JPH0930911A - 防ダニ性樹脂組成物および防ダニ性繊維構造物 - Google Patents
防ダニ性樹脂組成物および防ダニ性繊維構造物Info
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- JPH0930911A JPH0930911A JP7185588A JP18558895A JPH0930911A JP H0930911 A JPH0930911 A JP H0930911A JP 7185588 A JP7185588 A JP 7185588A JP 18558895 A JP18558895 A JP 18558895A JP H0930911 A JPH0930911 A JP H0930911A
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Abstract
いがソフトで、ダニ忌避効果およびダニ繁殖抑制効果を
有し、かつ、水洗濯耐久性の高い防ダニ性樹脂組成物お
よび防ダニ性繊維構造物を提供せんとするものである。 【解決手段】本発明の防ダニ性樹脂組成物は、ピレスロ
イド系化合物と、エポキシ変成シリコンオイルとからな
るものであり、また、本発明の防ダニ性繊維構造物は、
かかる防ダニ性樹脂組成物を、繊維構造物の繊維重量に
対し、該化合物に換算して、少なくとも0.01重量%
付与せしめられていることを特徴とするものである。
Description
る樹脂組成物および繊維構造物に関するものである。さ
らに詳細には、水およびドライ洗濯耐久性に優れた防ダ
ニ性能を有する樹脂組成物および繊維構造物に関するも
のである。
禁止となり、近年では、低毒性のピレスロイド系薬剤や
有機系のフェニトロチオンやフェンチオンなどが防虫剤
として用いられている。ピレスロイド系薬剤を防虫剤と
して使用したものは、特開昭55−149202号公
報、特開昭55−149203号公報にサイクロデキス
トリンで包接したものが開示されている。また、特公平
2−55551号公報には、ピレスロイド系殺虫剤およ
び共力剤を、アクリル系合成繊維の製造の際に、湿式紡
糸して延伸、水洗後のゲル膨潤状態時に処理するもの
が、開示されている。さらに、特開昭59−20350
5号公報には、ピレスロイド系殺虫剤を寝具用充填剤な
どに保持させたものが開示されている。
り、防ダニ効果が小さく、風合いが粗硬気味となるなど
の問題点を有していた。
おいて、耐ドライクリ−ニング性と防ダニ効果を改善し
たものを開示したが、水洗濯耐久性に欠けるものであっ
た。
のもとに、より安全性が高く、揮発性がなく、風合いが
ソフトで、ダニ忌避効果およびダニ繁殖抑制効果を有
し、かつ、水洗濯耐久性の高い防ダニ性樹脂組成物およ
び防ダニ性繊維構造物を提供せんとするものである。
めに本発明は、次の構成を有する。すなわち、本発明の
防ダニ性樹脂組成物は、ピレスロイド系化合物と、エポ
キシ変成シリコンオイルとからなるものであり、また、
本発明の防ダニ性繊維構造物は、かかる防ダニ性樹脂組
成物を、繊維構造物の繊維重量に対し、該化合物に換算
して、少なくとも0.01重量%付与せしめられている
ことを特徴とするものである。
造物の上述問題点に鑑み、特に水洗濯耐久性の高い樹脂
組成物、さらには繊維構造物を提供することはできない
か鋭意検討したところ、特定な防ダニ性化合物と樹脂と
の組み合わせ、すなわちピレスロイド系化合物と、エポ
キシ変成シリコンオイルからなる樹脂組成物が、水洗濯
耐久性が高く、かつ、防ダニ性にも優れた性能を発揮す
る樹脂組成物を提供することを究明したものである。
