JPH09310285A - 吹き付け遮水シート工法用基布 - Google Patents
吹き付け遮水シート工法用基布Info
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- JPH09310285A JPH09310285A JP15297996A JP15297996A JPH09310285A JP H09310285 A JPH09310285 A JP H09310285A JP 15297996 A JP15297996 A JP 15297996A JP 15297996 A JP15297996 A JP 15297996A JP H09310285 A JPH09310285 A JP H09310285A
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- aqueous solution
- blocking sheet
- rubber asphalt
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/30—Landfill technologies aiming to mitigate methane emissions
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Revetment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 緩凝固浸透性液の濃度、および外気温の変化
による硬化時間の変化が少なく、急斜面等の過酷な条件
下での施工に際してもタレ等の問題が発生せず、緩凝固
浸透性液の含浸性および捕捉性能が高く、1回吹きでも
十分な遮水性能を有する吹き付け遮水シート工法用基布
を提供する。 【解決手段】 金属酸化物を含有するアニオン性ゴムア
スファルトエマルジョンを主成分とする緩凝固浸透性液
を吹き付け含浸させる吹き付け遮水シート工法に用いら
れる基布であって、該基布が0.5〜10重量%の有効
成分を有するアンモニウム塩水溶液に浸漬、乾燥後、2
〜20重量%の有効成分を有する多価金属塩水溶液で処
理されていることを特徴とする吹き付け遮水シート工法
用基布。
による硬化時間の変化が少なく、急斜面等の過酷な条件
下での施工に際してもタレ等の問題が発生せず、緩凝固
浸透性液の含浸性および捕捉性能が高く、1回吹きでも
十分な遮水性能を有する吹き付け遮水シート工法用基布
を提供する。 【解決手段】 金属酸化物を含有するアニオン性ゴムア
スファルトエマルジョンを主成分とする緩凝固浸透性液
を吹き付け含浸させる吹き付け遮水シート工法に用いら
れる基布であって、該基布が0.5〜10重量%の有効
成分を有するアンモニウム塩水溶液に浸漬、乾燥後、2
〜20重量%の有効成分を有する多価金属塩水溶液で処
理されていることを特徴とする吹き付け遮水シート工法
用基布。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吹き付け遮水シー
ト工法用基布に関し、さらに詳しくは廃棄物埋め立て処
理場、貯水池、水路等の現場施工により遮水性を確保す
るため、地表面に直接基布を敷設後吹き付けにより遮水
性を得る、吹き付け遮水シート工法用基布に関するもの
である。
ト工法用基布に関し、さらに詳しくは廃棄物埋め立て処
理場、貯水池、水路等の現場施工により遮水性を確保す
るため、地表面に直接基布を敷設後吹き付けにより遮水
性を得る、吹き付け遮水シート工法用基布に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吹き付け遮水シート工法
としては、以下の技術が知られている。例えば、特公昭
51−46983号公報では、地表面上に不織布を敷設
した後、不織布表面に、例えば瀝青乳剤と親水性ウレタ
ンプレポリマーとの混合物の防水層を形成する工法が開
示されている。
としては、以下の技術が知られている。例えば、特公昭
51−46983号公報では、地表面上に不織布を敷設
した後、不織布表面に、例えば瀝青乳剤と親水性ウレタ
ンプレポリマーとの混合物の防水層を形成する工法が開
示されている。
【0003】また、特開平2−200911号公報で
は、上下2層のポリオレフィン不織布の間に高分子系塗
膜防水剤の硬化を促進する薬剤を添加して硬化時間を短
縮し、防水下地より発生する水分又は水蒸気によるふく
れの発生を防止する工法が開示されている。
は、上下2層のポリオレフィン不織布の間に高分子系塗
膜防水剤の硬化を促進する薬剤を添加して硬化時間を短
縮し、防水下地より発生する水分又は水蒸気によるふく
れの発生を防止する工法が開示されている。
【0004】そして、特開平3−17308号公報で
は、地表面上に多孔性シートを敷設した後、緩凝固浸透
性液をシートの全面に吹き付け含浸させて、該シートに
緩凝固剤の遮水膜を形成する吹き付け遮水シート工法が
開示されている。
は、地表面上に多孔性シートを敷設した後、緩凝固浸透
性液をシートの全面に吹き付け含浸させて、該シートに
緩凝固剤の遮水膜を形成する吹き付け遮水シート工法が
開示されている。
【0005】また、特開平3−147919号公報で
は、ヨコ編地で、タテヨコそれぞれ1kgの荷重で10
%以上伸長する低荷重伸長性を備え、厚みが0.5mm
以上で、且つ目付が0.01〜0.2kg/cm2 の範
囲内の大きさを有する遮水シート工法用編地を地表面上
に敷設した後、該編地にゴムアスファルトエマルジョン
等の浸透性材料を全面に吹き付け、編地に含浸させて、
該編地に遮水膜を形成する吹き付け遮水シートが開示さ
れている。
は、ヨコ編地で、タテヨコそれぞれ1kgの荷重で10
%以上伸長する低荷重伸長性を備え、厚みが0.5mm
以上で、且つ目付が0.01〜0.2kg/cm2 の範
囲内の大きさを有する遮水シート工法用編地を地表面上
に敷設した後、該編地にゴムアスファルトエマルジョン
等の浸透性材料を全面に吹き付け、編地に含浸させて、
該編地に遮水膜を形成する吹き付け遮水シートが開示さ
れている。
【0006】さらに、特開平5−9914号公報では、
表裏がそれぞれ異なるウエール密度を有する複層構造編
地の多孔性シート材で、表地のウエール密度を裏地のウ
エール密度の75%以下とすることにより、基布への含
