JPH09310472A - 熱伝導性繊維マット複合材 - Google Patents

熱伝導性繊維マット複合材

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JPH09310472A
JPH09310472A JP12871096A JP12871096A JPH09310472A JP H09310472 A JPH09310472 A JP H09310472A JP 12871096 A JP12871096 A JP 12871096A JP 12871096 A JP12871096 A JP 12871096A JP H09310472 A JPH09310472 A JP H09310472A
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conductive fiber
fiber mat
heat conductive
fiber
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Akira Iijima
彰 飯島
Fumiyoshi Yoshikawa
文義 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防音、防振性に加え、熱伝導性に富んだ熱伝
導性繊維マットを採用することにより、従来にない複合
材を形成する。 【解決手段】 有機質および/または無機質繊維からな
る不織布マットであって、その片面または両面に熱伝導
性シートを添着した熱伝導性繊維マットを一部材とする
熱伝導性繊維マット複合材。好適には、加熱手段を内蔵
する床暖房マット上に配する熱伝導性繊維マット複合材
であって、表層材を貼着した台板の下位に熱伝導性維マ
ットを重着、一体化して床材を形成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建築物の床
材、壁材、天井材等において、防音、防振性に加え熱伝
達性能が要求されるような部位に利用される複合材であ
って、熱伝導性繊維マットを一部材とする複合材、特に
床暖房マット上に床材を形成する場合において、熱伝導
性繊維マットを一部材とする床材用複合材に関する。
【0002】
【従来技術における解決すべき課題】例えば従来の床暖
房構造において、通電加熱手段や通湯手段を有する床暖
房マット上に上位の表層材、台板および、下位の繊維マ
ットからなる床材を敷設して暖房機能に加えて防音性を
付与することは公知である。
【0003】前記繊維マットは防音、防振性を発揮する
うえで不可避のものではあるが、反面、エアーを多量に
内在し断熱性を有することにより床暖房マットからの熱
の床表面への伝達効率が著しく劣る。
【0004】本発明は前記したような従来技術の不具合
に鑑み、鋭意検討の結果完成に達したもので、繊維マッ
トが防音・防振性を損なうことなく熱伝導性を改善した
熱伝導性繊維マットを一部材とする複合材を提供するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、有機質および
/または無機質繊維からなる不織布マットであって、そ
の片面または両面に熱伝導性シートを添着した熱伝導性
繊維マットを一部材とする熱伝導性繊維マット複合材、
前記熱伝導繊維マット複合材において、熱伝導性繊維マ
ットにおける熱伝導性シートが金属箔のシートであるこ
と、さらに、熱伝導性繊維マットにおける有機質および
/または無機質繊維の一部ないし全部が、熱伝導性繊維
および/または遠赤外線放射性繊維であること、加え
て、加熱手段を内蔵する床暖房マット上に配する熱伝導
性繊維マット複合材であって、表層材を貼着した台板の
下位に熱伝導性維マットを重着、一体化して床材を形成
してなること、からなる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明における熱伝導性繊維マッ
トは、有機質繊維、金属質繊維も包含するところの無機
質繊維、あるいはそれらの混紡からなる繊維不織布マッ
トからなり、好適には耐圧縮性および反発弾性に富む耐
圧繊維と、耐圧繊維間を橋絡する絡合繊維とを含むもの
が採用できる。不織布マットは必要に応じて型崩れや吸
湿防止等の目的で樹脂シートや布シートで被包したもの
であってもよい。
【0007】通常の繊維マット自体は先述のごとく熱伝
達を阻害するものであるが、本発明における熱伝導性繊
維マットは熱伝達を向上させるうえで繊維マット中に熱
伝導性繊維や遠赤外線放射性繊維、例えば金属繊維、セ
ラミック繊維等を繊維材料の一部ないし全部に採用し、
また、熱伝導性粉粒材や遠赤外線放射性粉粒材、例えば
金属箔やセラミックフレーク等を混在させることができ
る。本発明においてはより更に効果的に熱伝達性能を発
揮させるうえで、繊維マットの片面または両面に熱伝導
性シートを添着する。
【0008】該熱伝導性繊維マットを下位に、表層材、
台板からなる板材を上位に配して一体化し、複合材とし
ての床材を形成すれば、該床材を床暖房マット上に敷設
して好適な床暖房システムを完成することができる。
【0009】床暖房マットは通電加熱手段や通湯手段等
の加熱手段を内蔵した発泡樹脂マットや繊維マット等が
採用され、例えば発泡倍率30〜50倍のポリオレフィン、
ポリスチレン、またはウレタン系樹脂を用い、これに通
湯パイプを配することにより形成する。あるいは更に適
