JPH09309668A - プレフィーダ装置 - Google Patents

プレフィーダ装置

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JPH09309668A
JPH09309668A JP12534696A JP12534696A JPH09309668A JP H09309668 A JPH09309668 A JP H09309668A JP 12534696 A JP12534696 A JP 12534696A JP 12534696 A JP12534696 A JP 12534696A JP H09309668 A JPH09309668 A JP H09309668A
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electric wire
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忠 杉野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性に優れると共に、電線送給経路Pの下
流側に配設される切断装置220により引き込まれる点
火ケーブル200の長さ寸法の変化に対しても容易に対
応できるようなプレフィーダ装置を提供すること。 【解決手段】 装置本体10にアーム部35が回転軸3
0を介して揺動自在に支持され、そのアーム部35先端
に第2のプーリ40が回転自在に取付けられている。切
断装置220により点火ケーブル200が所定長さだけ
引き込まれると、第2のプーリ40が可動限界位置Bに
移動するに伴って、回転軸30が回転する。回転軸30
の回転量がエンコーダ60により検出され、制御部は、
エンコーダ60の出力信号に基づいて、第1のプーリ2
0の回転速度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電線送給経路の
上流側に配設された第1の電線加工装置と下流側に配設
された第2の電線加工装置との間に配設され、それら電
線加工装置の電線加工タイミングの差異に基づく両装置
同士の干渉を無くすためのプレフィーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電線送給経路に沿って送給される電線に
対して、第1の電線加工装置及び第2の電線加工装置に
よりそれぞれ異なる電線加工を施す際には、それら各電
線加工装置の電線加工タイミングの差異に基づく両装置
同士の干渉を防ぐために、それら第1の電線加工装置及
び第2の電線加工装置の間にプレフィーダ装置を設ける
必要がある。
【0003】かかるプレフィーダ装置としては、例え
ば、図9ないし図11に示すようなものがある。
【0004】即ち、図9に示すように、自動車の内燃機
関に用いられる点火ケーブル200がドラム255に巻
回されており、この点火ケーブル200が電線送給経路
Pに沿って送給される。そして、電線送給経路Pの上流
側に点火ケーブル200の被覆表面に各気筒番号等を示
すマークを付するためのマーキング装置210が配設さ
れると共に、下流側に点火ケーブル200を所定の長さ
寸法に切断するための切断装置220が配設され、これ
らマーキング装置210と切断装置220との間にプレ
フィーダ装置250が配設されている。
【0005】上記マーキング装置210は、電線送給経
路Pに沿って配設された一対のマーキングロール(図示
省略)により当該点火ケーブル200を挟み込んでその
点火ケーブルの被覆表面にマークを付するもので、その
マークをむら無く綺麗に付するためには、マーキング装
置210において点火ケーブル200の送給が停止され
ることなく連続的に送給されている必要がある。
【0006】また、切断装置220は、点火ケーブル2
10を所定長さ寸法ずつ引き込んで、引き込んだ点火ケ
ーブル200を切断し、切断された点火ケーブル200
を順次コンベア225を介して外部へ搬出するものであ
るため、この切断装置220においては、電線送給経路
P上の点火ケーブル200が断続的に所定長さ寸法ずつ
引き込まれる。
【0007】従って、このプレフィーダ装置250は、
切断装置220においては点火ケーブル200を断続的
に所定長さ寸法ずつ引き込む一方、マーキング装置21
0においては連続的に点火ケーブル200が送給される
ようにして両装置210,220同士の干渉をなくすこ
とが要求され、図10及び図11に示すように構成され
ている。
【0008】即ち、プレフィーダ装置250は、電線送
