JPH09314490A - 車両に装備する鉄材吸着装置 - Google Patents

車両に装備する鉄材吸着装置

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JPH09314490A
JPH09314490A JP13788796A JP13788796A JPH09314490A JP H09314490 A JPH09314490 A JP H09314490A JP 13788796 A JP13788796 A JP 13788796A JP 13788796 A JP13788796 A JP 13788796A JP H09314490 A JPH09314490 A JP H09314490A
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JP
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electromagnet
relay
storage battery
iron material
vehicle
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JP13788796A
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Akira Chokai
昭 鳥海
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TORIUMI SHOKAI KK
Original Assignee
TORIUMI SHOKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両駆動用の蓄電池により励磁する電磁石を
用いて安全に鉄材を吸引でき、小型車両等に装備でき、
狭い現場などにも、また、小さい鉄片等を吸着にも適す
る車両に装備する鉄材吸着装置。 【解決手段】 車両に作業機7および蓄電池21を搭載す
る。作業機7に蓄電池21を電源として励磁する電磁石19
を取付ける。電磁石19に蓄電池21を印加する操作スイッ
チ31と蓄電池21の電圧を検出して蓄電池21が所定電圧ま
で低下したとき検知信号を出力するレギュレター検知リ
レー46とを備える。レギュレター補助リレー52はレギュ
レター検知リレー46の検知信号により操作スイッチ31に
よる電磁石19の消磁操作まで電磁石19への通電を継続
し、操作スイッチ31による電磁石19の消磁操作後は電磁
石19への通電を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄製品などを吸着
する電磁石を有する車両に装備する鉄材吸着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に工場等に於ける鉄筋、鉄骨、鉄
板、鉄線、鍛造部品等の鉄製品の運搬、または、工場、
工事現場等で発生する鉄屑、鉄粉、鉱滓等の回収、路上
等に散乱している鉄片、釘等の鉄材の回収清掃等の作業
を行うために、産業用車両、例えば、ミニ油圧ショベル
のアーム、ミニショベルローダーのバケット、小型フォ
ークリフトのフォークタイン、若しくは、自走式クレー
ン車、トラックの車台に装備するクレーンおよび一般車
両に装備する鉄材吸着装置が用いられている。
【0003】従来、これら車両に装備した鉄材吸着装置
は、車両の車両駆動用エンジンの電源電池とは別に装備
された車両駆動用エンジンにて発電される電磁石励磁用
の直流発電機、または、直流発電ユニット、或はディー
ゼル電源車等の電磁石励磁専用の直流電源装置を必要と
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の直流発電エ
ンジンユニット等の電磁石励磁専用の直流電源装置は鉄
材吸着装置にのみ使用され、車両の走行、または、作業
機の駆動には使用されることがなく、また、蓄電池の搭
載容量が必要で車両が大型になる問題があり、特に、狭
い現場、不整地、窪地、コンクリートの合わせ目等、複
雑な地形の個所に適さず、また、小さい鉄片、釘等の回
収には適さない問題がある。
【0005】そこで、車両に搭載されているエンジン駆
動用の蓄電池を用いて電磁石を励磁することも考えられ
るが、蓄電池が過放電すると、電磁石の磁力低下が生
じ、大きな鉄材を吸着しているときには、吸着していた
鉄材が落下するおそれが生じ、また、車両に搭載されて
いるエンジンの駆動に支障を生じ、また、蓄電池の耐久
性が損なわれる等の問題がある。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、電圧が低下したときには、次の吸着作業ができない
ようにし、蓄電池が過放電することなく、車両駆動用の
蓄電池により励磁する電磁石を用いて安全に鉄材を吸引
でき、小型車両にも装備でき、狭い現場等における鉄材
吸着にも、また、小さい鉄片等の吸着にも適する車両に
装備する鉄材吸着装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の車
両に装備する鉄材吸着装置は、車両に搭載する作業機
と、この車両に搭載された蓄電池と、作業機に取付けら
れ前記蓄電池を電源として励磁される電磁石と、この電
磁石に前記蓄電池の電圧を印加する操作手段と、前記蓄
電池の電圧を検出し、この蓄電池が所定電圧まで低下し
たとき検知信号を出力する検知手段と、この検知手段の
検知信号により操作手段による前記電磁石の消磁操作ま
でこの電磁石への通電を継続し操作手段による前記電磁
石の消磁操作後は電磁石への通電を禁止する禁止制御手
段とを備えたものである。
【0008】そして、操作手段の操作で車両の作業機に
取着した前記電磁石が蓄電池を電源として励磁される
と、鉄材は電磁石に吸着され、車両の走行、または、作
業機の動作によって鉄材を運搬、吸着回収ができる。こ
の電磁石の吸着作業時に蓄電池の充電電圧が所定電圧以
下に低下したことを検知手段が検知すると、検知手段は
検知信号を出力して禁止制御手段を作動させ、操作手段
による電磁石の消磁操作が行われるまで、蓄電池から電
磁石への通電を継続して電磁石の励磁を継続し、操作手
段による電磁石の消磁操作が行われると、電磁石は消磁
され、鉄材の吸着を開放する。
【0009】この状態で操作手段による電磁石の励磁操
作を行っても、禁止制御手段により電磁石への通電は禁
止され、蓄電池が所定電圧以上に充電されるまでは、次
の操作手段によって電磁石の励磁操作を行っても蓄電池
からの通電は行われることがないので、蓄電池は過放電
になることがない。
【0010】請求項2記載の発明の車両に装備する鉄材
吸着装置は、請求項1に記載の車両に装備する鉄材吸着
装置に於て、蓄電池は、車両に搭載された駆動用の電源
である。
【0011】そして、車両に搭載された車両走行、また
は、作業機駆動用の蓄電池を利用するため、電磁石を励
磁するための専用の電源を不要としている。