浸性を向上させ、遮水膜中に発生する気泡によるクラッ
ク等の欠点を防止する工法が開示されている。
表裏がそれぞれ異なるウエール密度を有する複層構造編
地の多孔性シート材で、表地のウエール密度を裏地のウ
エール密度の75%以下とすることにより、基布への含
浸性を向上させ、遮水膜中に発生する気泡によるクラッ
ク等の欠点を防止する工法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記工
法のうち、特公昭51−46983号公報、特開平2−
200911号公報及び特開平3−17308号公報で
開示されている技術は、いずれも不織布を用いるもので
ある。不織布の伸び率及び強力は低く、地表面の凹凸が
大きい場合等、敷設作業が困難となり、敷設時に皺が入
りやすく、人が走行するといった日常的な上からの緩い
荷重に対し容易に破損するといった問題点があった。
法のうち、特公昭51−46983号公報、特開平2−
200911号公報及び特開平3−17308号公報で
開示されている技術は、いずれも不織布を用いるもので
ある。不織布の伸び率及び強力は低く、地表面の凹凸が
大きい場合等、敷設作業が困難となり、敷設時に皺が入
りやすく、人が走行するといった日常的な上からの緩い
荷重に対し容易に破損するといった問題点があった。
【0008】また、特開平3−147919号公報およ
び特開平5−9914号公報で開示されている工法は、
いずれも不織布の伸び率、強力の低さを改善し、かつ緩
凝固浸透性液の流動性、仕上がり厚さの均一性を狙った
ものであり、それなりの効果はあるが、寒時期の施工及
び急な斜面での施工等、タレ等の問題は完全に回避でき
ず、2回吹き及びトップコート等により表層面に厚い層
を作り遮水性能を持たせているのが現状であった。
び特開平5−9914号公報で開示されている工法は、
いずれも不織布の伸び率、強力の低さを改善し、かつ緩
凝固浸透性液の流動性、仕上がり厚さの均一性を狙った
ものであり、それなりの効果はあるが、寒時期の施工及
び急な斜面での施工等、タレ等の問題は完全に回避でき
ず、2回吹き及びトップコート等により表層面に厚い層
を作り遮水性能を持たせているのが現状であった。
【0009】本発明はかかる従来技術の問題点を解消す
るために創案されたものであり、その課題は緩凝固浸透
性液の濃度差及び外気温差による硬化時間への影響が少
なく、しかも急斜面等の過酷な条件下での施工に際して
もタレ等の問題が発生せず、1回吹きでも十分な遮水性
能を有する吹き付け遮水シート工法用基布を提供するこ
とにある。
るために創案されたものであり、その課題は緩凝固浸透
性液の濃度差及び外気温差による硬化時間への影響が少
なく、しかも急斜面等の過酷な条件下での施工に際して
もタレ等の問題が発生せず、1回吹きでも十分な遮水性
能を有する吹き付け遮水シート工法用基布を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
達成するために鋭意検討した結果、本発明の完成に至っ
た。即ち、本発明は金属酸化物を含有するアニオン性ゴ
ムアスファルトエマルジョンを主成分とする緩凝固浸透
性液を吹き付け含浸させる吹き付け遮水シート工法に用
いられる基布であって、該基布が0.5〜10重量%の
有効成分を有するアンモニウム塩水溶液に浸漬、乾燥
後、2〜20重量%の有効成分を有する多価金属塩水溶
液で処理されていることを特徴とする吹き付け遮水シー
ト工法用基布である。
達成するために鋭意検討した結果、本発明の完成に至っ
た。即ち、本発明は金属酸化物を含有するアニオン性ゴ
ムアスファルトエマルジョンを主成分とする緩凝固浸透
性液を吹き付け含浸させる吹き付け遮水シート工法に用
いられる基布であって、該基布が0.5〜10重量%の
有効成分を有するアンモニウム塩水溶液に浸漬、乾燥
後、2〜20重量%の有効成分を有する多価金属塩水溶
液で処理されていることを特徴とする吹き付け遮水シー
ト工法用基布である。
【0011】上記の構成からなる本発明の吹き付け遮水
シート工法用基布は、緩凝固浸透性液の濃度および外気
温差による硬化時間の変化が少なく、しかも急斜面等の
過酷な条件下での施工に際してもタレ等の問題が発生せ
ず、1回吹きでも十分な遮水性能を有する。
シート工法用基布は、緩凝固浸透性液の濃度および外気
温差による硬化時間の変化が少なく、しかも急斜面等の
過酷な条件下での施工に際してもタレ等の問題が発生せ
ず、1回吹きでも十分な遮水性能を有する。
【0012】また、本発明の吹き付け遮水シート工法用
基布は、該基布処理に用いられるアンモニウム塩水溶液
中に、該水溶液に対して0.3〜8重量%の有効成分を
有する架橋剤を投入することによって遮水効果をより高
くすることができる。
基布は、該基布処理に用いられるアンモニウム塩水溶液
中に、該水溶液に対して0.3〜8重量%の有効成分を
有する架橋剤を投入することによって遮水効果をより高
くすることができる。
【0013】さらに本発明の好ましい態様では、基布
は、複層構造編地からなる空隙率75〜98%の多孔性
布帛である。かかる布帛を採用することにより、緩凝固
浸透性液の含浸性および保持性が良好となり、基布内部
のクラック発生を極力少なくすることができる。
は、複層構造編地からなる空隙率75〜98%の多孔性
布帛である。かかる布帛を採用することにより、緩凝固
浸透性液の含浸性および保持性が良好となり、基布内部
のクラック発生を極力少なくすることができる。
【0014】さらに本発明の好ましい態様では、緩凝固
浸透性液は、金属酸化物を含有するアニオン性ゴムアス
ファルトエマルジョンと、ゲル化剤としてのアンモニウ
ム塩水溶液とを混合した混合液である。
浸透性液は、金属酸化物を含有するアニオン性ゴムアス
ファルトエマルジョンと、ゲル化剤としてのアンモニウ
ム塩水溶液とを混合した混合液である。
【0015】上記のような緩凝固浸透性液を用いる吹き
付け遮水シート工法は、緩凝固浸透性液のゲル化が均一
で安定しているため硬化時間のコントロールが容易であ
る一方、大量吹き付けが可能となり、施工効率も大幅に
向上することができる。
付け遮水シート工法は、緩凝固浸透性液のゲル化が均一
で安定しているため硬化時間のコントロールが容易であ
る一方、大量吹き付けが可能となり、施工効率も大幅に