宜マットの表面にアルミニウム箔等の熱伝導性の金属シ
ートを添着し熱伝達を良好かつ均一にする等の設計を施
すことができる。
【0010】前記表層材、台板、熱伝導性繊維マットよ
りなる床材において、表層材、例えば突板は、厚み0.2
〜0.3mm ないし2mm未満の薄くスライスした銘木よりな
り、通常合板よりなる台板の上に貼着して床表面に木質
床独特の美装性を与える。しかし下方に床暖房マットを
配し、強制的に加熱されるような場合のごとき厳しい環
境下においては、突板にひび割れや反りを発生し易い。
前記不具合を抑制するうえで、突板同様の厚み2mmm 未
満の木質薄板を複数層、好適には3層以上互いにその繊
維の配向方向を違えて積層形成し、更にその上層の上に
該上層とは繊維の配向方向を違えて突板を貼着一体化し
て厚み2〜3mm程度の表層材を形成するのが望ましい。
【0011】台板は、通常3層以上、例えば5〜7層の
木質合板よりなる。厚みは特定しないが、5〜12mmの範
囲で適宜設定することができる。台板に防音・防振性を
付与する一手段としては、表層材に台板を貼着後、台板
底面側より上方向に向けて台板の厚みの過半ないし全厚
の深さにわたり多数のスリットを刻成する。スリットは
板の幅方向に平行なもの、あるいは更に板の長手方向に
平行なもの等随意に刻成でき、スリット間隔も10mmない
し100mm 等任意に設計できる。
【0012】本発明においては、台板の下位に配し、台
板と接合、一体化せしめる熱伝導性繊維マットが、先述
のごとく有機質および/または無機質繊維からなり、好
適には該繊維マット中に熱伝導性繊維や遠赤外線放射性
繊維、例えば金属繊維、セラミック繊維等を繊維材料の
一部ないし全部に採用し、また、熱伝導性粉粒材や遠赤
外線放射性粉粒材、例えば金属箔やセラミックフレーク
等を混在させることができる。該熱伝導性繊維マットは
より更に効果的に熱伝達性能を発揮させるうえで、繊維
マットの片面または両面に熱伝導性シート、例えばアル
ミニウム箔シートを添着することを必須とする。熱伝導
性繊維マットの厚みは限定するものではないが、例えば
3mmないし10mm程度とする。
【0013】なお熱伝導性繊維マットと床暖房マットと
が直に接した状態にあると、ともに可撓性を有するため
歩行時等における床の沈み込みが増大するケースがある
ので、該繊維マットと床暖房マットとの間に適宜捨張材
を介在させることもある。
【0014】上記した如くの構成とすることにより、遮
音等級LL45 程度以下に防音性能を維持できることは勿
論、従来に比べ床暖房マットを加熱した際に熱の床表面
への伝達を著しく促進することができる。
【0015】以下具体例を添付の図面に基づき説明す
る。図1は本発明にかかる一具体例を示した床暖房構造
の部分分解斜視図である。1は表層材で、本具体例にお
いては突板と、その下に3層の木質薄板を互いに繊維の
配向方向を違えて積層し貼着して形成したものであり、
表層板厚みは 2.5mmである。
【0016】2は木質合板よりなる台板で、本具体例に
おいては5層の単板を互いに繊維の配向方向を違えて積
層し貼着して形成され、その厚みは6mmである。表層板
1と台板2とを貼着後、該台板2のほぼ全厚にわたりス
リット3を刻成する。スリット間隔は例えば12mmとす
る。
【0017】台板2の下には例えば厚み4mmで、密度12
0g/m3ないし 1.6kg/m3の不織布マット5を主材とする
熱伝導性繊維マット4を配する。該不織布マット5は先
述のごとく熱伝導性金属繊維や遠赤外線放射性セラミッ
ク繊維等を繊維素材の一部ないし全部に採用することが
でき、また熱伝導性金属箔片や遠赤外線放射性セラミッ
クフレーク等を混入することもできる。不織布マット5
はその下面、あるいは更に上面に熱伝導性に優れるアル
ミニウム箔シート7、7'を添着する。添着手段について
は特定しないが、例えばアルミニウム箔シートと不織布
マットとをニードルパンチを用いて縫合したり、アルミ
ニウム箔シートと不織布マットとをホットメルト接着剤
で接着する等の手段を構ずる。これら表層材1、台板
2、熱伝導性繊維マット4を複合一体化したことによ
り、床材6が形成される。
【0018】前記アルミニウム箔シート7を添着した熱
伝導性繊維マット4の下位には、適宜必要に応じ、例え
ば合板よりなる捨張材8を配設する。先述したように熱
伝導性繊維マット4の直下に床暖房マット9を配した場
合、双方のマットによるクッション性の増大により、歩
行時等において床の沈み込みが生ずるケースがあるが、
前記捨張材8をその間に介在させることによりその弊害
を抑制することができ、また床暖房マット9の暖房機能
を保守、点検すべく床材6を剥離除去する際に、捨張材
8が介在すれば床暖房マット9の損傷も防げ、剥離も容
易となる。
【0019】捨張材8の下位には、例えば密度 150kg/
m3ないし 400kg/m3のグラスウールマット9に一例とし
て通湯パイプ10を配し、更にグラスウールマット9の表
層 (上層) にアルミニウム箔11を添着した床暖房マット
12を配設する。
【0020】以上の構成としたことにより、本発明にか
かる床材は防音機能を遮音等級でLL45 程度に維持する
ことができ、また床表面への熱の伝達を従来に比べ著し
く良好とすることができる。
【0021】
【実施例】
〔加熱試験〕以下の構成、すなわち、表層材 (突板) 付
き台板/熱伝導性繊維マット (下面にアルミニウム箔添
着)/捨張材/床暖房マット の実施例構成、およ
び、表層材 (突板) 付き台板/通常の繊維マット (アル
