JPH09312152A - 電池セパレータ構造 - Google Patents
電池セパレータ構造Info
- Publication number
- JPH09312152A JPH09312152A JP8127457A JP12745796A JPH09312152A JP H09312152 A JPH09312152 A JP H09312152A JP 8127457 A JP8127457 A JP 8127457A JP 12745796 A JP12745796 A JP 12745796A JP H09312152 A JPH09312152 A JP H09312152A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- positive electrode
- negative electrode
- absorbent resin
- super absorbent
- Prior art date
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Cell Separators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】薄肉化を図り得る電池セパレータ構造を提供す
ること。 【解決手段】電池の正極1と負極2とを分離する電池セ
パレータ構造であって、高吸水性樹脂皮膜5で構成され
ている。高吸水性樹脂皮膜5は高吸水性樹脂部分で構成
されているが、非導電性または難導電性をもつフィラ−
を埋設することもできる。
ること。 【解決手段】電池の正極1と負極2とを分離する電池セ
パレータ構造であって、高吸水性樹脂皮膜5で構成され
ている。高吸水性樹脂皮膜5は高吸水性樹脂部分で構成
されているが、非導電性または難導電性をもつフィラ−
を埋設することもできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電池セパレータ構造
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】アルカリ電池を例にとって電池セパレー
タ構造について説明する。ニッケル−水素電池やニッケ
ル−カドミウム電池等のアルカリ電池では、正極活物質
ペーストが塗布された正極と、負極活物質ペーストが塗
布された負極との間には、両者の短絡防止のためにセパ
レータが配置されたものが知られている。このセパレー
タはナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン等の不織
布で構成されている。
タ構造について説明する。ニッケル−水素電池やニッケ
ル−カドミウム電池等のアルカリ電池では、正極活物質
ペーストが塗布された正極と、負極活物質ペーストが塗
布された負極との間には、両者の短絡防止のためにセパ
レータが配置されたものが知られている。このセパレー
タはナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン等の不織
布で構成されている。
【0003】また特開平7−220761号公報には、
気孔をもつ樹脂膜を用い、その気孔にイオン伝導性ゲル
電解質を充填した材料でセパレータを構成した有機電解
質リチウム二次電池が開示されている。また特開平3−
291848号公報には、樹脂多孔膜の片面にポリエチ
レン等の多孔質粉末集合体をコーティングしてセパレー
タを構成し、その多孔質粉末集合体を構成する樹脂粒子
を、軟化温度が95〜160°C、粒径が0.01μm
〜1μmでその割合が1〜50重量%になるように設定
した電池が開示されている。このものによれば、セパレ
ータが昇温しても、セパレータの軟化を抑制するのに有
利である。
気孔をもつ樹脂膜を用い、その気孔にイオン伝導性ゲル
電解質を充填した材料でセパレータを構成した有機電解
質リチウム二次電池が開示されている。また特開平3−
291848号公報には、樹脂多孔膜の片面にポリエチ
レン等の多孔質粉末集合体をコーティングしてセパレー
タを構成し、その多孔質粉末集合体を構成する樹脂粒子
を、軟化温度が95〜160°C、粒径が0.01μm
〜1μmでその割合が1〜50重量%になるように設定
した電池が開示されている。このものによれば、セパレ
ータが昇温しても、セパレータの軟化を抑制するのに有
利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は高吸水性樹脂
