JPH09309552A - 容器開口部の押えバネ板付き開閉機構 - Google Patents

容器開口部の押えバネ板付き開閉機構

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JPH09309552A
JPH09309552A JP8125126A JP12512696A JPH09309552A JP H09309552 A JPH09309552 A JP H09309552A JP 8125126 A JP8125126 A JP 8125126A JP 12512696 A JP12512696 A JP 12512696A JP H09309552 A JPH09309552 A JP H09309552A
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Japan
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spring plate
opening
passage body
pressing spring
closing mechanism
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JP8125126A
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Tadashi Hagiwara
忠 萩原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用後の廃棄処理に際して容器と一緒にそのま
ま焼却等の廃棄処分をすることができ、使用後は自動的
に開口部が閉じるために容器を掴んだり運んだりしても
こぼれることがないので、保管しておいて何回にも分け
て飲食することが可能な容器開口部の押えバネ板付き開
閉機構を提供しようとするものである。 【解決手段】軟質シートからなる開閉可能な通路体の両
面を一対の押えバネ板で挟み付けるとともに、押えバネ
板を所定の曲率で屈曲させた状態で保持することにより
密着させ、常態では通路体が閉じており、押えバネ板間
の通路体内に棒状体を挿入した時には内側の押えバネ板
が変形して通路体が開き、棒状体を引き抜いたときには
内側の押えバネ板が復元力により外側の押えバネ板に密
着して、通路体が閉じられるようにした容器開口部の押
えバネ板付き開閉機構において、押えバネ板の通路体を
挟着する部分の両側に通路体の長さ方向に沿って固定用
帯片を固着することにより、押えバネ板の両端を固定す
るようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は瓶やPETボト
ル、缶、紙パック等の種々の容器に適用される容器開口
部の押えバネ板付き開閉機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、瓶やPETボトル、缶、紙パック
等の容器の開口部は、容器と異なる材質のキャップを取
り付けたり、プルトップ式の開口部を形成したり、スト
ローを差し込めるようにした蒸着フィルム等からなる封
緘シールを貼付することによって密封されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、瓶やP
ETボトルのように容器と異なる材質のキャップを取り
付けたものにおいては、キャップの容器開口部への取り
付け、取り外しに手間がかかり、散逸しやすいことはも
ちろん、使用後の廃棄処理に際して容器と異なる材質の
キャップの処分に困るという欠点があった。
【0004】またスチール缶やアルミ缶のように、プル
トップ式の開口部を形成したものにおいては、散逸しや
すい上に、一旦開口すると閉じることができないため、
こぼれやすいので運びにくく、保管しておいて何回にも
分けて飲食することが難しいという欠点があった。
【0005】さらに、紙パック等の容器の開口部に蒸着
フィルム等からなる封緘シールを貼付することによっ
て、封緘シールにストローを差し込めるようにしたもの
においては、うかつに紙パックを掴むと内容物がストロ
ーを差し込んだ開口部から噴き出してきてしまって外に
こぼれたり、使用後の廃棄処理に際して容器と異なる材
質の封緘シールの処分に困るという欠点があった。
【0006】この発明の容器開口部の押えバネ板付き開
閉機構は従来例の上記欠点を解消しようとするものであ
