JPH09306400A - 電子ビ―ム計測用ナイフエッジ及びその製法並びに電子ビ―ム計測用ナイフエッジを用いた電子ビ―ム計測法 - Google Patents

電子ビ―ム計測用ナイフエッジ及びその製法並びに電子ビ―ム計測用ナイフエッジを用いた電子ビ―ム計測法

Info

Publication number
JPH09306400A
JPH09306400A JP8145035A JP14503596A JPH09306400A JP H09306400 A JPH09306400 A JP H09306400A JP 8145035 A JP8145035 A JP 8145035A JP 14503596 A JP14503596 A JP 14503596A JP H09306400 A JPH09306400 A JP H09306400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
substrate
electron beam
knife edge
laminate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8145035A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kurihara
健二 栗原
Hideo Ikutsu
英夫 生津
Masao Nagase
雅夫 永瀬
Takahiro Makino
孝裕 牧野
Hisataka Takenaka
久貴 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP8145035A priority Critical patent/JPH09306400A/ja
Publication of JPH09306400A publication Critical patent/JPH09306400A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ビ―ム計測用ナイフエッジを、それを用
いて電子ビームの第1及び第2の走査方向の径及びエッ
ジだれを、ともに高精度に測定できるものとして得る。 【解決手段】 平らな主面と、その主面に対して垂直な
第1及び第2の面を少なくとも有する基板を有し、その
基板の第1及び第2の面のそれぞれ上に、互いに異なる
電子ビーム透過率または反射率もしくは2次電子放出率
を有する2つの層が積層されている積層体が、それを構
成している2つの層の間の界面をナイフエッジとするよ
うに形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路を
製造したり、評価したりするのに用い得る電子ビ―ム装
置における電子ビ―ムの径またはエッジだれを測定する
のに用いる電子ビ―ム計測用ナイフエッジ、及びその製
法、並びに電子ビ―ム計測用ナイフエッジを用いた電子
ビ―ム計測法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図6及び図7を伴って、次に述べ
る電子ビ―ム計測法が特願平05−273040号にお
いて提案されている。
【0003】まず、従来提案されている電子ビ―ム計測
法にいられている従来の電子ビ―ム計測用ナイフエッジ
を述べるに、図6において符号1で示され、互に平行に
相対する平らな主面3a及び3bと、それら主面3a及
び3bに対して垂直な面4を有する基板2を有し、そし
て、その基板2の面4上に、互に異なる電子ビーム透過
率または反射率もしくは2次電子放出率を有する第1及
び第2の層6及び7がそれらの順に積層されている積層
体5が、第1及び第2の層6及び7間の界面をナイフエ
ッジ8とするように形成されている、という構成を有す
る。
【0004】この場合、積層体5を構成している第1の
層6は、原子番号の比較的小さなB、C、Be、Al、
Siなどの元素、またはそれらの元素を含むB4 C、B
N、SiC、SiNなどの化合物でなる軽元素を主成分
とする層でなる。また、積層体5を構成している第2の
層7は、原子番号の比較的大きなW、Mo、Ta、P
t、Ru、Rhなどの元素、またはそれら元素を含む化
合物などでなる、重元素を主成分とする層でなる。な
お、第1の層6が軽元素を主成分とする層でなる場合、
その第1の層6は電子ビームに対して比較的高い透過率
を有し且つ電子ビームに対して比較的低い反射率を有
し、また、第2の層7が重元素を主成分とする層でなる
場合、その第2の層7は電子ビームに対して比較的低い
透過率を有し且つ電子ビームに対して比較的高い反射率
を有する。なお、第1の層6が軽元素を主成分とする層
でなり、また第2の層7が重元素を主成分とする層でな
る場合、第1及び第2の層6及び7は、互に異なる2次
電子放出率を有する。
【0005】以上が、従来提案されている電子ビ―ム計
測法に用いられている電子ビ―ム計測用ナイフエッジで
ある。
【0006】次に、図6に示す上述した従来の電子ビ―
ム計測用ナイフエッジ1を用いた、従来の電子ビ―ム計
測法を述べるに、その1つは、上述した電子ビ―ム計測
用ナイフエッジ1の基板2の主面3aを、電子銃(図示
せず)から走査系(図示せず)を通して得られる電子ビ
ームBによって、図6及び図7Aに示すように、積層体
5の第1及び第2の層6及び7間の界面でなるナイフエ
ッジ8を例えば垂直に横切るようにx方向に走査し、そ
れによって基板2の主面3b側に透過して得られる電子
B′の強度を、電子検出器(図示せず)によって検出
し、その電子検出器から出力される図7Bに示すような
検出信号Sの、ナイフエッジ8に対応して立ち下ってい
る部の幅が、電子ビームBの基板2の主面3a上を走査
する方向にみた径に対応することから、その検出信号S
の、ナイフエッジ8に対応して立ち下っている部の最大
レベルの例えば10%の位置と90%の位置との間で定
義される幅dを、電子ビームBの基板2の主面3a上を
走査するx方向の径として、信号処理回路(図示せず)
での処理によって測定する。
【0007】また、図6に示す従来の電子ビ―ム計測用
ナイフエッジ1を用いた、従来の電子ビ―ム計測法の他
の1つは、電子ビ―ム計測用ナイフエッジ1の基板2の
主面3aを、上述したのと同様に得られる電子ビームB
によって走査し、それによって基板2の主面3b側に透
過して得られる電子B′の強度を、電子検出器によって
検出し、その電子検出器から出力される図7Bに示すよ
うな検出信号Sを、信号処理回路(図示せず)で2次微
分し、その信号処理回路で得られる図7Cに示すような
2次微分信号S′の、ナイフエッジ8に対応して立ち下
っている部の幅が、電子ビームBの基板2の主面3a上
を走査するx方向にみたエッジだれに対応することか
ら、その部の幅d′を、電子ビームBの基板2の主面3
a上を走査する方向にみたエッジだれとして、信号処理
回路での処理によって測定する。
【0008】以上が、図6に示す従来の電子ビ―ム計測
用ナイフエッジを用いた、従来の電子ビ―ム計測法であ
る。
【0009】上述した従来の電子ビ―ム計測法によれ
