JPH09313601A - 腹膜透析装置 - Google Patents

腹膜透析装置

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JPH09313601A
JPH09313601A JP8135120A JP13512096A JPH09313601A JP H09313601 A JPH09313601 A JP H09313601A JP 8135120 A JP8135120 A JP 8135120A JP 13512096 A JP13512096 A JP 13512096A JP H09313601 A JPH09313601 A JP H09313601A
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JP
Japan
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container
dialysate
osmotic pressure
auxiliary
peritoneal dialysis
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Application number
JP8135120A
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English (en)
Inventor
Takuya Toyokawa
卓也 豊川
Masahiro Nakaizumi
政博 中泉
Shoji Sakakiyama
昭二 榊山
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 体液(血液)中より過度の水分が除去される
ことがなく、しかも老廃物の除去効率の低下も少ない腹
膜透析装置を提供する。 【解決手段】 この腹膜透析装置は、高浸透圧の透析液
を入れる第1容器10と低浸透圧の透析液を入れる第2
容器20とが底部で導管30により連結され、第1容器
の底部には攪拌具11と透析液の送出口12が設けら
れ、上記両方の容器に入れられた透析液の静圧及び上記
攪拌具により両方の透析液が連続的に混合されながら、
高浸透圧から低浸透圧へと浸透圧勾配を付けた透析液が
連続的に上記送出口から送出され、腹腔内に注入される
ように構成されている。特に、第1容器及び第2容器の
上方にそれぞれの透析液を入れる補助容器(10a、2
0a、10b、20b)を設けるのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、腹膜透析に用い
る腹膜透析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】腹膜透析とは、腎不全などで体内に蓄積
される老廃物(有害代謝産物)を除去するために、腹腔
内に透析液を注入し、広大な面積を有する腹膜を透析膜
として利用し、この腹膜を隔てて血液と透析液とを接触
させ、膜平行の原理によって老廃物を透析液に移行さ
せ、除去する方法である。
【0003】この腹膜透析には、持続的腹膜透析(CP
D)及び一定時間留置させたのち排出する間欠的腹膜透
析(IPD)とがあるが、間欠的腹膜透析(IPD)が
一般的に行われれている。また、上記間欠的腹膜透析
(IPD)をさらに発展させた持続的外来腹膜透析(C
APD)や連続循環型腹膜透析(CCPD)も行われて
いる。
【0004】この種の腹膜透析にあっては、一定浸透圧
に調整された0.5〜2リットル程度の透析液を軟質プ
ラスチックバッグに容入した透析液が用いられ、この透
析液バックを腹膜灌流装置にセットした後、腹腔内に腹
腔カテーテルを挿入し、一定浸透圧の透析液を腹腔内に
注入し、この透析液を30〜60分間程度腹腔内に留置
させた後、この透析液を体外へ廃液する。この操作が数
回〜数十回繰り返され、それにより腹膜を隔てて血液中
の老廃物が除去される(例えば、臨牀透析 944〜9
51(116〜123)vol.4 no.7 198
8参照)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の腹膜透析装置を用いた腹膜透析にあっては、一定
浸透圧の透析液を腹腔内に留置することにより腹膜を隔
てて血液中の老廃物を除去するため、一回の留置時間の
後半には透析液中に老廃物が高濃度に蓄積し、老廃物の
除去効率が低下する。
【0006】一方、浸透圧は高張圧に保たれたままなの
で、体液(血液)中より老廃物とともに過度の水分が同
時に除去されることになり、そのため患者の身体に相当
の負担がかかるという問題がある。
【0007】この発明は、上記の問題を解決するもの
