JPH0931449A - 表面処理剤及びその使用方法 - Google Patents
表面処理剤及びその使用方法Info
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- JPH0931449A JPH0931449A JP7187536A JP18753695A JPH0931449A JP H0931449 A JPH0931449 A JP H0931449A JP 7187536 A JP7187536 A JP 7187536A JP 18753695 A JP18753695 A JP 18753695A JP H0931449 A JPH0931449 A JP H0931449A
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- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】つや性や撥水性に優れ、基材表面と化学結合し
ていて耐久性や堅牢性が高く、さらに撥油性のある保護
膜をより手軽に形成するための表面処理剤を得る。 【解決手段】 n−パラフィン、イソプロピルアルコー
ル、シリコーンオイル、パラフィン、ヘプタデカフルオ
ロデシルトリメトキシシラン、α−アルミナを混合し懸
濁液を得、酸触媒として3重量%硫酸をホルマリン縮合
樹脂でマイクロカプセル化したものを添加撹拌する。こ
の表面処理剤を、活性水素を含むOH基2を持つガラス
1に塗布する。マイクロカプセルが破壊されてプタデカ
フルオロデシルトリメトキシシランのメトキシシリル基
3と基材表面のOH基2が硫酸下で反応する。30〜4
0分放置すると、ヘプタデカフルオロデシルトリメトキ
シシラン分子がSiOのネットワーク結合を介して基材
表面に共有結合で固定されたフロロカーボンポリマー膜
4が基材表面に形成される。
ていて耐久性や堅牢性が高く、さらに撥油性のある保護
膜をより手軽に形成するための表面処理剤を得る。 【解決手段】 n−パラフィン、イソプロピルアルコー
ル、シリコーンオイル、パラフィン、ヘプタデカフルオ
ロデシルトリメトキシシラン、α−アルミナを混合し懸
濁液を得、酸触媒として3重量%硫酸をホルマリン縮合
樹脂でマイクロカプセル化したものを添加撹拌する。こ
の表面処理剤を、活性水素を含むOH基2を持つガラス
1に塗布する。マイクロカプセルが破壊されてプタデカ
フルオロデシルトリメトキシシランのメトキシシリル基
3と基材表面のOH基2が硫酸下で反応する。30〜4
0分放置すると、ヘプタデカフルオロデシルトリメトキ
シシラン分子がSiOのネットワーク結合を介して基材
表面に共有結合で固定されたフロロカーボンポリマー膜
4が基材表面に形成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材表面に耐久性
が高く極めて薄い撥水撥油性に優れた化学吸着保護膜を
形成するための表面処理剤及びその使用方法に関するも
のである。
が高く極めて薄い撥水撥油性に優れた化学吸着保護膜を
形成するための表面処理剤及びその使用方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のつや出し剤などの表面処理剤は、
固形タイプやエマルジョンタイプがあり、石油系溶剤や
シリコーン、ワックス、低級アルコール混合物に研磨材
を混合したものが主流であった(例えば特開平2−15
1676号公報、特開平2−170878号公報)。
固形タイプやエマルジョンタイプがあり、石油系溶剤や
シリコーン、ワックス、低級アルコール混合物に研磨材
を混合したものが主流であった(例えば特開平2−15
1676号公報、特開平2−170878号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
処理材は、つや性や撥水性に劣るとともに、得られた保
護膜は単に基材表面に塗布されているだけであり、耐久
性や堅牢性も十分ではなく、さらに撥油性のあるものは
殆ど無かった。またアルコキシシラン界面活性剤と酸触
媒を用いる場合でも、それらを同時に配合することが実
用上困難だったため、アルコキシシラン界面活性剤と酸
触媒を分けて二液を作製する必要があり簡便な使用が困
難だった。
処理材は、つや性や撥水性に劣るとともに、得られた保
護膜は単に基材表面に塗布されているだけであり、耐久
性や堅牢性も十分ではなく、さらに撥油性のあるものは
殆ど無かった。またアルコキシシラン界面活性剤と酸触
媒を用いる場合でも、それらを同時に配合することが実
用上困難だったため、アルコキシシラン界面活性剤と酸
触媒を分けて二液を作製する必要があり簡便な使用が困
難だった。
【0004】以上述べてきた従来の欠点に鑑み、本願発
明は、単につや性や撥水性に優れるのみでなく、保護膜
が単に基材表面に塗布されているだけでもなく、基材表
面と化学結合していて耐久性や堅牢性が高く、さらに撥
油性のある保護膜をより手軽に形成するための表面処理
剤及びその使用方法を提供することを目的とする。さら
には、フロロカーボン系ポリマー膜を基材と密着性よく
且つ薄く形成して、電化製品や自動車、産業機器、ある
いはガラスや鏡、眼鏡レンズ、インテリア用品、アパレ
ル商品等に必要とされる耐熱性、耐候性、耐摩耗性に優
れた撥水撥油防汚処理膜を提供することをも目的とす
る。
明は、単につや性や撥水性に優れるのみでなく、保護膜
が単に基材表面に塗布されているだけでもなく、基材表
面と化学結合していて耐久性や堅牢性が高く、さらに撥
油性のある保護膜をより手軽に形成するための表面処理
剤及びその使用方法を提供することを目的とする。さら
には、フロロカーボン系ポリマー膜を基材と密着性よく
且つ薄く形成して、電化製品や自動車、産業機器、ある
いはガラスや鏡、眼鏡レンズ、インテリア用品、アパレ
ル商品等に必要とされる耐熱性、耐候性、耐摩耗性に優
れた撥水撥油防汚処理膜を提供することをも目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の表面処理剤は、アルコキシシラン界面活性
剤、酸触媒、液状または固形状媒体とで構成し、アルコ
キシシラン界面活性剤と酸触媒のどちらか一方、または
両方をマイクロカプセル化して添加しておく。または研
磨剤を含んでいてもよい。このとき、液状媒体の粘度は
25℃において1000cps以上であると実用上好都
合である。とくに好ましくは1000〜5000cps
の範囲である。また、液状または固形状媒体が沸点が2
00℃以上のものと、沸点が100〜200℃のものの
混合物であると実用上好都合である。
め、本発明の表面処理剤は、アルコキシシラン界面活性
剤、酸触媒、液状または固形状媒体とで構成し、アルコ
キシシラン界面活性剤と酸触媒のどちらか一方、または
両方をマイクロカプセル化して添加しておく。または研
磨剤を含んでいてもよい。このとき、液状媒体の粘度は
25℃において1000cps以上であると実用上好都
合である。とくに好ましくは1000〜5000cps
の範囲である。また、液状または固形状媒体が沸点が2
00℃以上のものと、沸点が100〜200℃のものの
混合物であると実用上好都合である。
【0006】また、少なくともアルコキシシラン界面活
性剤にフッ化炭素基を含ませておくと処理膜に撥水撥油
性を付与できるので都合がよい。そのようなアルコキシ
シラン界面活性剤として、CF3 −(CF2 )n −
(R)m −SiXp(OA)3-p(nは0または整数、R
はアルキレン基、ビニレン基、エチニレン基、アリーレ
ン基、シリコン若しくは酸素原子を含む分子鎖、mは0
又は1の整数、XはH原子、アルキル基、アルコキシル
基、含フッ素アルキル基又は含フッ素アルコキシ基の置
換基、Aはアルキル基、pは0、1または2の整数)を
用いると表面処理効果が大きい。
性剤にフッ化炭素基を含ませておくと処理膜に撥水撥油
性を付与できるので都合がよい。そのようなアルコキシ
シラン界面活性剤として、CF3 −(CF2 )n −
(R)m −SiXp(OA)3-p(nは0または整数、R
はアルキレン基、ビニレン基、エチニレン基、アリーレ
ン基、シリコン若しくは酸素原子を含む分子鎖、mは0
