JPH09315261A - 積和演算回路学習方法及びその装置、並びに乗員保護装置の起動制御装置 - Google Patents
積和演算回路学習方法及びその装置、並びに乗員保護装置の起動制御装置Info
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- JPH09315261A JPH09315261A JP8161011A JP16101196A JPH09315261A JP H09315261 A JPH09315261 A JP H09315261A JP 8161011 A JP8161011 A JP 8161011A JP 16101196 A JP16101196 A JP 16101196A JP H09315261 A JPH09315261 A JP H09315261A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両の衝突形態に関わらず、乗員保護装置を
起動すべきか否かを確実に判別することができるように
する。 【解決手段】 Gセンサ41は車両32に加わる減速度
を検出し、その減速度をG信号として出力する。区間積
分回路43はG信号に対して10ms間の区間積分を行
なってその区間積分信号を出力する。シリアル・パラレ
ル変換回路45は時系列データである区間積分信号を順
次直列入力しシリアル・パラレル変換を行って並列出力
する。積和演算回路46は区間積分信号を入力端より並
列入力し、それら信号に対して複数の演算定数を用いた
積和演算を行なって信号を各出力端から出力する。積和
演算回路46からの信号はオア回路66及びアンド回路
64で論理演算が行なわれた後、アンド回路64からエ
アバッグ装置50の起動制御信号として出力される。積
和演算回路46における複数の演算定数はニューラルネ
ットワークを用いた学習により決定される。
起動すべきか否かを確実に判別することができるように
する。 【解決手段】 Gセンサ41は車両32に加わる減速度
を検出し、その減速度をG信号として出力する。区間積
分回路43はG信号に対して10ms間の区間積分を行
なってその区間積分信号を出力する。シリアル・パラレ
ル変換回路45は時系列データである区間積分信号を順
次直列入力しシリアル・パラレル変換を行って並列出力
する。積和演算回路46は区間積分信号を入力端より並
列入力し、それら信号に対して複数の演算定数を用いた
積和演算を行なって信号を各出力端から出力する。積和
演算回路46からの信号はオア回路66及びアンド回路
64で論理演算が行なわれた後、アンド回路64からエ
アバッグ装置50の起動制御信号として出力される。積
和演算回路46における複数の演算定数はニューラルネ
ットワークを用いた学習により決定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両が衝突した際
に車両内の乗員を保護するエアバッグ装置などの乗員保
護装置に係わり、特に、このような乗員保護装置の起動
を制御するための起動制御装置、並びにその起動制御装
置に用いられる積和演算回路における複数の演算定数を
学習により決定するための積和演算回路学習方法及びそ
の装置に関するものである。
に車両内の乗員を保護するエアバッグ装置などの乗員保
護装置に係わり、特に、このような乗員保護装置の起動
を制御するための起動制御装置、並びにその起動制御装
置に用いられる積和演算回路における複数の演算定数を
学習により決定するための積和演算回路学習方法及びそ
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗員保護装置の起動を制御する装置とし
ては、例えば、エアバッグ装置におけるスクイブの点火
を制御する装置などがある。エアバッグ装置では、イン
フレータ内においてスクイブによりガス発生剤に点火し
て、インフレータよりガスを発生させ、そのガスによっ
てバッグを膨らませて、乗員を室内部品との衝突などか
ら保護している。
ては、例えば、エアバッグ装置におけるスクイブの点火
を制御する装置などがある。エアバッグ装置では、イン
フレータ内においてスクイブによりガス発生剤に点火し
て、インフレータよりガスを発生させ、そのガスによっ
てバッグを膨らませて、乗員を室内部品との衝突などか
ら保護している。
【0003】このようなエアバッグ装置のスクイブの点
火を制御する装置では、通常、車両に加わる減速度(特
に、車両の前後方向の減速度)を検出する減速度センサ
(いわゆるGセンサ)を備えており、このGセンサで得
られた減速度検出信号を基にして点火制御を行なってい
る。例えば、この減速度検出信号の信号値或いはその積
分値を適当な閾値と大小比較して、その信号値或いは積
分値が上記閾値を超えたときに、スクイブによって点火
するように制御する。
火を制御する装置では、通常、車両に加わる減速度(特
に、車両の前後方向の減速度)を検出する減速度センサ
(いわゆるGセンサ)を備えており、このGセンサで得
られた減速度検出信号を基にして点火制御を行なってい
る。例えば、この減速度検出信号の信号値或いはその積
分値を適当な閾値と大小比較して、その信号値或いは積
分値が上記閾値を超えたときに、スクイブによって点火
するように制御する。
【0004】しかし、このように減速度検出信号の信号
値或いは積分値を閾値と大小比較して乗員保護装置の起
動を制御する場合、車両の衝突形態(即ち、衝突の態
様、衝突時の車速、衝突相手である衝突対象物など)に
よっては、乗員保護装置を起動すべきか否かを確実に判
別するには、複雑な演算を行なう必要がある。例えば、
車両の衝突形態のうち、衝突の態様が正突以外(例え
ば、斜突、オフセット衝突、アンダーライド衝突または
ポール衝突)であって衝突時の車速が比較的速い場合
は、乗員保護装置を起動すべきであるが、衝突の態様が
正突であって衝突時の車速が比較的遅い場合には、乗員
保護装置を起動するのに及ばない。しかし、Gセンサよ
り得られる減速度検出信号について、両者の場合を比較
してみると、車両衝突発生から所定の時間(要求時間)
内においては、両者の間にあまり差がないため、前述し
たように、複雑な演算により両者を区別する必要があ
り、演算システムの構築等によるコストがかかってしま
うという問題がある。例えば、特開平6−92199号
公報に記載の技術では、加速度信号により得られる変位
データ(加速度信号を2回積分した値)をニューラルネ
ットワークに入力し、このニューラルネットワークの出
力に基づき乗員保護装置の起動を制御している。
値或いは積分値を閾値と大小比較して乗員保護装置の起
動を制御する場合、車両の衝突形態(即ち、衝突の態
様、衝突時の車速、衝突相手である衝突対象物など)に
よっては、乗員保護装置を起動すべきか否かを確実に判
別するには、複雑な演算を行なう必要がある。例えば、
車両の衝突形態のうち、衝突の態様が正突以外(例え
ば、斜突、オフセット衝突、アンダーライド衝突または
ポール衝突)であって衝突時の車速が比較的速い場合
は、乗員保護装置を起動すべきであるが、衝突の態様が
正突であって衝突時の車速が比較的遅い場合には、乗員
保護装置を起動するのに及ばない。しかし、Gセンサよ
り得られる減速度検出信号について、両者の場合を比較
してみると、車両衝突発生から所定の時間(要求時間)
内においては、両者の間にあまり差がないため、前述し
たように、複雑な演算により両者を区別する必要があ
り、演算システムの構築等によるコストがかかってしま
うという問題がある。例えば、特開平6−92199号
公報に記載の技術では、加速度信号により得られる変位
データ(加速度信号を2回積分した値)をニューラルネ
ットワークに入力し、このニューラルネットワークの出
力に基づき乗員保護装置の起動を制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術のニューラルネットワークの学習方法では、種々
の衝突形態の波形データを学習信号として用いているも
のの、それぞれの衝突形態と認識して乗員保護装置を起
動させるか否かの学習は行なっていない。従って、学習
結果として得られる演算定数(重み係数)が、仮に、要
求どおりの出力信号(乗員保護装置作動あるいは非作動
信号)が得られるようになった場合であっても、この演
算定数は必ずしもニューラルネットワークの学習により
得られる最適な値であるとの保証はない。よって、この
ニューラルネットワークを乗員保護装置の起動識別装置
として用いる場合には、他の演算と併用する必要がある
等の問題があった。
来技術のニューラルネットワークの学習方法では、種々
の衝突形態の波形データを学習信号として用いているも
のの、それぞれの衝突形態と認識して乗員保護装置を起
動させるか否かの学習は行なっていない。従って、学習
結果として得られる演算定数(重み係数)が、仮に、要
求どおりの出力信号(乗員保護装置作動あるいは非作動
信号)が得られるようになった場合であっても、この演
算定数は必ずしもニューラルネットワークの学習により
得られる最適な値であるとの保証はない。よって、この
ニューラルネットワークを乗員保護装置の起動識別装置
として用いる場合には、他の演算と併用する必要がある
等の問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記した従来技
術の問題点を解決し、車両の衝突形態に関わらず、乗員
保護装置を起動すべきか否かを確実に判別することがで
きる乗員保護装置の起動制御装置を提供することにあ
る。
術の問題点を解決し、車両の衝突形態に関わらず、乗員
保護装置を起動すべきか否かを確実に判別することがで
きる乗員保護装置の起動制御装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記した目的の少なくとも一部を達成するために、第1の
発明は、車両に加わる衝撃の大きさに対応した車両衝撃
信号から得られる信号を入力し、該信号に対して複数の
演算定数を用いた積和演算を行なって、乗員保護装置の
起動を制御する起動制御信号を得るための信号を出力す
る起動制御装置用の積和演算回路について、前記複数の
演算定数を学習により決定するための積和演算回路学習
方法であって、(a)複数の積和演算素子を備え、複数
の入力端及び複数の出力端を有すると共に、前記複数の
積和演算素子の演算定数を調整することが可能な学習用
積和演算回路を準備する工程と、(b)予め用意された
時系列信号である学習用車両衝撃信号を直列−並列変換
する工程と、(c)直列−並列変換した前記学習用車両
衝撃信号を前記学習用積和演算回路の各入力端にそれぞ
れ並列入力して、該学習用積和演算回路における前記複
数の積和演算素子によりそれぞれ演算定数を用いた積和
演算を行なう工程と、(d)演算結果として前記学習用
積和演算回路の各出力端から出力される複数の出力信号
と、前記学習用車両衝撃信号に対応する予め用意された
複数の理想出力信号と、の各誤差がそれぞれ所定の値と
なるように、前記学習用積和演算回路における前記複数
の積和演算素子の演算定数を調整する工程と、を備え、
調整の結果得られた前記複数の積和演算素子の演算定数
を、前記起動制御装置用の前記積和演算回路における前
記複数の演算定数として決定することを要旨とする。
記した目的の少なくとも一部を達成するために、第1の
発明は、車両に加わる衝撃の大きさに対応した車両衝撃
信号から得られる信号を入力し、該信号に対して複数の
演算定数を用いた積和演算を行なって、乗員保護装置の
起動を制御する起動制御信号を得るための信号を出力す
る起動制御装置用の積和演算回路について、前記複数の
演算定数を学習により決定するための積和演算回路学習
方法であって、(a)複数の積和演算素子を備え、複数
の入力端及び複数の出力端を有すると共に、前記複数の
積和演算素子の演算定数を調整することが可能な学習用
積和演算回路を準備する工程と、(b)予め用意された
時系列信号である学習用車両衝撃信号を直列−並列変換
する工程と、(c)直列−並列変換した前記学習用車両
衝撃信号を前記学習用積和演算回路の各入力端にそれぞ
れ並列入力して、該学習用積和演算回路における前記複
数の積和演算素子によりそれぞれ演算定数を用いた積和
演算を行なう工程と、(d)演算結果として前記学習用
積和演算回路の各出力端から出力される複数の出力信号
と、前記学習用車両衝撃信号に対応する予め用意された
複数の理想出力信号と、の各誤差がそれぞれ所定の値と
なるように、前記学習用積和演算回路における前記複数
の積和演算素子の演算定数を調整する工程と、を備え、
調整の結果得られた前記複数の積和演算素子の演算定数
を、前記起動制御装置用の前記積和演算回路における前
記複数の演算定数として決定することを要旨とする。
【0008】第1の発明では、まず、時系列信号である
学習用車両衝撃信号を直列−並列変換する。次に、それ
ら直列−並列変換した学習用車両衝撃信号を学習用積和
演算回路の各入力端に並列入力して、複数の積和演算素
子によりそれぞれ演算定数を用いた積和演算を行ない、
その演算結果として学習用積和演算回路の各出力端から
出力される複数の出力信号と、学習用車両衝撃信号に対
応する複数の理想出力信号と、の各誤差がそれぞれ所定
の値となるように、学習用積和演算回路における複数の
積和演算素子の演算定数を調整して、学習用積和演算回
路に学習させる。こうして学習により得られた演算定数
を、起動制御装置用の積和演算回路における複数の演算
定数として決定する。
学習用車両衝撃信号を直列−並列変換する。次に、それ
ら直列−並列変換した学習用車両衝撃信号を学習用積和
演算回路の各入力端に並列入力して、複数の積和演算素
子によりそれぞれ演算定数を用いた積和演算を行ない、
その演算結果として学習用積和演算回路の各出力端から