り、使用後の廃棄処理に際して容器と一緒にそのまま焼
却等の廃棄処分をすることができ、使用後は自動的に開
口部が閉じるために容器を掴んだり運んだりしてもこぼ
れることがないので、保管しておいて何回にも分けて飲
食することが可能な容器開口部の押えバネ板付き開閉機
構を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明の容器
開口部の押えバネ板付き開閉機構は、軟質シートからな
る開閉可能な通路体の両面を一対の押えバネ板で挟み付
けるとともに、押えバネ板を所定の曲率で屈曲させた状
態で保持することにより密着させ、常態では通路体が閉
じており、押えバネ板間の通路体内に棒状体を挿入した
時には内側の押えバネ板が変形して通路体が開き、棒状
体を引き抜いたときには内側の押えバネ板が復元力によ
り外側の押えバネ板に密着して、通路体が閉じられるよ
うにした容器開口部の押えバネ板付き開閉機構におい
て、押えバネ板の通路体を挟着する部分の両側に通路体
の長さ方向に沿って固定用帯片を固着することにより、
押えバネ板の両端を固定するようにしたことを特徴とす
るものである。
【0008】この発明の容器開口部の押えバネ板付き開
閉機構は、軟質シートからなる開閉可能な通路体の両面
を一対の押えバネ板で挟み付けるとともに、押えバネ板
を所定の曲率で屈曲させた状態で保持することにより密
着させ、常態では通路体が閉じており、押えバネ板間の
通路体内に棒状体を挿入した時には内側の押えバネ板が
変形して通路体が開き、棒状体を引き抜いたときには内
側の押えバネ板が復元力により外側の押えバネ板に密着
して、通路体が閉じられるようにした容器開口部の押え
バネ板付き開閉機構において、通路体の長さ方向に沿っ
て押えバネ板を延長して固定用帯片を形成し、この固定
用帯片を折り畳んで押えバネ板の通路体を挟着する部分
の両側に固着することにより、固定用帯片で押えバネ板
の両端を固定するようにしたことをも特徴とするもので
ある。
【0009】この発明の容器開口部の押えバネ板付き開
閉機構は、上記押えバネ板が、一方の側端部を延長して
押えバネ板よりやや短く形成した牽引手段を備え、牽引
手段の先端の係合片を押えバネ板の対向する端部に係合
させて、押えバネ板が所定の曲率で屈曲させた状態で保
持されるようにしたことをも特徴としている。
【0010】この発明の容器開口部の押えバネ板付き開
閉機構は、上記一対の押えバネ板を、別々に分離して形
成したことをも特徴としている。
【0011】この発明の容器開口部の押えバネ板付き開
閉機構は、上記一方の押えバネ板を、長尺シートを左右
の方向に折り畳んで形成したことをも特徴としている。
【0012】この発明の容器開口部の押えバネ板付き開
閉機構は、上記一方の押えバネ板を、長尺シートを上下
の方向に折り畳んで形成したことをも特徴としている。
【0013】上記容器開口部の押えバネ板付き開閉機構
において、押えバネ板が、プラスチックシート、金属シ
ート、あるいはこれらを構成材料とする複合シートから
選ばれてなることも特徴としている。
【0014】上記容器開口部の押えバネ板付き開閉機構
において、軟質シートからなる開閉可能な通路体が、2
枚の軟質シートを通路の境界部分で貼付したものからな
ることも特徴としている。
【0015】上記容器開口部の押えバネ板付き開閉機構
において、軟質シートが、ゴムシート、プラスチックシ
ート、耐水紙、防水布、アルミ箔あるいはこれらの複合
シートから選ばれていることも特徴としている。
【0016】この発明の容器開口部の押えバネ板付き開
閉機構によれば、使用後の廃棄処理に際して容器と一緒
にそのまま焼却等の廃棄処分をすることができ、使用後
は自動的に開口部が閉じるために容器を掴んだり運んだ
りしてもこぼれることがないので、保管しておいて何回
にも分けて飲食することができる容器開口部の押えバネ
板付き開閉機構を提供することが可能となった。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、この発明の
容器開口部の押えバネ板付き開閉機構の実施の形態につ
いて説明する。
【0018】図1は、この発明の容器開口部の押えバネ
板付き開閉機構(以下開閉機構と称する)を容器に適用
した例を示す概略図である。図中(イ)はポリ袋類の例
を示し、(イ−1)はシート状のポリ袋101にこの発
明の開閉機構111を適用した場合、(イ−2)は円形
の底103を設けたポリ袋102にこの発明の開閉機構