又は1の整数、XはH原子、アルキル基、アルコキシル
基、含フッ素アルキル基又は含フッ素アルコキシ基の置
換基、Aはアルキル基、pは0、1または2の整数)を
用いると表面処理効果が大きい。
【0007】さらにまた、研磨剤として平均粒径10μ
m以下のアルミナ、炭化珪素、炭化ホウ素、酸化クロ
ム、酸化鉄、人造ダイヤまたはシリカ微粒子などを用い
れば効果大である。さらには炭酸カルシウムを含んでい
てもよい。
m以下のアルミナ、炭化珪素、炭化ホウ素、酸化クロ
ム、酸化鉄、人造ダイヤまたはシリカ微粒子などを用い
れば効果大である。さらには炭酸カルシウムを含んでい
てもよい。
【0008】一方、表面処理剤の使用には、あらかじめ
基材表面をよく洗浄した後、少なくともマイクロカプセ
ルを破壊しながら前記基材表面に表面処理剤を塗布し、
基材表面とアルコキシシラン界面活性剤と酸触媒とを反
応させた後、余分な表面処理剤を除去するか、または、
あらかじめ基材表面をよく洗浄した後、少なくとも研磨
剤で基材表面を研磨すると同時に前記マイクロカプセル
を破壊しながら前記基材表面に表面処理剤を塗布して、
清浄化された基材表面とアルコキシシラン界面活性剤と
酸触媒とを反応させた後、余分な表面処理剤を除去する
工程とを連続して行う方法がよい。
基材表面をよく洗浄した後、少なくともマイクロカプセ
ルを破壊しながら前記基材表面に表面処理剤を塗布し、
基材表面とアルコキシシラン界面活性剤と酸触媒とを反
応させた後、余分な表面処理剤を除去するか、または、
あらかじめ基材表面をよく洗浄した後、少なくとも研磨
剤で基材表面を研磨すると同時に前記マイクロカプセル
を破壊しながら前記基材表面に表面処理剤を塗布して、
清浄化された基材表面とアルコキシシラン界面活性剤と
酸触媒とを反応させた後、余分な表面処理剤を除去する
工程とを連続して行う方法がよい。
【0009】このとき、基材としては、金属、セラミッ
クス、ガラス、プラスチック、紙、繊維、皮革などが使
用可能である。なお、プラスチックや繊維が撥水性であ
る場合は、予め表面を酸素を含むプラズマまたはコロナ
雰囲気で処理して親水性化、すなわち表面に水酸基を導
入して用いることが好ましい。
クス、ガラス、プラスチック、紙、繊維、皮革などが使
用可能である。なお、プラスチックや繊維が撥水性であ
る場合は、予め表面を酸素を含むプラズマまたはコロナ
雰囲気で処理して親水性化、すなわち表面に水酸基を導
入して用いることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】前記本発明の表面処理剤によれ
ば、アルコキシシラン界面活性剤と酸触媒はマイクロカ
プセルが破壊されたときだけしか接触しないので、アル
コキシシラン界面活性剤と酸触媒を同時に配合して表面
処理剤を調製することが可能となり、二液に分けた場合
に比べより簡便な使用が可能となる。また、酸触媒とア
ルコキシシラン界面活性剤と基材表面での反応により、
アルコキシシラン界面活性剤を基材表面に直接反応させ
共有結合で固定できるため、極めて薄い撥水撥油性、耐
久性に優れた保護膜を極めて容易に形成できる。
ば、アルコキシシラン界面活性剤と酸触媒はマイクロカ
プセルが破壊されたときだけしか接触しないので、アル
コキシシラン界面活性剤と酸触媒を同時に配合して表面
処理剤を調製することが可能となり、二液に分けた場合
に比べより簡便な使用が可能となる。また、酸触媒とア
ルコキシシラン界面活性剤と基材表面での反応により、
アルコキシシラン界面活性剤を基材表面に直接反応させ
共有結合で固定できるため、極めて薄い撥水撥油性、耐
久性に優れた保護膜を極めて容易に形成できる。
【0011】アルコキシシラン界面活性剤としては、一
般にSiBq(OA)4-q(但し、Bは官能基、Aはアル
キル基を表し、qは1、2または3の整数を表す。)の
化学式で表されるものが使用可能であり、さらに詳しく
は、次のような化学式で表される炭化水素系またはフッ
化炭素系分子が使用できる。 CH3 −(CH2 )r −SiXp (OA)3-p 、CF3
−(CH2 )s −O−(CH2 )t −SiXp (OA)
3-p 、CF3 −(CF2 )u −Si(CH3 )2 −(C
H2 )v -SiXp (OA)3-p、CF3 COO−(CH
2 )w −SiXp (OA)3-p (ここで、rは1〜25、sは0〜12、tは1〜2
0、uは0〜12、vは1〜20、wは1〜25の整数
であることが好ましい。XはH原子、アルキル基、アル
コキシル基、含フッ素アルキル基又は含フッ素アルコキ
シ基の置換基、Aはアルキル基、pは0、1または2の
整数を示す。) CF3 −(CF2 )n −(R)m −SiXp (OA)
3-p (ここで、nは0または整数、Rはアルキレン基、ビニ
レン基、エチニレン基、アリーレン基、シリコン若しく
は酸素原子を含む分子鎖、mは0又は1の整数、XはH
原子、アルキル基、アルコキシル基、含フッ素アルキル
基又は含フッ素アルコキシ基の置換基、pは0、1また
は2の整数)さらに具体的な分子として下記のものが挙
げられる。 CH3 CH2 O(CH2 )15Si(OCH3 )3 、CH
3 (CH2 )2 Si(CH3 )2 (CH2 )15Si(O
CH3 )3 、CH3 (CH2 )6 Si(CH3 )2 (C
H2 )9 Si(OCH3 )3 、CH3 COO(C
H2 )15Si(OCH3 )3 、CF3 CH2 O(C
H2 )15Si(OCH3 )3 、CF3 (CH2 )2 Si
(CH3 )2 (CH2 )15Si(OCH3 )3 、CF3
(CF2 )6 Si(CH3 )2 (CH2 )9 Si(OC
H3 )3 、CF3 COO(CH2 )15Si(OC
H3 )3 、CF3 (CF2 )7 (CH2 )2 Si(OC
H3 )3 、CF3 (CF2 )5 (CH2 )2 Si(OC
H3 )3 、CF3 (CF2 )7 −C6 H6 −Si(OC
H3 )3 、CH3 CH2 O(CH2 )15Si(OC2 H
5 )3 、CH3 (CH2 )2 Si(CH3 )2 (C
H2 )15Si(OC2 H5 )3 、CH3 (CH2 )6 S
i(CH3 )2 (CH2 )9 Si(OC2 H5 )3 、
CH3 COO(CH2 )15Si(OC2 H5 )3 、CF
3 (CF2 )7 (CH2 )2 Si(OC2 H5 )3 、C
F3 (CF2 )5 (CH2 )2 Si(OC2 H5 )3 、
CF3 (CF2 )7 −C6 H6 −Si(OC
2 H5 )3 、なお、アルコキシシラン界面活性剤や酸触
媒をマイクロカプセル化する方法は“マイクロカプセル
化の新技術とその用途開発・応用例、経営開発センター
出版部1978年刊”または“マイクロカプセル・その
製法・性質・応用、三共出版1977年刊”でよく知ら
れている。また、この発明の表面処理剤におけるアルコ
キシシラン界面活性剤の好ましい含有量は、1〜30重
量%である。
般にSiBq(OA)4-q(但し、Bは官能基、Aはアル
キル基を表し、qは1、2または3の整数を表す。)の
化学式で表されるものが使用可能であり、さらに詳しく
は、次のような化学式で表される炭化水素系またはフッ
化炭素系分子が使用できる。 CH3 −(CH2 )r −SiXp (OA)3-p 、CF3
−(CH2 )s −O−(CH2 )t −SiXp (OA)
3-p 、CF3 −(CF2 )u −Si(CH3 )2 −(C
H2 )v -SiXp (OA)3-p、CF3 COO−(CH
2 )w −SiXp (OA)3-p (ここで、rは1〜25、sは0〜12、tは1〜2
0、uは0〜12、vは1〜20、wは1〜25の整数
であることが好ましい。XはH原子、アルキル基、アル
コキシル基、含フッ素アルキル基又は含フッ素アルコキ
シ基の置換基、Aはアルキル基、pは0、1または2の
整数を示す。) CF3 −(CF2 )n −(R)m −SiXp (OA)
3-p (ここで、nは0または整数、Rはアルキレン基、ビニ
レン基、エチニレン基、アリーレン基、シリコン若しく
は酸素原子を含む分子鎖、mは0又は1の整数、XはH
原子、アルキル基、アルコキシル基、含フッ素アルキル
