JPH0930500A - 無重力落下シミュレータ装置 - Google Patents

無重力落下シミュレータ装置

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Publication number
JPH0930500A
JPH0930500A JP20187295A JP20187295A JPH0930500A JP H0930500 A JPH0930500 A JP H0930500A JP 20187295 A JP20187295 A JP 20187295A JP 20187295 A JP20187295 A JP 20187295A JP H0930500 A JPH0930500 A JP H0930500A
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JP
Japan
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capsule
guide
guide pipe
wire rope
falling
Prior art date
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Pending
Application number
JP20187295A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Izuka
貞夫 夷塚
Katsuichi Suzuki
勝一 鈴木
Shinichi Minami
信一 南
Toshiki Kabutomori
俊樹 兜森
Toshimitsu Goto
敏満 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP20187295A priority Critical patent/JPH0930500A/ja
Publication of JPH0930500A publication Critical patent/JPH0930500A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイドパイプに充分な剛性を得ることができ
ず、ガイドパイプを小さくして落下カプセルの空気抵抗
を抑制することが不可能であり、無重力落下状態が良好
に得られない。 【解決手段】 各ガイドパイプ4内にワイヤロープ12
を通し、ガイドパイプ4及びワイヤロープ12の下端部
が基盤50に固定されると共に、ガイドパイプ4及びワ
イヤロープ12の上端部が、基盤50上に固設した支柱
2に設けた架台2aに固定され、前記ガイドパイプ4及
びワイヤロープ12の一端部が、テンション装置3を介
して基盤50又は架台2aに固定され、該テンション装
置3が、ガイドパイプ4を上下方向に押圧する押圧機構
15,16及びワイヤロープ12を上下方向に引張る引
張機構13,14,15,20を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無重力落下シミュレー
タ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】無重力状態によれば、重力
下の地上では得ることのできない特殊な現象が得られる
ため、近時、無重力状態での各種の挙動を研究調査観察
する機運が高まつてきている。現在、無重力環境を得る
方法として、航空機等による慣性飛行、スペースシャト
ル等による宇宙飛行の他、リニヤモータを利用して地上
で行う無重力落下シミュレータ装置が知られている。
【0003】しかしながら、慣性飛行又は宇宙飛行によ
るものは、コスト高、実験準備等種々の制約を受けるた
め、簡易的に無重力環境を得るには不向きである。一
方、従来の地上で行う無重力落下シミュレータ装置にあ
つては、一般に、落下カプセルのガイドが落下カプセル
の外側に配置されるため、落下中の落下カプセルの姿勢
を安定化させるために、ガイドを大形化させて所要の剛
性を確保せざるを得ない。これにより、ガイドとの間に
挟まれる空気による抵抗が増大して落下カプセルの自由
落下が阻害される。その結果、良好な無重力状態を得る
ことができない。また、落下カプセルの上昇駆動力及び
制動力をリニヤモータによつて得ているため、構造が複
雑であると共に、落下カプセルに対するダンピング機能
