JPH09306870A - バリア膜の形成方法 - Google Patents
バリア膜の形成方法Info
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- JPH09306870A JPH09306870A JP12043696A JP12043696A JPH09306870A JP H09306870 A JPH09306870 A JP H09306870A JP 12043696 A JP12043696 A JP 12043696A JP 12043696 A JP12043696 A JP 12043696A JP H09306870 A JPH09306870 A JP H09306870A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 TiCl4/NH3ガス系を用いたCVD法
によりTiN薄膜を堆積させた場合、膜中にClが残留
する。また、上記のCVD法により得られるTiN膜は
柱状構造を有しているため、Cuに対するバリア性が低
い。 【解決手段】 酸化膜中にトレンチが形成されたシリコ
ン基板2を基板保持部3上に保持し、チャンバー1の内
部を真空ポンプ17で排気した後、基板加熱機構4によ
り基板2を加熱する。基板温度が安定した後、NH3ガ
スをバルブ12を開けて供給する。次に、バルブ10と
バルブ14を開け、TiCl4とB2H6をシャワーヘ
ッド15より供給し、Bを含むTiN膜を基板2のトレ
ンチに堆積させる。B2H6の強い還元性によりTiN
膜中の残留塩素濃度が少量で、また、膜中にBが添加さ
れた結果、膜の構造が柱状からアモルファスに変化し、
配線材料として銅を使用した場合にも十分なバリア性を
示す。
によりTiN薄膜を堆積させた場合、膜中にClが残留
する。また、上記のCVD法により得られるTiN膜は
柱状構造を有しているため、Cuに対するバリア性が低
い。 【解決手段】 酸化膜中にトレンチが形成されたシリコ
ン基板2を基板保持部3上に保持し、チャンバー1の内
部を真空ポンプ17で排気した後、基板加熱機構4によ
り基板2を加熱する。基板温度が安定した後、NH3ガ
スをバルブ12を開けて供給する。次に、バルブ10と
バルブ14を開け、TiCl4とB2H6をシャワーヘ
ッド15より供給し、Bを含むTiN膜を基板2のトレ
ンチに堆積させる。B2H6の強い還元性によりTiN
膜中の残留塩素濃度が少量で、また、膜中にBが添加さ
れた結果、膜の構造が柱状からアモルファスに変化し、
配線材料として銅を使用した場合にも十分なバリア性を
示す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバリア膜の形成方法
に係り、特に大規模集積回路(LSI)などの半導体装
置における電極接続孔に、化学気相成長(CVD;chem
ical vapor deposition)によりバリアメタル層として
ホウ素(B)を含むチタン・ナイトライド(窒化チタ
ン:TiN)膜で被覆するTiN系バリア膜の形成方法
に関する。
に係り、特に大規模集積回路(LSI)などの半導体装
置における電極接続孔に、化学気相成長(CVD;chem
ical vapor deposition)によりバリアメタル層として
ホウ素(B)を含むチタン・ナイトライド(窒化チタ
ン:TiN)膜で被覆するTiN系バリア膜の形成方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIなどの半導体装置においては、配
線工程における熱処理により電極接続孔底部において、
配線材料であるアルミニウム(Al)金属あるいはアル
ミニウムと銅(Cu)の合金と基板シリコン(Si)が
反応し、接合が破壊される問題が生じる。このことを避
けるために、従来より配線金属と基板Siとの間に、T
iN薄膜をバリア膜として堆積させることが行われてい
る。
線工程における熱処理により電極接続孔底部において、
配線材料であるアルミニウム(Al)金属あるいはアル
ミニウムと銅(Cu)の合金と基板シリコン(Si)が
反応し、接合が破壊される問題が生じる。このことを避
けるために、従来より配線金属と基板Siとの間に、T
iN薄膜をバリア膜として堆積させることが行われてい
る。
【0003】これはTiNが900度以上の高温でもS
iと反応せず、更に燐(P)やホウ素(B)などの基板
Si中の不純物が拡散することを抑制し、更にはAlが
基板Si中に拡散することを抑制することができるため
である。
iと反応せず、更に燐(P)やホウ素(B)などの基板
Si中の不純物が拡散することを抑制し、更にはAlが
基板Si中に拡散することを抑制することができるため
である。
【0004】従来、チタン(Ti)ターゲットとアルゴ
