JPH09308036A - 通線装置および通線方法 - Google Patents

通線装置および通線方法

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JPH09308036A JP14217196A JP14217196A JPH09308036A JP H09308036 A JPH09308036 A JP H09308036A JP 14217196 A JP14217196 A JP 14217196A JP 14217196 A JP14217196 A JP 14217196A JP H09308036 A JPH09308036 A JP H09308036A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 追加敷設する新設線条が既設線条と絡むのを
防止する。 【解決手段】 通線装置30は、円筒状の線条保持体3
2の内部に、既設線条32を貫通させて配置できるよう
にしてある。線条保持体32は、下部に錘部36を有し
ていて、上端後部に設けた新設線条接続部38に接続し
て新設線条14が常に既設線条12の上方に位置するよ
うにしてある。また、線条保持体32は、下部側部に走
行用の車輪40が取り付けてあるとともに、先端に、管
路10内に生じた空気流を受けて線条保持体32を牽引
する牽引体34が接続してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に埋設してあ
る管路などにロープや通信ケーブル、電力ケーブルなど
の線条体を通す際に使用する通線装置に係り、特に既設
の線条が存在する管路に新たな線条を追加して敷設する
のに好適な通線装置および通線方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信需要の増大に伴う通信ケーブ
ルの増設や光通信用の光ケーブルの敷設等を行う場合
に、管路を新たに設ける時間と費用との節約を図るた
め、既に通信ケーブルなどの線条が敷設してある管路
に、新たなケーブルを追加して敷設することがしばしば
行われている。既設ケーブルの入っている管路に新たな
ケーブルを追加して敷設する場合、通常、最初に牽引す
るロープを管路に通したのち、ロープの後端に新設ケー
ブルを接続してロープを牽引するようにしている。
【0003】そして、既設ケーブルの入っている管路に
ロープを通す通線方法としては、一般に次の3つの方法
が用いられている。 (1)パイプを押し込み、その後端にロープを接続して
通線する方法。 (2)管路の先端側から管路内を吸引し、吸引負圧によ
ってロープを接続した案内具を走行させて通線する方
法。 (3)管路の後端側から管路内に空気を吹き込み、その
圧力によってロープを接続した案内具を管路の先端側に
押し出して通線する方法。
【0004】ところで、図4に示したように、管路10
は、一般に通線作業等を考慮して直線状に配設してあ
る。そして、管路10内に敷設された通信ケーブルなど
の線条12は、管路10の一側に位置しているのが普通
である。従って、このような直線的な管路10内に既設
の線条12が存在していても、上記(1)〜(3)の通
線方法によって通線を行うのに大きな支障を生じない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、管路10
は、周囲の状況によって管路10を図5に示したように
湾曲させたり、蛇行させたりしなければならない場合が
ある。そして、このように管路10が湾曲している場
合、既設線条12は牽引して敷設されるため、図5に示
したように、管路10の湾曲した部分において直線部と
反対側に位置する場合がある。このため、湾曲部を有す
る管路10に従来の方法を用いて通線すると、図6に示
したように、追加する新設線条14が既設線条12と交
差して絡んでしまい、新設線条14を追加して敷設でき
ない場合がある。そして、既設線条12と絡んだ状態の
新設線条14を無理に牽引すると、既設線条12を損傷
してしまうことがあった。そこで、従来は、追加する新
設線条14が既設線条12に絡むような場合、新設線条
14が偶然に既設線条12に絡まなくなるまで通線作業
を繰り返し行っていた。このため、新設線条14を追加
して敷設するのに多くの時間を必要としていた。
【0006】また、既設線条12との絡みを防止するた
めに、図7に示したような通線体が開発されている。こ
の通線体20は、本体22の下部に既設線条12を跨ぐ
ように車輪24を設けたものであり、本体22の後部に
ロッドを本体22と相対回転可能に装着し、ロッドによ
って本体22を押して走行させるようになっている。と
ころが、前記した管路10の湾曲部を通過する際に、通
線体20が空間の広い部分を通ろうとして既設線条12
