JPH09316432A - 帯電防止剤 - Google Patents
帯電防止剤Info
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- JPH09316432A JPH09316432A JP13396996A JP13396996A JPH09316432A JP H09316432 A JPH09316432 A JP H09316432A JP 13396996 A JP13396996 A JP 13396996A JP 13396996 A JP13396996 A JP 13396996A JP H09316432 A JPH09316432 A JP H09316432A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた帯電防止効果を有し、かつこの帯電防
止効果を長期間維持する帯電防止剤を提供する。 【解決手段】 下記の式(化1)で表される繰返し単位
1および下記の式(化2)で表される繰返し単位2を必
須構成要素とし、前記繰返し単位1および繰返し単位2
のモル比が、繰返し単位1/繰返し単位2=98/2〜
80/20の範囲であり、重量平均分子量が1000〜1000
000の範囲であるポリマーからなる帯電防止剤である。
下記(化1)および(化2)において、Xは水素原子又
はメチル基であり、Mは、水素原子、アルカリ金属、ア
ルカリ土類金属、NH4 または有機アミン類である。下
記の式(化1)において、SO3 M基は、ベンゼン環の
3〜5位のいずれかにある。下記の式(化2)におい
て、nは0または1であり、少なくとも一つのSO3 M
基がオルト位にある。 【化1】 【化2】
止効果を長期間維持する帯電防止剤を提供する。 【解決手段】 下記の式(化1)で表される繰返し単位
1および下記の式(化2)で表される繰返し単位2を必
須構成要素とし、前記繰返し単位1および繰返し単位2
のモル比が、繰返し単位1/繰返し単位2=98/2〜
80/20の範囲であり、重量平均分子量が1000〜1000
000の範囲であるポリマーからなる帯電防止剤である。
下記(化1)および(化2)において、Xは水素原子又
はメチル基であり、Mは、水素原子、アルカリ金属、ア
ルカリ土類金属、NH4 または有機アミン類である。下
記の式(化1)において、SO3 M基は、ベンゼン環の
3〜5位のいずれかにある。下記の式(化2)におい
て、nは0または1であり、少なくとも一つのSO3 M
基がオルト位にある。 【化1】 【化2】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電防止剤に関す
るものであり、詳しくは、紙用に好適に使用することが
できる帯電防止剤に関するものである。
るものであり、詳しくは、紙用に好適に使用することが
できる帯電防止剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、紙の帯電を防ぐために、様々
な帯電防止剤が使用されている。例えば、食塩(NaC
l)、アルミン酸ソーダ(NaAlO2 )などの無機塩
とグリセリン、エチレングリコールなどの湿潤剤とを組
み合わせた帯電防止剤が、単純で安価なものとして汎用
されている。しかし、このような帯電防止剤は、低湿度
領域では帯電防止性能が著しく低下し、また高湿度領域
ではベトついたり、紙のコシを悪くしたり、さらに製紙
機械等を錆びさせる等の問題がある。
な帯電防止剤が使用されている。例えば、食塩(NaC
l)、アルミン酸ソーダ(NaAlO2 )などの無機塩
とグリセリン、エチレングリコールなどの湿潤剤とを組
み合わせた帯電防止剤が、単純で安価なものとして汎用
されている。しかし、このような帯電防止剤は、低湿度
領域では帯電防止性能が著しく低下し、また高湿度領域
ではベトついたり、紙のコシを悪くしたり、さらに製紙
機械等を錆びさせる等の問題がある。
【0003】これら問題を改善するため、最近は、帯電
防止性能を有する種々のポリマーが開発され、このなか
でも芳香族のスルホン酸塩は、バインダー等の併用薬物
との相溶性ならびに熱安定性が良いという理由から、有
用な帯電防止剤として注目されている。例えば、特開昭
62−116684号公報および特開昭53−1482
0号公報では、スチレンスルホン酸塩系ポリマーを帯電
防止剤として使用することが提案されている。
防止性能を有する種々のポリマーが開発され、このなか
でも芳香族のスルホン酸塩は、バインダー等の併用薬物
との相溶性ならびに熱安定性が良いという理由から、有
用な帯電防止剤として注目されている。例えば、特開昭
62−116684号公報および特開昭53−1482
0号公報では、スチレンスルホン酸塩系ポリマーを帯電
防止剤として使用することが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなポリマーの帯電防止剤は、帯電防止性能の向上が若
干認められるものの未だ不充分であり、また帯電防止機
能の経日的な持続性という点からも満足できるレベルで
はなかった。このため、従来では、帯電防止剤を多量に
配合する等の方策が採られていたが、紙の品質等に悪影
響を及ぼすおそれがあり、またコストの問題も生じてい
た。
うなポリマーの帯電防止剤は、帯電防止性能の向上が若
干認められるものの未だ不充分であり、また帯電防止機
能の経日的な持続性という点からも満足できるレベルで
はなかった。このため、従来では、帯電防止剤を多量に
配合する等の方策が採られていたが、紙の品質等に悪影
響を及ぼすおそれがあり、またコストの問題も生じてい
た。
【0005】そこで、本発明は、前記従来の問題を解決
するため、少量の添加量で十分な帯電防止効果を示し、
