JPH09308239A - 過電流保護機能を有するdc−dcコンバータ - Google Patents
過電流保護機能を有するdc−dcコンバータInfo
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- JPH09308239A JPH09308239A JP12176196A JP12176196A JPH09308239A JP H09308239 A JPH09308239 A JP H09308239A JP 12176196 A JP12176196 A JP 12176196A JP 12176196 A JP12176196 A JP 12176196A JP H09308239 A JPH09308239 A JP H09308239A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】半導体スイッチング素子を用いた他励フライバ
ック式DC−DCコンバータにあって、迅速な起動を確
保しつつ、如何なる場合も的確に、スイッチング素子を
過電流から保護する。 【解決手段】保護回路20にあって、比較器21はその
基準値Vref0に基づき電解効果トランジスタからな
る半導体スイッチング素子5のゲートオンを検出する比
較器である。また比較器23は、過渡時用の基準値Vr
ef1と定常時用の基準値Vref2とに基づきトラン
ス6の1次側電流を過電流判定する比較器である。これ
ら各基準値は、同DC−DCコンバータが過渡時にある
か定常時にあるかを判定する過渡・定常判定回路27を
通じて自動的に切り換えられる。比較器21、23によ
りゲートオンが検出され、且つ過電流判定がなされると
き、ゲートオフ処理回路29を通じてスイッチング素子
5の駆動が停止される。
ック式DC−DCコンバータにあって、迅速な起動を確
保しつつ、如何なる場合も的確に、スイッチング素子を
過電流から保護する。 【解決手段】保護回路20にあって、比較器21はその
基準値Vref0に基づき電解効果トランジスタからな
る半導体スイッチング素子5のゲートオンを検出する比
較器である。また比較器23は、過渡時用の基準値Vr
ef1と定常時用の基準値Vref2とに基づきトラン
ス6の1次側電流を過電流判定する比較器である。これ
ら各基準値は、同DC−DCコンバータが過渡時にある
か定常時にあるかを判定する過渡・定常判定回路27を
通じて自動的に切り換えられる。比較器21、23によ
りゲートオンが検出され、且つ過電流判定がなされると
き、ゲートオフ処理回路29を通じてスイッチング素子
5の駆動が停止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば電気自動
車等にあってその補機バッテリ等から各種回路の電源電
圧を昇圧生成するDC−DCコンバータに関し、特に同
DC−DCコンバータに用いられる半導体スイッチング
素子を過電流から保護する機能を併せ有する過電流保護
機能を有するDC−DCコンバータの改良に関する。
車等にあってその補機バッテリ等から各種回路の電源電
圧を昇圧生成するDC−DCコンバータに関し、特に同
DC−DCコンバータに用いられる半導体スイッチング
素子を過電流から保護する機能を併せ有する過電流保護
機能を有するDC−DCコンバータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に、上記電気自動車システムのイン
バータ制御回路等に配設されて、補機バッテリからイン
バータ制御回路の内部電源や電流センサの電源電圧等々
を昇圧生成するDC−DCコンバータについて、その回
路概要を示す。
バータ制御回路等に配設されて、補機バッテリからイン
バータ制御回路の内部電源や電流センサの電源電圧等々
を昇圧生成するDC−DCコンバータについて、その回
路概要を示す。
【0003】すなわち同DC−DCコンバータにあっ
て、1次側電源であるバッテリ1は、当該電気自動車シ
ステムの補機バッテリとして、例えば12V(ボルト)
程度の直流電圧を出力する直流電源であり、スイッチ2
は、同電気自動車のIG(イグニション)スイッチであ
る。このIGスイッチ2が運転者等によってオンされる
ことにより、DC−DCコンバータには、その入力電圧
Vinとして、上記12V程度のバッテリ電圧が入力さ
れるようになる。
て、1次側電源であるバッテリ1は、当該電気自動車シ
ステムの補機バッテリとして、例えば12V(ボルト)
程度の直流電圧を出力する直流電源であり、スイッチ2
は、同電気自動車のIG(イグニション)スイッチであ
る。このIGスイッチ2が運転者等によってオンされる
ことにより、DC−DCコンバータには、その入力電圧
Vinとして、上記12V程度のバッテリ電圧が入力さ
れるようになる。
【0004】一方、同DC−DCコンバータにあって、
制御回路3は、後述する出力電圧Voutをフィードバ
ック信号FBとして入力して、そのフィードバックゲイ
ンに見合った所定のデューティ信号(パルス幅変調信
号)を出力するスイッチングレギュレータ制御用ICで
ある。その出力されるデューティ信号は、次のドライバ
4に対して入力される。
制御回路3は、後述する出力電圧Voutをフィードバ
ック信号FBとして入力して、そのフィードバックゲイ
ンに見合った所定のデューティ信号(パルス幅変調信
号)を出力するスイッチングレギュレータ制御用ICで
ある。その出力されるデューティ信号は、次のドライバ
4に対して入力される。
【0005】ドライバ4は、この入力されるデューティ
信号に基づいて、FET(電界効果トランジスタ)等か
らなる半導体スイッチング素子5をスイッチング駆動せ
しめる回路である。トランス6の1次側巻線には、この
スイッチング素子5がオンとなる都度、そのオン期間に
対応して電流i1が流れ、またその2次側巻線には、整
流用ダイオード7a、7bの存在により、同スイッチン
グ素子5がオフとなる都度、そのオフ期間に対応して電
流i2が流れる。
信号に基づいて、FET(電界効果トランジスタ)等か
らなる半導体スイッチング素子5をスイッチング駆動せ
しめる回路である。トランス6の1次側巻線には、この
スイッチング素子5がオンとなる都度、そのオン期間に
対応して電流i1が流れ、またその2次側巻線には、整
流用ダイオード7a、7bの存在により、同スイッチン
グ素子5がオフとなる都度、そのオフ期間に対応して電
流i2が流れる。
【0006】こうしてトランス6の2次側巻線に流れる
電流i2に基づきその出力端に誘起され、更に平滑コン
デンサ8a、8bによって平滑化された電圧、すなわち
当該DC−DCコンバータの出力電圧Voutは、例え
ば15V等に昇圧された直流電圧として、上述したイン
バータ制御回路の内部回路や電流センサに印加供給され
ることとなる。
電流i2に基づきその出力端に誘起され、更に平滑コン
デンサ8a、8bによって平滑化された電圧、すなわち
当該DC−DCコンバータの出力電圧Voutは、例え
ば15V等に昇圧された直流電圧として、上述したイン
バータ制御回路の内部回路や電流センサに印加供給され
ることとなる。
【0007】ところで、この図5に例示したようなスイ
ッチング素子5を用いた他励フライバック方式のDC−
DCコンバータにおいては、その構成上、2次側出力が
何らかの原因で短絡すると、上記トランス6の1次側巻
線に流れる1次側電流が急激に増加する。
ッチング素子5を用いた他励フライバック方式のDC−
DCコンバータにおいては、その構成上、2次側出力が
何らかの原因で短絡すると、上記トランス6の1次側巻
線に流れる1次側電流が急激に増加する。
【0008】すなわち、同DC−DCコンバータにおい
てその2次側出力が短絡すると、同出力端から上記制御
回路3にフィードバックされる信号FBのゲインは
「0」となる。このとき同制御回路3では、最大デュー
ティにて上記スイッチング素子5をオンせしめるべく信
号をドライバ4に与えるようになるため、該スイッチン
グ素子5に流れる電流、すなわち上記トランス6の1次
側巻線に流れる1次側電流は急激に増加するようにな
る。そして、こうした短絡状態が長時間に亘って持続さ
れるような場合には、上記スイッチング素子5に過電流
が流れ続け、ひいては破壊に至るようになる。
てその2次側出力が短絡すると、同出力端から上記制御
回路3にフィードバックされる信号FBのゲインは
「0」となる。このとき同制御回路3では、最大デュー
ティにて上記スイッチング素子5をオンせしめるべく信
号をドライバ4に与えるようになるため、該スイッチン
グ素子5に流れる電流、すなわち上記トランス6の1次
側巻線に流れる1次側電流は急激に増加するようにな
る。そして、こうした短絡状態が長時間に亘って持続さ
れるような場合には、上記スイッチング素子5に過電流
が流れ続け、ひいては破壊に至るようになる。
【0009】そこで従来は、同図5に併せ示されるよう
な保護回路10を設け、2次側出力に短絡が生じたよう
