JPH0931290A - 防曇成形体 - Google Patents

防曇成形体

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JPH0931290A
JPH0931290A JP20162995A JP20162995A JPH0931290A JP H0931290 A JPH0931290 A JP H0931290A JP 20162995 A JP20162995 A JP 20162995A JP 20162995 A JP20162995 A JP 20162995A JP H0931290 A JPH0931290 A JP H0931290A
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antifogging
molded article
synthetic resin
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JP20162995A
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Hajime Inagaki
始 稲垣
Tatsuya Oe
達也 大江
Masao Nakagawa
正男 中川
Yuuki Suga
優紀 菅
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 合成樹脂(A)と、下記一般式(1)で示さ
れる単量体(B−1)単位および一般式(2)で示され
る単量体(B−2)単位を必須の構成単位とする共重合
体(B)とからなることを特徴とする防曇成形体。 一般式 (式中、R1はHまたはメチル基、R2は炭素数1〜22
の炭化水素基、mは5〜50の整数を表す。) 一般式 (式中、R3はHまたはメチル基、R4は炭素数6〜22
の炭化水素基を表す。) 【効果】 従来のものに比べ長期にわたって防曇性を持
続する。また成形体表面へのブリードによるベタツキや
白化もなく透明性に優れ、特に農業用フイルムとして極
めて好適に用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂の防曇成形
体、特に農業用フイルムとして好適な防曇成形体に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来、農業用などにおいて疎水性の合成樹
脂成形体に防曇性を付与する方法として、脂肪酸ソルビ
タンエステルや脂肪酸グリセリンエステルまたはこれら
のエチレンオキサイド付加物などの低分子界面活性剤を
成形体に塗布する方法または樹脂に練り込む方法が一般
に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、低分子
界面活性剤を塗布する方法は防曇性に優れるが、水滴に
よって経時的に流され、短期間で防曇性がなくなる。ま
た、低分子界面活性剤を練り込む方法は、ポリマーフイ
ルム表面への活性剤のブリードによって防曇性が発現す
るが、フイルムにベタツキが生じ易く、ブリードによる
白化によって透明性が著しく低下する問題がある。また
フイルム表面にブリードした低分子界面活性剤は、水滴
によって流され易く短期間に防曇性を失い、農業用フィ
ルムとして長期間の防曇持続性が不十分であるという問
題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、長期間に
わたって防曇性を持続する合成樹脂成形体について鋭意
検討した結果、本発明に到達した。
【0005】すなわち本発明は、合成樹脂(A)と、下
記一般式(1)で示される単量体(B−1)単位および
一般式(2)で示される単量体(B−2)単位を必須の
構成単位とする共重合体(B)とからなることを特徴と
する防曇成形体である。 一般式 (式中、R1はHまたはメチル基、R2は炭素数1〜22
の炭化水素基、mは5〜50の整数を表す。) 一般式 (式中、R3はHまたはメチル基、R4は炭素数6〜22
の炭化水素基を表す。)
【0006】本発明における基材として使用される合成
樹脂(A)は、エチレンおよび/またはα−オレフィン
の単独重合体または共重合体で、例えばポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブテン、ポリ−4−メチル−1−
ペンテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
ブテン共重合体、エチレン−4−メチル−1−ペンテン
共重合体、エチレン−ヘキセン共重合体、エチレン−オ
クテン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−エチ