を簡易に得ることができない。本発明は、大学、研究機
関等が本格的に実験を行う前の予備実験用及び青少年の
視覚観察用としての簡易な無重力落下シミュレータ装置
を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は、次の通りである。請求項1の発明の構成は、基盤5
0上に複数本のガイドパイプ4をそれぞれ垂直に配置
し、これらのガイドパイプ4によつて各ガイド部32を
案内させて落下カプセル6を落下させる無重力落下シミ
ュレータ装置であつて、各ガイドパイプ4内にワイヤロ
ープ12を通し、ガイドパイプ4及びワイヤロープ12
の下端部が基盤50に固定され、ガイドパイプ4及びワ
イヤロープ12の上端部が、基盤50上に固設した支柱
2に設けた架台2aに固定されると共に、前記ガイドパ
イプ4及びワイヤロープ12の少なくとも一方の端部
が、テンション装置3を介して基盤50又は架台2aに
固定され、該テンション装置3が、ガイドパイプ4を上
下方向に押圧する押圧機構15,16及びワイヤロープ
12を上下方向に引張る引張機構13,14,15,2
0を備えることを特徴とする無重力落下シミュレータ装
置である。請求項2の発明の構成は、基盤50上に複数
本のガイドパイプ4をそれぞれ垂直に配置し、これらの
ガイドパイプ4によつて各ガイド部32を案内させて落
下カプセル6を落下させる無重力落下シミュレータ装置
であつて、落下カプセル6を受け入れる円筒状の緩衝筒
5を基盤50上に固設し、各ガイドパイプ4の下端部を
緩衝筒5内に配置すると共に、各ガイド部32が、平面
視で円形状をなす落下カプセル6の外形内に形成されて
いることを特徴とする無重力落下シミュレータ装置であ
る。請求項3の発明の構成は、緩衝筒5の下部に、少な
くとも1個の空気取出口30a,30bを設けることを
特徴とする請求項2の無重力落下シミュレータ装置であ
る。請求項4の発明の構成は、緩衝筒5内の下端部に、
落下カプセル6が衝突する機械式ダンピング機構が配置
され、該機械式ダンピング機構が、油圧ダンパ8及びダ
ンパヘッド9を備え、該ダンパヘッド9が、ゴム質弾性
体29を有することを特徴とする請求項2又は3の無重
力落下シミュレータ装置である。請求項5の発明の構成
は、落下カプセル6が、ガイド部32を有する外カプセ
ル31と内カプセル33とを有し、該内カプセル33
が、外カプセル31内に垂直に配置したガイド部32の
外周面によつて各案内部33aが摺動案内されながら外
カプセル31内で自然落下することを特徴とする請求項
1,2,3又は4の無重力落下シミュレータ装置であ
る。
【0005】
【作用】請求項1の発明によれば、落下カプセル6を所
定の待機位置まで上昇させた後に落下させる。落下カプ
セル6は、ガイドパイプ4によつて各ガイド部32が案
内されつつ落下する。ガイドパイプ4は、内部にワイヤ
ロープ12が通され、ガイドパイプ4及びワイヤロープ
12の上下方向の少なくとも一方の端部が、テンション
装置3を介して基盤50又は架台2aに固定され、テン
ション装置3が、ガイドパイプ4を上下方向に押圧する
押圧機構15,16及びワイヤロープ12を上下方向に
引張る引張機構13,14,15,20を備える。しか
して、ガイドパイプ4に初期圧縮力が与えられ、ワイヤ
ロープ12に初期伸長力が与えられている。このため、
落下カプセル6を案内するガイドパイプ4は、高剛性で
あり、落下カプセル6が円滑に落下する。この落下カプ
セル6の落下中に、落下カプセル6内に無重力環境が創
出されるので、目的とする無重力状態の挙動についての
実験が行われる。
【0006】請求項2の発明によれば、落下カプセル6
を所定の待機位置から落下させる。落下カプセル6は、
ガイドパイプ4によつて各ガイド部32が案内されつつ
落下する。そして、落下する落下カプセル6は、基盤5
0上に固設した円筒状の緩衝筒5内に突入する。円形状
をなす落下カプセル6が円筒状の緩衝筒5内に突入する
ことにより、緩衝筒5内の空気が圧縮されて落下カプセ
ル6との間の隙間から流出するので、落下カプセル6に
制動が与えられる。各ガイド部32は、平面視で円形状
をなす落下カプセル6の外形内に形成され、緩衝筒5内
に配置されているので、落下カプセル6は、各ガイド部
32が案内されながら緩衝筒5内に正確に進入し、か
つ、適度のエアーダンピング機能が発揮される。
【0007】請求項3の発明によれば、落下カプセル6
が緩衝筒5内に突入し、緩衝筒5内の空気が圧縮される