な場合には、この保護回路10を通じてその旨検出し、
併せて上記スイッチング素子5のゲート信号をオフとし
て、そのスイッチング動作を停止せしめるようにしてい
る。
な保護回路10を設け、2次側出力に短絡が生じたよう
な場合には、この保護回路10を通じてその旨検出し、
併せて上記スイッチング素子5のゲート信号をオフとし
て、そのスイッチング動作を停止せしめるようにしてい
る。
【0010】すなわち同保護回路10において、抵抗1
1は、上記2次側出力に流れる電流を検出するための分
流抵抗であり、該分流抵抗11に流れる電流に対応した
電圧が比較器12の例えば反転入力端子(−)に印加さ
れるようになっている。
1は、上記2次側出力に流れる電流を検出するための分
流抵抗であり、該分流抵抗11に流れる電流に対応した
電圧が比較器12の例えば反転入力端子(−)に印加さ
れるようになっている。
【0011】一方、同保護回路10において、この比較
器12の他方の入力端子、すなわち非反転入力端子
(+)には、基準値設定回路13を通じて設定された過
電流判定のための基準値Vrefが加えられており、上
記2次側出力の短絡に起因して上記分流抵抗11に流れ
る電流に対応した電圧がこの過電流判定用基準値Vre
fを超えるとき、過電流である旨示す判定信号(この場
合、論理ローレベル信号)が同比較器12からゲートオ
フ処理回路14に対して出力される。
器12の他方の入力端子、すなわち非反転入力端子
(+)には、基準値設定回路13を通じて設定された過
電流判定のための基準値Vrefが加えられており、上
記2次側出力の短絡に起因して上記分流抵抗11に流れ
る電流に対応した電圧がこの過電流判定用基準値Vre
fを超えるとき、過電流である旨示す判定信号(この場
合、論理ローレベル信号)が同比較器12からゲートオ
フ処理回路14に対して出力される。
【0012】ゲートオフ処理回路14は、この過電流判
定信号に基づいて上記ドライバ4を構成する駆動素子を
非能動にするなど、その駆動動作を停止せしめる回路で
あり、過電流時には、このゲートオフ処理回路14を通
じてドライバ4の駆動動作が停止されることにより、上
記スイッチング素子5もそのゲート信号がオフとなり、
そのスイッチング動作が停止されるようになる。すなわ
ちこれにより、スイッチング素子5が破壊に至るような
ことも自ずと回避されるようになる。
定信号に基づいて上記ドライバ4を構成する駆動素子を
非能動にするなど、その駆動動作を停止せしめる回路で
あり、過電流時には、このゲートオフ処理回路14を通
じてドライバ4の駆動動作が停止されることにより、上
記スイッチング素子5もそのゲート信号がオフとなり、
そのスイッチング動作が停止されるようになる。すなわ
ちこれにより、スイッチング素子5が破壊に至るような
ことも自ずと回避されるようになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、スイッチ
ング素子5を用いた他励フライバック方式のDC−DC
コンバータにあって、2次側出力に短絡が生じるような
場合でも、上記保護回路10を設けることで、スイッチ
ング素子5を、過電流による破壊から好適に保護するこ
とができるようになる。
ング素子5を用いた他励フライバック方式のDC−DC
コンバータにあって、2次側出力に短絡が生じるような
場合でも、上記保護回路10を設けることで、スイッチ
ング素子5を、過電流による破壊から好適に保護するこ
とができるようになる。
【0014】ただし、この保護回路10にあっては、上
記分流抵抗11として比較的大きな抵抗器を搭載する必
要がある。このため、コスト的な不利はもとより、例え
ば同DC−DCコンバータが搭載される上記インバータ
制御回路共々、その小型化を図ろうとする場合には、こ
の抵抗器自体の搭載スペースの確保が難しくなるととも
に、その出力電圧Voutとしても同抵抗器による余分
な電力損失等を考慮しなければならないなど、こうした
保護回路として必ずしも満足のいく仕様のものではなか
った。
記分流抵抗11として比較的大きな抵抗器を搭載する必
要がある。このため、コスト的な不利はもとより、例え
ば同DC−DCコンバータが搭載される上記インバータ
制御回路共々、その小型化を図ろうとする場合には、こ
の抵抗器自体の搭載スペースの確保が難しくなるととも
に、その出力電圧Voutとしても同抵抗器による余分
な電力損失等を考慮しなければならないなど、こうした
保護回路として必ずしも満足のいく仕様のものではなか
った。
【0015】しかも同保護回路10にあっては、例えば
トランス6の1次側巻線が短絡するなど、その1次側で
短絡が起こった場合には、そのときに同1次側に流れる
過電流から上記スイッチング素子5を保護することがで
きない。
トランス6の1次側巻線が短絡するなど、その1次側で
短絡が起こった場合には、そのときに同1次側に流れる
過電流から上記スイッチング素子5を保護することがで
きない。
【0016】なお従来、例えば特開昭59−21328
4号公報に記載の装置のように、スイッチング素子とし
てFETを用いる場合、同FETのドレイン・ソース間
電圧を測定し、その測定した電圧から当該FETに流れ
る電流を検出する技術も知られてはいる。このような技
術を流用すれば、上記分流抵抗等を用いずとも、その測
定した電圧が過電流に対応した所定の基準値を超えると
きにゲート信号を遮断するようにすることで、同スイッ
チング素子としてのFETを破壊から保護することがで
きるようになる。
4号公報に記載の装置のように、スイッチング素子とし
てFETを用いる場合、同FETのドレイン・ソース間
電圧を測定し、その測定した電圧から当該FETに流れ
る電流を検出する技術も知られてはいる。このような技
術を流用すれば、上記分流抵抗等を用いずとも、その測
定した電圧が過電流に対応した所定の基準値を超えると
きにゲート信号を遮断するようにすることで、同スイッ
チング素子としてのFETを破壊から保護することがで
きるようになる。
【0017】しかし、上記他励フライバック方式のDC
−DCコンバータにあっては通常、IGスイッチ2の投
入直後からその出力電圧Voutが定常状態となるまで
の過渡期間、1次側にあるスイッチング素子5には定常
時の約2倍の突入電流が流れるようになる。このため同
過渡期間には、上記ドレイン・ソース間電圧も定常時の
約2倍に跳ね上がる。
−DCコンバータにあっては通常、IGスイッチ2の投
入直後からその出力電圧Voutが定常状態となるまで
の過渡期間、1次側にあるスイッチング素子5には定常
時の約2倍の突入電流が流れるようになる。このため同
過渡期間には、上記ドレイン・ソース間電圧も定常時の
約2倍に跳ね上がる。
【0018】一方、上記保護回路において、その過電流
判定のための基準値は、DC−DCコンバータの定常時
の動作に対応してその値が設定される。このため、こう
した保護回路をそのまま当該DC−DCコンバータに適
用したのでは、その過渡時、上記突入電流に起因して誤
った過電流判定が行われ、ひいては同DC−DCコンバ
ータの起動自体が不可能となる懸念がある。
判定のための基準値は、DC−DCコンバータの定常時
の動作に対応してその値が設定される。このため、こう
した保護回路をそのまま当該DC−DCコンバータに適
用したのでは、その過渡時、上記突入電流に起因して誤
った過電流判定が行われ、ひいては同DC−DCコンバ
ータの起動自体が不可能となる懸念がある。
【0019】なお、こうした過渡期間であっても上記突
入電流が流れるのを防ぐ方法としていわゆるソフトスタ
ートと称される起動方法も一般に知られている。しか
し、該ソフトスタートを実行した場合には、同DC−D
Cコンバータが起動されてからその出力電圧Voutと
して所望の電圧が得られるまでに要する時間が長くな
り、例えば電気自動車等、高速な起動が要求されるDC
−DCコンバータにとっては、その起動途中に出力電圧
異常である旨判断されてしまう懸念もある。
入電流が流れるのを防ぐ方法としていわゆるソフトスタ
ートと称される起動方法も一般に知られている。しか
し、該ソフトスタートを実行した場合には、同DC−D
Cコンバータが起動されてからその出力電圧Voutと
して所望の電圧が得られるまでに要する時間が長くな
り、例えば電気自動車等、高速な起動が要求されるDC
−DCコンバータにとっては、その起動途中に出力電圧
異常である旨判断されてしまう懸念もある。
【0020】また、電気自動車に適用されるDC−DC
コンバータに限らず、スイッチング素子を用いた他励フ
ライバック方式のものにあって且つ、高速な起動が望ま
れるDC−DCコンバータにあっては、こうした実情も
概ね共通したものとなっている。
コンバータに限らず、スイッチング素子を用いた他励フ
ライバック方式のものにあって且つ、高速な起動が望ま
れるDC−DCコンバータにあっては、こうした実情も
概ね共通したものとなっている。
【0021】この発明は、上記実情に鑑みてなされたも
