JPH09308208A - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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Publication number
JPH09308208A
JPH09308208A JP8123690A JP12369096A JPH09308208A JP H09308208 A JPH09308208 A JP H09308208A JP 8123690 A JP8123690 A JP 8123690A JP 12369096 A JP12369096 A JP 12369096A JP H09308208 A JPH09308208 A JP H09308208A
Authority
JP
Japan
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magnetic
rotor
rotor magnet
magnet
stator
Prior art date
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Pending
Application number
JP8123690A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Suzuki
木 和 也 鈴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Denki Kogyo KK filed Critical Jidosha Denki Kogyo KK
Priority to JP8123690A priority Critical patent/JPH09308208A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転検出に係わる信頼性の向上を図れるブラ
シレスモータを提供することを目的としている。 【解決手段】 ロータマグネット17に、回転検出用素
子5、6、7に接近した位置に配置され、ロータマグネ
ット17が発生した相反する磁気を分離可能な漏洩磁気
遮断部20が形成されているブラシレスモータ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータ内部のセ
ンサ信号に応じた周期速度で回転することによってタイ
マなどの計測器の駆動源に利用されるブラシレスモータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】計測器の駆動源となるブラシレスモータ
としては、ステータの内側にロータが配置され、このロ
ータに備えられたロータ軸が計測部に結合されているも
のが知られている。このようなブラシレスモータでは、
ステータに備えたステータコイルの一端が駆動電流発生
回路に電気的に接続され、ステータコイルの他端が回転
検出用素子に電気的に接続され、回転検出用素子が駆動
電流発生回路に電気的に接続されている。駆動電流発生
回路から回転検出用素子に対して励磁電流が供給される
と、ステータコイルの磁界内にある回転検出用素子がホ
ール電圧を発生することによってステータコイルが励磁
され、ステータが発生する回転磁力によってロータが回
転する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したブ
ラシレスモータでは、回転検出用素子に対して磁力を発
生するためのマグネットが、ステータの磁力を受けるマ
グネットとは別体にしてロータ軸の延長線上に取付けら
れているため、ロータ軸が長くなり、それによってブラ
シレスモータ全体の外形が大型になりうるという問題点
があり、このような問題点を解決するために、回転検出
用素子をステータの磁力を受けるためのマグネットの近
くに配置することによって、ロータ軸の長さ寸法を小さ
くしようとしたものもあったが、ステータの磁力を受け
るマグネットからの漏洩磁気によって回転検出用素子が
発生するホール電圧にばらつきを生ずる原因となり、そ
れによって、信頼性が乏しいものとなるという問題点が
あった。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わるブラシレスモータは、
コンパクトが外形であって、信頼性の向上を図れるブラ
