JPH09312110A - ブッシング - Google Patents

ブッシング

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JPH09312110A
JPH09312110A JP12877496A JP12877496A JPH09312110A JP H09312110 A JPH09312110 A JP H09312110A JP 12877496 A JP12877496 A JP 12877496A JP 12877496 A JP12877496 A JP 12877496A JP H09312110 A JPH09312110 A JP H09312110A
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JP
Japan
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terminal
bushing
insulating medium
opening
capacitor core
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JP12877496A
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English (en)
Inventor
Haruhisa Wada
治寿 和田
Akifumi Inui
昭文 乾
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】支持部材の大型化やシール面の増加を招かず、
ブッシング内部の絶縁媒体の流出入を可能とするととも
に、保守作業を簡略化して信頼性の高める。 【解決手段】支持部材7を介して電気機器に取り付けら
れるブッシングにおいて、支持部材7に開口部7aが形
成され、この開口部7aにコンデンサコア4のコンデン
サから外部に電位を引き出す端子6が設けられ、この端
子6を絶縁媒体5の出入弁として構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力機器または架
空線引き込みなどの電気機器に使用されるブッシングに
関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のコンデンサブッシングの
一例を示す断面図、図11は測定用電線を従来技術で接
続した場合の支持金具近傍の構造を示す拡大断面図であ
る。図10に示すように、従来のコンデンサブッシング
1は、碍管2内に通電用の中心導体3を挿通し、この中
心導体1の周囲に複数の電極(図示せず)を同軸円筒状
に配置して電界制御用のコンデンサコア4を構成するこ
とで、軸方向および半径方向の電界が均一になるように
制御している。このコンデンサコア4には絶縁紙が多用
され、絶縁および冷却のために絶縁油のような絶縁媒体
5をコンデンサコア4に封入することが多い。
【0003】コンデンサコア4やブッシング1に封入さ
れた絶縁媒体5が有機物の場合には、絶縁能力の健全性
を確認するため、コンデンサコア4の誘電正接や静電容
量を測定する必要がある。これらを高精度に測定するた
め、コンデンサコア4の内部の電極からブッシング1外
部に端子6を介して電位を引き出している。コンデンサ
コア4の最外層の電極は、支持部材として接地電位であ
る支持金具7に電気的に接続され、測定時にガード電極
として作用し、ブッシング1の外部の影響を受けにく
い。
【0004】一般に、ブッシング1は屋外で使用され、
風雨に晒される。ブッシング1表面は導電部と絶縁部と
の接合面に代表されるように多くのシール面8が露出し
ているので、他の高電圧機器と比べ空気中の水分が浸入
し易い。そのため、窒素ガスなどの水分を含まない加圧
用ガス9を封入して内部圧力を正圧とし、外部雰囲気1
0の浸入を防止している。
【0005】ブッシング1内部の絶縁媒体5に液体の絶
縁媒体が使用される場合は、温度変化による内部圧力緩
和のため、ブッシング1頭部に膨張室11を設ける必要
がある。内部圧力を高めるための加圧用ガス9は液体よ
り軽いため、膨張室11の上部に溜まる。中心導体3は
多くの場合膨張室11を貫通しており、熱伸縮により貫
通シール部材12との接触面で摺動するので、膨張室1
1内部に溜まっている加圧用ガス9が流出し易い。
【0006】そして、液体の絶縁媒体5が流出せずに、
ブッシング1内部圧力を正圧とするための加圧用ガス9
のみが流出した場合には、ブッシング1内部に加圧用ガ
ス9を注入するだけで正常なブッシングに戻すことが可
能であるが、従来のブッシング1はガス注入機構が取り
付けられていなかった。
【0007】ところで、変圧器のような大型機器は、冷
却を兼ねた内部の絶縁媒体を循環させたり、絶縁媒体を
収納した冷却器を変圧器本体と別に設けたりするので、
絶縁媒体を外部に引き出すことが容易であるが、多くの
ブッシングは絶縁媒体が封じ切りであって、ブッシング
外部に引き出す手段を有していない。また、絶縁媒体が
封じ切りのブッシングは、内部圧力や絶縁媒体の温度を
測定する手段を持たないものがほとんどである。
【0008】一方、コンデンサコア4の静電容量を利用
して、ブッシング主回路の電圧を常時測定することがあ
る。その測定は、図10および図11に示すように、端
子6に測定用電線13を接続し、この測定用電線13を
図示しない電圧変換用コンデンサまたは変圧器へと電気
的に接続して行われる。そして、端子6および測定用電
線13は、図11に示すように密閉容器14内に設置さ
れ、この密閉容器14内には絶縁媒体5aが満たされ、
この絶縁媒体5aにより端子6と測定用電線13との接
続部15からの絶縁破壊を防止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
のブッシング1では内部の絶縁媒体5を密封するために
シール面8が多数存在するので、大気に代表されるよう
な外部雰囲気10が内部に浸入し易く、また内部の絶縁
