JPH09312257A - 微細加工方法及び装置 - Google Patents
微細加工方法及び装置Info
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- JPH09312257A JPH09312257A JP9064778A JP6477897A JPH09312257A JP H09312257 A JPH09312257 A JP H09312257A JP 9064778 A JP9064778 A JP 9064778A JP 6477897 A JP6477897 A JP 6477897A JP H09312257 A JPH09312257 A JP H09312257A
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Abstract
均一性を向上でき、そのため基板と種々の薄膜間の密着
性を改善でき、レジスト膜の現像不良の防止やパターン
形状の改善を実現できる微細加工方法と装置を提供す
る。 【解決手段】 被処理基板130上に遠紫外から真空紫
外領域の波長で半値幅30nm以下の単色光139を全
面照射処理する。単色光は±15%以内の照度分布で照
射するのが好ましい。
Description
(LSI)、磁気抵抗効果(MR)ヘッド、フォトマス
ク、液晶ディスプレイ(LCD)、PDP、MCM等の
製造で重要となる微細加工技術に関する。詳しく言え
ば、これらの製造において用いられる微細加工技術の信
頼性を向上させる技術に関し、特に特定の単色短波長光
を被処理基板へ全面照射処理する工程を含む基板処理方
法、特定の単色短波長光を全面照射処理する機構を有す
る照射装置、又はこれらの方法と装置を用いて多層構造
デバイス等を製造する方法に関する。更に詳しくは、膜
の密着性を向上できる薄膜形成方法、レジストパターン
の形状を改善でき工程の簡略化が可能な多層レジストパ
ターン形成方法、及びこれを実現する塗布、現像関連装
置、またこれらの方法や装置を用いた半導体素子及び磁
気ヘッド素子などの多層構造デバイスの製造法に関す
る。
の多層構造デバイスの製造や、このようなデバイスの製
造で用いられるフォトマスクの形成には、薄膜形成技術
と写真蝕刻技術(リソグラフィ)等の微細加工技術が多
用され、これらの技術の進歩によって素子は益々微細化
され、半導体では大規模集積回路(LSI)、VLS
I、ULSIのような集積回路が実用化されるようにな
った。
技術の例として、配線技術について言えば、エッチング
やリフトオフを利用して微細配線が形成されている。
し、 b)この薄膜の上にレジストと呼ばれる感光性材料を被
覆し、 c)このレジストに可視光、紫外線、遠紫外線又はX線
を所定パターンのマスクを介して選択的に照射して露光
するか、あるいは照射径を絞った電子線で直接描画する
ことにより、レジスト材料の溶解特性を選択的に変化さ
せ、 d)現像によりレジストパターンを形成し、 e)このレジストパターンを用いてウエットエッチング
又はドライエッチングにより微細な配線パターンを形成
し、 f)レジストを酸素プラズマアッシング又はウエット処
理で除去している。
ターンを形成し、 2)蒸着やスパッタ法などで配線形成材料の薄膜を形成
し、 3)剥離液を用いてレジストパターンをその上の配線材
料薄膜と共に除去し、レジストのなかった部分のみに配
線材料を残して配線パターンを形成している。
し、複雑化してくる各デバイスを上記のような微細加工
技術でもって製作するためには、各工程の信頼性(歩留
り)の向上や、工程の短時間化 (スル−プットの向上)
がより強く要求される。このために、以下の項目が重要
となる。
次に掲げる事項が包含される。 a)ドライエッチングを用いた多層レジスト法 b)ウエットエッチングを用いた多層レジスト法 c)化学増幅レジストの形状改善法 d)レジスト現像後の残渣除去及びアッシング法 e)レジスト現像時のマイクロバブル除去法 f)リフトオフ工程でのバリの発生防止及び寸法精度安
定化法
を説明する。
層)間の密着性が重要であり、従って導電膜と絶縁膜と
の、あるいはこれらの一方とレジスト膜との密着性確保
が、製造歩留りとデバイスの信頼性を向上させる上で重
要となる。従来は、導電膜と絶縁膜間の密着性を上げる
ために、水銀ランプ等を用いた紫外線洗浄、オゾン洗
浄、又は酸素プラズマ処理といった方法で表面の有機不
純物を取り除いたり、表面を酸化させるといった処理を
施しているが、工程が複雑化する、時間がかかるなどの
問題を抱えている。
導電層や絶縁層に使用される材料の特性に関する要求が
厳しくなっている。そのため、これまで以上に多くの材
料種が検討され、各材料間の密着性向上は益々困難の度
を増している。例えば層間絶縁材料では、フッ素を含有
している低誘電率材料の使用が検討されている (例え
ば、Chiu H. Ting et al., Materials Reseach Soc. Sy
mposium Proc., 381, p.3 (1995)) が、フッ素系材料は
一般に他の材料との密着性が悪く、従来の表面処理方法
では処理に手間と時間が掛かる上に十分な密着性が得ら
れず、問題となっている。
用いる光の基板表面からの反射の影響により、従来の単
層レジスト法を用いた場合には微細パターンを高精度に
形成することが困難となる。そこで、これの解決手法と
して、多層レジスト法が開発された。この多層レジスト
法には、2層レジスト法と3層レジスト法がある。2層
レジスト法では、基板上に第1層有機ポリマをスピンコ
ートし、この上に酸素プラズマ耐性が高いポリマの第2
層を形成し、第2層を露光、現像してパターニングし、
この第2層のパターンを酸素プラズマで第1層に転写
し、両層のパターンをマスクとして基板を加工する。一
方、3層レジスト法では、基板上に第1層有機ポリマを
スピンコートし、この上に酸素プラズマ耐性が高いポリ
マの第2層を形成し、更にこの上に第3層感光性樹脂層
を形成して、露光と現像で第3層をパターニング後、こ
れを第2層に転写し、さらにこれを酸素プラズマで第1
層に転写し、この3層のパターンをマスクとして基板を
加工する。
に用いる材料には、上層のために使用される塗布溶剤や
現像液に対する耐性が要求されることから、一般に加熱
によりこれを架橋させて用いている。しかし、基板の加
工後(多層レジストの下地層のパターン形成後)のレジ
スト除去の際、第1層が硬化しているためウエット除去
ができないという問題があった。
スト法 上記の多層レジスト法を露光とウエット現像処理のみで
行う方法(露光PCM(exposure-PCM)法 (Lin, B.J.S
PIE, 174, 114, 1979))も検討されている。これは、上
層のパターニング後に上層レジストをマスクとして下層
を感光させ、ウエット現像で2層パターンを形成する方
法である。しかし、この下層感光工程で通常用いる低圧
水銀ランプは、複数の輝線による広い範囲の波長光であ
るため、上層と下層の材料選定が難しく、また感光に要
する時間が長いことから広く実用化されるには至ってい
ない。
スト (例えば、H.Itohet al., ACS Symposium Series,
No.242, 11 (1984)) が検討されている。化学増幅レジ
ストは、露光部分で光酸発生剤(PAG)から発する酸
を触媒として反応が進むレジストの総称である。しか
し、化学増幅レジストは、基板表面にアルカリ成分が存
在すると光酸発生剤から発生した酸が基板との界面で失
活し、ポジ型レジストの場合パターンが裾引き形状にな
り問題となっている。この現象が起こる基板は、表面に
密着性改善処理剤としてヘキサメチルジシラザン(HM
DS)を塗布した基板、窒素を含む材料のTiN 、SiON又
は SiNを製膜した基板 (例えば、木村ら,第56回応用物
理学会学術講演会予稿集28a-ZS-11 (1995))、及びポリ
シラザン系樹脂を出発物質とする絶縁膜 (例えば、中田
ら,第42回応用物理学会関係連合講演会予稿集30aC7 (1
995)) を製膜した基板などである。この酸失活現象を抑
えるために、基板表面を酸素プラズマ処理したり、ある
いは酸処理するといった提案がなされている (例えば、
渡辺ら,第56回応用物理学会学術講演会予稿集26p-ZS-5
(1995))。ところが、このような処理は手間がかかるた
め、根本的な解決策とはなっていない。
成分によっても起こり、この場合ポジ型レジストのパタ
ーンがT−トップ形状(形成したレジストパターンの縦
断面においてレジスト表層部が横に張出し、その下部が
細くなった形状)になって問題となっている (例えば、
E. Yano et al, Proc. of SPIE, Vol.2438, 551 (199
5))。これを抑制するため、レジスト表面に保護膜を形
成したり、レジストプロセス周りの環境制御を行うこと
が検討されている (例えば、 A. Oikawa et al.,Proc.
