JPH0931266A - ポリプロピレン系樹脂材料及びその製造方法 - Google Patents
ポリプロピレン系樹脂材料及びその製造方法Info
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- JPH0931266A JPH0931266A JP12053496A JP12053496A JPH0931266A JP H0931266 A JPH0931266 A JP H0931266A JP 12053496 A JP12053496 A JP 12053496A JP 12053496 A JP12053496 A JP 12053496A JP H0931266 A JPH0931266 A JP H0931266A
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Abstract
ピレン系樹脂材料およびその製造方法。 【解決手段】 30℃で等温結晶化したプレス成形品を
用いて測定したときのβ晶分率が5%以上であり、30
℃及び100℃でそれぞれ等温結晶化した際のβ晶含有
率をβ(30)およびβ(100)とした場合、次式を
満たし、 β(30)>β(100) かつ、メルトフ
ローレートが0.05〜1000g/10分のポリプロピレ
ン系樹脂組成物のβ晶の少なくとも一部をα晶に転換す
る。種々の成形等に用いられる構造材料用の素材とし
て、エンジニアリングプラスチックの代替として用いら
れ得る。
Description
透明性に優れたポリプロピレン系樹脂材料及びその製造
方法に関するものである。
レン(以下PPと略記する。)は、比較的安価であり、
剛性、表面光沢、耐熱性に優れているが、通常の結晶化
条件では、結晶化度が十分に上がらない(70%以下)
ため、高価でリサイクルの難しいいわゆるエンジニアリ
ングプラスチックを代替できるほどには、剛性、耐熱性
が十分ではない。そこで、PP系材料の剛性、耐熱性を
改良する目的で、タルク、ガラス繊維等のフィラーを用
いる試みも多く行われているが、密度の上昇により同一
成型品では重くなること、外観の悪化等から、量的に制
限され、材料として満足するものが得られていない。ま
た、PET代替等の目的で、コモノマーの共重合、透明
核剤等を用いた検討がなされているが、透明性と剛性の
バランスを満足するものは未だ得られていない。
部は、α晶、β晶、γ晶、スメティック晶等の多くの結
晶系態を有し、PPの分子構造、結晶核剤の存在、結晶
化条件によってそれらの分量が変化する。また、このな
かで、α晶がPPの結晶の中で最も安定で耐熱性に優れ
ていることは知られている。従って、PPの剛性、耐熱
性を工業的に改良する為に、α晶の核剤を用いることが
行なわれているが、十分な剛性、耐熱性等を発揮しきれ
ていない。本発明は、上記課題を解決するためになされ
たもので、高い剛性、耐熱性、透明性を有するポリプロ
ピレン系樹脂材料およびその製造方法を提供するもので
ある。
30℃で等温結晶化したプレス成形品を用いて測定した
ときのβ晶分率が5%以上であり、30℃及び100℃
でそれぞれ等温結晶化した際のβ晶含有率をβ(30)
およびβ(100)とした場合、(式1)を満たし、 (式1) β(30)>β(100) かつ、メルトフローレートが0.05〜1000g/10分
のポリプロピレン系樹脂組成物のβ晶の少なくとも一部
をα晶に転換することを特徴とするポリプロピレン系樹
脂材料の製造方法である。請求項2記載の発明は、メル
トフローレートが0.05〜1000g/10分であるポリ
プロピレン系樹脂70〜99.5重量%と、下記(a)
及び(b)の物性を有するポリプロピレン系樹脂に過酸
化ラジカルを発生させる処理をした樹脂0.5〜30重
量%とを過酸化ラジカルを溶融前に失活させない状態で
溶融混練して得られるβ晶分率が5%以上のポリプロピ
レン系樹脂組成物のβ晶の少なくとも一部をα晶に転換
することを特徴とするポリプロピレン系樹脂材料の製造
方法である。 (a)メルトフローレートが5g/10分以下 (b)アイソタクチックペンタッド分率(IPと略す)
とメルトフローレート(MFRと略す)が(式2)の関
係にあること (式2) IP>0.0428×log(MFR)+0.97
換することで、β晶分率を2%以下とすることが望まし
い。また、転換はα晶核剤の添加によって行なうことが
望ましい。さらに、ポリプロピレン系樹脂組成物は、そ
のプロピレン連鎖のアイソタクチックペンタッド分率が
0.970以上であることが望ましい。また、α晶核剤
の添加量は、ポリプロピレン系樹脂組成物の100重量
部に対し、0.01〜30重量部であることが望まし
い。そのα晶核剤としては、アルカリ金属塩が好適であ
る。さらに、そのアルカリ金属塩としては、フォスフェ
ートアルカリ金属塩が好適である。さらにまた、そのア
ルカリ金属塩としては、ナトリウム−2、2'−メチレ
ン−ビス(4、6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフ
ェートが好適である。
れらの製造方法により得られたことを特徴とするもので
ある。この際、ポリプロピレン系樹脂材料は、メルトフ
ローレート(MFR)が0.05〜1000g/10分、M
FRと、示差走査熱量測定法で測定した融解時の吸熱量
ΔHmと結晶化時の発熱量ΔHcの比とが(式3)を満
足するものが望ましい。 (式3) ΔHm/ΔHc>0.007915log(MFR)+1.032
の結晶構造を制御することにより、非常に剛性と耐熱性
及び透明性に優れたポリプロピレン系樹脂材料を得よう
とするものである。α晶PPは剛性、耐熱性に優れてい
る一方、β晶PPはα晶より低融点であり、β晶分率が
多い程、樹脂の溶融成形時のエネルギーが小さく成形性
が向上する。従って、α晶とβ晶のそれぞれの特徴を生
かして、射出成形等の成形前にはβ晶を多く含ませ成形
性を向上させ、成形時または成形後にβ晶をα晶に転換
して、成形体を高剛性化、高耐熱性化する。β晶の核剤
により、一旦、β晶を形成させた後、Self-Seeding法に
よりα晶に再結晶化させると、同じα晶から始めた場合
より結晶化の際の核発生が促進される(参照:Lotz等
(Fillon et.al.,J.Polym.Sci.B,31,1407(1993)))。
そこで、本発明ではこの核の増加によって結晶を微細化