媒体5が流出することにより、内部圧力が減少したり負
圧になったりすることがあった。
【0010】このような現象が生じると、ブッシング1
の絶縁圧力が減少し、地絡事故の原因となるので、定期
的に内部の絶縁媒体5を採取し、外部雰囲気10の浸入
状態や絶縁媒体5の封入圧力を検査する必要がある。
【0011】そこで、大型のブッシングでは、図12に
示すように支持金具7に内部の絶縁媒体採取用の弁16
を別途設ける場合があり、この弁16は支持金具7のフ
ランジに比べて大型であり、また支持金具7を大型化し
なければ、取り付けることができない。さらに、弁16
を新設することは、新たなシール面8aを増加させるこ
とになり、ブッシング1の密封状態が不完全になり易い
という課題が新たに発生する。
【0012】一方、電位引出し用の端子6に測定用電線
13を接続する場合、ブッシング充電時には端子6に数
kVもの高電圧が発生するため、端子6と測定用電線1
3との接続部15を絶縁処理することが必要である。従
来の技術では、図11に示すように接続部15の周辺に
絶縁媒体5aを満たすことにより絶縁処理を行っていた
ので、接続部15の外周部にシール部材17を介して取
り付けられる密閉容器14と、ブッシング1の内部に充
填する絶縁媒体5と独立した絶縁媒体5aが必要であっ
た。この絶縁媒体5aとして絶縁油を使用する場合、熱
膨張による密閉容器14内の圧力緩和のため、密閉容器
14の上部に空気層18を設ける必要があった。また、
この空気層18部分の密封や絶縁媒体5aの劣化を、ブ
ッシングとは別に考慮する必要があった。
【0013】さらに、ブッシング1内部の絶縁媒体5と
して液体を使用する場合、ブッシング1頭部には内部に
封入された絶縁媒体5の熱膨張による圧力を緩和するた
め、窒素ガスのような不活性ガスの加圧用ガス9を封入
した膨張室11が設置されている。そして、液体の絶縁
媒体5が流出せずに加圧用ガス9のみが流出した場合に
は、加圧用ガス9をブッシング1内部に注入するだけで
正常なブッシング1に復帰させることができるものの、
従来のブッシングには液体の絶縁媒体5と加圧用ガス9
の双方を注入・調整する機構を備えていないため、ブッ
シング1全体のオーバーホールが必要であった。
【0014】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、支持金具の大型化やシール面の増加を招かず、
ブッシング内部の絶縁媒体の流出入を可能とするととも
に、保守作業を簡略化して信頼性の高いブッシングを提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1は、内部に絶縁媒体が充填さ
れた碍管と、この碍管内に挿通された通電導体と、この
通電導体の外周に配設され複数のコンデンサから構成さ
れる電界制御用のコンデンサコアとを有し、少なくとも
前記碍管,通電導体およびコンデンサコアが支持部材を
介して電気機器に取り付けられるブッシングにおいて、
前記支持部材に開口部が形成され、この開口部に前記コ
ンデンサコアのコンデンサから外部に電位を引き出す端
子が設けられ、この端子が前記絶縁媒体の出入弁として
構成されていることを特徴とする。
【0016】請求項2は、請求項1記載のブッシングに
おいて、前記端子は端子板に固定され、この端子板に前
記支持部材の開口部に対し絶縁媒体を密封するシール部
材が取り付けられ、前記端子板と前記支持部材との間に
ばねが設けられ、このばねが前記シール部材を圧縮して
密封を保持する一方、前記端子板を移動させることによ
り前記絶縁媒体を流出入可能としたことを特徴とする。
【0017】請求項3は、請求項1記載のブッシングに
おいて、前記支持部材に設けた開口部の外周に、この開
口部を外気と遮蔽するための密閉容器を取り付け、この
密閉容器内から内部の絶縁媒体およびこの絶縁媒体を加
圧するためのガスのいずれか一方を流出入可能としたこ
とを特徴とする。
【0018】請求項4は、内部に絶縁媒体が充填された
碍管と、この碍管内に挿通された通電導体と、この通電
導体の外周に配設され複数のコンデンサから構成される
電界制御用のコンデンサコアとを有し、少なくとも前記
碍管,通電導体およびコンデンサコアが支持部材を介し
て電気機器に取り付けられるブッシングにおいて、前記
支持部材に開口部が形成され、この開口部に前記コンデ
ンサコアのコンデンサから外部に電位を引き出す端子が
設けられ、この端子に密封された絶縁媒体により圧縮さ
れるシール部材が取り付けられ、前記端子に絶縁媒体に
よるシール部材への圧縮力に対抗する外力を加えて前記
開口部から内部の絶縁媒体を流出させ、このとき前記端
子に加えた外力を測定して内部圧力を測定することを特
徴とする。
【0019】請求項5は、内部に絶縁媒体が充填された
碍管と、この碍管内に挿通された通電導体と、この通電
導体の外周に配設され複数のコンデンサから構成される
電界制御用のコンデンサコアとを有し、少なくとも前記
碍管,通電導体およびコンデンサコアが支持部材を介し
て電気機器に取り付けられるブッシングにおいて、前記
支持部材に開口部が形成され、この開口部に前記コンデ
ンサコアのコンデンサから外部に電位を引き出す端子が
設けられ、この端子に電位測定機器を接続するための測
定用電線が接続され、この測定用電線と前記端子との接
続部を密閉容器で覆い、前記開口部から内部の絶縁媒体
を前記密閉容器に流出させて前記接続部を絶縁すること
を特徴とする。
【0020】請求項6は、請求項2または5記載のブッ
シングにおいて、前記開口部に絶縁媒体を密封するため
のシール部材を介して設けられた前記端子および端子板
のいずれか一方を測定用電線により操作することを特徴
とする。
【0021】請求項7は、内部に絶縁媒体が充填された
碍管と、この碍管内に挿通された通電導体と、この通電
導体の外周に配設され複数のコンデンサから構成される
電界制御用のコンデンサコアとを有し、少なくとも前記
碍管,通電導体およびコンデンサコアが支持部材を介し
て電気機器に取り付けられるブッシングにおいて、前記
支持部材は導電性を有し且つ開口部が形成され、この開