向上することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の基布に用いられる繊維と
しては、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリオレ
フィン繊維、アクリル繊維、アラミド繊維等の合成繊
維、あるいは麻、綿等の天然繊維またはその混合物が用
いられる。
しては、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリオレ
フィン繊維、アクリル繊維、アラミド繊維等の合成繊
維、あるいは麻、綿等の天然繊維またはその混合物が用
いられる。
【0017】また、本発明の基布は0.5〜10重量%
の有効成分を有するアンモニウム塩水溶液に浸漬、乾燥
後、2〜20重量%の有効成分を有する多価金属塩水溶
液で処理されている。これは繊維表層に塩を形成させる
ことで緩凝固浸透性液の硬化を促進させ、流れだしを防
止する効果を狙ったものである。
の有効成分を有するアンモニウム塩水溶液に浸漬、乾燥
後、2〜20重量%の有効成分を有する多価金属塩水溶
液で処理されている。これは繊維表層に塩を形成させる
ことで緩凝固浸透性液の硬化を促進させ、流れだしを防
止する効果を狙ったものである。
【0018】本発明の処理で使用されるアンモニウム塩
水溶液としては、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウ
ム、スルファン酸アンモニウム、炭酸アンモニウム等が
挙げられ、その水溶液濃度は有効成分比率で0.5〜1
0重量%、好ましくは1〜7重量%の範囲が好適であ
る。
水溶液としては、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウ
ム、スルファン酸アンモニウム、炭酸アンモニウム等が
挙げられ、その水溶液濃度は有効成分比率で0.5〜1
0重量%、好ましくは1〜7重量%の範囲が好適であ
る。
【0019】前記濃度が0.5重量%未満の場合、有効
成分が少ないため緩凝固浸透性液の硬化を促進させ流れ
だしを防止する効果が低くなり、一方10重量%を越え
る場合、加工コスト上昇の割に流れだしを防止する効果
が変わらなくなるため好ましくない。
成分が少ないため緩凝固浸透性液の硬化を促進させ流れ
だしを防止する効果が低くなり、一方10重量%を越え
る場合、加工コスト上昇の割に流れだしを防止する効果
が変わらなくなるため好ましくない。
【0020】本発明の処理で使用される多価金属塩は特
に限定されないが、易水溶性でエマルジョンの凝固性能
に優れ人体への安全性が高いもの、例えば塩化カルシウ
ム、鉄明礬、カリ明礬等が挙げられる。その水溶液濃度
は有効成分比率で2〜20重量%、好ましくは5〜14
重量%であることが好ましい。前記濃度が2重量%未満
の場合、塩の生成が不十分で流れだし防止効果が低く、
逆に20重量%を越える場合、多価金属塩残留物が基布
中に多く残り、緩凝固浸透性液の浸透性が悪くなってし
まうため好ましくない。
に限定されないが、易水溶性でエマルジョンの凝固性能
に優れ人体への安全性が高いもの、例えば塩化カルシウ
ム、鉄明礬、カリ明礬等が挙げられる。その水溶液濃度
は有効成分比率で2〜20重量%、好ましくは5〜14
重量%であることが好ましい。前記濃度が2重量%未満
の場合、塩の生成が不十分で流れだし防止効果が低く、
逆に20重量%を越える場合、多価金属塩残留物が基布
中に多く残り、緩凝固浸透性液の浸透性が悪くなってし
まうため好ましくない。
【0021】本発明の吹き付け遮水シート工法用基布
は、該基布処理に用いられるアンモニウム塩水溶液中
に、該水溶液に対して0.3〜8重量%、好ましくは1
〜5重量%の有効成分を有する架橋剤を投入することに
より遮水効果をより高くすることができる。
は、該基布処理に用いられるアンモニウム塩水溶液中
に、該水溶液に対して0.3〜8重量%、好ましくは1
〜5重量%の有効成分を有する架橋剤を投入することに
より遮水効果をより高くすることができる。
【0022】架橋剤の濃度が0.3重量%未満の場合、
架橋効果が低く、逆に8重量%を越える場合、加工コス
ト上昇の割に流れだしを防止する効果が変わらなくなる
ため好ましくない。
架橋効果が低く、逆に8重量%を越える場合、加工コス
ト上昇の割に流れだしを防止する効果が変わらなくなる
ため好ましくない。
【0023】本発明の基布は、複層構造編地からなる空
隙率75〜98%の多孔性布帛であることが好ましい。
複層構造編地を用いる最大の目的は、不織布の伸び率及
び強力の低さを改善し、地表面の凹凸が大きい場合でも
敷設作業を容易にし、人が走行するといった日常的な上
方からの緩い荷重に対し容易に破損させないことにあ
る。さらに、予め一定に設定された複層構造編地の厚み
を利用し施工すれば、熟練を要さずともシート厚みの均
一化を容易に行うことができる。
隙率75〜98%の多孔性布帛であることが好ましい。
複層構造編地を用いる最大の目的は、不織布の伸び率及
び強力の低さを改善し、地表面の凹凸が大きい場合でも
敷設作業を容易にし、人が走行するといった日常的な上
方からの緩い荷重に対し容易に破損させないことにあ
る。さらに、予め一定に設定された複層構造編地の厚み
を利用し施工すれば、熟練を要さずともシート厚みの均
一化を容易に行うことができる。
【0024】また、緩凝固浸透性液の含浸性から多孔性
布帛の空隙率は75〜98%、好ましくは85〜94%
であることが望ましい。空隙率が75%未満の場合、緩
凝固浸透性液の含浸性が悪く基布内部にクラックが生じ
やすくなり、逆に98%を越える場合にも緩凝固浸透性
液の保持性能が不十分となり、やはり基布内部にクラッ
クが発生するため好ましくない。
布帛の空隙率は75〜98%、好ましくは85〜94%
であることが望ましい。空隙率が75%未満の場合、緩
凝固浸透性液の含浸性が悪く基布内部にクラックが生じ
やすくなり、逆に98%を越える場合にも緩凝固浸透性
液の保持性能が不十分となり、やはり基布内部にクラッ
クが発生するため好ましくない。
【0025】本発明の工法で用いられる緩凝固浸透性液
は、金属酸化物を含有するアニオン性ゴムアスファルト
エマルジョンと、ゲル化剤としてのアンモニウム塩水溶
液とを混合した混合液であることが望ましい。これは、
緩凝固浸透性液の硬化時間のコントロール性をより一層
