JPH093149A - ポリウレタンの製造方法 - Google Patents
ポリウレタンの製造方法Info
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- JPH093149A JPH093149A JP7175395A JP17539595A JPH093149A JP H093149 A JPH093149 A JP H093149A JP 7175395 A JP7175395 A JP 7175395A JP 17539595 A JP17539595 A JP 17539595A JP H093149 A JPH093149 A JP H093149A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ポリオール成分とポリイソシアネート成分を
反応させてポリウレタンを製造するに際し、ポリオール
成分として、下記式(1) −CO−CH2 −CH(CH3 )−CH2 −CO− (1) で表されるジカルボン酸単位を主体とするポリカルボン
酸単位及び下記式(2) −O−CH2 −CH2 −CH(CH3 )−CH2 −CH2 −O− (2) で表されるジオール単位を主体とするポリオール単位か
らなる、数平均分子量500〜10000のポリエステ
ルポリオールを使用することを特徴とするポリウレタン
の製造方法。 【効果】 本発明によれば、工業的に入手可能な原料を
用いて、耐加水分解性と柔軟性に優れ、しかも結晶化傾
向を有しないことから強度等の力学的性能にも優れたポ
リエステル系ポリウレタンを製造することができる。し
かも、本発明において使用されるポリエステルポリオー
ルは低粘度の液体であるうえに、加工性および作業性に
優れるという特長を有している。
反応させてポリウレタンを製造するに際し、ポリオール
成分として、下記式(1) −CO−CH2 −CH(CH3 )−CH2 −CO− (1) で表されるジカルボン酸単位を主体とするポリカルボン
酸単位及び下記式(2) −O−CH2 −CH2 −CH(CH3 )−CH2 −CH2 −O− (2) で表されるジオール単位を主体とするポリオール単位か
らなる、数平均分子量500〜10000のポリエステ
ルポリオールを使用することを特徴とするポリウレタン
の製造方法。 【効果】 本発明によれば、工業的に入手可能な原料を
用いて、耐加水分解性と柔軟性に優れ、しかも結晶化傾
向を有しないことから強度等の力学的性能にも優れたポ
リエステル系ポリウレタンを製造することができる。し
かも、本発明において使用されるポリエステルポリオー
ルは低粘度の液体であるうえに、加工性および作業性に
優れるという特長を有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐加水分解性と柔軟性
に優れ、かつ結晶化傾向を有しないポリウレタンの製造
方法に関するものである。
に優れ、かつ結晶化傾向を有しないポリウレタンの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタンの製造には、一般にポリエ
ーテルポリオールやポリエステルポリオール等のポリオ
ール成分とポリイソシアネート成分、さらに必要に応じ
て活性水素原子を有する低分子化合物からなる鎖伸長剤
等が使用されている。このうち、ポリオール成分として
は、得られるポリウレタンの耐磨耗性、強伸度、耐油
性、耐溶剤性、接着性能等の面から、ポリエステルポリ
オールの方がポリエーテルポリオールよりも優れてい
る。しかしながら、同じ分子量どうしのポリエステルポ
リオールとポリエーテルポリオールとを比較すると、分
子間凝集力の大きなポリエステルポリオールの方が高粘
度の液体あるいは固体となる。一方、ポリウレタンを各
種の広範囲な用途に無溶剤タイプあるいはハイソリッド
として使用する場合には、原料であるポリオール成分が
室温において液状であり、かつその粘度の低い方が作業
性に優れており、しかもフイラーや顔料等を添加する際
に利便性が高いことから、ポリエーテルポリオール、特
にポリプロピレンポリオールが好んで使用されている。
しかし、ポリプロピレンポリオールを使用した場合に得
られるポリウレタンは耐光性が非常に悪く、機械的強度
や耐磨耗性、接着性にも難点がある。
ーテルポリオールやポリエステルポリオール等のポリオ
ール成分とポリイソシアネート成分、さらに必要に応じ
て活性水素原子を有する低分子化合物からなる鎖伸長剤
等が使用されている。このうち、ポリオール成分として
は、得られるポリウレタンの耐磨耗性、強伸度、耐油
性、耐溶剤性、接着性能等の面から、ポリエステルポリ
オールの方がポリエーテルポリオールよりも優れてい
る。しかしながら、同じ分子量どうしのポリエステルポ
リオールとポリエーテルポリオールとを比較すると、分
子間凝集力の大きなポリエステルポリオールの方が高粘
度の液体あるいは固体となる。一方、ポリウレタンを各
種の広範囲な用途に無溶剤タイプあるいはハイソリッド
として使用する場合には、原料であるポリオール成分が
室温において液状であり、かつその粘度の低い方が作業
性に優れており、しかもフイラーや顔料等を添加する際
に利便性が高いことから、ポリエーテルポリオール、特
にポリプロピレンポリオールが好んで使用されている。
しかし、ポリプロピレンポリオールを使用した場合に得
られるポリウレタンは耐光性が非常に悪く、機械的強度
や耐磨耗性、接着性にも難点がある。
【0003】これらの問題を解決するために、ポリエス
テルポリオールの共重合体あるいはポリエステル変性ポ
リエーテルポリオール等を使用することが知られている
が、得られるポリウレタンは上記のような要求性能を十
分に満足しているとは言えず、エステル基の導入により
耐加水分解性、柔軟性、耐かび性、耐溶剤性等の低下を
引き起こしているのが実情である。
テルポリオールの共重合体あるいはポリエステル変性ポ
リエーテルポリオール等を使用することが知られている
が、得られるポリウレタンは上記のような要求性能を十
分に満足しているとは言えず、エステル基の導入により
耐加水分解性、柔軟性、耐かび性、耐溶剤性等の低下を
引き起こしているのが実情である。
【0004】そこで、耐加水分解性と柔軟性に優れたポ
リエステル系ポリウレタンを提供することができれば、
