JPH0931477A - 無鉛ガソリン - Google Patents

無鉛ガソリン

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JPH0931477A
JPH0931477A JP18874695A JP18874695A JPH0931477A JP H0931477 A JPH0931477 A JP H0931477A JP 18874695 A JP18874695 A JP 18874695A JP 18874695 A JP18874695 A JP 18874695A JP H0931477 A JPH0931477 A JP H0931477A
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恵一 大木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 自動車から排出される蒸発ガスのオゾン生成
能を低下し、ベンゼン量を低減して光化学反応性及び有
害性を低減する無鉛ガソリンを提供する。 【解決手段】 式1 X=Σ(Ci ×MIRi )+1.6×RVP ・・・(1) 〔Ci は無鉛ガソリン中に含有されるC2〜6のオレフ
ィン系炭化水素又はジオレフィン系炭化水素の成分iの
濃度(重量%)を、MIRiは成分iのMIR値(gO
3 /gNMOG)を、RVPは無鉛ガソリンの蒸気圧
(kPa)を表し、40≦RVP≦100である。〕の
蒸発ガスオゾン生成性指数Xが64〜130であり、か
つ式2 Y=BZ×(0.0715×RVP−1.045) ・・・(2) 〔BZは無鉛ガソリン中に含有されるベンゼンの濃度
(重量%)を表し、RVPは上記と同じ。〕の蒸発ガス
有害指数Yが2.5以下である無鉛ガソリン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な無鉛ガソリン
に関し、さらに詳しくは、自動車等から排出される蒸発
ガスのオゾン生成能を低減し、かつ蒸発ガス中のベンゼ
ン量を低減しうる無鉛ガソリンに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】自動車その他の発生源
から排出される窒素酸化物と炭化水素に太陽からの紫外
線が作用すると、オゾンを主体とした光化学オキシダン
トが生成する。この生成物は、特に風が弱い日でしかも
空気が滞留し易い地域においては、いわゆる光化学スモ
ッグと呼ばれ、人の目や喉を刺激するなどの急性の被害
状況を発生させる環境汚染物質である。特に、自動車か
らの炭化水素排出物としては、エンジンでの燃料ガソリ
ン燃焼後に排気管から排出される排気ガスと、キャブレ
タ,燃料タンク,燃料系統などから排出される燃料ガソ
リンの蒸発ガスとに分けることができる。上記のような
炭化水素の排出量を低減するために、排気ガスについて
は、吸気系統の汚れが炭化水素排出量を増大させるとの
観点から、その清浄性を維持する目的で清浄剤を添加し
たガソリンが、また、エンジン過渡運転時における空燃
比の適性範囲からのずれが炭化水素排出量を増大させる
との観点から、空燃比応答性を向上させたガソリンなど
が提案されている。しかしながら、前記蒸発ガスについ
ては、その炭化水素の排出量を低減する方法はほとんど
提案されていないというのが実情であった。
【0003】このような状況下で本発明者らは、自動車
からの排出ガス、特にホットソーク時における蒸発ガス
について検討を行った。即ち、一般に、エンジン停止中
に蒸発ガス炭化水素を大気中に放出させないための自動
車側の対策としてチャコール・キャニスタがある。これ
は、ガソリン燃料タンクで発生した蒸発ガス炭化水素を
キャニスタ中の活性炭内に一時貯蔵し、エンジン運転中
