JPH09310975A - 穀物乾燥機の乾燥制御装置 - Google Patents

穀物乾燥機の乾燥制御装置

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JPH09310975A
JPH09310975A JP14985696A JP14985696A JPH09310975A JP H09310975 A JPH09310975 A JP H09310975A JP 14985696 A JP14985696 A JP 14985696A JP 14985696 A JP14985696 A JP 14985696A JP H09310975 A JPH09310975 A JP H09310975A
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JP
Japan
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combustor
burner
drying
ignition delay
warning
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JP14985696A
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English (en)
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Atsushi Hashimoto
厚 橋本
Shinsaku Hidenaga
伸作 秀永
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Shizuoka Seiki Co Ltd
Original Assignee
Shizuoka Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】燃焼器の不調を事前に検出し得て、穀物乾燥機
の夜間停止等による乾燥作業の遅れを未然に防止し得る
と共に、燃料による穀物の汚れを防止し得る、穀物乾燥
機の乾燥制御装置を提供する。 【解決手段】貯留部、乾燥部及び循環機構部を循環する
穀物に燃焼器の熱風を浴びせて乾燥する循環型の穀物乾
燥機において、燃焼器の炎の有無を検出するセンサと、
センサの検出信号から燃焼器の着火遅れ時間を測定し、
この着火遅れ時間に基づいて燃焼器の状態を判定する制
御手段とを具備する。制御手段は、例えば所定時間以上
の着火遅れが所定回数発生した際に、燃焼器の状態が不
調であると判定し、警告を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀物を循環させな
がら燃焼器によって穀物に熱風を浴びせて乾燥させる穀
物乾燥機の乾燥制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、循環型の穀物乾燥機は、略箱
状の乾燥機本体の上部に貯留部を形成し、この貯留部の
下方に乾燥部を、さらにその下方に循環機構部を形成す
ると共に、循環機構部に集められた穀物を昇降機等によ
って貯留部の上部まで搬送して穀物を循環させ、この循
環中、乾燥部内を通過する穀物に、例えばガンバーナか
らなる燃焼器によって発生する熱風を浴びせて穀物を乾
燥している。
【0003】そして、従来、この種の穀物乾燥機におけ
る燃焼器の失火等の異常状態の検出は、例えば燃焼器の
燃焼の有無を検出するCds光電セル等からなる炎セン
サを設け、この炎センサによる着火信号(Cds光電セ
ルの抵抗値の低下)に基づいて、穀物乾燥機に設けられ
ている制御装置が判定している。すなわち、制御装置に
よって点火信号を出力してから、予め定めた所定時間
(例えば14秒)経過後に上記着火信号が入力されない
場合に、制御装置によって燃焼器が着火しない異常状態
であると判定して異常処理を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この乾
燥制御装置にあっては、現に発生している燃焼器の異常