の回りに回転してしまい、新設線条14が既設線条12
に絡むといった問題を完全に解決することができない。
【0007】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、追加敷設する新設線条が既設線
条と絡むのを防止することができる通線装置および通線
方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る通線装置は、接続された線条体を牽
引しつつ管路内を移動する通線装置において、既設線条
を出し入れ可能な開口を有し、内部に前記既設線条を貫
通させて配置可能な線条保持体と、この線条保持体の下
部に設けた錘部と、前記線条保持体に形成した新設線条
接続部とを有する構成にしてある。線条保持体には、車
輪またはそり状スライダを設けるとよい。なお、スライ
ダは、摩擦係数の小さな部材、例えばポリ四ふっ化エチ
レンなどのふっ素樹脂によって形成することが望まし
い。そして、線条保持体には、先端に、管路内に生じた
空気流により線条保持体を牽引する牽引体を接続するこ
とができる。この牽引体は、変形自在な柔軟材、例えば
ポリエチレンシートやナイロンシート等によりパラシュ
ート状に形成することができる。また、新設線条接続部
は、線条保持体の任意の位置に設けることができるが、
通線を容易にするため、線条保持体の上端部に形成する
ことが望ましい。さらに、線条保持体には、既設線条を
錘部側に位置させるようなガイド部材などを設け、管路
の湾曲部などの既設線条が曲って部分を、牽引体が容易
に通過できるようにしてもよい。
【0009】また、本発明に係る通線方法は、気流受け
部を有するとともに下部に錘部を備えた線条保持体に、
管路内既設線条を相対移動可能に保持させ、かつ前記管
路内に空気流を生じさせて前記線条保持体を移動させる
ことにより、線条保持体に接続してた新設線条を通線す
る構成にしてある。
【0010】
【作用】上記のごとく構成した本発明は、既設の線条を
貫通させた線条保持体の下部に錘部を設けたことによ
り、錘部が常に既設線条の下側となって、線条保持体の
既設線条に対する相対位置を常に一定に保持し、管路が
湾曲したり蛇行したとしても線条保持体の回転を防止す
ることができる。このため、線条保持体の新設線条接続
部に接続したロープや追加敷設するケーブルなどの線条
が既設の線条と絡まることがなく、容易に新設線条の通
線を行うことができる。特に、新設線条接続部を線条保
持体の上端部に設ければ、新設線条接続部に接続した新
設線条が既設線条の下になることがなく、線条保持体の
移動を円滑に行得るばかりでなく、通線も容易に行うこ
とができる。そして、線条保持体に車輪やそり条のスラ
イダを設けると、牽引体(気流受け)による牽引を容易
に行うことができる。また、牽引体を変形自在な柔軟材
によりパラシュート状に形成すると、管路内に空気を吹
き込んだり管路内を吸引することにより、大掛かりな装
置を用いることなく牽引体を容易に移動させることがで
きるばかりでなく、管路や既設線条の曲り状態に応じて
変形するため、通線を容易に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る通線装置および通線
方法の好ましい実施の形態を、添付図面に従って詳細に
説明する。なお、前記従来技術において説明した部分に
対応する部分については、同一の符号を付し、その説明
を省略する。
【0012】図1は、本発明の実施の形態に係る通線装
置の斜視図である。図1において、通線装置30は、線
条保持体32と、この線条保持体32の先端に接続した
気流受けである牽引体34とから構成してある。そし
て、線条保持体32は、本体33が例えば金属や硬質プ
ラスチックなどによって円筒状に形成してある。さら
に、線条保持体32は、本体33の内部に錘部36が設
けてあって、錘部36が常に下部となるようにしてあと
ともに、後部上端に設けた新設線条接続部38が常に管
路10の上部に位置するようにしてある。また、線条保
持体32は、本体33の下部の両側に、管路10の内面
を転動する車輪40が回転自在に取り付けてあって、管
路10内を容易に移動できるようになっている。
【0013】線条保持体32の本体33は、例えば図2
に示したように上部42と下部44との半割り構造とな
っていて、これら上部42と下部44との一側がヒンジ
46によって連結され、他側が既設線条12を出し入れ
するための開口48となっており、この開口48を介し
て線条保持体32の内部に既設線条12を貫通させて配
置できるようにしてある。そして、開口48側の上部4
2と下部44との間には、掛け金等の係止機構50が設
けてあって、開口48を閉止状態に保持できるようにし
てある。
【0014】牽引体34は、ポリエチレンシートやナイ
ロンシートまたはいわゆるビニールの手提げ袋などの、
