JPH093019A - アミド誘導体およびそれを含有する医薬製剤 - Google Patents

アミド誘導体およびそれを含有する医薬製剤

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JPH093019A
JPH093019A JP15188695A JP15188695A JPH093019A JP H093019 A JPH093019 A JP H093019A JP 15188695 A JP15188695 A JP 15188695A JP 15188695 A JP15188695 A JP 15188695A JP H093019 A JPH093019 A JP H093019A
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group
formula
cells
compound
amide derivative
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JP15188695A
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English (en)
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Masashi Isozaki
正史 磯崎
Keiichi Nakazawa
圭一 中澤
Hiroaki Kasukawa
博明 粕川
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】2−(2,5−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)チアゾールなどの下記一般式(1)で示されるアミ
ド誘導体およびそれを含有する医薬製剤。 【化1】 式1中、R1、R2、R3は、同一または異なって、水
素、アルキル基、アルコキシ基、アリール基、アリール
オキシ基を示し、Arは、アリール基、nは0または1
の整数を示す。 【効果】平滑筋細胞に対する増殖抑制作用を有し、血管
壁肥厚防止薬として有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平滑筋細胞、腎メサン
ジウム細胞、線維芽細胞等の数種の中胚葉系細胞の増殖
抑制作用を有し、PTCA後の再狭窄、慢性糸球体腎炎
等に代表される炎症性並びに細胞増殖性線維硬化症を有
効に治療しうるアミド誘導体、およびそれを含有する医
薬製剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】狭心症、心筋梗塞等における病態の発症
は、それに先行して生じる冠動脈硬化症が大きな原因で
あることが知られている。動脈硬化によって生じる内腔
の狭小化や血管の弾性消失が、心筋組織への栄養および
酸素不足をもたらし、上記病態を誘導する。血管内腔の
狭小化は、泡沫化マクロファージやコレステロールの内
壁への蓄積に加え、血管中膜平滑筋細胞の内膜への遊
走、内膜での増殖によって生じる細胞繊維性内膜肥厚が
その大きな原因であると言われている。近年、狭窄像を
呈する動脈硬化血管を外科的に治療する方法として、経
皮的冠動脈拡張術(Percutaneous Transluminal Corona
ry Angioplasty:PTCA)が普及しつつある。PTCA術は
大腿動脈などからバルーンカテーテルを遠隔的に挿入し
てゆき、狭窄部でバルーンを膨らませ、物理的に血管を
拡張させるものである。
【0003】しかし、この治療法の最大の問題点は、施
行後3〜6ヶ月で、施行例の30〜50%に再び狭窄が
起きることである(Spencer B.King;Am.J.Candiol,198
7,60(3),1B)。この再狭窄は、コレステロールの沈着は
観察されず、むしろそのほとんどを平滑筋細胞やこの細
胞が産生する細胞間マトリックスによって構成された、
いわゆる細胞線維性内膜肥厚である。従って、PTCA
術後の再狭窄防止、ひいては動脈硬化の治療法として
は、血管内腔で生じる平滑筋細胞の遊走、増殖を抑制す
ることが有効である。現在のところ、そのような従来技
術としては特許公報特開平6−135829号、特許公
報特開平6−305966号が報告されているが、平滑
筋細胞の増殖をより強く抑制する活性物質の出現が強く
望まれている。
【0004】同様に慢性腎炎においても糸球体内でメサ
ンジウム細胞の増殖並びに細胞間マトリックス増生が腎
硬化をもたらし、腎機能低下を引き起こす原因であるこ
とが知られている。そのほか、肝線維症では間葉系細胞
の星細胞の増殖並びにコラーゲンの異常産生が、肺線維
症、腹膜透析時に生じる腹膜肥厚においても炎症後に生
じる線維芽細胞の異常増殖並びに細胞間マトリックス増
生が病態の原因であると言われている。そのためこれら
細胞の異常増殖並びに細胞間マトリックス増生を有効に
治療しうる薬剤の開発が切望されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、PT
CA術後の再狭窄防止薬、自家血管および人工血管移植
後の再狭窄防止薬ひいては動脈硬化の治療薬および予防
薬として有用である化合物およびこれを有効成分とする
血管壁肥厚防止薬を提供することを目的とする。加えて
同様に炎症によって誘導される細胞増殖並びに細胞間マ
トリックスの増生に起因する線維症あるいは線維性硬化