状態を検出するのみであるため、例えば燃焼器の燃焼室
内に燃料を噴出するためのノズルに、塵等が一時的に詰
まってポンプの圧力が低下した場合や、噴射された燃料
に点火する点火トランスのスパークの発生が不良な場合
等に生じる、燃焼器の着火タイミング遅れ等の不調を検
出することはできない。
【0005】そのため、燃焼器にこのような不調が生じ
ているにも係わらず、作業者が付きっきりで作業できな
い夜間に乾燥運転をした場合、最終的に燃焼器が着火不
能になって失火し、穀物乾燥機が停止して夜間乾燥作業
ができず、乾燥作業が大幅に遅れるという問題点があっ
た。また、燃焼器の不調に基づく、例えば夜間中の失火
等より、燃料が燃焼器外が溢れて穀物等が汚れる場合が
あるという問題点もあった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、燃焼器の不調を事前に検出し得
て、穀物乾燥機の夜間停止等による乾燥作業の遅れを未
然に防止し得ると共に、燃料による穀物の汚れ等も防止
し得る、穀物乾燥機の乾燥制御装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、請求項1記載の穀物乾燥機の乾燥制御装置は、貯留
部、乾燥部及び循環機構部を循環する穀物に燃焼器の熱
風を浴びせて乾燥する循環型の穀物乾燥機において、燃
焼器の炎の有無を検出するセンサと、センサの検出信号
から燃焼器の着火遅れ時間を測定し、この着火遅れ時間
に基づいて燃焼器の状態を判定する制御手段と、を具備
することを特徴とする。
【0008】この穀物乾燥機の乾燥制御装置によれば、
燃焼器の燃焼中はセンサで炎の有無が検出され、この信
号が制御手段に入力されて、燃焼器の状態が監視され
る。そして、例えばノズルの詰まりや点火トランスの不
良等による着火タイミングの遅れ等の不調が発生した場
合、この不調が着火遅れ時間として検出され、制御手段
は燃焼器の状態が不調であると判定した場合は警告を発
する。したがって、例えば失火等の要因となり得る着火
遅れの発生回数を計数することによって、作業者に燃焼
器が不調であることを感化せしめて事前に対処させるこ
とができ、燃焼器の異常状態の発生が未然に防止され
る。
【0009】また、請求項2記載の乾燥制御装置は、制
御手段が、所定時間以上の着火遅れが所定回数発生した
際に、燃焼器の状態が不調であると判定することを特徴
とする。この乾燥制御装置によれば、着火遅れ時間とそ
の発生回数を、例えば穀物乾燥機の使用条件、性能等に
応じて予め所定値に設定することにより、過度な不調判
定を防止できる等、燃焼器の不調な状態をより正確に検
出できる。
【0010】また、請求項3記載の乾燥制御装置は、制
御手段が、燃焼器の状態を不調と判定した際に、警告を
発することを特徴とする。この乾燥制御装置によれば、
燃焼器の不調時に、例えば表示器への警告表示や警報等
で警告を発することにより、燃焼器が不調であることを
作業者に容易に知らせることができ、作業者に的確な対
応を促すことができる。
【0011】また、請求項4記載の乾燥制御装置は、制
御手段が、燃焼器の状態を不調と判定した際に警告を発
すると共に、警告発生中に不調の要因が解消された際に
は警告を解除することを特徴とする。この乾燥制御装置
によれば、燃焼器の不調状態において、不調の要因とな
った例えばノズルの詰まり等が自然に解消された場合に
は、警告がそのまま続けて発せられることがなく解除さ
れるため、作業者の過度な対応が防止される。
【0012】また、請求項5記載の乾燥制御装置は、制
御手段が、所定回数の着火遅れが所定の頻度で発生した
際に、燃焼器の燃焼を停止させると共に異常表示するこ
とを特徴とする。この乾燥制御装置によれば、予め定め
た所定回数の着火遅れが、所定回数(例えば3回続け
て)発生した場合に、燃焼器を異常と判定して、燃焼器
の燃焼を停止させると共に、その旨を例えば表示器に表
示させるため、燃焼器の不調状態が長く続くことがなく
なり、燃焼器の異常発生を未然に防止し得て、安全性の
向上が図れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1〜図5は、本発明に係