変形自在は柔軟性のある材料によってパラシュート状に
形成してあり、複数本の紐42や手提げ袋の手持ち部分
などを介して通線保持体32に前端に連結してある。こ
の牽引体34の線条保持体32への連結箇所は、牽引体
34が既設線条12の下側になるのを防ぐため、線条保
持体32の下端部を避け、錘部36の上端部付近から上
方が望ましい。そして、牽引体34は、管路10内の空
気流(気流)を受けて膨らんだときの外径が、図1に示
したように、管路10の内壁に接触可能かそれに近いよ
うな大きさを有し、既設線状12を避けてその上方に配
置される。この牽引体34は、管路10の後方側(図1
の右側)に接続した送風機からの吹出し空気、または管
路10の先端側に接続した吸引装置による吸引によって
生じた管路10の気流を孕み、線条保持体32を牽引し
つつ管路10の先端側に移動する。
【0015】上記のごとく構成した実施の形態の作用
は、次のとおりである。まず、線条保持体32に設けた
係止機構50を解除し、開口48を開けて既設線条12
を線条保持体32の内部に貫通させて配置し、開口48
を閉じる。そして、線条保持体32の上端後部に設けた
新設線条接続部38に追加敷設する新設ケーブルやロー
プなどの新設線条14を連結する。その後、牽引体34
とともに線条保持体34を管路10内に配置し、管路1
0の後方側に設けた送風機を駆動して管路10に空気を
吹き込むか、管路10の先端側に接続した吸引装置を駆
動して管路10内を吸引排気する。これにより、牽引体
34は、管路10内に生じた空気流を受けて膨らみ、空
気流に乗って線条保持体32を牽引しつつ管路10の先
端側に移動する。そして、線条保持体32は、牽引体3
4に引かれて車輪40が管路10の内面を転動しつつ移
動し、新設線条接続部38に接続された新設線条14を
牽引する。
【0016】このとき、牽引体34は、空気の流れる量
が多い管路10内の大きな空間部を通過しようとする。
すなわち、牽引体34は、管路10の既設線条12が存
在している側とは反対側を通過するため、管路10がほ
ぼ直線に設けられている場合、管路10の上部を移動す
る。そして、牽引体34は、管路10が図5のように湾
曲していて、既設線条12が通常と反対側に位置してい
る場所にくると、管路10の上部側から既設線条12の
下方に交差しようとする。ところが、牽引体34が接続
されている線条保持体32は、下部に重い錘部36を有
しているため、錘部36が既設線条12の下側に位置
し、既設線条12に対する相対位置関係が常に一定に保
持され、回転することなく水平に維持される。このた
め、牽引体34は、既設線条12と交差することなく既
設線条12の上方を通過する。従って、線条保持体32
の後端上部に接続した新設線条14は、管路10が湾曲
や蛇行している場合であっても、常に既設線条12の上
方を通過することになり、新設線条14を既設線条12
と絡むことなく通線することができる。
【0017】しかも、実施の形態の線条保持体32は車
輪46を有しているため、管路10内の移動が円滑に行
われ、線条保持体32を牽引する動力を小さくすること
ができる。そして、牽引体34として管路10内の気流
によって移動するパラシュート状のものを使用したこと
により、線条保持体32を移動するために、押し込み装
置などの大掛かりな装置を必要とせず、送風機や吸引装
置によって容易に新設線状14を通線することができ
る。しかも、牽引体34は、変形自在は柔軟性のある部
材によって形成してあるため、管路10や既設線条12
が蛇行したりしていても、容易に変形して管路10内を
移動することができるとともに、既設線条12によって
管路10の上部の空間が狭くなっていたとしても、容易
に通過して線条保持体32を確実に牽引することができ
る。
【0018】なお、前記実施の形態のおいては、牽引体
34によって線条保持体32を牽引する場合について説
明したが、線状保持体32にパイプ等を相対回転可能に
接続し、このパイプ等を介して線状保持体32を管路1
0の後端側から推進するようにしてもよい。さらに、線
条保持体32の内部に、既設線条12を錘部36側に保
持する部材(例えばローラやガイド等)を設けてもよ
い。そして、前記実施の形態においては、新設線条接続
部38を線条保持体32の上端に設けた場合について説
明したが、新設線条接側部38は線条保持体32の側部
など任意の箇所に設けることができる。また、前記実施
の形態においては、線状保持体32が円筒状である場合
について説明したが、線状保持体32の形状はこれに限
定されず、管路10の軸線方向から見て長円形や楕円形
または卵形、おむすび形等であってもよい。ただし、線
状保持体32の頂部は、線条保持体32を管路10に配
置したときに、管路10の上部内面に近接するように形
成することが望ましい。
【0019】図3は、線条保持体の他の実施形態を示し
