JPH093096A - 新規なn−メチルプロリン誘導体 - Google Patents
新規なn−メチルプロリン誘導体Info
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- JPH093096A JPH093096A JP8115224A JP11522496A JPH093096A JP H093096 A JPH093096 A JP H093096A JP 8115224 A JP8115224 A JP 8115224A JP 11522496 A JP11522496 A JP 11522496A JP H093096 A JPH093096 A JP H093096A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 細胞成長抑制作用及び/又は抗新生物作用を
有しており、抗癌、抗腫瘍剤として有用な化合物を提供
する。 【解決手段】 本発明は一般式 【化1】 式中、Aは水素原子又は 【化2】 を表わし、ここでYは水素原子又は−COR1を表わ
し、R1はヒドロキシ基、低級アルコキシ基、アラルキ
ルオキシ基又は−NR2R3(ここで、R2及びR3は同一
もしくは相異なり、それぞれ水素原子、低級アルキル
基、フェニル基又はS、O及びNから選ばれる1もしく
は2個のヘテロ原子を含む4〜7員の複素環式基を表わ
すか、或いはR2とR3はそれらが結合する窒素原子と一
緒になってさらにS、O及びNから選ばれる1個のヘテ
ロ原子を含んでいてもよい4〜7員の複素環式環を形成
していてもよい)を表わし、Bは場合によりハロゲン原
子、ヒドロキシ基、低級アルキル基又は低級アルコキシ
基で置換されていてもよいフェニル基を表わす、で示さ
れるN−メチルプロリン誘導体又はその塩に関する。
有しており、抗癌、抗腫瘍剤として有用な化合物を提供
する。 【解決手段】 本発明は一般式 【化1】 式中、Aは水素原子又は 【化2】 を表わし、ここでYは水素原子又は−COR1を表わ
し、R1はヒドロキシ基、低級アルコキシ基、アラルキ
ルオキシ基又は−NR2R3(ここで、R2及びR3は同一
もしくは相異なり、それぞれ水素原子、低級アルキル
基、フェニル基又はS、O及びNから選ばれる1もしく
は2個のヘテロ原子を含む4〜7員の複素環式基を表わ
すか、或いはR2とR3はそれらが結合する窒素原子と一
緒になってさらにS、O及びNから選ばれる1個のヘテ
ロ原子を含んでいてもよい4〜7員の複素環式環を形成
していてもよい)を表わし、Bは場合によりハロゲン原
子、ヒドロキシ基、低級アルキル基又は低級アルコキシ
基で置換されていてもよいフェニル基を表わす、で示さ
れるN−メチルプロリン誘導体又はその塩に関する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なペプチド化合物に
関する。本発明の化合物は細胞成長抑制作用及び/又は
抗新生物作用を有しており、抗癌、抗腫瘍剤として有用
である。
関する。本発明の化合物は細胞成長抑制作用及び/又は
抗新生物作用を有しており、抗癌、抗腫瘍剤として有用
である。
【0002】
【従来の技術】海の軟体動物であるアメフラシ類縁のタ
ツナミガイ(Dolabella auricularia)から細胞生長抑
制作用及び/又は抗新生物作用を有する化合物の単離は
今までにいくつかなされており、それらの化合物はドラ
スタチン1〜15と称されている。このうち、ドラスタ
チン10は、1987年ペチット等によりインド洋産の
タツナミガイから抽出された下記構造式をもつペンタペ
プチドで、既知の化合物の中で最強の細胞生長抑制作用
を有する化合物として知られている(ペチット等,ジャ
ーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサイアテ
ィー,109巻,6883頁,1987年及び特開平2
−167278号公報参照)。
ツナミガイ(Dolabella auricularia)から細胞生長抑
制作用及び/又は抗新生物作用を有する化合物の単離は
今までにいくつかなされており、それらの化合物はドラ
スタチン1〜15と称されている。このうち、ドラスタ
チン10は、1987年ペチット等によりインド洋産の
タツナミガイから抽出された下記構造式をもつペンタペ
プチドで、既知の化合物の中で最強の細胞生長抑制作用
を有する化合物として知られている(ペチット等,ジャ
ーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサイアテ
ィー,109巻,6883頁,1987年及び特開平2
−167278号公報参照)。
【0003】
【化4】
【0004】また、最近になって、ドラスタチン10の
全合成についても報告された(アメリカ特許第4978
744号明細書参照)。
全合成についても報告された(アメリカ特許第4978
744号明細書参照)。
【0005】一方、本発明者らは先に、ある種のドラス
タチン10誘導体について開示した(国際公開WO93
/03054号パンフレット参照)。
タチン10誘導体について開示した(国際公開WO93
/03054号パンフレット参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】今回、本発明者らは、ドラスタチン10のN末
端のドラバリン(N,N−ジメチルバリン)をN−メチ
ルプロリンに代替したある種のドラスタチン10誘導体
が、ドラスタチン10に比べてはるかに強い抗腫瘍作用
を有することを見いだした。
の手段】今回、本発明者らは、ドラスタチン10のN末
端のドラバリン(N,N−ジメチルバリン)をN−メチ
ルプロリンに代替したある種のドラスタチン10誘導体
が、ドラスタチン10に比べてはるかに強い抗腫瘍作用
を有することを見いだした。
【0007】しかして、本発明によれば、一般式(I)
【0008】
【化5】
【0009】式中、Aは水素原子又は
【0010】
【化6】
【0011】を表わし、ここでYは水素原子又は−CO
R1を表わし、R1はヒドロキシ基、低級アルコキシ基、
アラルキルオキシ基又は
R1を表わし、R1はヒドロキシ基、低級アルコキシ基、
アラルキルオキシ基又は
【0012】
【化7】
【0013】(ここで、R2及びR3は同一もしくは相異