【0012】請求項3記載の発明の車両に装備する鉄材
吸着装置は、請求項1または請求項2に記載の車両に装
備する鉄材吸着装置に於て、検知手段の検知信号で作動
される警報器を備えたものである。
【0013】そして、鉄材吸着装置を操作していると
き、警報器が動作して操作者に蓄電池が所定電圧以下に
低下したとき蓄電池の電圧低下を予告報知する。
【0014】請求項4記載の発明の車両に装備する鉄材
吸着装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
の車両に装備する鉄材吸着装置に於て、禁止制御手段
は、検知信号による蓄電池が所定の電圧以上に充電され
たことを検知して操作手段による電磁石を励磁可能にす
るものである。
【0015】そして、蓄電池が所定の充電電圧以上とな
ったとき、蓄電池から電磁石への通電を可能とし、次の
操作手段によって、電磁石の励磁ができる。
【0016】請求項5記載の発明の車両に装備する鉄材
吸着装置は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
の車両に装備する鉄材吸着装置に於て、検知手段は、蓄
電池の電圧値が所定電圧値の10%以下になると、電圧
低下の検知信号を出力するものである。
【0017】そして、検知手段は、蓄電池の電圧値が1
0%以下になると、検知信号を出力して、蓄電池の過放
電が生じない電圧値で少なくとも一回の鉄材の吸着作業
の終了まで続行する。
【0018】請求項6記載の発明の車両に装備する鉄材
吸着装置は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
の車両に装備する鉄材吸着装置に於て、操作手段による
消磁操作により所定短時間電磁石を逆極性で励磁する極
性切替手段を備えたものである。
【0019】そして、操作手段による消磁操作により電
磁石を所定短時間、逆極性で励磁することにより電磁石
に吸着された鉄材の離脱を確実にすると共に鉄材を再度
吸着することがない。
【0020】請求項7記載の発明の車両に装備する鉄材
吸着装置は、請求項6に記載の車両に装備する鉄材吸着
装置に於て、極性切替手段は、操作手段の消磁操作によ
り作動するタイマー手段によって所定短時間逆極性で電
磁石を励磁するものである。
【0021】そして、操作手段の作動するタイマー手段
によって消磁する電磁石が吸着された鉄材を離脱するま
で短時間逆励磁で電磁石を励磁して、鉄材を再度吸着さ
れることがないようにする。
【0022】請求項8記載の発明の車両に装備する鉄材
吸着装置は、請求項1の記載の車両に装備する鉄材吸着
装置に於て、車両は、ミニ油圧ショベルのアーム、ミニ
ショベルローダーのバケット、小型フォークリフトのフ
ォークタイン、若しくは、自走式クレーン車、トラック
の車台に装備するクレーンおよび一般車両のいずれかで
ある。
【0023】そして、ミニ油圧ショベルのアーム、ミニ
ショベルローダーのバケット、小型フォークリフトのフ
ォークタイン、若しくは、自走式クレーン車、トラック
の車台に装備するクレーン、一般車両等に取着した作業
機に電磁石を装備して、車両の走行、および、作業機の
稼働動作により鉄材の運搬、吸引回収ができる。
【0024】請求項9記載の車両に装備する鉄材吸着装
置は、請求項1に記載の車両に装備する鉄材吸着装置に
於て、作業機は、ブラケットを有し、電磁石は、作業機
のブラケットに前後および左右方向に揺動可能に取付け
たものである。
【0025】そして、電磁石は前後、左右方向へ揺動動
作が可能となり、鉄材の運搬、吸着回収に対して、適宜
な吸着角度を取ることができる。
【0026】請求項10記載の発明の車両に装備する鉄
材吸着装置は、請求項1に記載の車両に装備する鉄材吸
着装置に於て、作業機は、フォークリフトのフォークタ
インであり、フォークタインの前方端の一側底面部に電
磁石を取付けたものである。
【0027】そして、路肩、壁際通路等の鉄材の吸着が
できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0029】図3において、ミニ油圧ショベル1は、履
帯式走行装置2の上部に旋回自在に装備した旋回体3を
備え、この旋回体3には図示しないエンジンおよび油圧
ユニット、電装機器等が設けられ、さらに、この旋回体
3にはオペレータ席5が設けられ、旋回体3のフレーム
6には作業機7が搭載されている。
【0030】前記作業機7は油圧ショベルで、旋回体3
の前部フレーム6に枢着したブーム8の先端にはアーム
9が枢着され、このアーム9の先端部に一方のリンク機
構10が枢着され、この一方のリンク機構10の先端部には
他方のリンク機構11が枢着され、この両リンク機構10,
11の連結部にアーム9の揺動用油圧シリンダ16が枢着さ
れている。アーム9の先端の枢軸部12の上方にあるリン
ク取付部10a に、通常の作業時には、前記リンク機構11
と、アーム先端部の枢軸部12にバケット、ドリル、ペン
チャア等の作業アタッチメントを枢着ピン13,14にて着
脱自在に取付けられるようになっている。
【0031】また、前記ブーム8はブーム8の揚程用油
圧シリンダ15a にて回動し、アーム9はアームの揺動用
油圧シリンダ15b にて回動され、揺動用油圧シリンダ16
にてアタッチメントはアーム9との枢着点を中心として
前後方向に回動されるようになっている。
【0032】また、作業機7は、旋回体3の旋回動作に
従動し、360度回動することができる。
【0033】そして、アーム9とリンク機構11に作業ア
タッチメントに換えて鉄材吸着装置17のブラケット18を
枢着ピン13,14にて着脱自在に取付け、このブラケット
18には電磁石19を取付ける。
【0034】また、オペレータ席5には、ミニ油圧ショ
ベル1の走行と作業機7の操作を行うレバー等の操縦装
置20、蓄電池21、鉄材吸着装置17の制御装置ボックス2
2、図示しない各種の電装計器等が設けられている。
【0035】さらに、制御装置ボックス22は蓄電池21お
よび電磁石19が作業機7に配線した電線25,26にて接続
されている。
【0036】次に、鉄材吸着装置17の制御装置を図1に
基いて説明する。
【0037】制御装置ボックス22には電源スイッチ30、
操作手段の操作スイッチ31、電磁石19の励磁状態を表示
する表示灯32、蓄電池21の充電電圧値を表示するインジ
ケータ33が設けられている。
【0038】次に、鉄材吸着装置17の電気回路を図1に
よって説明する。
【0039】図1に示すように、蓄電池21の両端端子3
4,35に電源スイッチ30を介してインジケータ33が接続
され、このインジケータ33に励磁極性反転切替接点36a
,36bまたは37a ,37b を介してサージカット素子38、
表示灯32および電磁石19が並列に接続されている。この
インジケータ33は複数の発光ダイオード39とこの各発光
ダイオード39を駆動するドライバー40とにて構成されて
いる。
【0040】さらに、励磁極性反転切替接点37b には可