給経路P上に配設された装置本体260と、装置本体2
60の後側上部に回転自在に支持され図示省略のモータ
によって回転駆動される第1のプーリ270と、第1の
プーリよりも前方位置で装置本体260に回転軸280
を介して揺動自在に支持されたアーム部285と、この
アーム部285先端に支軸290を介して回転自在に支
持されてアーム部285の揺動に伴い原点位置Aと可動
限界位置Bとの間を往復移動自在とされた第2のプーリ
295とから構成される。
【0009】この場合、上記第1のプーリ270は、そ
れぞれ径が異なる3つの大プーリ部272、中プーリ部
274、小プーリ部276とを有し、マーキング装置2
10より供給された点火ケーブル200は、この各プー
リ部272,274,276のうちのいずれかひとつに
巻掛けられた後、第2のプーリ295に巻掛けられて切
断装置220に送給される。
【0010】また、上記アーム部285は図示省略の付
勢手段により前方に回転付勢されており、モータにより
回転駆動された第1のプーリ270により点火ケーブル
200が上流側のマーキング装置210から連続的に引
き出される一方、その点火ケーブル200が第1及び第
2のプーリ270,295を経て下流側の切断装置22
0により所定の長さ寸法ずつ断続的に引き込まれると、
このとき生じるマーキング装置210と切断装置220
間の電線長の変動に応じてその変動を吸収するようにア
ーム部285が揺動して第2のプーリ295が原点位置
Aと可動限界位置Bとの間を往復移動するように構成さ
れている。
【0011】また、アーム部285の回転軸280には
可変抵抗器が取付けられ、アーム部285の揺動に伴い
その回転軸280が回転すると、可変抵抗器の抵抗値が
比例して変化する。そして、この抵抗値の変化によりイ
ンバータを介して第1のプーリ270を回転駆動させる
ためのモータの回転速度が制御される。
【0012】即ち、第1のプーリ270の回転速度は、
図12に示すように、回転軸280の回転量と比例する
ように制御されており、第2のプーリ295が可動限界
位置B側に近づいた場合には、第1のプーリ270の回
転速度が大きくなるように制御される一方、第2のプー
リ295が原点位置A近くにあるときは、第1のプーリ
295の回転速度が小さくなるように制御され、マーキ
ング装置210においては、切断装置220の電線の引
き込みタイミング及び引き込まれる所定長さ寸法の大小
に拘わらず常に連続的に送給されるように構成されてい
る。
【0013】また、切断装置220によって切断される
点火ケーブル200の長さ寸法、即ち、切断装置220
によって引き込まれる点火ケーブル200の長さ寸法が
異なる場合には、上述のように第1のプーリ270の回
転速度を回転軸280の回転量に比例させて変化させる
のみでは不十分であるため、その引き込まれる点火ケー
ブル200の長さ寸法に応じて点火ケーブル200を第
1のプーリ270の各プーリ部272,274,276
のいずれかに掛け替えることにより、第1のプーリ27
0による点火ケーブル200の送給速度を変化させて対
応している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述のような
プレフィーダ装置250では、可変抵抗器を用いて第1
のプーリ270の回転速度を制御するようにしているた
め以下に述べるような問題が生じる。
【0015】すなわち、可変抵抗器は、摺動子を抵抗部
材上に摺動させて抵抗値を変化させる構造であるため耐
久性に欠き、このプレフィーダ装置のように1日に何千
何万回もの往復移動を繰り返すような条件で用いるには
適さないという問題がある。
【0016】加えて、可変抵抗器の劣化により部品交換
を行う際には、第2のプーリ290が原点位置Aにある
状態で所定の抵抗値が得られるように可変抵抗器を回転
軸280に対し精度良く取付ける必要があり、その取付
作業が煩雑であるという問題がある。
【0017】さらに、切断装置220により引き込まれ
る点火ケーブル200の長さ寸法に応じて点火ケーブル
200を第1のプーリ270の各プーリ部272,27
4.276に掛け替える必要があるという問題も生じ
る。
【0018】そこで、この発明は上述したような各問題
を解決すべくなされたもので、耐久性に優れると共に、
下流側に配設される第2の電線加工装置により引き込ま
れる電線の長さ寸法の変化に対しても容易に対応できる
プレフィーダ装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の請求項1記載のプレフィーダ装置は、電
