JPH09304586A - 沸騰水型原子力発電プラント - Google Patents
沸騰水型原子力発電プラントInfo
- Publication number
- JPH09304586A JPH09304586A JP8147869A JP14786996A JPH09304586A JP H09304586 A JPH09304586 A JP H09304586A JP 8147869 A JP8147869 A JP 8147869A JP 14786996 A JP14786996 A JP 14786996A JP H09304586 A JPH09304586 A JP H09304586A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- feed water
- heater
- steam
- water
- reactor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
Landscapes
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 タービンの熱効率を変動させることなく、適
切に日負荷追従運転を行うことができる沸騰水型原子力
発電プラントを得ることである。 【解決手段】 数時間から1日程度の短時間の日負荷追
従連転を行う場合に、初めに制御棒で反応度調節を行
い、その後のキセノンの増減に伴う反応度の増減につい
ては、タービン4に供給される蒸気流量を目標負荷に対
応した一定の蒸気流量となるように抽気装置16での抽
気量を抽気制御装置17で制御し、その抽気量により給
水温度制御用給水加熱器18で給水温度を昇温し、その
給水温度による調節を行って出力調節運転を行う。
切に日負荷追従運転を行うことができる沸騰水型原子力
発電プラントを得ることである。 【解決手段】 数時間から1日程度の短時間の日負荷追
従連転を行う場合に、初めに制御棒で反応度調節を行
い、その後のキセノンの増減に伴う反応度の増減につい
ては、タービン4に供給される蒸気流量を目標負荷に対
応した一定の蒸気流量となるように抽気装置16での抽
気量を抽気制御装置17で制御し、その抽気量により給
水温度制御用給水加熱器18で給水温度を昇温し、その
給水温度による調節を行って出力調節運転を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉における制
御棒の挿入位置を調節して反応度調節を行い日負荷追従
連転を行うようにした沸騰水型原子力発電プラントに関
する。
御棒の挿入位置を調節して反応度調節を行い日負荷追従
連転を行うようにした沸騰水型原子力発電プラントに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、沸騰水型原子力発電プラント
は、図5に示すように構成されている。原子炉3の炉心
2で発生した主蒸気は高圧タービン4に導かれ、高圧タ
ービン4で仕事を終えた蒸気は、その下流に設置される
湿分分離加熱器5を通って低圧タービン6に導かれる。
発電機7は高圧タービン4及び低圧タービン6により駆
動力を与えられて発電する。低圧タービン6で仕事を終
えた蒸気は復水器8にて凝縮され水に戻される。
は、図5に示すように構成されている。原子炉3の炉心
2で発生した主蒸気は高圧タービン4に導かれ、高圧タ
ービン4で仕事を終えた蒸気は、その下流に設置される
湿分分離加熱器5を通って低圧タービン6に導かれる。
発電機7は高圧タービン4及び低圧タービン6により駆
動力を与えられて発電する。低圧タービン6で仕事を終
えた蒸気は復水器8にて凝縮され水に戻される。
【0003】復水器8からの水は復水ポンプ9で復水タ
ンク10に導かれ、さらに複数台の低圧給水加熱器11
a〜11d、給水ポンプ12、複数台の高圧給水加熱器
13a、13bを通って原子炉3に給水される。高圧給
水加熱器13は高圧タービン4から抽気された蒸気及び
湿分分離加熱器5の排水を熱源として給水を加熱する。
また、低圧給水加熱器11は低圧タービン6から抽気さ
れた蒸気を熱源として、高圧給水加熱器13の上流の給
水を加熱する。また、給水ポンプ12は、低圧の給水を
加圧して原子炉圧力まで高めるものである。
ンク10に導かれ、さらに複数台の低圧給水加熱器11
a〜11d、給水ポンプ12、複数台の高圧給水加熱器
13a、13bを通って原子炉3に給水される。高圧給
水加熱器13は高圧タービン4から抽気された蒸気及び
湿分分離加熱器5の排水を熱源として給水を加熱する。
また、低圧給水加熱器11は低圧タービン6から抽気さ
れた蒸気を熱源として、高圧給水加熱器13の上流の給
水を加熱する。また、給水ポンプ12は、低圧の給水を
加圧して原子炉圧力まで高めるものである。
【0004】高圧タービン4及び低圧タービン6から一
部の蒸気を抽出して、給水の温度を高めることにより、
復水器8に捨てられる熱量を減少させる。これにより、
熱効率が高められる。このような熱サイクルは再生サイ
クルと呼ばれ、沸騰水型原子力発電プラントでは普通に
用いられている。このような熱サイクルでは、出力運転
時に給水の温度を一定に保つような制御が行われてい
る。
部の蒸気を抽出して、給水の温度を高めることにより、
復水器8に捨てられる熱量を減少させる。これにより、
熱効率が高められる。このような熱サイクルは再生サイ
クルと呼ばれ、沸騰水型原子力発電プラントでは普通に
用いられている。このような熱サイクルでは、出力運転
時に給水の温度を一定に保つような制御が行われてい
る。
【0005】また、沸騰水型原子力発電プラントでは、
1日に1回から数回程度の出力調節(以下日負荷追従運
転)を行うことがある。その日負荷追従運転を行う場
合、通常の方式では目標出力となる制御棒パターンを決
め、その制御捧パターンとなるように数分程度の比較的
短時間で制御棒を操作する。その後、原子炉3内でのキ
セノンが平衡濃度となるまでは、そのキセノンの影響に
よる出力調整を炉心再循環流量の調節で行っている。
1日に1回から数回程度の出力調節(以下日負荷追従運
転)を行うことがある。その日負荷追従運転を行う場
合、通常の方式では目標出力となる制御棒パターンを決
め、その制御捧パターンとなるように数分程度の比較的
短時間で制御棒を操作する。その後、原子炉3内でのキ
セノンが平衡濃度となるまでは、そのキセノンの影響に
よる出力調整を炉心再循環流量の調節で行っている。
【0006】例えば、原子炉出力を増加させた場合は当
初キセノン濃度が低くなり、炉心の反応度が増加する。
その後、キセノン濃度が平衡濃度まで増加すると反応度