で、その目的とするところは、体液(血液)中より過度
の水分が除去されることがなく、しかも老廃物の除去効
率の低下も少ない腹膜透析装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の腹膜透析装置
は、高浸透圧の透析液を入れる第1容器と低浸透圧の透
析液を入れる第2容器とが底部で導管により連結され、
第1容器の底部には攪拌具と透析液の送出口が設けら
れ、上記両方の容器に入れられた透析液の静圧及び上記
攪拌具により両方の透析液が連続的に混合されながら、
高浸透圧から低浸透圧へと浸透圧勾配を付けた透析液が
連続的に上記送出口から送出され、腹腔内に注入される
ように構成されていることを特徴とする(請求項1の発
明)。
【0009】また、この発明の腹膜透析装置は、上記の
腹膜透析装置において、上記第1容器及び第2容器の上
方にそれぞれの透析液を入れる補助容器が設けられ、第
1容器及び第2容器に入れられた透析液がそれぞれ一定
のレベルに低下したときに、それぞれの補助容器に入れ
られた透析液が静圧によりそれぞれ第1容器及び第2容
器に流入するように構成されされていることを特徴とす
る(請求項2の発明)。
【0010】以下、図面を参照しながら、この発明の腹
膜透析装置について、その構成を作用とともに詳しく説
明する。図1は、この発明の腹膜透析装置の一例を示す
斜視図である。図1において、10は高浸透圧の透析液
を入れる第1容器、20は低浸透圧の透析液を入れる第
2容器であって、いずれも、例えば同形同容量で透明な
プラスチック製の円筒容器からなる。
【0011】そして、上記第1容器10と第2容器20
とは、その底部で導管(ゴム管)30により連結されて
いる。さらに、第1容器10の底部には、透析液を均一
に混合するための攪拌具(例えばスターラバー)11及
び透析液の送出口12が管状に設けられている。この攪
拌具11は、例えば電磁気やぜんまい等により作動され
る。
【0012】この発明の最も簡単な腹膜透析装置は、上
述のように、高浸透圧の透析液を入れる第1容器10
と、低浸透圧の透析液を入れる第2容器20と、透析液
の攪拌具(スターラバー)11と、導管30と、透析液
の送出口12とから構成されており、後述の補助容器1
0a及び20aや、別の補助容器10b及び20bなど
は必要としない。
【0013】上記腹膜透析装置を用いて、腹膜透析を実
施するには、先ず、透析液の送出口12に腹腔カテーテ
ル(図示せず)を接続し、このカテーテルの先端部を腹
腔内に挿入し、送出口12のカテーテルと導管30とを
ピンチコック等の適当な手段で閉止しておく。
【0014】次に、上記第1容器10に高浸透圧の透析
液〔例えば、清水製薬のペリソリタG:浸透圧678
(mOsm/l)〕を満杯に入れ、第2容器20に低浸透圧の
透析液〔例えば、清水製薬のペリソリタ:浸透圧361
(mOsm/l)〕を満杯に入れ、第1容器10の底部で攪拌
具(スターラバー)11を回転させながら、ピンチコッ
ク等による閉止を外して透析液の送出口12を開く。
【0015】すると、第1容器10の透析液は、その静
圧により自然に底部の透析液から連続的に透析液の送出
口12から送出され、腹腔カテーテルを通り腹腔内に連
続的に注入される。この場合、第1容器10の透析液が
送出口12から送出されるとともに、これを補うように
第2容器20の低浸透圧の透析液が、その静圧により自
然に第1容器10の透析液の底部に送出され、ここで両
方の透析液が攪拌具11により連続的に全体として均一
に混合される。
【0016】均一に混合された透析液は、混合前の第1
容器10の透析液の浸透圧よりも小さい浸透圧を呈し、
これが連続的に透析液の送出口12から送出される。こ
うして、高浸透圧から低浸透圧へと浸透圧勾配を付けた
透析液が腹腔カテーテルを通り連続的に腹腔内に注入さ
れる。
【0017】このように連続的に腹腔内に注入された透
析液は、腹腔内を流れる間に腹膜を隔てて血液と接触し
て血液中の老廃物が透析液に移行し、その後老廃物を含
む透析液は体外へ連続的に排出されるか、或いは一定時
間腹腔内に留置された後体外へ排出される。
【0018】このような腹膜透析操作は、通常、繰り返
し複数回行われ、上述のように第1容器10及び第2容
器20のみを用いる場合は、その都度、空になった第1
容器10及び第2容器20に、それぞれ新たに高浸透圧
の透析液及び低浸透圧の透析液を満杯に入れて腹膜透析
を行わねばならず、その操作がやや面倒である。
【0019】そこで、第1容器10及び第2容器20の
上方に、それぞれの透析液を入れる補助容器を設け、第
1容器10及び第2容器20に入れられた透析液がそれ
ぞれ一定のレベルに低下したときに、それぞれの補助容
器に入れられた透析液が、静圧によりそれぞれ第1容器