に、キャニスタ本体底部からパージエアーを吸入し、そ
のエアーとともに蒸発ガス炭化水素を燃焼室に導き、燃
焼させる装置である。通常、蒸発ガス炭化水素の大半は
このキャニスタで捕捉されるが、ホットソーク時におい
ては若干量の蒸発ガス炭化水素がキャニスタ本体底部の
大気開口部から放出されているのが実情である。本発明
者らは、このような蒸発ガスについて、そのオゾン生成
性や有害性を改善するために、蒸発ガス中の炭化水素量
を低減すべく検討をおこなったところ、蒸発ガスのオゾ
ン生成性や有害性は燃料ガソリンの組成及び性状と明ら
かな相関があることを見出した。本発明は上記知見に基
づいてなし遂げられたものである。即ち、本発明は自動
車から排出される蒸発ガスのオゾン生成能を低下せし
め、かつ蒸発ガス中のベンゼン量を低減することによ
り、蒸発ガスの光化学反応性及び有害性を低減せしめる
無鉛ガソリンを提供することを目的としてなされたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記蒸発ガ
スの光化学反応性及び有害性についての指標として、特
定のパラメーター、即ち燃料ガソリン中の各炭化水素の
濃度,MIR値,ベンゼン濃度及びガソリンの蒸気圧に
より算出される蒸発ガスオゾン生成性指数X及び蒸発ガ
ス有害指数Yを見出し、これらの指数を特定の範囲に調
整したガソリンが本発明の上記目的を効果的に達成でき
ることを見出し本発明を完成したものである。すなわ
ち、本発明は、式(1) X=Σ(Ci ×MIRi )+1.6×RVP ・・・(1) 〔式中、Ci は無鉛ガソリン中に含有される炭素数2〜
6のオレフィン系炭化水素又はジオレフィン系炭化水素
の成分iの重量濃度(重量%)を表し、MIRiは炭素
数2〜6のオレフィン系炭化水素又はジオレフィン系炭
化水素の成分iのMIR値(gO3 /gNMOG)を表
し、RVPは無鉛ガソリンの蒸気圧(kPa)を表す。
但し、40≦RVP≦100である。〕で表される蒸発
ガスオゾン生成性指数Xが64〜130の範囲内の値で
あり、かつ、式(2) Y=BZ×(0.0715×RVP−1.045) ・・・(2) 〔式中、BZは無鉛ガソリン中に含有されるベンゼンの
重量濃度(重量%)を表し、RVPは無鉛ガソリンの蒸
気圧(kPa)を表す。但し、40≦RVP≦100で
ある。〕で表される蒸発ガス有害指数Yが2.5以下の値
である無鉛ガソリンを提供するものである。
【0005】以下に、本発明を更に詳細に説明する。本
発明の無鉛ガソリンは、上記式(1)で表される蒸発ガ
スオゾン生成性指数Xが64〜130の範囲内の値であ
ることが必要である。ホットソーク時にキャニスタから
排出される蒸発ガスのオゾン生成能に与える燃料ガソリ
ンの組成及び性状の影響を調べた結果、オゾン生成能
は、ガソリン中に含有される炭素数2〜6のオレフィン
系炭化水素又はジオレフィン系炭化水素の各成分の濃度
(重量%)と該成分のMIR値を積算した値の和、即ち
Σ(Ci×MIRi )の値及びガソリンの蒸気圧に相関
していることを見出した。即ち、蒸気圧が一定である場
合には、蒸発ガスのオゾン生成能は上記Σ(Ci ×MI
i )の値の増加に従って直線的に増加し、またΣ(C
i ×MIRi )の値が一定の場合は上記オゾン生成能は
蒸気圧の増加に従って直線的に増加する関係が認められ
る。
【0006】更に、重回帰分析により、Σ(Ci ×MI
i )の値と蒸気圧の値の各々が蒸発ガスのオゾン生成
能に与える影響度を調べたところ、蒸気圧1kPaとΣ
(C i ×MIRi )1.6(重量%・gO3 /gNMO
G)の影響度が等しいことが確認された。以上より、本
発明においては、燃料ガソリンの蒸発ガスオゾン生成性
指数Xを、Σ(Ci ×MIRi )+1.6×RVP と規