耐磨耗性、耐油性、耐溶剤性、接着性能等を備えたポリ
エステル系ポリウレタンの物性を改良することができ、
その技術的意味は大きい。
リエステル系ポリウレタンを提供することができれば、
耐磨耗性、耐油性、耐溶剤性、接着性能等を備えたポリ
エステル系ポリウレタンの物性を改良することができ、
その技術的意味は大きい。
【0005】耐加水分解性が比較的良好な、汎用性のポ
リエステル系ポリウレタンとしては、従来、ポリカプロ
ラクトンポリオールや1,6−ヘキサンジオールとネオ
ペンチルグリコールおよびアジピン酸より得られるポリ
エステルポリオール、3−メチル−1,5−ペンタンジ
オールとアジピン酸より得られるポリエステルポリオー
ル等を使用したポリエステル系ポリウレタンが知られて
いるが、これらのポリエステル系ポリウレタンもその耐
加水分解性は十分満足のゆくものではない。
リエステル系ポリウレタンとしては、従来、ポリカプロ
ラクトンポリオールや1,6−ヘキサンジオールとネオ
ペンチルグリコールおよびアジピン酸より得られるポリ
エステルポリオール、3−メチル−1,5−ペンタンジ
オールとアジピン酸より得られるポリエステルポリオー
ル等を使用したポリエステル系ポリウレタンが知られて
いるが、これらのポリエステル系ポリウレタンもその耐
加水分解性は十分満足のゆくものではない。
【0006】耐加水分解性に優れたポリエステル系ポリ
ウレタンとしては、特開昭60−26019号公報に
おいて、ポリオール成分としてβ−メチル−δ−バレロ
ラクトンの開環重合体または開環共重合体を用いたポリ
エステル系ポリウレタンが、特開昭61−18552
0号公報において、1,9−ノナンジオールと分岐アル
キレンジオールとの低分子ポリオール混合物をアジピン
酸やアゼライン酸等のジカルボン酸と反応させて得られ
るポリエステルポリオールを使用したポリエステル系ポ
リウレタンが、そして特開昭63−156820号公
報において2−メチルペンタン二酸および2−メチル−
1,5−ペンタンジオールを用いたポリエステル系ポリ
ウレタンが提案されている。しかしながら、特開昭60
−26019号公報に記載されたβ−メチル−δ−バレ
ロラクトンの開環重合体または開環共重合体は熱力学的
に不安定であるため、その保存時またはポリウレタンの
製造時に解重合を引き起こさないように取り扱う必要が
あり、作業上の繁雑性を伴っている。また、特開昭61
−185520号公報に記載された、1,9−ノナンジ
オールと分岐アルキレンジオールとの低分子ポリオール
混合物をアジピン酸やアゼライン酸等のジカルボン酸と
反応させて得られるポリエステルポリオールは、ワック
ス状または固体状であり、ポリウレタンの製造に際し、
加工性および作業性に劣るという問題点がある。さら
に、特開昭63−156820号公報に記載された2−
メチルペンタン二酸および2−メチル−1,5−ペンタ
ンジオールから得られるポリエステルポリオールを用い
たポリウレタンは耐加水分解性において満足し得るもの
ではない。
ウレタンとしては、特開昭60−26019号公報に
おいて、ポリオール成分としてβ−メチル−δ−バレロ
ラクトンの開環重合体または開環共重合体を用いたポリ
エステル系ポリウレタンが、特開昭61−18552
0号公報において、1,9−ノナンジオールと分岐アル
キレンジオールとの低分子ポリオール混合物をアジピン
酸やアゼライン酸等のジカルボン酸と反応させて得られ
るポリエステルポリオールを使用したポリエステル系ポ
リウレタンが、そして特開昭63−156820号公
報において2−メチルペンタン二酸および2−メチル−
1,5−ペンタンジオールを用いたポリエステル系ポリ
ウレタンが提案されている。しかしながら、特開昭60
−26019号公報に記載されたβ−メチル−δ−バレ
ロラクトンの開環重合体または開環共重合体は熱力学的
に不安定であるため、その保存時またはポリウレタンの
製造時に解重合を引き起こさないように取り扱う必要が
あり、作業上の繁雑性を伴っている。また、特開昭61
−185520号公報に記載された、1,9−ノナンジ
オールと分岐アルキレンジオールとの低分子ポリオール
混合物をアジピン酸やアゼライン酸等のジカルボン酸と
反応させて得られるポリエステルポリオールは、ワック
ス状または固体状であり、ポリウレタンの製造に際し、
加工性および作業性に劣るという問題点がある。さら
に、特開昭63−156820号公報に記載された2−
メチルペンタン二酸および2−メチル−1,5−ペンタ
ンジオールから得られるポリエステルポリオールを用い
たポリウレタンは耐加水分解性において満足し得るもの
ではない。
【0007】一方、ポリオ−ル成分として、例えば1,
6−ヘキサンジオールポリカーボネートのような耐加水
分解性に優れたポリカーボネートポリオールを使用した
ポリカーボネート系ポリウレタンも提案されており、ポ
リオ−ル成分としてポリエーテルポリオールを使用した
場合に生じる前記の欠点は改善されるとされているが、
ポリカーボネートポリオールは極めて高価であり、しか
も耐寒性に劣るという問題点がある。
6−ヘキサンジオールポリカーボネートのような耐加水
分解性に優れたポリカーボネートポリオールを使用した
ポリカーボネート系ポリウレタンも提案されており、ポ
リオ−ル成分としてポリエーテルポリオールを使用した
場合に生じる前記の欠点は改善されるとされているが、
ポリカーボネートポリオールは極めて高価であり、しか
も耐寒性に劣るという問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、工業的
に入手可能な原料を用いて耐加水分解性に優れたポリエ
ステル系ポリウレタンを提供すべく研究を重ねた結果、
3−メチルペンタン二酸と、エチレングリコール、1,
4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等のグ
リコール類との反応により得られるポリエステルポリオ
ールを使用したポリエステル系ポリウレタン(特開昭6
0−26018号公報参照)および3−メチルペンタン
二酸と、1,9−ノナンジオールとの反応により得られ
るポリエステルポリオールを使用したポリエステル系ポ
リウレタン(特開平5−262842公報参照)を見出
し、すでに特許出願している。
に入手可能な原料を用いて耐加水分解性に優れたポリエ
ステル系ポリウレタンを提供すべく研究を重ねた結果、