たものである。この実施の形態に係る線条保持体32
は、本体33の下部両側に、前記の車輪40に代えてそ
り条のスライダ50を設けたものである。スライダ50
は、例えば摩擦係数の小さなポリ四ふっ化エチレンなど
のふっ素樹脂によって形成してあり、線条保持体32の
軽量化を図るとともに、線条保持体32が管路10内を
容易に滑走できるようにしてある。他の構成は、前記の
実施形態をほぼ同様である。このように構成した本実施
の形態においても前記の実施形態と同様の効果を得るこ
とができる。なお、スライダ50は、金属によって形成
してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、既設の線条を貫通させた線条保持体の下部に錘部を
設けたことにより、錘部が常に既設線条の下側となっ
て、線条保持体の既設線条に対する相対位置を常に一定
に保持し、管路が湾曲したり蛇行したとしても線条保持
体の回転を防止することができる。このため、新設線条
接続部に接続したロープや追加敷設するケーブルなどの
新設線条が既設の線条と絡まることがなく、容易に新設
線条の通線を行うことができる。特に、新設線条接続部
を線条保持体の上端部に設ければ、新設線条接続部に接
続した新設線条が既設線条の下になることがなく、線条
保持体の移動を円滑に行えるばかりでなく、通線も容易
となる。そして、線条保持体に車輪やそり条のスライダ
を設けると、牽引体による牽引を容易に行うことができ
る。また、牽引体を変形自在な柔軟材によりパラシュー
ト状に形成すると、管路内に空気を吹き込んだり管路内
を吸引することにより、大掛かりな装置を用いることな
く牽引体を容易に移動させることができるばかりでな
く、管路や既設線条の曲り状態に応じて変形するため、
通線を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る通線装置の斜視図で
ある。
【図2】実施の形態に係る線条保持体の正面図である。
【図3】他の実施の形態に係る線条保持体の斜視図であ
る。
【図4】通常の管路の説明図である。
【図5】湾曲部を有する管路における既設線条の状態の
説明図である。
【図6】従来の通線方法により既設線条が存在する管路
に新設線条を追加敷設したときの湾曲部における既設線
条と新設線条との絡みの状態を示す図である。
【図7】従来の通線装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 管路 12 既設線条 14 新設線条 30 通線装置 32 線条保持体 34 牽引体 36 錘部 38 新設線条接続部 40 車輪 48 開口 50 スライダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続された線条体を牽引しつつ管路内を
    移動する通線装置において、既設線条を出し入れ可能な
    開口を有し、内部に前記既設線条を貫通させて配置可能
    な線条保持体と、この線条保持体の下部に設けた錘部
    と、前記線条保持体に形成した新設線条接続部とを有す
    ることを特徴とする通線装置。
  2. 【請求項2】 前記線条保持体は、車輪またはそり状ス
    ライダを有していることを特徴とする請求項1に記載の
    通線装置。
  3. 【請求項3】 前記新設線条接続部は、前記線条保持体
    の上端部に設けたことを特徴とする請求項1または2に
    記載の通線装置。
  4. 【請求項4】 前記線条保持体は、先端に、前記管路内
    に生じた空気流により移動して前記線条保持体を牽引す
    る牽引体が接続してあることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか1に記載の通線装置。
  5. 【請求項5】 前記牽引走行体は、変形自在な柔軟材に
    よりパラシュート状に形成してあることを特徴とする請
    求項4に記載の通線装置。
  6. 【請求項6】 気流受け部を有するとともに下部に錘部
    を備えた線条保持体に、管路内既設線条を相対移動可能
    に保持させ、かつ前記管路内に空気流を生じさせて前記
    線条保持体を移動させることにより、線条保持体に接続
    してた新設線条を通線することを特徴とする通線方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010095454A (ko) * 2000-03-30 2001-11-07 강창선 광케이블의 포설방법 및 장치
CN120978589A (zh) * 2025-10-17 2025-11-18 国网山东省电力公司寿光市供电公司 电力管道电缆铺设牵引器及牵引方法

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