JPH09314728A - ガスバリア性積層フィルム袋 - Google Patents
ガスバリア性積層フィルム袋Info
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- JPH09314728A JPH09314728A JP14168696A JP14168696A JPH09314728A JP H09314728 A JPH09314728 A JP H09314728A JP 14168696 A JP14168696 A JP 14168696A JP 14168696 A JP14168696 A JP 14168696A JP H09314728 A JPH09314728 A JP H09314728A
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- Japan
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- film
- laminated film
- gas barrier
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内部が見え、かつ高いガスバリア性を持った
包装袋を提供する。 【解決手段】 アルミニウム箔積層フイルムとケイ素、
アルミニウム、マグネシウムの中から選ばれる少なくと
も1種類の元素の酸化物である薄膜層を有した透明積層
フイルムの周縁部を、互いに熱融着してなるガスバリア
性積層フイルム袋を用いることにより、透明でかつ非常
に高いバリア性を備えた包装袋を得る。
包装袋を提供する。 【解決手段】 アルミニウム箔積層フイルムとケイ素、
アルミニウム、マグネシウムの中から選ばれる少なくと
も1種類の元素の酸化物である薄膜層を有した透明積層
フイルムの周縁部を、互いに熱融着してなるガスバリア
性積層フイルム袋を用いることにより、透明でかつ非常
に高いバリア性を備えた包装袋を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食料品、医薬品、
電子部品、美術品、精密機械部品等の分野における高い
ガスバリア性を持ち、かつ包装内容を確認することがで
きるガスバリア性積層フィルム袋に関するものである。
電子部品、美術品、精密機械部品等の分野における高い
ガスバリア性を持ち、かつ包装内容を確認することがで
きるガスバリア性積層フィルム袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチック積層フィルムを包装材料と
して用いる場合、一般には、二枚のプラスチック積層フ
ィルムの周囲を熱融着し袋として用いる。従来、高度の
ガスバリア性が必要な包装材料の場合には、フィルムに
アルミニウム箔を貼り合わせたものが用いられてきた。
しかしながら、このようなアルミニウム箔を用いた包装
材料は、ガスバリア性には優れているものの不透明であ
り内容物を外から見ることができないという欠点があっ
た。一方、塩化ビニリデン、塩化ビニリデンを主成分と
した共重合物からなる塩化ビニリデン系樹脂フィルム、
およびこれらの塩化ビニリデン系樹脂をポリプロピレ
ン、ポリエステル、ポリアミドにコーティングした塩化
ビニリデン系樹脂コートフィルムは、一般にガスバリア
性を備えた包装材料として用いられるが、これらのガス
バリア性は十分なものではなく、高いガスバリア性を必
要とする包装材料には不適当であった。
して用いる場合、一般には、二枚のプラスチック積層フ
ィルムの周囲を熱融着し袋として用いる。従来、高度の
ガスバリア性が必要な包装材料の場合には、フィルムに
アルミニウム箔を貼り合わせたものが用いられてきた。
しかしながら、このようなアルミニウム箔を用いた包装
材料は、ガスバリア性には優れているものの不透明であ
り内容物を外から見ることができないという欠点があっ
た。一方、塩化ビニリデン、塩化ビニリデンを主成分と
した共重合物からなる塩化ビニリデン系樹脂フィルム、
およびこれらの塩化ビニリデン系樹脂をポリプロピレ
ン、ポリエステル、ポリアミドにコーティングした塩化
ビニリデン系樹脂コートフィルムは、一般にガスバリア
性を備えた包装材料として用いられるが、これらのガス
バリア性は十分なものではなく、高いガスバリア性を必
要とする包装材料には不適当であった。
【0003】さらに、ポリビニルアルコールフィルムや
エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム等のポリ
