JPH09313609A - 気管切開カテーテル - Google Patents
気管切開カテーテルInfo
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- JPH09313609A JPH09313609A JP13701996A JP13701996A JPH09313609A JP H09313609 A JPH09313609 A JP H09313609A JP 13701996 A JP13701996 A JP 13701996A JP 13701996 A JP13701996 A JP 13701996A JP H09313609 A JPH09313609 A JP H09313609A
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- JP
- Japan
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- tube
- outer tube
- hole
- pipe
- tracheostomy catheter
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 発声や自発呼吸のための貫通孔が外管に設け
られた2重管構造の気管切開カテーテルにおいて、貫通
孔からカテーテル内に流入した痰などの異物が肺に流入
することを防止する構造を備えたものを提供する。 【解決手段】 発声または自発呼吸のための貫通孔12
aが形成された外管12と、外管12に対して挿入・離
脱自在に配置された内管13とを備え、貫通孔12aが
設けられている位置よりも先端側において、外管12と
内管13との間の隙間21を液密シールするように、環
状突出部22を形成することによりシール部が構成され
ている気管切開カテーテル11。
られた2重管構造の気管切開カテーテルにおいて、貫通
孔からカテーテル内に流入した痰などの異物が肺に流入
することを防止する構造を備えたものを提供する。 【解決手段】 発声または自発呼吸のための貫通孔12
aが形成された外管12と、外管12に対して挿入・離
脱自在に配置された内管13とを備え、貫通孔12aが
設けられている位置よりも先端側において、外管12と
内管13との間の隙間21を液密シールするように、環
状突出部22を形成することによりシール部が構成され
ている気管切開カテーテル11。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発声や自発呼吸の
ための貫通孔を有する外管と、内管とを備える2重管構
造の気管切開カテーテルに関し、特に、該貫通孔から痰
や唾液等の異物が肺に流入することを確実に防止し得る
構造を備えた気管切開カテーテルに関する。
ための貫通孔を有する外管と、内管とを備える2重管構
造の気管切開カテーテルに関し、特に、該貫通孔から痰
や唾液等の異物が肺に流入することを確実に防止し得る
構造を備えた気管切開カテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、手術時の全身麻酔に際し気道を確
保するために、気管内に挿入される種々のカテーテルが
開発されている。また、長期の呼吸管理や、意識障害に
ある患者の呼吸管理においても、気管切開による気道の
確保が必要であり、この種のカテーテルが用いられてお
り、呼吸困難な患者に対しては人工呼吸器も併用されて
いる。
保するために、気管内に挿入される種々のカテーテルが
開発されている。また、長期の呼吸管理や、意識障害に
ある患者の呼吸管理においても、気管切開による気道の
確保が必要であり、この種のカテーテルが用いられてお
り、呼吸困難な患者に対しては人工呼吸器も併用されて
いる。
【0003】ところで、人工呼吸の必要がなくなった患
者に対しては、自発呼吸や発声のトレーニングを行うこ
とが必要である。そこで、自発呼吸や発声を行うことを
可能とするために、外管と内管との2重構造を有する気
管切開カテーテルが開発されている(例えば、豊岡秀訓
著、「新版・人工呼吸器の使い方」(照林社発行))。
この種の気管切開カテーテルの一例を、図1を参照して
説明する。
者に対しては、自発呼吸や発声のトレーニングを行うこ
とが必要である。そこで、自発呼吸や発声を行うことを
可能とするために、外管と内管との2重構造を有する気
管切開カテーテルが開発されている(例えば、豊岡秀訓
著、「新版・人工呼吸器の使い方」(照林社発行))。
この種の気管切開カテーテルの一例を、図1を参照して
説明する。
【0004】図1は、従来の気管切開カテーテルを気管
内に留置した状態を模式的に示す断面図である。患者の
気管1が切開されており、切開された部分から気管切開
カテーテル2が挿入されている。気管切開カテーテル2
は、湾曲した外管3と、外管3内に挿入された内管とを
有する。外管3の気管1内に挿入されている部分には、
貫通孔3aが形成されている。
内に留置した状態を模式的に示す断面図である。患者の
気管1が切開されており、切開された部分から気管切開
カテーテル2が挿入されている。気管切開カテーテル2
は、湾曲した外管3と、外管3内に挿入された内管とを
有する。外管3の気管1内に挿入されている部分には、
貫通孔3aが形成されている。
【0005】また、外管3の先端近くには、カフ5が固
定されている。カフ5は、伸縮自在な合成樹脂よりな
り、外管3の外周に密閉された空間を構成する。カフ5
内の密閉された空間は、バルーン6に接続されており、
バルーン6を用いてカフ5を膨張させることができる。
その結果、カフ5の外周面が気管1の内面に圧接され、
空気のリークが防止される。
定されている。カフ5は、伸縮自在な合成樹脂よりな
り、外管3の外周に密閉された空間を構成する。カフ5
内の密閉された空間は、バルーン6に接続されており、
バルーン6を用いてカフ5を膨張させることができる。
その結果、カフ5の外周面が気管1の内面に圧接され、
空気のリークが防止される。
【0006】上記気管切開カテーテル2の使用方法を図