症治療に有効な化合物としても提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、新規のア
ミド誘導体に関し、それらの薬理活性を鋭意検討した結
果、驚くべくことに本発明のアミド化合物が、PDGF
によって惹起される培養平滑筋細胞の増殖作用を特異的
に抑制することを見い出し、本発明を完成させた。前記
本発明とは以下の通りである。
【0007】下記一般式(1)で示されるアミド誘導体
である。
【0008】
【化2】
【0009】(式1中、R1、R2、R3は、同一または
異なって、水素、アルキル基、アルコキシ基、アリール
基、アリールオキシ基を示し、Arは、アリール基、n
は0または1の整数を示す。)
【0010】また、本発明は上記のアミド誘導体を含有
してなる医薬製剤である。また、本発明は上記のアミド
誘導体を含有してなる血管壁肥厚防止薬である。
【0011】本明細書において「アルキル」とは、直鎖
状または分岐鎖基を意味し、これにはメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、sec−
ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチ
ル基、イソペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オク
チル基、ノニル基、デシル基などが含まれるが、これら
に限定されるものではない。
【0012】本明細書において「アルコキシ」とは、−
OR4( R4はアルキル基)を意味し、これには、メト
キシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ
基、ブトキシ基、sec−ブトキシ基、イソブトキシ
基、tert−ブトキシ基などが含まれるが、これらに
限定されるものではない。
【0013】本明細書において「アリール」とは、置換
または非置換の炭素環式または複素環式芳香族基(置換
基は、ハロゲノ基、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、
アルコキシ基、およびハロゲン置換アルキル基から選ば
れる)を意味し、これにはフェニル基、1−または2−
ナフチル基、2−、3−または4−ピリジル基、2−ま
たは3−フリル基、2−4−または5−チアゾリル基な
どが含まれるが、これらに限定されるものではない。
【0014】本明細書において「アリールオキシ」と
は、−OR5(R5はアリール基)を意味し、これにはフ
ェノキシ基、1−ナフトキシ基、2−ナフトキシ基など
が含まれるが、これらに限定されるものではない。
【0015】本明細書において「ハロゲン」とは、フッ
素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子に由来する基
を意味する。
【0016】本明細書において「ハロゲン置換アルキ
ル」とは、1またはそれ以上のハロゲンで置換された上
記アルキル基を意味し、これにはクロロメチル基、トリ
フルオロメチル基、2,2−ジフルオロエチル基などが
含まれるが、これらに限定されるものではない。
【0017】本発明の化合物は、いずれも文献未載の新
規化合物であり、一般式(1)で表される化合物は、例
えば下記一般式(2)で表されるカルボン酸誘導体に、
カルボン酸活性化剤を反応させてカルボキシル基におけ
る反応性誘導体に導き、ついで、下記一般式(3)で表
されるアミン誘導体と反応させることによって製造する
ことができる。
【0018】
【化3】
【0019】(式2中、R1、R2、R3、nは前記一般
式(1)と同じ意味を持つ。)
【0020】
【化4】
【0021】(式3中、Arは前記一般式(1)と同じ
意味を持つ。)
【0022】カルボン酸誘導体(2)とカルボン酸活性
化剤との反応において、カルボン酸活性化剤としては、
例えば塩化チオニル、五塩化リン、クロロギ酸エステル
(クロロギ酸メチル、クロロギ酸エチル)、塩化オキサ
リル、カルボジイミド類(例えば、N,N′−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(DCC)、1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(WS
C))などがあげられるが、カルボジイミド類とN−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール、4−ジメチルアミノピリ
ジンまたはヒドロキシコハク酸イミドを併用してもよ
い。この反応は通常、例えば塩化メチレン、クロロホル
ムなどのハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン
(THF)、ジオキサン、ジメチルエーテル、ジエチル
エーテル、イソプロピルエーテルなどのエーテル類、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセト
アミドまたはこれらの混合溶媒などの存在下に行われ
る。反応温度は通常−10℃〜50℃である。
【0023】この反応において、カルボン酸活性化剤と
して、塩化チオニル、塩化オキサリルまたは五塩化リン
を用いた場合は反応性誘導体として酸ハロゲン化物が得
られ、カルボン酸活性化剤としてクロロギ酸エステルを
用いた場合には反応性誘導体とした混合酸無水物が得ら