シレスモータを提供することを目的としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるブラシレスモータでは、モータケースと、モータケ
ースの内側に配置され、通電により内側に磁界を発生す
るステータと、複数個の極が着磁され、ステータが発生
した磁界により吸引可能にして、且つ回転検出用素子に
対して磁力を発生可能なロータマグネットを有し、モー
タケースに回転可能にしてステータの内側に配置された
ロータと、ロータのロータマグネットに接近して配置さ
れ、ロータマグネットが発生する磁力により電圧を発生
する回転検出用素子と、ロータマグネットの回転検出用
素子に接近した位置に配置され、ロータマグネットが発
生した相反する磁力を分離可能な漏洩磁気遮断部を備え
ている構成としたことを特徴としている。
【0007】この発明の請求項2に係わるブラシレスモ
ータでは、モータケースと、モータケースの内側に配置
され、通電により内周側に磁界を発生するステータと、
モータケースに回転可能に取付けられたロータ軸と、ロ
ータ軸に取付けられたロータベースと、円筒形に形成さ
れていてロータベースの外側に取付けられ、第1の極が
着磁された第1磁性部および第2の極が着磁された第2
磁性部が円周方向の複数個所に順次配置されているとと
もに、ステータが発生した磁界により吸引可能にして、
ステータの内側に配置されたロータマグネットと、ロー
タマグネットに接近したモータケース側に配置され、ロ
ータマグネットが発生する磁力により電圧を発生する回
転検出用素子と、ロータマグネットの第1磁性部および
第2磁性部のあいだに配置され、第1磁性部が発生した
磁気および第2磁性部が発生した磁力を遮断可能な漏洩
磁気遮断部を備えている構成としたことを特徴としてい
る。
【0008】この発明の請求項3に係わるブラシレスモ
ータでは、モータケースと、モータケースの一端部に結
合されたエンドカバーと、筒状に形成されていてモータ
ケースの内側に配置され、通電により内周側に磁界を発
生するステータと、モータケースおよびエンドカバーに
回転可能に取付けられたロータ軸受と、ロータ軸受に回
転可能に支持されたロータ軸と、ロータ軸に取付けられ
たロータベースと、円筒状に形成され、ロータベースの
外側に取付けられたマグネット鉄心を有し、マグネット
鉄心に一体的にしてマグネット鉄心の外周側に配置さ
れ、N極が着磁された第1磁性部およびS極が着磁され
た第2磁性部が円周方向の複数個所に順次配置されてい
るとともに、ステータが発生した磁界により吸引可能に
して、ステータの内側に配置されたロータマグネット
と、ロータマグネットの端部に接近して配置され、ロー
タマグネットが発生する磁力により電圧を発生する回転
検出用素子と、ロータマグネットの第1磁性部の端部お
よび第2磁性部の端部のそれぞれのあいだに溝状にして
ロータマグネットの筒方向に切除され、第1磁性部が発
生した磁力および第2磁性部が発生した磁力を遮断可能
な漏洩磁気遮断部を備えている構成としたことを特徴と
している。
【0009】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わるブラシレス
モータにおいて、ロータに有するロータマグネットは、
ステータが発生した磁界により吸引されて回転する際に
回転検出用素子に対して磁力を発生する。そして、ロー
タマグネットが回転しながら発生した磁力のうちの相反
する磁力は、ロータマグネットの漏洩磁気遮断部におい
て分離されて回転検出用素子に伝わらないため、回転検
出用素子が漏洩磁気を受けないで回転検出を行いホール
電圧を発生する。それ故、回転検出用素子が発生するホ
ール電圧にばらつきがなくなる。
【0010】この発明の請求項2に係わるブラシレスモ
ータにおいて、ロータに有するロータマグネットは、ス
テータが発生した磁界により第1磁性部および第2磁性
部が吸引されて回転する際に、第1磁性部から回転検出
用素子に対して磁力を発生する一方、第2磁性部から回
転検出用素子に対して磁力を発生する。そして、ロータ
マグネットが回転しながら第1磁性部および第2磁性部
から発生した磁力のうちの相反する磁力は、ロータマグ
ネットの漏洩磁気遮断部において遮断されて回転検出用
素子に伝わらないため、第1磁性部および第2磁性部の
漏洩磁気を受けないで回転検出用素子がホール電圧を発
生する。それ故、回転検出用素子が発生するホール電圧
にばらつきがなくなる。
【0011】この発明の請求項3に係わるブラシレスモ
ータにおいて、ロータ軸に取付けられたロータベースの
外側でマグネット鉄心に一体的に設けられたロータマグ