ビニルアルコール系フィルムは、酸素バリア性に優れて
いるため包装材料として広く用いられているが、水蒸気
バリア性が劣り、さらに高湿度の条件下では酸素バリア
性も低下するという欠点を有する。また、二軸延伸ナイ
ロンフィルムや二軸延伸ポリエステルフィルムなどにケ
イ素酸化物を蒸着したフィルム(特公昭53−1295
3)、ポリエチレンテレフタレートフィルムや、二軸延
伸ポリプロピレンフィルムなどにマグネシウム酸化物を
蒸着したフィルム(特開昭60−27532)なども提
案されているが、これらの蒸着フィルムもガスバリア
性、特に水蒸気バリア性が十分でなく高いガスバリア性
を必要とする用途には不十分であった。
エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム等のポリ
ビニルアルコール系フィルムは、酸素バリア性に優れて
いるため包装材料として広く用いられているが、水蒸気
バリア性が劣り、さらに高湿度の条件下では酸素バリア
性も低下するという欠点を有する。また、二軸延伸ナイ
ロンフィルムや二軸延伸ポリエステルフィルムなどにケ
イ素酸化物を蒸着したフィルム(特公昭53−1295
3)、ポリエチレンテレフタレートフィルムや、二軸延
伸ポリプロピレンフィルムなどにマグネシウム酸化物を
蒸着したフィルム(特開昭60−27532)なども提
案されているが、これらの蒸着フィルムもガスバリア
性、特に水蒸気バリア性が十分でなく高いガスバリア性
を必要とする用途には不十分であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、内部が見
えかつ高いガスバリア性を持った包装袋を提供すること
を目的とする。
えかつ高いガスバリア性を持った包装袋を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記欠点
を解決すべく鋭意検討を行った結果、アルミニウム箔積
層フィルムとケイ素、アルミニウム、マグネシウムの中
から選ばれる少なくとも1種類の元素の酸化物の薄膜層
を有した透明積層フィルムの周縁部を、互いに熱融着し
てなるガスバリア性積層フィルム袋を用いることによ
り、透明でかつ非常に高いバリア性を備えたガスバリア
性積層フィルム袋が得られることを見いだし、本発明に
至った。
を解決すべく鋭意検討を行った結果、アルミニウム箔積
層フィルムとケイ素、アルミニウム、マグネシウムの中
から選ばれる少なくとも1種類の元素の酸化物の薄膜層
を有した透明積層フィルムの周縁部を、互いに熱融着し
てなるガスバリア性積層フィルム袋を用いることによ
り、透明でかつ非常に高いバリア性を備えたガスバリア
性積層フィルム袋が得られることを見いだし、本発明に
至った。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明におけるガスバリア性積層
フィルム袋とは、二種類の異なるフィルムを熱融着する
ことにより作製される袋からなり、その一種類のフィル
ムがアルミニウム箔積層フィルムであり、もう一方の一
種類のフィルムが薄膜層を有した透明積層フィルムであ
るものである。
フィルム袋とは、二種類の異なるフィルムを熱融着する
ことにより作製される袋からなり、その一種類のフィル
ムがアルミニウム箔積層フィルムであり、もう一方の一
種類のフィルムが薄膜層を有した透明積層フィルムであ
るものである。
【0007】本発明のアルミニウム箔積層フィルムに用
いるアルミニウム箔は、特に制限はなく、一般の包装用
アルミニウム箔積層フィルムに用いられるものであれば
よい。また、アルミニウム箔の厚みは、薄すぎた場合は
ピンホールが問題となり、あまり厚い場合はコストの問
題及び可撓性の問題があるため、3〜20μmのものが
好適に用いられる。
いるアルミニウム箔は、特に制限はなく、一般の包装用
アルミニウム箔積層フィルムに用いられるものであれば
よい。また、アルミニウム箔の厚みは、薄すぎた場合は
ピンホールが問題となり、あまり厚い場合はコストの問
題及び可撓性の問題があるため、3〜20μmのものが
好適に用いられる。
【0008】本発明の薄膜層を有した透明積層フィルム
に用いられる基材フィルムは、透明プラスチックフィル
ムであれば特に制限はないが、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリブテン等のポリオレフィンよりなるフィル
ム、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,