of SPIE, Vol. 2438, 599 (1995))。しかし、このよう
な対策はプロセスや設備の複雑化を招き、問題となって
いる。
性アッシング法 レジスト現像後の残渣除去やレジストアッシングには酸
素プラズマ処理が通常用いられる。しかし、プラズマプ
ロセスは真空チャンバ中で行われるため、プロセスに時
間がかかり問題となっている。また、近年薄膜化が進ん
でいるロジックLSIのゲート酸化膜の形成において
は、アッシングの際プラズマによる帯電(チャージアッ
プ)でゲート酸化膜が損傷し、LSIの歩留りが低下し
て問題となっている。
去法 現在種々のデバイスの製造で用いられているレジストプ
ロセスは、そのほとんどが、有機樹脂からなるレジスト
をアルカリ水溶液で現像する工程を含む。この場合、一
般にレジスト膜は撥水性であるため、現像液であるアル
カリ水溶液との馴染みが悪く、現像時に気泡 (マイクロ
バブル) がレジスト表面に付着して現像不良を起こし、
問題となっている。これを解決するために、レジスト中
の界面活性剤を工夫することで撥水性を抑えることが検
討されているが、効果は十分とは言えない。
び寸法精度安定化法 リフトオフは、現在磁気ヘッドの製造で多用されている
プロセスである。図1は、磁気抵抗効果(MR)型ヘッ
ドのMR素子部の斜視図を示しており、MR素子11の
両端にはセンス電流を流すための端子(電極)12が接
続されている。MR素子11と端子12との接合部は、
電気的な接続を取るためのみでなく、センス領域を定め
るMR素子のコア幅Wを確定するためにも非常に重要で
ある。このMR素子部の製造工程には通常、フォトレジ
ストを用いたリフトオフプロセスが適用されている。
常の単層フォトレジストをマスクとして用いた場合、ス
パッタ法での端子薄膜の形成時に膜がレジスト側面に回
り込むため、バリが発生するという問題がある。このバ
リの発生を低減するために、フォトレジストの形状を逆
テーパ状(パターン化したレジスト膜の縦断面において
上部(表面部)より下部(底部)が細くなった形状)に
する方法が知られている。ところが、この方法は、形状
の制御が難しく、パターン寸法のマージンが狭くなり、
コア幅がばらつくという問題がある。また、レジストを
2層構造とし、下層の横幅を上層のそれより小さくさせ
た形状の2層レジストパターンを用いる方法が提案され
ている。この方法で形成したレジストパターンは、先の
逆テーパパターンを形成する方法で形成したレジストパ
ターンより安定しているが、工程が複雑なためパターン
形成に長時間を要し、また上層パターン幅の最小寸法が
2μm以下になると、下層の幅寸法がサブミクロンオー
ダーとなり、寸法(コア幅)や形状の制御が困難とな
る。特に、近年の磁気ディスク装置の高記録密度化に伴
い、このコア幅寸法の微細化が進行しており、そのため
この工程の信頼性向上は大きな課題となっている。
いうものであり、すなわち短時間で簡単且つ効果的に被
処理基板表面の均一性を向上させることができ、これに
より基板と種々の薄膜間の密着性を改善でき、更にレジ
スト膜の現像不良の防止やそのパターン形状の改善を実
現できる方法と装置の提供を目的とする。
ターンを形成する前又は形成した後の被処理基板上に遠
紫外から真空紫外領域の波長で半値幅30nm以下の単
色光を全面照射処理する工程を含む微細加工方法により
解決できる。発明者らは鋭意研究の結果、この波長領域
の単色光照射が、従来の水銀ランプ照射に比べて驚くべ
き効率の高さで基板表面の有機物の酸化、分解といった
機構によりそれらの分子構造の変化をもたらし、これに
より基板表面の有機汚染物の除去、あるいは有機材料の
レジスト膜、絶縁膜、導電膜等の溶解性変化、極性変
化、分子量変化、ガス化などの処理を、簡単なプロセス
で短時間で行うことが可能なことを見いだした。ここで
用いる光源としては、Ar2 エキシマ光(波長126 nm)、
Kr2 エキシマ光(146 nm)、F2エキシマ光(153 nm)、ArBr
エキシマ光(165 nm)、Xe2 エキシマ光(172 nm)、ArClエ
キシマ光(175 nm)、ArF エキシマ光(193 nm)、KrBrエキ
シマ光(207 nm)、KrClエキシマ光(222 nm)、KrF エキシ
マ光(248 nm)等を好ましく用いることができる。このよ
うなエキシマ光の照射量、照射雰囲気、照射時の温度等
の条件は、被処理基板の処理目的や基板表面の被照射物
の吸収特性、感度特性に応じて適宜変えることができ
る。
は、微細パターン形成前又は形成後の被処理基板の全面
に遠紫外から真空紫外領域の波長で半値幅30nm以下
の単色光を±15%以内の照度分布にて照射できる機構
を有することを特徴とする。使用する単色光の半値幅を
30nm以下とするのは、レジストの吸収特性に合わせ
て表層のみを感光させるのに有効であり、且つ赤外線等
の波長成分による発熱を抑えるのに有効なためである。
また、照度分布を±15%以内とするのは、この範囲内
の照度分布において被処理基板内処理量分布の信頼性が
高まり、特に好ましいためである。この装置は、前述の
単色光を照射可能な位置に被処理基板を搬送配置できる
機構を備えることがより好ましい。
を形成する工程を経て形成した微細パターンを含む多層
構造を持つ集積回路等の電子デバイスや、MRヘッド等
の電気デバイスを製造するのに用いられる基板であっ
て、その上に少なくとも一つの薄層が形成されるものを
言う。この「被処理基板は」、その表面に既に下層の薄
膜が一つ以上形成されているものでもよく、あるいはそ
の上に一つ以上の薄膜を形成するための支持材として用
いられるものでもよい。このような薄膜の典型的な例
は、導電膜、絶縁膜あるいはレジスト膜である。
て、上記の各項目ごとに述べるが、本発明は以下の用途
に限定されるものではない。
り、照射面の上に後に形成する薄膜の当該照射面に対す
る密着性を高めることができる。ここでは、単色光の照
射処理により、基板表面の材質が無機物の場合表面の有
機汚染物の酸化、分解等による除去を行うことができ、
基板表面の材質が有機物の場合はその極性の変化を従来
法(水銀ランプでの紫外線洗浄、オゾン洗浄、酸素プラ
ズマ処理等)より短時間で効果的に行うことができる。
こうして処理した基板表面上に形成した膜は、基板との
密着性が向上したものになる。
膜の材質は、同一であっても異なっていてもよい。本発
明における被処理基板表面あるいはその上に形成する膜
の材料として使用可能な材料は、特に限定されず、例え
ばCu、Al、Ti、Si、W、TiN、SiON、Si3N4 、SiC 、N
i、NiFe、Ta、NiFeCo、Au、Al2O3 、Al4N3 、セラミッ
クス、酸化物超伝導体などの無機材料や、ノボラック系
樹脂、ビニルフェノール系樹脂、アクリル系樹脂、エポ
キシ系樹脂もしくは脂環族系樹脂等を主成分とするレジ
スト、有機シロキサン系樹脂、有機シラン系樹脂、有機
フッ素系樹脂、イミド系樹脂等からなる層間絶縁膜、導
電処理剤 (ポリアニリン、ポリチオフェン、TCNQ錯体
等) 、CEL 、BARC、TARCなどのレジスト補助剤等の有機
材料を挙げることができる。特に、一般の樹脂材料との
密着性が悪い低誘電率層間絶縁膜等のフッ素含有樹脂、
及びレジストオーバーコート用水溶性樹脂は、本発明の
方法で好ましく密着性を上げることができる。
又は水蒸気の流入、照射基板の水への浸漬、及び照射処
理中の基板の50℃〜500 ℃への加熱のうちの少なくとも
一つを併用すると、酸化の効率が高まり、有機汚染物の
除去あるいは基板表面材料の改質にとって好ましい。
うこれまでのドライエッチングを用いた多層レジスト法
の課題は、第2層レジストの形成前に第1層レジストを
硬化する際に、第1層レジストに前述の単色光を全面照
射処理し、その表層のみを硬化させることにより解決で
きる。すなわち、溶剤や現像液に対する耐性が必要なの
は第1層の表層のみであり、短波長光の全面照射により
表層のみを硬化させて下部の溶解性を保っておけば、パ
ターン形成後にウエット処理により第1層からレジスト
パターンを除去することができる。
収を有する材料であれば特に限定されないが、ノボラッ
ク樹脂あるいはポリビニルフェノール樹脂などのように
ベンゼン環等の炭素−炭素不飽和結合を有するフォトレ
ジストを用いることができる。特に、クロロメチルスチ
レン系、アジド化合物含有系あるいは化学増幅系のネガ
型レジストや、ナフトキノン系感光剤を有するレジスト
を好ましく用いることができる。また、露光中又は露光
後に被照射基板を110 〜180 ℃で1〜60分間ベーク処理
すると、好ましく表層のみを硬化させることができる。
ば特に限定されないが、有機シリコーン系樹脂を好まし
く用いることができる。
スト法 従来ウエットエッチングを用いた多層レジスト法では上
層と下層の材料の選定が難しく、感光時間が長いという
課題は、上層レジストをパターニング後、前述の単色光
を全面照射処理し、その後下層を現像することにより解
決できる。また、これにより従来法より照射時間を大幅
に短縮できる。
光に対して吸収を有し、下層がこの単色光に対して感度
があれば特に限定されない。一例として、上層にはベン
ゼン環等の炭素−炭素不飽和結合を有するレジスト、下
層にはポリジメチルグルタルイミド系又は電子線用のメ
タクリレート系ポジレジストを好ましく用いることがで
きる。
ターンが基板界面で裾引き形状(ネガ型では食い込み形
状)になりやすく、またパターン表面でT−トップ形状
になりやすくて、これらの解消が容易でないという従来
技術における課題は、レジスト膜形成プロセスに、化学
増幅レジスト膜を形成する前の被処理基板を前述の単色
光で全面照射処理する工程、及びレジスト膜を形成後の
被処理基板の表面を前述の単色光で全面照射処理する工
程のうちの一方又は両方を加えることで解決できる。
ら形成しようとする基板である場合、その種類について
は特に限定されないが、化学増幅レジストと基板との密
着性を上げ、且つポジ型化学増幅レジストの場合レジス
トパターンと基板との界面付近の裾引きを抑える上で、
特にシリル化剤をコーティングした基板に対して適用す
るのが有利である。シリル化剤が例えばヘキサメチルジ
シラザンである場合には、本発明による単色光照射処理
により窒素成分を除き、表面を酸化する効果により、レ
ジスト膜の基板への密着性を保ちつつ裾引きを抑えるこ
とができる。また、レジスト露光時の反射防止や金属拡
散防止を目的に窒素を含んでなる膜、例えばSiON、TiN
、SiN などで作られた膜を表面に製膜した基板も、こ
れらの上での化学増幅レジストパターンの裾引きを抑え
る意味で、本発明の単色光照射処理を好ましく適用する
ことができる。更に、フッ素含有樹脂やポリシラザン系
樹脂などのフッ素系やアミン系の層間絶縁膜を表面に形
成した基板も、これらの上に形成する化学増幅レジスト
膜の密着性を上げたり、あるいはレジストパターンの裾
引きを抑える意味で、本発明による単色光照射処理を好
ましく適用することができる。
基板に単色光を全面照射する処理工程は、特に化学増幅
レジストがポジ型の場合に有効であり、レジストパター
ンのT−トップ形状を効果的に解消することができる。
この処理工程を採用する場合、単色光の全面照射は、レ
