JPH09316889A - 滑動防止用マットの取付方法 - Google Patents
滑動防止用マットの取付方法Info
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- JPH09316889A JPH09316889A JP15330196A JP15330196A JPH09316889A JP H09316889 A JPH09316889 A JP H09316889A JP 15330196 A JP15330196 A JP 15330196A JP 15330196 A JP15330196 A JP 15330196A JP H09316889 A JPH09316889 A JP H09316889A
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- mat
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- caisson
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アスファルトマット上に構造物を構築するに
際して、構造物の重量によりマットが変形することを防
止するとともに、マットを構造物の下面に確実に保持さ
せ得るようにする。 【解決手段】 アスファルトマット30の下面に支承体
10を配置して一体化し、前記支承体10の上に長ナッ
ト15を配置して、ケーソン底板20に対して頭付ボル
ト23を用いて接続することにより、マットを底板に対
して保持させる。また、前記長ナットを介してケーソン
の荷重を支承体に伝達することにより、マット本体に局
部的な重量が付与されないようにする。
際して、構造物の重量によりマットが変形することを防
止するとともに、マットを構造物の下面に確実に保持さ
せ得るようにする。 【解決手段】 アスファルトマット30の下面に支承体
10を配置して一体化し、前記支承体10の上に長ナッ
ト15を配置して、ケーソン底板20に対して頭付ボル
ト23を用いて接続することにより、マットを底板に対
して保持させる。また、前記長ナットを介してケーソン
の荷重を支承体に伝達することにより、マット本体に局
部的な重量が付与されないようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーソン等の下面
に摩擦増大用のマット部材を取り付ける方法に関し、特
に、マット部材の上に構造物を構築する際に、マット部
材がその重量に耐え得るように取付る滑動防止用マット
の取付方法に関する。
に摩擦増大用のマット部材を取り付ける方法に関し、特
に、マット部材の上に構造物を構築する際に、マット部
材がその重量に耐え得るように取付る滑動防止用マット
の取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】防波堤や岸壁、埋立地の仕切り護岸等の
海洋構造物を構築する際には、海底の地盤を均してか
ら、その上に所定の高さに捨石マウンドを構築し、その
上面にケーソンのような構造物を設置して構成する。前
記ケーソンは、コンクリート製の箱型のものや、鋼製の
ものまたは鋼製の構造物の表面部分をコンクリートで覆
ったハイブリッド製のもの等が用いられる。前記ケーソ
ン等においては、その底面がコンクリートまたは鋼板で
構成されているものであり、それ等の構造物底面の構成
部材と捨石マウンドを構成する石との間の摩擦係数が小
さいために、波浪の圧力や土圧等によって、ケーソンが
捨石マウンドの上で滑りを生じやすいという問題があ
る。そこで、前記ケーソンの滑りの問題を解消するため
に、アスファルトマットやゴムマットを構造物の底面に
配置して、捨石マウンド表面とケーソン底部との間での
摩擦係数を増大させ、構造物の安定性を向上させること
が行われている。
海洋構造物を構築する際には、海底の地盤を均してか
ら、その上に所定の高さに捨石マウンドを構築し、その
上面にケーソンのような構造物を設置して構成する。前
記ケーソンは、コンクリート製の箱型のものや、鋼製の
ものまたは鋼製の構造物の表面部分をコンクリートで覆
ったハイブリッド製のもの等が用いられる。前記ケーソ
ン等においては、その底面がコンクリートまたは鋼板で
構成されているものであり、それ等の構造物底面の構成
部材と捨石マウンドを構成する石との間の摩擦係数が小
さいために、波浪の圧力や土圧等によって、ケーソンが
捨石マウンドの上で滑りを生じやすいという問題があ
る。そこで、前記ケーソンの滑りの問題を解消するため
に、アスファルトマットやゴムマットを構造物の底面に
配置して、捨石マウンド表面とケーソン底部との間での
摩擦係数を増大させ、構造物の安定性を向上させること
が行われている。
【0003】例えば、一般的な海洋構造物としての防波
堤は、図16に示すように構成されるもので、海底地盤
2の上に捨石マウンド3を構築し、その上面を平らに均
してからケーソン5のような構造物を載置して海洋構造
物1を構築している。前記捨石マウンド3の上面とケー
ソン5との間には、摩擦増大用のマット6を配置してい
るもので、前記マット6はケーソンを製作する際に、そ
のケーソンの下面に一体に取り付けて構成することが多
い。また、前記ケーソンの下面に取り付けるマットとし
ては、アスファルトマットを用いることが多く、前記ア
スファルトマットは厚さが8〜10cm程度のものが使用
されている。そして、前記アスファルトマットの弾塑性
により、捨石基礎の表面の凹凸に対して容易に変形する
ために、捨石基礎の表面との間に隙間が形成されずに、
ケーソンの滑り等を防止して安定保持できるという特徴
がある。
堤は、図16に示すように構成されるもので、海底地盤
2の上に捨石マウンド3を構築し、その上面を平らに均
してからケーソン5のような構造物を載置して海洋構造
物1を構築している。前記捨石マウンド3の上面とケー
ソン5との間には、摩擦増大用のマット6を配置してい
るもので、前記マット6はケーソンを製作する際に、そ
のケーソンの下面に一体に取り付けて構成することが多
い。また、前記ケーソンの下面に取り付けるマットとし
ては、アスファルトマットを用いることが多く、前記ア
スファルトマットは厚さが8〜10cm程度のものが使用
されている。そして、前記アスファルトマットの弾塑性
により、捨石基礎の表面の凹凸に対して容易に変形する
ために、捨石基礎の表面との間に隙間が形成されずに、
ケーソンの滑り等を防止して安定保持できるという特徴
がある。
【0004】前記マットは、ケーソンの下面に一体に取
り付けてケーソンの設置と同時に配置することや、捨石
基礎の表面にマットを配置してから、そのマットの上に
ケーソンを設置する等の方法が用いられる。例えば、ア
スファルトマットを用いる場合には、特開平4−176
913号公報に示されるように、ケーソンの下部構造体
を製造してからその下部構造体を反転させ、ケーソンの
底面を上に向けた状態でアスファルトマットを施工し、
その後に、構造体を反転させて正常な位置に戻し、上部
構造体を構築するような方法が用いられることもある。
り付けてケーソンの設置と同時に配置することや、捨石
基礎の表面にマットを配置してから、そのマットの上に
ケーソンを設置する等の方法が用いられる。例えば、ア
スファルトマットを用いる場合には、特開平4−176
913号公報に示されるように、ケーソンの下部構造体
を製造してからその下部構造体を反転させ、ケーソンの
底面を上に向けた状態でアスファルトマットを施工し、
その後に、構造体を反転させて正常な位置に戻し、上部
構造体を構築するような方法が用いられることもある。
【0005】また、ケーソンの下面に対応させて、アス
ファルトマットをケーソン構築ヤードで作成してから、
その上部にケーソン構造体を構築する方法が用いられる
ことがあり、例えば、特開昭62−111026号公報
等に示されるような例が知られている。そして、前述し
たようにして、アスファルトマットをケーソンの下面に
一帯に配置して構成することにより、捨石基礎の表面に
多少の凹凸があったとしても、アスファルトマットの塑
性変形と柔軟性とにより、石の突部がマットに食い込む
