JPH09307263A - 電磁波シールド用ガスケット - Google Patents

電磁波シールド用ガスケット

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JPH09307263A
JPH09307263A JP12329896A JP12329896A JPH09307263A JP H09307263 A JPH09307263 A JP H09307263A JP 12329896 A JP12329896 A JP 12329896A JP 12329896 A JP12329896 A JP 12329896A JP H09307263 A JPH09307263 A JP H09307263A
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JP
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electromagnetic wave
damping
layer
wave shielding
gasket
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JP12329896A
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English (en)
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Asaharu Nakagawa
朝晴 中川
Toru Matsuzaki
徹 松崎
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Kitagawa Industries Co Ltd
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Kitagawa Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電部材との接触性が良好な電磁波シールド
用ガスケットを提供する。 【解決手段】 電磁波シールド用ガスケット20は、断
面が四角筒状に形成されたシリコーンゴム製のチューブ
からなる芯材22と、芯材22の表面を被覆するように
形成された制振層24と、制振層24の周囲に設けられ
たシールド層26とを備えている。制振層24は、やわ
らかくて流動性を有するシリコーン系の制振材料からな
り、被接触部材の表面形状に応じて様々な形状に変形可
能であるため、シールド層26と被接触部材との接触面
積が大きく、即ちこれらの間の接触抵抗が小さいので、
良好なシールド性が得られる。また制振層24を形成す
る制振材料は、加えられる振動を熱に変換して放出する
ことにより振動を吸収するため、導電部材に継続的な振
動が加わった場合でも、シールド層26と被接触部材と
の間の接触抵抗の変動が小さく、安定した電磁波シール
ド性能が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の導電部材が
接する部位に用いられ、これら導電部材間を通過する電
磁波を遮蔽する電磁波シールド用ガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の電磁波シールド用ガ
スケットとしては、例えば、エラストマ等の弾性材料か
らなる芯材の表面にシールド層を設けたものが知られて
おり、このシールド層は、メッキや蒸着等によって芯材
の表面に導電性被膜を形成したり、芯材を導電性の編物
やシート等で被覆することにより形成されている。
【0003】そして、このように構成された電磁波シー
ルド用ガスケットは、例えば、筐体の開口部の周囲に取
り付けられ、該筐体と開口部を塞ぐ蓋体との隙間を通過
する電磁波を遮蔽する場合等に使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の電磁波シールド用ガスケットにおいては、当該ガ
スケットが取り付けられた筐体に継続的な振動が加えら
れると、その振動に応じて芯材も一緒になって振動し、
その結果、シールド層と蓋体との接触状態、延いては接
触抵抗が変動するため、安定したシールド性能が得られ
ないという問題があった。
【0005】また、芯材を形成する弾性材料は、外部か