ことにより、空気取出口30a,30bからも空気が流
出するので、落下カプセル6に制動が与えられる。そし
て、空気取出口30a,30bの個数及び空気の流出量
を調整することにより、エアーダンピング機能を調整す
ることができる。
【0008】請求項4の発明によれば、落下カプセル6
が緩衝筒5内に突入し、エアーダンピングを受けて1次
制動を受けた後、油圧ダンパ8及びゴム質弾性体29を
有するダンパヘッド9を備える機械式ダンピング機構に
よつて2次制動を受け、所定位置に停止する。
【0009】請求項5の発明によれば、落下カプセル6
が、各ガイドパイプ4によつて各ガイド部32が案内さ
れつつ落下する。その際、内カプセル33の各案内部3
3aが、外カプセル31内に垂直に配置したガイド部3
2の外周面によつて摺動案内されながら外カプセル31
内を自然落下する。これにより、内カプセル33内に配
置した実験材料に対し、良好な無重力状態での実験を行
うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1〜図7は、本発明の1
実施の形態を示す。図中において符号50は基盤を示
し、水平環状をなす支持面50aの中央部に、収容凹部
50bが形成されている。この支持面50aには、複数
本(本例では3本)の支柱2が上方に向けて立設され、
支柱2の上に架台2aが固設されている。そして、収容
凹部50bの底面には、支持台51が固設され、この支
持台51と架台2aとの間に、複数本(本例では3本)
のガイドパイプ4が平行に配設されている。
【0011】ガイドパイプ4は、上端部が架台2aに取
付けた後記するテンション装置3に固定され、また、下
端部が緩衝筒5内に配置されて支持台51に固定され、
各ガイドパイプ4の中には、図2に示すようにそれぞれ
ワイヤロープ12を通してある。各ガイドパイプ4は、
後記する落下カプセル6の落下を案内する機能を有し、
各ガイド部32を通して落下カプセル6を貫通させて配
置され、図6に示す平面視で、円形状をなす落下カプセ
ル6の外周面から全てのガイドパイプ4が突出しないよ
うになつている。一方、架台2a上には、ウインチ装置
1が配設される。ウインチ装置1のワイヤロープ52
は、案内ロール1aに巻き掛けられて着脱装置7の上部
に結合されている。
【0012】落下カプセル6は、図5〜図7に示すよう
に上蓋及び下蓋を有して円筒状をなす外カプセル31
と、外カプセル31の内部に上下方向に延在させて配置
した円筒部材からなる複数本(本例では3本)のガイド
部32と、これらのガイド部32に案内部33aが摺動
自在に外嵌する内カプセル33とを有する。内カプセル
33の上部中央にはロッド22が固定され、このロッド
22は外カプセル31の上蓋を摺動自在に貫通して、上
端部に外向きフランジ状の係合部22aを有している。
外カプセル31の上下部(少なくとも下部)には、Oリ
ング27が嵌着されている。しかして、各ガイド部32
は、内周面によつて外カプセル31の落下をガイドパイ
プ4に対して案内し、内カプセル33の相対的落下を外
周面によつて案内する。
【0013】内カプセル33には、複数段のラック36
が取付けられ、ラック36上には無重力状態を観察する
実験材料を入れる実験箱37、実験状態を写し出すCC
Dカメラ38、照明ライト39、カメラ制御器40、制
御信号受信機41、バッテリ42及び映像信号送信機4
3が装着され、外カプセル31に取付けた制御信号送受
信アンテナ44を通じて信号の授受が行われる。内カプ
セル33は、当初、ロッド22によつて引き上げられて
外カプセル31の上蓋の下面に当接しており、ロッド2
2が解放されることにより、外カプセル31と一緒に落
下しながら案内部33aが各ガイド部32に案内されて
外カプセル31に対しても降下する。このため、外カプ
セル31の下蓋の上面には、エアーダンパ34及びゴム
クッション35が配置され、相対的に落下する内カプセ
ル33をエアーダンパ34によつて緩衝して受け止めた
後、ゴムクッション35によつて静止させるようになつ
ている。
【0014】図4に示す緩衝筒5は、円形状をなす落下
カプセル6の外径よりも若干大きな内径を有し、ガイド
パイプ4によつて案内されて落下してくる落下カプセル
6に作用するエアーダンピング機能を緩徐に与えるよう
に、上端部内面が上方に向けて次第に拡径するテーパ部
5aを形成している。この緩衝筒5には、中心軸線方向