変抵抗47が直列に接続されている。また、電源スイッチ
30には、逆流阻止ダイオード60を介してインジケータ33
と並列に制御回路45が接続されている。この制御回路45
は操作手段の操作スイッチ31、蓄電池21の電圧を検知す
る検知手段のレギュレター検知リレー46と、極性切替手
段の励磁リレー36、極性切替手段の消磁リレー37、警報
器のブザー49とがそれぞれ並列に接続されている。
【0041】また、操作手段のスイッチ31にはラチェッ
トリレー50が直列に接続され、このラチェットリレー50
と並列に操作補助リレー51が接続されている。
【0042】この操作スイッチ31は押釦の押圧操作時に
閉成し、押釦の押圧を解くと開成されるスイッチ構成と
なっている。
【0043】また、前記ラチェットリレー50は最初の励
磁動作で第1の開閉接点50a を閉成するとともに第2の
開閉接点50b を開成し、このラチェットリレー50の消磁
後にもこの状態をラチェット機構で保持する。また、こ
のラチェットリレー50は、次の励磁動作で第1の開閉接
点50a を開成するとともに第2の開閉接点50b を閉成
し、このラチェットリレー50が消磁してもこの状態をラ
チェット機構で保持する。さらに、このラチェットリレ
ー50は、次の励磁動作で第1の開閉接点50a を閉成する
とともに第2の開閉接点50b 開成し、第1および第2の
開閉接点50a ,50b はラチェットリレー50の励磁動作に
より交互に開閉される。
【0044】さらに、検知手段のレギュレター検知リレ
ー46にはこのレギュレター検知リレー46の蓄電池21が所
定電圧、例えば、所定電圧値の10%以下の電圧値とな
ったことの検知動作で作動される禁止制御手段としての
レギュレター補助リレー52が接続されている。
【0045】また、極性切替手段の励磁リレー36には、
禁止制御手段のレギュレター補助リレー52の励磁動作で
開成される常閉接点52a 、操作補助リレー51の励磁動作
で閉成される常開接点51a ラチェットリレー50の励磁動
作で開閉される前記第1の開閉接点50a 、および、極性
切替手段の消磁リレー37の励磁動作で開成される常閉接
点37c が直列に接続されている。
【0046】また、直列に接続したレギュレター補助リ
レー52の励磁動作で開成される常閉接点52a および操作
補助リレー51の励磁動作で開閉される前記第1の開閉接
点50a の直列回路に励磁リレー36の励磁動作で閉成され
る常開接点36c が並列に接続されている。
【0047】さらに、極性切替手段の消磁リレー37に
は、操作補助リレー51の励磁動作で閉成される常開接点
51b 、ラチェットリレー50の励磁動作で開閉される第2
の開閉接点50b 、タイマー接点53a 、極性切替手段の励
磁リレー36の励磁動作で開成される常閉接点36d が直列
に接続され、操作補助リレー51の励磁動作で閉成される
常開接点51b と並列に消磁リレー37の励磁動作で閉成さ
れる保持リレー常開接点37d が接続され、タイマー接点
53a 、励磁リレー36の励磁動作で閉成される常閉接点36
d および消磁リレー37の直列回路に並列に所定時間後に
動作させるタイマー手段としてのタイマーリレー53が接
続されている。
【0048】そして、前記励磁極性反転切替接点36a ,
36b は励磁リレー36の励磁動作で閉成される常開接点
で、また、励磁極性反転切替接点37a ,37b は消磁リレ
ー37の励磁動作で閉成される常開接点である。
【0049】なお、前記励磁リレー36および消磁リレー
37にはそれぞれこのリレー36,37誤作動を防止する逆流
阻止ダイオードを並列に接続する。
【0050】また、警報器のブザー49に禁止制御手段と
なるレギュレター補助リレー52の励磁動作で閉成される
常開接点52b が直列に接続されている。
【0051】なお、前記逆流阻止ダイオード60、ラチェ
ットリレー50、常開接点51a 、常開接点51b 、操作補助
リレー51、第1および第2の開閉接点50a ,50b 、タイ
マーリレー53、タイマー接点53a は、回路基板59に搭載
されている。
【0052】次に、この実施の形態の作用を説明する。
【0053】鉄材の吸着作業を行う場合には、作業機7
のアーム9とリンク機構10,11およびアーム9の先端部
の枢軸部12とに鉄材吸着装置17の電磁石19を取付けたブ
ラケット18を枢着ピン13,14にて着脱自在に装着する。
【0054】そして、鉄材の吸着現場にミニ油圧ショベ
ル1を移動させて、オペレータ席5の鉄材吸着装置17の
制御装置ボックス22に設けられている電源スイッチ30を
閉成すると、インジケータ33のドライバー40が蓄電池21
の充電電圧値に応じて複数の発光ダイオード39を選択発
光させ、これら各発光ダイオード39の発光状況で蓄電池
21の充電量を確認できる。
【0055】次いで、制御装置ボックス22の操作手段の
操作スイッチ31の押釦を押圧するとこの操作スイッチ31
は閉成され、押釦の押圧を解くと開成される。そして、
操作スイッチ31の閉成でラチェットリレー50と操作補助
リレー51とが励磁動作され、第1の開閉接点50a と常開
接点51a とが閉成され、また、検知手段のレギュレター
検知リレー46は蓄電池21の電圧値が所定電圧値の10%
以上であればレギュレター補助リレー52を励磁動作させ
ず、常閉接点52a は閉成状態に保持され、さらに、極性
切替手段の消磁リレー37も励磁動作されていないため、
常閉接点37c も閉成状態に保持されており、極性切替手
段の励磁リレー36に通電され、この励磁リレー36の励磁
動作で、励磁極性反転切替接点36a ,36b が閉成され、
電磁石19が励磁され、鉄材を吸着する状態となり、この
電磁石19の励磁状態は表示灯32の点灯で確認できる。
【0056】そして、操作スイッチ31が開成されてラチ
ェットリレー50が消磁状態となっても、ラチェットリレ
ー50の第1の開閉接点50a は閉成状態に保持されている
ため、この吸着動作を継続する。
【0057】また、この電磁石19の励磁状態時には、励
磁リレー36の常開接点36c が閉成されているため、励磁
リレー36は励磁動作を自己保持している。
【0058】そして、電磁石19に吸着した鉄材をミニ油
圧ショベル1を移動させて所定位置に搬送し、操作スイ
ッチ31の押釦を押圧して閉成すると、ラチェットリレー
50と操作補助リレー51とが励磁され第1の開閉接点50a
が開成され、極性切替手段の励磁リレー36は消磁動作さ
れ、励磁極性反転切替接点36a ,36b が開成される。
【0059】また、同時に、ラチェットリレー50の励磁
で第2の開閉接点50b が閉成されるとともに操作補助リ
レー51の励磁で常開接点51b が閉成され、また、励磁リ
レー36の消磁で常閉接点36d が閉成されるとともにタイ
マー接点53a が閉成されており、極性切替手段の消磁リ
レー37が励磁動作されるとともにタイマーリレー53に通
電され、タイマーリレー53が計時動作する。
【0060】このときに、操作スイッチ31の押釦を押圧