3−メチルペンタン二酸と、エチレングリコール、1,
4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等のグ
リコール類との反応により得られるポリエステルポリオ
ールを使用したポリエステル系ポリウレタン(特開昭6
0−26018号公報参照)および3−メチルペンタン
二酸と、1,9−ノナンジオールとの反応により得られ
るポリエステルポリオールを使用したポリエステル系ポ
リウレタン(特開平5−262842公報参照)を見出
し、すでに特許出願している。
【0009】これらのポリエステル系ポリウレタンは、
耐加水分解性に優れる上、上記で指摘した問題点をも解
決し得るものである。しかしながら、これらのポリウレ
タンにあっても、柔軟性は不十分であり、改善の余地が
認められた。
耐加水分解性に優れる上、上記で指摘した問題点をも解
決し得るものである。しかしながら、これらのポリウレ
タンにあっても、柔軟性は不十分であり、改善の余地が
認められた。
【0010】しかして、本発明は、工業的に入手可能な
原料を用いて耐加水分解性と柔軟性に優れ、かつ結晶化
傾向を有しないポリエステル系ポリウレタンを提供する
ことを課題とする。
原料を用いて耐加水分解性と柔軟性に優れ、かつ結晶化
傾向を有しないポリエステル系ポリウレタンを提供する
ことを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意検討した結果、ジカルボン酸成分で
ある3−メチルペンタン二酸と組み合わせるジオール成
分として、分岐を有するグリコール類を使用することに
より、ポリエステル系ポリウレタンの耐加水分解性を損
なうことなく柔軟性を改善できることを見出し、さらに
検討した結果、本発明を完成させるに至った。
題を解決すべく鋭意検討した結果、ジカルボン酸成分で
ある3−メチルペンタン二酸と組み合わせるジオール成
分として、分岐を有するグリコール類を使用することに
より、ポリエステル系ポリウレタンの耐加水分解性を損
なうことなく柔軟性を改善できることを見出し、さらに
検討した結果、本発明を完成させるに至った。
【0012】すなわち、本発明は、ポリオール成分とポ
リイソシアネート成分を反応させてポリウレタンを製造
するに際し、ポリオール成分として、下記式(1) −CO−CH2 −CH(CH3 )−CH2 −CO− (1) で表されるジカルボン酸単位を主体とするポリカルボン
酸単位及び下記式(2) −O−CH2 −CH2 −CH(CH3 )−CH2 −CH2 −O− (2) で表されるジオール単位を主体とするポリオール単位か
らなる、数平均分子量500〜10000のポリエステ
ルポリオールを使用することを特徴とするポリウレタン
の製造方法である。
リイソシアネート成分を反応させてポリウレタンを製造
するに際し、ポリオール成分として、下記式(1) −CO−CH2 −CH(CH3 )−CH2 −CO− (1) で表されるジカルボン酸単位を主体とするポリカルボン
酸単位及び下記式(2) −O−CH2 −CH2 −CH(CH3 )−CH2 −CH2 −O− (2) で表されるジオール単位を主体とするポリオール単位か
らなる、数平均分子量500〜10000のポリエステ
ルポリオールを使用することを特徴とするポリウレタン
の製造方法である。
【0013】本発明によれば、耐加水分解性と柔軟性に
優れ、しかも結晶化傾向を有しないことから強度等の力
学的性能にも優れたポリエステル系ポリウレタンを製造
することができる。本発明によって得られるポリエステ
ル系ポリウレタンは各種の広範囲な用途に対して極めて
有用である。しかも、本発明において使用されるポリエ
ステルポリオールは低粘度の液体であって、加工性およ
び作業性に優れるという特長を有している。
優れ、しかも結晶化傾向を有しないことから強度等の力
学的性能にも優れたポリエステル系ポリウレタンを製造
することができる。本発明によって得られるポリエステ
ル系ポリウレタンは各種の広範囲な用途に対して極めて
有用である。しかも、本発明において使用されるポリエ
ステルポリオールは低粘度の液体であって、加工性およ
び作業性に優れるという特長を有している。
【0014】本発明において、「式(1)で表されるジ
カルボン酸単位を主体とする」とは、ポリエステルポリ
オールを構成するポリカルボン酸単位のうち少なくとも
50モル%以上が式(1)で表されるジカルボン酸単
位、すなわち3−メチルペンタン二酸単位からなること
を意味する。
カルボン酸単位を主体とする」とは、ポリエステルポリ
オールを構成するポリカルボン酸単位のうち少なくとも
50モル%以上が式(1)で表されるジカルボン酸単
位、すなわち3−メチルペンタン二酸単位からなること
を意味する。
【0015】ポリエステルポリオールを構成するポリカ
ルボン酸単位における、式(1)で表されるジカルボン
酸単位の含有量が50モル%より少ないと、得られるポ
リエステル系ポリウレタンの耐加水分解性および柔軟性
が低下する。ポリエステルポリオールを構成するポリカ
ルボン酸単位における、式(1)で表されるジカルボン
酸単位の含有量は60モル%以上であることが好まし
く、なかでも式(1)で表されるジカルボン酸単位の含
有量が100%、すなわちポリカルボン酸単位の全量が
3−メチルペンタン二酸単位である場合には、得られる
ポリウレタンの耐加水分解性と柔軟性が最も優れたもの
となる。
ルボン酸単位における、式(1)で表されるジカルボン
酸単位の含有量が50モル%より少ないと、得られるポ
リエステル系ポリウレタンの耐加水分解性および柔軟性
が低下する。ポリエステルポリオールを構成するポリカ
ルボン酸単位における、式(1)で表されるジカルボン
酸単位の含有量は60モル%以上であることが好まし
く、なかでも式(1)で表されるジカルボン酸単位の含
有量が100%、すなわちポリカルボン酸単位の全量が
3−メチルペンタン二酸単位である場合には、得られる
ポリウレタンの耐加水分解性と柔軟性が最も優れたもの
となる。
【0016】ここで、式(1)のジカルボン酸単位は3
−メチルペンタン二酸または3−メチルペンタン二酸の
アルキルエステルから誘導される。3−メチルペンタン
二酸は、大量生産されており入手容易な3−メチル−
1,5−ペンタンジオール、β−メチル−δ−バレロラ
クトンまたは2−ヒドロキシ−4−メチルテトラヒドロ