ネットは、ステータが発生した磁界により第1磁性部お
よび第2磁性部が吸引されて回転する際に、第1磁性部
から回転検出用素子に対して磁力を発生する一方、第2
磁性部から回転検出用素子に対して磁力を発生する。そ
して、ロータマグネットが回転しながら第1磁性部およ
び第2磁性部から発生した磁力のうちの相反する磁力
は、ロータマグネットの第1磁性部および第2磁性部の
それぞれのあいだに溝状に形成された漏洩磁気遮断部に
おいて遮断されて回転検出用素子に伝わらないため、第
1磁性部および第2磁性部の漏洩磁気を受けないで回転
検出用素子がホール電圧を発生する。それ故、回転検出
用素子が発生するホール電圧にばらつきがなくなる。
【0012】
【実施例】図1ないし図5にはこの発明に係わるブラシ
レスモータの一実施例が示されている。
【0013】図示するブラシレスモータ1は、主とし
て、モータケース2、ステータ3、ロータ4、回転検出
用素子である第1のホール素子5,第2のホール素子
6,第3のホール素子7から構成されている。
【0014】モータケース2は、略円筒形に形成された
ケース本体2aとエンドカバー2bからなり、ケース本
体2aの内側にステータ3が取付けられているととも
に、ケース本体2aの一端側開放部にエンドカバー2b
が結合されている。ケース本体2aの他端側の中央に
は、第1のロータ軸受8が取付けられている。
【0015】エンドカバー2bの中央には第2のロータ
軸受9が取付けられており、この第2のロータ軸受9お
よび前述した第1のロータ軸受8には後述するロータ4
に備えたロータ軸12が挿通されている。
【0016】エンドカバー2bには、円板形の回路基板
10が取付けられており、回路基板10の表面に、増幅
器などの付加回路11が電気的に接続されて配置されて
いる。回路基板10の裏面には、第1のホール素子5、
第2のホール素子6、第3のホール素子7がそれぞれ取
付けられている。回路基板10の中央には、後述するロ
ータ軸12を挿通するためのロータ軸挿通孔10aが設
けられている。
【0017】回路基板10に取付けられた第1、第2、
第3のホール素子5、6、7は、図2に示されるよう
に、ロータ軸挿通孔10aの同心円上にそれぞれ等角度
を置いて後述するロータマグネット17に非接触で配置
されている。
【0018】第1のホール素子5は、一方の励磁電流入
力端子が後述する一方の外部接続用端子30に電気的に
接続されているとともに、他方の励磁電流入力端子が後
述する他方の外部接続用端子31に電気的に接続されて
おり、図4に示されるように、ホール電圧出力端子が論
理回路21を通じて回路基板10の表面で付加回路11
に備えた第1のトランジスタTR1(NPN型)のベー
スおよび第5のトランジスタTR5(NPN型)のベー
スに電気的に接続されている。第1のホール素子5は、
後述するロータマグネット17が発生する磁界内に配置
された状態で、一方の励磁電流入力端子から他方の励磁
電流入力端子に励磁電流が供給されることによって、ホ
ール電圧出力端子にホール電圧(Hu)が発生するた
め、発生したホール電圧によって論理回路21が付加回
路11の第1のトランジスタTR1および第5のトラン
ジスタTR5をオンし、第1のトランジスタTR1およ
び第5のトランジスタTR5のオンによって後述するス
テータコイル14に備えた第1のコイル部14a、第2
のコイル部14b、第4のコイル部14d、第3のコイ
ル部14cを励磁させる。
【0019】第2のホール素子6は、一方の励磁電流入
力端子が後述する一方の外部接続用端子30に電気的に
接続されているとともに、他方の励磁電流入力端子が後
述する他方の外部接続用端子31に電気的に接続されて
おり、図4に示されるように、ホール電圧出力端子が論
理回路21を通じて回路基板10の表面で付加回路11
に備えた第2のトランジスタTR2(NPN型)のベー
スおよび第6のトランジスタTR6(NPN型)のベー
スに電気的に接続されている。第2のホール素子6は、
後述するロータマグネット17が発生する磁界内に配置
された状態で、一方の励磁電流入力端子から他方の励磁
電流入力端子に励磁電流が供給されることによって、ホ
ール電圧出力端子にホール電圧(Hv)が発生するた
め、発生したホール電圧によって論理回路21が付加回
路11の第2のトランジスタTR2および第6のトラン
ジスタTR6をオンし、第2のトランジスタTR2およ
び第6のトランジスタTR6のオンによって後述するス
テータコイル14に備えた第3のコイル部14c、第4
のコイル部14d、第6のコイル部14f、第5のコイ
