の範囲内であ
る。触媒として担持ニッケル、担持ルテニウムまたはパ
ラジウムカーボンを使用する場合には、水素ガスの圧力
は、通常1〜150気圧であり、反応温度は、通常80
〜200℃の範囲内である。
【0018】式(2)で表されるジメチルシクロオクタ
ンジカルボアルデヒドの水素化は、溶媒の不存在下に実
施することもできるが、反応に悪影響を及ぼさない限
り、溶媒の存在下に実施してもよい。かかる溶媒として
は、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、
イソプロパノール、n−ブタノール、ヘキサノール、n
−オクタノール、デカノール等のアルコール類;ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、デカン等の飽和脂肪族炭化水
素類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類;およびジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、アニソール、ジオキサン等の
エーテル類;酢酸イソプロピル、酢酸ブチル等のエステ
ル類などが挙げられる。
ンジカルボアルデヒドの水素化は、溶媒の不存在下に実
施することもできるが、反応に悪影響を及ぼさない限
り、溶媒の存在下に実施してもよい。かかる溶媒として
は、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、
イソプロパノール、n−ブタノール、ヘキサノール、n
−オクタノール、デカノール等のアルコール類;ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、デカン等の飽和脂肪族炭化水
素類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類;およびジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、アニソール、ジオキサン等の
エーテル類;酢酸イソプロピル、酢酸ブチル等のエステ
ル類などが挙げられる。
【0019】式(2)で表されるジメチルシクロオクタ
ンジカルボアルデヒドの水素化は、液相中に触媒を懸濁
させた状態で攪拌型反応器中または気泡塔型反応器中で
行うこともできるし、担持ニッケル触媒または担持ルテ
ニウム触媒を充填した充填塔型または固定床型の反応器
中、液相で行うこともできる。また、式(2)で表され
るジメチルシクロオクタンジカルボアルデヒドの水素化
はバッチ方式で実施してもよいし、連続方式で実施して
もよい。
ンジカルボアルデヒドの水素化は、液相中に触媒を懸濁
させた状態で攪拌型反応器中または気泡塔型反応器中で
行うこともできるし、担持ニッケル触媒または担持ルテ
ニウム触媒を充填した充填塔型または固定床型の反応器
中、液相で行うこともできる。また、式(2)で表され
るジメチルシクロオクタンジカルボアルデヒドの水素化
はバッチ方式で実施してもよいし、連続方式で実施して
もよい。
【0020】水素化生成物である式(1)で示されるジ
メチルシクロオクタンジメタノールは、濾過または遠心
分離等により触媒を分離した反応混合物から、蒸留など
の公知の手段により分離取得することができる。
メチルシクロオクタンジメタノールは、濾過または遠心
分離等により触媒を分離した反応混合物から、蒸留など
の公知の手段により分離取得することができる。
【0021】得られたジメチルシクロオクタンジメタノ
ールは、所望により、減圧蒸留、カラムクロマトグラフ
ィーなどにより、さらに純度を高めることができる。
ールは、所望により、減圧蒸留、カラムクロマトグラフ
ィーなどにより、さらに純度を高めることができる。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
い。
るが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
い。
【0023】参考例 温度計、電磁攪拌装置およびガス導入口を備えた内容量
300mlのステンレス製オートクレーブに、ロジウム
ジカルボニルアセチルアセトナート124mg(0.4
8ミリモル)およびトリス(2,4−ジ−t−ブチルフ
ェニル)ホスファイト1.03g(1.6ミリモル)を
予めトルエン112mlに溶解して得られた触媒液と
1,5−ジメチル−1,5−シクロオクタジエンと1,
6−ジメチル−1,5−シクロオクタジエンの混合物
[1,5−ジメチル−1,5−シクロオクタジエン/
1,6−ジメチル−1,5−シクロオクタジエン=8/
2(モル比)]48ml(42g)とを水素/一酸化炭