状態となり、捨石基礎の表面とケーソンとの間をアスフ
ァルト合材を充満させることにより、ケーソンの摩擦安
定性を向上させることが可能になる。
ファルトマットをケーソン構築ヤードで作成してから、
その上部にケーソン構造体を構築する方法が用いられる
ことがあり、例えば、特開昭62−111026号公報
等に示されるような例が知られている。そして、前述し
たようにして、アスファルトマットをケーソンの下面に
一帯に配置して構成することにより、捨石基礎の表面に
多少の凹凸があったとしても、アスファルトマットの塑
性変形と柔軟性とにより、石の突部がマットに食い込む
状態となり、捨石基礎の表面とケーソンとの間をアスフ
ァルト合材を充満させることにより、ケーソンの摩擦安
定性を向上させることが可能になる。
【0006】前記アスファルトマットのようなマット
を、ケーソンの底面に一体に取り付けて装着しようとす
る場合に、ケーソンの構築作業を行う際には、そのケー
ソンの重量をマットが負担する状態にある。ところが、
前記アスファルトマットのようなマットを下面に敷いた
状態でその上部に重量の大きなケーソンのような構造物
を構築すると、マットを構成するアスファルトが塑性を
有するものであり、その構造物の重量が加えられること
によって変形する等の問題が発生する。そこで、前述し
たような問題を解消するために、例えば、特公平4−5
100号公報等に示されるように、マットと一体に補強
部材を配置して構成し、構造物の重量が集中して付与さ
れる位置で前記補強部材が荷重を支持できるようにする
ことが提案されている。そして、前述したような補強部
材を設けることにより、弾性体で構成したマット全体に
構造物の荷重が付与されることを防いで、製造途中の構
造物の重量によりマットが変形することを防止し、構造
物を基礎の上に設置した際にも、摩擦増大部材としての
作用を良好に発揮させることができる。
を、ケーソンの底面に一体に取り付けて装着しようとす
る場合に、ケーソンの構築作業を行う際には、そのケー
ソンの重量をマットが負担する状態にある。ところが、
前記アスファルトマットのようなマットを下面に敷いた
状態でその上部に重量の大きなケーソンのような構造物
を構築すると、マットを構成するアスファルトが塑性を
有するものであり、その構造物の重量が加えられること
によって変形する等の問題が発生する。そこで、前述し
たような問題を解消するために、例えば、特公平4−5
100号公報等に示されるように、マットと一体に補強
部材を配置して構成し、構造物の重量が集中して付与さ
れる位置で前記補強部材が荷重を支持できるようにする
ことが提案されている。そして、前述したような補強部
材を設けることにより、弾性体で構成したマット全体に
構造物の荷重が付与されることを防いで、製造途中の構
造物の重量によりマットが変形することを防止し、構造
物を基礎の上に設置した際にも、摩擦増大部材としての
作用を良好に発揮させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記特公平
4−5100号公報等に示されるように、マットと一体
に補強部材を配置したものを構造物の下面に取り付けた
場合に、前記構造物が設置される基礎の上面に石の突部
等があって、前記補強部材が突部等に当接する状態にな
ると、マットの摩擦増大部材としての作用に問題が発生
する。つまり、マット部材の一部に剛体があることにな
り、その剛体部分が捨石基礎の石の上に載った場合に
は、その補強部材を配置した部分が、摩擦増大部分とし
ての作用を良好に発揮できないものとなる。
4−5100号公報等に示されるように、マットと一体
に補強部材を配置したものを構造物の下面に取り付けた
場合に、前記構造物が設置される基礎の上面に石の突部
等があって、前記補強部材が突部等に当接する状態にな
ると、マットの摩擦増大部材としての作用に問題が発生
する。つまり、マット部材の一部に剛体があることにな
り、その剛体部分が捨石基礎の石の上に載った場合に
は、その補強部材を配置した部分が、摩擦増大部分とし
ての作用を良好に発揮できないものとなる。
【0008】そこで、前述したような問題を解消するた
めには、例えば、図17に示すように、ケーソン等の構
造物の下面に配置するマット6をアスファルトマットで
構成し、前記マットが構造物の集中荷重を負担する位置
にアスファルトブロック7を配置して構成することが考
えられている。また、前記マット6においては、従来の
アスファルトマットと同様に、上下の2つのアスファル
ト層の間に内部補強部材6aを配置して、マット自体の
強度を向上させるようにしている。
めには、例えば、図17に示すように、ケーソン等の構
造物の下面に配置するマット6をアスファルトマットで
構成し、前記マットが構造物の集中荷重を負担する位置
にアスファルトブロック7を配置して構成することが考
えられている。また、前記マット6においては、従来の
アスファルトマットと同様に、上下の2つのアスファル
ト層の間に内部補強部材6aを配置して、マット自体の
強度を向上させるようにしている。
【0009】そして、前記図17に示す例では、前記ブ
ロック体に対して、ケーソン等の構造物への取付具とし
ての長ナット8を配置し、長ナット8を介して構造物の
荷重をアスファルトブロック7に負担させており、前記
ブロック7をマット6と一体に構成することにより、マ
ットの摩擦増大作用を良好に発揮できるものとすること
が可能となる。また、前述した例では、長ナット8に対
して内部補強部材6aを構成する鉄筋等を溶接して固定
することにより、アスファルトマット本体と内部補強部
材とを一体のものとして構成し、構造物の下面に一体に
接続可能にするとともに、マット自体の強度を向上させ
得るものとされる。
ロック体に対して、ケーソン等の構造物への取付具とし
ての長ナット8を配置し、長ナット8を介して構造物の
荷重をアスファルトブロック7に負担させており、前記
ブロック7をマット6と一体に構成することにより、マ
ットの摩擦増大作用を良好に発揮できるものとすること
が可能となる。また、前述した例では、長ナット8に対
して内部補強部材6aを構成する鉄筋等を溶接して固定
することにより、アスファルトマット本体と内部補強部
材とを一体のものとして構成し、構造物の下面に一体に
接続可能にするとともに、マット自体の強度を向上させ
得るものとされる。
【0010】ところが、前記図17に示すように、アス
ファルトブロックを置いた後で、高温に加熱されたアス
ファルト合材を打設してアスファルトマットを作成する
と、前記ブロックがアスファルト合材の熱により変形す
る等の問題が発生し、取付具の位置決め等に支障が発生
しやすい。また、アスファルトは加熱作用を受けると容
易に変形するという性質があるために、長ナット等の固
定具をあらかじめ固定位置に置いたとしても、マットの
アスファルト合材を打設する際に、その長ナットの位置
を正確に維持することが困難であるという問題が発生し
やすい。
ファルトブロックを置いた後で、高温に加熱されたアス
ファルト合材を打設してアスファルトマットを作成する
と、前記ブロックがアスファルト合材の熱により変形す
る等の問題が発生し、取付具の位置決め等に支障が発生
しやすい。また、アスファルトは加熱作用を受けると容
易に変形するという性質があるために、長ナット等の固
定具をあらかじめ固定位置に置いたとしても、マットの
アスファルト合材を打設する際に、その長ナットの位置
を正確に維持することが困難であるという問題が発生し
やすい。
【0011】前記図17の例のようなマットに代えて、
図18に示すように、構造物の荷重を支承するゴム製の
支承体9をマット6と同じ厚さに構成したものを用い、
前記支承体9をアスファルトマットと一体に接続して構
成することも考えられる。そして、ケーソン等の構造物
の骨格部材5aを前記支承体9に支承させる状態で、構
造物を作成することができるようにすることにより、ア
スファルトマスチックに直接荷重を支持させた場合のよ
うに、塑性変形が生じることを防止できるようにする。
ところが、ゴム部材に対して構造物の荷重を負担させよ
うとすると、前記支承体9の中心部を圧縮するような荷
重が付与されることにより、図の仮想線で示すような両