ン(Ar)+窒素(N2)混合ガスを用いた反応性スパ
ッタ法により接続孔底部にこのバリア層のTiN薄膜を
堆積してきた。しかしながら、半導体装置の微細化に伴
い、配線接続孔の直径が0.5ミクロン以下に狭くな
り、かつ、接続孔の直径に対する孔の深さの比(アスペ
クト比)が大きくなった結果、通常の反応性スパッタ法
によるTiN膜の埋め込み形状の劣化が問題となってき
ている。
ン(Ar)+窒素(N2)混合ガスを用いた反応性スパ
ッタ法により接続孔底部にこのバリア層のTiN薄膜を
堆積してきた。しかしながら、半導体装置の微細化に伴
い、配線接続孔の直径が0.5ミクロン以下に狭くな
り、かつ、接続孔の直径に対する孔の深さの比(アスペ
クト比)が大きくなった結果、通常の反応性スパッタ法
によるTiN膜の埋め込み形状の劣化が問題となってき
ている。
【0005】埋め込み形状が劣化すると、TiNは主に
電極孔上部に堆積し、電極用の微細孔の底部には堆積し
ないため、良好な電極形成ができなくなり、前記接合破
壊等の問題が生じる。この問題を回避することを目的と
して、スパッタ粒子の方向性を制御したコリメートスパ
ッタ法やロングスロースパッタ法などが開発されている
が、半導体装置がより微細化された場合には、従来のス
パッタ法と同様に、埋め込み形状が劣化する可能性があ
る。
電極孔上部に堆積し、電極用の微細孔の底部には堆積し
ないため、良好な電極形成ができなくなり、前記接合破
壊等の問題が生じる。この問題を回避することを目的と
して、スパッタ粒子の方向性を制御したコリメートスパ
ッタ法やロングスロースパッタ法などが開発されている
が、半導体装置がより微細化された場合には、従来のス
パッタ法と同様に、埋め込み形状が劣化する可能性があ
る。
【0006】この問題を解決するために、化学気相成長
(CVD)法によるTiN薄膜堆積技術が開発されてい
る(例えば特開昭63−174319号公報、特開平6
−283532号公報など)。これは、加熱された基板
表面及び気相中での化学反応を利用し、接続孔底部及び
側壁にTiN膜を堆積させる方法である。TiNのCV
D法には、Tiの原料ガスとして有機金属ガスを用いる
有機金属CVD(MOCVD)法と、塩化物を用いるク
ロライド法に大別される。
(CVD)法によるTiN薄膜堆積技術が開発されてい
る(例えば特開昭63−174319号公報、特開平6
−283532号公報など)。これは、加熱された基板
表面及び気相中での化学反応を利用し、接続孔底部及び
側壁にTiN膜を堆積させる方法である。TiNのCV
D法には、Tiの原料ガスとして有機金属ガスを用いる
有機金属CVD(MOCVD)法と、塩化物を用いるク
ロライド法に大別される。
【0007】一般には、後者のクロライド法により得ら
れる膜の方が良好な膜質及び良好な電極埋め込み形状を
有するとされ、例えばTiの原料ガスとして四塩化チタ
ン(TiCl4)、窒素の原料ガスとしてアンモニア
(NH3)を使用し、加熱した基板上で原料ガスの熱分
解及び還元反応を利用してTiN薄膜を堆積させる。
れる膜の方が良好な膜質及び良好な電極埋め込み形状を
有するとされ、例えばTiの原料ガスとして四塩化チタ
ン(TiCl4)、窒素の原料ガスとしてアンモニア
(NH3)を使用し、加熱した基板上で原料ガスの熱分
解及び還元反応を利用してTiN薄膜を堆積させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、良好な膜質
及び埋め込み形状が比較的容易に得られる従来のTiC
l4/NH3ガス系を用いたCVD法によりTiN薄膜
を堆積させた場合、膜中に原料ガスの構成元素である塩
素(Cl)が残留する問題が起こる。膜中に残留した塩
素は、配線腐食の原因となり、半導体装置の特性劣化あ
るいは長期信頼性を劣化させる原因となる。膜中の塩素
濃度を低減させるには、成膜温度を高くする必要がある
が、他のプロセスとの整合性を考慮すると、単に成膜温
度を上昇させることはできない。更に、上記のCVD法
により得られるTiN膜は柱状構造を有しているため、
次期配線材料として検討されている銅(Cu)に対する
バリア性が低い問題がある。
及び埋め込み形状が比較的容易に得られる従来のTiC
l4/NH3ガス系を用いたCVD法によりTiN薄膜
を堆積させた場合、膜中に原料ガスの構成元素である塩
素(Cl)が残留する問題が起こる。膜中に残留した塩
素は、配線腐食の原因となり、半導体装置の特性劣化あ
るいは長期信頼性を劣化させる原因となる。膜中の塩素
濃度を低減させるには、成膜温度を高くする必要がある
が、他のプロセスとの整合性を考慮すると、単に成膜温
度を上昇させることはできない。更に、上記のCVD法
により得られるTiN膜は柱状構造を有しているため、
次期配線材料として検討されている銅(Cu)に対する
バリア性が低い問題がある。
