JPH09313670A5 - - Google Patents
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Description
【発明の名称】スロットマシンの停止制御方法
【特許請求の範囲】
【請求項1】内部抽選の結果に基づいて有効化された停止ライン上に強制停止させるシンボルを決定して、リールの停止動作を制御する引込制御機能を備えたスロットマシンにおいて、
有効化された停止ライン上に、特定のシンボルが停止したことを条件として、所定の時間内において、前記引込制御機能が解除されたゲームを実行させることを特徴とするスロットマシンの停止制御方法。
【請求項2】内部抽選の結果に基づいて有効化された停止ライン上に強制停止させるシンボルを決定して、リールの停止動作を制御する引込制御機能を備えたスロットマシンにおいて、
毎日の予め決められた時刻になったことを条件として、所定の時間帯について、前記引込制御機能が解除されたゲームを実行させることを特徴とするスロットマシンの停止制御方法。
【請求項3】内部抽選の結果に基づいて有効化された停止ライン上に強制停止させるシンボルを決定して、リールの停止動作を制御する引込制御機能を備えたスロットマシンにおいて、
引込制御機能の解除の内部抽選が当たったことを条件として、所定の時間内において、前記引込制御機能が解除されたゲームを実行させることを特徴とするスロットマシンの停止制御方法。
【請求項4】内部抽選の結果に基づいて有効化された停止ライン上に強制停止させるシンボルを決定して、リールの停止動作を制御する引込制御機能を備えたスロットマシンにおいて、
特別のゲームが実行されたことを条件として、所定回数のゲームにおいて、前記引込制御機能が解除されたゲームを実行させることを特徴とするスロットマシンの停止制御方法。
【請求項5】内部抽選の結果に基づいて有効化された停止ライン上に強制停止させるシンボルを決定して、リールの停止動作を制御する引込制御機能を備えたスロットマシンにおいて、
特別のゲームが実行されたことを条件として、所定の時間内において、前記引込制御機能が解除されたゲームを実行させることを特徴とするスロットマシンの停止制御方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、内部抽選の結果に基づいて有効化された停止ライン上に強制停止させるシンボルを決定して、リールの停止動作を制御する引込制御機能を備えたスロットマシンの停止制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にスロットマシンは、周面に複数の図柄が描かれた3個のリールを有しており、1〜3枚のメダルの投入により対応する停止ラインを有効化させた後、始動レバーを操作すると、3個のリールが一斉に始動する。また各リール毎に停止釦スイッチが設けられており、いずれかの停止釦スイッチを押操作すると、対応するリールが個別に停止する。全リールが停止したとき、有効化された停止ライン上に所定のシンボルの組み合わせが成立すると、そのゲームは入賞となり、入賞の種類に応じて予め決められた枚数のメダルがそのゲームの配当として払い出される。
【0003】
近年の典型的なスロットマシンでは、始動レバーの操作により全リールが一斉に始動すると、スロットマシン内の制御部で内部抽選が行われ、その抽選結果に応じて有効化された停止ライン上に所定のシンボルを引き込んでリールを強制停止させる、いわゆる引込制御が行われる。
すなわち停止釦スイッチが押操作されたとき、前記内部抽選が当たっていると、有効化された停止ライン上に入賞に関わる特定のシンボルが位置するタイミングでリールを強制停止させる。一方、抽選が外れている場合には、有効化された停止ライン上に入賞に関わる特定のシンボル以外のシンボルが位置するタイミングで、リールを強制停止させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記引込制御機能を備えたスロットマシンでは、ゲームの結果がスロットマシン内の制御部での内部抽選によって左右されるため、ゲー厶は投機的となり、リールの停止操作に熟練した遊戯者は技能を十分に生かせないという問題があった。
この発明は、上記問題に着目して成されたもので、適宜、引込制御機能を解除することにより、リールの停止操作に熟練した遊戯者が技能を生かしてゲー厶を楽しめるようにしたスロットマシンの停止制御方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、内部抽選の結果に基づいて有効化された停止ライン上に強制停止させるシンボルを決定して、リールの停止動作を制御する引込制御機能を備えたスロットマシンにおいてなされるものである。
【0006】
請求項1のスロットマシンの停止制御方法では、有効化された停止ライン上に特定のシンボルが停止したことを条件として、所定の時間内において、前記引込制御機能が解除されたゲームを実行させる。
【0007】
請求項2のスロットマシンの停止制御方法では、毎日の予め決められた時刻になったことを条件として、所定の時間帯について、前記引込制御機能が解除されたゲームを実行させる。
【0008】
請求項3のスロットマシンの停止制御方法では、引込制御機能の解除の内部抽選が当たったことを条件として、所定の時間内において、前記引込制御機能が解除されたゲームを実行させる。
【0009】
請求項4のスロットマシンの停止制御方法では、特別のゲームが実行されたことを条件として、所定回数のゲームにおいて、前記引き込み制御機能が解除されたゲームを実行させる。
【0010】
請求項5の発明では、特別のゲームが実行されたことを条件として、所定の時間内において、前記引込制御機能が解除されたゲームを実行させる。
【0011】
【作用】
請求項1のスロットマシンの停止制御方法によれば、有効化された停止ライン上に特定のシンボルが停止すると、以後、所定の時間内において、引込制御機能が解除され、遊戯者による停止操作に対応したタイミングでリールが停止する。
【0012】
請求項2のスロットマシンの停止制御方法によれば、毎日、所定の時間帯において、引込制御機能が解除されたゲームが実行される。
【0013】
請求項3のスロットマシンの停止制御方法によれば、引込制御機能の解除にかかる内部抽選が当たると、所定の時間内において引込制御機能が解除されたゲームが実行される。
【0014】
請求項4のスロットマシンの停止制御方法によれば、特別のゲームが実行されたとき、以後の所定回数のゲームにおいて引込制御機能が解除される。また請求項5のスロットマシンの停止制御方法によれば、特別のゲームが実行されたとき、以後の所定時間内において引込制御機能が解除されたゲームが実行される。
【0015】
【実施例】
図1は、この発明が実施されたスロットマシンの外観を示す。
スロットマシンの機体は、ボックス形状の機械本体部の前面に扉部1を開閉可能に取り付けて構成されており、前記扉部1の前面には、リール表示窓3,メダル投入口5,始動レバー6,3個の停止釦スイッチ7a,7b,7c,メダル放出口10,メダル受皿11などが設けられている。
【0016】
前記機械本体部の内部には、リール表示窓3の位置に合わせて、3個のリール2a,2b,2cが、各リール2a,2b,2cの周面を前記リール表示窓3に臨ませるようにして、組み込んである。各リール2a,2b,2cの周面にはそれぞれ、特別入賞に関わる大当たりのシンボル、その他の入賞に関わる複数種の当たりのシンボル、入賞に関わらないその他のシンボルが複数描かれると共に、引込制御機能の解除に関わる特定のシンボルが描かれており、リール停止時、リール表示窓3に各リールの3駒分の図柄が現れるようになっている。
【0017】
リール表示窓3には、上,中,下,斜めの合計5本の停止ラインL1〜L5が表されており、メダルの投入枚数が1枚であれば中央の停止ラインL1のみが、2枚であれば上,中,下の3本の停止ラインL1〜L3が、3枚であれば5本全ての停止ラインL1〜L5が、それぞれ有効化される。
【0018】
図中、メダル投入口5はメダルを投入するための部分、始動レバー6は3個のリール2a,2b,2cを一斉に始動させるためのもの、停止釦スイッチ7a,7b,7cは、それぞれ対応するリール2a,2b,2cを個別に停止させるためのものである。
【0019】