口部に前記コンデンサコアのコンデンサから外部に電位
を引き出す端子が設けられ、この端子に、内部の絶縁媒
体を外部に流出させる機構と、この機構と機械的に連動
し運転時に前記端子を支持部材に電気的に接触させて前
記支持部材と同電位とするための接触機構とを設け、前
記開口部の外周に、この開口部を外気と遮蔽するための
密閉容器を取り付け、前記端子の接触機構が解除された
場合、前記密閉容器内に絶縁媒体を流出させて前記端子
に発生する高電圧を絶縁することを特徴とする。
【0022】請求項8は、内部に絶縁媒体が充填された
碍管と、この碍管内に挿通された通電導体と、この通電
導体の外周に配設され複数のコンデンサから構成される
電界制御用のコンデンサコアとを有し、少なくとも前記
碍管,通電導体およびコンデンサコアが支持部材を介し
て電気機器に取り付けられるブッシングにおいて、前記
支持部材に開口部が形成され、この開口部に前記コンデ
ンサコアのコンデンサから外部に電位を引き出す端子が
2つ設けられ、一方の端子は前記コンデンサコアのコン
デンサと第1のリード線で接続されるとともに、他方の
端子は前記第1のリード線の途中に第1のリード線と異
なる仕事関数を有する材質で構成される第2のリード線
を接続して熱電対を構成したことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0024】図1は本発明に係るブッシングの第1実施
形態の要部を示す断面図である。なお、従来の構成と同
一または対応する部分には図10〜図12と同一の符号
を用いて説明する。以下の各実施形態でも同様である。
【0025】第1実施形態のブッシング1aの全体構成
は、従来と同様に碍管2内に通電導体としての中心導体
3が挿通されるとともに、絶縁媒体5が充填されてい
る。上記中心導体3の周囲には、複数のコンデンサから
構成される電界制御用のコンデンサコア4が配設されて
いる。また、ブッシング1aは、支持部材としての支持
金具7を介して図示しない電気機器に取り付けられる。
【0026】支持金具7には、開口部7aが形成される
とともに、この開口部7aを囲むように端子収納部19
が一体に形成されている。この端子収納部19内には、
コンデンサコア4の1つの電極の電位を外部に引き出す
ための端子6が設けられている。この端子6はリード線
20を介してコンデンサコア4の内部の電極と電気的に
接続されるとともに、シール部材17を介して支持金具
7に取り付けられている。これにより、ブッシング1a
内部の絶縁媒体5は密封される。
【0027】また、支持金具7の端子収納部19内周面
には雌ねじ部21が刻設される一方、この雌ねじ部21
に螺合する雄ねじ部22が電位引き出し用の端子6の外
周面に刻設されている。そして、雄ねじ部22が支持金
具7の雌ねじ部21に螺合することにより、シール部材
17を圧縮して絶縁媒体5が封止される。
【0028】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0029】端子4を反時計方向に回転させると、端子
4の雄ねじ部22が雌ねじ部21の螺旋溝に沿って移動
するので、シール部材17への圧縮力が減少し、ブッシ
ング1aの内部に封止した絶縁媒体5をブッシング1a
の外部に流出させることができる。
【0030】すなわち、本実施形態は、シール部材17
を介して支持金具7に取り付けられた端子6を容易に緩
めることが可能な出入弁機構を有することで、シール部
材17のシール機能を消滅させてブッシング1a内部に
密封された絶縁媒体5を出入可能とすることができる。
また、端子取付部のシール部材とブッシング1a内部の
絶縁媒体出入機構のシール部材とを共通化することがで
きるので、シール面数は、出入弁を持たない従来のブッ
シングと同様になる。
【0031】このように本実施形態によれば、電位を引
き出すための端子6とブッシング1aの支持金具7間の
シール部材17が出入弁のシール部材を兼ねるので、図
11に示すような従来構造よりシール面を増加させず
に、ブッシング1a内部の絶縁媒体5を外部に取り出す
ことができる。
【0032】なお、本実施形態では、ねじ込み方式によ
るシール部材17への圧縮方法を示したが、シール部材
17への圧縮はばねやブッシング1a内外の圧力差な
ど、他の手段を採用してもよい。
【0033】図2は本発明に係るブッシングの第2実施
形態の要部を示す断面図である。この第2実施形態のブ
ッシング1bは、コンデンサコア4の1つの電極の電位
を外部に引き出すための端子6が端子板23に強固に固
定され、この端子板23がシール部材17を介して支持
金具7に圧接されている。
【0034】端子板23にはばね24の一端が固定さ
れ、このばね24の他端は押え板25に固定されてい
る。この押え板25は固定板26によって押えられ、こ
の固定板26には導油口27が穿設されているととも
に、外周面に雄ねじ部22が刻設されている。この雄ね
じ部22は、支持金具7の端子収納部19内周面に刻設
された雌ねじ部21と螺合している。
【0035】そして、端子板23は押え板25を介して
付勢されたばね24により支持金具7のシール面28に
押し付けられ、端子板23と支持金具7との間に設けら
れたシール部材17が圧縮されてブッシング1bの内部
の絶縁媒体5の密封を保持している。
【0036】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0037】固定板26を反時計方向に回転させると、
固定板26の雄ねじ部22が支持金具7の端子収納部1
9に刻設した雌ねじ部21の螺旋溝に沿って移動するこ
とにより、端子板23が支持金具7のシール面28から
離反する方向に移動する。すると、ばね24のシール面
28に対する付勢力が徐々に低下してシール部材17の
圧縮力がなくなり、ブッシング1b内部の絶縁媒体5が
導油口27を経てブッシング1b外部に流出可能とな
る。
【0038】ここで、端子6は端子板23に永久的に固
定されているので、このシール面6bからブッシング1
b内部の絶縁媒体5を取り出すことは不可能である。