出力される複数の出力信号と、学習用車両衝撃信号に対
応する複数の理想出力信号と、の各誤差がそれぞれ所定
の値となるように、学習用積和演算回路における複数の
積和演算素子の演算定数を調整して、学習用積和演算回
路に学習させる。こうして学習により得られた演算定数
を、起動制御装置用の積和演算回路における複数の演算
定数として決定する。
【0009】従って、第1の発明によれば、時系列信号
である学習用車両衝撃信号を直列−並列変換して積和演
算回路に入力することにより、学習用車両衝撃信号の波
形を加味して学習用積和演算回路に学習させることがで
きると共に、理想出力信号として、学習用車両衝撃信号
に対応する複数の信号、言い換えれば、車両の衝突形態
に対応する複数の信号を用意して、学習用積和演算回路
の学習を行なうことにより、車両の衝突形態も反映させ
た形での学習を行なうことができる。よって、最終的に
は、車両の衝突形態に対応して乗員保護装置を起動すべ
きか否かを判別するのに適した積和演算回路における複
数の演算定数を得ることができる。
である学習用車両衝撃信号を直列−並列変換して積和演
算回路に入力することにより、学習用車両衝撃信号の波
形を加味して学習用積和演算回路に学習させることがで
きると共に、理想出力信号として、学習用車両衝撃信号
に対応する複数の信号、言い換えれば、車両の衝突形態
に対応する複数の信号を用意して、学習用積和演算回路
の学習を行なうことにより、車両の衝突形態も反映させ
た形での学習を行なうことができる。よって、最終的に
は、車両の衝突形態に対応して乗員保護装置を起動すべ
きか否かを判別するのに適した積和演算回路における複
数の演算定数を得ることができる。
【0010】第1の発明における積和演算回路学習方法
において、前記工程(a)は、前記学習用積和演算回路
として、ニューラルネットワークを準備する工程を備え
ることが好ましい。
において、前記工程(a)は、前記学習用積和演算回路
として、ニューラルネットワークを準備する工程を備え
ることが好ましい。
【0011】学習用積和演算回路としてニューラルネッ
トワークを用いることによって、容易に積和演算回路の
学習を行なうことができる。
トワークを用いることによって、容易に積和演算回路の
学習を行なうことができる。
【0012】第1の発明における積和演算回路学習方法
において、前記工程(b)は、前記学習用車両衝撃信号
として、各々、車両衝突時に得られ、互いに衝突形態の
異なる複数の車両衝撃信号を用意する工程を備えると共
に、前記工程(d)は、前記複数の車両衝撃信号毎に異
なる前記複数の理想出力信号を用意する工程を備えるこ
とが好ましい。
において、前記工程(b)は、前記学習用車両衝撃信号
として、各々、車両衝突時に得られ、互いに衝突形態の
異なる複数の車両衝撃信号を用意する工程を備えると共
に、前記工程(d)は、前記複数の車両衝撃信号毎に異
なる前記複数の理想出力信号を用意する工程を備えるこ
とが好ましい。
【0013】このように、車両の衝突形態の異なる複数
の車両衝撃信号を学習用車両衝撃信号として用いること
によって、車両の衝突形態を十分反映させて、学習用積
和演算回路の学習を行なうことができる。
の車両衝撃信号を学習用車両衝撃信号として用いること
によって、車両の衝突形態を十分反映させて、学習用積
和演算回路の学習を行なうことができる。
【0014】第1の発明における積和演算回路学習方法
において、前記工程(b)は、前記学習用車両衝撃信号
として車両の悪路走行中に得られる車両衝撃信号以外の
車両衝撃信号を用意する工程を備えることが好ましい。
において、前記工程(b)は、前記学習用車両衝撃信号
として車両の悪路走行中に得られる車両衝撃信号以外の
車両衝撃信号を用意する工程を備えることが好ましい。
【0015】悪路走行中の車両衝撃信号のピーク波形と
高速正突時の車両衝撃信号の衝突初期のピーク波形は極
めて似ており、判別しにくいため、学習用積和演算回路
に学習させる際に、学習用車両衝撃信号として、悪路走
行中の車両衝撃信号も用いると、演算定数がなかなか収
束しない。そこで、このように、悪路走行中の車両衝撃
信号を除外して、学習用積和演算回路に学習させるよう
にすることによって、演算定数として最適な値を導き出
すことができる。
高速正突時の車両衝撃信号の衝突初期のピーク波形は極
めて似ており、判別しにくいため、学習用積和演算回路
に学習させる際に、学習用車両衝撃信号として、悪路走
行中の車両衝撃信号も用いると、演算定数がなかなか収
束しない。そこで、このように、悪路走行中の車両衝撃
信号を除外して、学習用積和演算回路に学習させるよう
にすることによって、演算定数として最適な値を導き出
すことができる。
【0016】第2の発明は、車両に加わる衝撃の大きさ
に対応した車両衝撃信号から得られる信号を入力し、該
信号に対して複数の演算定数を用いた積和演算を行なっ
て、乗員保護装置の起動を制御する起動制御信号を得る
ための信号を出力する起動制御装置用の積和演算回路に
ついて、前記複数の演算定数を学習により決定するため
の積和演算回路学習装置であって、予め用意された時系
列信号である学習用車両衝撃信号を直列−並列変換する
直列−並列変換手段と、複数の積和演算素子を備え、複
数の入力端及び複数の出力端を有し、直列−並列変換し
た前記学習用車両衝撃信号を前記入力端より並列入力し
て、前記複数の積和演算素子によりそれぞれ演算定数を
用いた積和演算を行なうと共に、前記複数の積和演算素
子の演算定数を調整することが可能な学習用積和演算回
路と、演算結果として前記学習用積和演算回路の各出力
端から出力される出力信号と、前記学習用車両衝撃信号
に対応する予め用意された複数の理想出力信号と、の各
誤差がそれぞれ所定の値となるように、前記学習用積和
演算回路における前記複数の積和演算素子の演算定数を
調整する演算定数調整手段と、を備え、調整の結果得ら
れた前記複数の積和演算素子の演算定数を、前記起動制
御装置用の前記積和演算回路における前記複数の演算定
数として決定することを要旨とする。
に対応した車両衝撃信号から得られる信号を入力し、該
信号に対して複数の演算定数を用いた積和演算を行なっ
て、乗員保護装置の起動を制御する起動制御信号を得る
ための信号を出力する起動制御装置用の積和演算回路に
ついて、前記複数の演算定数を学習により決定するため
の積和演算回路学習装置であって、予め用意された時系
列信号である学習用車両衝撃信号を直列−並列変換する
直列−並列変換手段と、複数の積和演算素子を備え、複
数の入力端及び複数の出力端を有し、直列−並列変換し
た前記学習用車両衝撃信号を前記入力端より並列入力し
て、前記複数の積和演算素子によりそれぞれ演算定数を
用いた積和演算を行なうと共に、前記複数の積和演算素
子の演算定数を調整することが可能な学習用積和演算回
路と、演算結果として前記学習用積和演算回路の各出力
端から出力される出力信号と、前記学習用車両衝撃信号
に対応する予め用意された複数の理想出力信号と、の各
誤差がそれぞれ所定の値となるように、前記学習用積和
演算回路における前記複数の積和演算素子の演算定数を
調整する演算定数調整手段と、を備え、調整の結果得ら
れた前記複数の積和演算素子の演算定数を、前記起動制
御装置用の前記積和演算回路における前記複数の演算定
数として決定することを要旨とする。
【0017】第2の発明では、直列−並列変換手段によ
って、時系列信号である学習用車両衝撃信号を直列−並
列変換する。そして、学習用積和演算回路によって、そ
れら直列−並列変換した学習用車両衝撃信号を各入力端
より並列入力して、複数の積和演算素子によりそれぞれ
演算定数を用いた積和演算を行なう。この時、演算定数
調整手段によって、演算結果として学習用積和演算回路
の各出力端から出力される出力信号と、学習用車両衝撃
信号に対応する複数の理想出力信号と、の各誤差がそれ
ぞれ所定の値となるように、学習用積和演算回路におけ
る複数の演算定数を調整する。
って、時系列信号である学習用車両衝撃信号を直列−並
列変換する。そして、学習用積和演算回路によって、そ
れら直列−並列変換した学習用車両衝撃信号を各入力端
より並列入力して、複数の積和演算素子によりそれぞれ
演算定数を用いた積和演算を行なう。この時、演算定数
調整手段によって、演算結果として学習用積和演算回路
の各出力端から出力される出力信号と、学習用車両衝撃
信号に対応する複数の理想出力信号と、の各誤差がそれ
ぞれ所定の値となるように、学習用積和演算回路におけ
る複数の演算定数を調整する。
【0018】従って、第2の発明によれば、車両の衝突
形態も反映させた形の学習用積和演算回路の学習を行な
うことができ、最終的には、車両の衝突形態に対応して
乗員保護装置を起動すべきか否かを判別するのに適した
積和演算回路における複数の演算定数を得ることができ
る。第3の発明は、車両に加わる衝撃の大きさに対応し
た車両衝撃信号に基づいて乗員保護装置の起動を制御す
る起動制御信号を得る乗員保護装置の起動制御装置であ
って、時系列信号である前記車両衝撃信号を直列−並列
変換する直列−並列変換手段と、複数の入力端及び複数
の出力端を有し、直列−並列変換した前記車両衝撃信号
を前記入力端より並列入力して、複数の演算定数を用い
た積和演算を行なって、その演算結果として得られる信
号を各出力端からそれぞれ出力する積和演算回路と、を
備え、該積和演算回路から出力される前記信号から前記
起動制御信号を得ると共に、前記積和演算回路における
前記複数の演算定数として、第1の発明における積和演
算回路学習方法によって決定された演算定数を用いるこ
とを要旨とする。
形態も反映させた形の学習用積和演算回路の学習を行な
うことができ、最終的には、車両の衝突形態に対応して
乗員保護装置を起動すべきか否かを判別するのに適した
積和演算回路における複数の演算定数を得ることができ
る。第3の発明は、車両に加わる衝撃の大きさに対応し
た車両衝撃信号に基づいて乗員保護装置の起動を制御す
る起動制御信号を得る乗員保護装置の起動制御装置であ
って、時系列信号である前記車両衝撃信号を直列−並列
変換する直列−並列変換手段と、複数の入力端及び複数
の出力端を有し、直列−並列変換した前記車両衝撃信号
を前記入力端より並列入力して、複数の演算定数を用い
た積和演算を行なって、その演算結果として得られる信
号を各出力端からそれぞれ出力する積和演算回路と、を
備え、該積和演算回路から出力される前記信号から前記
起動制御信号を得ると共に、前記積和演算回路における
前記複数の演算定数として、第1の発明における積和演
算回路学習方法によって決定された演算定数を用いるこ
とを要旨とする。
【0019】このように、第3の発明では、まず、直列
−並列変換手段によって、時系列信号である車両衝撃信
号を直列−並列変換する。そして、その直列−並列変換
した車両衝撃信号を積和演算回路の複数の入力端に並列
入力し、複数の演算定数を用いた積和演算を行なって、
その演算結果として得られる信号を複数の出力端からそ
れぞれ出力する。そして、それら出力信号から乗員保護
装置の起動を制御する起動制御信号を得る。この時、積
和演算回路における複数の演算定数には、第1の発明に
おける積和演算回路学習方法によって決定された演算定
数を用いる。
−並列変換手段によって、時系列信号である車両衝撃信
号を直列−並列変換する。そして、その直列−並列変換
した車両衝撃信号を積和演算回路の複数の入力端に並列
入力し、複数の演算定数を用いた積和演算を行なって、
その演算結果として得られる信号を複数の出力端からそ
れぞれ出力する。そして、それら出力信号から乗員保護
装置の起動を制御する起動制御信号を得る。この時、積
和演算回路における複数の演算定数には、第1の発明に
おける積和演算回路学習方法によって決定された演算定
数を用いる。
【0020】このように、第3の発明では、第1の発明
における積和演算回路学習方法によって得られる、衝突
形態毎に学習された最適な演算定数を、積和演算回路の
演算定数として用いているので、その積和演算回路は、
衝突形態に応じた複数の出力信号を出力することができ
る。従って、積和演算回路に入力された車両衝撃信号の
波形、即ち、車両の衝突形態に対応して、乗員保護装置
を起動すべきか否かを判別することができる。
における積和演算回路学習方法によって得られる、衝突
形態毎に学習された最適な演算定数を、積和演算回路の
演算定数として用いているので、その積和演算回路は、
衝突形態に応じた複数の出力信号を出力することができ
る。従って、積和演算回路に入力された車両衝撃信号の
波形、即ち、車両の衝突形態に対応して、乗員保護装置
を起動すべきか否かを判別することができる。
【0021】よって、第3の発明によれば、車両の衝突
形態に関わらず乗員保護装置を起動すべきか否かを確実
に判別することができる。
形態に関わらず乗員保護装置を起動すべきか否かを確実
に判別することができる。
【0022】第3の発明における起動制御装置におい
て、前記積和演算回路の各出力端から出力される前記複
数の信号のうちの一つの信号は、前記乗員保護装置を起
動するか否かを決定する信号であることが好ましい。
て、前記積和演算回路の各出力端から出力される前記複
数の信号のうちの一つの信号は、前記乗員保護装置を起
動するか否かを決定する信号であることが好ましい。
【0023】また、第3の発明における起動制御装置に
おいて、前記積和演算回路の各出力端から出力される前
記複数の信号は、前記車両が衝突した際に、その衝突形
態を識別することが可能な信号を含むことが好ましい。
おいて、前記積和演算回路の各出力端から出力される前
記複数の信号は、前記車両が衝突した際に、その衝突形
態を識別することが可能な信号を含むことが好ましい。
【0024】このような衝突形態を識別することが可能
な信号を含むことによって、衝突形態に対応させた形で