また、このスロットマシンは、複数枚のメダルを予めメダル投入口5より投入して機械に預けておき、この預けメダルを消費しつつゲームを行うという、いわゆるクレジット方式のスロットマシンであり、扉部1の前面には、機械に預けられたメダルの枚数をデジタル表示する預け枚数表示器4,預けメダルを投入するためのメダル投入スイッチ8,預けメダルの精算を指示するための精算スイッチ9が設けてある。
【0020】
このスロットマシンでは、メダル投入口5へのメダルの投入またはメダル投入スイッチ8の操作により対応する停止ラインを有効化させた後、始動レバー6の操作により全リール2a,2b,2cを一斉に始動させるように設定されており、通常は、リール始動後に、内部抽選が行われて、有効化されたいずれかの停止ライン(以下単に「有効ライン」という)上に、入賞にかかるシンボルの組合せを成立させるか否かが決定される。これにより停止釦スイッチ7a,7b,7cが押操作されると、前記内部抽選の結果に基づいて、有効化された停止ライン上に強制停止させるシンボルが決定され、各リール2a,2b,2cの停止動作を制御する引込制御が行われる。
【0021】
全リール2a,2b,2cが停止したとき、前記有効化された停止ライン上に大当たりのシンボルの組み合わせやその他の入賞に関わる当たりのシンボルの組み合わせが成立すると、所定枚数のメダルが払い出され、さらに大当たりのシンボルの組み合わせによる特別入賞のときはボーナスゲームへ移行する。
【0022】
このスロットマシンは、所定の条件が成立したときに、次回以降の所定の回数分のゲームまたは所定の時間内において、前記引込制御機能が解除されたゲーム(以後このゲームを「引込解除ゲー厶」という)が実行できるようにしている。 この引込制御を解除するための条件としては、例えば、有効ライン上に特定のシンボルが停止したときや、毎日の予め決められた時刻になったときなどが考えられる。また前記した内部抽選に引込制御機能の解除に関わる当たりを設け、この抽選が当たったことを条件として、今回もしくは今回以降の所定ゲー厶回数について、または以後の所定の設定時間について、引込解除ゲームを実行するようにしてもよい。さらに前記したボーナスゲームが終了した後、以後の所定回数のゲームまたは所定時間内において、引込解除ゲームを実行するようにしてもよい。
【0023】
この実施例のスロットマシンは、前記引込解除ゲームとして、すべてのリール2a,2b,2cの引込制御機能を解除するほかに、遊戯者の停止操作の順序に応じた所定のリール(例えば第1番目に操作された停止釦スイッチに対応するリール)のみの引込制御機能を解除することが可能なように設定されている。
【0024】
図2は、前記引込解除ゲームとして設定される各種の態様を示すもので、停止操作の順序に応じて、操作された停止釦スイッチに対応するリールの引込制御を行うか否かが表されている(図中、×印はその欄のリールの引込制御機能を解除することを、○印はその欄のリールの引込制御機能を維持することを、それぞれ意味する)。
【0025】
例えば、第1のゲーム態様は、すべてのリール2a,2b,2cについての引込制御機能を解除することを示す。また第2のゲーム態様では、第1,第2番目に操作された停止釦スイッチに対応するリールについての引込制御機能を解除し、最後に操作された停止釦スイッチに対応するリールについては、引込制御を行うように設定される。
なおいずれの態様においても、熟練者によりボーナスゲームが頻発することがないように、引込解除時においても、有効ライン上にボーナスゲームにかかるシンボルが停止するタイミングで停止操作が行われたときのみ、このシンボルが有効ライン上からはずれるような引込制御が行われている。
【0026】
図1に戻って、前記扉部1の前面には、前記引込制御機能が解除された状態であることを報知するための引込解除表示部12が設けられている。
この引込解除表示部12は、7セグメントのLEDにより構成される数字表示器が用いられており、引込解除ゲームを実行できる残り回数(以下、「引込解除回数」という)が表示されるようになっている。また引込解除ゲームを実行できる状態を時間で管理する場合は、前記数字表示器により残り時間を表示するか、または数字表示器に代えて、LEDなどの表示ランプを採用する。
【0027】
図3は、上記のスロットマシンの電気的な構成を示す。
図中、20はCPU21を制御主体とする制御部であり、プログラ厶や固定データが格納されるROM22と、データの読み書きに用いられるRAM23とを備えている。
【0028】
前記CPU21には、バス30を介して、預け枚数表示器4,引込解除表示部12,始動レバー6,3個の停止釦スイッチ7a,7b,7c,メダル投入スイッチ8,精算スイッチ9,メダル検知センサ27,リール駆動部24,ホッパ駆動部25,発音部26などが接続されている。また引込制御機能が解除されたゲームを実行できる状態を時間で管理する場合には、さらにタイマ28または時計29が接続される。
前記CPU21は、ROM22に格納されたプログラムに従ってRAM23に対するデータの読み書きを行いつつ、前記入出力装置の動作を一連に制御するほか、内部で発生させた乱数値を用いて、引込制御にかかる抽選処理を実行する。
【0029】
なお、リール駆動部24は、各リール2a,2b,2cの駆動源であるステッピングモータを駆動する。ホッパ駆動部25は、精算等に際して、機械本体部に組み込まれたメダル払出機構のホッパモータを駆動する。発音部26は、各種効果音を発生して出力する。メダル検知センサ27は、メダル投入口5に投入されたメダルを検知して、検知信号を出力する。
【0030】
前記タイマ28は、引込制御機能を解除させた状態でゲームを実行できる時間長さ(以下、これを「引込解除時間」という)を管理する場合に使用され、また、前記時計29は、引込制御機能を解除させる時間帯を管理する場合に使用される。
【0031】
図4は、有効ライン上に特定のシンボルが出現したときに、前記図2の第1のゲーム態様、すなわちすべてのリール2a,2b,2cの引込制御機能を解除させるようにした場合の制御手順を示す。
なおこの図4以下の各制御手順において、図中の「ST」は、ステップを意味する。また「BF」は、現在機体がボーナスゲームモードに設定されていることを記憶するためのフラグ(以下「ボーナスフラグBF」という)を意味する。
【0032】
まず、メダル投入スイッチ8の操作またはメダル投入口5へのメダルの投入があると、ステップ1が「YES」となり、CPU21は、つぎのステップ2で前記ボーナスフラグBFをチェックする。さらにこのステップ2の判定が「YES」であれば、ステップ23に移行して、ボーナスゲームにかかる一連の制御を実行する。
【0033】
このボーナスゲームは、有効ライン上に所定のシンボルの組合せ(例えば「7」「7」「7」の組合せ)が成立したとき、以後、入賞確率の高いゲームを所定の回数実行するもので、定められた回数分のゲームが実行されると、前記ボーナスフラグBFはリセットされる(ステップ24,25)。
【0034】
一方、ボーナスフラグBFがセットされていない場合には、ステップ2が「NO」となってステップ3へと移行し、CPU21は、始動レバー6の操作に応じて3個のリール2a,2b,2cを一斉に始動させる(ステップ3,4)。
【0035】
つぎにCPU21は、ステップ5で、引込解除ゲームを実行できる残り回数を示す引込解除回数nが「0」か否かを判定する。この判定が「YES」のとき、すなわち通常の引込制御が実行される状態にあるとき、CPU21は、つぎのステップ6で、引込制御のための内部抽選を行い、ステップ7で停止釦スイッチ7a,7b,7cの押操作に待機する。
なお、nに「0」より大きい数値が設定されている場合には、引込解除ゲームが設定されていることになるので、ステップ6の内部抽選はスキップされる。
【0036】
いずれかの停止釦スイッチ7a,7b,7cが操作されると、ステップ7が「YES」となり、CPU21は、つぎのステップ8で引込解除回数nが「0」か否かを判定する。この結果、n=0であれば、CPU21は、押操作された停止釦スイッチに対応するリールについて、前記ステップ6で行った内部抽選の結果に基づく引込制御を行ってリールを停止させる(ステップ9)。
【0037】
一方、ステップ8でnが「0」でないと判定されたとき、CPU21はリールの引込制御を行わず、停止釦スイッチの操作タイミングに合わせて対応するリールを停止させる(ステップ10)。
なおこの場合、前記したように、有効ライン上にボーナスゲームにかかるシンボルが停止するタイミングで停止操作が行われた場合のみ引込制御が行われ、ボーナスゲームには関係のないシンボルが有効ライン上に引き込まれる。
【0038】