2を参照して説明する。発声訓練や自発呼吸訓練を行わ
ない場合には、気管切開カテーテル2を通して肺に空気
を供給する。この場合、図2に示されているように、内
管4を外管3に挿入した状態で、内管4から空気を肺に
送り込む。
2を参照して説明する。発声訓練や自発呼吸訓練を行わ
ない場合には、気管切開カテーテル2を通して肺に空気
を供給する。この場合、図2に示されているように、内
管4を外管3に挿入した状態で、内管4から空気を肺に
送り込む。
【0007】他方、発声や自発呼吸の訓練を行う場合に
は、図2に示した状態から内管4を抜去する。しかる
後、外管3の外側端を指などで閉じ、矢印Aで示すよう
に、肺からの空気を貫通孔3aを通して声帯側に流出さ
せて発声させたり、あるいは自発呼吸を行わせたりす
る。
は、図2に示した状態から内管4を抜去する。しかる
後、外管3の外側端を指などで閉じ、矢印Aで示すよう
に、肺からの空気を貫通孔3aを通して声帯側に流出さ
せて発声させたり、あるいは自発呼吸を行わせたりす
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した気管切開カテ
ーテル2では、内管4を通して肺に空気を送り込む際に
は内管4を外管3内に挿入する必要があり、発声訓練や
自発呼吸訓練に際しては内管4を外管3から抜去する必
要がある。従って、外管3に対して内管4を容易に着脱
し得るように、内管4の外径は、外管3の内径よりも小
さくされている。その結果、カフ5の上部(上部とは患
者の声帯や口が位置する側をいうものとする。)に滞留
している痰や唾液が貫通孔3aを介して隙間6に侵入
し、肺に流入するおそれがあった。このような異物が肺
に流入すると、肺合併症等の重大な障害を引き起こすこ
とになる。
ーテル2では、内管4を通して肺に空気を送り込む際に
は内管4を外管3内に挿入する必要があり、発声訓練や
自発呼吸訓練に際しては内管4を外管3から抜去する必
要がある。従って、外管3に対して内管4を容易に着脱
し得るように、内管4の外径は、外管3の内径よりも小
さくされている。その結果、カフ5の上部(上部とは患
者の声帯や口が位置する側をいうものとする。)に滞留
している痰や唾液が貫通孔3aを介して隙間6に侵入
し、肺に流入するおそれがあった。このような異物が肺
に流入すると、肺合併症等の重大な障害を引き起こすこ
とになる。
【0009】本発明の目的は、発声や自発呼吸の訓練の
ための貫通孔が外管に設けられた2重管構造を有する気
管切開カテーテルにおいて、該貫通孔からカテーテル内
に流入した痰や唾液等の異物が肺に流入し難い構造を備
えた気管切開カテーテルを提供することにある。
ための貫通孔が外管に設けられた2重管構造を有する気
管切開カテーテルにおいて、該貫通孔からカテーテル内
に流入した痰や唾液等の異物が肺に流入し難い構造を備
えた気管切開カテーテルを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
すべく成されたものであり、請求項1に記載の発明は、
気管内に挿入される気管切開カテーテルであって、発声
または自発呼吸のための貫通孔が管壁に形成された外管
と、前記外管内に外管に対して挿入・離脱自在に配置さ
れる内管と、前記外管の貫通孔が形成されている部分よ
りも先端側において外管の外周に固定されたカフと、前
記外管の貫通孔が形成されている位置よりも先端側にお
いて、前記外管と内管との間が液密的にシールされるよ
うに、内管の最大外径部が外管の内径以上とされている
シール部が構成されていることを特徴とする気管切開カ
テーテルである。
すべく成されたものであり、請求項1に記載の発明は、
気管内に挿入される気管切開カテーテルであって、発声
または自発呼吸のための貫通孔が管壁に形成された外管
と、前記外管内に外管に対して挿入・離脱自在に配置さ
れる内管と、前記外管の貫通孔が形成されている部分よ
りも先端側において外管の外周に固定されたカフと、前
記外管の貫通孔が形成されている位置よりも先端側にお
いて、前記外管と内管との間が液密的にシールされるよ
うに、内管の最大外径部が外管の内径以上とされている
シール部が構成されていることを特徴とする気管切開カ
テーテルである。
【0011】請求項1に記載の発明に係る気管切開カテ
ーテルでは、内管の最大外径部が外管の内径以上となる
シール部が前記貫通孔よりも先端側に設けられており、
それによって該シール部において外管と内管との間の隙
間が液密的にシールされている。従って、カフによって
せき止められた痰や唾液等の異物が、貫通孔を通して外
管と内管との間の隙間に侵入したとしても、シール部で
せき止められるため、これらの異物の肺への流入を効果
的に防止することができる。
ーテルでは、内管の最大外径部が外管の内径以上となる
シール部が前記貫通孔よりも先端側に設けられており、
それによって該シール部において外管と内管との間の隙
間が液密的にシールされている。従って、カフによって
せき止められた痰や唾液等の異物が、貫通孔を通して外
管と内管との間の隙間に侵入したとしても、シール部で
せき止められるため、これらの異物の肺への流入を効果
的に防止することができる。
【0012】好ましくは、請求項2に記載のように、上
記シール部は、貫通孔の先端側において貫通孔の近傍に
配置され、それによって外管と内管との間の隙間に貯留
される痰や唾液等の異物の量を低減することができ、よ
り効果的に異物の肺への流入を防止することができる。
記シール部は、貫通孔の先端側において貫通孔の近傍に
配置され、それによって外管と内管との間の隙間に貯留
される痰や唾液等の異物の量を低減することができ、よ
り効果的に異物の肺への流入を防止することができる。
【0013】また、好ましくは、請求項1,2に記載の
構成において、外管及び内管の少なくとも一方が柔軟性
を有する材料で構成され、その場合には、外管と内管と
の間の隙間をより効果的に液密シールすることができ
る。何れか一方が柔軟性を有する材料で構成される場合
は、内管の外管への挿入作業を容易とするには、外管を