6−ナフタレート等のポリエステルよりなるフィルム、
ナイロン6、ナイロン12等のポリアミドよりなるフィ
ルム、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルブチラール等よりなるフィルムが例示される。ま
た、これらのフィルムは単層でも、異種の樹脂よりなる
積層フィルムでもよく、原料樹脂中に公知の添加剤、例
えば帯電防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、着色剤
等が添加されたものであってもよい。基材フィルムは、
強度、伸度、熱特性の点からは、延伸フィルムであるこ
とが好ましいが、未延伸フィルムであってもよい。さら
に、基材フィルムの表面には、薄膜層の形成に先立ち、
コロナ放電処理、火炎処理、プラズマ処理、グロー放電
処理、粗面化処理等の表面処理や、公知のアンカーコー
ト剤によるアンカーコート処理が施されたものであって
もよい。
に用いられる基材フィルムは、透明プラスチックフィル
ムであれば特に制限はないが、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリブテン等のポリオレフィンよりなるフィル
ム、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,
6−ナフタレート等のポリエステルよりなるフィルム、
ナイロン6、ナイロン12等のポリアミドよりなるフィ
ルム、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルブチラール等よりなるフィルムが例示される。ま
た、これらのフィルムは単層でも、異種の樹脂よりなる
積層フィルムでもよく、原料樹脂中に公知の添加剤、例
えば帯電防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、着色剤
等が添加されたものであってもよい。基材フィルムは、
強度、伸度、熱特性の点からは、延伸フィルムであるこ
とが好ましいが、未延伸フィルムであってもよい。さら
に、基材フィルムの表面には、薄膜層の形成に先立ち、
コロナ放電処理、火炎処理、プラズマ処理、グロー放電
処理、粗面化処理等の表面処理や、公知のアンカーコー
ト剤によるアンカーコート処理が施されたものであって
もよい。
【0009】本発明において用いる薄膜層を有する透明
積層フィルムに用いる基材フィルムの厚さには特に制限
はなく、3〜400μmの範囲のものを好適に用いるこ
とができるが、機械的強度と可撓性の点からは、5〜2
00μmの範囲のものが好ましい。
積層フィルムに用いる基材フィルムの厚さには特に制限
はなく、3〜400μmの範囲のものを好適に用いるこ
とができるが、機械的強度と可撓性の点からは、5〜2
00μmの範囲のものが好ましい。
【0010】本発明の薄膜層を有する透明積層フィルム
の薄膜層は、透明性を維持しながら酸素や水蒸気等のガ
スを遮断する必要があるため、薄膜層を形成する物質が
ケイ素、アルミニウム、マグネシウムの中から選ばれる
少なくとも1種類の元素の酸化物である必要がある。
の薄膜層は、透明性を維持しながら酸素や水蒸気等のガ
スを遮断する必要があるため、薄膜層を形成する物質が
ケイ素、アルミニウム、マグネシウムの中から選ばれる
少なくとも1種類の元素の酸化物である必要がある。
【0011】本発明の薄膜層を有する透明積層フィルム
は、基材プラスチックフィルムの少なくとも片面に上記
の薄膜層を設ける必要がある。薄膜層を形成させる方法
としては、真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパ
ッタリング法、CVD法等の従来公知の方法を採用する
ことができる。
は、基材プラスチックフィルムの少なくとも片面に上記
の薄膜層を設ける必要がある。薄膜層を形成させる方法
としては、真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパ
ッタリング法、CVD法等の従来公知の方法を採用する
ことができる。
【0012】本発明においては、薄膜層を有する透明積
層フィルムの基材フィルムの少なくとも片方に形成させ
る薄膜層の厚みは、薄膜層を形成する物質、基材等によ
り最適な厚さが異なるが、一般的には300〜3000
Åの厚さが好ましく、より好ましくは400〜1500
Åである。薄膜層の厚さが300Å未満では、膜厚不足