基又は含フッ素アルコキシ基の置換基、pは0、1また
は2の整数)さらに具体的な分子として下記のものが挙
げられる。 CH3 CH2 O(CH2 )15Si(OCH3 )3 、CH
3 (CH2 )2 Si(CH3 )2 (CH2 )15Si(O
CH3 )3 、CH3 (CH2 )6 Si(CH3 )2 (C
H2 )9 Si(OCH3 )3 、CH3 COO(C
H2 )15Si(OCH3 )3 、CF3 CH2 O(C
H2 )15Si(OCH3 )3 、CF3 (CH2 )2 Si
(CH3 )2 (CH2 )15Si(OCH3 )3 、CF3
(CF2 )6 Si(CH3 )2 (CH2 )9 Si(OC
H3 )3 、CF3 COO(CH2 )15Si(OC
H3 )3 、CF3 (CF2 )7 (CH2 )2 Si(OC
H3 )3 、CF3 (CF2 )5 (CH2 )2 Si(OC
H3 )3 、CF3 (CF2 )7 −C6 H6 −Si(OC
H3 )3 、CH3 CH2 O(CH2 )15Si(OC2 H
5 )3 、CH3 (CH2 )2 Si(CH3 )2 (C
H2 )15Si(OC2 H5 )3 、CH3 (CH2 )6 S
i(CH3 )2 (CH2 )9 Si(OC2 H5 )3 、
CH3 COO(CH2 )15Si(OC2 H5 )3 、CF
3 (CF2 )7 (CH2 )2 Si(OC2 H5 )3 、C
F3 (CF2 )5 (CH2 )2 Si(OC2 H5 )3 、
CF3 (CF2 )7 −C6 H6 −Si(OC
2 H5 )3 、なお、アルコキシシラン界面活性剤や酸触
媒をマイクロカプセル化する方法は“マイクロカプセル
化の新技術とその用途開発・応用例、経営開発センター
出版部1978年刊”または“マイクロカプセル・その
製法・性質・応用、三共出版1977年刊”でよく知ら
れている。また、この発明の表面処理剤におけるアルコ
キシシラン界面活性剤の好ましい含有量は、1〜30重
量%である。
【0012】一方、酸触媒としては、塩酸、硝酸、硫
酸、リン酸、カルボン酸やスルホン酸等の有機酸などが
好都合である。または、活性水素を含まない有機アミン
化合物も利用できる。また、好ましい添加量は0.1〜
15重量%である。
酸、リン酸、カルボン酸やスルホン酸等の有機酸などが
好都合である。または、活性水素を含まない有機アミン
化合物も利用できる。また、好ましい添加量は0.1〜
15重量%である。
【0013】なお、液状または固形状媒体としては水
系、非水系を問わずマイクロカプセルを破壊せずに分散
できる溶剤であれば何でも使用できるが、アルコール系
や石油系の溶剤が好ましい。例えば、ブチルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、流動パラフィン、シリコ
ーン、パラフィン系ワックス等を使用できる。具体的に
は、石油ナフサ、ソルベントナフサ、石油エーテル、石
油ベンジン、イソパラフィン、ノルマルパラフィン、デ
カリン、工業ガソリン、灯油、リグロイン、ジメチルシ
リコーン、フェニルシリコーン、アルキル変性シリコー
ン、ポリエーテルシリコーン、パラフィンワックス、マ
イクロクリスタルワックス、ポリエチレンワックスエス
テルワックス、酸化ワックス、石油ロウ等を挙げること
ができる。これらは1種単独で用いても良いし、2種以
上を組み合わせてもよい。この発明における液状または
固形状媒体の好ましい含有量は、45〜98.9重量%
である。
系、非水系を問わずマイクロカプセルを破壊せずに分散
できる溶剤であれば何でも使用できるが、アルコール系
や石油系の溶剤が好ましい。例えば、ブチルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、流動パラフィン、シリコ
ーン、パラフィン系ワックス等を使用できる。具体的に
は、石油ナフサ、ソルベントナフサ、石油エーテル、石
油ベンジン、イソパラフィン、ノルマルパラフィン、デ
カリン、工業ガソリン、灯油、リグロイン、ジメチルシ
リコーン、フェニルシリコーン、アルキル変性シリコー
ン、ポリエーテルシリコーン、パラフィンワックス、マ
イクロクリスタルワックス、ポリエチレンワックスエス
テルワックス、酸化ワックス、石油ロウ等を挙げること
ができる。これらは1種単独で用いても良いし、2種以
上を組み合わせてもよい。この発明における液状または
固形状媒体の好ましい含有量は、45〜98.9重量%
である。
【0014】表面処理剤の粘度は、調製後1000cp
s以上であると塗布時に処理液の流れが少なく取扱いが
便利であるが、あまり堅すぎても使用しづらい。さら
に、液状または固形状媒体の沸点が200℃以上のもの
と、沸点が100〜200℃のものの混合物であれば、
塗布後低沸点成分が速やかに蒸発し塗膜が硬化するので
拭き取りによる除去が極めて容易になる。
s以上であると塗布時に処理液の流れが少なく取扱いが
便利であるが、あまり堅すぎても使用しづらい。さら
に、液状または固形状媒体の沸点が200℃以上のもの
と、沸点が100〜200℃のものの混合物であれば、
塗布後低沸点成分が速やかに蒸発し塗膜が硬化するので
拭き取りによる除去が極めて容易になる。
【0015】さらにまた、研磨剤として、特に平均粒径
10μm程度以下のアルミナ、炭化珪素炭化ホウ素、酸
化クロム、酸化鉄、人造ダイヤまたはシリカ微粒子など
を単独で、または2種以上を組み合わせて入れておく
と、塗布時基材表面がきわめて少量切削され清浄面と直
接少なくともマイクロカプセル化されたクロロシリル基
を一個有する物質とを反応できるので都合がよい。この
発明における研磨剤の好ましい含有量は、1〜50重量
%である。
10μm程度以下のアルミナ、炭化珪素炭化ホウ素、酸
化クロム、酸化鉄、人造ダイヤまたはシリカ微粒子など
を単独で、または2種以上を組み合わせて入れておく
と、塗布時基材表面がきわめて少量切削され清浄面と直
接少なくともマイクロカプセル化されたクロロシリル基
を一個有する物質とを反応できるので都合がよい。この
発明における研磨剤の好ましい含有量は、1〜50重量
%である。
【0016】さらに本発明の表面処理剤に炭酸カルシウ
ムが添加されていると、酸触媒として塩酸や硝酸のよう
な揮発性酸を用いる場合には、揮発性の酸と反応するこ
とにより余分な揮発性の酸がトラップされて酸臭の発生
を防ぐことができる。
ムが添加されていると、酸触媒として塩酸や硝酸のよう
な揮発性酸を用いる場合には、揮発性の酸と反応するこ
とにより余分な揮発性の酸がトラップされて酸臭の発生
を防ぐことができる。
【0017】本発明の表面処理剤の使用方法は、あらか
じめ基材表面をよく洗浄した後、少なくともマイクロカ
プセルを破壊しながら前記基材表面に表面処理剤を塗布
し、基材表面とアルコキシシラン界面活性剤と酸触媒と
を反応させる。または、あらかじめ基材表面をよく洗浄
した後、少なくとも研磨剤で基材表面を研磨すると同時
に前記マイクロカプセルを破壊しながら前記基材表面に
表面処理剤を塗布して、清浄化された基材表面とアルコ
キシシラン界面活性剤と酸触媒とを好ましくは20〜3
0分反応させる。このとき、アルコキシシラン界面活性
剤と酸触媒と基材表面の反応は、下記式(化1)のよう
に進行する。
じめ基材表面をよく洗浄した後、少なくともマイクロカ
プセルを破壊しながら前記基材表面に表面処理剤を塗布
し、基材表面とアルコキシシラン界面活性剤と酸触媒と
を反応させる。または、あらかじめ基材表面をよく洗浄
した後、少なくとも研磨剤で基材表面を研磨すると同時
に前記マイクロカプセルを破壊しながら前記基材表面に
表面処理剤を塗布して、清浄化された基材表面とアルコ
キシシラン界面活性剤と酸触媒とを好ましくは20〜3
0分反応させる。このとき、アルコキシシラン界面活性
剤と酸触媒と基材表面の反応は、下記式(化1)のよう
に進行する。
【0018】
【化1】
【0019】従って、この処理により、少なくともアル
コキシシラン界面活性剤がSi原子を介して基材表面に
共有結合で固定された超薄膜が基材表面に形成できる。
上述の反応で明らかなように本発明に使用できる基材と
しては、表面に水酸基(−OH)を持つ基材、例えばA