ば、用いる図6に示す従来の電子ビ―ム計測用ナイフエ
ッジ1のナイフエッジ8が、基板2の面4上に形成され
た積層体5を構成している第1及び第2の層6及び7間
の界面によって形成されているので、そのナイフエッジ
8が、電子ビ―ム計測用ナイフエッジ1の基板2の主面
3aに対して高い垂直性を有し且つ高い平坦性を有し、
このため、上述した従来の電子ビ―ム計測法の1つの場
合、電子ビ―ム計測用ナイフエッジ1の基板2の主面3
a上を走査する電子ビームBが、基板2の主面3a上で
みて、ナノオーダのような微細な径を有していても、そ
の電子ビームBのx方向の径を高精度に測定することが
でき、また、上述した従来の電子ビ―ム計測法の他の1
つの場合、同様に走査する電子ビームBが、同様に、基
板2の主面3a上でみて、ナノオーダのような微細なエ
ッジだれを有していても、その電子ビームBのx方向の
エッジだれを高精度に測定することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図6及び図7を伴って
上述した従来の電子ビ―ム計測法の場合、用いる電子ビ
―ム計測用ナイフエッジ1が、基板2の主面3aに対し
て垂直な1つの面4上に形成されている積層体5を構成
している第1及び第2の層6及び7の界面による1つの
ナイフエッジ8しか有しないため、電子ビームBのx方
向という1つの方向の径及びエッジだれしか測定するこ
とができず、また、このため、電子ビームBを得る電子
銃及び走査系において非点収差が生じていても、それを
高精度に補正することができない、という欠点を有して
いた。
【0011】よって、本発明は、上述した欠点のない、
新規な電子ビ―ム計測用ナイフエッジ、及びその製法、
並びに電子ビ―ム計測用ナイフエッジを用いた電子ビ―
ム計測法を提案せんとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願第1番目の発明によ
る電子ビ―ム計測用ナイフエッジは、平らな主面と、
その主面に対して垂直な第1及び第2の面を少なくとも
有する基板を有し、そして、その基板の第1の面上
に、互いに異なる電子ビーム透過率または反射率もしく
は2次電子放出率を有する第1及び第2の層がそれらの
順に積層されている第1の積層体が上記第1及び第2の
層間の界面を第1のナイフエッジとするように形成され
ているとともに、上記基板の第2の面上に、互いに異
なる電子ビーム透過率または反射率もしくは2次電子放
出率を有する第3及び第4の層が積層されている第2の
積層体が上記第3及び第4の層間の界面を第2のナイフ
エッジとするように形成されている。
【0013】この場合、上記第1の積層体の第1の層と
上記第2の積層体の第3の層とが同じ電子ビーム透過率
または反射率もしくは2次電子放出率を有し、また、上
記第1の積層体の第2の層と上記第2の積層体の第4の
層とが同じ電子ビーム透過率または反射率もしくは2次
電子放出率を有するのを可とする。また、上記第1の積
層体の第1の層と上記第2の積層体の第3の層とが軽元
素を主成分とする層でなり、また、上記第2の積層体の
第2の層と上記第2の積層体の第4の層とが重元素を主
成分とする層でなるのを可とする。さらに、上記第1の
面と上記第2の面とが連接し、上記第1の積層体の第1
の層と上記第2の積層体の第3の層とが、上記第1及び
第2の面上に連続して延長している第1の電子ビーム透
過率または反射率もしくは2次電子放出率を有する層
の、上記第1の面上の部及び上記第3の層の上記第2の
面上の部でそれぞれなり、上記第1の積層体の第2の層
と上記第3の積層体の第3の層とが、上記第1の電子ビ
ーム透過率または反射率もしくは2次電子放出率を有す
る層上に延長している第2の電子ビーム透過率または反
射率もしくは2次電子放出率を有する層の、上記第1の
層上の部及び上記第4の層の上記第3の層上の部でそれ
ぞれなるのを可とする。
【0014】本願第2番目の発明による電子ビ―ム計測
用ナイフエッジの製法は、平らな第1の主面を有する
第1の基板を用意する工程と、上記第1の基板に対す
るその第1の主面側からのエッチンク処理によって、上
記第1の基板から、その第1の主面の一部でなる第1の
面と、その第1の面の一端から上記第1の面に対して垂
直に延長している第2の面と、その第2の面の延長端か
らその第2の面に対して垂直に延長している第3の面と
を少なくとも有する第2の基板を形成する工程と、上
記第2の基板の第1の面上に互に異なる電子ビーム透過
率または反射率もしくは2次電子放出率を有する第1及
び第2の層がそれらの順に積層されている第1の積層体
を形成し、上記第2の基板の第2の面上に互に異なる電
子ビーム透過率または反射率もしくは2次電子放出率を
有する第3及び第4の層がそれらの順に積層されている
第2の積層体を形成し、上記第2の基板の第3の面に互
に異なる電子ビーム透過率または反射率もしくは2次電
子放出率を有する第5及び第6の層がそれらの順に積層
されている第3の積層体を形成することによって、上記
第2の基板から、その第1、第2及び第3の面でなる第
4、第5及び第6の面上にそれぞれ上記第1、第2及び
第3の積層体が形成されている第3の基板を形成する工
程と、上記第3の基板から、その第4、第5及び第6
の面に対して垂直な相対向する第2及び第3の主面を有
するとともに、上記第3の基板の第4の面の一部でなる
第7の面上に上記第1の積層体の一部でなる第4の積層
体が形成され、上記第3の基板の第5の面の一部でなる
第8の面上に上記第2の積層体の一部でなる第5の積層
体が形成され、上記第3の基板の第6の面の一部でなる
第9の面上に上記第3の積層体の一部でなる第6の積層
体が形成されている第4の基板を形成する工程とを有す
る。
【0015】この場合、上記第1の積層体の第1の層と
上記第2の積層体の第3の層と上記第3の積層体の第5
の層とが同じ電子ビーム透過率または反射率もしくは2
次電子放出率を有し、また、上記第1の積層体の第2の
層と上記第2の積層体の第4の層と上記第4の積層体の
第6の層とが同じ電子ビーム透過率または反射率もしく
は2次電子放出率を有するのを可とする。また、上記第
1の積層体の第1の層と上記第2の積層体の第3の層と
上記第3の積層体の第5の層とが軽元素を主成分とする
層でなり、また、上記第1の積層体の第2の層と上記第
2の積層体の第4の層と上記第3の積層体の第6の層と
が重元素を主成分とする層でなるのを可とする。さら
に、上記第2の基板を形成する工程において、上記第2
の基板を、第1の面と第2の面と第3の面とがそれらの
順に連接するように形成し、上記第3の基板を形成する
工程において、上記第3の基板を、上記第2の基板の第
1、第2及び第3の面上に連続延長している第1の電子
ビーム透過率または反射率もしくは2次電子放出率を有
する第7の層を形成し、その第7の層上に第2の電子ビ
ーム透過率または反射率もしくは2次電子放出率を有す
る第8の層を形成することによって、上記第1の積層体
の第1の層と上記第2の積層体の第3の層と上記第3の
積層体の第5の層とが上記第7の層の上記第1、第2及
び第3の面上の部でそれぞれなるものとし、上記第1の