なり、それぞれ水素原子、低級アルキル基、フェニル基
又はS、O及びNから選ばれる1もしくは2個のヘテロ
原子を含む4〜7員の複素環式基を表わすか、或いはR
2とR3はそれらが結合する窒素原子と一緒になってさら
にS、O及びNから選ばれる1個のヘテロ原子を含んで
いてもよい4〜7員の複素環式環を形成していてもよ
い)を表わし、Bは場合によりハロゲン原子、ヒドロキ
シ基、低級アルキル基又は低級アルコキシ基で置換され
ていてもよいフェニル基を表わす、で示されるN−メチ
ルプロリン誘導体又はその塩が提供される。
なり、それぞれ水素原子、低級アルキル基、フェニル基
又はS、O及びNから選ばれる1もしくは2個のヘテロ
原子を含む4〜7員の複素環式基を表わすか、或いはR
2とR3はそれらが結合する窒素原子と一緒になってさら
にS、O及びNから選ばれる1個のヘテロ原子を含んで
いてもよい4〜7員の複素環式環を形成していてもよ
い)を表わし、Bは場合によりハロゲン原子、ヒドロキ
シ基、低級アルキル基又は低級アルコキシ基で置換され
ていてもよいフェニル基を表わす、で示されるN−メチ
ルプロリン誘導体又はその塩が提供される。
【0014】本明細書において「低級」なる語は、この
語が付された基又は化合物の炭素原子数が6個以下、好
ましくは4個以下であることを意味する。
語が付された基又は化合物の炭素原子数が6個以下、好
ましくは4個以下であることを意味する。
【0015】前記式(I)において、「低級アルキル
基」としては、例えばメチル、エチル、n−プロピル、
イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、tert−ブチル、n−ヘキシル基等が挙げられ、
「低級アルコキシ基」としては、例えばメトキシ、エト
キシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ
基等を挙げることができる。また、「アラルキルオキシ
基」はアリール−低級アルキルオキシ基を意味し、例え
ばベンジルオキシ、フェネチルオキシ基等を包含し、
「ハロゲン原子」にはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素原
子が包含される。
基」としては、例えばメチル、エチル、n−プロピル、
イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、tert−ブチル、n−ヘキシル基等が挙げられ、
「低級アルコキシ基」としては、例えばメトキシ、エト
キシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ
基等を挙げることができる。また、「アラルキルオキシ
基」はアリール−低級アルキルオキシ基を意味し、例え
ばベンジルオキシ、フェネチルオキシ基等を包含し、
「ハロゲン原子」にはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素原
子が包含される。
【0016】R2又はR3が「S、O及びNから選ばれる
1もしくは2個のヘテロ原子を含む4〜7員の複素環式
基」を表わす場合の該複素環式基の例としては、アゼチ
ジニル、フリル、チエニル、ピリジル、ピペリジニル、
アゼピニル、チアゾリル、イミダゾリル、オキサゾリ
ル、ピリミジニル、ピリダジニル基等が挙げられ、一
方、R2とR3が「それらが結合する窒素原子と一緒にな
ってさらにS、O及びNから選ばれる1個のヘテロ原子
を含んでいてもよい4〜7員の複素環式環」を表わす場
合の該複素環式環の例としては、アゼチジノ、ピロリジ
ノ、ピペリジノ、1−パーヒドロアゼピニル、ピペラジ
ノ、モルホリノ、チオモルホリノ基等を挙げることがで
きる。
1もしくは2個のヘテロ原子を含む4〜7員の複素環式
基」を表わす場合の該複素環式基の例としては、アゼチ
ジニル、フリル、チエニル、ピリジル、ピペリジニル、
アゼピニル、チアゾリル、イミダゾリル、オキサゾリ
ル、ピリミジニル、ピリダジニル基等が挙げられ、一
方、R2とR3が「それらが結合する窒素原子と一緒にな
ってさらにS、O及びNから選ばれる1個のヘテロ原子
を含んでいてもよい4〜7員の複素環式環」を表わす場
合の該複素環式環の例としては、アゼチジノ、ピロリジ
ノ、ピペリジノ、1−パーヒドロアゼピニル、ピペラジ
ノ、モルホリノ、チオモルホリノ基等を挙げることがで
きる。
【0017】しかして、
【0018】
【化8】
【0019】の基の例としては、アミノ、メチルアミ
ノ、エチルアミノ、イソプロピルアミノ、tert−ブ
チルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、フェニ
ルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、フリルア
ミノ、ピリジルアミノ、2−チアゾリルアミノ、イミダ
ゾリルアミノ、ピリミジニルアミノ、ピロリジノ、ピペ
リジノ、モルホリノ基等を挙げることができる。
ノ、エチルアミノ、イソプロピルアミノ、tert−ブ
チルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、フェニ
ルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、フリルア
ミノ、ピリジルアミノ、2−チアゾリルアミノ、イミダ
ゾリルアミノ、ピリミジニルアミノ、ピロリジノ、ピペ
リジノ、モルホリノ基等を挙げることができる。
【0020】記号Bによって表される「場合によりハロ
ゲン原子、ヒドロキシ基、低級アルキル基又は低級アル
コキシ基で置換されていてもよいフェニル基」とは、未
置換のフェニル基又は1個のハロゲン原子、ヒドロキシ
基、低級アルキル基又は低級アルコキシ基で置換されて
いるフェニル基を意味し、例えばフェニル、2−フルオ
ロフェニル、2−クロロフェニル、2−ブロモフェニ
ル、3−フルオロフェニル、3−ヨードフェニル、4−
フルオロフェニル、4−クロロフェニル、4−ブロモフ
ェニル、2−ヒドロキシフェニル、4−ヒドロキシフェ
ニル、2−メチルフェニル、4−エチルフェニル、2−
メトキシフェニル、4−エトキシフェニル基等を挙げる
ことができる。
ゲン原子、ヒドロキシ基、低級アルキル基又は低級アル