ル部14eを励磁させる。
【0020】第3のホール素子7は、一方の励磁電流入
力端子が後述する一方の外部接続用端子30に電気的に
接続されているとともに、他方の励磁電流入力端子が後
述する他方の外部接続用端子31に電気的に接続されて
おり、図4に示されるように、ホール電圧出力端子が論
理回路21を通じて回路基板10の表面で付加回路11
に備えた第3のトランジスタTR3(NPN型)のベー
スおよび第4のトランジスタTR4(NPN型)のベー
スに電気的に接続されている。第3のホール素子7は、
後述するロータマグネット17が発生する磁界内に配置
された状態で、一方の励磁電流入力端子から他方の励磁
電流入力端子に励磁電流が供給されることによって、ホ
ール電圧出力端子にホール電圧(Hw)が発生するた
め、発生したホール電圧によって論理回路21が付加回
路11の第3のトランジスタTR3および第4のトラン
ジスタTR4をオンし、第3のトランジスタTR3およ
び第4のトランジスタTR4のオンによって後述するス
テータコイル14に備えた第5のコイル部14e、第6
のコイル部14f、第2のコイル部14b、第1のコイ
ル部14aを励磁させる。
【0021】第1、第2、第3のホール素子5、6、7
は、回路基板10上でそれぞれ等角度の範囲で互いに離
れて配置されているため、第1のホール素子5が発生す
るホール電圧(Hu)は第2のホール素子6が発生する
ホール電圧(Hv)に対して1/3周期の位相差をも
ち、第2のホール素子6が発生するホール電圧(Hv)
は第3のホール素子7が発生するホール電圧(Hw)に
対して1/3周期の位相差をもつ。
【0022】ステータ3には、図2に示されるように、
予め定められたスロット数(6スロット)のコイル巻回
部13aを有するコア13が備えられているとともに、
図4みに示されるように、コア13のコイル巻回部13
a毎に巻き付けられた第1のコイル部14a、第2のコ
イル部14b、第3のコイル部14c、第4のコイル部
14d、第5のコイル部14e、第6のコイル部14f
からなるステータコイル14が備えられている。ステー
タ3の内側には、ロータ4が配置されている。
【0023】ステータコイル14は、図4に示される付
加回路11を通じて、第1のホール素子5、第2のホー
ル素子6、第3のホール素子7に電気的に接続されてお
り、付加回路11は、第1のホール素子5より発生した
ホール電圧によって論理回路21より発生した信号によ
りオンする第1のトランジスタTR1(NPN型)およ
び第5のトランジスタTR5(NPN型)と、第2のホ
ール素子6より発生するホール電圧によって論理回路2
1より発生した信号によりオンする第2のトランジスタ
TR2(NPN型)および第6のトランジスタTR6
(NPN型)と、第3のホール素子7より発生するホー
ル電圧によって論理回路21より発生した信号によりオ
ンする第3のトランジスタTR3(NPN型)および第
4のトランジスタTR4(NPN型)から構成されてい
る。
【0024】ロータ4には、ロータ軸12、ロータベー
ス16、ロータマグネット17が備えられている。
【0025】ロータ軸12は、上述したように、第1の
ロータ軸受8および第2のロータ軸受9に挿通されてい
るため、第1のロータ軸受8および第2のロータ軸受9
によって回転可能に支持されている。ロータ軸12に
は、第2のロータ軸受9側にストッパ19が取付けられ
ており、このストッパ19が第2のロータ軸受9に摺接
可能になっているため、第2のロータ軸受9方向に対す
るスラスト移動が規制されている。このロータ軸12の
外側にはロータベース16が取付けられている。
【0026】ロータベース16は、非磁性材料を素材と
して円筒形状に形成されており、中央にロータ軸12が
圧入されており、第1のロータ軸受8に摺接可能になっ
ているため、ロータ軸12の第1のロータ軸受8方向に
対するスラスト移動を規制している。ロータベース16
の外周側にはロータマグネット17が配置されている。
【0027】ロータマグネット17には、磁性材料を素
材として円筒形状に形成されたマグネット鉄心18が備
えられているとともに、このマグネット鉄心18の外周
側の円周方向に順次配置された第1磁性部17a、第2
磁性部17bがそれぞれ備えられている。マグネット鉄
心18はロータ軸12の軸方向の長さが第1磁性部17
a、第2磁性部17bよりも小さい。この場合、図2に
示されるように、第1磁性部17aおよび第2磁性部1
7bは互い違いにして2個所づつ配置されており、第1