積層体の第2の層と上記第2の積層体の第4の層と上記
第3の積層体の第6の層とが上記第8の層の上記第1、
第2及び第3の層上の部でそれぞれなるものとして形成
するのを可とする。
【0016】本願第3番目の発明による電子ビ―ム計測
用ナイフエッジを用いた電子ビ―ム計測法は、本願第
1番目の発明による電子ビ―ム計測用ナイフエッジを用
い、そして、その電子ビ―ム計測用ナイフエッジの上
記基板の上記主面上に、電子ビ―ムを上記第1及び第2
のナイフエッジをそれぞれ横切るようにそれぞれ第1及
び第2の方向に順次走査させ、それら電子ビームの第1
及び第2の方向の走査によって上記基板をそれぞれ透過
または反射して得られる第1及び第2の電子または上記
基板からそれぞれ放出されて得られる第1及び第2の2
次電子をそれぞれ第1及び第2の検出信号として強度検
出し、上記第1の検出信号の、上記第1のナイフエッ
ジに対応して得られる立上っているまたは立下っている
部の幅を、及び上記第2の検出信号の上記第2のナイフ
エッジに対応して得られる立ち上っているまたは立ち下
っている部の幅を、上記電子ビ―ムの上記第1の方向、
及び上記第2の方向のそれぞれの径としてそれぞれ測定
する。
【0017】本願第4番目の発明による電子ビ―ム計測
用ナイフエッジを用いた電子ビ―ム計測法は、本願第
1番目の発明による電子ビ―ム計測用ナイフエッジを用
い、そして、その電子ビ―ム計測用ナイフエッジの上
記基板の上記主面上に、電子ビ―ムを上記第1及び第2
のナイフエッジをそれぞれ横切るようにそれぞれ第1及
び第2の方向に順次走査させ、それら電子ビームの第1
及び第2の方向の走査によって上記基板をそれぞれ透過
または反射して得られる第1及び第2の電子または上記
基板からそれぞれ放出されて得られる第1及び第2の2
次電子をそれぞれ第1及び第2の検出信号として強度検
出し、上記第1及び第2の検出信号をそれぞれ2次微
分して得られる第1及び第2の微分信号の上記第1及び
第2のナイフエッジにそれぞれ対応して得られる部の幅
を、上記電子ビ―ムの上記第1及び第2の方向のそれぞ
れのエッジだれとして測定する。
【0018】
【発明の実施の形態1】次に、図1〜図5を伴って、本
発明による電子ビ―ム計測法の第1の実施の形態例を、
それに用いる本発明による電子ビ―ム計測用ナイフエッ
ジの実施の形態例及びその製法の実施の形態例とともに
述べよう。
【0019】まず、本発明による電子ビ―ム計測法の実
施の形態例に用いる本発明による電子ビ―ム計測用ナイ
フエッジの実施の形態例を述べるに、図1において、符
号11で示され、互に相対向する平らな主面13a及び
13bと、それら主面13a及び13bに対して垂直な
第1の面14と、主面13a及び13b及び第1の面1
4に対して垂直な第1の面14に連接している第2の面
24と、主面13a及び13b及び第2の面24に対し
て垂直な第2の面24に第1の面14側とは反対側で連
接している第3の面34と、主面13a及び13b及び
第1の面14に対して垂直な第1の面14に第2の面2
4側とは反対側で連接している第4の面44と、主面1
3a及び13b及び第4の面44に対して垂直な第4の
面44に第1の面14側とは反対側で連接している第5
の面54とを有する基板12を有し、そして、その基板
12の第1の面14上に、互に異なる電子ビーム透過率
または反射率もしくは2次電子放出率を有する第1及び
第2の層16及び17がそれらの順に積層されている第
1の積層体15が第1及び第2の層16及び17間の界
面を第1のナイフエッジ18とするように形成され、ま
た、基板12の第2の面24上に、互に異なる電子ビー
ム透過率または反射率もしくは2次電子放出率を有する
第3及び第4の層26及び27がそれらの順に積層され
ている第2の積層体25が第3及び第4の層26及び2
7間の界面を第2のナイフエッジ28とするように形成
され、さらに、基板12の第3の面34上に、互に異な
る電子ビーム透過率または反射率もしくは2次電子放出
率を有する第5及び第6の層36及び37がそれらの順
に積層されている第3の積層体35が第5及び第6の層
36及び37間の界面を第3のナイフエッジ38とする
ように形成されている、という構成を有する。
【0020】この場合、第1の積層体15の第1の層1
6と第2の積層体25の第3の層26と第3の積層体3
5の第5の層36とが、原子番号の比較的小さなB、
C、Be、Al、Siなどの元素、またはそれらの元素
を含むB4 C、BN、SiC、SiNなどの化合物でな
る、同じ軽元素を主成分とする層でなり、同じ電子ビー
ム透過率または反射率もしくは2次電子放出率を有す
る。また、第1の積層体15の第2の層17と第2の積
層体25の第4の層27と第3の積層体35の第6の層
37とが、原子番号の比較的大きなW、Mo、Ta、P
t、Ru、Rhなどの元素、またはそれら元素を含む化
合物などでなる、同じ重元素を主成分とする層でなり、
同じ電子ビーム透過率または反射率もしくは2次電子放
出率を有する。なお、第1、第3及び第5の層16、2
6及び36が軽元素を主成分とする層でなる場合、それ
ら第1、第3及び第5の層16、26及び36は、電子
ビームに対して比較的高い透過率を有し且つ電子ビーム
に対して比較的低い反射率を有し、第2、第4及び第6
の層17、27及び37が重元素を主成分とする層でな
る場合、それら第2、第4及び第6の層17、27及び
37は、電子ビームに対して比較的低い透過率を有し且
つ電子ビームに対して比較的高い反射率を有する。な
お、第1、第3及び第5の層16、26及び36が軽元
素を主成分とする層でなり、第2、第4及び第6の層1
7、27及び37が重元素を主成分とする層でなる場
合、第1、第3及び第5の層16、26及び36と、第
2、第4及び第6の層17、27及び37とは互に異な
る2次電子放出率を有する。
【0021】また、上述した第1の積層体15の層1
6、第2の積層体25の第3の層26及び第3の積層体
35の第5の層36は、基板12の第1、第2及び第3
の面14、24及び34上に連続して延長している上述
した軽元素を主成分とする層46の、第1の面14上の
部、第2の面24上の部及び第3の面34上の部でそれ
ぞれなり、また、上述した第1の積層体15の第2の層
17、第2の積層体25の第4の層27及び第3の積層
体35の第6の層37が、上述した軽元素を主成分とす
る層46上に延長している上述した重元素を主成分とす
る層57の、第1の層16上の部、第3の層26上の部
及び第5の層36上の部でそれぞれなる。なお、軽元素
を主成分とする層46と重元素を主成分とする層47と
は積層体45を構成しているところから、上述した第
1、第2及び第3の積層体15、25及び35は、基板
12の第1、第2及び第3の面14、24及び34上に
連続して延長しているいま述べた積層体45の、第1、
第2及び第3の面14、24及び34上の部でそれぞれ
なる。
【0022】以上が、本発明による電子ビ―ム計測法の
実施の形態例に用いる電子ビ―ム計測用ナイフエッジの
実施の形態例の構成である。
【0023】次に、このような構成を有する本発明によ
る電子ビ―ム計測用ナイフエッジを製造するための、本