かつこの帯電防止効果を長期間維持可能な帯電防止剤を
提供することを目的とする。
するため、少量の添加量で十分な帯電防止効果を示し、
かつこの帯電防止効果を長期間維持可能な帯電防止剤を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の帯電防止剤は、下記の式(化3)で表され
る繰返し単位1および下記の式(化4)で表される繰返
し単位2を必須構成要素とし、前記繰返し単位1および
繰返し単位2のモル比が、繰返し単位1/繰返し単位2
=98/2〜80/20の範囲であり、重量平均分子量
が1000〜1000000の範囲であるポリマーから
なる。
に、本発明の帯電防止剤は、下記の式(化3)で表され
る繰返し単位1および下記の式(化4)で表される繰返
し単位2を必須構成要素とし、前記繰返し単位1および
繰返し単位2のモル比が、繰返し単位1/繰返し単位2
=98/2〜80/20の範囲であり、重量平均分子量
が1000〜1000000の範囲であるポリマーから
なる。
【0007】
【化3】
【0008】
【化4】
【0009】[前記式(化3)および式(化4)におい
て、Xは水素原子又はメチル基であり、Mは、水素原
子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、NH4 および有
機アミン類から選択される元素または塩基性有機基であ
る。前記式(化3)において、SO3 M基は、ベンゼン
環の3〜5位のいずれかにある。前記式(化4)におい
て、nは0または1であり、少なくとも一つのSO3 M
基がオルト位にある。] このように、本発明の帯電防止剤は、特殊なスルホン酸
(またはその塩)基を含有する芳香族系ポリマーからな
るものであり、ベンゼン環のオルト位にスルホン酸(ま
たはその塩)基が結合した前記繰返し単位2とベンゼン
環のメタ位又はパラ位にスルホン酸(またはその塩)基
が結合した前記繰返し単位1とをポリマー中に特定の割
合で有し、かつ重量平均分子量が特定の範囲のものであ
る。このような特定のポリマーからなる帯電防止剤は、
極めて優れた帯電防止性能を有し、しかも長期間持続す
る。このため、本発明の帯電防止剤は、少量の使用で紙
等の帯電を充分に防止することができ、またその帯電防
止効果も長期間継続する。
て、Xは水素原子又はメチル基であり、Mは、水素原
子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、NH4 および有
機アミン類から選択される元素または塩基性有機基であ
る。前記式(化3)において、SO3 M基は、ベンゼン
環の3〜5位のいずれかにある。前記式(化4)におい
て、nは0または1であり、少なくとも一つのSO3 M
基がオルト位にある。] このように、本発明の帯電防止剤は、特殊なスルホン酸
(またはその塩)基を含有する芳香族系ポリマーからな
るものであり、ベンゼン環のオルト位にスルホン酸(ま
たはその塩)基が結合した前記繰返し単位2とベンゼン
環のメタ位又はパラ位にスルホン酸(またはその塩)基
が結合した前記繰返し単位1とをポリマー中に特定の割
合で有し、かつ重量平均分子量が特定の範囲のものであ
る。このような特定のポリマーからなる帯電防止剤は、
極めて優れた帯電防止性能を有し、しかも長期間持続す
る。このため、本発明の帯電防止剤は、少量の使用で紙
等の帯電を充分に防止することができ、またその帯電防
止効果も長期間継続する。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明をさらに詳しく説
明する。本発明の帯電防止剤は、前記式(化3)で表さ
れる繰返し単位1および前記式(化4)で表される繰返
し単位2とを必須構成要素とするポリマーからなる。
明する。本発明の帯電防止剤は、前記式(化3)で表さ
れる繰返し単位1および前記式(化4)で表される繰返
し単位2とを必須構成要素とするポリマーからなる。
【0011】前記繰返し単位2の形態としては、前記式
(化4)において、例えば、nが0の場合、SO3 M基
は、ベンゼン環の2位又は6位のいずれかにあり、nが
1の場合は、(イ)1つのSO3 M基がベンゼン環の2
位にあり、もう1つのSO3M基が6位にある場合と、
(ロ)1つのSO3 M基がベンゼン環の2位又は6位の
いずれかにあり、もう1つのSO3 M基がベンゼン環の
3〜5位のいずれかにある場合とがあげられる。
(化4)において、例えば、nが0の場合、SO3 M基
は、ベンゼン環の2位又は6位のいずれかにあり、nが
1の場合は、(イ)1つのSO3 M基がベンゼン環の2
位にあり、もう1つのSO3M基が6位にある場合と、
(ロ)1つのSO3 M基がベンゼン環の2位又は6位の
いずれかにあり、もう1つのSO3 M基がベンゼン環の
3〜5位のいずれかにある場合とがあげられる。
【0012】また、本発明の帯電防止剤にかかるポリマ
ーを構成する必須モノマー単位としては、例えば、スチ
レンスルホン酸またはその塩、α−メチルスチレンスル
ホン酸またはその塩等があげられ、これらは単独または
併用することができる。このうちの2〜20モル%、好
ましくは3〜15モル%がオルト位にスルホン酸基を有
する繰返し単位2となり、残りが繰返し単位1となるこ
とが好ましい。これは、繰返し単位2の量が、2モル%
未満では帯電防止性能が不十分となり、他方、20モル
%を越えても同様に帯電防止性能が満足されない場合が
あるからである。
ーを構成する必須モノマー単位としては、例えば、スチ
レンスルホン酸またはその塩、α−メチルスチレンスル
ホン酸またはその塩等があげられ、これらは単独または
併用することができる。このうちの2〜20モル%、好
ましくは3〜15モル%がオルト位にスルホン酸基を有