【0039】このように本実施形態によれば、電位引き
出し用の端子6を端子板23に固定し、この端子板23
を支持金具7のシール面28への出入弁機構として構成
したことにより、端子6に従来の端子が適用可能とな
り、シール面を増加させずに、ブッシング1b内部の絶
縁媒体5を外部に取り出すことができる。
【0040】また、端子板23を支持金具7に押し付け
ているばね24は、固定板26で押えられる押え板25
により付勢されているため、この押え板25を支持金具
7に押し付けながら固定板26を取り付ければ、支持金
具7のフランジ間のような狭隘部でのボルト締め作業を
削減することができる。
【0041】図3は本発明に係るブッシングの第3実施
形態の要部を示す拡大断面図である。この第3実施形態
のブッシング1cは、支持金具7に形成した開口部7a
の外周に、開口部7aを外部雰囲気10と遮蔽するため
の密閉容器14を取り付け、内部の絶縁媒体5または絶
縁媒体5を加圧するための加圧用ガスを密閉容器14内
に流出入可能に構成したものである。
【0042】すなわち、第3実施形態では、コンデンサ
コア4の電位を外部に引き出すための端子6を収納した
端子収納部19に、シール部材29を介して密閉容器1
4が取り付けられ、開口部7aが外部雰囲気10と遮断
されている。この密閉容器14には、油密容器または気
密容器が適用される。
【0043】また、端子収納部19内には固定板26が
螺合され、この固定板26には導油口27が穿設されて
いる。そして、支持金具7の開口部7a近傍にはばね2
4の一端が固定され、このばね24の他端が端子6に固
定されている。端子6にはシール部材17が設けられ、
ばね24の付勢力によりシール部材17を固定板26に
圧接することにより、ブッシング1cの内部の絶縁媒体
5の密封を保持している。
【0044】さらに、密閉容器14は、その上部に排気
口30が一体に形成されるとともに、内部軸方向に加圧
シリンダ31が摺動可能に挿通されており、この加圧シ
リンダ31の径方向中央に端子6を押圧するための端子
操作棒32が取り付けられている。
【0045】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0046】図3に示すように、端子操作棒32を押し
て端子6を押圧すると、ばね24の付勢力に抗してシー
ル部材17が固定板26から離反し、絶縁媒体5が支持
金具7に設けられた開口部7aから導油口27を経て流
出する。この絶縁媒体5は密閉容器14の内部に流出す
るものの、シール部材29によりシールされているの
で、密閉容器14内部に溜まる。
【0047】ここで、絶縁媒体5を流出させる前に、加
圧シリンダ31を操作して密閉容器14内の空気を排気
口30から排出して、内部を真空とすることにより、絶
縁媒体5を外部雰囲気10に晒すことなく取り出すこと
ができる。
【0048】ところで、絶縁媒体5には絶縁油が多用さ
れており、ブッシング内部での部分放電の有無やコンデ
ンサコア4に多用されている絶縁紙の劣化、ブッシング
内部への外気浸入を調査するのに、絶縁油のガス分析が
しばしば行われる。ブッシング内部の絶縁油を採取する
時、絶縁油が外部雰囲気10に晒されると、絶縁油に外
気が溶け込み、ガス分析に影響を与える。本実施形態の
ように密閉容器14に採取された絶縁油は外気に晒され
ることがないため、正確なガス分析を行うことができ
る。
【0049】さらに、密閉容器14の内部にブッシング
1cの内部圧力以上の圧力を加えれば、密閉容器14内
の絶縁媒体5aをブッシング1c内に逆流させることも
可能である。この場合、密閉容器14がシール部材29
を介して接続されているので、外部雰囲気10からブッ
シング1c内部へ異物が侵入することはない。
【0050】そして、ブッシング1cは、内部に封入さ
れた絶縁媒体5が流出すると、十分な絶縁能力を維持で
きない。何等かの原因により絶縁媒体5が流出した場
合、一次的な処置として電位引き出し用の端子6からブ
ッシング1c内部に絶縁媒体5を注入し、定常状態の対
地電圧相当の絶縁能力を持たせて通電させることができ
る。
【0051】絶縁媒体5として液体を使用した場合に
は、絶縁媒体5よりも膨張室に封入された加圧用ガスの
方が流出し易い。そのため、液体の絶縁媒体5が流出せ
ずに加圧用ガスのみが流出した場合には、支持金具7に
形成された開口部7aから加圧用ガスをブッシング1c
内部に注入するだけで、正常なブッシングに戻すことが
できる。これにより、ブッシング頭部における膨張室で
の作業が不要となり、作業効率を高めることができる。
【0052】図4は本発明に係るブッシングの第4実施
形態の要部を示す断面図である。この第4実施形態のブ
ッシング1dは、外部に電位を引き出すための端子6
に、密封された絶縁媒体5により圧縮されるシール部材
17を取り付け、端子6に絶縁媒体5によるシール部材
17の圧縮力に抗する外力を加えることにより、支持金
具7の開口部7aから内部の絶縁媒体5を流出させ、こ
のとき端子6に加えた外力を測定することにより、ブッ
シング1d内部圧力を測定するものである。
【0053】コンデンサコア4の電位をブッシング外部
に引き出すための端子6は、端子収納部19に移動可能
に収納され、この端子収納部19内に固定板26が螺合
され、この固定板26には導油口27が穿設されてい
る。この導油口27内には端子6の一部が挿通されてい
る。また、端子収納部19の内周面には雌ねじ部21が
刻設され、この雌ねじ部21に固定板26の外周面に刻
設された雄ねじ部22が螺合している。
【0054】さらに、シール部材17は、ブッシング1
d内部に密封された絶縁媒体5の圧力P1により圧縮さ
れ、ブッシング1d内の密封を保持している。
【0055】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0056】端子6に加わる絶縁媒体5の圧力に対して
逆方向の外力P2を加えると、シール部材17を圧縮す
る力が減り、外力P2と絶縁媒体5が端子6を押し戻す
力P1とが釣り合ったとき、絶縁媒体5が流出し始め
る。