のであり、迅速な起動を確保しつつ如何なる場合も適正
な基準値をもって過電流判定を行うことによりスイッチ
ング素子を過電流から的確に保護することのできる過電
流保護機能を有するDC−DCコンバータを提供するこ
とを目的とする。
のであり、迅速な起動を確保しつつ如何なる場合も適正
な基準値をもって過電流判定を行うことによりスイッチ
ング素子を過電流から的確に保護することのできる過電
流保護機能を有するDC−DCコンバータを提供するこ
とを目的とする。
【0022】またこの発明は、特に上記スイッチング素
子を用いた他励フライバック方式のDC−DCコンバー
タにあって、トランスの1次側に過電流が生じた場合で
も、同過電流からスイッチング素子を的確に保護するこ
とのできる過電流保護機能を有するDC−DCコンバー
タを提供することを目的とする。
子を用いた他励フライバック方式のDC−DCコンバー
タにあって、トランスの1次側に過電流が生じた場合で
も、同過電流からスイッチング素子を的確に保護するこ
とのできる過電流保護機能を有するDC−DCコンバー
タを提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】こうした目的を達成する
ため、この発明では、請求項1に記載のように、前記D
C−DCコンバータに対し、 (a)前記トランスの1次側巻線に流れる電流を検出す
る1次側電流検出手段。 (b)この検出される1次側電流について、当該DC−
DCコンバータに対する電源投入直後の過渡期間に対応
してその過電流判定を行うための第1の基準値とそれ以
降の定常期間に対応してその過電流判定を行うための第
2の基準値との各別の過電流判定用基準値と比較してそ
の過電流判定を行う比較器。 (c)前記過渡期間か前記定常期間かを判定して前記比
較器に付与する前記第1及び第2の過電流判定用基準値
を切り換える過渡・定常判定手段。 (d)前記比較器により過電流判定が行われるとき、前
記半導体スイッチング素子の駆動を禁止する禁止手段。 をそれぞれ具える構成とする。
ため、この発明では、請求項1に記載のように、前記D
C−DCコンバータに対し、 (a)前記トランスの1次側巻線に流れる電流を検出す
る1次側電流検出手段。 (b)この検出される1次側電流について、当該DC−
DCコンバータに対する電源投入直後の過渡期間に対応
してその過電流判定を行うための第1の基準値とそれ以
降の定常期間に対応してその過電流判定を行うための第
2の基準値との各別の過電流判定用基準値と比較してそ
の過電流判定を行う比較器。 (c)前記過渡期間か前記定常期間かを判定して前記比
較器に付与する前記第1及び第2の過電流判定用基準値
を切り換える過渡・定常判定手段。 (d)前記比較器により過電流判定が行われるとき、前
記半導体スイッチング素子の駆動を禁止する禁止手段。 をそれぞれ具える構成とする。
【0024】DC−DCコンバータとしてのこのような
構成によれば、上記1次側電流検出手段を通じて検出さ
れる1次側電流を対象に過電流判定が実行され、この1
次側電流が過電流である旨判定されるとき上記禁止手段
を通じて半導体スイッチング素子の駆動が停止されるよ
うになる。
構成によれば、上記1次側電流検出手段を通じて検出さ
れる1次側電流を対象に過電流判定が実行され、この1
次側電流が過電流である旨判定されるとき上記禁止手段
を通じて半導体スイッチング素子の駆動が停止されるよ
うになる。
【0025】このため、例えばトランスの1次側巻線が
短絡するなど、その1次側で短絡が起こった場合でも、
上記スイッチング素子を、そのときに同1次側に流れる
過電流から的確に保護することができるようになる。
短絡するなど、その1次側で短絡が起こった場合でも、
上記スイッチング素子を、そのときに同1次側に流れる
過電流から的確に保護することができるようになる。
【0026】また、DC−DCコンバータとしての同構
成によれば、上記検出される1次側電流が上記過渡期間
と定常期間とで大きく異なる場合であれ、それら期間に
応じた各異なる基準値をもとにその過電流判定が実行さ
れるようになる。
成によれば、上記検出される1次側電流が上記過渡期間
と定常期間とで大きく異なる場合であれ、それら期間に
応じた各異なる基準値をもとにその過電流判定が実行さ
れるようになる。
【0027】このため、前述したソフトスタートなどに
よらない迅速な起動を図り、それによって過渡時、前述
した突入電流が同1次側電流として流れる場合であって
も、上記第1の基準値に基づくそれなりの適正な過電流
判定が維持されるとともに、それ以降の定常時、同1次
側電流がある範囲に安定する場合には、上記第2の基準
値に基づく、この場合も適正な過電流判定が好適に維持
されるようになる。
よらない迅速な起動を図り、それによって過渡時、前述
した突入電流が同1次側電流として流れる場合であって
も、上記第1の基準値に基づくそれなりの適正な過電流
判定が維持されるとともに、それ以降の定常時、同1次
側電流がある範囲に安定する場合には、上記第2の基準
値に基づく、この場合も適正な過電流判定が好適に維持
されるようになる。
【0028】また、請求項2記載の発明によるように、
上記半導体スイッチング素子が電界効果トランジスタ
(FET)である場合には、 (a1)1次側電流検出手段は、この電界効果トランジ
スタのドレイン・ソース間電圧に基づき前記トランスの
1次側巻線に流れる電流を検出する。 (b1)比較器は、上記電界効果トランジスタのゲート
オン期間を併せ判定し、この判定したゲートオン期間に
のみ前記過電流判定を能動とする。 といった構成が特に有効である。
上記半導体スイッチング素子が電界効果トランジスタ
(FET)である場合には、 (a1)1次側電流検出手段は、この電界効果トランジ
スタのドレイン・ソース間電圧に基づき前記トランスの
1次側巻線に流れる電流を検出する。 (b1)比較器は、上記電界効果トランジスタのゲート
オン期間を併せ判定し、この判定したゲートオン期間に
のみ前記過電流判定を能動とする。 といった構成が特に有効である。
【0029】前述のように、FETのドレイン・ソース
間電圧を測定し、その測定した電圧から当該FETに流
れる電流、すなわち前記トランスの1次側巻線に流れる
電流を検出することとすれば、前述した分流抵抗は不要
となり、その分、コスト的、またスペース的に有利とな
る。またこのため、DC−DCコンバータをはじめ、こ
れが搭載される装置の小型化も容易となる。
間電圧を測定し、その測定した電圧から当該FETに流
れる電流、すなわち前記トランスの1次側巻線に流れる
電流を検出することとすれば、前述した分流抵抗は不要
となり、その分、コスト的、またスペース的に有利とな
る。またこのため、DC−DCコンバータをはじめ、こ
れが搭載される装置の小型化も容易となる。
【0030】また、従来はDC−DCコンバータの出力
段に配設されていたこの分流抵抗が不要となることで、
それによる余分な電力損失等を考慮する必要もなくな
る。なおこの場合、当該FETのゲートオフ期間はその
ドレイン・ソース間電圧が最大電圧(=直流電源電圧)
となってしまうため、比較器では上述のように、同FE
Tのゲートオン期間を併せ判定し、この判定したゲート
オン期間にのみ前記過電流判定を能動とすることが必要
となる。
段に配設されていたこの分流抵抗が不要となることで、
それによる余分な電力損失等を考慮する必要もなくな
る。なおこの場合、当該FETのゲートオフ期間はその
ドレイン・ソース間電圧が最大電圧(=直流電源電圧)
となってしまうため、比較器では上述のように、同FE
Tのゲートオン期間を併せ判定し、この判定したゲート
オン期間にのみ前記過電流判定を能動とすることが必要
となる。
【0031】一方、請求項3記載の発明によるように、
上記1次側電流検出手段についてはこれを、 (a2)前記トランスの1次側巻線に流れる電流の経路
に設けられて同電流値に対応する電圧信号を出力する分
流抵抗を有するもの。 として構成することもできる。
上記1次側電流検出手段についてはこれを、 (a2)前記トランスの1次側巻線に流れる電流の経路
に設けられて同電流値に対応する電圧信号を出力する分
流抵抗を有するもの。 として構成することもできる。
【0032】因みにこの場合、上記分流抵抗を設けるこ
とによるコスト的、及びスペース的な不利は避け得ない
ものの、1次側電流を対象に過電流判定が行われ、同1
次側電流が過電流である旨判定されるとき上記禁止手段
を通じて半導体スイッチング素子の駆動が停止されるこ
とにはかわりがない。
とによるコスト的、及びスペース的な不利は避け得ない
ものの、1次側電流を対象に過電流判定が行われ、同1
次側電流が過電流である旨判定されるとき上記禁止手段
を通じて半導体スイッチング素子の駆動が停止されるこ
とにはかわりがない。
【0033】したがってこの場合も、トランスの1次側
巻線が短絡するなど、その1次側で短絡が起こったとき
であれ、上記スイッチング素子を過電流から的確に保護
