JPH0930628A - フレキシブルスクリュー - Google Patents
フレキシブルスクリューInfo
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- JPH0930628A JPH0930628A JP17926095A JP17926095A JPH0930628A JP H0930628 A JPH0930628 A JP H0930628A JP 17926095 A JP17926095 A JP 17926095A JP 17926095 A JP17926095 A JP 17926095A JP H0930628 A JPH0930628 A JP H0930628A
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- flexible
- cord
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 可撓性ロッドの上に螺旋状に巻き付けられる
樹脂コードの巻付ピッチ乱れが生じることがないフレキ
シブルククリューを提供する。 【構成】 鋼索11上に被覆層12を設けた可撓性ロッ
ド1の外周に、樹脂コード2を螺旋状に巻き付けたフレ
キシブルスクリューであって、前記被覆層12の構成材
として、ショアA硬度が50〜90の熱可塑性ウレタン
樹脂(A)と、エチレン−プロピレン系共重合体(B)
とを含む樹脂組成物を用いる。前記(A)成分と(B)
成分とのブレンド比はA:B=80:20〜40:60
の範囲とされる。好ましくは(A)成分としてポリエー
テル系ポリウレタン、(B)成分としてEPDMなどを
用いることができる。
樹脂コードの巻付ピッチ乱れが生じることがないフレキ
シブルククリューを提供する。 【構成】 鋼索11上に被覆層12を設けた可撓性ロッ
ド1の外周に、樹脂コード2を螺旋状に巻き付けたフレ
キシブルスクリューであって、前記被覆層12の構成材
として、ショアA硬度が50〜90の熱可塑性ウレタン
樹脂(A)と、エチレン−プロピレン系共重合体(B)
とを含む樹脂組成物を用いる。前記(A)成分と(B)
成分とのブレンド比はA:B=80:20〜40:60
の範囲とされる。好ましくは(A)成分としてポリエー
テル系ポリウレタン、(B)成分としてEPDMなどを
用いることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス製やプラスチッ
ク製瓶等の容器(以下、これらを単に容器と称する)を
搬送する装置、あるいは石炭、鉱石、穀物、木材チッ
プ、プラスチックチップ、セメント、樹脂ペレット等の
粉粒体を運搬する装置、更にはテーブルキャリーシステ
ムと称される湾曲直動システム等に使用しうるフレキシ
ブルスクリューに関する。更に詳しくは、可撓性ロッド
に巻き付けられるコードのピッチ乱れがほとんどないフ
レキシブルスクリューに関する。
ク製瓶等の容器(以下、これらを単に容器と称する)を
搬送する装置、あるいは石炭、鉱石、穀物、木材チッ
プ、プラスチックチップ、セメント、樹脂ペレット等の
粉粒体を運搬する装置、更にはテーブルキャリーシステ
ムと称される湾曲直動システム等に使用しうるフレキシ
ブルスクリューに関する。更に詳しくは、可撓性ロッド
に巻き付けられるコードのピッチ乱れがほとんどないフ
レキシブルスクリューに関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂からなる被覆層を鋼索上に設けた可
撓性ロッドと、このロッド上に螺旋状に巻き付けた樹脂
製コードとからなるフレキシブルスクリューは、従来の
容器搬送装置である鋼索に鋼等の金属製ワイヤを螺旋状
に巻き付けたスクリューにおける容器の安全性の問題、
粉粒体運搬装置であるチューブ内に挿入・配置されたコ
イル状ワイヤにおける維持費が高い、チューブ内に粉粒
体が滞留したり粉粒体吐出量が不安定になるという問題
や粉粒体を上方に運ぶ揚力が小さいという不都合な面を