ては、フェノトリン(d−シス菊酸の3−フェノキシベ
ンジルエステルとd−トランス−菊酸の3−フェノキシ
ベンジルエステルとの2:8の混合物)、合成ピレトリ
ン、アレクトリン、フラルトリン、バルトリン、ジメト
リン、および天然ピレトリンなどを使用することができ
る。これらのピレスロイド系化合物の中でも、150℃
以上の高温処理を施しても、揮発性が小さく、また後述
するエポキシ変成シリコーンとの相容性が良く、ダニ忌
避効果、ダニ繁殖抑制効果の洗濯による低下が小さく、
安全性に優れるなどの観点から、つぎの化学式に示すフ
ェノトリンが好ましい。
られているピペロニルブトキサイド、ピペロニルサイク
ロネン、プロピルアイソーム、スルホオキサイド(イソ
サフロールのオクチルスルホオキシド)、サフロキサ
ン、トロピタル、セゾキサン、サイネピリン類などを併
用することにより、防ダニ効果をより高めることが可能
であり好ましい。
は、ピレスロイド系化合物と後述のエポキシ変成シリコ
ーンオイルの割合は、ピレスロイド系化合物1部に対し
エポキシ変成シリコーンオイルを1〜15部にすること
が好ましい。特に好ましい配合割合は、ピレスロイド系
化合物1部に対しエポキシ変成シリコーンオイルが2〜
10部である。
水洗濯に対する耐久性が不十分なものとなる。ピレスロ
イド系化合物1部に対しエポキシ変成シリコーンオイル
が1部未満のものとなると、水洗濯耐久性が低下し、ま
た、15部を越えても水洗濯耐久性が低下し、ヌメリ感
の強い風合いとなり好ましくない。
系化合物とエポキシ変成シリコーンオイルを繊維構造物
に対して付与するに際し、満足する防ダニ性能を得るた
めに、ピレスロイド系化合物を、繊維構造物に対して、
好ましくは少なくとも0.01重量%、さらに好ましく
は多くとも1重量%の割合で付与する。0.01重量%
未満の付与では、防ダニ性が不十分となり、さらに1重
量%を越えて付与すると、風合い変化が大きく、使用用
途によっては人体への毒性が問題となる可能性も考えら
れるので好ましくない。
ーンオイルとは、シリコーンオイルポリマ分子の側鎖に
反応性の官能基であるエポキシ基を有するシリコーンオ
イルであるが、水洗濯に対する耐久性の面で好ましいの
は、反応性の官能基であるエポキシ基と、親水性基であ
るポリオキシアルキレン基とを有する変成シリコーンオ
イルである。かかるエポキシ基とポリオキシアルキレン
基とを有する変成シリコーンオイルにおいて、自己乳化
型のエポキシ変成シリコーンオイルが特に好ましい。か
かるシリコーンオイルは、液安定性にすぐれており、す
なわち、エポキシ変成シリコーンオイルとピレスロイド
系化合物との混合水溶液の相溶性を含めた液の分離や沈
殿物の発生がなく、長時間、混合水溶液の状態が変化せ
ず、加工経時変化のない安定な加工を達成することがで
きる利点がある。
ピレスロイド系化合物との樹脂組成物(混合水溶液)
に、抗菌性能を付与するために、一般の有機系抗菌剤
や、風合い調整剤としてメラミン樹脂や、アミノ変成シ
リコーンオイルなどを添加しても良く、また必要に応じ
防錆剤などを併用しても構わないが、添加量や化合物構
造によっては防ダニ性能を阻害する場合がある。
しては、ポリエステル系、ポリアミド系、アクリル系な
どの合成繊維、レーヨンなどの半合成繊維や、ウール、
綿などの天然繊維が適用でき、これらの単独使用でも混
合使用でもよく、また防ダニ性を有さない通常繊維と混
合してもよい。中でも好ましいのは、上述合成繊維ある
いは上述合成繊維を40重量%以上含む天然繊維との混
合品である。
示するならば、上記したエポキシ変成シリコーンオイル