発明による電子ビ―ム計測用ナイフエッジの製法の実施
の形態例を、図3及び図4を伴って述べるに、予め、爾
後、図1に示す本発明による電子ビ―ム計測用ナイフエ
ッジ11の基板12になる、平らな主面64を有する板
62を用意する(図2A)。この場合、基板62はSi
でなり、またその基板62の主面64はSiの(11
0)面でなる。
【0024】次に、基板62の主面64上に、例えばS
iO2 でなるマスク用層71を例えばスパッタリングに
よって形成する(図2B)。
【0025】次に、マスク用層71上に、フォトレジス
ト層72を、図1に示す本発明による電子ビ―ム計測用
ナイフエッジ11の基板12の第1の面14の主面13
a及び13bに沿って方向の長さを以って、基板62を
構成しているSiの<112>軸方向に延長しているも
のとして形成する(図2C)。
【0026】次に、マスク用層71に対するフォトレジ
スト層72をマスクとするエッチング処理により、マス
ク用層71から、そのフォトレジスト層72下の部でな
るマスク層71′を形成する(図3D)。
【0027】次に、マスク層71′上から、フォトレジ
スト層72を除去する(図3E)。
【0028】次に、基板62に対するマスク層71′を
マスクとする、KOH溶液をエッチャントとする深さ1
μmのエッチング処理によって、基板62の主面64
の一部でなる、爾後、図1に示す本発明による電子ビ―
ム計測用ナイフエッジ11の基板12の第1の面14に
なる面14′と、その面14′の一端から面14′に
対して垂直に延長している、爾後、図1に示す本発明に
よる電子ビ―ム計測用ナイフエッジ11の基板12の第
2の面24になる面24′と、その面24′の延長端
からその面24′に対して垂直に延長している、爾後、
図1に示す本発明による電子ビ―ム計測用ナイフエッジ
11の基板12の第3の面34になる面34′と、面
14′の他端(面24′側とは反対側の)から面14′
に対して垂直に延長している、爾後、図1に示す本発明
による電子ビ―ム計測用ナイフエッジ11の基板12の
第4の面34になる面34′と、面44′の延長端か
らその面44′に対して垂直に延長している、爾後、図
1に示す本発明による電子ビ―ム計測用ナイフエッジ1
1の基板12の第5の面54になる面54′とを有する
基板62′を形成する(図3F)。この場合、面1
4′、34′及び54′は、Siの(100)面でなる
ものとして得られ、また、面24′及び44′はSiの
(111)面でなるものとして得られる。
【0029】次に、基板62′の面14′上から、マス
ク層71′を除去する(図4G)。
【0030】次に、基板62′に対する、基板62′の
面24′に対して例えば45゜だけ傾斜した面に沿った
斜め上方からの軽元素を主成分とする材料(例えばC)
のRFマグネトロンスパッタリングによって、基板6
2′の面14′、24′及び34′上に連続延長してい
る、爾後、図1に示す本発明による電子ビ―ム計測用ナ
イフエッジ11で述べた軽元素を主成分とする層46に
なる層46′を形成し、次で、その層46′に対する、
同様の斜め上方からの重元素を主成分とする材料(例え
ばW)のRFマグネトロンスパッタリングによって、そ
の層46′上に、爾後、図1に示す本発明による電子ビ
―ム計測用ナイフエッジ11で述べた重元素を主成分と
する層47になる層47′を形成することによって、そ
れら層46′及び47′による、爾後、図1に示す本発
明による電子ビ―ム計測用ナイフエッジ11で述べた積
層体45になる積層体45′を形成し、よって、基板7
2′から、その面14′、24′及び34′でそれぞれ
なる面14″、24″及び34″上に連続延長している
層46′及び47′の積層体45′を形成されている基
板72″を形成する(図4H)。
【0031】この場合、基板62′の面44′上には、
積層体45′のような積層体は形成されず、従って、基
板62″の、基板62′の面44′でなる面44″上に
は、そのような積層体が形成されていないが、基板6
2′の面54′上には、積層体45′と同様の積層体が
面44′から離れた位置から面44′側とは反対側に延
長して形成され、従って、基板72″の、基板72′の
面54″でなる面54″には、そのような積層体がその
ように形成されている。
【0032】次に、基板72″に対する集束イオンビー
ムを用いたスパッタリングエッチング処理によって、基
板72″から、その面14″、24″及び34″に対し
て垂直な相対向する面をそれぞれ図1に示す本発明によ
る電子ビ―ム計測用ナイフエッジ11の相対向する主面
13a及び13bとして有するとともに、基板72″の
面14″の一部でなる面、面24″の一部でなる面及び
面34″の一部でなる面をそれぞれ図1に示す本発明に
よる電子ビ―ム計測用ナイフエッジの第1、第2及び第
3の面14、24及び34として、それら第1、第2及
び第3の面14、24及び34上に連続して延長してい
る層及びその層上に延長している層とを図1に示す本発
明による電子ビ―ム計測用ナイフエッジ11で述べた積
層体45を構成している層46及び47として有する基
板を、図1に示す本発明による電子ビ―ム計測用ナイフ
エッジ11の基板12として形成する(図3I)。
【0033】以上で、本発明による電子ビ―ム計測法の
実施の形態例に用いる本発明による電子ビ―ム計測用ナ
イフエッジの実施の形態例、及びその製法の実施の形態
例が明らかとなった。
【0034】次に、図1に示す本発明による電子ビ―ム
計測用ナイフエッジの実施の形態例を用いた、本発明に
よる電子ビ―ム計測法の第1の実施の形態例を述べよ
う。
【0035】本発明による電子ビ―ム計測法の第1の実
施の形態例においては、図1に示す本発明による電子ビ
―ム計測用ナイフエッジ11を用い、図6及び図7で前
述した従来の電子ビ―ム計測法の場合に準じて、電子ビ
―ム計測用ナイフエッジ11の基板12の主面13a
を、電子銃(図示せず)から走査系(図示せず)を通し
て得られる電子ビ―ムBによって、図1及び図5Aに示
すように、積層体15の層16及び17間の界面でな
る第1のナイフエッジ18を横切る(例えば垂直に)よ
うにx方向に走査させ、それによって基板12の主面3
b側に透過して得られる電子B′(図示せず)を、電子
検出器(図示せず)によって図5Bに示すような検出信
号S1として検出し、続いて、またはその前に、第2
の積層体25の層26及び27間の界面でなる第2のナ
イフエッジ28または積層体35の層36及び37間の
界面でなる第3のナイフエッジ38を横切る(例えば垂
直)ようにy方向に走査させ、それによって基板12の
主面3b側に透過して得られる電子B′の強度を、同じ
電子検出器によって図5Bに示すように検出信号S2と
して検出し、そして、検出信号S1の、第1のナイフエ
ッジ18に対応して得られる立ち下っている部の幅が、
電子ビ―ムBの基板12の主面13a上を走査するx方
向の径に対応することから、その検出信号S1の、第1
のナイフエッジ18に対応して立ち下っている部の最大
レベルの例えば10%の位置と90%の位置との間で定
義される幅d1を、電子ビ―ムBの基板12の主面13