(及び周方向)の間隔を置いて複数個(本例では2個)
の空気取出口30a,30bが開設され、各空気取出口
30a,30bにはパイプ11a,11bの基端が接続
されている。各パイプ11a,11bの先端部には、流
量調整用バルブ10a,10bがそれぞれ付属されてい
る。
【0015】流量調整用バルブ10a,10bは、落下
カプセル6が緩衝筒5内に突入した状態で、緩衝筒5内
に発生する圧縮空気の流出量を制御する機能を有し、こ
れによつて落下カプセル6にエアーダンピングを与え
る。この緩衝筒5と落下カプセル6との間の隙間及び空
気取出口30a,30bにより、エアーダンパを構成し
ている。空気取出口30a,30bは、エアーダンパと
しての機能を良好に確保するために、緩衝筒5の下部に
形成され、下側に位置する空気取出口30bは、上側に
位置する空気取出口30aより小さく設定されている。
これは、落下カプセル6に対して1次制動を与えるエア
ーダンピングによる制動行程の終わり近傍において、流
出圧縮空気量を微小に制御し、大きな制動力を生じさせ
るためである。なお、エアーダンピングは、空気取出口
30a,30bのみによつて与えることも可能であり、
その場合には、パイプ11a,11b及び流量調整用バ
ルブ10a,10bを省略することができる。
【0016】油圧ダンパ8及びダンパヘッド9を備える
機械式ダンピング機構について、図4を参照して説明す
る。緩衝筒5の内底部つまり支持台51には、油圧ダン
パ8が取り付けられ、油圧ダンパ8上部には、ダンパヘ
ッド9が直列に取り付けられている。ダンパヘッド9
は、上面が両空気取出口30a,30bの間となる高さ
位置に設けられ、3層構造のクッション材28とゴム質
弾性体29のサンドイッチ構造となつており、案内部9
aがガイドパイプ4に摺動自在に外嵌されている。ダン
パヘッド9の上部に固着した緩衝ゴム9bは、ガイドパ
イプ4によつて案内される落下カプセル6の下方に位置
している。
【0017】しかして、落下カプセル6が緩衝筒5内に
突入すると、これらの間の隙間及び適度に開度を調整さ
れた流量調整用バルブ10a,10bの機能を受けなが
ら、圧縮された空気が外部に流出し、落下カプセル6を
1次制動させる。続いて、落下カプセル6は、1次制動
を受けながらダンパヘッド9に衝突し、直列配置された
ダンパヘッド9及び油圧ダンパ8によつて緩衝され、2
次制動を受けて滑らかに停止する。
【0018】テンション装置3は、図2に示すように架
台2aにボルト・ナット19により結合され、上端が上
蓋15aによつて閉塞されて有底筒状をなす上部金具1
5を有し、上部金具15内に上下方向の摺動自在に配置
した引張金具14に、ワイヤ止め金具13がねじ締結さ
れている。引張金具14の軸部14aは、上部金具15
の上蓋15aを貫通させ、ナット20及びロックナット
21を螺合させてある。このワイヤ止め金具13に、ワ
イヤロープ12の上端部が固定されている。なお、ワイ
ヤロープ12のワイヤ止め金具13内の上端部は、バラ
バラにして鉛によつて結合してある。57は、ワイヤ止
め金具13の下端部に螺合するロックナットである。ま
た、上部金具15の雌ねじが加工された下部には、調整
金具16、ロックナット17が、それぞれねじ結合され
ている。調整金具16と、ガイドパイプ4の間には、間
座18が各々ソケット結合により装着されている。一
方、ワイヤロープ12の下端部は、支持台51に固定し
たガイドパイプ4の下端部から突出させ、図4に示すよ
うに支持台51に固定した案内54を介して止め具55
に固定されている。
【0019】しかして、ワイヤ止め金具13に上端部が
固定されたワイヤロープ12は、調整金具16及び間座
18の中心孔を貫通し、ガイドパイプ4内に配置されて
いる。この間座18の中心孔は、ワイヤロープ12が緊
密に滑合はめあいで装着されるように形成され、中心が
保持できる構造になつている。従つて、ナット20を締
め付けることにより、下端が止め具55に固定されたワ
イヤロープ12に初期引張力を与えることができ、ま
た、調整金具16を上部金具15に対して下方に螺出さ
せることにより、ガイドパイプ4に初期圧縮力が与えら
れる。ワイヤロープ12及びガイドパイプ4に適度なテ
ンション及びコンプレッションを付加後、ロックナット
17,21で固定することにより、堅固な垂直ガイドと
しての機能が確保される。この上部金具15に螺合する
調整金具16により、ガイドパイプ4を下方向に押圧す