線送給経路の上流側に配設され連続的に送給される電線
に加工を施す第1の電線加工装置と下流側に配設され断
続的に引き込んだ電線に加工を施す第2の電線加工装置
との間に配設された装置本体と、この装置本体の所定位
置に回転自在に支持された第1のプーリと、前記第1の
プーリを回転駆動させるための回転駆動手段と、前記第
1のプーリよりも前記第1の電線加工装置側で前記装置
本体に揺動自在に支持されたアーム部と、このアーム部
先端に回転自在に支持されて前記アーム部の揺動に伴い
前記第1の電線加工装置側の原点位置と前記第1のプー
リ側の可動限界位置との間を往復移動自在とされた第2
のプーリと、前記第1のプーリを前記原点位置側に位置
させる方向に回転付勢するための付勢手段とを有し、前
記第1の電線加工装置より送給される電線が前記第1の
プーリから前記第2のプーリを経て前記第2の電線加工
装置に送給され、前記回転駆動手段により前記第1のプ
ーリを連続的に回転駆動させて電線を前記第1の電線加
工装置から引き込む一方、その電線を前記第2の電線加
工装置により断続的に引き込ませることにより、前記第
1の電線加工装置と前記第2の電線加工装置間に生じる
電線長の変動を、前記アーム部の揺動により吸収しなが
ら電線送給を行うようにしたプレフィーダ装置であっ
て、前記アーム部の回転軸の回転量に応じた信号を出力
するエンコーダと、前記エンコーダの出力信号に基づき
前記第2のプーリが前記可動限界位置に近づくにつれて
前記第1のプーリの回転速度を速くするするように前記
回転駆動手段を制御する制御部とを備えたことを特徴と
する。
【0020】また、請求項2記載のように、前記制御部
が、前記アーム部の回転軸の回転量に対し前記第1のプ
ーリの前記回転駆動手段の回転速度が比例するように、
前記回転駆動手段を制御してもよい。
【0021】なお、請求項3記載のように、前記制御部
が、前記第2の電線加工装置により1度の引込動作で引
き込まれる電線の長さ寸法が大きくなると前記回転軸の
回転量に対する前記第1のプーリの回転速度の比例係数
が大きくなるように、前記回転駆動手段を制御してもよ
い。
【0022】さらに、請求項4記載のように、前記装置
本体に前記第2のプーリが前記原点位置に復帰したこと
を検出するための原点位置検出用センサを設け、前記エ
ンコーダが、その原点位置検出用センサにより前記第2
のプーリが前記原点位置に復帰したことを検出した位置
を基準位置として、前記アーム部の回転軸の回転量を検
出するようにしてもよい。
【0023】また、請求項5記載のように、前記装置本
体に第2のプーリが前記可動限界位置にまで移動したこ
とを検出するための限度位置検出用センサを設けてもよ
い。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる一実施形
態のプレフィーダ装置について説明する。
【0025】このプレフィーダ装置は、図9において説
明した従来のプレフィーダ装置と同様に、電線送給経路
Pの上流側に配設されたマーキング装置210と下流側
に配設された切断装置220との間に配設されている。
なお、これらマーキング装置210及び切断装置220
については既に説明したものと同様構成であるのでここ
ではその説明を省略する。
【0026】プレフィーダ装置は、図1及び図2に示す
ように、電線送給経路Pに沿って配設された装置本体1
0と、装置本体10の後側上部に設けられた第1のプー
リ20と、第1のプーリの前方位置で装置本体10に回
転軸30を介して揺動自在に支持されたアーム部35
と、このアーム部35先端に回転自在に支持されてアー
ム部35の揺動に伴い原点位置Aと可動限界位置B間を
往復移動自在とされた第2のプーリ40と、アーム部3
5を装置本体10の前方に向け回転付勢するための付勢
手段70と、回転軸30の回転量を検出するためのエン
コーダ60と、エンコーダ60の出力信号に基づき第1
のプーリ20の回転速度を制御する制御部(後述する)
とを備える。
【0027】上記第1のプーリ20は、装置本体10の
後側上部に駆動軸22を介して回転自在に支持されると
共に、装置本体10内部に設けられた図示省略の回転駆
動手段としてのモータ(図1及び図2では図示省略)に
より回転駆動されるように構成されている。また、第1
のプーリ20の後方位置には、揺動アーム26先端に回
転自在に支持された押さえプーリ24が配設され、この
揺動アーム26は、装置本体10に揺動軸27を介して
揺動自在に支持されて、押さえプーリ24が第1のプー
リ20周面に圧接する方向に回転付勢されている。従っ