素混合ガス(モル比=1/1)雰囲気下に仕込んだ。次
いで、水素/一酸化炭素混合ガス(モル比=1/1)を
オートクレーブに導入し、内圧が90絶対気圧となるよ
うに調節し、攪拌下に内温を60℃まで昇温した。内温
を60℃に維持して、内圧が90絶対気圧に保持される
ように水素/一酸化炭素混合ガス(モル比=1/1)を
連続的に供給しながら34時間反応を行った。反応終了
後、室温まで冷却してから反応混合物を取出し、ガスク
ロマトグラフィーにて分析したところ未反応の原料が
5.5%およびジアルデヒド体が55%含まれているこ
とが分かった。
300mlのステンレス製オートクレーブに、ロジウム
ジカルボニルアセチルアセトナート124mg(0.4
8ミリモル)およびトリス(2,4−ジ−t−ブチルフ
ェニル)ホスファイト1.03g(1.6ミリモル)を
予めトルエン112mlに溶解して得られた触媒液と
1,5−ジメチル−1,5−シクロオクタジエンと1,
6−ジメチル−1,5−シクロオクタジエンの混合物
[1,5−ジメチル−1,5−シクロオクタジエン/
1,6−ジメチル−1,5−シクロオクタジエン=8/
2(モル比)]48ml(42g)とを水素/一酸化炭
素混合ガス(モル比=1/1)雰囲気下に仕込んだ。次
いで、水素/一酸化炭素混合ガス(モル比=1/1)を
オートクレーブに導入し、内圧が90絶対気圧となるよ
うに調節し、攪拌下に内温を60℃まで昇温した。内温
を60℃に維持して、内圧が90絶対気圧に保持される
ように水素/一酸化炭素混合ガス(モル比=1/1)を
連続的に供給しながら34時間反応を行った。反応終了
後、室温まで冷却してから反応混合物を取出し、ガスク
ロマトグラフィーにて分析したところ未反応の原料が
5.5%およびジアルデヒド体が55%含まれているこ
とが分かった。
【0024】薄膜蒸留装置を用いて上記で得られた反応
混合物から触媒を除去した後、残渣を蒸留精製してジア
ルデヒド体に対応する留分を30g得た。元素分析、質
量分析、IRスペクトル、NMRスペクトルから、得ら
れた留分はジメチルシクロオクタジエンがヒドロホルミ
ル化されたジメチルシクロオクタンジカルボアルデヒド
(C12H20O2 )であることを確認した。
混合物から触媒を除去した後、残渣を蒸留精製してジア
ルデヒド体に対応する留分を30g得た。元素分析、質
量分析、IRスペクトル、NMRスペクトルから、得ら
れた留分はジメチルシクロオクタジエンがヒドロホルミ
ル化されたジメチルシクロオクタンジカルボアルデヒド
(C12H20O2 )であることを確認した。
【0025】実施例1 水素ガス導入口、水素ガス排出口、温度計および電磁攪
拌装置を備えた内容積100mlのステンレス製オート
クレーブに、参考例で得られたジメチルシクロオクタン
ジカルボアルデヒド15g(76.5ミリモル)、イソ
プロパノール30mlおよびラネーニッケル(テグサジ
ャパン社製、B−111W(商品名)、水分含有率約5
0重量%)0.3gを仕込み、系内を水素ガスで十分置
換した。次いで、水素ガスをオートクレーブに導入して
内圧を10絶対気圧とし、オフガス流量が1〜5リット
ル/hrとなるように調節して、攪拌下に内温を100
℃まで昇温した。内温を100℃に維持し、内圧が10
絶対気圧に保持されるように水素ガスを連続的に供給し
ながら2時間反応を行った。反応終了後、室温まで冷却
した後、反応混合物を取り出し、ラネーニッケルを濾別
した。得られた濾液をガスクロマトグラフィーで分析し
たところ、未反応原料(ジメチルシクロオクタンジカル
ボアルデヒド)は検出されなかった。
拌装置を備えた内容積100mlのステンレス製オート
クレーブに、参考例で得られたジメチルシクロオクタン
ジカルボアルデヒド15g(76.5ミリモル)、イソ
プロパノール30mlおよびラネーニッケル(テグサジ
ャパン社製、B−111W(商品名)、水分含有率約5
0重量%)0.3gを仕込み、系内を水素ガスで十分置
換した。次いで、水素ガスをオートクレーブに導入して
内圧を10絶対気圧とし、オフガス流量が1〜5リット
ル/hrとなるように調節して、攪拌下に内温を100
℃まで昇温した。内温を100℃に維持し、内圧が10
絶対気圧に保持されるように水素ガスを連続的に供給し
ながら2時間反応を行った。反応終了後、室温まで冷却
した後、反応混合物を取り出し、ラネーニッケルを濾別
した。得られた濾液をガスクロマトグラフィーで分析し
たところ、未反応原料(ジメチルシクロオクタンジカル
ボアルデヒド)は検出されなかった。
【0026】上記で得られた濾液を0.5mmHg以下
の減圧下で蒸留精製して、沸点130〜137℃の留分