l、Cu若しくはステンレス等の金属、ガラス、セラミ
ックス、紙、繊維、皮革その他親水性基材が挙げられ
る。なお、プラスチックの様な表面に水酸基を持たない
物質であれば、予め表面を酸素を含むプラズマ雰囲気中
で、例えば100Wで20分処理若しくはコロナ処理し
て親水性化しておけばよい。もっとも、ポリアミド樹脂
やポリウレタン樹脂の場合は、表面にイミノ基(−N
H)が存在しており、このイミノ基(−NH)の水素と
化学吸着剤のアルコキシシリル基(−SiOA)とが脱
水反応し、シロキサン結合(−SiO−)を形成するの
で特に表面処理を必要としない。
コキシシラン界面活性剤がSi原子を介して基材表面に
共有結合で固定された超薄膜が基材表面に形成できる。
上述の反応で明らかなように本発明に使用できる基材と
しては、表面に水酸基(−OH)を持つ基材、例えばA
l、Cu若しくはステンレス等の金属、ガラス、セラミ
ックス、紙、繊維、皮革その他親水性基材が挙げられ
る。なお、プラスチックの様な表面に水酸基を持たない
物質であれば、予め表面を酸素を含むプラズマ雰囲気中
で、例えば100Wで20分処理若しくはコロナ処理し
て親水性化しておけばよい。もっとも、ポリアミド樹脂
やポリウレタン樹脂の場合は、表面にイミノ基(−N
H)が存在しており、このイミノ基(−NH)の水素と
化学吸着剤のアルコキシシリル基(−SiOA)とが脱
水反応し、シロキサン結合(−SiO−)を形成するの
で特に表面処理を必要としない。
【0020】なお、本発明の表面処理剤は例えば下記の
ような用途に広く適用できる。 (a)基材の例;基材が金属、セラミックス、ガラス、
またはプラスチック、木材、石材からなる材料に適用で
きる。表面は塗料などで塗装されていても良い。 (b)刃物の例:包丁、鋏、ナイフ、カッター、彫刻
刀、剃刀、バリカン、鋸、カンナ、ノミ、錐、千枚通
し、バイト、ドリルの刃、ミキサーの刃、ジュ−サ−の
刃、製粉機の刃、芝刈り機の刃、パンチ、押切り、ホッ
チキスの刃、缶切りの刃、または手術用メス等。 (c)針の例:鍼術用の針、縫い針、ミシン針、畳針、
注射針、手術用針、安全ピン等。 (d)窯業製品の例:陶磁器製、ガラス製、セラミック
ス製またはほうろうを含む製品等。例えば衛生陶磁器
(例えば便器、洗面器、風呂等)、食器(例えば、茶
碗、皿、どんぶり、湯呑、コップ、瓶、コーヒー沸かし
容器、鍋、すり鉢、カップ等)、花器(水盤、植木鉢、
一輪差し等)、水槽(養殖用水槽、鑑賞用水槽等)、化
学実験器具(ビーカー、反応容器、試験管、フラスコ、
シャーレ、冷却管、撹拌棒、スターラー、乳鉢、バッ
ト、注射器)、瓦、タイル、ほうろう製食器、ほうろう
製洗面器、ほうろう製鍋。 (e)鏡の例:手鏡、姿見鏡、浴室用鏡、洗面所用鏡、
自動車用鏡(バックミラー、サイドミラー)、ハーフミ
ラー、ショーウィンドー用鏡、デパートの商品売り場の
鏡等。 (f)成形用部材の例:プレス成形用金型、注型成形用
金型、射出成形用金型、トランスファー成形用金型、真
空成形用金型、吹き込み成形用金型、押し出し成形用ダ
イ、インフレーション成形用口金、繊維紡糸用口金、カ
レンダー加工用ロールなど。 (g)装飾品の例:時計、宝石、真珠、サファイア、ル
ビー、エメラルド、ガーネット、キャッツアイ、ダイヤ
モンド、トパーズ、ブラッドストーン、アクアマリン、
サードニックス、トルコ石、瑪瑙、大理石、アメジス
ト、カメオ、オパール、水晶、ガラス、指輪、腕輪、ブ
ローチ、ネクタイピン、イヤリング、ネックレス、貴金
属装飾製品、白金、金、銀、銅、アルミ、チタン、錫ま
たはそれらの合金やステンレス製、メガネフレーム等。 (h)食品成形用型の例:ケーキ焼成用型、クッキー焼
成用型、パン焼成用型、チョコレート成形用型、ゼリー
成形用型、アイスクリーム成形用型、オーブン皿、製氷
皿等。 (i)調理器具の例:鍋、釜、やかん、ポット、フライ
パン、ホットプレート、焼き物調理用網、油切り、タコ
焼きプレート等。 (j)紙の例:グラビア紙、撥水撥油紙、ポスター紙、
高級パンフレット紙等 (k)樹脂の例:ポリプロピレン、ポリエチレン等のポ
リオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、
ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエス
テル、アラミド、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリエ
ーテルスルホン、ポリフェニレンスルフィド、フェノー
ル樹脂、フラン樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
ウレタン、ケイ素樹脂、ABS樹脂、メタクリル樹脂、
アクリル酸エステル樹脂、ポリアセタール、ポリフェン
レンオキサイド等 (l)家庭電化製品の例:テレビジョン、ラジオ、テー
プレコーダー、オーディオ、CD、冷凍関係機器の冷蔵
庫、冷凍庫、エアコン、ジューサー、ミキサー、扇風機
の羽根、照明器具、文字盤、パーマ用ドライヤー等。 (m)スポーツ用品の例:スキー、釣竿、棒高跳び用の
ポール、ボート、ヨット、ジェットスキー、サーフボー
ド、ゴルフボール、ボーリングのボール、釣糸、魚網、
釣り浮き等。 (n)乗り物部品に適用する例: (1) ABS樹脂:ランプカバー、インストルメントパネ
ル、内装部品、オートバイのプロテクター (2) セルロースプラスチック:自動車のマーク、ハンド
ル (3) FRP(繊維強化樹脂):外板バンパー、エンジン
カバー (4) フェノール樹脂:ブレーキ (5) ポリアセタール:ワイパーギヤ、ガスバルブ、キャ
ブレター部品 (6) ポリアミド:ラジエータファン (7) ポリアリレート:方向指示レンズ、計器板レンズ、
リレーハウジング (8) ポリブチレンテレフタレート:リヤエンド、フロン
トフェンダ (9) ポリアミノビスマレイミド:エンジン部品、ギヤボ
ックス、ホイール、サスペンジョンドライブシステム (10)メタクリル樹脂はランプカバーレンズ、計器板とカ
バー、センターマーク (11)ポリプロピレンはバンパー (12)ポリフェニレンオキシド:ラジエーターグリル、ホ
イールキャップ (13)ポリウレタン:バンパー、フェンダー、インストル
メントパネル、ファン (14)不飽和ポリエステル樹脂:ボディ、燃料タンク、ヒ
ーターハウジング、計器板 (o)事務用品の例:万年筆、ボールペン、シャ−プペ
ンシル、筆入れ、バインダー、机、椅子、本棚、ラッ
ク、電話台、物差し、製図用具等。 (p)建材の例:屋根材、外壁材、内装材。屋根材とし
て窯瓦、スレート瓦、トタン(亜鉛メッキ鉄板)など。
外壁材としては木材(加工木材を含む)、モルタル、コ
ンクリート、窯業系サイジング、金属系サイジング、レ
ンガ、石材、プラスチック材料、アルミ等の金属材料な
ど。内装材としては木材(加工木材を含む)、アルミ等
の金属材料、プラスチック材料、紙、繊維など。 (q)石材の例:花コウ岩、大理石、みかげ石等。たと
えば建築物、建築材、芸術品、置物、風呂、墓石、記念
碑、門柱、石垣、歩道の敷石など。 (r)楽器および音響機器の例:打楽器、弦楽器、鍵盤
楽器、木管楽器、金管楽器などの楽器、およびマイクロ
ホン、スピーカなどの音響機器等。具体的には、ドラ
ム、シンバル、バイオリン、チェロ、ギター、琴、ピア
ノ、フルート、クラリネット、尺八、ホルンなどの打楽
器、弦楽器、鍵盤楽器、木管楽器、金管楽器などの楽
器、およびマイクロホン、スピーカ、イヤホーンなどの
音響機器。 (s)その他、魔法瓶、真空系機器、電力送電用碍子ま
たはスパークプラグ等の撥水撥油防汚効果の高い高耐電
圧性絶縁碍子等。
ような用途に広く適用できる。 (a)基材の例;基材が金属、セラミックス、ガラス、
またはプラスチック、木材、石材からなる材料に適用で
きる。表面は塗料などで塗装されていても良い。 (b)刃物の例:包丁、鋏、ナイフ、カッター、彫刻
刀、剃刀、バリカン、鋸、カンナ、ノミ、錐、千枚通
し、バイト、ドリルの刃、ミキサーの刃、ジュ−サ−の
刃、製粉機の刃、芝刈り機の刃、パンチ、押切り、ホッ
チキスの刃、缶切りの刃、または手術用メス等。 (c)針の例:鍼術用の針、縫い針、ミシン針、畳針、
