JPH09302324A - 水性媒体用摩擦抵抗低減剤及び該低減剤を用いた水性媒体の摩擦抵抗低減方法 - Google Patents
水性媒体用摩擦抵抗低減剤及び該低減剤を用いた水性媒体の摩擦抵抗低減方法Info
- Publication number
- JPH09302324A JPH09302324A JP11654396A JP11654396A JPH09302324A JP H09302324 A JPH09302324 A JP H09302324A JP 11654396 A JP11654396 A JP 11654396A JP 11654396 A JP11654396 A JP 11654396A JP H09302324 A JPH09302324 A JP H09302324A
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- Japan
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- frictional resistance
- aqueous medium
- reducing agent
- reducing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低温から高温にわたる広い温度範囲で水性媒
体の摩擦抵抗を低減できる添加剤を提供すること。 【解決手段】 オレイルジメチルアミンオキシドを含有
する水性媒体用摩擦抵抗低減剤。
体の摩擦抵抗を低減できる添加剤を提供すること。 【解決手段】 オレイルジメチルアミンオキシドを含有
する水性媒体用摩擦抵抗低減剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乱流水性媒体の摩
擦抵抗を減少させるための添加剤、特に、管内乱流の摩
擦抵抗を低温から高温にわたる広い温度範囲で減少させ
ることができる摩擦抵抗低減剤及び該摩擦抵抗低減剤を
用いる摩擦抵抗の低減方法に関するものである。
擦抵抗を減少させるための添加剤、特に、管内乱流の摩
擦抵抗を低温から高温にわたる広い温度範囲で減少させ
ることができる摩擦抵抗低減剤及び該摩擦抵抗低減剤を
用いる摩擦抵抗の低減方法に関するものである。
【従来の技術】管内乱流に少量の特定物質を添加すると
摩擦抵抗が減少することは、抗力減少効果として一般に
知られている。このような抗力減少効果を発揮する物
質、すなわち抗力減少剤として、高分子化合物を使用す
ることが知られており、米国特許第3,961,639
号公報にはポリエチレンオキサイドが開示されており、
又特開昭56−28262号公報にはポリアクリルアミ
ドなどの使用が開示されている。しかしながら、高分子
化合物はポンプや曲がった管内を流れる際に高分子鎖の
切断が起こり、抗力減少効果を示さなくなる欠点があ
る。従って高分子化合物はその機械的劣化により抗力減
少剤として長期間使用することができない。これに対し
て界面活性剤を添加することによる抗力減少方法が考え
られている。界面活性剤は水性媒体中でミセルを形成し
て抗力減少効果を発揮すると考えられており機械的劣化
を起こさないので抗力減少剤として長期間使用すること
が可能である。
摩擦抵抗が減少することは、抗力減少効果として一般に
知られている。このような抗力減少効果を発揮する物
質、すなわち抗力減少剤として、高分子化合物を使用す
ることが知られており、米国特許第3,961,639
号公報にはポリエチレンオキサイドが開示されており、
又特開昭56−28262号公報にはポリアクリルアミ
ドなどの使用が開示されている。しかしながら、高分子
化合物はポンプや曲がった管内を流れる際に高分子鎖の
切断が起こり、抗力減少効果を示さなくなる欠点があ
る。従って高分子化合物はその機械的劣化により抗力減
少剤として長期間使用することができない。これに対し
て界面活性剤を添加することによる抗力減少方法が考え
られている。界面活性剤は水性媒体中でミセルを形成し
て抗力減少効果を発揮すると考えられており機械的劣化
を起こさないので抗力減少剤として長期間使用すること
が可能である。
【0002】特公平4−6231号公報には粘弾性界面
活性剤と有機電解質を併用する方法が記載されている
が、かかる粘弾性界面活性剤のすべてが抗力減少効果を