て、第1のプーリ20に点火ケーブル200を巻掛け、
押さえプーリ24により点火ケーブル200を第1のプ
ーリ20周面に押付けた状態で第1のプーリ20を回転
駆動させると、点火ケーブル200は、第1のプーリ2
0に対しすべりを生じることなく、精度良く送給され
る。
【0028】また、上記第2のプーリ40を支持するア
ーム部35は、装置本体10の前側下部の一側から他側
にかけて貫通状に設けられた回転軸30の両端に連結さ
れたこの字状のアーム本体36を有し、このアーム本体
36の上杵37より上方に突設された突片38に第2の
プーリ40が回転自在に取付けられている。そして、ア
ーム部35の揺動に伴い、第2のプーリ40が、装置本
体10前側上方の原点位置Aと装置本体10のほぼ中央
部上方でかつ第1のプーリ20よりも若干前方である可
動限界位置Bとの間を往復移動自在とされている。
【0029】また、アーム部35を装置本体10の前方
に回転付勢するための付勢手段70は、装置本体10の
内部において回転軸30に上方突出状に取付けられた連
結片72と、この連結片72先端と装置本体10の後部
間に掛け渡すようにして取付けられた付勢シリンダ74
とから構成される。付勢シリンダ74は、常時そのピス
トンロッドを突出する方向に付勢しており、これにより
連結片72,回転軸30を介しアーム部35が前方に回
転付勢されて第2のプーリ40が原点位置A側に付勢さ
れる。
【0030】また、エンコーダ60は、図3及び図4に
示すように、装置本体10内部において回転軸30の後
方位置に配置され、回転軸30にはスプロケット62が
取付けられると共にエンコーダ60のロータ軸64にも
スプロケット66が取付けられて、両スプロケット6
2,66間にチェーン68が巻掛けられ、回転軸30の
回転量がスプロケット62,チェーン68,スプロケッ
ト66を介してエンコーダ60のロータ軸64に伝達さ
れるように構成されている。従って、第2のプーリの移
動に伴って回転軸30が回転すると、エンコーダ60か
らその回転量に応じたパルス信号が出力される。
【0031】また、装置本体10の後部上方であってか
つ第1のプーリ20の上方位置には、回転軸82を介し
て第3のプーリ80が回転自在に支持されると共に、装
置本体10のほぼ中央部には、それぞれガイドプーリ8
6,88が回転自在に取付けられている。
【0032】そして、マーキング装置210より送給さ
れる点火ケーブル200は、ガイドプーリ86,88を
経て第1のプーリ20に巻掛けられ、ついで第2のプー
リ40,第3のプーリ80に巻掛けられた後、再度第2
のプーリ40に巻掛けられて、切断装置220に送給さ
れる。
【0033】なお、点火ケーブル200を第3のプーリ
80に巻掛けた後、再度第2のプーリ40に巻掛けるこ
となく、切断装置220に送給するようにしてもよい
が、ここでは後述するようにより多くの点火ケーブル2
00を第2のプーリ40及び第3のプーリ80間に蓄積
することができるように、上述の如く巻掛けている。
【0034】また、第2のプーリ40が原点位置Aと可
動限界位置Bに位置したことを検出機構130が、図2
及び図5に示すように、装置本体10の右側面に設けら
れている。この検出機構130は、アーム部35のアー
ム本体36の左側杵36aに略L字状の連結部材112
を配している。また、連結部材112の後方位置におい
て、装置本体10左側面に取付けられた一対のガイド部
材124により摺動部材120が前後方向に進退自在に
保持され、この摺動部材120と連結部材112間にリ
ンク部材122が取付けられて、アーム部35の揺動運
動が連結部材112,リンク部材122を介して摺動部
材120の進退運動に変換されるように構成されてい
る。さらに摺動部材120の後端には被検出体126が
取付けられ、第2のプーリが原点位置Aに位置したとき
に、上記被検出体126を検出する原点位置検出センサ
102と、第2のプーリが可動限界位置Bに位置したと
きに上記被検出体126を検出する限界位置検出用セン
サ104が、ブラケット106を介して装置本体10に
取付けられている。
【0035】図6は、上記プレフィーダ装置の回路ブロ
ック図であり、制御部150には、上述したエンコーダ
60,原点位置検出用センサ102及び限界位置検出用
センサ104の出力信号が入力されると共に、切断装置
220から点火ケーブル200の切断長に応じた切断長
モード信号が入力されるように構成されている。
【0036】制御部150は、上記各信号に基づき、第
1のプーリ20駆動用のモータであるモータ170の回