れ、またカルボン酸活性化剤としてカルボジイミド類を
用いた場合には反応性誘導体として活性エステルが得ら
れる。
【0024】カルボン酸誘導体(2)のカルボキシル基
における反応性誘導体とアミン誘導体(3)との反応
は、該反応誘導体が酸ハロゲン化物である場合は例えば
塩化メチレン、テトラヒドロフラン、アセトンなどの溶
媒中、脱酸剤(ピリジン、トリエチルアミン、炭酸カリ
ウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウムなど)の
存在下に無水または含水条件下に行なわれる。反応温度
は−50℃〜100℃、好ましくは−10℃〜30℃で
ある。該反応性誘導体が活性エステルまたは混合酸無水
物である場合はカルボン酸誘導体(3)のカルボン酸活
性化剤との反応で用いた溶媒と同様な溶媒中で行うこと
ができる。この場合の反応温度は通常0〜30℃で反応
時間は通常1〜5時間である。このように製造されるア
ミド誘導体(1)は、自体公知の分離、精製手段(例え
ば、クロマトグラフィー、再結晶)などにより単離採取
することができる。
【0025】本発明のアミド誘導体は場合によっては薬
学的に許容しうるその塩であっても良く、例えばナトリ
ウム塩やカリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム
塩やマグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩、アンモ
ニウム塩、有機塩基との塩、例えばトリエチルアミン
塩、ピリジン塩、トロメタミン塩、ジシクロヘキシルア
ミン酸塩、ギ酸塩、トルエンスルホン酸塩、トリフルオ
ロ酢酸塩、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩等や、アルギニン、
リジン、アスパラギン酸などのアミノ酸塩等が挙げられ
る。
【0026】本発明のアミド誘導体は、血管壁肥厚防止
薬として経口的にも非経口的(例えば、静脈内、筋肉
内、皮下)にも投与するこができる。本発明の有効成分
化合物の投与量は、患者の年齢、体重、症状によって異
なるが、通常、1日当たり約0.1〜1000mg/kg、
好ましくは1〜100mg/kgを1〜3回に分けて投与す
る。
【0027】本発明の化合物は有効成分もしくは有効成
分の1つとして単独または製剤担体と共に公知の製剤技
術によって錠剤、散剤、カプセル剤、顆粒剤、シロップ
剤、水剤、懸濁剤、注射剤、点眼剤、もしくは座剤等の
投与に適した任意の製剤形態をとることができる。具体
的な製剤担体としては、でんぷん類、ショ糖、乳糖、メ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、結晶セ
ルロース、アルギン酸ナトリウム、リン酸水素カルシウ
ム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、無水ケイ酸、
および合成ケイ酸アルミニウム等の賦形剤、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース、ゼラチンおよびポリビニルピロリドン等の結合
剤、カルボキシメチルセルロースカルシウム、架橋カル
ボキシメチルセルロースナトリウムおよび架橋ポリビニ
ルピロリドン等の崩解剤、ステアリン酸マグネシウムお
よびタルク等の滑沢剤、セルロースアセテートフタレー
ト、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサ
クシネート、メタアクリル酸およびメタアクリル酸メチ
ルコーポリマー等の被覆剤、ポリエチレングリコール等
の溶解補助剤、ラウリル硫酸ナトリウム、レシチン、ソ
ルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンセチルエ
ーテル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油およびグリセリルモノステアレート等の乳化
剤、EDTAなどのキレート剤、緩衝剤、保湿剤、防腐
剤、カカオ脂およびウイテブゾールW35等の基剤をあ
げることが出来る。
【0028】
【実施例】次に実施例、試験例をあげて本発明をさらに
詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例、試験例に
限定されるべきものではない。
【0029】(実施例1)2−(2,5−ジメトキシシンナモイルアミノ)チアゾ
ールの合成 2−アミノチアゾール(1.20g,12mmol)のN,N
−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液に、2,5−ジ
メトキシけい皮酸(2.08g,10mmol)を加える。
さらに1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド塩酸塩(1.91g,10mmol)と
ジメチルアミノピリジン(122mg,1mmol)を加え、
室温で24時間攪拌した。反応液に水を加え酢酸エチル
で抽出した。酢酸エチル層は水および飽和塩化ナトリウ
ム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルクロマトグ
ラフィーに付し、1%メタノール−クロロホルムの溶出
画分より下記式(4)にその構造を示し、下記の性質を
示す淡黄色固体(再結晶:THF)の目的化合物(1.