ルメタクリレート共重合体、エチレン−アクリル酸共重
合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−
(無水)マレイン酸共重合体、エチレン−(無水)イタ
コン酸共重合体、エチレン−フマル酸共重合体これらの
多価金属塩架橋物およびこれらの2種以上の混合物が挙
げられる。これらのうちポリエチレン(密度0.880
〜0.940)および酢酸ビニル含量が30重量%以下
のエチレン−酢酸ビニル共重合体が、透明性、耐候性、
価格の点から農業用フイルムの基材として好ましい。
【0007】本発明における一般式(1)で示される単
量体(B−1)単位および一般式(2)で示される単量
体(B−2)単位を有する共重合体(B)は、各々下記
の単量体および必要によりこれらの単量体と共重合でき
る不飽和化合物を公知の方法で重合することによって製
造される。
【0008】一般式(1)において、R2は、炭素数1
〜22の炭化水素基で、ドデシル、テトラデシル、ヘキ
サデシル、ドコシル、オクタデシル、オクチル、ブチ
ル、イソプロピル、メチル、2−エチルヘキシル、2−
エチルドデシルなどの直鎖または分岐のアルキル基;お
よびベンジル、エチルベンジル、オクチルベンジル、フ
ェニル、ノニルフェニル、オクチルフェニル、ヘキシル
フェニルなどのアリール基またはアルキルアリール基な
どであり、好ましくは炭素数6〜22の直鎖のアルキル
基である。R2の炭素数が22を越えると防曇性が劣
る。
【0009】また一般式(1)において、mは通常5〜
50、好ましくは10〜40の整数である。5未満では
防曇性が不十分であり、50を越えると合成樹脂(A)
との相溶性が悪く、透明性が低下する。
【0010】一般式(1)で示される単位を構成する単
量体(B−1)の具体例としては、ポリ(30モル)オ
キシエチレンドデシルエーテル、ポリ(20モル)オキ
シエチレンテトラデシルエーテル、ポリ(40モル)オ
キシエチレンヘキサデシルエーテル、ポリ(40モル)
オキシエチレンドコシルエーテル、ポリ(15モル)オ
キシエチレンオクチルエーテル、ポリ(10モル)オキ
シエチレンメチルエーテル、ポリ(10モル)オキシエ
チレンブチルエーテル、ポリ(14モル)オキシエチレ
ンノニルエーテル、ポリ(20モル)オキシエチレン
(2−エチルドデシル)エーテルなどのポリオキシエチ
レンアルキルエーテル;ポリ(10モル)オキシエチレ
ンベンジルエーテル、ポリ(20モル)オキシエチレン
ノニルフェニルエーテル、ポリ(30モル)オキシエチ
レンオクチルフェニルエーテルなどのポリオキシエチレ
ンアリールまたはアルキルアリールエーテル;およびこ
れらの2種以上のポリオキシエチレン誘導体の(メタ)
アクリレートが挙げられる。
【0011】一般式(2)において、R4は、炭素数6
〜22の炭化水素基で、オクチル、ドデシル、テトラデ
シル、ヘキサデシル、オクタデシル、ドコシル、2−エ
チルヘキシルなどの直鎖または分岐のアルキル基;およ
びベンジル、エチルベンジル、オクチルベンジル、フェ
ニル、ノニルフェニル、オクチルフェニル、ヘキシルフ
ェニルなどのアリール基またはアルキルアリール基など
であり、好ましくは炭素数12〜22のアルキル基であ
る。
【0012】一般式(2)におけるR4の炭素数が6未
満では、合成樹脂(A)との相溶性が悪く、成形体の透
明性が劣り、防曇性も不十分である。一方、炭素数が2
2を越えると、合成樹脂(A)との相溶性は良いが、防
曇性が劣る。
【0013】一般式(2)で示される単位を構成する単
量体(B−2)の具体例としては、ドデシル、テトラデ
シル、ヘキサデシル、オクタデシル、ドコシル、ノニル
フェニル、オクチルフェニルなどのアルキルまたはアル
キルアリールの(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0014】本発明における共重合体(B)を構成する
単量体(B−1)および(B−2)の重合比は、通常
(20〜80):(80〜20)、好ましくは(40〜
70):(60〜30)である。(B−1)の比率が、
20未満では防曇性が劣り、80を越えると合成樹脂
(A)との相溶性が悪く、透明性が劣る。
【0015】共重合体(B)の重量平均分子量は、合成
樹脂(A)との組合せ方法によって異なるが、通常20
00〜200000、好ましくは5000〜10000
0である。2000未満では、防曇性が長期間持続せ
ず、また200000を越えると、合成樹脂(A)との
相溶性が悪くなり、成形体の透明性が低下する。
【0016】本発明における共重合体(B)を製造する
方法は特に限定されないが、例えば単量体(B−1)、
(B−2)および必要によりこれらと共重合可能な他の
不飽和化合物を、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビ
スシアノバレロニトリルなどのアゾビス化合物;ベンゾ
イルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、t−ブ
チルパーオキシベンゾエートなどの過酸化物などの公知
のラジカル重合触媒の存在下、50〜180℃の温度で
加熱することによって製造することができる。反応物の
粘度によっては、キシレン、トルエン、ヘキサンなどの
公知の有機溶剤で希釈して重合してもよい。
【0017】上記の他の不飽和化合物としては、エチレ
ン、プロピレン、ブタジエン、ブテン、酢酸ビニル、メ
チル(メタ)アクリル酸エステル、エチル(メタ)アク
リル酸エステル、アクリロニトリル、スチレンなどの疎
水性単量体;アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、
無水マレイン酸、フマル酸、スチレンスルホン酸ソー
ダ、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、ビニルピロリドン、
アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ソー
ダ、ビニルスルホン酸ソーダなどの親水性単量体などが
あげられる。これらの使用量は単量体全量に対し通常3
0重量%以下、好ましくは20重量%以下である。
【0018】本発明の防曇成形体は、合成樹脂(A)と
共重合体(B)との各種の組み合わせによって優れた防
曇性を有する農業用フイルムとなる。組み合わせとして
は下記方法が挙げられる。 合成樹脂(A)に共重合体(B)を配合して、練り込
み、成形体に成形する方法; (A)からなる成形体の片面または両面に(B)又は
必要により(B)と(A)を混合した樹脂を液状にして
塗布するかまたはラミネートして防曇樹脂層を形成させ
た、2層以上の多層構造の成形体に成形する方法; これらの方法のうち、好ましくはの方法であり、共重
合体(B)の少ない使用量で初期防曇性に優れた成形体
を製造することができる利点がある。いずれの方法にお
いても、合成樹脂(A)と共重合体(B)の混合は、予
めマスターペレット化した後、成形体に成形することに
よって、均一で、透明性に優れ、かつ強度の高い成形体
を製造することができる。
【0019】上記防曇樹脂層において、(B)と共に用
いられる合成樹脂(A)としては、前記で例示した
(A)のうちの、密度0.880〜0.940のポリエ
チレン;および酢酸ビニル含量が30重量%以下のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体;エチレン−アクリル酸共重
合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メ
タクリル酸メチル−アクリル酸共重合体、エチレン−
(無水)マレイン酸共重合体またはこれらの多価金属塩
架橋物が好ましい。多価金属塩架橋物としてはエチレン
−(メタ)アクリル酸共重合体の亜鉛架橋体、エチレン
−マレイン酸共重合体のアルミニウム架橋体などが挙げ
られる。これらのうち、特に初期防曇性の点から、エチ
レン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−(無
水)マレイン酸共重合体またはこれらの多価金属塩架橋
物が特に好ましい。基材として用いる合成樹脂(A)と
防曇樹脂層に(B)と共に用いる(A)とは異なってい
てもよい。
【0020】本発明の防曇成形体における共重合体
(B)の使用量は、下記の通りである。前記の練り込
み法の場合、合成樹脂(A)100重量部に対する共重
合体(B)の添加量は、通常1〜40重量部、好ましく
は10〜30重量部である。1重量部未満であると成形
体面の水滴付着が多く、防曇性が発現し難い。また40
重量部を越えると成形体強度低下がある。また、の
(A)からなる成形体と、共重合体(B)又は必要によ
り(B)と(A)を混合した樹脂からなる防曇樹脂層と
の複層成形体形成法の場合、合成樹脂(A)の強度がそ
のまま保持できるので、防曇樹脂層における(B)の量
は、(A)に対して5〜100重量%と幅広く適用でき
るが、防曇性およびその持続性の点から50〜100重
量%が好ましい。
【0021】本発明の実施方法の一例を示せば、下記の
通りである。共重合体(B)単独または所定配合比のポ
リオレフィン(A)との混合物を、必要により炭素数8
〜12の脂肪酸グリセリンエステル、脂肪酸ソルビタン
エステル、ヒドロキシ脂肪酸ソルビタンエステル、ヒド
ロキシ脂肪酸グリセリンエステル、これらのエチレンオ
キサイド付加物、炭素数8〜18のアルキルフェノール
および高級アルコールのエチレンオキサイド付加物など
の防曇剤として使用される公知の低分子界面活性剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、老化防止剤などの安定化剤、
シリカ、ワックス、脂肪酸エステルなどの滑剤、無機充
填剤、顔料、防カビ剤などとともにロール型、バンバリ
ー型、ヘンシェル型等の混合機あるいは押し出し機など
で混合もしくは混練するといった通常の方法で均一混合
する。次いでインフレーション加工、カレンダー加工、
Tダイ加工などの通常の成形加工方法でフイルム状に成
形する。通常フイルム加工は120〜250℃の加工温
度で行われる。
【0022】合成樹脂(A)の成形体の片面又は両面に
共重合体(B)又は必要により(A)を混合した樹脂か
らなる防曇樹脂層を設ける方法としては、合成樹脂
(A)の成形体、および共重合体(B)単独または共重
合体(B)と(A)との均一混合物のフイルムを各々形
成して、ドライラミネート法、ヒートラミネート法など
により積層フイルムとする方法;押し出しラミネート
法、多層押し出し法により基材フイルムと防曇樹脂層と
からなる積層フイルムを同時に成形する方法などの公知
の技術を用いることができる。特に、多層押し出し法に
より成形する方法が、成形の容易さ、得られる成形体同
士の層間接着性、透明性などの点で好ましい。
【0023】また共重合体(B)又は必要により(A)
を混合した防曇樹脂を水または有機溶剤中に分散または
溶解させた後、合成樹脂(A)の成形体表面に塗布して
防曇樹脂皮膜を形成する方法でもよい。該有機溶剤とし
ては、メタノール、イソプロピルアルコール、ブチルア
ルコールなどのアルコール;アセトン、メチルエチルケ
トン、シクロヘキサノンなどのケトン;トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素;酢酸エチル、酢酸ブチルな
どのエステル;ヘキサン、ペンタン、ガソリンなどの脂
肪族炭化水素;エチレングリコールモノメチルエーテル
などのグリコール誘導体;テトラヒドロフランなどのエ
ーテル;およびこれらの2種以上の併用が挙げられる。
防曇被膜を形成する塗布方法としては、ドクターブレー
ドコート法、グラビアロールコート法、エヤーナイフコ
ート法、リバースロールコート法、スプレーコート法、
ロッドコート法などの方法が挙げられる。
【0024】成形体の表面に塗布、押し出し、またはラ
ミネートして製造する防曇樹脂層の厚さは、目標とする
防曇持続性、あるいは被膜形成法にもよって異なるが、
通常1〜50μm、好ましくは3〜35μmである。1
μm未満では、防曇持続性が短期であり、50μmを越
えると、透明性が低下し経済的にも不利である。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下にお
いて、部は重量部、%は重量%を示す。
【0026】実施例1 攪拌機、温度計および環流冷却管の付いた反応容器に単
量体(B−1)としてポリ(30モル)オキシエチレン
ドデシルエーテルのアクリレート140部および単量体
(B−2)としてオクタデシルアクリレート60部を仕
込み、80℃においてアゾビスイソブチロニトリル1部
投入した。すぐに発熱が見られ、そのまま4時間熟成を
行った。得られた共重合体(B)は重量平均分子量50
000であった。重量平均分子量は、ゲル浸透クロマト
グラフィーにより測定した。エチレン−アクリル酸共重
合体(アクリル酸含量7%、MI=5)100部と上記
の共重合体(B)100部の混合物を190℃で二軸押
し出し機により混練し、ペレット化を行つた。そのペレ
ットをTダイ成形機に供給し、170℃で20μmのフ
ィルムにする。別にフィルム化した80μmのポリエチ
レンフィルム(密度0.920)を上記のフィルムと重
ね合わせ、ヒートラミネート法により2層構造の透明な
フィルムを得た。
【0027】実施例2〜6および比較例1、2 実施例1において、単量体(B−1)、単量体(B−
2)およびその重量比率を表1および表2に示す処方と
した以外は、実施例1と同様にして透明な2層構造のフ
ィルムを得た。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】比較例3 エチレン−アクリル酸共重合体(アクリル酸含量7%、
MI=5)100部とジグリセリンジステアレート20
部の混合物を190℃で二軸押し出し機により混練し、
ペレット化を行つた。そのペレットをTダイ成形機に供
給し、170℃で20μmのフィルムにする。別にフィ
ルム化した80μmのポリエチレンフィルム(密度0.
920)を上記のフィルムと重ね合わせ、ヒートラミネ
ート法により2層構造のフィルムを得た。ベトツキの多
いフィルムであった。
【0031】比較例4 エチレン−アクリル酸共重合体(アクリル酸含量7%、
MI=5)100部とソルビタンラウレート20部の混
合物を190℃で二軸押し出し機により混練し、ペレッ
ト化を行つた。そのペレットをTダイ成形機に供給し、
170℃で20μmのフィルムにする。別にフィルム化
した80μmのポリエチレンフィルム(密度0.92
0)を上記のフィルムと重ね合わせ、ヒートラミネート
法により2層構造のフィルムを得た。ベトツキの多いフ
ィルムであった。
【0032】試験例1 実施例1〜5および比較例1〜4で得られたフイルムの
防曇性を試験した。防曇性試験は、下記方法で行った。
100CCのビ−カ−に70CCの水を入れ、その上面
を試料フィルムの防曇樹脂層を下にして覆い、50℃の
恒温水槽にビーカーを漬けて20℃の恒温室に放置し
た。試料フィルム内面の曇りの程度を10〜30分後の
初期および1月後および2月後と経時的に観察した。一
方試料フイルムを30℃の水に浸漬し、1時間攪拌後、
水から取り出し乾燥後、上記方法で10〜30分後の初
期の防曇性を観察した。それらの結果を表3に示す。 評価基準;◎ 水滴がなく、透明である。 ○ 透明であるが、わずかに水滴がある。 △ 水滴があるが、内部が見える。 × 水滴のために、内部が見えない。
【0033】
【表3】
【0034】実施例6 攪拌機、温度計および環流冷却管の付いた反応容器にポ
リ(30モル)オキシエチレンドデシルエーテルのアク
リレート140部、オクタデシルアクリレート60部を
仕込み、100℃においてアゾビスイソブチロニトリル
3部投入した。すぐに発熱が見られ、そのまま2時間熟
成を行った。得られた共重合体(B)は重量平均分子量
6000であった。低密度ポリエチレン400部(密度
0.925)と上記の共重合体(B)100部の混合物
を190℃で二軸押し出し機により混練し、ペレット化
を行う。そのペレットを常法に従って射出成型機で成形
し透明な成形板を得た。
【0035】実施例7、8および比較例5、6 実施例6において、単量体(B−1)、単量体(B−
2)、およびその重量比率を表4に示す処方とした以外
は、実施例6と同様にして透明な成形板を得た。
【0036】比較例7 低密度ポリエチレン400部(密度0.925)とジグ
リセリンジステアレート80部の混合物を190℃で二
軸押し出し機により混練し、ペレット化を行う。そのペ
レットを常法に従って射出成型機で成形し成形板を得
た。ベタツキの多い成形板であった。
【0037】比較例8 低密度ポリエチレン400部(密度0.925)とソル
ビタンラウレート80部の混合物を190℃で二軸押し
出し機により混練し、ペレット化を行う。そのペレット
を常法に従って射出成型機で成形し成形板を得た。ベタ
ツキの多い成形板であった。
【0038】試験例2 実施例6〜8および比較例5〜8で得たフイルムについ
て、試験例1と同様の方法で防曇性を試験した。その結
果を表5に示す。
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】
【発明の効果】本発明の防曇成形体は、従来のものに比
べ長期にわたって防曇性を持続する。またフイルム表面
へのブリードによるベタツキや白化もなく透明性に優
れ、特に農業用フイルムとして極めて好適に用いること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 正男 京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋 化成工業株式会社内 (72)発明者 菅 優紀 京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋 化成工業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂(A)と、下記一般式(1)で
    示される単量体(B−1)単位および一般式(2)で示
    される単量体(B−2)単位を必須の構成単位とする共
    重合体(B)とからなることを特徴とする防曇成形体。 一般式 (式中、R1はHまたはメチル基、R2は炭素数1〜22
    の炭化水素基、mは5〜50の整数を表す。) 一般式 (式中、R3はHまたはメチル基、R4は炭素数6〜22
    の炭化水素基を表す。)
  2. 【請求項2】 共重合体(B)を構成する(B−1):
    (B−2)の重量比が、(20〜80):(80〜2
    0)である請求項1記載の防曇成形体。
  3. 【請求項3】 合成樹脂(A)からなる成形体の片面ま
    たは両面に、共重合体(B)からなる防曇樹脂層を設け
    てなる請求項1または2記載の防曇成形体。
  4. 【請求項4】 防曇樹脂層が、合成樹脂(A)と共重合
    体(B)との混合物からなる樹脂層である請求項3記載
    の防曇成形体。
  5. 【請求項5】 防曇樹脂層を構成する合成樹脂(A)と
    共重合体(B)の重量比が、(10〜90):(90〜
    10)である請求項4記載の防曇成形体。
  6. 【請求項6】 合成樹脂(A)100重量部に、共重合
    体(B)を1〜40重量部の割合で配合してなる請求項
    1または2記載の防曇成形体。
  7. 【請求項7】成形体がフィルム状をなしている請求項1
    〜6いずれか記載の防曇成形体
  8. 【請求項8】 合成樹脂(A)が、密度0.880〜
    0.940のポリエチレンである請求項1〜7いずれか
    記載の防曇成形体。
  9. 【請求項9】 合成樹脂(A)が、酢酸ビニル含量30
    重量%以下のエチレン−酢酸ビニル共重合体である請求
    項1〜7いずれか記載の防曇成形体。
  10. 【請求項10】防曇樹脂層における合成樹脂(A)が、
    エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−
    (無水)マレイン酸共重合体およびそれらの多価金属塩
    の架橋物から選ばれる少なくとも1種である請求項4ま
    たは5記載の防曇成形体。
  11. 【請求項11】共重合体(B)の重量平均分子量が、2
    000〜200000である請求項1〜10いずれか記
    載の防曇成形体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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