ミニウム箔添着せず)/捨張材/床暖房マット の比
較例構成、について対比した。表層材表面にアルメル−
クロメル熱電対をセットし、起電力−温度変換した測温
経過を記録した。初期温度は15℃であり、80℃の温湯を
床暖房マットに通湯後表層材表面が27℃に到達する時間
を測定した。結果を表1、表2に示す。
【0022】〔熱耐久性試験〕上記各構成において、80
℃の温湯を8時間通湯した後4時間自然放冷し、これを
1サイクルとして 100サイクル (50時間) の熱耐久性試
験を実施し、表層材の状態、反り、うねり、ひび割れの
発生等について目視観察した。結果を表1、表2に示
す。
【0023】〔遮音性試験〕上記各構成において、通湯
下におけるJIS A 1418で規定される方法による遮音性能
試験を実施した。結果を表1、表2に示す。
【0024】 〔表1〕 構成/試験 参考例1 参考例2 参考例3 構成 突板張り合板 12mm厚 9mm 厚 同左 スリット形成 繊維マット なし ホ・リエステル 同左 アルミ 箔なし 捨張合板 なし 5.5mm 厚 9mm 厚 床暖房マット 12mm厚 同左 同左 通湯式 加熱試験 27℃到達時間(分) 27 56 90 熱耐久性試験 評価 異常なし 異常なし 異常なし 遮音試験 LL 値 65 45 45
【0025】 〔表2〕 構成/試験 実施例1 実施例2 実施例3 構成 突板張り合板 9mm 厚 同左 同左 スリット形成 繊維マット ホ・リエステル/セラミック ホ・リエステル.セラミック ホ・リエステル. 鋼繊の の2層 の混紡(セラミック20%) 混紡 (鋼繊5%) 下面 アルミ箔25μ厚 下面 アルミ箔25μ厚 下面 アルミ箔25μ厚 捨張合板 5.5mm 厚 同左 同左 床暖房マット 12mm厚 同左 同左 通湯式 加熱試験 27℃到達時間(分) 39 46 47 熱耐久性試験 評価 異常なし 異常なし 異常なし 遮音試験 LL 値 45 45 47 〔結果〕表1、表2から明らかなように、本実施例にお
ける熱伝導性繊維マット複合床材を採用したものは、加
熱試験において参考例1 (防音機能のないもの. 基準)
に近似しており、また熱耐久性において問題なく、遮音
性能に優れるという効果を奏し、防音床暖房用として好
適である。
【0026】
【発明の効果】本発明における熱伝導性繊維マット複合
材を採用したものは、従来に比べ熱伝達に優れ、また防
音・防振機能を有するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる床暖房構造の部分分
解斜視図である。
【符号の説明】 1 ----表層材 2 ----台板 4 ----熱伝導性繊維マット 6 ----熱伝導性繊維マット複合材 7、7' ----アルミニウム箔シート 8 ----捨張材 12 ----床暖房マット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D04H 1/42 D04H 1/42 A 13/00 13/00 F24D 3/16 F24D 3/16 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機質および/または無機質繊維からなる
    不織布マットであって、その片面または両面に熱伝導性
    シートを添着した熱伝導性繊維マットを一部材とするこ
    とを特徴とする熱伝導性繊維マット複合材。
  2. 【請求項2】熱伝導性繊維マットにおける熱伝導性シー
    トが金属箔のシートであることを特徴とする請求項1記
    載の熱伝導性繊維マット複合材。
  3. 【請求項3】熱伝導性繊維マットにおける有機質および
    /または無機質繊維の一部ないし全部が、熱伝導性繊維
    および/または遠赤外線放射性繊維であることを特徴と
    する請求項1または2記載の熱伝導性繊維マット複合
    材。
  4. 【請求項4】加熱手段を内蔵する床暖房マット上に配す
    る熱伝導性繊維マット複合材であって、表層材を貼着し
    た台板の下位に熱伝導性維マットを重着、一体化して床
    材を形成してなることを特徴とする請求項1、2または
    3記載の熱伝導性繊維マット複合材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011504394A (ja) * 2007-11-23 2011-02-10 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 光放射タフテッドカーペット(tuftedcarpet)
CN104884692A (zh) * 2013-01-11 2015-09-02 圣戈班伊索福公司 基于矿棉的隔热产品和制造该产品的方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011504394A (ja) * 2007-11-23 2011-02-10 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 光放射タフテッドカーペット(tuftedcarpet)
CN104884692A (zh) * 2013-01-11 2015-09-02 圣戈班伊索福公司 基于矿棉的隔热产品和制造该产品的方法

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