する繰返し単位2となり、残りが繰返し単位1となるこ
とが好ましい。これは、繰返し単位2の量が、2モル%
未満では帯電防止性能が不十分となり、他方、20モル
%を越えても同様に帯電防止性能が満足されない場合が
あるからである。
【0013】また、前記スチレンスルホン酸塩およびα
−メチルスチレンスルホン酸塩の構成材料となる塩基性
物質としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸
化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化バリウム等
のアルカリ土類金属水酸化物、アンモニアまたはアンモ
ニア水、あるいはモノエタノールアミン、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン、モルホリン、エチルア
ミン、ブチルアミン、ヤシ油アミン、牛脂アミン、エチ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレント
リアミン、ポリエチレンアミン等の有機アミン、または
これらのポリエチレンオキシド付加物を用いることがで
きる。このなかでも、帯電防止性能の理由から、アルカ
リ金属水酸化物、アンモニアまたはアンモニア水が好ま
しい。
−メチルスチレンスルホン酸塩の構成材料となる塩基性
物質としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸
化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化バリウム等
のアルカリ土類金属水酸化物、アンモニアまたはアンモ
ニア水、あるいはモノエタノールアミン、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン、モルホリン、エチルア
ミン、ブチルアミン、ヤシ油アミン、牛脂アミン、エチ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレント
リアミン、ポリエチレンアミン等の有機アミン、または
これらのポリエチレンオキシド付加物を用いることがで
きる。このなかでも、帯電防止性能の理由から、アルカ
リ金属水酸化物、アンモニアまたはアンモニア水が好ま
しい。
【0014】本発明の帯電防止剤にかかるポリマーは、
前記繰返し単位1および繰返し単位2のみから構成する
ことができるが、所望により他の繰返し単位を共重合さ
せることもできる。このような他の繰返し単位として
は、次のモノマーが挙げられる。例えば、スチレン、α
−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタレン
等の芳香族炭化水素モノマー、ビニルトルエンスルホン
酸またはその塩、ビニルナフタレンスルホン酸またはそ
の塩等の芳香族スルホン酸モノマー、ブタジエン、イソ
プレン、ペンタジエン、シクロペンタジエン等の共役ジ
エン類、ブタジエン、イソプレン、ペンタジエン、シク
ロペンタジエン等の共役ジエンのスルホン化物またはそ
の塩、エチレン、プロピレン、ブテン、イソブチレン等
のオレフィン類、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、フマール酸、クロトン酸、イタコン酸、シトラコン
酸またはこれらの酸の一価金属塩、二価金属塩、アンモ
ニウム塩、有機アミン塩、およびこれらの酸とアルコー
ル、ポリエチレングリコール、イセチオン酸等の水酸基
含有化合物とのエステル類が挙げられる。これらの他の
モノマーは、単独あるいは2種以上を併用することがで
きる。このなかで、帯電防止性能の理由から、芳香族炭
化水素モノマーまたは芳香族スルホン酸モノマーを使用
することが好ましい。
前記繰返し単位1および繰返し単位2のみから構成する
ことができるが、所望により他の繰返し単位を共重合さ
せることもできる。このような他の繰返し単位として
は、次のモノマーが挙げられる。例えば、スチレン、α
−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタレン
等の芳香族炭化水素モノマー、ビニルトルエンスルホン
酸またはその塩、ビニルナフタレンスルホン酸またはそ
の塩等の芳香族スルホン酸モノマー、ブタジエン、イソ
プレン、ペンタジエン、シクロペンタジエン等の共役ジ
エン類、ブタジエン、イソプレン、ペンタジエン、シク
ロペンタジエン等の共役ジエンのスルホン化物またはそ
の塩、エチレン、プロピレン、ブテン、イソブチレン等
のオレフィン類、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、フマール酸、クロトン酸、イタコン酸、シトラコン
酸またはこれらの酸の一価金属塩、二価金属塩、アンモ
ニウム塩、有機アミン塩、およびこれらの酸とアルコー
ル、ポリエチレングリコール、イセチオン酸等の水酸基
含有化合物とのエステル類が挙げられる。これらの他の
モノマーは、単独あるいは2種以上を併用することがで
きる。このなかで、帯電防止性能の理由から、芳香族炭
化水素モノマーまたは芳香族スルホン酸モノマーを使用
することが好ましい。
【0015】上記他のモノマーを導入する場合には、前
記繰返し単位1および繰返し単位2のポリマー全体に対
する含有割合は、通常50重量%以上、好ましくは70
〜98重量%である。すなわち、50重量%未満では得
られるポリマーの帯電防止性能が十分でなくなるおそれ
があるからである。
記繰返し単位1および繰返し単位2のポリマー全体に対
する含有割合は、通常50重量%以上、好ましくは70
〜98重量%である。すなわち、50重量%未満では得