高めることが可能となる。
は、金属酸化物を含有するアニオン性ゴムアスファルト
エマルジョンと、ゲル化剤としてのアンモニウム塩水溶
液とを混合した混合液であることが望ましい。これは、
緩凝固浸透性液の硬化時間のコントロール性をより一層
高めることが可能となる。
【0026】前記エマルジョンに含有される金属酸化物
としては、酸化亜鉛、酸化マグネシウムなどが挙げら
れ、その含有率は0.1〜5重量%の範囲が好適であ
る。
としては、酸化亜鉛、酸化マグネシウムなどが挙げら
れ、その含有率は0.1〜5重量%の範囲が好適であ
る。
【0027】前記エマルジョンの濃度は低すぎると浸透
性が過大となり地表面への流失ロスが多くなり、逆に高
すぎると多孔性シートへの含浸が不十分になるので、固
形分は50〜80重量%の範囲が好適である。
性が過大となり地表面への流失ロスが多くなり、逆に高
すぎると多孔性シートへの含浸が不十分になるので、固
形分は50〜80重量%の範囲が好適である。
【0028】前記ゲル化剤としてのアンモニウム塩とし
ては、前述した硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、
スルファン酸アンモニウム、炭酸アンモニウム等が挙げ
られ、その水溶液濃度は3〜40重量%の範囲が好適で
ある。
ては、前述した硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、
スルファン酸アンモニウム、炭酸アンモニウム等が挙げ
られ、その水溶液濃度は3〜40重量%の範囲が好適で
ある。
【0029】前記アンモニウム塩水溶液は、通常アルコ
ールまたはその誘導体を含有するが、かかる例として
は、メチルアルコール、エチルアルコール、ノルマルプ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルア
ルコール、ノルマルオクチルアルコール、イソオクチル
アルコール等が挙げられ、その含有率は0.1〜15重
量%の範囲が好適である。
ールまたはその誘導体を含有するが、かかる例として
は、メチルアルコール、エチルアルコール、ノルマルプ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルア
ルコール、ノルマルオクチルアルコール、イソオクチル
アルコール等が挙げられ、その含有率は0.1〜15重
量%の範囲が好適である。
【0030】吹き付け遮水シート工法で用いられる緩凝
固浸透性液が、金属酸化物を含有するアニオン性ゴムア
スファルトエマルジョンと、ゲル化剤としてのアンモニ
ウム塩水溶液とを混合した混合液である場合のゲル化機
構は、エマルジョン中の金属酸化物とゲル化剤としての
アンモニウム塩とが反応して金属アンモニウム錯塩を形
成し、pHの低下によって金属イオンが遊離され、これ
がエマルジョン中の乳化剤と反応して不溶性の金属石鹸
が形成されエマルジョンの不安定化が促進されると共に
均一な凝固が同時に促進されることに依存する。この
際、アルコール及びその誘導体は凝固の緩衝剤として作
用し、均一な凝固をもたらすために働く。
固浸透性液が、金属酸化物を含有するアニオン性ゴムア
スファルトエマルジョンと、ゲル化剤としてのアンモニ
ウム塩水溶液とを混合した混合液である場合のゲル化機
構は、エマルジョン中の金属酸化物とゲル化剤としての
アンモニウム塩とが反応して金属アンモニウム錯塩を形
成し、pHの低下によって金属イオンが遊離され、これ
がエマルジョン中の乳化剤と反応して不溶性の金属石鹸
が形成されエマルジョンの不安定化が促進されると共に
均一な凝固が同時に促進されることに依存する。この
際、アルコール及びその誘導体は凝固の緩衝剤として作
用し、均一な凝固をもたらすために働く。
【0031】このように、ゲル化剤としてのアンモニウ
ム塩を混合して用いる緩凝固浸透性液のゲル化機構は、
ゲル化剤としてのアンモニウム塩によるエマルジョンの
破壊であるため混合比が多少ずれても物性のばらつきが
少なく、大型の吹き付け機械による大量吹き付けが可能
になり、施工効率を大幅に向上できるのが最大の特徴で
ある。
ム塩を混合して用いる緩凝固浸透性液のゲル化機構は、
ゲル化剤としてのアンモニウム塩によるエマルジョンの
破壊であるため混合比が多少ずれても物性のばらつきが
少なく、大型の吹き付け機械による大量吹き付けが可能
になり、施工効率を大幅に向上できるのが最大の特徴で
ある。
【0032】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、本明細書における特性値は下記方法により求めた: ゴムアスファルト捕捉率(%)=[(24時間経過後重
量−基布重量)/基布重量]×100 空隙率(%)=[(基布体積−繊維体積−ゴムアスファ
ルト体積)/基布体積]×100 耐水圧性:1kg/cm2 の加水圧によって漏水がある
場合を○で、漏水がない場合を×で表示した。なお、ポ
リエステルの密度は、1.38g/cm3 、ゴムアスフ
ァルトの密度は1.0g/cm3 で計算した。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、本明細書における特性値は下記方法により求めた: ゴムアスファルト捕捉率(%)=[(24時間経過後重
量−基布重量)/基布重量]×100 空隙率(%)=[(基布体積−繊維体積−ゴムアスファ
ルト体積)/基布体積]×100 耐水圧性:1kg/cm2 の加水圧によって漏水がある
場合を○で、漏水がない場合を×で表示した。なお、ポ
リエステルの密度は、1.38g/cm3 、ゴムアスフ
ァルトの密度は1.0g/cm3 で計算した。
【0033】実施例 1 ポリエステル糸条(dpf=5.2デニール、トータル
500デニール)を用い、16ゲージの丸編機で表地ウ
エール密度8本/インチ、裏地ウエール密度16本/イ
ンチのニット部、インレイ部、タック部からなる複層構
造編地を作製した。得られた厚さ3.7mm、空隙率9
1%の複層構造編地を有効成分2重量%のアンモニウム
塩水溶液(帝国化学産業(株)製、商品名アクリサイズ
ME−18)に浸漬、24時間風乾した後、塩化カルシ
ウム水溶液(10重量%)に浸漬し、100℃×2分乾
燥した後、降雨を想定した完全浸水処理を行い、次いで
風乾(48時間)を行った。この試料をタテヨコ30c