し、透明性を向上させる。ところで、β晶は延伸するこ
とによりα晶に転換するが、β晶はα晶より不安定なの
で、この状態から延伸することは、エネルギー的に有利
である。β晶を多量形成させる実用的な手法は、β晶の
核剤を用いる手法が知られている(特開平6−1892
号公報、特開平6−107875号公報)が、これらの
手法においてβ晶の核剤の存在は、着色等の問題が生
じ、α晶の核剤を用いた場合でも、β晶からα晶への転
換の妨げになるおそれがあるが、本発明であればこれら
の不都合を回避できる。
ポリプロピレン系樹脂組成物のβ晶をα晶に転換してポ
リプロピレン系樹脂材料を得るものである。本発明にお
いて、ポリプロピレン系樹脂材料の基となるポリプロピ
レン系樹脂組成物は、β晶分率が5%以上のものであ
る。より好ましくは15%以上、さらに好ましくは20
%以上、よりさらに好ましくは30%以上である。β晶
を5%以上有することにより、溶融成形時のエネルギー
が小さく成形性に優れる。逆に、5%未満であると、た
とえβ晶の全てをα晶に転換しても、β晶からα晶への
結晶転換量が少なく、十分な物性改良効果が現われな
い。ここで、β晶分率とはポリプロピレン系樹脂組成物
の結晶部全体に占めるβ晶の比率をいう。特に断らない
場合、β晶分率は30℃で等温結晶化したプレス成形品
(プレスシート)について測定する。プレス成形品は
0.5mmtで、10cm×10cmの専用金型を用い
230℃で5分間余熱後、脱気し、60kg/cm2で5分
加圧した後、30℃の冷却プレスを用いて10分間60
kg/cm2で加圧して作製する。 β晶分率を求めるに
は、まず、線源として、X線発生装置(理化電気社製R
U−200)のNiフィルターで単色化したCuK線を
用いて、50kV、150mAの条件で、散乱角度(2
θ)が10〜30°の範囲でX線プロファイルを測定す
る。β晶分率の算出は、得られた散乱プロファイルに空
気散乱の補正を行った後、A. Turner Jones et al; Mac
romol. Chem. 75, 134(1964)に記載されている方法に従
って算出する。すなわち、非晶部の散乱を差し引いた後
の、α晶の(110)、(040)、(130)、β晶
の(300)の結晶部の散乱に対応するピークの高さを
それぞれh〔α〕(110)、h〔α〕(040)、h
〔α〕(130)、h〔β〕(300)とし、β晶分率
(k)を下記の式より算出した。 k=h〔β〕(300)/(h〔α〕(110)+h〔α〕(040)+h〔α〕
(130)+h〔β〕(300))
ピレン系樹脂組成物は、30℃と100℃でそれぞれ等
温結晶化(プレス成形)した際のβ晶含有率をβ(3
0)およびβ(100)とすると、(式1)を満たす。 (式1) β(30)>β(100) すなわち、プレス成形品は0.5mmtで、10cm×
10cmの専用金型を用い230℃で5分間余熱後、脱
気し、60kg/cm2で5分加圧した後、30℃及び10
0℃の冷却プレスを用いてそれぞれ10分間60kg/
cm2で加圧して作製した2種の成形品についてβ晶分率
を測定した場合に、30℃でのβ晶含有率が100℃で
のβ晶含有率よりも大きいことが必要である。この(式
1)を満足するということは、低温で成形を行う方がよ
り高いβ晶を生成することを示し、低温で成形して高い
β晶分率を有する一次成形物が得られる一方、高温では
β晶ができにくいことを意味している。これは、従来の
ポリプロピレン系樹脂にない特徴である。詳細は明かで
ないが、この結果、これから得られた一時成形物のβ晶
の熱処理や延伸、核剤の溶融混練によるα晶への転換
(比較的高温下で行われる)がより促進され、最終成形
体の物性の向上効果がにつながると考えられる。
〜1000g/10分であるポリプロピレン系樹脂((A
1)成分と称する)と、下記(a),(b)の物性を有
するポリプロピレン系樹脂に過酸化ラジカルを発生させ
る処理をした樹脂((A2)成分と称する)とを過酸化
ラジカルを溶融前に失活させない状態で溶融混練するも
のである。本発明での(A1)成分及び(A2)成分に用
いられるポリプロピレン系樹脂は高い立体規則性をもつ
程よく、これを得る触媒系は特に限定しないが、チーグ
ラー系の触媒を用いる場合、特に高立体特異性のマグネ
シウム担持型触媒系を用いることが好ましい。過酸化ラ
ジカルを発生させる手法は特に限定しないが、電離線照
射、特にγ線照射が好ましい。
系樹脂としては、ホモポロプロピレン、またはプロピレ
ンを主体とし、少量(全体の10重量%以下)のエチレ
ン、ブテン−1、ペンテン−1等のα−オレフィンとの
ランダム共重合体、あるいはプロピレンとエチレン、ブ
テン−1等のα−オレフィンとのブロック共重合体が挙
げられる。ブロック共重合体においては、該共重合体中
に占めるプロピレンと他のα−オレフィンとの共重合体
ゴム成分の割合が5〜80重量%のものが好適であり、
該ゴム成分中のプロピレン含量は30〜70重量%のも
のが望ましい。これらは1種類で用いても、2種類以上
を混合して用いてもよい。また、(A1)成分のポリプ
ロピレン系樹脂はMFRが0.05〜1000g/10分で
あり、好ましくは、0.1〜500g/10分である。MF
Rが0.05g/10分以下では成形性が悪く、一方、10
00g/10分を越えると5%以上のβ晶分率が得られな
い。本発明の(A1)成分のポリプロピレン連鎖の立体
規則性は特に限定しないが、高立体規則性のポリプロピ
レン系樹脂の方がより好ましい結果が得られる。
発生させる処理をしたポリプロピレン系樹脂を得る方法
の一つとして下記(a)及び(b)の物性を有するポリ
プロピレン系樹脂にγ線処理する方法が挙げられる。 (a)メルトフローレート(MFR) 5g/10分以下 (b)アイソタクチックペンダット分率(IP)とMF
Rが(式2)の関係にあること (式2) IP>0.0428×log(MFR)+0.97 (A2)成分に用いられるポリプロピレン系樹脂のMF
Rを5g/10分以下としたのは、MFRが5g/10分を越え
ると5%以上のβ晶分率が得られないからである。ま
た、IPとMFRとの関係が上記式を満足しない場合に
はβ晶分率が5%以上ものが得られない。なお、IPと
は同位体元素による核磁気共鳴(13C−NMR)を利用
して測定されるポリプロピレン分子鎖中のペンダッド単
位でのアイソタクチック分率をいい、その測定法は、A.