定し、この値を低下させることにより、従来のガソリン
に比較してホットソーク時にキャニスタから排出される
蒸発ガスのオゾン生成能を低下させることができ、結果
として光化学反応性、即ち光化学スモッグの発生を抑制
しうる無鉛ガソリンを提供することができることを見出
した。尚、本発明においては、上記式(1)は、RVP
が40〜100の範囲にある場合に適用できる。この範
囲は、JIS K 2202「自動車ガソリン」にある
RVPの範囲を包含するものである。
【0007】本発明においては、上記蒸発ガスオゾン生
成性指数Xは、64〜130の範囲内の値である。上記
Xの値が130を超える場合は、前述のように蒸発ガス
のオゾン生成能が高くなる。また、上記式(1)におけ
るΣ(Ci ×MIRi )の値は小さい程環境にはよい
が、蒸気圧RVPについてはエンジンの始動性の観点か
ら、低すぎると好ましくない。即ち、日本国内の気温を
考慮すると、蒸気圧が40kPa未満では、車種によっ
てはエンジンの始動が困難となることから、蒸気圧の下
限を40kPaとし、これに対応する蒸発ガスオゾン生
成性指数Xの下限値を64と規定した。以上の点を考慮
すると、蒸発ガスオゾン生成性指数Xは、64〜100
の範囲内の値であることが更に好ましい。
【0008】また、上記式(1)においては、Σ(Ci
×MIRi )のCi 及びMIRi はいずれも炭素数2〜
6のオレフィン系炭化水素及びジオレフィン系炭化水素
の成分iについての値である。即ち、後述のホットソー
ク試験を実施した結果、キャニスタから排出される炭化
水素分は、ガソリンの蒸気圧が著しく高ければ炭素数7
又は8の成分も若干増加するが、市販ガソリンの蒸気圧
範囲であればほとんどが炭素数2〜6の範囲内の成分で
あると考えてよい。また、炭素数2〜6の範囲内の炭化
水素分に限ってみれば、飽和炭化水素分や芳香族分等に
比較して、オレフィン系炭化水素及びジオレフィン系炭
化水素の光化学反応性は著しく高いため、本発明におい
ては、上記Ci 及びMIRi はいずれも炭素数2〜6の
オレフィン系炭化水素及びジオレフィン系炭化水素成分
のものに限定した。
【0009】ここでMIR値とは、自動車排出ガス中の
有機化合物の光化学反応性を評価するために提案された
値であり、ある特定の有機化合物が大気中に放出された
場合に増加するオゾン生成量を種々の条件下で求めた際
のその最大値を示す。即ち、従来の排気ガス規制は窒素
酸化物や炭化水素の全濃度等によるものであったが、近
年米国においては光化学スモッグをより有効に防止する
ための新しい指標を得るため、自動車排出ガスのオゾン
生成能を光化学反応モデルを用いて測定することが研究
され、実際、いくつかの方法が提案されている。これら
の方法の多くが環境条件に依存するものであることか
ら、環境条件を決めなければ測定値を求めることができ
ないのに対し、MIR(Maximum Incremental Reactivi
ty) 法はある環境条件下で炭化水素が有するオゾン生成
の最大潜在能力を反映する手法である。オゾン低減のた
めに最も効果のある施策が反応性が最大となる種類の炭
化水素を制御することにあることを考慮すれば、この方
法は規制手段に使用する指標を与えるのに適したもので
あるといえる。この点から、米国カリフォルニア州大気
資源局(California Air Resources Board; CARB)で
は、上記MIR値を用いて、下記式(3)により排出ガ
スのオゾン生性能を算出し、排出ガスの光化学反応性の
指標として用いている。 オゾン生成能(gO3 /gNMOG)=Σ〔NMOGi (g/mile)× MIRi (gO3 /gNMOG)〕/ΣNMOGi (g/mile) ・・・(3) 〔式中、NMOGi は、メタン以外の炭化水素及び含酸