つぎのステップ11は、全リール2a,2b,2cが停止したかどうかを判定しており、全リール2a,2b,2cが停止していない場合は、その判定が「NO」となって、ステップ7に戻る。
【0039】
同様の手順が繰り返し実行されて、全リール2a,2b,2cが停止したとき、ステップ11は「YES」となり、CPU21は、つぎのステップ12で、引込解除回数nが「0」か否かを判定する。もしn=0であれば、ステップ12からステップ15へと移行して、有効ライン上に成立したシンボルの組合せの判別処理が行われる。またnが「0」でなければ、引込解除回数nは「1」ディクリメントされ、さらに引込解除表示部12にディクリメント後のnの値が表示された後(ステップ13,ステップ14)、ステップ15へと進む。
【0040】
ステップ15で有効ライン上に入賞にかかるシンボルの組み合わせが成立していることが判別されたとき、つぎのステップ16が「YES」となってステップ17へと移行し、CPU21は、ホッパ駆動部25を介してメダル払出機構を駆動させ、所定枚数のメダルの配当を行う。
【0041】
さらにこのシンボルの組合せがボーナスゲームにかかるものであったとき、ステップ18が「YES」となってステップ19へと移行し、前記ボーナスフラグBFがセットされる。これにより次回のゲームでは、ステップ2が「YES」となり、ステップ23以降の手順が実行されることになる。
【0042】
一方、ステップ16の判定が「NO」のとき、CPU21は、ステップ20で、有効ライン上に引込制御の解除に関わる特定のシンボルが停止しているか否かをチェックする。この判定が「YES」であれば、CPU21は、つぎのステップ21で、現在の引込制御解除回数nに所定の回数Nを加算した後、続くステップ22で、引込解除表示部12に前記加算更新後の引込解除回数nを表示させる。
これにより、これまで通常の引込制御ゲームが実行されていた場合には、以後のN回のゲームにおいて、引込解除ゲームが実行される。また既に引込制御ゲームが実行されている場合には、現在の引込解除回数にN回が加算されることになる。
【0043】
有効な停止ライン上に入賞に関わるシンボルの組み合わせが成立せず、引込制御機能の解除に関わる特定のシンボルも出現しないときは、ステップ16,20の判定がともに「NO」となり、そのまま1ゲームの処理を完了する。
【0044】
図5は、前記引込制御機能の解除に関わる特定のシンボルが出現したとき、以後の所定の設定時間において、前記第1のゲーム態様の引込解除ゲームが実行されるようにした場合のCPU21の制御手順を示す。
なお同図において、ステップ1〜4は前記図4のステップ1〜4に、ステップ26〜28は図4のステップ23〜25に、それぞれ対応しており、ここでは詳細な説明を省略する。
【0045】
ステップ1〜4の各手順が実行されて各リール2a,2b,2cが始動すると、CPU21は、つぎのステップ5で、引込解除ゲームが設定されていることを示すフラグF(以下「引込解除フラグF」という)をチェックする。その結果、引込解除フラグFがセットされていないことが判別されると、前記図4と同様、引込制御にかかる内部抽選を実行した後、リールの停止操作の判別処理へと移行する(ステップ6,7)。
一方、引込解除フラグFに「1」が設定されているとき、すなわち引込解除ゲームの実行中であるときは、ステップ5が「YES」となり、ステップ6の処理がスキップされる。
【0046】
いずれかの停止釦スイッチが押操作されると、ステップ7が「YES」となり、CPU21は、操作されたスイッチに対応するリールに対し、前記引込解除フラグFがセットされていないときには、ステップ6の内部抽選の結果に応じたシンボルが停止するタイミングで、また前記引込解除フラグFがセットされているときには、停止操作に応じたタイミングで、停止指令を出力する(ステップ7〜10)。
【0047】
上記の処理が各リールについて行われた結果、すべてのリールが停止するとステップ11が「YES」となり、ステップ12で有効ライン上に成立したシンボルの組合せの判別処理が行われる。この結果、有効ライン上に入賞(ボーナスゲームを含む)にかかるシンボルの組合せが成立している場合には、ステップ13〜16により、前記図4のステップ16〜19と同様の処理が実行される。
【0048】
有効ライン上に入賞にかかるシンボルの組合せが成立していないときには、ステップ17へと移行し、有効ライン上に引込制御の解除にかかる特定のシンボルが停止しているか否かが判別される。
すなわち通常の引込制御ゲームまたは引込解除ゲームにより、有効ライン上に特定のシンボルが停止すると、上記ステップ17が「YES」となってステップ18へと移行し、CPU21は、前記引込解除フラグFを「1」にセットした後、引込解除ゲームが実行できる残り時間T1に所定の時間Mを加算した値を引込解除時間Tとして設定し、タイマ28を始動させる(ステップ19〜20)。
【0049】
上記の処理により、引込解除ゲー厶が行われていなかった場合には、以後のM時間の間、引込解除ゲームが実行される。また既に引込解除ゲームが行われている場合には、引込解除の残り時間は、現在の残り時間からさらにM時間分だけ延長されることになる。
なおこの実施例では、前記引込解除表示部12に点灯表示機能をもたせており、CPU21は、引込解除ゲームの設定に応じてこの引込解除表示部12を点灯表示させる(ステップ21)。
【0050】
一方、引込解除ゲームが行われた結果、有効な停止ライン上に入賞に関わる当たりのシンボルの組み合わせが成立せず、また引込制御機能の解除に関わる特定のシンボルも出現しなかったときには、ステップ17が「NO」,ステップ22が「YES」となり、CPU21は、前記ステップ19で設定された引込解除時間Tが経過したか否かをチェックする(ステップ23)。この判定が「YES」であれば、CPU21は、つぎのステップ24で前記引込解除フラグFをクリアし、続くステップ25で引込解除表示部12を消灯させる。
【0051】
なおステップ23の判定が「NO」の場合、すなわち引込解除ゲームの設定からT時間が経過していないときには、CPU21は、そのまま1ゲームの処理を完了し、つぎのゲームで再び引込解除ゲームを実行する。
【0052】
図6は、毎日の予め決められた時間帯について、前記第1のゲーム態様の引込解除ゲームを実施するようにした場合の制御手順を示す。
まずCPU21は、最初のステップ1で、前記と同様の引込解除フラグFが「1」にセットされているか否かをチェックし、この判定が「NO」のとき、さらにステップ2で、前記時計29の時刻が引込解除の時間帯内に入ったか否かをチェックする。
【0053】
このステップ2の判定が「YES」のとき、CPU21はつぎのステップ3で引込解除フラグFを「1」にセットする。またこの実施例でも前記引込解除表示部12には点灯表示機能が配備されており、CPU21は、前記引込解除フラグFの設定に応じて、引込解除表示部12を点灯動作させる(ステップ4)。
【0054】
一方、ステップ1の判定が「YES」のとき、すなわち既に引込解除ゲームが設定されているとき、CPU21は、ステップ5で前記ステップ2と同様、時計29の時刻をチェックする。この結果、設定された時間帯でないことが判別されると、CPU21は、ステップ6へと移行して引込解除フラグFをクリアする。またこのとき前記引込解除表示部12は点灯状態にあるので、つぎのステップ7でその消灯動作が行われる。
なお通常の引込制御ゲームが行われている状態ではステップ2が「NO」となり、また前記設定時間帯において引込解除ゲー厶が実行されている状態ではステップ5が「YES」となり、ともにステップ8のメダル投入の判別処理へと移行する。
【0055】
以下、ステップ8〜23で、前記図5のステップ1〜16と同様の処理の処理が実行され、各リールは、引込解除フラグFが「1」にセットされている場合には、遊戯者の操作タイミングに応じて、また通常の引込制御モード下においては、内部抽選の結果に応じて停止するよう制御される。
なおステップ24〜26のボーナスゲームにかかる手順は、前記図4,5と同様であり、ここでは詳細な説明を省略する。
【0056】
図7は、CPU21により引込制御機能の解除にかかる内部抽選を行わせ、この抽選が当たったとき、そのゲームについて、前記第1の態様の引込解除ゲームを設定するようにした場合の制御手順を示す。
【0057】
まずステップ1〜4で前記図4と同様の手順が実行されて各リール2a,2b,2cが始動すると、CPU21は、つぎのステップ5で、内部抽選を実行する。