mに切り出し、金属酸化物を含有するアニオン性ゴムア
スファルトエマルジョン(日新工業(株)製、商品名プ
レノPコート)(主剤A)とアンモニウム塩水溶液(帝
国化学産業(株)製、商品名アクリサイズME−18)
(硬化剤B)の比率が10:1である緩凝固浸透性液に
十分浸漬した後、図1に示す台座の60°斜面(1)上
に張り付け(3)、24時間経過後のゴムアスファルト
捕捉率を評価した。なお、ゴムアスファルトの流動性を
良くするため、斜面上には予め目合い2cm2 の防鳥ネ
ット(2)を敷設しておいた。そして、ゴムアスファル
トコート後の空隙率と耐水圧性を測定した。それらの測
定結果を表1に示す。表1から明らかなように、非常に
高いゴムアスファルト捕捉性能と低い空隙率により耐水
圧試験において漏水の認められない良好な結果が得られ
た。
500デニール)を用い、16ゲージの丸編機で表地ウ
エール密度8本/インチ、裏地ウエール密度16本/イ
ンチのニット部、インレイ部、タック部からなる複層構
造編地を作製した。得られた厚さ3.7mm、空隙率9
1%の複層構造編地を有効成分2重量%のアンモニウム
塩水溶液(帝国化学産業(株)製、商品名アクリサイズ
ME−18)に浸漬、24時間風乾した後、塩化カルシ
ウム水溶液(10重量%)に浸漬し、100℃×2分乾
燥した後、降雨を想定した完全浸水処理を行い、次いで
風乾(48時間)を行った。この試料をタテヨコ30c
mに切り出し、金属酸化物を含有するアニオン性ゴムア
スファルトエマルジョン(日新工業(株)製、商品名プ
レノPコート)(主剤A)とアンモニウム塩水溶液(帝
国化学産業(株)製、商品名アクリサイズME−18)
(硬化剤B)の比率が10:1である緩凝固浸透性液に
十分浸漬した後、図1に示す台座の60°斜面(1)上
に張り付け(3)、24時間経過後のゴムアスファルト
捕捉率を評価した。なお、ゴムアスファルトの流動性を
良くするため、斜面上には予め目合い2cm2 の防鳥ネ
ット(2)を敷設しておいた。そして、ゴムアスファル
トコート後の空隙率と耐水圧性を測定した。それらの測
定結果を表1に示す。表1から明らかなように、非常に
高いゴムアスファルト捕捉性能と低い空隙率により耐水
圧試験において漏水の認められない良好な結果が得られ
た。
【0034】実施例 2 実施例1と同様に、ポリエステル糸条(dpf=5.2
デニール、トータル500デニール)を用い、16ゲー
ジの丸編機で表地ウエール密度8本/インチ、裏地ウエ
ール密度16本/インチのニット部、インレイ部、タッ
ク部からなる複層構造編地を作製した。得られた厚さ
3.7mm、空隙率91%の複層構造編地を有効成分2
重量%のアンモニウム塩水溶液(帝国化学産業(株)
製、商品名アクリサイズME−18)に浸漬する際、該
水溶液に有効成分3重量%の架橋剤(帝国化学産業
(株)製、商品名カタリスト#50)を投入した。そし
て24時間風乾した後、塩化カルシウム水溶液(10重
量%)に浸漬し、100℃×2分乾燥した後、降雨を想
定した完全浸水処理を行い、次いで風乾(48時間)を
行った。この試料をタテヨコ30cmに切り出し、金属
酸化物を含有するアニオン性ゴムアスファルトエマルジ
ョン(日新工業(株)製、商品名プレノPコート)(主
剤A)とアンモニウム塩水溶液(帝国化学産業(株)
製、商品名アクリサイズME−18)(硬化剤B)の比
率が10:1である緩凝固浸透性液に十分浸漬した後、
図1に示す台座の60°斜面(1)上に張り付け
(3)、24時間経過後のゴムアスファルト捕捉率を評
価した。なお、ゴムアスファルトの流動性を良くするた
め、斜面上には予め目合い2cm2 の防鳥ネット(2)
を敷設しておいた。そして、ゴムアスファルトコート後
の空隙率と耐水圧性を測定した。それらの測定結果を表
1に示す。表1から明らかなように、非常に高いゴムア
スファルト捕捉性能と低い空隙率により耐水圧試験にお
いて漏水の認められない良好な結果が得られた。
デニール、トータル500デニール)を用い、16ゲー
ジの丸編機で表地ウエール密度8本/インチ、裏地ウエ
ール密度16本/インチのニット部、インレイ部、タッ
ク部からなる複層構造編地を作製した。得られた厚さ
3.7mm、空隙率91%の複層構造編地を有効成分2
重量%のアンモニウム塩水溶液(帝国化学産業(株)
製、商品名アクリサイズME−18)に浸漬する際、該
水溶液に有効成分3重量%の架橋剤(帝国化学産業
(株)製、商品名カタリスト#50)を投入した。そし
て24時間風乾した後、塩化カルシウム水溶液(10重
量%)に浸漬し、100℃×2分乾燥した後、降雨を想
定した完全浸水処理を行い、次いで風乾(48時間)を
行った。この試料をタテヨコ30cmに切り出し、金属
酸化物を含有するアニオン性ゴムアスファルトエマルジ
ョン(日新工業(株)製、商品名プレノPコート)(主
剤A)とアンモニウム塩水溶液(帝国化学産業(株)
製、商品名アクリサイズME−18)(硬化剤B)の比
率が10:1である緩凝固浸透性液に十分浸漬した後、
図1に示す台座の60°斜面(1)上に張り付け
(3)、24時間経過後のゴムアスファルト捕捉率を評
価した。なお、ゴムアスファルトの流動性を良くするた
め、斜面上には予め目合い2cm2 の防鳥ネット(2)
を敷設しておいた。そして、ゴムアスファルトコート後
の空隙率と耐水圧性を測定した。それらの測定結果を表
1に示す。表1から明らかなように、非常に高いゴムア
スファルト捕捉性能と低い空隙率により耐水圧試験にお
いて漏水の認められない良好な結果が得られた。
【0035】実施例 3 実施例1と同様に、ポリエステル糸条(dpf=5.2
デニール、トータル500デニール)を用い、16ゲー
ジの丸編機で表地ウエール密度8本/インチ、裏地ウエ
ール密度16本/インチのニット部、インレイ部、タッ
ク部からなる複層構造編地を作製した。得られた厚さ
3.7mm、空隙率91%の複層構造編地を有効成分5
重量%のアンモニウム塩水溶液(帝国化学産業(株)
製、商品名アクリサイズME−18)に浸漬する際、該
水溶液に有効成分3重量%の架橋剤(帝国化学産業
(株)製、商品名カタリスト#50)を投入した。そし
て24時間風乾した後、塩化カルシウム水溶液(10重
量%)に浸漬し、100℃×2分乾燥した後、降雨を想
定した完全浸水処理を行い、次いで風乾(48時間)を
行った。この試料をタテヨコ30cmに切り出し、金属
