JPH09307128A - 薄膜光電変換素子の製造装置および製造方法 - Google Patents
薄膜光電変換素子の製造装置および製造方法Info
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- JPH09307128A JPH09307128A JP8124148A JP12414896A JPH09307128A JP H09307128 A JPH09307128 A JP H09307128A JP 8124148 A JP8124148 A JP 8124148A JP 12414896 A JP12414896 A JP 12414896A JP H09307128 A JPH09307128 A JP H09307128A
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- roll
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
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- Chemical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】一つのロールから他のロールへ巻取られる帯状
可撓性基板上に各層の薄膜を成膜して高品質の多層構造
の光電変換層を高い生産性で形成する。 【解決手段】基板を停止して成膜を行うステッピングロ
ール方式では、成膜のための複数の反応室間に、例えば
2個の搬送ロール4と、1個の可動ロール5とからなる
可動ロール機構などの、1フレーム分の基板1を蓄積で
きる中間蓄積機構を設ける。これにより各反応室の開放
時期をずらすことができ、反応ガスの相互拡散が抑制で
きるので、相互拡散防止のため従来行っていた真空引き
の時間が不要になり、タクト時間が17または22%短
縮できる。基板を移動しながら成膜を連続的に行うロー
ルツーロール成膜方式では、反応室間に可動ロール機構
54と仕切りバルブ20を組み合わせたロール付きバル
ブ機構55を設けることにより、反応室間の反応ガスの
相互拡散が抑止され、膜質が向上する。
可撓性基板上に各層の薄膜を成膜して高品質の多層構造
の光電変換層を高い生産性で形成する。 【解決手段】基板を停止して成膜を行うステッピングロ
ール方式では、成膜のための複数の反応室間に、例えば
2個の搬送ロール4と、1個の可動ロール5とからなる
可動ロール機構などの、1フレーム分の基板1を蓄積で
きる中間蓄積機構を設ける。これにより各反応室の開放
時期をずらすことができ、反応ガスの相互拡散が抑制で
きるので、相互拡散防止のため従来行っていた真空引き
の時間が不要になり、タクト時間が17または22%短
縮できる。基板を移動しながら成膜を連続的に行うロー
ルツーロール成膜方式では、反応室間に可動ロール機構
54と仕切りバルブ20を組み合わせたロール付きバル
ブ機構55を設けることにより、反応室間の反応ガスの
相互拡散が抑止され、膜質が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可とう性基板を用
いた太陽電池などの薄膜光電変換素子の製造装置および
製造方法に関する。
いた太陽電池などの薄膜光電変換素子の製造装置および
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光電変換素子としてアモルファス
シリコン(以下a−Siと記す)、a−Si合金などの
a−Si系材料を用いた薄膜光電変換素子が注目されて
いる。薄膜光電変換素子として代表的な太陽電池におい
ては、大量生産によるコストダウンが最大の課題となっ
ており、単位時間当たりの生産量の大幅な向上が望まれ
ている。通常、a−Si太陽電池の生産量はa−Si系
膜の成膜装置に律速されることになるが、ガラス等の剛
性の高い基板を用いた場合、基板を比較的熱容量の大き
なトレーに装着してロードロック式の装置で成膜する必
要があり、1)基板のトレーへの着脱、2)基板および
トレーの加熱、3)ロードロック室の大気と真空の往復
等に起因して量産性の大幅な向上は困難である。そこ
で、可とう性のプラスチックフィルムやステンレスフィ
ルムを基板に用いた二種類の成膜装置が提案されてい
る。
シリコン(以下a−Siと記す)、a−Si合金などの
a−Si系材料を用いた薄膜光電変換素子が注目されて
いる。薄膜光電変換素子として代表的な太陽電池におい
ては、大量生産によるコストダウンが最大の課題となっ
ており、単位時間当たりの生産量の大幅な向上が望まれ
ている。通常、a−Si太陽電池の生産量はa−Si系
膜の成膜装置に律速されることになるが、ガラス等の剛
性の高い基板を用いた場合、基板を比較的熱容量の大き
なトレーに装着してロードロック式の装置で成膜する必
要があり、1)基板のトレーへの着脱、2)基板および
トレーの加熱、3)ロードロック室の大気と真空の往復
等に起因して量産性の大幅な向上は困難である。そこ
で、可とう性のプラスチックフィルムやステンレスフィ
ルムを基板に用いた二種類の成膜装置が提案されてい
る。
【0003】一つは例えばK.Suzukiらにより”Technica
l Digest of the International PVSEC-1 ”(1984)p.
191 に、あるいはS.R.Ovshinsky により”Technical Di
gestof the International PVSEC-1 ”(1984)p.577
に発表されているように、可撓性基板を巻物状にして搬
入室に入れ、連続して帯状に複数の反応室を通して多層
構造の薄膜光電変換素子を成膜し、搬出室に巻物状にし
て取り出す「ロールツーロール」方式成膜装置が開発さ
れている。
l Digest of the International PVSEC-1 ”(1984)p.
191 に、あるいはS.R.Ovshinsky により”Technical Di
gestof the International PVSEC-1 ”(1984)p.577
に発表されているように、可撓性基板を巻物状にして搬
入室に入れ、連続して帯状に複数の反応室を通して多層
構造の薄膜光電変換素子を成膜し、搬出室に巻物状にし
て取り出す「ロールツーロール」方式成膜装置が開発さ
れている。
【0004】まず図12に、最も簡単な構造の薄膜光電
変換素子の例として、シングルpin接合型のa−Si
太陽電池の断面図を掲げた。この太陽電池は、樹脂フィ
ルムの基板1に金属膜21を被着した上にa−Siのn
層22、i層23、p層24を成膜し、更にその上に透
明導電膜25としてITO(インジウム錫酸化物)が形
成されている。
変換素子の例として、シングルpin接合型のa−Si
太陽電池の断面図を掲げた。この太陽電池は、樹脂フィ
ルムの基板1に金属膜21を被着した上にa−Siのn
層22、i層23、p層24を成膜し、更にその上に透
明導電膜25としてITO(インジウム錫酸化物)が形
成されている。
【0005】図10は、図12に断面を示したようなシ
ングルpin接合型のa−Si太陽電池を形成するため
のロールツーロール方式成膜装置の断面図である。送り
室26の送り出しロール2から巻きほぐされ、搬送ロー
ル4の上を通って巻き取り室27の巻き取りロール3へ
連続的に巻き取られる帯状の可撓性基板1の表面上に
は、第一反応室11、第二反応室12、第三反応室13
を順次通過する際に、高周波が印加されるRF電極51
とヒーター6を備えた接地電極52との間に生ずるプラ
ズマにより、反応ガスが分解されてa−Si層が形成さ
れる。例えば、第一反応室11ではシラン(SiH4 )
ガスを主ガス、水素(H2 )ガスを希釈ガス、フォスフ
イン( PH3)ガスをドーピングガスとしてn層22を、
第二反応室12ではSiH4 を主ガス、H2 を希釈ガス
としてi層23を、第三反応室13ではSiH4 を主ガ
ス、H2 を希釈ガス、ジボラン(B2 H6 )ガスをドー
ピングガス、メタン(CH4)や炭酸ガス( CO2)をバン
ドギャップ調整元素としてp層24をそれぞれ連続的な
放電によって成膜する。この装置では、基板1は一定速
度で送られ、その移動中に成膜が行われる。送り室2
6、各反応室11、12、13および巻き取り室27に
はそれぞれ真空ポンプ7が連結されている。
ングルpin接合型のa−Si太陽電池を形成するため
のロールツーロール方式成膜装置の断面図である。送り
室26の送り出しロール2から巻きほぐされ、搬送ロー
ル4の上を通って巻き取り室27の巻き取りロール3へ
連続的に巻き取られる帯状の可撓性基板1の表面上に
は、第一反応室11、第二反応室12、第三反応室13
を順次通過する際に、高周波が印加されるRF電極51
とヒーター6を備えた接地電極52との間に生ずるプラ
ズマにより、反応ガスが分解されてa−Si層が形成さ
れる。例えば、第一反応室11ではシラン(SiH4 )
ガスを主ガス、水素(H2 )ガスを希釈ガス、フォスフ
イン( PH3)ガスをドーピングガスとしてn層22を、
第二反応室12ではSiH4 を主ガス、H2 を希釈ガス
としてi層23を、第三反応室13ではSiH4 を主ガ
ス、H2 を希釈ガス、ジボラン(B2 H6 )ガスをドー
ピングガス、メタン(CH4)や炭酸ガス( CO2)をバン
ドギャップ調整元素としてp層24をそれぞれ連続的な
放電によって成膜する。この装置では、基板1は一定速
度で送られ、その移動中に成膜が行われる。送り室2
6、各反応室11、12、13および巻き取り室27に
はそれぞれ真空ポンプ7が連結されている。
【0006】各反応室を区切る壁には、基板1を通すた