この実施例では、通常の引込制御にかかる抽選のほかに、引込解除ゲームにかかる抽選が行われており、ステップ6で、いずれかの停止釦スイッチが操作されたとき、引込解除ゲームにかかる抽選が当たっている場合は、CPU21は、対応するリールを停止釦スイッチの操作タイミングに応じて停止させる(ステップ7,9)。
一方、引込解除ゲームにかかる抽選がはずれた場合には、ステップ7が「NO」となり、操作された停止釦スイッチに対応するリールは、引込制御にかかる抽選結果に応じた停止制御を受ける。
【0058】
上記の手順が繰り返し行われてすべてのリール2a,2b,2cが停止するとステップ10が「YES」となり、CPU21は、前記した各実施例と同様、有効ライン上に成立したシンボルの組合せを判別し、その判別結果に応じてメダル配当などの処理を実行する(ステップ11〜15)。
ステップ16〜18のボーナスゲームにかかる手順は、前記各実施例と同様であり、ここでは詳細な説明を省略する。
【0059】
なお上記図7の実施例では、引込解除ゲームにかかる抽選が当たったとき、そのゲームに限り、各リールの引込制御機能を解除するようにしているが、これに限らず、以後の所定回数のゲームにおいて、または以後の所定の時間において、引込制御機能を解除するよう構成してもよい。
さらに上記図4〜7の各実施例では、いずれも引込解除ゲームとしてすべてのリールの引込制御機能を解除させる第1のゲーム態様を実行するようにしているが、これに限らず、第2〜6のいずれかのゲーム態様を設定するようにしても良い。
【0060】
図8および図9は、ボーナスゲームに引き続いて所定回数の引込解除ゲームを実行する場合の制御手順を示すもので、図8の実施例は前記第4のゲーム態様が設定された場合を、図9の実施例は前記第2のゲーム態様が設定された場合を、それぞれ前提としている。
【0061】
まず図8の実施例において、ステップ1〜5の手順は、前記図7の実施例と同様であり、ここでは説明を繰り返さない。
ステップ2でボーナスフラグBFがセットされていると判別されたとき、CPU21は、ステップ20へと移行して、前記各実施例と同様、ボーナスゲームにかかる一連の制御を実行する。このボーナスゲームが定められた所定回数実行されると、ステップ21が「YES」となり、CPU21は、前記ボーナスフラグBFをリセットするとともに、引込解除回数nを所定回数Nにセットする(ステップ22,23)。
【0062】
前記引込解除回数nがセットされた状態で再びメダルが投入されると、ステップ1が「YES」,ステップ2が「NO」となり、ステップ3へと移行する。この後、始動レバー6の操作に応じて各リール2a,2b,2cが始動すると、CPU21は、つぎのステップ5で引込制御にかかる抽選を実行する。
【0063】
この抽選の後、いずれかの操作釦スイッチ7a,7b,7cが押操作されると、ステップ6が「YES」となり、CPU21は、操作された停止釦スイッチに対応するリールに対し、前記内部抽選の結果に応じた引込制御を実行する(ステップ7)。
ついで残る2つの停止釦スイッチのうちのいずれかが押操作されると、ステップ8が「YES」となり、この操作に対応するリールに対し、同様の引込制御が実行される。
【0064】
最後に残った停止釦スイッチが押操作されると、ステップ10が「YES」となり、CPU21は、ステップ11で引込解除回数nの値をチェックする。先のゲームでボーナスゲームが行われ、nが「0」より大きくなっている場合にはこの判定は「NO」となり、CPU21は、ステップ13で、操作された停止釦スイッチに対応するリールを操作タイミングに応じて停止させた後、続くステップ4で引込解除回数nをディクリメントし、ステップ15へと移行する。
【0065】
以後メダルが投入される毎に、上記と同様の手順が繰り返し実行され、N回の引込解除ゲームが実行される。この後さらにメダルが投入されると、ステップ1〜10までの手順が実行された後、ステップ11が「YES」となり、3番目に停止させるリールについても通常の引込制御が実行される(ステップ12)。
なおステップ15〜19の処理は前記各実施例と同様であり、ここでは詳細な説明を省略する。
【0066】
図9の実施例においても上記と同様に、ボーナスフラグBFがセットされていれば、ステップ2からステップ23へと移行し、ボーナスゲームが所定回数実行されるまで同様の手順が繰り返し実行される。その後、定められた回数分のボーナスゲームが行われると、ステップ24が「YES」となり、ボーナスフラグBFのリセットと、引込解除回数nの設定とが行われる(ステップ25,26)。
【0067】
ボーナスゲームフラグBFがセットされていない場合には、ステップ3へと移行し、メダルの投入および始動レバー6の操作に応じて、各リール2a,2b,2cが一斉に始動する(ステップ3,4)。
【0068】
つぎにCPU21は、ステップ5で前記引込解除回数nの値が「0」であるか否かをチェックする。この判定が「YES」のとき、すなわち引込解除ゲームが設定されていないときは、ステップ6で内部抽選が行われた後、ステップ7〜9で、各リールは停止操作の順に引込制御され、ステップ18のシンボル判別処理へと移行する。
【0069】
一方、ボーナスゲームの終了により引込解除回数nに「0」より大きい値が設定されている場合には、ステップ5が「NO」となり、第1,第2に操作された停止釦スイッチに対応するリールについては、各停止操作に応じたタイミングで停止制御が実行される(ステップ10〜13)。
【0070】
さらに最後に残った停止釦スイッチが押操作されると、ステップ14が「YES」となり、CPU21は、先に停止した2つのリールにおいて、有効ライン上に入賞にかかるシンボルが停止しているか否かをチェックする(ステップ15)。この判定が「YES」であれば、ステップ16へと移行して、CPU21は、対応するリールに対し、入賞が成立するような引込制御を実行する(ステップ17)。
【0071】
先に停止した2つのリールの有効ライン上に、入賞にかかるシンボルが停止していない場合には、ステップ15が「NO」となり、CPU21は、残るリールに対し、第1,第2のリールと同様、停止操作に応じたタイミングで停止指令を出力する。
【0072】
上記したいずれかの停止制御により各リール2a,2b,2cが停止すると、ステップ18で、有効ライン上に成立したシンボルの組合せの判別が行われ、さらにその組合せが入賞にかかるものである場合には、ステップ19以下の処理が実行される。
【0073】
なお、上記図8,9の実施例では、ボーナスゲームの終了に引き続き、所定回数の引込解除ゲームを行うように構成したが、これに代えて、所定時間、引込解除ゲームを行うように構成してもよい。またここでは第2,第4のゲーム態様についてのみ説明したが、他のゲーム態様についても同様に、ボーナスゲー厶の終了に引き続いて実行するよう設定することができる。さらに引込解除ゲームに移行するための各種の条件と、図2に示した各種ゲーム態様とを制御部内部に記憶させておき、所望の条件,ゲーム態様を、ホール側または遊戯者により選択するように設定することも可能である。
【0074】
【発明の効果】
この発明は、上記の如く、予め決められた条件が整ったときに、引込制御機能が解除されたゲームを実行させるようにしたから、リールの停止操作に熟練した遊戯者は、自己の技能を十分に生かしてゲームを楽しむことができる。
【0075】
なお、この発明にかかるスロットマシンの停止制御方法において、すべてのリールについての引込制御機能を解除すれば、完全に遊戯者の技能に応じたゲームを行うことができる。また停止操作の順序に応じた特定のリールについての引込制御機能を解除すれば、遊戯者の技能がゲーム結果に及ぼす影響を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が実施されたスロットマシンの外観を示す正面図である。
【図2】引込解除ゲームの各種ゲーム態様を示す説明図である。
【図3】スロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】CPUによる制御手順を示すフローチャートである。
【図5】CPUによる他の制御手順を示すフローチャートである。
【図6】CPUによる他の制御手順を示すフローチャートである。
【図7】CPUによる他の制御手順を示すフローチャートである。
【図8】CPUによる他の制御手順を示すフローチャートである。
【図9】CPUによる他の制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2a,2b,2c リール