る押圧機構を構成し、また、ワイヤ止め金具13、引張
金具14、ナット20及び上部金具15により、ワイヤ
ロープ12を上方向に引張る引張機構を構成している。
【0020】着脱装置7は、図3に示すように着脱装置
本体7aを有し、この着脱装置本体7aが複数本のガイ
ドパイプ4によつて案内される。着脱装置本体7a内に
は、円筒状の支持部材7bが固設され、支持部材7bの
上部にウインチ装置1のワイヤロープ52が結合され、
支持部材7bの下部に一対の爪部材26がピン7cによ
つて揺動自在に結合されている。各爪部材26は、支持
部材7bの中間部に固設した複動式のシリンダ24によ
つて駆動される。
【0021】すなわち、落下カプセル6に取付けたロッ
ド22の係合部22aが爪部材26間に下方から入り込
むと、センサー23が検知し、図外の電磁バルブのソレ
ノイドが励磁され、一方の配管24aからの圧縮空気が
シリンダ24の下室に流入することにより、カムロッド
25が上方に押し出され、カム部25aが爪部材26の
上突出片26aに係合し、各爪部材26がピン7cの回
りに揺動して爪部26cが閉作動を行い、ロッド22の
係合部22aをクランプする。また、電磁バルブを切り
換えて他方の配管24bからの圧縮空気をシリンダ24
の上室に流入させることにより、カムロッド25が下方
に押し出され、図3に示すようにカム部25aが爪部材
26の下突出片26bに係合し、爪部材26がピン7c
の回りに揺動して爪部26cが開動作を行い、ロッド2
2の係合部22aが解放される。なお、カムロッド25
は、クランプ作動中に、シリンダ24の下室内の圧縮空
気が何らかの理由によつて流出した場合、外力が作用し
た場合等であつても、カムロッド25が下方移動して開
動作が行われないフェールセーフ構造とすることが望ま
しい。
【0022】次に、作用について説明する。先ず、着脱
装置7の各爪部26を閉作動させ、ロッド22の係合部
22aをクランプする。この状態でウインチ装置1のワ
イヤロープ52を巻き上げれば、着脱装置7、ロッド2
2及び落下カプセル6の内カプセル33が一体的に上昇
する。内カプセル33は、案内部33aがガイド部32
の外周面に案内されながら上昇し、外カプセル31の上
蓋下面に当接した後、外カプセル31を伴つて上昇す
る。このようにして、落下カプセル6が図1に示す上昇
位置(待機位置)に達したなら、ウインチ装置1を停止
し、落下準備が完了する。
【0023】無重力落下に際しては、着脱装置7の各爪
部26を開作動させ、ロッド22の係合部22aを解放
させる。これにより、落下カプセル6の落下が開始され
る。落下カプセル6の落下に際しては、内カプセル33
が外カプセル31から切り離される。外カプセル31
は、各ガイド部32の内周面がガイドパイプ4に摺動案
内されながら自然落下する。また、内カプセル33は、
各案内部33aがガイド部32の外周面に摺動案内され
ながら自然落下する。かくして、内カプセル33は、外
カプセル31に対して空気抵抗等の外乱を受けることな
く浮いた状態で自由落下し、無重力状態を良好に維持す
る。
【0024】この無重力状態において、内カプセル33
の実験箱37内に組み込んだ実験材料に対し、実験を行
うことができる。この実験状態は、制御信号送受信アン
テナ44からの信号を制御信号受信機41に受け、照明
ライト39によつて照明を与え、かつ、カメラ制御器4
0により制御を与えながらCCDカメラ38によつて写
し出す。このCCDカメラ38による映像信号は、映像
信号送信機43及び制御信号送受信アンテナ44から外
部に取り出し、外部のブラウン管に写し出して観察する
ことができる。落下カプセル6内での電源は、バッテリ
42である。
【0025】そして、落下カプセル6が緩衝筒5内に突
入する。その際、外カプセル31が上方に向けて次第に
拡径するテーパ部5aに受け入れられ、次いで、Oリン
グ27が緩衝筒5内に進入する。これにより、緩衝筒5
の内圧が次第に高まり、緩衝筒5内の圧縮空気は両空気
取出口30a,30bからパイプ11a,11bを通つ
て流量調整用バルブ10a,10bから外部に放出され
る。落下カプセル6のOリング27が上方の空気取出口
30aを通過した後は、下方の空気取出口30bからの
み、緩衝筒5内の圧縮空気が逸出する。勿論、緩衝筒5
内の圧縮空気は、Oリング27と緩衝筒5の内面との間
の隙間からも適度に逸出する。このようにして、落下カ
プセル6に2段階のエアーダンピングが与えられ、1次