Zambelli; Macromolecules, 6, 925(1973)、同,8,687,
(1975)、同,13,267(1980)に詳細な記載がある。すなわ
ち、13C−NMRを使用して測定されるポリプロピレン
分子鎖中のペンタンド単位でのアイソタクチック分率で
あり、プロピレンモノマー単位が5個連続してアイソタ
クチック結合したプロピレンモノマー単位の分率を意味
する。
樹脂を得る方法としては、例えば触媒として、マグネシ
ウム化合物、チタン化合物、ハロゲン含有化合物および
電子供与性化合物を必須成分とする固体触媒を更に一般
式TiXa・Yb(式中、XはCl、Br、Iのハロゲン
原子を、Yはフタル酸ジイソブチル、マレイン酸ジイソ
ブチル等の電子供与性化合物を、aは3もしくは4の整
数、bは3以下の整数をそれぞれ表す)で示されるチタ
ン化合物で処理後、ハロゲン含有化合物で洗浄し、さら
に炭化水素で洗浄して得られる重合触媒を用いて重合し
た高立体規則性ポリプロピレン系樹脂などが挙げられ
る。該ポリプロピレン系樹脂はホモポリプロピレン、ま
たはプロピレンを主体とし、少量(全体の10重量%以
下)のエチレン、ブテン−1、ペンテン−1等のα−オ
レフィンとのランダム共重合体、あるいは前述のプロピ
レンとエチレン、ブテン−1等のα−オレフィンとのブ
ロック共重合体が選ばれる。これらのポリプロピレン系
樹脂は1種類で用いても、2種以上を混合して用いても
よい。
ン系樹脂は上記の(a)と(b)を満たすポリプロピレ
ンを過酸化ラジカルを発生させる処理をして得られるも
のである。(A2)成分としてMFRが5g/10分以下の
ポリプロピレン系樹脂に過酸化ラジカルを発生させる処
理を行い、(A1)成分と、発生した過酸化ラジカルを
溶融前に失活させない状態で溶融混合しポリプロピレン
系樹脂組成物を得た場合、ポリプロピレンのβ晶分率の
生成が5%以上のものになる。MFRが低くアイソタク
チックペンタッド分率(IP)が高いほど(A1)成分
と溶融混合し一次成形物にしたときのβ晶分率は高く、
上記のMFRとIPの関係式を満たしていればさらに高
いβ晶分率のものが得られる。たとえば、MFR=4g/
10分ではIP=0.996以上、MFR=3.0g/10分で
はIP=0.990以上、MFR=2.0g/10分ではIP
=0.983以上、およびMFR=1.5g/10分ではIP
=0.978以上である場合等が挙げられる。
プロピレンの重合パウダーまたはペレットを空気中また
は活性酸素を1%以上含む不活性ガス雰囲気下でγ線照
射したものである。好ましくは3%以上であり、さらに
好ましくは5%以上である。上記の条件が満たされない
場合、本発明の特徴であるβ晶が5%以上のポリプロピ
レン系樹脂組成物が得られない。照射線量は5〜100
kGyであり、好ましくは8〜80kGy、とりわけ1
0〜70kGyが好適である。5kGy未満では、β晶
分率を高めることができないからである。100kGy
よりも多くする必要はなく、また、100kGy以上で
は分子量切断が生じると共に、ゲルが発生し易くなる。
(A2)成分であるポリプロピレン系樹脂は、γ線照射
後は過酸化ラジカルを有していることが重要である。こ
れは、図4に示すように、ESR測定から観測される。
尚、ESRは試料中に含まれるラジカルを検出する周知
の装置であり、その原理は例えば、電子スピン共鳴序説
(M. Bersohn, J.C. Baird著、藤原鎮男、渡辺徳子訳、
東京化学同人)に示されている。また、スペクトルの解
釈については、例えば電子スピン共鳴(大矢博昭、山内
淳、講談社サイエンティフィック)に示されている。
に、熱処理等を行うと失活してしまうので、これらの失
活処理を行うことなく、(A1)成分との混合が行われ
ることが重要である。本発明の(A1)成分と(A2)成
分から構成されるポリプロピレン系樹脂組成物の合計量
における(A2)成分の組成割合は、0.5〜30重量%
であり、1〜20重量%が好ましく、とりわけ3〜15
重量%が好ましい。(A2)成分の割合が0.5重量%未
満ではβ晶分率5%以上のポリプロピレン系樹脂組成物
が得られない。一方、30重量%を越えるとコスト高と
なり好ましくない。本発明での、上記(A1)成分と上
記(A2)成分からなるポリプロピレン系樹脂組成物を
得る方法について述べる。まず、(A1)成分と(A2)
成分を溶融混練りする。具体的には例えばヘンシェルミ
キサー、タンブラー、リボンミキサーなどの混合機を用
いてドライブレンドした後、バンバリー、ニーダー、押
出機を用いて溶融混合を行う。押出機は単軸、2軸いず
れの押出機を用いてもよい。溶融混合する温度は一般に
170〜300℃であり、180〜280℃で行うのが
好ましい。
において冷却を行う。冷却温度は低いほどよく、好まし
くは−15〜60℃、より好ましくは−15〜40℃で
ある。冷却温度が低い方がβ晶の生成率が高くなる。ま
た、このときできるだけ分子配向の少ない状態で冷却を
行うことが望ましい。配向の少ない状態で結晶化を行う
方法としてプレス成形、押出成形等が挙げられる。押出
機で溶融混練した樹脂を冷却して、目的のポリプロピレ
ン系樹脂組成物を得るにはできるだけ配向がかからない
ように押出速度が遅い方が好ましい。押出機の種類によ
って好適な押出速度は異なるが、配向がかからないよう
な押出速度で行うことが好ましい。上記方法により得ら
れたポリプロピレン系樹脂組成物は、MFRが0.05
〜1000g/10分を示す。
つ高透明性のポリプロピレン系樹脂材料を得るには、前
記のポリプロピレン系樹脂組成物のプロピレン連鎖のア
イソタクティックペンタッド分率(IP)が0.970
以上であることが望ましい。好ましくは、0.975以
上、更に好ましくは0.980以上である。IPが0.9
70以下では、十分な剛性、耐熱性、透明性を有する成
形体が得られない。なお、本発明でいうポリプロピレン
系樹脂組成物は(A1)成分と(A2)成分からなる材料
をいい、ペレット状であっても、シート状などその他ど
のような形態のものであってもよい。本発明でのポリプ
ロピレン系樹脂組成物はβ晶分率が5%以上を満たす限
りにおいて、所望により慣用の各種添加剤、例えば酸化
防止剤、耐候性安定剤、帯電防止剤、滑剤、防曇剤、電
気特性安定剤、加工改良剤、顔料、柔軟剤などを本発明
の目的を損なわない範囲で添加することができる。ま
た、低MFRの(A1)成分を用いた場合においても、
低MFRのポリプロピレン系樹脂をベースとする(A
2)成分を少量添加した場合は組成物のMFRがほとん
ど変わらないか、むしろ低下する。この分子量低下の抑
制は、酸化マグネシウムや酸化亜鉛等の添加によりさら
に顕著になる。
物は、(A1)成分と(A2)成分のポリプロピレン系樹
脂を溶融混練りを経たペレット状のもの、一度プレス成