することができるようになる。
巻線が短絡するなど、その1次側で短絡が起こったとき
であれ、上記スイッチング素子を過電流から的確に保護
することができるようになる。
【0034】また、こうした分流抵抗が1次側電流検出
手段として配設される同構成によれば、同分流抵抗がD
C−DCコンバータの出力段に配設される従来の保護回
路に比べ、それによる余分な電力損失等がその出力電圧
に及ぼす影響も少ない。
手段として配設される同構成によれば、同分流抵抗がD
C−DCコンバータの出力段に配設される従来の保護回
路に比べ、それによる余分な電力損失等がその出力電圧
に及ぼす影響も少ない。
【0035】また、これら過電流保護機能を有するDC
−DCコンバータにあって、請求項4記載の発明による
ように、 (c1)前記過渡・定常判定手段は、前記過渡期間から
前記定常期間への推移を判定してのち所定の遅延をもっ
て、前記過電流判定用基準値を前記第1の基準値から前
記第2の基準値に切り換える。 といった構成によれば、上記過電流判定用基準値は、過
渡時の突入電流等が完全に収まった状態で、定常時用の
より値の小さい第2の基準値に切り換わるようになる。
このため、同突入電流等に起因する誤った過電流判定が
行われ、ひいてはその起動が不能となるような不都合も
確実に解消されるようになる。
−DCコンバータにあって、請求項4記載の発明による
ように、 (c1)前記過渡・定常判定手段は、前記過渡期間から
前記定常期間への推移を判定してのち所定の遅延をもっ
て、前記過電流判定用基準値を前記第1の基準値から前
記第2の基準値に切り換える。 といった構成によれば、上記過電流判定用基準値は、過
渡時の突入電流等が完全に収まった状態で、定常時用の
より値の小さい第2の基準値に切り換わるようになる。
このため、同突入電流等に起因する誤った過電流判定が
行われ、ひいてはその起動が不能となるような不都合も
確実に解消されるようになる。
【0036】
【発明の実施の形態】図1に、この発明にかかる過電流
保護機能を有するDC−DCコンバータについてその一
実施形態を示す。
保護機能を有するDC−DCコンバータについてその一
実施形態を示す。
【0037】この実施形態にかかるDC−DCコンバー
タも、例えば電気自動車システムのインバータ制御回路
に配設されて、補機バッテリからインバータ制御回路の
内部電源や電流センサの電源電圧等々を昇圧生成する回
路として構成されている。
タも、例えば電気自動車システムのインバータ制御回路
に配設されて、補機バッテリからインバータ制御回路の
内部電源や電流センサの電源電圧等々を昇圧生成する回
路として構成されている。
【0038】図5に例示したDC−DCコンバータと一
部重複するも、まず、図1を参照して、同実施形態のD
C−DCコンバータの構成について説明する。このDC
−DCコンバータにあっても、1次側電源であるバッテ
リ1は、当該電気自動車システムの補機バッテリとし
て、例えば12V程度の直流電圧を出力する直流電源で
あり、スイッチ2は、同電気自動車のIGスイッチであ
る。このIGスイッチ2が運転者等によってオンされる
ことにより、DC−DCコンバータには、その入力電圧
Vinとして、上記12V程度のバッテリ電圧が入力さ
れるようになる。
部重複するも、まず、図1を参照して、同実施形態のD
C−DCコンバータの構成について説明する。このDC
−DCコンバータにあっても、1次側電源であるバッテ
リ1は、当該電気自動車システムの補機バッテリとし
て、例えば12V程度の直流電圧を出力する直流電源で
あり、スイッチ2は、同電気自動車のIGスイッチであ
る。このIGスイッチ2が運転者等によってオンされる
ことにより、DC−DCコンバータには、その入力電圧
Vinとして、上記12V程度のバッテリ電圧が入力さ
れるようになる。
【0039】一方、同DC−DCコンバータにあって、
制御回路3は、出力電圧Voutをフィードバック信号
FBとして入力して、そのフィードバックゲインに見合
った所定のデューティ信号を出力するスイッチングレギ
ュレータ制御用ICである。その出力されるデューティ
信号は、次のドライバ4に対して入力される。
制御回路3は、出力電圧Voutをフィードバック信号
FBとして入力して、そのフィードバックゲインに見合
った所定のデューティ信号を出力するスイッチングレギ
ュレータ制御用ICである。その出力されるデューティ
信号は、次のドライバ4に対して入力される。
【0040】ドライバ4は、この入力されるデューティ
信号に基づいて、FET(電界効果トランジスタ)から
なる半導体スイッチング素子5をスイッチング駆動せし
める回路である。トランス6の1次側巻線には、このス
イッチング素子5がオンとなる都度、そのオン期間に対
応して電流i1が流れ、またその2次側巻線には、整流
用ダイオード7a、7bの存在により、同スイッチング
素子5がオフとなる都度、そのオフ期間に対応して電流
i2が流れる。
信号に基づいて、FET(電界効果トランジスタ)から
なる半導体スイッチング素子5をスイッチング駆動せし
める回路である。トランス6の1次側巻線には、このス
イッチング素子5がオンとなる都度、そのオン期間に対
応して電流i1が流れ、またその2次側巻線には、整流
用ダイオード7a、7bの存在により、同スイッチング
素子5がオフとなる都度、そのオフ期間に対応して電流
i2が流れる。
【0041】こうしてトランス6の2次側巻線に流れる
電流i2に基づきその出力端に誘起され、更に平滑コン
デンサ8a、8bによって平滑化された電圧、すなわち
当該DC−DCコンバータの出力電圧Voutは、例え
ば15V等に昇圧された直流電圧として、上記インバー
タ制御回路の内部回路や電流センサに印加供給されるこ
ととなる。
電流i2に基づきその出力端に誘起され、更に平滑コン
デンサ8a、8bによって平滑化された電圧、すなわち
当該DC−DCコンバータの出力電圧Voutは、例え
ば15V等に昇圧された直流電圧として、上記インバー
タ制御回路の内部回路や電流センサに印加供給されるこ
ととなる。
【0042】ところで前述のように、同図1に示される
ようなスイッチング素子5を用いた他励フライバック方
式のDC−DCコンバータにあっては、その構成上、2
次側出力が何らかの原因で短絡すると、上記トランス6
の1次側巻線に流れる1次側電流が急激に増加するよう
になる。
ようなスイッチング素子5を用いた他励フライバック方
式のDC−DCコンバータにあっては、その構成上、2
次側出力が何らかの原因で短絡すると、上記トランス6
の1次側巻線に流れる1次側電流が急激に増加するよう
になる。
【0043】これが、 (1)同DC−DCコンバータにおいてその2次側出力
が短絡すると、同出力端から制御回路3にフィードバッ
クされる信号FBのゲインは「0」となる。 (2)このとき同制御回路3では、最大デューティにて
上記スイッチング素子5をオンせしめるべく信号をドラ
イバ4に与えるようになる。 (3)このため、該スイッチング素子5に流れる電流、
すなわち上記トランス6の1次側巻線に流れる1次側電
流は急激に増加する。 といったメカニズムによるものであること、そしてこう
した短絡状態が長時間に亘って持続されるような場合に
は、上記スイッチング素子5に過電流が流れ続け、ひい
ては破壊に至るようになることも前述した。
が短絡すると、同出力端から制御回路3にフィードバッ
クされる信号FBのゲインは「0」となる。 (2)このとき同制御回路3では、最大デューティにて
上記スイッチング素子5をオンせしめるべく信号をドラ
イバ4に与えるようになる。 (3)このため、該スイッチング素子5に流れる電流、
すなわち上記トランス6の1次側巻線に流れる1次側電
流は急激に増加する。 といったメカニズムによるものであること、そしてこう
した短絡状態が長時間に亘って持続されるような場合に
は、上記スイッチング素子5に過電流が流れ続け、ひい
ては破壊に至るようになることも前述した。
【0044】そこで同実施形態にかかるDC−DCコン
バータでは、同図1に併せ示される保護回路20を設
け、2次側出力に短絡が生じたような場合等、上記トラ
ンス6の1次側巻線に流れる1次側電流が増加した場合
には、該保護回路20を通じてその旨検出し、併せて上
記スイッチング素子5のゲート信号をオフとして、その
スイッチング動作を停止せしめるようにしている。
バータでは、同図1に併せ示される保護回路20を設
け、2次側出力に短絡が生じたような場合等、上記トラ
ンス6の1次側巻線に流れる1次側電流が増加した場合
には、該保護回路20を通じてその旨検出し、併せて上
記スイッチング素子5のゲート信号をオフとして、その
スイッチング動作を停止せしめるようにしている。
【0045】すなわち同保護回路20において、比較器
23は、上記FETからなるスイッチング素子5のドレ
イン・ソース間電圧VDSに基づきトランス6の1次側巻
線に流れる電流、すなわちドレイン電流ID を検出する
とともに、その過電流判定を行う回路である。