側が上向きに反り返るような不都合が発生して、マット
本体から支承体が離間する等の問題が生じやすく、支承
体とアスファルトマットとの一体化を図る点で問題が残
る。
図18に示すように、構造物の荷重を支承するゴム製の
支承体9をマット6と同じ厚さに構成したものを用い、
前記支承体9をアスファルトマットと一体に接続して構
成することも考えられる。そして、ケーソン等の構造物
の骨格部材5aを前記支承体9に支承させる状態で、構
造物を作成することができるようにすることにより、ア
スファルトマスチックに直接荷重を支持させた場合のよ
うに、塑性変形が生じることを防止できるようにする。
ところが、ゴム部材に対して構造物の荷重を負担させよ
うとすると、前記支承体9の中心部を圧縮するような荷
重が付与されることにより、図の仮想線で示すような両
側が上向きに反り返るような不都合が発生して、マット
本体から支承体が離間する等の問題が生じやすく、支承
体とアスファルトマットとの一体化を図る点で問題が残
る。
【0012】本発明は、前述したような従来のマット部
材の上に構造物を構築する際の問題を解消するもので、
マット内部にゴム等で構成した支承体を配置して、前記
支承体をマット本体と一体化させて構成し、前記支承体
に対して構造物の荷重が付与された状態でも、変形や剥
離等が生じないようにするとともに、マットの上に構造
物を構築することが可能な滑動防止用マットの取付方法
を提供することを目的としている。
材の上に構造物を構築する際の問題を解消するもので、
マット内部にゴム等で構成した支承体を配置して、前記
支承体をマット本体と一体化させて構成し、前記支承体
に対して構造物の荷重が付与された状態でも、変形や剥
離等が生じないようにするとともに、マットの上に構造
物を構築することが可能な滑動防止用マットの取付方法
を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、捨石マウンド
の上に設置して海洋構造物を構築するケーソンのような
構造物に対して、前記捨石マウンドとの間での摩擦係数
を増大させ、構造物の滑動を防止するためのマット部材
を設けるものに関する。本発明においては、取付具を上
部に突出させて一体に構成するゴム製の支承体を、マッ
ト部材に一定の間隔で配置し、前記支承体に支持される
取付具を、マット部材の内部に埋設して配置する内部補
強部材と接合して組み合わせ、前記取付具と支承体、お
よび内部補強部材をマット部材の中に埋設するようにマ
ット構成材料を一定の厚さで配置してマットを作成す
る。そして、前記マット部材の上に構造物の底板を配置
するとともに、前記取付具と構造物の底板とを接続する
手段を用いている。また、本発明において、前記支承体
には、マット部材との接触面積を増大させる手段を設け
ること、および、前記取付具を内面にネジを設けた筒状
長ナットにより構成することができる。
の上に設置して海洋構造物を構築するケーソンのような
構造物に対して、前記捨石マウンドとの間での摩擦係数
を増大させ、構造物の滑動を防止するためのマット部材
を設けるものに関する。本発明においては、取付具を上
部に突出させて一体に構成するゴム製の支承体を、マッ
ト部材に一定の間隔で配置し、前記支承体に支持される
取付具を、マット部材の内部に埋設して配置する内部補
強部材と接合して組み合わせ、前記取付具と支承体、お
よび内部補強部材をマット部材の中に埋設するようにマ
ット構成材料を一定の厚さで配置してマットを作成す
る。そして、前記マット部材の上に構造物の底板を配置
するとともに、前記取付具と構造物の底板とを接続する
手段を用いている。また、本発明において、前記支承体
には、マット部材との接触面積を増大させる手段を設け
ること、および、前記取付具を内面にネジを設けた筒状
長ナットにより構成することができる。
【0014】本発明のマット部材は、前述したようにし
て構成するものであり、マット部材の上に構築する構造
物の荷重を、取付具を介して支承体に支持させることが
できるので、構築中の構造物の重量によりマット部材が
変形したりすることを防止できる。また、本発明のマッ
ト部材は、捨石マウンド等の基礎の表面に位置するマッ
ト下面と支承体とが、ほぼ同一の摩擦係数を発揮でき、
構造物を滑動させるような作用に対しては、マット全体
が抵抗力として作用するので、構造物に対する支持作用
を良好に発揮することが可能になる。さらに、前述した
ようにして、マット部材と構造物の間で、長ナットとボ
ルト部材とを接続することにより、構造物を吊り上げて
移動させる場合にも、支承体やマット本体の保持を良好
な状態で行うことが可能であり、マット部材による構造
物の滑動防止の信頼性を向上させることが可能である。
て構成するものであり、マット部材の上に構築する構造
物の荷重を、取付具を介して支承体に支持させることが
できるので、構築中の構造物の重量によりマット部材が
変形したりすることを防止できる。また、本発明のマッ
ト部材は、捨石マウンド等の基礎の表面に位置するマッ
ト下面と支承体とが、ほぼ同一の摩擦係数を発揮でき、
構造物を滑動させるような作用に対しては、マット全体
が抵抗力として作用するので、構造物に対する支持作用
を良好に発揮することが可能になる。さらに、前述した
ようにして、マット部材と構造物の間で、長ナットとボ
ルト部材とを接続することにより、構造物を吊り上げて
移動させる場合にも、支承体やマット本体の保持を良好
な状態で行うことが可能であり、マット部材による構造
物の滑動防止の信頼性を向上させることが可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】図示される例に従って、本発明の
滑動防止用マットの取付方法を説明する。図1に示す例
は、アスファルトマットの下面に支承体10を配置し、
前記支承体10の上部に配置する長ナット15を介し
て、ケーソン等の構造物とマットとを接続し、構造物の
荷重を支持させる手段を設けた場合を示している。前記
図1に示す例において、アスファルトマット30は、従
来のマットと同様に、上下の2つの層に分けて打設する
アスファルトの層31、32の間に、内部補強部材35
としての縦横の鉄筋36、37と、溶接金網38を配置
しているものであり、さらに、前記内部補強部材には、
ガラスクロス等のような網状の繊維部材を追加して配置
することも可能である。前記アスファルトマット30を
作成する場合に、構造物の荷重が集中して付与される位
置には、構造物との接続部材としての作用を行う長ナッ
ト15を設けており、前記長ナット15に対応させて支
承体10を配置し、前記支承体10により長ナットに付
与される構造物の荷重を支持させるようにする。なお、
前記長ナットは、内面にネジ部を設けたものを用い、構
造物の底面に対してボルトを介して接続して固定すると
ともに、構造物の重量を支承体に伝達する作用を行う部
材として用いられる。
滑動防止用マットの取付方法を説明する。図1に示す例
は、アスファルトマットの下面に支承体10を配置し、
前記支承体10の上部に配置する長ナット15を介し
て、ケーソン等の構造物とマットとを接続し、構造物の
荷重を支持させる手段を設けた場合を示している。前記
図1に示す例において、アスファルトマット30は、従
来のマットと同様に、上下の2つの層に分けて打設する
アスファルトの層31、32の間に、内部補強部材35
としての縦横の鉄筋36、37と、溶接金網38を配置
しているものであり、さらに、前記内部補強部材には、
ガラスクロス等のような網状の繊維部材を追加して配置
することも可能である。前記アスファルトマット30を
作成する場合に、構造物の荷重が集中して付与される位
置には、構造物との接続部材としての作用を行う長ナッ
ト15を設けており、前記長ナット15に対応させて支
承体10を配置し、前記支承体10により長ナットに付
与される構造物の荷重を支持させるようにする。なお、
前記長ナットは、内面にネジ部を設けたものを用い、構
造物の底面に対してボルトを介して接続して固定すると
ともに、構造物の重量を支承体に伝達する作用を行う部
材として用いられる。
【0016】前記支承体10としては、任意の組成のゴ