が減少する。このようなキセノン効果が生じ原子炉出力
が変動するので、その調節を炉心再循環流量の調節で行
っている。
初キセノン濃度が低くなり、炉心の反応度が増加する。
その後、キセノン濃度が平衡濃度まで増加すると反応度
が減少する。このようなキセノン効果が生じ原子炉出力
が変動するので、その調節を炉心再循環流量の調節で行
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、日負荷運転
の度に出力調整が必要であり、キセノン効果の影響によ
る再循環流量の調整を考慮することが必要となるので、
再循環流量の制御が複雑となる。特に自然循環型沸騰水
型原子力発電プラントについては、原子炉の冷却材を再
循環させるための再循環装置がないため、一般に出力調
整は制御棒のみによることとなる。
の度に出力調整が必要であり、キセノン効果の影響によ
る再循環流量の調整を考慮することが必要となるので、
再循環流量の制御が複雑となる。特に自然循環型沸騰水
型原子力発電プラントについては、原子炉の冷却材を再
循環させるための再循環装置がないため、一般に出力調
整は制御棒のみによることとなる。
【0008】自然循環型沸騰水型原子炉において日負荷
追従運転を行う場合、制御棒のみで出力調整を行う必要
があるので、キセノンの増減に伴う反応度の増減も含め
た制御を6〜8時間程度の長時間に渡って連続的に行う
ことは困難である。すなわち、制御棒の調整制御のため
に細かい位置調節能力が必要になると共に、連続的に位
置を制御しなければならない。したがって、運転がきわ
めて複雑にならざるを得なかった。また、この場合、細
かい位置調整ができるコストの高い制御棒駆動装置が必
須となる問題もある。
追従運転を行う場合、制御棒のみで出力調整を行う必要
があるので、キセノンの増減に伴う反応度の増減も含め
た制御を6〜8時間程度の長時間に渡って連続的に行う
ことは困難である。すなわち、制御棒の調整制御のため
に細かい位置調節能力が必要になると共に、連続的に位
置を制御しなければならない。したがって、運転がきわ
めて複雑にならざるを得なかった。また、この場合、細
かい位置調整ができるコストの高い制御棒駆動装置が必
須となる問題もある。
【0009】一方、特開昭62−138794号公報に
は、自然循環型原子力発電プラントにおいて、給水温度
による負荷追従が可能なことが記載されている。すなわ
ち、給水温度により出力制御を行うようにしたものであ
り、タービン抽気によって給水温度を制御して反応度を
調節し負荷追従運転を行う。しかしながら、この方法で
は、タービン途中からの抽気を使用するため、再熱量が
変化して復水器に捨てられる熱量が変動して電気出力ま
でも変動してしまう。このため、給水温度制御を行うこ
とが電気出力の変動原因となり、出力制御をより複雑な
ものにしてしまう問題があった。
は、自然循環型原子力発電プラントにおいて、給水温度
による負荷追従が可能なことが記載されている。すなわ
ち、給水温度により出力制御を行うようにしたものであ
り、タービン抽気によって給水温度を制御して反応度を
調節し負荷追従運転を行う。しかしながら、この方法で
は、タービン途中からの抽気を使用するため、再熱量が
変化して復水器に捨てられる熱量が変動して電気出力ま
でも変動してしまう。このため、給水温度制御を行うこ
とが電気出力の変動原因となり、出力制御をより複雑な
ものにしてしまう問題があった。
【0010】本発明の目的は、タービンの熱効率を変動
させることなく、適切に日負荷追従運転を行うことがで
きる沸騰水型原子力発電プラントを得ることである。
させることなく、適切に日負荷追従運転を行うことがで
きる沸騰水型原子力発電プラントを得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、原子
炉からタービンに供給される主蒸気の一部を抽気する抽
気装置と、抽気装置からの抽気により原子炉に供給され
る給水を加熱する給水温度制御用給水加熱器と、タービ
ンに供給される蒸気流量が目標負荷に対応した一定の蒸
気流量となるように抽気装置での抽気量を制御する抽気
制御装置とを備えたものである。
炉からタービンに供給される主蒸気の一部を抽気する抽
気装置と、抽気装置からの抽気により原子炉に供給され
る給水を加熱する給水温度制御用給水加熱器と、タービ
ンに供給される蒸気流量が目標負荷に対応した一定の蒸
気流量となるように抽気装置での抽気量を制御する抽気
制御装置とを備えたものである。
【0012】請求項1の発明では、数時間から1日程度
の短時間の日負荷追従連転を行う場合に、初めに制御棒
で反応度調節を行い、その後のキセノンの増減に伴う反
応度の増減については、タービンに供給される蒸気流量
を目標負荷に対応した一定の蒸気流量となるように抽気
装置での抽気量を制御することにより、給水温度による
調節を行って出力調節運転を行う。
の短時間の日負荷追従連転を行う場合に、初めに制御棒
で反応度調節を行い、その後のキセノンの増減に伴う反
応度の増減については、タービンに供給される蒸気流量
を目標負荷に対応した一定の蒸気流量となるように抽気
装置での抽気量を制御することにより、給水温度による
調節を行って出力調節運転を行う。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、日負荷追従運転時における制御棒の挿入単位を燃料
有効部の1/20以上とし、原子炉の冷却材の循環は自
然循環で行うようにしたものである。
て、日負荷追従運転時における制御棒の挿入単位を燃料
有効部の1/20以上とし、原子炉の冷却材の循環は自
然循環で行うようにしたものである。
【0014】請求項2の発明では、制御捧挿入単位が燃
料有効部の1/20以上として構造を簡単化し、制御捧
駆動装置のコストを削減する。
料有効部の1/20以上として構造を簡単化し、制御捧
駆動装置のコストを削減する。
【0015】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、1台又は複数台の給水温度制御用給水
加熱器を設け、最上流段の給水温度制御用給水加熱器の
みを給水と抽気蒸気とが直接混合される方式の混合型給
水加熱器とし、それ以外の給水温度制御用給水加熱器を
給水と抽気蒸気とが非接触で熱交換する熱交換型給水加
熱器としたものである。
の発明において、1台又は複数台の給水温度制御用給水
加熱器を設け、最上流段の給水温度制御用給水加熱器の
みを給水と抽気蒸気とが直接混合される方式の混合型給
水加熱器とし、それ以外の給水温度制御用給水加熱器を
給水と抽気蒸気とが非接触で熱交換する熱交換型給水加
熱器としたものである。