ジストの選択露光(イメージング露光)の直前、露光後
ベーク(post exposure bake (PEB))の直前、露光後ベ
ーク中、又は現像の直前に行うのが好ましく、特にPEB
直前又はPEB 中が好ましい。全面照射の光源としてレジ
ストの吸収の強いものを用いると照射光がレジスト内層
に達しないため、レジストの表層のみを反応させ膜減り
を抑えるのに好適である。このように、単色光の光源は
レジスト種に応じて使い分けることが好ましい。特に化
学増幅レジスト膜の形成前の基板表面に対する照射処理
に用いたのと同じ単色光の光源を使ってレジスト膜表面
の照射処理を行えば、プロセスと装置を共に簡略化で
き、好ましい。
に限定されないが、全面照射光の吸収が強い炭素−炭素
不飽和結合を有する材料が膜減り量が少なくて好まし
い。また、単色光の全面照射量は0.01〜100 mJ/cm2が好
ましく、これより少ないとT−トップが発生し易くな
り、またこれより多いと膜減り量が大きくなる。照射時
の雰囲気の水分含有量を調節し(少ない方が好まし
い)、あるいは照射雰囲気にケミカルフィルタを通した
空気又は窒素を流入すると、形成したレジストパターン
形状の安定性が増し、好ましい。
ング法 本発明によれば、レジストパターンを有する基板に前述
の単色光を全面照射処理することにより、従来の酸素プ
ラズマを用いる方法に比べ大幅に短い工程時間で、また
プラズマによるチャージアップ問題を回避しながら、現
像後の残渣除去及びアッシングを行うことができる。密
着性向上の場合と同じように、照射雰囲気への空気、酸
素、オゾン又は水蒸気の流入、照射基板の水への浸漬、
及び照射処理中の基板の50〜500 ℃への加熱のうちの少
なくとも一つを併用すると、残渣除去及びレジストアッ
シングの効率が高まり、好ましい。またこの場合、単色
光の波長は、オゾンの発生効率の高い175 nm以下の波長
を好ましく用いることができる。
法 本方法によれば、レジスト膜を備えた被処理基板に対し
レジストの現像前に前述の単色光を全面照射することに
より、特にレジストの材料組成で極性 (親水性) を上げ
る必要なしに、オゾンの効果で表層の親水性が上がり、
現像不良の発生を抑えることができる。全面照射に用い
る単色光は、オゾンの発生効率の高い175 nm以下の波長
を好ましく用いることができる。また、レジストの吸収
の強い単色光を用いると照射光がレジスト内層に達しな
いため、レジスト膜の表層のみを反応させ膜減りを抑え
るのに好ましい。このように、単色光の波長はレジスト
種に応じて使い分けることが好ましい。
このマイクロバブル防止とともに全面照射処理で同時に
T−トップ形成防止にもなり、好ましい。更に、レジス
ト膜の形成前の被処理基板の単色光全面照射処理(密着
性改善、ポジ型化学増幅の場合裾引き防止対策)と同一
の光源で露光すると、プロセスと装置を簡略化でき、好
ましい。ここで用いるレジストの種類は、水系の現像液
を使えるものであれば、ポジ型でもネガ型でもよく、ま
た使用する構成材料等も特に限定されないが、ポジ型で
全面照射単色光の吸収が強い炭素−炭素不飽和結合を有
するものを好ましく用いることができる。また単色光の
照射量は0.01〜100 mJ/cm2が好ましく、これより少ない
と表層極性変化の効果が小さく、また多いとポジ型レジ
ストの場合膜減り量が大きくなり、ネガ型レジストの場
合望ましくない表層の硬化が起きる。
び寸法精度安定化法 MR型ヘッドの製造時のリフトオフ工程でバリを発生さ
せず、安定した寸法精度でMR素子部を形成するには、
第一のレジスト薄膜を形成した被処理基板に前述の単色
光を全面照射し、表層のみの溶解性を変化させた後、こ
の上に上層レジストを形成するのが有利である。
を参照して説明したようなMR型ヘッドのMR素子部を
次のようにして製作することができる。図2(a)に示
したように、支持材21の上にアルミナ層22を設け、
その上にNiFeの下部シールド層23とアルミナの下部ギ
ャップ層24を順次形成し、更に下部ギャップ層24の
上にMRパターン25を備えた基板の表面に、第1層レ
ジスト膜26を形成する。次に、この第1層レジスト膜
26を塗布した基板を被処理基板として、図2(b)に
示したようにその全面に単色光27を照射して表層28
を改質し、後にその上に形成する別のレジスト膜との混
合(ミキシング)を防ぐようにする。こうして表層28
を改質した第1層レジスト膜26の上に、図2(c)に
示したように第2層レジスト膜29を形成後、所定パタ
ーンの光30を照射して選択露光を行う。図2(c)に
示した31、32が、この選択露光によるそれぞれ第1
層及び第2層レジスト膜の感光部である。ここでは、こ
の図に示したように第1層レジスト膜26の感度を第2
層レジスト膜29の感度より高くして、第1層レジスト
膜の露光部31の幅が第2層レジスト膜の露光部32の
幅より広くなるようにしている。この選択露光後に、必
要に応じて露光後ベークを行うことができる。
像して、図3(a)に示すように第1層レジストパター
ン26’が第2層レジストパターン29’の下に食い込
んだ形状のレジストパターンを形成する。なお、図3
(b)のようにMR素子上のレジストパターン下部を中
空とすることもできる(後述)。次に、こうして2層レ
ジストパターンを形成した基板表面に、図3(c)に示
したように端子形成材料の第3の膜33を製膜し、そし
て現像液で2層レジストパターン26’、29’を溶解
剥離して、図3(d)に示すように2層レジストパター
ン26’、29’のなかった部分に第3の膜のパターン
33’を形成するリフトオフ工程を実施する。図3
(d)において、MRパターン25が図1のMR素子1
1に相当し、第3の膜から形成したパターン33’が図
1の端子12に相当している。
単色光の全面照射により第1層レジスト膜26は表層2
8が効率良く感光し、第2層レジスト膜29の塗布時の
ミキシングを防ぐ効果を発現する。第1及び第2層のレ
ジスト膜ともポジ型で、且つ第1層のレジストが高感度
な場合に、下層レジストパターン26’が上層レジスト
パターン29’の下に効率良く食い込んだ形状のパター
ンを好ましく形成することができる。また、第1層レジ
スト膜26を塗布した基板を回転させながら第2層用の
レジスト溶液を滴下すると、良好にミキシングを防ぐこ
とができる。
のリフトオフ工程でバリを発生させず、安定した寸法精
度でMR素子部を形成するには、第一のレジスト材料の
薄膜と、その上に形成した、前述の単色光に対し強い吸
収を有する第二のレジスト材料のレジストパターンを備
えた被処理基板に単色光を全面照射し、第二のレジスト
材料のレジストパターンをマスクとして第一のレジスト
材料の薄膜の選択露光を行うのが有利である。
を参照して説明したようなMR型ヘッドのMR素子部を
次のようにして製作することができる。図4(a)に示
したように、支持材41の上にアルミナ層42を設け、
その上にNiFeの下部シールド層43とアルミナの下部ギ
ャップ層44を順次形成し、更に下部ギャップ層44の
上にMRパターン45を備えた基板の表面に、第1層レ
ジスト膜46と第2層レジスト膜47を形成する。次
に、第2層レジスト膜を選択露光し現像して、図4
(b)に示したように第二のレジスト材料のレジストパ
ターン47’を形成する。このレジストパターン47’
を形成した基板を被処理基板として、その全面に単色光
48を照射する(図4(c))。単色光48に対し強い
吸収のあるレジストパターン47’がマスクとして働
き、下層のレジスト膜46が感光して、図4(c)にお
いて49で表された感光部を生じる。
て、図5(a)に示すように第1層レジストパターン4
6’が第2層レジストパターン47’の下に食い込んだ
形状のレジストパターンを形成する。なお、第2層レジ
ストパターン47’の幅と単色光の照射量により、図3
(b)に示したようにMR素子上のレジストパターン下
部を中空とすることも可能である。次に、こうして2層
レジストパターンを形成した基板表面に、図5(b)に
示したように端子形成材料の第3の膜50を製膜し、そ
して現像液で2層レジストパターン46’、47’を溶
解剥離して、図5(c)に示したように2層レジストパ
ターン46’、47’のなかった部分に第3の膜のパタ
ーン50’を形成するリフトオフ工程を実施する。図5
(c)において、MRパターン45が図1のMR素子1
1に相当し、第3の膜から形成したパターン50’が図
1の端子12に相当している。
を用いることで下層(第1層レジスト膜)の感光効率を
高め、工程時間を短くできる。ここで用いるレジスト材
料は、上層用のレジスト材料が使用する単色光に吸収を
有し、下層用のレジスト材料がこの単色光に感度があれ
ば特に限定されないが、上層用にはベンゼン環等の炭素
−炭素不飽和結合を有するレジスト材料、下層用にはポ
リジメチルグルタルイミド又は電子線用のメタクリレー
ト系ポジレジスト材料を好ましく用いることができる。
トオフで形成するプロセスにおいて、端子パターンの反
転レジストパターンを形成する際に、リードコア幅とな
るMR素子上部近傍の最も幅の狭いパターン領域におい
てのみ、レジストパターン下部を中空構造とすることが
できる。このようにすると、パターンが微細化した場合
でもコア幅は上層の寸法と端子の製膜条件のみに依存す
ることとなり、中空としない場合 (例えばパターン下部
がサブミクロンオーダーのパターン) に比べ、パターン
寸法の安定化、バリの撲滅の点で効果的であり、製造工
程上の管理スペックも簡潔となる。
して説明する。図6(a)は、MR素子61に接続する
端子62を、第1層レジスト膜63と第2層レジスト膜
64を利用して形成したところを上面図で示している。
第1層レジスト膜63は第2層レジスト膜64の下部に
食い込んだ形で形成されており、その外周の輪郭が破線
で示されている。MR素子の部分(図6(a)のAの円
で示された部分)を拡大したのが図6(b)であり、こ
こでも第2層レジスト膜64の下の第1層レジスト膜6
3はその外周の輪郭が破線で示されており、そしてMR
素子61の上方には第2層レジスト膜64のみが存在し
ていてこの部分に中空構造が形成されている。
(a)は図6(b)の7−7線断面図であり、MR素子
61と第2層レジスト膜64との間に中空部分ができて
いることを示している。図7(b)は図6(b)の7’
−7’線断面図であり、基板60の上に形成した第1層
レジスト膜63の上に第2層レジスト膜64が形成され
ている。図7(a)と図7(b)において、第2層レジ
スト膜64の上にあるのは端子形成材料の膜であり、こ
れはリフトオフにより後にレジスト膜と共に除去され
る。
ては特に限定されないが、前述の単色光全面照射工程を
含む方法を好ましく用いることができる。
は、微細パターンの形成前又は形成後の被処理基板の全
面に遠紫外から真空紫外領域の波長で半値幅30nm以
下の単色光を±15%以内の照度分布にて照射できる機
構を有することを特徴とし、またこの装置は、前述の単
色光を照射可能な位置に被処理基板を搬送配置できる機
構を備えることがより好ましい。
れるスピンコータ、スプレーコータ、蒸着装置、スパッ
タ装置、化学気相成長(CVD)装置などの製膜装置で
は、製膜位置 (コータカップやチャンバー) に基板が搬