皮膜を利用することにより、上記した技術とは異なる方
式のセパレータ構造を提供することにある。
皮膜を利用することにより、上記した技術とは異なる方
式のセパレータ構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る電池セパ
レータ構造は、電池の正極と負極とを分離する電池セパ
レータ構造であって、高吸水性樹脂皮膜で構成されてい
ることを特徴とするものである。請求項2に係る電池セ
パレータ構造によれば、請求項1において、高吸水性樹
脂皮膜は、高吸水性樹脂部分と、非導電性または難導電
性をもつフィラーとで構成されていることを特徴とする
ものである。
レータ構造は、電池の正極と負極とを分離する電池セパ
レータ構造であって、高吸水性樹脂皮膜で構成されてい
ることを特徴とするものである。請求項2に係る電池セ
パレータ構造によれば、請求項1において、高吸水性樹
脂皮膜は、高吸水性樹脂部分と、非導電性または難導電
性をもつフィラーとで構成されていることを特徴とする
ものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係るセパレータ構造は、
高吸水性樹脂皮膜で構成されている。高吸水性樹脂皮膜
は、正極と負極のうちの少なくとも一方の電極面に膜状
に積層して構成できる。高吸水性樹脂皮膜としては、デ
ンプン系、セルロース系、合成ポリマー系等を採用で
き、具体的には、デンプン・アクリロニトリルグラフト
重合体ケン化物、デンプン・アクリル酸グラフト重合
体、ポリアクリル酸塩系、ポリアクリロニトリル系ケン
化物、ポリエチレンオキシド系等が挙げられる。これら
は、一般的には、架橋結合により三次元網目構造を呈し
ている。高吸水性樹脂は、水分子のトラップ性が高いの
で、不織布等のように単純に液を保持する形態に比較し
て、電解液の保持性が高いものである。
高吸水性樹脂皮膜で構成されている。高吸水性樹脂皮膜
は、正極と負極のうちの少なくとも一方の電極面に膜状
に積層して構成できる。高吸水性樹脂皮膜としては、デ
ンプン系、セルロース系、合成ポリマー系等を採用で
き、具体的には、デンプン・アクリロニトリルグラフト
重合体ケン化物、デンプン・アクリル酸グラフト重合
体、ポリアクリル酸塩系、ポリアクリロニトリル系ケン
化物、ポリエチレンオキシド系等が挙げられる。これら
は、一般的には、架橋結合により三次元網目構造を呈し
ている。高吸水性樹脂は、水分子のトラップ性が高いの
で、不織布等のように単純に液を保持する形態に比較し
て、電解液の保持性が高いものである。
【0007】高吸水性樹脂皮膜の膜厚は、高吸水性樹脂
の種類や電池の種類等に応じて選択でき、例えば、上限
値としては100μmにでき、下限値としては10μm
にできる。請求項2に係る高吸水性樹脂皮膜は、高吸水
性樹脂部分と、非導電性または難導電性をもつフィラー
とで構成されている。フィラーは粒子状、繊維状(ウィ
スカを含む)でも良い。フィラーは、正極と負極とを接
近させた場合において、正極と負極との間の隙間を確保
するスペーサとしての機能を果たすことができる。故に
フィラーは、正極と負極との間の短絡を抑えるのに有利
である。
の種類や電池の種類等に応じて選択でき、例えば、上限
値としては100μmにでき、下限値としては10μm
にできる。請求項2に係る高吸水性樹脂皮膜は、高吸水
性樹脂部分と、非導電性または難導電性をもつフィラー
とで構成されている。フィラーは粒子状、繊維状(ウィ
スカを含む)でも良い。フィラーは、正極と負極とを接
近させた場合において、正極と負極との間の隙間を確保
するスペーサとしての機能を果たすことができる。故に
フィラーは、正極と負極との間の短絡を抑えるのに有利
である。
【0008】フィラーの材質や大きさは、要求されるス
ペーサ機能やコスト等を考慮し、かつ、高吸水性樹脂や
電池の種類等に応じて選択できる。代表的なフィラーと
してセラミックスフィラー、樹脂フィラーが挙げられ
る。セラミックス系のフィラーとしてはアルミナ、シリ
カ、ジルコニア、窒化珪素、窒化アルミニウムが挙げら
れる。
ペーサ機能やコスト等を考慮し、かつ、高吸水性樹脂や
電池の種類等に応じて選択できる。代表的なフィラーと
してセラミックスフィラー、樹脂フィラーが挙げられ
る。セラミックス系のフィラーとしてはアルミナ、シリ
カ、ジルコニア、窒化珪素、窒化アルミニウムが挙げら
れる。