柔軟な材料とすることが好ましく、両方が柔軟性を有す
る材料で構成される場合は、外管をより柔軟な材料とす
ることが好ましい。
構成において、外管及び内管の少なくとも一方が柔軟性
を有する材料で構成され、その場合には、外管と内管と
の間の隙間をより効果的に液密シールすることができ
る。何れか一方が柔軟性を有する材料で構成される場合
は、内管の外管への挿入作業を容易とするには、外管を
柔軟な材料とすることが好ましく、両方が柔軟性を有す
る材料で構成される場合は、外管をより柔軟な材料とす
ることが好ましい。
【0014】さらに、上記シール部の具体的な構造は、
後述の発明の実施の形態から明らかなように種々変更し
得るが、請求項1〜3に記載の発明において、好ましく
は、内管の先端が外側に折り返されており、折り返され
た部分の外表面が上記内径の最大外径部となるようにシ
ール部が構成されている。この場合、折り返された部分
の外表面が外管の内面に密着されることになる。
後述の発明の実施の形態から明らかなように種々変更し
得るが、請求項1〜3に記載の発明において、好ましく
は、内管の先端が外側に折り返されており、折り返され
た部分の外表面が上記内径の最大外径部となるようにシ
ール部が構成されている。この場合、折り返された部分
の外表面が外管の内面に密着されることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
に係る気管切開カテーテルの詳細を説明する。
に係る気管切開カテーテルの詳細を説明する。
【0016】図3は、本発明の気管切開カテーテルの一
例の全体構造を示す概略構成図である。気管切開カテー
テル11は、外管12と、内管13とを有する。外管1
2は、例えば軟質塩化ビニル樹脂などの柔軟性を有する
材料よりなり、従って図示のように湾曲された形状を容
易にとることができ、かつ湾曲度についても自由に変更
することができる。
例の全体構造を示す概略構成図である。気管切開カテー
テル11は、外管12と、内管13とを有する。外管1
2は、例えば軟質塩化ビニル樹脂などの柔軟性を有する
材料よりなり、従って図示のように湾曲された形状を容
易にとることができ、かつ湾曲度についても自由に変更
することができる。
【0017】外管12の壁面には、貫通孔12aが形成
されている。貫通孔12aは自発呼吸や発声訓練を行う
際に空気を声帯側に流通させるために設けられている。
また、外管12の先端12b側には、カフ14が固定さ
れている。他方、外管12の先端12bとは反対側の外
側端部分には、コネクター15が固定されている。
されている。貫通孔12aは自発呼吸や発声訓練を行う
際に空気を声帯側に流通させるために設けられている。
また、外管12の先端12b側には、カフ14が固定さ
れている。他方、外管12の先端12bとは反対側の外
側端部分には、コネクター15が固定されている。
【0018】内管13は、従来の2重管構造の気管切開
カテーテルの場合と同様に、外管12に対して着脱自在
に構成されている。すなわち、内管13は、外管12内
に挿入したり、外管12から容易に抜去したりすること
ができる。内管13は、例えば軟質塩化ビニル樹脂、シ
リコン樹脂あるいはポリエチレンなどの柔軟性に優れた
合成樹脂材料により構成することが好ましい。このよう
な柔軟性に優れた合成樹脂材料により構成することによ
り、内管13を外管12内に容易に挿入することができ
る。
カテーテルの場合と同様に、外管12に対して着脱自在
に構成されている。すなわち、内管13は、外管12内
に挿入したり、外管12から容易に抜去したりすること
ができる。内管13は、例えば軟質塩化ビニル樹脂、シ
リコン樹脂あるいはポリエチレンなどの柔軟性に優れた
合成樹脂材料により構成することが好ましい。このよう
な柔軟性に優れた合成樹脂材料により構成することによ
り、内管13を外管12内に容易に挿入することができ
る。
【0019】また、本発明の気管切開カテーテルでは、
外管12及び内管13の少なくとも一方が柔軟性を有す
る材料で構成されていることが好ましく、それによって
後述のシール部における液密シール効果を高めることが
できるが、液密シール効果を得ることができる限り、内
管13及び外管12は柔軟性を有しない材料で構成され
ていてもよい。
外管12及び内管13の少なくとも一方が柔軟性を有す
る材料で構成されていることが好ましく、それによって
後述のシール部における液密シール効果を高めることが
できるが、液密シール効果を得ることができる限り、内
管13及び外管12は柔軟性を有しない材料で構成され
ていてもよい。
【0020】なお、内管13の外側端には、内管接続ア
ダプター16が固定されている。また、17はスタイレ
ットを示し、該スタイレット17は、気管切開カテーテ
ル11内に挿入された場合に、気管切開カテーテル11
の全体の強度を高め、それによって気道への挿入作業を
確実かつ容易とするために用いられる。
ダプター16が固定されている。また、17はスタイレ
ットを示し、該スタイレット17は、気管切開カテーテ
ル11内に挿入された場合に、気管切開カテーテル11
の全体の強度を高め、それによって気道への挿入作業を
確実かつ容易とするために用いられる。
【0021】また、19はインジケーターカフを示し、
インジケーターカフ19はバルーンにより構成されてい
る。インジケーターカフ19は、カフ14とチューブ1
9を介して接続されている。インジケーターカフ19
は、カフ14が膨らんでいる状態を確認するために設け
られている。
インジケーターカフ19はバルーンにより構成されてい
る。インジケーターカフ19は、カフ14とチューブ1
9を介して接続されている。インジケーターカフ19
は、カフ14が膨らんでいる状態を確認するために設け
られている。
【0022】気管切開カテーテル11の特徴は、外管1
2と内管13との間にシール部が構成されていることに
ある。これを、図4を参照して説明する。図4は、上記
気管切開カテーテルを気管B(一点鎖線で示す。)内に
挿入した状態を示す部分切欠断面図である。外管12の