a上を走査するx方向の径として、信号処理回路(図示
せず)によって測定し、また、検出信号S2の第2また
は第3のナイフエッジ28または38に対応して得られ
る立ち下っている部の幅が、電子ビームBの基板12の
主面13a上を走査するy方向の径に対応することか
ら、検出信号S2の、第2または第3のナイフエッジ2
8または38に対応して立ち下っている部の最大レベル
の例えば10%の位置と90%の位置との間で定義され
る幅d2を、電子ビ―ムBの基板12の主面13a上を
走査するy方向の径として、信号処理回路(図示せず)
によって測定する。
【0036】以上が、本発明による電子ビ―ム計測法の
第1の実施の形態例である。
【0037】このような本発明による電子ビ―ム計測法
の実施の形態例によれば、用いる本発明による電子ビ―
ム計測用ナイフエッジ11の第1のナイフエッジ18
が、基板12の第1の面14上に形成されている第1の
積層体15を構成している第1及び第2の層16及び1
7間の界面によって形成され、また、第2のナイフエッ
ジ28が、基板12の第2の面24上に形成されている
第2の積層体25を構成している第3及び第4の層26
及び27間の界面によって形成され、さらに、第3のナ
イフエッジ38が、基板12の第3の面34上に形成さ
れている第3の積層体35を構成している第6及び第7
の層36及び37間の界面によって形成されているの
で、それら第1、第2及び第3のナイフエッジ18、2
8及び38が、ともに基板12の主面13aに対して高
い垂直性を有し且つ1nm以下の高い平坦性を有し、こ
のため、電子ビ―ム計測用ナイフエッジ11の基板12
の主面13a上を走査する電子ビ―ムBが、基板12の
主面13a上でみて、ナノオ―ダのような微細な径を有
していても、電子ビームBの基板12の主面13a上を
走査するx方向及びy方向の径をともに高精度に測定す
ることができる。
【0038】また、上述したところから明らかなよう
に、用いる本発明による電子ビ―ム計測用ナイフエッジ
11が、基板12の主面13aに対して垂直な第1の面
14上に形成されている第1の積層体15を構成してい
る第1及び第2の層16及び17の界面による第1のナ
イフエッジ18と、基板12の主面13aに対して垂直
な第2の面24上に形成されている第2の積層体25を
構成している第3及び第4の層26及び27の界面によ
る第2のナイフエッジ28と、基板12の主面13aに
対して垂直な第3の面34上に形成されている第3の積
層体35を構成している第5及び第6の層36及び37
の界面による第3のナイフエッジ38とを有するので、
電子ビームBを、電子ビ―ム計測用ナイフエッジ11の
基板12の主面13a上に、第1のナイフエッジ18を
横切るx方向に走査させ、次にまたはその前に第2また
は第3のナイフエッジ28または38を横切るy方向に
走査させることができ、それによって、電子ビームBの
x方向及びy方向の径をともに測定することができ、こ
のため、電子ビームBを得る電子銃及び走査系において
非点収差が生じていても、これを高精度に補正すること
ができる。
【0039】また、図1に示す本発明による電子ビ―ム
計測用ナイフエッジ11によれば、上述した、本発明に
よる電子ビ―ム計測法の第1の実施の形態例から明らか
なように、本発明による電子ビ―ム計測法の第1の実施
の形態例に用いて、電子ビ―ム計測用ナイフエッジ11
の基板12の主面13a上をx方向及びy方向に走査す
る電子ビ―ムBのx方向及びy方向の径を、高精度に測
定することができ、また、このため、電子ビームBを得
る電子銃及び走査系に非点収差が生じていても、これ
を、高精度に補正することができる。
【0040】なお、図1に示す本発明による電子ビ―ム
計測用ナイフエッジ11は、それを、上述したように、
電子ビ―ム計測法に用いることができるばかりでなく、
イオンビームやX線ビームなどの径を測定するのに、上
述したのと同様に用いて、同様の作用・効果を得ること
ができるものである。
【0041】さらに、図3及び図4に示す本発明による
電子ビ―ム計測用ナイフエッジの製法によれば、図1に
示す優れた作用・効果を有する電子ビ―ム計測用ナイフ
エッジ1を、容易に製造することができる。
【0042】
【実施の形態例2】次に、本発明による電子ビ―ム計測
法の第2の実施の形態例を述べよう。
【0043】本発明による電子ビ―ム計測法の第2の実
施の形態例においては、図1に示す本発明による電子ビ
―ム計測用ナイフエッジ1を用い、そして、その電子ビ
―ム計測用ナイフエッジ11の基板12の主面13a
を、実施の形態例1で述べた本発明による電子ビ―ム計
測法の場合と同様に、電子銃から走査系を通して得られ
る電子ビ―ムBによって、第1のナイフエッジ18を横
切る方向にx方向に走査させ、それによって基板12の
主面13b側に透過して得られる電子ビームBを、電子
検出器によって図5Bに示すような検出信号S1として
強度検出し、次でまたはその前に、電子ビームBを、第
2または第3のナイフエッジ28または38を横切る方
向にy方向に走査させ、それによって基板12の主面1
3b側に透過して得られる電子B′を、同じ電子検出器
によって図5Bに示すような検出信号S2として強度検
出し、そして、検出信号S1及びS2の信号処理回路で
それぞれ2次微分してそれぞれ得られる図5Cに示すよ
うな微分信号S1′及びS2′の、電子ビ―ム計測用ナ
イフエッジ1の第1、及び第2または第3のナイフエッ
ジ18、及び28または38にそれぞれ対応して得られ
る部の幅が、電子ビ―ムBの基板12の主面13a上を
走査するx方向、及びy方向のエッジだれにそれぞれ対
応することから、それらの部の幅d1′、及びd2′
を、電子ビ―ムBのx、及びy方向のエッジだれとし
て、信号処理回路によって測定する。
【0044】以上が、本発明による電子ビ―ム計測法の
第2の実施の形態例である。
【0045】このような本発明による電子ビ―ム計測法
の第2の実施の形態例によれば、用いる電子ビ―ム計測
用ナイフエッジ11の第1、第2及び第3のナイフエッ
ジ18、28及び38が、ともに、本発明による電子ビ
―ム計測法の第1の実施の形態例で述べたように、電子
ビ―ム計測用ナイフエッジ11の基板12の主面13a
に対する高い垂直性を有し且つ高い平坦性を有している
ので、電子ビ―ムBがナノオ―ダのような微細な径を有
していても、その電子ビームのx及びy方向のエッジだ
れを、ともに、高精度に測定することができる。
【0046】なお、上述した本発明による電子ビ―ム計
測法においては、電子ビームBが、電子ビ―ム計測用ナ
イフエッジ11のナイフエッジを、それを形成している
積層体の軽元素を主成分とする層側から重元素を主成分
とする層側に向って横切って走査するとして、基板12
の主面13b側に透過して得られる電子の検出信号のナ
イフエッジに対応して立ち下っている部に着目して、電
子ビームBの径を測定する場合につき述べたが、電子ビ
ームBによって、電子ビ―ム計測用ナイフエッジ11の
ナイフエッジを、それを形成している積層体の重元素を
主成分とする層側から軽元素を主成分とする層側に向っ
て横切って走査させ、基板12の主面13b側に透過し