めの隙間83が設けられているが、原料ガスの相互拡散
を極力抑えるための工夫として、隙間83は極力狭めら
れ、さらに、真空ポンプ7を有する中間室10が設けら
れている。もう一つの製造装置として、Y.Ichikawaらに
より”IEEE 1st World Conference on Photovoltaic En
ergy Conversion ”(1994)p.441 に発表されているよ
うなステップ的な基板搬送と成膜を交互に繰り返す「ス
テッピングロール」方式成膜装置が開発されている。
めの隙間83が設けられているが、原料ガスの相互拡散
を極力抑えるための工夫として、隙間83は極力狭めら
れ、さらに、真空ポンプ7を有する中間室10が設けら
れている。もう一つの製造装置として、Y.Ichikawaらに
より”IEEE 1st World Conference on Photovoltaic En
ergy Conversion ”(1994)p.441 に発表されているよ
うなステップ的な基板搬送と成膜を交互に繰り返す「ス
テッピングロール」方式成膜装置が開発されている。
【0007】図11は、例えば図12に示すようなシン
グルpin接合型のa−Si太陽電池を形成するための
ステッピングロール方式成膜装置の断面図である。真空
ポンプ7を備えた大きな真空の共通室9の中に、四つの
反応室11、12、13、14があり、各反応室には、
RF電極51と基板加熱用のヒータ6を備えた接地電極
52が対向している。
グルpin接合型のa−Si太陽電池を形成するための
ステッピングロール方式成膜装置の断面図である。真空
ポンプ7を備えた大きな真空の共通室9の中に、四つの
反応室11、12、13、14があり、各反応室には、
RF電極51と基板加熱用のヒータ6を備えた接地電極
52が対向している。
【0008】送り出しロール2に巻かれていた帯状の可
撓性基板1は、搬送ロール上を経て各反応室を通って巻
き取りロール3に巻き取られる。ヒータ6は可動式で、
ヒータ6が図の上方向に移動して反応室を開いたときは
基板1の搬送が可能であり、ヒータ6が図の下方向に移
動して閉じたときは反応室壁8のシール材で完全にシー
ルされた状態で、プラズマCVDによるa−Si系薄膜
の成膜が行われる。第一反応室11で図12のn層22
が、第二、第三反応室12、13でi層23が、そして
第四反応室14でp層24が成膜される。この装置では
成膜は可撓性基板1を停止させた状態で行われる。各反
応室のRF電極51への電圧印加を止めて成膜が終わる
と、各反応室内を真空にし、基板1から接地電極52お
よび反応室壁8のシール材が離れた状態にし、基板1を
次のa−Si層形成の位置まで1フレーム長搬送する。
一回の成膜で使用される基板の単位長すなわち、基板の
搬送ピッチが1フレーム長である。通常、成膜は基板の
全面に隙間無くなされるわけではなく、1フレーム長は
反応室で成膜される部分より長い。そしてその場合は、
基板上に分離した成膜部分が形成され、成膜部分の間に
未成膜部分が残ることになる。以後、ヒータ閉→ガス導
入→圧力コントロール→放電(成膜)→真空排気→ヒー
タ開→1フレーム長搬送がシーケンスとして繰り返され
る。
撓性基板1は、搬送ロール上を経て各反応室を通って巻
き取りロール3に巻き取られる。ヒータ6は可動式で、
ヒータ6が図の上方向に移動して反応室を開いたときは
基板1の搬送が可能であり、ヒータ6が図の下方向に移
動して閉じたときは反応室壁8のシール材で完全にシー
ルされた状態で、プラズマCVDによるa−Si系薄膜
の成膜が行われる。第一反応室11で図12のn層22
が、第二、第三反応室12、13でi層23が、そして
第四反応室14でp層24が成膜される。この装置では
成膜は可撓性基板1を停止させた状態で行われる。各反
応室のRF電極51への電圧印加を止めて成膜が終わる
と、各反応室内を真空にし、基板1から接地電極52お
よび反応室壁8のシール材が離れた状態にし、基板1を
次のa−Si層形成の位置まで1フレーム長搬送する。
一回の成膜で使用される基板の単位長すなわち、基板の
搬送ピッチが1フレーム長である。通常、成膜は基板の
全面に隙間無くなされるわけではなく、1フレーム長は
反応室で成膜される部分より長い。そしてその場合は、
基板上に分離した成膜部分が形成され、成膜部分の間に
未成膜部分が残ることになる。以後、ヒータ閉→ガス導
入→圧力コントロール→放電(成膜)→真空排気→ヒー
タ開→1フレーム長搬送がシーケンスとして繰り返され
る。
【0009】停止した基板1に接地電極52と両側にシ
ール材を備えた反応室壁8が密着することにより各反応
室31、32、33の気密性が保たれるので、反応室の
圧力はそれぞれに連結された図示しない真空ポンプによ
り独立して制御可能であり、各成膜条件は独立して制御
できる。また、真空ポンプ7により独立して排気される
共通室9の圧力を各反応室11、12、13、14より
低くすることにより、各反応室への他の反応室の反応ガ
スあるいは大気の進入が防止されるので、ガスの相互拡
散がない状態でステップ的に多層膜を積層することが可
能である。
ール材を備えた反応室壁8が密着することにより各反応
室31、32、33の気密性が保たれるので、反応室の
圧力はそれぞれに連結された図示しない真空ポンプによ
り独立して制御可能であり、各成膜条件は独立して制御
できる。また、真空ポンプ7により独立して排気される
共通室9の圧力を各反応室11、12、13、14より
低くすることにより、各反応室への他の反応室の反応ガ
スあるいは大気の進入が防止されるので、ガスの相互拡
散がない状態でステップ的に多層膜を積層することが可
能である。
【0010】なお、図11で、i層形成のための反応室
が第二、第三反応室12、13の二室あるのは、厚いi
層22を形成するためである。p、i、n各層のための
反応室の数はそれぞれのプロセス時間の大小に応じて、
タクトタイムが短く、かつ、装置コストが安価になるよ
うな最適値に設定される。また、この方式を採用した場
合、極端に成膜条件が異なる膜の形成を同一の装置で行
うことが可能になるというメリットもある。図12の透
明電極25として通常用いられるITO(インジウム・
錫酸化物)は、装置の低コスト化およびa−Si成膜後
のピンホールに起因したリークを抑制する観点から、同
一の装置で引き続き形成することが望ましい。しかしな
がら、ITOは通常スパッタリングにより形成されるた
め、放電用のガスの種類および成膜時圧力がa−Si成
膜の場合と極端に異なり、反応室が狭い隙間を通してつ
ながっているロールツーロール方式では連続形成が困難
だった。一方、ステッピングロール方式を採用した場
合、成膜時は完全に各反応室が仕切られるためITOの
同一装置での形成が可能になる。
が第二、第三反応室12、13の二室あるのは、厚いi
層22を形成するためである。p、i、n各層のための
反応室の数はそれぞれのプロセス時間の大小に応じて、
タクトタイムが短く、かつ、装置コストが安価になるよ
うな最適値に設定される。また、この方式を採用した場
合、極端に成膜条件が異なる膜の形成を同一の装置で行
うことが可能になるというメリットもある。図12の透
明電極25として通常用いられるITO(インジウム・
錫酸化物)は、装置の低コスト化およびa−Si成膜後
のピンホールに起因したリークを抑制する観点から、同
一の装置で引き続き形成することが望ましい。しかしな
がら、ITOは通常スパッタリングにより形成されるた
め、放電用のガスの種類および成膜時圧力がa−Si成
膜の場合と極端に異なり、反応室が狭い隙間を通してつ
ながっているロールツーロール方式では連続形成が困難
だった。一方、ステッピングロール方式を採用した場
合、成膜時は完全に各反応室が仕切られるためITOの
同一装置での形成が可能になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ロールツーロール方式
成膜装置の場合、各反応室でそれぞれ連続的に成膜して
いるためにプロセス上の無駄な時間は0である。しかし
ながら、反応室間は基板を通過させるための細い隙間で
つながっており、原料ガスの相互拡散を完全に抑止する
ことは困難である。このためi層に微量のドーパントが
拡散し、太陽電池の特性を低下させることがある。さら
に、上述したようにITOなど、真空度等の条件が大き
く異なる工程までを一貫して同一の装置で形成すること
は困難である。
成膜装置の場合、各反応室でそれぞれ連続的に成膜して
いるためにプロセス上の無駄な時間は0である。しかし
ながら、反応室間は基板を通過させるための細い隙間で
つながっており、原料ガスの相互拡散を完全に抑止する
ことは困難である。このためi層に微量のドーパントが
拡散し、太陽電池の特性を低下させることがある。さら
に、上述したようにITOなど、真空度等の条件が大き
く異なる工程までを一貫して同一の装置で形成すること
は困難である。
【0012】一方、ステッピングロール方式成膜装置の
場合、成膜時は反応室が完全に仕切られるため、ガスの
相互拡散が完全に抑えられ高効率の太陽電池の製造が可
能である。また、ITOまでを一貫して同一の装置で形
成することも容易である。しかしながら、成膜を行わな
い無駄な時間が1ステップごとに1分30秒程度(搬送
30秒、ガス導入及び圧力コントロール30秒、真空排
気30秒)あり、タクトタイムを5分程度或いはそれ以
下にして大量生産する場合、この無駄時間が生産能力を
低下させることにつながる。
場合、成膜時は反応室が完全に仕切られるため、ガスの
相互拡散が完全に抑えられ高効率の太陽電池の製造が可
能である。また、ITOまでを一貫して同一の装置で形
成することも容易である。しかしながら、成膜を行わな
い無駄な時間が1ステップごとに1分30秒程度(搬送