先端側において外管12の外周面に固定されているカフ
14が気管Bの内周面に接着されており、それによって
気管切開カテーテルの外表面と気管Bとの間における空
気のリークが防止されている。
2と内管13との間にシール部が構成されていることに
ある。これを、図4を参照して説明する。図4は、上記
気管切開カテーテルを気管B(一点鎖線で示す。)内に
挿入した状態を示す部分切欠断面図である。外管12の
先端側において外管12の外周面に固定されているカフ
14が気管Bの内周面に接着されており、それによって
気管切開カテーテルの外表面と気管Bとの間における空
気のリークが防止されている。
【0023】外管12には、従来の2重管構造の気管切
開カテーテルの場合と同様に、前述した貫通孔12aが
形成されている。また、外管12には内管13が挿入さ
れている。もっとも、外管12と内管13との間の隙間
21は、環状突出部22により構成されているシール部
により液密シールされている。すなわち、環状突出部2
2は、外管12の先端近傍において、外管12の内面か
ら内側に突出するように形成されている。この環状突出
部22は、外管12と一体的に構成されている。もっと
も、環状突出部22は外管12と別部材で構成されてお
り、外管12の内周面に接着等により固定されていても
よい。
開カテーテルの場合と同様に、前述した貫通孔12aが
形成されている。また、外管12には内管13が挿入さ
れている。もっとも、外管12と内管13との間の隙間
21は、環状突出部22により構成されているシール部
により液密シールされている。すなわち、環状突出部2
2は、外管12の先端近傍において、外管12の内面か
ら内側に突出するように形成されている。この環状突出
部22は、外管12と一体的に構成されている。もっと
も、環状突出部22は外管12と別部材で構成されてお
り、外管12の内周面に接着等により固定されていても
よい。
【0024】環状突出部22は、内管13の外周面に密
着されて隙間21が液密シールされており、それによっ
て本発明のシール部が構成されている。図4に示した構
造では、肺に空気を供給するに際しては、内管13を外
管12内に挿入しておき、内管13を通して肺に空気を
送り込む。また、発声訓練や自発呼吸訓練する場合に
は、内管13を外管12から引き抜き、外管12の外側
端を指などで閉じ、肺からの空気を矢印C,Dで示すよ
うに、外管12から貫通孔12aを通して声帯側に送り
込む。
着されて隙間21が液密シールされており、それによっ
て本発明のシール部が構成されている。図4に示した構
造では、肺に空気を供給するに際しては、内管13を外
管12内に挿入しておき、内管13を通して肺に空気を
送り込む。また、発声訓練や自発呼吸訓練する場合に
は、内管13を外管12から引き抜き、外管12の外側
端を指などで閉じ、肺からの空気を矢印C,Dで示すよ
うに、外管12から貫通孔12aを通して声帯側に送り
込む。
【0025】ところで、気管切開カテーテル11を患者
の気管Bに留置しておくと、痰や唾液等の異物が、カフ
14の上方部分に溜まりがちとなる。ところが、外管1
2には貫通孔12aが形成されているため、これらの異
物が貫通孔12aから、外管12と内管13との間の隙
間21に侵入することになる。
の気管Bに留置しておくと、痰や唾液等の異物が、カフ
14の上方部分に溜まりがちとなる。ところが、外管1
2には貫通孔12aが形成されているため、これらの異
物が貫通孔12aから、外管12と内管13との間の隙
間21に侵入することになる。
【0026】しかしながら、図4に示した外管12に
は、上述した環状突出部22が設けられており、それに
よってシール部が構成されている。従って、隙間21に
痰や唾液等の異物が侵入したとしても、シール部によっ
て隙間21が下方部分において液密シールされているた
め、これらの異物が肺に流入することがない。
は、上述した環状突出部22が設けられており、それに
よってシール部が構成されている。従って、隙間21に
痰や唾液等の異物が侵入したとしても、シール部によっ
て隙間21が下方部分において液密シールされているた
め、これらの異物が肺に流入することがない。
【0027】すなわち、図4に示した構造では、貫通孔
12aよりも先端側において、環状突出部22が外管1
2の内面に設けられてシール部が構成されているため、
痰や唾液等の異物の肺への侵入を確実に防止することが
可能とされている。
12aよりも先端側において、環状突出部22が外管1
2の内面に設けられてシール部が構成されているため、
痰や唾液等の異物の肺への侵入を確実に防止することが
可能とされている。
【0028】この場合、上記シール部を構成する環状突
出部22の内径、すなわちシール部における外管12の
内径に比べて、内管13のシール部における外径が大き
いように、上記内管13の外径と、環状突出部22の内
径とが選ばれている。従って、内管13を図示のように
挿入した状態で、内管13の外周面と環状突出部22の
内周面とが密着して、隙間21が上記シール部において
確実に液密シールされる。
出部22の内径、すなわちシール部における外管12の
内径に比べて、内管13のシール部における外径が大き
いように、上記内管13の外径と、環状突出部22の内
径とが選ばれている。従って、内管13を図示のように
挿入した状態で、内管13の外周面と環状突出部22の
内周面とが密着して、隙間21が上記シール部において
確実に液密シールされる。
【0029】好ましくは、上記液密シールを効果的に果
たすには、シール部における外管12の内径すなわち環
状突出部22の内径をD、内管13の外径をEとした場
合、
たすには、シール部における外管12の内径すなわち環
状突出部22の内径をD、内管13の外径をEとした場
合、
【0030】
【数1】
【0031】の範囲となるように、好ましくは、
【0032】
【数2】
【0033】となるように、これらの径を選択すること
が好ましい。上記寸法D−Eが−1.0mmより小さく
なると、内管13を挿入することが難しくなり、D−E