23は、上記FETからなるスイッチング素子5のドレ
イン・ソース間電圧VDSに基づきトランス6の1次側巻
線に流れる電流、すなわちドレイン電流ID を検出する
とともに、その過電流判定を行う回路である。
【0046】因みに上記FETの場合、そのドレイン・
ソース間のゲートオン状態における抵抗は、図2に示さ
れるような純抵抗特性を示す。したがって、オン状態に
ある同FETのドレイン・ソース間電圧VDSを監視する
ことでそのドレイン電流IDすなわちトランス6の1次
側巻線に流れる電流の過電流判定を行うことができるよ
うになる。
ソース間のゲートオン状態における抵抗は、図2に示さ
れるような純抵抗特性を示す。したがって、オン状態に
ある同FETのドレイン・ソース間電圧VDSを監視する
ことでそのドレイン電流IDすなわちトランス6の1次
側巻線に流れる電流の過電流判定を行うことができるよ
うになる。
【0047】この保護回路20にあって、比較器23に
は、こうしたスイッチング素子(FET)5のドレイン
・ソース間電圧VDSがその反転入力端子(−)に加えら
れるようになっている。
は、こうしたスイッチング素子(FET)5のドレイン
・ソース間電圧VDSがその反転入力端子(−)に加えら
れるようになっている。
【0048】一方、同保護回路20にあって、この比較
器23の他方の入力端子、すなわち非反転入力端子
(+)には、基準値設定回路24及び25を通じて設定
される過電流判定のための基準値Vref1またはVr
ef2が加えられる。
器23の他方の入力端子、すなわち非反転入力端子
(+)には、基準値設定回路24及び25を通じて設定
される過電流判定のための基準値Vref1またはVr
ef2が加えられる。
【0049】ここで、基準値設定回路24は、その過電
流判定用基準値Vref1として、IGスイッチ2によ
る当該DC−DCコンバータへの電源投入直後の過渡期
間に対応してその過電流判定を行うための基準値を設定
する回路であり、基準値設定回路25は、その過電流判
定用基準値Vref2として、それ以降の定常期間に対
応してその過電流判定を行うための基準値を設定する回
路である。このような他励フライバック方式のDC−D
Cコンバータにあっては前述のように、電源投入直後の
過渡時には、その1次側電流として定常時の約2倍の突
入電流が流れるようになるため、これら過電流判定用基
準値Vref1及びVref2も、 Vref1 > Vref2 といった関係にて設定されるようになる。
流判定用基準値Vref1として、IGスイッチ2によ
る当該DC−DCコンバータへの電源投入直後の過渡期
間に対応してその過電流判定を行うための基準値を設定
する回路であり、基準値設定回路25は、その過電流判
定用基準値Vref2として、それ以降の定常期間に対
応してその過電流判定を行うための基準値を設定する回
路である。このような他励フライバック方式のDC−D
Cコンバータにあっては前述のように、電源投入直後の
過渡時には、その1次側電流として定常時の約2倍の突
入電流が流れるようになるため、これら過電流判定用基
準値Vref1及びVref2も、 Vref1 > Vref2 といった関係にて設定されるようになる。
【0050】また、この保護回路20にあって、これら
過電流判定用基準値Vref1及びVref2は、過渡
・定常判定回路27による当該DC−DCコンバータの
上記過渡期間か定常期間かの判定に基づき、基準値切り
換え回路26を通じて、その何れが上記比較器23に付
与されるかが自動切り換えされる。
過電流判定用基準値Vref1及びVref2は、過渡
・定常判定回路27による当該DC−DCコンバータの
上記過渡期間か定常期間かの判定に基づき、基準値切り
換え回路26を通じて、その何れが上記比較器23に付
与されるかが自動切り換えされる。
【0051】過渡・定常判定回路27は、上記入力電圧
(電源電圧)Vinが印加される例えばCR積分器から
なるタイマ回路を有して構成されており、同過渡・定常
判定回路27では、そのCR時定数に基づき積分処理さ
れる上記電圧Vinが所定の電圧に達する時間をもっ
て、当該DC−DCコンバータが定常状態に達した旨を
判定する。なおこの実施形態にあって、同過渡・定常判
定回路27では、意図的にこの判定時間(タイマ時間)
に遅延を持たせ、過渡期間から定常期間への推移を判定
してのち所定の遅延をもって、上記過電流判定用基準値
を基準値Vref1から基準値Vref2に切り換える
ようにしている。これにより同過電流判定用基準値は、
過渡時の突入電流等が完全に収まった状態で、定常時用
のより値の小さい基準値Vref2に切り換わるように
なる。
(電源電圧)Vinが印加される例えばCR積分器から
なるタイマ回路を有して構成されており、同過渡・定常
判定回路27では、そのCR時定数に基づき積分処理さ
れる上記電圧Vinが所定の電圧に達する時間をもっ
て、当該DC−DCコンバータが定常状態に達した旨を
判定する。なおこの実施形態にあって、同過渡・定常判
定回路27では、意図的にこの判定時間(タイマ時間)
に遅延を持たせ、過渡期間から定常期間への推移を判定
してのち所定の遅延をもって、上記過電流判定用基準値
を基準値Vref1から基準値Vref2に切り換える
ようにしている。これにより同過電流判定用基準値は、
過渡時の突入電流等が完全に収まった状態で、定常時用
のより値の小さい基準値Vref2に切り換わるように
なる。
【0052】比較器23では、こうした基準値Vref
1及びVref2に基づき、DC−DCコンバータの過
渡時から定常時の全ての期間に亘って上記スイッチング
素子(FET)5のドレイン・ソース間電圧VDSを監視
し、同DC−DCコンバータの2次側或いは1次側の短
絡等に起因して該電圧VDSが上記基準値Vref1或い
はVref2を超えるとき、過電流である旨を示す判定
信号(論理ローレベル信号)をダイオード28bを介し
てゲートオフ処理回路29に出力する。
1及びVref2に基づき、DC−DCコンバータの過
渡時から定常時の全ての期間に亘って上記スイッチング
素子(FET)5のドレイン・ソース間電圧VDSを監視
し、同DC−DCコンバータの2次側或いは1次側の短
絡等に起因して該電圧VDSが上記基準値Vref1或い
はVref2を超えるとき、過電流である旨を示す判定
信号(論理ローレベル信号)をダイオード28bを介し
てゲートオフ処理回路29に出力する。
【0053】ところで、こうしてスイッチング素子5の
ドレイン・ソース間電圧VDSを監視する場合、同スイッ
チング素子5のゲートオフ期間は同電圧VDSが最大電圧
(=入力電圧Vin)となってしまう。このため同保護
回路20としては、スイッチング素子5のゲートオン期
間を併せ検出し、この検出したゲートオン期間にのみこ
うした過電流判定が能動となる必要がある。
ドレイン・ソース間電圧VDSを監視する場合、同スイッ
チング素子5のゲートオフ期間は同電圧VDSが最大電圧
(=入力電圧Vin)となってしまう。このため同保護
回路20としては、スイッチング素子5のゲートオン期
間を併せ検出し、この検出したゲートオン期間にのみこ
うした過電流判定が能動となる必要がある。
【0054】そこで同保護回路20においては、比較器
21を通じて、上記FETからなるスイッチング素子5
のゲートオン期間を検出するようにしている。すなわち
該比較器21にあって、そのその反転入力端子(−)に
は上記ドライバ4からスイッチング素子5のゲート端子
に印加されるゲート信号が、またその非反転入力端子
(+)には基準値設定回路22を通じて設定される同ゲ
ート信号の能動レベル判定用基準値Vref0がそれぞ
れ入力されるようになっている。このため同比較器21
からは、上記スイッチング素子5のゲートオン期間に対
応して該ゲートオンである旨を示す判定信号(論理ロー
レベル信号)がダイオード28aを介してゲートオフ処
理回路29に出力されるようになる。
21を通じて、上記FETからなるスイッチング素子5
のゲートオン期間を検出するようにしている。すなわち
該比較器21にあって、そのその反転入力端子(−)に
は上記ドライバ4からスイッチング素子5のゲート端子
に印加されるゲート信号が、またその非反転入力端子
(+)には基準値設定回路22を通じて設定される同ゲ
ート信号の能動レベル判定用基準値Vref0がそれぞ
れ入力されるようになっている。このため同比較器21
からは、上記スイッチング素子5のゲートオン期間に対
応して該ゲートオンである旨を示す判定信号(論理ロー
レベル信号)がダイオード28aを介してゲートオフ処
理回路29に出力されるようになる。
【0055】ゲートオフ処理回路29は、上記ゲートオ
ン判定信号、及び過電流判定信号が何れも真であると
き、すなわちダイオード28a及び28bを介して入力
される信号が何れも論理ローレベルとなるとき、上記ド
ライバ4を構成する駆動素子を非能動にするなど、その
駆動動作を停止せしめる回路である。
ン判定信号、及び過電流判定信号が何れも真であると