20 制御部
21 CPU
22 ROM
23 RAM
【特許請求の範囲】
【請求項1】内部抽選の結果に基づいて有効化された停止ライン上に強制停止させるシンボルを決定して、リールの停止動作を制御する引込制御機能を備えたスロットマシンにおいて、
有効化された停止ライン上に、特定のシンボルが停止したことを条件として、所定の時間内において、前記引込制御機能が解除されたゲームを実行させることを特徴とするスロットマシンの停止制御方法。
【請求項2】内部抽選の結果に基づいて有効化された停止ライン上に強制停止させるシンボルを決定して、リールの停止動作を制御する引込制御機能を備えたスロットマシンにおいて、
毎日の予め決められた時刻になったことを条件として、所定の時間帯について、前記引込制御機能が解除されたゲームを実行させることを特徴とするスロットマシンの停止制御方法。
【請求項3】内部抽選の結果に基づいて有効化された停止ライン上に強制停止させるシンボルを決定して、リールの停止動作を制御する引込制御機能を備えたスロットマシンにおいて、
引込制御機能の解除の内部抽選が当たったことを条件として、所定の時間内において、前記引込制御機能が解除されたゲームを実行させることを特徴とするスロットマシンの停止制御方法。
【請求項4】内部抽選の結果に基づいて有効化された停止ライン上に強制停止させるシンボルを決定して、リールの停止動作を制御する引込制御機能を備えたスロットマシンにおいて、
特別のゲームが実行されたことを条件として、所定回数のゲームにおいて、前記引込制御機能が解除されたゲームを実行させることを特徴とするスロットマシンの停止制御方法。
【請求項5】内部抽選の結果に基づいて有効化された停止ライン上に強制停止させるシンボルを決定して、リールの停止動作を制御する引込制御機能を備えたスロットマシンにおいて、
特別のゲームが実行されたことを条件として、所定の時間内において、前記引込制御機能が解除されたゲームを実行させることを特徴とするスロットマシンの停止制御方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、内部抽選の結果に基づいて有効化された停止ライン上に強制停止させるシンボルを決定して、リールの停止動作を制御する引込制御機能を備えたスロットマシンの停止制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にスロットマシンは、周面に複数の図柄が描かれた3個のリールを有しており、1〜3枚のメダルの投入により対応する停止ラインを有効化させた後、始動レバーを操作すると、3個のリールが一斉に始動する。また各リール毎に停止釦スイッチが設けられており、いずれかの停止釦スイッチを押操作すると、対応するリールが個別に停止する。全リールが停止したとき、有効化された停止ライン上に所定のシンボルの組み合わせが成立すると、そのゲームは入賞となり、入賞の種類に応じて予め決められた枚数のメダルがそのゲームの配当として払い出される。
【0003】
近年の典型的なスロットマシンでは、始動レバーの操作により全リールが一斉に始動すると、スロットマシン内の制御部で内部抽選が行われ、その抽選結果に応じて有効化された停止ライン上に所定のシンボルを引き込んでリールを強制停止させる、いわゆる引込制御が行われる。
すなわち停止釦スイッチが押操作されたとき、前記内部抽選が当たっていると、有効化された停止ライン上に入賞に関わる特定のシンボルが位置するタイミングでリールを強制停止させる。一方、抽選が外れている場合には、有効化された停止ライン上に入賞に関わる特定のシンボル以外のシンボルが位置するタイミングで、リールを強制停止させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記引込制御機能を備えたスロットマシンでは、ゲームの結果がスロットマシン内の制御部での内部抽選によって左右されるため、ゲー厶は投機的となり、リールの停止操作に熟練した遊戯者は技能を十分に生かせないという問題があった。
この発明は、上記問題に着目して成されたもので、適宜、引込制御機能を解除することにより、リールの停止操作に熟練した遊戯者が技能を生かしてゲー厶を楽しめるようにしたスロットマシンの停止制御方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、内部抽選の結果に基づいて有効化された停止ライン上に強制停止させるシンボルを決定して、リールの停止動作を制御する引込制御機能を備えたスロットマシンにおいてなされるものである。
【0006】
請求項1のスロットマシンの停止制御方法では、有効化された停止ライン上に特定のシンボルが停止したことを条件として、所定の時間内において、前記引込制御機能が解除されたゲームを実行させる。
【0007】
請求項2のスロットマシンの停止制御方法では、毎日の予め決められた時刻になったことを条件として、所定の時間帯について、前記引込制御機能が解除されたゲームを実行させる。
【0008】
請求項3のスロットマシンの停止制御方法では、引込制御機能の解除の内部抽選が当たったことを条件として、所定の時間内において、前記引込制御機能が解除されたゲームを実行させる。
【0009】
請求項4のスロットマシンの停止制御方法では、特別のゲームが実行されたことを条件として、所定回数のゲームにおいて、前記引き込み制御機能が解除されたゲームを実行させる。
【0010】
請求項5の発明では、特別のゲームが実行されたことを条件として、所定の時間内において、前記引込制御機能が解除されたゲームを実行させる。
【0011】
【作用】
請求項1のスロットマシンの停止制御方法によれば、有効化された停止ライン上に特定のシンボルが停止すると、以後、所定の時間内において、引込制御機能が解除され、遊戯者による停止操作に対応したタイミングでリールが停止する。
【0012】
請求項2のスロットマシンの停止制御方法によれば、毎日、所定の時間帯において、引込制御機能が解除されたゲームが実行される。
【0013】
請求項3のスロットマシンの停止制御方法によれば、引込制御機能の解除にかかる内部抽選が当たると、所定の時間内において引込制御機能が解除されたゲームが実行される。
【0014】
請求項4のスロットマシンの停止制御方法によれば、特別のゲームが実行されたとき、以後の所定回数のゲームにおいて引込制御機能が解除される。また請求項5のスロットマシンの停止制御方法によれば、特別のゲームが実行されたとき、以後の所定時間内において引込制御機能が解除されたゲームが実行される。
【0015】
【実施例】
図1は、この発明が実施されたスロットマシンの外観を示す。
スロットマシンの機体は、ボックス形状の機械本体部の前面に扉部1を開閉可能に取り付けて構成されており、前記扉部1の前面には、リール表示窓3,メダル投入口5,始動レバー6,3個の停止釦スイッチ7a,7b,7c,メダル放出口10,メダル受皿11などが設けられている。
【0016】
前記機械本体部の内部には、リール表示窓3の位置に合わせて、3個のリール2a,2b,2cが、各リール2a,2b,2cの周面を前記リール表示窓3に臨ませるようにして、組み込んである。各リール2a,2b,2cの周面にはそれぞれ、特別入賞に関わる大当たりのシンボル、その他の入賞に関わる複数種の当たりのシンボル、入賞に関わらないその他のシンボルが複数描かれると共に、引込制御機能の解除に関わる特定のシンボルが描かれており、リール停止時、リール表示窓3に各リールの3駒分の図柄が現れるようになっている。
【0017】
リール表示窓3には、上,中,下,斜めの合計5本の停止ラインL1〜L5が表されており、メダルの投入枚数が1枚であれば中央の停止ラインL1のみが、2枚であれば上,中,下の3本の停止ラインL1〜L3が、3枚であれば5本全ての停止ラインL1〜L5が、それぞれ有効化される。
【0018】
図中、メダル投入口5はメダルを投入するための部分、始動レバー6は3個のリール2a,2b,2cを一斉に始動させるためのもの、停止釦スイッチ7a,7b,7cは、それぞれ対応するリール2a,2b,2cを個別に停止させるためのものである。
【0019】
また、このスロットマシンは、複数枚のメダルを予めメダル投入口5より投入して機械に預けておき、この預けメダルを消費しつつゲームを行うという、いわゆるクレジット方式のスロットマシンであり、扉部1の前面には、機械に預けられたメダルの枚数をデジタル表示する預け枚数表示器4,預けメダルを投入するためのメダル投入スイッチ8,預けメダルの精算を指示するための精算スイッチ9が設けてある。