形したものを裁断したもの、製品の形状に射出成形した
もの等、種々の形態をとってよい。ポリプロピレン系樹
脂組成物のβ晶をα晶に転換させる手法としては、ポリ
プロピレン系樹脂組成物に、α晶核剤を添加する方法、
熱処理してそのまま成形体とする方法、延伸する方法等
がある。熱処理してそのまま成形体とする方法は、オー
ブン、オイル中等で130℃以上で、融解温度未満の温
度で行うことが好ましい。延伸する手法としては、通常
工業的に用いられるあらゆる延伸手法(紡糸、ロール延
伸、一軸及び二軸延伸、インフレーション成形等)が適
用できる。
る。α晶核剤としては、ポリエチレン、長鎖分岐を有す
るポリプロピレン、ポリ−3−メチルブテン−1、ポリ
−4−メチルペンテン−1等の高分子化合物である。ま
た、タルク、炭酸カルシウム、炭酸リチウム、マイカ、
ホウ酸アルミニウム、チタン酸カリウム、塩基性硫酸マ
グネシウム、ナトリウムベンゾエイト、アルミニウム−
p−t−ブチルベンゾエイト等のカルボン酸の金属塩、
1,3,2,4−ジベンジリデンソルビトール、1,
3,2,4−ビス(p−メチルベンジリデン)ソルビト
ール、1,3,2,4−ビス(p−エチルベンジリデ
ン)ソルビトール、1,3−p−クロルベンジリデン−
2,4−p−メチルベンジリデンソルビトール、等のジ
ベンジリデンソルビトール誘導体、またナトリウム−
2、2'−メチレン−ビス(4、6−ジ−t−ブチルフ
ェニル)フォスフェート、ナトリウム−2、2'−エチ
リデン−ビス(4、6−ジ−t−ブチルフェニル)フォ
スフェート、ナトリウム−ビス(4−t−ブチルフェニ
ル)フォスフェート、ナトリウム−ビス(4−t−メチ
ルフェニル)フォスフェート、カリウム−ビス(4,6
−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェート等のフォス
フェートアルカリ金属塩等のアルカリ金属塩を用いるこ
とが有効である。剛性向上には、フォスフェートアルカ
リ金属塩が好ましく、さらに好ましくはナトリウム−
2、2'−メチレン−ビス(4、6−ジ−t−ブチルフ
ェニル)フォスフェートを用いるのが良い。透明性向上
にはソルビトール系核剤を用いることが好ましい。
びα晶核剤からなるポリプロピレン系樹脂組成物を得る
方法は、公知の方法、例えば押出機で溶融混練りして得
る場合、単軸、2軸いずれの押出機を用いて行なっても
良い。上記のポリプロピレン系樹脂組成物とα晶核剤を
溶融混合することにより、ポリプロピレン系樹脂組成物
中のβ晶をα晶に転換させる。α晶核剤はポリプロピレ
ン系樹脂組成物にそのまま添加するか、必要に応じて少
量のポリプロピレン系樹脂と混練して作製したマスター
バッチを添加してもよい。より効果を上げるためには、
α晶核剤をポリプロピレン系樹脂のβ晶形成後のポリプ
ロピレン100重量部に対し、0.01〜30重量部添
加しておくことが好ましい。0.01重量部以下では、
効果が小さく、30重量部以上では分散が不良となり好
ましくない。より好ましくは、0.05〜20重量部で
ある。
なくとも一部が、即ち、その一部または全部がα晶に転
換されて本発明でのポリプロピレン系樹脂材料の構成要
素となる。また、ポリプロレン系樹脂組成物のβ晶分率
は、その転換後には2%以下となっていることが好まし
く、1%以下であればより好ましい。2%以下であれ
ば、最終的に得られるポリプロピレン系樹脂材料の物
性、剛性、耐熱性、透明性がより良好となる。またポリ
プロピレンのα晶にはα1とα2の結晶形態が存在し、α
2がより安定であることが知られている。この結晶形態
が多いことは高剛性でかつ高耐熱性であることを示す。
樹脂材料は、厚み2mmtで18mm×20mmの専用
金型を用いて230℃で5分間余熱後、脱気し、30℃
冷却プレスを用いて、5分間50kg/cm2加圧して作
製したサンプルを160℃で2時間アニールしたとき
の、X線で測定したときのα2及びα1に由来する散乱の
強度(I2)とα1に由来する散乱の強度(I1)の比R
=I2/I1(Rはα2の量の目安である。)が1以上で
あることを特徴とする。好ましくは1.1以上である。
X線散乱プロファイルは、線源として、理化電気社製X
線発生装置(RU−200)のNiフィルターで単色化
したCuK線を用いて測定した。α1のα2に対する量の
目安Rは、G. Guerra, V. Petraccone, P. Corradini,
C. De Rosa, R.Napoliano, and B. Pirozzi, J. Polm.
Sci., Polm. Phys. Ed., Vol. 22, 1029(1984)の文献に
従い下記の様にして求めた。すなわち、CuK線を用い
て測定したX線プロファイルに、同文献の図1に従って
ベースラインを引いた後、そのベースラインより上の2
θ=33.4°から36.0°の間の散乱(α1とα2に由来す
る)の積分強度であるI2と、2θ=36.4°〜38.0°の
間の散乱(α1のみに由来する)の積分強度であるI1を
求めた。それらの比R=I2/I1をα2の量の指標とし
た。
においては、JIS K-7210、表1、条件14に基づいて求
めたMFR(g/10分)と、示差走査熱量測定法(20℃
/分)で測定した融解時の吸熱量(ΔHm(J/g))
と、結晶化時の発熱量(ΔHc(J/g))の比(ΔH
m/ΔHc)が次式(式3)を満たすことが望ましい。 (式3) ΔHm/ΔHc>0.007915log(MFR)+1.032 この特定の条件で求まる融解時の吸熱量(ΔHm)に比
較して結晶化時の発熱量(ΔHc)が相対的に小さいこ
とは、本発明の組成物の結晶化挙動の中には、上記の示
差走査熱量測定法では検出できない部分がより多く存在
し、それが結晶化挙動に影響を及ぼす結果、本発明の組
成物の物性が向上する一因となっていると思われる。
際、ポリプロピレン系樹脂組成物が溶融混練りを経たペ
レット状のもの、一度プレス成形したものを裁断したも
の等である場合、必要に応じて、ポリプロピレン系樹脂
材料を得る前に通常のポリプロピレン系樹脂に配合され
る熱酸化安定剤、上記以外の核剤、光安定剤、帯電防止
剤、滑剤、等全ての添加剤を使用できる。また、条件を
満たす範囲で過酸化剤等のラジカル開始剤や不飽和カル
ボン酸等の変性剤を用いて部分的に変性してよい。更
に、各種ポリエチレン、ポリブテン、エチレン−プロピ
レン共重合体、エチレン−ブテン共重合体等のオレフィ
ン系共重合体、エチレンブロックとエチレン−ブテンブ
ロックを有するブロック共重合体(水添−ブタジエン−
ブロック共重合体)、スチレンブロックとエチレン−ブ
テンのブロックを有するブロック共重合体(水添−スチ
レン−ブタジエン−ブロック共重合体)等のブロック共
重合体、タルク、炭酸カルシウム、炭酸リチウム、マイ
カ、グラスファイバー、ホウ酸アルミニウム、チタン酸