注射針、手術用針、安全ピン等。 (d)窯業製品の例:陶磁器製、ガラス製、セラミック
ス製またはほうろうを含む製品等。例えば衛生陶磁器
(例えば便器、洗面器、風呂等)、食器(例えば、茶
碗、皿、どんぶり、湯呑、コップ、瓶、コーヒー沸かし
容器、鍋、すり鉢、カップ等)、花器(水盤、植木鉢、
一輪差し等)、水槽(養殖用水槽、鑑賞用水槽等)、化
学実験器具(ビーカー、反応容器、試験管、フラスコ、
シャーレ、冷却管、撹拌棒、スターラー、乳鉢、バッ
ト、注射器)、瓦、タイル、ほうろう製食器、ほうろう
製洗面器、ほうろう製鍋。 (e)鏡の例:手鏡、姿見鏡、浴室用鏡、洗面所用鏡、
自動車用鏡(バックミラー、サイドミラー)、ハーフミ
ラー、ショーウィンドー用鏡、デパートの商品売り場の
鏡等。 (f)成形用部材の例:プレス成形用金型、注型成形用
金型、射出成形用金型、トランスファー成形用金型、真
空成形用金型、吹き込み成形用金型、押し出し成形用ダ
イ、インフレーション成形用口金、繊維紡糸用口金、カ
レンダー加工用ロールなど。 (g)装飾品の例:時計、宝石、真珠、サファイア、ル
ビー、エメラルド、ガーネット、キャッツアイ、ダイヤ
モンド、トパーズ、ブラッドストーン、アクアマリン、
サードニックス、トルコ石、瑪瑙、大理石、アメジス
ト、カメオ、オパール、水晶、ガラス、指輪、腕輪、ブ
ローチ、ネクタイピン、イヤリング、ネックレス、貴金
属装飾製品、白金、金、銀、銅、アルミ、チタン、錫ま
たはそれらの合金やステンレス製、メガネフレーム等。 (h)食品成形用型の例:ケーキ焼成用型、クッキー焼
成用型、パン焼成用型、チョコレート成形用型、ゼリー
成形用型、アイスクリーム成形用型、オーブン皿、製氷
皿等。 (i)調理器具の例:鍋、釜、やかん、ポット、フライ
パン、ホットプレート、焼き物調理用網、油切り、タコ
焼きプレート等。 (j)紙の例:グラビア紙、撥水撥油紙、ポスター紙、
高級パンフレット紙等 (k)樹脂の例:ポリプロピレン、ポリエチレン等のポ
リオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、
ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエス
テル、アラミド、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリエ
ーテルスルホン、ポリフェニレンスルフィド、フェノー
ル樹脂、フラン樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
ウレタン、ケイ素樹脂、ABS樹脂、メタクリル樹脂、
アクリル酸エステル樹脂、ポリアセタール、ポリフェン
レンオキサイド等 (l)家庭電化製品の例:テレビジョン、ラジオ、テー
プレコーダー、オーディオ、CD、冷凍関係機器の冷蔵
庫、冷凍庫、エアコン、ジューサー、ミキサー、扇風機
の羽根、照明器具、文字盤、パーマ用ドライヤー等。 (m)スポーツ用品の例:スキー、釣竿、棒高跳び用の
ポール、ボート、ヨット、ジェットスキー、サーフボー
ド、ゴルフボール、ボーリングのボール、釣糸、魚網、
釣り浮き等。 (n)乗り物部品に適用する例: (1) ABS樹脂:ランプカバー、インストルメントパネ
ル、内装部品、オートバイのプロテクター (2) セルロースプラスチック:自動車のマーク、ハンド
ル (3) FRP(繊維強化樹脂):外板バンパー、エンジン
カバー (4) フェノール樹脂:ブレーキ (5) ポリアセタール:ワイパーギヤ、ガスバルブ、キャ
ブレター部品 (6) ポリアミド:ラジエータファン (7) ポリアリレート:方向指示レンズ、計器板レンズ、
リレーハウジング (8) ポリブチレンテレフタレート:リヤエンド、フロン
トフェンダ (9) ポリアミノビスマレイミド:エンジン部品、ギヤボ
ックス、ホイール、サスペンジョンドライブシステム (10)メタクリル樹脂はランプカバーレンズ、計器板とカ
バー、センターマーク (11)ポリプロピレンはバンパー (12)ポリフェニレンオキシド:ラジエーターグリル、ホ
イールキャップ (13)ポリウレタン:バンパー、フェンダー、インストル
メントパネル、ファン (14)不飽和ポリエステル樹脂:ボディ、燃料タンク、ヒ
ーターハウジング、計器板 (o)事務用品の例:万年筆、ボールペン、シャ−プペ
ンシル、筆入れ、バインダー、机、椅子、本棚、ラッ
ク、電話台、物差し、製図用具等。 (p)建材の例:屋根材、外壁材、内装材。屋根材とし
て窯瓦、スレート瓦、トタン(亜鉛メッキ鉄板)など。
外壁材としては木材(加工木材を含む)、モルタル、コ
ンクリート、窯業系サイジング、金属系サイジング、レ
ンガ、石材、プラスチック材料、アルミ等の金属材料な
ど。内装材としては木材(加工木材を含む)、アルミ等
の金属材料、プラスチック材料、紙、繊維など。 (q)石材の例:花コウ岩、大理石、みかげ石等。たと
えば建築物、建築材、芸術品、置物、風呂、墓石、記念
碑、門柱、石垣、歩道の敷石など。 (r)楽器および音響機器の例:打楽器、弦楽器、鍵盤
楽器、木管楽器、金管楽器などの楽器、およびマイクロ
ホン、スピーカなどの音響機器等。具体的には、ドラ
ム、シンバル、バイオリン、チェロ、ギター、琴、ピア
ノ、フルート、クラリネット、尺八、ホルンなどの打楽
器、弦楽器、鍵盤楽器、木管楽器、金管楽器などの楽
器、およびマイクロホン、スピーカ、イヤホーンなどの
音響機器。 (s)その他、魔法瓶、真空系機器、電力送電用碍子ま
たはスパークプラグ等の撥水撥油防汚効果の高い高耐電
圧性絶縁碍子等。
【0021】
【実施例】以下、基材表面を分子レベルまで拡大した模
式断面図である図1を用いて実施例を説明する。なお以
下の実施例においては、とくに記載していない限り%は
重量%を意味する。
式断面図である図1を用いて実施例を説明する。なお以
下の実施例においては、とくに記載していない限り%は
重量%を意味する。
【0022】(実施例1) 表面処理剤の調製 n−パラフィン(bp.210℃) 20g イソプロピルアルコール 5g シリコーンオイル(信越化学工業KF−96、1000cps) 5g パラフィン系ワックスとして パラフィン(関東化学 mp94〜96℃) 20g ヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン (CF3 (CF2 )7 −(CH2 )2 −Si(OCH3 )3 ) 10g α−アルミナ(平均粒径1μm) 5g を三角フラスコに入れて混合し、100℃に加熱しなが
ら撹拌し懸濁液を得た。この液体を室温(25℃)まで
冷却した後、酸触媒として3%硫酸をホルマリン縮合樹
脂でマイクロカプセル化したもの10gを添加撹拌する
と、固形状のやわらかいワックス状の粘度約2500c
psの表面処理剤となった。なお、3%硫酸のマイクロ
カプセル化は、前述の出版物の方法に従った。このよう
にして得られた表面処理剤を用いて下記に示すような処
理を行ない撥水撥油性や耐久性を評価した。
ら撹拌し懸濁液を得た。この液体を室温(25℃)まで
冷却した後、酸触媒として3%硫酸をホルマリン縮合樹
脂でマイクロカプセル化したもの10gを添加撹拌する
と、固形状のやわらかいワックス状の粘度約2500c
psの表面処理剤となった。なお、3%硫酸のマイクロ
カプセル化は、前述の出版物の方法に従った。このよう
にして得られた表面処理剤を用いて下記に示すような処
理を行ない撥水撥油性や耐久性を評価した。
【0023】表面処理基材として、自動車の窓ガラス1
を用いた。このガラス1の表面には活性水素を含むOH
基2が多量に含まれている(図1(a))。そこで、前
記のように調製した表面処理剤をスポンジを用いてガラ
ス表面にこすり付けるように塗布する。その際、ガラス
表面は、研磨剤(α−アルミナ)でごく薄く研磨除去さ
れ清浄化される。さらにホルマリン縮合樹脂のカプセル
が破壊され硫酸とプタデカフルオロデシルトリメトキシ
シランが混合され清浄なガラス表面と接触する。その後
30〜40分放置するとするとn−パラフィンが蒸発し
て、白色の塗膜が形成された。このとき、塗膜と基材表
面の界面では、たとえシリコンオイルやパラフィンが存