を解いて操作スイッチ31が開成されても、ラチェットリ
レー50の第2の開閉接点50b は、ラチェット機構により
閉成状態に保持されており、さらに、操作補助リレー51
が消磁されて常開接点51b が開成されても消磁リレー37
の常開接点37d が閉成されて自己保持励磁されており、
消磁リレー37は励磁を継続する。
【0061】この消磁リレー37が励磁動作で、消励極性
反転切替接点37a ,37b が閉成されて電磁石19に可変抵
抗47を介して小電流値の電流が励磁極性切替接点36a ,
36bが閉成されている場合と逆極性で流れ、電磁石19は
吸着していた鉄材に逆極性の磁力を作用させ、鉄材は吸
着を解かれて落下する。
【0062】そして、タイマーリレー53が短時間、例え
ば、0.5秒計時すると、タイマーリレー53が励磁動作
され、タイマー接点53a を開成するので、消磁リレー37
は消磁され、消励極性反転切替接点37a ,37b が開成さ
れ、また、消磁リレー37の常開接点37d が開成され、電
磁石19には蓄電池21から通電されず、電磁石19は消磁さ
れ、同時に表示灯32も消灯され、電磁石19が励磁されて
いないことを確認できる。
【0063】また、鉄材の吸着作業中に蓄電池21の電圧
が所定電圧より低下すると、例えば、蓄電池21の電圧値
が所定電圧値の10%以下になると、検知手段のレギュ
レター検知リレー46が検知動作してレギュレター補助リ
レー52を励磁動作させる。
【0064】このレギュレター補助リレー52の励磁動作
で、常閉接点52a が開成されるが、極性切替手段の励磁
リレー36の励磁動作で常開接点36c を閉成しているた
め、自己保持されて励磁リレー36は励磁動作を継続し、
励磁極性反転切替接点36a ,36b が閉成しており、電磁
石19には継続して蓄電池21から通電され、電磁石19は励
磁を継続し、電磁石19は鉄材の吸着を継続する。
【0065】また、レギュレター補助リレー52の励磁動
作で、常開接点52b は閉成され、警報器のブザー49が作
動し、蓄電池21の電圧が低下したことを報知する。
【0066】このとき、インジケータ33のドライバー40
は発光ダイオード39の発光状態で蓄電池21の電圧が所定
電圧より低下したことを表示している。
【0067】この状態で、操作スイッチ31を操作する
と、ラチェットリレー50と操作補助リレー51とが励磁さ
れ第1の開閉接点50a が開成され、極性切替手段の励磁
リレー36は消磁動作し、励磁極性反転切替接点36a ,36
b が開成されるとともに常閉接点36d は閉成され、ラチ
ェットリレー50の消励で第2の開閉接点50b が閉成する
とともに操作補助リレー51の常開接点51b が閉成され、
タイマー接点53a が閉成されているため、極性切替手段
の消磁リレー37が励磁動作されるとともにタイマーリレ
ー53に通電され、タイマーリレー53が計時動作する。
【0068】このとき、操作補助リレー51は消磁されて
常開接点51b が開成されても消磁リレー37の常開接点37
d が閉成しており、消磁リレー37は自己保持にて励磁を
継続する。
【0069】この消磁リレー37が励磁動作で、消励極性
反転切替接点37a ,37b が閉成され、電磁石19に可変抵
抗47を介して小電流値の電流は励磁極性切替接点36a ,
36bが閉成されているときと逆極性で流れ、電磁石21に
吸引されている鉄材に逆極性の磁力を作用させて鉄材の
吸引を解き、タイマーリレー53が所定の短時間を計時す
ると、タイマーリレー53が励磁動作でタイマー接点53a
を開成し、消磁リレー37は消磁され、消磁極性反転切替
接点37a ,37b が開成され、電磁石19には蓄電池21から
通電されず、電磁石19は消磁され、同時に表示灯32も消
灯される。
【0070】この状態で、鉄材を吸着するために、操作
スイッチ31を閉成すると、ラチェットリレー50と操作補
助リレー51とが励磁して第1の開閉接点50a 、常開接点
51aが閉成されるが、レギュレター補助リレー52の励磁
動作で常閉接点52a が開放されており、極性切替手段の
励磁リレー36は励磁されず、励磁極性反転切替接点36a
,36b は開成されたままの状態で、電磁石19には蓄電
池21から通電されない。
【0071】そして、蓄電池21にエンジンの駆動でダイ
ナモが発電し、蓄電池21が設定された電圧値以上の電圧
に充電されると、検知手段のリギュレター検知リレー46
が蓄電池21の電圧量を検知し、禁止制御手段となるレギ
ュレター補助リレー52が消磁し、電磁石19による蓄電池
21の励磁禁止は解除され、常開接点52b は開成されて警
報器49は作動を停止し、常閉接点52a が閉成される。こ
の状態で操作スイッチ31を閉成すると、電磁石19は前述
の動作で励磁される。
【0072】従って、上記制御回路45によれば、一つの
操作スイッチ31の操作で電磁石の励磁、消磁操作と蓄電
池21の過放電阻止および電磁石19の逆極性での短時間励
磁が行える。
【0073】次に、他の実施の形態の鉄材吸着装置17の
電気回路を図2によって説明する。前記実施の形態で
は、操作手段として一つの操作スイッチ31を電磁石19の
励磁操作と消磁操作とを兼ねるスイッチとしたが、この
実施の形態では、操作手段を電磁石19を励磁させる励磁
操作用のスイッチ31a と消磁操作用スイッチ31b とにて
構成したものである。
【0074】図2に示すように、蓄電池21の両端端子3
4,35に電源スイッチ30を介してインジケータ33が接続
され、このインジケータ33に励磁極性反転切替接点36a
,36bまたは37a ,37b を介してサージカット素子38、
表示灯32および電磁石19が並列に接続されている。この
インジケータ33は複数の発光ダイオード39と、この各発
光ダイオード39を駆動するドライバー40とにて構成され
ている。
【0075】さらに、消磁極性反転切替接点37b には可
変抵抗47が直列に接続されている。また、電源スイッチ
30に逆流阻止ダイオード60を介してインジケータ33と並
列に制御回路45a が接続されている。この制御回路45a
は操作手段の励磁操作用スイッチ31a 、消磁操作用スイ
ッチ31b 、蓄電池21の電圧を検知する検知手段のレギュ
レター検知リレー46と、極性切替手段の励磁リレー36、
極性切替手段の消磁リレー37、警報器のブザー49とがそ
れぞれ並列に接続されている。
【0076】また、操作手段の励磁操作用スイッチ31a
には励磁保持リレー54および消磁補助リレー61の励磁動
作で開成する常閉接点61a の直列回路が直列に接続さ
れ、この常閉接点61および励磁操作用スイッチ31a の直
列回路に、消磁保持リレー55の励磁動作で開成される常
閉接点55a および励磁保持リレー54の励磁動作で閉成さ
れる常開接点54b の直列回路が並列に接続されている。
【0077】また、操作手段の消磁操作用スイッチ31b
にはタイマーリレー53の励磁動作で開成されるタイマー
接点53a および消磁保持リレー55が直列に接続され、こ