転速度の制御を行う。
【0037】この場合、制御部150では、第2のプー
リ40が原点位置Aに復帰状態とされて原点位置検出用
センサ102から原点位置検出信号が入力されると、そ
の位置を基準位置としてエンコーダ60より入力される
パルス信号のパルス数がカウントされて、回転軸20の
回転量が求められる。
【0038】上記第1のプーリ20を回転駆動させるモ
ータ170の回転速度は、これら回転軸30の回転量及
び切断装置220より入力された切断長モード信号に基
づいて制御される。即ち、図7に示すように、制御部1
50のメモリ内には予め上記切断長モード信号に対応す
る切断長L1,L2,L3(L1<L2<L3)に応じ
てそれぞれ回転軸30の回転量とモータ170の回転速
度との関係を示す速度パターン(l1,l2,l3)が
記憶されている。これら各速度パターンはそれぞれ、回
転軸30の回転量が大きくなるとモータの回転速度が大
きくなる比例関係にあり、また、切断長L1,L2,L
3が大きくなると、比例係数が大きくなるように設定さ
れている。制御部150では、切断装置220より入力
される切断長モード信号に基づき上記速度パターン(l
1,l2,l3)のうちのひとつを選択し、選択された
速度パターンと、エンコーダ60より入力される回転軸
30の回転量とに基づいてモータ170の回転速度を決
定し、インバータ160に上記回転速度に応じた速度指
令を与えてモータ170の回転速度を制御する。
【0039】なお、この速度パターンは、図8に示すよ
うに、回転軸30の回転量が所定以下であるときは、モ
ータ170の回転速度を一定にして、所定以上になった
ときから、回転軸30の回転量とモータ170の回転速
度とを比例関係にするようにしてもよい。
【0040】また、制御部150のメモリには、第2の
プーリ40が可動限界位置Bにまで移動した位置と対応
する限界回転量が記憶されており、上述のようにして求
められた回転軸30の回転量が限界回転量を越えたとき
に、制御部150からインターロック信号が出力されて
プレフィーダ装置、マーキング装置210及び切断装置
220の動作が停止されるように構成されている。
【0041】さらに、装置本体10側面に設けられた限
度位置検出用センサ104より被検出体104が検出さ
れたときにも同様に、制御部150からインターロック
信号が出力されてプレフィーダ装置,マーキング装置2
10及び下流側の切断装置220の駆動が停止されるよ
うに構成されている。
【0042】以上のように構成されたプレフィーダ装置
の動作について説明する。
【0043】まず、マーキング装置210より供給され
る点火ケーブル200をプレフィーダ装置のガイドプー
リ86,88を経て第1のプーリ20に巻掛け、さらに
第2のプーリ40から第3のプーリ80さらに再度第2
のプーリ40に巻掛けた後、切断装置220に送給す
る。このとき、第2のプーリ40は原点位置Aに位置し
ている。
【0044】この状態で、切断装置220側で点火ケー
ブル200の切断長が入力されると、その切断長に応じ
た切断長モード信号がプレフィーダ装置の制御部150
に与えられる。これに応じて制御部150では、メモリ
内に記憶された速度パターン(図7)の中から切断量に
応じた速度パターンが選択される。そして、切断装置2
20の切断動作に伴いその切断長に応じた長さ寸法だけ
点火ケーブル200がプレフィーダ装置から切断装置2
20に引き込まれると、第2のプーリ40が付勢シリン
ダ74の付勢力に抗して原点位置Aから可動限界位置B
へ向けて移動する。この移動に伴い回転軸30が回転
し、その回転量がエンコーダ60により検出されて制御
部150に与えられるため、制御部150では上記選択
された速度パターンに基づきモータ170の回転速度を
決定し、インバータ160を介しモータ170の回転速
度、即ち、第1のプーリの回転速度を制御する。
【0045】このように回転速度が制御された第1のプ
ーリ40の回転により、その回転速度に応じた送給速度
でマーキング装置210より点火ケーブル200が引き
出され第1のプーリ40に向けて送給される。その結
果、第2のプーリ40が徐々に原点位置A側に復帰し、
上述したように第2のプーリ40が原点位置Aに近づく
につれてモータ170の回転速度が遅くなるため、第2
のプーリ40の原点位置Aへの移動速度も遅くなる。
【0046】そして、第2のプーリ40が原点位置へ復
帰する前に切断装置220により再び点火ケーブル22
0が引き込まれ、第2のプーリ40が可動限界位置Bへ
向け移動して上記動作が繰り返される。