【0009】場合によってはフィラーとして微小中空体
を用いてもよい。この場合には軽量化に貢献できる。微
小中空体としては、ガラスバルーン、シラスバルーン、
フライアッシュ球等を採用できる。フィラーが粒子状の
場合には平均粒径の上限値としては100μmにでき、
下限値としては10μmにできる。
を用いてもよい。この場合には軽量化に貢献できる。微
小中空体としては、ガラスバルーン、シラスバルーン、
フライアッシュ球等を採用できる。フィラーが粒子状の
場合には平均粒径の上限値としては100μmにでき、
下限値としては10μmにできる。
【0010】フィラーの含有量が多いほど、スペーサ機
能が高まるが、高吸水性樹脂の割合が低下するので、液
保持性が低下する傾向がある。従ってフィラーの含有量
は、要求されるスペーサ機能やコスト等を考慮し、か
つ、高吸水性樹脂皮膜に要請される液保持性等を考慮し
て選択できる。故に高吸水性樹脂皮膜を100%とした
とき、フィラーの含有量は、重量比で上限値としては5
0%、80%にでき、下限値としては特に限定されない
が、フィラー添加の効果を明確に得るには5%、10%
にできる。
能が高まるが、高吸水性樹脂の割合が低下するので、液
保持性が低下する傾向がある。従ってフィラーの含有量
は、要求されるスペーサ機能やコスト等を考慮し、か
つ、高吸水性樹脂皮膜に要請される液保持性等を考慮し
て選択できる。故に高吸水性樹脂皮膜を100%とした
とき、フィラーの含有量は、重量比で上限値としては5
0%、80%にでき、下限値としては特に限定されない
が、フィラー添加の効果を明確に得るには5%、10%
にできる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 (実施例1)この例はニッケル−水素電池に適用したも
のである。図1は、要部の断面を模式的に示す。図1に
示すように電極としての板状の正極1と負極2とが用い
られる。正極1の表面及び裏面には、正極活物質ペース
ト1hが塗布により付着されている。負極2の表面及び
裏面には、負極活物質ペースト2hが塗布により付着さ
れている。
のである。図1は、要部の断面を模式的に示す。図1に
示すように電極としての板状の正極1と負極2とが用い
られる。正極1の表面及び裏面には、正極活物質ペース
ト1hが塗布により付着されている。負極2の表面及び
裏面には、負極活物質ペースト2hが塗布により付着さ
れている。
【0012】正極活物質ペースト1hが塗布された正極
1の表面及び裏面には、セパレータとして機能する高吸
水性樹脂皮膜5が積層されている。高吸水性樹脂皮膜5
の膜厚は、電池の種類等に応じて適宜設定できるもの
の、一般的には、液を保持する前の状態で10〜100
μm程度、例えば50μmにできる。この場合には、液
状、固体粒子状等の高吸水性樹脂を正極1に付着させ
る。付着にあたり、高吸水性樹脂成分を正極1に塗布す
る塗布処理、高吸水性樹脂成分に正極1を浸漬する浸漬
処理、高吸水性樹脂成分を正極1に吹き付ける吹付処理
等を採用できる。この高吸水性樹脂皮膜5は、不織布に
比較して電解液の水分子のトラップ性が高いので、液保
持性が高い。
1の表面及び裏面には、セパレータとして機能する高吸
水性樹脂皮膜5が積層されている。高吸水性樹脂皮膜5
の膜厚は、電池の種類等に応じて適宜設定できるもの
の、一般的には、液を保持する前の状態で10〜100
μm程度、例えば50μmにできる。この場合には、液
状、固体粒子状等の高吸水性樹脂を正極1に付着させ
る。付着にあたり、高吸水性樹脂成分を正極1に塗布す
る塗布処理、高吸水性樹脂成分に正極1を浸漬する浸漬
処理、高吸水性樹脂成分を正極1に吹き付ける吹付処理
等を採用できる。この高吸水性樹脂皮膜5は、不織布に
比較して電解液の水分子のトラップ性が高いので、液保
持性が高い。
【0013】高吸水性樹脂皮膜5は、液を保持した状態
では軟質化するため、電極表面における応力集中を緩和
できる効果を期待でき、正極1や負極2の電極面の保護
性を高め得る。ところで電池における一般的な特性は、
図3に模式的に示すように、放電時間が経過して放電電
流が大きくなれば、電池の容量は次第に低下するもので
ある。そして一般的特性としては、図3に模式的に示す
ようにセパレータの厚みが厚いほど、電池の容量の低下
の度合が大きく、セパレータの厚みが薄いほど、電池の
容量の低下の度合が小さい傾向となることが知られてい
る。従って図3の特性を考慮すれば、電池の出力特性を