カリウム、塩基性硫酸マグネシウム等の無機充填剤を混
合して使用することもできる。また、ポリプロピレン系
樹脂組成物を得る段階で前記の添加、変性又は混合が行
われてもよい。
れらに限定されるものではない。尚、諸物性の測定は、
以下の方法によって行なった。
(IP)の測定13 C−NMRにより求められたデータを用い、上記A.Za
mbelli等の方法(Macromolecules,6,925(1973))によっ
て算出した。 (2)MFR JIS K−7210、表1、条件14(試験温度23
0℃、試験荷重2.16kgf)により測定した。 (3)曲げ弾性率 ASTMD790により測定した。 (4)HDT ASTMD648により測定した。 (5)ヘーズ(曇価)の測定 サンプルとしてプレス成形品を用いて行った。プレス成
形品は0.5mmtで、10cm×10cmの専用金型
を用い、230℃で5分間余熱後、脱気し、60kg/
cm2で5分間加圧した後、30℃の冷却プレスを用い5
分間60kg/cm2で加圧して作製し、JIS K−7
105に準拠し、スガ試験機社製ヘーズメータにより求
めた。
のX線発生装置(RU−200)で得たCukの線を用
い、50KV、150mAの測定条件で、散乱角度(2
θ)=10〜30degの範囲で試料のX線散乱プロフ
ァイルを求めた。β晶分率の算出は、得られた散乱プロ
ファイルに空気散乱の補正を行なった後、上記Macromo
l. Chem.75,134(1964)に従って行なった。測定はサンプ
ルとしてプレス成形品を用いて行った。プレス成形品は
0.5mmtで、10cm×10cmの専用金型を用い
230℃で5分間余熱後、脱気し、60kg/cm2で5分
加圧した後、30℃及び100℃の冷却プレスを用いて
それぞれ10分間60kg/cm2で加圧して作製した。
特に断らない場合、β晶分率は30℃で作製したものの
値をいう。また、30℃及び100℃で作製したものの
β晶分率をぞれぞれβ(30)及びβ(100)とし
た。 (7)ESR測定 測定は、日本電子社製のJeol JES-FE1XGを用い、X−B
ond用サンプル管(石英製)に顆粒状にした樹脂を入
れて室温、空気中、3360G及び100Gの磁場と磁
場掃引幅で測定した。変調磁場の周波数は100kH
z、大きさは6.3G、レスポンスは0.01秒である。
標)の測定 測定用のサンプルは厚み2mmtで18mm×20mm
の専用金型を用いて230℃で5分間余熱後、脱気し、
30℃冷却プレスを用いて、5分間50kg/cm2加圧
して作製した。X線散乱プロファイルは、線源として、
理化電気社製X線発生装置(RU−200)のNiフィ
ルターで単色化したCuK線を用いて測定した。α1の
α2に対する量の目安は、上述したように、G. Guerra,
V. Petraccone, P. Corradini,C. De Rosa, R.Napolian
o, and B. Pirozzi, J. Polm. Sci., Polm. Phys. Ed.,
Vol. 22, 1029(1984)の文献に従い求めた。 (9)示差走査熱量測定(DSC) パーキンエルマー社製のDSC7を用い、フィルム状に
した約4mgの試料を230℃、5分間保持した後、3
0℃まで20℃/分で降温した。その後、30℃で5分
間保持した後、20℃/分で昇温した。ΔHc(J/
g)は、図1に示すように、降温の際に得られた発熱量
に対応する曲線において、発熱が開始する温度(Tcs
(℃))と、そのTscから40℃低い温度とを直線
(ベースライン)で結び、そのベースラインと発熱量曲
線とで囲まれる面積S1を積分して求めた。ΔHm(J
/g)は、図2に示すように、昇温の際に得られた吸熱
量に対応する曲線において、吸熱が終了する温度(Tm
e(℃))と、そのTmeから65℃低い温度とを直線
(ベースライン)で結び、そのベースラインと吸熱量曲
線とで囲まれる面積S2を積分して求めた。
0mmol)、デカン259ミリリットルおよび2−エ
チルヘキシルアルコール234ミリリットル(1.5m
ol)を130℃で2時間加熱反応を行い均一溶液とし
た後、この溶液中に無水フタル酸11.1g(75mm
ol)を添加し、130℃にて更に1時間攪拌混合を行
い、無水フタル酸を該均一溶液に溶解させた。得られた
均一溶液を室温に冷却した後、−20℃に保持された四
塩化チタン2.0リットル(18mol)中に1時間に
わたって全量滴下した。滴下終了後、混合溶液の温度を
4時間かけて110℃に昇温し、110℃に到達したと
ころでフタル酸ジイソブチル26.8ミリリットル(1
25mmol)を添加し、2時間110℃で攪拌反応さ
せた。反応終了後、熱時濾過にて固体成分を採取し、そ
の後、この反応物に四塩化チタン2.0リットル(18
mol)を懸濁させた後、110℃で2時間処理させ
た。処理終了後、再度、熱時濾過にて固体成分を採取
し、110℃のデカン2.0リットルで7回、室温のヘ
キサン2.0リットルで3回で洗浄した。
4H9)2]の調製 四塩化チタン19g(100mmol)を含むヘキサン
1.0リットルの溶液にフタル酸ジイソブチル27.8g
(100mmol)を0℃を維持しながら約30分間滴
下した。滴下終了後、40℃に昇温し30分間反応させ
た。反応終了後、固体成分を採取し、ヘキサン500ミ
リリットルで5回洗浄し、目的物を得た。 (工程3)TiCl4[C6H4(COOiC4H9)2]に
よる処理 上記工程1で得られた固体成分40gをトルエン600
ミリリットルに懸濁させ、25℃でTiCl4[C6H4
(COOiC4H9)2]10.3g(22mmol)と1
時間反応させた。反応終了後、四塩化チタン200ミリ
リットル(1.8mol)を加えて、110℃で2時間
反応させた。反応終了後、熱時濾過にて固体成分を採取
し、その後、この反応物にトルエン600ミリリット
ル、四塩化チタン200ミリリットル(1.8mol)
を懸濁させた後、110℃で2時間反応させた。反応終
了後、再度熱時濾過にて固体成分を採取し、110℃の
トルエン1.0リットルで7回、室温のヘキサン1.0リ
ットルで3回で洗浄した。
に、n−ヘプタン500ミリリットル、トリエチルアル
ミニウム6.0g(0.053mol)、t−ブチルトリ
メトキシシラン3.1g(0.017mol)、及び上記
で得られた固体触媒成分100gを投入し、0〜5℃の
温度範囲で5分間攪拌した。次に固体成分1gあたり1
0gのプロピレンが重合するようにプロピレンをオート
クレーブ中に供給し、0〜5℃の温度範囲で1時間予重
合した。得られた予重合触媒は、n−ヘプタン500ミ
リリットルで3回洗浄を行い、以下の重合に使用した。
機付きオートクレーブ1機を用いて、以下の様に重合を
行った。上記の方法で調製された予備重合触媒成分2.