乗員保護装置の起動を制御することができる。例えば、
乗員保護装置が複数ある場合には、衝突形態に応じて、
起動させる乗員保護装置を替えることも可能となる。
な信号を含むことによって、衝突形態に対応させた形で
乗員保護装置の起動を制御することができる。例えば、
乗員保護装置が複数ある場合には、衝突形態に応じて、
起動させる乗員保護装置を替えることも可能となる。
【0025】第3の発明における起動制御装置におい
て、前記車両衝撃信号は、前記車両に加わる加速度を区
間積分して得られる信号であることが好ましい。
て、前記車両衝撃信号は、前記車両に加わる加速度を区
間積分して得られる信号であることが好ましい。
【0026】このような信号を車両衝撃信号として用い
ることによって、より正確な起動制御信号を得ることが
できる。
ることによって、より正確な起動制御信号を得ることが
できる。
【0027】第3の発明における起動制御装置におい
て、前記車両衝撃信号に基づいて、車両衝突であるか悪
路走行中であるかを判別するための判別信号を導き出す
判別手段と、前記積和演算回路から出力される前記信号
が前記乗員保護装置を起動すべきであることを示し、か
つ、前記判別手段により導き出される前記判別信号が車
両衝突であることを示している場合に、前記起動制御信
号として、前記乗員保護装置を起動する信号を出力する
起動制御信号出力手段と、をさらに備えることが好まし
い。
て、前記車両衝撃信号に基づいて、車両衝突であるか悪
路走行中であるかを判別するための判別信号を導き出す
判別手段と、前記積和演算回路から出力される前記信号
が前記乗員保護装置を起動すべきであることを示し、か
つ、前記判別手段により導き出される前記判別信号が車
両衝突であることを示している場合に、前記起動制御信
号として、前記乗員保護装置を起動する信号を出力する
起動制御信号出力手段と、をさらに備えることが好まし
い。
【0028】このように、車両衝突であるか悪路走行中
であるかを判別するための判別手段をさらに備えること
により、積和演算回路では、そのような車両衝突である
か悪路走行中であるかの判別を行なう必要が無くなる。
従って、積和演算回路における複数の演算定数を学習に
より導き出す際に、学習用車両衝撃信号として、悪路走
行中の車両衝撃信号を除外し、車両衝突時の車両衝撃信
号のみを用いて、積和演算回路に学習させれば良いた
め、演算定数として最適な値を導き出すことができる。
であるかを判別するための判別手段をさらに備えること
により、積和演算回路では、そのような車両衝突である
か悪路走行中であるかの判別を行なう必要が無くなる。
従って、積和演算回路における複数の演算定数を学習に
より導き出す際に、学習用車両衝撃信号として、悪路走
行中の車両衝撃信号を除外し、車両衝突時の車両衝撃信
号のみを用いて、積和演算回路に学習させれば良いた
め、演算定数として最適な値を導き出すことができる。
【0029】また、第4の発明は、車両に加わる衝撃の
大きさに対応した車両衝撃信号に基づいて乗員保護装置
の起動を制御する起動制御信号を得る乗員保護装置の起
動制御装置であって、時系列信号である前記車両衝撃信
号を直列−並列変換する直列−並列変換手段と、複数の
入力端及び複数の出力端を有し、直列−並列変換した前
記車両衝撃信号を前記入力端より並列入力して、複数の
演算定数を用いた積和演算を行なって、その演算結果と
して得られる信号を各出力端からそれぞれ出力する積和
演算回路と、前記車両衝撃信号に基づいて、車両衝突で
あるか悪路走行中であるかを判別するための判別信号を
導き出す判別手段と、前記積和演算回路から出力される
前記信号が前記乗員保護装置を起動すべきであることを
示し、かつ、前記判別手段により導き出される前記判別
信号が車両衝突であることを示している場合に、前記起
動制御信号として、前記乗員保護装置を起動する信号を
出力する起動制御信号出力手段と、を備え、前記積和演
算回路における前記複数の演算定数として、車両の悪路
走行中に得られる車両衝撃信号以外の学習用車両衝撃信
号を用意する工程を備えた第1の発明における積和演算
回路学習方法によって決定された演算定数を用いること
を要旨とする。
大きさに対応した車両衝撃信号に基づいて乗員保護装置
の起動を制御する起動制御信号を得る乗員保護装置の起
動制御装置であって、時系列信号である前記車両衝撃信
号を直列−並列変換する直列−並列変換手段と、複数の
入力端及び複数の出力端を有し、直列−並列変換した前
記車両衝撃信号を前記入力端より並列入力して、複数の
演算定数を用いた積和演算を行なって、その演算結果と
して得られる信号を各出力端からそれぞれ出力する積和
演算回路と、前記車両衝撃信号に基づいて、車両衝突で
あるか悪路走行中であるかを判別するための判別信号を
導き出す判別手段と、前記積和演算回路から出力される
前記信号が前記乗員保護装置を起動すべきであることを
示し、かつ、前記判別手段により導き出される前記判別
信号が車両衝突であることを示している場合に、前記起
動制御信号として、前記乗員保護装置を起動する信号を
出力する起動制御信号出力手段と、を備え、前記積和演
算回路における前記複数の演算定数として、車両の悪路
走行中に得られる車両衝撃信号以外の学習用車両衝撃信
号を用意する工程を備えた第1の発明における積和演算
回路学習方法によって決定された演算定数を用いること
を要旨とする。
【0030】第4の発明では、判別手段を別に備えてお
り、積和演算回路では、車両衝突であるか悪路走行中で
あるかの判別を行なう必要が無いため、積和演算回路に
おける複数の演算定数としては、悪路走行中の車両衝撃
信号を除外した学習用車両衝撃信号により学習して決定
された演算定数を用いている。
り、積和演算回路では、車両衝突であるか悪路走行中で
あるかの判別を行なう必要が無いため、積和演算回路に
おける複数の演算定数としては、悪路走行中の車両衝撃
信号を除外した学習用車両衝撃信号により学習して決定
された演算定数を用いている。
【0031】このような演算定数を用いることによっ
て、積和演算回路では、悪路走行時を考慮に入れずに、
車両衝突の判別を行なうことができ、より正確な起動制
御信号を得ることができる。
て、積和演算回路では、悪路走行時を考慮に入れずに、
車両衝突の判別を行なうことができ、より正確な起動制
御信号を得ることができる。
【0032】なお、特許請求の範囲の記載中、及び、上
記した各発明の構成の記載中においては、「出力端」と
いう文言を用いているが、これは演算回路の出力端(末
端)に限定するというものではなく、出力層のような回
路の中間に存在するものも含むものである。これについ
ては、「入力端」という文言も同様である。
記した各発明の構成の記載中においては、「出力端」と
いう文言を用いているが、これは演算回路の出力端(末
端)に限定するというものではなく、出力層のような回
路の中間に存在するものも含むものである。これについ
ては、「入力端」という文言も同様である。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施例と
してのエアバッグ装置の起動制御装置の構成を示すブロ
ック図である。
例に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施例と
してのエアバッグ装置の起動制御装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0034】図1に示すように、本実施例の起動制御装
置40は、主として、減速度センサ(Gセンサ)41、
アナログ/ディジタル変換器(A/D変換器)42、区
間積分回路43、シリアル・パラレル変換回路45、積
和演算回路46、アンド(AND)回路64及びオア
(OR)回路66を備えている。そして、その起動制御
装置40は、駆動回路52を介してエアバッグ装置50
内のスクイブ51に接続されている。これら各構成要素
は車両32内のそれぞれ所定の位置に搭載されている。
置40は、主として、減速度センサ(Gセンサ)41、
アナログ/ディジタル変換器(A/D変換器)42、区
間積分回路43、シリアル・パラレル変換回路45、積
和演算回路46、アンド(AND)回路64及びオア
(OR)回路66を備えている。そして、その起動制御
装置40は、駆動回路52を介してエアバッグ装置50
内のスクイブ51に接続されている。これら各構成要素
は車両32内のそれぞれ所定の位置に搭載されている。
【0035】まず、Gセンサ41は車両32に対し前後
方向に加わる減速度を検出して、検出した減速度をアナ
ログの減速度検出信号(G信号)として出力する。こう
して得られるG信号は、車両32に加わる衝撃の大きさ
に対応した信号となる。なお、Gセンサ41は、減速度
のみを検出するセンサであっても良いし、減速度を含む
広義の加速度を検出するセンサであっても良い。
方向に加わる減速度を検出して、検出した減速度をアナ
ログの減速度検出信号(G信号)として出力する。こう
して得られるG信号は、車両32に加わる衝撃の大きさ
に対応した信号となる。なお、Gセンサ41は、減速度
のみを検出するセンサであっても良いし、減速度を含む
広義の加速度を検出するセンサであっても良い。
【0036】次に、A/D変換器42はGセンサ41よ
り出力されたG信号を入力し、アナログ信号からディジ
タル信号に変換して、区間積分回路43に出力する。な
お、Gセンサ41から出力されるG信号がディジタル信
号である場合には、A/D変換器42は省略することが
可能である。
り出力されたG信号を入力し、アナログ信号からディジ
タル信号に変換して、区間積分回路43に出力する。な
お、Gセンサ41から出力されるG信号がディジタル信
号である場合には、A/D変換器42は省略することが
可能である。
【0037】次に、区間積分回路43は入力されたG信
号に対して、10ms間の区間積分を行なって、その区
間積分信号を出力する。即ち、G信号の信号値をG
(t)とすると、その区間積分信号の信号値(即ち、区
間積分値)v10は式(1)に示す如くに表せる。
号に対して、10ms間の区間積分を行なって、その区
間積分信号を出力する。即ち、G信号の信号値をG
(t)とすると、その区間積分信号の信号値(即ち、区
間積分値)v10は式(1)に示す如くに表せる。
【0038】
【数1】
【0039】このようにG信号から区間積分値を求める
ことによって、乗員の車両内での移動速度が得られ、こ
の区間積分値を用いて起動制御信号を得ることにより、
より正確なエアバッグ装置の起動制御を行なうことがで
きる。
ことによって、乗員の車両内での移動速度が得られ、こ
の区間積分値を用いて起動制御信号を得ることにより、
より正確なエアバッグ装置の起動制御を行なうことがで
きる。
【0040】次に、シリアル・パラレル変換回路45
は、区間積分回路43から出力された時系列データであ
る区間積分信号を順次直列入力し、シリアル・パラレル
変換を行って、並列出力する。
は、区間積分回路43から出力された時系列データであ
る区間積分信号を順次直列入力し、シリアル・パラレル
変換を行って、並列出力する。
【0041】次に、積和演算回路46は、複数の積和演
算素子(図示せず)を備えており、100個の入力端と
11個の出力端を有している。積和演算回路46は、シ
リアル・パラレル変換回路45によりシリアル・パラレ
ル変換された区間積分信号を各入力端より並列入力し、
内部の各積和演算素子によってそれぞれ演算定数を用い
た積和演算を行なう。そして、その演算結果として得ら
れる2値の信号(“0”,“1”)を各出力端からそれ
ぞれ出力する。
算素子(図示せず)を備えており、100個の入力端と
11個の出力端を有している。積和演算回路46は、シ
リアル・パラレル変換回路45によりシリアル・パラレ
ル変換された区間積分信号を各入力端より並列入力し、
内部の各積和演算素子によってそれぞれ演算定数を用い
た積和演算を行なう。そして、その演算結果として得ら
れる2値の信号(“0”,“1”)を各出力端からそれ
ぞれ出力する。
【0042】積和演算回路46から出力された信号はオ
ア回路66及びアンド回路64に入力され、論理演算が
行なわれた後、最終的にアンド回路64からエアバッグ
装置50の起動制御信号として出力される。
ア回路66及びアンド回路64に入力され、論理演算が
行なわれた後、最終的にアンド回路64からエアバッグ
装置50の起動制御信号として出力される。
【0043】本実施例においては、シリアル・パラレル
変換回路45から出力された区間積分信号から起動制御
信号を導き出すために、複数の積和演算素子を備えた積
和演算回路46を用いている。この積和演算回路46内
の各積和演算素子の演算定数は、最適な起動制御信号を
導き出せるように、後述するようなニューラルネットワ
ークを用いて学習により決定される。
変換回路45から出力された区間積分信号から起動制御
信号を導き出すために、複数の積和演算素子を備えた積
和演算回路46を用いている。この積和演算回路46内
の各積和演算素子の演算定数は、最適な起動制御信号を
導き出せるように、後述するようなニューラルネットワ
ークを用いて学習により決定される。
【0044】図2は図1の積和演算回路46における積
和演算素子の演算定数を学習により決定するための積和
演算回路学習装置の構成を示すブロック図である。図2
に示すように、積和演算回路学習装置20は、A/D変
換器22、区間積分回路23、シリアル・パラレル変換
回路25、ニューラルネットワーク26、及び調整回路
28を備えている。
和演算素子の演算定数を学習により決定するための積和
演算回路学習装置の構成を示すブロック図である。図2
に示すように、積和演算回路学習装置20は、A/D変
換器22、区間積分回路23、シリアル・パラレル変換