られるポリマーの帯電防止性能が十分でなくなるおそれ
があるからである。
【0016】本発明の帯電防止剤にかかるポリマーは、
上記繰返し単位1および繰返し単位2を誘導できるモノ
マー、必要に応じ前記他のモノマーを、公知の方法、例
えば、ラジカル重合、アニオン重合、カチオン重合など
により重合して得られる。前記ポリマーの製造方法とし
ては、以下に示す(1)〜(4)の4種類の方法が一般
的である。 (1)スルホン酸基を有さない繰返し単位1に対応する
モノマーを重合した後、スルホン化する方法。 (2)スルホン酸基を有さない繰返し単位1に対応する
モノマーと他のモノマーとを共重合した後、スルホン化
する方法。 (3)繰返し単位1および繰返し単位2のスルホン酸基
を含んだモノマーを共重合する方法。 (4)繰返し単位1および繰返し単位2のスルホン酸基
を含んだモノマーと他のモノマーとを共重合する方法。
上記繰返し単位1および繰返し単位2を誘導できるモノ
マー、必要に応じ前記他のモノマーを、公知の方法、例
えば、ラジカル重合、アニオン重合、カチオン重合など
により重合して得られる。前記ポリマーの製造方法とし
ては、以下に示す(1)〜(4)の4種類の方法が一般
的である。 (1)スルホン酸基を有さない繰返し単位1に対応する
モノマーを重合した後、スルホン化する方法。 (2)スルホン酸基を有さない繰返し単位1に対応する
モノマーと他のモノマーとを共重合した後、スルホン化
する方法。 (3)繰返し単位1および繰返し単位2のスルホン酸基
を含んだモノマーを共重合する方法。 (4)繰返し単位1および繰返し単位2のスルホン酸基
を含んだモノマーと他のモノマーとを共重合する方法。
【0017】これらの方法のなかで、工業的には、上記
(1)および(2)方法で行うのが経済的であり好まし
い。本発明にかかるポリマーの重量平均分子量は、通
常、1000〜1000000の範囲であり、好ましく
は2500〜500000の範囲、さらに好ましくは5
000〜100000の範囲である。すなわち、重量平
均分子量が、1000未満では得られるポリマーの帯電
防止性能が不十分となり、一方、1000000を超え
る場合も同様にこの性能が満足されない場合があるから
である。
(1)および(2)方法で行うのが経済的であり好まし
い。本発明にかかるポリマーの重量平均分子量は、通
常、1000〜1000000の範囲であり、好ましく
は2500〜500000の範囲、さらに好ましくは5
000〜100000の範囲である。すなわち、重量平
均分子量が、1000未満では得られるポリマーの帯電
防止性能が不十分となり、一方、1000000を超え
る場合も同様にこの性能が満足されない場合があるから
である。
【0018】本発明において、得られるポリマー中の繰
返し単位1および繰返し単位2の量(モル比)を前記特
定の範囲とするには、例えば、p−スチレンスルホン酸
ナトリウムおよび/又はm−スチレンスルホン酸ナトリ
ウムとo−スチレンスルホン酸とを共重合する方法ある
いはポリスチレンを無水硫酸によりスルホン化する方法
などの方法を採用するのが好ましい。
返し単位1および繰返し単位2の量(モル比)を前記特
定の範囲とするには、例えば、p−スチレンスルホン酸
ナトリウムおよび/又はm−スチレンスルホン酸ナトリ
ウムとo−スチレンスルホン酸とを共重合する方法ある
いはポリスチレンを無水硫酸によりスルホン化する方法
などの方法を採用するのが好ましい。
【0019】本発明にかかるポリマー中の繰返し単位1
および繰返し単位2の含有割合は、例えば、元素分析お
よびNMRスペクトル測定によりベンゼン環の特定位置
にあるスルホン酸基の割合を算出して、求めることがで
きる。例えば、前記繰返し単位1においてスルホン酸基
がパラ位にあり、前記繰返し単位2においてスルホン酸
基がオルト位のみにある場合、先ず、ポリマー中の全ス
ルホン酸基含有量を元素分析計測定による炭素原子と硫
黄原子の比より算出し、さらに、パラ位に結合したスル
ホン酸基の量を、NMRスペクトル測定による芳香族環
のプロトン比から算出し、前記全スルホン酸基含有量か
ら前記パラ位に結合したスルホン酸基の量を差し引いて
オルト位に結合したスルホン酸基の量として、繰返し単
位2の量を求め、差し引きの残量を繰返し単位1の量と
し、これらの値から前記割合を算出することができる。
および繰返し単位2の含有割合は、例えば、元素分析お
よびNMRスペクトル測定によりベンゼン環の特定位置
にあるスルホン酸基の割合を算出して、求めることがで
きる。例えば、前記繰返し単位1においてスルホン酸基
がパラ位にあり、前記繰返し単位2においてスルホン酸
基がオルト位のみにある場合、先ず、ポリマー中の全ス
ルホン酸基含有量を元素分析計測定による炭素原子と硫
黄原子の比より算出し、さらに、パラ位に結合したスル
ホン酸基の量を、NMRスペクトル測定による芳香族環
のプロトン比から算出し、前記全スルホン酸基含有量か
ら前記パラ位に結合したスルホン酸基の量を差し引いて
オルト位に結合したスルホン酸基の量として、繰返し単
位2の量を求め、差し引きの残量を繰返し単位1の量と
し、これらの値から前記割合を算出することができる。
【0020】また本発明にかかるポリマーの重量平均分
子量は、例えば、ゲル浸透クロマトグラフィー(GP
C)により測定できる。つぎに、本発明の帯電防止剤
は、その適用範囲を限定するものではなく、帯電防止を
必要とするいずれの用途にも適用可能である、例えば、
紙、プラスチック、繊維等の帯電防止剤として使用でき
る。このなかでも、本発明の帯電防止剤は、特に紙用の
帯電防止剤として、紙表面の抵抗値を下げ、帯電を抑え
るのに好適である。この場合は、原紙1m2 に対して、
乾燥重量で0.1〜5.0g、好ましくは0.2〜3.