【0009】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
良好な接続孔埋め込み形状を有し、バリア性が高く、膜
中の塩素濃度が低い膜を形成できるバリア膜の形成方法
を提供することを目的とする。
良好な接続孔埋め込み形状を有し、バリア性が高く、膜
中の塩素濃度が低い膜を形成できるバリア膜の形成方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、接続孔の底面及び側面に、構成元素として
窒素を含むガス及び四塩化チタンを原料ガスとして使用
した化学気相成長法により窒化チタン膜によるバリア膜
を成長させる方法であって、原料ガスと共にジボランガ
スを供給し、接続孔の底面及び側面に、ホウ素を含む窒
化チタン膜によるバリア膜を堆積するようにしたもので
ある。
成するため、接続孔の底面及び側面に、構成元素として
窒素を含むガス及び四塩化チタンを原料ガスとして使用
した化学気相成長法により窒化チタン膜によるバリア膜
を成長させる方法であって、原料ガスと共にジボランガ
スを供給し、接続孔の底面及び側面に、ホウ素を含む窒
化チタン膜によるバリア膜を堆積するようにしたもので
ある。
【0011】本発明では、接続孔の底面及び側面に、ホ
ウ素(B)を含む窒化チタン(TiN)膜によるバリア
膜を化学気相成長法により堆積するに際し、構成元素と
して窒素(N)を含むガス及び四塩化チタン(TiCl
4)ガスと共に、ジボラン(B2H6)ガスを供給するよ
うにしたため、B2H6の強い還元作用により成膜中の表
面から塩素が効率よく引き抜かれ、従来方法では塩素が
大量に残留する成膜温度においても、残留塩素濃度を低
減することができる。更に、本発明では、TiN膜中に
Bが添加されることにより、TiN膜の構造が従来の柱
状構造よりも密な微結晶あるいはアモルファス構造とす
ることができる。
ウ素(B)を含む窒化チタン(TiN)膜によるバリア
膜を化学気相成長法により堆積するに際し、構成元素と
して窒素(N)を含むガス及び四塩化チタン(TiCl
4)ガスと共に、ジボラン(B2H6)ガスを供給するよ
うにしたため、B2H6の強い還元作用により成膜中の表
面から塩素が効率よく引き抜かれ、従来方法では塩素が
大量に残留する成膜温度においても、残留塩素濃度を低
減することができる。更に、本発明では、TiN膜中に
Bが添加されることにより、TiN膜の構造が従来の柱
状構造よりも密な微結晶あるいはアモルファス構造とす
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
て図面と共に説明する。
【0013】図1は本発明方法の一実施の形態に適用す
るCVD装置の模式図を示す。同図において、Tiの原
料ガスとしてTiCl4、Nの原料ガスとしてNH3を
用いた。更に、これらの原料ガスに加えてH2により1
%希釈したジボラン(B2H6)を添加した。1%希釈
したのは、原料ガスの毒性が高くて100%で使用した
くなく、またガスの流量制御の際に希釈したガスの方が
使い易いからである。
るCVD装置の模式図を示す。同図において、Tiの原
料ガスとしてTiCl4、Nの原料ガスとしてNH3を
用いた。更に、これらの原料ガスに加えてH2により1
%希釈したジボラン(B2H6)を添加した。1%希釈
したのは、原料ガスの毒性が高くて100%で使用した
くなく、またガスの流量制御の際に希釈したガスの方が
使い易いからである。
【0014】このCVD装置は、チャンバー1と、その
中にある基板2を保持する基板保持部3と、基板2及び
基板保持部3を加熱するための基板加熱機構4と、基板
2の温度を測定するための熱電対5と、基板加熱機構4
への電力供給と温度制御を行う温度制御系6と、バブラ
ー7に保持されたTiCl4の温度を変化させる恒温槽
8と、TiCl4の供給・停止を制御するマスフローコ
ントローラ9及びバルブ10と、NH3ガスの供給・停
止を制御するマスフローコントローラ11及びバルブ1
2と、B2H6ガスの供給・停止を制御するマスフロー
コントローラ13及びバルブ14と、それらのガスを基
板2の表面に供給するシャワーヘッド15と、導入され
た前記原料ガスの圧力をチャンバー1の内部で一定に維
持する圧力調整用可変バルブ16と、真空ポンプ17
と、チャンバー1内部の圧力を測る圧力計18と、N系
原料をプラズマにより分解するためのプラズマ源19
と、プラズマ源19へのNH3ガスの供給・停止を司る
バルブ20とを有する。
中にある基板2を保持する基板保持部3と、基板2及び
基板保持部3を加熱するための基板加熱機構4と、基板
2の温度を測定するための熱電対5と、基板加熱機構4
への電力供給と温度制御を行う温度制御系6と、バブラ
ー7に保持されたTiCl4の温度を変化させる恒温槽