【0020】
このスロットマシンでは、メダル投入口5へのメダルの投入またはメダル投入スイッチ8の操作により対応する停止ラインを有効化させた後、始動レバー6の操作により全リール2a,2b,2cを一斉に始動させるように設定されており、通常は、リール始動後に、内部抽選が行われて、有効化されたいずれかの停止ライン(以下単に「有効ライン」という)上に、入賞にかかるシンボルの組合せを成立させるか否かが決定される。これにより停止釦スイッチ7a,7b,7cが押操作されると、前記内部抽選の結果に基づいて、有効化された停止ライン上に強制停止させるシンボルが決定され、各リール2a,2b,2cの停止動作を制御する引込制御が行われる。
【0021】
全リール2a,2b,2cが停止したとき、前記有効化された停止ライン上に大当たりのシンボルの組み合わせやその他の入賞に関わる当たりのシンボルの組み合わせが成立すると、所定枚数のメダルが払い出され、さらに大当たりのシンボルの組み合わせによる特別入賞のときはボーナスゲームへ移行する。
【0022】
このスロットマシンは、所定の条件が成立したときに、次回以降の所定の回数分のゲームまたは所定の時間内において、前記引込制御機能が解除されたゲーム(以後このゲームを「引込解除ゲー厶」という)が実行できるようにしている。 この引込制御を解除するための条件としては、例えば、有効ライン上に特定のシンボルが停止したときや、毎日の予め決められた時刻になったときなどが考えられる。また前記した内部抽選に引込制御機能の解除に関わる当たりを設け、この抽選が当たったことを条件として、今回もしくは今回以降の所定ゲー厶回数について、または以後の所定の設定時間について、引込解除ゲームを実行するようにしてもよい。さらに前記したボーナスゲームが終了した後、以後の所定回数のゲームまたは所定時間内において、引込解除ゲームを実行するようにしてもよい。
【0023】
この実施例のスロットマシンは、前記引込解除ゲームとして、すべてのリール2a,2b,2cの引込制御機能を解除するほかに、遊戯者の停止操作の順序に応じた所定のリール(例えば第1番目に操作された停止釦スイッチに対応するリール)のみの引込制御機能を解除することが可能なように設定されている。
【0024】
図2は、前記引込解除ゲームとして設定される各種の態様を示すもので、停止操作の順序に応じて、操作された停止釦スイッチに対応するリールの引込制御を行うか否かが表されている(図中、×印はその欄のリールの引込制御機能を解除することを、○印はその欄のリールの引込制御機能を維持することを、それぞれ意味する)。
【0025】
例えば、第1のゲーム態様は、すべてのリール2a,2b,2cについての引込制御機能を解除することを示す。また第2のゲーム態様では、第1,第2番目に操作された停止釦スイッチに対応するリールについての引込制御機能を解除し、最後に操作された停止釦スイッチに対応するリールについては、引込制御を行うように設定される。
なおいずれの態様においても、熟練者によりボーナスゲームが頻発することがないように、引込解除時においても、有効ライン上にボーナスゲームにかかるシンボルが停止するタイミングで停止操作が行われたときのみ、このシンボルが有効ライン上からはずれるような引込制御が行われている。
【0026】
図1に戻って、前記扉部1の前面には、前記引込制御機能が解除された状態であることを報知するための引込解除表示部12が設けられている。
この引込解除表示部12は、7セグメントのLEDにより構成される数字表示器が用いられており、引込解除ゲームを実行できる残り回数(以下、「引込解除回数」という)が表示されるようになっている。また引込解除ゲームを実行できる状態を時間で管理する場合は、前記数字表示器により残り時間を表示するか、または数字表示器に代えて、LEDなどの表示ランプを採用する。
【0027】
図3は、上記のスロットマシンの電気的な構成を示す。
図中、20はCPU21を制御主体とする制御部であり、プログラ厶や固定データが格納されるROM22と、データの読み書きに用いられるRAM23とを備えている。
【0028】
前記CPU21には、バス30を介して、預け枚数表示器4,引込解除表示部12,始動レバー6,3個の停止釦スイッチ7a,7b,7c,メダル投入スイッチ8,精算スイッチ9,メダル検知センサ27,リール駆動部24,ホッパ駆動部25,発音部26などが接続されている。また引込制御機能が解除されたゲームを実行できる状態を時間で管理する場合には、さらにタイマ28または時計29が接続される。
前記CPU21は、ROM22に格納されたプログラムに従ってRAM23に対するデータの読み書きを行いつつ、前記入出力装置の動作を一連に制御するほか、内部で発生させた乱数値を用いて、引込制御にかかる抽選処理を実行する。
【0029】
なお、リール駆動部24は、各リール2a,2b,2cの駆動源であるステッピングモータを駆動する。ホッパ駆動部25は、精算等に際して、機械本体部に組み込まれたメダル払出機構のホッパモータを駆動する。発音部26は、各種効果音を発生して出力する。メダル検知センサ27は、メダル投入口5に投入されたメダルを検知して、検知信号を出力する。
【0030】
前記タイマ28は、引込制御機能を解除させた状態でゲームを実行できる時間長さ(以下、これを「引込解除時間」という)を管理する場合に使用され、また、前記時計29は、引込制御機能を解除させる時間帯を管理する場合に使用される。
【0031】
図4は、有効ライン上に特定のシンボルが出現したときに、前記図2の第1のゲーム態様、すなわちすべてのリール2a,2b,2cの引込制御機能を解除させるようにした場合の制御手順を示す。
なおこの図4以下の各制御手順において、図中の「ST」は、ステップを意味する。また「BF」は、現在機体がボーナスゲームモードに設定されていることを記憶するためのフラグ(以下「ボーナスフラグBF」という)を意味する。
【0032】
まず、メダル投入スイッチ8の操作またはメダル投入口5へのメダルの投入があると、ステップ1が「YES」となり、CPU21は、つぎのステップ2で前記ボーナスフラグBFをチェックする。さらにこのステップ2の判定が「YES」であれば、ステップ23に移行して、ボーナスゲームにかかる一連の制御を実行する。
【0033】
このボーナスゲームは、有効ライン上に所定のシンボルの組合せ(例えば「7」「7」「7」の組合せ)が成立したとき、以後、入賞確率の高いゲームを所定の回数実行するもので、定められた回数分のゲームが実行されると、前記ボーナスフラグBFはリセットされる(ステップ24,25)。
【0034】
一方、ボーナスフラグBFがセットされていない場合には、ステップ2が「NO」となってステップ3へと移行し、CPU21は、始動レバー6の操作に応じて3個のリール2a,2b,2cを一斉に始動させる(ステップ3,4)。
【0035】
つぎにCPU21は、ステップ5で、引込解除ゲームを実行できる残り回数を示す引込解除回数nが「0」か否かを判定する。この判定が「YES」のとき、すなわち通常の引込制御が実行される状態にあるとき、CPU21は、つぎのステップ6で、引込制御のための内部抽選を行い、ステップ7で停止釦スイッチ7a,7b,7cの押操作に待機する。
なお、nに「0」より大きい数値が設定されている場合には、引込解除ゲームが設定されていることになるので、ステップ6の内部抽選はスキップされる。
【0036】
いずれかの停止釦スイッチ7a,7b,7cが操作されると、ステップ7が「YES」となり、CPU21は、つぎのステップ8で引込解除回数nが「0」か否かを判定する。この結果、n=0であれば、CPU21は、押操作された停止釦スイッチに対応するリールについて、前記ステップ6で行った内部抽選の結果に基づく引込制御を行ってリールを停止させる(ステップ9)。
【0037】
一方、ステップ8でnが「0」でないと判定されたとき、CPU21はリールの引込制御を行わず、停止釦スイッチの操作タイミングに合わせて対応するリールを停止させる(ステップ10)。
なおこの場合、前記したように、有効ライン上にボーナスゲームにかかるシンボルが停止するタイミングで停止操作が行われた場合のみ引込制御が行われ、ボーナスゲームには関係のないシンボルが有効ライン上に引き込まれる。
【0038】
つぎのステップ11は、全リール2a,2b,2cが停止したかどうかを判定しており、全リール2a,2b,2cが停止していない場合は、その判定が「NO」となって、ステップ7に戻る。
【0039】