の寸法が0mmより大きくなると、内管13の挿入は容
易であるが、隙間21を下方部分において液密シールす
ることが難しくなることがある。
が好ましい。上記寸法D−Eが−1.0mmより小さく
なると、内管13を挿入することが難しくなり、D−E
の寸法が0mmより大きくなると、内管13の挿入は容
易であるが、隙間21を下方部分において液密シールす
ることが難しくなることがある。
【0034】図4に示した構造では、外管12の内周面
に環状突出部22を設け、環状突出部22の内径と、内
管13の外径とを上記のように選択することによりシー
ル部が構成されていた。しかしながら、本発明における
シール部は、図5〜図9に示すように、種々の態様で構
成することができる。
に環状突出部22を設け、環状突出部22の内径と、内
管13の外径とを上記のように選択することによりシー
ル部が構成されていた。しかしながら、本発明における
シール部は、図5〜図9に示すように、種々の態様で構
成することができる。
【0035】図5に示す気管切開カテーテルでは、外管
12ではなく、内管13の先端近傍に、内管13の外周
面から外側に突出した環状突出部23が形成されてお
り、該環状突出部23と、外管12の内壁とによりシー
ル部が構成されている。この構造では、シール部におけ
る外管12及び内管13の内径及び外径とは、それぞ
れ、外管12の内径及び環状突出部23の外径をいうも
のとする。すなわち、シール部における外管12の内径
が上述した寸法D、環状突出部23の外径が上述した寸
法Eに相当する。図5に示した例においても、環状突出
部23と外管12の内面とが密着することにより、痰や
唾液等の異物の肺への侵入を効果的に防止することがで
きる。
12ではなく、内管13の先端近傍に、内管13の外周
面から外側に突出した環状突出部23が形成されてお
り、該環状突出部23と、外管12の内壁とによりシー
ル部が構成されている。この構造では、シール部におけ
る外管12及び内管13の内径及び外径とは、それぞ
れ、外管12の内径及び環状突出部23の外径をいうも
のとする。すなわち、シール部における外管12の内径
が上述した寸法D、環状突出部23の外径が上述した寸
法Eに相当する。図5に示した例においても、環状突出
部23と外管12の内面とが密着することにより、痰や
唾液等の異物の肺への侵入を効果的に防止することがで
きる。
【0036】図6に示す気管切開カテーテルでは、外管
12の先端において、先端の開口を狭めるように内向き
フランジ24が形成されている。内向きフランジ24に
より本発明のシール部が構成されている。すなわち、内
向きフランジ24の内径が、シール部における外管の内
径Dに相当し、該内向きフランジ24が密着される部分
の内管13の外径が上述した寸法Eに相当する。
12の先端において、先端の開口を狭めるように内向き
フランジ24が形成されている。内向きフランジ24に
より本発明のシール部が構成されている。すなわち、内
向きフランジ24の内径が、シール部における外管の内
径Dに相当し、該内向きフランジ24が密着される部分
の内管13の外径が上述した寸法Eに相当する。
【0037】図6に示したように、シール部は、外管1
2の先端において内向きフランジ24を設けることによ
り構成してもよく、それによって隙間21の最下端部に
おいてシール部を構成し、痰や唾液等の異物の肺への侵
入を防止することができる。
2の先端において内向きフランジ24を設けることによ
り構成してもよく、それによって隙間21の最下端部に
おいてシール部を構成し、痰や唾液等の異物の肺への侵
入を防止することができる。
【0038】もっとも、好ましくは、図7に示すよう
に、環状突出部25を貫通孔12aの近傍に配置するこ
とにより、より一層痰や唾液等の異物の肺への流入を防
止することができる。すなわち、図7に示す気管切開カ
テーテルでは、環状突出部25が外管12の内壁におい
て、貫通孔12aが設けられている部分の直下に形成さ
れている。従って、貫通孔12aから痰や唾液等の異物
が流入したとしても、隙間21の貫通孔12aより先端
側に延びる寸法が非常に小さいため、痰や唾液等の異物
の肺への流入をより効果的に防止することができる。
に、環状突出部25を貫通孔12aの近傍に配置するこ
とにより、より一層痰や唾液等の異物の肺への流入を防
止することができる。すなわち、図7に示す気管切開カ
テーテルでは、環状突出部25が外管12の内壁におい
て、貫通孔12aが設けられている部分の直下に形成さ
れている。従って、貫通孔12aから痰や唾液等の異物
が流入したとしても、隙間21の貫通孔12aより先端
側に延びる寸法が非常に小さいため、痰や唾液等の異物
の肺への流入をより効果的に防止することができる。
【0039】図6及び図7に示した内向きフランジ24
及び環状突出部25についても、図4に示した環状突出
部の場合と同様に外管12と一体に構成される必要は必
ずしもなく、別部材を外管12の内周面に接着等により
固定することによって構成してもよい。
及び環状突出部25についても、図4に示した環状突出
部の場合と同様に外管12と一体に構成される必要は必
ずしもなく、別部材を外管12の内周面に接着等により
固定することによって構成してもよい。
【0040】図8に示す気管切開カテーテルでは、内管
13の先端において、内管13の径を大きくするように
膨出された環状膨出部26が形成されている。ここで
は、環状膨出部26の外径が、シール部における内管の
外径Eに相当し、環状膨出部26の外表面が外管12の
内周面に密着してシール部が構成される。図8に示した
気管切開カテーテルのように、シール部は、内管13の
先端に環状膨出部26を設けることにより、内管13の
先端において構成してもよい。
13の先端において、内管13の径を大きくするように
膨出された環状膨出部26が形成されている。ここで
は、環状膨出部26の外径が、シール部における内管の
外径Eに相当し、環状膨出部26の外表面が外管12の
内周面に密着してシール部が構成される。図8に示した
気管切開カテーテルのように、シール部は、内管13の