10及び第2容器20に流入するように構成するのが好
ましい。
【0020】このような腹膜透析装置の具体例につい
て、以下に説明する。図1において、高浸透圧の透析液
を入れる第1容器10の上方に、同様な透析液を入れる
補助容器10aが設けられ、また第2容器20の上方
に、同様な透析液を入れる補助容器20aが設けられて
いる。これ等の補助容器10a及び20aも、第1容器
10及び第2容器20と同様に、例えば同形同容量で透
明なプラスチック製の円筒容器からなる。
【0021】そして、第1容器10の頂部と補助容器1
0aの底部とは、導管(ゴム管)31aにより連結され
ている。また、第1容器10の頂部と補助容器10aの
底部とは、別の導管(ゴム管)32aにより別に連結さ
れている。さらに、第1容器10及び補助容器10aに
は、それぞれフロート13及びフロート13aが設けら
れている。
【0022】上記フロート13の上方には、第1容器1
0の液位が満杯に上がり、フロート13が上方に位置す
るときに、導管31aの出口(第1容器10側の穴)を
塞ぐようになされた閉止片14及び導管32aの出口
(第1容器10側の穴)を塞ぐようになされた閉止片1
5が取り付けられている。
【0023】さらに、上記閉止片15は、第1容器10
の透析液が空になり、第1容器10のフロート13が第
1容器10の底についたとき、閉止片15により閉止さ
れていた導管32aの出口(第1容器10側の穴)が開
口し、補助容器10a内の透析液が静圧により第1容器
10に流入するようになされている。
【0024】また、上記フロート13aの下方には、補
助容器10aの液位が満杯に上がって、フロート13a
が上方に位置するときに導管31aの入口(補助容器1
0a側の穴)を塞ぎ、補助容器10aの液位が下がっ
て、フロート13aが下方に移動すると上記導管31a
の入口(補助容器10a側の穴)が開口し、補助容器1
0a内の透析液が静圧により第1容器10に流入するよ
うになされている。
【0025】なお、第2容器20と補助容器20aも、
上記第1容器10と補助容器10aと全く同様に構成さ
れている。したがって、第2容器20と補助容器20
a、その他各フロート及び各導管の具体的な構成の説明
は、ここでは省略する。
【0026】このように構成された腹膜透析装置を用い
て、腹膜透析を実施するには、先ず、前述のように、第
1容器10の透析液が送出口12から送出されて、第1
容器10が空になり、第1容器10のフロート13が第
1容器10の底につくと、閉止片15により閉止されて
いた導管32aの出口(第1容器10側の穴)が開口
し、補助容器10a内の透析液が第1容器10に流入す
る。
【0027】そして、第1容器10の液位が次第に上が
ると、導管32aの出口(第1容器10側の穴)は再び
閉止片15により閉止されるが、この時、補助容器10
aの液位は流出分だけ下がっており、補助容器10aに
設けられているフロート13aに取り付けられている閉
止片16aが導管31aの入口(補助容器10a側の
穴)から外れた状態となり、補助容器10aの透析液は
導管31aから第1容器10へと全て流入する。
【0028】こうして、第1容器10の液位が再び満杯
の最高レベルに達すると、第1容器10のフロート13
に取り付けられている閉止片14により、導管31aの
出口(第1容器10側の穴)が閉止される。これで、第
1容器10に高浸透圧の透析液が再び満杯に補充される
ことになる。
【0029】また、第2容器20と補助容器20aも、
上記第1容器10と補助容器10aと全く同様に構成さ
れているので、補助容器10aの透析液は第2容器20
へと全て流入し、第2容器20に低浸透圧の透析液が再
び満杯に補充されることになる。
【0030】この腹膜透析操作を、例えば3回繰り返し
行う場合は、図1に示すように、補助容器10a及び2
0aの上方に、さらにそれぞれの透析液を入れる別の補
助容器を設け、補助容器10a及び20aに入れられた
透析液がそれぞれ一定のレベルに低下したときに、それ
ぞれの補助容器10a及び20aに入れられた透析液
が、その静圧によりそれぞれ別の補助容器に流入するよ
うに構成するのが好ましい。
【0031】このような腹膜透析装置の具体例につい
て、さらに以下に説明する。図1において、高浸透圧の
透析液を入れる補助容器10aの上方に、同様な透析液
を入れる別の補助容器10bが設けられ、さらに低浸透
圧の透析液を入れる補助容器20aの上方に、同様な透
析液を入れる別の補助容器20bが設けられている。こ
れ等の別の補助容器10b及び20bも、第1容器10
及び第2容器20と同様に、例えば同形同容量で透明な
プラスチック製の円筒容器からなる。
【0032】そして、補助容器10aの頂部と別の補助