【0057】よつて、絶縁媒体5を取り出すために端子
6を押す外力P2を測定し、シール部材17の内面積で
除算すれば、ブッシング1d内部の絶縁媒体5の圧力を
知ることができる。端子6に加えた外力P2を測定する
には、ばね秤やメータ付きのトルクレンチなどを用いる
と簡便である。なお、絶縁油を絶縁媒体5とする一般の
ブッシングでは、油面計以外の監視装置を持たないのが
現状である。
【0058】ところで、油入ブッシングのように内部の
絶縁媒体5が液体の場合、測定された圧力は、支持金具
7近傍での圧力である。絶縁媒体5が液体の場合、図1
0に示すように、ブッシング頭部に膨張室11が設けら
れ、この膨張室11の内部には加圧用ガス9が封入され
ている。
【0059】また、支持金具7から膨張室11までの高
さと、絶縁媒体5の密度は、ブッシング製作時および機
器取付段階で既知である。したがって、支持金具7で測
定された圧力から、支持金具7と膨張室11までの高さ
による水頭圧を減ずれば、膨張室11内部の加圧用ガス
9の圧力を算出することができる。
【0060】このように本実施形態よれば、ブッシング
1dに測定用の専用部材を設けることなく、絶縁媒体5
を取り出すための外力P2に基づいて絶縁媒体5の圧力
が測定できるので、ブッシング1dの健全性を監視する
ことができ、予防保全に大きく貢献することができる。
【0061】図5は本発明に係るブッシングの第4実施
形態の変形例の要部を示す断面図である。この変形例の
ブッシング1dは、第4実施形態において絶縁媒体5の
圧力P1だけではシール部材17を圧縮できない場合、
補助ばね33などのような補助手段を用いたものであ
る。
【0062】したがって、図5に示すように補助ばね3
3を使用した場合、端子6に加えた外力P2に基づいて
補助ばね33などの補助手段がシール部材17を圧縮す
る力P3を減ずれば、絶縁媒体5の圧力による力がわか
る。
【0063】図6は本発明に係るブッシングの第5実施
形態の要部を示す断面図である。この実施形態のブッシ
ング1eは、コンデンサコア4の電位を外部に引き出す
ための端子6に測定用電線13を接続し、この測定用電
線13と端子6との接続部15を密閉容器14で覆い、
支持金具7に形成された開口部7aからブッシング1e
内の絶縁媒体5を密閉容器14に注入して端子6と測定
用電線13との接続部15を絶縁したものである。
【0064】すなわち、本実施形態では、支持金具7の
開口部7aの外周に形成された端子収納部19に、端子
6と測定用電線13との接続部15を囲むように、密閉
容器14がシール部材29を介して取り付けられてい
る。測定用電線13にはケーブルがしばしば使用され、
支持金具7に固定される密閉容器14は、ケーブル接続
箱としての機能を有している。
【0065】なお、端子収納部19内の構成は、図3に
示す第3実施形態と同様であるので、その説明を省略す
る。
【0066】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0067】開口部7aから流出したブッシング1e内
部の絶縁媒体5は、シール部材29により外部雰囲気1
0と隔離されているので、密閉容器14内に溜まり、端
子6と測定用電線13との接続部15を覆い、端子6に
生ずる高電圧を絶縁する。
【0068】ところで、コンデンサコア4の静電容量を
利用して、線路電圧を分圧・測定する場合には、電位引
き出し用の端子6に高電圧が発生する上、端子6と測定
用電線13との接続部15は圧着端子や締付ボルトな
ど、電気的鋭角部を有する部品が多用され易いので、端
子6と測定電線13との接続部15周辺に絶縁油のよう
な絶縁媒体5aを満たし、部分放電や絶縁破壊を防止す
る必要がある。
【0069】従来の技術では、接続部15を保護するた
めの絶縁媒体5aをブッシングと別に準備しなくてはな
らず、密閉容器14に形成した絶縁媒体5aの注入口3
4を大口径にする必要があり、密閉容器14が大型化す
る問題があった。
【0070】これに対し本実施形態によれば、密閉容器
14内の絶縁媒体5aはブッシング1eから供給され、
絶縁媒体5aが液体の場合、密閉容器14とブッシング
1eを、支持金具7に形成された開口部7aを通して連
通させれば、密閉容器14内の絶縁媒体5aの熱膨張は
ブッシング1e頭部に設けられた膨張室11で吸収され
るので、密閉容器14の注入口34に空気層18を設け
る必要がなく、密閉容器14を小型化することができ
る。
【0071】また、端子6と測定用電線13との接続部
15を囲むように密閉容器14が設けられ、端子6から
ブッシング1e内部の絶縁媒体5を密封容器14内に流
出させることができるので、接続部15をブッシング1
e内部の絶縁媒体5で絶縁することができる。
【0072】図7は本発明に係るブッシングの第6実施
形態の要部を示す断面図である。この実施形態のブッシ
ング1fは、端子6と電位測定機器を接続するための測
定用電線13を、電気的接合だけでなく外力伝達可能と
なるように機械的に強固に結合させ、測定用電線13で
端子部の出入弁機構を操作するものである。
【0073】すなわち、本実施形態では、支持金具7の
開口部7aの外周に形成された端子収納部19に、端子
6と測定用電線13との接続部15を囲むように、密閉
容器14がシール部材29を介して取り付けられてい
る。そして、端子6には測定用電線13が電気的に接合
され、且つ機械力が伝達可能となるように端子6に測定
用電線13が電線押込ナット35により強固に結合され
ている。
【0074】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0075】端子6に測定用電線13を介して外力を加
えると、ブッシング1f内を密閉するためのシール部材
17の圧縮力が減じられ、支持部材7に形成された開口
部7aからブッシング1f内の絶縁媒体5が導油口27
を経て密閉容器14内に流出し、端子6と測定用電線1
3との接続部15を絶縁する。
【0076】このように本実施形態によれば、第3実施
形態のように密閉容器14を貫通する出入弁操作機構を