30秒、ガス導入及び圧力コントロール30秒、真空排
気30秒)あり、タクトタイムを5分程度或いはそれ以
下にして大量生産する場合、この無駄時間が生産能力を
低下させることにつながる。
【0013】上記の問題に鑑みて本発明の目的は、反応
室間の原料ガスの相互拡散を抑止して、最適な条件で各
層を形成し、しかも無駄時間を低減できる薄膜光電変換
素子の製造装置および製造方法を提供することにある。
室間の原料ガスの相互拡散を抑止して、最適な条件で各
層を形成し、しかも無駄時間を低減できる薄膜光電変換
素子の製造装置および製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、帯状可撓性基板の上に複数の異なる性質の
薄膜を基板を静止した状態でステップ的に積層して光電
変換層を形成する薄膜光起電力素子のステッピングロー
ル方式の製造装置において、反応室間に、成膜時に一度
に使用される基板の単位長(1フレーム長)の整数倍の
長さの基板の蓄積が可能な中間蓄積機構を有するものと
する。
め本発明は、帯状可撓性基板の上に複数の異なる性質の
薄膜を基板を静止した状態でステップ的に積層して光電
変換層を形成する薄膜光起電力素子のステッピングロー
ル方式の製造装置において、反応室間に、成膜時に一度
に使用される基板の単位長(1フレーム長)の整数倍の
長さの基板の蓄積が可能な中間蓄積機構を有するものと
する。
【0015】中間蓄積機構としては、基板が固体または
気体の押圧物により送り方向とほぼ直角の方向に変形さ
れて蓄積を行うものとする。そのように中間蓄積機構を
設ければ、基板の蓄積により反応室の開放時期をずらす
ことができる。二つの送りロールの回転量の差により基
板の蓄積を行う駆動ロール機構とすることもできる。
気体の押圧物により送り方向とほぼ直角の方向に変形さ
れて蓄積を行うものとする。そのように中間蓄積機構を
設ければ、基板の蓄積により反応室の開放時期をずらす
ことができる。二つの送りロールの回転量の差により基
板の蓄積を行う駆動ロール機構とすることもできる。
【0016】特に押圧物の先端にロールを持つ可動ロー
ル機構、或いは駆動ロール機構とすれば、基板とロール
との摩擦が抑制できる。また、気体の押圧物により基板
を変形させ、或いは静電吸着部を持ち基板を裏面から把
持し、基板を変形させるものとすれば、基板表面と他の
物体との接触が避けられる。
ル機構、或いは駆動ロール機構とすれば、基板とロール
との摩擦が抑制できる。また、気体の押圧物により基板
を変形させ、或いは静電吸着部を持ち基板を裏面から把
持し、基板を変形させるものとすれば、基板表面と他の
物体との接触が避けられる。
【0017】更に、蓄積機構の両側に仕切りバルブを配
置して中間室を設けたことがよい。仕切りバルブで仕切
られる中間室があれば、反応室間の反応ガスの侵入が抑
止できる。上記のような製造装置を用いた薄膜光電変換
素子のステッピングロール方式の製造方法としては、複
数の反応室の開放時期をずらしたものとする。
置して中間室を設けたことがよい。仕切りバルブで仕切
られる中間室があれば、反応室間の反応ガスの侵入が抑
止できる。上記のような製造装置を用いた薄膜光電変換
素子のステッピングロール方式の製造方法としては、複
数の反応室の開放時期をずらしたものとする。
【0018】特に、中間室の両側の仕切りバルブの開放
時期をずらしたことがよい。そのようにすれば、反応室
間のガスの相互拡散が抑止できる。また、帯状可撓性基
板の上に複数の異なる性質の薄膜を、基板を搬送しなが
ら連続的に積層して光電変換層を形成する薄膜光電変換
素子のロールツーロール方式の製造装置において、仕切
りバルブとその前後に配置された中間蓄積機構とを有す
るものとする。
時期をずらしたことがよい。そのようにすれば、反応室
間のガスの相互拡散が抑止できる。また、帯状可撓性基
板の上に複数の異なる性質の薄膜を、基板を搬送しなが
ら連続的に積層して光電変換層を形成する薄膜光電変換
素子のロールツーロール方式の製造装置において、仕切
りバルブとその前後に配置された中間蓄積機構とを有す
るものとする。
【0019】そのようにすれば、中間蓄積機構で基板の
蓄積、放出ができるため、仕切りバルブの開放時間を短
縮できる。中間蓄積機構としては、基板が固体または気
体の押圧物により送り方向とほぼ直角の方向に変形され
て蓄積を行うものとする。二つの送りロールの回転量の
差により基板の蓄積を行う送りロール機構、押圧物の先
端にロールを持つ可動ロール機構、気体の押圧物、或い
は吸引部を持つ基板を裏面把持機構等がよいことは、上
記の場合と同様である。
蓄積、放出ができるため、仕切りバルブの開放時間を短
縮できる。中間蓄積機構としては、基板が固体または気
体の押圧物により送り方向とほぼ直角の方向に変形され
て蓄積を行うものとする。二つの送りロールの回転量の
差により基板の蓄積を行う送りロール機構、押圧物の先
端にロールを持つ可動ロール機構、気体の押圧物、或い
は吸引部を持つ基板を裏面把持機構等がよいことは、上
記の場合と同様である。
【0020】特に、二つの仕切りバルブで仕切られる中
間室を有し、二つの仕切りバルブの前後に配置された少
なくとも三つの可動ロール機構からなるロール付きバル
ブ機構を備えたものとすれば、その開放時期をずらせ
る。そして、二つの仕切りバルブで仕切られた中間室を
真空にする排気装置を備えたものとすれば、反応気体の
拡散を抑止できる。
間室を有し、二つの仕切りバルブの前後に配置された少
なくとも三つの可動ロール機構からなるロール付きバル
ブ機構を備えたものとすれば、その開放時期をずらせ
る。そして、二つの仕切りバルブで仕切られた中間室を
真空にする排気装置を備えたものとすれば、反応気体の
拡散を抑止できる。
【0021】上記のような製造装置を用いた薄膜光電変
換素子のロールツーロール方式の製造方法としては、成
膜中に基板の一部が静止する時間があるものとする。特
に、二つの仕切りバルブがあるものでは、それらの仕切
りバルブの開放時期をずらしたことがよい。そのように
すれば、成膜中に静止した基板の部分で仕切りバルブを
閉めることができ、また開放時間を短くしてガスの相互
拡散が抑制できる。
換素子のロールツーロール方式の製造方法としては、成
膜中に基板の一部が静止する時間があるものとする。特
に、二つの仕切りバルブがあるものでは、それらの仕切
りバルブの開放時期をずらしたことがよい。そのように
すれば、成膜中に静止した基板の部分で仕切りバルブを
閉めることができ、また開放時間を短くしてガスの相互
拡散が抑制できる。
【0022】さらに、帯状可撓性基板の上に複数の異な
る性質の薄膜を積層して光電変換層を形成する薄膜光起
電力素子の製造装置において、連続的に成膜するロール
ツーロール方式の反応室と、基板を静止した状態でステ
ップ的に成膜するステッピングロール方式の反応室とを
備え、それらの間に中間蓄積機構を有するものとする。
る性質の薄膜を積層して光電変換層を形成する薄膜光起
電力素子の製造装置において、連続的に成膜するロール
ツーロール方式の反応室と、基板を静止した状態でステ
ップ的に成膜するステッピングロール方式の反応室とを
備え、それらの間に中間蓄積機構を有するものとする。
【0023】特に、ステッピングロール方式の反応室と
可動ロール機構との間に仕切りバルブを有することがよ
い。そのようにすれば、可動ロール機構で基板の蓄積、
放出ができるため、二つの方式の成膜装置間で連続的に
基板を搬送できる。ステッピングロール方式の反応室と
可動ロール機構との間に仕切りバルブがあれば、仕切り
バルブを閉めることによって、ガスの相互拡散が抑制で
きる。
可動ロール機構との間に仕切りバルブを有することがよ
い。そのようにすれば、可動ロール機構で基板の蓄積、
放出ができるため、二つの方式の成膜装置間で連続的に
基板を搬送できる。ステッピングロール方式の反応室と
可動ロール機構との間に仕切りバルブがあれば、仕切り
バルブを閉めることによって、ガスの相互拡散が抑制で
きる。
【0024】上記のような製造装置を用いた薄膜光電変
換素子の製造方法としては、一部の膜はロールツーロー
ル方式で基板を搬送しながら連続的に成膜し、他の膜は
ステッピングロール方式で基板を静止した状態でステッ
プ的に成膜するものとする。
換素子の製造方法としては、一部の膜はロールツーロー
ル方式で基板を搬送しながら連続的に成膜し、他の膜は
ステッピングロール方式で基板を静止した状態でステッ
プ的に成膜するものとする。
【0025】
【発明の実施の形態】上記課題の解決のため本発明は、
成膜装置内の可撓性基板の中間蓄積機構を設ける方法を
考案した。具体的な手段としては、可動ロール等を組み
入れ、その動作により、可撓性基板を蓄積するようにし
た。以下図10、11と共通の部分に同じ符号を付した
図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。 [実施例1]図1は、例えば図12に示すようなシング
ルpin接合型のa−Si太陽電池を形成するための本
発明の第一の実施例のステッピングロール方式成膜装置
の断面図である。
成膜装置内の可撓性基板の中間蓄積機構を設ける方法を
考案した。具体的な手段としては、可動ロール等を組み
入れ、その動作により、可撓性基板を蓄積するようにし
た。以下図10、11と共通の部分に同じ符号を付した
図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。 [実施例1]図1は、例えば図12に示すようなシング
ルpin接合型のa−Si太陽電池を形成するための本
発明の第一の実施例のステッピングロール方式成膜装置
の断面図である。