在しても、ある確率で図1(b)に示したようにヘプタ
デカフルオロデシルトリメトキシシランのメトキシシリ
ル基3と基材表面のOH基2が硫酸の存在下で反応す
る。このとき、まず下記式(化2)のような脱アルコー
ル反応が進行してヘプタデカフルオロデシルトリシロー
ル分子が生成される。
を用いた。このガラス1の表面には活性水素を含むOH
基2が多量に含まれている(図1(a))。そこで、前
記のように調製した表面処理剤をスポンジを用いてガラ
ス表面にこすり付けるように塗布する。その際、ガラス
表面は、研磨剤(α−アルミナ)でごく薄く研磨除去さ
れ清浄化される。さらにホルマリン縮合樹脂のカプセル
が破壊され硫酸とプタデカフルオロデシルトリメトキシ
シランが混合され清浄なガラス表面と接触する。その後
30〜40分放置するとするとn−パラフィンが蒸発し
て、白色の塗膜が形成された。このとき、塗膜と基材表
面の界面では、たとえシリコンオイルやパラフィンが存
在しても、ある確率で図1(b)に示したようにヘプタ
デカフルオロデシルトリメトキシシランのメトキシシリ
ル基3と基材表面のOH基2が硫酸の存在下で反応す
る。このとき、まず下記式(化2)のような脱アルコー
ル反応が進行してヘプタデカフルオロデシルトリシロー
ル分子が生成される。
【0024】
【化2】
【0025】その後、さらに上述の反応で生成したシラ
ノール基と基材表面のOH基の基活性水素とが下記式
(化3)のような脱水反応をしてヘプタデカフルオロデ
シルトリシロール分子がSiO結合を介して基材表面に
化学吸着し、共有結合で固定される。
ノール基と基材表面のOH基の基活性水素とが下記式
(化3)のような脱水反応をしてヘプタデカフルオロデ
シルトリシロール分子がSiO結合を介して基材表面に
化学吸着し、共有結合で固定される。
【0026】
【化3】
【0027】その後、余分の表面処理剤を雑巾でふきと
ると図1(c)に示したような多数のヘプタデカフルオ
ロデシルトリメトキシシラン分子がSiOのネットワー
ク結合を介して基材表面に共有結合で固定されたフロロ
カーボンポリマー膜(膜厚数nmの超薄膜)4が基材表
面に形成できた。
ると図1(c)に示したような多数のヘプタデカフルオ
ロデシルトリメトキシシラン分子がSiOのネットワー
ク結合を介して基材表面に共有結合で固定されたフロロ
カーボンポリマー膜(膜厚数nmの超薄膜)4が基材表
面に形成できた。
【0028】なお、この被膜は碁番目試験を行なっても
全く剥離することがなかった。撥水角度も115度あっ
た。さらに、濡れ布巾で5万回擦ったが撥水性はほとん
ど劣化しなかった。また、サラダ油をこすり付けてもテ
ィシュペーパーで拭う程度で容易に除去できた。評価結
果を表1に示す。
全く剥離することがなかった。撥水角度も115度あっ
た。さらに、濡れ布巾で5万回擦ったが撥水性はほとん
ど劣化しなかった。また、サラダ油をこすり付けてもテ
ィシュペーパーで拭う程度で容易に除去できた。評価結
果を表1に示す。
【0029】本実施例では、酸触媒をマイクロカプセル
化して添加することで、表面処理剤の自己反応を防ぎ保
存性を確保しているが、この表面処理剤の保存劣化は、
主として酸触媒中の水とアルコキシシラン界面活性剤の
酸触媒下での加水分解反応に起因しておこる。従って、
保存性を向上させるためには、処理剤中で酸触媒とアル
コキシシラン界面活性剤が混ざらなければ良い。すなわ
ち、少なくともアルコキシシラン界面活性剤または酸触
媒のどちらか一方、または両方をマイクロカプセル化し
て添加しておくことでいずれも同様の効果が発揮でき
た。従って、酸触媒のみをマイクロカプセル化すること
に限定される必要はない。さらに、この方法では、処理
時には少なくとも基材表面に酸触媒とアルコキシシラン
界面活性剤を混合して接触させる、すなわち基材表面で
アルコキシシラン界面活性剤と酸触媒とを反応させる必
要があるが、マイクロカプセル化しておくことで触媒と
界面活性剤が混ざらなくなってしまう。この問題は、マ
イクロカプセルを感圧型にしておきカプセルを破壊しな
がら基材表面に塗布することで解決できた。
化して添加することで、表面処理剤の自己反応を防ぎ保
存性を確保しているが、この表面処理剤の保存劣化は、
主として酸触媒中の水とアルコキシシラン界面活性剤の
酸触媒下での加水分解反応に起因しておこる。従って、
保存性を向上させるためには、処理剤中で酸触媒とアル
コキシシラン界面活性剤が混ざらなければ良い。すなわ
ち、少なくともアルコキシシラン界面活性剤または酸触
媒のどちらか一方、または両方をマイクロカプセル化し
て添加しておくことでいずれも同様の効果が発揮でき
た。従って、酸触媒のみをマイクロカプセル化すること
に限定される必要はない。さらに、この方法では、処理
時には少なくとも基材表面に酸触媒とアルコキシシラン
界面活性剤を混合して接触させる、すなわち基材表面で
アルコキシシラン界面活性剤と酸触媒とを反応させる必
要があるが、マイクロカプセル化しておくことで触媒と
界面活性剤が混ざらなくなってしまう。この問題は、マ
イクロカプセルを感圧型にしておきカプセルを破壊しな
がら基材表面に塗布することで解決できた。
【0030】なお、酸触媒として塩酸や硝酸のような揮
発性酸を用いる場合には、揮発性の酸と反応する物質、
例えば炭酸カルシウムを5〜30%添加しておくことに
より余分な揮発性の酸はトラップされて酸臭はほとんど
発生しなかった。
発性酸を用いる場合には、揮発性の酸と反応する物質、
例えば炭酸カルシウムを5〜30%添加しておくことに
より余分な揮発性の酸はトラップされて酸臭はほとんど
発生しなかった。
【0031】次の実施例では、炭酸カルシウムを添加し
た場合を示す。 (実施例2)下記に示すような表面処理剤を調製し実施
例1と同様の評価を行なった。 n−パラフィン(bp.180℃) 20g ブチルアルコール 4g シリコーンオイル(信越化学工業KF−96、1000cps) 3g パラフィン(関東化学 mp86℃) 25g 炭酸カルシウム(平均粒径1μm) 15g を三角フラスコに入れて混合し、100℃に加熱しなが
ら撹拌し懸濁液を得た。この液体を室温まで冷却した
後、酸触媒として4%塩酸8gとヘプタデカフルオロデ
シルトリエトキシシラン(CF3(CF2 )7 −(C
H2)2 −Si(OC2H5)3)をホルマリン縮合樹脂で
マイクロカプセル化したもの10gを添加撹拌すると、
固形状のやわらかいワックス状の粘度約4500cps
の表面処理材となった。なお、ヘプタデカフルオロデシ
ルトリエトキシシランのカプセル化は、前述の出版物の
方法にしたがった。
た場合を示す。 (実施例2)下記に示すような表面処理剤を調製し実施
例1と同様の評価を行なった。 n−パラフィン(bp.180℃) 20g ブチルアルコール 4g シリコーンオイル(信越化学工業KF−96、1000cps) 3g パラフィン(関東化学 mp86℃) 25g 炭酸カルシウム(平均粒径1μm) 15g を三角フラスコに入れて混合し、100℃に加熱しなが
ら撹拌し懸濁液を得た。この液体を室温まで冷却した
後、酸触媒として4%塩酸8gとヘプタデカフルオロデ
シルトリエトキシシラン(CF3(CF2 )7 −(C
H2)2 −Si(OC2H5)3)をホルマリン縮合樹脂で
マイクロカプセル化したもの10gを添加撹拌すると、
固形状のやわらかいワックス状の粘度約4500cps
の表面処理材となった。なお、ヘプタデカフルオロデシ
ルトリエトキシシランのカプセル化は、前述の出版物の
方法にしたがった。
【0032】この表面処理剤を用いて実施例1と同様の
評価を行った。やや流動性が高かったが、塗布後、20
〜30分の放置で白色の塗膜が形成された点を除き、実
施例1とほぼ同様の結果が得られた。評価結果を表1に
示す。なお、この処理剤を用いてガラスを処理した場合
は塩酸臭はほとんど感じられなかった。
評価を行った。やや流動性が高かったが、塗布後、20
〜30分の放置で白色の塗膜が形成された点を除き、実
施例1とほぼ同様の結果が得られた。評価結果を表1に
示す。なお、この処理剤を用いてガラスを処理した場合
は塩酸臭はほとんど感じられなかった。
【0033】(実施例3)実施例1のヘプタデカフルオ