0g塗布または内添することによって、帯電防止性能の
優れた紙を調製することができる。
子量は、例えば、ゲル浸透クロマトグラフィー(GP
C)により測定できる。つぎに、本発明の帯電防止剤
は、その適用範囲を限定するものではなく、帯電防止を
必要とするいずれの用途にも適用可能である、例えば、
紙、プラスチック、繊維等の帯電防止剤として使用でき
る。このなかでも、本発明の帯電防止剤は、特に紙用の
帯電防止剤として、紙表面の抵抗値を下げ、帯電を抑え
るのに好適である。この場合は、原紙1m2 に対して、
乾燥重量で0.1〜5.0g、好ましくは0.2〜3.
0g塗布または内添することによって、帯電防止性能の
優れた紙を調製することができる。
【0021】また、本発明の帯電防止剤の使用に際して
は、必要に応じ、他の配合剤と併用することができ、こ
れにより塗布液として使用することができる。この塗布
液の使用は、原紙1m2 に対して、本発明の帯電防止剤
量が0.1〜5.0g、好ましくは0.2〜3.0gの
範囲になるように塗布して使用する。これにより、帯電
防止性能の優れた紙を調製することができる。
は、必要に応じ、他の配合剤と併用することができ、こ
れにより塗布液として使用することができる。この塗布
液の使用は、原紙1m2 に対して、本発明の帯電防止剤
量が0.1〜5.0g、好ましくは0.2〜3.0gの
範囲になるように塗布して使用する。これにより、帯電
防止性能の優れた紙を調製することができる。
【0022】上記配合剤としては、例えば、生でんぷん
〔コーンスターチ、タピオカデンプン等〕、変性でんぷ
ん〔酸化デンプン、酵素変性デンプン等〕、ポリビニル
アルコール、ポリアクリルアミド、植物ガム、合成ラテ
ックスなどのバインダー、無機顔料〔カオリン、タル
ク、炭酸カルシウム、酸化チタン、シリカ、酸化亜鉛、
水酸化アルミニウム、硫酸バリウム等〕、有機顔料〔尿
素−ホルマリン樹脂、ポリスチレン等〕、ロイコ染料
〔トリフェニルメタン系、フルオラン系、フェノチアジ
ン系、オーラミン系、スピロピラン系、インドリノフタ
リド系等〕、顕色剤〔フェノール性化合物、チオフェノ
ール性化合物、チオ尿素誘導体、有機酸およびその金属
塩等〕、防腐剤、消泡剤などがあげられる。
〔コーンスターチ、タピオカデンプン等〕、変性でんぷ
ん〔酸化デンプン、酵素変性デンプン等〕、ポリビニル
アルコール、ポリアクリルアミド、植物ガム、合成ラテ
ックスなどのバインダー、無機顔料〔カオリン、タル
ク、炭酸カルシウム、酸化チタン、シリカ、酸化亜鉛、
水酸化アルミニウム、硫酸バリウム等〕、有機顔料〔尿
素−ホルマリン樹脂、ポリスチレン等〕、ロイコ染料
〔トリフェニルメタン系、フルオラン系、フェノチアジ
ン系、オーラミン系、スピロピラン系、インドリノフタ
リド系等〕、顕色剤〔フェノール性化合物、チオフェノ
ール性化合物、チオ尿素誘導体、有機酸およびその金属
塩等〕、防腐剤、消泡剤などがあげられる。
【0023】本発明の帯電防止剤を塗布して塗工紙を製
造する場合、本発明の帯電防止剤を1〜30重量%(以
下「%」と略す)濃度の水溶液、あるいは前記他の配合
剤を使用する場合も、1〜30%程度の濃度で本発明の
帯電防止剤を含む水溶液を調製し、これを塗布しても良
い。
造する場合、本発明の帯電防止剤を1〜30重量%(以
下「%」と略す)濃度の水溶液、あるいは前記他の配合
剤を使用する場合も、1〜30%程度の濃度で本発明の
帯電防止剤を含む水溶液を調製し、これを塗布しても良
い。
【0024】
【実施例】つぎに、実施例について比較例と併せて説明
する。まず、下記の合成例1〜3により実施例のポリマ
ー(A〜L)、比較例のポリマー(イ〜ニ)を合成し
た。
する。まず、下記の合成例1〜3により実施例のポリマ
ー(A〜L)、比較例のポリマー(イ〜ニ)を合成し
た。
【0025】なお、前記ポリマー(A〜L,イ〜ニ)の
重量平均分子量、繰返し単位1と繰返し単位2の比率、
スルホン酸基の導入率のそれぞれの測定方法を、以下に
示す。
重量平均分子量、繰返し単位1と繰返し単位2の比率、
スルホン酸基の導入率のそれぞれの測定方法を、以下に