【0026】それぞれ真空ポンプ7を備えた大きな真空
室の第一ブロック31、第二ブロック32、第三ブロッ
ク33がある。第一ブロック31内には可撓性基板1の
送り出しロール2と第一反応室11が、第二ブロック3
2内には第二、第三反応室12、13が、第三ブロック
33内には第四反応室14と巻き取りロール3がそれぞ
れ収納されている。 そして、各ブロック間には、仕切
りバルブ20で仕切られた中間室10があり、その中
に、中間蓄積機構として搬送ロール4と、可撓性基板1
を挟んで搬送ロール4の反対側の可動ロール5からなる
可動ロール機構が設けられている。
室の第一ブロック31、第二ブロック32、第三ブロッ
ク33がある。第一ブロック31内には可撓性基板1の
送り出しロール2と第一反応室11が、第二ブロック3
2内には第二、第三反応室12、13が、第三ブロック
33内には第四反応室14と巻き取りロール3がそれぞ
れ収納されている。 そして、各ブロック間には、仕切
りバルブ20で仕切られた中間室10があり、その中
に、中間蓄積機構として搬送ロール4と、可撓性基板1
を挟んで搬送ロール4の反対側の可動ロール5からなる
可動ロール機構が設けられている。
【0027】各反応室には、図示されない高周波電源に
接続されたRF電極51、基板加熱用のヒータ6を備え
た接地電極52が対向しており、また真空ポンプ7を備
えている。ヒータ6は可動式で、ヒータ6が上昇して反
応室を開いたときは基板搬送が可能であり、ヒータ6が
下降して閉じたときは反応室壁8のシール材で完全にシ
ールされた状態で、プラズマCVDによるa−Si系薄
膜の成膜が行われることは図11の例と同じである。
接続されたRF電極51、基板加熱用のヒータ6を備え
た接地電極52が対向しており、また真空ポンプ7を備
えている。ヒータ6は可動式で、ヒータ6が上昇して反
応室を開いたときは基板搬送が可能であり、ヒータ6が
下降して閉じたときは反応室壁8のシール材で完全にシ
ールされた状態で、プラズマCVDによるa−Si系薄
膜の成膜が行われることは図11の例と同じである。
【0028】次に、図1の本発明第一の実施例のステッ
ピングロール方式成膜装置の搬送動作について、図2
(a)〜(g)の説明図に従って以下に説明する。ここ
では、第一反応室11でn層を、第二、第三反応室1
2、13でi層を堆積するものとする。第一反応室11
では図示されないガス供給装置からSiH4、H2 、P
H3 を、、反応3、4室ではSiH4 、H2 をそれぞれ
原料ガスとして常時流し続けることとし、以下の操作の
繰り返しによって成膜と基板搬送を行う。
ピングロール方式成膜装置の搬送動作について、図2
(a)〜(g)の説明図に従って以下に説明する。ここ
では、第一反応室11でn層を、第二、第三反応室1
2、13でi層を堆積するものとする。第一反応室11
では図示されないガス供給装置からSiH4、H2 、P
H3 を、、反応3、4室ではSiH4 、H2 をそれぞれ
原料ガスとして常時流し続けることとし、以下の操作の
繰り返しによって成膜と基板搬送を行う。
【0029】(a)全ての反応室で成膜を行っている。
基板1は静止しており、各反応室内は反応ガスで数百P
aの圧力になっている。第一ブロック31、第二ブロッ
ク内は大容量真空ポンプで真空に引かれており、10-3
Paの圧力になっている。中間室10の両側の仕切りバ
ルブ20a、bはともに開いており、中間室も高真空状
態にある。可動ロール5は基板1から離れている。
基板1は静止しており、各反応室内は反応ガスで数百P
aの圧力になっている。第一ブロック31、第二ブロッ
ク内は大容量真空ポンプで真空に引かれており、10-3
Paの圧力になっている。中間室10の両側の仕切りバ
ルブ20a、bはともに開いており、中間室も高真空状
態にある。可動ロール5は基板1から離れている。
【0030】(b)第一反応室11のRF電極51への
高周波の印加を停止し、成膜を止める。右側の仕切りバ
ルブ20bを閉じた後、第一反応室11のヒータ6を上
げ、反応室を開放する。このとき第一ブロック31内の
基板1も少し上がり、反応室壁8のシール材から離れ
る。SiH4 、H2 、PH3 を流し続けるため第一ブロ
ック31内の真空度は低下するが、それほどは低下しな
い。第二、第三反応室12、13は成膜を続けてもよ
い。
高周波の印加を停止し、成膜を止める。右側の仕切りバ
ルブ20bを閉じた後、第一反応室11のヒータ6を上
げ、反応室を開放する。このとき第一ブロック31内の
基板1も少し上がり、反応室壁8のシール材から離れ
る。SiH4 、H2 、PH3 を流し続けるため第一ブロ
ック31内の真空度は低下するが、それほどは低下しな
い。第二、第三反応室12、13は成膜を続けてもよ
い。
【0031】(c)送り出しロール2から基板1を繰り
出し、可動ロール5を下げて、中間室10内に1フレー
ム長の基板1を蓄積する。 (d)第一反応室11のヒータ6を下げて反応室を閉
じ、圧力制御した後、放電を開始する。中間室10の右
側の仕切りバルブ20bは第一ブロック31が高真空に
なってから開ける。
出し、可動ロール5を下げて、中間室10内に1フレー
ム長の基板1を蓄積する。 (d)第一反応室11のヒータ6を下げて反応室を閉
じ、圧力制御した後、放電を開始する。中間室10の右
側の仕切りバルブ20bは第一ブロック31が高真空に
なってから開ける。
【0032】(e)第二、第三反応室12、13のRF
電極51への高周波の印加を停止し、成膜を止める。左
側の仕切りバルブ20aを閉じた後、第二、第三反応室
12、13のヒータ6を上げ、反応室を開放する。この
とき第二ブロック32内の基板1も少し上がり、反応室
壁8のシール材から離れる。SiH4 、H2 を流し続け
るため第二ブロック32内の真空度は低下するが、それ
ほどは低下しない。第一反応室11は成膜を続けてもよ
い。
電極51への高周波の印加を停止し、成膜を止める。左
側の仕切りバルブ20aを閉じた後、第二、第三反応室
12、13のヒータ6を上げ、反応室を開放する。この
とき第二ブロック32内の基板1も少し上がり、反応室
壁8のシール材から離れる。SiH4 、H2 を流し続け
るため第二ブロック32内の真空度は低下するが、それ
ほどは低下しない。第一反応室11は成膜を続けてもよ
い。
【0033】(f)可動ロール5を上昇させながら、基
板1を1フレーム長送る。 (g)第二、第三反応室12、13のヒータ6を下げて
反応室を閉じ、圧力調整した後、成膜を開始する。中間
室10の左側の仕切りバルブ20aは第二ブロック32
が高真空になってから開ける。図2は、図1の成膜装置
の左半部分についての説明であるが、右半部分の動作も
同様であり、容易に察せられるであろう。
板1を1フレーム長送る。 (g)第二、第三反応室12、13のヒータ6を下げて
反応室を閉じ、圧力調整した後、成膜を開始する。中間
室10の左側の仕切りバルブ20aは第二ブロック32
が高真空になってから開ける。図2は、図1の成膜装置
の左半部分についての説明であるが、右半部分の動作も
同様であり、容易に察せられるであろう。
【0034】図1のような成膜装置とすれば、可動ロー
ル5を用いて基板1を1フレーム長蓄積できる機構を設
けることによって、反応室の開放時期を互いにずらすこ
とができるようになった。従来は各反応室の開放が一斉
に行われるため、反応室間のガスの相互拡散を避けるた
め、一度共通室を真空に引く必要があったが、反応室の
開放時期を互いにずらせるので、反応ガスは流したまま
にでき、共通室を真空に引く必要がなくなるのである。
ル5を用いて基板1を1フレーム長蓄積できる機構を設
けることによって、反応室の開放時期を互いにずらすこ
とができるようになった。従来は各反応室の開放が一斉
に行われるため、反応室間のガスの相互拡散を避けるた
め、一度共通室を真空に引く必要があったが、反応室の
開放時期を互いにずらせるので、反応ガスは流したまま
にでき、共通室を真空に引く必要がなくなるのである。
【0035】停止した基板1に接地電極52と両側にシ
ール材81を備えた反応室壁8が密着することにより各
反応室11、12、13、14の気密性が保たれるの
で、反応室の圧力はそれぞれに連結された図示しない排
気系7により独立して制御可能であり、各成膜条件は独
立して制御できること、および、排気系15により独立
して排気される各ブロック31、32、33の圧力を反
応室より低くすることにより、各反応室11、12、1
3、14への他の反応室の反応ガスあるいは大気の侵入
が防止されることは従来と同じである。
ール材81を備えた反応室壁8が密着することにより各
反応室11、12、13、14の気密性が保たれるの
で、反応室の圧力はそれぞれに連結された図示しない排
気系7により独立して制御可能であり、各成膜条件は独
立して制御できること、および、排気系15により独立
して排気される各ブロック31、32、33の圧力を反
応室より低くすることにより、各反応室11、12、1
3、14への他の反応室の反応ガスあるいは大気の侵入
が防止されることは従来と同じである。
【0036】更に、仕切りバルブ20を備えた中間室1
0を設ければ、ブロック間が分離されるので、反応室間
の隔離性が高められ、互いに影響する他の反応室の反応
ガスあるいは大気の侵入が防止される。図11に示した
従来のステッピングロール方式成膜装置の場合、1ステ
ップあたり合計1分30秒程度(搬送30秒、ガス導入
及び圧力コントロール30秒、真空排気30秒)の無駄
時間があった。これに対し、本実施例では無駄時間が4
5秒程度(搬送30秒、圧力コントロール15秒)に短
縮される。基板搬送中のブロック内の真空ポンプは通常
フルオープンであるが、反応室内の圧力が成膜圧力にな
るように圧力コントロールしてもよい。その場合、反応