制動を生ずる。
【0026】1次制動を受けながら緩衝筒5内を降下す
る落下カプセル6は、続いて油圧ダンパ8及びダンパヘ
ッド9からなる機械式ダンピング機構によつて緩衝さ
れ、2次制動を受ける。すなわち、外カプセル31の下
蓋が緩衝ゴム9bに衝突し、クッション材28とゴム質
弾性体29とからなるダンパヘッド9が弾性変形すると
共に、油圧ダンパ8が作用する。これにより、落下カプ
セル6は、1次制動に加えて2次制動をも受けて滑らか
に停止する。
【0027】このような落下カプセル6の無重力落下に
際し、落下カプセル6は、横振れを生ずることなく、垂
直に良好に落下する。これは、テンション装置3によ
り、ワイヤロープ12に適度な引張力が与えられ、ガイ
ドパイプ4に適度な圧縮力が与えられているため、ワイ
ヤロープ12及びガイドパイプ4が堅固な垂直ガイドと
して機能するためである。
【0028】落下カプセル6がダンパヘッド9上に停止
したなら、ウインチ装置1のワイヤロープ52を繰り出
し、着脱装置7を下降させ、着脱装置7の爪部26によ
つてロッド22の係合部22aをクランプする。着脱装
置7の下降に際し、着脱装置本体7aが複数本のガイド
パイプ4によつて案内されるので、爪部26がロッド2
2の係合部22aに向けて正確に降下する。その後、ウ
インチ装置1を駆動して落下カプセル6を所定の待機位
置にまで吊り上げることにより、再度、無重力落下をシ
ミュレトした実験を行うことができる。
【0029】ところで、上記実施の形態にあつては、ガ
イドパイプ4及びワイヤロープ12の上端部を、テンシ
ョン装置3を介して架台2aに固定したが、ガイドパイ
プ4及びワイヤロープ12の下端部を、テンション装置
3を介して基盤50に固定し、同様の作用を得ることも
可能である。
【0030】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明にかかる無重力落下シミュレータ装置よれば、次
の効果が得られる。 (1)請求項1の発明によれば、ガイドパイプを使用す
ることにより、落下後の落下カプセルの回収及び落下位
置の設定が容易である。また、ガイドパイプに初期圧縮
力が与えられ、ワイヤロープに初期引張力が与えられる
ため、充分な剛性を得ることができ、小さなガイドパイ
プに堅固な垂直ガイドとしての機能が付与される。その
結果、構造簡素にして、大きなガイドに伴う大きな空気
抵抗を防止して、無重力落下状態を良好に得ることがで
きる。かくして、従来の大がかりな設備を必要とせず、
簡易的に無重力環境を得ることができ、学校、研究機関
等が本格的な実験を行う前の予備実験用として、また、
青少年の視覚観察用として有用である。
【0031】(2)請求項2の発明によれば、緩衝筒が
円筒状をなすため、製作が容易であり、かつ、地上に落
下する直前の落下カプセルに対し、ガイドパイプによつ
て案内させながらエアーダンピングを良好に作用させる
ことができ、落下カプセルを滑らかに減速させることが
できる。 (3)請求項4の発明によれば、緩衝筒によるエアーダ
ンピングに加えて機械式ダンピング機構によるダンピン
グが得られ、落下カプセルを滑らかに減速させ、確実に
停止させることができる。
【0032】(4)請求項5の発明によれば、カプセル
本体は、外カプセルと内カプセルとの2重構造のため、
落下中、空気抵抗等による外カプセルの速度変化が直接
内カプセルに影響を及ぼさないと共に、内カプセルが外
カプセルに対して案内されるため、内カプセルが安定化
する。その結果、無重力落下状態が良好に得られると共
に、無重力落下試験の準備が容易となり、繰り返し行う
試験の能率が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施の形態にかかる無重力落下シ
ミュレータ装置を一部省略して示す概略図。
【図2】 同じくテンション装置を示す断面図。
【図3】 同じく着脱装置を示す断面図。
【図4】 同じく緩衝筒を示す断面図。
【図5】 同じく落下カプセルを示す断面図。
【図6】 同じく落下カプセルを示す平面図。
【図7】 同じく落下カプセルのガイド部を示す断面
図。
【符号の説明】
1:、2:支柱、2a:架台、3:テンション装置、
4:ガイドパイプ、5:緩衝筒、6:落下カプセル、
7:着脱装置、8:油圧ダンパ、9:ダンパヘッド、1
2:ワイヤロープ、13:ワイヤ止め金具(引張機
構)、14:引張金具(引張機構)、15:上部金具
