JPH0931300A - 防水シート - Google Patents

防水シート

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JPH0931300A
JPH0931300A JP18037095A JP18037095A JPH0931300A JP H0931300 A JPH0931300 A JP H0931300A JP 18037095 A JP18037095 A JP 18037095A JP 18037095 A JP18037095 A JP 18037095A JP H0931300 A JPH0931300 A JP H0931300A
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JP
Japan
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propylene
weight
temperature
crystallization peak
copolymer
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JP18037095A
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Kazuyuki Watanabe
和幸 渡辺
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Resonac Holdings Corp
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Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 柔軟性、引裂強度および耐寒性に優れ、かつ
熱融着性(ライスター加工性)および軽量性も良好な防
水シートを提供する。 【構成】 下記物性を有するプロピレン−α−オレフィ
ンブロック共重合体からなる防水シートである。示差走
査熱量計を用いて測定される結晶化温度曲線において、 (A)主結晶化ピーク温度:85〜95℃ (B)主結晶化ピーク温度の半値幅:3〜10℃ (C)副次結晶化ピーク温度:65〜75℃ (D)主結晶化ピーク面積に対する副次結晶化ピーク面
積の割合:3〜15%

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柔軟性、引裂強度およ
び耐寒性に優れ、かつ熱融着性(ライスター加工性)お
よび軽量性も良好な防水シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、防水シートとしては軟質塩化ビニ
ル樹脂が広く使用されていた。しかし、いわゆる塩ビシ
ートは、通常多量の可塑剤を含むため長期間使用すると
可塑剤のブリードアウトによる汚染あるいは耐候性、耐
寒性の低下の原因となっていたり、熱融着性に劣るなど
の問題があった。また、廃棄物処理の際、有毒ガス発生
が懸念され環境上も問題が生じている。そこで、近年、
これに代わるものとしてポリオレフィン系エラストマー
を使用した防水シートが提案されている(例えば、特開
平2−255733号公報、特開平4−185652号
公報、特開平5−9307号公報など)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の防水シートは、いずれも柔軟性、引裂強度および突刺
強度が未だ不十分であり、また、EPDMを含有するシ
ートは熱融着性に劣り、架橋タイプはリサイクル性に劣
るという問題もあった。本発明はかかる状況に鑑みてな
されたものであり、柔軟性、引裂強度、耐寒性に優れ、
かつ熱融着性が良好な防水シートを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、特定の物性を有するプロピレン−α−オ
レフィンブロック共重合体により上記目的を達成し得る
ことを見出し、かかる知見に基づいて本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は下記物性を有するプロピ
レン−α−オレフィンブロック共重合体からなる防水シ
ートを提供するものである。示差走査熱量計を用いて測
定される結晶化温度曲線において、 (A)主結晶化ピーク温度:85〜95℃ (B)主結晶化ピーク温度の半値幅:3〜10℃ (C)副次結晶化ピーク温度:65〜75℃ (D)主結晶化ピーク面積に対する副次結晶化ピーク面
積の割合:3〜15% 以下、本発明を具体的に説明する。
【0005】本発明におけるプロピレン−α−オレフィ
ンブロック共重合体(以下「BPP」という)は、ポリ
プロピレンブロックと、プロピレンと他のα−オレフィ
ンとの共重合体ブロックからなる。ポリプロピレンブロ
ックとしては、ホモポリプロピレンまたはプロピレンと
他のα−オレフィンとのランダム共重合体(α−オレフ
ィン共重合割合は5モル%未満)などが挙げられる。一
方、α−オレフィンとの共重合体ブロックとしては、プ
ロピレンと他のα−オレフィンとのランダム共重合体
(α−オレフィン共重合割合は5モル%以上)が挙げら
れる。該共重合体ブロック中に占めるα−オレフィンの
含有量は通常30〜70モル%であり、32〜68モル
%が好ましく、特に35〜65モル%が好適である。
【0006】上記の他のα−オレフィンとしては、炭素
数2〜12(ただし、3を除く)のものが挙げられ、具
体例としては、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、
3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテ
ン、4,4−ジメチル−1−ペンテン、ビニルシクロペ
ンタン、ビニルシクロヘキサン等が挙げられる。これら
のα−オレフィンは1種類でもよく2種類以上を混合し
て使用することもできる。また、BPP中に占める共重
合体ブロックの割合は30〜70重量%が好ましく、特
に40〜68重量%が好適である。
【0007】さらに、本発明のBPPは、以下の物性を
有することが必要である。示差走査熱量計を用いて測定
される結晶化温度曲線において、 (A)主結晶化ピーク温度:85〜95℃ (B)主結晶化ピーク温度の半値幅:3〜10℃ (C)副次結晶化ピーク温度:65〜75℃ (D)主結晶化ピーク面積に対する副次結晶化ピーク面
積の割合:3〜15%
【0008】示差走査熱量計を用いて測定される結晶化
温度曲線は、BPPを230℃まで昇温し、5分間保持
した後20℃/分の降温速度で−30℃まで冷却するこ
とにより得られるものである。本発明のBPPの結晶化
温度曲線の例を図1に示す。主結晶化ピーク温度(以下
「Tcp1」という)は85〜95℃であり、88〜9
4℃が好ましく、特に89〜93℃が好適である。Tc
p1が85℃未満では成形性に劣る。一方、95℃を超
えると柔軟性および耐寒性に劣るので好ましくない。T
cp1の半値幅(以下「δ」という)はTcp1高さの
50%に相当する高さの位置におけるピーク幅をいい、
その値は3〜10℃であり、3.5〜8℃が好ましく、
特に4〜7℃が好適である。δが3℃未満では柔軟性お
よび耐衝撃性が劣る。一方、10℃を超えると透明性お
よび成形性に劣る。
【0009】また、副次結晶化ピーク温度(以下「Tc
p2」という)は65〜75℃であり67〜73℃が好
ましく、特に68〜72℃が好適である。Tcp2が6
5℃未満では成形性に劣る。一方、75℃を超えるかも
しくはTcp2が全くない場合は低温下の伸びが不足し
寒冷地での使用に支障がある。主結晶化ピーク面積に対
する副次結晶化ピーク面積の割合は3〜15%であり、
4〜13%が好ましく、特に5〜11%が好適である。
ピーク面積の割合が3%未満では成形性、剛性および耐
寒性に劣る。一方、15%を超えると柔軟性が劣るので
好ましくない。
【0010】また、本発明のBPPは、クロス分別クロ
マトグラフによって測定される溶出成分が下記割合であ
ることが好ましい。 (i)0℃以下の溶出量:50〜65重量% (ii) 0℃超90℃の溶出量:10〜28重量% (iii)90℃超130℃の出量:15〜25重量%
【0011】クロス分別クロマトグラフは、昇温分別装
置と呼ばれるもので、サンプルをTREF(Temperatur
e Rising Elution Fractionation Chromatography)でコ
モノマーや立体規則性により分別後、オンラインでGP
Cを測定するもので、溶出温度−分子量−成分量の三次
元で構造分布が得られるものである。この装置に関して
は、TAKAO USAMI et al;Jounal of Applied Polyner Sc
ience Applied Polymer Symposium Vol.52,pp145-158(1
993)あるいは特開平7−40519号公報等に記載があ
る。このクロス分別クロマトグラフによる溶出割合は、
(i)0℃以下の溶出量が50〜65重量%が好まし
く、とりわけ55〜60重量%が好適である。(ii)0
℃超90℃の溶出量は10〜28重量%が好ましく、と
りわけ15〜25重量%が好適である。(iii)90℃超
130℃の溶出量は15〜25重量%が好ましく、とり
わけ17〜22重量%が好適である。
【0012】さらに、本発明のBPPとしては以下の物
性を有することが望ましい。 (1)温度25℃におけるパラキシレン不溶分:25〜
65重量% (2)パラキシレン可溶分について、 (a)2サイトモデルによる平均のプロピレン含量(F
P):20〜80モル% (b)2サイトモデルによる高プロピレン含量側のプロ
ピレン含量(PP ):60〜90モル% (c) PH が共重合体中に占める割合(Pf1):0.4
0〜0.90
【0013】パラキシレン不溶分は、BPPを温度13
0℃でパラキシレンに約1重量%溶解した後、25℃に
冷却したとき析出する割合を表したものであり、本発明
においては25〜65重量%が好ましく、特に30〜6
0重量%が好適である。一方、パラキシレン可溶分につ
いては2サイトモデルによる解析結果が重要である。
【0014】ここで、2サイトモデルについて、プロピ
レン−エチレン共重合体の場合を例に挙げてこの手法を
説明する。図2は典型的なプロピレン−エチレン共重合
体の13C−NMRスペクトルであり、スペクトルは連鎖
分布(エチレンとプロピレンの並び方)の違いで10個
の異なるピークを与える。この連鎖の名称はCarman,C,
J, Horrington,R,A, Wilkes,C,E;Macromolecules,Vol.1
0,p536-544(1977) に述べられており、図3のように命
名されている。このような連鎖は共重合の反応機構を仮
定すると、反応確率(P)として表すことができるの
で、全体のピーク強度を1にしたときの各(1) 〜(10)の
ピークの相対強度はPをパラメータとしたベルヌーイ統
計による確率方程式として表すことができる。
【0015】例えば、(1) Sααの場合、プロピレン単
位を記号p、エチレン単位を記号eとすると、これを取
りうる連鎖は[pppp]、[ppee]、[epp
e]の3通りであり、これらをそれぞれ反応確率で表
し、足し合わせる。残りの(2) 〜(10)のピークについて
も同様な方法で式をたて、これら10個の式と実際測定
したピーク強度が最も近くなるようにPを最適化するこ
とにより求めることができる。2サイトモデルは、この
反応機構を仮定するモデルであり、H.N.CHENG;Jounalof
Applied Polymer Sience, Vol.35 p1639-1650(1988)
にその定義が述べられている。すなわち、不均一系触媒
を用いてプロピレンとエチレンを共重合するモデルにお
いて、プロピレンを優先的に重合する活性点で生成する
共重合体(PH)のプロピレン含量(PP )とエチレンを
優先的に重合する活性点で生成する共重合体のプロピレ
ン含量(P'P)の2つを仮定し、さらにPH が共重合体
に占める割合(Pf1)をパラメータとすると、次の表1
に示す確率方程式が得られる。
【0016】
【表1】
【0017】そこで、先に述べた13C−NMRスペクト
ルの相対強度と、表1に示す確率方程式が一致するよう
にPP 、P'PおよびPf1の3個のパラメータを最適化す
ることにより、求められる。本発明のBPPにおける
(a)平均プロピレン含量(FP)は、上記3個のパラ
メータを用いて次式で求められる。 FP=PP ×Pf1+P'p×(1−Pf1) FPは20〜80モル%が好ましく、さらに30〜70
モル%が好適である。(b) PP は60〜90モル%が
好ましく、さらに65〜85モル%が好適である。
(c) Pf1は0.40〜0.90が好ましく、さらに
0.48〜0.82が好適である。
【0018】本発明のBPPの重合は、ヘキサン、ヘプ
タン、灯油等の不活性炭化水素またはプロピレンのよう
な液化α−オレフィン溶媒存在下でのスラリー法や無溶
媒下の気相重合法で、重合温度が室温〜130℃の範囲
で行われる。好ましくは、50〜90℃の範囲で行われ
る。重合圧力は2〜50Kg/cm2 の範囲で行われ
る。重合工程における反応器は、当該技術分野で一般に
用いられるものが適宜使用できる。例えば、撹拌槽型反
応器、流動床型反応器、循環式反応器を用いて連続式、
半回分式、回分式のいずれかの方法で行うことができ
る。具体的には、公知の多段重合法を用いて得られる。
すなわち、第1段の反応器プロピレンおよび/またはプ
ロピレン−α−オレフィン共重合体を重合した後、第2
段の反応でプロピレンとα−オレフフィンとの共重合を
行う方法であり、例えば特開平2−258854号公
報、特開平3−97747号公報、特開平3−2054
39号公報などに記載されている。
【0019】本発明の防水シートは、上記のBPPを公
知の成形方法、例えばカレンダ成形、押出シート成形な
どの成形法を用いて得ることができる。また、単体とし
ての利用ばかりでなく、公知の多層共押出成形機、押出
ラミネート成形機、ドライラミネート成形機などを用い
て他の材料と積層し、積層体としての使用もできる。さ
らに、本発明の防水シートには、熱可塑性樹脂に慣用の
他の添加剤(例えば、酸化防止剤、耐候性安定剤、帯電
防止剤、滑剤、ブロックキング防止剤、防曇剤、染料、
顔料、オイル、ワックス、充填剤等)を本発明の目的を
損なわない範囲で適宜量配合できる。
【0020】このような添加剤の例としては、酸化防止
剤として2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノン、2,
6ジ−t−ブチル−p−クレゾール、4,4’−チオビ
ス−(6−t−ブチルフェノール)、2,2−メチレン
−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、オ
クタデシル3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−1’−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート、4,4’−チオ
ビス−(6−ブチルフェノール)、紫外線吸収剤として
はエチル−2−シアノ−3、3−ジフェニルアクリレー
ト、2−(2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベ
ンゾフェノン、可塑剤としてフタル酸ジメチル、フタル
酸ジエチル、ワックス、流動パラフィン、りん酸エステ
ル、帯電防止剤としてはペンタエリスリットモノステア
レート、ソルビタンモノパルミテート、硫酸化オレイン
酸、ポリエチレンオキシド、カーボンワックス、滑剤と
してエチレンビスステアロアミド、ブチルステアレート
等、着色剤としてカーボンブラック、フタロシアニン、
キナクリドン、インドリン、アゾ系顔料、酸化チタン、
ベンガラ等、充填剤としてグラスファイバー、アスベス
ト、マイカ、バラストナイト、ケイ酸カルシウム、ケイ
酸アルミニウム、炭酸カルシウム等である。又、他の多
くの高分子化合物も本発明の作用効果が阻害されない程
度にブレンドすることもできる。
【0021】
【実施例】以下、実施例をあげ本発明を更に詳しく説明
する。 本発明における各物性の測定方法および装置を
以下に示す。 (1) 25℃パラキシレン抽出可溶分(XIS) BPPを135℃のパラキシレンにいったん溶解した
後、25℃に冷却してポリマーを析出させ、可溶分をX
IS(重量%)とした。 (2) 2サイトモデルによる解析 BPPを1,2,4−トリクロロベンゼン/重ベンゼン
の混合溶媒にポリマー濃度が10重量%となるように1
30℃に加温して溶解する。次いで、以下の装置および
条件で13C−NMRスペクトルの測定を行い、それぞれ
のシグナルは、A.ZambelliらのMacromolecules,13,267
(1980) で帰属した。 測定装置 :日本電子(株)製JNM−GSX
400(13C核共鳴周波数100MHz) パルス幅 :8.0μsec パルス繰り返し時間:5.0sec 積算回数 :20000回 溶媒 :1,2,4−トリクロロベンゼン
/重ベンゼンの混合溶媒(75/25容量%) 内部標準 :ヘキサメチルジシロキサン 試料濃度 :300mg/3.0ml溶媒 測定温度 :120℃ 次に、2サイトモデルの解析を行い、FP、PP および
f1を求めた。
【0022】(3) 結晶化温度および副次ピーク面積と主
ピーク面積の比(SMA) 装 置:PERKIN−ELMER社製DSC7型 試料重量:約3〜5mg 測定方法:試料を230℃まで昇温し、5分間保持した
後、20℃/分の速度で−30℃まで降温し結晶化温度
曲線を得た。得られた結晶化温度曲線より主ピーク温
度、副次ピーク温度および副次ピーク面積と主ピーク面
積の比(SMA)を求めた。 (4) クロス分別クロマトグラフ 装置 :油化電子社製T−150A型 試料溶液 :ポリマー濃度0.4重量%のオルトジ
クロルベンゼン TREFカラム:4.6mmΦ×150mm 充填剤 :ガラスビーズ カラム温度分布:±0.1℃以内 GPCカラム :SHODEX UT806M,807 検出部 :赤外線検出法(MIRAN−1A) 溶媒流量 :1.0ml/分 注入量 :0.5ml 昇温速度 :1℃/分 測定方法 :ポリマー溶液をTREFに導入し、降
温速度140℃/分で0℃まで降温し、その温度を30
分間保持し充填剤に吸着させる、次いで上記昇温速度で
140℃まで昇温し溶出曲線を得る。
【0023】(5) 引張弾性率 JIS K7127に準拠し、引張速度5mm/分の条
件で行った。 (6) 引張試験 JIS K7127に準拠し、温度23℃、引張速度2
00mm/分の条件で行った。 (7) 引裂強度 JIS K7128B法に準拠し、温度23℃の条件で
エルメンドルフ引裂強度を測定した。 (8) 水蒸気透過量 ASTM E96に準拠し、MOCON社製PERMA
TRAN−W透過度測定装置を用いて、温度37.8
℃、相対湿度90%の条件で測定した。 (9) 熱融着性 熱融着フィルムを温度23℃、湿度50%の恒温室に4
8時間放置後、180°剥離試験で剥離強度が4kg/
15mm幅以上を有し、かつ目視観察によりヒートシー
ル部の根切れ現象が起きていないことを条件に熱融着可
能な温度範囲を求めた。 (10)MFR JIS K7210に準拠し、タカラ社製のメルトイン
デクサーを用いて測定した。 (11)耐寒性 耐寒性試験シート(15cm×15cm、厚さ1mm)
を使用し、RHEOMETRICS,INC.製HIG
H IMPACT TESTER RIT−8000を
用いて温度−20℃および−40℃の条件下破壊時のエ
ネルギー吸収量(ジュール)を求めた。
【0024】また、BPPとして前述の先行文献に記載
された多段重合法に従って表2に示すBPP1〜BPP
5を得た。なお、BPP5は比較用に用いるものであ
る。
【0025】実施例1〜4、比較例1 BPP1〜5の各種物性の測定結果を表2に示す。ま
た、各BPP100重量部に安定剤としてジ−t−ブチ
ル−p−クレゾール0.05重量部、ペンタエリスリチ
ル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート0.1重量部およ
びカルシウムステアレート0.1重量部、紫外線安定剤
(HSLS944)0.4重量部を配合し川田製作所社
製スーパーミキサー(SMV20型)を用いて混合し、
神戸製作所社製二軸押出機(KTX37型)を用いてペ
レットにした。得られたペレットを中谷機械社製Tダイ
ス付きNVC65mmφベント式複合シート成形機を用
いてダイス温度230℃、冷却ロール温度40〜60
℃、引取り速度0.5m/分の条件で厚さ0.5mmの
シートを作製した。各シートについて各種物性を評価し
た。その結果を表3に示す。なお、熱融着性評価のため
のヒートシールは、テスター産業社製ヒートシールテス
ターを用いて2枚のシートを重ね合わせ圧力2kg/c
2 、加圧時間30秒の条件で、温度145℃から5℃
毎に温度を変えて圧着した。
【0026】比較例2 厚さ0.5mmの軟質塩化ビニル製シートを用いた以外
は上記実施例と同様に物性を測定した。その結果を表3
に示す。
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
【発明の効果】本発明の防水シートは、柔軟性、引裂強
度および耐寒性に優れ、かつ熱融着性(ライスター加工
性)および軽量性も良好であるので土木・建築分野、自
動車等の車両用など広い分野に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロピレンブロック共重合体のDSC
結晶化温度曲線の例である。
【図2】プロピレン−エチレン共重合体の核磁気共鳴ス
ペクトルの例である。
【図3】プロピレン−エチレン共重合体の連鎖分布由来
の各炭素の名称を示す例である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記物性を有するプロピレン−α−オレ
    フィンブロック共重合体からなる防水シート。示差走査
    熱量計を用いて測定される結晶化温度曲線において、 (A)主結晶化ピーク温度:85〜95℃ (B)主結晶化ピーク温度の半値幅:3〜10℃ (C)副次結晶化ピーク温度:65〜75℃ (D)主結晶化ピーク面積に対する副次結晶化ピーク面
    積の割合:3〜15%
  2. 【請求項2】 プロピレン−α−オレフィンブロック共
    重合体が、ポリプロピレンブロック 30〜70重量%
    と、プロピレンと他のα−オレフィンとの共重合体ブロ
    ック 70〜30重量%からなる請求項1記載の防水シ
    ート。
  3. 【請求項3】 プロピレン−α−オレフィンブロック共
    重合体のクロス分別クロマトグラフによって測定される
    溶出成分が下記割合である請求項1または請求項2記載
    の防水シート。 (i)0℃以下の溶出量:50〜65重量% (ii) 0℃超90℃の溶出量:10〜28重量% (iii)90℃超130℃の出量:15〜25重量%
  4. 【請求項4】 プロピレン−α−オレフィンブロック共
    重合体が、下記(1)〜(2)の物性を有するものであ
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の防水シート。 (1)温度25℃におけるパラキシレン不溶分:25〜
    65重量% (2)パラキシレン可溶分について、 (a)2サイトモデルによる平均のプロピレン含量(F
    P):20〜80モル% (b)2サイトモデルによる高プロピレン含量側のプロ
    ピレン含量(PP):60〜90モル% (c) PH が共重合体中に占める割合(Pf1):0.4
    0〜0.90
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