ム製の板状の部材を構成することができるもので、例え
ば、廃タイヤ等を粉砕したものに、加硫剤成分と添加物
等を混入して、熱と圧力とを付与して加硫することによ
り構成するか、または、その他の任意のゴム板部材を用
いて構成することが可能である。また、前記長ナット1
5は、内部補強部材の鉄筋36、37に対して溶接部3
9により一体に接続するもので、長ナットを鉄筋に接続
することにより、長ナットを介して付与される構造物の
荷重の一部をマット本体にも伝達させて、支承体にのみ
集中的に荷重が付与されることを防止できるようにして
いる。
ム製の板状の部材を構成することができるもので、例え
ば、廃タイヤ等を粉砕したものに、加硫剤成分と添加物
等を混入して、熱と圧力とを付与して加硫することによ
り構成するか、または、その他の任意のゴム板部材を用
いて構成することが可能である。また、前記長ナット1
5は、内部補強部材の鉄筋36、37に対して溶接部3
9により一体に接続するもので、長ナットを鉄筋に接続
することにより、長ナットを介して付与される構造物の
荷重の一部をマット本体にも伝達させて、支承体にのみ
集中的に荷重が付与されることを防止できるようにして
いる。
【0017】前記マットを製造する際には、まず、長ナ
ット15を組み合わせた支承体10を位置決めして配置
し、下層のマット部材を構成するアスファルト合材を厚
さがD2となるように打設して、支承体をマットと一体
に形成し、その上部に内部補強部材35の鉄筋36、3
7を組み込んでから、長ナットとの接触部を溶接して相
互に固定する。そして、前記内部補強部材の上部に厚さ
がD1の上層のアスファルトマス合材の層31を打設し
て、マット本体と支承体10および長ナット1とを一体
化したマット30を、厚さがDのものとして作成する。
前述したようにして作成したマット30に対して、長ナ
ットの位置に合わせて開口21を設けたケーソンの底板
20を載置して、プレートワッシャ22を介在させるよ
うにして頭付ボルト23を取り付ける。
ット15を組み合わせた支承体10を位置決めして配置
し、下層のマット部材を構成するアスファルト合材を厚
さがD2となるように打設して、支承体をマットと一体
に形成し、その上部に内部補強部材35の鉄筋36、3
7を組み込んでから、長ナットとの接触部を溶接して相
互に固定する。そして、前記内部補強部材の上部に厚さ
がD1の上層のアスファルトマス合材の層31を打設し
て、マット本体と支承体10および長ナット1とを一体
化したマット30を、厚さがDのものとして作成する。
前述したようにして作成したマット30に対して、長ナ
ットの位置に合わせて開口21を設けたケーソンの底板
20を載置して、プレートワッシャ22を介在させるよ
うにして頭付ボルト23を取り付ける。
【0018】前記実施例において、前記頭付ボルト23
とワッシャー22、および、底板20の各々の接合部を
溶接して相互に固定する場合には、構造物の荷重を頭付
ボルトを介して長ナットに伝達するので、マット本体に
は構造物の荷重が集中することによる変形等の発生を極
力抑制することが可能になる。また、前記長ナットに固
定する頭付ボルト23に対して、ケーソンのような構造
物の骨格構造体を載置するようにして支持させる手段を
用いる場合には、頭付ボルトと底板とを直接接続しなく
ても、長ナットを介して支承体に荷重を負担させること
が可能である。なお、前記支承体10を単純な板状の部
材として構成したものを用いることが可能であるが、以
下の図2〜4に説明するような構造のものを用い、支承
体10とマット本体との接触面積を増大させる手段を構
成することができる。さらに、支承体の上に長ナットを
載置するように配置することの他に、図5、6に示すよ
うに、長ナットと支承体とを相互に接続して構成するこ
ともできる。
とワッシャー22、および、底板20の各々の接合部を
溶接して相互に固定する場合には、構造物の荷重を頭付
ボルトを介して長ナットに伝達するので、マット本体に
は構造物の荷重が集中することによる変形等の発生を極
力抑制することが可能になる。また、前記長ナットに固
定する頭付ボルト23に対して、ケーソンのような構造
物の骨格構造体を載置するようにして支持させる手段を
用いる場合には、頭付ボルトと底板とを直接接続しなく
ても、長ナットを介して支承体に荷重を負担させること
が可能である。なお、前記支承体10を単純な板状の部
材として構成したものを用いることが可能であるが、以
下の図2〜4に説明するような構造のものを用い、支承
体10とマット本体との接触面積を増大させる手段を構
成することができる。さらに、支承体の上に長ナットを
載置するように配置することの他に、図5、6に示すよ
うに、長ナットと支承体とを相互に接続して構成するこ
ともできる。
【0019】図2〜4に示す例は、支承体の構成を示す
もので、図2に示す支承体11においては、板部材に対
して所定の間隔を介して、複数の貫通孔11a……を設
けている。そして、前記貫通孔11a……に対してマッ
ト30を構成するアスファルト合材を侵入させるように
して、マット本体と支承体との一体化を図り、マットか
ら支承体が離れないようにする。また、図3に示す支承
体12においては、板状部材の周囲に凹部12aをそれ
ぞれ配置して設け、前記支承体の周囲の凹凸を介して、
マット本体との接触面を大きく設定することにより、ア
スファルト合材の層と支承体との接触面積を大きく設定
している。
もので、図2に示す支承体11においては、板部材に対
して所定の間隔を介して、複数の貫通孔11a……を設
けている。そして、前記貫通孔11a……に対してマッ
ト30を構成するアスファルト合材を侵入させるように
して、マット本体と支承体との一体化を図り、マットか
ら支承体が離れないようにする。また、図3に示す支承
体12においては、板状部材の周囲に凹部12aをそれ
ぞれ配置して設け、前記支承体の周囲の凹凸を介して、
マット本体との接触面を大きく設定することにより、ア
スファルト合材の層と支承体との接触面積を大きく設定
している。
【0020】さらに、図4に示す例では、板部材の側部
に突出片13aを任意の長さに突出させて設け、前記突
出片13aをマット本体の内部に埋め込むようにして取
り付けることにより、支承体13とマット本体との間で
の接続状態を良好に維持できるようにする。したがっ
て、本発明においては、前記各実施例に示すように、支
承体とマット本体との間の接続を良好にする手段を設け
ることにより、長ナットを介して構造物の荷重が付与さ
れても、支承体がマット本体に対して確実に保持され
て、剥離等の不都合な現象が生じることを防止できる。
に突出片13aを任意の長さに突出させて設け、前記突
出片13aをマット本体の内部に埋め込むようにして取
り付けることにより、支承体13とマット本体との間で
の接続状態を良好に維持できるようにする。したがっ
て、本発明においては、前記各実施例に示すように、支
承体とマット本体との間の接続を良好にする手段を設け
ることにより、長ナットを介して構造物の荷重が付与さ
れても、支承体がマット本体に対して確実に保持され
て、剥離等の不都合な現象が生じることを防止できる。
【0021】前記各実施例に示すような支承体を構成す
ることの他に、本発明においては、図5、6のそれぞれ
に示すように、長ナット15を支承体に対して固定する
手段を用いることが可能である。図5に示す例は、支承
体10の上に接着剤17を介在させて金属製の板部材1
6を配置し、前記板部材16の上に長ナット15を溶接
等により固定する手段を用いて取り付けることができ
る。また、前記板部材を取り付ける際には、ゴム板の加
硫成型と同時に、板部材を固着させる手段を適用するこ
ともできる。
ることの他に、本発明においては、図5、6のそれぞれ
に示すように、長ナット15を支承体に対して固定する
手段を用いることが可能である。図5に示す例は、支承
体10の上に接着剤17を介在させて金属製の板部材1
6を配置し、前記板部材16の上に長ナット15を溶接
等により固定する手段を用いて取り付けることができ
る。また、前記板部材を取り付ける際には、ゴム板の加
硫成型と同時に、板部材を固着させる手段を適用するこ
ともできる。
【0022】図6に示す例では、支承体10に長ナット