酸化物を含有するアニオン性ゴムアスファルトエマルジ
ョン(日新工業(株)製、商品名プレノPコート)(主
剤A)とアンモニウム塩水溶液(帝国化学産業(株)
製、商品名アクリサイズME−18)(硬化剤B)の比
率が10:1である緩凝固浸透性液に十分浸漬した後、
図1に示す台座の60°斜面(1)上に張り付け
(3)、24時間経過後のゴムアスファルト捕捉率を評
価した。なお、ゴムアスファルトの流動性を良くするた
め、斜面上には予め目合い2cm2 の防鳥ネット(2)
を敷設しておいた。そして、ゴムアスファルトコート後
の空隙率と耐水圧性を測定した。それらの測定結果を表
1に示す。表1から明らかなように、非常に高いゴムア
スファルト捕捉性能と低い空隙率により耐水圧試験にお
いて漏水の認められない良好な結果が得られた。
デニール、トータル500デニール)を用い、16ゲー
ジの丸編機で表地ウエール密度8本/インチ、裏地ウエ
ール密度16本/インチのニット部、インレイ部、タッ
ク部からなる複層構造編地を作製した。得られた厚さ
3.7mm、空隙率91%の複層構造編地を有効成分5
重量%のアンモニウム塩水溶液(帝国化学産業(株)
製、商品名アクリサイズME−18)に浸漬する際、該
水溶液に有効成分3重量%の架橋剤(帝国化学産業
(株)製、商品名カタリスト#50)を投入した。そし
て24時間風乾した後、塩化カルシウム水溶液(10重
量%)に浸漬し、100℃×2分乾燥した後、降雨を想
定した完全浸水処理を行い、次いで風乾(48時間)を
行った。この試料をタテヨコ30cmに切り出し、金属
酸化物を含有するアニオン性ゴムアスファルトエマルジ
ョン(日新工業(株)製、商品名プレノPコート)(主
剤A)とアンモニウム塩水溶液(帝国化学産業(株)
製、商品名アクリサイズME−18)(硬化剤B)の比
率が10:1である緩凝固浸透性液に十分浸漬した後、
図1に示す台座の60°斜面(1)上に張り付け
(3)、24時間経過後のゴムアスファルト捕捉率を評
価した。なお、ゴムアスファルトの流動性を良くするた
め、斜面上には予め目合い2cm2 の防鳥ネット(2)
を敷設しておいた。そして、ゴムアスファルトコート後
の空隙率と耐水圧性を測定した。それらの測定結果を表
1に示す。表1から明らかなように、非常に高いゴムア
スファルト捕捉性能と低い空隙率により耐水圧試験にお
いて漏水の認められない良好な結果が得られた。
【0036】実施例 4 実施例1と同様に、ポリエステル糸条(dpf=5.2
デニール、トータル500デニール)を用い、16ゲー
ジの丸編機で表地ウエール密度8本/インチ、裏地ウエ
ール密度16本/インチのニット部、インレイ部、タッ
ク部からなる複層構造編地を作製した。得られた厚さ
3.7mm、空隙率91%の複層構造編地を有効成分2
重量%のアンモニウム塩水溶液(帝国化学産業(株)
製、商品名アクリサイズME−18)に浸漬する際、該
水溶液に有効成分3重量%の架橋剤(帝国化学産業
(株)製、商品名カタリスト#50)を投入した。そし
て24時間風乾した後、塩化カルシウム水溶液(5重量
%)に浸漬し、100℃×2分乾燥した後、降雨を想定
した完全浸水処理を行い、次いで風乾(48時間)を行
った。この試料をタテヨコ30cmに切り出し、金属酸
化物を含有するアニオン性ゴムアスファルトエマルジョ
ン(日新工業(株)製、商品名プレノPコート)(主剤
A)とアンモニウム塩水溶液(帝国化学産業(株)製、
商品名アクリサイズME−18)(硬化剤B)の比率が
10:1である緩凝固浸透性液に十分浸漬した後、図1
に示す台座の60°斜面(1)上に張り付け(3)、2
4時間経過後のゴムアスファルト捕捉率を評価した。な
お、ゴムアスファルトの流動性を良くするため、斜面上
には予め目合い2cm2 の防鳥ネット(2)を敷設して
おいた。そして、ゴムアスファルトコート後の空隙率と
耐水圧性を測定した。それらの測定結果を表1に示す。
表1から明らかなように、非常に高いゴムアスファルト
捕捉性能と低い空隙率により耐水圧試験において漏水の
認められない良好な結果が得られた。
デニール、トータル500デニール)を用い、16ゲー
ジの丸編機で表地ウエール密度8本/インチ、裏地ウエ
ール密度16本/インチのニット部、インレイ部、タッ
ク部からなる複層構造編地を作製した。得られた厚さ
3.7mm、空隙率91%の複層構造編地を有効成分2
重量%のアンモニウム塩水溶液(帝国化学産業(株)
製、商品名アクリサイズME−18)に浸漬する際、該
水溶液に有効成分3重量%の架橋剤(帝国化学産業
(株)製、商品名カタリスト#50)を投入した。そし
て24時間風乾した後、塩化カルシウム水溶液(5重量
%)に浸漬し、100℃×2分乾燥した後、降雨を想定
した完全浸水処理を行い、次いで風乾(48時間)を行
った。この試料をタテヨコ30cmに切り出し、金属酸
化物を含有するアニオン性ゴムアスファルトエマルジョ
ン(日新工業(株)製、商品名プレノPコート)(主剤
A)とアンモニウム塩水溶液(帝国化学産業(株)製、
商品名アクリサイズME−18)(硬化剤B)の比率が
10:1である緩凝固浸透性液に十分浸漬した後、図1
に示す台座の60°斜面(1)上に張り付け(3)、2
4時間経過後のゴムアスファルト捕捉率を評価した。な
お、ゴムアスファルトの流動性を良くするため、斜面上
には予め目合い2cm2 の防鳥ネット(2)を敷設して
おいた。そして、ゴムアスファルトコート後の空隙率と
耐水圧性を測定した。それらの測定結果を表1に示す。
表1から明らかなように、非常に高いゴムアスファルト
捕捉性能と低い空隙率により耐水圧試験において漏水の
認められない良好な結果が得られた。
【0037】比較例 1 実施例1と同様に、ポリエステル糸条(dpf=5.2
デニール、トータル500デニール)を用い、16ゲー
ジの丸編機で表地ウエール密度8本/インチ、裏地ウエ
ール密度16本/インチのニット部、インレイ部、タッ
ク部からなる複層構造編地を作製した。得られた厚さ
3.7mm、空隙率91%の複層構造編地を有効成分
0.2重量%のアンモニウム塩水溶液(帝国化学産業
(株)製、商品名アクリサイズME−18)に浸漬、2
4時間風乾した後、塩化カルシウム水溶液(10重量
%)に浸漬し、100℃×2分乾燥した後、降雨を想定
した完全浸水処理を行い、次いで風乾(48時間)を行
った。この試料をタテヨコ30cmに切り出し、金属酸