確保するには、セパレータは薄い方が好ましいといえ
る。
では軟質化するため、電極表面における応力集中を緩和
できる効果を期待でき、正極1や負極2の電極面の保護
性を高め得る。ところで電池における一般的な特性は、
図3に模式的に示すように、放電時間が経過して放電電
流が大きくなれば、電池の容量は次第に低下するもので
ある。そして一般的特性としては、図3に模式的に示す
ようにセパレータの厚みが厚いほど、電池の容量の低下
の度合が大きく、セパレータの厚みが薄いほど、電池の
容量の低下の度合が小さい傾向となることが知られてい
る。従って図3の特性を考慮すれば、電池の出力特性を
確保するには、セパレータは薄い方が好ましいといえ
る。
【0014】電解液の保持性が高い高吸水性樹脂皮膜5
がセパレータとして採用されている本実施例によれば、
セパレータの厚みの薄肉化に有利である。従って図3の
特性からして、放電電流が増加したとしても、電池の容
量の低下を抑制するのに有利であり、電池の出力特性の
確保に有利である。 (実施例2)実施例2の要部を図2に模式的に示す。こ
の実施例は実施例1と基本的には同様の構成である。従
って正極活物質ペーストが付着された正極1の表面に、
高吸水性樹脂皮膜5が積層されている。
がセパレータとして採用されている本実施例によれば、
セパレータの厚みの薄肉化に有利である。従って図3の
特性からして、放電電流が増加したとしても、電池の容
量の低下を抑制するのに有利であり、電池の出力特性の
確保に有利である。 (実施例2)実施例2の要部を図2に模式的に示す。こ
の実施例は実施例1と基本的には同様の構成である。従
って正極活物質ペーストが付着された正極1の表面に、
高吸水性樹脂皮膜5が積層されている。
【0015】高吸水性樹脂皮膜5の膜厚は、液を保持す
る前の状態で10〜100μm程度、例えば50μmに
できる。更にこの例では、高吸水性樹脂皮膜5は、高吸
水性樹脂成分50と、高吸水性樹脂成分50に埋設され
た球状の無機フィラー4とで構成されている。無機フィ
ラー4としては、粒径が50μm以下のものを用いた。
る前の状態で10〜100μm程度、例えば50μmに
できる。更にこの例では、高吸水性樹脂皮膜5は、高吸
水性樹脂成分50と、高吸水性樹脂成分50に埋設され
た球状の無機フィラー4とで構成されている。無機フィ
ラー4としては、粒径が50μm以下のものを用いた。
【0016】無機フィラー4は、正極1と負極2との間
の隙間を確保するためのスペーサとしての機能を果たす
ことができる。故に、正極1及び負極2に力が作用した
としても、正極1と負極2との間の短絡を抑えるのに有
利である。故に正極1と負極2との間の短絡を抑えつ
つ、正極1と負極2とを接近させることができ、正極1
と負極2との間の間隔を狭小化するのに有利である。従
って電池の小型化に有利である。
の隙間を確保するためのスペーサとしての機能を果たす
ことができる。故に、正極1及び負極2に力が作用した
としても、正極1と負極2との間の短絡を抑えるのに有
利である。故に正極1と負極2との間の短絡を抑えつ
つ、正極1と負極2とを接近させることができ、正極1
と負極2との間の間隔を狭小化するのに有利である。従
って電池の小型化に有利である。
【0017】更に前述したように、スペーサとしての機
能できる無機フィラー4により正極1と負極2との間の
短絡を抑え得るため、正極1と負極2との間の間隔の狭
小化、つまりセパレータの厚みの薄肉化にも有利であ
る。従って図3に示す特性からして、電池の容量低下を
抑制でき、電池の出力特性の確保に有利である。この例
においても、高吸水性樹脂皮膜5は液を保持した状態で
は軟質化するため、正極1や負極2の電極面の保護に有
利である。
能できる無機フィラー4により正極1と負極2との間の
短絡を抑え得るため、正極1と負極2との間の間隔の狭
小化、つまりセパレータの厚みの薄肉化にも有利であ
る。従って図3に示す特性からして、電池の容量低下を
抑制でき、電池の出力特性の確保に有利である。この例
においても、高吸水性樹脂皮膜5は液を保持した状態で
は軟質化するため、正極1や負極2の電極面の保護に有
利である。
【0018】(試験例)本発明者は次の試験を行った。
即ち、この試験で用いた電極のサイズは50mm×50
mm×0.1mmである。電極には、高吸水性樹脂皮膜
が被覆されている。高吸水性樹脂皮膜としてはデンプン
アクリロニトリルグラフト重合体を用いた。高吸水性樹
脂皮膜に純水を含浸させた状態で、25°Cで湿度60