111を適用した場合を示すものである。
【0019】(ロ)は紙パック類の例を示し、(ロ−
1)は果汁飲料等の小さめの紙パック104にこの発明
の開閉機構111を適用した場合、(ロ−2)は牛乳等
の大きめの紙パック105にこの発明の開閉機構111
を適用した場合を示すものである。
【0020】(ハ)は瓶類やPETボトル類の例を示
し、(ハ−1)は清涼飲料等のための小型の瓶106に
この発明の開閉機構111を適用した場合、(ハ−2)
は大型のPETボトル107にこの発明の開閉機構11
1を適用した場合を示すものである。
【0021】(ニ)は紙コップ類の例を示し、蓋109
を備えた紙コップ108の蓋109の部分にこの発明の
開閉機構111を適用した場合を示すものである。
【0022】以下、上記開閉機構111の詳細について
説明する。
【0023】図2は開閉機構111を構成している、軟
質シートからなる開閉可能な通路体を示すものである。
この通路体1は2枚の軟質シートを貼り合わせて作成す
ることができ、通路部分2は筒状に開口することが可能
である。また通路部分2の両側には、下記押えバネ板間
に挟み込んで通路体1を保持するずれ止め片3が形成さ
れている。4はずれ止め片3の位置から突出している通
路体1のガイド部である。
【0024】上記通路体1としては、使用する軟質シー
トを、ゴムシート、プラスチックシート、耐水紙、防水
布、アルミ箔あるいはこれらの複合シートから選ぶこと
が望ましい。
【0025】図2において(イ)は通路体1の通路部分
2が閉じている場合を示し、(ロ)は通路体1の通路部
分2が開いていて、容器の内容物が通過している状態を
示している。
【0026】図3は通路体1の通路部分2を、2枚の軟
質シートを貼り合わせて加熱溶着する場合を示すもので
ある。図において(イ)はガイド部4の反対側に向かっ
てつぼまっているテーパ状の通路部分2を示す。(ロ)
はガイド部4の反対側に向かってつぼまり、さらにその
先は筒状になっている通路部分2を示す。(ハ)はガイ
ド部4の反対側に向かって所定の広さの部分があってか
らつぼまり、さらにその先は筒状になっている通路部分
2を示す。(ニ)はガイド部4と同じ径の筒状に形成さ
れた通路部分2を示す。
【0027】上記通路体1の通路部分2の幅は、挿入す
る棒状体の径に応じて挿入が無理なく行なえ、しかも挿
入した棒状体の周囲に通気可能な余裕を持つ程度のサイ
ズが望ましい。こうすることによって容器に内容物を充
填する際に、棒状体部分から内容物を充填しながら、そ
の周囲から容器内の空気を放出させて充填作業を無理な
く行なわせることができる。
【0028】上記通路体1に通路部分2を形成する手段
としては、2枚の軟質シートを貼り合わせてずれ止め片
3部分で加熱溶着する手段が望ましいが、他の形成手段
でも良いことはもちろんである。ずれ止め片3の溶着に
際しては、通路部分2との境界のみ溶着すれば十分であ
る。
【0029】図4および図5は上記通路体1を挟み込ん
で開閉、特に自動的に密閉させるための押えバネ板の例
を示すものである。図4(イ)、図5(イ)の例ではこ
の押えバネ板5は押えバネ板6(図示せず)と別々に形
成されている。図4(ロ)、図5(ロ)の例ではこの押
えバネ板5,6は長尺シートを左右の方向に折り畳んで
形成されている。図4(ハ)、図5(ハ)の例ではこの
押えバネ板5,6は長尺シートを上下の方向に折り畳ん
で形成されており、押えバネ板5,6の折り畳み部分に
は通路体1のガイド部4を通すためのスリット8が形成
されている。このスリット8の長さや形状は、上記ガイ
ド部4のサイズ等に応じて適宜決定することができる。
ただし、押えバネ板5,6を屈曲させる関係上、内側の
押えバネ板6の開閉反応を損なわないだけの十分な長さ
を持たせることが望ましい。
【0030】また9は、押えバネ板5の一方の側面を延
長してやや短く形成した牽引手段を示し、牽引手段9の
先端の係合片10を押えバネ板5,6の対向する端部に
係合させることにより、押えバネ板5,6を所定の曲率
で屈曲させた状態で保持して密着させることができる。
【0031】図において7は固定用帯片である。この固
定用帯片7は、押えバネ板5の通路体1を挟着する部分
の両側に、通路体1の長さ方向に沿って押えバネ板5を
延長することにより形成されている。そしてこの固定用
帯片7は通路体1の両側に沿って折り畳み、その先端の
折り返し部21を対向する端部に係合させた上、固定用
帯片7を押えバネ板6および通路体1とともに押えバネ