コキシ基で置換されていてもよいフェニル基」とは、未
置換のフェニル基又は1個のハロゲン原子、ヒドロキシ
基、低級アルキル基又は低級アルコキシ基で置換されて
いるフェニル基を意味し、例えばフェニル、2−フルオ
ロフェニル、2−クロロフェニル、2−ブロモフェニ
ル、3−フルオロフェニル、3−ヨードフェニル、4−
フルオロフェニル、4−クロロフェニル、4−ブロモフ
ェニル、2−ヒドロキシフェニル、4−ヒドロキシフェ
ニル、2−メチルフェニル、4−エチルフェニル、2−
メトキシフェニル、4−エトキシフェニル基等を挙げる
ことができる。
【0021】本発明の好ましい一群の化合物は、Aが水
素原子を表わし、Bが場合によりハロゲン原子、特にフ
ッ素原子で置換されていてもよいフェニル基を表わす場
合の前記式(I)の化合物である。
素原子を表わし、Bが場合によりハロゲン原子、特にフ
ッ素原子で置換されていてもよいフェニル基を表わす場
合の前記式(I)の化合物である。
【0022】また、本発明の好ましい別の一群の化合物
は、Aが場合によりN−低級アルキルカルバモイルで置
換されていてもよい2−チアゾリル基を表わし、Bが未
置換のフェニル基を表わす場合の前記式(I)の化合物
である。
は、Aが場合によりN−低級アルキルカルバモイルで置
換されていてもよい2−チアゾリル基を表わし、Bが未
置換のフェニル基を表わす場合の前記式(I)の化合物
である。
【0023】なお、本発明の前記式(I)の化合物にお
いて、イソプロピル基、sec−ブチル基、メトキシ基
及びメチル基がそれぞれ結合している炭素原子は不整炭
素原子であるので、それらは任意の(R)−又は(S)
−の立体配置を有することができ、それらは全て本発明
の範囲に包含されるが、薬理活性の点からみると、ドラ
スタチン10と同じ立体配置を有する化合物が好まし
い。
いて、イソプロピル基、sec−ブチル基、メトキシ基
及びメチル基がそれぞれ結合している炭素原子は不整炭
素原子であるので、それらは任意の(R)−又は(S)
−の立体配置を有することができ、それらは全て本発明
の範囲に包含されるが、薬理活性の点からみると、ドラ
スタチン10と同じ立体配置を有する化合物が好まし
い。
【0024】前記式(I)のペプチド化合物は、また、
塩として存在することができ、そのような塩の例として
は、塩酸塩、臭化水素酸塩、トリフルオロ酢酸塩、p−
トルエンスルホン酸塩、酢酸塩等を挙げることができ
る。
塩として存在することができ、そのような塩の例として
は、塩酸塩、臭化水素酸塩、トリフルオロ酢酸塩、p−
トルエンスルホン酸塩、酢酸塩等を挙げることができ
る。
【0025】本発明によれば、前記式(I)のペプチド
化合物は、例えばペプチド化学の分野で周知の液相合成
法(イー・シュレーダー及びケイ・リュブケ著「ザ・ペ
プタイズ」第1巻、76〜136頁、1965年アカデ
ミック・プレス発行参照)に従って、各アミノ酸又はペ
プチドフラグメントを縮合させることにより製造するこ
とができる。
化合物は、例えばペプチド化学の分野で周知の液相合成
法(イー・シュレーダー及びケイ・リュブケ著「ザ・ペ
プタイズ」第1巻、76〜136頁、1965年アカデ
ミック・プレス発行参照)に従って、各アミノ酸又はペ
プチドフラグメントを縮合させることにより製造するこ
とができる。
【0026】例えば、縮合時におけるラセミ化を避ける
ためには、下記式(II)
ためには、下記式(II)
【0027】
【化9】
【0028】のトリペプチドフラグメントと、下記式
(III)
(III)
【0029】
【化10】
【0030】式中、A及びBは前記の意味を有する、の
フラグメントとを縮合させることにより合成するのが好
適である。
フラグメントとを縮合させることにより合成するのが好
適である。
【0031】また、数多くの本発明化合物を効率よく合
成するには、下記式(IV)
成するには、下記式(IV)
【0032】
【化11】
【0033】のテトラペプチドフラグメントと、下記式
(V)
(V)
【0034】
【化12】
【0035】式中、A及びBは前記の意味を有する、の
フラグメントとを縮合させることにより行うのが好まし
い。
フラグメントとを縮合させることにより行うのが好まし
い。
【0036】縮合反応は、一般に、不活性溶媒、例えば
クロロホルム、酢酸エチル、テトラヒドロフラン(TH
F)、ジメチルホルムアミド(DMF)、アセトニトリ
ル等の中で、必要に応じて有機塩基、例えばトリエチル
アミン、N−メチルモルホリン、ジイソプロピルエチル
アミン(DIEA)等の存在下に、縮合剤、例えばジシ
クロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ジフェニルホ
スホリルアジド(DPPA)、シアノリン酸ジエチル
(DEPC)、BOP試薬等で処理することにより行う
ことができる。
クロロホルム、酢酸エチル、テトラヒドロフラン(TH
F)、ジメチルホルムアミド(DMF)、アセトニトリ
ル等の中で、必要に応じて有機塩基、例えばトリエチル
アミン、N−メチルモルホリン、ジイソプロピルエチル
アミン(DIEA)等の存在下に、縮合剤、例えばジシ
クロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ジフェニルホ
スホリルアジド(DPPA)、シアノリン酸ジエチル
(DEPC)、BOP試薬等で処理することにより行う
ことができる。
【0037】反応温度は、通常−10℃乃至室温、好ま
しくは0℃前後であり、式(II)の化合物に対する式
(III)の化合物、有機塩基及び縮合剤の各々の使用
割合は、式(II)の化合物1モル当り、式(III)
の化合は少なくとも1モル、好ましくは1.0〜1.1
モル程度、有機塩基は1〜2モル程度、そして縮合剤は
等モル程度用いるのが有利である。
しくは0℃前後であり、式(II)の化合物に対する式
(III)の化合物、有機塩基及び縮合剤の各々の使用
割合は、式(II)の化合物1モル当り、式(III)
の化合は少なくとも1モル、好ましくは1.0〜1.1
モル程度、有機塩基は1〜2モル程度、そして縮合剤は
等モル程度用いるのが有利である。
【0038】また、式(IV)の化合物と式(V)の化
合物との反応も、上記の式(II)の化合物と式(II
I)の化合物との反応と同様の条件下に行なうことがで