解消した。
撓性ロッドと、このロッド上に螺旋状に巻き付けた樹脂
製コードとからなるフレキシブルスクリューは、従来の
容器搬送装置である鋼索に鋼等の金属製ワイヤを螺旋状
に巻き付けたスクリューにおける容器の安全性の問題、
粉粒体運搬装置であるチューブ内に挿入・配置されたコ
イル状ワイヤにおける維持費が高い、チューブ内に粉粒
体が滞留したり粉粒体吐出量が不安定になるという問題
や粉粒体を上方に運ぶ揚力が小さいという不都合な面を
解消した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のフレキシブルス
クリューは、樹脂コードがコイル状に巻き付けられる可
撓性ロッドの被覆材として、被搬送物との摺動性を良く
するために、また曲線下での回転中に樹脂コードの微妙
な変形を抑制することなく円滑な回転を得るために、摩
擦係数の小さい軟質系フッ素樹脂を採用しているが、該
樹脂を使用する被覆層はロッドの可撓性を保つために薄
肉とする必要がある。ところで、樹脂コードの螺旋形状
の保持(ピッチ乱れの防止)は、ロッドの被覆層に形成
される螺旋溝に依っているが、被覆層が薄肉のため螺旋
溝を深くすることができず、従ってピッチ乱れの防止が
不充分であった。また、該被覆材料は樹脂であるため、
ロッドに樹脂コードを巻き付ける際の巻付け張力に対し
て応力緩和(クリープ)を起こしてしまい、樹脂コード
の螺旋形状の保持機能が低下し、その結果比較的低負荷
で螺旋形状が乱され、ピッチ乱れを起こしてしまうとい
う問題もあった。PETボトルをはじめとする従来の軽
量物搬送に使用されるスクリューはもとより、テーブル
キャリーシステムと称される湾曲直動システムに対応で
きるスクリューには、上記ピッチ乱れの防止は特に要求
される。従って本発明は、樹脂コードのピッチ乱れが生
じることがないフレキシブルスクリューを提供すること
を目的とする。
クリューは、樹脂コードがコイル状に巻き付けられる可
撓性ロッドの被覆材として、被搬送物との摺動性を良く
するために、また曲線下での回転中に樹脂コードの微妙
な変形を抑制することなく円滑な回転を得るために、摩
擦係数の小さい軟質系フッ素樹脂を採用しているが、該
樹脂を使用する被覆層はロッドの可撓性を保つために薄
肉とする必要がある。ところで、樹脂コードの螺旋形状
の保持(ピッチ乱れの防止)は、ロッドの被覆層に形成
される螺旋溝に依っているが、被覆層が薄肉のため螺旋
溝を深くすることができず、従ってピッチ乱れの防止が
不充分であった。また、該被覆材料は樹脂であるため、
ロッドに樹脂コードを巻き付ける際の巻付け張力に対し
て応力緩和(クリープ)を起こしてしまい、樹脂コード
の螺旋形状の保持機能が低下し、その結果比較的低負荷
で螺旋形状が乱され、ピッチ乱れを起こしてしまうとい
う問題もあった。PETボトルをはじめとする従来の軽
量物搬送に使用されるスクリューはもとより、テーブル
キャリーシステムと称される湾曲直動システムに対応で
きるスクリューには、上記ピッチ乱れの防止は特に要求
される。従って本発明は、樹脂コードのピッチ乱れが生
じることがないフレキシブルスクリューを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような状況下、本発
明者らは鋭意検討した結果、可撓性ロッドの被覆層を特
定の物性値を有する熱可塑性ウレタン樹脂とエチレン−
プロピレン系共重合体とを含む樹脂組成物を用いて形成
すると上記問題点が解決できることを見出し、本発明を
完成した。
明者らは鋭意検討した結果、可撓性ロッドの被覆層を特
定の物性値を有する熱可塑性ウレタン樹脂とエチレン−
プロピレン系共重合体とを含む樹脂組成物を用いて形成
すると上記問題点が解決できることを見出し、本発明を
完成した。
【0005】即ち本発明は、鋼索上の少なくとも一部に
被覆層を有する可撓性ロッドと該ロッド上に螺旋上に設
けられた少なくとも表層が樹脂からなるコードとを備え
てなるフレキシブルスクリューにおいて、可撓性ロッド