設ける必要がないので、密閉容器14の構成を簡略化す
ることができる。また、密閉容器14を貫通する弁操作
機構が不要になるので、シール面が少なくなり絶縁媒体
5の漏洩確率を低下することができる。そして、密開容
器14を取り付けた後に出入弁を操作できるので、端子
6と測定用電線13との接続部15近傍に満たされる絶
縁媒体5への、大気中の水分などの混入を防ぐことがで
きる。
【0077】さらに、図7に示すように、絶縁媒体出入
弁である電位引き出し端子6を測定用電線13で押圧
し、ブッシング1f内の絶縁媒体5を流出させる機構と
すると、密閉容器14を撤去した場合、測定用電線13
による出入弁操作力がなくなるので、自動的に弁が閉塞
し、弁を開放したまま密閉容器14を外してしまう誤作
業を回避することができる。
【0078】なお、本実施形態では、端子6の代わりに
端子板23を使用する第2実施形態についても適用可能
である。
【0079】図8は本発明に係るブッシングの第7実施
形態の要部を示す断面図である。この実施形態のブッシ
ング1gは、内部の絶縁媒体5の出入弁と電位引き出し
用の端子6の接地機構とを連動させたものである。
【0080】端子6は、導電性材料からなる導電部36
を有し、この導電部36にカーボンゴムなどの導電性材
料から製作されたシール部材17が取り付けられてい
る。そして、支持金具7の開口部7a近傍にはばね24
の一端が固定され、このばね24の他端が絶縁性材料で
構成され、導電部36に接合された絶縁部37に固定さ
れている。したがって、固定板26および支持金具7が
導電性材料から構成されていることで、端子6は支持金
具7と電気的に接続される。なお、固定板26には端子
支持部38が設けられている。
【0081】したがって、本実施形態は、端子6にブッ
シング1g内部の絶縁媒体5を外部に流出させる機構
と、運転時に端子6を支持金具7に電気的に接触させて
支持金具7と同電位とするための電気的接触機構とを設
け、これらを機械的に結合且つ連動させている。また、
開口部7aの周囲を外部と遮蔽するための密閉容器14
がシール部材29を介して端子収納部19に取り付けら
れている。端子6の電気的接触機構が解除されて端子6
に高電圧が発生すると、内部の絶縁媒体5が密閉容器1
4内に流出するように構成されている。
【0082】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0083】コンデンサコア4による分圧測定を行わな
い通常時、コンデンサコア4から外部に電位を引き出し
ている端子6は、その導電部36がシール部材17およ
び固定板26を通して支持金具7に電気的に接触し、接
地される。
【0084】一方、高電圧を発生させるために端子6を
押して接地機構を解除すると、同時にシール部材17の
圧縮力が失われ、支持金具7の開口部7aから内部の絶
縁媒体5が端子6の近傍に流出し、端子6および接続部
15を絶縁する。
【0085】ところで、電位引き出し用の端子6は、主
としてコンデンサコア4の絶縁性能を検証するために用
いられ、ブッシング運転時、端子6は通常、接地電位で
ある支持部材7に電気的に接続される。ブッシング充電
時、支持部材7に接続されていない電位引き出し用の端
子6には、数kVの高電圧が現れ危険である。前述した
ように、電位引き出し用の端子6に測定用電線13を接
続して高電圧を取り出す場合、接続部15から絶縁破壊
しないように接続部15近傍に絶縁媒体5aを満たすこ
とが多い。
【0086】本実施形態では、端子6に高電圧が発生す
る場合、必ずブッシング1g内部の絶縁媒体5aが端子
6の近傍に流出してくるので、絶縁媒体5aを受けとめ
る密閉容器14が端子収納部19に取り付けられてい
る。これにより、大気中で端子6に高電圧を発生させて
端子6を絶縁破壊させたり、高電圧が発生している端子
6に人が触れるなどの事故を未然に防止することができ
る。また、コンデンサコア4の絶縁性能試験終了後、密
閉容器14を取り外すために絶縁媒体5の流出機構を閉
じると、同時に端子6が接地されるので、測定後の接地
忘れを防止することができる。
【0087】図9は本発明に係るブッシングの第8実施
形態の要部を示す拡大断面図である。この実施形態のブ
ッシング1hは、複数のコンデンサからなるコンデンサ
コア4の少なくとも1つのコンデンサの電位を外部に引
き出すために2つの端子39,40を設け、一方の端子
39はコンデンサコアに単一のリード線(第1のリード
線)41で直接接続され、他方の端子40はリード線4
1と異なる仕事関数を有するリード線(第2のリード
線)42で、リード線41の途中へ電気的に接続されて
熱電対を構成し、内部に封入された絶縁媒体5の温度を
測定するものである。
【0088】すなわち、リード線41は、コンデンサコ
ア4の電極と端子39間を接続し、リード線41の材質
と異なる仕事関数を有するリード線42の一端は、端子
40に接続され、他端はリード線41に接続される。リ
ード線41には例えばクロメルが、リード線42には例
えばアルメルが使用され、これら双方で熱電対が構成さ
れる。
【0089】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0090】リード線41とリード線42との仕事関数
が異なるので、接続点43の両側のリード線41,42
には、接続点43の温度で一義的に決定される電位差が
生じ、熱電対が構成される。2つのリード線41,42
は、別々の電位引き出用の端子39,40によりブッシ
ング1h外部に引き出されるので、端子39,40の電
位差を測定すれば、ブッシング1hを分解することな
く、内部の温度を観測することができる。
【0091】また、接続点43をコンデンサコア4の表
面に配置すれば、コンデンサコア4の温度を測定でき、
接続点43をブッシング1h内部の絶縁媒体5中に配置
すれば、絶縁媒体5の温度を測定することができる。通
常、電位引き出し用の端子6には、高インピーダンスの
測定装置が接続されるので、リード線41,42に大電
流が流れることはない。したがって、電気抵抗が高い材