ロデシルトリメトキシシランをトリデカフルオロオクチ
ルトリエトキシシラン(CF3 (CF2 )5 (CH2 )
2 −Si(OC2H5)3 )に変えて、実施例1と同様に
実験をした。評価結果を表1に示す。なお、この処理剤
を用いてガラスを処理した場合も塩酸臭はほとんど感じ
られなかった。
ロデシルトリメトキシシランをトリデカフルオロオクチ
ルトリエトキシシラン(CF3 (CF2 )5 (CH2 )
2 −Si(OC2H5)3 )に変えて、実施例1と同様に
実験をした。評価結果を表1に示す。なお、この処理剤
を用いてガラスを処理した場合も塩酸臭はほとんど感じ
られなかった。
【0034】(実施例4)実施例2の窓ガラスをバック
ミラーに代えて、炭酸カルシウムを除いた他は同様の条
件で実験をした。結果を表1に示す。なお、この処理剤
を用いてバックミラーを処理した場合は多少塩酸臭が感
じられた。
ミラーに代えて、炭酸カルシウムを除いた他は同様の条
件で実験をした。結果を表1に示す。なお、この処理剤
を用いてバックミラーを処理した場合は多少塩酸臭が感
じられた。
【0035】(実施例5)実施例4のミラーを塗装され
た自動車のボンネットに代え、炭酸カルシウムの代わり
に活性アルミナを15g添加した他は同様の条件で実験
をした。結果を第1表に示す。なお、この処理剤を用い
てボンネットを処理した場合にも多少塩酸臭が感じられ
た。
た自動車のボンネットに代え、炭酸カルシウムの代わり
に活性アルミナを15g添加した他は同様の条件で実験
をした。結果を第1表に示す。なお、この処理剤を用い
てボンネットを処理した場合にも多少塩酸臭が感じられ
た。
【0036】(実施例6)実施例2の窓ガラスをウレタ
ンバンパーに代えて、実施例2と同様に実験をした。結
果を表1に示す。
ンバンパーに代えて、実施例2と同様に実験をした。結
果を表1に示す。
【0037】(実施例7)実施例1のアルファアルミナ
をシリカ(平均粒径5μm)に代えて、実施例1と同様
に実験をした。結果を表1に示す。
をシリカ(平均粒径5μm)に代えて、実施例1と同様
に実験をした。結果を表1に示す。
【0038】(実施例8)実施例1のn−パラフィンの
量を40gとして、実施例1と同様に実験をした。得ら
れた処理液は、約3000〜4000cpsの液状のワ
ックスとなった。処理結果を表1に示す。
量を40gとして、実施例1と同様に実験をした。得ら
れた処理液は、約3000〜4000cpsの液状のワ
ックスとなった。処理結果を表1に示す。
【0039】(比較例1)実施例1のマイクロカプセル
化された硫酸を除き、実施例1と同様に実験をした。処
理結果を表1に示す。なお、本比較例のようにアルコキ
シシラン系の物質のみを用いた場合には、形成された被
膜の耐久性もほとんど無かった。
化された硫酸を除き、実施例1と同様に実験をした。処
理結果を表1に示す。なお、本比較例のようにアルコキ
シシラン系の物質のみを用いた場合には、形成された被
膜の耐久性もほとんど無かった。
【0040】(比較例2)実施例2のマイクロカプセル
化された塩酸を除き、実施例2と同様に実験をした。処
理結果を表1に示す。この場合、塩酸臭はなかったが、
比較例1と同様、形成された被膜の耐久性もほとんど無
かった。
化された塩酸を除き、実施例2と同様に実験をした。処
理結果を表1に示す。この場合、塩酸臭はなかったが、
比較例1と同様、形成された被膜の耐久性もほとんど無
かった。
【0041】
【表1】
【0042】表1から明らかなように、本発明の表面処
理剤で処理したものでは、表面を水を含んだ布で繰り返
し擦って洗浄した後でも、撥水・撥油性を保持していた
が、比較例1、2では撥水・撥油性がやや悪く、耐久テ
スト後はほとんどなくなっていた。
理剤で処理したものでは、表面を水を含んだ布で繰り返
し擦って洗浄した後でも、撥水・撥油性を保持していた
が、比較例1、2では撥水・撥油性がやや悪く、耐久テ
スト後はほとんどなくなっていた。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の表面処理
剤によれば、基材表面の活性水素を利用してポリマー膜
を形成するため、プラスチック、セラミックス、ガラ
ス、その他各種材料にも、効率よく保護膜を形成でき
る。なおこのとき、アルコキシシラン界面活性剤または
酸触媒のどちらか一方が、または両方がマイクロカプセ
ル化されて添加されているため、そのまま添加した場合
に比べてポットライフを4倍程長期化できる。さらに、
揮発性の酸を用いる場合には、酸と反応する物質を添加
しておくことにより、揮発性の酸による匂いをかなりト
ラップすることができる。
剤によれば、基材表面の活性水素を利用してポリマー膜
を形成するため、プラスチック、セラミックス、ガラ
ス、その他各種材料にも、効率よく保護膜を形成でき
る。なおこのとき、アルコキシシラン界面活性剤または
酸触媒のどちらか一方が、または両方がマイクロカプセ
ル化されて添加されているため、そのまま添加した場合
に比べてポットライフを4倍程長期化できる。さらに、
揮発性の酸を用いる場合には、酸と反応する物質を添加
しておくことにより、揮発性の酸による匂いをかなりト
ラップすることができる。
【0044】本発明の表面処理剤の使用方法は、エレク
トロニクス製品や電化製品、自動車、産業機器、鏡、眼
鏡レンズ等の耐熱性、耐候性、耐摩耗性の撥水撥油性防
汚保護膜を必要とする機器に適用できる。
トロニクス製品や電化製品、自動車、産業機器、鏡、眼
鏡レンズ等の耐熱性、耐候性、耐摩耗性の撥水撥油性防
汚保護膜を必要とする機器に適用できる。
【図1】 本発明の実施例1の基材表面を分子レベルま
で拡大した模式断面図であり、(a)は表面処理剤を塗
布する前の基材表面、(b)は表面処理剤を塗布した直
後の基材表面、(c)はさらに反応が進み化学吸着膜が
形成された基材表面を示す。
で拡大した模式断面図であり、(a)は表面処理剤を塗
布する前の基材表面、(b)は表面処理剤を塗布した直
後の基材表面、(c)はさらに反応が進み化学吸着膜が
形成された基材表面を示す。
1 基材 2 OH基 3 塗膜と基材の界面 4 フロロカーボンポリマー膜
Claims (9)
- 【請求項1】 アルコキシシラン界面活性剤、酸触媒、
液状または固形状媒体を含有し、かつアルコキシシラン
界面活性剤及び酸触媒から選ばれる少なくとも一つがマ
イクロカプセル化されて添加されている表面処理剤。 - 【請求項2】 研磨剤を含む請求項1に記載の表面処理
剤。 - 【請求項3】 液状媒体の粘度が25℃において100
0cps以上である請求項1又は2に記載の表面処理
剤。 - 【請求項4】 液状または固形状媒体が、沸点が200
℃以上の媒体と沸点が100〜200℃の媒体の混合物
である請求項1、2または3に記載の表面処理剤。 - 【請求項5】 アルコキシシラン界面活性剤がフッ化炭
素基を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の表面
処理剤。 - 【請求項6】 アルコキシシラン界面活性剤が、CF3
−(CF2 )n −(R)m −SiXp (OA)3-p (n
は0または整数、Rはアルキニル基、ビニレン基、エチ
ニレン基、アリーレン基、シリコン若しくは酸素原子を
含む分子鎖、mは0又は1の整数、XはH原子、アルキ
ル基、アルコキシル基、含フッ素アルキル基又は含フッ
素アルコキシ基の置換基、Aはアルキル基、pは0、1
または2の整数)を用いる請求項1〜5のいずれか1項
に記載の表面処理剤。 - 【請求項7】 研磨剤がアルミナ、炭化珪素、炭化ホウ
素、酸化クロム、酸化鉄、人造ダイヤ及びシリカ微粒子
から選ばれる少なくとも1つであり、かつ前記研磨材が
平均粒径10μm以下の粒子である請求項2〜6のいず
れか1項に記載の表面処理剤。 - 【請求項8】 炭酸カルシウムが添加されてなる請求項
1〜7のいずれか1項に記載の表面処理剤。 - 【請求項9】 あらかじめ基材表面をよく洗浄した後、
請求項1〜8のいずれか1項に記載の表面処理剤のマイ
クロカプセルを破壊しながら前記基材表面に表面処理剤
を塗布し、基材表面と前記表面処理剤のアルコキシシラ
ン界面活性剤及び酸触媒とを反応させたのち、余分な表