発揮するわけではない。また、特公平5−47534号
公報にはアルキルトリメチルアンモニウム塩、ピリジウ
ム塩などの界面活性剤、特開昭60−152448号公
報にはアルキルジメチルポリオキシエチルアンモニウム
塩などの界面活性剤を抗力減少剤として使用する方法が
記載されている。これらの方法は、室温から高温域にか
けて抗力減少効果が認められるもののその効果は十分で
はなく、しかも低温域では、溶解性が著しく劣り結晶が
析出し、抗力減少効果が著しく阻害されるといった問題
がある。さらに、特開昭60−99199号公報にはオ
レイルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシドなどの界
面活性剤を抗力減少剤として使用する方法が記載されて
いる。この方法では腐食性のハロゲンイオンを含有しな
い利点があるものの、添加量を多く必要とし、しかもそ
の抗力減少効果は不十分である問題がある。
活性剤と有機電解質を併用する方法が記載されている
が、かかる粘弾性界面活性剤のすべてが抗力減少効果を
発揮するわけではない。また、特公平5−47534号
公報にはアルキルトリメチルアンモニウム塩、ピリジウ
ム塩などの界面活性剤、特開昭60−152448号公
報にはアルキルジメチルポリオキシエチルアンモニウム
塩などの界面活性剤を抗力減少剤として使用する方法が
記載されている。これらの方法は、室温から高温域にか
けて抗力減少効果が認められるもののその効果は十分で
はなく、しかも低温域では、溶解性が著しく劣り結晶が
析出し、抗力減少効果が著しく阻害されるといった問題
がある。さらに、特開昭60−99199号公報にはオ
レイルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシドなどの界
面活性剤を抗力減少剤として使用する方法が記載されて
いる。この方法では腐食性のハロゲンイオンを含有しな
い利点があるものの、添加量を多く必要とし、しかもそ
の抗力減少効果は不十分である問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、低温から高
温にわたる広い温度範囲で水性媒体の摩擦抵抗を低減で
きる添加剤及び該添加剤を用いた水性媒体の摩擦抵抗低
減方法を提供することを目的とする。
温にわたる広い温度範囲で水性媒体の摩擦抵抗を低減で
きる添加剤及び該添加剤を用いた水性媒体の摩擦抵抗低
減方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明は、分子内に不飽
和結合を有するオレイルジメチルアミンオキシドを用い
ると上記課題を効率的に解決できるとの知見に基づいて
なされたのである。すなわち、本発明は、オレイルジメ
チルアミンオキシドを含有することを特徴とする水性媒
体用摩擦抵抗低減剤を提供する。本発明は、又、水性媒
体に上記摩擦抵抗低減剤を加えることを特徴とする水性
媒体の摩擦抵抗低減方法を提供する。
和結合を有するオレイルジメチルアミンオキシドを用い
ると上記課題を効率的に解決できるとの知見に基づいて
なされたのである。すなわち、本発明は、オレイルジメ
チルアミンオキシドを含有することを特徴とする水性媒
体用摩擦抵抗低減剤を提供する。本発明は、又、水性媒
体に上記摩擦抵抗低減剤を加えることを特徴とする水性
媒体の摩擦抵抗低減方法を提供する。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明で用いるオレイルジメチル
アミンオキシドの添加量は水性媒体に対して0.001〜
5重量%が好適であり、より好ましくは0.01〜1重量
%である。本発明の摩擦抵抗低減剤の抗力減少効果の試
験は通常の方法で、直径Dの管に界面活性剤の水溶液を
流して、平均流速uavと圧力損失△Pとの関係を調べる
ことによって行うことができる。これらの測定値からレ
イノルズ数Reと摩擦係数fを求める。 Re=(Duavρ)/μ 但し、ρは密度、μは粘度を表す。通例にはρおよびμ
については水の値が用いられる。 f=(1×D×2△P)/(4×L×ρuav 2 ) 但し、Lは圧力取り出し間隔を表す。本発明の摩擦抵抗
低減剤は、上記オレイルジメチルアミンオキシドに加え
て不飽和結合基を含まないアルキルジメチルアミンオキ
シドなども含有することができる。