質でリード線41,42を製作して熱電対を構成して
も、リード線41,42の電圧降下によりブッシング主
回路の測定電位に誤差が生ずることはない。
【0092】また、熱電対が発生する熱起電力は、数m
Vと小さいので、熱起電力がブッシング主回路電圧測定
に影響を与えることもない。さらに、リード線41を支
持金具7に接続して接地電位とすれば、リード42が接
続された端子40の対地電圧は熱起電力相当分となるの
で、通電中の温度の測定可能となる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、支持部材に開口部が形成され、この開口部に
コンデンサコアのコンデンサから外部に電位を引き出す
端子が設けられ、この端子が絶縁媒体の出入弁として構
成されていることにより、シール面を増やすことなく、
内部の絶縁媒体の出入機構を追加できるので、絶縁媒体
の漏洩や、内部へ雨水などの異物が侵入する可能性がな
くなり、信頼性を高めることができる。
【0094】請求項2によれば、請求項1記載のブッシ
ングにおいて、端子は端子板に固定され、この端子板に
支持部材の開口部に対し絶縁媒体を密封するシール部材
が取り付けられ、端子板と支持部材との間にばねが設け
られ、このばねがシール部材を圧縮して密封を保持する
一方、端子板を移動させることにより絶縁媒体を流出入
可能としたことにより、支持部材のフランジ間のような
狭隘部でのボルト締め作業がなくなり、ブッシングを容
易に製作することができる。
【0095】請求項3によれば、請求項1記載のブッシ
ングにおいて、支持部材に設けた開口部の外周に、この
開口部を外気と遮蔽するための密閉容器を取り付け、こ
の密閉容器内から内部の絶縁媒体およびこの絶縁媒体を
加圧するためのガスのいずれか一方を流出入可能とした
ことにより、外部雰囲気に晒すことなく、絶縁媒体を取
り出すことができる。また、密閉容器内の圧力をブッシ
ング内圧より高くすれば、絶縁媒体または加圧ガスをブ
ッシングに容易に注入することができる。
【0096】請求項4によれば、端子に密封された絶縁
媒体により圧縮されるシール部材が取り付けられ、端子
に絶縁媒体によるシール部材への圧縮力に対抗する外力
を加えて開口部から内部の絶縁媒体を流出させ、このと
き端子に加えた外力を測定して内部圧力を測定すること
により、ブッシングの健全性を容易に調査することがで
きる。
【0097】請求項5によれば、端子に電位測定機器を
接続するための測定用電線が接続され、この測定用電線
と端子との接続部を密閉容器で覆い、開口部から内部の
絶縁媒体を密閉容器に流出させて接続部を絶縁すること
により、密閉容器に大口径の絶縁媒体注入口を設ける必
要がなくなり、密閉容器の小形化を図ることができる。
【0098】請求項6によれば、請求項2または5記載
のブッシングにおいて、開口部に絶縁媒体を密封するた
めのシール部材を介して設けられた端子および端子板の
いずれか一方を測定用電線により操作することにより、
密閉容器を貫通する出入弁操作機構を設ける必要がなく
なり、密閉容器の構造を簡略化することができるととも
に、シール面が少なくなり、絶縁媒体の漏洩確率を低下
させることが可能となる。
【0099】請求項7によれば、導体で支持部材を構成
し、端子を支持部材に電気的に接続する接触機構を設
け、支持部材に設けられた開口部から内部の絶縁媒体を
出入させる機構と接触機構を機械的に連動させ、端子の
接触機構を解除する場合、密閉容器内に絶縁媒体を流出
させて端子に発生する高電圧を絶縁することにより、大
気中で高電圧を生じさせて端子などを絶縁破壊させる誤
操作を防止することができる。
【0100】請求項8によれば、端子が2つ設けられ、
一方の端子はコンデンサコアのコンデンサと第1のリー
ド線で接続されるとともに、他方の端子は第1のリード
線の途中に第1のリード線と異なる仕事関数を有する材
質で構成される第2のリード線を接続して熱電対を構成
したことにより、2つの端子間の電位差は、2種類のリ
ード線の接続部の温度により決定されるので、ブッシン
グを分解することなく内部の絶縁媒体の温度を測定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブッシングの第1実施形態の要部
を示す断面図。
【図2】本発明に係るブッシングの第2実施形態の要部
を示す断面図。
【図3】本発明に係るブッシングの第3実施形態の要部
を示す拡大断面図。
【図4】本発明に係るブッシングの第4実施形態の要部
を示す断面図。
【図5】本発明に係るブッシングの第4実施形態の変形
例の要部を示す断面図。
【図6】本発明に係るブッシングの第5実施形態の要部
を示す断面図。
【図7】本発明に係るブッシングの第6実施形態の要部
を示す断面図。
【図8】本発明に係るブッシングの第7実施形態の要部
を示す断面図。
【図9】本発明に係るブッシングの第8実施形態の要部
を示す拡大断面図。
【図10】従来のコンデンサブッシングの一例を示す断
面図。
【図11】測定用電線を従来の技術で接続した場合の支
持金具近傍の構造を示す拡大断面図。
【図12】従来のブッシングにおいて支持金具に絶縁媒
体採取用の弁を別途設置した状態を示す要部正面図。
【符号の説明】
1,1a〜1h ブッシング 2 碍管 3 中心導体(通電導体) 4 コンデンサコア 5,5a 絶縁媒体 6 端子 7 支持金具(支持部材) 7a 開口部 9 加圧用ガス 10 外部雰囲気 11 膨張室 13 測定用電線 14 密閉容器 15 接続部 17 シール部材 19 端子収納部 21 雌ねじ部 22 雄ねじ部 23 端子板 24 ばね 25 押え板 26 固定板 27 導油口 28 シール面 29 シール部材 30 排気口 31 加圧シリンダ 32 端子操作棒 33 補助ばね 34 注入口 35 電線押込ナット 36 導電部 37 絶縁部 38 端子支持部 39 端子 40 端子 41 リード線(第1のリード線) 42 リード線(第2のリード線) 43 接続点

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に絶縁媒体が充填された碍管と、こ