板5に固着する。このようにして押えバネ板5,6を所
定の曲率で曲げた状態で固定することにより、非常に耐
久性に優れた開閉機構111を得ることができる。
【0032】上記固定用帯片7を押えバネ板5,6に固
着する手段としては、接着剤による手段のみならず、熱
溶着等の手段が好適に使用できる。特に熱溶着手段にお
いては、通路体1のずれ止め片3を挟んでスポット的に
熱溶着すればよい。
【0033】なお上記長尺シートの押えバネ板5,6お
よび牽引手段9、固定用帯片7部分はそれぞれ同じ肉厚
であっても、また肉厚を異ならせておいてもよい。通路
体1との関係でいえば、通路体1は柔軟性を要するため
薄手のものを使用し、押えバネ板5,6はその機能上、
所定の肉厚であることを必要とする。もちろん、内側の
押えバネ板6は通路体1よりも厚いものであることが望
ましい。
【0034】上記長尺シートの材質としては、プラスチ
ックプラスチックシート、金属シート、あるいはこれら
を構成材料とする複合シートから選ぶことができる。プ
ラスチックシートの例としては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリエステル、ポリカーボネート等が挙げら
れる。この場合、通路体1を同じ材質とすることが望ま
しい。
【0035】上記長尺シートの厚さとしては、上記ポリ
エチレン等のプラスチックシートを使用した場合、約
0.1〜0.5mmのものを使用することが望ましい。
また押えバネ板5,6の寸法は矩形の場合を例に取れ
ば、横軸:縦軸比率で約2〜1.5:1が望ましい。例
えば、横軸:縦軸の実寸で40mm:25mm、35m
m:20mm、30mm:11mm等の寸法とすること
ができる。
【0036】上記押えバネ板5,6を湾曲させた場合の
曲率半径は、11mm〜40mmが望ましい。小さい曲
率では押えバネ板5,6の通路体1を挟む力が強い上、
棒状体11の挿抜に対する反応がよい。逆に,曲率半径
を大きくしていって押えバネ板5,6の通路体1を挟む
力や、棒状体を挿抜する際の力加減を調整することがで
きる。
【0037】素材的には通路体1および押えバネ板5,
6を構成する長尺シートの何れも単一素材を使用するこ
とが望ましい。例えば日常家庭等で使用される、プラス
チック系、あるいはこれらとアルミ箔等との複合シート
からなる袋と同様の素材が、素材としての汎用性、加工
性、ゴミ化した後の処理性等において、この発明の上記
課題の解決にきわめて好適であることを確認している。
【0038】図6ないし図10に、通路体1を押えバネ
板5,6で挟み込んでこの発明の開閉機構111を構成
した状態を示す。すなわち、図6は押えバネ板5,6を
別々に形成する例における構成を示し、図7は押えバネ
板5,6を長尺シートを左右の方向に折り畳んで形成す
る例における構成を示し、図8は押えバネ板5,6を長
尺シートを上下の方向に折り畳んで形成する例における
構成を示している。
【0039】そして図9(イ)は、図6の例において別
々に形成した押えバネ板5,6を重ね合わせて通路体1
の両側を挟み付けた状態を示し、図9(ロ)は、図7の
例において押えバネ板5,6を構成する長尺シートを左
右の方向に折り畳んで通路体1の両側を挟み付けた状態
を示し、図9(ハ)は、図8の例において押えバネ板
5,6を構成する長尺シートを上下方向に折り畳んで通
路体1の両側を挟み付けた状態を示している。この図9
(ハ)の例では、通路体1の下端をスリット8に挿入す
ることが必要である。
【0040】次に図10(イ)のように固定用帯片7を
押えバネ板6ごしに折り畳み、(ロ)のように固定用帯
片7先端の折り返し部21を押えバネ板5の下端に折り
込んで熱溶着等の手段で固定し、(ハ)のように押えバ
ネ板5を延長して形成した牽引手段9先端の係合片10
を、押えバネ板5の他端に係合して組み付けるのであ
る。
【0041】得た開閉機構111は、(ハ)のように通
路体1が押えバネ板5,6の湾曲に連れて湾曲した状態
で円弧状に保持され、さらに牽引手段9がその弦の位置
にあって円弧状に保持している。このようにしておけ
ば、押えバネ板5,6の形状を固定用帯片7により保持
した上、この牽引手段9により確実にその湾曲を保たせ
ることができ、通路体1を強固に圧着することができ
る。
【0042】そして、上記のように構成したこの発明の
容器開口部の開閉機構の作用について説明する。
【0043】図11および図12は、通路体1にストロ
ーその他の棒状体11を挿入した状態を示している。こ