わる乾燥制御装置を使用した穀物乾燥機の一実施例を示
し、図1がその斜視図、図2がその内部構造図、図3が
操作盤の拡大正面図、図4が乾燥制御装置の基本ブロッ
ク図、図5がその動作を説明するためのフローチャート
である。
【0014】図1及び図2において、穀物乾燥機1は、
貯留部3、乾燥部4、循環機構部5からなる略箱状の乾
燥機本体2を有し、乾燥機本体2の外部に立設された昇
降機6で揚上された穀物Wは、上部搬送機構7によって
搬送されて貯留部3内に均分落下される。この貯留部3
内の穀物Wは乾燥部4で熱風を浴びせられた後、ロータ
リーバルブ8によって循環機構部5の下部に集められ、
下部搬送機構9で昇降機6まで移送されて、再び貯留部
3まで揚上されるという循環が繰り返される。
【0015】この循環を行うべく、乾燥機本体2には、
昇降機6と上部搬送機構7及び下部搬送機構9を駆動す
る搬送モータ、ロータリーバルブ8を駆動する循環モー
タ、及び穀物W中の夾雑物を排出する排塵機32を作動
させる排塵機モータ(いずれも図示せず)が設けられて
いる。また、乾燥部4は、その前面側に熱風を発生する
燃焼器としての、例えばガンバーナからなるバーナ10
が設けられ、背面側には送風機モータ(図示せす)の回
転によりバーナ10からの熱風を吸引して、乾燥機本体
2外に排出する送風機14が設けられている。
【0016】そして、図2に示すように、乾燥部4内に
は熱風路11と排風路12が設けられ、バーナ10から
熱風路11内に供給された熱風が、矢印イの如く穀物W
の間を通って、送風機14に連結された排風路12に抜
けることにより、乾燥部4内の穀物Wが乾燥される。な
お、昇降機6の前面には、図1に示すように、穀物Wの
水分値を測定する水分計13が設けられている。
【0017】また、バーナ10の前面には操作盤15が
設けられている。この操作盤15には、図3に示すよう
に、温度、水分及び時間等を表示する数字表示器16、
穀物Wの水分バラツキが大きい場合や未熟米が多い場合
に点灯する水分状態表示器17、穀物Wを乾燥機本体2
内に張り込む張込スイッチ18、乾燥運転を開始させる
乾燥スイッチ19、乾燥機本体2内の穀物Wを外部に排
出させる排出スイッチ20、穀物乾燥機1及び水分計1
3の運転を停止させる停止スイッチ21、停止水分値を
設定する設定水分スイッチ22等が設けられている。
【0018】また、操作盤15には、乾燥機本体2内に
張り込まれた穀物Wの量を設定する穀物量スイッチ2
3、穀物Wの種類を選択する穀物選択スイッチ24、乾
燥運転のパターンを選択する乾燥条件選択スイッチ2
5、乾燥運転時間を設定するタイマースイッチ26、バ
ーナ10を燃焼させずに送風運転を行う送風スイッチ2
7、水分計13を手動作動させる水分計スイッチ28等
が設けられている。
【0019】この操作盤15の各表示器及び各スイッチ
等は、図4に示す如く接続されて乾燥制御装置33を構
成している。以下、この乾燥制御装置33について説明
する。乾燥制御装置33は、ALU、ROM、RAM等
からなるマイクロコンピュータを中心に構成された制御
回路34を有している。
【0020】この制御回路34には、上記スイッチ18
〜21、27、28からなる運転スイッチ群35、上記
スイッチ23〜26からなる乾燥条件設定スイッチ群3
6、図示しない各種スイッチからなる運転条件スイッチ
群37、サーマルリレー、サーモスタット等からなる安
全装置群38、バーナ10内に設けられたCds光電セ
ル等からなる炎センサ39、乾燥部4内に設けられた熱
風温度センサ40、操作盤15の近傍に設けられた周囲
温度センサ41、上記水分計13、数字表示器16と水
分状態表示器17からなる表示器群42等が接続されて
いる。
【0021】さらに、制御回路34には、モータ駆動回
路43とバーナ駆動回路44が接続され、モータ駆動回
路43には、上記搬送モータ、循環モータ、排塵機モー
タ、送風機モータ等からなるモータ群45が接続されて
いる。また、バーナ駆動回路44には上記バーナ10が
接続され、このバーナ10は、バーナファン46、ポン
プ47、イグナイタ48(点火トランス)等を有してい
る。そして、このバーナ10は、バーナ駆動回路44か