%の雰囲気に放置し、高吸水性樹脂皮膜の重量変化を測
定する試験を行った。
即ち、この試験で用いた電極のサイズは50mm×50
mm×0.1mmである。電極には、高吸水性樹脂皮膜
が被覆されている。高吸水性樹脂皮膜としてはデンプン
アクリロニトリルグラフト重合体を用いた。高吸水性樹
脂皮膜に純水を含浸させた状態で、25°Cで湿度60
%の雰囲気に放置し、高吸水性樹脂皮膜の重量変化を測
定する試験を行った。
【0019】同様に比較例1として、同様の厚みをもつ
不織布で覆った電極についても、同様に試験した。試験
結果を表1に示す。表1から理解できるように、不織布
の場合には水保持性は低かったが、高吸水性樹脂皮膜を
用いた場合には水保持性が高かった。
不織布で覆った電極についても、同様に試験した。試験
結果を表1に示す。表1から理解できるように、不織布
の場合には水保持性は低かったが、高吸水性樹脂皮膜を
用いた場合には水保持性が高かった。
【0020】
【表1】 更に本発明者は実施例2に係るニッケル−水素電池につ
いて、電池全体の内部抵抗を測定する試験を行った。こ
の試験例では、電極としての正極はオキシ水酸化ニッケ
ル製であり、電極としての負極はニッケル発泡体に水素
吸蔵合金を充填したものである。試験した正極の枚数は
10枚、負極の枚数は11枚である。高吸水性樹脂皮膜
は、高吸水性樹脂部分と無機フィラーとで構成されてい
る。高吸水性樹脂は材質がデンプンアクリロニトリルグ
ラフト重合体であり、厚みが60μm、無機フィラーは
材質が球状アルミナ、平均粒径が10μm、高吸水性樹
脂皮膜を100%としたとき、無機フィラーの含有量が
50重量%である。電池全体の内部抵抗は数10mΩで
あった。
いて、電池全体の内部抵抗を測定する試験を行った。こ
の試験例では、電極としての正極はオキシ水酸化ニッケ
ル製であり、電極としての負極はニッケル発泡体に水素
吸蔵合金を充填したものである。試験した正極の枚数は
10枚、負極の枚数は11枚である。高吸水性樹脂皮膜
は、高吸水性樹脂部分と無機フィラーとで構成されてい
る。高吸水性樹脂は材質がデンプンアクリロニトリルグ
ラフト重合体であり、厚みが60μm、無機フィラーは
材質が球状アルミナ、平均粒径が10μm、高吸水性樹
脂皮膜を100%としたとき、無機フィラーの含有量が
50重量%である。電池全体の内部抵抗は数10mΩで
あった。
【0021】比較例2として、無機フィラーが埋設され
ておらず、かつセパレータの厚みが100μmに設定さ
れている以外は、同様の条件とした電池を用いて試験し
た。この比較例2によれば、無機フィラーがないため、
短絡防止のためにセパレータの厚みを厚くする必要があ
り、そのため電池全体の内部抵抗は数100mΩと大き
かった。
ておらず、かつセパレータの厚みが100μmに設定さ
れている以外は、同様の条件とした電池を用いて試験し
た。この比較例2によれば、無機フィラーがないため、
短絡防止のためにセパレータの厚みを厚くする必要があ
り、そのため電池全体の内部抵抗は数100mΩと大き
かった。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、高吸水性樹脂皮膜は保
液性が良好であるため、セパレータの薄肉化にも有利で
ある。そのため図3の一般的特性を考慮すると、電池の
容量低下の軽減、ひいては電池の出力特性の向上に有利
である。本発明によれば、高吸水性樹脂皮膜は液を保持
した状態では軟質化するため、正極や負極の電極面にお
ける応力集中を緩和できる効果を期待できる。故に正極
及び負極の少なくとも一方の電極面に微小凸部があった
としても、その凸部周辺における応力集中を緩和でき、
応力集中に起因するクラック等の不具合を防止するのに
有利である。従って、電極の保護性を高め得る。
液性が良好であるため、セパレータの薄肉化にも有利で
ある。そのため図3の一般的特性を考慮すると、電池の
容量低下の軽減、ひいては電池の出力特性の向上に有利
である。本発明によれば、高吸水性樹脂皮膜は液を保持
した状態では軟質化するため、正極や負極の電極面にお
ける応力集中を緩和できる効果を期待できる。故に正極
及び負極の少なくとも一方の電極面に微小凸部があった
としても、その凸部周辺における応力集中を緩和でき、
応力集中に起因するクラック等の不具合を防止するのに
有利である。従って、電極の保護性を高め得る。
【0023】更に本発明によれば、正極及び負極の少な