の消磁操作用スイッチ31b に消磁保持リレー55の励磁動
作で閉成される常開接点55bおよび励磁保持リレー54の
励磁動作で開成される常閉接点54c の直列回路が並列に
接続されている。
【0078】さらに、検知手段のレギュレター検知リレ
ー46には、このレギュレター検知リレー46の蓄電池21が
所定電圧、例えば、所定電圧値の10%以下の電圧値と
なったことの検知動作で作動されるレギュレター補助リ
レー52が接続されている。
【0079】また、極性切替手段の励磁リレー36には、
励磁保持リレー54の励磁動作で閉成される常開接点54a
、レギュレター補助リレー52の励磁動作で開成される
常閉接点52a および極性切替手段の消磁リレー37の励磁
動作で開成される常閉接点37cが直列に接続されてい
る。
【0080】また、レギュレター補助リレー52の励磁動
作で開成される常閉接点52a に励磁リレー36の励磁で閉
成される常開接点36c が並列に接続されている。
【0081】さらに、極性切替手段の消磁リレー37に
は、消磁保持リレー55の励磁動作で閉成される常開接点
55c 、タイマーリレー53の励磁動作で開成されるタイマ
ー接点53b および励磁リレー36の励磁動作で開放される
常閉接点36d が直列に接続され、極性切替手段の消磁リ
レー37には消磁補助リレー61が並列に接続され、さら
に、タイマー接点53b と消磁リレー37および励磁リレー
36の励磁で開成される常閉接点36d の直列回路にタイマ
ーリレー53が並列に接続されている。
【0082】なお、前記励磁リレー36および消磁リレー
37にはそれぞれこのリレー36,37 誤作動を防止する逆流
阻止ダイオードを並列に接続する。
【0083】また、警報器のブザー49に禁止手段となる
レギュレター補助リレー52の励磁動作で閉成される常開
接点52b が直列に接続されている。
【0084】そして、励磁極性反転切替接点36a ,36b
は励磁リレー36の励磁動作で閉成される常開接点で、ま
た、消磁極性反転切替接点37a ,37b は消磁リレー37の
励磁動作で閉成される常開接点である。
【0085】次に、この実施の形態の作用を説明する。
【0086】鉄材の吸着作業を行う場合には、電源スイ
ッチ30を閉成すると、インジケータ33のドライバー40が
蓄電池21の電圧値に応じて複数の発光ダイオード39を選
択発光させ、この各発光ダイオード39の発光状況で蓄電
池21の電圧値を表示する。
【0087】次いで、励磁操作用スイッチ31a を閉成す
ると、消磁保持リレー61の常閉接点61a が閉成されてお
り、励磁保持リレー54が励磁動作される。
【0088】また、この励磁保持リレー54が励磁動作で
常開接点54b が閉成するとともに消磁保持リレー55が消
磁状態で常閉接点55a が閉成しているため、励磁操作用
スイッチ31a の操作を解いたときにこの励磁用スイッチ
31a が開成されても、励磁保持リレー54は励磁動作を継
続する。
【0089】また、励磁保持リレー54の励磁動作で常開
接点54a が閉成し、検知手段のレギュレター検知リレー
46は蓄電池21の電圧値が所定電圧値の10%以上であれ
ばレギュレター補助リレー52は励磁動作されず、常閉接
点52a は閉成状態に保持され、さらに、極性切替手段の
消磁リレー37も励磁動作されていないため、常閉接点37
c も閉成状態に保持されているので、極性切替手段の励
磁リレー36に通電され、この励磁リレー36の励磁動作
で、励磁極性反転切替接点36a ,36b が閉成され、電磁
石19が励磁され、鉄材を吸着する状態となり、この電磁
石19の励磁状態は表示灯32の点灯で確認できる。
【0090】また、この電磁石19の励磁状態時には、励
磁リレー36の常開接点36c が閉成されているため、励磁
リレー36の励磁動作を自己保持している。
【0091】そして、電磁石19に吸着した鉄材の吸着を
解除するときには、消磁操作用スイッチ31b を操作して
閉成すると、消磁保持リレー55は励磁され、常閉接点55
a は開成されて励磁保持リレー54は励磁されず、常開接
点54a の開成で極性切替手段の励磁リレー36は励磁動作
せず、励磁極性反転切替接点36a ,36b は開成され、電
磁石19は消磁される。
【0092】このとき、消磁保持リレー55の励磁で常開
接点55c は閉成され、また、励磁リレー36の消磁動作で
常閉接点36d は閉成されるとともにタイマー接点53a は
閉成しているため、消磁リレー37、消磁補助リレー61お
よびタイマーリレー53が励磁動作する。
【0093】また、タイマーリレー53が励磁動作で、タ
イマーリレー53が計時動作する。
【0094】このときに、消磁操作用スイッチ31b が開
成されていても消磁保持リレー55の励磁で常開接点55b
が閉成され、消磁保持リレー55は自己保持励磁され、常
開接点55c は閉成状態を継続している。
【0095】この消磁リレー37の励磁動作で、消磁極性
反転切替接点37a ,37b が閉成され、電磁石19に可変抵
抗47を介して電磁石19に小電流値の電流が励磁極性反転
切替接点36a ,36b が閉成されている場合と逆極性で流
れ、電磁石21に吸引されていた鉄材には逆極性の磁力が
作用し、鉄材は吸引を解かれて落下する。
【0096】この間に、タイマーリレー53が短時間、例
えば、0.5秒計時すると、タイマーリレー53が励磁動
作され、タイマー接点53a ,53b を開成するので、消磁
保持リレー55と消磁リレー37とは消磁され、消磁極性反
転切替接点37a ,37b が開放され、電磁石19には蓄電池
21から通電されず、電磁石19は消磁され、同時に表示灯
32も消灯され、電磁石19が励磁されていないことを確認
できる。
【0097】また、鉄材の吸着作業中に蓄電池21の電圧
が所定電圧より低下すると、例えば、蓄電池21の電圧値
が所定電圧値の10%以下になると、検知手段のレギュ
レター検知リレー46が検知動作してレギュレター補助リ
レー52は励磁動作される。
【0098】このレギュレター補助リレー52の励磁動作
で、常閉接点52a が開成されるが、極性切替手段の励磁
リレー36は励磁動作で常開接点36c が閉成されているた
め、自己保持されて励磁リレー36は励磁動作を継続し、
励磁極性反転切替接点36a ,36b が閉成しているため、
電磁石19には継続して蓄電池21から通電され、電磁石19
は励磁を継続し、電磁石19は鉄材の吸着を継続する。
【0099】また、レギュレター補助リレー52の励磁動
作で、常開接点52b は閉成され、警報器のブザー49が作
動し、蓄電池21の充電電圧が低下したことを報知する。
【0100】この状態で、消磁操作用スイッチ31b を操
作して閉成すると、消磁保持リレー55が励磁されて常開
接点55c が閉成され、常閉接点55a の開放で励磁保持リ
レー54が励磁されず常開接点54a が開成され、また、励
磁極性切替手段の励磁リレー36は消磁され、励磁極性反
転切替接点36a ,36b が開成され、消磁リレー55の励磁