素有機化合物の成分iの量であり、MIRi は成分iの
MIR値である。〕
【0010】本発明は、上記のようなMIR値を用いた
前記式(1)を見出し、この式で表される蒸発ガスオゾ
ン生成性指数Xが64〜130の範囲内にある無鉛ガソ
リンが上記オゾン生成能の観点から特に優れたものであ
ることを見出したものであるが、本発明の無鉛ガソリン
は、更にこれに加え、前記式(2)で表される蒸発ガス
有害指数Yが2.5以下の値であることが必要である。一
般に、燃料ガソリン中のベンゼン含有量が多いと、ガソ
リン自体が人体に悪影響を及ぼすのみならず、その排気
ガス中においてベンゼン分含有量が多くなる。このベン
ゼン分は発癌性の原因物質の疑いがあるなど人体に有害
であり、また環境汚染をもたらす等種々の問題を引き起
こすことは知られていた。特に、ホットソーク時にキャ
ニスタから排出される蒸発ガス中のベンゼン含有量に与
えるガソリンの組成及び性状の影響を調べた結果、ガソ
リン中に含有されるベンゼンの濃度(重量%)とガソリ
ンの蒸気圧RVPが大きく寄与していることが見出され
た。即ち、蒸発ガス中のベンゼン含有量(Evp.-B
Z)(mg/TEST)のガソリン中に含有されるベン
ゼン含有量(Fuel.-BZ)(重量%)に対する比と
ガソリンの蒸気圧(kPa)との間には、蒸気圧40〜
100kPaの範囲においては直線的な関係があり、こ
の関係は次の式で表すことができる。 (Evp.-BZ)/(Fuel.-BZ)=0.0715×RVP−1.045 この式は次のように変形できる。 Evp.-BZ=(Fuel.-BZ)×(0.0715×RVP−1.045)
【0011】以上より、本発明においては上記計算上の
Evp.-BZを蒸発ガス有害指数Yと規定し、ガソリン
中のベンゼン含有量あるいはガソリンの蒸気圧を減少さ
せること、即ち、この(Fuel.-BZ)×(0.071
5×RVP−1.045)の値を低下させることにより、
従来のガソリンに比べホットソーク時キャニスタから排
出される蒸発ガス中のベンゼン量を減少させることがで
きる。この結果、蒸発ガスの有害性の少ない無鉛ガソリ
ンを得ることが可能となる。本発明においては、上記式
(2)で表される蒸発ガス有害指数Yは2.5以下であ
る。上記値が2.5を超える場合は、蒸発ガス中のベンゼ
ン含有量が増大し、蒸発ガスの有害性が増す。従って、
このような観点から、蒸発ガス有害指数Yは1.5以下の
値であることが更に好ましい。また、本発明の無鉛ガソ
リンは、そのベンゼン含有量が1.0重量%以下であるこ
とが、その有害性を低下させる点から好ましい。
【0012】本発明の無鉛ガソリンは、上記の条件を満
たすものであればいずれの組成、性状を有するものでも
よく、その起源についても、特に制限はないが、例えば
次に示すガソリン基材を用いて、上記の条件及び所要の
JIS規格を満たすように適宜配合することにより、調
製することができる。このようなガソリン基材として
は、例えば原油の常圧蒸留によるナフサ留分を分留して
得られる軽質ナフサ,重質ナフサ,これらを水素化精製
して得られる脱硫軽質ナフサ,脱硫重質ナフサ,接触改
質法により得られる改質ガソリン,接触分解法,水素化
分解法などで得られる分解ガソリン,オレフィンの重合
により得られる重合ガソリン,イソブタンなどの炭化水
素に低級オレフィンを付加(アルキル化)することによ
り得られるアルキレートガソリン、直鎖の低級パラフィ
ン系炭化水素の異性化によって得られる異性化ガソリン
またはこれらの特定沸点範囲の留分や芳香族炭化水素,
メチルターシャリーブチルエーテル(MTBE)などを
使用することができる。特に、本発明においては、光化
学反応性の高い軽質オレフィン留分、例えば沸点70℃