先端に環状膨出部26を設けることにより、内管13の
先端において構成してもよい。
【0041】さらに、より好ましくは、図9に示す気管
切開カテーテルのように、内管13の先端において、内
管13を外側に折り返すことによりシール部を構成して
もよい。折り返された部分13aの外表面が、外管12
の内面に密着し、それによって本発明のシール部が構成
される。この構造では、内管13の折り返された部分1
3aの外表面で規定される径が上述した内管の外径Eに
相当し、折り返された部分13aに密着している外管1
2の内壁の径が上述した寸法Dに相当することになる。
切開カテーテルのように、内管13の先端において、内
管13を外側に折り返すことによりシール部を構成して
もよい。折り返された部分13aの外表面が、外管12
の内面に密着し、それによって本発明のシール部が構成
される。この構造では、内管13の折り返された部分1
3aの外表面で規定される径が上述した内管の外径Eに
相当し、折り返された部分13aに密着している外管1
2の内壁の径が上述した寸法Dに相当することになる。
【0042】図9に示した気管切開カテーテルでは、内
管13の先端が上記のように折り返されてシール部が構
成されているため、たとえ隙間21に痰や唾液等の異物
が流入したとしても、折り返された部分13aの外表面
と外管12の内壁とが液密シールされているため、痰や
唾液等の異物が肺に流入することがない。加えて、痰や
唾液等の異物が隙間21に貯留していたとしても、内管
13を引き抜く際に、折り返されている部分13aによ
りこれらの異物を掻き出すことができ、従って、自発呼
吸や発声訓練のために内管13を抜去する際にも、痰や
唾液等の異物の肺への流入が生じ難い。
管13の先端が上記のように折り返されてシール部が構
成されているため、たとえ隙間21に痰や唾液等の異物
が流入したとしても、折り返された部分13aの外表面
と外管12の内壁とが液密シールされているため、痰や
唾液等の異物が肺に流入することがない。加えて、痰や
唾液等の異物が隙間21に貯留していたとしても、内管
13を引き抜く際に、折り返されている部分13aによ
りこれらの異物を掻き出すことができ、従って、自発呼
吸や発声訓練のために内管13を抜去する際にも、痰や
唾液等の異物の肺への流入が生じ難い。
【0043】もっとも、隙間21に流入した痰や唾液等
の異物を内管13を抜去する際に掻き出す効果は、内管
13側に環状突出部や環状膨出部を設けた構造、すなわ
ち図5及び図8に示した気管切開カテーテルにおいても
果たすことができる。
の異物を内管13を抜去する際に掻き出す効果は、内管
13側に環状突出部や環状膨出部を設けた構造、すなわ
ち図5及び図8に示した気管切開カテーテルにおいても
果たすことができる。
【0044】よって、好ましくは、本発明においては、
シール部を構成するには、外管ではなく、内管の外周面
に外管の内壁に密着する環状突出部などを設けることが
望ましく、それによって内管13を抜去する際の痰や唾
液等の異物の肺への流入をより確実に防止することがで
きる。
シール部を構成するには、外管ではなく、内管の外周面
に外管の内壁に密着する環状突出部などを設けることが
望ましく、それによって内管13を抜去する際の痰や唾
液等の異物の肺への流入をより確実に防止することがで
きる。
【0045】
【実施例】次に、具体的な実施例につき説明する。 (実施例1)図6に示したシール部が構成された気管切
開カテーテルを作製した。すなわち、図6に示した外管
12として、軟質塩化ビニル樹脂よりなるものを用意し
た。この外管12には、図6に示したように貫通孔12
aが形成されており、かつ先端側にカフ14が固定され
ている。さらに、外管12の先端においては、内向きフ
ランジ24が形成されており、該内向きフランジ24
は、カテーテルの長さ方向に5.0mmの幅を有するよ
うに、かつ内径が7.8mmとなるように形成されてい
る。
開カテーテルを作製した。すなわち、図6に示した外管
12として、軟質塩化ビニル樹脂よりなるものを用意し
た。この外管12には、図6に示したように貫通孔12
aが形成されており、かつ先端側にカフ14が固定され
ている。さらに、外管12の先端においては、内向きフ
ランジ24が形成されており、該内向きフランジ24
は、カテーテルの長さ方向に5.0mmの幅を有するよ
うに、かつ内径が7.8mmとなるように形成されてい
る。
【0046】外径8.0mmの高密度ポリエチレンより
なる内管13を外管12に挿入したところ、外管12の
先端において、内管13と外管12の内向きフランジ2
4とが密着し、両者の隙間21に貫通孔12aから水を
注入したところ、水の漏洩は見られなかった。
なる内管13を外管12に挿入したところ、外管12の
先端において、内管13と外管12の内向きフランジ2
4とが密着し、両者の隙間21に貫通孔12aから水を
注入したところ、水の漏洩は見られなかった。
【0047】(実施例2)図7に示したシール部を有す
る気管切開カテーテルを作製した。すなわち、軟質塩化
ビニル樹脂よりなり、内径8.5mmの外管12を用意
した。外管12には、貫通孔12aが形成されており、
かつ貫通孔12aが形成されている部分の直下におい
て、内径7.8mmとなるように環状突出部25が形成
されている。
る気管切開カテーテルを作製した。すなわち、軟質塩化
ビニル樹脂よりなり、内径8.5mmの外管12を用意
した。外管12には、貫通孔12aが形成されており、
かつ貫通孔12aが形成されている部分の直下におい
て、内径7.8mmとなるように環状突出部25が形成
されている。
【0048】上記外管12に、外径8.0mmの高密度
ポリエチレンよりなる内管13を挿入した。この場合、
シール部以外では、外管12と内管13との間の隙間2
1は厚み0.5mmとなる。もっとも、シール部におい
ては、上記環状突出部25が内管13の外周面に密着さ
れている。しかも、環状突出部25は、貫通孔12aの
直下に形成されている。従って、貫通孔12aから水を
注入したところ、貫通孔12aの下方に水が流入しなか
った。