【0016】請求項3の発明では、給水温度制御用給水
加熱器のうち少なくとも1台は、給水と抽気蒸気とが直
接混合される方式の混合給水加熱器とし、抽気蒸気の熱
エネルギーを効率的にすべて給水に戻して熱のロスがな
いようにし、また、タービン側の再熱量に影響を与えな
いようにする。
加熱器のうち少なくとも1台は、給水と抽気蒸気とが直
接混合される方式の混合給水加熱器とし、抽気蒸気の熱
エネルギーを効率的にすべて給水に戻して熱のロスがな
いようにし、また、タービン側の再熱量に影響を与えな
いようにする。
【0017】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、1台又は複数台の給水温度制御用給水
加熱器を設け、給水温度制御用給水加熱器は給水と袖気
蒸気とが非接触で熱交換する熱交換型給水加熱器であ
り、最上流段の給水温度制御用給水加熱器からのドレン
水をドレンポンプにより給水に混合するようにしたもの
である。
の発明において、1台又は複数台の給水温度制御用給水
加熱器を設け、給水温度制御用給水加熱器は給水と袖気
蒸気とが非接触で熱交換する熱交換型給水加熱器であ
り、最上流段の給水温度制御用給水加熱器からのドレン
水をドレンポンプにより給水に混合するようにしたもの
である。
【0018】請求項4の発明では、最終段の熱交換型給
水加熱器のドレン水をドレンポンプにより給水に混合
し、抽気蒸気の熱エネルギーを効率的にすべて給水に戻
して熱のロスがないようにすると共に、タービン側の再
熱量に影響を与えないようにする。
水加熱器のドレン水をドレンポンプにより給水に混合
し、抽気蒸気の熱エネルギーを効率的にすべて給水に戻
して熱のロスがないようにすると共に、タービン側の再
熱量に影響を与えないようにする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態を示す構成図で
ある。この第1の実施の形態は、図5に示した従来例の
ものに対し、原子炉3からタービン4に供給される主蒸
気の一部を抽気する抽気装置16と、抽気装置16から
の抽気により原子炉3に供給される給水を加熱する給水
温度制御用給水加熱器18と、タービン4に供給される
蒸気流量が目標負荷に対応した一定の蒸気流量となるよ
うに抽気装置16での抽気量を制御する抽気制御装置1
7とを備えたものである。その他の構成は、図5に示し
た従来例と同一であるので、同一要素には同一符号を付
しその説明は省略する。
する。図1は本発明の第1の実施の形態を示す構成図で
ある。この第1の実施の形態は、図5に示した従来例の
ものに対し、原子炉3からタービン4に供給される主蒸
気の一部を抽気する抽気装置16と、抽気装置16から
の抽気により原子炉3に供給される給水を加熱する給水
温度制御用給水加熱器18と、タービン4に供給される
蒸気流量が目標負荷に対応した一定の蒸気流量となるよ
うに抽気装置16での抽気量を制御する抽気制御装置1
7とを備えたものである。その他の構成は、図5に示し
た従来例と同一であるので、同一要素には同一符号を付
しその説明は省略する。
【0020】図1において、原子炉3の出口と高圧ター
ビン4との間に抽気装置16を設置し、高圧タービン4
に注入される主蒸気が日負荷で定まる目標値となるよう
抽気量を抽気制御装置17により制御する。
ビン4との間に抽気装置16を設置し、高圧タービン4
に注入される主蒸気が日負荷で定まる目標値となるよう
抽気量を抽気制御装置17により制御する。
【0021】抽気された主蒸気は、抽気配管19を通っ
て給水温度制御用給水加熱器18に供給される。給水温
度制御用給水加熱器18は、最終段の高圧給水加熱器1
3bの下流と原子炉3の入口との間に設置され、給水と
抽気蒸気とが直接混合される方式の混合型給水加熱器を
使用している。すなわち、給水温度制御用給水加熱器1
8において、最終段の高圧給水加熱器13bからの給水
と抽気された主蒸気とが混合され、給水がさらに昇温さ
れる。そして、昇温された給水は原子炉2に給水され
る。なお、この給水温度制御用給水加熱器18としてス
チームインジェクターを用いることもできる。
て給水温度制御用給水加熱器18に供給される。給水温
度制御用給水加熱器18は、最終段の高圧給水加熱器1
3bの下流と原子炉3の入口との間に設置され、給水と
抽気蒸気とが直接混合される方式の混合型給水加熱器を
使用している。すなわち、給水温度制御用給水加熱器1
8において、最終段の高圧給水加熱器13bからの給水
と抽気された主蒸気とが混合され、給水がさらに昇温さ
れる。そして、昇温された給水は原子炉2に給水され
る。なお、この給水温度制御用給水加熱器18としてス
チームインジェクターを用いることもできる。
【0022】ここで、出力運転時の原子炉3の蒸気圧力
は約70気圧に制御されており、原子炉出口の主蒸気温
度は70気圧の飽和温度の約280℃となっている。そ
こで、給水温度制御用給水加熱器18の出口の温度上限
を燃料集合体出力が限界出力を超過しないよう設定す
る。つまり、給水温度増加により原子炉3の限界出力が
減少するので、原子炉3の出力密度、炉心流量、燃料の
限界出力特性等を考慮して、燃料集合体出力が限界出力
を超過しないよう設定する。その条件温度は、例えば従
来と同様に約220℃とする。
は約70気圧に制御されており、原子炉出口の主蒸気温
度は70気圧の飽和温度の約280℃となっている。そ
こで、給水温度制御用給水加熱器18の出口の温度上限
を燃料集合体出力が限界出力を超過しないよう設定す
る。つまり、給水温度増加により原子炉3の限界出力が
減少するので、原子炉3の出力密度、炉心流量、燃料の
限界出力特性等を考慮して、燃料集合体出力が限界出力
を超過しないよう設定する。その条件温度は、例えば従
来と同様に約220℃とする。
【0023】給水温度制御用給水加熱器18の出口の温
度下限は、負荷追従必要な反応度調整幅に対応した値に
設定する。100%出力時のキセノンの反応度は3%Δ
k程度であり、10%の負荷増加すなわち10%の電気
出力増加に対してはキセノン反応度の増減幅はせいぜい
0.5%Δk程度となる。給水温度の変化による炉心反
応度の変化の感度は0.01%Δk/℃となることから
給水温度の制御幅はせいぜい50℃とすればよく、従っ
てこの場合の温度下限は170℃となる。
度下限は、負荷追従必要な反応度調整幅に対応した値に
設定する。100%出力時のキセノンの反応度は3%Δ
k程度であり、10%の負荷増加すなわち10%の電気
出力増加に対してはキセノン反応度の増減幅はせいぜい
0.5%Δk程度となる。給水温度の変化による炉心反
応度の変化の感度は0.01%Δk/℃となることから