て得られる電子の検出信号のナイフエッジに対応して立
ち上っている部に着目して、同様に電子ビームBの径を
測定するようにすることもできることは明らかであろ
う。
【0047】また、上述した本発明による電子ビ―ム計
測法においては、それに用いる電子ビ―ム計測用ナイフ
エッジ11の第1、第2及び第3のナイフエッジをそれ
ぞれ形成する積層体を構成している重元素を主成分とす
る層と軽元素を主成分とする層とに電子ビ―ムに対する
透過率の差があることを利用した電子ビ―ム計測法を述
べたが、電子ビ―ム計測用ナイフエッジ11の第1、第
2及び第3のナイフエッジをそれぞれ形成する重元素を
主成分とする層と軽元素を主成分とする層とに電子ビ―
ムに対する反射率の差があることを利用して、電子ビ―
ム計測用ナイフエッジ11の基板12の主面13a上を
x及びy方向に走査する電子ビ―ムBの反射電子から検
出信号を得るようにすることによって、または電子ビ―
ム計測用ナイフエッジ11の第1、第2及び第3のナイ
フエッジをそれぞれ形成する重元素を主成分とする層と
軽元素を主成分とする層とに2次電子の放出率の差があ
ることを利用して、電子ビ―ム計測用ナイフエッジ11
の基板12の主面13aを電子ビ―ムBによってx及び
y方向に走査することによって放出して得られる2次電
子から検出信号を得るようにすることによって、上述し
た本発明による電子ビ―ム計測法で測定したと同様の測
定を行うようにすることもできることは明らかであろ
う。
【0048】その他、本発明の精神を脱することなし
に、種々の変型、変更をなし得るであろう。
【0049】
【発明の効果】本発明による電子ビ―ム計測用ナイフエ
ッジによれば、本発明による電子ビ―ム計測法に用いる
ことによって、電子ビームの径が微細であっても、その
電子ビームの第1及び第2の走査方向の径を、ともに高
精度に測定することができるとともに、電子ビ―ムの第
1及び第2の走査方向のエッジだれを、ともに高精度に
測定することができる。
【0050】本発明による電子ビ―ム計測用ナイフエッ
ジの製法によれば、本発明による優れた電子ビ―ム計測
用ナイフエッジを、容易に製造することができる。
【0051】本発明による電子ビ―ム計測用ナイフエッ
ジを用いた電子ビ―ム計測法によれば、電子ビ―ムの径
が微細であっても、その電子ビームの第1及び第2の走
査方向の径を、ともに高精度に測定することができ、ま
た、電子ビームの第1及び第2の走査方向のエッジだれ
を、ともに高精度に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子ビ―ム計測用ナイフエッジの
実施の形態例を示す略線的斜視図である。
【図2】本発明による電子ビ―ム計測用ナイフエッジの
製法の実施の形態例を示す順次の工程における略線的斜
視図である。
【図3】本発明による電子ビ―ム計測用ナイフエッジの
製法の実施の形態例を示す、図2に示す順次の工程に続
く順次の工程における略線的斜視図である
【図4】本発明による電子ビ―ム計測用ナイフエッジの
製法の実施の形態例を示す、図3に示す順次の工程に続
く順次の工程における略線的斜視図である
【図5】図1に示す本発明による電子ビ―ム計測用ナイ
フエッジを用いた、本発明による電子ビ―ム計測法の説
明に供する図である。
【図6】従来の電子ビ―ム計測用ナイフエッジを示す略
線的斜視図である。
【図7】図6に示す従来の電子ビ―ム計測用ナイフエッ
ジを用いた、従来の電子ビ―ム計測法の説明に供する図
である。
【符号の説明】
1、11 電子ビ―ム計測
用ナイフエッジ 2、12、62 基板 3a、3b、13a、13b、64 主面 4、14、24、34、44、54 面 14′、24′、34′、44′、54′ 面 5、15、25、35、45、45′ 積層体 6、16、26、36、46、46′ 軽元素を主成分
とする層 7、17、27、37、47、47′ 重元素を主成分
とする層 8、18、28、38 ナイフエッジ 71 マスク用層 71′ マスク層 72 フォトレジスト
層 B 電子ビ―ム B′ 電子
フロントページの続き (72)発明者 牧野 孝裕 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 竹中 久貴 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平らな主面と、その主面に対して垂直な
    第1及び第2の面を少なくとも有する基板を有し、 上記基板の第1の面上に、互いに異なる電子ビーム透過
    率または反射率もしくは2次電子放出率を有する第1及
    び第2の層がそれらの順に積層されている第1の積層体
    が上記第1及び第2の層間の界面を第1のナイフエッジ
    とするように形成されているとともに、 上記基板の第2の面上に、互いに異なる電子ビーム透過
    率または反射率もしくは2次電子放出率を有する第3及
    び第4の層が積層されている第2の積層体が上記第3及
    び第4の層間の界面を第2のナイフエッジとするように
    形成されていることを特徴とする電子ビ―ム計測用ナイ
    フエッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子ビ―ム計測用ナイフ
    エッジにおいて、 上記第1の積層体の第1の層と上記第2の積層体の第3
    の層とが同じ電子ビーム透過率または反射率もしくは2
    次電子放出率を有し、 上記第1の積層体の第2の層と上記第2の積層体の第4
    の層とが同じ電子ビーム透過率または反射率もしくは2
    次電子放出率を有することを特徴とする電子ビ―ム計測
    用ナイフエッジ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の電子ビ―
    ム計測用ナイフエッジにおいて、 上記第1の積層体の第1の層と上記第2の積層体の第3
    の層とが軽元素を主成分とする層でなり、 上記第2の積層体の第2の層と上記第2の積層体の第4
    の層とが重元素を主成分とする層でなることを特徴とす
    る電子ビ―ム計測用ナイフエッジ。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2もしくは請求項3
    記載の電子ビ―ム計測用ナイフエッジにおいて、 上記第1の面と上記第2の面とが連接し、 上記第1の積層体の第1の層と上記第2の積層体の第3
    の層とが、上記第1及び第2の面上に連続して延長して
    いる第1の電子ビーム透過率または反射率もしくは2次
    電子放出率を有する層の、上記第1の面上の部及び上記
    第3の層の上記第2の面上の部でそれぞれなり、 上記第1の積層体の第2の層と上記第3の積層体の第3
    の層とが、上記第1の電子ビーム透過率または反射率も
    しくは2次電子放出率を有する層上に延長している第2
    の電子ビーム透過率または反射率もしくは2次電子放出
    率を有する層の、上記第1の層上の部及び上記第4の層
    の上記第3の層上の部でそれぞれなることを特徴とする