以下の留分をカットした分解ガソリンやベンゼンの沸点
近傍の留分、例えば沸点70〜90℃の範囲の留分をカ
ットした改質ガソリンの使用がその目的からみて有効で
ある。
【0013】本発明においては、上記の基材を無鉛ガソ
リンに要求される下記性状を満たすように適宜組み合わ
せ、更に蒸発ガスオゾン生成性指数X及び蒸発ガス有害
指数Yがいずれも本発明の範囲を満足するように無鉛ガ
ソリンを調製することができる。 密度(15℃) 0.783(g/cm3 )以下 リサーチ法オクタン価 89以上 50%留出温度 125℃以下 尚、蒸発ガスオゾン生成性指数Xを表す式(1)のΣ
(Ci ×MIRi )の項及び蒸発ガス有害指数Yを表す
式(2)のBZの項については、上記ガソリン基材の各
成分をガスクロマトグラフィー等で分離同定のうえ定量
し、予め求めておくことが望ましい。
【0014】本発明の無鉛ガソリンには、さらに必要に
応じて、各種の添加剤を適宜配合することができる。こ
のような添加剤としては、例えば上記したメチルターシ
ャリーブチルエーテル(MTBE)の他、ターシャリー
アミルメチルエーテル(TAME),エチルターシャリ
ーブチルエーテル(ETBE),ターシャリーアミルエ
チルエーテル(TAEE)等の含酸素系化合物などのア
ンチノック剤、フェノール系やアミン系などの酸化防止
剤、シッフ型化合物やチオアミド型化合物などの金属不
活性剤、有機リン系化合物などの表面着火防止剤、コハ
ク酸イミド,ポリアルキルアミン,ポリエーテルアミン
などの清浄分散剤、多価アルコールやエーテルなどの氷
結防止剤、有機酸のアルカリ金属やアルカリ土類金属
塩,高級アルコールの硫酸エステルなどの助燃剤、アニ
オン性界面活性剤,カチオン性界面活性剤,両性界面活
性剤などの帯電防止剤、アルケニルコハク酸のエステル
などの防錆剤,キリザニン,クマリンなどの識別剤,天
然精油,合成香料などの着臭剤,アゾ染料などの着色
剤,腐食防止剤,微生物殺菌剤,潤滑性付与剤など公知
の燃料油添加剤が挙げられ、これらを一種あるいは二種
以上添加することができる。また、これらの添加剤の添
加量は状況に応じて適宜選定することができる。
【0015】
〔性状〕
(1)密度 JIS K−2249に準拠して求める。 (2)リサーチ法オクタン価(RON) JIS K−2280に準拠して求める。 (3)蒸気圧 JIS K−2258に準拠して求める。 (4)蒸留性状 JIS K−2254に準拠して求める。 (5)組成 石油学会法JPI−5S−33−90に準拠して、燃料
油中の各炭化水素含有量を求める。
【0016】〔燃料油の性能〕 (1)ホットソーク時に大気中へ放出される蒸発ガス中
の炭化水素含有量 使用した車両は、エンジンが排気量2000cc、直列
4気筒、マルチポイントインジェクションのものであ
り、オートマチックトランスミッション仕様の乗用車で
あった。夏場の外気温度35℃を想定し、その温度条件
下でFederal Test Procedureに
規定の条件に従った運転を行った後、エンジンを停止
し、1時間以内にキャニスタ底部開口部から排出された
蒸発ガス中の個々の炭化水素の濃度及びガス重量(g/
TEST)を測定し、1試験当たりの蒸発ガス中の個々
の炭化水素重量(gNMOGi /TEST)を算出し
た。 (2)オゾン生成性 前記炭化水素重量と下記表に示すMIR値を用いて、前
記式(3)に準じてオゾン生成能を評価した。ここで用
いるMIR値としては、J.P.Cohenらによって
報告されている「AUTO/OIL AIR QUAL
ITY IMPROVEMENT RESEARCH
PROGRAM: DEVELOPMENT OF E
MISSIONS REACTIVITY VALUE
S FOR PHASE 1 RESULTS(199