    の碍管内に挿通された通電導体と、この通電導体の外周
    に配設され複数のコンデンサから構成される電界制御用
    のコンデンサコアとを有し、少なくとも前記碍管,通電
    導体およびコンデンサコアが支持部材を介して電気機器
    に取り付けられるブッシングにおいて、前記支持部材に
    開口部が形成され、この開口部に前記コンデンサコアの
    コンデンサから外部に電位を引き出す端子が設けられ、
    この端子が前記絶縁媒体の出入弁として構成されている
    ことを特徴とするブッシング。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブッシングにおいて、前
    記端子は端子板に固定され、この端子板に前記支持部材
    の開口部に対し絶縁媒体を密封するシール部材が取り付
    けられ、前記端子板と前記支持部材との間にばねが設け
    られ、このばねが前記シール部材を圧縮して密封を保持
    する一方、前記端子板を移動させることにより前記絶縁
    媒体を流出入可能としたことを特徴とするブッシング。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のブッシングにおいて、前
    記支持部材に設けた開口部の外周に、この開口部を外気
    と遮蔽するための密閉容器を取り付け、この密閉容器内
    から内部の絶縁媒体およびこの絶縁媒体を加圧するため
    のガスのいずれか一方を流出入可能としたことを特徴と
    するブッシング。
  4. 【請求項4】 内部に絶縁媒体が充填された碍管と、こ
    の碍管内に挿通された通電導体と、この通電導体の外周
    に配設され複数のコンデンサから構成される電界制御用
    のコンデンサコアとを有し、少なくとも前記碍管,通電
    導体およびコンデンサコアが支持部材を介して電気機器
    に取り付けられるブッシングにおいて、前記支持部材に
    開口部が形成され、この開口部に前記コンデンサコアの
    コンデンサから外部に電位を引き出す端子が設けられ、
    この端子に密封された絶縁媒体により圧縮されるシール
    部材が取り付けられ、前記端子に絶縁媒体によるシール
    部材への圧縮力に対抗する外力を加えて前記開口部から
    内部の絶縁媒体を流出させ、このとき前記端子に加えた
    外力を測定して内部圧力を測定することを特徴とするブ
    ッシング。
  5. 【請求項5】 内部に絶縁媒体が充填された碍管と、こ
    の碍管内に挿通された通電導体と、この通電導体の外周
    に配設され複数のコンデンサから構成される電界制御用
    のコンデンサコアとを有し、少なくとも前記碍管,通電
    導体およびコンデンサコアが支持部材を介して電気機器
    に取り付けられるブッシングにおいて、前記支持部材に
    開口部が形成され、この開口部に前記コンデンサコアの
    コンデンサから外部に電位を引き出す端子が設けられ、
    この端子に電位測定機器を接続するための測定用電線が
    接続され、この測定用電線と前記端子との接続部を密閉
    容器で覆い、前記開口部から内部の絶縁媒体を前記密閉
    容器に流出させて前記接続部を絶縁することを特徴とす
    るブッシング。
  6. 【請求項6】 請求項2または5記載のブッシングにお
    いて、前記開口部に絶縁媒体を密封するためのシール部
    材を介して設けられた前記端子および端子板のいずれか
    一方を測定用電線により操作することを特徴とするブッ
    シング。
  7. 【請求項7】 内部に絶縁媒体が充填された碍管と、こ
    の碍管内に挿通された通電導体と、この通電導体の外周
    に配設され複数のコンデンサから構成される電界制御用
    のコンデンサコアとを有し、少なくとも前記碍管,通電
    導体およびコンデンサコアが支持部材を介して電気機器
    に取り付けられるブッシングにおいて、前記支持部材は
    導電性を有し且つ開口部が形成され、この開口部に前記
    コンデンサコアのコンデンサから外部に電位を引き出す
    端子が設けられ、この端子に、内部の絶縁媒体を外部に
    流出させる機構と、この機構と機械的に連動し運転時に
    前記端子を支持部材に電気的に接触させて前記支持部材
    と同電位とするための接触機構とを設け、前記開口部の
    外周に、この開口部を外気と遮蔽するための密閉容器を
    取り付け、前記端子の接触機構が解除された場合、前記
    密閉容器内に絶縁媒体を流出させて前記端子に発生する
    高電圧を絶縁することを特徴とするブッシング。
  8. 【請求項8】 内部に絶縁媒体が充填された碍管と、こ
    の碍管内に挿通された通電導体と、この通電導体の外周
    に配設され複数のコンデンサから構成される電界制御用
    のコンデンサコアとを有し、少なくとも前記碍管,通電
    導体およびコンデンサコアが支持部材を介して電気機器
    に取り付けられるブッシングにおいて、前記支持部材に
    開口部が形成され、この開口部に前記コンデンサコアの
    コンデンサから外部に電位を引き出す端子が2つ設けら
    れ、一方の端子は前記コンデンサコアのコンデンサと第
    1のリード線で接続されるとともに、他方の端子は前記
    第1のリード線の途中に第1のリード線と異なる仕事関
    数を有する材質で構成される第2のリード線を接続して
    熱電対を構成したことを特徴とするブッシング。
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CN120319556A (zh) * 2025-06-13 2025-07-15 安格诺尔(江苏)高压电气有限公司 一种72.5kV的胶浸纸高压套管

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