によりガスバリア性に劣り、3000Åを越えると折曲
げ等によるクラックが生じ易いためである。
層フィルムの基材フィルムの少なくとも片方に形成させ
る薄膜層の厚みは、薄膜層を形成する物質、基材等によ
り最適な厚さが異なるが、一般的には300〜3000
Åの厚さが好ましく、より好ましくは400〜1500
Åである。薄膜層の厚さが300Å未満では、膜厚不足
によりガスバリア性に劣り、3000Åを越えると折曲
げ等によるクラックが生じ易いためである。
【0013】本発明に用いられるアルミニウム箔積層フ
ィルムはアルミニウム箔の両面、また薄膜層を有する透
明積層フィルムは、少なくとも薄膜層を設けた面に、ア
ルミニウム箔並びに薄膜層を保護するために、新たに別
な透明なフィルムを積層する必要がある。積層するフィ
ルムは、透明であれば特に制限されるものではないが、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹
脂、塩化ビニリデン系樹脂、ポリエチレンテレフタレー
ト等のポリエステル樹脂等のフィルムが挙げられる。こ
の積層するフィルムの厚さは、5〜200μmの範囲で
用途に応じて選ぶことができる。
ィルムはアルミニウム箔の両面、また薄膜層を有する透
明積層フィルムは、少なくとも薄膜層を設けた面に、ア
ルミニウム箔並びに薄膜層を保護するために、新たに別
な透明なフィルムを積層する必要がある。積層するフィ
ルムは、透明であれば特に制限されるものではないが、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹
脂、塩化ビニリデン系樹脂、ポリエチレンテレフタレー
ト等のポリエステル樹脂等のフィルムが挙げられる。こ
の積層するフィルムの厚さは、5〜200μmの範囲で
用途に応じて選ぶことができる。
【0014】また、袋として密封するために薄膜層を有
した透明積層フィルム及びアルミニウム箔積層フィルム
の最内層に熱融着層を設ける必要がある。熱融着層とし
て使用できる透明フィルムとしては、低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリプロピレン、アイオノマー等の公知の熱融着フ
ィルムが挙げられる。また、この熱融着層として使用す
る透明フィルムは、薄膜層の保護フィルムとして使用す
ることも可能である。
した透明積層フィルム及びアルミニウム箔積層フィルム
の最内層に熱融着層を設ける必要がある。熱融着層とし
て使用できる透明フィルムとしては、低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリプロピレン、アイオノマー等の公知の熱融着フ
ィルムが挙げられる。また、この熱融着層として使用す
る透明フィルムは、薄膜層の保護フィルムとして使用す
ることも可能である。
【0015】これらのような別のフィルムを積層する場
合には、ウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリエ
ステル系接着剤等を用いるドライラミネート法および押
し出しラミネート法等の公知の方法を用いることが出来
る。
合には、ウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリエ
ステル系接着剤等を用いるドライラミネート法および押
し出しラミネート法等の公知の方法を用いることが出来
る。
【0016】本発明のガスバリア性積層フィルムを用い
た袋の作製方法は、一般に用いられる熱融着による製袋
方法が用いられ、具体的には、熱板ヒートシール法、回
転ロールシール法、ベルトシール法、インパルスシール
法、高周波ウエルダーシール法、超音波シール法が例示
される。また、本発明のガスバリア性積層フィルムを用
いた包装方法は、予め製袋した袋を用いてもよく、また
製袋しながら包装してもよい。
た袋の作製方法は、一般に用いられる熱融着による製袋
方法が用いられ、具体的には、熱板ヒートシール法、回
転ロールシール法、ベルトシール法、インパルスシール
法、高周波ウエルダーシール法、超音波シール法が例示
される。また、本発明のガスバリア性積層フィルムを用
いた包装方法は、予め製袋した袋を用いてもよく、また
製袋しながら包装してもよい。
【0017】本発明のガスバリア性積層フィルム袋の中
には、乾燥剤、脱酸素剤、二酸化炭素吸収剤、酸性ガス
吸収剤等のガス吸収剤を用いることができ、従来の透明
バリアフィルム単一袋より、より有効にその機能を発揮
させることができる。