きる。
合物との反応も、上記の式(II)の化合物と式(II
I)の化合物との反応と同様の条件下に行なうことがで
きる。
【0039】なお、Yがカルボキシ基を表わす場合の式
(I)の化合物は、Yが低級アルコキシカルボニル基を
表わす場合の式(I)の化合物をアルカリで加水分解す
ることにより製造することもできる。
(I)の化合物は、Yが低級アルコキシカルボニル基を
表わす場合の式(I)の化合物をアルカリで加水分解す
ることにより製造することもできる。
【0040】かくして得られる式(I)のペプチド化合
物の、反応混合物からの単離、精製は、再結晶、イオン
交換クロマトグラフィー、ゲルろ過、高速液体クロマト
グラフィー等により行うことができる。
物の、反応混合物からの単離、精製は、再結晶、イオン
交換クロマトグラフィー、ゲルろ過、高速液体クロマト
グラフィー等により行うことができる。
【0041】なお、前記反応において出発原料として使
用される前記式(II)、(III)及び(IV)の化
合物は従来の文献に未載の新規な化合物であるが、その
構成成分である各アミノ酸を液相合成法で縮合すること
により容易に製造することができる。
用される前記式(II)、(III)及び(IV)の化
合物は従来の文献に未載の新規な化合物であるが、その
構成成分である各アミノ酸を液相合成法で縮合すること
により容易に製造することができる。
【0042】本発明の式(I)のペプチド化合物は、ド
ラスタチン10よりも強い抗腫瘍作用を有しており、ま
た治療比も大きく、例えば、白血病、非小細胞肺癌、小
細胞肺癌、大腸癌、CNS癌、黒色腫、卵巣癌、腎臓
癌、胃癌、膀胱癌などの処置又は治療に有用である。
ラスタチン10よりも強い抗腫瘍作用を有しており、ま
た治療比も大きく、例えば、白血病、非小細胞肺癌、小
細胞肺癌、大腸癌、CNS癌、黒色腫、卵巣癌、腎臓
癌、胃癌、膀胱癌などの処置又は治療に有用である。
【0043】本発明の式(I)の化合物の抗腫瘍作用は
次のようにして測定することができる。
次のようにして測定することができる。
【0044】7週齢のCDF1マウスの腹腔内に、マウ
ス白血病P388細胞を0.1ml(106cells/マウ
ス)ずつ移植した。移植第一日目(移植翌日)及び第五
日目に薬物を腹腔内に投与し、マウスの生死を60日間
観察した結果から下記式により延命率(ILS,%)を
算出した。なお、下記式中、Tは薬物投与群のメディア
ン生存日数、Cはコントロール群のメディアン生存日数
を意味している。
ス白血病P388細胞を0.1ml(106cells/マウ
ス)ずつ移植した。移植第一日目(移植翌日)及び第五
日目に薬物を腹腔内に投与し、マウスの生死を60日間
観察した結果から下記式により延命率(ILS,%)を
算出した。なお、下記式中、Tは薬物投与群のメディア
ン生存日数、Cはコントロール群のメディアン生存日数
を意味している。
【0045】
【数1】
【0046】その結果を下記表に示す。なお、抗腫瘍作
用は、ドラスタチン10の延命率を1とした場合の相対
比で表わした。
用は、ドラスタチン10の延命率を1とした場合の相対
比で表わした。
【0047】 本発明に係る化合物は、薬剤として用いる場合、その用
途に応じて、固体形態(例えば錠剤、硬カプセル剤、軟
カプセル剤、顆粒剤、散剤、細粒剤、丸剤、トローチ錠
など)、半固体形態(例えば坐剤、軟膏など)又は液体
形態(注射剤、乳剤、懸濁液、ローション、スプレーな
ど)のいずれかの製剤形態に調製して用いることができ
る。しかして、上記製剤に使用し得る無毒性の添加物と
しては、例えばでん粉、ゼラチン、ブドウ糖、乳糖、果
糖、マルトース、炭酸マグネシウム、タルク、ステアリ
ン酸マグネシウム、メチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース又はその塩、アラビアゴム、ポリエチレン
グリコール、p−ヒドロキシ安息香酸アルキルエステ
ル、シロップ、エタノール、プロピレングリコール、ワ
セリン、カーボワックス、グリセリン、塩化ナトリウ
ム、亜硫酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、クエン酸等
が挙げられる。該薬剤はまた、治療学的に有用な他の薬
剤を含有することもできる。
途に応じて、固体形態(例えば錠剤、硬カプセル剤、軟
カプセル剤、顆粒剤、散剤、細粒剤、丸剤、トローチ錠
など)、半固体形態(例えば坐剤、軟膏など)又は液体
形態(注射剤、乳剤、懸濁液、ローション、スプレーな
ど)のいずれかの製剤形態に調製して用いることができ
る。しかして、上記製剤に使用し得る無毒性の添加物と
しては、例えばでん粉、ゼラチン、ブドウ糖、乳糖、果
糖、マルトース、炭酸マグネシウム、タルク、ステアリ
ン酸マグネシウム、メチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース又はその塩、アラビアゴム、ポリエチレン
グリコール、p−ヒドロキシ安息香酸アルキルエステ
ル、シロップ、エタノール、プロピレングリコール、ワ
セリン、カーボワックス、グリセリン、塩化ナトリウ
ム、亜硫酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、クエン酸等
が挙げられる。該薬剤はまた、治療学的に有用な他の薬
剤を含有することもできる。
【0048】該薬剤中における本発明の化合物の含有量
はその剤形に応じて異なるが、一般に固体及び半固体形
態の場合には0.1〜50重量%の濃度で、そして液体
形態の場合には0.05〜10重量%の濃度で含有して
いることが望ましい。
はその剤形に応じて異なるが、一般に固体及び半固体形
態の場合には0.1〜50重量%の濃度で、そして液体
形態の場合には0.05〜10重量%の濃度で含有して
いることが望ましい。
【0049】本発明の化合物の投与量は、対象とする人
間をはじめとする温血動物の種類、投与経路、症状の軽
重、医者の診断等により広範に変えることができるが、
一般に1日当たり、0.01〜50mg/kg程度とす
ることができる。しかし、患者の症状の軽重、医者の診
断に応じて上記範囲の下限よりも少ない量又は上限より
も多い量を投与することはもちろん可能である。上記投
与量は1日1回又は数回に分けて投与することができ