15の下端部を埋め込むようにして、ゴム板の加硫成型
と同時に、長ナット15を一体に接続固定させるように
している。また、前記長ナットを支承体に取り付けるた
めには、支承体に設けた孔に注入した接着剤により、長
ナットの基部を固定保持させるような手段を適用するこ
とも可能である。前記図5、6のそれぞれに示すように
して、支承体10に対して長ナット15を一体に取り付
ける手段を適用する場合には、マット本体を製造する際
に、長ナットの位置決めの作業を容易に行うことが可能
になる。したがって、支承体の上に単純に長ナットを載
置する状態で位置決めを行う場合に比較して、製造され
たマットの信頼性をも向上させることができる。
15の下端部を埋め込むようにして、ゴム板の加硫成型
と同時に、長ナット15を一体に接続固定させるように
している。また、前記長ナットを支承体に取り付けるた
めには、支承体に設けた孔に注入した接着剤により、長
ナットの基部を固定保持させるような手段を適用するこ
とも可能である。前記図5、6のそれぞれに示すように
して、支承体10に対して長ナット15を一体に取り付
ける手段を適用する場合には、マット本体を製造する際
に、長ナットの位置決めの作業を容易に行うことが可能
になる。したがって、支承体の上に単純に長ナットを載
置する状態で位置決めを行う場合に比較して、製造され
たマットの信頼性をも向上させることができる。
【0023】
実施例1:前述したようにして、製造したアスファルト
製のマット本体に対して、ゴムで構成した支承体を確実
に保持できることを確認するために、図7に示すような
試験装置40を用いて支承体の剥離強度の試験を行っ
た。前記試験装置40は、固定位置に保持させる固定ベ
ース部材45と保持部材46に対して試験片を保持させ
ているもので、前記試験片では、アスファルトマット片
47に支承体48を埋め込む状態で一体に設けたものを
使用する。
製のマット本体に対して、ゴムで構成した支承体を確実
に保持できることを確認するために、図7に示すような
試験装置40を用いて支承体の剥離強度の試験を行っ
た。前記試験装置40は、固定位置に保持させる固定ベ
ース部材45と保持部材46に対して試験片を保持させ
ているもので、前記試験片では、アスファルトマット片
47に支承体48を埋め込む状態で一体に設けたものを
使用する。
【0024】前記マット片は、30cm角の升状の木製型
の中央部に支承体10をおいて、アスファルト合材を打
設して製造し、支承体10としては、前記図2に示され
たような、支承体に貫通孔を複数設けたものを使用し
た。前記アスファルト合材は、砕石や砂、石粉をアスフ
ァルトに混合してクッキングして220〜240℃に加
熱したものを用い、約24時間放置して硬化させた後で
型から外して試験片を製造した。前述したようにして製
造した支承体48の上面に、吊具49を取り付けたアタ
ッチメント43を接着し、前記吊具49に対して荷重計
41のフック42を係止させて、荷重計41を上昇させ
ながら支承体が剥離する強度を測定した。そして、前記
荷重計41を20mm/毎分で上昇させて引張り試験を行
ったところ、支承体10の引き抜き強度は260kg
(2.6kg/平方cm)であった。
の中央部に支承体10をおいて、アスファルト合材を打
設して製造し、支承体10としては、前記図2に示され
たような、支承体に貫通孔を複数設けたものを使用し
た。前記アスファルト合材は、砕石や砂、石粉をアスフ
ァルトに混合してクッキングして220〜240℃に加
熱したものを用い、約24時間放置して硬化させた後で
型から外して試験片を製造した。前述したようにして製
造した支承体48の上面に、吊具49を取り付けたアタ
ッチメント43を接着し、前記吊具49に対して荷重計
41のフック42を係止させて、荷重計41を上昇させ
ながら支承体が剥離する強度を測定した。そして、前記
荷重計41を20mm/毎分で上昇させて引張り試験を行
ったところ、支承体10の引き抜き強度は260kg
(2.6kg/平方cm)であった。
【0025】実施例2:前記実施例1に示した例と同様
なマット片に対して、支承体に孔を設けないものを用い
たところ、アスファルトマット片から引き剥がす際の支
承体の引き抜き強度は、180kg(1.8kg/平方cm)
であった。
なマット片に対して、支承体に孔を設けないものを用い
たところ、アスファルトマット片から引き剥がす際の支
承体の引き抜き強度は、180kg(1.8kg/平方cm)
であった。
【0026】さらに、前記図1に示すような長ナットを
取り付けたマットを構成するに際して、前記長ナットを
20mmφのネジ孔を設けたものを使用し、マットの端の
部分から300mm、長ナット相互の間隔を800mmに設
定して長ナットを配置し、各長ナットを内部補強部材の
鉄筋に対して溶接して固定した。また、前記支承体の厚
さが30mmで、100mm角の再生ゴム製の板部材として
構成し、その支承体の上に長ナットを載置する状態で、
アスファルト合材を50mmの厚さで打設して下層アスフ
ァルト層32を構成し、その下層の上に9mmφの鉄筋を
縦横に組んで長ナットを溶接して接続した。その後で、
前記鉄筋の上面に100mm網目の金網を配置してから、
前記内部補強部材の上に上層としてのアスファルト合材
を打設して約3日間の養生を行い、全体の厚さが100
mmのマットを作成した。前述したようにして作成したマ
ットに対して、支承体の配置の中間位置の全てに対し
て、鉄筋のマット下面からの埋設深さを超音波により測
定した結果、配置位置の差は5mm以下であった。これに
対して、アスファルトブロックを用いた場合には、前記
鉄筋の配置位置の差は10〜30mmであることから、支
承体を用いたことにより、鉄筋の位置決めに際してのバ
ラツキが生じることなく、正確な位置決めを行い得るも
のであった。
取り付けたマットを構成するに際して、前記長ナットを
20mmφのネジ孔を設けたものを使用し、マットの端の
部分から300mm、長ナット相互の間隔を800mmに設
定して長ナットを配置し、各長ナットを内部補強部材の
鉄筋に対して溶接して固定した。また、前記支承体の厚
さが30mmで、100mm角の再生ゴム製の板部材として
構成し、その支承体の上に長ナットを載置する状態で、
アスファルト合材を50mmの厚さで打設して下層アスフ
ァルト層32を構成し、その下層の上に9mmφの鉄筋を
縦横に組んで長ナットを溶接して接続した。その後で、
前記鉄筋の上面に100mm網目の金網を配置してから、
前記内部補強部材の上に上層としてのアスファルト合材
を打設して約3日間の養生を行い、全体の厚さが100
mmのマットを作成した。前述したようにして作成したマ
ットに対して、支承体の配置の中間位置の全てに対し
て、鉄筋のマット下面からの埋設深さを超音波により測
定した結果、配置位置の差は5mm以下であった。これに
対して、アスファルトブロックを用いた場合には、前記
鉄筋の配置位置の差は10〜30mmであることから、支
承体を用いたことにより、鉄筋の位置決めに際してのバ
ラツキが生じることなく、正確な位置決めを行い得るも
のであった。
【0027】次に、クレーンで吊り下げた鋼製ケーソン
を前記マットの上に載置し、前記ケーソンの底板にあら
かじめ設けておいた開口の孔(直径50mm)と長ナット
の端面を位置合わせし、底板上面に板ワッシャを介して
頭付ボルトを長ナットにネジ締めして、マットをケーソ
ン底面に取り付けた。前記板ワッシヤは、厚さが12mm
で、外径100mm、孔の径20mmのものを使用した。前
述したようにして、マットをケーソン底面に取り付ける
作業においては、ケーソンを反転する必要がないので、
従来のケーソンを反転する場合に比較して、作業時間が
1/3に短縮できた。そして、マットを底面に設けたケ
ーソンを再びクレーンにて吊り上げて、捨石マウンドの
上に据付けたが、前記ケーソンの据付作業に際して、支
承体がマットから剥がれ落ちたり、マットが破損する等
の現象は全く見られなかった。また、前記ケーソンを据
付けした後で、6か月経過しても、現場に隣接して据付
けられた反転工法によるアスファルトマット付きケーソ
ンと同様に、ケーソンが捨石マウンドの上で滑動するこ
とはなかった。