2年1月29日,SYSAPP−92/012)」の中
のNovember 1991の値である。
【0017】 NMOG成分 MIR(gO3 /gNMOG) アルカン ノルマルアルカン メタン 0.015 エタン 0.25 プロパン 0.48 n−ブタン 1.02 n−ペンタン 1.04 n−ヘキサン 0.98 n−ヘプタン 0.81 n−オクタン 0.61 n−ノナン 0.54 n−デカン 0.47 n−ウンデカン 0.42 n−ドデカン 0.38
【0018】 分岐アルカン 2−メチルプロパン 1.21 2,2−ジメチルプロパン 0.37 2−メチルブタン 1.38 2,2−ジメチルブタン 0.82 2,3−ジメチルブタン 1.07 2−メチルペンタン 1.53 3−メチルペンタン 1.52 2,2,3−トリメチルブタン 1.32 2,2−ジメチルペンタン 1.40 2,3−ジメチルペンタン 1.51 2,4−ジメチルペンタン 1.78 3,3−ジメチルペンタン 0.71 2−メチルヘキサン 1.08 3−メチルヘキサン 1.40 2,2,4−トリメチルペンタン 0.93 2,3,4−トリメチルペンタン 1.60 2,2−ジメチルヘキサン 1.20 2,3−ジメチルヘキサン 1.32 2,4−ジメチルヘキサン 1.50 2,5−ジメチルヘキサン 1.63 3,3−ジメチルヘキサン 1.20 2−メチルヘプタン 0.96 3−メチルヘプタン 0.99 4−メチルヘプタン 1.20 2,4−ジメチルヘプタン 1.34 2,2,5−トリメチルヘキサン 0.97 他の分岐C9 20アルカン 1.14 分岐C1022アルカン 1.01
【0019】 シクロアルカン シクロペンタン 2.38 メチルシクロペンタン 2.82 シクロヘキサン 1.28 c−1,3−ジメチルシクロペンタン 2.55 t−1,2−ジメチルシクロペンタン 1.85 メチルシクロヘキサン 1.85 エチルシクロペンタン 2.31 1c,2t,3−トリメチルシクロペンタン 1.94 ジメチルシクロヘキサン 1.94 エチルシクロヘキサン 1.94
【0020】 アルケン エテン 7.29 プロペン 9.40 1−ブテン 8.91 1−ブテン 9.94 2−メチルプロペン 5.31 1−ペンテン 6.22 2−ペンテン 8.80 2−メチル−1−ブテン 4.90 3−メチル−1−ブテン 6.22 2−メチル−2−ブテン 6.41 1−ヘキセン 4.42 2−ヘキセン 6.69 3−ヘキセン 6.69 メチル−1−ペンテン 4.42 メチル−2−ペンテン 6.69 3,3−ジメチル−1−ブテン 4.42 1−ヘプテン 3.48 2−ヘプテン 5.53 3−ヘプテン 5.53 3−エチル−2−ペンテン 5.53 2,3−ジメチル−2−ペンテン 5.53 3−メチル−1−ヘキセン 3.48 2−メチル−2−ヘキセン 5.53 3−メチル−3−ヘキセン 5.53 1−オクテン 2.69 2−オクテン 5.29 4−オクテン 5.29 2,4,4−トリメチル−1−ペンテン 2.69 2,4,4−トリメチル−2−ペンテン 5.29 1−ノネン 2.23 プロパジエン 7.29 1,3−ブタジエン 10.89 2−メチル−1,3−ブタジエン 9.08 シクロペンタジエン 7.66 シクロペンテン 7.66 3−メチルシクロペンテン 5.67 シクロヘキセン 5.67