同様の手順が繰り返し実行されて、全リール2a,2b,2cが停止したとき、ステップ11は「YES」となり、CPU21は、つぎのステップ12で、引込解除回数nが「0」か否かを判定する。もしn=0であれば、ステップ12からステップ15へと移行して、有効ライン上に成立したシンボルの組合せの判別処理が行われる。またnが「0」でなければ、引込解除回数nは「1」ディクリメントされ、さらに引込解除表示部12にディクリメント後のnの値が表示された後(ステップ13,ステップ14)、ステップ15へと進む。
【0040】
ステップ15で有効ライン上に入賞にかかるシンボルの組み合わせが成立していることが判別されたとき、つぎのステップ16が「YES」となってステップ17へと移行し、CPU21は、ホッパ駆動部25を介してメダル払出機構を駆動させ、所定枚数のメダルの配当を行う。
【0041】
さらにこのシンボルの組合せがボーナスゲームにかかるものであったとき、ステップ18が「YES」となってステップ19へと移行し、前記ボーナスフラグBFがセットされる。これにより次回のゲームでは、ステップ2が「YES」となり、ステップ23以降の手順が実行されることになる。
【0042】
一方、ステップ16の判定が「NO」のとき、CPU21は、ステップ20で、有効ライン上に引込制御の解除に関わる特定のシンボルが停止しているか否かをチェックする。この判定が「YES」であれば、CPU21は、つぎのステップ21で、現在の引込制御解除回数nに所定の回数Nを加算した後、続くステップ22で、引込解除表示部12に前記加算更新後の引込解除回数nを表示させる。
これにより、これまで通常の引込制御ゲームが実行されていた場合には、以後のN回のゲームにおいて、引込解除ゲームが実行される。また既に引込制御ゲームが実行されている場合には、現在の引込解除回数にN回が加算されることになる。
【0043】
有効な停止ライン上に入賞に関わるシンボルの組み合わせが成立せず、引込制御機能の解除に関わる特定のシンボルも出現しないときは、ステップ16,20の判定がともに「NO」となり、そのまま1ゲームの処理を完了する。
【0044】
図5は、前記引込制御機能の解除に関わる特定のシンボルが出現したとき、以後の所定の設定時間において、前記第1のゲーム態様の引込解除ゲームが実行されるようにした場合のCPU21の制御手順を示す。
なお同図において、ステップ1〜4は前記図4のステップ1〜4に、ステップ26〜28は図4のステップ23〜25に、それぞれ対応しており、ここでは詳細な説明を省略する。
【0045】
ステップ1〜4の各手順が実行されて各リール2a,2b,2cが始動すると、CPU21は、つぎのステップ5で、引込解除ゲームが設定されていることを示すフラグF(以下「引込解除フラグF」という)をチェックする。その結果、引込解除フラグFがセットされていないことが判別されると、前記図4と同様、引込制御にかかる内部抽選を実行した後、リールの停止操作の判別処理へと移行する(ステップ6,7)。
一方、引込解除フラグFに「1」が設定されているとき、すなわち引込解除ゲームの実行中であるときは、ステップ5が「YES」となり、ステップ6の処理がスキップされる。
【0046】
いずれかの停止釦スイッチが押操作されると、ステップ7が「YES」となり、CPU21は、操作されたスイッチに対応するリールに対し、前記引込解除フラグFがセットされていないときには、ステップ6の内部抽選の結果に応じたシンボルが停止するタイミングで、また前記引込解除フラグFがセットされているときには、停止操作に応じたタイミングで、停止指令を出力する(ステップ7〜10)。
【0047】
上記の処理が各リールについて行われた結果、すべてのリールが停止するとステップ11が「YES」となり、ステップ12で有効ライン上に成立したシンボルの組合せの判別処理が行われる。この結果、有効ライン上に入賞(ボーナスゲームを含む)にかかるシンボルの組合せが成立している場合には、ステップ13〜16により、前記図4のステップ16〜19と同様の処理が実行される。
【0048】
有効ライン上に入賞にかかるシンボルの組合せが成立していないときには、ステップ17へと移行し、有効ライン上に引込制御の解除にかかる特定のシンボルが停止しているか否かが判別される。
すなわち通常の引込制御ゲームまたは引込解除ゲームにより、有効ライン上に特定のシンボルが停止すると、上記ステップ17が「YES」となってステップ18へと移行し、CPU21は、前記引込解除フラグFを「1」にセットした後、引込解除ゲームが実行できる残り時間T1に所定の時間Mを加算した値を引込解除時間Tとして設定し、タイマ28を始動させる(ステップ19〜20)。
【0049】
上記の処理により、引込解除ゲー厶が行われていなかった場合には、以後のM時間の間、引込解除ゲームが実行される。また既に引込解除ゲームが行われている場合には、引込解除の残り時間は、現在の残り時間からさらにM時間分だけ延長されることになる。
なおこの実施例では、前記引込解除表示部12に点灯表示機能をもたせており、CPU21は、引込解除ゲームの設定に応じてこの引込解除表示部12を点灯表示させる(ステップ21)。
【0050】
一方、引込解除ゲームが行われた結果、有効な停止ライン上に入賞に関わる当たりのシンボルの組み合わせが成立せず、また引込制御機能の解除に関わる特定のシンボルも出現しなかったときには、ステップ17が「NO」,ステップ22が「YES」となり、CPU21は、前記ステップ19で設定された引込解除時間Tが経過したか否かをチェックする(ステップ23)。この判定が「YES」であれば、CPU21は、つぎのステップ24で前記引込解除フラグFをクリアし、続くステップ25で引込解除表示部12を消灯させる。
【0051】
なおステップ23の判定が「NO」の場合、すなわち引込解除ゲームの設定からT時間が経過していないときには、CPU21は、そのまま1ゲームの処理を完了し、つぎのゲームで再び引込解除ゲームを実行する。
【0052】
図6は、毎日の予め決められた時間帯について、前記第1のゲーム態様の引込解除ゲームを実施するようにした場合の制御手順を示す。
まずCPU21は、最初のステップ1で、前記と同様の引込解除フラグFが「1」にセットされているか否かをチェックし、この判定が「NO」のとき、さらにステップ2で、前記時計29の時刻が引込解除の時間帯内に入ったか否かをチェックする。
【0053】
このステップ2の判定が「YES」のとき、CPU21はつぎのステップ3で引込解除フラグFを「1」にセットする。またこの実施例でも前記引込解除表示部12には点灯表示機能が配備されており、CPU21は、前記引込解除フラグFの設定に応じて、引込解除表示部12を点灯動作させる(ステップ4)。
【0054】
一方、ステップ1の判定が「YES」のとき、すなわち既に引込解除ゲームが設定されているとき、CPU21は、ステップ5で前記ステップ2と同様、時計29の時刻をチェックする。この結果、設定された時間帯でないことが判別されると、CPU21は、ステップ6へと移行して引込解除フラグFをクリアする。またこのとき前記引込解除表示部12は点灯状態にあるので、つぎのステップ7でその消灯動作が行われる。
なお通常の引込制御ゲームが行われている状態ではステップ2が「NO」となり、また前記設定時間帯において引込解除ゲー厶が実行されている状態ではステップ5が「YES」となり、ともにステップ8のメダル投入の判別処理へと移行する。
【0055】
以下、ステップ8〜23で、前記図5のステップ1〜16と同様の処理の処理が実行され、各リールは、引込解除フラグFが「1」にセットされている場合には、遊戯者の操作タイミングに応じて、また通常の引込制御モード下においては、内部抽選の結果に応じて停止するよう制御される。
なおステップ24〜26のボーナスゲームにかかる手順は、前記図4,5と同様であり、ここでは詳細な説明を省略する。
【0056】
図7は、CPU21により引込制御機能の解除にかかる内部抽選を行わせ、この抽選が当たったとき、そのゲームについて、前記第1の態様の引込解除ゲームを設定するようにした場合の制御手順を示す。
【0057】
まずステップ1〜4で前記図4と同様の手順が実行されて各リール2a,2b,2cが始動すると、CPU21は、つぎのステップ5で、内部抽選を実行する。
この実施例では、通常の引込制御にかかる抽選のほかに、引込解除ゲームにかかる抽選が行われており、ステップ6で、いずれかの停止釦スイッチが操作されたとき、引込解除ゲームにかかる抽選が当たっている場合は、CPU21は、対応するリールを停止釦スイッチの操作タイミングに応じて停止させる(ステップ7,9)。