    電子ビ―ム計測用ナイフエッジ。
  5. 【請求項5】 平らな第1の主面を有する第1の基板を
    用意する工程と、 上記第1の基板に対するその第1の主面側からのエッチ
    ンク処理によって、上記第1の基板から、その第1の主
    面の一部でなる第1の面と、その第1の面の一端から上
    記第1の面に対して垂直に延長している第2の面と、そ
    の第2の面の延長端からその第2の面に対して垂直に延
    長している第3の面とを少なくとも有する第2の基板を
    形成する工程と、 上記第2の基板の第1の面上に互に異なる電子ビーム透
    過率または反射率もしくは2次電子放出率を有する第1
    及び第2の層がそれらの順に積層されている第1の積層
    体を形成し、上記第2の基板の第2の面上に互に異なる
    電子ビーム透過率または反射率もしくは2次電子放出率
    を有する第3及び第4の層がそれらの順に積層されてい
    る第2の積層体を形成し、上記第2の基板の第3の面に
    互に異なる電子ビーム透過率または反射率もしくは2次
    電子放出率を有する第5及び第6の層がそれらの順に積
    層されている第3の積層体を形成することによって、上
    記第2の基板から、その第1、第2及び第3の面でなる
    第4、第5及び第6の面上にそれぞれ上記第1、第2及
    び第3の積層体が形成されている第3の基板を形成する
    工程と、 上記第3の基板から、その第4、第5及び第6の面に対
    して垂直な相対向する第2及び第3の主面を有するとと
    もに、上記第3の基板の第4の面の一部でなる第7の面
    上に上記第1の積層体の一部でなる第4の積層体が形成
    され、上記第3の基板の第5の面の一部でなる第8の面
    上に上記第2の積層体の一部でなる第5の積層体が形成
    され、上記第3の基板の第6の面の一部でなる第9の面
    上に上記第3の積層体の一部でなる第6の積層体が形成
    されている第4の基板を形成する工程とを有することを
    特徴とする電子ビ―ム計測用ナイフエッジの製法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の電子ビ―ム計測用ナイフエ
    ッジの製法において、 上記第1の積層体の第1の層と上記第2の積層体の第3
    の層と上記第3の積層体の第5の層とが同じ電子ビーム
    透過率または反射率もしくは2次電子放出率を有し、 上記第1の積層体の第2の層と上記第2の積層体の第4
    の層と上記第4の積層体の第6の層とが同じ電子ビーム
    透過率または反射率もしくは2次電子放出率を有するこ
    とを特徴とする電子ビ―ム計測用ナイフエッジの製法。
  7. 【請求項7】請求項5記載または請求項6の電子ビ―ム
    計測用ナイフエッジの製法において、 上記第1の積層体の第1の層と上記第2の積層体の第3
    の層と上記第3の積層体の第5の層とが軽元素を主成分
    とする層でなり、 上記第1の積層体の第2の層と上記第2の積層体の第4
    の層と上記第3の積層体の第6の層とが重元素を主成分
    とする層でなることを特徴とする電子ビ―ム計測用ナイ
    フエッジの製法。
  8. 【請求項8】請求項5または請求項6もしくは請求項8
    記載の電子ビ―ム計測用ナイフエッジの製法において、 上記第2の基板を形成する工程において、上記第2の基
    板を、第1の面と第2の面と第3の面とがそれらの順に
    連接するように形成し、 上記第3の基板を形成する工程において、上記第3の基
    板を、上記第2の基板の第1、第2及び第3の面上に連
    続延長している第1の電子ビーム透過率または反射率も
    しくは2次電子放出率を有する第7の層を形成し、その
    第7の層上に第2の電子ビーム透過率または反射率もし
    くは2次電子放出率を有する第8の層を形成することに
    よって、上記第1の積層体の第1の層と上記第2の積層
    体の第3の層と上記第3の積層体の第5の層とが上記第
    7の層の上記第1、第2及び第3の面上の部でそれぞれ
    なるものとし、上記第1の積層体の第2の層と上記第2
    の積層体の第4の層と上記第3の積層体の第6の層とが
    上記第8の層の上記第1、第2及び第3の層上の部でそ
    れぞれなるものとして形成することを特徴とする電子ビ
    ―ム計測用ナイフエッジの製法。
  9. 【請求項9】 請求項1、請求項2、請求項3または請
    求項4記載の電子ビ―ム計測用ナイフエッジを用い、 その電子ビ―ム計測用ナイフエッジの上記基板の上記主
    面上に、電子ビ―ムを上記第1及び第2のナイフエッジ
    をそれぞれ横切るようにそれぞれ第1及び第2の方向に
    順次走査させ、それら電子ビームの第1及び第2の方向
    の走査によって上記基板をそれぞれ透過または反射して
    得られる第1及び第2の電子または上記基板からそれぞ
    れ放出されて得られる第1及び第2の2次電子をそれぞ
    れ第1及び第2の検出信号として強度検出し、 上記第1の検出信号の上記第1のナイフエッジに対応し
    て得られる立上っているまたは立下っている部の幅、及
    び上記第2の検出信号の上記第2のナイフエッジに対応
    して得られる立ち上っているまたは立ち下っている部の
    幅を、上記電子ビ―ムの上記第1の方向及び上記第2の
    方向のそれぞれの径としてそれぞれ測定することを特徴
    とする電子ビ―ム計測用ナイフエッジを用いた電子ビ―
    ム計測法。
  10. 【請求項10】 請求項1、請求項2、請求項3または
    請求項4記載の電子ビ―ム計測用ナイフエッジを用い、 その電子ビ―ム計測用ナイフエッジの上記基板の上記主
    面上に、電子ビ―ムを上記第1及び第2のナイフエッジ
    をそれぞれ横切るようにそれぞれ第1及び第2の方向に
    順次走査させ、それら電子ビームの第1及び第2の方向
    の走査によって上記基板をそれぞれ透過または反射して
    得られる第1及び第2の電子または上記基板からそれぞ
    れ放出されて得られる第1及び第2の2次電子をそれぞ
    れ第1及び第2の検出信号として強度検出し、 上記第1及び第2の検出信号をそれぞれ2次微分して得
    られる第1及び第2の微分信号の上記第1及び第2のナ
    イフエッジにそれぞれ対応して得られる部の幅を、上記
    電子ビ―ムの上記第1及び第2の方向のそれぞれのエッ
    ジだれとして測定することを特徴とする電子ビ―ム計測
    用ナイフエッジを用いた電子ビ―ム計測法。