を前記マットの上に載置し、前記ケーソンの底板にあら
かじめ設けておいた開口の孔(直径50mm)と長ナット
の端面を位置合わせし、底板上面に板ワッシャを介して
頭付ボルトを長ナットにネジ締めして、マットをケーソ
ン底面に取り付けた。前記板ワッシヤは、厚さが12mm
で、外径100mm、孔の径20mmのものを使用した。前
述したようにして、マットをケーソン底面に取り付ける
作業においては、ケーソンを反転する必要がないので、
従来のケーソンを反転する場合に比較して、作業時間が
1/3に短縮できた。そして、マットを底面に設けたケ
ーソンを再びクレーンにて吊り上げて、捨石マウンドの
上に据付けたが、前記ケーソンの据付作業に際して、支
承体がマットから剥がれ落ちたり、マットが破損する等
の現象は全く見られなかった。また、前記ケーソンを据
付けした後で、6か月経過しても、現場に隣接して据付
けられた反転工法によるアスファルトマット付きケーソ
ンと同様に、ケーソンが捨石マウンドの上で滑動するこ
とはなかった。
【0028】
【実施例2】前記本発明の実施例においては、アスファ
ルト合材により構成したマット本体に対して、下面に支
承体を一体に取り付けたもので構成しているが、本発明
においては、図8〜10に示すような支承体の取付手段
を適用してマットを構成することも可能である。図8に
示す例では、マット30の本体の中に支承体10を埋め
込む状態で取り付けており、前記支承体10の上に長ナ
ット15を配置して、ケーソン等の構造物の底板に取り
付けることができるように構成している。そして、マッ
トの厚さ方向の中間部に埋め込んだ状態の支承体10に
対して、長ナットを介して構造物の荷重が付与された場
合には、長ナットから支承体に加えられる荷重による圧
力は、支承体としての弾性体全体に伝達され、マット下
面の受圧面33に対して広い範囲で荷重を分散させるよ
うにして伝達する。したがって、支承体に対して大きな
荷重が付与されたとしても、支承体の下面のマットに対
しては、幅がWの部分に対して広く分散される状態で圧
力が加えられることから、マットの変形等が生じること
を防止できる。
ルト合材により構成したマット本体に対して、下面に支
承体を一体に取り付けたもので構成しているが、本発明
においては、図8〜10に示すような支承体の取付手段
を適用してマットを構成することも可能である。図8に
示す例では、マット30の本体の中に支承体10を埋め
込む状態で取り付けており、前記支承体10の上に長ナ
ット15を配置して、ケーソン等の構造物の底板に取り
付けることができるように構成している。そして、マッ
トの厚さ方向の中間部に埋め込んだ状態の支承体10に
対して、長ナットを介して構造物の荷重が付与された場
合には、長ナットから支承体に加えられる荷重による圧
力は、支承体としての弾性体全体に伝達され、マット下
面の受圧面33に対して広い範囲で荷重を分散させるよ
うにして伝達する。したがって、支承体に対して大きな
荷重が付与されたとしても、支承体の下面のマットに対
しては、幅がWの部分に対して広く分散される状態で圧
力が加えられることから、マットの変形等が生じること
を防止できる。
【0029】図9に示す例では、支承体10をマット3
0の上部分に埋設した設ける場合を示しており、前記支
承体10の上に構造物の柱部材18のように、大きな荷
重を付与する部材を配置している。また、前記柱部材1
8は、長ナットの基部を支承体に埋め込んだものでも良
く、図6に示した例のように、長ナットの基部を接着剤
を用いて固定保持するような部材として設けることによ
り、マットを長ナットを介して吊り上げた際に、長ナッ
トが支承体から抜け出さないように保持できれば良い。
そして、前記図9に示したように、支承体をマットの上
に配置したものにおいては、柱部材18を介して支承体
10に構造物の荷重の圧力が付与されても、その圧力は
マット部材30の底面では広い範囲Wに分散されるの
で、受圧面33での圧力は非常に小さい値となり、マッ
トが支承体を介して押圧作用を受けることによって変形
したりすることはない。
0の上部分に埋設した設ける場合を示しており、前記支
承体10の上に構造物の柱部材18のように、大きな荷
重を付与する部材を配置している。また、前記柱部材1
8は、長ナットの基部を支承体に埋め込んだものでも良
く、図6に示した例のように、長ナットの基部を接着剤
を用いて固定保持するような部材として設けることによ
り、マットを長ナットを介して吊り上げた際に、長ナッ
トが支承体から抜け出さないように保持できれば良い。
そして、前記図9に示したように、支承体をマットの上
に配置したものにおいては、柱部材18を介して支承体
10に構造物の荷重の圧力が付与されても、その圧力は
マット部材30の底面では広い範囲Wに分散されるの
で、受圧面33での圧力は非常に小さい値となり、マッ
トが支承体を介して押圧作用を受けることによって変形
したりすることはない。
【0030】図10、11に示す例は、支承体14をマ
ット30の厚さと同じに構成する場合を示しているもの
であり、前記支承体14は2つのゴム板部材14a、1
4bを組み合わせて構成し、マット30の上下の層3
1、32に対応させて、各々のゴム板の厚さを設定して
いる。本実施例では、マットを作成する際に、支承体1
4の下部材14aを所定の間隔で配置してから、マット
の下層32を打設して、ゴム板とアスファルト層とを一
体化させる。次いで、マットの下層の上に内部補強部材
35の鉄筋等を組み込むとともに、必要に応じて金網や
繊維製のネット等を組み合わせるが、前記鉄筋の交差部
をゴム板14aの上に配置している。そして、前記ゴム
板14aの上にマット上層の厚さと同じ厚さのゴム板1
4bを配置するとともに、2枚のゴム板の間にゴム系の
接着剤を介在させて貼り合わせて支承体14を形成す
る。その後に、前記支承体の周囲にマットの上層31の
アスファルトを打設してマット30を構成するので、マ
ット本体と支承体の厚さ方向の中央部に内部補強部材3
5を一体に設けたマットを作成することができる。
ット30の厚さと同じに構成する場合を示しているもの
であり、前記支承体14は2つのゴム板部材14a、1
4bを組み合わせて構成し、マット30の上下の層3
1、32に対応させて、各々のゴム板の厚さを設定して
いる。本実施例では、マットを作成する際に、支承体1
4の下部材14aを所定の間隔で配置してから、マット
の下層32を打設して、ゴム板とアスファルト層とを一
体化させる。次いで、マットの下層の上に内部補強部材
35の鉄筋等を組み込むとともに、必要に応じて金網や
繊維製のネット等を組み合わせるが、前記鉄筋の交差部
をゴム板14aの上に配置している。そして、前記ゴム
板14aの上にマット上層の厚さと同じ厚さのゴム板1
4bを配置するとともに、2枚のゴム板の間にゴム系の
接着剤を介在させて貼り合わせて支承体14を形成す
る。その後に、前記支承体の周囲にマットの上層31の
アスファルトを打設してマット30を構成するので、マ
ット本体と支承体の厚さ方向の中央部に内部補強部材3
5を一体に設けたマットを作成することができる。
【0031】そして、前記図10に示すようなマットを
構成する場合には、柱部材18を介して構造物の荷重が
支承体に付与されて、支承体がマット本体の接続部から
離れようとする力が作用したとしても、支承体が反り返
ったりするような現象は発生せず、マット本体に対し
て、支承体を保持する作用を発揮させることができる。
つまり、本実施例では、内部補強部材が支承体の厚さ方
向の中央部に配置されており、マット本体に対して鉄筋
を介して力が分散される状態に構成されていることか
ら、支承体に付与される荷重は、内部補強部材を介して
マット全体に伝達されることになるので、支承体のみが
大きく変形して、マットから剥離するような事態は発生
しにくい。
構成する場合には、柱部材18を介して構造物の荷重が
支承体に付与されて、支承体がマット本体の接続部から
離れようとする力が作用したとしても、支承体が反り返
ったりするような現象は発生せず、マット本体に対し
て、支承体を保持する作用を発揮させることができる。
つまり、本実施例では、内部補強部材が支承体の厚さ方