らの制御信号により、バーナファン46が回転すると共
に、ポンプ47が作動しノズルを介して燃焼室内に燃料
が噴射され、この燃料がイグナイタ48によって点火さ
れて燃焼する。
【0022】次に、この乾燥制御装置33の動作の一例
を図5のフローチャートに基づいて説明する。なお、こ
のフローチャートは、制御回路34内のROMに格納さ
れているプログラムにしたがって実行される。先ず、作
業者は、操作盤15の張込スイッチ18をオンさせて、
穀物Wを乾燥機本体2内に張り込み、その穀物Wの量を
穀物量スイッチ23で設定すると共に、穀物選択スイッ
チ24で穀物Wの種類(例えば籾等)を選択設定する。
また、設定水分スイッチ22により、乾燥運転を停止さ
せる水分値を設定し、その後乾燥、スイッチ19をオン
する。
【0023】乾燥スイッチ19がオンすると、乾燥運転
が開始(S100)され、制御回路34は、モータ駆動
回路43からモータ駆動信号を出力して、モータ群45
の各モータをオン(S101)させる。各モータがオン
すると、制御回路34はバーナ駆動回路44に制御信号
を出力してバーナファン46をオン(S102)させ、
その後イグナイタ48をオン(S103)させて、次に
ポンプ47をオン(S104)させる。
【0024】制御回路34は、ポンプ47のオン信号の
出力と同時に着火遅れ時間tの測定を開始(S105)
し、その後バーナ10が着火したか否かを判断(S10
6)する。この判断で「YES」の場合、すなわちバー
ナ10が着火して着火信号が制御回路34に入力された
場合は、着火遅れ時間tを測定して制御回路34内のR
AMに一時保存(S107)する。この着火遅れ時間t
の測定は、ポンプ47への駆動信号の出力から着火信号
の入力(すなわち、炎センサ39であるCds光電セル
の抵抗値が所定値まで低下した時点)までの時間が、制
御回路34内のカウンタ(図示せず)でカウントされる
ことにより行われる。
【0025】そして、着火遅れ時間tが予め設定されて
いる所定時間t1(例えば2秒)以上か否かを判断(S
108)し、この判断で「NO」の場合、すなわち着火
遅れ時間tが2秒未満の場合は、イグナイタ48による
点火回数が50回か否かを判断(S109)する。ま
た、ステップ108で「YES」の場合、すなわち保存
された着火遅れ時間tが2秒以上の場合は、着火遅れ回
数nを1回としてカウント(S110)し、RAMに一
時保存しステップ109に進む。
【0026】ステップ109で「YES」の場合、すな
わちイグナイタ48による点火が50回行われた場合
は、ステップ110でカウントされた着火遅れ回数n
が、予め設定されている所定回数n1(例えば3回)以
上か否かを判断(S111)する。この判断で「YE
S」の場合、すなわち着火遅れ回数nが3回以上の場合
は、バーナ10の状態が不調であると判定し、例えば操
作盤15の数字表示器16に、着火遅れの警告を表示
(S112)する。この表示は例えば適宜の数字、記号
からなるエラーコード等が利用される。
【0027】また、ステップ111で「NO」の場合、
すなわち着火遅れ回数nが3回未満の場合は、例えば過
去に不調であると判定され数字表示器16に表示されて
いる警告表示をクリア(S113)し、次いで点火回数
もクリア(S114)する。なお、警告が数字表示器1
6に表示された場合、その時点ではバーナ10は異常状
態ではなく、バーナファン46、ポンプ47等は略通常
に動作して、バーナ10の燃焼状態は維持されており、
警告表示はバーナ10の異常発生の前兆を表示している
ことになる。
【0028】一方、ステップ109で「NO」の場合、
すなわちイグナイタ48による点火が50回行われなか
った場合、もしくはステップ114で点火回数がクリア
された場合は、バーナ10が失火したか否かを判断(S
115)する。このバーナ10が失火しているか否かの
判断は、炎センサ39の抵抗値によって判断され、この
判断で「NO」の場合、すなわちバーナ10が失火して
いない場合は、熱風温度センサ40で測定された温度
(以下熱風温度T1という)が、制御回路34で予め算
出した温度(以下設定温度T2という)以上か否か、す
なわちT1≧T2かを判断(S116)する。