を13.8g得た。このものの物性値を以下に示す。 1)元素分析 C12H24O2 計算値 C:72.0%、H:12.0% 実測値 C:71.8%、H:11.9% 2)質量分析(FD−Mass) [M+ ]=200 3)赤外分光分析(ν:cm-1) 3350、2975、2940、2880、1465、
1385、1060 4) 1H−NMR(CDCl3 、500MHz、TM
S:δ(ppm)) 0.95(m,6H)、1.15−2.05(m,12
H)、3.25−3.8(m,6H)
の減圧下で蒸留精製して、沸点130〜137℃の留分
を13.8g得た。このものの物性値を以下に示す。 1)元素分析 C12H24O2 計算値 C:72.0%、H:12.0% 実測値 C:71.8%、H:11.9% 2)質量分析(FD−Mass) [M+ ]=200 3)赤外分光分析(ν:cm-1) 3350、2975、2940、2880、1465、
1385、1060 4) 1H−NMR(CDCl3 、500MHz、TM
S:δ(ppm)) 0.95(m,6H)、1.15−2.05(m,12
H)、3.25−3.8(m,6H)
【0027】以上の結果から、得られた留分は原料であ
るジメチルシクロオクタンジカルボアルデヒドが水素化
されたジメチルシクロオクタンジメタノール(C12H24
O2)であることを確認した。収率は90%であった。
るジメチルシクロオクタンジカルボアルデヒドが水素化
されたジメチルシクロオクタンジメタノール(C12H24
O2)であることを確認した。収率は90%であった。
【0028】実施例2 水素ガス導入口、水素ガス排出口、加圧フィードポンプ
と連絡した原料フィード口、温度計および電磁攪拌装置
を備えた内容積100mlのステンレス製オートクレー
ブに、ルテニウム触媒(エヌ・イーケムキャット社製、
5%Ruカーボン粉末)0.8gおよびn−ブタノール
30mlを仕込み、系内を水素ガスで十分置換した。次
いで、水素ガスをオートクレーブに導入して内圧を20
絶対気圧となるように調節し、攪拌下に内温を100℃
に昇温した。その後、原料フィード口より参考例で得ら
れたジメチルシクロオクタンジカルボアルデヒドのn−
ブタノール溶液(濃度:4モル/リットル)を18ml
/hrの速度で60分間連続的にフィードした。ジメチ
ルシクロオクタンジカボアルデヒドのn−ブタノール溶
液のフィード終了後、水素ガスの圧力および内温を維持
して30分間攪拌を継続し、反応を追い込んだ。反応終
了後、実施例1と同様にして反応混合物を取り出し、触
媒を濾別した。得られた濾液をガスクロマトグラフィー
によって分析したところ、未反応原料(ジメチルシクロ
オクタンジカルボアルデヒド)は検出されなかった。
と連絡した原料フィード口、温度計および電磁攪拌装置
を備えた内容積100mlのステンレス製オートクレー
ブに、ルテニウム触媒(エヌ・イーケムキャット社製、
5%Ruカーボン粉末)0.8gおよびn−ブタノール
30mlを仕込み、系内を水素ガスで十分置換した。次
いで、水素ガスをオートクレーブに導入して内圧を20
絶対気圧となるように調節し、攪拌下に内温を100℃
に昇温した。その後、原料フィード口より参考例で得ら
れたジメチルシクロオクタンジカルボアルデヒドのn−
ブタノール溶液(濃度:4モル/リットル)を18ml
/hrの速度で60分間連続的にフィードした。ジメチ
ルシクロオクタンジカボアルデヒドのn−ブタノール溶
液のフィード終了後、水素ガスの圧力および内温を維持
して30分間攪拌を継続し、反応を追い込んだ。反応終
了後、実施例1と同様にして反応混合物を取り出し、触
媒を濾別した。得られた濾液をガスクロマトグラフィー
によって分析したところ、未反応原料(ジメチルシクロ
オクタンジカルボアルデヒド)は検出されなかった。
【0029】上記で得られた濾液を0.5mmHg以下
の減圧下で蒸留精製して、沸点130〜137℃の留分
を12.6g得た。元素分析、質量分析、IRスペクト
ル、NMRスペクトルから、得られた留分は原料である
ジメチルシクロオクタンジカルボアルデヒドが水素化さ
れたジメチルシクロオクタンジメタノール(C12H24O
2 )であることを確認した。収率は87.5%であっ
た。
の減圧下で蒸留精製して、沸点130〜137℃の留分
を12.6g得た。元素分析、質量分析、IRスペクト
ル、NMRスペクトルから、得られた留分は原料である
ジメチルシクロオクタンジカルボアルデヒドが水素化さ
れたジメチルシクロオクタンジメタノール(C12H24O
2 )であることを確認した。収率は87.5%であっ
た。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、新規な脂環式ジオール
であるジメチルシクロオクタンジメタノールが提供され
る。本発明によって提供されるジメチルシクロオクタン