向の中央部に配置されており、マット本体に対して鉄筋
を介して力が分散される状態に構成されていることか
ら、支承体に付与される荷重は、内部補強部材を介して
マット全体に伝達されることになるので、支承体のみが
大きく変形して、マットから剥離するような事態は発生
しにくい。
【0032】前述したようにして作成したマットは、上
のゴム板14bに構造物の荷重を支持する柱部材18を
配置するが、前記柱部材の基部をゴム層に接着保持させ
る手段を構成することにより、構造物を吊り上げて移動
させる際に、マットが構造物の底板から剥離したりする
ことがないようにする。また、前記本発明の各実施例に
おいて、支承体に対して荷重を伝達する長ナットや柱部
材は、ゴム板との間に任意の接続手段を設けることがで
きるものであり、その接続手段を介して、マットを構造
物の下面に保持させる作用を行わせるようにしている。
そして、前記本発明の各実施例は、そのマットを取り付
ける構造物の設置条件や、その他の工事現場の状況等に
対応させて、任意に選択して適用することが可能であ
る。
のゴム板14bに構造物の荷重を支持する柱部材18を
配置するが、前記柱部材の基部をゴム層に接着保持させ
る手段を構成することにより、構造物を吊り上げて移動
させる際に、マットが構造物の底板から剥離したりする
ことがないようにする。また、前記本発明の各実施例に
おいて、支承体に対して荷重を伝達する長ナットや柱部
材は、ゴム板との間に任意の接続手段を設けることがで
きるものであり、その接続手段を介して、マットを構造
物の下面に保持させる作用を行わせるようにしている。
そして、前記本発明の各実施例は、そのマットを取り付
ける構造物の設置条件や、その他の工事現場の状況等に
対応させて、任意に選択して適用することが可能であ
る。
【0033】前述したような実施例に加えて、本発明に
おいては、図12ないし図15に示すような支承体をマ
ットに組み合わせて使用することが可能である。図12
に示す例は、マット30の厚さと同じ厚さの支承体25
を、前記図10、11の場合と同様に、2層のゴム板の
間とマット本体では、共通する内部補強部材を一体に配
置して構成するものであるが、前記支承体25を側面視
で略菱形に構成している。前記支承体25の上下の面
は、マット30の上下の面と一致させており、支承体の
厚さ方向の中央部側面は、マットの内部に深く突き刺さ
る状態で一体に保持される。さらに、前記支承体25に
は構造物の柱部材18を配置して、支承体に荷重を支承
させることも可能であり、その他に長ナット等を支承体
に埋め込んで一体に設けることも可能である。
おいては、図12ないし図15に示すような支承体をマ
ットに組み合わせて使用することが可能である。図12
に示す例は、マット30の厚さと同じ厚さの支承体25
を、前記図10、11の場合と同様に、2層のゴム板の
間とマット本体では、共通する内部補強部材を一体に配
置して構成するものであるが、前記支承体25を側面視
で略菱形に構成している。前記支承体25の上下の面
は、マット30の上下の面と一致させており、支承体の
厚さ方向の中央部側面は、マットの内部に深く突き刺さ
る状態で一体に保持される。さらに、前記支承体25に
は構造物の柱部材18を配置して、支承体に荷重を支承
させることも可能であり、その他に長ナット等を支承体
に埋め込んで一体に設けることも可能である。
【0034】前述したようにして、支承体25をマット
と一体に設けることにより、構造物の荷重を負担させる
ようにした場合に、支承体に対して上方から押圧力が付
与されると、支承体は横方向に広がるような作用が生じ
る。しかしながら、前記支承体の側部はマット30の内
部に突出するようにして一体に保持されているものであ
るから、支承体を変形させようとする力による応力は、
支承体の側面から、マットに対して均一に伝達される状
態となる。さらに、前記支承体とマットとは、内部補強
部材を介して一体に設けられているものであるから、マ
ットから支承体が抜け出したり、支承体が大きく変形す
るような不都合が生じない。
と一体に設けることにより、構造物の荷重を負担させる
ようにした場合に、支承体に対して上方から押圧力が付
与されると、支承体は横方向に広がるような作用が生じ
る。しかしながら、前記支承体の側部はマット30の内
部に突出するようにして一体に保持されているものであ
るから、支承体を変形させようとする力による応力は、
支承体の側面から、マットに対して均一に伝達される状
態となる。さらに、前記支承体とマットとは、内部補強
部材を介して一体に設けられているものであるから、マ
ットから支承体が抜け出したり、支承体が大きく変形す
るような不都合が生じない。
【0035】図13に示す例は、前記図3に示す例に類
似するもので、マット30の下面側に配置する支承体2
6は、ゴムの板状部材として構成されるが、その板部材
の側面には、凹部26aをそれぞれ形成しており、マッ
ト30の材料を前記支承体の凹部26aに入り込ませる
ようにして、マットと支承体とを一体化させている。ま
た、前記支承体26には、長ナット15のような構造物
との接続部材を一体に設けており、マット30の上に配
置する構造物の荷重を、前記支承体26により受けるよ
うにされる。そして、前述したように、支承体の側部に
設けた凹部によって、マット本体との接続面積が大きく
なり、マットが変形しようとした場合に、前記支承体の
側部に入り込んだ状態のマット構成部材に対して、マッ
トの変形の応力が伝達される状態となる。したがって、
マット本体の変形に対する抵抗により、支承体が大きく
変形することが防止され、支承体がマット本体から剥離
したりすることも防止される。
似するもので、マット30の下面側に配置する支承体2
6は、ゴムの板状部材として構成されるが、その板部材
の側面には、凹部26aをそれぞれ形成しており、マッ
ト30の材料を前記支承体の凹部26aに入り込ませる
ようにして、マットと支承体とを一体化させている。ま
た、前記支承体26には、長ナット15のような構造物
との接続部材を一体に設けており、マット30の上に配
置する構造物の荷重を、前記支承体26により受けるよ
うにされる。そして、前述したように、支承体の側部に
設けた凹部によって、マット本体との接続面積が大きく
なり、マットが変形しようとした場合に、前記支承体の
側部に入り込んだ状態のマット構成部材に対して、マッ
トの変形の応力が伝達される状態となる。したがって、
マット本体の変形に対する抵抗により、支承体が大きく
変形することが防止され、支承体がマット本体から剥離
したりすることも防止される。
【0036】図14に示す例は、支承体を略台形に構成
した場合の例を示しているもので、略台形の支承体27
の巾の狭い面を下に向けて配置して、マット30の底面
に一致させる。そして、前記大径の支承体27の巾の広
い面と、両側の斜面部をマット30の内部に埋設させる
状態で配置し、支承体の上部に長ナット27のような接
続部材を配置して、構造物の荷重を支持するように構成
している。また、図15に示す例では、マット30より
も薄い略菱形状の支承体28を配置する場合を示してい
る。前記支承体28は、側面に2つの斜面部分を組み合
わせて設けているものであり、マット30の内部に支承
体を固定・保持する作用を良好に行わせるようにする。
した場合の例を示しているもので、略台形の支承体27
の巾の狭い面を下に向けて配置して、マット30の底面
に一致させる。そして、前記大径の支承体27の巾の広
い面と、両側の斜面部をマット30の内部に埋設させる
状態で配置し、支承体の上部に長ナット27のような接
続部材を配置して、構造物の荷重を支持するように構成
している。また、図15に示す例では、マット30より
も薄い略菱形状の支承体28を配置する場合を示してい
る。前記支承体28は、側面に2つの斜面部分を組み合
わせて設けているものであり、マット30の内部に支承
体を固定・保持する作用を良好に行わせるようにする。
【0037】前記図14、15のそれぞれに示されるよ
うな支承体27、28を用いる場合には、支承体がマッ
ト本体内部での接触面積を大きく設定するとともに、長
ナット15により加えられる圧力により、支承体が巾方
向に拡がろうとしても、マット全体が抵抗作用を発揮す