の開閉機構111は、通路体1の通路部分2の内部に棒
状体11を挿入することにより、押えバネ板5,6によ
り密着していた通路部分2の密着を解いて、通路を確保
せしめるものである。この実施例においてはこのような
棒状体11としてストローを使用してより確実な通路を
確保しようとしている。
【0044】上記作用をより詳細に説明する図13にお
いて、ストローからなる棒状体11の先端を通路体1の
ガイド部4の上端から挿入する。実際には、この部分に
キャップや取り付け口を付けることにより、棒状体11
を挿入しやすい形状としておく。そして、図(イ)から
(ハ)のように徐々に棒状体11を押し下げて行くと、
通路体1の通路部分2は内側の押えバネ板6ごと押し広
げられていく。
【0045】そして棒状体11をさらに押し下げると、
内側の押えバネ板6が棒状体11に沿って全長にわたっ
て押し広げられ、図(ニ)のように容器の内容物が自由
に流通することができるようになる。
【0046】逆に、容器開口部を閉じようとする場合に
は単に棒状体11を引き抜けばよい。すなわち、押えバ
ネ板6が徐々に元の位置に復帰して押えバネ板5に密着
し、通路体1の通路部分2は図(ニ)から(イ)を逆に
たどって、再び全長が自動的に密着することとなる。こ
のとき、容器開口部に設けた開閉機構111に容器内か
ら内容物を押し出そうとする圧力が加わると、押えバネ
板5,6を介して通路体1に圧力が伝達され、通路体1
の通路部分2はより一層密閉される。
【0047】
【発明の効果】この発明の容器開口部の押えバネ板付き
開閉機構によれば、使用後の廃棄処理に際して容器と一
緒にそのまま焼却等の廃棄処分をすることができる。
【0048】使用後は自動的に容器開口部が閉じるため
に容器を掴んだり運んだりしてもこぼれることがないの
で、保管しておいて何回にも分けて飲食することが可能
となった。
【0049】また、上記開閉機構を含めた容器全体を単
一の素材で構成した場合には、製造工程が単純化し、な
おかつゴミ化後の処理が単純化されるのでリサイクル性
の高い容器を提供することができる。
【0050】この発明においては、固定用帯片により押
えバネ板を所定の曲率で曲げた状態で固定することによ
り、非常に耐久性に優れた開閉機構を得ることができ
る。
【0051】さらに、押えバネ板および牽引手段、固定
用帯片を1枚の長尺シートを折り畳んで形成したので、
開閉機構の作成が簡単に行なえるようになり、非常に量
産性に優れた容器開口部の押えバネ板付き開閉機構を提
供することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の容器開口部の押えバネ板付き開閉機
構を容器に適用した例を示す概略図で、(イ)はポリ袋
類の例を示し、(ロ)は紙パック類の例を示し、(ハ)
は瓶類やPETボトル類の例を示し、(ニ)は紙コップ
類の例を示すものである。
【図2】この発明の容器開口部の開閉機構を構成してい
る、軟質シートからなる開閉可能な通路体を示し、
(イ)は通路体の通路部分が閉じている場合、(ロ)は
通路体の通路部分が開いていて、容器の内容物が通過し
ている状態を示す、それぞれ斜視図およびA−A断面図
である。
【図3】(イ)〜(ニ)は、通路体を2枚の軟質シート
を貼り合わせて加熱溶着する場合を示す概略斜視図であ
る。
【図4】(イ)〜(ハ)はそれぞれ押えバネ板の例を示
す斜視図である。
【図5】(イ)〜(ハ)は押えバネ板の折り畳み方を示
す斜視図である。
【図6】押えバネ板に通路体を組み付けるに際し、押え
バネ板を別々に形成する例における構成を示す斜視図で
ある。
【図7】押えバネ板を長尺シートを左右の方向に折り畳
んで形成する例における構成を示す斜視図である。
【図8】押えバネ板を長尺シートを上下の方向に折り畳
んで形成する例における構成を示す斜視図である。
【図9】(イ)〜(ハ)はそれぞれ押えバネ板で通路体
の両側を挟み付けた状態を示す斜視図である。
【図10】(イ)は固定用帯片を押えバネ板ごしに折り
畳んだ状態を示し、(ロ)は固定用帯片先端の折り返し
部を押えバネ板の下端に折り込んで熱溶着等の手段で固
定した状態を示し、(ハ)は押えバネ板を延長して形成
した牽引手段先端の係合片を、押えバネ板の他端に係合
して組み付け、牽引手段が押えバネ板の弦の位置にあっ
て円弧状に保持している状態を示すそれぞれ斜視図であ
る。
【図11】通路体に棒状体を挿入した状態を示す斜視図
である。