ピランなどから酸素酸化法により工業的に製造すること
ができる。
−メチルペンタン二酸または3−メチルペンタン二酸の
アルキルエステルから誘導される。3−メチルペンタン
二酸は、大量生産されており入手容易な3−メチル−
1,5−ペンタンジオール、β−メチル−δ−バレロラ
クトンまたは2−ヒドロキシ−4−メチルテトラヒドロ
ピランなどから酸素酸化法により工業的に製造すること
ができる。
【0017】本発明において用いられるポリエステルポ
リオールは、式(1)で表されるジカルボン酸単位のほ
かに他のポリカルボン酸単位を含有することができる。
かかるポリカルボン酸単位としては、下記式(3) −CO−R−CO− (3) [式中、Rは炭素数2〜20の2価の飽和脂肪族炭化水
素基(ただし、2−メチルプロピレン基を除く)、飽和
脂環式炭化水素基または芳香族炭化水素基を表示す]で
示されるジカルボン酸単位が好ましく、例えばコハク
酸、メチルコハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリ
ン酸、メチルヘキサン二酸、アゼライン酸、セバシン酸
等の飽和脂肪族ジカルボン酸単位、シクロヘキサンジカ
ルボン酸等の飽和脂環式ジカルボン酸単位、フタル酸、
テレフタル酸、イソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸単
位が挙げられる。これらのうちでも、アジピン酸、アゼ
ライン酸、メチルヘキサン二酸、セバシン酸等の飽和脂
肪族ジカルボン酸単位は得られるポリウレタンの耐加水
分解性および柔軟性を余り低下させないので特に好まし
い。式(3)で表されるジカルボン酸単位の含有量は、
ポリエステルポリオールを構成するポリカルボン酸単位
の全量に対して50モル%未満とすることが望ましい。
リオールは、式(1)で表されるジカルボン酸単位のほ
かに他のポリカルボン酸単位を含有することができる。
かかるポリカルボン酸単位としては、下記式(3) −CO−R−CO− (3) [式中、Rは炭素数2〜20の2価の飽和脂肪族炭化水
素基(ただし、2−メチルプロピレン基を除く)、飽和
脂環式炭化水素基または芳香族炭化水素基を表示す]で
示されるジカルボン酸単位が好ましく、例えばコハク
酸、メチルコハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリ
ン酸、メチルヘキサン二酸、アゼライン酸、セバシン酸
等の飽和脂肪族ジカルボン酸単位、シクロヘキサンジカ
ルボン酸等の飽和脂環式ジカルボン酸単位、フタル酸、
テレフタル酸、イソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸単
位が挙げられる。これらのうちでも、アジピン酸、アゼ
ライン酸、メチルヘキサン二酸、セバシン酸等の飽和脂
肪族ジカルボン酸単位は得られるポリウレタンの耐加水
分解性および柔軟性を余り低下させないので特に好まし
い。式(3)で表されるジカルボン酸単位の含有量は、
ポリエステルポリオールを構成するポリカルボン酸単位
の全量に対して50モル%未満とすることが望ましい。
【0018】式(1)で表されるジカルボン酸単位と共
存させるポリカルボン酸単位は1種類であっても2種以
上であってもよい。また、3官能性以上のポリカルボン
酸単位を含有させることもできる。
存させるポリカルボン酸単位は1種類であっても2種以
上であってもよい。また、3官能性以上のポリカルボン
酸単位を含有させることもできる。
【0019】また、本発明において、「式(2)で表さ
れるジオール単位を主体とする」とは、ポリエステルポ
リオールを構成するポリオール単位のうち少なくとも5
0モル%以上が式(2)で表されるジオール単位、すな
わち3−メチル−1,5−ペンタンジオール単位からな
ることを意味する。ポリエステルポリオールを構成する
低分子ポリオール単位における、式(2)で表されるジ
オール単位の含有量が50モル%より少ないと、得られ
るポリエステル系ポリウレタンの耐加水分解性、柔軟性
および力学的特性等の物性が低下する。ポリエステルポ
リオールを構成するポリオール単位における、式(2)
で表されるジオール単位の含有量は60モル%以上であ
ることが好ましく、なかでも式(2)で表されるジオー
ル単位の含有量が100モル%、すなわちポリオール単
位の全量が3−メチル−1,5−ペンタンジオール単位
である場合には、得られるポリウレタンの耐加水分解性
と柔軟性が最も優れたものとなる。
れるジオール単位を主体とする」とは、ポリエステルポ
リオールを構成するポリオール単位のうち少なくとも5
0モル%以上が式(2)で表されるジオール単位、すな
わち3−メチル−1,5−ペンタンジオール単位からな
ることを意味する。ポリエステルポリオールを構成する
低分子ポリオール単位における、式(2)で表されるジ
オール単位の含有量が50モル%より少ないと、得られ
るポリエステル系ポリウレタンの耐加水分解性、柔軟性
および力学的特性等の物性が低下する。ポリエステルポ
リオールを構成するポリオール単位における、式(2)
で表されるジオール単位の含有量は60モル%以上であ
ることが好ましく、なかでも式(2)で表されるジオー
ル単位の含有量が100モル%、すなわちポリオール単
位の全量が3−メチル−1,5−ペンタンジオール単位
である場合には、得られるポリウレタンの耐加水分解性
と柔軟性が最も優れたものとなる。
【0020】式(2)で表されるジオール単位を構成す
る3−メチル−1,5−ペンタンジオールは、大量に生
産されており入手容易な化合物である。
る3−メチル−1,5−ペンタンジオールは、大量に生
産されており入手容易な化合物である。
【0021】本発明において用いられるポリエステルポ
リオールは、式(2)で表されるジオール単位のほかに
他のポリオール単位を含有することができる。かかるポ
リオール単位としては低分子ポリオール単位が好適に用
いられ、例えば、1,4−ブタンジオール、2−メチル
−1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、2−メチル−1,8−
オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10
−デカンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパ
ンジオール等の低分子ジオール単位が挙げられる。これ
らの低分子ポリオール単位は単独で使用してもよいし、
2種以上を混合して使用してもよい。また、トリメチロ
ールプロパンなどの3官能性以上の低分子ポリオールか
らなる単位を含有させてもよい。
リオールは、式(2)で表されるジオール単位のほかに
他のポリオール単位を含有することができる。かかるポ
リオール単位としては低分子ポリオール単位が好適に用
いられ、例えば、1,4−ブタンジオール、2−メチル
−1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、2−メチル−1,8−
オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10
−デカンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパ
ンジオール等の低分子ジオール単位が挙げられる。これ
らの低分子ポリオール単位は単独で使用してもよいし、
2種以上を混合して使用してもよい。また、トリメチロ
ールプロパンなどの3官能性以上の低分子ポリオールか
らなる単位を含有させてもよい。
【0022】これら低分子ポリオール単位の含有量は、
ポリエステルポリオールを構成するポリオール単位の全
量に対して20モル%未満とすることが望ましい。
ポリエステルポリオールを構成するポリオール単位の全
量に対して20モル%未満とすることが望ましい。
【0023】また、本発明において使用するポリエステ
ルポリオールは本発明の趣旨を損なわない限り、分子内
に適宜ポリエーテルポリオール単位やポリカーボネート
ポリオール単位等の部分構造を有するものであってもよ
い。
ルポリオールは本発明の趣旨を損なわない限り、分子内
に適宜ポリエーテルポリオール単位やポリカーボネート
ポリオール単位等の部分構造を有するものであってもよ
い。
【0024】本発明において使用するポリエステルポリ
オールは500〜10000の数平均分子量を有するこ
とが必要である。数平均分子量が500よりも小さい
と、得られるポリウレタンの低温特性が不良となり、一
方、10000よりも大きいと得られるポリウレタンの
力学的特性が不良となる。ポリエステルポリオールの数
平均分子量が700〜6000の範囲にあればより好ま
しい。
オールは500〜10000の数平均分子量を有するこ
とが必要である。数平均分子量が500よりも小さい
と、得られるポリウレタンの低温特性が不良となり、一
方、10000よりも大きいと得られるポリウレタンの
力学的特性が不良となる。ポリエステルポリオールの数
平均分子量が700〜6000の範囲にあればより好ま
しい。
【0025】本発明において使用されるポリエステルポ
リオールの製造方法には特に制限がなく、公知のポリエ
ステル縮重合方法が適用できる。例えば、3−メチルペ
ンタン二酸もしくはそのアルキルエステルまたはそれを
含有するジカルボン酸混合物と、3−メチル−1,5−
ペンタンジオールまたはそれを含有するジオール混合物
を所望の割合で仕込み、エステル化またはエステル交換
反応を行い、得られる反応生成物を重縮合触媒の存在下
に高温、真空下でさらに重縮合反応させることによりポ
リエステルポリオールを製造することができる。
リオールの製造方法には特に制限がなく、公知のポリエ
ステル縮重合方法が適用できる。例えば、3−メチルペ
ンタン二酸もしくはそのアルキルエステルまたはそれを
含有するジカルボン酸混合物と、3−メチル−1,5−
ペンタンジオールまたはそれを含有するジオール混合物
を所望の割合で仕込み、エステル化またはエステル交換
反応を行い、得られる反応生成物を重縮合触媒の存在下
に高温、真空下でさらに重縮合反応させることによりポ
リエステルポリオールを製造することができる。
【0026】本発明では、ポリイソシアネート成分と反
応させるポリオール成分として、上記のポリエステルポ
リオールに加え、ポリエーテルポリオールやポリカーボ
ネートポリオール等の他のポリオールを添加して使用す
ることもできる。これらのポリエーテルポリオールやポ
リカーボネートポリオールは、通常全ポリオール成分に
対し、40重量%以下の範囲で使用される。
応させるポリオール成分として、上記のポリエステルポ
リオールに加え、ポリエーテルポリオールやポリカーボ
ネートポリオール等の他のポリオールを添加して使用す
ることもできる。これらのポリエーテルポリオールやポ
リカーボネートポリオールは、通常全ポリオール成分に
対し、40重量%以下の範囲で使用される。
【0027】本発明で使用されるポリイソシアネート成
分としては特に制限はなく、ポリウレタンの製造に従来
から使用されているいずれのポリイソシアネートをも使
用することができる。かかるポリイソシアネートとして
は、例えば、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、トリレンジイソシアネート、フェニレンジイソシ
アネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、3,
3′−ジクロロ−4,4′−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、キシリレンジイソシアネート、トルイレンジ
イソシアネート等の芳香族ジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト、水素化キシリレンジイソシアネート等の脂肪族また
は脂環式ジイソシアネートなどを挙げることができる。
これらのポリイソシアネートは単独で用いても2種以上
を併用してもよい。また、必要に応じて、トリイソシア
ネート等の3官能性以上のポリイソシアネートを使用す
ることもできる。この場合には熱硬化性ポリウレタンが
形成される。
分としては特に制限はなく、ポリウレタンの製造に従来
から使用されているいずれのポリイソシアネートをも使
用することができる。かかるポリイソシアネートとして
は、例えば、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、トリレンジイソシアネート、フェニレンジイソシ
アネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、3,