る。したがって、前述したような構成の支承体を用いる
場合には、接続部材からの押圧力により、マットが変形
することや、支承体がマットから抜けたしたりする問題
が生じることを防止できる。さらに、マットに加えられ
る荷重を塑性変形の少ないゴム製の支承体に負担させる
ことにより、アスファルトマットのようなマット部材の
上に構造物を構築する場合にも、構造物の重量によりマ
ットが変形することがなく、ケーソンのような構造物を
防波堤等として構築した際に、マットによる滑動防止の
性能を良好に発揮させることが可能である。
うな支承体27、28を用いる場合には、支承体がマッ
ト本体内部での接触面積を大きく設定するとともに、長
ナット15により加えられる圧力により、支承体が巾方
向に拡がろうとしても、マット全体が抵抗作用を発揮す
る。したがって、前述したような構成の支承体を用いる
場合には、接続部材からの押圧力により、マットが変形
することや、支承体がマットから抜けたしたりする問題
が生じることを防止できる。さらに、マットに加えられ
る荷重を塑性変形の少ないゴム製の支承体に負担させる
ことにより、アスファルトマットのようなマット部材の
上に構造物を構築する場合にも、構造物の重量によりマ
ットが変形することがなく、ケーソンのような構造物を
防波堤等として構築した際に、マットによる滑動防止の
性能を良好に発揮させることが可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明のマット部材は、前述したように
して構成するものであり、マット部材の上に構築する構
造物の荷重を、取付具を介して支承体に支持させること
ができるので、構造物の重量によりマット部材が変形し
たりすることを防止できる。また、本発明のマット部材
は、捨石マウンド等の基礎の表面に位置するマット下面
と支承体とが、ほぼ同一の摩擦係数を発揮でき、構造物
を滑動させるような作用に対しては、マット全体が抵抗
力として作用するので、構造物に対する支持作用を良好
に発揮することが可能になる。さらに、マット部材と構
造物の間で、長ナットと頭付ボルトとを接続することに
より、構造物を吊り上げて移動させる場合にも、支承体
やマット本体の保持を良好な状態で行うことが可能であ
り、滑動防止の信頼性を向上させることが可能である。
そして、マットに設けた長ナットに対して頭付ボルトを
装着することにより、構造物の底板に対してマットを一
体に取り付けることが出来、その取付作業を容易に行う
ことができる。
して構成するものであり、マット部材の上に構築する構
造物の荷重を、取付具を介して支承体に支持させること
ができるので、構造物の重量によりマット部材が変形し
たりすることを防止できる。また、本発明のマット部材
は、捨石マウンド等の基礎の表面に位置するマット下面
と支承体とが、ほぼ同一の摩擦係数を発揮でき、構造物
を滑動させるような作用に対しては、マット全体が抵抗
力として作用するので、構造物に対する支持作用を良好
に発揮することが可能になる。さらに、マット部材と構
造物の間で、長ナットと頭付ボルトとを接続することに
より、構造物を吊り上げて移動させる場合にも、支承体
やマット本体の保持を良好な状態で行うことが可能であ
り、滑動防止の信頼性を向上させることが可能である。
そして、マットに設けた長ナットに対して頭付ボルトを
装着することにより、構造物の底板に対してマットを一
体に取り付けることが出来、その取付作業を容易に行う
ことができる。
【図1】 本発明のマット部材の取付部の構成を示す説
明図である。
明図である。
【図2】 本発明に用いる支承体の説明図である。
【図3】 支承体の別の実施例の説明図である。
【図4】 支承体の他の実施例の説明図である。
【図5】 支承体をマットに配置する状態の説明図であ
る。
る。
【図6】 支承体をマットに配置する状態の説明図であ
る。
る。
【図7】 マットに対する試験装置の構成を示す説明図
である。
である。
【図8】 支承体をマットの中に埋設する例の説明図で
ある。
ある。
【図9】 支承体をマットの上部分に配置する例の説明
図であるる
図であるる
【図10】 厚い支承体を用いる例の説明図である。
【図11】 図10の平面図である。
【図12】 図10と異なる支承体の構成を示す説明図
である。
である。
【図13】 図3と異なる支承体の構成を示す説明図で
ある。
ある。
【図14】 本発明に適用可能な支承体の構成を示す説
明図である。
明図である。
【図15】 本発明に使用可能な支承体の別の実施例の
構成を示す説明図である。
構成を示す説明図である。
【図16】 一般的な海洋構造物の構成を示す説明図で
ある。
ある。
【図17】 アスファルトブロックを介して荷重を支持
する例の説明図である。
する例の説明図である。
【図18】 マットと同じ厚さの支承体を用いる例の説
明図である。
明図である。
1 海洋構造物、 3 捨石マウンド、 5 ケ
ーソン、6 マット部材、 10〜14 支承体、
15 長ナット、20 ケーソン底板、 23
頭付ボルト、30 アスファルト合材、 35
内部補強部材、 40 試験装置。
ーソン、6 マット部材、 10〜14 支承体、
15 長ナット、20 ケーソン底板、 23
頭付ボルト、30 アスファルト合材、 35
内部補強部材、 40 試験装置。
Claims (3)
- 【請求項1】 捨石マウンドの上に設置して海洋構造物
を構築するケーソンのような構造物に対して、前記捨石
マウンドとの間での摩擦係数を増大させ、構造物の滑動
を防止するためのマット部材を設けるに際して、 取付具を上部に突出させて一体に構成するゴム製の支承
体を、マット部材に一定の間隔で配置し、 前記支承体に支持される取付具を、マット部材の内部に
埋設して配置する内部補強部材と接合して組み合わせ、 前記取付具と支承体および内部補強部材をマット部材の
中に埋設するように、マット構成材料を一定の厚さで配
置してマットを作成し、 前記マット部材の上に構造物の底板を配置するととも
に、前記取付具と構造物の底板とを接続することを特徴
とする滑動防止用マットの取付方法。 - 【請求項2】 前記支承体には、マット部材との接触面
積を増大させる手段を設けたことを特徴とする請求項1
に記載の滑動防止用マットの取付方法。 - 【請求項3】 前記取付具を内面にネジを設けた筒状長
ナットにより構成することを特徴とする請求項1または
2に記載の滑動防止用マットの取付方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15330196A JPH09316889A (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 滑動防止用マットの取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15330196A JPH09316889A (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 滑動防止用マットの取付方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09316889A true JPH09316889A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15559492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15330196A Pending JPH09316889A (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 滑動防止用マットの取付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09316889A (ja) |
-
1996
- 1996-05-24 JP JP15330196A patent/JPH09316889A/ja active Pending
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