の被覆層が、ショアA硬度が50〜90の熱可塑性ウレ
タン樹脂(A)とエチレン−プロピレン系共重合体
(B)とを含み、(A)成分と(B)成分のブレンド比
(重量比)がA:B=80:20〜40:60である樹
脂組成物からなることを特徴とするフレキシブルスクリ
ューに係るものである。
被覆層を有する可撓性ロッドと該ロッド上に螺旋上に設
けられた少なくとも表層が樹脂からなるコードとを備え
てなるフレキシブルスクリューにおいて、可撓性ロッド
の被覆層が、ショアA硬度が50〜90の熱可塑性ウレ
タン樹脂(A)とエチレン−プロピレン系共重合体
(B)とを含み、(A)成分と(B)成分のブレンド比
(重量比)がA:B=80:20〜40:60である樹
脂組成物からなることを特徴とするフレキシブルスクリ
ューに係るものである。
【0006】可撓性ロッドの被覆層を形成する樹脂組成
物の成分である熱可塑性ウレタン樹脂(A)は、ショア
A硬度が50〜90である必要がある。ここでショアA
硬度とは、ASTM D 2240に規定された、デュ
ロメータ硬度計Aタイプにて測定した硬度値を示す。熱
可塑性ウレタン樹脂(A)のショアA硬度が上記範囲内
であれば、ロッドの被覆層の摩擦係数を大きくすること
ができ、樹脂コードのピッチずれを効果的に抑制でき
る。しかし該ショアA硬度が50未満であれば、被覆層
表面の変形が大で、変形の復元力が小さくなる。一方9
0を越えると、被覆層表面の微小な変形が期待できず、
摩擦係数が小さくなる。好ましいショアA硬度は60〜
85である。
物の成分である熱可塑性ウレタン樹脂(A)は、ショア
A硬度が50〜90である必要がある。ここでショアA
硬度とは、ASTM D 2240に規定された、デュ
ロメータ硬度計Aタイプにて測定した硬度値を示す。熱
可塑性ウレタン樹脂(A)のショアA硬度が上記範囲内
であれば、ロッドの被覆層の摩擦係数を大きくすること
ができ、樹脂コードのピッチずれを効果的に抑制でき
る。しかし該ショアA硬度が50未満であれば、被覆層
表面の変形が大で、変形の復元力が小さくなる。一方9
0を越えると、被覆層表面の微小な変形が期待できず、
摩擦係数が小さくなる。好ましいショアA硬度は60〜
85である。
【0007】上記した範囲のショアA硬度をもつ限り、
どのような熱可塑性ウレタン樹脂でも使用できる。例え
ば、アジペート系ポリウレタン、ポリカプロラクタム系
ポリウレタン、ポリカーボネート系ポリウレタン等のポ
リエステル系ポリウレタン、およびポリエーテル系ポリ
ウレタンが挙げられる。中でも、耐水性の点からポリエ
ーテル系ポリウレタンが好ましい。
どのような熱可塑性ウレタン樹脂でも使用できる。例え
ば、アジペート系ポリウレタン、ポリカプロラクタム系
ポリウレタン、ポリカーボネート系ポリウレタン等のポ
リエステル系ポリウレタン、およびポリエーテル系ポリ
ウレタンが挙げられる。中でも、耐水性の点からポリエ
ーテル系ポリウレタンが好ましい。
【0008】エチレン−プロピレン(EP)系共重合体
(B)として、例えば、エチレン−プロピレン共重合体
(EPM)、エチレン、プロピレンにエチリデンノルボ
ルネン、ジシクロペンタジエン等の二重結合を有するエ
チレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM)
等が挙げられる。エチレン−プロピレン系共重合体のエ
チレンとプロピレンの割合(モル比)は50:50〜7
0:30が好ましい。なかでもEPDMは、伸長後の永
久伸びを小さくする(応力緩和が少ない)ので好まし
く、さらに不飽和度(ジエン量)がヨウ素価で10〜2
6のEPDMは特に好ましい。
(B)として、例えば、エチレン−プロピレン共重合体
(EPM)、エチレン、プロピレンにエチリデンノルボ
ルネン、ジシクロペンタジエン等の二重結合を有するエ
チレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM)
等が挙げられる。エチレン−プロピレン系共重合体のエ
チレンとプロピレンの割合(モル比)は50:50〜7