室を封止した後の圧力コントロールに要する時間が0に
なるので無駄時間は搬送にかかる30秒のみとなる。
0を設ければ、ブロック間が分離されるので、反応室間
の隔離性が高められ、互いに影響する他の反応室の反応
ガスあるいは大気の侵入が防止される。図11に示した
従来のステッピングロール方式成膜装置の場合、1ステ
ップあたり合計1分30秒程度(搬送30秒、ガス導入
及び圧力コントロール30秒、真空排気30秒)の無駄
時間があった。これに対し、本実施例では無駄時間が4
5秒程度(搬送30秒、圧力コントロール15秒)に短
縮される。基板搬送中のブロック内の真空ポンプは通常
フルオープンであるが、反応室内の圧力が成膜圧力にな
るように圧力コントロールしてもよい。その場合、反応
室を封止した後の圧力コントロールに要する時間が0に
なるので無駄時間は搬送にかかる30秒のみとなる。
【0037】ここで、図1のステッピングロール方式成
膜装置を用いて、図12に示した構造のpinシングル
接合型a−Si太陽電池を製造する場合の成膜シーケン
スおよびタクトタイムについて考える。第一反応室11
でn層22が、第二、第三反応室12、13でi層23
が、そして第四反応室14でp層24が成膜される。作
製するa−Si太陽電池の各層の膜厚はn層22が15
nm、i層23が300nm、p層24が12nmであ
る。それぞれの層の成膜速度は、5nm/分、50nm
/分、および4nm/分と仮定する。この場合、第一反
応室11および第四反応室14の純粋な成膜時間(放電
時間)は共に3分となる。i層23を第二、第三反応室
で各々150nmずつ成膜するとすれば、純粋な成膜時
間は同様に3分となる。前述した成膜方法の概念に基づ
けば、表1の成膜シーケンスが一例として考えられる。
このシーケンスによればタクトタイムは3分45秒間隔
となり、無駄時間は搬送および圧力コントロールにかか
る45秒のみであり、無駄時間がタクトタイム全体に占
める割合は20%である。従来のステッピングロール装
置の無駄時間は約1分30秒で、タクトタイム全体に占
める割合が33%だったので、本発明により無駄時間の
割合が大幅に削減されることが分かる。
膜装置を用いて、図12に示した構造のpinシングル
接合型a−Si太陽電池を製造する場合の成膜シーケン
スおよびタクトタイムについて考える。第一反応室11
でn層22が、第二、第三反応室12、13でi層23
が、そして第四反応室14でp層24が成膜される。作
製するa−Si太陽電池の各層の膜厚はn層22が15
nm、i層23が300nm、p層24が12nmであ
る。それぞれの層の成膜速度は、5nm/分、50nm
/分、および4nm/分と仮定する。この場合、第一反
応室11および第四反応室14の純粋な成膜時間(放電
時間)は共に3分となる。i層23を第二、第三反応室
で各々150nmずつ成膜するとすれば、純粋な成膜時
間は同様に3分となる。前述した成膜方法の概念に基づ
けば、表1の成膜シーケンスが一例として考えられる。
このシーケンスによればタクトタイムは3分45秒間隔
となり、無駄時間は搬送および圧力コントロールにかか
る45秒のみであり、無駄時間がタクトタイム全体に占
める割合は20%である。従来のステッピングロール装
置の無駄時間は約1分30秒で、タクトタイム全体に占
める割合が33%だったので、本発明により無駄時間の
割合が大幅に削減されることが分かる。
【0038】
【表1】
【0039】ここで、*印をした搬送とはヒーター6の
開放から、その閉止までをいう。また、可動ロール5の
両側の仕切りバルブ20を省略することも可能である。
但し、ブロック数が複数の場合、可動ロール5で待機し
ている基板1が好ましくないガスに曝されることになる
ため、太陽電池にしたとき特性が低下する可能性があ
る。
開放から、その閉止までをいう。また、可動ロール5の
両側の仕切りバルブ20を省略することも可能である。
但し、ブロック数が複数の場合、可動ロール5で待機し
ている基板1が好ましくないガスに曝されることになる
ため、太陽電池にしたとき特性が低下する可能性があ
る。
【0040】なお、送り出しロール2、巻き取りロール
3、搬送ロール4の各軸、RF電極51、接地電極52
の各面を鉛直にすれば、各反応室11〜14の天井や壁
面から落ちる塵埃の基板あるいはその上の膜面への付着
を防ぐことができる。RF電極51の両側に対向するよ
うに基板1を配置すれば、2ロール同時に成膜できる。
そのようにすれば、原料ガスの利用効率も高く、生産性
は更に向上する。また、RF電極51と接地電極52と
を逆にすることもできる。
3、搬送ロール4の各軸、RF電極51、接地電極52
の各面を鉛直にすれば、各反応室11〜14の天井や壁
面から落ちる塵埃の基板あるいはその上の膜面への付着
を防ぐことができる。RF電極51の両側に対向するよ
うに基板1を配置すれば、2ロール同時に成膜できる。
そのようにすれば、原料ガスの利用効率も高く、生産性
は更に向上する。また、RF電極51と接地電極52と
を逆にすることもできる。
【0041】基板1がステンレススチールフィルムであ
ってもよいことは勿論である。 [実施例2]図3は、例えば図12に示したようなシン
グルpin接合型のa−Si太陽電池を製造するための
本発明の第二の実施例のロールツーロール方式成膜装置
の一部の断面図である。
ってもよいことは勿論である。 [実施例2]図3は、例えば図12に示したようなシン
グルpin接合型のa−Si太陽電池を製造するための
本発明の第二の実施例のロールツーロール方式成膜装置
の一部の断面図である。
【0042】それぞれ真空ポンプ7を備えた第一反応室
11と第二反応室12とがある。第一反応室11内には
可撓性基板1の送り出しロール2、ヒータ6を備えた接
地電極52とRF電極51があり、第二反応室12内に
もヒータ6を備えた接地電極52とRF電極51があ
る。第一反応室11と第二反応室12との間には仕切り
バルブ20a、20bで仕切ることのできる中間室10
がある。仕切りバルブ20a、20bの両側には可動ロ
ール5と搬送ロール4とからなる可動ロール機構54が
設けられている。仕切りバルブ20と可動ロール機構と
の組み合わせをロール付きバルブ55と呼ぶことにす
る。
11と第二反応室12とがある。第一反応室11内には
可撓性基板1の送り出しロール2、ヒータ6を備えた接
地電極52とRF電極51があり、第二反応室12内に
もヒータ6を備えた接地電極52とRF電極51があ
る。第一反応室11と第二反応室12との間には仕切り
バルブ20a、20bで仕切ることのできる中間室10
がある。仕切りバルブ20a、20bの両側には可動ロ
ール5と搬送ロール4とからなる可動ロール機構54が
設けられている。仕切りバルブ20と可動ロール機構と
の組み合わせをロール付きバルブ55と呼ぶことにす
る。
【0043】第二反応室12の右側には、ロール付きバ
ルブを挟んで図示されない別の反応室があり、更に右方
には巻き取りロールがある各反応室には、図示されない
高周波電源に接続されたRF電極51、基板加熱用のヒ
ータ6を備えた接地電極52が対向しており、プラズマ
CVDによるa−Si系薄膜の成膜が行われることは図
10の例と同じである。真空ポンプ7を備えている。
ルブを挟んで図示されない別の反応室があり、更に右方
には巻き取りロールがある各反応室には、図示されない
高周波電源に接続されたRF電極51、基板加熱用のヒ
ータ6を備えた接地電極52が対向しており、プラズマ
CVDによるa−Si系薄膜の成膜が行われることは図
10の例と同じである。真空ポンプ7を備えている。
【0044】まず、図3の本発明第二の実施例のロール
ツーロール方式成膜装置で用いているロール付きバルブ
55について、図4(a)〜(c)の動作説明図に従っ
て以下に説明する。このロール付きバルブ55は基板1
を挟んでシールするための仕切りバルブ20と二個の可
動ロール5および四個の通常の搬送ロール4から構成さ
れている。
ツーロール方式成膜装置で用いているロール付きバルブ
55について、図4(a)〜(c)の動作説明図に従っ
て以下に説明する。このロール付きバルブ55は基板1
を挟んでシールするための仕切りバルブ20と二個の可
動ロール5および四個の通常の搬送ロール4から構成さ
れている。
【0045】アイドリング時は二個の可動ロール5がと
もに上下方向に移動せず、開いた仕切りバルブ20aを
通して基板1が速度Vで搬送される[図4(a)]。第
一反応室11で成膜するときは、仕切りバルブ20aを
閉じる。仕切りバルブ20aで基板1が止められるが、
左方から送り出されてくるので、仕切りバルブ20aの
左の可動ロール5aは下降して、基板1を蓄積する。一
方仕切りバルブ20aの右側の可動ロール5bは上昇し
て、蓄積していた基板1を放出する[図4(b)]。こ
のとき、張力をある一定値に維持したまま左右の基板1
を速度Vで移動させる。放出速度を基板1の送り速度V
と合わせれば、基板1が緩んだり、引きちぎられたりす
ることがない。
もに上下方向に移動せず、開いた仕切りバルブ20aを
通して基板1が速度Vで搬送される[図4(a)]。第
一反応室11で成膜するときは、仕切りバルブ20aを
閉じる。仕切りバルブ20aで基板1が止められるが、
左方から送り出されてくるので、仕切りバルブ20aの
左の可動ロール5aは下降して、基板1を蓄積する。一
方仕切りバルブ20aの右側の可動ロール5bは上昇し
て、蓄積していた基板1を放出する[図4(b)]。こ
のとき、張力をある一定値に維持したまま左右の基板1
を速度Vで移動させる。放出速度を基板1の送り速度V
と合わせれば、基板1が緩んだり、引きちぎられたりす
ることがない。
【0046】両側の可動ロールの移動方法としては、基