らの押圧力に対して全体的に変形するため、筐体の当接
面に部分的に凹凸が有る場合、その形状に応じて柔軟に
変形することができず、シールド層と筐体との接触面積
が小さくなり、当接面が平面である場合に比べてシール
ド性能が劣化してしまうという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するために、
導電部材との接触性の良好な電磁波シールド用ガスケッ
トを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明の請求項1に記載の電磁波シールド用
ガスケットは、複数の導電部材が接する部位に用いら
れ、本体の弾力により、その表面に形成されたシールド
層が導電部材に密着し、導電部材間を通過する電磁波を
遮蔽する。
【0008】弾性材料からなる芯材の表面は、制振材料
からなる制振層にて被覆されており、制振材料はやわら
かく流動性を有しているため、導電部材の表面に部分的
に凹凸があり複雑な形状をしている場合にも、これに応
じて柔軟に変形して、シールド層を導電部材の表面に密
着させるため、これらの間の接触面積を大きく、即ち接
触抵抗を小さくできる。
【0009】また、制振材料は、振動が加えられた場合
に、この振動を熱に変換して発散することにより振動を
吸収するため、従来のガスケットに比べて、シールド層
と導電部材との接触状態が良好になるので接触抵抗の変
動が小さい。また、制振材料が気密性,水密性を有する
ため、芯材としてスポンジ等、水分や空気を通過させて
しまう材料を用いても、ガスケットとしての気密性,水
密性が低下することがない。
【0010】なお、制振層を形成する制振材料として
は、シリコーン系、ブチルゴム系、ポリウレタン系、ア
クリル系、PVC系、ポリオレフィン系、ポリエステル
系のもの等が知られている。そしてこれらは、共重合や
フィラーの添加により、ガラス転位点を使用温度付近に
する等して振動伝達の内部損失が大きくなるようにされ
たものであり、振動のエネルギーを熱に変換して制振す
るものである。
【0011】また、芯材を構成する弾性材料としては、
合成ゴム、天然ゴム、シリコーンゴム、熱可塑硬化性性
のエラストマーで作られたソリッド、フォームのいずれ
でも使用でき、また、芯材の形状としては、チューブ
状、柱状のものがあり、その断面形状も、円形,楕円
形,多角形,Ω形,T字形,L字等、各種形状のものを
用いることができる。
【0012】また更に、シールド層は、アルミニウム,
チタン,銀,ニッケル又は銅等、導電性の良好な金属を
用いて蒸着,溶射,電解または無電解メッキ等を施すこ
とにより、芯材の表面に金属被膜を形成してもよいし、
または上記金属やステンレス等からなる金属箔、上記金
属にて合成繊維をメッキしたメッキ繊維、或は炭素繊維
等を使用した導電性編織物や不織布、或はポリ塩化ビニ
ル(PVC)やポリエチレンテレフタレート(PET)
等からなる樹脂シートに上記金属からなる箔を積層して
なる導電性シートにて芯材の表面を被覆することにより
構成してもよい。
【0013】また、シールド層には、更に、Ni−Fe
合金であるパーマロイ、Co−Ni−Fe等からなる各
種アモルファス合金、4.5%珪素鉄合金、フェライト
等、高透磁性材料からなる箔を積層してもよい。また、
これらの金属の被膜をメッキ等の方法により芯材の表面
に形成してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図2は、本実施例の電磁波シールド用ガス
ケットが適用された筐体の全体構成を表す一部破断図を
含む斜視図である。
【0015】図2に示すように、電子部品を収納する筐
体(ケース)1は、直方体形状に形成され、電子部品を
収納可能なように開口部4が設けられたケース本体3
と、ケース本体3にヒンジ7を介して取り付けられ、開
口部4を開閉自在なケース蓋体5とからなる。
【0016】なお、ケース本体3及びケース蓋体5の内
側表面には、アルミニウムを蒸着させてなる導電性の薄
膜層6が形成されている。そして、ケース蓋体5を閉じ
た時に、ケース蓋体5と接触する開口部4の縁部9に
は、電磁波シールド用ガスケット20が導電性の接着剤
により張り付けられている。更に、ケース蓋体5を閉じ
た時にケース本体3の内部が密閉されるように、電磁波
シールド用ガスケット20を挟んでケース本体3とケー