0g、トリエチルアルミニウム11.4g(100mm
ol)、t−ブチルトリメトキシシラン5.9g(33
mmol)をいれ、ついでプロピレン18kg、ポリマ
ーのMFRが0.5g/10分になるように水素を供給し、
70℃で30分間重合を行った。未反応ガスをパージし
て目的のポリプロピレンを得た。PPのアイソタクティ
ックペンタッド分率は0.994であった。得られたP
PのMFRは0.5g/10分であった。 (PP−2)東ソー・アクゾ社製AA形三塩化チタン6
g、ジエチルアルミニウムクロライド23.5gを触媒
成分として用い、プロピレン18kg、ポリマーのMF
Rが0.5g/10分になるように水素を供給し、85℃で
30分間重合を行った。未反応ガスをパージして目的の
ポリプロピレンを得た。PPのアイソタクティックペン
タッド分率は0.941であった。得られたPPのMF
Rは0.5g/10分であった。
ットルの攪拌機付きオートクレーブ1機を用いて、以下
のように重合を行った。上記の方法で調製された予備重
合触媒成分2.0g、トリエチルアルミニウム11.4g
(100mmol)、t−ブチルトリメトキシシラン
5.9g(33mmol)をいれ、ついでプロピレン1
8kg、ポリマーのMFRが30g/10分になるように水
素を供給し、70℃で30分間重合を行った。未反応ガ
スをパージして目的のポリプロピレンを得た。得られた
PPのアイソタクティックペンタッド分率は0.994
であった。得られたPPのMFRは32.8g/10分であ
った。 (PP−4)窒素雰囲気下、内容積60リットルの攪拌
機付きオートクレーブ1機を用いて、以下のように重合
を行った。上記の方法で調製された予備重合触媒成分
2.0g、トリエチルアルミニウム11.4g(100m
mol)、t−ブチルトリメチキシシラン5.9g(3
3mmol)をいれ、ついでプロピレン18kg、ポリ
マーのエチレン含量が2.0重量%、MFRが2.5g/10
分になるように、エチレンおよび水素を供給し、70℃
で30分間重合を行った。未反応ガスをパージして目的
のプロピレン−エチレン共重合体を得た。得られたラン
ダム共重合体のMFRは2.2g/10分、エチレン含量は
1.7重量%であった。
性状を表1に示す。
分)の作製] (γPP−1)上記のPP−1(MFR=0.5g/10
分、IP=0.994:本文中の(式2)を満足する)
をコーガアイソトープ(株)のγ線照射装置(自動照射
台)を使用し、活性酸素濃度が5.6%の雰囲気下で5
0kGy(最低線量47.5kGy、最高線量52.6k
Gy、パースペックス線計で測定)照射した。照射後の
MFRは5.6g/10分であった。過酸化ラジカルが存在
することをESR測定で確認した。 (γPP−2)上記のPP−2(MFR=0.5g/10
分、IP=0.941:本文中の(式2)を満足しな
い)をコーガアイソトープ(株)のγ線照射装置(自動
照射台)を使用し、活性酸素濃度4.8%の窒素雰囲気
下で50kGy(最低線量47.5kGy、最高線量5
2.6kGy、パースペックス線計で測定)照射した。
照射後のMFRは17.0g/10分であった。過酸化ラジ
カルが存在することをESRで確認した。
して、上記PP−1を90重量%、(A2)成分として
上記γPP−1を10重量%のポリプロピレン系樹脂組
成物の100重量部に対し、ジ−t−ブチル−p−クレ
ゾール(BHT)を0.08重量部、ペンタエリスリチ
ルテトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ブ
チルヒドロキシフェニル)プロピオネート](「イルガ
ノックス1010」日本チバガイギー社製)を0.05
重量部、ステアリン酸カルシウム(「カルシウムステア
レート」)を0.1重量部を混合し、230℃でペレッ
ト化した。これを高圧プレス機(庄司鉄工(株)製)を
用い、プレス温度を230℃で予熱5分間、脱気30秒
行なった後、60Kg/cm2で5分間放置後、特定の冷
却温度(30℃〜100℃)で10分間結晶化し、厚み
0.5mmtで10cm×10cmのプレスシートを作
製した。得られたプレスシートのβ晶分率の温度依存性
を図3に「−○−」で示した。比較として、次の2種の
ポリプロピレン系樹脂組成物からなるペレットについて
も、同様の評価を行い、図3に示した。100重量部の
PP一1に対し、BHT0.08重量部、イルガノック
ス1010を0.05重量部、カルシウムステアレート
0.1重量部を加え混合し、2軸押出機(「KTX−3
7」神戸製鋼所製)を使用して230℃で溶融混練りし
てペレットを作製、同様の評価を実施した。図3中に
「−●−」で示す。さらに、100重量部のPP一1に
対し、BHT0.08重量部、イルガノックス1010
を0.05重量部、カルシウムステアレートを0.1重量
部、β晶核剤(「エヌシェスターNU−100」新日本
理化(株)製)を加え、2軸押出機(「KTX−3
7」)を使用して230℃で溶融混練りしてペレットを
作製し、同様の評価を実施した。図3中に「−□−」で
示す。図3から明らかなように、本発明でのポリプロピ
レン系樹脂組成物(−○−)は、比較例のポリプロピレ
ン系樹脂組成物と異なリ、むしろ、低温でβ晶が多く生
成されるという特徴を有している。
分のポリプロピレン系樹脂と、(A2)成分のγ線照射
したポリプロピレン系樹脂ならびにBHTを0.05重
量部、イルガノックス1010を0.1重量%およびカ
ルシウムステアレートを0.1重量部配合し、スーパー
ミキサー(「SMV20型」川田製作所社製)を用いて
混合し、二軸押出機(「AS30型」中谷機械社製)を
用い、温度230℃(PP−3を用いたものは200
℃)でペレット化した。押出機のスクリュー回転数は1
00rpmであった。
α晶への結晶転換を利用した例)、比較例1〜3 (実施例1)(A1)成分としてPP−1を97重量
%、(A2)成分としてγPP−1を3重量%の樹脂1
00重量部に対し、BHTを0.05重量部、イルガノ
ックス1010を0.1重量部およびカルシウムステア
レートを0.1重量部配合したものを用いて上記の方法
によりペレット状のポリプロピレン系樹脂組成物を得
た。このペレットを用いて上記β晶分率測定用の試験片
を作成した(得られたプレス試験片のβ晶分率は43%
であった)。この試験片を、窒素雰囲気下、150℃に
温調したオーブン中で2時間加熱した後、室温に冷却
し、ポリプロピレン系樹脂材料(β晶分率は0%であっ
た)を得た。状態調節の後、この試験片の物性を測定し
た。結果を表3に示した。
を90重量%、(A2)成分としてγPP−1を10重
量%用いた以外は、実施例1と同様に行った。熱処理前
のプレス試験片のβ晶分率は47%であった。 (比較例1)100重量部のPP−1に対し、市販の安
定剤であるBHT0.08重量部、イルガノックス10
10を0.05重量部、カルシウムステアレート0.1重
量部を加え、2軸押出機(「KTX−37」)を使用し
て230℃で溶融混練りし、ペレット状のポリプロピレ
ン系樹脂組成物を作製した。このペレットを用いて上記
β晶分率測定用の試験片を作成した(得られたプレス試
験片のβ晶分率は0%であった)。この試験片を窒素雰
囲気下、150℃に温調したオーブン中で2時間加熱し
た後、室温に冷却した。試験片の状態調節の後、物性を
測定した。結果を表3に示した。 (比較例2)(A1)成分としてPP−2(MFR=0.