示す。
【0026】(1)ポリマーの重量平均分子量 標準物質として標準ポリスチレンスルホン酸ナトリウム
を用い、分離カラムとしてTSK−G3000SWとG
4000SW(7.5mmID×30cm、東ソー社
製)を使用し、紫外線検出器(測定波長238nm)を
用いてゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法により
求めた。
を用い、分離カラムとしてTSK−G3000SWとG
4000SW(7.5mmID×30cm、東ソー社
製)を使用し、紫外線検出器(測定波長238nm)を
用いてゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法により
求めた。
【0027】(2)繰返し単位1と繰返し単位2の比
率、スルホン酸基の導入率 ポリマーが芳香族炭化水素モノマーのホモポリマーのス
ルホン化物の場合は、元素分析計(EA−1108型、
カルロエルバ社製)により測定した炭素原子と硫黄原子
の比から芳香環1ユニット当たりのスルホン酸基導入率
を計算した(この水溶性ポリマー中に硫酸塩を含む場合
は、イオンクロマトグラフィーでその量を定量し、その
硫黄原子量を元素分析計で得た硫黄原子量より差し引い
た。)。
率、スルホン酸基の導入率 ポリマーが芳香族炭化水素モノマーのホモポリマーのス
ルホン化物の場合は、元素分析計(EA−1108型、
カルロエルバ社製)により測定した炭素原子と硫黄原子
の比から芳香環1ユニット当たりのスルホン酸基導入率
を計算した(この水溶性ポリマー中に硫酸塩を含む場合
は、イオンクロマトグラフィーでその量を定量し、その
硫黄原子量を元素分析計で得た硫黄原子量より差し引い
た。)。
【0028】芳香環のパラ位のスルホン酸基導入率は、
1H−NMRスペクトル(測定機JNM−EX270
型、日本電子社製)を測定し、7.6ppm付近のピー
ク強度(a)と8.1ppm付近のピーク強度(b)か
ら(b/2)/(a/3+b/2)×100として求め
た。芳香環のオルト位のスルホン酸基の導入率は、元素
分析計で求めたスルホン酸基の導入率からパラ位の導入
率を差し引いた値をその導入率とした。
1H−NMRスペクトル(測定機JNM−EX270
型、日本電子社製)を測定し、7.6ppm付近のピー
ク強度(a)と8.1ppm付近のピーク強度(b)か
ら(b/2)/(a/3+b/2)×100として求め
た。芳香環のオルト位のスルホン酸基の導入率は、元素
分析計で求めたスルホン酸基の導入率からパラ位の導入
率を差し引いた値をその導入率とした。
【0029】また、ポリマーが芳香族炭化水素モノマー
と共役ジエンとの共重合体のスルホン化物の場合は、共
役ジエンモノマーユニットのスルホン酸基導入率を10
0%とし、芳香族炭化水素モノマーユニットのスルホン
酸基導入率を元素分析計により測定した炭素原子と硫黄
原子の比から計算した(この水溶性ポリマー中に硫酸塩
を含む場合は、イオンクロマトグラフィーでその量を定
量し、その硫黄原子量を元素分析計で得た硫黄原子量よ
り差し引いた。)。芳香環のパラ位のスルホン酸基導入
率は、 1H−NMRスペクトル(測定機は上記と同様)
を測定し、7.6ppm付近のピーク強度(a)と8.
1ppm付近のピーク強度(b)から(b/2)/(a
/3+b/2)×100として求めた。芳香環のオルト
位のスルホン酸基の導入率は、元素分析計で求めたスル
ホン酸基の導入率からパラ位の導入率を差し引いた値を
その導入率とした。
と共役ジエンとの共重合体のスルホン化物の場合は、共
役ジエンモノマーユニットのスルホン酸基導入率を10
0%とし、芳香族炭化水素モノマーユニットのスルホン
酸基導入率を元素分析計により測定した炭素原子と硫黄
原子の比から計算した(この水溶性ポリマー中に硫酸塩
を含む場合は、イオンクロマトグラフィーでその量を定
量し、その硫黄原子量を元素分析計で得た硫黄原子量よ
り差し引いた。)。芳香環のパラ位のスルホン酸基導入
率は、 1H−NMRスペクトル(測定機は上記と同様)
を測定し、7.6ppm付近のピーク強度(a)と8.