3′−ジクロロ−4,4′−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、キシリレンジイソシアネート、トルイレンジ
イソシアネート等の芳香族ジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト、水素化キシリレンジイソシアネート等の脂肪族また
は脂環式ジイソシアネートなどを挙げることができる。
これらのポリイソシアネートは単独で用いても2種以上
を併用してもよい。また、必要に応じて、トリイソシア
ネート等の3官能性以上のポリイソシアネートを使用す
ることもできる。この場合には熱硬化性ポリウレタンが
形成される。
【0028】さらに本発明においては必要に応じて鎖伸
長剤を使用することができる。鎖伸長剤としては2個以
上の活性水素原子を有する低分子化合物を使用するのが
よく、かかる低分子化合物としては、例えば、エチレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオール、1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)
ベンゼン、1,4−シクロヘキサンジオール、ビス(β
−ヒドロキシエチル)テレフタレート等のジオール類、
ヒドラジン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、
ブタンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、キシリレン
ジアミン、イソホロンジアミン、ピペラジン、フェニレ
ンジアミン、トリレンジアミン、アジピン酸ジヒドラジ
ド、イソフタル酸ジヒドラジドなどが挙げられる。これ
らの低分子化合物は単独で使用してもよいし、2種以上
を併用してもよい。鎖伸長剤の使用量は特に制限はな
く、目的とするポリウレタンに付与すべき硬度等に応じ
て適宜選択されるが、ポリエステルポリオール1モル当
たり、通常10モル以下の範囲であり、0.2〜6モル
の範囲とするのが望ましい。
長剤を使用することができる。鎖伸長剤としては2個以
上の活性水素原子を有する低分子化合物を使用するのが
よく、かかる低分子化合物としては、例えば、エチレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオール、1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)
ベンゼン、1,4−シクロヘキサンジオール、ビス(β
−ヒドロキシエチル)テレフタレート等のジオール類、
ヒドラジン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、
ブタンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、キシリレン
ジアミン、イソホロンジアミン、ピペラジン、フェニレ
ンジアミン、トリレンジアミン、アジピン酸ジヒドラジ
ド、イソフタル酸ジヒドラジドなどが挙げられる。これ
らの低分子化合物は単独で使用してもよいし、2種以上
を併用してもよい。鎖伸長剤の使用量は特に制限はな
く、目的とするポリウレタンに付与すべき硬度等に応じ
て適宜選択されるが、ポリエステルポリオール1モル当
たり、通常10モル以下の範囲であり、0.2〜6モル
の範囲とするのが望ましい。
【0029】また、本発明では、ポリウレタンの製造に
おいて通常使用されている触媒、反応促進剤、発泡剤、
内部離型剤、充填剤、補強剤、染顔剤、安定剤等の任意
の成分を必要に応じて使用することができる。
おいて通常使用されている触媒、反応促進剤、発泡剤、
内部離型剤、充填剤、補強剤、染顔剤、安定剤等の任意
の成分を必要に応じて使用することができる。
【0030】本発明において、ポリオール成分とポリイ
ソシアネート成分を反応させてポリウレタンを製造する
に際し、ポリイソシアネート成分は、ポリエステルポリ
オール、鎖伸長剤およびその他の成分が有している活性
水素原子の全量に対し、該活性水素原子1モル当たりの
イソシアネート基のモル数が0.9〜1.5モルとなる
ような割合で使用するのが好ましく、1モル程度となる
ような割合で使用することがより好ましい。
ソシアネート成分を反応させてポリウレタンを製造する
に際し、ポリイソシアネート成分は、ポリエステルポリ
オール、鎖伸長剤およびその他の成分が有している活性
水素原子の全量に対し、該活性水素原子1モル当たりの
イソシアネート基のモル数が0.9〜1.5モルとなる
ような割合で使用するのが好ましく、1モル程度となる
ような割合で使用することがより好ましい。
【0031】本発明におけるポリウレタンの製造法とし
ては、公知のウレタン化反応技術のいずれもが使用で
き、プレポリマー法およびワンショット法のいずれであ
ってもよい。本発明のポリウレタンの製造法の具体例を
示すと、 ポリエステルポリオールと活性水素原子を有する低分
子化合物(鎖伸長剤など)とを混合して40〜100℃
に加熱し、得られた混合物に、該混合物における活性水
素原子とイソシアネート基のモル比が1:1〜1:1.
5となる量のポリイソシアネートを添加して短時間撹拌
した後に、例えば50〜160℃に加熱してポリウレタ
ンを製造する方法、 ポリエステルポリオール、活性水素原子を有する低分
子化合物とポリイソシアネートの混合物を例えば180
〜260℃の高温で混練してポリウレタンを製造する方
法、 多軸スクリュー型押出機等の押出機にポリエステルポ
リオール、活性水素原子を有する低分子化合物およびポ
リイソシアネート等を連続的に供給し、例えば180〜
260℃の高温で連続溶融重合してポリウレタンを製造
する方法、 ポリエステルポリオール、活性水素原子を有する低分
子化合物とポリイソシアネートによるポリウレタン形成
反応を有機溶媒中で行う方法などである。
ては、公知のウレタン化反応技術のいずれもが使用で
き、プレポリマー法およびワンショット法のいずれであ
ってもよい。本発明のポリウレタンの製造法の具体例を
示すと、 ポリエステルポリオールと活性水素原子を有する低分
子化合物(鎖伸長剤など)とを混合して40〜100℃
に加熱し、得られた混合物に、該混合物における活性水
素原子とイソシアネート基のモル比が1:1〜1:1.