で常開接点55c が閉成し、消磁リレー37が励磁動作し、
タイマーのタイマー接点53b が閉成されているため、極
性切替手段の消磁リレー37が励磁動作されるともにタイ
マーのタイマーリレー53に通電され、タイマーリレー53
が計時動作する。
【0101】この消磁リレー37の励磁動作で、消磁極性
反転切替接点37a ,37b が閉成され、電磁石19に可変抵
抗47を介して電磁石19に小電流値の電流が励磁極性反転
切替接点36a ,36b が開成されている場合に逆極性で流
れ、電磁石21に吸引されている鉄材に逆極性の磁力を作
用させて鉄材の吸引を解き、タイマーリレー53が短時間
を計時すると、タイマーリレー53の励磁動作でタイマー
接点53a ,53b を開成し、消磁保持リレー55を励磁せ
ず、消磁極性反転切替接点37a ,37b が開成され、電磁
石19には蓄電池21から通電されず、電磁石19は消磁さ
れ、同時に表示灯32も消灯される。
【0102】この状態で、励磁操作用スイッチ31a を閉
成し、励磁保持リレー54を励磁して常開接点54a を閉成
しても、レギュレター補助リレー52の励磁動作で常閉接
点52a が開成されており、極性切替手段の励磁リレー36
は励磁されず、励磁極性反転切替接点36a ,36b は開成
されたままの状態で、電磁石19には蓄電池21から通電さ
れない。
【0103】そして、蓄電池21にエンジンの駆動でダイ
ナモが発電し、蓄電池21に設定された電圧値以上の電圧
に充電されると、禁止制御手段となるレギュレター補助
リレー52が励磁されず、常開接点52b の開成で警報器49
は停止する。このときレギュリター消磁リレー52が消磁
されているため、常閉接点52a が閉成される。この状態
で励磁操作用スイッチ31a を閉成すると、電磁石19は前
述の動作で励磁される。
【0104】次に、制御回路45、または、制御回路45a
を有する制御装置を搭載した鉄材吸着装置17の一実施の
形態を図5ないし図7について説明する。
【0105】アーム9の先端枢軸部12とリンク機構11の
先端部とに枢軸ピン13,14にて着脱自在に取付けた鉄材
吸着装置17は、基盤70に下端部を熔着した一対の左右ブ
ラケット18の上端前後部の左右方向に貫通するピン挿通
孔71を形成したピン受具72を固着し、基盤70に電磁石19
の上面に取付けた取付盤73をボルト74とナット75にて固
着する。また、左右ブラケット18の内方に対峙して、基
盤70に溶接するリブ18c を立設する。
【0106】そして、一対のブラケット18をピン受具72
に挿通した枢着ピン13,14にてアーム9とリンク機構11
とに取付ける。
【0107】なお、基盤70と、取付盤73と電磁石19とに
吊下げ用アイボルト76を挿通する貫通孔77が形成されて
いる。
【0108】この構造では、オペレータ席5でブーム8
をブーム用油圧シリンダ15a にて昇降させ、アーム9を
アーム用油圧シリンダ15b にて回動し、また、リンク機
構10,11をリンクの揺動用油圧シリンダ16にて回動させ
ることによりブラケット18はピン13を枢軸として前後に
回動され、電磁石19の前後の角度を調整できる。
【0109】また、図8および図9に示すように、基盤
70を取付盤73から取外して使用する鉄材吸着装置17の他
の実施の形態を説明する。
【0110】一対の左右ブラケット18a には上部中央部
に左右方向に貫通するピン挿通孔71を形成したピン受具
72を取付け、この一対のブラケット18a の下端部間に前
後方向に貫通したピン挿通孔78を有するピン挿通具79を
固着し、ブラケット18a の補強用リブ18c をこのブラケ
ット18a ,18a 間にて両端を溶着する。
【0111】そして、この構造では、アーム9の先端枢
軸部12と一対の左右ブラケット18aのピン受具72に挿通
した一つの枢着ピン13で前後方向に回動可能に取付け、
ブラケット18a のピン挿通具79と吊下げ用アイボルト76
とに挿通したピン81にて電磁石19を取付けた取付盤73を
左右方向に回動可能に取付け、電磁石19を前後方向およ
び左右方向に揺動可能とし、電磁石19の下面の吸着面が
自重で地面に対して水平になるようにする。この場合
は、リンク揺動用油圧シリンダ16を縮小させ、リンク機
構11は、ブラケット18a,18a から離反させておく。
【0112】さらに、鉄材吸着装置17の他の実施の形態
を図10および図11について説明する。
【0113】この実施の形態では、一対の左右ブラケッ
ト18a は上部中央部に左右方向に貫通するピン挿通孔71
を形成したピン受具72を取付け、この一対のブラケット
18aの下端部間に前後方向に貫通するピン挿通孔78を有
するピン挿通具79を固着し、ブラケット18a ,18a 間に
このブラケット18a,18a の補強用リブ18c を横設して
両端を溶着する。
【0114】また、基盤70a の上面前後に取付板80の下
端部を溶着固定し、この一対の取付板80に形成した取付
孔と一対のブラケット18a に固着したピン挿通具79のピ
ン挿通孔78とにピン81を挿通し、基盤70a を左右方向に
回動可能にブラケット18a に取付ける。そして、この基
盤70a に電磁石19の上面に取付けた取付盤73をボルト74
とナット75にて固着する。
【0115】そして、アーム9の先端枢軸部12に一対の
ブラケット18a のピン受具72に挿通した一つの枢着ピン
13で前後方向に回動可能に取付け、電磁石19をアーム9
に対して前後方向および左右方向に揺動可能とし、電磁
石19の下面の吸着面が自重で地面に対して水平になるよ
うにする。
【0116】この場合も、リンク揺動用油圧シリンダ16
を縮小させリンク機構11は、ブラケット18c,18c から
外しておく。
【0117】さらに、鉄材吸着装置17の他の実施の形態
を図12および図13について説明する。
【0118】この実施の形態では、左右一対のブラケッ
ト18b は上部中央部に左右方向に貫通するピン挿通孔71
を形成したピン受具72を取付け、この一対のブラケット
18bの下端部を基盤70b に溶着する。また、この基盤70b
に電磁石19の上面に取付けた取付盤73をボルト74とナ
ット75にて固着する。
【0119】なお、ブラケット18b には補強用リブ18c
を溶着する。
【0120】そして、アーム9の先端枢軸部12に一対の
ブラケット18b のピン受具72に挿通したピン13にて前後
方向に回動可能に取付けて電磁石19を前後方向に揺動可
能とし、電磁石19の下面の吸着面が前後方向に対して水
平になるようにする。
【0121】この場合も、リンクの揺動用油圧シリンダ
16を縮小させ、リンク機構11は、ブラケット18b ,18b
から外しておく。
【0122】次に、他の実施の形態を図4に基づいて説
明する。
【0123】この実施の形態は、フォークリフト90に鉄
材吸着装置17を装備したもので、このフォークリフト90
は前部に作業機7のリフトフレーム91を搭載し、このリ
フトフレーム91にフォークタイン92を昇降可能に取付
け、フォークタイン92は図示ない油圧シリンダで昇降さ