1ppm付近のピーク強度(b)から(b/2)/(a
/3+b/2)×100として求めた。芳香環のオルト
位のスルホン酸基の導入率は、元素分析計で求めたスル
ホン酸基の導入率からパラ位の導入率を差し引いた値を
その導入率とした。
【0030】(合成例1)重量平均分子量7000のポ
リスチレン100重量部を1,2−ジクロロエタン40
0重量部に溶解し、さらにアセトフェノン1.0重量部
を添加して原料溶液を調製した。この原料溶液をタービ
ン型撹拌機付きのスルホン化反応器にスルホン化剤であ
るSO3 とともに連続的に供給して、45℃でスルホン
化反応を行った。この場合、供給速度は、原料溶液が2
4g/分、SO3 が4.25g/分である。また、ポリ
スチレン中のスチレン単位に対するSO3 のモル比は
1.15である。前記反応器はジャケット付きで容量4
00mlである。得られたスルホン化物を10%水酸化
ナトリウム水溶液で中和後、分離、濃縮し、ポリスチレ
ンスルホン酸ナトリウム水溶液(ポリマーA)を得た。
リスチレン100重量部を1,2−ジクロロエタン40
0重量部に溶解し、さらにアセトフェノン1.0重量部
を添加して原料溶液を調製した。この原料溶液をタービ
ン型撹拌機付きのスルホン化反応器にスルホン化剤であ
るSO3 とともに連続的に供給して、45℃でスルホン
化反応を行った。この場合、供給速度は、原料溶液が2
4g/分、SO3 が4.25g/分である。また、ポリ
スチレン中のスチレン単位に対するSO3 のモル比は
1.15である。前記反応器はジャケット付きで容量4
00mlである。得られたスルホン化物を10%水酸化
ナトリウム水溶液で中和後、分離、濃縮し、ポリスチレ
ンスルホン酸ナトリウム水溶液(ポリマーA)を得た。
【0031】得られたポリスチレンスルホン酸ナトリウ
ム(ポリマーA)の重量平均分子量は14000、スチ
レン単位に対する全スルホン酸基導入率は102%、パ
ラ位へのスルホン酸基導入率は90%、オルト位へのス
ルホン酸基導入率は12%であった。
ム(ポリマーA)の重量平均分子量は14000、スチ
レン単位に対する全スルホン酸基導入率は102%、パ
ラ位へのスルホン酸基導入率は90%、オルト位へのス
ルホン酸基導入率は12%であった。
【0032】他方、ポリマーC、D、H、I、J、Kお
よびLの合成は、下記の表1に示す原料を同表に示す割
合で使用した以外は、前記ポリマーAと同様の操作によ
り行った。
よびLの合成は、下記の表1に示す原料を同表に示す割
合で使用した以外は、前記ポリマーAと同様の操作によ
り行った。
【0033】(合成例2)スチレン10重量部、p−ス
チレンスルホン酸ナトリウム80重量部、o−スチレン
スルホン酸ナトリウム10重量部を、精製水400重量
部に懸濁させた。これを窒素置換した後、過硫酸カリウ
ム0.8重量部および過硫酸アンモニウム1.5重量部
を加え、50℃で6時間重合させ、ポリスチレンスルホ
ン酸ナトリウム(ポリマーB)を合成した。
チレンスルホン酸ナトリウム80重量部、o−スチレン
スルホン酸ナトリウム10重量部を、精製水400重量
部に懸濁させた。これを窒素置換した後、過硫酸カリウ
ム0.8重量部および過硫酸アンモニウム1.5重量部
を加え、50℃で6時間重合させ、ポリスチレンスルホ
ン酸ナトリウム(ポリマーB)を合成した。
【0034】得られたポリスチレンスルホン酸ナトリウ
ム(ポリマーB)の重量平均分子量は100000であ
った。他方、ポリマーE、F、G、イ、ハおよびニの合
成は、下記の表1あるいは表2に示す原料を同表に示す
割合で使用した以外は、前記ポリマーBと同様の操作に
より行った。
ム(ポリマーB)の重量平均分子量は100000であ
った。他方、ポリマーE、F、G、イ、ハおよびニの合
成は、下記の表1あるいは表2に示す原料を同表に示す
割合で使用した以外は、前記ポリマーBと同様の操作に
より行った。
【0035】(合成例3)重量平均分子量20000の
ポリスチレン100重量部を、1,2−ジクロロエタン
400重量部に溶解後、濃硫酸1000重量部を加え、
80℃で3時間撹拌した。反応混合物を1000重量部
の水で希釈後、水酸化ナトリウム水溶液で中和した。濃
縮後、再結晶法により硫酸ナトリウムを除去して、ポリ
スチレンスルホン酸ナトリウム(ポリマー(ロ))水溶
液を得た。
ポリスチレン100重量部を、1,2−ジクロロエタン
400重量部に溶解後、濃硫酸1000重量部を加え、
80℃で3時間撹拌した。反応混合物を1000重量部
の水で希釈後、水酸化ナトリウム水溶液で中和した。濃
縮後、再結晶法により硫酸ナトリウムを除去して、ポリ
スチレンスルホン酸ナトリウム(ポリマー(ロ))水溶
液を得た。
【0036】得られたポリスチレンスルホン酸ナトリウ
ムの重量平均分子量は40000、スチレン単位に対す
る全スルホン酸基導入率は100%、パラ位へのスルホ
ン酸基導入率は60%、オルト位へのスルホン酸基導入
率は40%であった。
ムの重量平均分子量は40000、スチレン単位に対す
る全スルホン酸基導入率は100%、パラ位へのスルホ
ン酸基導入率は60%、オルト位へのスルホン酸基導入
率は40%であった。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】このよにして得られた実施例のポリマー
(A〜L)、比較例のポリマー(イ〜ニ)の芳香環への
スルホン酸基導入率、繰返し単位1と繰り返し単位2と
のモル比、重量平均分子量(Mw)、重量平均分子量と
数平均分子量の比(Mw/Mn)を下記の表3に示す。
(A〜L)、比較例のポリマー(イ〜ニ)の芳香環への
スルホン酸基導入率、繰返し単位1と繰り返し単位2と
のモル比、重量平均分子量(Mw)、重量平均分子量と
数平均分子量の比(Mw/Mn)を下記の表3に示す。
【0040】
【表3】
【0041】次に、実施例のポリマー(A〜L)および
比較例のポリマー(イ〜ニ)について、紙用帯電防止剤
としての性能を、以下に示すようにして評価した。すな
わち、まず、前記ポリマー(A〜L,イ〜ニ)の水溶液
(原紙1には濃度7%品、原紙2には濃度13%品)を
コーティングロッドを用いて下記の表4に示す原紙に塗
布し、ロータリードライヤー(105℃、40秒)で強
制乾燥して、塗工紙を作成した。この塗工紙を、20
℃、RH60%の環境で2日間調湿し、その後、塗工紙
の表面固有抵抗値を、ウルトラメグオームメーター(S
M−10E、SME−8311、東亜電波工業社製)を
用い、塗工初期と塗工3か月経過後とで測定した。その
結果を、実施例のポリマー(A〜L)については下記の
表5に、比較例のポリマー(イ〜ニ)については下記の