給水温度の制御幅はせいぜい50℃とすればよく、従っ
てこの場合の温度下限は170℃となる。
【0024】次に、数時間から1日程度の短時間の日負
荷追従連転を行う場合について説明する。図2は、日負
荷追従として出力を10%増加した場合の制御捧操作に
対しての各プロセス量の変化を示す特性図である。
荷追従連転を行う場合について説明する。図2は、日負
荷追従として出力を10%増加した場合の制御捧操作に
対しての各プロセス量の変化を示す特性図である。
【0025】原子炉出力(熱出力)は、出力増加前は一
定となっており、発電機7の電気出力も一定となってい
る。日負荷追従制御により制御棒を目標反応度となるま
で急速に引き抜くと、制御棒操作後の原子炉出力は短時
間で立ち上がる。タービン4への蒸気は原子炉出力の立
ち上がりの速度と同程度の速度で増加させる。給水量に
ついても原子炉出力の立ち上がり速度と同程度の速度で
増加させる。その結果、給水温度制御のために抽気され
る抽気蒸気量も原子炉出力の立ち上がりの速度と同程度
の速度で立ち上がる。
定となっており、発電機7の電気出力も一定となってい
る。日負荷追従制御により制御棒を目標反応度となるま
で急速に引き抜くと、制御棒操作後の原子炉出力は短時
間で立ち上がる。タービン4への蒸気は原子炉出力の立
ち上がりの速度と同程度の速度で増加させる。給水量に
ついても原子炉出力の立ち上がり速度と同程度の速度で
増加させる。その結果、給水温度制御のために抽気され
る抽気蒸気量も原子炉出力の立ち上がりの速度と同程度
の速度で立ち上がる。
【0026】原子炉出力が比較的短時間に立ち上がった
後、キセノンの濃度変化は、原子炉出力増加後はキセノ
ンの親核種であるヨウ素の濃度が平衡濃度より低くかつ
キセノンの消滅速度が早まるため、その後一時的に濃度
が減少する。そして、極小値となった後に次第に増加に
転じ、出力増加以前よりも濃度が高い状態で平衡とな
る。このキセノン変化の時間はおよそ6時間程度とな
る。キセノンによる負の反応度の変化はキセノンの濃度
と比例関係となる。
後、キセノンの濃度変化は、原子炉出力増加後はキセノ
ンの親核種であるヨウ素の濃度が平衡濃度より低くかつ
キセノンの消滅速度が早まるため、その後一時的に濃度
が減少する。そして、極小値となった後に次第に増加に
転じ、出力増加以前よりも濃度が高い状態で平衡とな
る。このキセノン変化の時間はおよそ6時間程度とな
る。キセノンによる負の反応度の変化はキセノンの濃度
と比例関係となる。
【0027】キセノン濃度が変化している区間での原子
炉出力は、抽気による給水温度制御によってほぼ一定に
保たれる。この間、キセノンの反応度をちょうど打ち消
すだけの給水温度変化が与えられている。すなわち、キ
セノンの反応度が正の場合は給水温度は高く、負の場合
は低くなっている。また、この間の抽気蒸気の流量はキ
セノン反応度が正となっている間は抽気が平衡値より大
きく、原子炉3の出口エンタルピーが増加している。原
子炉3から見た給水温度はこの時上昇しており給水のエ
ンタルピーが大きくなっている。原子炉3の熱出力はほ
ぼ一定であり、したがって原子炉3の出口のエンタルピ
ーと給水のエンタルピーとの差は一定で推移している。
炉出力は、抽気による給水温度制御によってほぼ一定に
保たれる。この間、キセノンの反応度をちょうど打ち消
すだけの給水温度変化が与えられている。すなわち、キ
セノンの反応度が正の場合は給水温度は高く、負の場合
は低くなっている。また、この間の抽気蒸気の流量はキ
セノン反応度が正となっている間は抽気が平衡値より大
きく、原子炉3の出口エンタルピーが増加している。原
子炉3から見た給水温度はこの時上昇しており給水のエ
ンタルピーが大きくなっている。原子炉3の熱出力はほ
ぼ一定であり、したがって原子炉3の出口のエンタルピ
ーと給水のエンタルピーとの差は一定で推移している。
【0028】すなわち、負荷追従のための制御捧操作を
行うと、その後のキセノン濃度の過渡的な変動により数
時間に渡り炉心反応度が変動する。例えば、出力を増加
させた場合は、当初はキセノン濃度が低下して正の反応
度が生じ、次第にキセノン濃度が出力変更以前よりも高
い平衡濃度に近づき負の反応が加わる。この時、タービ
ン4にいく蒸気を一定に保つ抽気制御を行った場合、過
渡的な出力増加による主蒸気量の増加分は抽気蒸気の増
加となり、抽気温度制御用給水加熱器18の熱入力が増
加して給水温度を増加させる。
行うと、その後のキセノン濃度の過渡的な変動により数
時間に渡り炉心反応度が変動する。例えば、出力を増加
させた場合は、当初はキセノン濃度が低下して正の反応
度が生じ、次第にキセノン濃度が出力変更以前よりも高
い平衡濃度に近づき負の反応が加わる。この時、タービ
ン4にいく蒸気を一定に保つ抽気制御を行った場合、過
渡的な出力増加による主蒸気量の増加分は抽気蒸気の増
加となり、抽気温度制御用給水加熱器18の熱入力が増
加して給水温度を増加させる。
【0029】給水温度が増加すると原子炉3に負の反応
度が加わり、原子炉出力は自律的にタービン4側にいく
蒸気量に対応した熱出力に落ちつくことになる。キセノ
ン濃度変化が時間的に連続的に変化してもタービン4側
への蒸気は一定で原子炉出力と電気出力とを一定に保つ
ように変化するため、キセノン濃度の過渡的変動に対す
る制御棒による反応度調節は不要となる。なお、出力を
低下させる場合についても、作用が逆となるたけであ
り、キセノン濃度変動に対する制御捧操作は不要であ
る。
度が加わり、原子炉出力は自律的にタービン4側にいく
蒸気量に対応した熱出力に落ちつくことになる。キセノ
ン濃度変化が時間的に連続的に変化してもタービン4側
への蒸気は一定で原子炉出力と電気出力とを一定に保つ
ように変化するため、キセノン濃度の過渡的変動に対す
る制御棒による反応度調節は不要となる。なお、出力を
低下させる場合についても、作用が逆となるたけであ
り、キセノン濃度変動に対する制御捧操作は不要であ
る。
【0030】この第1の実施の形態によれば、発電機7
の電気出力を増加させるためには、制御棒を出力変化に
合致した分だけ最初に操作して以後操作せず、その後は
タービン4に供給する蒸気流量を一定となるよう抽気蒸
気を制御するのみでよい。このように、タービン熱効率
に影響のない給水温度制御系を持つ原子炉において、特
に再循環系のない自然循環型の原子炉では制御棒操作を
最小限にして負荷追従が可能である。なお、強制循環炉
においても同様な系統を設けることによって、同じよう
な制御が可能なことはいうまでもない。
の電気出力を増加させるためには、制御棒を出力変化に
合致した分だけ最初に操作して以後操作せず、その後は
タービン4に供給する蒸気流量を一定となるよう抽気蒸