には、乾燥剤、脱酸素剤、二酸化炭素吸収剤、酸性ガス
吸収剤等のガス吸収剤を用いることができ、従来の透明
バリアフィルム単一袋より、より有効にその機能を発揮
させることができる。
【0018】
【実施例】以下に本発明の具体的な実施例を示し、本発
明をさらに詳細に説明する。なお、以下の例における物
性値の試験方法を示す。 酸素透過率:試験フィルムの熱融着層面を内面とし、三
辺をヒートシールし、220mm×300mmのガスバ
リア性積層フィルム袋を作製する。このガスバリア性積
層フィルム袋の内部を窒素で置換した後、窒素100m
lを入れ、ヒートシールされていない最後の一辺をヒー
トシールすることにより密封し、40℃、95%RHの
恒温恒湿機中に放置し、経時的に袋内部の酸素濃度を島
津製作所製GC−14A型ガスクロマトグラフィーで測
定した。得られた酸素濃度変化から酸素透過率を算出し
た。 透湿度:試験フィルムの熱融着層面を内面とし、三辺を
ヒートシールし、100mm×100mmのガスバリア
性積層フィルム袋を作製する。このガスバリア性積層フ
ィルム袋の内部にシリカゲル10gを入れた後密封し、
40℃、95%RHの恒温恒湿機中に放置し、経時的に
袋全体の重量を測定した。得られた重量変化から透湿度
を算出した。
明をさらに詳細に説明する。なお、以下の例における物
性値の試験方法を示す。 酸素透過率:試験フィルムの熱融着層面を内面とし、三
辺をヒートシールし、220mm×300mmのガスバ
リア性積層フィルム袋を作製する。このガスバリア性積
層フィルム袋の内部を窒素で置換した後、窒素100m
lを入れ、ヒートシールされていない最後の一辺をヒー
トシールすることにより密封し、40℃、95%RHの
恒温恒湿機中に放置し、経時的に袋内部の酸素濃度を島
津製作所製GC−14A型ガスクロマトグラフィーで測
定した。得られた酸素濃度変化から酸素透過率を算出し
た。 透湿度:試験フィルムの熱融着層面を内面とし、三辺を
ヒートシールし、100mm×100mmのガスバリア
性積層フィルム袋を作製する。このガスバリア性積層フ
ィルム袋の内部にシリカゲル10gを入れた後密封し、
40℃、95%RHの恒温恒湿機中に放置し、経時的に
袋全体の重量を測定した。得られた重量変化から透湿度
を算出した。
【0019】実施例1 厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート(PET)
フィルムの片方の面に酸化ケイ素薄膜層が形成されてい
る透明蒸着フィルム〔尾池工業(株)製「MOS−T
R」)の蒸着面にウレタン系接着剤〔東洋モートン
(株)製〕を3.3g/m2 塗布し接着剤層を形成し、
その接着剤層に100μmのLLDPEフィルム〔東セ
ロ(株)製「TUX−FCD」〕を積層した。これによ
りPET面を外側にした透明蒸着フィルム/LLDPE
フィルムの2層積層フィルムを得た。また、同様に厚さ
12μmのアルミニウム箔の両方の面にウレタン系接着
剤を3.3g/m2 塗布し接着剤層を形成し、この接着
剤層に厚さ12μmのPETフィルムを積層し、その反
対側の接着剤層に100μmのLLDPEフィルムを積
層した。これによりPETフィルム/アルミニウム箔/
LLDPEフィルムの3層積層フィルムを得た。これら
の、薄膜層を有した透明積層フィルムとアルミニウム箔
積層フィルムのLLDPE面を内面とし、三辺をヒート
シールし、220×300mmと100×100mmの
袋を作製した。得られたガスバリア性積層フィルム袋を
前記方法で酸素透過率、透湿度を測定した。その結果を
表1に示す。
フィルムの片方の面に酸化ケイ素薄膜層が形成されてい
る透明蒸着フィルム〔尾池工業(株)製「MOS−T
R」)の蒸着面にウレタン系接着剤〔東洋モートン
(株)製〕を3.3g/m2 塗布し接着剤層を形成し、
その接着剤層に100μmのLLDPEフィルム〔東セ
ロ(株)製「TUX−FCD」〕を積層した。これによ
りPET面を外側にした透明蒸着フィルム/LLDPE
フィルムの2層積層フィルムを得た。また、同様に厚さ
12μmのアルミニウム箔の両方の面にウレタン系接着
剤を3.3g/m2 塗布し接着剤層を形成し、この接着
剤層に厚さ12μmのPETフィルムを積層し、その反
対側の接着剤層に100μmのLLDPEフィルムを積
層した。これによりPETフィルム/アルミニウム箔/
LLDPEフィルムの3層積層フィルムを得た。これら
の、薄膜層を有した透明積層フィルムとアルミニウム箔
積層フィルムのLLDPE面を内面とし、三辺をヒート