【0047】なお、上記動作の途中で装置のトラブル等
により、第2のプーリ40が原点位置Aに復帰した場合
には、その復帰が原点位置検出用センサ102二よる被
検出体126の検知により検出されて制御部150によ
り各装置の動作が直ちに停止される。
【0048】また、第2のプーリ40が可動限界位置B
にまで到達した場合には、回転軸30の回転量が限界回
転量に達することにより、又は限度位置検出用センサ1
04二よる被検出体126の検知により検出されて、制
御部150により各装置の動作が直ちに停止される。
【0049】なお、切断装置220により切断される点
火ケーブル200の切断長が変更された場合には、異な
る切断長モード信号が制御部150に入力され、新たな
切断長に対応する速度パターン(図7)が選択されて上
述との同様の動作が行われる。
【0050】以上のように構成されたプレフィーダ装置
によると、回転軸30の回転量を検出するためにエンコ
ーダ60を用いているため、従来のように可変抵抗器を
用いる場合に比べて耐久性に優れる。
【0051】また、原点位置検出用センサ102により
原点位置が検出された位置をエンコーダ60の基準位置
として、回転軸30の回転量を検出しているため、その
回転量の検出が正確に行われる。そして、その検出され
た回転量に基づいて制御されるモータ170の回転速度
は、その回転量と比例する関係に限られず種々の速度パ
ターンでの制御が可能となる。
【0052】さらに、回転軸30の回転量が所定の限界
回転量を越えた場合、及び限度位置検出センサ104に
より被検出体126が検知された場合に、それぞれ制御
部150よりインターロック信号を出力して各装置の動
作を停止するようにしているため、各装置の動作の安全
性に優れる。
【0053】また、切断装置220から入力された切断
長モード信号に基づいて、その切断長が大きくなればな
るほど回転軸30の回転量とモータの回転速度との比例
係数が大きくなるようにしているため、従来のように切
断装置220により切断される切断長さ寸法に応じて径
の異なるプーリに掛け替える必要が無く、作業性に優れ
る。
【0054】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1又は
2記載のプレフィーダ装置によると、前記アーム部の回
転軸の回転量に応じた信号を出力するエンコーダを備
え、このエンコーダの出力信号に基づき第2のプーリが
可動限界位置に近づくにつれてつれて第1のプーリの回
転速度を速くするように回転駆動手段を制御するように
しているため、従来のように可変抵抗器を用いて回転軸
の回転量を検出している場合に比べて、耐久性に優れ
る。さらに、エンコーダからの出力信号に基づいて回転
駆動手段の回転速度を制御することにより、各電線加工
装置間に生じる電線長の変動に容易に対応することが可
能となる。
【0055】また、請求項3記載のように、前記制御部
が、前記第2の電線加工装置により1度の引込動作で引
き込まれる電線の長さ寸法が大きくなると前記回転軸の
回転量に対する前記第1のプーリの回転速度の比例係数
が大きくなるように、前記回転駆動手段を制御すれば、
その引き込まれる所定長さ寸法に応じて容易に幅広く対
応することができる。
【0056】さらに、請求項4記載のように、前記装置
本体に前記第2のプーリが前記原点位置に復帰したこと
を検出するための原点位置検出用センサを設け、前記エ
ンコーダが、その原点位置検出用センサにより前記第2
のプーリが前記原点位置に復帰したことを検出した位置
を基準位置として、前記アーム部の回転軸の回転量を検
出するようにすれば、基準位置がずれるようなことがな
く、正確な回転量の検出を行うことができる。
【0057】なお、請求項5記載のように、前記装置本
体に第2のプーリが前記可動限界位置にまで移動したこ
とを検出するための限度位置検出用センサを設ければ、
これにより第2のプーリが前記可動限界位置にまで移動
したことを検出された際に、プレフィーダ装置、第1及
び第2の電線加工装置を停止させることができ、各装置
動作の安全性を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる一実施形態のプレフィーダ装
置を示す一部破断側面図である。
【図2】同上のプレフィーダ装置を示す平面図である。
【図3】同上のプレフィーダ装置の内部構造を示す要部
拡大図である。
【図4】同上のプレフィーダ装置の内部構造を示す平面
図である。
【図5】同上のプレフィーダ装置を示す側面図である。
【図6】同上のプレフィーダ装置の回路ブロック図であ
る。