0:30が好ましい。なかでもEPDMは、伸長後の永
久伸びを小さくする(応力緩和が少ない)ので好まし
く、さらに不飽和度(ジエン量)がヨウ素価で10〜2
6のEPDMは特に好ましい。
【0009】熱可塑性ウレタン樹脂(A)とEP系共重
合体(B)とのブレンド割合は、重量比で(A):
(B)=80:20〜40:60である。(A)/
(B)が80/20を越えると、ウレタン樹脂(A)の
量が増えすぎ、被膜層の摩擦係数が小さくなりすぎ、樹
脂コードのピッチずれが効果的に防止できない。一方、
(A)/(B)が40/60未満であると、EP系共重
合体(B)の量が増えすぎ、成形後(未架橋時)の自重
変形が大で、所望のスクリュー形状を保てないという問
題が起きる。好ましい(A):(B)は70:30〜5
0:50である。
合体(B)とのブレンド割合は、重量比で(A):
(B)=80:20〜40:60である。(A)/
(B)が80/20を越えると、ウレタン樹脂(A)の
量が増えすぎ、被膜層の摩擦係数が小さくなりすぎ、樹
脂コードのピッチずれが効果的に防止できない。一方、
(A)/(B)が40/60未満であると、EP系共重
合体(B)の量が増えすぎ、成形後(未架橋時)の自重
変形が大で、所望のスクリュー形状を保てないという問
題が起きる。好ましい(A):(B)は70:30〜5
0:50である。
【0010】上記した樹脂組成物には、必須成分である
成分(A)、(B)に加え、これらの相溶性を高めるた
めに、マレイン化EPM、マレイン化ポリエチレン(P
E)等の相溶化剤、照射架橋の効率を高めるために、ト
リアリルイソシアヌレート(TAIC)等の架橋助剤、
酸化防止剤、着色剤、紫外線防止剤等の添加剤を添加す
ることができる。相溶化剤の配合量は、成分(A)、
(B)の合計100重量部に対して通常、20重量部以
下、好ましくは5〜10重量部、架橋助剤の配合量は、
成分(A)、(B)の合計100重量部に対して通常、
10重量部以下、好ましくは1〜3重量部ある。
成分(A)、(B)に加え、これらの相溶性を高めるた
めに、マレイン化EPM、マレイン化ポリエチレン(P
E)等の相溶化剤、照射架橋の効率を高めるために、ト
リアリルイソシアヌレート(TAIC)等の架橋助剤、
酸化防止剤、着色剤、紫外線防止剤等の添加剤を添加す
ることができる。相溶化剤の配合量は、成分(A)、
(B)の合計100重量部に対して通常、20重量部以
下、好ましくは5〜10重量部、架橋助剤の配合量は、
成分(A)、(B)の合計100重量部に対して通常、
10重量部以下、好ましくは1〜3重量部ある。
【0011】本発明の目的達成のためには、可撓性ロッ
ドの被覆層は必ずしも鋼索上全面に設けられていなくて
もよく、鋼索と被覆層とが一体化され、樹脂コードを保
持し得る範囲でよい。また、被覆層は全体が上記樹脂組
成物からなるものでも、表層のみが上記樹脂組成物で構
成されていてもよい。
ドの被覆層は必ずしも鋼索上全面に設けられていなくて
もよく、鋼索と被覆層とが一体化され、樹脂コードを保
持し得る範囲でよい。また、被覆層は全体が上記樹脂組
成物からなるものでも、表層のみが上記樹脂組成物で構
成されていてもよい。
【0012】鋼索上に被覆層を設ける方法としては、例
えば、通常の押出被覆技術を用いて鋼索を被覆する方
法、上記の樹脂組成物からなるテープを鋼索上に全面ま
たはギャップ巻きすることによって鋼索上に被覆層を全
面もしくは部分的に設ける方法等が挙げられる。押出被
覆を行うには、例えば鋼索を一定の張力下で一方向に送
り出しながら、鋼索の進行方向軸上に配置したダイスか
ら樹脂組成物材を溶融押出しすると同時に鋼索上に被覆
する方法が示される。
えば、通常の押出被覆技術を用いて鋼索を被覆する方
法、上記の樹脂組成物からなるテープを鋼索上に全面ま
たはギャップ巻きすることによって鋼索上に被覆層を全
面もしくは部分的に設ける方法等が挙げられる。押出被
覆を行うには、例えば鋼索を一定の張力下で一方向に送
り出しながら、鋼索の進行方向軸上に配置したダイスか
ら樹脂組成物材を溶融押出しすると同時に鋼索上に被覆