ス蓋体5とを締め付け合わせるための蓋体締付部11が
ケース本体3及びケース蓋体5に設けられている。ま
た、ケース本体3の側面には、ケース本体3内に収納さ
れた電子部品の信号線(図示せず)を外部に取り出すた
めの防水コネクタ13が取り付けられている。
【0017】ここで電磁波シールド用ガスケット20
は、図1に示すように、断面が四角筒状に形成されたシ
リコーンゴム製のチューブからなる芯材22と、芯材2
2の表面を被覆するように形成された制振層24と、制
振層24の周囲に設けられたシールド層26とを備えて
いる。
【0018】制振層24は、シリコーンゴム系のもので
あり、シリコーンゴム系の制振材は粘着性を有するの
で、そのまま芯材22の表面に張り付けられている。な
お、制振層24は、厚さ1.0mmに形成され、その硬
度は、ASKERのF型で18度である。
【0019】シールド層26は、ポリ塩化ビニル(PV
C),ポリエチレンテレフタレート(PET),アルミ
箔を順番に積層してなる導電性シートを、アルミ箔を外
側にして制振層24の周囲に巻き付けて、接着すること
により構成されている。以上のように構成された電磁波
シールド用ガスケット20においては、ケース蓋体5を
閉じて蓋体締付部11により締め付けを行った時に、や
わらかくて流動性のある制振層24は、ケース蓋体5及
び縁部9の表面形状に応じて柔軟に変形し、シールド層
26をケース本体3及びケース蓋体5に広い範囲で密着
させる。
【0020】従って、本実施例の電磁波シールド用ガス
ケット20によれば、シールド層26と、ケース本体3
及びケース蓋体5との接触抵抗が小さくなるので、ケー
ス本体3とケース蓋体5との隙間を通過しようとする電
磁波を確実に遮断することができ、良好なシールド性能
を得ることができる。
【0021】また、制振層24は、筐体1に継続的な振
動が加えられた場合、この振動を熱に変換して放出する
ことにより振動を吸収する。このため、制振層24のな
い従来のガスケットに比べて、シールド層26とケース
本体3やケース蓋体5との接触状態、即ち接触抵抗の変
動が小さく抑えられるため、極めて安定したシールド性
能を得ることができ、シールド性能の信頼性を向上させ
ることができる。
【0022】また、本実施例の電磁波シールド用ガスケ
ット20によれば、ケース本体3やケース蓋体5との密
着性に優れるため、外部の湿気や空気を確実に遮断して
筐体1の気密及び水密を十分に保持することができる。
次に、第2実施例の電磁波シールド用ガスケット30に
ついて説明する。
【0023】本実施例の電磁波シールド用ガスケット3
0は、図3に示すように、断面がΩ形に形成されたシリ
コーンゴムからなる芯材32と、芯材32の形状に応じ
て芯材の周囲に設けられたブチルゴム系の制振材料から
なる厚さ0.5mmの制振層34と、無電解メッキによ
って銀コーティングされたナイロン織物により、制振層
34の表面を被覆してなるシールド層36とにより構成
されている。
【0024】そして、本実施例の電磁波シールド用ガス
ケット30によれば、軸方向に沿って、平面状の脚部3
0a,30bが形成されているので、ケース本体3等へ
の取り付けを容易にできる。次に、第3実施例の電磁波
シールド用ガスケット40について説明する。
【0025】本実施例の電磁波シールド用ガスケット4
0は、図4に示すように、断面が円柱状に形成されたス
ポンジラバーからなる芯材42と、ポリウレタン系の制
振材料からなる厚さ1.0mmの制振層44と、高磁性
体であるCo−Ni−Feのアモルファス合金からなる
厚さ50μmの柔軟性のあるシート材の表面に、蒸着に
よって厚さ1μmの銅製の被膜を形成してなるシールド
層46とにより構成されている。
【0026】なお、芯材42を構成するスポンジラバー
は、未硬化のラテックスに空気を強く吹き込んだり、強
力に素練りを行ったエラストマに重炭酸ナトリウム等の
発泡材を加えることにより作製されたものである。この
ように構成された本実施例の電磁波シールド用ガスケッ
ト40によれば、第1実施例と同様の効果が得られるだ
けでなく、シールド層46が高磁性材料からなる層と、
高導電性材料からなる層とにより形成されているので、
広い周波数範囲の電磁波を効果的に吸収することができ
る。
【0027】また、制振層44が水密及び気密に優れる
ため、芯材42として水分や空気を通過させてしまうス
ポンジラバーのようなものを用いても、ガスケットとし