一方、引込解除ゲームにかかる抽選がはずれた場合には、ステップ7が「NO」となり、操作された停止釦スイッチに対応するリールは、引込制御にかかる抽選結果に応じた停止制御を受ける。
【0058】
上記の手順が繰り返し行われてすべてのリール2a,2b,2cが停止するとステップ10が「YES」となり、CPU21は、前記した各実施例と同様、有効ライン上に成立したシンボルの組合せを判別し、その判別結果に応じてメダル配当などの処理を実行する(ステップ11〜15)。
ステップ16〜18のボーナスゲームにかかる手順は、前記各実施例と同様であり、ここでは詳細な説明を省略する。
【0059】
なお上記図7の実施例では、引込解除ゲームにかかる抽選が当たったとき、そのゲームに限り、各リールの引込制御機能を解除するようにしているが、これに限らず、以後の所定回数のゲームにおいて、または以後の所定の時間において、引込制御機能を解除するよう構成してもよい。
さらに上記図4〜7の各実施例では、いずれも引込解除ゲームとしてすべてのリールの引込制御機能を解除させる第1のゲーム態様を実行するようにしているが、これに限らず、第2〜6のいずれかのゲーム態様を設定するようにしても良い。
【0060】
図8および図9は、ボーナスゲームに引き続いて所定回数の引込解除ゲームを実行する場合の制御手順を示すもので、図8の実施例は前記第4のゲーム態様が設定された場合を、図9の実施例は前記第2のゲーム態様が設定された場合を、それぞれ前提としている。
【0061】
まず図8の実施例において、ステップ1〜5の手順は、前記図7の実施例と同様であり、ここでは説明を繰り返さない。
ステップ2でボーナスフラグBFがセットされていると判別されたとき、CPU21は、ステップ20へと移行して、前記各実施例と同様、ボーナスゲームにかかる一連の制御を実行する。このボーナスゲームが定められた所定回数実行されると、ステップ21が「YES」となり、CPU21は、前記ボーナスフラグBFをリセットするとともに、引込解除回数nを所定回数Nにセットする(ステップ22,23)。
【0062】
前記引込解除回数nがセットされた状態で再びメダルが投入されると、ステップ1が「YES」,ステップ2が「NO」となり、ステップ3へと移行する。この後、始動レバー6の操作に応じて各リール2a,2b,2cが始動すると、CPU21は、つぎのステップ5で引込制御にかかる抽選を実行する。
【0063】
この抽選の後、いずれかの操作釦スイッチ7a,7b,7cが押操作されると、ステップ6が「YES」となり、CPU21は、操作された停止釦スイッチに対応するリールに対し、前記内部抽選の結果に応じた引込制御を実行する(ステップ7)。
ついで残る2つの停止釦スイッチのうちのいずれかが押操作されると、ステップ8が「YES」となり、この操作に対応するリールに対し、同様の引込制御が実行される。
【0064】
最後に残った停止釦スイッチが押操作されると、ステップ10が「YES」となり、CPU21は、ステップ11で引込解除回数nの値をチェックする。先のゲームでボーナスゲームが行われ、nが「0」より大きくなっている場合にはこの判定は「NO」となり、CPU21は、ステップ13で、操作された停止釦スイッチに対応するリールを操作タイミングに応じて停止させた後、続くステップ4で引込解除回数nをディクリメントし、ステップ15へと移行する。
【0065】
以後メダルが投入される毎に、上記と同様の手順が繰り返し実行され、N回の引込解除ゲームが実行される。この後さらにメダルが投入されると、ステップ1〜10までの手順が実行された後、ステップ11が「YES」となり、3番目に停止させるリールについても通常の引込制御が実行される(ステップ12)。
なおステップ15〜19の処理は前記各実施例と同様であり、ここでは詳細な説明を省略する。
【0066】
図9の実施例においても上記と同様に、ボーナスフラグBFがセットされていれば、ステップ2からステップ23へと移行し、ボーナスゲームが所定回数実行されるまで同様の手順が繰り返し実行される。その後、定められた回数分のボーナスゲームが行われると、ステップ24が「YES」となり、ボーナスフラグBFのリセットと、引込解除回数nの設定とが行われる(ステップ25,26)。
【0067】
ボーナスゲームフラグBFがセットされていない場合には、ステップ3へと移行し、メダルの投入および始動レバー6の操作に応じて、各リール2a,2b,2cが一斉に始動する(ステップ3,4)。
【0068】
つぎにCPU21は、ステップ5で前記引込解除回数nの値が「0」であるか否かをチェックする。この判定が「YES」のとき、すなわち引込解除ゲームが設定されていないときは、ステップ6で内部抽選が行われた後、ステップ7〜9で、各リールは停止操作の順に引込制御され、ステップ18のシンボル判別処理へと移行する。
【0069】
一方、ボーナスゲームの終了により引込解除回数nに「0」より大きい値が設定されている場合には、ステップ5が「NO」となり、第1,第2に操作された停止釦スイッチに対応するリールについては、各停止操作に応じたタイミングで停止制御が実行される(ステップ10〜13)。
【0070】
さらに最後に残った停止釦スイッチが押操作されると、ステップ14が「YES」となり、CPU21は、先に停止した2つのリールにおいて、有効ライン上に入賞にかかるシンボルが停止しているか否かをチェックする(ステップ15)。この判定が「YES」であれば、ステップ16へと移行して、CPU21は、対応するリールに対し、入賞が成立するような引込制御を実行する(ステップ17)。
【0071】
先に停止した2つのリールの有効ライン上に、入賞にかかるシンボルが停止していない場合には、ステップ15が「NO」となり、CPU21は、残るリールに対し、第1,第2のリールと同様、停止操作に応じたタイミングで停止指令を出力する。
【0072】
上記したいずれかの停止制御により各リール2a,2b,2cが停止すると、ステップ18で、有効ライン上に成立したシンボルの組合せの判別が行われ、さらにその組合せが入賞にかかるものである場合には、ステップ19以下の処理が実行される。
【0073】
なお、上記図8,9の実施例では、ボーナスゲームの終了に引き続き、所定回数の引込解除ゲームを行うように構成したが、これに代えて、所定時間、引込解除ゲームを行うように構成してもよい。またここでは第2,第4のゲーム態様についてのみ説明したが、他のゲーム態様についても同様に、ボーナスゲー厶の終了に引き続いて実行するよう設定することができる。さらに引込解除ゲームに移行するための各種の条件と、図2に示した各種ゲーム態様とを制御部内部に記憶させておき、所望の条件,ゲーム態様を、ホール側または遊戯者により選択するように設定することも可能である。
【0074】
【発明の効果】
この発明は、上記の如く、予め決められた条件が整ったときに、引込制御機能が解除されたゲームを実行させるようにしたから、リールの停止操作に熟練した遊戯者は、自己の技能を十分に生かしてゲームを楽しむことができる。
【0075】
なお、この発明にかかるスロットマシンの停止制御方法において、すべてのリールについての引込制御機能を解除すれば、完全に遊戯者の技能に応じたゲームを行うことができる。また停止操作の順序に応じた特定のリールについての引込制御機能を解除すれば、遊戯者の技能がゲーム結果に及ぼす影響を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が実施されたスロットマシンの外観を示す正面図である。
【図2】引込解除ゲームの各種ゲーム態様を示す説明図である。
【図3】スロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】CPUによる制御手順を示すフローチャートである。
【図5】CPUによる他の制御手順を示すフローチャートである。
【図6】CPUによる他の制御手順を示すフローチャートである。
【図7】CPUによる他の制御手順を示すフローチャートである。
【図8】CPUによる他の制御手順を示すフローチャートである。
【図9】CPUによる他の制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2a,2b,2c リール
20 制御部
21 CPU
22 ROM
23 RAM
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