アミンオキシドの添加量は水性媒体に対して0.001〜
5重量%が好適であり、より好ましくは0.01〜1重量
%である。本発明の摩擦抵抗低減剤の抗力減少効果の試
験は通常の方法で、直径Dの管に界面活性剤の水溶液を
流して、平均流速uavと圧力損失△Pとの関係を調べる
ことによって行うことができる。これらの測定値からレ
イノルズ数Reと摩擦係数fを求める。 Re=(Duavρ)/μ 但し、ρは密度、μは粘度を表す。通例にはρおよびμ
については水の値が用いられる。 f=(1×D×2△P)/(4×L×ρuav 2 ) 但し、Lは圧力取り出し間隔を表す。本発明の摩擦抵抗
低減剤は、上記オレイルジメチルアミンオキシドに加え
て不飽和結合基を含まないアルキルジメチルアミンオキ
シドなども含有することができる。
【0005】また、さらに水性媒体の様々な目的に応じ
てアミン等の防錆剤やエチレングリコール等の溶剤など
を含有させることができる。本発明の摩擦抵抗低減剤
は、上記成分の混合物として、又は水で希釈して上記成
分を20重量%以上含有する濃縮物とすることができ
る。又、本発明の摩擦抵抗低減方法を行うにあたって、
本発明の摩擦抵抗低減剤をそのまま、又は所望の濃度に
希釈して対象とする流体に添加するのがよい。
てアミン等の防錆剤やエチレングリコール等の溶剤など
を含有させることができる。本発明の摩擦抵抗低減剤
は、上記成分の混合物として、又は水で希釈して上記成
分を20重量%以上含有する濃縮物とすることができ
る。又、本発明の摩擦抵抗低減方法を行うにあたって、
本発明の摩擦抵抗低減剤をそのまま、又は所望の濃度に
希釈して対象とする流体に添加するのがよい。
【発明の効果】本発明の摩擦抵抗低減剤及び低減方法
は、流体輸送において配管設備費の低減、ポンプ所要動
力の低減に有効である。特に、機械的劣化がなく、低温
から高温の広い温度範囲で使用できることから、循環使
用される流体中、例えば、各種工業プラントの加熱、冷
却系、地域冷暖房システムに利用できる。次ぎに実施例
により本発明を説明する。
は、流体輸送において配管設備費の低減、ポンプ所要動
力の低減に有効である。特に、機械的劣化がなく、低温
から高温の広い温度範囲で使用できることから、循環使
用される流体中、例えば、各種工業プラントの加熱、冷
却系、地域冷暖房システムに利用できる。次ぎに実施例
により本発明を説明する。
【0006】
実施例1 500ppmのオレイルジメチルアミンオキシド(OD
MAO)を溶解した水溶液を、内径11.4mmのステン
レス製円管中で循環させ、50℃における抗力減少効果
を測定した。すなわち、円管内乱流におけるレイノルズ
数Reを水溶液の流量から、摩擦係数fを圧力損失から
算出した。 比較例1 実施例1と同様の測定装置を用いて、オレイルジメチル
アミンオキシドの代わりに2000ppmのオレイルジ
(ヒドロキシエチル)アミンオキシド(ODHAO)を
用いた以外は実施例1と同様にしてレイノルズ数と摩擦
係数を測定した。 比較例2 実施例1と同様の測定装置を用いて水性媒体用摩擦抵抗
低減剤を用いないことを除き実施例1と同様にしてレイ
ノルズ数と摩擦係数を測定した。結果をまとめて表−1
に示す。
MAO)を溶解した水溶液を、内径11.4mmのステン
レス製円管中で循環させ、50℃における抗力減少効果
を測定した。すなわち、円管内乱流におけるレイノルズ
数Reを水溶液の流量から、摩擦係数fを圧力損失から
算出した。 比較例1 実施例1と同様の測定装置を用いて、オレイルジメチル
アミンオキシドの代わりに2000ppmのオレイルジ
(ヒドロキシエチル)アミンオキシド(ODHAO)を
用いた以外は実施例1と同様にしてレイノルズ数と摩擦
係数を測定した。 比較例2 実施例1と同様の測定装置を用いて水性媒体用摩擦抵抗
低減剤を用いないことを除き実施例1と同様にしてレイ
ノルズ数と摩擦係数を測定した。結果をまとめて表−1
に示す。
【0007】
【表1】 表−1 ────────────────────────────── 本発明No1 比較例1 比較例2 ODMAO 濃度(PPM) 500 0 0 ODHAO 濃度(PPM) 0 2000 0 レイノルズ数(Re) 100000 105000 100000 130000 145000 140000 180000 185000 180000 摩擦係数(f) 0.0014 0.0033 0.0066 0.0012 0.0029 0.0064 0.0017 0.0034 0.0060