34g,46%)を得た。
【0030】Mp:220.0−221.0℃1 H−NMR(400MHz,DMSO4) δ(ppm):
3.79(3H,s),3.85(3H,s),7.00
(1H,d,J=15.93Hz),7.01(1H,d,
J=2.75),7.02(1H,s),7.11(1
H,d,J=2.75Hz),7.20(1H,d,J=
3.66Hz),7.49(1H,d,J=3.66Hz),
7.88(1H,d,J=15.93Hz) MS(FAB):292(M+1)
【0031】
【化5】
【0032】(実施例2)4′−シアノ−4−フェニルベンズアニリドの合成 4−ビフェニルカルボクロライド(1.08g,5mmo
l)の塩化メチレン(30ml)溶液に、ジメチルアミノ
ピリジン(733mg,6mmol)と4−シアノアニリン
(591mg,5mmol)を加え、室温で12時間攪拌し
た。反応溶液を塩化メチレンで希釈し、1規定塩酸水溶
液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナト
リウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィーに付し、1%メタノール−クロロホルム
の溶出画分より下記式(5)にその構造を示し、下記の
性質を示す無色固体(再結晶:酢酸エチル−ヘキサン)
の目的化合物(990mg,66%)を得た。
【0033】Mp:215.0−216.0℃1 H−NMR(400MHz,CDCl3) δ(ppm):
7.41(1H,t,J=7.80Hz),7.45(2
H,t,J=7.80Hz),7.62(2H,d,J=
7.80Hz),7.64(2H,d,J=8.40Hz),
7.72(2H,d,J=8.10Hz),7.81(2
H,d,J=8.40Hz),7.93(2H,d,J=
8.10Hz),8.03(1H,bs) MS(FAB):299(M+1)
【0034】
【化6】
【0035】(実施例3)2′,5′−ジメトキシ−4−フェニルベンズアニリド
の合成 実施例1の方法に準じて、下記式(6)にその構造を示
し、下記の性質を示す目的化合物を製造した。
【0036】Mp:139.0−140.0℃1 H−NMR(400MHz,CDCl3) δ(ppm):
3.82(3H,s),3.90(3H,s),6.61
(1H,d,J=8.80Hz),6.84(1H,d,J
=8.80Hz),7.40(1H,t,J=7.30H
z),7.47(2H,J=7.30Hz),7.63(2
H,d,J=7.30Hz),7.72(2H,d,J=
8.60Hz),7.97(2H,d,J=8.60Hz),
8.31(1H,s),8.62(1H,bs) MS(FAB):334(M+1)
【0037】
【化7】
【0038】(実施例4)2−(2,5−ジメトキシシンナモイルアミノ)−6−
メチルピリジンの合成 実施例2の方法に準じて、下記式(7)にその構造を示
し、下記の性質を示す目的化合物を製造した。
【0039】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ(ppm):2.46(3H,s),3.78(3H,
s),3.82(3H,s),6.68(1H,d,J=
15.6Hz),6.83−6.91(3H,m),7.00
(1H,s),7.62(1H,dd,J=8.4,7.