8と、TiCl4の供給・停止を制御するマスフローコ
ントローラ9及びバルブ10と、NH3ガスの供給・停
止を制御するマスフローコントローラ11及びバルブ1
2と、B2H6ガスの供給・停止を制御するマスフロー
コントローラ13及びバルブ14と、それらのガスを基
板2の表面に供給するシャワーヘッド15と、導入され
た前記原料ガスの圧力をチャンバー1の内部で一定に維
持する圧力調整用可変バルブ16と、真空ポンプ17
と、チャンバー1内部の圧力を測る圧力計18と、N系
原料をプラズマにより分解するためのプラズマ源19
と、プラズマ源19へのNH3ガスの供給・停止を司る
バルブ20とを有する。
【0015】図2は本発明方法の一実施の形態を基板構
造を示す模式図を示す。同図において、シリコン基板2
1上には、CVD法により約1ミクロンの厚さのシリコ
ン酸化膜22が堆積されている。その上にフォトレジス
トを塗布し、通常のマスク露光、ドライエッチングによ
り、図2に示すように幅0.25ミクロン、深さ1ミク
ロンのトレンチ23が形成されている。その後、酸素ガ
スを用いたアッシングにより、残ったレジストが除去さ
れて図2に示す基板構造が作製される。
造を示す模式図を示す。同図において、シリコン基板2
1上には、CVD法により約1ミクロンの厚さのシリコ
ン酸化膜22が堆積されている。その上にフォトレジス
トを塗布し、通常のマスク露光、ドライエッチングによ
り、図2に示すように幅0.25ミクロン、深さ1ミク
ロンのトレンチ23が形成されている。その後、酸素ガ
スを用いたアッシングにより、残ったレジストが除去さ
れて図2に示す基板構造が作製される。
【0016】次に、この基板構造を用いて図1のCVD
装置によりバリア膜を形成する方法について説明する。
図2の構造のシリコン基板2を基板保持部3上に保持
し、チャンバー1の内部を真空ポンプ17で排気した
後、基板加熱機構4により基板2を400度に加熱す
る。このときのシリコン基板2の温度は、熱電対5によ
り測定し温度制御系6で制御される。
装置によりバリア膜を形成する方法について説明する。
図2の構造のシリコン基板2を基板保持部3上に保持
し、チャンバー1の内部を真空ポンプ17で排気した
後、基板加熱機構4により基板2を400度に加熱す
る。このときのシリコン基板2の温度は、熱電対5によ
り測定し温度制御系6で制御される。
【0017】基板温度が安定した後、NH3ガスをバル
ブ12を開けて供給する。NH3ガス流量は、マスフロ
ーコントローラ11により制御し、400sccmとさ
れる。この実施の形態では、プラズマ源19は使用しな
いでシャワーヘッド15より基板2にNH3ガスを供給
した。この時、圧力調整バルブ16及び真空ポンプ17
を使用して、チャンバー1の内部の圧力を300mmT
orrに維持した。
ブ12を開けて供給する。NH3ガス流量は、マスフロ
ーコントローラ11により制御し、400sccmとさ
れる。この実施の形態では、プラズマ源19は使用しな
いでシャワーヘッド15より基板2にNH3ガスを供給
した。この時、圧力調整バルブ16及び真空ポンプ17
を使用して、チャンバー1の内部の圧力を300mmT
orrに維持した。
【0018】次に、バルブ10とバルブ14を開け、T
iCl4とB2H6をシャワーヘッド15より供給し、
Bを含むTiN膜を堆積させる。TiCl4とB2H6
の各ガス流量は、マスフローコントローラ9、13によ
り制御し、それぞれ10sccm、5sccmとした。
iCl4とB2H6をシャワーヘッド15より供給し、
Bを含むTiN膜を堆積させる。TiCl4とB2H6
の各ガス流量は、マスフローコントローラ9、13によ
り制御し、それぞれ10sccm、5sccmとした。
【0019】他の成長条件は同一にして、成膜中にB2
H6を供給しない場合には、得られたTiN膜中には1
021atoms/cm3の塩素が残留していた。ここ
で、膜中の残留塩素濃度は二次イオン質量分析器(SI
MS:Secondary Ion Mass Spectrometer)により定量
的に分析した。B2H6を供給しない場合には、TiN
バリア膜を用いてアルミ配線を形成しても、すぐにアル
ミ配線が塩素により腐食し断線が生じた。また、得られ
た膜は柱状構造を有しており、配線材料として銅を用い
た場合、十分なバリア性が得られず半導体装置の特性が
劣化した。
H6を供給しない場合には、得られたTiN膜中には1
021atoms/cm3の塩素が残留していた。ここ
で、膜中の残留塩素濃度は二次イオン質量分析器(SI
MS:Secondary Ion Mass Spectrometer)により定量
的に分析した。B2H6を供給しない場合には、TiN
バリア膜を用いてアルミ配線を形成しても、すぐにアル
ミ配線が塩素により腐食し断線が生じた。また、得られ