【0008】実施例2 実施例1と同様の測定装置において、500ppmのオ
レイルジメチルアミンオキシドを溶解した水溶液を用い
て、水溶液の温度を変えてレイノルズ数と摩擦係数を測
定した。 比較例3 実施例1と同様の測定装置を用いて5℃において、オレ
イルジメチルアミンオキシドの代わりにステアリルトリ
メチルアンモニウムクロライド(STAC)及びサリチ
ル酸ナトリウム(NaSa)を用いた以外は実施例2と
同様にしてレイノルズ数と摩擦係数を測定した。結果を
まとめて表−2に示す。
レイルジメチルアミンオキシドを溶解した水溶液を用い
て、水溶液の温度を変えてレイノルズ数と摩擦係数を測
定した。 比較例3 実施例1と同様の測定装置を用いて5℃において、オレ
イルジメチルアミンオキシドの代わりにステアリルトリ
メチルアンモニウムクロライド(STAC)及びサリチ
ル酸ナトリウム(NaSa)を用いた以外は実施例2と
同様にしてレイノルズ数と摩擦係数を測定した。結果を
まとめて表−2に示す。
【0009】
【表2】 表−2 ─────────────────────────────────── 本発明No2 本発明No3 本発明No4 比較例3 ODMAO 濃度(PPM) 500 500 500 0 STAC 濃度(PPM) 0 0 0 500 NaSa 濃度(PPM) 0 0 0 300 温度(℃) 2 10 25 5 レイノルズ数(Re) 4000 5000 9000 5000 5500 7000 14000 8000 7000 9000 15000 11500 摩擦係数(f) 0.0070 0.0067 0.0035 0.0091 0.0050 0.0045 0.0018 0.0084 0.0070 0.0054 0.0022 0.0073
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅原 均 神奈川県横浜市戸塚区名瀬町790−48 (72)発明者 川島 晶子 東京都江戸川区西瑞江3−33−6 ピアク レスト307
Claims (2)
- 【請求項1】 オレイルジメチルアミンオキシドを含有
することを特徴とする水性媒体用摩擦抵抗低減剤。 - 【請求項2】 水性媒体に請求項1記載の摩擦抵抗低減
剤を加えることを特徴とする水性媒体の摩擦抵抗低減方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11654396A JPH09302324A (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 水性媒体用摩擦抵抗低減剤及び該低減剤を用いた水性媒体の摩擦抵抗低減方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11654396A JPH09302324A (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 水性媒体用摩擦抵抗低減剤及び該低減剤を用いた水性媒体の摩擦抵抗低減方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09302324A true JPH09302324A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14689728
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11654396A Pending JPH09302324A (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 水性媒体用摩擦抵抗低減剤及び該低減剤を用いた水性媒体の摩擦抵抗低減方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09302324A (ja) |
-
1996
- 1996-05-10 JP JP11654396A patent/JPH09302324A/ja active Pending
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