JP8145035A 1996-05-15 1996-05-15 電子ビ―ム計測用ナイフエッジ及びその製法並びに電子ビ―ム計測用ナイフエッジを用いた電子ビ―ム計測法 Pending JPH09306400A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8145035A JPH09306400A (ja) 1996-05-15 1996-05-15 電子ビ―ム計測用ナイフエッジ及びその製法並びに電子ビ―ム計測用ナイフエッジを用いた電子ビ―ム計測法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8145035A JPH09306400A (ja) 1996-05-15 1996-05-15 電子ビ―ム計測用ナイフエッジ及びその製法並びに電子ビ―ム計測用ナイフエッジを用いた電子ビ―ム計測法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09306400A true JPH09306400A (ja) 1997-11-28

Family

ID=15375904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8145035A Pending JPH09306400A (ja) 1996-05-15 1996-05-15 電子ビ―ム計測用ナイフエッジ及びその製法並びに電子ビ―ム計測用ナイフエッジを用いた電子ビ―ム計測法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09306400A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002237444A (ja) * 2001-02-09 2002-08-23 Nikon Corp 荷電粒子線露光装置の結像性能の評価方法及び荷電粒子線露光装置
JP2002246298A (ja) * 2001-02-20 2002-08-30 Nikon Corp 荷電粒子線露光装置の結像性能の評価方法及び荷電粒子線露光装置
JP2005322423A (ja) * 2004-05-06 2005-11-17 Hitachi High-Technologies Corp 電子顕微鏡装置およびそのシステム並びに電子顕微鏡装置およびそのシステムを用いた寸法計測方法
JP2010139482A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Fuji Electric Holdings Co Ltd X線ビームの断面強度分布を測定するための方法
JP2013522923A (ja) * 2010-03-22 2013-06-13 マッパー・リソグラフィー・アイピー・ビー.ブイ. リソグラフィーシステム、センサ、コンバータ素子、および、製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002237444A (ja) * 2001-02-09 2002-08-23 Nikon Corp 荷電粒子線露光装置の結像性能の評価方法及び荷電粒子線露光装置
JP2002246298A (ja) * 2001-02-20 2002-08-30 Nikon Corp 荷電粒子線露光装置の結像性能の評価方法及び荷電粒子線露光装置
JP2005322423A (ja) * 2004-05-06 2005-11-17 Hitachi High-Technologies Corp 電子顕微鏡装置およびそのシステム並びに電子顕微鏡装置およびそのシステムを用いた寸法計測方法
JP2010139482A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Fuji Electric Holdings Co Ltd X線ビームの断面強度分布を測定するための方法
JP2013522923A (ja) * 2010-03-22 2013-06-13 マッパー・リソグラフィー・アイピー・ビー.ブイ. リソグラフィーシステム、センサ、コンバータ素子、および、製造方法
USRE47287E1 (en) 2010-03-22 2019-03-12 Mapper Lithography Ip B.V. Lithography system, sensor, converter element and method of manufacture

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101904560B1 (ko) 다층 기판, 다층 기판의 제조 방법, 다층 기판의 품질 관리 방법
KR101247835B1 (ko) 교정용 표준 부재 및 그 제작 방법 및 그것을 사용한 주사 전자 현미경
KR20200064065A (ko) 다층 반사막 부착 기판, 반사형 마스크 블랭크, 반사형 마스크 및 반도체 장치의 제조 방법
US7612334B2 (en) Standard reference component for calibration, fabrication method for the same, and scanning electron microscope using the same
JPWO2010016211A1 (ja) 校正用標準部材及びそれを用いた走査電子顕微鏡並びに走査電子顕微鏡の校正方法
JPH0210383B2 (ja)
CN102906850B (zh) 光刻系统、传感器、转换元件以及制造方法
JP3753239B2 (ja) 半導体ウェーハ表層結晶欠陥観察用試料とその作製方法
EP1318393A1 (en) Multi-layer film spectroscopic element for boron fluorescence x-ray analysis
KR102724034B1 (ko) 다층 반사막 부착 기판, 반사형 마스크 블랭크, 반사형 마스크, 및 반도체 장치의 제조 방법
WO2022104908A1 (zh) 一种对特定方向激光光束敏感的微纳结构
JP3248580B2 (ja) 重ね合わせ精度測定マークおよび重ね合わせ精度測定方法
JP3339138B2 (ja) 電子ビ―ム計測用ナイフエッジ及びその製法
KR20220133122A (ko) 다층 반사막 구비 기판의 제조 방법, 반사형 마스크 블랭크 및 그 제조 방법, 그리고 반사형 마스크의 제조 방법
JP3716522B2 (ja) 位置合わせ精度検出装置
JPS61128251A (ja) X線露光用マスク
JP2007139491A (ja) 欠陥の測定方法
JP2694140B2 (ja) X線マスク及びその製造方法
JP2016033956A (ja) Euvマスク欠陥検査方法およびeuvマスクブランク
CN112378934B (zh) 光学芯片、探测器以及制作方法
JPS5946025A (ja) パタ−ンエツジの検出方法及び装置
CN109839398B (zh) 一种用于同步辐射共聚焦荧光实验的标样制备方法
KR20250033048A (ko) 다층 반사막 부착 기판, 마스크 블랭크, 전사용 마스크 및 전사용 마스크의 제조 방법
JPH03105832A (ja) 粒子線のビーム径測定方法
JPH04220937A (ja) 分解能評価試料およびその製造方法