面処理剤を除去する表面処理剤の使用方法。
Priority Applications (11)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7187536A JPH0931449A (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | 表面処理剤及びその使用方法 |
| TW085106767A TW404977B (en) | 1995-06-14 | 1996-06-06 | Finishing agent and method of using the same |
| US08/661,729 US5998541A (en) | 1995-06-14 | 1996-06-11 | Finishing agents and method of using the same |
| DE69628090T DE69628090T2 (de) | 1995-06-14 | 1996-06-13 | Veredelungsmittel und Verfahren zu seiner Herstellung |
| CA002179100A CA2179100A1 (en) | 1995-06-14 | 1996-06-13 | Finishing agents and method of using the same |
| EP96109517A EP0748659B1 (en) | 1995-06-14 | 1996-06-13 | Finishing agents and methods of using the same |
| EP02002057A EP1221469A3 (en) | 1995-06-14 | 1996-06-13 | Finishing agents and method of using the same |
| KR1019960021430A KR100198724B1 (ko) | 1995-06-14 | 1996-06-14 | 표면처리제 및 그 사용방법 |
| US08/706,490 US6063438A (en) | 1995-06-14 | 1996-09-04 | Finishing agents and method of using the same |
| US08/778,136 US5770640A (en) | 1995-06-14 | 1997-01-02 | Finishing agents and method of using the same |
| US09/542,277 US6287633B1 (en) | 1995-06-14 | 2000-04-04 | Finishing agents and method of using the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7187536A JPH0931449A (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | 表面処理剤及びその使用方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0931449A true JPH0931449A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16207815
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7187536A Pending JPH0931449A (ja) | 1995-06-14 | 1995-07-24 | 表面処理剤及びその使用方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0931449A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002088313A (ja) * | 2000-07-14 | 2002-03-27 | Earth Chem Corp Ltd | トイレ用固形コーティング剤および撥水コーティング方法 |
| JP2015525246A (ja) * | 2012-05-02 | 2015-09-03 | ダウ コーニング コーポレーションDow Corning Corporation | 撥水性オルガノポリシロキサン材料 |
| KR20180101323A (ko) | 2016-01-13 | 2018-09-12 | 미쯔비시 가스 케미칼 컴파니, 인코포레이티드 | 반도체기판재료에 발알코올성을 부여하는 액체조성물 및 이 액체조성물을 이용한 반도체기판의 표면처리방법 |
| WO2018216326A1 (ja) | 2017-05-26 | 2018-11-29 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 半導体基板に撥アルコール性を付与する表面処理方法 |
| KR20200089834A (ko) * | 2019-01-18 | 2020-07-28 | 정병권 | 자동차 클리어코트 접합용 광택 조성물 |
-
1995
- 1995-07-24 JP JP7187536A patent/JPH0931449A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002088313A (ja) * | 2000-07-14 | 2002-03-27 | Earth Chem Corp Ltd | トイレ用固形コーティング剤および撥水コーティング方法 |
| JP2015525246A (ja) * | 2012-05-02 | 2015-09-03 | ダウ コーニング コーポレーションDow Corning Corporation | 撥水性オルガノポリシロキサン材料 |
| KR20180101323A (ko) | 2016-01-13 | 2018-09-12 | 미쯔비시 가스 케미칼 컴파니, 인코포레이티드 | 반도체기판재료에 발알코올성을 부여하는 액체조성물 및 이 액체조성물을 이용한 반도체기판의 표면처리방법 |
| US11094526B2 (en) | 2016-01-13 | 2021-08-17 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Liquid composition for imparting alcohol-repellency to semiconductor substrate material, and method for treating surface of semiconductor substrate using said liquid composition |
| WO2018216326A1 (ja) | 2017-05-26 | 2018-11-29 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 半導体基板に撥アルコール性を付与する表面処理方法 |
| KR20200010293A (ko) | 2017-05-26 | 2020-01-30 | 미쯔비시 가스 케미칼 컴파니, 인코포레이티드 | 반도체기판에 발알코올성을 부여하는 표면처리방법 |
| US11174399B2 (en) | 2017-05-26 | 2021-11-16 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Surface treatment method for imparting alcohol repellency to semiconductor substrate |
| KR20200089834A (ko) * | 2019-01-18 | 2020-07-28 | 정병권 | 자동차 클리어코트 접합용 광택 조성물 |
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