れる。そして、フォークタイン92の下面に鉄材吸着装置
17の板状ブラケット18d を着脱自在に取付ける。このブ
ラケット18d の下面には電磁石19を取付ける。
【0124】また、フォークリフト90のオペレータ席94
には、このフォークリフト90の走行と作業機7のフォー
クタイン92の操作とを行うレバー等の操縦装置20、蓄電
池21、鉄材吸着装置17の制御装置ボックス22、鉄材吸着
装置17の制御装置の図示しない操作盤、計器等が設けら
れている。
【0125】さらに、制御装置ボックス22は蓄電池21お
よび電磁石19と作業機7に配線した電線25,26にて接続
されている。
【0126】そして、このフォークリフト90には前記図
1または図2に示す鉄材吸着装置17の制御回路45または
制御回路45a を有する制御装置を搭載している。
【0127】次に、このフォークリフト90に装備される
鉄材吸着装置17の実施の形態を図14ないし図16に基
づいて説明する。
【0128】ブラケット18d は横長長方形状の板体で形
成され、このブラケット18d は上面左右にそれぞれフォ
ークタイン92を挿通する挿通部95を前後方向に貫通した
取付部96が設けられている。
【0129】また、ブラケット18d の一側下面に少なく
とも2個の電磁石19を下面に取付けた取付盤73をボルト
74とナット75にて着脱自在に取付けられている。
【0130】そして、フォークリフト90のフォークタイ
ン92をブラケット18d の取付部96の挿通部95に挿通して
止具96a にて固着する。
【0131】この状態でフォークリフト90を走行し、電
磁石19を励磁して、フォークリフト90の側方にある釘、
鉄片等の鉄材を吸着回収する。
【0132】この装置ではブラケット18d が横長長方形
状であるので、道路の路肩等鉄材の吸着が容易にでき
る。
【0133】また、ブラケット18d の一側端をフォーク
リフト90の車体の側面より突出させることにより、電磁
石19にて側溝の鉄材の吸着も容易にできる。この場合は
電磁石19側にあるフォークタインの挿通部95をブラケッ
ト18d の長手方向の中央側に設けるか、または、ブラケ
ット18d を車体の側方に突出する長さとすればよい。次
に、鉄材吸着装置17の他の実施の形態を図17ないし図
19について説明する。
【0134】この実施の形態は、ブラケット18d の下面
中央に電磁石19を下面に取付けた取付盤73をボルト74と
ナット75にて着脱自在に取付けられている。
【0135】他の構成は、前記図14ないし図16に示
す構成と同一である。
【0136】この実施の形態でも、電磁石19を励磁し
て、鉄板等を吸着してフォークリフト90の走行で搬送で
きるとともにフォークリフト90の前方中央の下面にある
釘、鉄片等の鉄材を吸着回収できる。
【0137】実施の形態では、ミニ油圧ショベル1およ
びフォークリフト90について説明したが、ミニ油圧ショ
ベル1およびフォークリフト90に限られるものではな
く、各産業車両、例えば、ミニショベルローダー、自走
式クレーン車、トラックに装備するクレーンおよび一般
車両のいずれかに適用できる。
【0138】前記ミニショベルローダーに鉄材吸着装置
17を装備する場合は、ローダーの前方に昇降自在に装備
するリフトアームに取付けてあるバケットの下方端に取
付けられるバケットツースの先端部、または、カッチン
グエッジ等の掘削刃に鉄材吸着装置17のブラケットをボ
ルト等で取付ける。
【0139】また、一般車両として、除雪トラック、モ
ータグレーダー、ロードスイーパーのような車両におい
ては、トラックの前方に備える除雪装置(除雪ブレー
ド)又は、清掃用回転ブラシを取付ける作業装置取付用
フレーム等に鉄材吸着装置17を装備すれば良い。
【0140】自走式クレーン車、トラックに装備するク
レーンなどに装着する場合は、図20および図21に示
すように、電磁石19,19a の上面に取付けたアイボルト
76を利用し、クレーンのフックまたはワイヤー等により
電磁石19を懸下させ、運転席、または、クレーン操作盤
の近傍に前記図1または図2に示す制御回路45,45aを
有する制御ボックスを配置する。
【0141】図22に示すように、アイボルトを装備し
ていない円柱状電磁石19a の場合は、アイボルト又はフ
ック76a を電磁石19a のケースに溶接して取付ける。
【0142】また、図23および図24に示ように、長
方形の電磁石19b のケースにアイボルト76b を取付け、
このアイボルト76b を利用して作業機に取付ける。
【0143】なお、鉄材吸着装置17に使用される蓄電池
21は、車両に搭載されるエンジン駆動用の12V、24
Vの直流電源で十分であるから当該車両のエンジンが駆
動している間は、通常の作業では車両系の発電機からの
補給される充電量で十分である。しかし、他の作業機と
の併用使用、夜間照明等で電力を多く消費する場合に
は、低電圧検知手段からの警報によりオペレーターはす
べて作業の中止と、蓄電池21への充電を迅速に行うこと
ができる。
【0144】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、車両に装
備する鉄材吸着装置の電磁石の励磁によって通電される
蓄電池の過放電を防止し、しかも鉄材の吸着動作時には
鉄材の一回の作業の吸着開放まで継続して吸着している
鉄材を落下させることがなく、吸着作業ができ、鉄材の
運搬、吸着回収ができる。
【0145】請求項2記載の発明によれば、電磁石の電
源用として専用の直流発電機蓄電池を設ける必要がな
く、小型車両ばかりでなく一般車両に適用される鉄材吸
着装置として鉄材の吸着ができ、条件の悪い個所での作
業ができる。
【0146】請求項3の発明によれば、鉄材の吸着を操
作しているとき、蓄電池の電圧が低下したことをオペレ
ーターが容易に覚知できる。
【0147】請求項4記載の発明によれば、蓄電池の充
電電圧が低下しているときに、操作手段によって電磁石
を励磁させようとしても、蓄電池から電磁石への過放電
がされることがないので、作業途中で鉄材の吸着が解か
れて落下するようなことが生じない。
【0148】請求項5記載の発明によれば、蓄電池の電
圧が一回の鉄材吸着作業に最小限必要な電圧で鉄材の吸
着作業ができ、蓄電池を過放電することがない。
【0149】請求項6記載の発明によれば、操作手段に
よる消磁操作により所定短時間電磁石を励磁することに
より鉄材解放が即座に短時間でき、作業能率を向上でき
る。
【0150】請求項7記載の発明によれば、操作手段に
より作動するタイマーによって所定短時間電磁石を逆極
性で励磁することにより鉄材解放作業が確実に、且つ、
迅速にでき、鉄材が再吸着されることがなく作業能率を
向上できる。
【0151】請求項8記載の発明によれば、ミニ油圧シ
ョベルのアーム、ミニショベルローダーのバケット、小
型フォークリフトのフォークタイン、若しくは、自走式
クレーン車、トラックの車台に装備するクレーンおよび
一般車両のいずれかに装備された作業機にて作業個所、