気を制御するのみでよい。このように、タービン熱効率
に影響のない給水温度制御系を持つ原子炉において、特
に再循環系のない自然循環型の原子炉では制御棒操作を
最小限にして負荷追従が可能である。なお、強制循環炉
においても同様な系統を設けることによって、同じよう
な制御が可能なことはいうまでもない。
【0031】また、制御棒の操作が最小限となってお
り、炉心の出力分布を歪ませる影響が小さく熱的余裕を
大きく取った運転が可能である。負荷追従時に、制御捧
操作以後必要な操作は抽気量の調節のみであり、制御棒
と比較すると制御すべきパラメータが大幅に減少してお
り制御が容易となるのは明らかである。これによって運
転員の操作が容易となり負担が減少する。
り、炉心の出力分布を歪ませる影響が小さく熱的余裕を
大きく取った運転が可能である。負荷追従時に、制御捧
操作以後必要な操作は抽気量の調節のみであり、制御棒
と比較すると制御すべきパラメータが大幅に減少してお
り制御が容易となるのは明らかである。これによって運
転員の操作が容易となり負担が減少する。
【0032】以上のように、第1の実施の形態では、タ
ービン入口以前の主蒸気の一部を抽気してタービン4へ
の供給蒸気を一定に調節すると共に、抽気した蒸気を給
水温度制御用給水加熱器18に注入して給水温度を調節
する。つまり、数時間から1日程度の短時間の負荷追従
運転を行う場合には、初めに制御棒で反応度調節を行
い、その後のキセノンの増減に伴う反応度の増減につい
ては給水温度制御用給水加熱器による調節を行って出力
を一定に維持する運転を行う。
ービン入口以前の主蒸気の一部を抽気してタービン4へ
の供給蒸気を一定に調節すると共に、抽気した蒸気を給
水温度制御用給水加熱器18に注入して給水温度を調節
する。つまり、数時間から1日程度の短時間の負荷追従
運転を行う場合には、初めに制御棒で反応度調節を行
い、その後のキセノンの増減に伴う反応度の増減につい
ては給水温度制御用給水加熱器による調節を行って出力
を一定に維持する運転を行う。
【0033】したがって、タービンの熱効率を変動させ
ることなく数時間から1日程度の短時間の負荷追従運転
を行うことが可能となり、簡素で運転の容易な出力調節
運転を行うことができる。
ることなく数時間から1日程度の短時間の負荷追従運転
を行うことが可能となり、簡素で運転の容易な出力調節
運転を行うことができる。
【0034】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。この第2の実施の形態は、日負荷追従運転時におけ
る制御棒の挿入単位を、燃料有効部の1/20以上とし
たものである。これにより、自然循環方式で原子炉を冷
却しかつ強制循環型原子炉と同程度の冷却材流量を確保
する。
る。この第2の実施の形態は、日負荷追従運転時におけ
る制御棒の挿入単位を、燃料有効部の1/20以上とし
たものである。これにより、自然循環方式で原子炉を冷
却しかつ強制循環型原子炉と同程度の冷却材流量を確保
する。
【0035】日負荷追従運転時の出力変動時の制御棒操
作は、出力調整の初めの時点だけとする。さらに再循環
装置のある強制循環型沸騰水型原子炉と同程度の制御捧
駆動装置により反応度制御を行う。強制循環型沸騰水型
原子炉では通常炉心有効長のせいぜい1/25程度以上
の位置決め能力で十分実用的であり、自然循環炉では通
常、炉心有効長さが強制循環炉の80%程度となってい
ることから、自然循環炉に適用する場合は1/20程度
で十分制御が可能となる。
作は、出力調整の初めの時点だけとする。さらに再循環
装置のある強制循環型沸騰水型原子炉と同程度の制御捧
駆動装置により反応度制御を行う。強制循環型沸騰水型
原子炉では通常炉心有効長のせいぜい1/25程度以上
の位置決め能力で十分実用的であり、自然循環炉では通
常、炉心有効長さが強制循環炉の80%程度となってい
ることから、自然循環炉に適用する場合は1/20程度
で十分制御が可能となる。
【0036】すなわち、この第2の実施の形態では、原
子炉を自然循環炉方式で冷却するものとする。この場
合、冷却材の循環を水位による水頭差のみで行うため、
炉心有効高さを削減して炉心2での圧力損失を減らすこ
とによって十分な冷却材流量を維持するための設計を適
用する。
子炉を自然循環炉方式で冷却するものとする。この場
合、冷却材の循環を水位による水頭差のみで行うため、
炉心有効高さを削減して炉心2での圧力損失を減らすこ
とによって十分な冷却材流量を維持するための設計を適
用する。
【0037】この第2の実施の形態では、炉心2の高さ
を強制循環炉で用いられている高さの約80%とし、循
環流量は強制循環で用いられる流量とほぼ同じ流量を確
保する。したがって、自然循環炉とした場合の炉心有効
高さを強制循環炉で用いられている約3.7mの80%
の約3mとする。また、この場合、負荷追従は第1の実
施の形態で示したと同様な制御棒と給水温度の両方で行
う。必要な制御棒挿入単位長さは従来の再循環型原子炉
で使用する制御棒挿入単位と同程度でよく、約15cm
程度とすればよい。したがって、炉心2の有効高さを3
mとした場合は、挿入単位は炉心有効高さの1/20程
度で十分出力制御が可能である。
を強制循環炉で用いられている高さの約80%とし、循
環流量は強制循環で用いられる流量とほぼ同じ流量を確
保する。したがって、自然循環炉とした場合の炉心有効
高さを強制循環炉で用いられている約3.7mの80%
の約3mとする。また、この場合、負荷追従は第1の実
施の形態で示したと同様な制御棒と給水温度の両方で行
う。必要な制御棒挿入単位長さは従来の再循環型原子炉
で使用する制御棒挿入単位と同程度でよく、約15cm
程度とすればよい。したがって、炉心2の有効高さを3
mとした場合は、挿入単位は炉心有効高さの1/20程
度で十分出力制御が可能である。
【0038】このように、制御捧駆動装置については制
御捧挿入単位が燃料有効部の1/20以上として、構造
を簡単化して制御捧駆動装置のコストを削減する。
御捧挿入単位が燃料有効部の1/20以上として、構造
を簡単化して制御捧駆動装置のコストを削減する。
【0039】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図3は本発明の第3の実施の形態を示すプラント構
成図である。この第3の実施の形態は、図1に示す第1
の実施の形態に対し、3台の給水温度制御用給水加熱器
31、32、33を設け、最上流段の給水温度制御用給
水加熱器31のみを給水と抽気蒸気とが直接混合される
方式の混合型給水加熱器とし、それ以外の給水温度制御
用給水加熱器32、33を給水と抽気蒸気とが非接触で