送される前か後に、あるいはその両方で、基板が例えば
プレートのような適当な手段の上に搬送設置され、この
プレート上の基板の全面に前述の単色光を一括照射でき
る機構を有するようにすることができる。また、レジス
ト現像装置で言えば、現像位置に基板が搬送される前
に、この基板をプレート上に搬送し、このプレート上の
基板の全面に前述の単色光を一括照射できるようにする
ことができる。
に、室温以上500℃以下の範囲内で温度調節可能な機
能を付加すると、被処理基板の表面処理効率を上げるこ
とができ、好ましい。また、全面照射する単色光の面内
照度分布が±20%以内、更に好ましくは±15%以内
であると、被処理基板内処理量分布の信頼性が高まり、
好ましい。全面照射する単色光は、前述のAr2 エキシマ
光(波長126 nm)、Kr2エキシマ光(146 nm)、F2エキシ
マ光(153 nm)、ArBrエキシマ光(165 nm)、Xe2 エキシマ
光(172 nm)、ArClエキシマ光(175 nm)、ArF エキシマ光
(193 nm)、KrBrエキシマ光(207 nm)、KrClエキシマ光(2
22 nm)、KrF エキシマ光(248 nm)であることが好まし
く、特にXe2 エキシマ光はデバイス製造用途で用いる材
料に対応する上で、特に好ましい。更に、単色光を全面
照射する被処理基板の配置された雰囲気を、用途に応じ
て空気、酸素、オゾン、水蒸気、窒素及びこのほかの任
意の気体のうちの一つ又はそれらを任意に組み合わせた
もので置換可能な機構を備えると、表面酸化効率を上げ
る上で好ましい。
理基板を配置後、単色光の光源を被処理基板表面より
0.1〜20mmの距離に、より好ましくは1〜5mm
の距離に近づけることができる機構を有すると、照射光
を基板の全面に効率良く照射できるとともに、基板をレ
ール搬送やメカニカル搬送する際にはその支障とならな
いように移動させることができるため、好ましい。照射
時の基板と光源との距離が20mmより大きいと一般に
照度が不十分となり、また0.1mmより小さいと基板
と光源との間へのガス供給が不十分となる。
エキシマランプであり、このランプと基板が0.1〜2
0mmの距離で平行に向き合い、ランプと基板の双方又
は片方が任意の速度で、相対的に移動及び/又は回転で
きる機構を有すると、照射光の基板内均一性を上げる上
で好ましい。具体的装置構成として好ましいものを挙げ
ると、次のとおりである。
タイプ ニ) 基板側固定で、ランプを移動さるタイプ ホ) 基板側固定で、ランプを回転さるタイプ ヘ) 基板側固定で、ランプを回転させながら移動させる
タイプ ト) 基板が回転し、ランプが移動するタイプ チ) 基板が移動し、ランプが回転するタイプ リ) 基板とランプの双方が逆方向に回転し、且つどちら
かが移動するタイプ
精度良く回転及び移動できる範囲内で行うのが好まし
い。進行方向は、ランプ固定の場合、ランプ長手方向に
対して直角の方向とするのが好ましい。
吸収体を配置して平行成分のみの光だけを取り出し、こ
の光を基板表面に垂直に照射することができる。このよ
うに平行成分のみの光は、フォトマスクを介してレジス
トをパターニングするためや、前述の露光PCM(expo
sure-PCM)法等のために好ましく用いることができる。
が可能であるが、それらのうちで典型的なものを列挙す
ると次のとおりである。
長で半値幅30nm以下の単色光を全面照射処理する工程
を有する薄膜形成方法、パターン形成方法、又は多層構
造デバイスもしくはフォトマスクの製造方法、あるいは
基板上に遠紫外から真空紫外領域の波長で半値幅30nm
以下の単色光を全面照射処理する機構を有する処理装
置。 2.基板上に遠紫外から真空紫外領域の波長で半値幅3
0nm以下の単色光を全面照射処理した後、当該照射基板
に導電膜、絶縁膜、又はレジストの薄膜を形成する工程
を含む、上記態様1記載の薄膜又はパターンの形成方
法。
に酸素ガス及びオゾンのうちの一方又は両方を流入する
工程と、照射基板を50〜500℃でベークする工程の
うちの少なくとも一方を含む、上記態様1又は2記載の
薄膜又はパターンの形成方法。 4.導電膜、絶縁膜又はレジスト薄膜を製膜した基板を
用いる、上記態様1又は2記載の薄膜又はパターンの形
成方法。
用いる、上記態様1〜4記載の薄膜又はパターンの形成
方法。 6.シリル化剤がヘキサメチルジシラザンである、上記
態様5記載の薄膜又はパターンの形成方法。
用いる、上記態様1〜4記載の薄膜又はパターンの形成
方法。 8.窒素を含んでなる膜がSiON、TiN 、又はSiN の膜で
ある、上記態様7記載の薄膜又はパターンの形成方法。
る、上記態様1〜4記載の薄膜又はパターンの形成方
法。 10.層間絶縁材料がポリシラザン構造を有する材料を
出発物質とするものである、上記態様9記載の薄膜又は
パターンの形成方法。 11.層間絶縁材料がフッ素原子を含んでなる材料であ
る、上記態様9記載の薄膜又はパターンの形成方法。
る、上記態様1〜4記載の薄膜又はパターンの形成方
法。 13.被照射基板上に形成する膜が化学増幅型レジスト
である、上記態様1〜4記載のパターン形成方法。
紫外から真空紫外領域の波長で半値幅30nm以下の単色
光を全面照射処理した後、第2層ポリマを製膜し、こう
して形成した2層膜を選択露光後、現像する工程を含
み、ここで用いる第1層及び第2層ポリマの少なくとも
一方が感光性を有する、上記態様4記載のパターン形成
方法。 15.第1層ポリマがレジストであり、第2層ポリマが
水溶性膜である、上記態様14記載のパターン形成方
法。
コートし、これを248 nm以下の波長を有する光により全
面照射した後、この上に酸素プラズマ耐性が下層有機ポ
リマに対して10倍以上高い第2層ポリマを形成し、第
2層を露光、現像してパターニングし、このパターンを
酸素プラズマで第1層に転写し、こうして形成した2層
パターンをマスクとして基板を加工した後、ウエット処
理により第1層を第2層とともに除去する工程を含む、
上記態様1〜4記載のパターン形成方法。このように、
酸素プラズマ耐性が下層(第1層)有機ポリマのそれよ
り10倍以上高いポリマ材料を上層(第2層)有機ポリ
マとして用いることにより、酸素プラズマ処理を有利に
行うことができる。
コートし、これを248 nm以下の波長を有する光により全
面照射した後、この上に酸素プラズマ耐性が下層有機ポ
リマに対して10倍以上高い第2層ポリマを形成し、更
にこの上に第3層感光性樹脂を形成し、第3層を露光、
現像してパターニングし、このパターンを第2層に転写
し、更にこのパターンを酸素プラズマで第1層に転写
し、こうして形成した3層パターンをマスクとして基板
を加工した後、ウエット処理により第1層を第2層及び
3層の一方又は両方とともに除去する工程を含む、上記
態様1〜4記載のパターン形成方法。
行っている間又は全面照射を行った後に被照射基板を1
10〜180℃で1 〜60分間ベーク処理する工程を含
む、上記態様16又は17記載のパターン形成方法。 19. 第1層材料がノボラック樹脂とナフトキノンジア
ジド系の感光剤よりなるフォトレジストである、上記態
様2又は16〜18に記載のパターン形成方法。 20.第2層材料が有機シリコーン系樹脂である、上記
態様2又は16〜18記載のパターン形成方法。
から真空紫外領域の波長で半値幅30nm以下の単色光を
全面照射処理し、当該レジスト膜を水溶液系の現像液で
現像する工程を含む、上記態様1記載のパターンの形成
方法。 22.レジスト膜がナフトキノンジアジド系の感光剤を
含むポジ型レジストである、上記態様21記載のパター
ン形成方法。 23.レジスト膜がポジ型化学増幅レジストである、上
記態様21記載のパターン形成方法。 24.基板上に遠紫外から真空紫外領域の波長に強い吸
収を有するポジ型化学増幅レジスト膜を形成し、このレ
ジスト膜をプリベーク後選択露光し、当該レジスト膜を
50〜200℃でベークしながら遠紫外から真空紫外領
域の波長で半値幅30nm以下の単色光を0.01〜100 mJ/c
m2の露光量で全面照射処理し、その後現像する、上記態
様23記載のパターン形成方法。
紫外から真空紫外領域の波長に強い吸収を有するポジ型
化学増幅レジスト膜であり、当該レジスト膜をプリベー
ク、選択露光、ベーク後、遠紫外から真空紫外領域の波
長で半値幅30nm以下の単色光を0.01〜100 mJ/cm2の露
光量で全面照射処理し、その後現像する、上記態様23
記載のパターン形成方法。 26.上記態様1の方法で製膜した膜が遠紫外から真空
紫外領域の波長に強い吸収を有するポジ型化学増幅レジ
スト膜であり、当該レジスト膜をプリベーク後、遠紫外
から真空紫外領域の波長で半値幅30nm以下の単色光を
0.01〜100 mJ/cm2の露光量で全面照射処理し、その後選
択露光、ベーク、現像する、上記態様23記載のパター
ン形成方法。 27.上記態様1の方法で製膜した膜が遠紫外から真空
紫外領域の波長に強い吸収を有するポジ型化学増幅レジ
スト膜であり、当該レジスト膜をプリベーク、選択露光
した後、遠紫外から真空紫外領域の波長で半値幅30nm
以下の単色光を0.01〜100 mJ/cm2の露光量で全面照射処
理し、その後現像する、上記態様23記載のパターン形
成方法。
成した基板に遠紫外から真空紫外領域の波長で半値幅3
0nm以下の単色光を全面照射処理して、当該パターンの
残渣を除去する工程を含む、上記態様1記載のパターン
形成方法。 29.被加工膜上にレジストパターンを形成し、このレ
ジストパターンを転写して被加工膜のパターン形成を行
った後、遠紫外から真空紫外領域の波長で半値幅30nm
以下の単色光を全面照射してレジストを除去する工程を
含む、上記態様1記載のパターン形成方法。 30.全面照射の際に、基板を50〜500℃のベーク
処理する工程と、照射雰囲気に酸素又はオゾンを流入す
る工程のうちの少なくとも一方を含む、上記態様29記
載のパターン形成方法。
真空紫外領域の波長に強い吸収を有する材料からなる2
層構造のレジスト膜を形成し、上層レジストをパターニ
ング後、遠紫外から真空紫外領域の波長で半値幅30nm
以下の単色光を全面照射処理し、その後下層を現像す
る、上記態様1記載のパターン形成方法。
した後、遠紫外から真空紫外領域の波長で半値幅30nm
以下の単色光を全面照射し、表層のみの溶解性を変化さ
せた後、この上に第二のレジスト膜を形成し、選択露光
を行い、必要に応じて露光後ベークを行った後、現像に
より第一のレジストが第二のレジストパターン下で食い
込んだ形状の2層レジストパターンを形成し、更にこの
後第三の薄膜を製膜し、レジスト膜を溶解剥離して除去
するリフトオフ工程を含む、上記態様1記載のパターン
形成方法。この方法は、MRヘッドの製造において特に
有用である。 33.第一のレジスト膜及び第二のレジスト膜がポジ型
レジストであり、且つ第一のレジスト膜が第二のレジス
ト膜より高感度である、上記態様32記載のパターン形
成方法。
真空紫外領域の波長に強い吸収を有する材料からなる2
層構造のレジスト膜を形成し、上層レジストをパターニ
ング後、遠紫外から真空紫外領域の波長で半値幅30nm
以下の単色光を全面照射処理し、その後現像することで
下層レジストが上層レジストパターン下で食い込んだ形