【0029】そして、このステップ116で「NO」の
場合、すなわち熱風温度T1が設定温度T2未満の場合
には、ステップ115に戻る。また、ステップ116で
「YES」の場合、すなわち熱風温度T1が設定温度T
2以上の場合には、バーナ駆動回路44に制御信号を出
力して、ポンプ47とイグナイタ48をオフ(S11
7)して、バーナ10の燃焼を一時停止させる。
【0030】その後、熱風温度T1が設定温度T2以下
か否か(T1≦T2か)を判断(S118)し、この判
断で「YES」になるまで、すなわち熱風温度T1が設
定温度T2を越えるまで、ステップ118が繰り返され
る。そして、ステップ118で「YES」になると、ス
テップ103に戻り、バーナ10が再び点火されてステ
ップ104以降が繰り返される。このステップ103〜
ステップ118によるバーナ10のオン・オフによっ
て、熱風温度T1が設定温度T2になるように温度制御
されるわけである。
【0031】一方、ステップ106で「NO」の場合、
すなわちバーナ10が着火しなかった場合には、予め設
定されている所定時間t2(例えば14秒)以上か否か
を判断(S119)する。このステップ119で「N
O」の場合は、ステップ106に戻ってステップ106
とステップ119が繰り返され、これにより、14秒の
間に着火したか否かが判断されることになる。そして、
ステップ119で「YES」の場合、すなわち14秒以
上経過してもバーナ10が着火しなかった場合は、バー
ナ10が初回から着火しないため、初回着火ミスと判定
して異常処理(S120)を行い、例えば穀物乾燥機1
を停止(S124)させる。
【0032】また、ステップ115で「YES」の場
合、すなわちバーナ10が一旦点火した後に、何らかの
要因で失火した場合は、再点火処理(S121)を行
い、その後、バーナ10が再び点火したか否かを判断
(S122)する。この判断で「YES」の場合、すな
わちバーナ10が再点火した場合は、ステップ116に
進み温度制御される。また、ステップ122で「NO」
の場合、すなわちバーナ10が再点火しなかった場合
は、バーナ10の状態が異常と判断して、ポンプ47及
びイグナイタ48の作動を停止させる等の異常処理(S
123)をし、穀物乾燥機1を停止(S124)させ
る。
【0033】なお、このフローチャートにおいては、着
火遅れ回数nが所定回数n1以上の場合(S111でY
ESの場合)に、着火遅れ警告を表示(S112)し、
失火したか否かの判断(S115)をした後、再点火処
理(S121)しても点火しない場合(S122でNO
の場合)に、ポンプ47等の作動を停止してバーナ10
の燃焼を停止させる異常処理(S123)を行うように
したが、例えば図6に示すように構成することもでき
る。
【0034】すなわち、ステップ111で「YES」と
なり、着火遅れ警告を表示(S112)した場合に、こ
の着火遅れ警告表示の回数Nをカウント(S201)
し、その後、この回数Nが予め設定した所定回数N1
(例えば3回)以上か否かを判断(S202)する。こ
の判断で「NO」の場合は、上記ステップ114に移
り、「YES」の場合、すなわち、着火遅れ警告表示の
回数NがN1以上になった場合は、数字表示器16にバ
ーナ10が異常である旨を表示(S203)して警告を
発する。そして、ステップ123に移り、バーナ10の
燃焼を停止させる等の異常処理をし、穀物乾燥機1を停
止(S124)させる。
【0035】また、上記フローチャートにおける各種時
間t1、t2及び回数n1、N1等の数値は一例であっ
て、穀物乾燥機1の大きさ、バーナ10の形態及びその
性能等に応じて適宜に設定することができる。さらに、
上記フローチャートにおいては、ステップ112で着火
遅れ警告をあるいはステップ203でバーナ異常を、操
作盤15の数字表示器16に表示させて警告を発した
が、例えば穀物乾燥機1が設置されている箇所と異なる
箇所(例えば家の中)に別途表示器を設け、この表示器
に警告を表示させるようにしても良いし、表示と共に警
報を発するようにしても良い。
【0036】またさらに、上記フローチャートにおいて
は、着火遅れ時間tの測定を、ポンプ47のオン信号と