ポリエチレンよりなる内管13を挿入した。この場合、
シール部以外では、外管12と内管13との間の隙間2
1は厚み0.5mmとなる。もっとも、シール部におい
ては、上記環状突出部25が内管13の外周面に密着さ
れている。しかも、環状突出部25は、貫通孔12aの
直下に形成されている。従って、貫通孔12aから水を
注入したところ、貫通孔12aの下方に水が流入しなか
った。
【0049】(実施例3)図8に示したシール部を有す
る気管切開カテーテルを作製した。すなわち、軟質塩化
ビニル樹脂よりなり、内径8.5mmの外管12を用意
した。この外管12には、貫通孔12aが形成されてい
る。他方、内管13については、外径8.0mmの高密
度ポリエチレンチューブを用いた。もっとも、内管13
においては、その先端に、最大外径が8.7mmとなる
ように環状膨出部26が設けられている。
る気管切開カテーテルを作製した。すなわち、軟質塩化
ビニル樹脂よりなり、内径8.5mmの外管12を用意
した。この外管12には、貫通孔12aが形成されてい
る。他方、内管13については、外径8.0mmの高密
度ポリエチレンチューブを用いた。もっとも、内管13
においては、その先端に、最大外径が8.7mmとなる
ように環状膨出部26が設けられている。
【0050】従って、シール部以外では、外管12と内
管13との間には、厚み0.5mmの隙間21が形成さ
れている。しかしながら、貫通孔12aから水を注入し
たところ、環状膨出部26が設けられているシール部に
おいては、環状膨出部26の外表面が外管12の内表面
に密着されているため、隙間21から水が下方に流出す
ることはなかった。
管13との間には、厚み0.5mmの隙間21が形成さ
れている。しかしながら、貫通孔12aから水を注入し
たところ、環状膨出部26が設けられているシール部に
おいては、環状膨出部26の外表面が外管12の内表面
に密着されているため、隙間21から水が下方に流出す
ることはなかった。
【0051】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、内管の外径
が外管の内径以上となるシール部が、貫通孔よりも先端
側に設けられており、このシール部によって外管と内管
との間の隙間が液密シールされている。よって、カフに
よってせき止められた痰や唾液等の異物が、貫通孔を通
して外管と内管との間の隙間に侵入したとしても、シー
ル部でせき止められるため、これらの異物が肺へ流入す
ることを確実に防止することができる。
が外管の内径以上となるシール部が、貫通孔よりも先端
側に設けられており、このシール部によって外管と内管
との間の隙間が液密シールされている。よって、カフに
よってせき止められた痰や唾液等の異物が、貫通孔を通
して外管と内管との間の隙間に侵入したとしても、シー
ル部でせき止められるため、これらの異物が肺へ流入す
ることを確実に防止することができる。
【0052】また、請求項2に記載のように、シール部
を貫通孔の先端側近傍に配置した場合には、外管と内管
との間の隙間に貯留される異物の量を低減することがで
きるので、より一層これらの異物の肺への流入を防止し
得る。
を貫通孔の先端側近傍に配置した場合には、外管と内管
との間の隙間に貯留される異物の量を低減することがで
きるので、より一層これらの異物の肺への流入を防止し
得る。
【0053】さらに、請求項3に記載の発明では、外管
及び内管の少なくとも一方が柔軟性を有する材料で構成
されているため、シール部における液密シールをより確
実に果たすことができ、痰や唾液等の異物の肺への流入
をより効果的に防止することができる。
及び内管の少なくとも一方が柔軟性を有する材料で構成
されているため、シール部における液密シールをより確
実に果たすことができ、痰や唾液等の異物の肺への流入
をより効果的に防止することができる。
【0054】請求項4に記載の発明によれば、内管の先
端部が外側に折り返されており、折り返された部分の外
表面が内管の最大外径部を構成し、この外表面が外管の
内面に密着されて上記シール部が構成されているので、
痰や唾液等の異物の肺への流入をシール部によって防止
することができるだけでなく、自発呼吸や発声の訓練の
ために、内管を外管から抜去する際には、内管の外側に
折り返されている部分により内管と外管との隙間に貯留
していた痰や唾液等の異物を確実に掻き出すことができ
る。
端部が外側に折り返されており、折り返された部分の外
表面が内管の最大外径部を構成し、この外表面が外管の
内面に密着されて上記シール部が構成されているので、
痰や唾液等の異物の肺への流入をシール部によって防止
することができるだけでなく、自発呼吸や発声の訓練の
ために、内管を外管から抜去する際には、内管の外側に
折り返されている部分により内管と外管との隙間に貯留
していた痰や唾液等の異物を確実に掻き出すことができ
る。
【図1】従来の気管切開カテーテルを気道に留置した状
態を示す模式的断面図。
態を示す模式的断面図。
【図2】従来の気管切開カテーテルの問題点を説明する
ための部分切欠断面図。
ための部分切欠断面図。
【図3】本発明の気管切開カテーテルの一例を説明する
ための概略構成図。
ための概略構成図。
【図4】本発明の気管切開カテーテルのシール部の一例
を説明するための部分切欠断面図。
を説明するための部分切欠断面図。
【図5】本発明の気管切開カテーテルのシール部の他の
例を説明するための部分切欠断面図。
例を説明するための部分切欠断面図。
【図6】本発明の気管切開カテーテルのシール部のさら
に他の例を説明するための部分切欠断面図。
に他の例を説明するための部分切欠断面図。
【図7】本発明の気管切開カテーテルのシール部の他の
例を説明するための部分切欠断面図。
例を説明するための部分切欠断面図。
【図8】本発明の気管切開カテーテルのシール部の他の
例を説明するための部分切欠断面図。
例を説明するための部分切欠断面図。
【図9】本発明の気管切開カテーテルのシール部の他の
例を説明するための部分切欠断面図。
例を説明するための部分切欠断面図。