ての水密性及び気密性が損なわれることがない。次に、
図5に示すように、第4実施例の電磁波シールド用ガス
ケット50は、断面形状がT字状に形成されたスポンジ
ラバーからなる芯材52と、ポリオレフィン系の制振材
料からなる厚さ0.5mmの制振層54と、ステンレス
製の金属繊維を編組したワイヤメッシュからなるシール
ド層56と、により構成されている。
【0028】また、図6に示すように、第5実施例の電
磁波シールド用ガスケット60は、断面形状がL字状に
形成されたスポンジラバーからなる芯材62と、ポリエ
ステル系の制振材料からなる厚さ1.0mmの制振層6
4と、ニッケルを蒸着したポリエステルフィルムによ
り、制振層64の表面に形成された厚さ35μmのシー
ルド層66とにより構成されている。なお、本実施例の
電磁波シールド用ガスケット60は、例えば、ケース壁
面68の上端角部等に貼り付けて使用するものである。
【0029】上記実施例では、芯材22,32,42,
52,62を構成する材料としてシリコーンゴム及びス
ポンジラバーを用いたが、これに限定されるものではな
く、各種のエラストマ等の樹脂を用いることができる。
また、その形状も、上記実施例以外に、Y形、錨形等の
ような各種異形断面のものを用いることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電磁波シ
ールド用ガスケットによれば、芯材の表面が、やわらか
くて流動性のある制振材料からなる制振層によって被覆
されおり、この制振層は、導電部材の表面形状に応じて
柔軟に変形し、制振層の表面に形成されたシールド層と
導電部材との密着性を良好なものとするため、これらの
接触面積は大きくなる。その結果、これらシールド層と
導電部材との間の接触抵抗が小さくなるので、良好な電
磁波シールド性能を得ることができる。
【0031】また本発明の電磁波シールド材によれば、
制振層が振動を吸収するため、導電部材に継続的な振動
が加わった場合でも、シールド層と導電部材との接触状
態の変動、即ち接触抵抗の変動が小さく、安定したシー
ルド性能を得ることができる。
【0032】更に、制振材料は、水密性及び気密性に優
れるため、芯材として水分や蒸気を通過させてしまうス
ポンジラバーのようなものを用いても、ガスケットとし
ての水密性及び気密性が劣化することがなく、芯材を広
い範囲の材料から適宜選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の電磁波シールド用ガスケットの一
部破断面を含む斜視図である。
【図2】第1実施例の電磁波シールド用ガスケットが適
用された筐体の全体構成を表す斜視図である。
【図3】第2実施例の電磁波シールド用ガスケットの一
部破断面を含む斜視図である。
【図4】第3実施例の電磁波シールド用ガスケットの一
部破断面を含む斜視図である。
【図5】第4実施例の電磁波シールド用ガスケットの一
部破断面を含む斜視図である。
【図6】第5実施例の電磁波シールド用ガスケットの一
部破断面を含む斜視図である。
【符号の説明】
1…筐体(ケース) 3…ケース本体 4…開
口部 5…ケース蓋体 6…薄膜層 7…ヒンジ
9…縁部 11…蓋体締付部 13…防水コネクタ 20,30,40,50,60…電磁波シールド用ガス
ケット 22,32,42,52,62…芯材 24,34,44,54,64…制振層 26,36,46,56,66…シールド層 30a,30b…脚部 68…ケース壁面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの押圧に応じて弾性変形する本
    体と、 該本体の表面に設けられた少なくとも導電性を有するシ
    ールド層と、 からなり、複数の導電部材が接する部位に用いられ、該
    導電部材間を通過する電磁波を遮蔽する電磁波シールド
    用ガスケットにおいて、 上記本体は、 弾性材料からなる芯材と、 振動を熱に変換して発散する制振材料を上記芯材の表面
    に被覆してなる制振層と、 により構成されていることを特徴とする電磁波シールド
    用ガスケット。
JP12329896A 1996-05-17 1996-05-17 電磁波シールド用ガスケット Pending JPH09307263A (ja)

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