6Hz),7.95(1H.d.J=15.6Hz),8.1
7(1H,d,J=8.4Hz),8.53(1H,bs) MA(FAB):299(M+1)
【0040】
【化8】
【0041】(実施例5)2−(2,4−ジメトキシシンナモイルアミノ)−6−
メチルピリジンの合成 実施例2の方法に準じて、下記式(8)にその構造を示
し、下記の性質を示す目的化合物を製造した。
【0042】Mp:138−143℃1 H−NMR(400MHz,CDCl3) δ(ppm):
2.47(3H,s),3.84(3H,s),3.86
(3H,s),6.46(1H,s),6.51(1H,
d,J=8.4Hz),6.61(1H,d,J=15.8H
z),6.89(1H,d,J=7.6Hz),7.41(1
H,d,J=8.4Hz),7.61(1H,dd,J=
8.0,7,6Hz),7.90(1H,d,J=15.8H
z),8.16(1H,d,J=8.0Hz),8.19(1
H,s) MS(FAB):299(M+1)
【0043】
【化9】
【0044】(実施例6)2−(3,5−ジメトキシシンナモイルアミノ)−6−
メチルピリジンの合成 実施例1の方法に準じて、下記式(9)にその構造を示
し、下記の性質を示す目的化合物を製造した。
【0045】Mp:136−138℃1 H−NMR(400MHz,CDCl3) δ(ppm):
2.46(3H,s),3.79(3H,s),6.48
(1H,d,J=15.4Hz),6.48(1H,s),
6.63(1H,s),6.92(1H,d,J=7.6H
z),7.63(1H,dd,J=8.0,7.6Hz),
7.67(1H,d,J=15.4Hz),8.16(1
H,d,J=8.0Hz),8.69(1H,s) MS(FAB):299(M+1)
【0046】
【化10】
【0047】(実施例7)2−(4−ビフェニルカルボニルアミノ)ピリジンの合
実施例1の方法に準じて、下記式(10)にその構造を
示し、下記の性質を示す目的化合物を製造した。
【0048】Mp:164−165℃1 H−NMR(400MHz,CDCl3) δ(ppm):
7.02−7.06(1H,m),7.37−7.41(1
H,m),7.44−7.49(2H,m),7.61−
7.63(2H,m),7.70(2H,d,J=8.8
0Hz),7.73−7.77(1H,m),8.00(2
H,d,J=8.80Hz),8.21−8.23(1H,
m),8.42(1H,d,J=8.40Hz),9.02
(1H,s) MS(FAB):275(M+1)
【0049】
【化11】
【0050】(実施例8)2−(4−ビフェニルカルボニルアミノ)−4,6−ジ
メチルピリジンの合成 実施例1の方法に準じて、下記式(11)にその構造を
示し、下記の性質を示す目的化合物を製造した。
【0051】Mp:156−159℃1 H−NMR(400MHz,CDCl3) δ(ppm):
2.38(3H,s),2.43(3H,s),6.78
(1H,s),7.40(1H,m),7.47(2H,
m),7.63(2H,m),7.71(2H,d,J=
8.6Hz),8.00(2H,d,J=8.6Hz),8.