(引張機構,押圧機構)、16:調整金具(押圧機
構)、20:ナット(引張機構)、29:ゴム質弾性
体、30a,30b:空気取出口、31:外カプセル、
32:ガイド部、33:内カプセル、33a:案内部、
50:基盤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兜森 俊樹 北海道室蘭市茶津町4番地 株式会社日本 製鋼所内 (72)発明者 後藤 敏満 北海道室蘭市茶津町4番地 株式会社日本 製鋼所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基盤(50)上に複数本のガイドパイプ
    (4)をそれぞれ垂直に配置し、これらのガイドパイプ
    (4)によつて各ガイド部(32)を案内させて落下カ
    プセル(6)を落下させる無重力落下シミュレータ装置
    であつて、各ガイドパイプ(4)内にワイヤロープ(1
    2)を通し、ガイドパイプ(4)及びワイヤロープ(1
    2)の下端部が基盤(50)に固定され、ガイドパイプ
    (4)及びワイヤロープ(12)の上端部が、基盤(5
    0)上に固設した支柱(2)に設けた架台(2a)に固
    定されると共に、前記ガイドパイプ(4)及びワイヤロ
    ープ(12)の少なくとも一方の端部が、テンション装
    置(3)を介して基盤(50)又は架台(2a)に固定
    され、該テンション装置(3)が、ガイドパイプ(4)
    を上下方向に押圧する押圧機構(15,16)及びワイ
    ヤロープ(12)を上下方向に引張る引張機構(13,
    14,15,20)を備えることを特徴とする無重力落
    下シミュレータ装置。
  2. 【請求項2】 基盤(50)上に複数本のガイドパイプ
    (4)をそれぞれ垂直に配置し、これらのガイドパイプ
    (4)によつて各ガイド部(32)を案内させて落下カ
    プセル(6)を落下させる無重力落下シミュレータ装置
    であつて、落下カプセル(6)を受け入れる円筒状の緩
    衝筒(5)を基盤(50)上に固設し、各ガイドパイプ
    (4)の下端部を緩衝筒(5)内に配置すると共に、各
    ガイド部(32)が、平面視で円形状をなす落下カプセ
    ル(6)の外形内に形成されていることを特徴とする無
    重力落下シミュレータ装置。
  3. 【請求項3】 緩衝筒(5)の下部に、少なくとも1個
    の空気取出口(30a,30b)を設けることを特徴と
    する請求項2の無重力落下シミュレータ装置。
  4. 【請求項4】 緩衝筒(5)内の下端部に、落下カプセ
    ル(6)が衝突する機械式ダンピング機構が配置され、
    該機械式ダンピング機構が、油圧ダンパ(8)及びダン
    パヘッド(9)を備え、該ダンパヘッド(9)が、ゴム
    質弾性体(29)を有することを特徴とする請求項2又
    は3の無重力落下シミュレータ装置。
  5. 【請求項5】 落下カプセル(6)が、ガイド部(3
    2)を有する外カプセル(31)と内カプセル(33)
    とを有し、該内カプセル(33)が、外カプセル(3
    1)内に垂直に配置したガイド部(32)の外周面によ
    つて各案内部(33a)が摺動案内されながら外カプセ
    ル(31)内で自然落下することを特徴とする請求項
    1,2,3又は4の無重力落下シミュレータ装置。
JP20187295A 1995-07-17 1995-07-17 無重力落下シミュレータ装置 Pending JPH0930500A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7110704B2 (en) 2001-01-31 2006-09-19 Ricoh Company, Ltd. Toner container and image forming apparatus using the same
CN103487208A (zh) * 2013-09-23 2014-01-01 浙江土工仪器制造有限公司 一种反力框架式千斤顶标定装置
KR20200068311A (ko) * 2018-12-05 2020-06-15 한국항공우주연구원 드론을 이용한 연소실험 장치

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