熱交換する熱交換型給水加熱器としたものである。
る。図3は本発明の第3の実施の形態を示すプラント構
成図である。この第3の実施の形態は、図1に示す第1
の実施の形態に対し、3台の給水温度制御用給水加熱器
31、32、33を設け、最上流段の給水温度制御用給
水加熱器31のみを給水と抽気蒸気とが直接混合される
方式の混合型給水加熱器とし、それ以外の給水温度制御
用給水加熱器32、33を給水と抽気蒸気とが非接触で
熱交換する熱交換型給水加熱器としたものである。
【0040】図3において、3台の給水温度制御用給水
加熱器31、32、33を、給水の上流側からそれぞれ
上流給水加熱器31、中流給水加熱器32、下流給水加
熱器33とし、上流給水加熱器31は混合型給水加熱器
とする。この3台の給水温度制御用給水加熱器31、3
2、33により、給水を最大約50℃上昇できるように
設定されている。下流給水加熱器33の排気ドレン34
は中流給水加熱器32に加熱源として注入され、さら
に、この排気ドレン35は上流給水加熱器31の加熱源
となる。また、上流給水加熱器31は混合型加熱器であ
るので、排気ドレンがない。
加熱器31、32、33を、給水の上流側からそれぞれ
上流給水加熱器31、中流給水加熱器32、下流給水加
熱器33とし、上流給水加熱器31は混合型給水加熱器
とする。この3台の給水温度制御用給水加熱器31、3
2、33により、給水を最大約50℃上昇できるように
設定されている。下流給水加熱器33の排気ドレン34
は中流給水加熱器32に加熱源として注入され、さら
に、この排気ドレン35は上流給水加熱器31の加熱源
となる。また、上流給水加熱器31は混合型加熱器であ
るので、排気ドレンがない。
【0041】一般に、通常の給水加熱器は1段で最大3
0℃程度の給水温度増加能力があるため、通常の給水加
熱器を適用した場合には、3台で約90℃まで給水温度
の制御幅が実現できる。このように給水温度制御のため
の給水加熱器を複数としても、最上流の給水加熱器31
を混合型とすることによって、排気がなくなり熱のロス
がなくなる。さらに、タービン側への熱量の変動の伝達
がなくなるため、抽気流量変動によるタービン熱効率の
変動がなくなる。このため、電気出力制御が容易にな
る。
0℃程度の給水温度増加能力があるため、通常の給水加
熱器を適用した場合には、3台で約90℃まで給水温度
の制御幅が実現できる。このように給水温度制御のため
の給水加熱器を複数としても、最上流の給水加熱器31
を混合型とすることによって、排気がなくなり熱のロス
がなくなる。さらに、タービン側への熱量の変動の伝達
がなくなるため、抽気流量変動によるタービン熱効率の
変動がなくなる。このため、電気出力制御が容易にな
る。
【0042】この第3の実施の形態では、給水温度制御
用給水加熱器を3台とした例を示したが、原理的には最
上流を混合型とすれば同様な効果が得られると共に、給
水加熱器台数を増やすほど給水温度制御幅を増大できる
ことは明らかである。この様に、第3の実施の形態にお
いては、熱効率変化がなく、かつタービンへの入力蒸気
量が一定に保たれるため、発電量も一定に保つことがで
きる。
用給水加熱器を3台とした例を示したが、原理的には最
上流を混合型とすれば同様な効果が得られると共に、給
水加熱器台数を増やすほど給水温度制御幅を増大できる
ことは明らかである。この様に、第3の実施の形態にお
いては、熱効率変化がなく、かつタービンへの入力蒸気
量が一定に保たれるため、発電量も一定に保つことがで
きる。
【0043】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図4は、本発明の第4の実施の形態を示すプラント
構成図である。この第4の実施の形態は、3台の給水温
度制御用給水加熱器41、42、43を設け、これら3
台の給水温度制御用給水加熱器41、42、43は、給
水と袖気蒸気とが非接触で熱交換する熱交換型給水加熱
器であり、最上流段の給水温度制御用給水加熱器41か
らのドレン水をドレンポンプ44により給水に混合する
ようにしたものである。
る。図4は、本発明の第4の実施の形態を示すプラント
構成図である。この第4の実施の形態は、3台の給水温
度制御用給水加熱器41、42、43を設け、これら3
台の給水温度制御用給水加熱器41、42、43は、給
水と袖気蒸気とが非接触で熱交換する熱交換型給水加熱
器であり、最上流段の給水温度制御用給水加熱器41か
らのドレン水をドレンポンプ44により給水に混合する
ようにしたものである。
【0044】図4において、3台の給水温度制御給水加
熱器を、給水の上流側からそれぞれ上流給水加熱器4
1、中流給水加熱器42、下流給水加熱器43とし、上
流給水加熱器41の上流にはその排気ドレンを昇圧して
上流給水加熱器13bへの給水に混合するドレンポンブ
44を設置する。また、これら給水加熱器41、42、
43はすべて熱交換型給水加熱器とする。この3台の給
水加熱器41、42、43により、給水を最大約50℃
上昇できるように設定されている。
熱器を、給水の上流側からそれぞれ上流給水加熱器4
1、中流給水加熱器42、下流給水加熱器43とし、上
流給水加熱器41の上流にはその排気ドレンを昇圧して
上流給水加熱器13bへの給水に混合するドレンポンブ
44を設置する。また、これら給水加熱器41、42、
43はすべて熱交換型給水加熱器とする。この3台の給
水加熱器41、42、43により、給水を最大約50℃
上昇できるように設定されている。
【0045】下流給水加熱器43の排気ドレン45は中
流給水加熱器42に加熱源として注入され、さらにこの
排気ドレン46は上流給水加熱器41の加熱源となる。
また上流給水加熱器41の排気ドレンはドレンポンプ4
4により給水に混合される。
流給水加熱器42に加熱源として注入され、さらにこの
排気ドレン46は上流給水加熱器41の加熱源となる。
また上流給水加熱器41の排気ドレンはドレンポンプ4
4により給水に混合される。
【0046】この第4の実施の形態の場合も、抽気蒸気
の熱エネルギーはすべて給水に戻されるため、第3の実
施の形態とほぼ同じ効果となる。さらに、この第4の実
施の形態では給水加熱器41、42、43をすべて熱交
換型としドレンポンプ44を設けた構成であるので、現
在実用となっている装置のみで実現できる。
の熱エネルギーはすべて給水に戻されるため、第3の実
施の形態とほぼ同じ効果となる。さらに、この第4の実
施の形態では給水加熱器41、42、43をすべて熱交
換型としドレンポンプ44を設けた構成であるので、現
在実用となっている装置のみで実現できる。
【0047】この第4の実施の形態によれば、抽気の熱
量はすべてこの給水温度制御給水加熱器41、42、4