る。
間をはじめとする温血動物の種類、投与経路、症状の軽
重、医者の診断等により広範に変えることができるが、
一般に1日当たり、0.01〜50mg/kg程度とす
ることができる。しかし、患者の症状の軽重、医者の診
断に応じて上記範囲の下限よりも少ない量又は上限より
も多い量を投与することはもちろん可能である。上記投
与量は1日1回又は数回に分けて投与することができ
る。
【0050】
【実施例】以下、参考例及び実施例により本発明をさら
に説明する。
に説明する。
【0051】なお、参考例及び実施例において用いる化
合物番号に対応する化合物の構造については、以下のフ
ローシート1及び2を参照されたい。ここで、Butは
tert−ブチル基、Bocはtert−ブトキシカル
ボニル基、Bzlはベンジル基、Zはベンジルオキシカ
ルボニル基、Meはメチル基を表わし、B及びYは前記
の意味を有する。
合物番号に対応する化合物の構造については、以下のフ
ローシート1及び2を参照されたい。ここで、Butは
tert−ブチル基、Bocはtert−ブトキシカル
ボニル基、Bzlはベンジル基、Zはベンジルオキシカ
ルボニル基、Meはメチル基を表わし、B及びYは前記
の意味を有する。
【0052】
【化13】
【0053】
【化14】
【0054】
【化15】
【0055】参考例1 化合物1 0.85g(1.73ミリモル)をt−ブタ
ノール−水(9:1)15mlに溶かし5%パラジウム
炭素0.1gを加え、水素気流下で撹拌する。3時間反
応したのち触媒を濾去洗浄し、濾洗液を減圧乾固する。
残渣をベンゼン20mlに溶かし減圧乾固し、更にこの
操作をもう一度繰り返して油状物を得る。この油状物を
Z−プロリン0.48g(1.93ミリモル)及びシア
ノリン酸ジエチル(DEPC)0.31g(1.90ミ
リモル)と共にジメチルホルムアミド(DMF)10m
lに溶かし、氷冷撹拌下トリエチルアミン0.19g
(1.88ミリモル)をDMF1mlに溶かした液を滴
下する。
ノール−水(9:1)15mlに溶かし5%パラジウム
炭素0.1gを加え、水素気流下で撹拌する。3時間反
応したのち触媒を濾去洗浄し、濾洗液を減圧乾固する。
残渣をベンゼン20mlに溶かし減圧乾固し、更にこの
操作をもう一度繰り返して油状物を得る。この油状物を
Z−プロリン0.48g(1.93ミリモル)及びシア
ノリン酸ジエチル(DEPC)0.31g(1.90ミ
リモル)と共にジメチルホルムアミド(DMF)10m
lに溶かし、氷冷撹拌下トリエチルアミン0.19g
(1.88ミリモル)をDMF1mlに溶かした液を滴
下する。
【0056】その後0゜で4時間、室温で一夜撹拌を続
けたのち澄明な反応液を酢酸エチルで充分にうすめ、氷
冷2N塩酸および飽和重曹水で洗い、乾燥し、溶媒を減
圧で留去して油状物1.01gを得る。シリカゲルのカ
ラムクロマトグラフィ(溶出液:酢酸エチル−ヘキサン
(2:1))で精製して、目的の化合物2を無色泡状物
として得た。0.97g(収率95.1%)。
けたのち澄明な反応液を酢酸エチルで充分にうすめ、氷
冷2N塩酸および飽和重曹水で洗い、乾燥し、溶媒を減
圧で留去して油状物1.01gを得る。シリカゲルのカ
ラムクロマトグラフィ(溶出液:酢酸エチル−ヘキサン
(2:1))で精製して、目的の化合物2を無色泡状物
として得た。0.97g(収率95.1%)。
【0057】[α]27 D−81.7゜(c=1.025、MeOH)1 H-NMR(CDCl3,δ) 0.75-1.05(12H, m)、1.46(9H, s)、
1.8-2.2(4H, m)、2.3-2.4(2H, m)、2.96(3H, s)、3.34
(3H, s)、3.4-3.6(2H, m)、3.8-4.0(1H, m)、4.2-4.4(1
H, m)、4.73(1H, dd, J=8.9Hz, 6.3Hz)、5.17(2H, br.
s)、7.32(5H, s)。
1.8-2.2(4H, m)、2.3-2.4(2H, m)、2.96(3H, s)、3.34
(3H, s)、3.4-3.6(2H, m)、3.8-4.0(1H, m)、4.2-4.4(1
H, m)、4.73(1H, dd, J=8.9Hz, 6.3Hz)、5.17(2H, br.
s)、7.32(5H, s)。
【0058】参考例2 化合物2 0.50g(0.85ミリモル)をメタノー
ル20mlに溶かし37%ホルマリン1.0gと5%パ
ラジウム炭素0.4gを加え、水素気流下にて48時間
撹拌を続ける。触媒を濾別し、メタノールで洗い、濾洗
液を減圧乾固して得た油状物を酢酸エチル−ヘキサン
(1:1)に溶かし不溶物を濾別する。濾液を減圧乾固
し、残渣の油状物をシリカゲルのカラムクロマトグラフ
ィ(溶出液:酢酸エチル−ヘキサン(2:1))で精製
して、目的の化合物3を無色油状物として得た。0.3
6g(収率90.0%)。
ル20mlに溶かし37%ホルマリン1.0gと5%パ
ラジウム炭素0.4gを加え、水素気流下にて48時間
撹拌を続ける。触媒を濾別し、メタノールで洗い、濾洗
液を減圧乾固して得た油状物を酢酸エチル−ヘキサン
(1:1)に溶かし不溶物を濾別する。濾液を減圧乾固
し、残渣の油状物をシリカゲルのカラムクロマトグラフ
ィ(溶出液:酢酸エチル−ヘキサン(2:1))で精製
して、目的の化合物3を無色油状物として得た。0.3
6g(収率90.0%)。
【0059】[α]25 D−76.2゜(c=1.10、MeOH)1 H-NMR(CDCl3,δ) 0.7-1.05(12H, m)、1.46(9H, s)、
1.6-1.9(4H, m)、2.31(3H, s)、2.3-2.45(2H, m)、2.99
(3H, s)、3.36(3H, s)、3.75-4.0(1H, m)、4.73(1H, d
d, J=9.8Hz, 7.1Hz)、7.81(1H, br. d)。
1.6-1.9(4H, m)、2.31(3H, s)、2.3-2.45(2H, m)、2.99
(3H, s)、3.36(3H, s)、3.75-4.0(1H, m)、4.73(1H, d
d, J=9.8Hz, 7.1Hz)、7.81(1H, br. d)。
【0060】参考例3 化合物3 310mg(0.66ミリモル)を0゜にて
50%トリフルオロ酢酸/ジクロルメタンに溶かし、室
温で1時間撹拌したのち減圧乾固する。