ジメタノールは、ポリエステル、ポリウレタン、ナイロ
ン、繊維、潤滑油、可塑剤などの原料として有用であ
る。
であるジメチルシクロオクタンジメタノールが提供され
る。本発明によって提供されるジメチルシクロオクタン
ジメタノールは、ポリエステル、ポリウレタン、ナイロ
ン、繊維、潤滑油、可塑剤などの原料として有用であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記の式(1) 【化1】 (式中、R1 およびR2 は一方がメチル基を表し、他方
がヒドロキシメチル基を表す)で表されるジメチルシク
ロオクタンジメタノール。 - 【請求項2】 下記の式(2) 【化2】 (式中、R3 およびR4 は一方がホルミル基を表し、他
方がメチル基を表す)で表されるジメチルシクロオクタ
ンジカルボアルデヒドを水素化することを特徴とする請
求項1記載のジメチルシクロオクタンジメタノールの製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8143734A JPH09301904A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | ジメチルシクロオクタンジメタノールおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8143734A JPH09301904A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | ジメチルシクロオクタンジメタノールおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09301904A true JPH09301904A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=15345776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8143734A Pending JPH09301904A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | ジメチルシクロオクタンジメタノールおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09301904A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009035838A2 (en) | 2007-09-07 | 2009-03-19 | Dow Global Technologies Inc. | Hydrogenation of aliphatic dialdehydes to aliphatic diols |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP8143734A patent/JPH09301904A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009035838A2 (en) | 2007-09-07 | 2009-03-19 | Dow Global Technologies Inc. | Hydrogenation of aliphatic dialdehydes to aliphatic diols |
| WO2009035838A3 (en) * | 2007-09-07 | 2009-05-14 | Dow Global Technologies Inc | Hydrogenation of aliphatic dialdehydes to aliphatic diols |
| CN101796004A (zh) * | 2007-09-07 | 2010-08-04 | 陶氏环球技术公司 | 脂族二醛至脂族二醇的氢化 |
| JP2010538075A (ja) * | 2007-09-07 | 2010-12-09 | ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド | 脂肪族ジアルデヒドの脂肪族ジオールへの水素化 |
| US8304583B2 (en) | 2007-09-07 | 2012-11-06 | Dow Global Technologies Llc | Hydrogenation of aliphatic dialdehydes to aliphatic diols |
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