き、すなわちダイオード28a及び28bを介して入力
される信号が何れも論理ローレベルとなるとき、上記ド
ライバ4を構成する駆動素子を非能動にするなど、その
駆動動作を停止せしめる回路である。
【0056】したがって、FETからなるスイッチング
素子5のオン期間にそのドレイン・ソース間電圧VDSが
上記過電流判定用基準値Vref1或いはVref2を
超える過電流時には、このゲートオフ処理回路14を通
じてドライバ4の駆動動作が停止され、ひいては上記ス
イッチング素子5もそのスイッチング動作が停止され
て、その破壊等から保護されるようになる。
素子5のオン期間にそのドレイン・ソース間電圧VDSが
上記過電流判定用基準値Vref1或いはVref2を
超える過電流時には、このゲートオフ処理回路14を通
じてドライバ4の駆動動作が停止され、ひいては上記ス
イッチング素子5もそのスイッチング動作が停止され
て、その破壊等から保護されるようになる。
【0057】図3は、こうした保護回路20を有する同
実施形態にかかるDC−DCコンバータの動作例を示し
たものであり、次に、同図3を併せ参照して、保護回路
20並びに同実施形態のDC−DCコンバータの動作を
更に詳述する。
実施形態にかかるDC−DCコンバータの動作例を示し
たものであり、次に、同図3を併せ参照して、保護回路
20並びに同実施形態のDC−DCコンバータの動作を
更に詳述する。
【0058】同図3において、図3(a)は、上記IG
スイッチ2の投入タイミング、すなわち入力電圧(電源
電圧)Vinの印加タイミングを示している。こうして
入力電圧VinがDC−DCコンバータに印加されるこ
とによって制御回路3によるデューティ制御が開始さ
れ、ドライバ4からスイッチング素子5に対しては、例
えば図3(b)に示される態様でゲート信号が加えられ
るようになる。
スイッチ2の投入タイミング、すなわち入力電圧(電源
電圧)Vinの印加タイミングを示している。こうして
入力電圧VinがDC−DCコンバータに印加されるこ
とによって制御回路3によるデューティ制御が開始さ
れ、ドライバ4からスイッチング素子5に対しては、例
えば図3(b)に示される態様でゲート信号が加えられ
るようになる。
【0059】スイッチング素子5では、こうして加えら
れるゲート信号に基づきそのスイッチング動作が行わ
れ、該スイッチング動作に伴い、トランス6の1次側及
び2次側にはそれぞれ、図3(c)及び(d)に示され
る態様で電流i1及び電流i2が流れるようになる。す
なわち、トランス6の1次側には、同スイッチング素子
5のオン期間に対応して図3(c)に示されるような1
次側電流i1が流れ、同トランス6の2次側には、前記
整流ダイオード7a、7bによる整流作用が加味され、
同スイッチング素子5のオフ期間に対応して図3(d)
に示されるような2次側電流i2が流れるようになる。
なおこのとき、上記FETからなるスイッチング素子5
にあっては、そのドレイン・ソース間電圧VDSが、上記
1次側電流i1に対応して、図3(e)に示される態様
で変化している。
れるゲート信号に基づきそのスイッチング動作が行わ
れ、該スイッチング動作に伴い、トランス6の1次側及
び2次側にはそれぞれ、図3(c)及び(d)に示され
る態様で電流i1及び電流i2が流れるようになる。す
なわち、トランス6の1次側には、同スイッチング素子
5のオン期間に対応して図3(c)に示されるような1
次側電流i1が流れ、同トランス6の2次側には、前記
整流ダイオード7a、7bによる整流作用が加味され、
同スイッチング素子5のオフ期間に対応して図3(d)
に示されるような2次側電流i2が流れるようになる。
なおこのとき、上記FETからなるスイッチング素子5
にあっては、そのドレイン・ソース間電圧VDSが、上記
1次側電流i1に対応して、図3(e)に示される態様
で変化している。
【0060】そして、前記平滑コンデンサ8a、8bが
設けられた同DC−DCコンバータの出力端からは、上
記2次側電流i2に対応して、図3(f)に示される態
様でその出力電圧Voutが生成出力されるようにな
る。
設けられた同DC−DCコンバータの出力端からは、上
記2次側電流i2に対応して、図3(f)に示される態
様でその出力電圧Voutが生成出力されるようにな
る。
【0061】基本的にはこうした態様でその昇圧動作が
実行されるDC−DCコンバータにあって、上記保護回
路20では、主にその比較器21及び23を通じて、以
下の態様で過電流判定を実行する。
実行されるDC−DCコンバータにあって、上記保護回
路20では、主にその比較器21及び23を通じて、以
下の態様で過電流判定を実行する。
【0062】すなわち同保護回路20にあって、上記ゲ
ート信号については、図3(b)に一点鎖線にて示され
る態様でその能動レベル判定用基準値Vref0を設定
して上記スイッチング素子5のオン期間を検出する。
ート信号については、図3(b)に一点鎖線にて示され
る態様でその能動レベル判定用基準値Vref0を設定
して上記スイッチング素子5のオン期間を検出する。
【0063】一方、同保護回路20にあって、スイッチ
ング素子5の上記ドレイン・ソース間電圧VDSについて
は、図3(e)に同じく一点鎖線にて示される態様で過
電流判定用基準値Vref1及びVref2を設定して
過電流判定を実行する。
ング素子5の上記ドレイン・ソース間電圧VDSについて
は、図3(e)に同じく一点鎖線にて示される態様で過
電流判定用基準値Vref1及びVref2を設定して
過電流判定を実行する。
【0064】ここで上述のように、過電流判定用基準値
Vref1は、電源投入直後の過渡時、定常時の約2倍
の突入電流が流れること(図3(c)参照)を考慮して
その過電流(過電圧)を検出し得る値が設定されてお
り、他方の過電流判定用基準値Vref2は、その後、
定常状態として安定する電流値に対応してその過電流
(過電圧)を検出し得る値に設定されている。
Vref1は、電源投入直後の過渡時、定常時の約2倍
の突入電流が流れること(図3(c)参照)を考慮して
その過電流(過電圧)を検出し得る値が設定されてお
り、他方の過電流判定用基準値Vref2は、その後、
定常状態として安定する電流値に対応してその過電流
(過電圧)を検出し得る値に設定されている。
【0065】また、これら過電流判定用基準値Vref
1及びVref2の切り換えが、図3(f)及び(e)
に示されるように、電源投入後、過渡期間から定常期間
への推移が判定される時間Trefに対して所定の遅延
をもった時間Tswに、すなわち過渡時の突入電流等が
完全に収まったタイミングで行われるようになることも
上述した通りである。
1及びVref2の切り換えが、図3(f)及び(e)
に示されるように、電源投入後、過渡期間から定常期間
への推移が判定される時間Trefに対して所定の遅延
をもった時間Tswに、すなわち過渡時の突入電流等が
完全に収まったタイミングで行われるようになることも
上述した通りである。
【0066】したがって、同保護回路20を通じて、 (A)スイッチング素子5がオン期間にあること。 (B)スイッチング素子5のドレイン・ソース間電圧V
DSが過電流判定用基準値Vref1、或いはVref2
を超えていること。 の論理積条件の成立の有無が判断され、同論理積条件が
成立されたことに基づいてスイッチング素子5の駆動が
禁止されることにより、同スイッチング素子5はその過
電流による破壊等から的確に保護されるようになる。
DSが過電流判定用基準値Vref1、或いはVref2
を超えていること。 の論理積条件の成立の有無が判断され、同論理積条件が
成立されたことに基づいてスイッチング素子5の駆動が
禁止されることにより、同スイッチング素子5はその過
電流による破壊等から的確に保護されるようになる。
【0067】以上説明したように、同実施形態にかかる
過電流保護機能を有するDC−DCコンバータによれ
ば、 (イ)上記検出される1次側電流が過渡期間と定常期間
とで大きく異なる場合であれ、それら期間に応じた各異
なる基準値をもとに過電流判定が行われる。このため、
同DC−DCコンバータの如何なる状態にあっても常に
適正な過電流判定が行われるとともに、前述したソフト
スタートなどによらない迅速な起動を図ることができる
ようになる。
過電流保護機能を有するDC−DCコンバータによれ
ば、 (イ)上記検出される1次側電流が過渡期間と定常期間
とで大きく異なる場合であれ、それら期間に応じた各異
なる基準値をもとに過電流判定が行われる。このため、
同DC−DCコンバータの如何なる状態にあっても常に
適正な過電流判定が行われるとともに、前述したソフト
スタートなどによらない迅速な起動を図ることができる
ようになる。
【0068】(ロ)1次側電流を対象に過電流判定が行
われることから、例えばトランスの1次側巻線が短絡す
るなど、その1次側で短絡が起こった場合でも、スイッ
チング素子5を過電流から的確に保護することができる