50%トリフルオロ酢酸/ジクロルメタンに溶かし、室
温で1時間撹拌したのち減圧乾固する。
【0061】一方、化合物4 263mg(0.70ミ
リモル)を0゜にて4N塩化水素/ジオキサンに溶か
し、室温で1時間撹拌したのち減圧乾固する。残渣をD
MF3mlに溶かし、氷冷下トリエチルアミン0.9m
lを加えたのち減圧乾固する。残渣をDMF3mlに溶
かし、氷冷下DEPC136mg(0.83ミリモル)
とトリエチルアミン0.11ml(0.79ミリモル)
とを加え、そのまま一夜撹拌を続ける。
リモル)を0゜にて4N塩化水素/ジオキサンに溶か
し、室温で1時間撹拌したのち減圧乾固する。残渣をD
MF3mlに溶かし、氷冷下トリエチルアミン0.9m
lを加えたのち減圧乾固する。残渣をDMF3mlに溶
かし、氷冷下DEPC136mg(0.83ミリモル)
とトリエチルアミン0.11ml(0.79ミリモル)
とを加え、そのまま一夜撹拌を続ける。
【0062】反応液を酢酸エチル−ベンゼン(4:1)
混液でうすめ、飽和重曹水および飽和食塩水で洗い、乾
燥し、溶媒を減圧で留去して油状物449mgを得た。
これをシリカゲルのカラムクロマトグラフィ(溶出液:
ジクロルメタン−メタノール(30:1→10:1)で
精製して、目的の化合物5を無色油状物として得た。1
85mg(収率41.5%)。
混液でうすめ、飽和重曹水および飽和食塩水で洗い、乾
燥し、溶媒を減圧で留去して油状物449mgを得た。
これをシリカゲルのカラムクロマトグラフィ(溶出液:
ジクロルメタン−メタノール(30:1→10:1)で
精製して、目的の化合物5を無色油状物として得た。1
85mg(収率41.5%)。
【0063】[α]D n.d.1 H-NMR(CDCl3,δ) 0.7-1.1(m)、1.27(3H, d, J=7.0H
z)、1.5-2.3(m)、2.34(3H, s)、2.3-2.9(m)、3.00(3H,
s)、3.30(3H, s)、3.35(3H, s)、3.85-4.3(m)、4.68(1
H, dd, J=8.7Hz, 4.9Hz)、5.13(2H, s)、7.34(5H, s)。
z)、1.5-2.3(m)、2.34(3H, s)、2.3-2.9(m)、3.00(3H,
s)、3.30(3H, s)、3.35(3H, s)、3.85-4.3(m)、4.68(1
H, dd, J=8.7Hz, 4.9Hz)、5.13(2H, s)、7.34(5H, s)。
【0064】参考例4 化合物5 185mgをt−ブタノール−水(9:1)
3mlに溶かし5%パラジウム炭素40mgを加え、水
素気流下5時間撹拌する。触媒を濾去洗浄し、濾洗液を
減圧乾固して、目的の化合物6を無色油状物として得
た。155mg(収率97.1%)。
3mlに溶かし5%パラジウム炭素40mgを加え、水
素気流下5時間撹拌する。触媒を濾去洗浄し、濾洗液を
減圧乾固して、目的の化合物6を無色油状物として得
た。155mg(収率97.1%)。
【0065】[α]D−83.3゜(c=0.365、MeOH) 実施例1 化合物6 23.4mg(40マイクロモル)とフェネ
チルアミン12.1mg(100マイクロモル)とをD
MF0.5mlに溶かし、氷冷撹拌下DEPC9.6m
g(59マイクロモル)とトリエチルアミン8μlとを
加えそのまま一夜撹拌を続ける。反応液をジクロルメタ
ンでうすめ、飽和重曹水および飽和食塩水で洗い、乾燥
し、溶媒を留去して残渣23.0mgを得る。これをセ
ファデックスLH−20のカラムクロマトグラフィ(溶
出液:ヘキサン−メタノール−ジクロルメタン(4:
5:15))で精製して、目的の化合物7−A(化合物
7においてBがフェニル基である化合物)を無色ワック
ス状物として得た。18.8mg(収率68.6%)。
チルアミン12.1mg(100マイクロモル)とをD
MF0.5mlに溶かし、氷冷撹拌下DEPC9.6m
g(59マイクロモル)とトリエチルアミン8μlとを
加えそのまま一夜撹拌を続ける。反応液をジクロルメタ
ンでうすめ、飽和重曹水および飽和食塩水で洗い、乾燥
し、溶媒を留去して残渣23.0mgを得る。これをセ
ファデックスLH−20のカラムクロマトグラフィ(溶
出液:ヘキサン−メタノール−ジクロルメタン(4:
5:15))で精製して、目的の化合物7−A(化合物
7においてBがフェニル基である化合物)を無色ワック
ス状物として得た。18.8mg(収率68.6%)。
【0066】[α]25 D−61.0゜(c=0.39、MeOH)1 H-NMR(CDCl3,δ) 0.7-1.1(m)、1.21(3H, d, J=7.0H
z)、1.5-2.2(m)、2.38(3H, s)、2.83(2H, t, J=7.0H
z)、3.01(3H, s)、3.32(3H,s)、3.36(3H, s)、3.2-3.6
(m)、3.84(1H, dd, J=7.9Hz, 2.2Hz)、3.9-4.2(m)、4.7
1(1H, dd, J=9.2Hz, 7.0Hz)、6.3-6.6(1H, m)、7.23(5
H, s)、7.7-8.1(1H, m)。
z)、1.5-2.2(m)、2.38(3H, s)、2.83(2H, t, J=7.0H
z)、3.01(3H, s)、3.32(3H,s)、3.36(3H, s)、3.2-3.6
(m)、3.84(1H, dd, J=7.9Hz, 2.2Hz)、3.9-4.2(m)、4.7
1(1H, dd, J=9.2Hz, 7.0Hz)、6.3-6.6(1H, m)、7.23(5
H, s)、7.7-8.1(1H, m)。
【0067】実施例1と同様にして化合物6とフェネチ
ルアミン誘導体とを反応させて実施例2〜4の化合物を
得た。
ルアミン誘導体とを反応させて実施例2〜4の化合物を
得た。
【0068】実施例2 化合物7−B(化合物7においてBが2−フルオロフェ
ニル基である化合物) ワックス状物(収率73.0%) [α]28 D−61.7゜(c=0.326、MeOH)1 H-NMR(CDCl3,δ) 0.7-1.1(m)、1.21(3H, d, J=7.1H
z)、1.5-2.3(m)、2.33(3H, s)、2.3-2.6(m)、2.88(2H,
t, J=7.3Hz)、3.01(3H, s)、3.32(3H, s)、3.37(3H,