くとも一方の電極面に高吸水性樹脂皮膜が積層されてい
る場合には、該一方の組付に伴い、高吸水性樹脂皮膜が
組付られることになる。従って電池の組付性の向上に貢
献できる。更に請求項2によれば、フィラーは、正極と
負極とを接近させた場合においてスペーサとしての機能
を果たすことができ、正極と負極との間の短絡を抑える
のに有利である。故に正極と負極との間の短絡を抑えつ
つ、正極と負極とを接近させるのに有利である。従って
電池の小型化に貢献できる。
くとも一方の電極面に高吸水性樹脂皮膜が積層されてい
る場合には、該一方の組付に伴い、高吸水性樹脂皮膜が
組付られることになる。従って電池の組付性の向上に貢
献できる。更に請求項2によれば、フィラーは、正極と
負極とを接近させた場合においてスペーサとしての機能
を果たすことができ、正極と負極との間の短絡を抑える
のに有利である。故に正極と負極との間の短絡を抑えつ
つ、正極と負極とを接近させるのに有利である。従って
電池の小型化に貢献できる。
【図1】実施例1に係る要部を模式的に示す断面図であ
る。
る。
【図2】実施例2に係る要部を模式的に示す側面図であ
る。
る。
【図3】セパレータの厚みを異ならせた場合における放
電電流と容量低下との一般的関係を示すグラフである。
電電流と容量低下との一般的関係を示すグラフである。
図中、1は正極、2は負極、5は高吸水性樹脂皮膜、4
は無機フィラーを示す。
は無機フィラーを示す。
Claims (2)
- 【請求項1】電池の正極と負極とを分離する電池セパレ
ータ構造であって、高吸水性樹脂皮膜で構成されている
ことを特徴とする電池セパレータ構造。 - 【請求項2】請求項1において、前記高吸水性樹脂皮膜
は、高吸水性樹脂部分と、非導電性または難導電性をも
つフィラーとで構成されていることを特徴とする電池セ
パレータ構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8127457A JPH09312152A (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | 電池セパレータ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8127457A JPH09312152A (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | 電池セパレータ構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09312152A true JPH09312152A (ja) | 1997-12-02 |
Family
ID=14960408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8127457A Pending JPH09312152A (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | 電池セパレータ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09312152A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999036981A1 (en) | 1998-01-19 | 1999-07-22 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Battery |
| WO2002007247A1 (en) * | 2000-07-17 | 2002-01-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Nickel-hydrogen storage battery and method for manufacture thereof |
| EP0969542B1 (en) * | 1998-01-22 | 2010-06-23 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Battery |
-
1996
- 1996-05-22 JP JP8127457A patent/JPH09312152A/ja active Pending
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