た膜は柱状構造を有しており、配線材料として銅を用い
た場合、十分なバリア性が得られず半導体装置の特性が
劣化した。
【0020】一方、成膜中にB2H6を供給したこの実
施の形態により得られたTiN膜中には残留塩素濃度が
1017atoms/cm3未満と少量であり、残留塩
素濃度が配線腐食の原因とはならなかった。また、膜中
にBが添加された結果、膜の構造が柱状からアモルファ
スに変化し、配線材料として銅を使用した場合にも十分
なバリア性を示し、半導体装置の特性劣化を抑制するこ
とができた。電極孔であるトレンチの埋め込み形状とし
ては、B2H6を供給しない場合には、ステップカバレ
ッジ(トレンチの底部とシリコン酸化膜上部の膜厚の
比)がほぼ100%であったのに対し、B2H6を供給
することにより、約85%に低下した。しかし、このス
テップカバレッジでも実用上十分であり、良好な埋め込
み形状が実現された。
施の形態により得られたTiN膜中には残留塩素濃度が
1017atoms/cm3未満と少量であり、残留塩
素濃度が配線腐食の原因とはならなかった。また、膜中
にBが添加された結果、膜の構造が柱状からアモルファ
スに変化し、配線材料として銅を使用した場合にも十分
なバリア性を示し、半導体装置の特性劣化を抑制するこ
とができた。電極孔であるトレンチの埋め込み形状とし
ては、B2H6を供給しない場合には、ステップカバレ
ッジ(トレンチの底部とシリコン酸化膜上部の膜厚の
比)がほぼ100%であったのに対し、B2H6を供給
することにより、約85%に低下した。しかし、このス
テップカバレッジでも実用上十分であり、良好な埋め込
み形状が実現された。
【0021】この実施の形態において述べた良好なBを
含むTiN膜は、この実施の形態に述べた成膜条件に限
られるものではなく、膜中の残留塩素濃度が低減され、
微結晶あるいはアモルファス結晶が得られる成膜条件が
適宜選択される。
含むTiN膜は、この実施の形態に述べた成膜条件に限
られるものではなく、膜中の残留塩素濃度が低減され、
微結晶あるいはアモルファス結晶が得られる成膜条件が
適宜選択される。
【0022】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。装置構成は図1と同一であり、また、使用す
る基板は図2の構造を有する点は第1の実施の形態と同
様である。図2の構造を有するシリコン基板基板保持部
3上に保持し、チャンバー1の内部を真空ポンプ17で
排気した後、基板加熱機構4により基板2を350度に
加熱する。このときのシリコン基板2の温度は、熱電対
5により測定し温度制御系6で制御される。
説明する。装置構成は図1と同一であり、また、使用す
る基板は図2の構造を有する点は第1の実施の形態と同
様である。図2の構造を有するシリコン基板基板保持部
3上に保持し、チャンバー1の内部を真空ポンプ17で
排気した後、基板加熱機構4により基板2を350度に
加熱する。このときのシリコン基板2の温度は、熱電対
5により測定し温度制御系6で制御される。
【0023】基板温度が安定した後、NH3ガスをプラ
ズマ源19への供給・停止を司るバルブ20を開けて供
給する。NH3ガス流量は、マスフローコントローラ1
1により制御し、400sccmとされる。この実施の
形態では、プラズマ源19を使用し、基板2に予め分解
したNH3ガスを供給した。この時、圧力調整バルブ1
6及び真空ポンプ17を使用して、チャンバー1の内部
の圧力を300mmTorrに維持した。
ズマ源19への供給・停止を司るバルブ20を開けて供
給する。NH3ガス流量は、マスフローコントローラ1
1により制御し、400sccmとされる。この実施の
形態では、プラズマ源19を使用し、基板2に予め分解
したNH3ガスを供給した。この時、圧力調整バルブ1
6及び真空ポンプ17を使用して、チャンバー1の内部
の圧力を300mmTorrに維持した。
【0024】次に、バルブ10とバルブ14を開け、T
iCl4とB2H6をシャワーヘッド15より供給し、
Bを含むTiN膜を堆積させる。TiCl4とB2H6
の各ガス流量は、マスフローコントローラ9、13によ
り制御し、それぞれ10sccm、5sccmとした。
iCl4とB2H6をシャワーヘッド15より供給し、
Bを含むTiN膜を堆積させる。TiCl4とB2H6
の各ガス流量は、マスフローコントローラ9、13によ
り制御し、それぞれ10sccm、5sccmとした。
【0025】この実施の形態においては、プラズマ源1
9を用いているため基板温度を第1の実施の形態と比較
して低温にした。しかし、プラズマ源19を用いて予め
Nの反応性を高めるために、原料ガスであるNH3を分
解したため、この実施の形態においても第1の実施の形
態と同様な効果が得られた。
9を用いているため基板温度を第1の実施の形態と比較