化物を含有するアニオン性ゴムアスファルトエマルジョ
ン(日新工業(株)製、商品名プレノPコート)(主剤
A)とアンモニウム塩水溶液(帝国化学産業(株)製、
商品名アクリサイズME−18)(硬化剤B)の比率が
10:1である緩凝固浸透性液に十分浸漬した後、図1
に示す台座の60°斜面(1)上に張り付け(3)、2
4時間経過後のゴムアスファルト捕捉率を評価した。そ
して、ゴムアスファルトコート後の空隙率と耐水圧性を
測定した。それらの測定結果を表1に示す。表1から明
らかなように、アンモニウム塩水溶液濃度が低すぎると
十分なゴムアスファルト捕捉性能が得られず、耐水圧試
験においても漏水の認められる劣った結果となった。
デニール、トータル500デニール)を用い、16ゲー
ジの丸編機で表地ウエール密度8本/インチ、裏地ウエ
ール密度16本/インチのニット部、インレイ部、タッ
ク部からなる複層構造編地を作製した。得られた厚さ
3.7mm、空隙率91%の複層構造編地を有効成分
0.2重量%のアンモニウム塩水溶液(帝国化学産業
(株)製、商品名アクリサイズME−18)に浸漬、2
4時間風乾した後、塩化カルシウム水溶液(10重量
%)に浸漬し、100℃×2分乾燥した後、降雨を想定
した完全浸水処理を行い、次いで風乾(48時間)を行
った。この試料をタテヨコ30cmに切り出し、金属酸
化物を含有するアニオン性ゴムアスファルトエマルジョ
ン(日新工業(株)製、商品名プレノPコート)(主剤
A)とアンモニウム塩水溶液(帝国化学産業(株)製、
商品名アクリサイズME−18)(硬化剤B)の比率が
10:1である緩凝固浸透性液に十分浸漬した後、図1
に示す台座の60°斜面(1)上に張り付け(3)、2
4時間経過後のゴムアスファルト捕捉率を評価した。そ
して、ゴムアスファルトコート後の空隙率と耐水圧性を
測定した。それらの測定結果を表1に示す。表1から明
らかなように、アンモニウム塩水溶液濃度が低すぎると
十分なゴムアスファルト捕捉性能が得られず、耐水圧試
験においても漏水の認められる劣った結果となった。
【0038】比較例 2 実施例1と同様に、ポリエステル糸条(dpf=5.2
デニール、トータル500デニール)を用い、16ゲー
ジの丸編機で表地ウエール密度8本/インチ、裏地ウエ
ール密度16本/インチのニット部、インレイ部、タッ
ク部からなる複層構造編地を作製した。得られた厚さ
3.7mm、空隙率91%の複層構造編地を有効成分2
重量%のアンモニウム塩水溶液(帝国化学産業(株)
製、商品名アクリサイズME−18)に浸漬、24時間
風乾した後、塩化カルシウム水溶液(1重量%)に浸漬
し、100℃×2分乾燥した後、降雨を想定した完全浸
水処理を行い、次いで風乾(48時間)を行った。この
試料をタテヨコ30cmに切り出し、金属酸化物を含有
するアニオン性ゴムアスファルトエマルジョン(日新工
業(株)製、商品名プレノPコート)(主剤A)とアン
モニウム塩水溶液(帝国化学産業(株)製、商品名アク
リサイズME−18)(硬化剤B)の比率が10:1で
ある緩凝固浸透性液に十分浸漬した後、図1に示す台座
の60°斜面(1)上に張り付け(3)、24時間経過
後のゴムアスファルト捕捉率を評価した。そして、ゴム
アスファルトコート後の空隙率と耐水圧性を測定した。
それらの測定結果を表1に示す。表1から明らかなよう
に、多価金属塩水溶液濃度が低すぎても十分なゴムアス
ファルト捕捉性能が得られず、耐水圧試験においても漏
水の認められる劣った結果となった。
デニール、トータル500デニール)を用い、16ゲー
ジの丸編機で表地ウエール密度8本/インチ、裏地ウエ
ール密度16本/インチのニット部、インレイ部、タッ
ク部からなる複層構造編地を作製した。得られた厚さ
3.7mm、空隙率91%の複層構造編地を有効成分2
重量%のアンモニウム塩水溶液(帝国化学産業(株)
製、商品名アクリサイズME−18)に浸漬、24時間
風乾した後、塩化カルシウム水溶液(1重量%)に浸漬
し、100℃×2分乾燥した後、降雨を想定した完全浸
水処理を行い、次いで風乾(48時間)を行った。この
試料をタテヨコ30cmに切り出し、金属酸化物を含有
するアニオン性ゴムアスファルトエマルジョン(日新工
業(株)製、商品名プレノPコート)(主剤A)とアン
モニウム塩水溶液(帝国化学産業(株)製、商品名アク
リサイズME−18)(硬化剤B)の比率が10:1で
ある緩凝固浸透性液に十分浸漬した後、図1に示す台座
の60°斜面(1)上に張り付け(3)、24時間経過
後のゴムアスファルト捕捉率を評価した。そして、ゴム
アスファルトコート後の空隙率と耐水圧性を測定した。
それらの測定結果を表1に示す。表1から明らかなよう
に、多価金属塩水溶液濃度が低すぎても十分なゴムアス
ファルト捕捉性能が得られず、耐水圧試験においても漏
水の認められる劣った結果となった。
【0039】比較例 3 実施例1と同様に、ポリエステル糸条(dpf=5.2
デニール、トータル500デニール)を用い、16ゲー
ジの丸編機で表地ウエール密度8本/インチ、裏地ウエ
ール密度16本/インチのニット部、インレイ部、タッ
ク部からなる複層構造編地を作製した。得られた厚さ
3.7mm、空隙率91%の複層構造編地をそのままタ
テヨコ30cmに切り出し、金属酸化物を含有するアニ
オン性ゴムアスファルトエマルジョン(日新工業(株)
製、商品名プレノPコート)(主剤A)とアンモニウム
塩水溶液(帝国化学産業(株)製、商品名アクリサイズ
ME−18)(硬化剤B)の比率が10:1である緩凝
固浸透性液に十分浸漬した後、図1に示す台座の60°
斜面(1)上に張り付け(3)、24時間経過後のゴム
アスファルト捕捉率を評価した。そして、ゴムアスファ
ルトコート後の空隙率と耐水圧性を測定した。それらの
測定結果を表1に示す。表1から明らかなように、低い
ゴムアスファルト捕捉性能と高い空隙率を有し、耐水圧
試験においても漏水の認められる劣った結果となった。
デニール、トータル500デニール)を用い、16ゲー
ジの丸編機で表地ウエール密度8本/インチ、裏地ウエ
ール密度16本/インチのニット部、インレイ部、タッ
ク部からなる複層構造編地を作製した。得られた厚さ
3.7mm、空隙率91%の複層構造編地をそのままタ
テヨコ30cmに切り出し、金属酸化物を含有するアニ
オン性ゴムアスファルトエマルジョン(日新工業(株)