バーナ10の着火信号とによって計測したが、例えば乾
燥スイッチ19のオン信号、あるいはイグナイタ48の
オン信号、あるいはバーナファン46のオン信号と着火
信号とによって計測しても良いし、着火信号の代わりに
他の適宜の信号を使用することもできる。
【0037】このように、上記実施例の乾燥制御装置3
3によれば、制御回路34が着火遅れ時間tを測定し、
所定時間t1以上の着火遅れが所定回数n1回発生した
場合に、バーナ10が不調な状態であると判定するた
め、バーナ10が完全に失火等の異常状態になる前に、
バーナ10が不調であることを事前に検出して、数字表
示器16に表示する等警告を発することができる。
【0038】その結果、作業者はこの警告に基づいて、
バーナ10を点検、修理等することにより、それ以後に
発生するバーナ10の失火等の異常発生を未然に防ぐこ
とができ、特に夜間にバーナ10が停止し、長時間乾燥
運転できず乾燥作業が大幅に遅れること等を防止するこ
とが可能になる。また、バーナ10の失火の発生等に事
前に対応できるため、夜間に失火してバーナ10から燃
料が溢れ穀物Wやバーナ10の回りを汚すこともなくな
り、夜間の乾燥運転を安全かつ確実に行うことができ、
乾燥作業の効率も向上させ得る。
【0039】さらに、バーナ10の不調な状態を、着火
遅れ時間t1とその発生回数n1によって判定している
ため、穀物乾燥機1の性能や使用条件に応じて、着火遅
れ時間t1と発生回数n1を適宜に設定することによ
り、過度に警告を発して作業者の手を煩うこともなく、
的確な検出が可能になる。
【0040】また、警告が一旦表示された後でも、その
後の着火遅れ回数nが所定回数n1未満の場合には、警
告表示を解除するため、一時的な要因によって着火遅れ
が発生し、その要因が自然に解消されたような場合に、
警告表示がいつまでも表示されていることがなく、バー
ナ10の異常発生につながる真の状態を確実に検出する
ことができる。その結果、作業者の過度な対応を防止す
ることができ、その作業負担を軽減させ得ると共に、信
頼性の高い乾燥制御装置33が得られる。
【0041】さらにまた、制御回路34によって着火遅
れ時間tを測定することができるため、この着火遅れ時
間tによって、バーナ10の性能の良否の判定が可能に
なって、例えば点検、修理等のメンテナンス作業を容易
に行うことができると共に、着火遅れ時間tを上記以外
の乾燥制御装置33における各種制御データとしても利
用することができる。
【0042】また、着火遅れ警告表示の回数Nが所定回
数N1以上の場合に、数字表示器16にバーナ異常の表
示をしてバーナ10の燃焼を停止させるため、着火遅れ
警告表示が連続してN1回以上発生した場合や、断続的
にN1回以上発生する等、着火遅れが頻繁に発生する場
合に、バーナ10の異常発生が極めて近いと推測して、
バーナ10を異常停止させることができる。その結果、
バーナ10の異常発生を未然に防止して安全性を向上さ
せることができると共に、異常発生による各種不具合
(部品交換、油漏れ、清掃作業等)を防ぐことができ
る。
【0043】なお、上記実施例においては、バーナとし
てガンバーナの場合について説明したが、他の形態のバ
ーナにも適用することができるし、炎センサとしてCd
s光電セルに限らず、他の適宜の光電素子等を使用する
ことができる。また、上記実施例における、穀物乾燥機
及び操作盤の形態、操作盤の表示器及び各スイッチの配
列構造等も一例であって、各発明の要旨を逸脱しない範
囲において種々変更可能であることはいうまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の穀
物乾燥機の乾燥制御装置によれば、着火遅れ時間を測定
することにより、燃焼器の異常発生に至る不調な状態を
事前に検出して対処させることができ、夜間に長時間燃
焼器が停止して、乾燥作業が遅れることもなくなり、乾
燥作業の効率を向上させることができると共に、燃焼器
の異常発生に基づく燃料漏れによる穀物等の汚れも防止
される。
【0045】また、請求項2記載の乾燥制御装置によれ
ば、着火遅れ時間とその発生回数を、例えば穀物乾燥機