表6に、それぞれ示す。
比較例のポリマー(イ〜ニ)について、紙用帯電防止剤
としての性能を、以下に示すようにして評価した。すな
わち、まず、前記ポリマー(A〜L,イ〜ニ)の水溶液
(原紙1には濃度7%品、原紙2には濃度13%品)を
コーティングロッドを用いて下記の表4に示す原紙に塗
布し、ロータリードライヤー(105℃、40秒)で強
制乾燥して、塗工紙を作成した。この塗工紙を、20
℃、RH60%の環境で2日間調湿し、その後、塗工紙
の表面固有抵抗値を、ウルトラメグオームメーター(S
M−10E、SME−8311、東亜電波工業社製)を
用い、塗工初期と塗工3か月経過後とで測定した。その
結果を、実施例のポリマー(A〜L)については下記の
表5に、比較例のポリマー(イ〜ニ)については下記の
表6に、それぞれ示す。
【0042】
【表4】
【0043】
【表5】
【0044】
【表6】
【0045】上記表5から、実施例のポリマーを塗工し
た場合は、塗工初期の表面固有抵抗値が低く、また3カ
月経過後も低い値を維持した。このことから、実施例の
ポリマーは、優れた帯電防止効果を有し、この効果が長
期間持続するといえる。これに対し、比較例のポリマー
を塗工した場合は、初期の表面固有抵抗値が高く、また
3か月経過すると、その値がさらに高くなった。
た場合は、塗工初期の表面固有抵抗値が低く、また3カ
月経過後も低い値を維持した。このことから、実施例の
ポリマーは、優れた帯電防止効果を有し、この効果が長
期間持続するといえる。これに対し、比較例のポリマー
を塗工した場合は、初期の表面固有抵抗値が高く、また
3か月経過すると、その値がさらに高くなった。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明の帯電防止剤は、
極めて優れた帯電防止性能を有し、かつ、長期間放置し
ても帯電防止性能を維持するものである。このため、本
発明の帯電防止剤は、少量の使用で紙等の帯電を有効に
長期期間防止することができ、このため紙等の品質に影
響を及ぼすおそれが少なく、かつコスト的にも有利とな
る。また、本発明の帯電防止剤は、紙用帯電防止剤とし
て好適であるが、これに限定されず、例えば、プラスチ
ック、繊維等の帯電防止剤として幅広く使用することが
できる。
極めて優れた帯電防止性能を有し、かつ、長期間放置し
ても帯電防止性能を維持するものである。このため、本
発明の帯電防止剤は、少量の使用で紙等の帯電を有効に
長期期間防止することができ、このため紙等の品質に影
響を及ぼすおそれが少なく、かつコスト的にも有利とな
る。また、本発明の帯電防止剤は、紙用帯電防止剤とし
て好適であるが、これに限定されず、例えば、プラスチ
ック、繊維等の帯電防止剤として幅広く使用することが
できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記の式(化1)で表される繰返し単位
1および下記の式(化2)で表される繰返し単位2を必
須構成要素とし、前記繰返し単位1および繰返し単位2
のモル比が、繰返し単位1/繰返し単位2=98/2〜
80/20の範囲であり、重量平均分子量が1000〜
1000000の範囲であるポリマーからなる帯電防止
剤。 【化1】 【化2】 [前記式(化1)および(化2)において、Xは水素原
子又はメチル基であり、Mは、水素原子、アルカリ金
属、アルカリ土類金属、NH4 および有機アミン類から
選択される元素または塩基性有機基である。前記式(化
1)において、SO 3 M基は、ベンゼン環の3〜5位の
いずれかにある。前記式(化2)において、nは0また
は1であり、少なくとも一つのSO3 M基がオルト位に
ある。]
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13396996A JPH09316432A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 帯電防止剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13396996A JPH09316432A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 帯電防止剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09316432A true JPH09316432A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15117321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13396996A Pending JPH09316432A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 帯電防止剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09316432A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6346574B1 (en) | 2000-06-28 | 2002-02-12 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Fire retardance-imparting additive |
| JP2013163874A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd | 出版グラビア印刷用紙および印刷物 |
-
1996
- 1996-05-28 JP JP13396996A patent/JPH09316432A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6346574B1 (en) | 2000-06-28 | 2002-02-12 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Fire retardance-imparting additive |
| JP2013163874A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd | 出版グラビア印刷用紙および印刷物 |
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