状の2層レジストパターンを形成し、更にこの後第三の
膜を製膜し、レジスト膜を溶解剥離して除去するリフト
オフ工程を含む、上記態様1記載のパターン形成方法。
この方法は、MRヘッドの製造において特に有用であ
る。 35.第一のレジスト又は下層レジストがポリジメチル
グルタルイミドである、上記態様31、32又は34記
載のパターン形成方法。
F2、ArBr、Xe2 、ArCl、ArF 、KrBr、KrCl、KrF のいず
れかを用いたエキシマ光である、上記態様1〜35記載
の薄膜又はパターン形成方法。 37.全面照射する光源がXe2 を用いた波長172 nmのエ
キシマ光である、上記態様1〜36記載の薄膜又はパタ
ーン形成方法。
ト上に搬送配置でき、プレート上の該基板の全面に遠紫
外から真空紫外領域の波長で半値幅30nm以下の単色光
を±15%以内の照度分布にて照射できる機構を有する、
上記態様1記載の処理装置。
送される前と後の一方又は両方に、当該基板を照射可能
な位置にあるプレート上に搬送配置でき、このプレート
上の基板の全面に遠紫外から真空紫外領域の波長で半値
幅30nm以下の単色光を±15%以内の照度分布にて照射
できる機構を有する、上記態様1記載の処理装置。すな
わちこの装置はスピンコーティング装置に相当する。
と後の一方又は両方に、当該基板を照射可能な位置にあ
るプレート上に搬送配置でき、このプレート上の当該基
板の全面に遠紫外から真空紫外領域の波長で半値幅30
nm以下の単色光を±15%以内の照度分布にて照射できる
機構を有する、上記態様1記載の処理装置。すなわちこ
の装置は真空製膜装置に相当する。
る前に、当該基板を照射可能な位置にあるプレート上に
搬送配置でき、このプレート上の当該基板の全面に遠紫
外から真空紫外領域の波長で半値幅30nm以下の単色光
を±15%以内の照度分布にて照射できる機構を有する、
上記態様1記載の処理装置。すなわちこの装置は現像装
置に相当する。
上500℃以下の範囲内で温度調節可能な機能を有す
る、上記態様38〜41記載の装置。 43.全面照射するプレート上の基板雰囲気が、酸素、
オゾン及び窒素のうちの少なくとも一つで置換可能な機
構を有する、上記態様38〜42記載の装置。 44.プレート上に基板が搬送され、当該基板がプレー
ト上に着置した後に、単色光の光源及び基板のうちの少
なくとも一方が、基板搬送系に支障のない位置から、当
該光源と当該基板の表面との距離が0.1〜20mmとな
る位置に近づき、単色光の照射後再び基板搬送系に支障
のない位置に戻る機構を有する、上記態様38〜43記
載の装置。 45.単色光の光源が棒状のエキシマランプであり、こ
のランプと基板が0.1〜20mmの距離で平行に向き合い、
双方又は片方が任意速度で、ランプ長手方向に対して直
角に移動及び/又は回転できる機構を有する、上記態様
38〜44記載の装置。
F2、ArBr、Xe2 、ArCl、ArF 、KrBr、KrCl、KrF のいず
れかを用いたエキシマ光である、上記態様38〜45記
載の装置。 47.全面照射する光がXe2 エキシマ光である、上記
態様38〜45記載の装置。 48.単色光の光源から平行成分の光のみを取り出し、
被処理基板に対して垂直に照射する工程又は機構を有す
る、上記態様1〜47記載の方法又は装置。
を使用する、多層構造デバイスの製造方法。 50.上記態様1〜48の方法、装置を使用する、フォ
トマスクの製造方法。 51.上記態様1〜48の方法、装置を使用する、半導
体デバイスの製造方法。 52.上記態様1〜48の方法、装置を使用する、磁気
ヘッドの製造方法。
抵抗効果(MR)素子を含みそしてこの素子の両側にシ
ールドを有するMRヘッドを製造するため、MR素子に
端子パターンをリフトオフにより形成する工程において
端子パターンの反転レジストパターンを形成する際に、
反転レジストパターンのリードコア幅となるMR素子の
上方近傍領域のみを狭くしたレジストパターンを形成
し、且つこの領域のレジストパターンのみ下部を中空構
造とする、MRヘッドの製造方法。
抵抗効果 (MR) 素子を含みそしてこの素子の両側にシ
ールドを有するMRヘッドを製造するため、MR素子に
端子パターンをリフトオフ形成する工程において、上記
態様32〜35のうち少なくとも一つの方法を用い、端
子パターンの反転レジストパターンを形成する際に、反
転レジストパターンのリードコア幅となるMR素子の上
方近傍領域のみを狭くしたレジストパターンを形成し、
且つこの領域のレジストパターンのみ下部を中空構造と
する、MRヘッドの製造方法。
る。本発明がこれらの実施例によっていささかも限定さ
れるものでないことは言うまでもない。
能つきの表面処理・残渣除去・アッシング装置を説明す
る。市販のオゾン洗浄装置(サムコインターナショナル
研究所社製UV−1)をベースに、被処理基板を載置す
るホットプレート上にウシオ電機社製UER200−1
72型Xe2 エキシマランプを増設した。このように改
造した装置の概要は図8に示すとおりであり、この図に
おいて81は表面処理チャンバ、82はホットプレー
ト、そして83は増設したエキシマランプを表してい
る。このランプ83は、被処理基板としてのウエハ(図
示せず)を入口側ウエハカセット84からホットプレー
ト82上へ搬送する時と、露光後にホットプレート82
から出口側ウエハカセット85へ搬送する時には、支障
にならないよう上方に移動して搬送アームとの接触を避
け、そして露光時には下方に移動してホットプレート8
2上のウエハ(図示せず)から任意の距離で露光できる
ように設計した。エキシマランプ83が移動する代わり
に、ウエハを載置するホットプレート82を上下方向に
移動させるようにすることもできる。ウエハの搬送に
は、レールやベルト等の通常の手段を採用することもで
きる。
ピ設定時に制御できる機構とした。また、照度計を設置
し、定期的にランプの照度をチェックできるようにし
た。更に、ホットプレート82上のウエハの雰囲気には
任意の気体 (ここでは酸素、窒素、オゾン) をそれぞれ
独立に又は混合して導入できるようにした。図8に示し
た86a、86b、86cはそれぞれオゾン発生用酸
素、酸素及び窒素の流量計であり、87はオゾン発生器
である。なお、この装置においては、ホットプレート8
2はなくてもよく、またオゾン、酸素及び窒素の供給が
なくてもよい。
能つきスピンコータ装置を説明する。市販のメカニカル
搬送タイプのスピンコータ(リソテックジャパン社製L
ARC−ULTIMA 1000)をベースに、被処理
基板を載置するホットプレート上にウシオ電機社製UE
R200−172型Xe2 エキシマランプを増設した。
このように改造した装置の概要は図9に示すとおりであ
り、この図において91は表面処理チャンバ、92はホ
ットプレート、そして93は増設したエキシマランプを
表している。このランプ93は、被処理基板としてのウ
エハ(図示ぜず)を入口側ウエハカセット94からホッ
トプレート92上へ搬送する時と、露光後にホットプレ
ート92から処理済みウエハ(図示せず)を排出する時
には、支障にならないよう上方に移動して搬送アームと
の接触を避け、そして露光時には下方に移動してホット
プレート92上のウエハ(図示せず)から任意の距離で
露光できるように設計した。エキシマランプ93を移動
させる代わりに、ウエハを載置するホットプレート92
を上下方向に移動させるようにすることもできる。ウエ
ハの搬送には、レールやベルト等の通常の手段を採用す
ることもできる。
ピ設定時に制御できる機構とした。また、照度計を設置
し、定期的にランプの照度をチェックできるようにし
た。更に、ホットプレート92上のウエハの雰囲気には
酸素、窒素、オゾンをそれぞれ独立に又は混合して導入
できるようにした。図9に示した96a、96b、96
cはそれぞれオゾン発生用酸素、酸素及び窒素の流量計
であり、97はオゾン発生器である。
コーターカップ98へ搬送して処理液を塗布し、更に通
常のホットプレート99へ搬送して処理し、出口側ウエ
ハカセット95へ送ることができる。コーターカップ9
8又は通常のホットプレート99での処理後に、ウエハ
を再び表面処理チャンバ91に戻して処理することも可
能である。
はなくてもよく、またオゾン、酸素及び窒素の供給がな
くてもよい。通常ホットプレート99はなくてもよく、
あるいは2台以上用意してもよい。更に、クーリングプ
レート(図示せず)を設けてもよい。
能つき製膜装置を説明する。市販のメカニカル搬送タイ
プのCVD製膜装置(住友精密工業社製MULTIPL
EX−CVD)をベースに、被処理基板を載置するホッ
トプレート上にウシオ電機社製UER200−172型
Xe2 エキシマランプを増設した。このように改造した
装置の概要は図10に示すとおりであり、この図におい
て101は表面処理チャンバ、102はホットプレー
ト、そして103は増設したエキシマランプを表してい
る。このランプ103は、被処理基板としてのウエハ
(図示ぜず)を入口側ウエハカセット104からホット
プレート102上へ搬送する時と、露光後にホットプレ
ート102から処理済みウエハ(図示せず)を排出する
時には、支障にならないよう上方に移動して搬送アーム
との接触を避け、そして露光時には下方に移動してホッ
トプレート102上のウエハ(図示せず)から任意の距
離で露光できるように設計した。エキシマランプ103
を移動させる代わりに、ウエハを載置するホットプレー
ト102を上下方向に移動させるようにすることもでき
る。ウエハの搬送には、レールやベルト等の通常の手段
を採用することもできる。
ピ設定時に制御できる機構とした。また、照度計を設置
し、定期的にランプの照度をチェックできるようにし
た。更に、ホットプレート102上のウエハの雰囲気に
は酸素、窒素、オゾンをそれぞれ独立に又は混合して導
入できるようにした。図10に示した106a、106
b、106cはそれぞれオゾン発生用酸素、酸素及び窒
素の流量計であり、107はオゾン発生器である。
CVDチャンバ108へ搬送して製膜処理を行い、そし
て出口側ウエハカセット105へ排出することができ、
あるいは出口側ウエハカセット105へ送る前に再び表
面処理チャンバ101で表面処理を施してから出口側ウ
エハカセット105へ排出することもできる。
2はなくてもよく、またオゾン、酸素及び窒素の供給が
なくてもよい。更に、クーリングプレート(図示せず)
を設けてもよい。
能つきデベロッパーを説明する。市販のメカ搬送タイプ
レジストデベロッパー(東京エレクトロン社製MARK
−V)をベースに、現像の前後で被処理基板としてのウ
エハを表面処理チャンバのホットプレート上に移動でき
るようにし、このホットプレート上にウシオ電機社製U
ER200−172型Xe2 エキシマランプを増設し
た。このように改造した装置の概要は図11に示すとお
りであり、この図において111は表面処理チャンバ、
112はホットプレート、そして113は増設したエキ
シマランプを表している。このランプ113は、被処理
基板としてのウエハ(図示ぜず)を入口側ウエハカセッ
ト114からホットプレート112上へ搬送する時と、
露光後にホットプレート112から処理済みウエハ(図
示せず)を排出する時には、支障にならないよう上方に