製、商品名プレノPコート)(主剤A)とアンモニウム
塩水溶液(帝国化学産業(株)製、商品名アクリサイズ
ME−18)(硬化剤B)の比率が10:1である緩凝
固浸透性液に十分浸漬した後、図1に示す台座の60°
斜面(1)上に張り付け(3)、24時間経過後のゴム
アスファルト捕捉率を評価した。そして、ゴムアスファ
ルトコート後の空隙率と耐水圧性を測定した。それらの
測定結果を表1に示す。表1から明らかなように、低い
ゴムアスファルト捕捉性能と高い空隙率を有し、耐水圧
試験においても漏水の認められる劣った結果となった。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の吹き付け
遮水シート工法用基布は、緩凝固浸透性液の濃度差、外
気温差による硬化時間の変化が少なく、急斜面等の過酷
な条件下での施工に際しても、タレ等の問題が発生しに
くく、1回吹きでも優れた遮水性能を有することができ
る。また、本発明の吹き付け遮水シート工法用基布は、
アンモニウム塩水溶液と架橋剤を併用することにより、
ゴムアスファルト捕捉性能をより一層高めることができ
る。また、本発明の吹き付け遮水シート工法用基布は、
複層構造編地からなる空隙率の高い多孔性布帛を使用す
ることにより、緩凝固浸透性液の含浸性及び捕捉性に優
れ、基布内部の空隙を少なくすることができる。また、
本発明の吹き付け遮水シート工法用基布は、緩凝固浸透
性液にゲル化剤であるアンモニウム塩水溶液を混合する
ことにより、緩凝固浸透性液のゲル化が均一で安定し、
大量吹き付けによる施工効率を大幅に向上することがで
きる。
遮水シート工法用基布は、緩凝固浸透性液の濃度差、外
気温差による硬化時間の変化が少なく、急斜面等の過酷
な条件下での施工に際しても、タレ等の問題が発生しに
くく、1回吹きでも優れた遮水性能を有することができ
る。また、本発明の吹き付け遮水シート工法用基布は、
アンモニウム塩水溶液と架橋剤を併用することにより、
ゴムアスファルト捕捉性能をより一層高めることができ
る。また、本発明の吹き付け遮水シート工法用基布は、
複層構造編地からなる空隙率の高い多孔性布帛を使用す
ることにより、緩凝固浸透性液の含浸性及び捕捉性に優
れ、基布内部の空隙を少なくすることができる。また、
本発明の吹き付け遮水シート工法用基布は、緩凝固浸透
性液にゲル化剤であるアンモニウム塩水溶液を混合する
ことにより、緩凝固浸透性液のゲル化が均一で安定し、
大量吹き付けによる施工効率を大幅に向上することがで
きる。
【図1】本発明におけるゴムアスファルト捕捉率を測定
するための台座を示す図である。
するための台座を示す図である。
1 60°傾斜の斜面 2 目合い2cm2 の防鳥ネット 3 30cm×30cmの基布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E02B 5/02 D06M 11/14 7/02 11/04 Z
Claims (4)
- 【請求項1】 金属酸化物を含有するアニオン性ゴムア
スファルトエマルジョンを主成分とする緩凝固浸透性液
を吹き付け含浸させる吹き付け遮水シート工法に用いら
れる基布であって、該基布が0.5〜10重量%の有効
成分を有するアンモニウム塩水溶液に浸漬、乾燥後、2
〜20重量%の有効成分を有する多価金属塩水溶液で処
理されていることを特徴とする吹き付け遮水シート工法
用基布。 - 【請求項2】 アンモニウム塩水溶液中に、該水溶液に
対して0.3〜8重量%の有効成分を有する架橋剤が投
入されていることを特徴とする請求項1記載の吹き付け
遮水シート工法用基布。 - 【請求項3】 基布が、複層構造編地からなる空隙率7
5〜98%の多孔性布帛であることを特徴とする請求項
1又は2記載の吹き付け遮水シート工法用基布。 - 【請求項4】 緩凝固浸透性液が、金属酸化物を含有す
るアニオン性ゴムアスファルトエマルジョンと、ゲル化
剤としてのアンモニウム塩水溶液とを混合した混合液で
あることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載
の吹き付け遮水シート工法用基布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15297996A JPH09310285A (ja) | 1996-05-23 | 1996-05-23 | 吹き付け遮水シート工法用基布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15297996A JPH09310285A (ja) | 1996-05-23 | 1996-05-23 | 吹き付け遮水シート工法用基布 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09310285A true JPH09310285A (ja) | 1997-12-02 |
Family
ID=15552319
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15297996A Pending JPH09310285A (ja) | 1996-05-23 | 1996-05-23 | 吹き付け遮水シート工法用基布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09310285A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012001875A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Otsuka Kogyo:Kk | コンクリート構造物の保護補修工法 |
-
1996
- 1996-05-23 JP JP15297996A patent/JPH09310285A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012001875A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Otsuka Kogyo:Kk | コンクリート構造物の保護補修工法 |
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