する方法が示される。
【0013】鋼索上に被覆層を設けた後、被覆層を電子
線を照射して架橋させてもよい。該層を架橋することに
よって、分子間の網目結合を形成することによりクリー
プを少なくすることができる。架橋は、樹脂組成物の押
出しと同時に行うこともできるが、架橋効率の点からい
ったん成形した後架橋するのが一般的である。
線を照射して架橋させてもよい。該層を架橋することに
よって、分子間の網目結合を形成することによりクリー
プを少なくすることができる。架橋は、樹脂組成物の押
出しと同時に行うこともできるが、架橋効率の点からい
ったん成形した後架橋するのが一般的である。
【0014】このようにして得た被覆層は、柔軟で、低
クリープ特性を示す弾性体である。また、高摩擦係数を
有している。好ましい摩擦係数は、後述するリュブマー
(分子量:700,000程度)のシートに対する静的
および動摩擦係数が1.2以上である。なお、本発明に
おける摩擦係数は、ASTM D 1894規格に準拠
する表面性測定機により、相手の素材がポリエチレン
(リュブマー)、面圧が500g/cm2 、滑り速度が
75mm/分の条件下で測定して得られる値である。
クリープ特性を示す弾性体である。また、高摩擦係数を
有している。好ましい摩擦係数は、後述するリュブマー
(分子量:700,000程度)のシートに対する静的
および動摩擦係数が1.2以上である。なお、本発明に
おける摩擦係数は、ASTM D 1894規格に準拠
する表面性測定機により、相手の素材がポリエチレン
(リュブマー)、面圧が500g/cm2 、滑り速度が
75mm/分の条件下で測定して得られる値である。
【0015】本発明では可撓性ロッドの被覆層が、上記
した樹脂組成物を用いることによって、柔軟化している
ため、層の肉厚を増加させてもロッドの可撓性を保つこ
とができる。具体的には、被覆層の肉厚はスクリューの
用途やサイズにもよるが、通常は0.5〜10mm、好
適には1〜5mmである。また、該肉厚はスクリューの
同心度を高めるために可及的に均一であることが望まし
い。
した樹脂組成物を用いることによって、柔軟化している
ため、層の肉厚を増加させてもロッドの可撓性を保つこ
とができる。具体的には、被覆層の肉厚はスクリューの
用途やサイズにもよるが、通常は0.5〜10mm、好
適には1〜5mmである。また、該肉厚はスクリューの
同心度を高めるために可及的に均一であることが望まし
い。
【0016】可撓性ロッドに巻き付けられるコードの樹
脂材料としては、例えば、ポリオレフィン〔例えば各種
ポリエチレン、特に超高分子量ポリエチレンまたはそれ
をベースとする射出成形性の改善されたもの(例えば、
市販品としては、三井石油化学工業株式会社製リュブマ
ー)、ポリプロピレン等〕、ポリエーテル(例えばポリ
アセタール、ポリフェニレンエーテル等)、ポリアミド
(例えば6−ナイロン、6,6ナイロン、11−ナイロン
等)、フッ素樹脂(例えばポリテトラフルオロエチレ
ン、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビ
ニルエーテル共重合体等)、ポリエステル(例えばポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
等)等が挙げられる。なかでもリュブマーは、摺動性や
耐久性の点から好ましく用いられる。
脂材料としては、例えば、ポリオレフィン〔例えば各種
ポリエチレン、特に超高分子量ポリエチレンまたはそれ
をベースとする射出成形性の改善されたもの(例えば、
市販品としては、三井石油化学工業株式会社製リュブマ
ー)、ポリプロピレン等〕、ポリエーテル(例えばポリ
アセタール、ポリフェニレンエーテル等)、ポリアミド
(例えば6−ナイロン、6,6ナイロン、11−ナイロン
等)、フッ素樹脂(例えばポリテトラフルオロエチレ
ン、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビ
ニルエーテル共重合体等)、ポリエステル(例えばポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
等)等が挙げられる。なかでもリュブマーは、摺動性や
耐久性の点から好ましく用いられる。
【0017】コードは、全体が上記した樹脂で製造され
ていてもよいが、ケブラー(アラミド繊維)、ガラス、
カーボンファイバ等の繊維束からなる芯体を有していて
もよい。芯体のあるコードは、摩擦熱による温度上昇や
容器搬送時にかかる荷重等に起因するコード伸びの抑制
が可能であり、結果として螺旋状巻きしたコードピッチ
の乱れを防止できる点で好都合である。
ていてもよいが、ケブラー(アラミド繊維)、ガラス、
カーボンファイバ等の繊維束からなる芯体を有していて
もよい。芯体のあるコードは、摩擦熱による温度上昇や
容器搬送時にかかる荷重等に起因するコード伸びの抑制
が可能であり、結果として螺旋状巻きしたコードピッチ
の乱れを防止できる点で好都合である。
【0018】なお、可撓性ロッド上に螺旋状巻きするコ
ードの巻付けピッチは、容器搬送装置では容器の搬送速
度を考慮した上で容器の大きさ、容器の搬送数量、スク
リュー回転数等に基づいて、又粉粒体運搬装置では粉粒
体の種類や大きさ等に基づいて適宜決定される。又、ピ
ッチはスクリューの全長にわたって一定である必要はな
く、例えばスクリューの任意部分において変化させても
よい。また、ピッチずれ防止のための螺旋溝を0.4〜
9mmと従来より深くすることができる。
ードの巻付けピッチは、容器搬送装置では容器の搬送速
度を考慮した上で容器の大きさ、容器の搬送数量、スク
リュー回転数等に基づいて、又粉粒体運搬装置では粉粒
体の種類や大きさ等に基づいて適宜決定される。又、ピ
ッチはスクリューの全長にわたって一定である必要はな
く、例えばスクリューの任意部分において変化させても
よい。また、ピッチずれ防止のための螺旋溝を0.4〜
9mmと従来より深くすることができる。
【0019】
【実施例】以下本発明のフレキシブルスクリューを実施
例に基づいて詳細に説明する。図1はフレキシブルスク
リューの一例を、図2はその横断面図を示す。スクリュ
ーは、可撓性ロッド1とロッド1上に螺旋状に巻き付け
られた樹脂製コード2とからなる。ロッド1は鋼索11
上に上記した熱可塑性ウレタン樹脂とEP系共重合体と
を含む樹脂組成物からなる被覆層12が設けられ、コー
ド2は樹脂層22の中心に芯体21を有する。
例に基づいて詳細に説明する。図1はフレキシブルスク
リューの一例を、図2はその横断面図を示す。スクリュ
ーは、可撓性ロッド1とロッド1上に螺旋状に巻き付け
られた樹脂製コード2とからなる。ロッド1は鋼索11
上に上記した熱可塑性ウレタン樹脂とEP系共重合体と
を含む樹脂組成物からなる被覆層12が設けられ、コー
ド2は樹脂層22の中心に芯体21を有する。
【0020】実施例1 可撓性ロッドの被覆層を形成する樹脂組成物として、熱
可塑性ウレタン樹脂〔レザミンP880、大日精化
(株)製〕70重量部、EP系共重合体〔EP−21、
日本合成ゴム(株)製〕30重量部、相溶化剤〔ユーメ
ックス#2000、三洋化成(株)製〕5重量部および
TAIC1重量部を含む組成物を鋼索に被覆押出成形し
て可撓性ロッドを得た。コードの芯体としてケブラー
(前出)を、これを被覆する樹脂としてリュブマー(前
出)からなる樹脂コードを、得られた可撓性ロッドに巻
き付けてフレキシブルスクリューを得た。得られたフレ
キシブルスクリューのサイズは、ロッドの径8.0m
m、鋼索の径6.0mm、ロッドの樹脂層の肉厚1.0
mm、コードの径4.5mm、芯体の径約1.1mm、
コードの樹脂層の肉厚約1.7mm、スクリューの外径
15.4mm、螺旋溝深さ0.8mm、コードの巻付ピ
ッチ38.6mmであった。
可塑性ウレタン樹脂〔レザミンP880、大日精化
(株)製〕70重量部、EP系共重合体〔EP−21、
日本合成ゴム(株)製〕30重量部、相溶化剤〔ユーメ
ックス#2000、三洋化成(株)製〕5重量部および