回路25、ニューラルネットワーク26、及び調整回路
28を備えている。
【0045】これらのうち、A/D変換器22は、図1
に示すA/D変換器42と同一の構成及び同一の機能を
有しており、予め用意された学習用のG信号を入力し
て、そのG信号をアナログ信号からディジタル信号に変
換する。なお、学習用のG信号としては、車両衝突時に
得られるであろうG信号を、エアバッグ装置を起動すべ
き場合(スクイブの点火オン要件の場合)と起動するに
及ばない場合(スクイブの点火オフ要件の場合)とに分
けて用意し、さらに、衝突の態様毎及び衝突対象物毎に
それぞれ用意する。即ち、例えば、正突,斜突,オフセ
ット衝突,アンダーライド衝突及びポール衝突の5つの
態様とA,Bの2つの衝突対象物を組み合わせて合計で
10通りの衝突形態を想定し、各衝突形態について、そ
れぞれ、エアバッグ装置を起動すべき場合(例えば、中
速や高速での衝突の場合)のG信号と起動するに及ばな
い場合(例えば、低速での衝突の場合)のG信号を用意
して、合計で20個のG信号を学習用G信号として用意
する。
に示すA/D変換器42と同一の構成及び同一の機能を
有しており、予め用意された学習用のG信号を入力し
て、そのG信号をアナログ信号からディジタル信号に変
換する。なお、学習用のG信号としては、車両衝突時に
得られるであろうG信号を、エアバッグ装置を起動すべ
き場合(スクイブの点火オン要件の場合)と起動するに
及ばない場合(スクイブの点火オフ要件の場合)とに分
けて用意し、さらに、衝突の態様毎及び衝突対象物毎に
それぞれ用意する。即ち、例えば、正突,斜突,オフセ
ット衝突,アンダーライド衝突及びポール衝突の5つの
態様とA,Bの2つの衝突対象物を組み合わせて合計で
10通りの衝突形態を想定し、各衝突形態について、そ
れぞれ、エアバッグ装置を起動すべき場合(例えば、中
速や高速での衝突の場合)のG信号と起動するに及ばな
い場合(例えば、低速での衝突の場合)のG信号を用意
して、合計で20個のG信号を学習用G信号として用意
する。
【0046】この時、エアバッグ装置を起動するに及ば
ない場合(スクイブの点火オフ要件の場合)のG信号と
しては、例えば、約250ms間のG信号を用意する。
また、エアバッグ装置を起動すべき場合(スクイブの点
火オン要件の場合)のG信号としては、例えば、車両衝
突時から判別要求時間(即ち、エアバッグ装置を起動す
るか否かを判別するために許容された最長の時間)が経
過するまでに得られるG信号を用意する。なお、この場
合は、車両衝突時から判別要求時間経過時までのG信号
だけでなく、車両衝突時以前からのG信号も含めるよう
にしても良い。
ない場合(スクイブの点火オフ要件の場合)のG信号と
しては、例えば、約250ms間のG信号を用意する。
また、エアバッグ装置を起動すべき場合(スクイブの点
火オン要件の場合)のG信号としては、例えば、車両衝
突時から判別要求時間(即ち、エアバッグ装置を起動す
るか否かを判別するために許容された最長の時間)が経
過するまでに得られるG信号を用意する。なお、この場
合は、車両衝突時から判別要求時間経過時までのG信号
だけでなく、車両衝突時以前からのG信号も含めるよう
にしても良い。
【0047】区間積分回路23は、図1に示す区間積分
回路43と同一の構成及び同一の機能を有しており、A
/D変換器22によって変換された学習用のG信号を入
力して、そのG信号に対して10ms間の区間積分を行
なって、その区間積分信号を出力する。具体的には、前
述した式(1)に従って区間積分を行なう。
回路43と同一の構成及び同一の機能を有しており、A
/D変換器22によって変換された学習用のG信号を入
力して、そのG信号に対して10ms間の区間積分を行
なって、その区間積分信号を出力する。具体的には、前
述した式(1)に従って区間積分を行なう。
【0048】シリアル・パラレル変換回路25は、図1
に示すシリアル・パラレル変換回路45と同一の構成及
び同一の機能を有しており、区間積分回路23から出力
された時系列データである学習用の区間積分信号を直列
入力し、シリアル・パラレル変換を行って、並列出力す
る。具体的には、エアバッグ装置を起動するに及ばない
場合(スクイブの点火オフ要件の場合)のG信号とし
て、例えば、前述した約250ms間のG信号がA/D
変換器22に入力されたとすると、シリアル・パラレル
変換回路25には約250ms分の区間積分信号が直列
入力され、シリアル・パラレル変換回路25では、その
中から約2.5ms毎の100個の信号を取り出して並
列出力する。また、エアバッグ装置を起動すべき場合
(スクイブの点火オン要件の場合)のG信号として、例
えば、前述した車両衝突時から判別要求時間が経過する
までに得られるG信号がA/D変換器22に入力された
場合も、点火オフ要件の場合と同様となる。
に示すシリアル・パラレル変換回路45と同一の構成及
び同一の機能を有しており、区間積分回路23から出力
された時系列データである学習用の区間積分信号を直列
入力し、シリアル・パラレル変換を行って、並列出力す
る。具体的には、エアバッグ装置を起動するに及ばない
場合(スクイブの点火オフ要件の場合)のG信号とし
て、例えば、前述した約250ms間のG信号がA/D
変換器22に入力されたとすると、シリアル・パラレル
変換回路25には約250ms分の区間積分信号が直列
入力され、シリアル・パラレル変換回路25では、その
中から約2.5ms毎の100個の信号を取り出して並
列出力する。また、エアバッグ装置を起動すべき場合
(スクイブの点火オン要件の場合)のG信号として、例
えば、前述した車両衝突時から判別要求時間が経過する
までに得られるG信号がA/D変換器22に入力された
場合も、点火オフ要件の場合と同様となる。
【0049】ニューラルネットワーク26は、複数のニ
ューロンモデルを備えており、複数の入力端と複数の出
力端を有している。ニューラルネットワーク26は、図
1に示す積和演算回路46とほぼ同様に、シリアル・パ
ラレル変換回路45によりシリアル・パラレル変換され
た学習用の区間積分信号を各入力端より並列入力し、内
部の各ニューロンモデルによってそれぞれ演算定数を用
いた積和演算を行なって、その演算結果として得られる
2値の信号(“0”,“1”)を各出力端からそれぞれ
出力する。但し、ニューラルネットワーク26では、各
ニューロンモデルにおける演算定数を変化させ調整する
ことが可能となっている。
ューロンモデルを備えており、複数の入力端と複数の出
力端を有している。ニューラルネットワーク26は、図
1に示す積和演算回路46とほぼ同様に、シリアル・パ
ラレル変換回路45によりシリアル・パラレル変換され
た学習用の区間積分信号を各入力端より並列入力し、内
部の各ニューロンモデルによってそれぞれ演算定数を用
いた積和演算を行なって、その演算結果として得られる
2値の信号(“0”,“1”)を各出力端からそれぞれ
出力する。但し、ニューラルネットワーク26では、各
ニューロンモデルにおける演算定数を変化させ調整する
ことが可能となっている。
【0050】調整回路28は、ニューラルネットワーク
26の各出力端からそれぞれ出力された複数の出力信号
を入力すると共に、これらの出力信号に各々対応して予
め用意された複数の理想出力信号を教師データとして入
力し、出力信号とそれに対応する理想出力信号との誤差
をそれぞれ求めて、それらの誤差がほぼゼロになるよう
にニューラルネットワーク26における各ニューロンモ
デルの演算定数を変化させて調整し、これによって、ニ
ューラルネットワーク26に学習をさせる。
26の各出力端からそれぞれ出力された複数の出力信号
を入力すると共に、これらの出力信号に各々対応して予
め用意された複数の理想出力信号を教師データとして入
力し、出力信号とそれに対応する理想出力信号との誤差
をそれぞれ求めて、それらの誤差がほぼゼロになるよう
にニューラルネットワーク26における各ニューロンモ
デルの演算定数を変化させて調整し、これによって、ニ
ューラルネットワーク26に学習をさせる。
【0051】図3は図2に示すニューラルネットワーク
26の内部構成を示す構成図である。ニューラルネット
ワーク(神経回路網)は、脳内において、多数の神経細
胞によって多重の階層構造を成した神経ネットワークを
模して開発された情報処理システムである。図3に示す
ように、本実施例で用いるニューラルネットワーク26
は、入力層,中間層及び出力層の3層に分かれており、
各層は、それぞれ、脳内の神経細胞を模したニューロン
モデル30によって構成されている。
26の内部構成を示す構成図である。ニューラルネット
ワーク(神経回路網)は、脳内において、多数の神経細
胞によって多重の階層構造を成した神経ネットワークを
模して開発された情報処理システムである。図3に示す
ように、本実施例で用いるニューラルネットワーク26
は、入力層,中間層及び出力層の3層に分かれており、
各層は、それぞれ、脳内の神経細胞を模したニューロン
モデル30によって構成されている。
【0052】図4は図3に示すニューロンモデル30と
そのニューロンモデル30において使用されるシグモイ
ド関数fs(X)を説明するための説明図である。図4
(a)に示すように、ニューロンモデル30は、重み付
きの多入力一出力系としてモデル化されており、脳内の
実際の神経細胞に比べて、相当簡略化されている。
そのニューロンモデル30において使用されるシグモイ
ド関数fs(X)を説明するための説明図である。図4
(a)に示すように、ニューロンモデル30は、重み付
きの多入力一出力系としてモデル化されており、脳内の
実際の神経細胞に比べて、相当簡略化されている。
【0053】このニューロンモデル30は、まず、他の
i個のニューロンモデルよりそれぞれ入力信号x1,x
2,…,xiを受け取る。そして、式(2)に示すよう
に、それら入力信号x1,x2,…,xiに対して、演
算定数の一つである重み係数w1,w2,…,wiをそ
れぞれ乗算して、その総和として状態量Xを得る。
i個のニューロンモデルよりそれぞれ入力信号x1,x
2,…,xiを受け取る。そして、式(2)に示すよう
に、それら入力信号x1,x2,…,xiに対して、演
算定数の一つである重み係数w1,w2,…,wiをそ
れぞれ乗算して、その総和として状態量Xを得る。
【0054】
【数2】
【0055】次に、この状態量Xを式(3)に示すよう
に伝達関数f(X)で変換して出力信号yを得る。 y=f(X) ………(3)
に伝達関数f(X)で変換して出力信号yを得る。 y=f(X) ………(3)
【0056】ここで、伝達関数f(X)は式(4)に示
す如く表される。 f(X)=fs(X)+α ………(4) 式(4)において、fs(X)はシグモイド関数であ
り、αは演算定数の一つであるでバイアス値である。
す如く表される。 f(X)=fs(X)+α ………(4) 式(4)において、fs(X)はシグモイド関数であ
り、αは演算定数の一つであるでバイアス値である。
【0057】シグモイド関数fs(X)は式(5)に示
すような関数であって、状態量Xに対して図4(b)に
示すように変化する。 fs(X)=1/{1+exp(−X)} ………(5)
すような関数であって、状態量Xに対して図4(b)に
示すように変化する。 fs(X)=1/{1+exp(−X)} ………(5)
【0058】なお、ニューラルネットワーク26では、
演算定数である重み係数w1,w2,…,wiとバイア
ス値αはそれぞれ所定の範囲で変化させることができ
る。
演算定数である重み係数w1,w2,…,wiとバイア
ス値αはそれぞれ所定の範囲で変化させることができ
る。
【0059】図3に示すニューラルネットワーク26の
うち、入力層は100個のニューロンモデル30によっ
て構成されており、各ニューロンモデル30には、入力
信号としてシリアル・パラレル変換回路25によってシ
リアル・パラレル変換された区間積分信号v10がそれ
ぞれ入力される。シリアル・パラレル変換回路45で
は、入力された時系列データである区間積分信号v10
から100個のデータを取り出してシリアル・パラレル
変換を行なうことによって、区間積分信号v10を並列
化してv10(k)、v10(k−1)、v10(k−
2)、……、v10(k−99)の100個の信号とし
て出力する。従って、ニューラルネットワーク26の1
00個の入力端には、これら100個の区間積分信号が
並列に入力される。
うち、入力層は100個のニューロンモデル30によっ
て構成されており、各ニューロンモデル30には、入力
信号としてシリアル・パラレル変換回路25によってシ
リアル・パラレル変換された区間積分信号v10がそれ
ぞれ入力される。シリアル・パラレル変換回路45で
は、入力された時系列データである区間積分信号v10
から100個のデータを取り出してシリアル・パラレル
変換を行なうことによって、区間積分信号v10を並列
化してv10(k)、v10(k−1)、v10(k−
2)、……、v10(k−99)の100個の信号とし
て出力する。従って、ニューラルネットワーク26の1
00個の入力端には、これら100個の区間積分信号が
並列に入力される。
【0060】また、中間層は、初期の段階では多数個の
ニューロンモデル30によって構成されているが、学習
によって淘汰されて最終的には約150個程度のニュー
ロンモデル30によって構成される。
ニューロンモデル30によって構成されているが、学習
によって淘汰されて最終的には約150個程度のニュー
ロンモデル30によって構成される。
【0061】さらに、出力層は11個のニューロンモデ
ル30によって構成されており、各ニューロンモデル3
0からは、車両の衝突形態に対応した複数の出力信号が
それぞれ出力される。
ル30によって構成されており、各ニューロンモデル3
0からは、車両の衝突形態に対応した複数の出力信号が
それぞれ出力される。
【0062】なお、図3に示すニューロンモデル30の
うち、出力線が2つ以上に分岐しているニューロンモデ
ルは、各出力線に各々同じ出力信号yを出力する。
うち、出力線が2つ以上に分岐しているニューロンモデ
ルは、各出力線に各々同じ出力信号yを出力する。
【0063】一方、調整回路28は、前述したように、
ニューラルネットワーク26の各出力端からそれぞれか
ら出力された複数の出力信号と、これら出力信号に各々
対応して予め用意された理想出力信号と、の誤差を求め
て、その誤差がゼロになるようにニューラルネットワー
ク26における各ニューロンモデル30の演算定数(即
ち、重み係数w1,w2,…,wiとバイアス値α)を
変化させて調整し、これによって、ニューラルネットワ
ーク26に学習をさせる。このようなニューラルネット
ワーク26の学習は、予め用意された全ての学習用のG
信号について順番に行なわれる。即ち、正突,斜突,オ
フセット衝突,アンダーライド衝突及びポール衝突の5
つの態様とA,Bの2つの衝突対象物の各組合せに対
し、エアバッグ装置を起動すべき場合(例えば、中速や
高速での衝突の場合)のG信号と起動するに及ばない場
合(例えば、低速での衝突の場合)のG信号についてそ
れぞれ学習が行なわれる。そして、全ての学習が終了し
た時点で、ニューラルネットワーク26内の各ニューロ
ンモデル30の演算定数がそれぞれ確定する。
ニューラルネットワーク26の各出力端からそれぞれか
ら出力された複数の出力信号と、これら出力信号に各々
対応して予め用意された理想出力信号と、の誤差を求め
て、その誤差がゼロになるようにニューラルネットワー
ク26における各ニューロンモデル30の演算定数(即
ち、重み係数w1,w2,…,wiとバイアス値α)を
変化させて調整し、これによって、ニューラルネットワ
ーク26に学習をさせる。このようなニューラルネット
ワーク26の学習は、予め用意された全ての学習用のG
信号について順番に行なわれる。即ち、正突,斜突,オ
フセット衝突,アンダーライド衝突及びポール衝突の5
つの態様とA,Bの2つの衝突対象物の各組合せに対
し、エアバッグ装置を起動すべき場合(例えば、中速や
高速での衝突の場合)のG信号と起動するに及ばない場
合(例えば、低速での衝突の場合)のG信号についてそ
れぞれ学習が行なわれる。そして、全ての学習が終了し
た時点で、ニューラルネットワーク26内の各ニューロ
ンモデル30の演算定数がそれぞれ確定する。
【0064】なお、理想出力信号としては、学習用のG
信号がA/D変換器22に入力された時に、そのG信号
に対応してニューラルネットワーク26の各出力端から
それぞれ出力させることが理想的な信号を用意する。
信号がA/D変換器22に入力された時に、そのG信号
に対応してニューラルネットワーク26の各出力端から
それぞれ出力させることが理想的な信号を用意する。
【0065】本実施例では、図3に示すように、ニュー
ラルネットワーク26の11個の出力端のうち、一番上
の出力端は、エアバッグ装置を起動するに及ばない旨
(スクイブの点火オフ)を示す信号を出力することを想
定している。そして、二番目以降は、上から順に、衝突
の態様が正突であって衝突対象物がAであることを示す
信号、衝突の態様が正突であって衝突対象物がBである
ことを示す信号、衝突の態様が斜突であって衝突対象物
がAであることを示す信号、衝突の態様が斜突であって
衝突対象物がBであることを示す信号、………をそれぞ
れ出力することを想定している。従って、例えば、入力
される学習用のG信号が、衝突の態様が正突で衝突対象
物がAであってエアバッグ装置を駆動するに及ばない場
合(スクイブの点火オフ要件の場合)のG信号である場
合には、ニューラルネットワーク26の各出力端からは
上から順に(1,1,0,0,0,…,0)の信号が出
力されることが理想である。従って、この場合は、理想
出力信号として(1,1,0,0,0,…,0)の信号
を用意する。また、入力される学習用のG信号が、衝突
の態様が斜突で衝突対象物がBであってエアバッグ装置
を駆動すべき場合(スクイブの点火オン要件の場合)の
G信号である場合には、ニューラルネットワーク26の
各出力端からは上から順に(0,0,0,0,1,…,
0)の信号が出力されることが理想である。従って、こ
の場合は、理想出力信号として(0,0,0,0,1,
…,0)の信号を用意する。
ラルネットワーク26の11個の出力端のうち、一番上
の出力端は、エアバッグ装置を起動するに及ばない旨
(スクイブの点火オフ)を示す信号を出力することを想
定している。そして、二番目以降は、上から順に、衝突
の態様が正突であって衝突対象物がAであることを示す
信号、衝突の態様が正突であって衝突対象物がBである
ことを示す信号、衝突の態様が斜突であって衝突対象物
がAであることを示す信号、衝突の態様が斜突であって
衝突対象物がBであることを示す信号、………をそれぞ
れ出力することを想定している。従って、例えば、入力
される学習用のG信号が、衝突の態様が正突で衝突対象
物がAであってエアバッグ装置を駆動するに及ばない場
合(スクイブの点火オフ要件の場合)のG信号である場
合には、ニューラルネットワーク26の各出力端からは
上から順に(1,1,0,0,0,…,0)の信号が出
力されることが理想である。従って、この場合は、理想
出力信号として(1,1,0,0,0,…,0)の信号
を用意する。また、入力される学習用のG信号が、衝突
の態様が斜突で衝突対象物がBであってエアバッグ装置
を駆動すべき場合(スクイブの点火オン要件の場合)の
G信号である場合には、ニューラルネットワーク26の
各出力端からは上から順に(0,0,0,0,1,…,
0)の信号が出力されることが理想である。従って、こ
の場合は、理想出力信号として(0,0,0,0,1,
…,0)の信号を用意する。
【0066】このようにして積和演算回路学習装置20
による学習によって確定した各ニューロンモデル30の
演算定数は、図1に示す積和演算回路46内の各積和演
算素子の演算定数として用いられる。
による学習によって確定した各ニューロンモデル30の
演算定数は、図1に示す積和演算回路46内の各積和演
算素子の演算定数として用いられる。
【0067】即ち、図1に示す積和演算回路46におい
ては、各積和演算素子を図3に示すニューラルネットワ
ーク26内の各ニューロンモデル30と同様の配列とな
るように配置し、その上で、各積和演算素子をそれぞれ
図4(a)に示すニューロンモデル30と同様な演算が
行えるように構成する。この時、各積和演算素子の演算
定数(即ち、重み係数w1,w2,…,wiとバイアス
値α)は、それぞれ、その積和演算素子と同じ位置に配
置されているニューロンモデルにおいて、前述の学習に
より確定した演算定数と同じ値に設定するようにする。
ては、各積和演算素子を図3に示すニューラルネットワ
ーク26内の各ニューロンモデル30と同様の配列とな
るように配置し、その上で、各積和演算素子をそれぞれ
図4(a)に示すニューロンモデル30と同様な演算が
行えるように構成する。この時、各積和演算素子の演算
定数(即ち、重み係数w1,w2,…,wiとバイアス
値α)は、それぞれ、その積和演算素子と同じ位置に配
置されているニューロンモデルにおいて、前述の学習に
より確定した演算定数と同じ値に設定するようにする。
【0068】このようにすることによって、積和演算回
路46は、学習終了後のニューラルネットワーク26と
同一の構成及び機能を有することになる。
路46は、学習終了後のニューラルネットワーク26と
同一の構成及び機能を有することになる。
【0069】従って、図1に示すように、Gセンサ41
によって実際に得られるG信号に対して、区間積分回路
43により区間積分を行ない、シリアル・パラレル変換
回路45によりシリアル・パラレル変換を行って、積和
演算回路46に入力すると、車両衝突時には、その衝突
形態(即ち、正突,斜突,オフセット衝突,アンダーラ
イド衝突及びポール衝突などの衝突の態様や、A,Bな
どの衝突対象物や、定速,中速及び高速など衝突時の車
速の各組合せ)に応じて、積和演算回路46の各出力端
から理想出力信号に近い信号をそれぞれ出力することが
できる。
によって実際に得られるG信号に対して、区間積分回路
43により区間積分を行ない、シリアル・パラレル変換
回路45によりシリアル・パラレル変換を行って、積和
演算回路46に入力すると、車両衝突時には、その衝突
形態(即ち、正突,斜突,オフセット衝突,アンダーラ
イド衝突及びポール衝突などの衝突の態様や、A,Bな
どの衝突対象物や、定速,中速及び高速など衝突時の車
速の各組合せ)に応じて、積和演算回路46の各出力端
から理想出力信号に近い信号をそれぞれ出力することが
できる。
【0070】具体的には、本実施例では、図3に示した
ニューラルネットワーク26の場合と同様に、積和演算
回路46の11個の出力端のうち、一番上の出力端は、
エアバッグ装置を起動するに及ばない旨(スクイブの点
火オフ)を示す信号αを出力する。そして、二番目以降
は、上から順に、衝突の態様が正突であって衝突対象物
がAであることを示す信号β1、………、衝突の態様が
ポール衝突であって衝突対象物がAであることを示す信
号β9、衝突の態様がポール衝突であって衝突対象物が
Bであることを示す信号β10をそれぞれ出力する。こ
のうち、信号αは、信号値が“1”の場合はエアバッグ
装置50を起動すべき旨を示し、信号値が“0”の場合
にはそれ以外の場合(即ち、エアバッグ装置50を起動
するには及ばない旨)を示す。また、信号β1〜β10
については、例えば、信号β1は、信号値が“1”の場
合は衝突の態様が正突であって衝突対象物がAであるこ
とを示し、信号値が“0”の場合にはそれ以外の場合を
示す。
ニューラルネットワーク26の場合と同様に、積和演算
回路46の11個の出力端のうち、一番上の出力端は、
エアバッグ装置を起動するに及ばない旨(スクイブの点
火オフ)を示す信号αを出力する。そして、二番目以降
は、上から順に、衝突の態様が正突であって衝突対象物
がAであることを示す信号β1、………、衝突の態様が
ポール衝突であって衝突対象物がAであることを示す信
号β9、衝突の態様がポール衝突であって衝突対象物が
Bであることを示す信号β10をそれぞれ出力する。こ
のうち、信号αは、信号値が“1”の場合はエアバッグ
装置50を起動すべき旨を示し、信号値が“0”の場合
にはそれ以外の場合(即ち、エアバッグ装置50を起動
するには及ばない旨)を示す。また、信号β1〜β10
については、例えば、信号β1は、信号値が“1”の場
合は衝突の態様が正突であって衝突対象物がAであるこ
とを示し、信号値が“0”の場合にはそれ以外の場合を
示す。
【0071】このようにして、積和演算回路46から出
力された複数の信号は、前述したように、オア回路66
及びアンド回路64に入力される。具体的には、図1に
示すように、積和演算回路46の11個の出力端のう
ち、一番上の出力端から出力されるエアバッグ装置を起
動するに及ばない旨(スクイブの点火オフ)を示す信号
αのみがアンド回路64の一方の入力端に反転入力さ
れ、残りの出力端からそれぞれ出力される車両の衝突形
態を示す10個の信号β1〜β10は、オア回路66の
各入力端にそれぞれ入力される。
力された複数の信号は、前述したように、オア回路66
及びアンド回路64に入力される。具体的には、図1に
示すように、積和演算回路46の11個の出力端のう
ち、一番上の出力端から出力されるエアバッグ装置を起
動するに及ばない旨(スクイブの点火オフ)を示す信号
αのみがアンド回路64の一方の入力端に反転入力さ
れ、残りの出力端からそれぞれ出力される車両の衝突形
態を示す10個の信号β1〜β10は、オア回路66の
各入力端にそれぞれ入力される。
【0072】そして、オア回路66では入力された10
個の信号の論理和が求められ、その論理和信号がアンド
回路64の他方の入力端にそのまま入力される。アンド
回路64では入力された2つの信号の論理積が求めら
れ、その論理積信号が駆動回路52にエアバッグ装置5
0の起動制御信号として入力される。起動制御信号は、
信号値が“1”の場合はエアバッグ装置50を起動させ
るが、信号値が“0”の場合にはエアバッグ装置50を
起動させない。
個の信号の論理和が求められ、その論理和信号がアンド
回路64の他方の入力端にそのまま入力される。アンド
回路64では入力された2つの信号の論理積が求めら
れ、その論理積信号が駆動回路52にエアバッグ装置5
0の起動制御信号として入力される。起動制御信号は、
信号値が“1”の場合はエアバッグ装置50を起動させ
るが、信号値が“0”の場合にはエアバッグ装置50を
起動させない。
【0073】従って、例えば、車両衝突が生じ、その態
様が正突であって衝突対象物がAに近い場合に、衝突時
の車速が高速であってエアバッグ装置を起動すべき場
合、積和演算回路46から出力される信号α,β1〜β
10の信号値は、(0,1,0,0,0,…,0)とな
るので、オア回路66からの論理和信号の信号値は
“1”となり、アンド回路64から出力される起動制御
信号(論理積信号)の信号値も“1”となって、エアバ
ッグ装置50を起動させる。また、車両衝突が生じ、そ
の態様がポール衝突であって衝突対象物がBに近い場合
であっても、衝突時の車速が低速でエアバッグ装置を起
動する必要がない場合には、積和演算回路46から出力
される信号α,β1〜β10の信号値は、(1,0,
0,0,0,…,1)となるので、オア回路66からの
論理和信号の信号値は“1”となるが、アンド回路64
から出力される起動制御信号(論理積信号)の信号値は
“0”のままとなって、エアバッグ装置50を起動させ
ない。
様が正突であって衝突対象物がAに近い場合に、衝突時
の車速が高速であってエアバッグ装置を起動すべき場
合、積和演算回路46から出力される信号α,β1〜β
10の信号値は、(0,1,0,0,0,…,0)とな
るので、オア回路66からの論理和信号の信号値は
“1”となり、アンド回路64から出力される起動制御
信号(論理積信号)の信号値も“1”となって、エアバ
ッグ装置50を起動させる。また、車両衝突が生じ、そ
の態様がポール衝突であって衝突対象物がBに近い場合
であっても、衝突時の車速が低速でエアバッグ装置を起
動する必要がない場合には、積和演算回路46から出力
される信号α,β1〜β10の信号値は、(1,0,
0,0,0,…,1)となるので、オア回路66からの
論理和信号の信号値は“1”となるが、アンド回路64
から出力される起動制御信号(論理積信号)の信号値は
“0”のままとなって、エアバッグ装置50を起動させ
ない。
【0074】なお、学習時には想定していなったような
特殊な場合、即ち、積和演算回路46から出力される信
号αの信号値が、エアバッグ装置を起動すべき旨を示す
値“0”であるが、車両の衝突形態を示す信号β1〜β
10の信号値は全て“0”である場合には、オア回路6
6からの論理和信号の信号値は“0”となるので、アン
ド回路64から出力される起動制御信号(論理積信号)
の信号値は“0”のままとなって、エアバッグ装置50
を起動させない。
特殊な場合、即ち、積和演算回路46から出力される信
号αの信号値が、エアバッグ装置を起動すべき旨を示す
値“0”であるが、車両の衝突形態を示す信号β1〜β
10の信号値は全て“0”である場合には、オア回路6
6からの論理和信号の信号値は“0”となるので、アン
ド回路64から出力される起動制御信号(論理積信号)
の信号値は“0”のままとなって、エアバッグ装置50
を起動させない。
【0075】次に、駆動回路52は、起動制御装置40
から出力された起動制御信号を入力し、その信号値が
“0”である間は、エアバッグ装置50を起動しない
が、信号値が“1”になると、エアバッグ装置50を起
動すべく、エアバッグ装置50内のスクイブ51に通電
する。
から出力された起動制御信号を入力し、その信号値が
“0”である間は、エアバッグ装置50を起動しない
が、信号値が“1”になると、エアバッグ装置50を起
動すべく、エアバッグ装置50内のスクイブ51に通電
する。
【0076】エアバッグ装置50は、スクイブ51の
他、ガス発生剤(図示せず)や、バッグ(図示せず)な
どを備えている。従って、駆動回路52によってスクイ
ブ51に通電されると、スクイブ51はガス発生剤に点
火し、それにより、ガス発生剤からガスが発生する。そ
のガスによってバッグが膨張して、乗員を車両32内の
室内部品との衝突などから保護している。
他、ガス発生剤(図示せず)や、バッグ(図示せず)な
どを備えている。従って、駆動回路52によってスクイ
ブ51に通電されると、スクイブ51はガス発生剤に点
火し、それにより、ガス発生剤からガスが発生する。そ
のガスによってバッグが膨張して、乗員を車両32内の
室内部品との衝突などから保護している。
【0077】以上の説明したように、本実施例によれ
ば、積和演算回路46によって、時系列データである区
間積分信号から、車両の衝突形態を示す信号やエアバッ
グ装置50を起動すべきか否かを示す信号を得ることが
できるので、車両の衝突形態に関わらず、エアバッグ装
置50を起動すべきか否かを確実に判別することができ
る。
ば、積和演算回路46によって、時系列データである区
間積分信号から、車両の衝突形態を示す信号やエアバッ
グ装置50を起動すべきか否かを示す信号を得ることが
できるので、車両の衝突形態に関わらず、エアバッグ装
置50を起動すべきか否かを確実に判別することができ
る。
【0078】本実施例では、積和演算回路46の出力端
から、エアバッグ装置50を起動すべきか否かを示す信
号だけでなく、車両の衝突形態を示す信号を出力させる
ことができるため、この衝突形態を示す信号を用いるこ
とによって、事前に、積和演算回路46が有効に働くか
否かを容易にチェックすることができる。また、車両衝
突が生じた際に、上記した衝突形態を示す信号をメモリ
などに記憶させることによって、車両衝突後に、どのよ
うな衝突形態で車両衝突が起きたかを容易に検証するこ
とができる。
から、エアバッグ装置50を起動すべきか否かを示す信
号だけでなく、車両の衝突形態を示す信号を出力させる
ことができるため、この衝突形態を示す信号を用いるこ
とによって、事前に、積和演算回路46が有効に働くか
否かを容易にチェックすることができる。また、車両衝
突が生じた際に、上記した衝突形態を示す信号をメモリ
などに記憶させることによって、車両衝突後に、どのよ
うな衝突形態で車両衝突が起きたかを容易に検証するこ
とができる。
【0079】図5は本発明の第2の実施例としてのエア
バッグ装置の起動制御装置の構成を示すブロック図であ
る。本実施例の起動制御装置60が、前述した第1の実
施例と異なる点は、アンド回路64とオア回路66を削
除し、積和演算回路46の11個の出力端のうち、一番
上の出力端から出力されるエアバッグ装置を起動するに
及ばない旨(スクイブの点火オフ)を示す信号αのみ
を、そのまま駆動回路52にエアバッグ装置50の起動
制御信号として入力する点である。即ち、信号αは、エ
アバッグ装置50を起動すべきか否かを示す信号である
ので、それをそのままエアバッグ装置50の起動制御信
号として用いても何ら支障はないからである。但し、起
動制御信号は、第1の実施例の場合と逆で、信号値が
“0”の場合はエアバッグ装置50を起動させるが、信
号値が“1”の場合にはエアバッグ装置50を起動させ
ない。
バッグ装置の起動制御装置の構成を示すブロック図であ
る。本実施例の起動制御装置60が、前述した第1の実
施例と異なる点は、アンド回路64とオア回路66を削
除し、積和演算回路46の11個の出力端のうち、一番
上の出力端から出力されるエアバッグ装置を起動するに
及ばない旨(スクイブの点火オフ)を示す信号αのみ
を、そのまま駆動回路52にエアバッグ装置50の起動
制御信号として入力する点である。即ち、信号αは、エ
アバッグ装置50を起動すべきか否かを示す信号である
ので、それをそのままエアバッグ装置50の起動制御信
号として用いても何ら支障はないからである。但し、起
動制御信号は、第1の実施例の場合と逆で、信号値が
“0”の場合はエアバッグ装置50を起動させるが、信
号値が“1”の場合にはエアバッグ装置50を起動させ
ない。
【0080】なお、本実施例では、学習時には想定して
いなったような特殊な場合、即ち、前述した積和演算回
路46から出力される信号αの信号値が、エアバッグ装
置を起動すべき旨を示す値“0”であって、車両の衝突
形態を示す信号β1〜β10の信号値は全て“0”であ
る場合にも、起動制御信号の信号値は“1”となるの
で、エアバッグ装置50を起動させる。
いなったような特殊な場合、即ち、前述した積和演算回
路46から出力される信号αの信号値が、エアバッグ装
置を起動すべき旨を示す値“0”であって、車両の衝突
形態を示す信号β1〜β10の信号値は全て“0”であ
る場合にも、起動制御信号の信号値は“1”となるの
で、エアバッグ装置50を起動させる。
【0081】本実施例によれば、アンド回路64やオア
回路66を削除した分、部品点数を少なくすることがで
き、構成を簡略化することができる。
回路66を削除した分、部品点数を少なくすることがで
き、構成を簡略化することができる。
【0082】ところで、以上説明した2つの実施例にお
いては、学習用のG信号として、車両衝突時に得られる
であろうG信号のみを用意しており、車両が悪路走行中
である場合(この場合は、エアバッグ装置は起動するに
及ばない)に得られるであろうG信号については除外し
ている。
いては、学習用のG信号として、車両衝突時に得られる
であろうG信号のみを用意しており、車両が悪路走行中
である場合(この場合は、エアバッグ装置は起動するに
及ばない)に得られるであろうG信号については除外し
ている。
【0083】このように悪路走行中のG信号を除外する
のは、次の理由による。即ち、悪路走行中のG信号のピ
ーク波形は、高速正突時におけるG信号の衝突初期のピ
ーク波形と酷似しており、判別しにくいため、悪路走行
中のG信号を学習用のG信号として入力し、ニューラル
ネットワーク26に学習をさせると、出力信号と理想出
力信号との誤差がゼロになかなか収束しない場合がある
からである。なお、悪路走行中のG信号を学習用のG信
号として入力する場合には、ニューラルネットワーク2
6の各出力端からは上から順に(1,0,0,0,0,
…,0)の信号が出力されることが理想であるので、理
想出力信号としては(1,0,0,0,0,…,0)の
信号を用意する。
のは、次の理由による。即ち、悪路走行中のG信号のピ
ーク波形は、高速正突時におけるG信号の衝突初期のピ
ーク波形と酷似しており、判別しにくいため、悪路走行
中のG信号を学習用のG信号として入力し、ニューラル
ネットワーク26に学習をさせると、出力信号と理想出
力信号との誤差がゼロになかなか収束しない場合がある
からである。なお、悪路走行中のG信号を学習用のG信
号として入力する場合には、ニューラルネットワーク2
6の各出力端からは上から順に(1,0,0,0,0,
…,0)の信号が出力されることが理想であるので、理
想出力信号としては(1,0,0,0,0,…,0)の
信号を用意する。
【0084】しかしながら、このように、悪路走行中の
G信号を除外してニューラルネットワーク26の学習を
行なった場合、最終的に得られる各ニューロンモデル3
0の演算定数には悪路走行中についての情報は当然含ま
れない。従って、これら演算定数を図1に示した積和演
算回路46内の各積和演算素子の演算定数として用いる
と、これら積和演算素子の演算定数にも悪路走行中につ
いての情報は含まれないため、起動制御装置において
は、悪路走行中と車両衝突時とを確実に判別するのが困
難な場合が発生し得る。
G信号を除外してニューラルネットワーク26の学習を
行なった場合、最終的に得られる各ニューロンモデル3
0の演算定数には悪路走行中についての情報は当然含ま
れない。従って、これら演算定数を図1に示した積和演
算回路46内の各積和演算素子の演算定数として用いる
と、これら積和演算素子の演算定数にも悪路走行中につ
いての情報は含まれないため、起動制御装置において
は、悪路走行中と車両衝突時とを確実に判別するのが困
難な場合が発生し得る。
【0085】そこで、悪路走行中と車両衝突時とを確実
に判別するために積和演算回路46とは別に悪路判定回
路62を備えた実施例を、次に説明する。
に判別するために積和演算回路46とは別に悪路判定回
路62を備えた実施例を、次に説明する。
【0086】図6は本発明の第3の実施例としての起動
制御装置の構成を示すブロック図である。図6に示す起
動制御装置70において、図1と同一の構成要素につい
ては、同一の符号を付してある。従って、それら構成要
素については説明を省略する。
制御装置の構成を示すブロック図である。図6に示す起
動制御装置70において、図1と同一の構成要素につい
ては、同一の符号を付してある。従って、それら構成要
素については説明を省略する。
【0087】本実施例の特徴である悪路判定回路62
は、A/D変換器42から出力されるG信号を入力し、
そのG信号に基づいて、車両衝突であるか悪路走行中で
あるかを判別し、その判別結果を判別信号として出力す
る。即ち、車両衝突であると判別した場合には、判別信
号として値“1”の信号を出力し、車両衝突以外(悪路
走行中も含む)であると判別した場合には、判別信号と
して値“0”の信号を出力する。
は、A/D変換器42から出力されるG信号を入力し、
そのG信号に基づいて、車両衝突であるか悪路走行中で
あるかを判別し、その判別結果を判別信号として出力す
る。即ち、車両衝突であると判別した場合には、判別信
号として値“1”の信号を出力し、車両衝突以外(悪路
走行中も含む)であると判別した場合には、判別信号と
して値“0”の信号を出力する。
【0088】また、アンド回路64は、積和演算回路4
6の一番上の出力端から出力されるエアバッグ装置を起
動するに及ばない旨(スクイブの点火オフ)を示す信号
を一つの入力端に反転入力すると共に、オア回路66か
らの論理和信号と悪路判定回路62からの判別信号を他
の2つの入力端にそれぞれ入力し、これらの論理積を求
めて、その演算結果を起動制御信号として出力する。な
お、この時出力する起動制御信号は、図1の場合と同様
に、信号値が“1”の場合はエアバッグ装置50を起動
させるが、信号値が“0”の場合にはエアバッグ装置5
0を起動させない。
6の一番上の出力端から出力されるエアバッグ装置を起
動するに及ばない旨(スクイブの点火オフ)を示す信号
を一つの入力端に反転入力すると共に、オア回路66か
らの論理和信号と悪路判定回路62からの判別信号を他
の2つの入力端にそれぞれ入力し、これらの論理積を求
めて、その演算結果を起動制御信号として出力する。な
お、この時出力する起動制御信号は、図1の場合と同様
に、信号値が“1”の場合はエアバッグ装置50を起動
させるが、信号値が“0”の場合にはエアバッグ装置5
0を起動させない。
【0089】従って、例えば、悪路走行中に仮に積和演
算回路46からの信号αの値が“0”となって、エアバ
ッグ装置50を起動すべき旨を示し、オア回路66から
の論理和信号の値が“1”となっていたとしても、悪路
判定回路62からの判別信号の値は“0”のままとなっ
て、車両衝突以外(即ち、悪路走行中)である旨を示し
ているため、アンド回路64からの出力信号の値は
“0”のままとなり、エアバッグ装置50を起動させな
い。よって、悪路走行中にエアバッグ装置50が起動す
る可能性は少ない。
算回路46からの信号αの値が“0”となって、エアバ
ッグ装置50を起動すべき旨を示し、オア回路66から
の論理和信号の値が“1”となっていたとしても、悪路
判定回路62からの判別信号の値は“0”のままとなっ
て、車両衝突以外(即ち、悪路走行中)である旨を示し
ているため、アンド回路64からの出力信号の値は
“0”のままとなり、エアバッグ装置50を起動させな
い。よって、悪路走行中にエアバッグ装置50が起動す
る可能性は少ない。
【0090】なお、悪路判定回路62は、例えば、積分
回路と比較回路によって構成することができる。一般
に、G信号の積分値は車両衝突時には比較的大きくなる
のに対し、悪路走行中は比較的小さい。従って、入力さ
れたG信号を積分回路によって積分し、得られた積分値
を所定の閾値と比較回路によって比較する。そして、積
分値が閾値より大きい場合には、車両衝突であると判別
して値“1”の判別信号を出力し、積分値が閾値より小
さい場合には、車両衝突以外(悪路走行中も含む)であ
ると判別して値“0”の判別信号を出力する。
回路と比較回路によって構成することができる。一般
に、G信号の積分値は車両衝突時には比較的大きくなる
のに対し、悪路走行中は比較的小さい。従って、入力さ
れたG信号を積分回路によって積分し、得られた積分値
を所定の閾値と比較回路によって比較する。そして、積
分値が閾値より大きい場合には、車両衝突であると判別
して値“1”の判別信号を出力し、積分値が閾値より小
さい場合には、車両衝突以外(悪路走行中も含む)であ
ると判別して値“0”の判別信号を出力する。
【0091】また、悪路判定回路62は、例えば、LP
F回路と比較回路によって構成することも可能である。
一般に、車両衝突時にはG信号に高周波成分はあまり含
まれないのに対し、悪路走行中にはG信号に高周波成分
が多く含まれる。従って、入力されたG信号からLPF
回路によって高周波成分を除去し、そのG信号の値を所
定の閾値と比較回路によって比較する。そして、G信号
の値が閾値より大きい場合には、車両衝突であると判別
して値“1”の判別信号を出力し、G信号の値が閾値よ
り小さい場合には、車両衝突以外(悪路走行中も含む)
であると判別して値“0”の判別信号を出力する。
F回路と比較回路によって構成することも可能である。
一般に、車両衝突時にはG信号に高周波成分はあまり含
まれないのに対し、悪路走行中にはG信号に高周波成分
が多く含まれる。従って、入力されたG信号からLPF
回路によって高周波成分を除去し、そのG信号の値を所
定の閾値と比較回路によって比較する。そして、G信号
の値が閾値より大きい場合には、車両衝突であると判別
して値“1”の判別信号を出力し、G信号の値が閾値よ
り小さい場合には、車両衝突以外(悪路走行中も含む)
であると判別して値“0”の判別信号を出力する。
【0092】以上のようにして、本実施例によれば、悪
路判定回路62を備えることによって、悪路走行中と車
両衝突時とを確実に判別することができるため、悪路走
行中にエアバッグ装置50を起動させる可能性は少な
い。
路判定回路62を備えることによって、悪路走行中と車
両衝突時とを確実に判別することができるため、悪路走
行中にエアバッグ装置50を起動させる可能性は少な
い。
【0093】図7は本発明の第4の実施例としてのエア
バッグ装置の起動制御装置の構成を示すブロック図であ
る。本実施例の起動制御装置80において、積和演算回
路46は、11個の出力端のうち、一番上の出力端か
ら、エアバッグ装置を起動するに及ばない旨(スクイブ
の点火オフ)を示す信号αを出力するが、二番目以降の
出力端からは、車両の衝突形態を示す信号β1〜β10
を出力する。そこで、本実施例では、エアバッグ装置を
複数用意すると共に、上記のように積和演算回路46の
二番目以降の出力端から出力される車両の衝突形態を示
す信号β1〜β10を用いて、車両の衝突形態に対応し
て、各エアバック装置の起動を制御するようにしてい
る。このため、本実施例では、図7に示すように、図2
に示した構成に、選択回路68と、駆動回路55,57
と、エアバッグ装置54,56それぞれ追加する。
バッグ装置の起動制御装置の構成を示すブロック図であ
る。本実施例の起動制御装置80において、積和演算回
路46は、11個の出力端のうち、一番上の出力端か
ら、エアバッグ装置を起動するに及ばない旨(スクイブ
の点火オフ)を示す信号αを出力するが、二番目以降の
出力端からは、車両の衝突形態を示す信号β1〜β10
を出力する。そこで、本実施例では、エアバッグ装置を
複数用意すると共に、上記のように積和演算回路46の
二番目以降の出力端から出力される車両の衝突形態を示
す信号β1〜β10を用いて、車両の衝突形態に対応し
て、各エアバック装置の起動を制御するようにしてい
る。このため、本実施例では、図7に示すように、図2
に示した構成に、選択回路68と、駆動回路55,57
と、エアバッグ装置54,56それぞれ追加する。
【0094】図7において、エアバッグ装置50,5
4,56はそれぞれ車両32に搭載されるエアバッグ装
置であり、例えば、エアバッグ装置50が運転席用エア
バッグ装置であるとすると、エアバッグ装置54を助手
席用エアバッグ装置、エアバッグ装置56を後部座席用
エアバッグ装置とすることができる。また、例えば、エ
アバッグ装置50が運転席前突用エアバッグ装置である
とすると、エアバッグ装置54を運転席側突用エアバッ
グ装置、エアバッグ装置56は助手席前突用エアバッグ
装置とすることができる。
4,56はそれぞれ車両32に搭載されるエアバッグ装
置であり、例えば、エアバッグ装置50が運転席用エア
バッグ装置であるとすると、エアバッグ装置54を助手
席用エアバッグ装置、エアバッグ装置56を後部座席用
エアバッグ装置とすることができる。また、例えば、エ
アバッグ装置50が運転席前突用エアバッグ装置である
とすると、エアバッグ装置54を運転席側突用エアバッ
グ装置、エアバッグ装置56は助手席前突用エアバッグ
装置とすることができる。
【0095】駆動回路52,55,57はそれぞれエア
バッグ装置50,54,56に対応して設けられ、後述
するように、選択回路68から出力される起動制御信号
を入力して、その信号値が“0”である間は、対応する
エアバッグ装置を起動しないが、信号値が“1”になる
と、対応するエアバッグ装置を起動すべく、そのエアバ
ッグ装置内のスクイブに通電する。
バッグ装置50,54,56に対応して設けられ、後述
するように、選択回路68から出力される起動制御信号
を入力して、その信号値が“0”である間は、対応する
エアバッグ装置を起動しないが、信号値が“1”になる
と、対応するエアバッグ装置を起動すべく、そのエアバ
ッグ装置内のスクイブに通電する。
【0096】選択回路68は、積和演算回路46の各出
力端から出力される信号α,β1〜β10をそれぞれ入
力し、信号αに基づいて、エアバッグ装置の何れかを起
動するか否かを判別する他、信号β1〜β10によっ
て、車両の衝突形態を判別して、エアバッグ装置を起動
すべき場合には、その判別した車両の形態に応じて、複
数のエアバッグ装置50,54,56のうち、どのエア
バッグ装置を起動するかを選択し、選択したエアバッグ
装置に対応する駆動回路に、それぞれ、起動制御信号と
して、エアバッグ装置を起動すべき旨を示す信号値
“1”の信号を出力する。
力端から出力される信号α,β1〜β10をそれぞれ入
力し、信号αに基づいて、エアバッグ装置の何れかを起
動するか否かを判別する他、信号β1〜β10によっ
て、車両の衝突形態を判別して、エアバッグ装置を起動
すべき場合には、その判別した車両の形態に応じて、複
数のエアバッグ装置50,54,56のうち、どのエア
バッグ装置を起動するかを選択し、選択したエアバッグ
装置に対応する駆動回路に、それぞれ、起動制御信号と
して、エアバッグ装置を起動すべき旨を示す信号値
“1”の信号を出力する。
【0097】以上のようにして、本実施例によれば、積
和演算回路46の二番目以降の出力端から出力される車
両の衝突形態を示す信号β1〜β10を利用し、車両の
衝突形態に応じて、複数のエアバッグ装置のうち、適当
なエアバッグ装置を的確に起動させることができる。
和演算回路46の二番目以降の出力端から出力される車
両の衝突形態を示す信号β1〜β10を利用し、車両の
衝突形態に応じて、複数のエアバッグ装置のうち、適当
なエアバッグ装置を的確に起動させることができる。
【0098】なお、本発明は上記した実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様にて実施することが可能である。
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様にて実施することが可能である。
【0099】上記した実施例においては、ニューラルネ
ットワーク26或いは積和演算回路46の11個の出力
端のうち、一番上の出力端は、エアバッグ装置を起動す
るに及ばない旨(スクイブの点火オフ)を示す信号を出
力し、二番目以降は、正突,斜突,オフセット衝突,ア
ンダーライド衝突及びポール衝突の5つの態様とA,B
の2つの衝突対象物の各組合せに対応して、車両の衝突
形態を示す信号をそれぞれ出力している。しかし、本発
明はこれに限るものではなく、例えば、衝突時の車速
(定速,中速及び高速など)を示す信号をさらに追加し
て出力するようにしても良い。また、組み合わせずに衝
突の態様のみ、衝突対象物のみ、或いは衝突時の車速の
みで出力するようにしても良い。
ットワーク26或いは積和演算回路46の11個の出力
端のうち、一番上の出力端は、エアバッグ装置を起動す
るに及ばない旨(スクイブの点火オフ)を示す信号を出
力し、二番目以降は、正突,斜突,オフセット衝突,ア
ンダーライド衝突及びポール衝突の5つの態様とA,B
の2つの衝突対象物の各組合せに対応して、車両の衝突
形態を示す信号をそれぞれ出力している。しかし、本発
明はこれに限るものではなく、例えば、衝突時の車速
(定速,中速及び高速など)を示す信号をさらに追加し
て出力するようにしても良い。また、組み合わせずに衝
突の態様のみ、衝突対象物のみ、或いは衝突時の車速の
みで出力するようにしても良い。
【0100】上記した実施例においては、起動制御装置
に用いる積和演算回路46としては、一般的な積和演算
回路を用いることを前提として説明したが、ニューラル
ネットワークも学習機能付きの積和演算回路であって、
積和演算回路の一種であるので、積和演算回路46とし
て用いることは可能である。この場合、積和演算回路学
習装置20に用いた学習後のニューラルネットワーク2
6をそのまま用いても良いが、別のニューラルネットワ
ークを用意し、そのニューラルネットワークに学習によ
り求めた演算定数を設定して、用いるようにしても良
い。
に用いる積和演算回路46としては、一般的な積和演算
回路を用いることを前提として説明したが、ニューラル
ネットワークも学習機能付きの積和演算回路であって、
積和演算回路の一種であるので、積和演算回路46とし
て用いることは可能である。この場合、積和演算回路学
習装置20に用いた学習後のニューラルネットワーク2
6をそのまま用いても良いが、別のニューラルネットワ
ークを用意し、そのニューラルネットワークに学習によ
り求めた演算定数を設定して、用いるようにしても良
い。
【0101】上記した実施例においては、車両に加わる
衝撃の大きさに対応した車両衝撃信号として、G信号に
区間積分を施して、区間積分信号をシリアル・パラレル
変換回路に入力していたが、本発明は、このように区間
積分信号に限らず、G信号をそのまま車両衝撃信号とし
てシリアル・パラレル変換回路に入力しても良いし、G
信号に区間積分以外の所定の演算(例えば、2階積分や
微分など)を施して得られる信号を、車両衝撃信号とし
て、シリアル・パラレル変換回路に入力するようにして
も良い。
衝撃の大きさに対応した車両衝撃信号として、G信号に
区間積分を施して、区間積分信号をシリアル・パラレル
変換回路に入力していたが、本発明は、このように区間
積分信号に限らず、G信号をそのまま車両衝撃信号とし
てシリアル・パラレル変換回路に入力しても良いし、G
信号に区間積分以外の所定の演算(例えば、2階積分や
微分など)を施して得られる信号を、車両衝撃信号とし
て、シリアル・パラレル変換回路に入力するようにして
も良い。
【0102】上記した実施例では、乗員保護装置とし
て、エアバッグ装置を用いていたが、エアバッグ装置以
外にも、例えば、オートプリテンショナーやインフレー
タブルカーテンなどを用いるようにしても良い。オート
プリテンショナーは、例えば、インフレータより発生さ
れたガスによってシートベルトを巻き取り、シートベル
トの機能を一層高めるように動作するものである。ま
た、インフレータブルカーテンは、運転席におけるドア
内側の上方などに取り付けられ、インフレータより発生
されたガスによってカーテンのように降りて、乗員の頭
部などを保護するものである。
て、エアバッグ装置を用いていたが、エアバッグ装置以
外にも、例えば、オートプリテンショナーやインフレー
タブルカーテンなどを用いるようにしても良い。オート
プリテンショナーは、例えば、インフレータより発生さ
れたガスによってシートベルトを巻き取り、シートベル
トの機能を一層高めるように動作するものである。ま
た、インフレータブルカーテンは、運転席におけるドア
内側の上方などに取り付けられ、インフレータより発生
されたガスによってカーテンのように降りて、乗員の頭
部などを保護するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としてのエアバッグ装置
の起動制御装置の構成を示すブロック図である。