板1の搬送速度Vを発生させるように能動的に速度V/
2で移動させる方法と外部から速度Vで基板1を搬送さ
せて張力を一定にするように受動的に移動させる方法の
二種類が考えられるがどちらでもよい。仕切りバルブ2
0aの左の可動ロール5aが下降して一定量蓄積された
後、仕切りバルブ20aを開け、左の可動ロール5aを
上昇させ、右の可動ロール5bを下降させて仕切りバル
ブ20aの右側に基板1の蓄積分を移動させる[図4
(c)]。仕切りバルブを開いたときは二個の可動ロー
ルを適当な速度で移動させアイドリング時の位置まで戻
った時点で停止させる。このとき基板1の移動速度は送
り出しロール2からの送り出し速度Vより早くできる。
そして、その早い分だけ仕切りバルブ20を開ける時間
は短くかくできる。例えば3倍早くすれば、開放時間は
1/3ですむ。
板1の搬送速度Vを発生させるように能動的に速度V/
2で移動させる方法と外部から速度Vで基板1を搬送さ
せて張力を一定にするように受動的に移動させる方法の
二種類が考えられるがどちらでもよい。仕切りバルブ2
0aの左の可動ロール5aが下降して一定量蓄積された
後、仕切りバルブ20aを開け、左の可動ロール5aを
上昇させ、右の可動ロール5bを下降させて仕切りバル
ブ20aの右側に基板1の蓄積分を移動させる[図4
(c)]。仕切りバルブを開いたときは二個の可動ロー
ルを適当な速度で移動させアイドリング時の位置まで戻
った時点で停止させる。このとき基板1の移動速度は送
り出しロール2からの送り出し速度Vより早くできる。
そして、その早い分だけ仕切りバルブ20を開ける時間
は短くかくできる。例えば3倍早くすれば、開放時間は
1/3ですむ。
【0047】このバルブ機構を用いれば両側での基板の
送り速度は一定のままで、間欠的に両側の反応室を仕切
ることが可能である。再び図3の第二の実施例の成膜装
置にもどり、その製造方法を説明する。この成膜装置は
基本的にロールツーロール方式の成膜装置なので、送り
ロール2からの基板の送り出し速度は一定であり、ステ
ッピングロール方式のように基板の送りだしが止まるこ
とはない。そして、各反応室での成膜も連続的に行われ
る。第一反応室11でn層を、第二、第三反応室12、
13でi層を堆積するものとする。第一反応室11では
図示されないガス供給装置からSiH4 、H2 、PH3
を、第二反応2室12ではSiH4 、H2 をそれぞれ原
料ガスとして常時流し続ける。ただし、ロール付きバル
ブの使用により、仕切りバルブ20が閉まっているとき
は、その部分では基板1が止まっており、短時間仕切り
バルブ20を開放して、基板1を素早く送る。しかし上
で説明したように仕切りバルブ20の開放時間は短縮で
きるので、反応室11、12の反応ガスの相互拡散はそ
れだけ抑えられる。
送り速度は一定のままで、間欠的に両側の反応室を仕切
ることが可能である。再び図3の第二の実施例の成膜装
置にもどり、その製造方法を説明する。この成膜装置は
基本的にロールツーロール方式の成膜装置なので、送り
ロール2からの基板の送り出し速度は一定であり、ステ
ッピングロール方式のように基板の送りだしが止まるこ
とはない。そして、各反応室での成膜も連続的に行われ
る。第一反応室11でn層を、第二、第三反応室12、
13でi層を堆積するものとする。第一反応室11では
図示されないガス供給装置からSiH4 、H2 、PH3
を、第二反応2室12ではSiH4 、H2 をそれぞれ原
料ガスとして常時流し続ける。ただし、ロール付きバル
ブの使用により、仕切りバルブ20が閉まっているとき
は、その部分では基板1が止まっており、短時間仕切り
バルブ20を開放して、基板1を素早く送る。しかし上
で説明したように仕切りバルブ20の開放時間は短縮で
きるので、反応室11、12の反応ガスの相互拡散はそ
れだけ抑えられる。
【0048】その結果、従来のロールツーロール方式の
成膜装置のような、反応ガスの拡散に起因する太陽電池
の特性劣化はなくなる。図3のa−Si太陽電池を作製
するための成膜装置の例において、送り出しロール2か
ら金属膜付きのプ樹脂フィルムの基板1を0.1〜1m
/分の速度で送りだし、第一反応室11でn層、第二反
応室12でi層を作製するものとする。二つの反応室1
1、12の間には、二個の仕切りバルブ20a、20b
で仕切られ、真空ポンプ7をもつ中間室10がある。こ
の二個の仕切りバルブ20a、20bは表2のシーケン
スで動作する。
成膜装置のような、反応ガスの拡散に起因する太陽電池
の特性劣化はなくなる。図3のa−Si太陽電池を作製
するための成膜装置の例において、送り出しロール2か
ら金属膜付きのプ樹脂フィルムの基板1を0.1〜1m
/分の速度で送りだし、第一反応室11でn層、第二反
応室12でi層を作製するものとする。二つの反応室1
1、12の間には、二個の仕切りバルブ20a、20b
で仕切られ、真空ポンプ7をもつ中間室10がある。こ
の二個の仕切りバルブ20a、20bは表2のシーケン
スで動作する。
【0049】
【表2】
【0050】図3のように二つの反応室11、12の間
に、仕切りバルブ20a、20bで仕切ることのできる
中間室10があれば、二個の仕切りバルブが同時に開い
ていることがないような一連の動作で操作することがで
きる。二個のバルブが同時に閉じている時間で十分な真
空引きを行えば二つの反応室11、12間でのガスの相
互拡散を完全に抑止できる。すなわち、ロールツーロー
ル成膜装置の最大の問題点であるガス相互拡散が克服で
きる。
に、仕切りバルブ20a、20bで仕切ることのできる
中間室10があれば、二個の仕切りバルブが同時に開い
ていることがないような一連の動作で操作することがで
きる。二個のバルブが同時に閉じている時間で十分な真
空引きを行えば二つの反応室11、12間でのガスの相
互拡散を完全に抑止できる。すなわち、ロールツーロー
ル成膜装置の最大の問題点であるガス相互拡散が克服で
きる。
【0051】なお、可動ロール5のストロークは以下の
式で決定されるので、装置設計の際に留意する必要があ
る。 ストローク=仕切りバルブが閉じている時間×フィルム
搬送速度÷2 中間室10の両側にロール付きバルブ機構55を設けた
ときは、中間室10内の可動ロール機構54は一つにで
きる。 [実施例3]図5に本発明の第三の実施例の製造装置の
部分断面図を示す。これは図12のa−Si層22、2
3、24および透明電極25を一貫して連続成膜するた
めのロールツーロール方式の成膜装置である。a−Si
各層は、可撓性基板1上に第一、第二、第三反応室1
1、12、13で、通常のプラズマCVD法によりロー
ルツーロール成膜方式で成膜されるので説明は省略す
る。
式で決定されるので、装置設計の際に留意する必要があ
る。 ストローク=仕切りバルブが閉じている時間×フィルム
搬送速度÷2 中間室10の両側にロール付きバルブ機構55を設けた
ときは、中間室10内の可動ロール機構54は一つにで
きる。 [実施例3]図5に本発明の第三の実施例の製造装置の
部分断面図を示す。これは図12のa−Si層22、2
3、24および透明電極25を一貫して連続成膜するた
めのロールツーロール方式の成膜装置である。a−Si
各層は、可撓性基板1上に第一、第二、第三反応室1
1、12、13で、通常のプラズマCVD法によりロー
ルツーロール成膜方式で成膜されるので説明は省略す
る。
【0052】第四反応室14は、透明電極形成用のスパ
ッタ室であり、18はITOのターゲット、19はアノ
ードである。第三反応室13と第四反応室14との境に
中間室10を設け、仕切りバルブ20c、20dをもつ
ロール付きバルブ機構55を配置した。6はヒーターで
ある。a−Si各層がSiH4 ガスを主ガスH2 を希釈
ガスとして10〜100Paの範囲でプラズマCVDに
より形成されるのに対し、透明電極はITO(インジウ
ム錫酸化物)を原料としてアルゴンガス(Ar)をスパ
ッタガスに用いて圧力0.1〜1Paでスパッタリング
により形成される。従って、両反応室ではプロセスガス
および圧力が極端に異なり、従来のロールツーロール方
式では成膜できなかった。
ッタ室であり、18はITOのターゲット、19はアノ
ードである。第三反応室13と第四反応室14との境に
中間室10を設け、仕切りバルブ20c、20dをもつ
ロール付きバルブ機構55を配置した。6はヒーターで
ある。a−Si各層がSiH4 ガスを主ガスH2 を希釈
ガスとして10〜100Paの範囲でプラズマCVDに
より形成されるのに対し、透明電極はITO(インジウ
ム錫酸化物)を原料としてアルゴンガス(Ar)をスパ
ッタガスに用いて圧力0.1〜1Paでスパッタリング
により形成される。従って、両反応室ではプロセスガス
および圧力が極端に異なり、従来のロールツーロール方
式では成膜できなかった。
【0053】本実施例では、a−Si層を成膜するプラ
ズマCVD用第三反応室13とITOスパッタ用の第四
反応室14との間が2組のロール付きバルブ機構55に
より仕切られている。二つの仕切りバルブ20c、20
dの開放時期をずらすことによって、第四反応室14を
高真空度に保つことができる。その結果、ITOのロー
ルツーロール方式での成膜が可能になった。尚、ITO
は蒸着によって形成しても良く、全ての中間室にロール
付きバルブ機構を適用してもよい。 [実施例4]図6に本発明の第四の実施例の製造装置の
部分断面図を示す。これは例えば図12の太陽電池のa
−Si層を成膜するためのロールツーロール方式とステ
ッピングロール方式を混在させた成膜装置である。
ズマCVD用第三反応室13とITOスパッタ用の第四
反応室14との間が2組のロール付きバルブ機構55に
より仕切られている。二つの仕切りバルブ20c、20