TAIC1重量部を含む組成物を鋼索に被覆押出成形し
て可撓性ロッドを得た。コードの芯体としてケブラー
(前出)を、これを被覆する樹脂としてリュブマー(前
出)からなる樹脂コードを、得られた可撓性ロッドに巻
き付けてフレキシブルスクリューを得た。得られたフレ
キシブルスクリューのサイズは、ロッドの径8.0m
m、鋼索の径6.0mm、ロッドの樹脂層の肉厚1.0
mm、コードの径4.5mm、芯体の径約1.1mm、
コードの樹脂層の肉厚約1.7mm、スクリューの外径
15.4mm、螺旋溝深さ0.8mm、コードの巻付ピ
ッチ38.6mmであった。
【0021】実施例2〜9及び比較例1、2 可撓性ロッドの樹脂組成物として、表1に示す成分から
なるものを使用して、実施例1と同様にしてフレキシブ
ルスクリューを得た。
なるものを使用して、実施例1と同様にしてフレキシブ
ルスクリューを得た。
【0022】
【表1】
【0023】実施例1〜9、比較例1、2で使用したロ
ッドの樹脂組成物、および得られたスクリューのロッド
の被覆層に関し、下記の試験を行なった。
ッドの樹脂組成物、および得られたスクリューのロッド
の被覆層に関し、下記の試験を行なった。
【0024】薄肉押出性 40mmφ(L/D=28)の押出機(150℃に設
定)を使用して、可撓性ロッドの被覆層を形成する樹脂
組成物から1.0mm厚の層を鋼索に連続的に被覆して
いき、15Mradで電子線照射架橋した。得られた層
を目視で観察した。 ○:押出時の外観がスムーズ ×:押出時の外観がスムーズでない
定)を使用して、可撓性ロッドの被覆層を形成する樹脂
組成物から1.0mm厚の層を鋼索に連続的に被覆して
いき、15Mradで電子線照射架橋した。得られた層
を目視で観察した。 ○:押出時の外観がスムーズ ×:押出時の外観がスムーズでない
【0025】押出後の変形の有無 薄肉押出性の試験と同じ方法で製造した成形物を、ドラ
ム(600mmφ)に巻き付けた後、その外観を目視で
観察した。 ○:押出形状の変形がないもの ×:押出形状の変形が大きいもの
ム(600mmφ)に巻き付けた後、その外観を目視で
観察した。 ○:押出形状の変形がないもの ×:押出形状の変形が大きいもの
【0026】リュブマーとの摩擦係数 表面性測定機を用いて、コードの材料であるリュブマー
との静的、動的摩擦係数を測定した。 ○:静的、動的摩擦係数がいずれも1.2を越える ×:静的、動的摩擦係数のいずれかが1.2以下
との静的、動的摩擦係数を測定した。 ○:静的、動的摩擦係数がいずれも1.2を越える ×:静的、動的摩擦係数のいずれかが1.2以下
【0027】応力緩和特性 架橋後のそれぞれの被覆材について、200%30時間
伸長を行い、その後伸長を開放した。伸長を開放して1
0分後の被覆材の長さを測り、伸びた長さを計算した。 ○:伸びた長さの元の長さに対する百分率(永久伸び)
が25%未満 ×:永久伸びが25%以上 以上の試験結果を表2に示す。
伸長を行い、その後伸長を開放した。伸長を開放して1
0分後の被覆材の長さを測り、伸びた長さを計算した。 ○:伸びた長さの元の長さに対する百分率(永久伸び)
が25%未満 ×:永久伸びが25%以上 以上の試験結果を表2に示す。
【0028】
【表2】
【0029】
【発明の効果】本発明のフレキシブルスクリューは、可
撓性ロッドの被覆層が、柔軟化されている(曲げ弾性率
が低い)ため、可撓性を保ったまま層の肉厚を増加させ
ることができる。従って樹脂コードのピッチ乱れを防止
する螺旋溝を深くすることができると共に、曲線下での
回転中に繰り返し発生する樹脂コードの微小な変形を妨
げることがない。また、摩擦係数を増加させることによ
って、樹脂コードをロッドに巻き付ける時に発生する巻
き付け張力による応力残留と相まって摩擦力を発生さ
せ、これが搬送/駆動負荷に対抗することができ、その
結果ピッチ乱れを抑制することができる。特にスクリュ
ーのロッド部と被搬送/駆動体との接触がない、又は両
者間の摺動性を要求されない場合に高い搬送/駆動負荷
に耐えうるものである。