シールし、220×300mmと100×100mmの
袋を作製した。得られたガスバリア性積層フィルム袋を
前記方法で酸素透過率、透湿度を測定した。その結果を
表1に示す。
【0020】実施例2 実施例1の酸化ケイ素蒸着透明フィルム〔尾池工業
(株)製「MOS−TR」〕の代わりに、厚さ12μm
のPETフィルムの片方の面に酸化アルミニウム薄膜層
が形成されている透明蒸着フィルム〔東洋メタライジン
グ(株)製「VM−PET1011」〕を用いた以外は
実施例1と同様とし、酸素透過率、透湿度を測定した。
その結果を表1に示す。
(株)製「MOS−TR」〕の代わりに、厚さ12μm
のPETフィルムの片方の面に酸化アルミニウム薄膜層
が形成されている透明蒸着フィルム〔東洋メタライジン
グ(株)製「VM−PET1011」〕を用いた以外は
実施例1と同様とし、酸素透過率、透湿度を測定した。
その結果を表1に示す。
【0021】実施例3 厚さ12μmのポリビニルアルコール(PVA)フィル
ムの片方の面に酸化ケイ素薄膜層が形成されている透明
蒸着フィルム〔三菱化学(株)製「テックバリアS」〕
の両面にウレタン系接着剤を3.3g/m2 塗布し接着
剤層を形成し、酸化ケイ素蒸着層側の接着剤層に20μ
mの延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムを積層し、
その反対側の面にLLDPEフィルムを積層した。これ
により、OPPフィルム/PVA面を内側にした透明蒸
着フィルム/LLDPEフィルムの3層積層フィルムを
得た。このフィルムを実施例1のPET面を外側にした
透明蒸着フィルム/LLDPEフィルムの2層積層フィ
ルムの代わりに用いた他は、実施例1と同様とし、酸素
透過率、透湿度を測定した。その結果を表1に示す。
ムの片方の面に酸化ケイ素薄膜層が形成されている透明
蒸着フィルム〔三菱化学(株)製「テックバリアS」〕
の両面にウレタン系接着剤を3.3g/m2 塗布し接着
剤層を形成し、酸化ケイ素蒸着層側の接着剤層に20μ
mの延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムを積層し、
その反対側の面にLLDPEフィルムを積層した。これ
により、OPPフィルム/PVA面を内側にした透明蒸
着フィルム/LLDPEフィルムの3層積層フィルムを
得た。このフィルムを実施例1のPET面を外側にした
透明蒸着フィルム/LLDPEフィルムの2層積層フィ
ルムの代わりに用いた他は、実施例1と同様とし、酸素
透過率、透湿度を測定した。その結果を表1に示す。
【0022】比較例1 実施例1のアルミラミネートフィルムの代わりに、実施
例1で使用した透明蒸着ラミネートフィルムを用いた以
外は実施例1と同様とし、酸素透過率、透湿度を測定し
た。その結果を表1に示す。
例1で使用した透明蒸着ラミネートフィルムを用いた以
外は実施例1と同様とし、酸素透過率、透湿度を測定し
た。その結果を表1に示す。
【0023】比較例2 ナイロンに塩化ビニリデンをコートした15μmのフィ
ルム〔東洋紡績(株)製「N8100AE」〕にアンカ
ーコート剤としてウレタン系接着剤〔東洋モートン
(株)製〕0.55g/m2 を塗布し、20μmの貼り
合わせポリエチレンフィルム(日本ユニカー製「800
8」)を用い、押し出しラミネート法で60μmのリニ
ア低密度ポリエチレンフィルム〔東セロ(株)製「TU
X−TC」〕を積層した3層積層フィルムを得た。得ら
れた3層積層フィルムについて、実施例1と同様な方法
で酸素透過率、透湿度を測定した。その結果を表1に示
す。
ルム〔東洋紡績(株)製「N8100AE」〕にアンカ
ーコート剤としてウレタン系接着剤〔東洋モートン
(株)製〕0.55g/m2 を塗布し、20μmの貼り
合わせポリエチレンフィルム(日本ユニカー製「800
8」)を用い、押し出しラミネート法で60μmのリニ
ア低密度ポリエチレンフィルム〔東セロ(株)製「TU
X−TC」〕を積層した3層積層フィルムを得た。得ら
れた3層積層フィルムについて、実施例1と同様な方法
で酸素透過率、透湿度を測定した。その結果を表1に示
す。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、透明でありかつ、従来
の透明なプラスチックフイルムでは達成できなかった酸
素、水、二酸化炭素、腐食性ガス等のガスバリア性を持
った包装袋を得ることができ、食料品、医薬品、電子部
品、美術品、精密機械部品等の分野において高いガスバ
リア性を持ちかつ包装内容を確認することができる包装