5となる量のポリイソシアネートを添加して短時間撹拌
した後に、例えば50〜160℃に加熱してポリウレタ
ンを製造する方法、 ポリエステルポリオール、活性水素原子を有する低分
子化合物とポリイソシアネートの混合物を例えば180
〜260℃の高温で混練してポリウレタンを製造する方
法、 多軸スクリュー型押出機等の押出機にポリエステルポ
リオール、活性水素原子を有する低分子化合物およびポ
リイソシアネート等を連続的に供給し、例えば180〜
260℃の高温で連続溶融重合してポリウレタンを製造
する方法、 ポリエステルポリオール、活性水素原子を有する低分
子化合物とポリイソシアネートによるポリウレタン形成
反応を有機溶媒中で行う方法などである。
【0032】これらのなかでも上記の方法によりポリ
ウレタンの製造を行う際に、ポリエステルポリオール、
活性水素原子を有する低分子化合物およびポリイソシア
ネートの濃度を制御すると、高分子量のポリウレタンを
容易に製造することができる。この際、ポリエステルポ
リオール、活性水素原子を有する低分子化合物およびポ
リイソシアネートの濃度は、10〜40重量%の範囲と
することが好ましい。有機溶媒としてはジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシ
ド、テトラヒドロフラン、トルエン、メチルエチルケト
ン、酢酸エチル、イソプロパノール、エチルセルソルブ
等を使用することができる。これらの溶剤は単独で使用
してもよいし、2種以上を併用してもよい。
ウレタンの製造を行う際に、ポリエステルポリオール、
活性水素原子を有する低分子化合物およびポリイソシア
ネートの濃度を制御すると、高分子量のポリウレタンを
容易に製造することができる。この際、ポリエステルポ
リオール、活性水素原子を有する低分子化合物およびポ
リイソシアネートの濃度は、10〜40重量%の範囲と
することが好ましい。有機溶媒としてはジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシ
ド、テトラヒドロフラン、トルエン、メチルエチルケト
ン、酢酸エチル、イソプロパノール、エチルセルソルブ
等を使用することができる。これらの溶剤は単独で使用
してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0033】本発明により得られるポリウレタンは、耐
加水分解性と柔軟性が優れていると共に、強度等の力学
的性能にも優れており、シート、フィルム、ロール、ギ
ア、ソリッドタイヤ、ベルト、ホース、チューブ、パッ
キング材、防振剤、靴底、スポーツ靴、機械部品、自動
車部品、スポーツ用品、弾性繊維、人工皮革、繊維処理
剤、接着剤、コーティング剤、バインダー、塗料など広
範囲な各種の用途に使用することができる。
加水分解性と柔軟性が優れていると共に、強度等の力学
的性能にも優れており、シート、フィルム、ロール、ギ
ア、ソリッドタイヤ、ベルト、ホース、チューブ、パッ
キング材、防振剤、靴底、スポーツ靴、機械部品、自動
車部品、スポーツ用品、弾性繊維、人工皮革、繊維処理
剤、接着剤、コーティング剤、バインダー、塗料など広
範囲な各種の用途に使用することができる。
【0034】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
い。
るが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
い。
【0035】なお、以下の実施例、比較例および参考例
において、ポリエステルポリオールの数平均分子量、お
よびポリウレタンの力学的性能(破断強度および破断伸
度)、耐加水分解性の評価は下記の方法により行った。 ◎数平均分子量の測定 ポリエステルポリオールの水酸基価に基づいて計算によ
り求めた。 ◎力学的性能の評価 JIS K7311に規定された方法に従って評価し
た。すなわち、厚さ100μmのポリウレタンフィルム
を形成し、このフィルムからダンベル状試験片を作製し
た。得られた試験片を用い、インストロン万能試験機
(インストロン社製)を使用して引張速度50cm/分
で破断強度および破断伸度を測定した。 ◎耐加水分解性の評価 厚さ100μmのポリウレタンフィルムを形成し、この
フィルムを100℃の熱水中に7日間放置してその前後
でのフィルムの破断強度を引張速度50cm/分にて測
定し、下記の式に従って破断強度の保持率(%)を求
め、耐加水分解性の指標とした。
において、ポリエステルポリオールの数平均分子量、お
よびポリウレタンの力学的性能(破断強度および破断伸
度)、耐加水分解性の評価は下記の方法により行った。 ◎数平均分子量の測定 ポリエステルポリオールの水酸基価に基づいて計算によ
り求めた。 ◎力学的性能の評価 JIS K7311に規定された方法に従って評価し
た。すなわち、厚さ100μmのポリウレタンフィルム
を形成し、このフィルムからダンベル状試験片を作製し
た。得られた試験片を用い、インストロン万能試験機
(インストロン社製)を使用して引張速度50cm/分
で破断強度および破断伸度を測定した。 ◎耐加水分解性の評価 厚さ100μmのポリウレタンフィルムを形成し、この
フィルムを100℃の熱水中に7日間放置してその前後
でのフィルムの破断強度を引張速度50cm/分にて測
定し、下記の式に従って破断強度の保持率(%)を求
め、耐加水分解性の指標とした。
【0036】
【数1】
【0037】参考例1(ポリエステルポリオールの製
造) 3−メチル−1,5−ペンタンジオール560gおよび
3−メチルペンタン二酸452gを反応器に仕込み、常
圧下、200℃で生成する水を系外に留去しながらエス
テル化反応を行った。約100gの水が留出した時点で
テトライソプロピルチタネート15mgを加え、200
〜100mmHgに減圧しながら反応を続けた。酸価が
1.0KOHmg/gになった時点で真空ポンプにより
徐々に真空度を上げて反応を完結した。その結果、水酸
基価56.1KOHmg/g、酸価0.2KOHmg/
gおよび数平均分子量2000のポリエステルポリオー
ル(以下これをポリエステルポリオールAと略称する)
を得た。
造) 3−メチル−1,5−ペンタンジオール560gおよび
3−メチルペンタン二酸452gを反応器に仕込み、常
圧下、200℃で生成する水を系外に留去しながらエス
テル化反応を行った。約100gの水が留出した時点で
テトライソプロピルチタネート15mgを加え、200
〜100mmHgに減圧しながら反応を続けた。酸価が
1.0KOHmg/gになった時点で真空ポンプにより
徐々に真空度を上げて反応を完結した。その結果、水酸
基価56.1KOHmg/g、酸価0.2KOHmg/
gおよび数平均分子量2000のポリエステルポリオー
ル(以下これをポリエステルポリオールAと略称する)
を得た。
【0038】参考例2〜6 表1に示すジカルボン酸および低分子ジオールを用いた
以外は参考例1と同様にしてエステル化反応および重縮
合反応を行って、ポリエステルポリオール(以下、参考
例2〜6で得られたポリエステルポリオールをそれぞれ
ポリエステルポリオールB〜Fと略称する)を得た。
以外は参考例1と同様にしてエステル化反応および重縮
合反応を行って、ポリエステルポリオール(以下、参考
例2〜6で得られたポリエステルポリオールをそれぞれ
ポリエステルポリオールB〜Fと略称する)を得た。