して低温にした。しかし、プラズマ源19を用いて予め
Nの反応性を高めるために、原料ガスであるNH3を分
解したため、この実施の形態においても第1の実施の形
態と同様な効果が得られた。
【0026】なお、本発明は以上の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば窒素を含むガスは、NH3以
外にN2又はN2H4ガスを用いることもでき、あるいは
NH3、N2及びN2H4の二つ又は三つの混合ガスでもよ
い。
れるものではなく、例えば窒素を含むガスは、NH3以
外にN2又はN2H4ガスを用いることもでき、あるいは
NH3、N2及びN2H4の二つ又は三つの混合ガスでもよ
い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
Nを含むガスとTiCl4を原料ガスとして使用したT
iN CVD法において、TiNの原料ガス系に加えて
B2H6を供給するようにしたため、B2H6の強い還元
作用により成膜中の表面から塩素が効率よく引き抜か
れ、従来方法では塩素が大量に残留する成膜温度におい
ても、残留塩素濃度を低減することができ、従来に比し
半導体装置の特性や長期信頼性を向上することができ
る。
Nを含むガスとTiCl4を原料ガスとして使用したT
iN CVD法において、TiNの原料ガス系に加えて
B2H6を供給するようにしたため、B2H6の強い還元
作用により成膜中の表面から塩素が効率よく引き抜か
れ、従来方法では塩素が大量に残留する成膜温度におい
ても、残留塩素濃度を低減することができ、従来に比し
半導体装置の特性や長期信頼性を向上することができ
る。
【0028】また、本発明によれば、TiN膜中にBが
添加されることにより、TiN膜の構造が従来の柱状構
造よりも密な微結晶あるいはアモルファス構造とするこ
とができるため、バリア性を従来よりも向上できる。従
って、本発明によれば、接続孔において良好なステップ
カバレッジを維持しつつ、膜中の残留塩素濃度が低く、
かつ、バリア性が優れたTiNバリア層薄膜を形成する
ことができる。
添加されることにより、TiN膜の構造が従来の柱状構
造よりも密な微結晶あるいはアモルファス構造とするこ
とができるため、バリア性を従来よりも向上できる。従
って、本発明によれば、接続孔において良好なステップ
カバレッジを維持しつつ、膜中の残留塩素濃度が低く、
かつ、バリア性が優れたTiNバリア層薄膜を形成する
ことができる。
【図1】本発明方法の実施の形態に適用するCVD装置
の構成図である。
の構成図である。
【図2】本発明方法の実施の形態を説明するための基板
構造を示す模式図である。
構造を示す模式図である。
1 チャンバー 2 基板 3 基板保持部 4 基板加熱機構 5 熱電対 6 温度制御系 7 バブラー 8 恒温槽 9、11、13 マスフローコントローラ 10、12、14、20 バルブ 15 シャワーヘッド 16 圧力調整用可変バルブ 17 真空ポンプ 18 圧力計 19 プラズマ源 21 シリコン基板 22 シリコン酸化膜 23 トレンチ
Claims (3)
- 【請求項1】 接続孔の底面及び側面に、構成元素とし
て窒素を含むガス及び四塩化チタンを原料ガスとして使
用した化学気相成長法により窒化チタン膜によるバリア
膜を成長させる方法であって、 前記原料ガスと共にジボランガスを供給し、前記接続孔
の底面及び側面に、ホウ素を含む窒化チタン膜によるバ
リア膜を堆積することを特徴とするバリア膜の形成方
法。 - 【請求項2】 予め前記窒素を含むガスをプラズマによ
り分解して前記接続孔の底面及び側面に供給し、その後
四塩化チタンと共にジボランガスを供給し、前記接続孔
の底面及び側面に、ホウ素を含む窒化チタン膜によるバ
リア膜を堆積することを特徴とする請求項1記載のバリ
ア膜の形成方法。 - 【請求項3】 前記窒素を含むガスは、N2、NH3及び
N2H4ガスの一つ、あるいはこれらの二つ又は三つの混
合ガスであることを特徴とする請求項1又は2記載のバ
リア膜の形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12043696A JPH09306870A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | バリア膜の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12043696A JPH09306870A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | バリア膜の形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09306870A true JPH09306870A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14786169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12043696A Pending JPH09306870A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | バリア膜の形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09306870A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003012860A3 (en) * | 2001-07-31 | 2003-11-27 | Micron Technology Inc | Boron-doped titanium nitride layer for high aspect ratio semiconductor devices |
| US6746952B2 (en) | 2001-08-29 | 2004-06-08 | Micron Technology, Inc. | Diffusion barrier layer for semiconductor wafer fabrication |
| US6824825B2 (en) | 1999-09-13 | 2004-11-30 | Tokyo Electron Limited | Method for depositing metallic nitride series thin film |
| US6888252B2 (en) | 2001-08-29 | 2005-05-03 | Micron Technology, Inc. | Method of forming a conductive contact |
-
1996
- 1996-05-15 JP JP12043696A patent/JPH09306870A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6824825B2 (en) | 1999-09-13 | 2004-11-30 | Tokyo Electron Limited | Method for depositing metallic nitride series thin film |
| WO2003012860A3 (en) * | 2001-07-31 | 2003-11-27 | Micron Technology Inc | Boron-doped titanium nitride layer for high aspect ratio semiconductor devices |
| US6696368B2 (en) | 2001-07-31 | 2004-02-24 | Micron Technology, Inc. | Titanium boronitride layer for high aspect ratio semiconductor devices |
| US6822299B2 (en) | 2001-07-31 | 2004-11-23 | Micron Technology Inc. | Boron-doped titanium nitride layer for high aspect ratio semiconductor devices |
| US6746952B2 (en) | 2001-08-29 | 2004-06-08 | Micron Technology, Inc. | Diffusion barrier layer for semiconductor wafer fabrication |
| US6791149B2 (en) | 2001-08-29 | 2004-09-14 | Micron Technology, Inc. | Diffusion barrier layer for semiconductor wafer fabrication |
| US6888252B2 (en) | 2001-08-29 | 2005-05-03 | Micron Technology, Inc. | Method of forming a conductive contact |
| US7067416B2 (en) | 2001-08-29 | 2006-06-27 | Micron Technology, Inc. | Method of forming a conductive contact |
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