07(1H,s),8.60(1H,s) MS(FAB):303(M+1)
【0052】
【化12】
【0053】(実施例9)2−(5−(3,4,5−(トリメトキシ)フェニル)−
ペンタ−2,4−ジエノイル)アミノ−6−メチルピリ
ジンの合成 実施例1の方法に準じて、下記式(12)にその構造を
示し、下記の性質を示す目的化合物を製造した。
【0054】Mp:169−171℃1 H−NMR(400MHz,CDCl3) δ(ppm):
2.46(3H,s),3.88(6H,s),3.90
(3H,s),6.07−8.15(9H,m),8.2
7(1H,bs) MS(FAB):377(M+1)
【0055】
【化13】
【0056】(試験例)培養平滑筋細胞の増殖抑制作用 6週齢Wistar系雄性ラット(日本チャールズリバー社
製)の胸部大動脈から中膜平滑筋層を取り出し、1mm2
の切片にした後、25cm3の培養フラスコ(コーニング
社製)にはりつけ、10%血清を含む Dulbecco modifi
ed eagle medium(以下DMEMと略す:日水社製)中
で、2〜3週間37℃、95%O2+5%CO2の条件下
にてインキュベーターで培養した。切片から伸長し、分
裂した細胞を初代培養平滑筋細胞として採取した。初代
培養平滑筋細胞は、直径9cmのシャーレ(コーニング社
製)にて10%牛胎児血清(ギブコ社製)を含むDME
M中で培養し、コンフルエントに達する3〜4日目に3
倍量に継代した。この操作を4〜8回繰り返す間の、す
なわち、継代数5〜9代の間の細胞を用いて試験を行っ
た。上記培養平滑筋細胞は24穴プレート(ファルコン
社製)に8×104個の平滑筋細胞/穴/700μl D
MEMの割合で播種した。オーバーナイト後、無血清に
し、2日間インキュベーターで培養した。この条件下で
は、培養平滑筋細胞は細胞周期がG0期(休止期)にな
り、分裂しなくなる。
【0057】試験に供したヒドロキサム酸誘導体は dim
ethylsulfoxide(DMSO)に溶解後、4% bovine se
rum albuminを含むDMEMによりまず100倍に希釈
し、さらにDMEMで20倍に希釈した。つまり200
0倍希釈試験溶液を増殖刺激因子とともに上記条件下の
細胞に添加した。使用した増殖因子は、10%牛胎児血
清, 10ng/ml血小板増殖因子(PDGF),5ng/ml線
維芽細胞増殖因子(FGF),5ng/ml上皮細胞増殖因
子(EGF),20ng/mlインスリン様増殖因子−1
(IGF−1)をそれぞれ使用した。刺激18時間後に
0.5μCi/ml/穴の割合で [3H]-methyl thymidine(ア
マシャム社製)を添加し、6時間後に培地を除去した。
細胞は1mlのリン酸緩衝液(Ca2+,Mg2+−fre
e)で2回洗浄後、500μlの0.1%SDSを含むト
リス塩酸緩衝液で溶出した。十分に撹拌後500μlの
うち100μlをろ紙に染み込ませ風乾させた。ろ紙は
4℃下、5%トリクロロ酢酸(含100mMピロリン酸ナ
トリウム)溶液で15分ずつ3回、エタノールで15分
ずつ2回洗浄後風乾し、トルエン系シンチレーター10
mlを含むバイアル瓶底に沈めた。これを液体シンチレー
ションカウンター(パッカード社製)にて5分間測定し
た。表1には10%牛胎児血清と10ng/ml血小板増殖
因子(PDGF)刺激による薬物の50%平滑筋細胞増
殖阻害活性濃度(IC50)を示す。
【0058】
【表1】
【0059】(急性毒性)ICR系雄性マウス(5週
齢)を用いて経口および静脈内投与により急性毒性試験
を行った結果、本発明のアミド誘導体のLD50値はいず
れも320mg/kg以上であり、有効性に比べて高い安全
性が確認された。
【0060】
【発明の効果】本発明に係る新規なアミド誘導体および
これを含有する医薬製剤は、平滑筋細胞に代表される腎
メサンジウム細胞、線維芽細胞等の数種の中胚葉系細胞
の増殖抑制作用を有し、PTCA後の再狭窄、慢性糸球
体腎炎等に代表される炎症性並びに細胞増殖性線維硬化
症を有効に治療しうる医薬品として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 231/02 9547−4H C07C 231/02 233/02 9547−4H 233/02 233/64 9547−4H 233/64 233/88 9547−4H 233/88 255/60 9357−4H 255/60 C07D 213/75 C07D 213/75 277/46 277/46

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(1)で示されるアミド誘導
    体。 【化1】 (式1中、R1、R2、R3は、同一または異なって、水
    素、アルキル基、アルコキシ基、アリール基、アリール
    オキシ基を示し、Arは、アリール基、nは0または1
    の整数を示す。)
  2. 【請求項2】請求項1記載のアミド誘導体を含有してな
    る医薬製剤。
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