移動して搬送アームとの接触を避け、そして露光時には
下方に移動してホットプレート112上のウエハ(図示
せず)から任意の距離で露光できるように設計した。エ
キシマランプ113を移動させる代わりに、ウエハを載
置するホットプレート112を上下方向に移動させるよ
うにすることもできる。ウエハの搬送には、レールやベ
ルト等の通常の手段を採用することもできる。
ピ設定時に制御できる機構とした。また、照度計を設置
し、定期的にランプの照度をチェックできるようにし
た。更に、ホットプレート112上のウエハの雰囲気に
は、窒素、酸素、オゾンを、それぞれ独立に又は混合し
て導入できるようにした。窒素に代えて、ケミカルフィ
ルタ(図示せず)などでアミン系の不純物を除きそして
水分含有量を調節した空気を導入するようにすることも
可能である。図11に示した116a、116b、11
6cはそれぞれオゾン発生用酸素、酸素及び窒素の流量
計であり、117はオゾン発生器である。
現像カップ118へ搬送して現像処理を行い、そして出
口側ウエハカセット115へ排出することができ、ある
いは出口側ウエハカセット115へ送る前に再び表面処
理チャンバ111で表面処理を施してから出口側ウエハ
カセット115へ排出することも可能である。
2はなくてもよく、またオゾン、酸素及び窒素の供給が
なくてもよい。更に、通常のホットプレート(図示せ
ず)あるいはクーリングプレート(図示せず)を設けて
もよい。
エキシマ平行光照射装置を説明する。先の例で説明した
のと同じ表面処理チャンバ内のホットプレート上に、平
行光のみ取り出せるように改良したXe2 エキシマラン
プを、ホットプレート面から任意の距離で平行に移動可
能なように設置した。このように構成した装置を図12
を参照して説明する。図12(a)の側面図と図12
(b)の上面図に見られるように、表面処理チャンバ1
21内の、ウエハ脱着ピン131を備えたホットプレー
ト122の上方に、エキシマランプ123を上下方向
(図中の矢印Aの方向)とウエハ130の搬送方向と平
行な水平方向(図中の矢印Bの方向)の両方に移動可能
なように設置した。このエキシマランプ123は、先の
例におけるのと同じように、ウエハ130をホットプレ
ート122上へ搬送する時と、露光後にホットプレート
122から排出する時には、支障にならないよう上方に
移動してウエハ搬送アーム133との接触を避け、そし
て露光時には下方に移動してホットプレート122上の
ウエハ130から任意の距離で露光できるように設計し
た。
水平方向(図の矢印Bの方向)の移動速度にて設定でき
る機構とした。また、照度計134を設置し、ランプ照
度を定期的にチェックできるようにした。更に、ホット
プレート130上のウエハの雰囲気には空気、酸素、窒
素、オゾンをそれぞれ独立に又は混合して導入できるよ
うにした(図には、簡略化のため一つのガス入口のみを
示している)。図中の135はウエハ130を表面処理
チャンバ121に出し入れする際に搬送アーム133を
通過させるため開閉されるシャッタである。
には、平行光を取り出すためその周囲部分に光の反射体
136を設置してある。反射体に代えて光の吸収体を使
用することも可能である。図13に示したように、この
反射体136には、ウエハ130に面する部分にスリッ
ト状の光取り出し口137が設けてあり、エキシマラン
プ123から放射された光138のうちの光取り出し口
137を通り抜けた平行光139のみがウエハ130に
照射されるように構成されている。もちろん、このほか
の構成によりエキシマランプから平行光のみをウエハ上
に照射するようにすることも可能である。
性膜との密着性の改善を説明する。図8に示した実施例
1の表面処理装置を用いて、入口側ウエハカセットから
日本ゼオン社製ZEP-520 型電子線レジストを製膜したS
iウエハをホットプレート上に搬送し、Xe2 エキシマ
ランプをウエハ面から5mmの距離に近づけ、15秒間
全面照射した。この際、露光雰囲気は空気とした。光照
射後、出口側カセットにウエハを搬送した。その後、処
理したウエハ表面に水溶性のチャージアップ防止剤を塗
布したところ、良好な塗布性を確認した。次いで、この
チャージアップ防止剤(昭和電工社製エスペイサー)を
塗布したウエハを基板として、通常の方法で電子線露光
し、現像したところ、0.1μm以下のレジスト膜減り
量で、0.5μmのライン・アンド・スペースパターン
が良好に形成できていることが確認された。
行わずにレジスト膜上に水溶性のチャージアップ防止剤
を塗布したところ、レジストがはっ水性のため良好に塗
布できなかった。
マランプと基板との距離及び照射時間を変えて、同じレ
ジスト膜の表面照射処理を行い、同じチャージアップ防
止剤水溶液を塗布した後の基板表面の水に対する接触角
を測定した結果を図14に示す。この図より、本照射処
理によるレジスト表面の親水化処理が、照射距離と照射
時間とに応じて効率的に起こっていることが確認され
た。
表面処理を説明する。図8に示した実施例1の表面処理
装置を用いて、出口側ウエハカセットからSiONを製
膜したSiウエハをホットプレート上に搬送し、エキシ
マランプをウエハ面から1mmの距離に近づけ、露光時
間を変えて全面照射した。この際、露光雰囲気は空気と
した。照射後、出口側カセットにウエハを搬送した。X
PS分析装置にてSiON表面の原子数比を測定したと
ころ、表1のようになった。この表より、残留アミン系
のNや、不純物系のCが減少し、酸素が増加しており、
SiONの表面を効果的に光洗浄できていることがわか
った。また、このエキシマ光の照射では通常の低圧水銀
ランプで照射した際に起こる基板の加熱も起こらないこ
とが確認できた。
膜の常温SiO2 化を説明する。図8に示した実施例1
の表面処理装置を用いて、入口側ウエハカセットから米
国ダウコーニング社製のFOX(ポリ水素シルセスキオ
キサン)層間絶縁膜をスピンコートしたSiウエハをホ
ットプレート上に搬送し、エキシマランプをウエハ面か
ら1mmの距離に近づけ、照射時間を変えてウエハ全面
に照射した。この際、照射雰囲気は乾燥空気とした。照
射後、出口側カセットにウエハを搬送した。IR分析装
置により絶縁膜のSi−H量を測定したところ、表2の
ようになった。この表より、常温でSi−Hが減少して
おり、効率的にシリコーン樹脂系絶縁膜がSiO2 化し
ているのが確認できた。通常この膜はSiO2 化するの
に400℃以上の加熱が必要であるが、本発明の処理方
法を採用することで常温で同様の効果が得られることが
確認された。
でのレジストパターンの形成を説明する。図9に示した
実施例2の装置を用い、入口側ウエハカセットから米国
ゴア社製ポリテトラフルオロエチレン系層間絶縁膜(誘
電率=1.8)をスピンコートしたSiウエハを表面処
理チャンバ内のホットプレート上に搬送し、エキシマラ
ンプをウエハ面から1 mmの距離に近づけ、室温の空気
中で全面照射した(露光量600 mJ/cm2 )。照射後、
ウエハをコーターカップに搬送し、日本ゼオン社製のZ
IR−S185型ノボラックレジストをスピンコート
し、その後ウエハをホットプレートに搬送して100℃
で1分間ベーキングし、出口側ウエハカセットに搬送し
た。このウエハをi線ステッパにて選択露光した後、通
常通り2.38%のテトラメチルアンモニウムハイドロ
オキサイド水溶液で現像し、0.4μmのライン・アン
ド・スペースパターンを形成できた。
層間絶縁膜を製膜したSiウエハに、上記照射処理を行
わずに同じレジストをスピンコートしたところ、密着性
が悪く、均一な製膜ができなかった。
ングによる2層レジスト法を説明する。アルミニウム膜
を形成したシリコンウエハ上に、平坦化層 (シブレー社
製SAL-601 レジスト) を2μm塗布し、90℃でプリベ
ーク後、ウシオ電機社製のUER200-172のXe2 エキシマ
レーザ光を3mmの照射距離で3分間全面照射後、11
0℃で2分間ベーク処理した。その後、このレジスト膜
上に上層レジスト (トリメチルシリル化ポリメチルシル
セスキオキサン) を0.2μm塗布し、プリベークを行
った。次に、電子線露光と有機現像液(メチルイソブチ
ルケトン)での現像を行い、上層のみ1μmのライン・
アンド・スペースをパターニングした。
グ装置(日電アネルバ社製)を用い、ガス圧20 mTorr、
印加周波数13.56 MHz 、酸素ガス流量20 sccm 、RFパ
ワー0.16 W/cm2の条件で平坦化層のエッチングを行い、
2層パターンを形成した。更に、この2層パターンをマ
スクとして下地のアルミニウムをパターニングした。そ
の後、このウエハをアセトンに浸漬したところ、2層レ
ジストパターンを容易に剥離することができた。
グによる2層レジスト法を説明する。アルミニウム膜を
形成したシリコンウエハ上に、平坦化層 (シブレー社製
MP-1300 レジスト) を2μm塗布し、90℃でプリベー
ク後、ウシオ電機社製のUER200-172のXe2 エキシマレ
ーザ光を全面照射し、その後この上に上層レジスト (ト
リメチルシリル化ポリメチルシルセスキオキサン) を
0.2μm塗布し、プリベークを行った。次に電子線露
光と有機現像液での現像を行い、上層のみ1μmのライ
ン・アンド・スペースをパターニングした。
グ装置を用い、ガス圧20 mTorr、印加周波数13.56 MHz
、酸素ガス流量20 sccm 、RFパワー0.16 W/cm2の条
件で平坦化層のエッチングを行い、2層パターンを形成
した。更に、この2層パターンをマスクとして下地のア
ルミニウムをパターニングした。その後、このウエハを
アセトンに浸漬したところ、2層レジストパターンを容
易に剥離することができた。
グによる3層レジスト法を説明する。アルミニウム膜を
形成したシリコンウエハ上に、平坦化層 (シブレー社製
MP-1300 レジスト) を2μm塗布し、90℃でプリベー
ク後、ウシオ電機社製UER200-172のXe2 エキシマレー
ザ光を全面照射し、その後、この上にポリビニルフェニ
ルシルセスキオキサンを0.2μm塗布し、露光により
硬化後、この上にMP-1300 レジストを製膜し、紫外線露
光及びアルカリ現像を行って、上層のみ1μmのライン
・アンド・スペースをパターニングした。
グ装置を用い、ガス圧20 mTorr、印加周波数13.56 MHz
、フッ素ガス流量20 sccm 、RFパワー0.16 W/cm2の
条件で上層パターンを中間層に転写し、続いて酸素プラ
ズマで更に下層のエッチングを行い、3層レジストパタ
ーンを形成した。更に、このパターンをマスクとして下
地のアルミニウムをパターニングした。その後、このウ
エハを富士ハント社製のMS2001剥離液に浸漬したとこ
ろ、3層レジストパターンを容易に剥離することができ
た。
チングによる2層レジスト法を説明する。シリコンウエ
ハ上に日本ゼオン社製CMR レジストを0.4 μm塗布し、
180 ℃でプリベーク後、上層として日本ゼオン社製ZIR-
S185型フォトレジストの0.5 μmのパターンをi線露光
にて形成した。次に、このウエハにウシオ電機社製UER2
00-172のXe2 エキシマレーザ光を照射距離3mmで1
分間全面照射後、現像したところ、上層レジストパター
ンを下層に短時間照射で転写できた。