磁性部17aは第1の磁極であるN極が着磁され、第2
磁性部17bは第2の磁極であるS極が着磁されてい
る。
【0028】ロータマグネット17は、外周側に、互い
に相反する磁極が配置されているため、ステータ3の内
周側に、スロット毎に回転磁界が発生すると、互いに相
反する磁力によって反発または吸引することによって回
転エネルギを与えられてロータ軸12とともに回転す
る。
【0029】そして、ロータマグネット17において第
1磁性部17aおよび第2磁性部17bのそれぞれのあ
いだに漏洩磁気遮断部20が配置されている。
【0030】漏洩磁気遮断部20は、図3に示されるよ
うに、ロータベース16の第2のロータ軸受9側におい
て、第1磁性部17aの端部および第2磁性部17bの
端部のそれぞれのあいだに溝状にして4個所に形成され
ており、図1に示されるように、ロータ軸12の軸方向
に深さ寸法L1を有する。
【0031】漏洩磁気遮断部20は、ロータマグネット
17の第2のロータ軸受9側において第1磁性部17a
および第2磁性部17bのそれぞれのあいだに配置され
ているため、第1磁性部17aが発生した磁力および第
2磁性部17bが発生した磁力を分離することによっ
て、第1磁性部17aおよび第2磁性部17bから第2
のロータ軸受9側に磁力を発生させないように遮断して
磁力の作用しない不感領域を形成している。
【0032】ロータマグネット17は、漏洩磁気遮断部
20が第1磁性部17aの端部および第2磁性部17b
の端部のそれぞれのあいだに溝状にして4個所に形成さ
れているため、不感領域もロータマグネット17の第2
のロータ軸受9側の4個所に配置され、漏洩磁気遮断部
20が形成されていない部分は、第2のロータ軸受9側
に磁力が発生する。すなわち、ロータマグネット17
は、第1、第2、第3のホール素子5、6、7が形成す
る円とほぼ同一半径の円周上に、漏洩磁気遮断部20、
第1の磁性部17a、漏洩磁気遮断部20、第2の磁性
部17b、漏洩磁気遮断部20、第1の磁性部17a、
漏洩磁気遮断部20、第2の磁性部17bが第1、第
2、第3のホール素子5、6、7にそれぞれ非接触で配
置されている。
【0033】このような構造をなすブラシレスモータ
は、図示しない計測器に取付けられて、外部接続用端子
30、31が電流供給回路に電気的に接続される。そし
て、一方の外部接続用端子30から他方の外部接続用端
子31に対して駆動電流が供給され、ロータマグネット
17の磁界内に第1のホール素子5があると、この第1
のホール素子5からホール電圧が発生し、発生したホー
ル電圧によって論理回路21より発生した信号により付
加回路11の第1のトランジスタTR1および第5のト
ランジスタTR5がオンし、ステータコイル14の第
1、第2、第4、第3のコイル部14a、14b、14
d、14cの内周側に回転磁界を発生することによっ
て、ロータマグネット17に備えた第1磁性部17aお
よび第2磁性部17bがステータコイル14よりの回転
磁界によってロータ4に回転エネルギを付与するため、
ロータ軸12が回転を始める。
【0034】ロータ軸12が回転を始めることによっ
て、ロータマグネット17の磁界内に第2のホール素子
6が配置され、この第2のホール素子6からホール電圧
が発生し、発生したホール電圧によって論理回路21よ
り発生した信号により付加回路11の第2のトランジス
タTR2および第6のトランジスタTR6がオンし、ス
テータコイル14の第3、第4、第6、第5のコイル部
14c、14d、14f、14eの内周側に回転磁界を
発生することによって、ロータマグネット17に備えた
第1磁性部17aおよび第2磁性部17bがステータコ
イル14よりの回転磁界によってロータ4に回転エネル
ギを付与してロータ軸12が回転を続け、さらに、ロー
タ軸12が回転することによって、ロータマグネット1
7の磁界内に第3のホール素子7が配置され、この第3
のホール素子7からホール電圧が発生し、発生したホー
ル電圧によって論理回路21より発生した信号により付
加回路11の第3のトランジスタTR3および第4のト
ランジスタTR4がオンし、ステータコイル14の第
5、第6、第2、第1のコイル部14e、14f、14
b、14aの内周側に回転磁界を発生することによっ
て、ロータマグネット17に備えた第1磁性部17aお
よび第2磁性部17bがステータコイル14よりの回転
磁界によってロータ4に回転エネルギを付与してロータ
軸12が回転を続け、これを繰り返すことによってロー
タ軸12が回転する。
【0035】ロータ軸12が回転する間、ロータマグネ