3の内部に取り込まれることとなり、タービン側に属す
る給水加熱器13、11の熱バランスに影響を与えるこ
とがない。また、熱効率変化がなく、かつタービン4へ
の入力蒸気量が一定に保たれるため、発電量も一定に保
つことができる。さらに、混合型給水加熱器を用いてい
ないので、保守が容易である。したがって、製造コス卜
や保守コストの低減が可能となる。
量はすべてこの給水温度制御給水加熱器41、42、4
3の内部に取り込まれることとなり、タービン側に属す
る給水加熱器13、11の熱バランスに影響を与えるこ
とがない。また、熱効率変化がなく、かつタービン4へ
の入力蒸気量が一定に保たれるため、発電量も一定に保
つことができる。さらに、混合型給水加熱器を用いてい
ないので、保守が容易である。したがって、製造コス卜
や保守コストの低減が可能となる。
【0048】ここで、タービン途中から抽気して給水加
熱器に用いる抽気蒸気量を給水量と比例させることによ
って給水温度制御用給水加熱器に注入される給水の温度
を原子炉の出力によらず一定とするようにしても良い。
これによって、給水温度制御用給水加熱器に注入される
給水条件を一定にして抽気蒸気による給水温度制御を簡
単かつ容易にすることができる。
熱器に用いる抽気蒸気量を給水量と比例させることによ
って給水温度制御用給水加熱器に注入される給水の温度
を原子炉の出力によらず一定とするようにしても良い。
これによって、給水温度制御用給水加熱器に注入される
給水条件を一定にして抽気蒸気による給水温度制御を簡
単かつ容易にすることができる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、原
子炉からの主蒸気を抽気する抽気装置及びこの抽気装置
からの抽気量にて給水の温度を加熱する給水温度制御用
給水加熱器を設け、抽気装置からの抽気量を調整するこ
とのみで炉心の熱特性を悪化させることなく負荷追従運
転ができる。しかも、負荷追従時の運転を簡素化とし運
転員の負担を少なくできると共に、熱的余裕を大きく取
った運転ができる。また制御捧挿入単位の大きい簡素な
制御棒を用いることができ、部品点数が少なく製造コス
トを削減することができる。
子炉からの主蒸気を抽気する抽気装置及びこの抽気装置
からの抽気量にて給水の温度を加熱する給水温度制御用
給水加熱器を設け、抽気装置からの抽気量を調整するこ
とのみで炉心の熱特性を悪化させることなく負荷追従運
転ができる。しかも、負荷追従時の運転を簡素化とし運
転員の負担を少なくできると共に、熱的余裕を大きく取
った運転ができる。また制御捧挿入単位の大きい簡素な
制御棒を用いることができ、部品点数が少なく製造コス
トを削減することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すプラント構成
図。
図。
【図2】本発明の第1の実施の形態において日負荷追従
として出力を10%増加した場合の制御捧操作に対して
の各プロセス量の変化を示す特性図。
として出力を10%増加した場合の制御捧操作に対して
の各プロセス量の変化を示す特性図。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示すプラント構成
図。
図。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示すプラント構成
図。
図。
【図5】従来例を示すプラント構成図。
2 炉心 3 原子炉 4 高圧タービン 5 湿分分離加熱器 6 低圧タービン 7 発電機 8 復水器 9 復水ポンプ 10 復水タンク 11 低圧給水加熱器 12 給水ポンプ 13 高圧給水加熱器 16 抽気装置 17 抽気制御装置 18 給水温度制御用給水加熱器 19 抽気配管 31 上流給水加熱器 32 中流給水加熱器 33 下流給水加熱器 34、35 排気ドレン 41 上流給水加熱器 42 中流給水加熱器 43 下流給水加熱器 44 ドレンポンプ 45、46 排気ドレン
Claims (4)
- 【請求項1】 原子炉における制御棒の挿入位置を調節
して反応度調節を行い日負荷追従連転を行うようにした
沸騰水型原子力発電プラントにおいて、前記原子炉から
タービンに供給される主蒸気の一部を抽気する抽気装置
と、前記抽気装置からの抽気により前記原子炉に供給さ
れる給水を加熱する給水温度制御用給水加熱器と、前記
タービンに供給される蒸気流量が目標負荷に対応した一
定の蒸気流量となるように前記抽気装置での抽気量を制
御する抽気制御装置とを備えたことを特徴とする沸騰水
型原子力発電プラント。 - 【請求項2】 前記日負荷追従運転時における前記制御
棒の挿入単位を燃料有効部の1/20以上とし、原子炉
の冷却材の循環は自然循環で行うようにしたことを特徴
とする請求項1に記載の沸騰水型原子力発電プラント。 - 【請求項3】 1台又は複数台の前記給水温度制御用給
水加熱器を設け、最上流段の給水温度制御用給水加熱器
のみを給水と抽気蒸気とが直接混合される方式の混合型
給水加熱器とし、それ以外の給水温度制御用給水加熱器
を給水と抽気蒸気とが非接触で熱交換する熱交換型給水
加熱器としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に
記載の沸騰水型原子力発電プラント。 - 【請求項4】 1台又は複数台の前記給水温度制御用給
水加熱器を設け、前記給水温度制御用給水加熱器は給水
と袖気蒸気とが非接触で熱交換する熱交換型給水加熱器
であり、最上流段の給水温度制御用給水加熱器からのド
レン水をドレンポンプにより給水に混合するようにした
こと特徴とする請求項1又は請求項2に記載の沸騰水型
原子力発電プラント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8147869A JPH09304586A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 沸騰水型原子力発電プラント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8147869A JPH09304586A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 沸騰水型原子力発電プラント |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09304586A true JPH09304586A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=15440086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8147869A Pending JPH09304586A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 沸騰水型原子力発電プラント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09304586A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007225461A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Hitachi Ltd | 原子炉の出力制御方法及び原子炉プラント |