ようになる。
われることから、例えばトランスの1次側巻線が短絡す
るなど、その1次側で短絡が起こった場合でも、スイッ
チング素子5を過電流から的確に保護することができる
ようになる。
【0069】(ハ)スイッチング素子5としてFETを
用い、そのドレイン・ソース間電圧VDSから当該FET
に流れる電流、すなわちトランス6の1次側巻線に流れ
る電流を検出することとしたため、前述した分流抵抗は
不要となり、その分、コスト的、またスペース的に有利
となる。またこのため、DC−DCコンバータをはじ
め、これが搭載される装置の小型化も容易となる。ま
た、従来はDC−DCコンバータの出力段に配設されて
いたこの分流抵抗が不要となることで、それによる余分
な電力損失等を考慮する必要もなくなる。
用い、そのドレイン・ソース間電圧VDSから当該FET
に流れる電流、すなわちトランス6の1次側巻線に流れ
る電流を検出することとしたため、前述した分流抵抗は
不要となり、その分、コスト的、またスペース的に有利
となる。またこのため、DC−DCコンバータをはじ
め、これが搭載される装置の小型化も容易となる。ま
た、従来はDC−DCコンバータの出力段に配設されて
いたこの分流抵抗が不要となることで、それによる余分
な電力損失等を考慮する必要もなくなる。
【0070】(ニ)DC−DCコンバータの過渡期間か
ら定常期間への推移を判定してのち所定の遅延をもっ
て、すなわち過渡時の突入電流等が完全に収まった状態
で上記過電流判定用基準値を切り換えるようにしたこと
で、同突入電流等に起因する誤った過電流判定が行わ
れ、ひいてはその起動が不能となるような不都合も確実
に解消されるようになる。等々、多くの優れた効果が奏
せられるようになる。
ら定常期間への推移を判定してのち所定の遅延をもっ
て、すなわち過渡時の突入電流等が完全に収まった状態
で上記過電流判定用基準値を切り換えるようにしたこと
で、同突入電流等に起因する誤った過電流判定が行わ
れ、ひいてはその起動が不能となるような不都合も確実
に解消されるようになる。等々、多くの優れた効果が奏
せられるようになる。
【0071】なお、同実施形態にあっては、FETから
なるスイッチング素子5のドレイン・ソース間電圧VDS
からトランス6の1次側巻線に流れる電流を検出するこ
ととしたが、こうしたDC−DCコンバータの保護回路
としては他に、例えば図4に保護回路30として示すよ
うに、 ・トランス6の1次側巻線に流れる電流の経路に分流抵
抗31を設け、同経路を流れる電流値に対応する電圧信
号を比較器32に取り込んで過電流判定する。といった
構成も有効である。
なるスイッチング素子5のドレイン・ソース間電圧VDS
からトランス6の1次側巻線に流れる電流を検出するこ
ととしたが、こうしたDC−DCコンバータの保護回路
としては他に、例えば図4に保護回路30として示すよ
うに、 ・トランス6の1次側巻線に流れる電流の経路に分流抵
抗31を設け、同経路を流れる電流値に対応する電圧信
号を比較器32に取り込んで過電流判定する。といった
構成も有効である。
【0072】因みにこの場合、上記分流抵抗31を設け
ることによるコスト的、及びスペース的な不利は避け得
ないものの、1次側電流を対象に過電流判定を行い、該
1次側電流が過電流である旨判定されるとき、ゲートオ
フ処理回路37を通じて上記スイッチング素子5の駆動
を停止することは基本的に上記実施形態の場合と同様で
ある。
ることによるコスト的、及びスペース的な不利は避け得
ないものの、1次側電流を対象に過電流判定を行い、該
1次側電流が過電流である旨判定されるとき、ゲートオ
フ処理回路37を通じて上記スイッチング素子5の駆動
を停止することは基本的に上記実施形態の場合と同様で
ある。
【0073】したがってこの場合も、トランス6の1次
側巻線が短絡するなど、その1次側で短絡が起こったと
きであれ、同スイッチング素子5を過電流から保護する
ことはできる。
側巻線が短絡するなど、その1次側で短絡が起こったと
きであれ、同スイッチング素子5を過電流から保護する
ことはできる。
【0074】また、こうした分流抵抗31が1次側電流
の検出手段として配設される同構成によれば、先の図5
に示したような、同分流抵抗がDC−DCコンバータの
出力段に配設される従来の保護回路10に比べ、それに
よる余分な電力損失等が出力電圧Voutに及ぼす影響
も少ない。
の検出手段として配設される同構成によれば、先の図5
に示したような、同分流抵抗がDC−DCコンバータの
出力段に配設される従来の保護回路10に比べ、それに
よる余分な電力損失等が出力電圧Voutに及ぼす影響
も少ない。
【0075】そして同構成の場合、スイッチング素子5
がFETである必要もない。なおこの場合、基準値設定
回路33及び34を通じて設定される過電流判定用基準
値Vref1及びVref2はそれぞれ、先の図3
(c)に示される1次側電流i1の推移に対して設定さ
れることとなる。基準値切り換え回路35、及び過渡・
定常判定回路36は、上記実施形態における基準値切り
換え回路26、及び過渡・定常判定回路27と同様のも
のである。
がFETである必要もない。なおこの場合、基準値設定
回路33及び34を通じて設定される過電流判定用基準
値Vref1及びVref2はそれぞれ、先の図3
(c)に示される1次側電流i1の推移に対して設定さ
れることとなる。基準値切り換え回路35、及び過渡・
定常判定回路36は、上記実施形態における基準値切り
換え回路26、及び過渡・定常判定回路27と同様のも
のである。
【0076】ところで、上記実施形態にあっては、例え
ば電気自動車システムのインバータ制御回路に配設され
て、補機バッテリからインバータ制御回路の内部電源や
電流センサの電源電圧等々を昇圧生成するDC−DCコ
ンバータを想定したが、この発明にかかるDC−DCコ
ンバータは、こうした電気自動車システムへの適用に限
られるものではない。この発明にかかる過電流保護機能
を有するDC−DCコンバータは、スイッチング素子を
用いた他励フライバック方式のものにあって且つ、高速
な起動が望まれるDC−DCコンバータの全てに対し、
上記実施形態に準じたかたちで適用することができる。
ば電気自動車システムのインバータ制御回路に配設され
て、補機バッテリからインバータ制御回路の内部電源や
電流センサの電源電圧等々を昇圧生成するDC−DCコ
ンバータを想定したが、この発明にかかるDC−DCコ
ンバータは、こうした電気自動車システムへの適用に限
られるものではない。この発明にかかる過電流保護機能
を有するDC−DCコンバータは、スイッチング素子を
用いた他励フライバック方式のものにあって且つ、高速
な起動が望まれるDC−DCコンバータの全てに対し、
上記実施形態に準じたかたちで適用することができる。
【図1】この発明のDC−DCコンバータの一実施形態
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図2】FETのVDS−ID 特性を示すグラフ。
【図3】同実施形態のDC−DCコンバータの動作を示
すタイムチャート。
すタイムチャート。
【図4】この発明のDC−DCコンバータの他の例を示
すブロック図。
すブロック図。
【図5】従来のDC−DCコンバータの構成を示すブロ
ック図。
ック図。
1…バッテリ(補機バッテリ)、2…IGスイッチ、3
…制御回路、4…ドライバ、5…半導体スイッチング素
子(FET)、6…トランス、7(7a、7b)…整流
ダイオード、8(8a、8b)…平滑コンデンサ、1
0、20、30…保護回路、11、31…分流抵抗、1
2、21、23、32…比較器、13、24、25、3
3、34…基準値設定回路、14、29、37…ゲート
オフ処理回路、26、35…基準値切り換え回路、2
7、36…過渡・定常判定回路、28(28a、28
b)…ダイオード。
…制御回路、4…ドライバ、5…半導体スイッチング素
子(FET)、6…トランス、7(7a、7b)…整流
ダイオード、8(8a、8b)…平滑コンデンサ、1
0、20、30…保護回路、11、31…分流抵抗、1
2、21、23、32…比較器、13、24、25、3
3、34…基準値設定回路、14、29、37…ゲート
オフ処理回路、26、35…基準値切り換え回路、2
7、36…過渡・定常判定回路、28(28a、28
b)…ダイオード。
Claims (4)
- 【請求項1】トランスと、このトランスの1次側巻線を
介して直流電源に接続される半導体スイッチング素子
と、この半導体スイッチング素子のスイッチング動作に
伴って前記トランスの2次側巻線に誘起される電流を整
流、平滑して直流電圧を生成出力する出力回路とを有
し、この生成出力される直流電圧が所定電圧に維持され
るよう前記半導体スイッチング素子のスイッチング動作
がデューティ制御されるDC−DCコンバータにおい
て、 前記トランスの1次側巻線に流れる電流を検出する1次
側電流検出手段と、 この検出される1次側電流について、当該DC−DCコ