6g/10分、IP=0.941)90重量%、(A2)成分
として上記のγPP−2を10重量%用いた以外は、実
施例1と同様に行った。熱処理前のプレス試験片のβ晶
分率は2%であった。
(β晶分率=47%)の物性を測定した。結果を表3に
示した。
換を利用した例)、比較例4〜15 (実施例3)(A1)成分としてPP−1を99重量
%、(A2)成分としてγPP−1を1重量%用いて上
記の方法によりペレット状のポリプロピレン系樹脂組成
物を得た。このペレットより上記β晶分率測定用の試験
片を作成した。得られた試験片(β晶分率26%)を裁
断したもの100重量部に対して、α晶の核剤としてナ
トリウム−2、2'−メチレン−ビス(4、6−ジ−t
−ブチルフェニル)フォスフェート(旭電化社製「NA
11」)を0.4重量部を加え、2軸押出機(KTX−
37)を使用して230℃で溶融混練りし、ポリプロピ
レン系樹脂材料を得た。得られたポリプロピレン系樹脂
材料(β晶分率0%)を用いて試験片を作製し、物性を
測定した。結果を表4に示した。
を98重量%、(A2)成分としてγPP−1を2重量
%用いた以外は、実施例3と同様に行った。ポリプロピ
レン系樹脂組成物のβ晶分率は39%、α晶の核剤であ
るナトリウム−2、2'−メチレン−ビス(4、6−ジ
−t−ブチルフェニル)フォスフェート(「NA1
1」)を0.4重量部添加して作製したポリプロピレン
系樹脂材料のβ晶分率は0%であった。結果を表4に示
した。 (実施例5)(A1)成分としてPP−1を97重量
%、(A2)成分としてγPP−1を3重量%用いた以
外は、実施例3と同様に行った。ポリプロピレン系樹脂
組成物のβ晶分率は42%、α晶の核剤であるナトリウ
ム−2、2'−メチレン−ビス(4、6−ジ−t−ブチ
ルフェニル)フォスフェート(「NA11」)を0.4
重量部添加して作製したポリプロピレン系樹脂材料のβ
晶分率は0%であった。結果を表4に示した。
を95重量%、(A2)成分としてγPP−1を5重量
%用いた以外は、実施例3と同様に行った。ポリプロピ
レン系樹脂組成物のβ晶分率は43%、α晶の核剤であ
るナトリウム−2、2'−メチレン−ビス(4、6−ジ
−t−ブチルフェニル)フォスフェート(「NA1
1」)を0.4重量部添加して作製したポリプロピレン
系樹脂材料のβ晶分率は0%であった。結果を表4に示
した。 (実施例7)(A1)成分としてPP−1を90重量
%、(A2)成分としてγPP−1を10重量%用いた
以外は、実施例3と同様に行った。ポリプロピレン系樹
脂組成物のβ晶分率は47%、α晶の核剤であるナトリ
ウム−2、2'−メチレン−ビス(4、6−ジ−t−ブ
チルフェニル)フォスフェート(「NA11」)を0.
4重量部添加して作製したポリプロピレン系樹脂材料の
β晶分率は0%であった。結果を表5に示した。
を85重量%、(A2)成分としてγPP−1を15重
量%用いた以外は、実施例3と同様に行った。ポリプロ
ピレン系樹脂組成物のβ晶分率は47%、α晶の核剤で
あるナトリウム−2、2'−メチレン−ビス(4、6−
ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェート(「NA1
1」)を0.4重量部添加して作製したポリプロピレン
系樹脂材料のβ晶分率は0%であった。結果を表5に示
した。 (実施例9)(A1)成分としてPP−3を90重量
%、(A2)成分としてγPP−1を10重量%用いた
以外は、実施例3(但し、200℃で溶融混練)と同様
に行った。ポリプロピレン系樹脂組成物のβ晶分率は1
7%、α晶の核剤であるナトリウム−2、2'−メチレ
ン−ビス(4、6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフ
ェート(「NA11」)を0.4重量部添加して作製し
たポリプロピレン系樹脂材料のβ晶分率は0%であっ
た。結果を表5に示した。
し、市販の安定剤であるBHT0.08重量部、イルガ
ノックス1010を0.05重量部、カルシウムステア
レート0.1重量部を加え、2軸押出機(KTX−3
7)を使用して230℃で溶融混練りし、ペレット状の
ポリプロピレンを作製した。このペレット(β晶分率0
%)100重量部に対し、α晶の核剤としてナトリウム
−2、2'−メチレン−ビス(4、6−ジ−t−ブチル
フェニル)フォスフェート(旭電化社製「NA11」)
を0.4重量部を加え、2軸押出機(KTX−37)を
使用して230℃で溶融混練りし、ポリプロピレン系樹
脂材料を作製した。これを用いて試験片を作製し、物性
を測定した。結果を表6に示した。 (比較例5)PP−1の代わりにPP−3を用いた以外
は、比較例4と同様(但し、200℃で溶融混練)に行
った。ポリプロピレン系樹脂組成物にあたるペレットの
β晶分率は0%であった。ポリプロピレン系樹脂材料を
用いて試験片を作製し、物性を測定した。結果を表6に
示した。
を99重量%、(A2)成分としてγPP−1を1重量
%用いて上記の方法により、2軸押出機(KTX−3
7)を使用して230℃で溶融混練りした後、溶融した
状態で、α晶の核剤としてナトリウム−2、2'−メチ
レン−ビス(4、6−ジ−t−ブチルフェニル)フォス
フェート(旭電化社製「NA11」)を0.4重量部を
加え、ペレット状のポリプロピレン系樹脂材料を作製し
た。これを用いて試験片を作製し、物性を測定した。結
果を表6に示した。 (比較例7)(A1)成分としてPP−1を98重量
%、(A2)成分としてγPP−1を2重量%用いた以
外は、比較例6と同様に行った。結果を表6に示す。 (比較例8)(A1)成分としてPP−1を97重量
%、(A2)成分としてγPP−1を3重量%用いた以
外は、比較例6と同様に行った。結果を表7に示す。
を95重量%、(A2)成分としてγPP−1を5重量
%用いた以外は、比較例6と同様に行った。結果を表7
に示す。 (比較例10)(A1)成分としてPP−1を90重量
%、(A2)成分としてγPP−1を10重量%用いた
以外は、比較例6と同様に行った。結果を表7に示す。 (比較例11)(A1)成分としてPP−1を85重量
%、(A2)成分としてγPP−1を15重量%用いた
以外は、比較例6と同様に行った。結果を表7に示す。 (比較例12)(A1)成分としてPP−3を90重量
%、(A2)成分としてγPP−1を10重量%用いた
以外は、比較例6(但し、200℃で溶融混練)と同様
に行った。結果を表8に示す。 (比較例13)(A1)成分としてPP−2を90重量
%、(A2)成分としてγPP−2を10重量%用いて
上記の方法によりペレット状のポリプロピレン系樹脂組
成物を得た。このペレットより、上記のβ晶分率測定用
の試験片を作製した。得られた試験片(β晶分率2%)
を裁断したもの100重量部に対して、α晶の核剤とし
てナトリウム−2、2'−メチレン−ビス(4、6−ジ
−t−ブチルフェニル)フォスフェート(旭電化社製
「NA11」)を0.4重量部を加え、2軸押出機(K
TX−37)を使用して230℃で溶融混練りし、ポリ
プロピレン系樹脂材料を得た。得られたポリプロピレン
系樹脂材料を用いて試験片を作製し、物性を測定した。
結果を表8に示した。
1を97重量%、(A2)成分としてγPP−1を3重
量%用いて上記の方法によりペレット状のポリプロピレ
ン系樹脂組成物を得た。このペレットより、上述した
[β晶分率の温度依存性]の欄に示した方法に基づい
て、厚み0.5mmtで10cm×10cmのプレスシートを