【図12】通路体に棒状体を挿入した状態を示す図11
のB−B拡大断面図である。
【図13】(イ)〜(ニ)は通路体に棒状体を挿入した
状態を段階的に示す断面図である。
【符号の説明】 1 通路体 2 通路部分 3 ずれ止め片 4 ガイド部 5,6 押えバネ板 7 固定用帯片 8 スリット 9 牽引手段 10 係合片 11 棒状体 21 折り返し部 101 ポリ袋 102 ポリ袋 103 底 104 紙パック 105 紙パック 106 瓶 107 PETボトル 108 紙コップ 109 蓋 111 開閉機構

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質シートからなる開閉可能な通路体の
    両面を一対の押えバネ板で挟み付けるとともに、押えバ
    ネ板を所定の曲率で屈曲させた状態で保持することによ
    り密着させ、常態では通路体が閉じており、押えバネ板
    間の通路体内に棒状体を挿入した時には内側の押えバネ
    板が変形して通路体が開き、棒状体を引き抜いたときに
    は内側の押えバネ板が復元力により外側の押えバネ板に
    密着して、通路体が閉じられるようにした容器開口部の
    押えバネ板付き開閉機構において、押えバネ板の通路体
    を挟着する部分の両側に通路体の長さ方向に沿って固定
    用帯片を固着することにより、押えバネ板の両端を固定
    するようにしたことを特徴とする容器開口部の押えバネ
    板付き開閉機構。
  2. 【請求項2】 軟質シートからなる開閉可能な通路体の
    両面を一対の押えバネ板で挟み付けるとともに、押えバ
    ネ板を所定の曲率で屈曲させた状態で保持することによ
    り密着させ、常態では通路体が閉じており、押えバネ板
    間の通路体内に棒状体を挿入した時には内側の押えバネ
    板が変形して通路体が開き、棒状体を引き抜いたときに
    は内側の押えバネ板が復元力により外側の押えバネ板に
    密着して、通路体が閉じられるようにした容器開口部の
    押えバネ板付き開閉機構において、通路体の長さ方向に
    沿って押えバネ板を延長して固定用帯片を形成し、この
    固定用帯片を折り畳んで押えバネ板の通路体を挟着する
    部分の両側に固着することにより、固定用帯片で押えバ
    ネ板の両端を固定するようにしたことを特徴とする容器
    開口部の押えバネ板付き開閉機構。
  3. 【請求項3】 押えバネ板が、一方の側端部を延長して
    押えバネ板よりやや短く形成した牽引手段を備え、牽引
    手段の先端の係合片を押えバネ板の対向する端部に係合
    させて、押えバネ板が所定の曲率で屈曲させた状態で保
    持されるようにした請求項1または2に記載の容器開口
    部の押えバネ板付き開閉機構。
  4. 【請求項4】 一対の押えバネ板を、別々に分離して形
    成してなる請求項1ないし3のいずれかに記載の容器開
    口部の押えバネ板付き開閉機構。
  5. 【請求項5】 一方の押えバネ板を、長尺シートを左右
    の方向に折り畳んで形成してなる請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の容器開口部の押えバネ板付き開閉機構。
  6. 【請求項6】 一方の押えバネ板を、長尺シートを上下
    の方向に折り畳んで形成してなる請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の容器開口部の押えバネ板付き開閉機構。
  7. 【請求項7】 押えバネ板が、プラスチックシート、金
    属シート、あるいはこれらを構成材料とする複合シート
    から選ばれてなる請求項1ないし6のいずれかに記載の
    容器開口部の押えバネ板付き開閉機構。
  8. 【請求項8】 軟質シートからなる開閉可能な通路体
    が、2枚の軟質シートを通路の境界部分で貼付したもの
    からなる請求項1ないし7のいずれかに記載の容器開口
    部の押えバネ板付き開閉機構。
  9. 【請求項9】 軟質シートが、ゴムシート、プラスチッ
    クシート、耐水紙、防水布、アルミ箔あるいはこれらの
    複合シートから選ばれてなる請求項1ないし8のいずれ
    かに記載の容器開口部の押えバネ板付き開閉機構。
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