dの開放時期をずらすことによって、第四反応室14を
高真空度に保つことができる。その結果、ITOのロー
ルツーロール方式での成膜が可能になった。尚、ITO
は蒸着によって形成しても良く、全ての中間室にロール
付きバルブ機構を適用してもよい。 [実施例4]図6に本発明の第四の実施例の製造装置の
部分断面図を示す。これは例えば図12の太陽電池のa
−Si層を成膜するためのロールツーロール方式とステ
ッピングロール方式を混在させた成膜装置である。
【0054】それぞれ真空ポンプ7を備えた第一反応室
11と第二、第三反応室12、13が収納された第一ブ
ロック室31および第四反応室14がある。それぞれの
反応室には、ヒータ6を備えた接地電極52とRF電極
51があってプラズマCVD法により成膜できるが、第
一反応室11と第四反応室14ではロールツーロール方
式ですなわち基板1を移動しながら、第二、第三反応室
12、13ではステッピングロール方式ですなわち基板
1を停止した状態で成膜が行われる。
11と第二、第三反応室12、13が収納された第一ブ
ロック室31および第四反応室14がある。それぞれの
反応室には、ヒータ6を備えた接地電極52とRF電極
51があってプラズマCVD法により成膜できるが、第
一反応室11と第四反応室14ではロールツーロール方
式ですなわち基板1を移動しながら、第二、第三反応室
12、13ではステッピングロール方式ですなわち基板
1を停止した状態で成膜が行われる。
【0055】第一反応室11と第一ブロック31との間
および第一ブロック31と第四反応室14との間には、
仕切りバルブ20とその両側に可動ロール機構54を備
えたロール付きバルブ機構55が配置されている。第一
反応室11と第一ブロック31との間の仕切りバルブ2
0aとその両側の可動ロール5a、5bの動作は次のよ
うになる。第一反応室11での成膜は連続的に行われて
いる。仕切りバルブ20aが閉まっているとき可動ロー
ル5aが下がって基板1を蓄積する。蓄積分が1フレー
ム長になったら、仕切りバルブ20aを開け、可動ロー
ル5aを上げ可動ロール5bを下げて、基板1の蓄積分
を仕切りバルブ20aの右側に移す。仕切りバルブ20
aを閉めた後、第二、第三反応室12、13のヒータ6
を上げ、基板1を送る。1フレーム長送ったら、ヒータ
6を下げ、圧力調整をして第二、第三反応室12、13
で成膜を開始する。
および第一ブロック31と第四反応室14との間には、
仕切りバルブ20とその両側に可動ロール機構54を備
えたロール付きバルブ機構55が配置されている。第一
反応室11と第一ブロック31との間の仕切りバルブ2
0aとその両側の可動ロール5a、5bの動作は次のよ
うになる。第一反応室11での成膜は連続的に行われて
いる。仕切りバルブ20aが閉まっているとき可動ロー
ル5aが下がって基板1を蓄積する。蓄積分が1フレー
ム長になったら、仕切りバルブ20aを開け、可動ロー
ル5aを上げ可動ロール5bを下げて、基板1の蓄積分
を仕切りバルブ20aの右側に移す。仕切りバルブ20
aを閉めた後、第二、第三反応室12、13のヒータ6
を上げ、基板1を送る。1フレーム長送ったら、ヒータ
6を下げ、圧力調整をして第二、第三反応室12、13
で成膜を開始する。
【0056】第一ブロック31と第四反応室14との間
のロール付きバルブ機構55の動作も同様に進められ、
ステッピングロール成膜方式からロールツーロール成膜
方式へもスムーズに移行できる。このようにして、ロー
ルツーロール方式とステッピングロール方式を混在させ
た成膜装置でも順調に成膜でき、それぞれの方式の特徴
を生かした成膜層が得られる。しかも、仕切りバルブ2
0と開放と第二、第三反応室12、13との開放時期を
ずらすことにより、反応室間のガスの相互拡散が抑止で
きる。
のロール付きバルブ機構55の動作も同様に進められ、
ステッピングロール成膜方式からロールツーロール成膜
方式へもスムーズに移行できる。このようにして、ロー
ルツーロール方式とステッピングロール方式を混在させ
た成膜装置でも順調に成膜でき、それぞれの方式の特徴
を生かした成膜層が得られる。しかも、仕切りバルブ2
0と開放と第二、第三反応室12、13との開放時期を
ずらすことにより、反応室間のガスの相互拡散が抑止で
きる。
【0057】第一ブロック31の両端に仕切りバルブ2
0bを設け、仕切りバルブ20aとの開放時期をずらす
ようにすれば、更に反応室間の隔離性が高められ、成膜
した膜室を高められる。図ではa−Si層の成膜用の反
応室だけとしたが、ITOのスパッタ室を設けることも
できる。
0bを設け、仕切りバルブ20aとの開放時期をずらす
ようにすれば、更に反応室間の隔離性が高められ、成膜
した膜室を高められる。図ではa−Si層の成膜用の反
応室だけとしたが、ITOのスパッタ室を設けることも
できる。
【0058】以上の実施例においては中間蓄積機構とし
てすべて可動ロール機構を用いた例を示したが、他の機
構も考えられる。図7(a)、(b)は、二組の駆動ロ
ール16を用いた駆動ロール機構56である。二組の駆
動ロール16の回転量を変えて、基板1の蓄積、放出を
行う。第一駆動ロール16aを回転し、第二駆動ロール
16bを停止または第一駆動ロール16aより少ない回
転をすれば、それらの間に基板1が蓄積され、逆に第一
駆動ロール16aを停止し、第二駆動ロール16bを回
転すれば放出が行われる。
てすべて可動ロール機構を用いた例を示したが、他の機
構も考えられる。図7(a)、(b)は、二組の駆動ロ
ール16を用いた駆動ロール機構56である。二組の駆
動ロール16の回転量を変えて、基板1の蓄積、放出を
行う。第一駆動ロール16aを回転し、第二駆動ロール
16bを停止または第一駆動ロール16aより少ない回
転をすれば、それらの間に基板1が蓄積され、逆に第一
駆動ロール16aを停止し、第二駆動ロール16bを回
転すれば放出が行われる。
【0059】駆動ロール16a、16bと基板1との間
の保持は摩擦により[図7(a)]、または基板1の端
に設けられた孔列に駆動ロール16a、16bの突起を
挿入して行う[図7(b)]。これらの方法は、基板1
の積極的な送り出しが可能である。図8は、また、別の
中間蓄積機構の例であり、可動ロールで基板を押す代わ
りに図の上方のノズル28から短時間不活性ガスを噴射
して、基板1を変形させ、蓄積をするものである。必要
により、下方にストッパ29を設けても良い。 可動ロ
ールで基板を変形させる方式は、基板の両面にロールが
接触してしまい、ロールの回転により摩擦が少ないとは
いえ基板表面に傷をつけることがあったが、このように
不活性ガスで押す方式にすれば、基板1の表面には非接
触で変形させることができる。
の保持は摩擦により[図7(a)]、または基板1の端
に設けられた孔列に駆動ロール16a、16bの突起を
挿入して行う[図7(b)]。これらの方法は、基板1
の積極的な送り出しが可能である。図8は、また、別の
中間蓄積機構の例であり、可動ロールで基板を押す代わ
りに図の上方のノズル28から短時間不活性ガスを噴射
して、基板1を変形させ、蓄積をするものである。必要
により、下方にストッパ29を設けても良い。 可動ロ
ールで基板を変形させる方式は、基板の両面にロールが
接触してしまい、ロールの回転により摩擦が少ないとは
いえ基板表面に傷をつけることがあったが、このように
不活性ガスで押す方式にすれば、基板1の表面には非接
触で変形させることができる。
【0060】図9は、更に別の中間蓄積機構の例であ
る。可動ロールで基板を押す代わりに図の下方に静電吸
着板17があり、それを基板1の裏面に接触させ、基板
を吸着した後、斜め下方に移動させ蓄積をするものであ
る。静電吸着板17としては、電極を埋め込んだアルミ
ナ板などが知られている。この場合も基板1の表面には
接触しないで基板の変形が可能である。
る。可動ロールで基板を押す代わりに図の下方に静電吸
着板17があり、それを基板1の裏面に接触させ、基板
を吸着した後、斜め下方に移動させ蓄積をするものであ
る。静電吸着板17としては、電極を埋め込んだアルミ
ナ板などが知られている。この場合も基板1の表面には
接触しないで基板の変形が可能である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、可
動ロール機構等の中間蓄積機構により、可撓性基板の余
裕分を蓄積あるいは放出して、基板が静止する部分を設
けることができる。ステッピングロール方式の成膜装置
では、中間蓄積機構を設けて、複数の反応室の開放時期
をずらすことにより、従来の装置に比べて成膜を行わな
い無駄時間を約半分に抑えられる。この効果は特にタク
トタイムが短くなったときに顕著に現れ、生産性を大幅
に向上できる。
動ロール機構等の中間蓄積機構により、可撓性基板の余
裕分を蓄積あるいは放出して、基板が静止する部分を設
けることができる。ステッピングロール方式の成膜装置
では、中間蓄積機構を設けて、複数の反応室の開放時期
をずらすことにより、従来の装置に比べて成膜を行わな
い無駄時間を約半分に抑えられる。この効果は特にタク
トタイムが短くなったときに顕著に現れ、生産性を大幅
に向上できる。
【0062】一方、ロールツーロール方式の成膜装置で
は従来不可能だったガスの相互拡散の抑止が可能にな
る。この結果、太陽電池の特性の改善、さらには、透明
電極まで一貫して形成することが可能になる。更に両方
式を併用することが可能になった。すなわち、本発明に
より、高性能の太陽電池を高い歩留まりで大量生産する
ことが可能になる。
は従来不可能だったガスの相互拡散の抑止が可能にな
る。この結果、太陽電池の特性の改善、さらには、透明
電極まで一貫して形成することが可能になる。更に両方
式を併用することが可能になった。すなわち、本発明に