ンバータに対する電源投入直後の過渡期間に対応してそ
の過電流判定を行うための第1の基準値とそれ以降の定
常期間に対応してその過電流判定を行うための第2の基
準値との各別の過電流判定用基準値と比較してその過電
流判定を行う比較器と、 前記過渡期間か前記定常期間かを判定して前記比較器に
付与する前記第1及び第2の過電流判定用基準値を切り
換える過渡・定常判定手段と、 前記比較器により過電流判定が行われるとき、前記半導
体スイッチング素子の駆動を禁止する禁止手段と、 を具えることを特徴とする過電流保護機能を有するDC
−DCコンバータ。 - 【請求項2】前記半導体スイッチング素子は電界効果ト
ランジスタであり、 前記1次側電流検出手段は、この電界効果トランジスタ
のドレイン・ソース間電圧に基づき前記トランスの1次
側巻線に流れる電流を検出するものであり、 前記比較器は、同電界効果トランジスタのゲートオン期
間を併せ判定し、この判定したゲートオン期間にのみ前
記過電流判定を能動とする請求項1記載の過電流保護機
能を有するDC−DCコンバータ。 - 【請求項3】前記1次側電流検出手段は、前記トランス
の1次側巻線に流れる電流の経路に設けられて同電流値
に対応する電圧信号を出力する分流抵抗を有して構成さ
れる請求項1記載の過電流保護機能を有するDC−DC
コンバータ。 - 【請求項4】前記過渡・定常判定手段は、前記過渡期間
から前記定常期間への推移を判定してのち所定の遅延を
もって、前記過電流判定用基準値を前記第1の基準値か
ら前記第2の基準値に切り換える請求項2または3記載
の過電流保護機能を有するDC−DCコンバータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12176196A JPH09308239A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 過電流保護機能を有するdc−dcコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12176196A JPH09308239A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 過電流保護機能を有するdc−dcコンバータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09308239A true JPH09308239A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14819238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12176196A Pending JPH09308239A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 過電流保護機能を有するdc−dcコンバータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09308239A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001352750A (ja) * | 2000-06-08 | 2001-12-21 | Fujitsu Ltd | Dc−dcコンバータ及びdc−dcコンバータ用半導体集積回路装置 |
| KR100595868B1 (ko) * | 2002-07-09 | 2006-07-03 | 로무 가부시키가이샤 | Dc/dc 컨버터 |
| US7468877B2 (en) | 2004-05-06 | 2008-12-23 | Rohm Co., Ltd. | Overcurrent detection circuit and power supply apparatus provided therewith |
| JP2009005435A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Nec Tohoku Ltd | 安定化電源装置 |
| JP2009177949A (ja) * | 2008-01-24 | 2009-08-06 | Sanyo Electric Co Ltd | 電源回路及び電子機器 |
| EP2299570A3 (en) * | 2009-09-17 | 2011-03-30 | Linear Technology Corporation | Dc/dc converter overcurrent protection |
| WO2012167294A1 (de) * | 2011-06-06 | 2012-12-13 | Tridonic Gmbh & Co. Kg | Verfahren zum schalten einer getakteten sperrwandlerschaltung, sperrwandlerschaltung |
| KR101350608B1 (ko) * | 2011-12-22 | 2014-01-13 | 삼성전기주식회사 | 전원 모듈 및 이를 갖는 다중 전원 공급 장치 |
| CN110535100A (zh) * | 2019-10-14 | 2019-12-03 | 江苏为恒智能科技有限公司 | 基于bus电压分档的逆变器保护电路 |
| JP2022063724A (ja) * | 2020-10-12 | 2022-04-22 | ローム株式会社 | 半導体装置、絶縁型スイッチング電源 |
| KR20230095186A (ko) * | 2021-12-21 | 2023-06-29 | 한국씨엔에스 (주) | 크로스 벨트 소터 |
-
1996
- 1996-05-16 JP JP12176196A patent/JPH09308239A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001352750A (ja) * | 2000-06-08 | 2001-12-21 | Fujitsu Ltd | Dc−dcコンバータ及びdc−dcコンバータ用半導体集積回路装置 |
| KR100595868B1 (ko) * | 2002-07-09 | 2006-07-03 | 로무 가부시키가이샤 | Dc/dc 컨버터 |
| US7468877B2 (en) | 2004-05-06 | 2008-12-23 | Rohm Co., Ltd. | Overcurrent detection circuit and power supply apparatus provided therewith |
| JP2009005435A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Nec Tohoku Ltd | 安定化電源装置 |
| JP2009177949A (ja) * | 2008-01-24 | 2009-08-06 | Sanyo Electric Co Ltd | 電源回路及び電子機器 |
| EP2299570A3 (en) * | 2009-09-17 | 2011-03-30 | Linear Technology Corporation | Dc/dc converter overcurrent protection |
| US8345391B2 (en) | 2009-09-17 | 2013-01-01 | Linear Technology Corporation | DC/DC converter overcurrent protection |
| WO2012167294A1 (de) * | 2011-06-06 | 2012-12-13 | Tridonic Gmbh & Co. Kg | Verfahren zum schalten einer getakteten sperrwandlerschaltung, sperrwandlerschaltung |
| KR101350608B1 (ko) * | 2011-12-22 | 2014-01-13 | 삼성전기주식회사 | 전원 모듈 및 이를 갖는 다중 전원 공급 장치 |
| CN110535100A (zh) * | 2019-10-14 | 2019-12-03 | 江苏为恒智能科技有限公司 | 基于bus电压分档的逆变器保护电路 |
| JP2022063724A (ja) * | 2020-10-12 | 2022-04-22 | ローム株式会社 | 半導体装置、絶縁型スイッチング電源 |
| KR20230095186A (ko) * | 2021-12-21 | 2023-06-29 | 한국씨엔에스 (주) | 크로스 벨트 소터 |
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