作業条件に応じて鉄材の吸着作業ができ、当該装置の施
工範囲を広くできる。
【0152】請求項9記載の発明によれば、電磁石は、
作業機の揺動機構のブラケットに前後および左右方向に
揺動可能取付けることができ、汎用性があり、且つ、作
業機に取付けた鉄材吸着装置の作業吸着角度または、姿
勢が自在にとることがてき、作業の効率向上と、製作費
が安価にできる。
【0153】請求項10記載の発明によれば、従来より
除去作業がしにくい路肩、通路、壁際通路等での鉄材吸
着回収が容易で、且つ、重点的に強化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す車両に装備する鉄
材吸着装置の電気回路図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す車両に装備する
鉄材吸着装置の電気回路図である。
【図3】本発明の一実施の形態を示す鉄材吸着装置を装
備したミニ油圧ショベルの側面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す鉄材吸着装置を
装備したフォークリフトの側面図である。
【図5】本発明の一実施の形態を示す鉄材吸着装置の平
面図である。
【図6】同上鉄材吸着装置の側面図である。
【図7】同上鉄材吸着装置の正面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態を示す鉄材吸着装置の
正面図である。
【図9】同上鉄材吸着装置の側面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態を示す鉄材吸着装置
の正面図である。
【図11】同上鉄材吸着装置の側面図である。
【図12】本発明の他の実施の形態を示す鉄材吸着装置
の正面図である。
【図13】同上鉄材吸着装置の側面図である。
【図14】本発明の他の実施の形態を示す鉄材吸着装置
の平面図である。
【図15】同上鉄材吸着装置の正面図である。
【図16】同上鉄材吸着装置の側面図である。
【図17】本発明の他の実施の形態を示す鉄材吸着装置
の平面図である。
【図18】同上鉄材吸着装置の正面図である。
【図19】同上鉄材吸着装置の側面図である。
【図20】本発明の他の実施の形態を示す電磁石の平面
図である。
【図21】同上円形の電磁石の側面図である。
【図22】本発明の他の実施の形態を示す電磁石の側面
図である。
【図23】同上長方形の電磁石の平面図である
【図24】同上電磁石の側面図である。
【符号の説明】
1 ミニ油圧ショベル 7 作業機 9 アーム 17 鉄材吸着装置 18 ブラケット 19 電磁石 21 蓄電池 31 操作手段としてのスイッチ 31a 操作手段としてのスイッチ 31b 操作手段としてのスイッチ 36 極性切替手段としての励磁リレー 37 極性切替手段としての消磁リレー 46 検知手段としてのレギュレター検知リレー 49 警報器としてのブザー 52 禁止制御手段としてのレギュレター補助リレー 53 タイマー手段としてのタイマーリレー 90 フォークリフト 92 フォークタイン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載する作業機と、 この車両に搭載された蓄電池と、 作業機に取付けられ前記蓄電池を電源として励磁される
    電磁石と、 この電磁石に前記蓄電池の電圧を印加する操作手段と、 前記蓄電池の電圧を検出し、この蓄電池が所定電圧まで
    低下したとき検知信号を出力する検知手段と、 この検知手段の検知信号により操作手段による前記電磁
    石の消磁操作までこの電磁石への通電を継続し操作手段
    による電磁石の消磁操作後は電磁石への通電を禁止する
    禁止制御手段とを備えたことを特徴とする車両に装備す
    る鉄材吸着装置。
  2. 【請求項2】 蓄電池は、車両に搭載された駆動用の電
    源であることを特徴とする請求項1記載の車両に装備す
    る鉄材吸着装置。
  3. 【請求項3】 検知手段の検知信号で作動される警報器
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の車両に装備する鉄材吸着装置。
  4. 【請求項4】 禁止制御手段は、検知信号による蓄電池
    が所定の電圧以上に充電されたことを検知して操作手段
    による電磁石を励磁可能にすることを特徴とする請求項
    1ないし請求項3のいずれかに記載の車両に装備する鉄
    材吸着装置。
  5. 【請求項5】 検知手段は、蓄電池の電圧値が所定電圧
    値の10%以下になると、電圧低下の検知信号を出力す
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか
    に記載の車両に装備する鉄材吸着装置。
  6. 【請求項6】 操作手段による消磁操作により所定短時
    間電磁石を逆極性で励磁する極性切替手段を備えたこと
    特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の
    車両に装備する鉄材吸着装置。
  7. 【請求項7】 極性切替手段は、操作手段の消磁操作に
    より作動するタイマー手段によって所定短時間逆極性で
    電磁石を励磁すること特徴とする請求項6記載の車両に
    装備する鉄材吸着装置。
  8. 【請求項8】 車両は、ミニ油圧ショベルのアーム、ミ
    ニショベルローダーのバケット、小型フォークリフトの
    フォークタイン、若しくは、自走式クレーン車、トラッ
    クの車台に装備するクレーンおよび一般車両のいずれか
    であることを特徴とする請求項1記載の車両に装備する
    鉄材吸着装置。
  9. 【請求項9】 作業機は、ブラケットを有し、前記電磁
    石は、前記作業機のブラケットに前後および左右方向に
    揺動可能に取付けたことを特徴とする請求項1記載の車
    両に装備する鉄材吸着装置。
  10. 【請求項10】 作業機は、フォークリフトのフォーク
    タインであり、このフォークタインの前方端の一側底面
    部に電磁石を取付けたことを特徴とする請求項1に記載
    の車両に装備する鉄材吸着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011062792A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Denso Wave Inc ロボットシステム
CN117392822A (zh) * 2023-12-13 2024-01-12 广东智子智能技术有限公司 安全报警装置
JP2025518976A (ja) * 2022-06-06 2025-06-19 安徽阿莫斯流体技術有限公司 多機能搬送ロボット

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