とピレスロイド系化合物からなる樹脂組成物、さらに必
要に応じ抗菌剤等を添加した樹脂組成物(混合水溶液)
を繊維構造物の重量に対し、該ピレスロイド系化合物の
重量に換算して、少なくとも0.01重量%の目標付与
量となるよう、パディング方式、スプレー方式、浸漬・
遠心脱水方式、コーティング方式などで付与した後、必
要に応じ、80℃〜120℃で予備乾燥後、150℃〜
200℃で熱処理することにより製造することができ
る。
は、布団綿やクッション、椅子などの詰め綿類、畳縁や
畳表の芯糸類、カーペットの地糸やパイル糸類、布団側
地類の縫い糸類、さらには、毛布類、台所やトイレタリ
ー用のカーペットやマット類など、特に洗濯を必要とす
る用途への幅広い展開が可能である。繊維構造物として
は、上述の糸類、編織物類や不織布類である。
る。本発明の防ダニ加工処理剤の防ダニ効果の評価法は
飼料誘引法を用いた。すなわち、高さ30mm、直径2
00mmのシャーレに、コナヒョウヒダニ繁殖中の粉末
飼料(日本クレア(株)製、CF−2)をできるだけ均
一に拡げ、この上に1gの無処理の綿と防ダニ処理した
綿を、それぞれ8cm×8cmの大きさに拡げ、それを
左右対象に1枚つづおいた。
ダニの全く入っていない粉末飼料(水分15重量%)
1.0gを入れた、直径2.8cmの容器を置き、室温
25℃±2℃、湿度70〜80%の範囲に調節したふ卵
器に入れ、40時間放置した後、容器の中の飼料中に這
入したダニ数を食塩水浮遊法で数え忌避率を求めて、防
ダニ効果を評価した。忌避率は、次式で算出した。
綿のダニ数を表す。
示し、実用性の上から忌避率が40%以上であるのが好
ましい。
記防ダニ評価を行った。洗濯方法は次の通り。(洗濯1
0回) 重さが500gになるよう試料を採取し、自動反転渦巻
き式電気洗濯機(東芝VH−1150形と同性能のも
の)の洗濯槽に40±2℃の0.2%弱アルカリ性合成
洗剤(JISK 3371弱アルカリ性・1種)液25
リットルと試料を入れ、強条件で25分間洗濯する。洗
濯機付属の遠心脱水機に試料を移し約30秒間脱水後、
常温水を満たした洗濯槽に移し、水をオーバーフローさ
せながら10分間すすぐ。再び約30秒間脱水後、同条
件で10分間すすぐ。乾燥は、洗濯10回後に風乾にて
行う。かかる方法を2回繰返したものを洗濯10回とす
る。試料が糸、もしくは綿の場合は、洗濯袋に入れ洗濯
する。
50万デニールのトウに対し、ピレスロイド系化合物を
ノニルフェノールのエチレンオキサイド9モル付加物で
乳化し、ピレスロイド系化合物が0.1重量%になるよ
うに、また、バインダーとして、エポキシ変成シリコー
ンオイル:NUCシリコーン FZ−4602(日本ユ
ニカー(株)製)を固形分で0.4重量%になるよう
に、さらに抗菌剤:エレガン264A(日本油脂(株)
製)を固形分として0.06重量%になるように調整し
た水エマルジョン組成物をスプレーで付与した後、51
mmにステープルカットし、次いで175℃で3分間熱
処理を行い、防ダニ布団綿とした。ピレスロイド系化合
物に対するエポキシ変成シリコーンの重量比率は1:
1.4であった。
ノトリン(実施例1)、ピレトリン(実施例2)、アレ
クトリン(実施例3)、フラルトリン(実施例4)を用
いた。配合比はいずれも実施例1と同じにした。
ーレ・シリコーン SF−8421(東レダウコーニン
グ シリコーン(株)製)に変えた(実施例5)。
方法でダニ忌避性を測定したところ、いずれも水洗濯耐
久性の良好な忌避効果を示した(実施例1〜5)。結果
を表1に示す。
ない他は実施例1と同様に処理した(比較例1)。
重量%とし配合比をピレスロイド系化合物1に対し0.