での化学増幅レジストパターンの形成を説明する。図9
に示したような実施例2の装置を用い、入口側ウエハカ
セットからSiONを製膜したSiウエハをホットプレ
ート上に搬送し、ここでランプをウエハ面から1mmの
距離に近づけ、常温及び空気中で1分間Xe2 エキシマ
レーザ光を全面照射した(露光量600 mJ/cm2 )。こ
のウエハ上に、日本合成ゴム社製K2G化学増幅型ポジ
型レジストをスピンコートし、80℃で90秒間ベーキング
した。このウエハをKrFエキシマレーザステッパにて
選択露光した後、 100℃にて90秒間ベークを行い、そし
て通常通り2.38%のテトラメチルアンモニウムハイ
ドロオキサイド水溶液にて60秒間現像した。形成したレ
ジストパターン断面を観察したところ、0.25μmラ
イン・アンド・スペースパターンを裾引きなしに解像で
きた。
ト、及び現像装置を用い、上記のようなエキシマ光の全
面照射処理を行わずに形成したレジストパターンでは、
基板界面での裾引き形状が認められた。
絶縁膜基板上での化学増幅レジストパターンの形成を説
明する。図9に示したような実施例2の装置を用い、入
口側ウエハカセットから触媒化成社製BLN-Q(ポリシラザ
ン系材料) 層間絶縁膜を製膜したSiウエハをホットプ
レート上に搬送し、ここでランプをウエハ面から1mm
の距離に近づけ、600mJ/cm2の露光量で1分間Xe2
エキシマ光を全面照射した。この際、オゾンを1リット
ル/min の流量で露光雰囲気に導入し、基板を200 ℃に
加熱した。照射後、ウエハをコータカップに搬送し、実
施例9と同様のノボラックレジストをスピンコートし、
その後ウエハをホットプレートに搬送して100 ℃で1 分
間ベーキングし、そして出口側ウエハカセットに搬送し
た。続いて、このウエハをKrF エキシマレーザ光にて選
択露光した後、直ちに110 ℃にて1分間ベークを行い、
通常通り2.38%のテトラメチルアンモニウムハイド
ロオキサイド水溶液にて現像した。形成したレジストパ
ターン断面を観察したところ、基板界面で裾引きを起こ
すことなく、0.25μmのライン・アンド・スペースパタ
ーンを解像できた。
ト、及び現像装置を用い、上記のようなXe2 エキシマ
光での全面照射処理を行わずに形成したレジストパター
ンでは、基板界面での裾引き形状が確認された。
幅レジストの露光後引き置きパターン形成を説明する。
シリコンウエハ上に、日本合成ゴム社製K2G化学増幅
型ポジ型レジストをスピンコートし、80℃で90秒間ベー
キングした後、KrF エキシマレーザステッパにて選択露
光した。その後アンモニア濃度30 ppbの雰囲気で10時間
放置し、実施例1の表面処理装置を用いて、Xe2 エキ
シマランプをウエハ面から5mmの距離に近づけて1秒
間全面照射した。その後、100 ℃にて90秒間ベークを行
い、そして通常通り2.38%のテトラメチルアンモニ
ウムハイドロオキサイド水溶液にて60秒間現像した。形
成したレジストパターン断面を観察したところ、表面難
溶解層 (T−トップ) を発生することなく、0.25μmの
ライン・アンド・スペースパターンを解像出来た。
面照射処理を行わずに形成したレジストパターンでは、
レジストの表層にT−トップが形成しているのが認めら
れた。
サメチルジシラザン)処理基板上での化学増幅レジスト
パターンの形成を説明する。実施例2の装置を用い、入
口側ウエハカセットからHMDS処理したSiウエハを
表面処理チャンバ内のホットプレート上に搬送し、ここ
でXe2 エキシマランプをウエハ面から3mmの距離に
近づけ、常温、空気中で1分間全面照射した(露光量6
00 mJ/cm2 )。照射後、ウエハをコータカップに搬送
し、市販の化学増幅型ポジ型レジスト(日本合成ゴム社
製K2G)をスピンコートし、その後ウエハをホットプ
レートに搬送して100 ℃で1分間ベーキングし、次いで
出口側ウエハカセットに搬送した。このウエハをKrF エ
キシマレーザステッパにて選択露光した後、通常のクリ
ーンルーム中で120分間放置した。
照)に移し、入口側ウエハカセットからウエハを表面処
理チャンバ内のホットプレート上に移動し、110 ℃で1
分間ベークしながらXe2 エキシマランプをウエハ面か
ら3mmの距離に近づけ、そして1mJ/cm2の露光量でウ
エハ全面に照射した。続いて、ウエハを現像カップに移
動し、2.38%のテトラメチルアンモニウムハイドロ
オキサイド水溶液にて現像した。
りである。Xe2 エキシマ光での第一の基板表面処理に
おいては、通常HMDSで表面処理した基板表面にはH
MDS由来のアミンが残留しており、この基板上に化学
増幅レジスト膜を製膜すると、光酸発生剤から生じた化
学増幅レジスト中の酸の一部をこのアミンが失活させ、
そのため、化学増幅レジストがポジ型の場合、図15
(a)に示したように、形成したレジストパターン15
1に裾引き152が認められることがある。Xe 2 エキ
シマ光のような単色光での表面処理を行うと、基板表面
の残留HMDSは効率的に酸化されるため、その上に化
学増幅レジストを塗布してレジストパターンを形成して
も従来のような裾引きは認められなくなる。
理した基板上に塗布した化学増幅レジストをKrF エキシ
マレーザステッパにて選択露光すると、露光パターンに
応じて露光部分(感光部分)において光酸発生剤から酸
が発生する。レジスト膜中に発生した酸のうちの表層部
の近くに存在するものの一部は、空気中に微量に存在す
る不純物アミン等により失活して、そのため、やはり化
学増幅レジストがポジ型の場合、図15(a)に示した
ように、形成したレジストパターン151にT−トップ
153が生じる。光酸発生剤から酸を発生させたレジス
トの表面に対してXe2 エキシマ光のような単色光での
表面処理を行うと、表層のみを酸化して酸を補い、且つ
同時にベークすることで表層のみを現像液に可溶化し
て、T−トップ形状の発生を防止することができる。
て形成した化学増幅レジストパターンには、図15
(b)に示すように裾引きもT−トップも認められなく
なる。そしてこの例においては、形成したレジストパタ
ーン断面を観察したところ、0.25μmのライン・ア
ンド・スペースパターンをT−トップや裾引きを起こす
ことなく解像できたことが確認できた。
ト、及び現像装置を用い、上記のようなXe2 エキシマ
光の全面照射処理を一切行わずに形成したレジストパタ
ーンでは、基板界面での裾引き及びパターン表層部のT
−トップ形状が発生した。
トパターンのアッシングを説明する。日本ゼオン社製の
ZEP-520 型電子線レジストで膜厚0.3 μmのレジストパ
ターンを形成したフォトマスク基板を、実施例1の装置
を用い出口側ウエハカセットから表面処理チャンバ内の
ホットプレート上に搬送し、ここでランプをウエハ面か
ら0.3 mmの距離に近づけ、酸素雰囲気中で10分間Xe2
エキシマ光を全面照射した。照射後、基板を出口側ウエ
ハカセットに搬送した。その後、基板表面を観察したと
ころ、レジストパターンを確実に除去できていることが
わかった。
ンの残渣除去を説明する。日本ゼオン社製のZEP-520 型
電子線レジストで膜厚0.4 μmのレジストパターンを形
成したフォトマスク基板を、実施例1の装置を用い出口
側ウエハカセットから表面処理チャンバ内のホットプレ
ート上に搬送し、ここでランプをウエハ面から0.3 mmの
距離に近づけ、空気中で1分間Xe2 エキシマ光を全面
照射した。照射後、基板を出口側ウエハカセットに搬送
した。その後、基板表面を観察したところ、照射処理前
にレジストパターン間及びパターンエッジに存在したス
カムを除去できていることがわかった。
ストの親水化処理を説明する。シリコンウエハ上に日本
ゼオン社製ZIR-S185レジストをスピンコートし、100℃
で1分間ベーキング後、i線ステッパにて選択露光し
た。その後、実施例1の表面処理装置を用いて、ランプ
をウエハ面から5mmの距離に近づけXe2 エキシマ光を
10秒間全面照射した。続いて、2.38%のテトラメチ
ルアンモニウムハイドロオキサイド水溶液にて60秒間現
像した。形成したレジストパターンを米国KLA 社製のウ
エハ検査装置にて観察したところ、エキシマ光を照射し
ないウエハを使って同様にパターニングしたレジストパ
ターンで見られるマイクロバブルによる現像不良率が1/
100 以下に改善されたことが確認できた。
MR素子のリフトオフ法での製作を説明する。図16
(a)に示すように、支持材161の上にアルミナ層1
62を設け、その上にNiFeの下部シールド層163とア
ルミナの下部ギャップ層164を順次形成し、更に下部
ギャップ層164の上にMR素子を形成するためのMR
膜165を備えた基板を用意する。次に、基板表面のM
R膜165をパターニングして、図16(b)に示すよ
うにMR素子166を形成する。続いて、基板の下部ギ
ャップ層164の上に、マスク167を利用して端子1
68を形成し(図16(c))、そしてリフトオフによ
りマスク167を除去する(図16(d))。その後、
イオンミリングにより下部シールド層163及び下部ギ
ャップ層164のパターニングを行って下部シールド1
63’と下部ギャップ164’を形成する(図16
(e))。一方、図17に示すように、まず図16
(a)に示した基板の第一のパターニングを行って下部
シールド163’と下部ギャップ164’を形成し(図
17(a))、続いてMR素子166の形成とリフトオ
フによる端子168の形成(図17(b))後、下部シ
ールド163’と下部ギャップ164’の第二のパター
ニングを行って、最終的な形状の下部シールド163”
と下部ギャップ164”を形成しても何らさしつかえな
い。
167の形成は、例えば図4と図5を参照して説明した
方法と同様でよい。すなわち、MR素子166のパター
ニング後、実施例2のスピンコート装置で、2層構造レ
ジストとして第一層に日本マクダーミッド社製のポリメ
チルグルタルイミドを0.3 μm厚でスピンコートし、18
0 ℃で2分間ベーキングした後、上層にポジ型レジスト
(ヘキスト社製AZP)を滴下、2.0 μm厚でスピンコート
し、110 ℃で2分間ベーキングした。g線ステッパにて
端子パターンを露光後、 2.38 %テトラメチルアンモニ
ウムハイドロオキサイド水溶液で上層のみ現像した。次
に、172 nm光(Xe2 エキシマ光)にて照射距離1mmで
20秒間全面照射処理を行った後、下層を同様に現像し、
2層レジストパターンを形成した。形成したパターン
は、上層の側端から内側に1.6 μmほど下層が上層の下
部に食い込んだ形状であり、コア幅となる最小寸法部
(上層の幅3μmのレジストパターン部分) では、図7
(a)に示したように下層が完全に抜けて中空となっ
た。これは、上部より光学顕微鏡にて観察し、容易に確
認できた。
となる金属膜をスパッタした後、マスクとして使用した
2層レジストパターンをレジスト剥離剤 (富士ハント社
製MS-2001)で剥離し、エタノールで洗浄後乾燥して、端
子168をリフトオフ形成してから、引き続き下部シー
ルドのパターニングを行った。その結果、端子部分にバ
リのない良好な端子薄膜を形成できた。ここで形成した
MRコア幅のばらつきは、コア幅3μmに対して±0.