プレス温度135℃で作製した。得られたプレスシート
(β晶分率0%)を裁断した一次成形物100重量部に
対して、α晶核剤としてナトリウム−2、2'−メチレ
ン−ビス(4、6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフ
ェート(旭電化社製「NA11」)を0.4重量部を加
え、2軸押出機(KTX−37)を使用して230℃で
溶融混練りし、ポリプロピレン系樹脂材料を得た。得ら
れた樹脂材料を用いて試験片を作製し、物性を測定し
た。結果を表8に示した。 (比較例15)(A1)成分としてPP−1を90重量
%、(A2)成分としてγPP−1を10重量%用いた
以外は、比較例14と同様に行った。得られたポリプロ
ピレン系樹脂組成物のシート(一次成形物)のβ晶分率
は0%であった。結果を表8に示した。
対し、市販の安定剤であるBHT0.08重量部、イル
ガノックス1010を0.05重量部、カルシウムステ
アレート0.1重量部、β晶の核剤として新日本理化社
製「エヌジェスターNU−100」を0.2重量部を加
え、2軸押出機(KTX−37)を使用して200℃で
溶融混練りし、ペレットを作製した。このペレットよ
り、上記のβ晶分率測定用のプレスシート(但し、10
0℃で結晶化)を作製した。得られたプレスシート(β
晶分率47%)を裁断したもの100重量部に対して、
α晶核剤としてナトリウム−2、2'−メチレン−ビス
(4、6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェート
(旭電化社製「NA11」)を0.4重量部を加え、2
軸押出機(KTX−37)を使用して200℃で溶融混
練りし、ぺレット状のポリプロピレン系樹脂材料を得
た。この樹脂材料のβ晶分率は6%であった。この樹脂
材料を用いて試験片を作製し、物性を測定した。結果を
表9に示した。
たもの。
たもの。
たもの。 **:α晶核剤添加前の一次成形体(130℃結晶化)
のβ晶分率は0%。
る。実施例1〜8及び比較例1〜4、6〜11、13〜
15が低MFRの場合、実施例9及び比較例5、12、
16が高MFRの場合に相当する。表3〜9から同程度
のMFRでは、実施例のポリプロピレン系樹脂材料であ
ると、比較例のポリプロピレン系樹脂材料よりも剛性、
耐熱性に優れることがわかる。
らα晶への結晶転換を利用した例)、比較例19 (実施例10)(A1)成分としてPP−1を95重量
%、(A2)成分としてγPP−1を5重量%用い、α
晶核剤として1,3,2,4−ビス(p−メチルベンジ
リデン)ソルビトール(新日本理化社製「ゲルオールM
D−R」)を0.3重量%用いた以外は実施例3と同様
に行なった。結果を表10に示した。 (実施例11)(A1)成分としてPP−4を95重量
%用い、(A2)成分としてγPP−1を5重量%用
い、α晶核剤として「ゲルオールMD−R」を0.25
重量%用いた以外は実施例3と同様に行った。結果を表
10に示した。 (比較例19)PP−1を95重量%と、γPP−1を
5重量%用い、α晶核剤として「ゲルオールMD−R」
を0.3重量%用いた以外は比較例9と同様に行った。
結果を表10に示す。
たもの。
用い、核剤を用いない以外は比較例4と同様に行った。
結果を表11に示した。 (比較例18)100重量部のPP−1を用い、α晶核
剤として「ゲルオールMD−R」を0.3重量%用いた
以外は、比較例4と同様の方法を行なった。結果を表1
1に示した。 (比較例20)100重量部のPP−4を用い、核剤を
用いない以外は比較例4と同様に行った。結果を表11
に示した。 (比較例21)100重量部のPP−4を用い、α晶核
剤として「ゲルオールMD−R」を0.25重量%用い
た以外は比較例4と同様に行った。結果を表11に示し
た。
従来のものと比較して、剛性、耐熱性、透明性が非常に
優れている。従って、特に、射出成形、中空成形、シー
ト成形、真空成形等に用いられる構造材料用の素材とし
て、エンジニアリングプラスチックの代替として用いる
のに好適である。
線を示すグラフである。
を示すグラフである。
る。
Claims (11)
- 【請求項1】 30℃で等温結晶化したプレス成形品を
用いて測定したときのβ晶分率が5%以上であり、 30℃及び100℃でそれぞれ等温結晶化した際のβ晶
含有率をβ(30)およびβ(100)とした場合、
(式1)を満たし、 (式1) β(30)>β(100) かつ、メルトフローレートが0.05〜1000g/10分
のポリプロピレン系樹脂組成物のβ晶の少なくとも一部
をα晶に転換することを特徴とするポリプロピレン系樹
脂材料の製造方法。 - 【請求項2】 メルトフローレートが0.05〜100
0g/10分であるポリプロピレン系樹脂70〜99.5重
量%と、下記(a)及び(b)の物性を有するポリプロ
ピレン系樹脂に過酸化ラジカルを発生させる処理をした
樹脂0.5〜30重量%とを過酸化ラジカルを溶融前に
失活させない状態で溶融混練して得られるβ晶分率が5
%以上のポリプロピレン系樹脂組成物のβ晶の少なくと
も一部をα晶に転換することを特徴とするポリプロピレ
ン系樹脂材料の製造方法。 (a)メルトフローレートが5g/10分以下 (b)アイソタクチックペンタッド分率(IPと略す)
とメルトフローレート(MFRと略す)が(式2)の関
係にあること (式2) IP>0.0428×log(MFR)+0.97 - 【請求項3】 β晶の少なくとも一部をα晶に転換し、
β晶分率を2%以下とすることを特徴とする請求項1ま
たは2記載のポリプロピレン系樹脂材料の製造方法。 - 【請求項4】 転換をα晶核剤の添加によって行なうこ
とを特徴とする請求項1または2記載のポリプロピレン
系樹脂材料の製造方法。 - 【請求項5】 前記ポリプロピレン系樹脂組成物のプロ
ピレン連鎖のアイソタクチックペンタッド分率が0.9
70以上であることを特徴とする請求項1または2記載
のポリプロピレン系樹脂材料の製造方法。 - 【請求項6】 前記ポリプロピレン系樹脂組成物の10
0重量部に対し、α晶核剤の添加量が0.01〜30重
量部であることを特徴とする請求項4記載のポリプロピ
レン系樹脂材料の製造方法。 - 【請求項7】 α晶核剤がアルカリ金属塩であることを
特徴とする請求項4記載のポリプロピレン系樹脂材料の
製造方法。 - 【請求項8】 アルカリ金属塩がフォスフェートアルカ
リ金属塩であることを特徴とする請求項7記載のポリプ
ロピレン系樹脂材料の製造方法。 - 【請求項9】 アルカリ金属塩がナトリウム−2、2'
−メチレン−ビス(4、6−ジ−t−ブチルフェニル)
フォスフェートであることを特徴とする請求項8記載の
ポリプロピレン系樹脂材料の製造方法。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載された
製造方法により得られたことを特徴とするポリプロピレ
ン系樹脂材料。 - 【請求項11】 請求項10記載のポリプロピレン系樹
脂材料において、 メルトフローレートが0.05〜1000g/10分、 メルトフローレート(MFR)と、示差走査熱量測定法
で測定した融解時の吸熱量ΔHmと結晶化時の発熱量Δ
Hcの比とが(式3)を満足することを特徴とするポリ
プロピレン系樹脂材料。 (式3) ΔHm/ΔHc>0.007915log(MFR)+1.032
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