ット17に非接触で接近し、ステータ3が発生している
磁界内に配置された第1、第2、第3のホール素子5、
6、7に対し、一方の励磁電流入力端子30から他方の
励磁電流入力端子31に励磁電流が供給されることによ
って、図4に示されるように、第1、第2、第3のホー
ル素子5、6、7より位相差を有するホール電圧(H
u)(Hv)(Hw)が発生する。そして、第1、第
2、第3のホール素子5、6、7より発生したホール電
圧(Hu)(Hv)(Hw)に基づいて、論理回路21
により、図5に示されるように、第1のホール素子5に
おいてU相、第2のホール素子6においてV相、第3の
ホール素子W相とする信号に変換される。
【0036】このとき、ロータマグネット17が回転す
るのにともなって、ロータマグネット17に非接触で接
近して配置された第1、第2、第3のホール素子5、
6、7は、ロータマグネット17の漏洩磁気遮断部20
において第1磁性部17aが発生した磁力および第2磁
性部17bが発生した磁力が分離され、漏洩磁気遮断部
20により形成された不感領域において磁力を受けない
ため、第1磁性部17aから発生している漏洩磁気およ
び第2磁性部17bから発生している漏洩磁気を受ける
ことなくホール電圧を発生するものとなる。また、回転
検出用素子に対して磁力を発生するためのマグネット
を、ステータの磁力を受けるマグネットとは別体にして
ロータ軸の延長線上に取付ける必要がなく、各ホール素
子5、6、7はロータマグネット17に接近して配置さ
れるため、長さ寸法の小さいロータ軸12が用いられる
ものとなる。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わるブラシレスモータによれば、ロータに有
するロータマグネットは、ステータが発生した磁界によ
り吸引されて回転する際に回転検出用素子に対して磁力
を発生する。そして、ロータマグネットが回転しながら
発生した磁力のうちの相反する磁力は、ロータマグネッ
トの漏洩磁気遮断部において分離されて回転検出用素子
に伝わらないため、回転検出用素子が漏洩磁気を受けな
いで回転検出を行いホール電圧を発生するので、回転検
出用素子が発生するホール電圧にばらつきがなくなり、
それによって、長さ寸法が小さくなるとともに、信頼性
の向上を図れるという優れた効果を奏する。
【0038】この発明の請求項2に係わるブラシレスモ
ータによれば、ロータに有するロータマグネットは、ス
テータが発生した磁界により第1磁性部および第2磁性
部が吸引されて回転する際に、第1磁性部から回転検出
用素子に対して磁力を発生する一方、第2磁性部から回
転検出用素子に対して磁力を発生する。そして、ロータ
マグネットが回転しながら第1磁性部および第2磁性部
から発生した磁力のうちの相反する磁力は、ロータマグ
ネットの漏洩磁気遮断部において遮断されて回転検出用
素子に伝わらないため、第1磁性部および第2磁性部の
漏洩磁気を受けないで回転検出用素子がホール電圧を発
生するので、回転検出用素子が発生するホール電圧にば
らつきがなくなり、それによって、長さ寸法が小さくな
るとともに信頼性の向上を図れるという優れた効果を奏
する。
【0039】この発明の請求項3に係わるブラシレスモ
ータによれば、ロータ軸に取付けられたロータベースの
外側でマグネット鉄心に一体的に設けられたロータマグ
ネットは、ステータが発生した磁界により第1磁性部お
よび第2磁性部が吸引されて回転する際に、第1磁性部
から回転検出用素子に対して磁力を発生する一方、第2
磁性部から回転検出用素子に対して磁力を発生する。そ
して、ロータマグネットが回転しながら第1磁性部およ
び第2磁性部から発生した磁力のうちの相反する磁力
は、ロータマグネットの第1磁性部および第2磁性部の
それぞれのあいだに溝状に形成された漏洩磁気遮断部に
おいて遮断されて回転検出用素子に伝わらないため、第
1磁性部および第2磁性部の漏洩磁気を受けないで回転
検出用素子がホール電圧を発生するので、回転検出用素
子が発生するホール電圧にばらつきがなくなり、それに
よって、長さ寸法が小さくなるとともに信頼性の向上が
図れるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるブラシレスモータの一実施例
の縦断側面図である。
【図2】図1に示したブラシレスモータにおいての(A
−A)線断面図である。
【図3】図1に示したブラシレスモータにおいてのロー
タの外観斜視説明図である。
【図4】図1に示したブラシレスモータに用いた付加回