1μmであった。
ストの代わりに一般的なリフトオフ用単層レジスト(ヘ
キスト社製AZ5214E)を用い、イメージリバーサ
ル法でパターニングし、アセトンでリフトオフして同様
に端子形成を行ったところ、端子にバリが発生した。ま
たコア幅も3μm±0.5μmとばらつきが大きかっ
た。
シールド、下部MRギャップ及びMR素子を形成した基
板上に端子を形成したが、ここではMR素子のパターニ
ングをレジストパターン形成後に行った例を、図18、
19を参照して示す。なお、図18と19においては、
下部シールド層の下にある支持材とアルミナ層は、説明
を簡単にするため割愛されている。
示せず)の上に設けたアルミナ層(図示せず)の上にNi
Feの下部シールド層183、アルミナの下部ギャップ層
184、そしてMR素子を形成するためのMR膜185
を順次形成した基板を用いて、実施例2のスピンコート
装置(図9参照)のコーターカップで2層構造レジスト
の第一層として日本マクダーミッド社製のポリメチルグ
ルタルイミドを0.3 μm厚でスピンコートし、180 ℃で
2分間ベーキングして第1層レジスト膜186を形成し
た後、基板を表面処理チャンバ内のホットプレート上に
移し、172 nm光(Xe2 エキシマ光)にて照射距離1mm
で20秒間全面照射処理を行った。次に、この基板を再び
コーターカップに戻して回転させながらポジ型レジスト
(ヘキスト社製AZP)を滴下、2.0 nm厚でスピンコート
し、110 ℃で2分間ベーキングして、第2層レジスト膜
187を形成した。続いて、図18(c)に示したよう
に、g線ステッパにて所定パターンのg線188を照射
して端子パターンを露光後、2.38%テトラメチルアンモ
ニウムハイドロオキサイド水溶液で現像した。この際、
両レジスト膜186、187は同時に現像され、図18
(d)に示すような2層レジストパターン189が形成
された。形成した2層レジストパターン189は下層が
上層よりも1.0 μm食い込んだ形状となった。これは上
部より光学顕微鏡にて観察し、確認できた。
マスクとしてMR膜185をイオンミリングにてパター
ニングしてMR素子190を形成(図19(a))後、
端子となる金属膜191をスパッタ(図19(b))
し、次いで2層レジストパターン189をレジスト剥離
剤 (富士ハント社製MS-2001)で剥離(図19(c))
し、エタノールで洗浄後乾燥して端子を形成した後、下
部シールドのパターニングを行って、図16(e)及び
図17(c)に例示したのと同様の下部シールドを形成
した。その結果、端子部分にバリのない良好な端子薄膜
を形成できた。ここで形成したMRコア幅のばらつき
は、コア幅4μmに対して±0.2μmであった。
簡単なプロセス、短時間で効果的に均一性の良い薄膜表
面を提供でき、これにより、基板上の従来困難であった
種々の薄膜間の密着性を改善でき、更にレジストパター
ンの形状の改善や現像不良の防止を実現できる。また、
本発明によれば、上記効果を得られる均一な露光を可能
にするエキシマ光照射装置を提供できる。そしてこれら
の方法及び装置を用いることにより、多層構造を持った
種々の半導体デバイス(例、IC、LSI、VLSI、
ULSI、液晶ディスプレイ(LCD)、PDP、MC
M等)や、磁気ヘッドなどの製造における量産歩留り、
信頼性が大きく向上する効果が奏される。
ある。
る。
る。
である。
である。
る。
る。
る。
る。
である。
る図である。
図である。
である。
パターンの断面形状を説明する図である。
る図である。
明する図である。
説明する図である。
説明する図である。
Claims (20)
- 【請求項1】 微細パターンを形成する前又は形成した
後の被処理基板上に遠紫外から真空紫外領域の波長で半
値幅30nm以下の単色光を全面照射処理する工程を含
むことを特徴とする微細加工方法。 - 【請求項2】 前記単色光が、光源としてAr2 、Kr2 、
F2、ArBr、Xe2 、ArCl、ArF 、KrBr、KrCl、KrF のいず
れかを用いたエキシマ光である、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記エキシマ光が平行成分のみからな
る、請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 前記被処理基板がその表面層に導電膜、
絶縁膜又はレジスト膜が製膜されている基板である、請
求項1から3までのいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項5】 前記被処理基板上に前記単色光を全面照
射処理後、当該基板上に導電膜、絶縁膜又はレジスト膜
を形成する、請求項1から4までのいずれか一つに記載
の方法。 - 【請求項6】 前記単色光の照射時に、前記被処理基板
の雰囲気に酸素、オゾン、窒素及び空気のうちの少なく
とも一つを導入する工程と、当該被処理基板を50〜5
00℃でベークする工程のうちの少なくとも一方を含
む、請求項1から5までのいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項7】 微細パターンを形成する前又は形成した
後の被処理基板の全面に遠紫外から真空紫外領域の波長
で半値幅30nm以下の単色光を±15%以内の照度分
布にて照射できる機構を有することを特徴とする基板処
理装置。 - 【請求項8】 スピンコーティングのための手段を含
み、且つ、前記被処理基板をスピンコーティング位置に
搬送する前と後の一方又は両方ににおいて当該基板を前
記単色光の照射位置へ搬送配置するための手段を含む、
請求項7記載の装置。 - 【請求項9】 前記被処理基板上に製膜するための手段
を含み、且つ、当該被処理基板を製膜位置に搬送する前
と後の一方又は両方ににおいて当該基板を前記単色光の
照射位置へ搬送配置するための手段を含む、請求項7記
載の装置。 - 【請求項10】 レジストを現像するための手段を含
み、且つ、前記被処理基板をレジスト現像位置に搬送す
る前と後の一方又は両方ににおいて当該基板を前記単色
光の照射位置へ搬送配置するための手段を含む、請求項
7記載の装置。 - 【請求項11】 前記単色光を照射する位置に配置した
前記被処理基板を50〜500℃の範囲内で温度調節可
能な手段を含む、請求項7から10までのいずれか一つ
に記載の装置。 - 【請求項12】 前記単色光の照射時に、前記被処理基
板の雰囲気に酸素、オゾン、窒素及び空気のうちの少な
くとも一つを導入する手段を含む、請求項7から11ま
でのいずれか一つに記載の装置。 - 【請求項13】 前記被処理基板を前記単色光の照射位
置に配置後、当該単色光の光源と当該基板の表面との間
隔を0.1〜20mmに調節するための手段を含む、請
求項7から12までのいずれか一つに記載の装置。 - 【請求項14】 前記単色光の光源と前記被処理基板の
一方又は両方を、当該光源と当該被処理基板の表面との
間隔を0.1〜20mmに保って移動させるか、回転さ
せるか、又は移動且つ回転させるための手段を含む、請
求項7から13までのいずれか一つに記載の装置。 - 【請求項15】 前記単色光が、光源としてAr2 、K
r2 、F2、ArBr、Xe2 、ArCl、ArF 、KrBr、KrCl、KrF
のいずれかを用いたエキシマ光である、請求項7から1
4までのいずれか一つに記載の装置。 - 【請求項16】 前記エキシマ光が平行成分のみからな
る、請求項15記載の装置。 - 【請求項17】 請求項1から6までのいすれか一つの
方法により製造された基板を含む半導体デバイス。 - 【請求項18】 請求項1から6までのいすれか一つの
方法により製造された基板を含む磁気ヘッド。 - 【請求項19】 媒体からの信号磁界を再生する磁気抵
抗効果素子を含みそしてこの素子の両側にシールドを有
する磁気抵抗効果ヘッドの製造方法であって、磁気抵抗
効果素子に端子パターンをリフトオフにより形成する工
程において端子パターンの反転レジストパターンを形成
する際に、当該反転レジストパターンのリードコア幅と
なる磁気抵抗効果素子の上方近傍領域のみを狭くしたレ
ジストパターンを形成し、且つこの領域のレジストパタ
ーンのみ下部を中空構造とすることを特徴とする磁気抵
抗効果ヘッドの製造方法。 - 【請求項20】 前記反転レジストパターンを、前記磁
気抵抗効果素子を形成するための表面層を設けた基板上
に上層レジスト膜が遠紫外から真空紫外領域の波長に強
い吸収を有する材料からなる2層構造のレジスト膜を形
成し、当該レジストを所定パターンで露光後、当該基板
上に遠紫外から真空紫外領域の波長で半値幅30nm以下
の単色光を全面照射し、次いで当該2層構造のレジスト
膜を現像して、下層のレジストパターンが上層のレジス
トパターン下で食い込んだ形状の2層レジストパターン
として形成し、続いて前記端子パターンの形成用の薄膜
を製膜してから、その下の2層レジストパターンを溶解
剥離して除去する、請求項19記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9064778A JPH09312257A (ja) | 1996-03-18 | 1997-03-18 | 微細加工方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-61187 | 1996-03-18 | ||
| JP6118796 | 1996-03-18 | ||
| JP9064778A JPH09312257A (ja) | 1996-03-18 | 1997-03-18 | 微細加工方法及び装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005256785A Division JP4219348B2 (ja) | 1996-03-18 | 2005-09-05 | 微細加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09312257A true JPH09312257A (ja) | 1997-12-02 |
Family
ID=26402229
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9064778A Pending JPH09312257A (ja) | 1996-03-18 | 1997-03-18 | 微細加工方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09312257A (ja) |
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-
1997
- 1997-03-18 JP JP9064778A patent/JPH09312257A/ja active Pending
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