11…気管切開カテーテル 12…外管 12a…貫通孔 13…内管 13a…内管の折り返された部分 14…カフ 22…環状突出部 23…環状突出部 24…内向きフランジ 25…環状突出部 26…環状膨出部
フロントページの続き (72)発明者 榊山 昭二 山口県新南陽市開成町4560 積水化学工業 株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 気管内に挿入される気管切開カテーテル
であって、 発声または自発呼吸のための貫通孔が管壁に形成された
外管と、 前記外管内に、外管に対して挿入・離脱自在に配置され
る内管と、 前記外管の貫通孔が形成されている部分よりも先端側に
おいて外管の外周に固定されたカフと、 前記外管の貫通孔が形成されている位置よりも先端側に
おいて、前記外管と内管との間が液密的にシールされる
ように、内管の最大外径部の径が外管の内径以上とされ
ているシール部が構成されていることを特徴とする気管
切開カテーテル。 - 【請求項2】 前記シール部が、前記貫通孔近傍に配置
されている請求項1に記載の気管切開カテーテル。 - 【請求項3】 外管及び内管の少なくとも一方が柔軟性
を有する材料により構成されている請求項1または2に
記載の気管切開カテーテル。 - 【請求項4】 前記内管の先端部が外側に折り返されて
おり、折り返された部分の外表面が内管の最大外径部を
構成し、該外表面が外管の内面に密着されて前記シール
部が構成されている請求項1〜3の何れかに記載の気管
切開カテーテル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13701996A JPH09313609A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 気管切開カテーテル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13701996A JPH09313609A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 気管切開カテーテル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09313609A true JPH09313609A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15188939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13701996A Pending JPH09313609A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 気管切開カテーテル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09313609A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009518104A (ja) * | 2005-12-05 | 2009-05-07 | ホスピテック レスピレーション リミテッド | 気管内チューブ及びそれを含む挿管システム |
| US9004069B2 (en) | 2005-08-24 | 2015-04-14 | Hospitech Respiration Ltd. | Method of detecting endotracheal tube misplacement |
| KR101537820B1 (ko) * | 2007-05-25 | 2015-07-17 | 가부시키가이샤 고켄 | 기관절개 캐뉼러 |
| WO2015130087A1 (ko) * | 2014-02-25 | 2015-09-03 | 가톨릭대학교 산학협력단 | 기관삽관 이중튜브 |
-
1996
- 1996-05-30 JP JP13701996A patent/JPH09313609A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9004069B2 (en) | 2005-08-24 | 2015-04-14 | Hospitech Respiration Ltd. | Method of detecting endotracheal tube misplacement |
| US10780238B2 (en) | 2005-08-24 | 2020-09-22 | Hospitech Respiration Ltd. | Method of detecting endotracheal tube misplacement |
| JP2009518104A (ja) * | 2005-12-05 | 2009-05-07 | ホスピテック レスピレーション リミテッド | 気管内チューブ及びそれを含む挿管システム |
| US9555205B2 (en) | 2005-12-05 | 2017-01-31 | Hospitech Respiration Ltd. | Endotracheal tube and intubation system including same |
| US11938270B2 (en) | 2005-12-05 | 2024-03-26 | Hospitech Respiration Ltd. | Endotracheal tube and intubation system including same |
| KR101537820B1 (ko) * | 2007-05-25 | 2015-07-17 | 가부시키가이샤 고켄 | 기관절개 캐뉼러 |
| WO2015130087A1 (ko) * | 2014-02-25 | 2015-09-03 | 가톨릭대학교 산학협력단 | 기관삽관 이중튜브 |
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