の使用条件、性能等に応じて予め所定値に設定すること
により、過度な不調判定を防止できる等、燃焼器の異常
状態の発生を事前に確実に検出することが可能になる。
【0046】また、請求項3記載の乾燥制御装置によれ
ば、燃焼器が不調な状態の時に、例えば表示器への表示
や警報等で警告を発することにより、不調な状態を作業
者に的確に知らせることができる。
【0047】また、請求項4記載の乾燥制御装置によれ
ば、燃焼器の不調な要因が解消された場合には、警告が
そのまま続けて発せられることがなく解除されるため、
作業者の過度な対応を防止でき、その負担を軽減させる
ことができる。
【0048】また、請求項5記載の乾燥制御装置によれ
ば、所定回数以上の着火遅れが頻繁に発生した場合に、
燃焼器を異常と判定して燃焼を停止させるため、燃焼器
の異常発生を未然により一層確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる乾燥制御装置を使用した穀物乾
燥機の一実施例を示す斜視図
【図2】同その内部構造図
【図3】同その操作盤の一例を示す拡大正面図
【図4】同乾燥制御装置の一例を示す基本ブロック図
【図5】同その動作の一例を説明するためのフローチャ
ート
【図6】同他の動作を示す要部のフローチャート
【符号の説明】
1・・・・・・穀物乾燥機 3・・・・・・貯留部 4・・・・・・乾燥部 5・・・・・・循環機構部 10・・・・・バーナ 15・・・・・操作盤 16・・・・・数字表示器 19・・・・・乾燥スイッチ 25・・・・・乾燥条件選択スイッチ 33・・・・・乾燥制御装置 34・・・・・制御回路 39・・・・・炎センサ 44・・・・・バーナ駆動回路 46・・・・・バーナファン 47・・・・・ポンプ 48・・・・・イグナイタ W・・・・・・穀物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯留部、乾燥部及び循環機構部を循環する
    穀物に燃焼器の熱風を浴びせて乾燥する循環型の穀物乾
    燥機において、前記燃焼器の炎の有無を検出するセンサ
    と、該センサの検出信号から前記燃焼器の着火遅れ時間
    を測定し、該着火遅れ時間に基づいて前記燃焼器の状態
    を判定する制御手段と、を具備することを特徴とする穀
    物乾燥機の乾燥制御装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段が、所定時間以上の着火遅れ
    が所定回数発生した際に、前記燃焼器の状態が不調であ
    ると判定することを特徴とする、請求項1記載の穀物乾
    燥機の乾燥制御装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段が、前記燃焼器の状態が不調
    と判定した際に、警告を発することを特徴とする、請求
    項1もしくは請求項2記載の穀物乾燥機の乾燥制御装
    置。
  4. 【請求項4】前記制御手段が、前記燃焼器の状態が不調
    と判定した際に警告を発すると共に、警告発生中に前記
    不調の要因が解消された際には前記警告を解除すること
    を特徴とする、請求項1もしくしは請求項2もしくは請
    求項3記載の穀物乾燥機の乾燥制御装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段が、所定回数の着火遅れが所
    定の頻度で発生した際に、燃焼器の燃焼を停止させると
    共に異常表示することを特徴とする、請求項1〜4のい
    ずれか一項に記載の穀物乾燥機の乾燥制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101253144B1 (ko) * 2006-03-14 2013-04-10 엘지전자 주식회사 건조기 및 그 건조시간 제어방법
CN119436747A (zh) * 2023-07-31 2025-02-14 宁德时代新能源科技股份有限公司 电池烘烤方法、装置和可读存储介质

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