5に変えた他は実施例1と同様に処理した(比較例
2)。
ノ変成シリコーン:ニッカシリコンAMG−40(日華
化学(株)製)を用いた他は実施例1と同様に処理した
(比較例3)。
いずれも十分な防ダニ性(忌避率)を得ることはできな
かった。
ン6からなる編地(実施例6)およびアクリル系合成繊
維からなる編地(実施例7)に対し、ピレスロイド系化
合物をノニルフェノールのエチレンオキサイド9モル付
加物で乳化し、ピレスロイド系化合物が0.1重量%に
なるように、また、バインダーとして、エポキシ変成シ
リコーンオイル:NUCシリコーン FZ−4602
(日本ユニカー(株)製)を固形分で0.4重量%にな
るように、さらに抗菌剤:エレガン264A(日本油脂
(株)製)を固形分として0.06重量%になるように
パディング法で水エマルジョン組成物を付与し、120
℃で3分間乾燥の後、実施例1と同様に評価し、結果を
表2に示す。
るチーズに対し、ピレスロイド系化合物をノニルフェノ
ールのエチレンオキサイド9モル付加物で乳化し、ピレ
スロイド系化合物が0.1重量%になるように、また、
バインダーとして、エポキシ変成シリコーンオイル:N
UCシリコーン FZ−4602(日本ユニカー(株)
製)を固形分で0.4重量%になるように、さらに抗菌
剤:エレガン264A(日本油脂(株)製)を固形分と
して0.06重量%になるように調整した水エマルジョ
ン組成物をパッケージ染色機に入れ、該チーズを浴比
1:10、80℃で20分間浸漬処理し、軽水洗の後、
100℃で乾燥し、実施例1と同様に評価し、結果を表
2に示す。いずれも水洗濯耐久性の良好な忌避効果を示
した。
重量%とし配合比をピレスロイド系化合物1部に対し2
0部に変えた他は実施例1と同様に処理した。得られた
繊維構造物の忌避率よりも、風合の粗硬なものである点
で、商品価値の点でやや問題のあるものであった。
臭気もほとんどなく、しかも水洗濯に対する耐久性の高
い、防ダニ効果を付与した繊維を提供するもので、布団
綿やクッションなどの詰め綿や、布団側地やシーツ類、
毛布やカーペット類、縫い糸類など幅広く適用可能であ
る。しかも、付与方法がスプレー方式、パディング方
式、浴中浸漬方式などが任意適用できるため、生産性の
高いものである。
Claims (7)
- 【請求項1】 ピレスロイド系化合物と、エポキシ変成
シリコンオイルとからなる防ダニ性樹脂組成物。 - 【請求項2】 該ピレスロイド系化合物が、該エポキシ
変成シリコンオイル1〜15部に対して1部配合されて
いるものである請求項1記載の防ダニ性樹脂組成物。 - 【請求項3】 該ピレスロイド系化合物が、フェノトリ
ンである請求項1記載の防ダニ性樹脂組成物。 - 【請求項4】 該エポキシ変成シリコンオイルが、側鎖
にエポキシ基を有するエポキシ変成シリコンオイルであ
る請求項1記載の防ダニ性樹脂組成物。 - 【請求項5】 該エポキシ変成シリコンオイルが、側鎖
にポリオキシアルキレン基を有するエポキシ変成シリコ
ンオイルである請求項4記載の防ダニ性樹脂組成物。 - 【請求項6】 ピレスロイド系化合物と、エポキシ変成
シリコンオイルとからなる防ダニ性樹脂組成物を、繊維
構造物の繊維重量に対し、該化合物に換算して、少なく
とも0.01重量%付与せしめられていることを特徴と
する防ダニ性繊維構造物。 - 【請求項7】 該ピレスロイド系化合物が、エポキシ変
成シリコンオイルとからなる防ダニ性樹脂組成物の繊維
構造物の繊維重量に対し、多くとも1重量%付与せしめ
られている請求項6記載の防ダニ性繊維構造物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18558895A JP3204046B2 (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 防ダニ性樹脂組成物および防ダニ性繊維構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18558895A JP3204046B2 (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 防ダニ性樹脂組成物および防ダニ性繊維構造物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0930911A true JPH0930911A (ja) | 1997-02-04 |
| JP3204046B2 JP3204046B2 (ja) | 2001-09-04 |
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|---|---|---|---|
| JP18558895A Expired - Fee Related JP3204046B2 (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 防ダニ性樹脂組成物および防ダニ性繊維構造物 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3204046B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005299030A (ja) * | 2004-04-14 | 2005-10-27 | Toray Ind Inc | 再生セルロース繊維を含む中わた用繊維材料 |
| JP2019019443A (ja) * | 2017-07-19 | 2019-02-07 | 大阪化成株式会社 | 機能性繊維およびその製造方法 |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP18558895A patent/JP3204046B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2005299030A (ja) * | 2004-04-14 | 2005-10-27 | Toray Ind Inc | 再生セルロース繊維を含む中わた用繊維材料 |
| JP2019019443A (ja) * | 2017-07-19 | 2019-02-07 | 大阪化成株式会社 | 機能性繊維およびその製造方法 |
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| JP3204046B2 (ja) | 2001-09-04 |
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