より、高性能の太陽電池を高い歩留まりで大量生産する
ことが可能になる。
【図1】本発明の第一の実施例の成膜装置の断面図
【図2】(a)ないし(g)は図1の成膜装置の搬送動
作の説明図
作の説明図
【図3】本発明の第二の実施例の成膜装置の断面図
【図4】(a)ないし(c)はロール付きバルブ機構の
動作説明図
動作説明図
【図5】本発明の第三の実施例の成膜装置の断面図
【図6】本発明の第四の実施例の成膜装置の断面図
【図7】(a)、(b)は別の中間蓄積機構の例を示す
図
図
【図8】更に別の中間蓄積機構の例を示す図
【図9】更にまた別の中間蓄積機構の例を示す図
【図10】従来のロールツーロール成膜装置の断面図
【図11】従来のステッピングロール成膜装置の断面図
【図12】シングルpin接合型a-Si太陽電池の構造図
1 可撓性基板 2 送り出しロール 3 巻き取りロール 4 搬送ロール 5、5a、5b 可動ロール 6 ヒーター 7 真空ポンプ 8 反応室壁 9 共通室 10 中間室 11 第一反応室 12 第二反応室 13 第三反応室 14 第四反応室 15 プラズマ 16、16a、16b 駆動ロール 18 ターゲット 19 アノード 20、20a、20b 仕切りバルブ 21 金属膜 22 n層 23 i層 24 p層 25 透明電極 26 送り室 27 巻き取り室 28 ノズル 29 ストッパ 30 静電吸着板 31 第一ブロツク 32 第二ブロツク 33 第三ブロツク 38 ブロック壁 51 RF電極 52 接地電極 54 可動ロール機構 55 ロール付きバルブ機構 56 駆動ロール機構
Claims (30)
- 【請求項1】帯状可撓性基板の上に複数の異なる性質の
薄膜を基板を静止した状態でステップ的に積層して光電
変換層を形成する薄膜光起電力素子のステッピングロー
ル方式の製造装置において、反応室間に、一回の成膜時
に使用される基板の単位長(1フレーム長と称する)の
整数倍の長さの基板の蓄積が可能な中間蓄積機構を有す
ることを特徴とする薄膜光電変換素子の製造装置。 - 【請求項2】基板が、基板の送り方向とほぼ直角の方向
に変形されて基板の蓄積を行う中間蓄積機構を有するこ
とを特徴とする請求項1記載の薄膜光電変換素子の製造
装置。 - 【請求項3】固体の押圧物により基板を変形させること
を特徴とする請求項2記載の薄膜光電変換素子の製造装
置。 - 【請求項4】押圧物の先端にロールを持つ可動ロール機
構を有することを特徴とする請求項3記載の薄膜光電変
換素子の製造装置。 - 【請求項5】気体の押圧物により基板を変形させること
を特徴とする請求項2記載の薄膜光電変換素子の製造装
置。 - 【請求項6】二つの駆動ロールの回転量の差により基板
の蓄積を行う駆動ロール機構を有することを特徴とする
請求項2記載の薄膜光電変換素子の製造装置。 - 【請求項7】静電吸着部を持ち基板を裏面から把持し、
基板を変形させることを特徴とする請求項2記載の薄膜
光電変換素子の製造装置。 - 【請求項8】中間蓄積機構の両側に仕切りバルブを配置
して中間室を設けたことを特徴とする請求項1ないし7
のいずれかに記載の薄膜光電変換素子の製造装置。 - 【請求項9】複数の反応室の開放時期をずらしたことを
特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の製造装
置を用いた薄膜光電変換素子の製造方法。 - 【請求項10】複数の反応室の開放時期をずらし、中間
室の両側の仕切りバルブの開放時期をずらしたことを特
徴とする請求項8記載の製造装置を用いた薄膜光電変換
素子の製造方法。 - 【請求項11】帯状可撓性基板の上に複数の異なる性質
の薄膜を、基板を搬送しながら連続的に積層して光電変
換層を形成する薄膜光電変換素子のロールツーロール方
式の製造装置において、仕切りバルブとその前後に配置
された基板の蓄積が可能な中間蓄積機構を有することを
特徴とする可動ロール機構とを有することを特徴とする
薄膜光起電力素子の製造装置 - 【請求項12】基板が、基板の送り方向とほぼ直角の方
向に変形されて基板の蓄積を行う中間蓄積機構を有する
ことを特徴とする請求項11記載の薄膜光電変換素子の
製造装置。 - 【請求項13】固体の押圧物により基板を変形させるこ
とを特徴とする請求項12記載の薄膜光電変換素子の製
造装置。 - 【請求項14】押圧物の先端にロールを持つ可動ロール
機構を有することを特徴とする請求項13記載の薄膜光
電変換素子の製造装置。 - 【請求項15】気体の押圧物により基板を変形させるこ
とを特徴とする請求項12記載の薄膜光電変換素子の製
造装置。 - 【請求項16】二つの駆動ロールの回転量の差により基
板の蓄積を行う駆動ロール機構を有することを特徴とす
る請求項12記載の薄膜光電変換素子の製造装置。 - 【請求項17】静電吸着部を持ち基板を裏面から把持
し、基板を変形させることを特徴とする請求項12記載
の薄膜光電変換素子の製造装置。 - 【請求項18】二つの仕切りバルブで仕切られる中間室
を有し、二つの仕切りバルブの前後に配置された少なく
とも三つの可動ロール機構からなるロール付きバルブ機
構を備えたことを特徴とする請求項11ないし17のい
ずれかに記載の薄膜光電変換素子の製造装置。 - 【請求項19】二つの仕切りバルブで仕切られた中間室
を真空にする排気装置を備えたことを特徴とする請求項
18記載の薄膜光電変換素子の製造装置。 - 【請求項20】請求項11ないし19のいずれかに記載
の製造装置を用いた薄膜光起電力素子のロールツーロー
ル方式の製造方法において、成膜中に基板の一部を静止
することを特徴とする薄膜光電変換素子の製造方法。 - 【請求項21】請求項18または19に記載の製造装置
を用いた薄膜光起電力素子のロールツーロール方式の製
造方法において、成膜中に基板の一部が静止する時間が
あり、その二つの仕切りバルブの開放時期をずらしたこ
とを特徴とする薄膜光電変換素子の製造方法。 - 【請求項22】帯状可撓性基板の上に複数の異なる性質
の薄膜を積層して光電変換層を形成する薄膜光起電力素
子の製造装置において、連続的に成膜するロールツーロ
ール方式の反応室と、基板を静止した状態でステップ的
に成膜するステッピングロール方式の反応室とを備え、
それらの反応室の間に、ステッピングロール方式の一回
の成膜時に使用される基板の単位長(1フレーム長と称
する)の整数倍の長さの基板の蓄積が可能な中間蓄積機
構を有することを特徴とする薄膜光電変換素子の製造装
置。 - 【請求項23】基板が、基板の送り方向とほぼ直角の方
向に変形されて基板の蓄積を行う中間蓄積機構を有する
ことを特徴とする請求項22記載の薄膜光電変換素子の
製造装置。 - 【請求項24】固体の押圧物により基板を変形させるこ
とを特徴とする請求項23記載の薄膜光電変換素子の製
造装置。 - 【請求項25】押圧物の先端にロールを持つ可動ロール
機構を有することを特徴とする請求項24記載の薄膜光
電変換素子の製造装置。 - 【請求項26】気体の押圧物により基板を変形させるこ
とを特徴とする請求項23記載の薄膜光電変換素子の製
造装置。 - 【請求項27】二つの駆動ロールの回転量の差により基
板の蓄積を行う駆動ロール機構を有することを特徴とす
る請求項23記載の薄膜光電変換素子の製造装置。 - 【請求項28】静電吸着部を持ち基板を裏面から把持
し、基板を変形させることを特徴とする請求項23記載
の薄膜光電変換素子の製造装置。 - 【請求項29】ステッピングロール方式の反応室と可動
ロール機構との間に仕切りバルブを有することを特徴と
する請求項22ないし28のいずれかに記載の薄膜光電
変換素子の製造装置。 - 【請求項30】請求項22ないし29のいずれかに記載
の製造装置を用いた薄膜光電変換素子の製造方法におい
て、一部の膜はロールツーロール方式で基板を搬送しな
がら連続的に成膜し、他の膜はステッピングロール方式
で基板を静止した状態でステップ的に成膜することを特
徴とする薄膜光電変換素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8124148A JPH09307128A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 薄膜光電変換素子の製造装置および製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8124148A JPH09307128A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 薄膜光電変換素子の製造装置および製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09307128A true JPH09307128A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14878130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8124148A Withdrawn JPH09307128A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 薄膜光電変換素子の製造装置および製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09307128A (ja) |
Cited By (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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