路の回路図である。
【図5】図1に示したブラシレスモータにおいての回転
検出用素子が発生するホール電圧の説明図である。
【符号の説明】
1 ブラシレスモータ 2 モータケース 2b エンドカバー 3 ステータ 4 ロータ 5 回転検出用素子 6 回転検出用素子 7 回転検出用素子 8 (ロータ軸受)第1のロータ軸受 9 (ロータ軸受)第2のロータ軸受 12 ロータ軸 16 ロータベース 17 ロータマグネット 17a 第1磁性部 17b 第2磁性部 18 マグネット鉄心 20 漏洩磁気遮断部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータケースと、 上記モータケースの内側に配置され、通電により内側に
    磁界を発生するステータと、 複数個の極が着磁され、上記ステータが発生した磁界に
    より吸引可能にして、且つ回転検出用素子に対して磁力
    を発生可能なロータマグネットを有し、上記モータケー
    スに回転可能にして該ステータの内側に配置されたロー
    タと、 上記ロータのロータマグネットに接近して配置され、該
    ロータマグネットが発生する磁力により電圧を発生する
    回転検出用素子と、 上記ロータマグネットの上記回転検出用素子に接近した
    位置に配置され、ロータマグネットが発生した相反する
    磁力を分離可能な漏洩磁気遮断部を備えていることを特
    徴とするブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 モータケースと、 上記モータケースの内側に配置され、通電により内周側
    に磁界を発生するステータと、 上記モータケースに回転可能に取付けられたロータ軸
    と、 上記ロータ軸に取付けられたロータベースと、 円筒形に形成されていて上記ロータベースの外側に取付
    けられ、第1の極が着磁された第1磁性部および第2の
    極が着磁された第2磁性部が円周方向の複数個所に順次
    配置されているとともに、上記ステータが発生した磁界
    により吸引可能にして、該ステータの内側に配置された
    ロータマグネットと、 上記ロータマグネットに接近したモータケース側に配置
    され、該ロータマグネットが発生する磁力により電圧を
    発生する回転検出用素子と、 上記ロータマグネットの第1磁性部および第2磁性部の
    あいだに配置され、該第1磁性部が発生した磁気および
    該第2磁性部が発生した磁力を遮断可能な漏洩磁気遮断
    部を備えていることを特徴とするブラシレスモータ。
  3. 【請求項3】 モータケースと、 上記モータケースの一端部に結合されたエンドカバー
    と、 筒状に形成されていて上記モータケースの内側に配置さ
    れ、通電により内周側に磁界を発生するステータと、 上記モータケースおよび上記エンドカバーに回転可能に
    取付けられたロータ軸受と、 上記ロータ軸受に回転可能に支持されたロータ軸と、 上記ロータ軸に取付けられたロータベースと、 円筒状に形成され、上記ロータベースの外側に取付けら
    れたマグネット鉄心を有し、該マグネット鉄心に一体的
    にして該マグネット鉄心の外周側に配置され、N極が着
    磁された第1磁性部およびS極が着磁された第2磁性部
    が円周方向の複数個所に順次配置されているとともに、
    上記ステータが発生した磁界により吸引可能にして、該
    ステータの内側に配置されたロータマグネットと、 上記ロータマグネットの端部に接近して配置され、該ロ
    ータマグネットが発生する磁力により電圧を発生する回
    転検出用素子と、 上記ロータマグネットの第1磁性部の端部および第2磁
    性部の端部のそれぞれのあいだに溝状にしてロータマグ
    ネットの筒方向に切除され、該第1磁性部が発生した磁
    力および第2磁性部が発生した磁力を遮断可能な漏洩磁
    気遮断部を備えていることを特徴とするブラシレスモー
    タ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008079452A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Mitsubishi Electric Corp 回転電機および電動パワーステアリング装置
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