s)、3.2-3.7(m)、3.84(1H, dd,J=8.0Hz, 2.5Hz)、3.9-
4.2(br)、4.5-4.9(1H, m)、6.4-6.6(1H, m)、6.8-7.3(4
H, m)、7.6-8.1(1H, m)。
ニル基である化合物) ワックス状物(収率73.0%) [α]28 D−61.7゜(c=0.326、MeOH)1 H-NMR(CDCl3,δ) 0.7-1.1(m)、1.21(3H, d, J=7.1H
z)、1.5-2.3(m)、2.33(3H, s)、2.3-2.6(m)、2.88(2H,
t, J=7.3Hz)、3.01(3H, s)、3.32(3H, s)、3.37(3H,
s)、3.2-3.7(m)、3.84(1H, dd,J=8.0Hz, 2.5Hz)、3.9-
4.2(br)、4.5-4.9(1H, m)、6.4-6.6(1H, m)、6.8-7.3(4
H, m)、7.6-8.1(1H, m)。
【0069】実施例3 化合物7−C(化合物7においてBが3−フルオロフェ
ニル基である化合物) 無定形粉末(収率70.9%) [α]28 D−56.4゜(c=0.287、MeOH)1 H-NMR(CDCl3,δ) 0.7-1.1(m)、1.22(3H, d, J=7.0H
z)、1.5-2.2(m)、2.34(3H, s)、2.3-2.7(m)、2.84(2H,
t, J=6.8Hz)、3.02(3H, s)、3.32(3H, s)、3.36(3H,
s)、3.3-3.6(m)、3.83(1H, dd, J=8.4Hz, 2.2Hz)、3.9-
4.3(m)、4.5-4.9(m)、6.5-6.7(1H,m)、6.8-7.2(4H,
m)、7.7-8.1(1H, m)。
ニル基である化合物) 無定形粉末(収率70.9%) [α]28 D−56.4゜(c=0.287、MeOH)1 H-NMR(CDCl3,δ) 0.7-1.1(m)、1.22(3H, d, J=7.0H
z)、1.5-2.2(m)、2.34(3H, s)、2.3-2.7(m)、2.84(2H,
t, J=6.8Hz)、3.02(3H, s)、3.32(3H, s)、3.36(3H,
s)、3.3-3.6(m)、3.83(1H, dd, J=8.4Hz, 2.2Hz)、3.9-
4.3(m)、4.5-4.9(m)、6.5-6.7(1H,m)、6.8-7.2(4H,
m)、7.7-8.1(1H, m)。
【0070】実施例4 化合物7−D(化合物7においてBが4−フルオロフェ
ニル基である化合物) 無定形粉末(収率72.7%) [α]28 D−55.9゜(c=0.285、MeOH)1 H-NMR(CDCl3,δ) 0.7-1.1(m)、1.22(3H, d, J=7.3H
z)、1.5-2.2(m)、2.34(3H, br. s)、2.80(2H, t, J=7.0
Hz)、3.01(3H, s)、3.32(3H, s)、3.36(3H, s)、3.2-3.
6(m)、3.75-3.95(1H, m)、3.95-4.3(m)、4.5-4.9(m)、
6.4-6.6(1H, m)、6.8-7.2(4H, m)。
ニル基である化合物) 無定形粉末(収率72.7%) [α]28 D−55.9゜(c=0.285、MeOH)1 H-NMR(CDCl3,δ) 0.7-1.1(m)、1.22(3H, d, J=7.3H
z)、1.5-2.2(m)、2.34(3H, br. s)、2.80(2H, t, J=7.0
Hz)、3.01(3H, s)、3.32(3H, s)、3.36(3H, s)、3.2-3.
6(m)、3.75-3.95(1H, m)、3.95-4.3(m)、4.5-4.9(m)、
6.4-6.6(1H, m)、6.8-7.2(4H, m)。
【0071】実施例5 化合物3 14.8mg(32マイクロモル)に氷冷下
50%トリフルオロ酢酸/ジクロルメタン0.4mlを
加え、室温にて4時間撹拌したのち窒素ガスをフラッシ
ュして乾固する。一方、化合物8−A(化合物8におい
てYが水素原子である化合物)14.3mg(30マイ
クロモル)を同様に50%トリフルオロ酢酸/ジクロル
メタン0.4mlで処理しついで乾固する。両方を合わ
せてDMF1mlに溶かし、氷冷下トリエチルアミン8
5μlを加えたのち減圧乾固する。これを再びDMF
0.4mlに溶かし、氷冷撹拌下DEPC6.7mg
(41マイクロモル)とトリエチルアミン10μl(7
2マイクロモル)とを加え、そのまま一夜撹拌を続け
る。
50%トリフルオロ酢酸/ジクロルメタン0.4mlを
加え、室温にて4時間撹拌したのち窒素ガスをフラッシ
ュして乾固する。一方、化合物8−A(化合物8におい
てYが水素原子である化合物)14.3mg(30マイ
クロモル)を同様に50%トリフルオロ酢酸/ジクロル
メタン0.4mlで処理しついで乾固する。両方を合わ
せてDMF1mlに溶かし、氷冷下トリエチルアミン8
5μlを加えたのち減圧乾固する。これを再びDMF
0.4mlに溶かし、氷冷撹拌下DEPC6.7mg
(41マイクロモル)とトリエチルアミン10μl(7
2マイクロモル)とを加え、そのまま一夜撹拌を続け
る。
【0072】反応液を減圧乾固し、残渣をジクロルメタ
ンに溶かし、飽和重曹水および飽和食塩水で洗い、乾燥
する。溶媒を留去して得た残渣を分取TLC(展開溶
媒:ジクロルメタン−メタノール(10:1))で精製
して、目的の化合物9−A(化合物9においてYが水素
原子である化合物)を白色粉末として得た。14.5m
g(収率62.0%)。
ンに溶かし、飽和重曹水および飽和食塩水で洗い、乾燥
する。溶媒を留去して得た残渣を分取TLC(展開溶
媒:ジクロルメタン−メタノール(10:1))で精製
して、目的の化合物9−A(化合物9においてYが水素
原子である化合物)を白色粉末として得た。14.5m
g(収率62.0%)。
【0073】[α]25 D−92.4゜(c=0.218、MeOH)1 H-NMR(CDCl3,δ) 0.7-1.2(m)、1.22(3H, d, J=7.0H
z)、1.5-2.0(m)、2.35(3H, s)、3.01(3H, s)、3.33(3H,
s)、3.36(3H, s)、3.89(1H, dd, J=7.0Hz, 2.2Hz)、4.
0-4.3(1H, m)、4.66(1H, dd, J=7.9Hz, 6.6Hz)、5.5-5.