| JP2007232394A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-13 | Hitachi Ltd | 自然循環型原子炉の出力制御装置、自然循環型原子炉の発電システム及び自然循環型原子炉の出力制御方法 |
| JP2017194312A (ja) * | 2016-04-19 | 2017-10-26 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 原子力プラントの出力制御装置及び方法 |
| JP2023154381A (ja) * | 2022-04-06 | 2023-10-19 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 炉心の制御方法 |
| JP2024081971A (ja) * | 2022-12-07 | 2024-06-19 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 炉心の制御方法 |
-
1996
- 1996-05-20 JP JP8147869A patent/JPH09304586A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007225461A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Hitachi Ltd | 原子炉の出力制御方法及び原子炉プラント |
| JP2007232394A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-13 | Hitachi Ltd | 自然循環型原子炉の出力制御装置、自然循環型原子炉の発電システム及び自然循環型原子炉の出力制御方法 |
| JP2017194312A (ja) * | 2016-04-19 | 2017-10-26 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 原子力プラントの出力制御装置及び方法 |
| JP2023154381A (ja) * | 2022-04-06 | 2023-10-19 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 炉心の制御方法 |
| JP2024081971A (ja) * | 2022-12-07 | 2024-06-19 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 炉心の制御方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN114991893B (zh) | 一种用于深度调峰的前置汽轮机系统及运行方法 | |
| JP4818391B2 (ja) | 蒸気タービンプラント及びその運転方法 | |
| CN112768101A (zh) | 一种高温气冷堆核电机组滑压启动的系统和方法 | |
| US3175953A (en) | Steam-cooled nuclear reactor power plant | |
| Jillani et al. | Design and evaluation of control strategies and control methods for supercritical CO2 Brayton cycle directly cooled reactor system | |
| JPH09304586A (ja) | 沸騰水型原子力発電プラント | |
| CN116951535B (zh) | 一种压水堆核能热电联产控制方法及系统 | |
| CN106246251A (zh) | 联合循环热电联供系统及其高排抽汽控制方法 | |
| CN112768100A (zh) | 一种中间汽水分离的直流蒸汽发生的系统和方法 | |
| US4343682A (en) | Plant having feed water heating means for nuclear units during plant start up and method of operating the same | |
| JPH1113488A (ja) | 蒸気冷却型ガスタービンを用いた排気再燃コンバインドプラント | |
| CN214671852U (zh) | 一种高温气冷堆核电机组滑压启动的系统 | |
| JPH08233989A (ja) | 原子力発電プラント及び運転方法 | |
| JP4619398B2 (ja) | 原子力プラントの運転方法及び原子力プラント | |
| JPS5844240B2 (ja) | 沸騰水型原子力発電所の運転方法 | |
| JP4982270B2 (ja) | 原子炉の運転方法及び原子力発電プラント | |
| JPH0894793A (ja) | 自然循環沸騰水型原子炉の起動方法 | |
| JPH11166403A (ja) | タービンバイパス蒸気供給装置 | |
| JPS5819240B2 (ja) | 高速増殖炉炉入口ナトリウム温度の制御方法と装置 | |
| JP4449620B2 (ja) | 原子力プラント及びその運転方法 | |
| JP2008304264A (ja) | 原子力プラント及びその運転方法 | |
| JPS5993103A (ja) | 原子力発電プラント | |
| JP2007232500A (ja) | 原子炉の運転方法及び原子力発電プラント | |
| JP3221738B2 (ja) | 変圧貫流ボイラの蒸気温度制御装置 | |
| JPH05296407A (ja) | 排気再燃形コンバインドサイクル発電設備 |