容器10bの底部とは、導管(ゴム管)31bにより連
結されている。また、補助容器10aの頂部と別の補助
容器10bの底部とは、別の導管(ゴム管)32bによ
り別に連結されている。さらに、別の補助容器10bに
はフロート13bが設けられている。
【0033】また、前述の補助容器10aのフロート1
3aの上方には、補助容器10aのの液位が満杯に上が
り、フロート13aが上方に位置するときに、導管31
bの出口(補助容器10a側の穴)を塞ぐようになされ
た閉止片14a及び導管32bの出口(補助容器10a
側の穴)を塞ぐようになされた閉止片15aが取り付け
られている。
【0034】さらに、上記閉止片15aは、補助容器1
0aの透析液が空になり、補助容器10aのフロート1
3aが補助容器10aの底についたとき、閉止片15a
により閉止されていた導管32bの出口(補助容器10
a側の穴)が開口し、別の補助容器10b内の透析液が
静圧により補助容器10aに流入するようになされてい
る。
【0035】また、上記別の補助容器10b内には、別
の補助容器10bの液位が満杯に上がって、フロート1
3bが上方に位置するときに導管31bの入口(別の補
助容器10b側の穴)を塞ぎ、別の補助容器10bの液
位が下がって、フロート13bが下方に移動すると上記
導管31bの入口(別の補助容器10b側の穴)が開口
し、別の補助容器10b内の透析液が静圧により補助容
器10aに流入するようになされている。
【0036】なお、補助容器20aと別の補助容器20
bも、上記補助容器10aと別の補助容器10bと全く
同様に構成されている。したがって、補助容器20aと
別の補助容器20b、その他各フロート及び各導管の具
体的な構成の説明は、ここでは省略する。
【0037】このように構成された腹膜透析装置を用い
て、腹膜透析を実施するには、先ず、前述のように、補
助容器10aの透析液が第1容器10に流入し、補助容
器10aが空になり、補助容器10aのフロート13a
が補助容器10aの底につくと、閉止片15aにより閉
止されていた導管32bの出口(補助容器10a側の
穴)が開口し、別の補助容器20b内の透析液が補助容
器10aに流入する。
【0038】そして、補助容器10aの液位が次第に上
がると、導管32bの出口(補助容器10a側の穴)は
再び閉止片15aにより閉止されるが、この時、別の補
助容器20bの液位は流出分だけ下がっており、別の補
助容器20bに設けられているフロート13bに取り付
けられている閉止片16bが導管31bの入口(別の補
助容器20bの穴)から外れた状態となり、別の補助容
器20bの透析液は導管31bから補助容器10aへと
流入する。
【0039】こうして、補助容器10aの液位が再び満
杯の最高レベルに達すると、補助容器10aのフロート
13aに取り付けられている閉止片16aにより、導管
31aの入口(補助容器10a側の穴)が閉止される。
これで、補助容器10aに高浸透圧の透析液が再び満杯
に補充され、この透析液が前述のように第1容器10に
流入することになる。
【0040】また、補助容器20aと別の補助容器20
bも、上記補助容器10aと別の補助容器10bと全く
同様に構成されているので、別の補助容器20bの透析
液は補助容器20aへと流入し、補助容器20aに低浸
透圧の透析液が再び満杯に補充され、この透析液が前述
のように第2容器20に流入することになる。
【0041】なお、このような腹膜透析操作を、4回以
上繰り返し行う場合は、上記別の補助容器10a及び2
0bの上に、さらにそれぞれ必要な数の同様な補助容器
を設けた腹膜透析装置を用いるのが好ましい。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を示す。実施例1 図1に示す腹膜透析装置を作製した。第1容器10、第
2容器20、補助容器10a、補助容器20a、別の補
助容器10b、別の補助容器20bは、いずれも、内径
5cm、高さ20cmの円筒型で透明なポリエステル(PE
T)製の容器で構成し、各容器を連結する導管は、いず
れも内径3mmの軟質塩化ビニル管を用いた。
【0043】上記腹膜透析装置を用い、先ず、透析液の
送出口12にカテーテル(図示せず)を接続し、送出口
12のカテーテルと導管30とをピンチコックで閉止し
た後、第1容器10、補助容器10a及び別の補助容器
10bに、それぞれ1リットルの高浸透圧の透析液〔清
水製薬のペリソリタG:浸透圧678(mOsm/l)〕を入
れた。また、第2容器20、補助容器20a及び別の補
助容器20bに、それぞれ1リットルの低浸透圧の透析
液〔清水製薬のペリソリタ:浸透圧361(mOsm/l)〕
を入れた。
【0044】次に、第1容器10の底部で攪拌具(スタ
ーラバー)11を回転させながら、ピンチコック等によ