撓性ロッドの被覆層が、柔軟化されている(曲げ弾性率
が低い)ため、可撓性を保ったまま層の肉厚を増加させ
ることができる。従って樹脂コードのピッチ乱れを防止
する螺旋溝を深くすることができると共に、曲線下での
回転中に繰り返し発生する樹脂コードの微小な変形を妨
げることがない。また、摩擦係数を増加させることによ
って、樹脂コードをロッドに巻き付ける時に発生する巻
き付け張力による応力残留と相まって摩擦力を発生さ
せ、これが搬送/駆動負荷に対抗することができ、その
結果ピッチ乱れを抑制することができる。特にスクリュ
ーのロッド部と被搬送/駆動体との接触がない、又は両
者間の摺動性を要求されない場合に高い搬送/駆動負荷
に耐えうるものである。
【図1】本発明のシャフトの一例を示す一部切取斜視図
である。
である。
【図2】図1に示したシャフトの横断面図である。
1 :可撓性ロッド 2 :樹脂製コード 11 :鋼索 12 :ロッドの被覆層 21 :芯体 22 :コードの樹脂層
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼索上の少なくとも一部に被覆層を有す
る可撓性ロッドと該ロッド上に螺旋状に設けられた樹脂
からなるコードとを備えてなるフレキシブルスクリュー
において、可撓性ロッドの被覆層が、ショアA硬度が5
0〜90の熱可塑性ウレタン樹脂(A)とエチレン−プ
ロピレン系共重合体(B)とを含み、(A)成分と
(B)成分のブレンド比(重量比)がA:B=80:2
0〜40:60である樹脂組成物からなることを特徴と
するフレキシブルスクリュー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17926095A JPH0930628A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | フレキシブルスクリュー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17926095A JPH0930628A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | フレキシブルスクリュー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0930628A true JPH0930628A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16062748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17926095A Pending JPH0930628A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | フレキシブルスクリュー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0930628A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6559229B1 (en) * | 1998-05-19 | 2003-05-06 | Basf Aktiengesellschaft | Blends comprising thermoplastic polyurethane |
-
1995
- 1995-07-14 JP JP17926095A patent/JPH0930628A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6559229B1 (en) * | 1998-05-19 | 2003-05-06 | Basf Aktiengesellschaft | Blends comprising thermoplastic polyurethane |
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