【0021】 アルキン エチン 0.50 プロピン 4.10 1−ブチン 9.24 2−ブチン 9.24 芳香族炭化水素 ベンゼン 0.42 トルエン 2.73 エチルベンゼン 2.70 o−キシレン 6.46 m−キシレン 7.38 p−キシレン 7.38 n−プロピルベンゼン 2.12 i−プロピルベンゼン 2.24 メチルエチルベンゼン 7.20 1,2,3−トリメチルベンゼン 8.85 1,2,4−トリメチルベンゼン 8.83 1,3,5−トリメチルベンゼン 10.12 n−ブチルベンゼン 1.87 s−ブチルベンゼン 1.89 ジエチルベンゼン 6.45 C10トリアルキルベンゼン 9.07 テトラメチルベンゼン 9.07 1−メチル−4−イソブチルベンゼン 5.84 インダン(C9 10) 1.06 ナフタレン 1.18 スチレン 2.22
【0022】 芳香族酸素化物 ベンズアルデヒド −0.55 p−トルアルデヒド 3.32 酸素化物 アルコール メタノール 0.56 エタノール 1.34 アルデヒド ホルムアルデヒド 7.15 アセトアルデヒド 5.52 プロピオンアルデヒド 6.53 アクロレイン 6.77 n−ブチルアルデヒド 5.26 クロトンアルデヒド 5.42 ペンタンアルデヒド 4.41 ヘキサンアルデヒド 3.79 エーテル メチルt−ブチルエーテル 0.62 エチルt−ブチルエーテル 1.98 ケトン アセトン 0.56 ブタノン 1.18
【0023】実施例1〜4及び比較例1〜4 第1表に示す性状のガソリン基材を、第2表に示す割合
で混合して、燃料油を調製し、その性状、組成及び性能
を評価した。また、これらの値から蒸発ガスオゾン生成
性指数X及び蒸発ガス有害指数Yを算出した。その結果
を第2表に示す。但し、蒸発ガスオゾン生成性指数Xの
計算においては、MIR値は上記オゾン生成性の評価で
用いた値を用いた。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】
【発明の効果】以上詳細に述べたように、本発明の無鉛
ガソリンは、蒸発ガスオゾン生成性指数X及び蒸発ガス
有害指数Yを特定範囲内の値とすることにより、自動車
から排出される蒸発ガスのオゾン生成能を著しく低下せ
しめ、また蒸発ガス中のベンゼン量を低減することがで
きる。この結果、蒸発ガスの光化学反応性及び有害性を
低減することが可能となる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1) X=Σ(Ci ×MIRi )+1.6×RVP ・・・(1) 〔式中、Ci は無鉛ガソリン中に含有される炭素数2〜
    6のオレフィン系炭化水素又はジオレフィン系炭化水素
    の成分iの濃度(重量%)を表し、MIRi は炭素数2
    〜6のオレフィン系炭化水素又はジオレフィン系炭化水
    素の成分iのMIR値(gO3 /gNMOG)を表し、
    RVPは無鉛ガソリンの蒸気圧(kPa)を表す。但
    し、40≦RVP≦100である。〕で表される蒸発ガ
    スオゾン生成性指数Xが64〜130の範囲内の値であ
    り、かつ、式(2) Y=BZ×(0.0715×RVP−1.045) ・・・(2) 〔式中、BZは無鉛ガソリン中に含有されるベンゼンの
    濃度(重量%)を表し、RVPは無鉛ガソリンの蒸気圧
    (kPa)を表す。但し、40≦RVP≦100であ
    る。〕で表される蒸発ガス有害指数Yが2.5以下の値で
    ある無鉛ガソリン。
  2. 【請求項2】 式(2)で表される蒸発ガス有害指数Y
    が1.5以下の値であることを特徴とする請求項1記載の
    無鉛ガソリン。
  3. 【請求項3】 軽質オレフィン留分をカットした分解ガ
    ソリン及び/又はベンゼンの沸点近傍の留分をカットし
    た改質ガソリンを含む基材からなる請求項1又は2記載
    の無鉛ガソリン。
  4. 【請求項4】 リサーチ法オクタン価が89以上である
    請求項1〜3のいずれかに記載の無鉛ガソリン。
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