る閉止を外して透析液の送出口12を開いた。すると、
第1容器10の透析液は、その静圧により自然に底部の
透析液から連続的に透析液の送出口12のカテーテルか
ら流出するとともに、これを補うように第2容器20の
低浸透圧の透析液も、その静圧により自然に第1容器1
0の透析液の底部に送出された。
【0045】この場合、第1容器10と第2容器20と
の透析液の液位は同じレベルで低下していき、これが空
になると補助容器10a及び20aから、それぞれ透析
液が同じレベルで第1容器10と第2容器20に補充さ
れ、補助容器10a及び20aの透析液が空になると、
別の補助容器10b及び20bから、それぞれ透析液が
同じレベルで補助容器10a及び20aに補充され、こ
れ等の透析液は最終的に、第1容器10と第2容器20
に補充され、さらに送出口12のカテーテルから連続的
に流出した。
【0046】送出口12のカテーテルから連続的に流出
した透析液の浸透圧を測定したところ、この透析液の浸
透圧は3サイクルからなり、各サイクルの透析液の浸透
圧は、いずれも流出初めの透析液の浸透圧は678(mO
sm/l)、流出終わりの透析液の浸透圧は361(mOsm/
l)の直線的に低下する浸透圧の勾配を有するものであ
【0047】
【発明の効果】上述の通り、この発明の腹膜透析装置
は、高浸透圧の透析液を入れる第1容器と低浸透圧の透
析液を入れる第2容器とが底部で導管により連結され、
第1容器の底部には攪拌具と透析液の送出口が設けら
れ、上記両方の容器に入れられた透透析液の静圧及び上
記攪拌具により両方の透析液が連続的に混合されるの
で、複雑な制御系を必要とせず、その装置が極めて簡単
となり、安価に製作するとができ、またその操作も極め
て簡単となる。
【0048】さらに、高浸透圧から低浸透圧へと浸透圧
勾配を付けた透析液が連続的に得られ、このような透析
液が腹腔内に注入されるように構成されているので、従
来の一定浸透圧に調整された高張圧の透析液が腹腔内に
注入されるように構成された腹膜透析装置に比べ、浸透
圧勾配を付けたことにより体液(血液)中より老廃物と
ともに過度の水分が同時に除去されることがなく、その
ため老廃物の除去効率をほとんど低下させることなく、
患者の身体に水分不足による負担が軽減されるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の腹膜透析装置の一例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 高浸透圧の透析液を入れる第1容器 10a 高浸透圧の透析液を入れる補助容器 10b 高浸透圧の透析液を入れる別の補助容器 11 透析液の攪拌具 12 透析液の送出口 20 低浸透圧の透析液を入れる第2容器 20a 低浸透圧の透析液を入れる補助容器 20b 低浸透圧の透析液を入れる別の補助容器 30 導管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高浸透圧の透析液を入れる第1容器と低
    浸透圧の透析液を入れる第2容器とが底部で導管により
    連結され、第1容器の底部には攪拌具と透析液の送出口
    が設けられ、上記両方の容器に入れられた透析液の静圧
    及び上記攪拌具により両方の透析液が連続的に混合され
    ながら、高浸透圧から低浸透圧へと浸透圧勾配を付けた
    透析液が連続的に上記送出口から送出され、腹腔内に注
    入されるように構成されていることを特徴とする腹膜透
    析装置。
  2. 【請求項2】 第1容器及び第2容器の上方にそれぞれ
    の透析液を入れる補助容器が設けられ、第1容器及び第
    2容器に入れられた透析液がそれぞれ一定のレベルに低
    下したときに、それぞれの補助容器に入れられた透析液
    が静圧によりそれぞれ第1容器及び第2容器に流入する
    ように構成されされていることを特徴とする請求項1記
    載の腹膜透析装置。
JP8135120A 1996-05-29 1996-05-29 腹膜透析装置 Pending JPH09313601A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014090889A (ja) * 2012-11-05 2014-05-19 Akira Sakai 透析装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014090889A (ja) * 2012-11-05 2014-05-19 Akira Sakai 透析装置

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