の起動制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の積和演算回路46における積和演算素子
の演算定数を学習により決定するための積和演算回路学
習装置の構成を示すブロック図である。
の演算定数を学習により決定するための積和演算回路学
習装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示すニューラルネットワーク26の内部
構成を示す構成図である。
構成を示す構成図である。
【図4】図3に示すニューロンモデル30とそのニュー
ロンモデル30において使用されるシグモイド関数fs
(X)を説明するための説明図である。
ロンモデル30において使用されるシグモイド関数fs
(X)を説明するための説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例としてのエアバッグ装置
の起動制御装置の構成を示すブロック図である。
の起動制御装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施例としてのエアバッグ装置
の起動制御装置の構成を示すブロック図である。
の起動制御装置の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第4の実施例としてのエアバッグ装置
の起動制御装置の構成を示すブロック図である。
の起動制御装置の構成を示すブロック図である。
20…積和演算回路学習装置 22…A/D変換器 23…区間積分回路 25…シリアル・パラレル変換回路 26…ニューラルネットワーク 28…調整回路 30…ニューロンモデル 32…車両 40…起動制御装置 41…Gセンサ 42…A/D変換器 43…区間積分回路 45…シリアル・パラレル変換回路 46…積和演算回路 50…エアバッグ装置 51…スクイブ 52…駆動回路 54…エアバッグ装置 55…駆動回路 56…エアバッグ装置 57…駆動回路 60…起動制御装置 62…悪路判定回路 64…アンド回路 66…オア回路 68…選択回路 70…起動制御装置 80…起動制御装置
フロントページの続き (72)発明者 橋本 秀紀 東京都港区六本木7−22−1 東京大学 生産技術研究所内
Claims (11)
- 【請求項1】 車両に加わる衝撃の大きさに対応した車
両衝撃信号から得られる信号を入力し、該信号に対して
複数の演算定数を用いた積和演算を行なって、乗員保護
装置の起動を制御する起動制御信号を得るための信号を
出力する起動制御装置用の積和演算回路について、前記
複数の演算定数を学習により決定するための積和演算回
路学習方法であって、 (a)複数の積和演算素子を備え、複数の入力端及び複
数の出力端を有すると共に、前記複数の積和演算素子の
演算定数を調整することが可能な学習用積和演算回路を
準備する工程と、 (b)予め用意された時系列信号である学習用車両衝撃
信号を直列−並列変換する工程と、 (c)直列−並列変換した前記学習用車両衝撃信号を前
記学習用積和演算回路の各入力端にそれぞれ並列入力し
て、該学習用積和演算回路における前記複数の積和演算
素子によりそれぞれ演算定数を用いた積和演算を行なう
工程と、 (d)演算結果として前記学習用積和演算回路の各出力
端から出力される複数の出力信号と、前記学習用車両衝
撃信号に対応する予め用意された複数の理想出力信号
と、の各誤差がそれぞれ所定の値となるように、前記学
習用積和演算回路における前記複数の積和演算素子の演
算定数を調整する工程と、 を備え、 調整の結果得られた前記複数の積和演算素子の演算定数
を、前記起動制御装置用の前記積和演算回路における前
記複数の演算定数として決定することを特徴とする積和
演算回路学習方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の積和演算回路学習方法
であって、 前記工程(a)は、前記学習用積和演算回路として、ニ
ューラルネットワークを準備する工程を備える積和演算
回路学習方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の積和演算回路学習方法
であって、 前記工程(b)は、前記学習用車両衝撃信号として、各
々、車両衝突時に得られ、互いに衝突形態の異なる複数
の車両衝撃信号を用意する工程を備えると共に、 前記工程(d)は、前記複数の車両衝撃信号毎に異なる
前記複数の理想出力信号を用意する工程を備える積和演
算回路学習方法。 - 【請求項4】 請求項1に記載の積和演算回路学習方法
であって、 前記工程(b)は、前記学習用車両衝撃信号として車両
の悪路走行中に得られる車両衝撃信号以外の車両衝撃信
号を用意する工程を備える積和演算回路学習方法。 - 【請求項5】 車両に加わる衝撃の大きさに対応した車
両衝撃信号から得られる信号を入力し、該信号に対して
複数の演算定数を用いた積和演算を行なって、乗員保護
装置の起動を制御する起動制御信号を得るための信号を
出力する起動制御装置用の積和演算回路について、前記
複数の演算定数を学習により決定するための積和演算回
路学習装置であって、 予め用意された時系列信号である学習用車両衝撃信号を
直列−並列変換する直列−並列変換手段と、 複数の積和演算素子を備え、複数の入力端及び複数の出
力端を有し、直列−並列変換した前記学習用車両衝撃信
号を前記入力端より並列入力して、前記複数の積和演算
素子によりそれぞれ演算定数を用いた積和演算を行なう
と共に、前記複数の積和演算素子の演算定数を調整する
ことが可能な学習用積和演算回路と、 演算結果として前記学習用積和演算回路の各出力端から
出力される出力信号と、前記学習用車両衝撃信号に対応
する予め用意された複数の理想出力信号と、の各誤差が
それぞれ所定の値となるように、前記学習用積和演算回
路における前記複数の積和演算素子の演算定数を調整す
る演算定数調整手段と、 を備え、 調整の結果得られた前記複数の積和演算素子の演算定数
を、前記起動制御装置用の前記積和演算回路における前
記複数の演算定数として決定することを特徴とする積和
演算回路学習装置。 - 【請求項6】 車両に加わる衝撃の大きさに対応した車
両衝撃信号に基づいて乗員保護装置の起動を制御する起
動制御信号を得る乗員保護装置の起動制御装置であっ
て、 時系列信号である前記車両衝撃信号を直列−並列変換す
る直列−並列変換手段と、 複数の入力端及び複数の出力端を有し、直列−並列変換
した前記車両衝撃信号を前記入力端より並列入力して、
複数の演算定数を用いた積和演算を行なって、その演算
結果として得られる信号を各出力端からそれぞれ出力す
る積和演算回路と、 を備え、 該積和演算回路から出力される前記信号から前記起動制
御信号を得ると共に、 前記積和演算回路における前記複数の演算定数として、
請求項1,2または3に記載の積和演算回路学習方法に
よって決定された演算定数を用いる乗員保護装置の起動
制御装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の乗員保護装置の起動制
御装置であって、 前記積和演算回路の各出力端から出力される前記複数の
信号のうちの一つの信号は、前記乗員保護装置を起動す
るか否かを決定する信号であることを特徴とする乗員保
護装置の起動制御装置。 - 【請求項8】 請求項6に記載の乗員保護装置の起動制
御装置であって、 前記積和演算回路の各出力端から出力される前記複数の
信号は、前記車両が衝突した際に、その衝突形態を識別
することが可能な信号を含むことを特徴とする乗員保護
装置の起動制御装置。 - 【請求項9】 請求項6に記載の乗員保護装置の起動制
御装置であって、 前記車両衝撃信号は、前記車両に加わる加速度を区間積
分して得られる信号であることを特徴とする乗員保護装
置の起動制御装置。 - 【請求項10】 請求項6に記載の乗員保護装置の起動
制御装置であって、 前記車両衝撃信号に基づいて、車両衝突であるか悪路走
行中であるかを判別するための判別信号を導き出す判別
手段と、 前記積和演算回路から出力される前記信号が前記乗員保
護装置を起動すべきであることを示し、かつ、前記判別
手段により導き出される前記判別信号が車両衝突である
ことを示している場合に、前記起動制御信号として、前
記乗員保護装置を起動する信号を出力する起動制御信号
出力手段と、 をさらに備える乗員保護装置の起動制御装置。 - 【請求項11】 車両に加わる衝撃の大きさに対応した
車両衝撃信号に基づいて乗員保護装置の起動を制御する
起動制御信号を得る乗員保護装置の起動制御装置であっ
て、 時系列信号である前記車両衝撃信号を直列−並列変換す
る直列−並列変換手段と、 複数の入力端及び複数の出力端を有し、直列−並列変換
した前記車両衝撃信号を前記入力端より並列入力して、
複数の演算定数を用いた積和演算を行なって、その演算
結果として得られる信号を各出力端からそれぞれ出力す
る積和演算回路と、 前記車両衝撃信号に基づいて、車両衝突であるか悪路走
行中であるかを判別するための判別信号を導き出す判別
手段と、 前記積和演算回路から出力される前記信号が前記乗員保
護装置を起動すべきであることを示し、かつ、前記判別
手段により導き出される前記判別信号が車両衝突である
ことを示している場合に、前記起動制御信号として、前
記乗員保護装置を起動する信号を出力する起動制御信号
出力手段と、 を備え、 前記積和演算回路における前記複数の演算定数として、
請求項4に記載の積和演算回路学習方法によって決定さ
れた演算定数を用いる乗員保護装置の起動制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8161011A JPH09315261A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 積和演算回路学習方法及びその装置、並びに乗員保護装置の起動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8161011A JPH09315261A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 積和演算回路学習方法及びその装置、並びに乗員保護装置の起動制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09315261A true JPH09315261A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15726889
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8161011A Pending JPH09315261A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 積和演算回路学習方法及びその装置、並びに乗員保護装置の起動制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09315261A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007508197A (ja) * | 2003-10-17 | 2007-04-05 | フオルクスヴアーゲン アクチエンゲゼルシヤフト | 自動車用の乗員保護システム |
| US8386130B2 (en) | 2007-02-07 | 2013-02-26 | Mitsubishi Electric Corporation | Occupant protection device |
| WO2018207050A1 (ja) * | 2017-05-12 | 2018-11-15 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 積和演算回路、ニューロン回路、ニューラルネットワーク、半導体装置、加速度計測装置、音計測装置、情報処理装置 |
-
1996
- 1996-05-30 JP JP8161011A patent/JPH09315261A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007508197A (ja) * | 2003-10-17 | 2007-04-05 | フオルクスヴアーゲン アクチエンゲゼルシヤフト | 自動車用の乗員保護システム |
| JP2007508196A (ja) * | 2003-10-17 | 2007-04-05 | フオルクスヴアーゲン アクチエンゲゼルシヤフト | 乗員保護システムを備えた自動車 |
| US8386130B2 (en) | 2007-02-07 | 2013-02-26 | Mitsubishi Electric Corporation | Occupant protection device |
| WO2018207050A1 (ja) * | 2017-05-12 | 2018-11-15 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 積和演算回路、ニューロン回路、ニューラルネットワーク、半導体装置、加速度計測装置、音計測装置、情報処理装置 |
| JPWO2018207050A1 (ja) * | 2017-05-12 | 2020-04-09 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 積和演算回路、ニューロン回路、ニューラルネットワーク、半導体装置、加速度計測装置、音計測装置、情報処理装置 |
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