【図7】回転軸の回転量とモータの回転速度との関係を
示す図である。
【図8】回転軸の回転量とモータの回転速度との関係を
示す図である。
【図9】マーキング装置とプレフィーダ装置と切断装置
との配置関係を示す図である。
【図10】従来のプレフィーダ装置を示す側面図であ
る。
【図11】同上の従来のプレフィーダ装置を示す正面図
である。
【図12】従来の回転軸の回転量とモータの回転速度と
の関係を示す図である。
【符号の説明】
10 装置本体 20 第1のプーリ 35 アーム部 40 第2のプーリ 60 エンコーダ 74 付勢シリンダ 150 制御部 170 モータ 200 点火ケーブル 210 マーキング装置 220 切断装置 A 原点位置 B 可動限界位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線送給経路の上流側に配設され連続的
    に送給される電線に加工を施す第1の電線加工装置と下
    流側に配設され断続的に引き込んだ電線に加工を施す第
    2の電線加工装置との間に配設された装置本体と、この
    装置本体の所定位置に回転自在に支持された第1のプー
    リと、前記第1のプーリを回転駆動させるための回転駆
    動手段と、前記第1のプーリよりも前記第1の電線加工
    装置側で前記装置本体に揺動自在に支持されたアーム部
    と、このアーム部先端に回転自在に支持されて前記アー
    ム部の揺動に伴い前記第1の電線加工装置側の原点位置
    と前記第1のプーリ側の可動限界位置との間を往復移動
    自在とされた第2のプーリと、前記第1のプーリを前記
    原点位置側に位置させる方向に回転付勢するための付勢
    手段とを有し、 前記第1の電線加工装置より送給される電線が前記第1
    のプーリから前記第2のプーリを経て前記第2の電線加
    工装置に送給され、 前記回転駆動手段により前記第1のプーリを連続的に回
    転駆動させて電線を前記第1の電線加工装置から引き込
    む一方、その電線を前記第2の電線加工装置により断続
    的に引き込ませることにより、前記第1の電線加工装置
    と前記第2の電線加工装置間に生じる電線長の変動を、
    前記アーム部の揺動により吸収しながら電線送給を行う
    ようにしたプレフィーダ装置であって、 前記アーム部の回転軸の回転量に応じた信号を出力する
    エンコーダと、前記エンコーダの出力信号に基づき前記
    第2のプーリが前記可動限界位置に近づくにつれて前記
    第1のプーリの回転速度を速くするするように前記回転
    駆動手段を制御する制御部とを備えたことを特徴とする
    プレフィーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記アーム部の回転軸の
    回転量に対し前記第1のプーリの前記回転駆動手段の回
    転速度が比例するように、前記回転駆動手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載のプレフィーダ装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記第2の電線加工装置
    により1度の引込動作で引き込まれる電線の長さ寸法が
    大きくなると前記アーム部の回転軸の回転量に対する前
    記第1のプーリの回転速度の比例係数が大きくなるよう
    に、前記回転駆動手段を制御することを特徴とする請求
    項2記載のプレフィーダ装置。
  4. 【請求項4】 前記装置本体に前記第2のプーリが前記
    原点位置に復帰したことを検出するための原点位置検出
    用センサが設けられ、 前記エンコーダは、その原点位置検出用センサにより前
    記第2のプーリが前記原点位置に復帰したことを検出し
    た位置を基準位置として、前記アーム部の回転軸の回転
    量を検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載のプレフィーダ装置。
  5. 【請求項5】 前記装置本体に第2のプーリが前記可動
    限界位置にまで移動したことを検出するための限度位置
    検出用センサが設けられたことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載のプレフィーダ装置。
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