【0039】なお、表1においてジカルボン酸および低
分子ジオールはそれぞれ次の略号により示す。
分子ジオールはそれぞれ次の略号により示す。
【0040】MGA:3−メチルペンタン二酸 A D:アジピン酸 MPD:3−メチル−1,5−ペンタンジオール N D:1,9−ノナンジオール B D:1,4−ブタンジオール
【0041】
【表1】
【0042】実施例1〜2および比較例1〜4 参考例1〜6で得られたポリエステルポリオールA〜F
の各々を用いて下記の方法でそれぞれのポリウレタンを
製造した。すなわち、ポリエステルポリオールA〜Fの
各々0.05モル(100g)、1,4−ブタンジオー
ル0.10モル(9g)、4,4´−ジフェニルメタン
ジイソシアネート0.15モル(37.5g)およびジ
メチルホルムアミド(DMF)を340g加え、80℃
で8時間反応させ、ポリウレタンのDMF溶液(不揮発
分30%)を得た。得られたポリウレタンのDMF溶液
をガラス板上に流延し、乾燥して厚さ100μmの乾式
フィルムを得た。このフィルムを用いて上記した方法に
より力学的性能、耐加水分解性の評価を行った。その結
果を下記の表2に示す。
の各々を用いて下記の方法でそれぞれのポリウレタンを
製造した。すなわち、ポリエステルポリオールA〜Fの
各々0.05モル(100g)、1,4−ブタンジオー
ル0.10モル(9g)、4,4´−ジフェニルメタン
ジイソシアネート0.15モル(37.5g)およびジ
メチルホルムアミド(DMF)を340g加え、80℃
で8時間反応させ、ポリウレタンのDMF溶液(不揮発
分30%)を得た。得られたポリウレタンのDMF溶液
をガラス板上に流延し、乾燥して厚さ100μmの乾式
フィルムを得た。このフィルムを用いて上記した方法に
より力学的性能、耐加水分解性の評価を行った。その結
果を下記の表2に示す。
【0043】
【表2】
【0044】表2の結果から、式(1)で表されるジカ
ルボン酸単位(3−メチルペンタン二酸単位)および式
(2)で表されるジオール単位(3−メチル−1,5−
ペンタンジオール単位)を主体とするポリエステルポリ
オールA〜Cを使用した場合(実施例1〜3)と、式
(1)で表されるジカルボン酸単位および式(2)で表
されるジオール単位の両者を含まないポリエステルポリ
オールD〜Fを使用した場合(比較例1〜3)とを対比
すると、得られるポリウレタンの物性が次のとおり相違
することが明らかである。
ルボン酸単位(3−メチルペンタン二酸単位)および式
(2)で表されるジオール単位(3−メチル−1,5−
ペンタンジオール単位)を主体とするポリエステルポリ
オールA〜Cを使用した場合(実施例1〜3)と、式
(1)で表されるジカルボン酸単位および式(2)で表
されるジオール単位の両者を含まないポリエステルポリ
オールD〜Fを使用した場合(比較例1〜3)とを対比
すると、得られるポリウレタンの物性が次のとおり相違
することが明らかである。
【0045】すなわち、実施例1〜3で得られるポリウ
レタンは、比較例1〜3で得られるポリウレタンに比
べ、破断伸度が増大しており、柔軟性が改善されている
ことが明らかである。また、破断強度については、実施
例1〜3で得られるポリウレタンは、比較例1〜3で得
られるポリウレタンと同程度であり、破断強度が損なわ
れていないことが分かる。さらに、3−メチルペンタン
二酸を使用した場合(実施例1〜3および比較例2)に
ついてみると、いずれも優れた耐加水分解性を有するポ
リウレタンが得られており、本発明において得られるポ
リウレタンの耐加水分解性は損なわれていないことが分
かる。
レタンは、比較例1〜3で得られるポリウレタンに比
べ、破断伸度が増大しており、柔軟性が改善されている
ことが明らかである。また、破断強度については、実施
例1〜3で得られるポリウレタンは、比較例1〜3で得
られるポリウレタンと同程度であり、破断強度が損なわ
れていないことが分かる。さらに、3−メチルペンタン
二酸を使用した場合(実施例1〜3および比較例2)に
ついてみると、いずれも優れた耐加水分解性を有するポ
リウレタンが得られており、本発明において得られるポ
リウレタンの耐加水分解性は損なわれていないことが分
かる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、工業的に入手可能な原
料を用いて、耐加水分解性と柔軟性に優れ、しかも結晶
化傾向を有しないことから強度等の力学的性能にも優れ
たポリエステル系ポリウレタンを製造することができ
る。しかも、本発明において使用されるポリエステルポ
リオールは低粘度の液体であるうえに、加工性および作
業性に優れるという特長を有している。
料を用いて、耐加水分解性と柔軟性に優れ、しかも結晶
化傾向を有しないことから強度等の力学的性能にも優れ
たポリエステル系ポリウレタンを製造することができ
る。しかも、本発明において使用されるポリエステルポ
リオールは低粘度の液体であるうえに、加工性および作
業性に優れるという特長を有している。
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリオール成分とポリイソシアネート成
分を反応させてポリウレタンを製造するに際し、ポリオ
ール成分として、下記式(1) −CO−CH2 −CH(CH3 )−CH2 −CO− (1) で表されるジカルボン酸単位を主体とするポリカルボン
酸単位及び下記式(2) −O−CH2 −CH2 −CH(CH3 )−CH2 −CH2 −O− (2) で表されるジオール単位を主体とするポリオール単位か
らなる、数平均分子量500〜10000のポリエステ
ルポリオールを使用することを特徴とするポリウレタン
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7175395A JPH093149A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | ポリウレタンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7175395A JPH093149A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | ポリウレタンの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH093149A true JPH093149A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15995348
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7175395A Pending JPH093149A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | ポリウレタンの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH093149A (ja) |
-
1995
- 1995-06-19 JP JP7175395A patent/JPH093149A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040316 |