7(1H, m)、7.21(5H, s)、7.73(1H, d, J=3.3Hz)。
z)、1.5-2.0(m)、2.35(3H, s)、3.01(3H, s)、3.33(3H,
s)、3.36(3H, s)、3.89(1H, dd, J=7.0Hz, 2.2Hz)、4.
0-4.3(1H, m)、4.66(1H, dd, J=7.9Hz, 6.6Hz)、5.5-5.
7(1H, m)、7.21(5H, s)、7.73(1H, d, J=3.3Hz)。
【0074】実施例6 実施例5と同様にして化合物3と化合物8−B(化合物
8においてYがメトキシカルボニル基である化合物)と
を反応させて、化合物9−B(化合物9においてYがメ
トキシカルボニル基である化合物)を無定形固体として
得た(収率78.2%)。
8においてYがメトキシカルボニル基である化合物)と
を反応させて、化合物9−B(化合物9においてYがメ
トキシカルボニル基である化合物)を無定形固体として
得た(収率78.2%)。
【0075】[α]D n.d.1 H-NMR(CDCl3,δ) 0.7-1.1(m)、1.11(3H, d, J=7.0H
z)、1.5-2.1(m)、2.35(3H, s)、3.02(3H, s)、3.32(3H,
s)、3.33(3H, s)、3.95(3H, s)、3.8-4.3(m)、4.70(1
H, dd, J=7.5Hz, 6.8Hz)、5.4-5.8(1H, m)、7.23(5H,
s)、8.05(1H, s)。
z)、1.5-2.1(m)、2.35(3H, s)、3.02(3H, s)、3.32(3H,
s)、3.33(3H, s)、3.95(3H, s)、3.8-4.3(m)、4.70(1
H, dd, J=7.5Hz, 6.8Hz)、5.4-5.8(1H, m)、7.23(5H,
s)、8.05(1H, s)。
【0076】実施例7 化合物9−B 38.7mg(47マイクロモル)に氷
冷下70%エチルアミン水溶液を加え、溶解したら室温
に一夜放置し、ついで減圧、乾固する。残渣を分取TL
C(展開溶媒:ジクロルメタン−メタノール(10:
1))、ついでヘキサン−メタノール−ジクロルメタン
(4:5:15)を溶出液とするセファデックスLH−
20のカラムクロマトグラフィで精製し、目的の化合物
9−C(化合物9においてYがN−エチルカルバモイル
基である化合物)を無定形固体として得た。34.8m
g(収率88.5%)。
冷下70%エチルアミン水溶液を加え、溶解したら室温
に一夜放置し、ついで減圧、乾固する。残渣を分取TL
C(展開溶媒:ジクロルメタン−メタノール(10:
1))、ついでヘキサン−メタノール−ジクロルメタン
(4:5:15)を溶出液とするセファデックスLH−
20のカラムクロマトグラフィで精製し、目的の化合物
9−C(化合物9においてYがN−エチルカルバモイル
基である化合物)を無定形固体として得た。34.8m
g(収率88.5%)。
【0077】[α]28 D−81.4゜(C=0.309, MeOH)1 H-NMR(CDCl3,δ) 0.7-1.1(m)、1.11(3H, d, J=7.3H
z)、1.26(3H, t, J=7.3Hz)、1.5-2.2(m)、2.36(3H,
s)、3.02(3H, s)、3.33(6H, s)、3.2-3.7(m)、3.8-4.0
(1H, br. dd)、4.0-4.3(m)、4.69(1H, dd, J=8.8Hz, 6.
8Hz)、5.3-5.7(1H, m)、7.24(5H, s)、7.95(1H, s)。
z)、1.26(3H, t, J=7.3Hz)、1.5-2.2(m)、2.36(3H,
s)、3.02(3H, s)、3.33(6H, s)、3.2-3.7(m)、3.8-4.0
(1H, br. dd)、4.0-4.3(m)、4.69(1H, dd, J=8.8Hz, 6.
8Hz)、5.3-5.7(1H, m)、7.24(5H, s)、7.95(1H, s)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉村 明広 神奈川県川崎市中原区下小田中1−22−12 (72)発明者 小林 基博 神奈川県川崎市高津区千年458−2
Claims (4)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 式中、 Aは水素原子又は 【化2】 を表わし、ここでYは水素原子又は−COR1を表わ
し、 R1はヒドロキシ基、低級アルコキシ基、アラルキルオ
キシ基又は 【化3】 (ここで、R2及びR3は同一もしくは相異なり、それぞ
れ水素原子、低級アルキル基、フェニル基又はS、O及
びNから選ばれる1もしくは2個のヘテロ原子を含む4
〜7員の複素環式基を表わすか、或いはR2とR3はそれ
らが結合する窒素原子と一緒になってさらにS、O及び
Nから選ばれる1個のヘテロ原子を含んでいてもよい4
〜7員の複素環式環を形成していてもよい)を表わし、 Bは場合によりハロゲン原子、ヒドロキシ基、低級アル
キル基又は低級アルコキシ基で置換されていてもよいフ
ェニル基を表わす、で示されるN−メチルプロリン誘導
体又はその塩。 - 【請求項2】 Aが水素原子を表わし、Bが場合により
ハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基を表わ
す請求項1記載のN−メチルプロリン誘導体又はその
塩。 - 【請求項3】 ハロゲン原子がフッ素原子である請求項
2記載のN−メチルプロリン誘導体又はその塩。 - 【請求項4】 Aが場合によりN−低級アルキルカルバ
モイル基で置換されていてもよい2−チアゾリル基を表
わし、Bが未置換のフェニル基を表わす請求項1記載の
N−メチルプロリン誘導体又はその塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11522496A JP3782507B2 (ja) | 1995-04-21 | 1996-04-15 | 新規なn−メチルプロリン誘導体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11909195 | 1995-04-21 | ||
| JP7-119091 | 1995-04-21 | ||
| JP11522496A JP3782507B2 (ja) | 1995-04-21 | 1996-04-15 | 新規なn−メチルプロリン誘導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH093096A true JPH093096A (ja) | 1997-01-07 |
| JP3782507B2 JP3782507B2 (ja) | 2006-06-07 |
Family
ID=26453782
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11522496A Expired - Fee Related JP3782507B2 (ja) | 1995-04-21 | 1996-04-15 | 新規なn−メチルプロリン誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3782507B2 (ja) |
-
1996
- 1996-04-15 JP JP11522496A patent/JP3782507B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3782507B2 (ja) | 2006-06-07 |
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