袋として非常に有用である。
の透明なプラスチックフイルムでは達成できなかった酸
素、水、二酸化炭素、腐食性ガス等のガスバリア性を持
った包装袋を得ることができ、食料品、医薬品、電子部
品、美術品、精密機械部品等の分野において高いガスバ
リア性を持ちかつ包装内容を確認することができる包装
袋として非常に有用である。
Claims (1)
- 【請求項1】 アルミニウム箔積層フィルムとケイ素、
アルミニウム、マグネシウムの中から選ばれる少なくと
も1種類の元素の酸化物である薄膜層を有した透明積層
フィルムの周縁部を、互いに熱融着してなるガスバリア
性積層フィルム袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14168696A JPH09314728A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | ガスバリア性積層フィルム袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14168696A JPH09314728A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | ガスバリア性積層フィルム袋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09314728A true JPH09314728A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15297865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14168696A Pending JPH09314728A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | ガスバリア性積層フィルム袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09314728A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001287752A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-10-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 袋 体 |
| JP2007246092A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-27 | Shionogi & Co Ltd | 包装体 |
| JP2011001084A (ja) * | 2009-06-17 | 2011-01-06 | Kureha Corp | 食品用ジッパ付包装袋 |
| JP2015217987A (ja) * | 2014-05-21 | 2015-12-07 | 共同印刷株式会社 | 体外診断薬包装用の積層体、及び包装された体外診断薬 |
-
1996
- 1996-06-04 JP JP14168696A patent/JPH09314728A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001287752A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-10-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 袋 体 |
| JP2007246092A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-27 | Shionogi & Co Ltd | 包装体 |
| JP2011001084A (ja) * | 2009-06-17 | 2011-01-06 | Kureha Corp | 食品用ジッパ付包装袋 |
| JP2015217987A (ja) * | 2014-05-21 | 2015-12-07 | 共同印刷株式会社 | 体外診断薬包装用の積層体、及び包装された体外診断薬 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040225 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |