JPH093175A - 生分解性高分子化合物の製造方法 - Google Patents
生分解性高分子化合物の製造方法Info
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- JPH093175A JPH093175A JP15154495A JP15154495A JPH093175A JP H093175 A JPH093175 A JP H093175A JP 15154495 A JP15154495 A JP 15154495A JP 15154495 A JP15154495 A JP 15154495A JP H093175 A JPH093175 A JP H093175A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】重合度が大きく高融点でかつ生分解性を有する
高分子化合物を短時間で効率よく製造する方法を提供す
ることを目的としている。 【構成】無水コハク酸を少なくとも含む環状酸無水物
(A)とエチレンオキシドを少なくとも含む環状エーテ
ル(B)とを触媒の存在下開環共重合させる生分解性高
分子化合物の製造方法において、塩化マグネシウム、マ
グネシウムジイソプロポキシド、マグネシウムジエトキ
シド、塩化亜鉛、塩化アルミニウム、塩化第二鉄からな
る群より選ばれた1種の化合物を触媒として用いる構成
とした。
高分子化合物を短時間で効率よく製造する方法を提供す
ることを目的としている。 【構成】無水コハク酸を少なくとも含む環状酸無水物
(A)とエチレンオキシドを少なくとも含む環状エーテ
ル(B)とを触媒の存在下開環共重合させる生分解性高
分子化合物の製造方法において、塩化マグネシウム、マ
グネシウムジイソプロポキシド、マグネシウムジエトキ
シド、塩化亜鉛、塩化アルミニウム、塩化第二鉄からな
る群より選ばれた1種の化合物を触媒として用いる構成
とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生分解性高分子化合物
の製造方法に関する。
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に生分解性が認められる脂肪族ポリ
エステルやポリエステルエーテル等の生分解性高分子化
合物は、従来から単独であるいは種々の添加物を配合し
てシートやフィルムに成形されている。このような生分
解性高分子化合物は、ジカルボン酸とグリコールとの重
縮合やジカルボン酸のアルキルエステルとグリコールと
のエステル交換させることやそれらの真空重縮合によっ
て一般的に製造されてきた。
エステルやポリエステルエーテル等の生分解性高分子化
合物は、従来から単独であるいは種々の添加物を配合し
てシートやフィルムに成形されている。このような生分
解性高分子化合物は、ジカルボン酸とグリコールとの重
縮合やジカルボン酸のアルキルエステルとグリコールと
のエステル交換させることやそれらの真空重縮合によっ
て一般的に製造されてきた。
【0003】しかし、このような従来の方法では真空操
作に難があったり、ポリエステルのみしか製造できない
などの問題点があった。そこで、特公昭42−2670
8号公報や特開平6−306154号公報では、環状酸
無水物と環状エーテルとの開環共重合によってポリエス
テルあるいはポリエステルエーテルの製造方法がすでに
提案されている。
作に難があったり、ポリエステルのみしか製造できない
などの問題点があった。そこで、特公昭42−2670
8号公報や特開平6−306154号公報では、環状酸
無水物と環状エーテルとの開環共重合によってポリエス
テルあるいはポリエステルエーテルの製造方法がすでに
提案されている。
【0004】すなわち、アルキレンオキシドと環状酸無
水物とを開環共重合させるにあたり、特公昭42−26
708号公報では、触媒として周期律表第I族から第 I
II族の金属のアルキル金属化合物を用い、特開平6−3
06154号公報では触媒としてトリアルコキシアルミ
ニウムを用いることが提案されている。
水物とを開環共重合させるにあたり、特公昭42−26
708号公報では、触媒として周期律表第I族から第 I
II族の金属のアルキル金属化合物を用い、特開平6−3
06154号公報では触媒としてトリアルコキシアルミ
ニウムを用いることが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
触媒を用いた方法では、真空操作の必要が無くなったの
であるが、触媒の取扱いが容易でなかったり、重合度が
小さかったりするなどの問題点が残されていた。本発明
は、このような事情に鑑みて、重合度が大きく高融点で
かつ生分解性を有する高分子化合物を短時間で効率よく
製造する方法を提供することを目的としている。
触媒を用いた方法では、真空操作の必要が無くなったの
であるが、触媒の取扱いが容易でなかったり、重合度が
小さかったりするなどの問題点が残されていた。本発明
は、このような事情に鑑みて、重合度が大きく高融点で
かつ生分解性を有する高分子化合物を短時間で効率よく
製造する方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる生分解性
高分子化合物の製造方法は、このような目的を達成する
ために、無水コハク酸を少なくとも含む環状酸無水物
(A)とエチレンオキシドを少なくとも含む環状エーテ
ル(B)とを触媒の存在下開環共重合させる生分解性高
分子化合物の製造方法において、塩化マグネシウム、マ
グネシウムジイソプロポキシド、マグネシウムジエトキ
シド、塩化亜鉛、塩化アルミニウム、塩化第二鉄からな
る群より選ばれた1種の化合物を触媒として用いる構成
とした。
高分子化合物の製造方法は、このような目的を達成する
ために、無水コハク酸を少なくとも含む環状酸無水物
(A)とエチレンオキシドを少なくとも含む環状エーテ
ル(B)とを触媒の存在下開環共重合させる生分解性高
分子化合物の製造方法において、塩化マグネシウム、マ
グネシウムジイソプロポキシド、マグネシウムジエトキ
シド、塩化亜鉛、塩化アルミニウム、塩化第二鉄からな
る群より選ばれた1種の化合物を触媒として用いる構成
とした。
【0007】上記構成において、環状酸無水物(A)と
しては、無水コハク酸以外に、必要に応じて無水コハク
酸の一部を、たとえば無水マレイン酸、無水アジピン
酸、無水フタル酸などの他の環状酸無水物で置換するこ
とが可能である。なお、無水コハク酸無水物の割合は全
環状酸無水物(A)中の70重量%以上とすることが好
ましい。
しては、無水コハク酸以外に、必要に応じて無水コハク
酸の一部を、たとえば無水マレイン酸、無水アジピン
酸、無水フタル酸などの他の環状酸無水物で置換するこ
とが可能である。なお、無水コハク酸無水物の割合は全
環状酸無水物(A)中の70重量%以上とすることが好
ましい。
【0008】環状エーテル(B)としては、エチレンオ
キシド以外に、必要に応じてエチレンオキシドの一部
を、たとえば、プロピレンオキシド、エピクロロヒドリ
ン、スチレンオキシド、アリルグリシジルエーテル、フ
ェニルグリシジルエーテルなどの他の環状エーテルで置
換してもよい。
キシド以外に、必要に応じてエチレンオキシドの一部
を、たとえば、プロピレンオキシド、エピクロロヒドリ
ン、スチレンオキシド、アリルグリシジルエーテル、フ
ェニルグリシジルエーテルなどの他の環状エーテルで置
換してもよい。
【0009】重合は溶媒中において行うことが好ましい
が、塊状重合でも行うことができる。重合に用いる溶媒
としては、特に限定されないが、たとえば、トルエン、
キシレン、ジオキサンなどの不活性溶媒が挙げられる。
が、塊状重合でも行うことができる。重合に用いる溶媒
としては、特に限定されないが、たとえば、トルエン、
キシレン、ジオキサンなどの不活性溶媒が挙げられる。
【0010】触媒は、触媒の種類により特に限定されな
いが、環状酸無水物(A)および環状エーテル(B)の
全モノマーに対して0.01から1.0モル%程度添加
することが好ましい。重合温度は、特に限定されない
が、50℃〜150℃が好ましく、100℃前後がより
好ましい。
いが、環状酸無水物(A)および環状エーテル(B)の
全モノマーに対して0.01から1.0モル%程度添加
することが好ましい。重合温度は、特に限定されない
が、50℃〜150℃が好ましく、100℃前後がより
好ましい。
【0011】重合時間は、触媒濃度と重合温度により異
なり、特に限定されないが、5時間〜96時間程度が好
ましい。すなわち、重合時間が短いと反応が不十分で分
子量が大きくならないとともに、重合時間が長すぎると
エステル交換反応により逆に低分子量のものになってし
まう恐れがある。また、重合時の環状酸無水物(A)、
環状エーテル(B)および触媒の添加順序は、特に限定
されないが、環状酸無水物(A)と触媒との反応により
まず重合が開始されるので、環状酸無水物(A)と触媒
と反応容器に入れたのち、続いて環状エーテル(B)を
添加することが好ましい。
なり、特に限定されないが、5時間〜96時間程度が好
ましい。すなわち、重合時間が短いと反応が不十分で分
子量が大きくならないとともに、重合時間が長すぎると
エステル交換反応により逆に低分子量のものになってし
まう恐れがある。また、重合時の環状酸無水物(A)、
環状エーテル(B)および触媒の添加順序は、特に限定
されないが、環状酸無水物(A)と触媒との反応により
まず重合が開始されるので、環状酸無水物(A)と触媒
と反応容器に入れたのち、続いて環状エーテル(B)を
添加することが好ましい。
【0012】本発明における環状酸無水物(A)と環状
エーテル(B)の反応比率は、特に限定されないが、5
0/50から40/60の範囲が適当であるが、環状酸
無水物(A)モノマーの開環体と環状エーテル(B)モ
ノマーの開環体とがほぼ完全に交互並んだ重合体とする
には、50/50にて重合させることが最も効率がよ
い。また、本発明の製造方法で得られた高分子化合物
は、必要に応じて鎖延長反応を行い、さらに高分子化す
ることもできる。
エーテル(B)の反応比率は、特に限定されないが、5
0/50から40/60の範囲が適当であるが、環状酸
無水物(A)モノマーの開環体と環状エーテル(B)モ
ノマーの開環体とがほぼ完全に交互並んだ重合体とする
には、50/50にて重合させることが最も効率がよ
い。また、本発明の製造方法で得られた高分子化合物
は、必要に応じて鎖延長反応を行い、さらに高分子化す
ることもできる。
【0013】
【作用】環状酸無水物(A)と環状エーテル(B)とを
ほぼ等モルで反応させると、環状酸無水物(A)モノマ
ーの開環体である酸無水物ユニット(A)´と環状エー
テル(B)モノマーの開環体であるオキシランユニット
(B)´とがほぼ完全に交互並んだポリエステルタイプ
の高分子化合物が得られ、環状エーテル(B)の配合量
を多くすれば、オキシランユニット(B)´が連続する
所謂オキシラン連鎖部分を有するポリエステルエーテル
タイプの高分子化合物が得られる。
ほぼ等モルで反応させると、環状酸無水物(A)モノマ
ーの開環体である酸無水物ユニット(A)´と環状エー
テル(B)モノマーの開環体であるオキシランユニット
(B)´とがほぼ完全に交互並んだポリエステルタイプ
の高分子化合物が得られ、環状エーテル(B)の配合量
を多くすれば、オキシランユニット(B)´が連続する
所謂オキシラン連鎖部分を有するポリエステルエーテル
タイプの高分子化合物が得られる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明を、その実施例を参照しつつ
詳しく説明する。なお、本発明はこれらにより限定され
るものではない。
詳しく説明する。なお、本発明はこれらにより限定され
るものではない。
【0015】(実施例1)ガラス製アンプルに、環状酸
無水物(A)としての無水コハク酸0.2モルと環状エ
ーテル(B)としてのエチレンオキシドを0.2モル、
塩化マグネシウムを両モノマー総量に対し、0.25モ
ル%加え、脱気封管後100℃に48時間保った。48
時間後、アンプルを開封して生成物をクロロホルムに溶
解させ、減圧濃縮し、石油エーテルにて再沈殿させて高
分子化合物を得た。 (実施例2)環状酸無水物(A)として無水コハク酸
0.2モルの代わりに無水コハク酸0.15モルと無水
フタル酸0.05モルとを用いた以外は、実施例1と同
様にして高分子化合物を得た。
無水物(A)としての無水コハク酸0.2モルと環状エ
ーテル(B)としてのエチレンオキシドを0.2モル、
塩化マグネシウムを両モノマー総量に対し、0.25モ
ル%加え、脱気封管後100℃に48時間保った。48
時間後、アンプルを開封して生成物をクロロホルムに溶
解させ、減圧濃縮し、石油エーテルにて再沈殿させて高
分子化合物を得た。 (実施例2)環状酸無水物(A)として無水コハク酸
0.2モルの代わりに無水コハク酸0.15モルと無水
フタル酸0.05モルとを用いた以外は、実施例1と同
様にして高分子化合物を得た。
【0016】(実施例3)環状エーテル(B)としてエ
チレンオキシド0.2モルに代えて、エチレンオキシド
0.15モルとスチレンオキシド0.05モルを用いた
以外は実施例1と同様にして高分子化合物を得た。 (実施例4)触媒として塩化マグネシウムに代えて塩化
第二鉄を用いた以外は実施例1と同様にして高分子化合
物を得た。
チレンオキシド0.2モルに代えて、エチレンオキシド
0.15モルとスチレンオキシド0.05モルを用いた
以外は実施例1と同様にして高分子化合物を得た。 (実施例4)触媒として塩化マグネシウムに代えて塩化
第二鉄を用いた以外は実施例1と同様にして高分子化合
物を得た。
【0017】(実施例5)ガラス製アンプルに、無水コ
ハク酸0.2モルとエチレンオキシドを0.2モル、塩
化第二鉄を両モノマー量に対し、0.25モル%、さら
にはトルエン20ml加え、脱気封管後100℃に48
時間保った。以降は実施例1と同様にして高分子化合物
を得た。 (実施例6)触媒として塩化マグネシウムに代えてマグ
ネシウムエトキシドを用いた以外は実施例1と同様にし
て高分子化合物を得た。
ハク酸0.2モルとエチレンオキシドを0.2モル、塩
化第二鉄を両モノマー量に対し、0.25モル%、さら
にはトルエン20ml加え、脱気封管後100℃に48
時間保った。以降は実施例1と同様にして高分子化合物
を得た。 (実施例6)触媒として塩化マグネシウムに代えてマグ
ネシウムエトキシドを用いた以外は実施例1と同様にし
て高分子化合物を得た。
【0018】(実施例7)触媒として塩化マグネシウム
を0.25モル%添加するのに代えて、塩化アルミニウ
ム0.1モル%添加するようにした以外は実施例1と同
様にして高分子化合物を得た。 (実施例8)触媒として塩化マグネシウムを0.25モ
ル%添加するのに代えて、塩化亜鉛0.1モル%添加す
るようにした以外は実施例1と同様にして高分子化合物
を得た。
を0.25モル%添加するのに代えて、塩化アルミニウ
ム0.1モル%添加するようにした以外は実施例1と同
様にして高分子化合物を得た。 (実施例8)触媒として塩化マグネシウムを0.25モ
ル%添加するのに代えて、塩化亜鉛0.1モル%添加す
るようにした以外は実施例1と同様にして高分子化合物
を得た。
【0019】(比較例1)触媒として塩化マグネシウム
に代えてアルミニウムイソプロポキシドを用いた以外は
実施例1と同様にして高分子化合物を得た。 (比較例2)触媒として塩化マグネシウムに代えてジエ
チル亜鉛を用いた以外は実施例1と同様にして高分子化
合物を得た。
に代えてアルミニウムイソプロポキシドを用いた以外は
実施例1と同様にして高分子化合物を得た。 (比較例2)触媒として塩化マグネシウムに代えてジエ
チル亜鉛を用いた以外は実施例1と同様にして高分子化
合物を得た。
【0020】実施例1〜8および比較例1,2で得られ
た高分子化合物の収率、分子量、および、得られた高分
子化合物を構成する酸無水物ユニット(A)´とオキシ
ランユニット(B)´とのモル比を調べ、その結果を表
1に示した。なお、分子量および上記モル比はGPC
(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)、 1HN
MR(核磁気共鳴)、DSC(示差走査熱量測定)、F
T−IR(フーリエ変換赤外分光分析)を用いて測定し
た。なお、表1中、(A)´/(B)´の欄は、酸無水
物ユニット(A)´とオキシランユニット(B)´との
モル比をあらわしている。
た高分子化合物の収率、分子量、および、得られた高分
子化合物を構成する酸無水物ユニット(A)´とオキシ
ランユニット(B)´とのモル比を調べ、その結果を表
1に示した。なお、分子量および上記モル比はGPC
(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)、 1HN
MR(核磁気共鳴)、DSC(示差走査熱量測定)、F
T−IR(フーリエ変換赤外分光分析)を用いて測定し
た。なお、表1中、(A)´/(B)´の欄は、酸無水
物ユニット(A)´とオキシランユニット(B)´との
モル比をあらわしている。
【0021】
【表1】
【0022】上記の結果から本発明の方法によれば、従
来の方法に比べてより分子量が大きく高融点の生分解性
高分子化合物を得ることができることが分かる。なお、
実施例1〜7の高分子化合物は、(A)´/(B)´が
49/51とほぼ酸無水物ユニット(A)´/オキシラ
ンユニット(B)´とが交互に連鎖したほぼポリエステ
ルタイプの分子構造をしていたのに対し、実施例8の高
分子化合物は環状酸無水物(A)と環状エーテル(B)
と等モル反応させたのにも係わらず、(A)´/(B)
´が46/54と一部オキシラン連鎖を有するポリエス
テルエーテルタイプの分子構造となっていた。
来の方法に比べてより分子量が大きく高融点の生分解性
高分子化合物を得ることができることが分かる。なお、
実施例1〜7の高分子化合物は、(A)´/(B)´が
49/51とほぼ酸無水物ユニット(A)´/オキシラ
ンユニット(B)´とが交互に連鎖したほぼポリエステ
ルタイプの分子構造をしていたのに対し、実施例8の高
分子化合物は環状酸無水物(A)と環状エーテル(B)
と等モル反応させたのにも係わらず、(A)´/(B)
´が46/54と一部オキシラン連鎖を有するポリエス
テルエーテルタイプの分子構造となっていた。
【0023】(実施例9)実施例2で得られた高分子化
合物(分子量9200のもの)2gに触媒としてのテト
ライソプロポキシドチタンを0.1g添加し、170℃
で12時間減圧脱気したのち、生成物をクロロホルムに
溶解させ、減圧濃縮し、石油エーテルにて再沈殿させて
さらに高分子な化合物を得た。得られた化合物の分子量
は50000であった。
合物(分子量9200のもの)2gに触媒としてのテト
ライソプロポキシドチタンを0.1g添加し、170℃
で12時間減圧脱気したのち、生成物をクロロホルムに
溶解させ、減圧濃縮し、石油エーテルにて再沈殿させて
さらに高分子な化合物を得た。得られた化合物の分子量
は50000であった。
【0024】つぎに、実施例1および実施例6の触媒と
しての塩化マグネシウムとマグネシウムエトキシドの添
加量を変化させた時の収率および得られる高分子化合物
の分子量の変化を調べその結果を図1に示した。図1に
示すように、無水コハク酸とエチレンオキシドとを等モ
ルで開環重合させる系においては、塩化マグネシウムお
よびマグネシウムエトキシドの添加量は、0.25モル
%付近が収率(図中●,〇であらわす)もよく、より分
子量(図中▲,△であらわす)の大きい高分子化合物を
得られることが分かる。
しての塩化マグネシウムとマグネシウムエトキシドの添
加量を変化させた時の収率および得られる高分子化合物
の分子量の変化を調べその結果を図1に示した。図1に
示すように、無水コハク酸とエチレンオキシドとを等モ
ルで開環重合させる系においては、塩化マグネシウムお
よびマグネシウムエトキシドの添加量は、0.25モル
%付近が収率(図中●,〇であらわす)もよく、より分
子量(図中▲,△であらわす)の大きい高分子化合物を
得られることが分かる。
【0025】また、実施例1の反応系において重合温度
および重合時間を変えた場合の収率および得られる高分
子化合物の分子量の変化を調べその結果を図2(収率)
および図3(分子量)に示した。図2および図3に示す
ように重合温度100℃で重合時間50〜100時間程
度が収率もよく大きな分子量の高分子化合物を得られる
ことが分かった。
および重合時間を変えた場合の収率および得られる高分
子化合物の分子量の変化を調べその結果を図2(収率)
および図3(分子量)に示した。図2および図3に示す
ように重合温度100℃で重合時間50〜100時間程
度が収率もよく大きな分子量の高分子化合物を得られる
ことが分かった。
【0026】さらに、実施例1〜8で得た高分子化合物
のそれぞれについて生分解性試験(常盤らの方法)を以
下のとおりに行った。すなわち、まず、高分子化合物の
試料をそれぞれ25mg試験管に計りとり、pH7.0のリ
ン酸緩衝液をこの試験管に添加して24時間置いた後、
酵素(Rhizopus arrhizus lipase) を1250Uさらに
添加し、37℃で24時静置した。
のそれぞれについて生分解性試験(常盤らの方法)を以
下のとおりに行った。すなわち、まず、高分子化合物の
試料をそれぞれ25mg試験管に計りとり、pH7.0のリ
ン酸緩衝液をこの試験管に添加して24時間置いた後、
酵素(Rhizopus arrhizus lipase) を1250Uさらに
添加し、37℃で24時静置した。
【0027】そして、試験管内の液を0.2μmのフィ
ルターでろ過した後、ろ液について水溶性分解成形物を
全有機炭素量(TOC)測定装置にて定量した。その結
果、分子量の差によって分解性に影響がないことがわか
った。
ルターでろ過した後、ろ液について水溶性分解成形物を
全有機炭素量(TOC)測定装置にて定量した。その結
果、分子量の差によって分解性に影響がないことがわか
った。
【0028】本発明にかかる生分解性高分子化合物の製
造方法は、上記の実施例に限定されない。たとえば、上
記の実施例では、ガラスアンプル中で開環重合させて高
分子化合物を得るようにしているが、オートクレーブ中
で行うようにしても構わない。
造方法は、上記の実施例に限定されない。たとえば、上
記の実施例では、ガラスアンプル中で開環重合させて高
分子化合物を得るようにしているが、オートクレーブ中
で行うようにしても構わない。
【0029】
【発明の効果】本発明にかかる生分解性高分子化合物の
製造方法は、以上のように構成されているので、簡単に
高収率で高融点の生分解性高分子化合物が得られる。し
たがって、得られた生分解性高分子化合物を用いれば、
使用時の耐久性に優れるが、廃棄処理時には、生分解さ
れるため、環境汚染等を引き起こすことのない優れた機
能を有する袋やシートなどの成形品を得ることができ
る。
製造方法は、以上のように構成されているので、簡単に
高収率で高融点の生分解性高分子化合物が得られる。し
たがって、得られた生分解性高分子化合物を用いれば、
使用時の耐久性に優れるが、廃棄処理時には、生分解さ
れるため、環境汚染等を引き起こすことのない優れた機
能を有する袋やシートなどの成形品を得ることができ
る。
【図1】触媒の添加量を変化させた時の収率および得ら
れる高分子化合物の分子量の変化をあらわすグラフであ
る。
れる高分子化合物の分子量の変化をあらわすグラフであ
る。
【図2】重合温度および重合時間を変えた場合の収率の
変化をあらわすグラフである。
変化をあらわすグラフである。
【図3】重合温度および重合時間を変えた場合の得られ
る高分子化合物の分子量の変化をあらわすグラフであ
る。
る高分子化合物の分子量の変化をあらわすグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 敦好 大阪府池田市緑丘1丁目8番31号 工業技 術院大阪工業技術研究所内 (72)発明者 川崎 典起 大阪府池田市緑丘1丁目8番31号 工業技 術院大阪工業技術研究所内 (72)発明者 林 和子 大阪府池田市緑丘1丁目8番31号 工業技 術院大阪工業技術研究所内 (72)発明者 前田 育克 和歌山県那賀郡岩出町根来588−10
Claims (1)
- 【請求項1】無水コハク酸を少なくとも含む環状酸無水
物(A)とエチレンオキシドを少なくとも含む環状エー
テル(B)とを触媒の存在下開環共重合させる生分解性
高分子化合物の製造方法において、塩化マグネシウム、
マグネシウムジイソプロポキシド、マグネシウムジエト
キシド、塩化亜鉛、塩化アルミニウム、塩化第二鉄から
なる群より選ばれた1種の化合物を触媒として用いるこ
とを特徴とする生分解性高分子化合物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15154495A JP2684351B2 (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 生分解性高分子化合物の製造方法 |
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| JPH093175A true JPH093175A (ja) | 1997-01-07 |
| JP2684351B2 JP2684351B2 (ja) | 1997-12-03 |
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ID=15520840
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| JP15154495A Expired - Lifetime JP2684351B2 (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 生分解性高分子化合物の製造方法 |
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| JP (1) | JP2684351B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999014257A1 (en) * | 1997-09-15 | 1999-03-25 | Eastman Chemical Company | Monoesters and macrocyclic diester of phthalic acid and synthesis thereof |
| KR100365689B1 (ko) * | 1997-12-31 | 2003-02-19 | 주식회사 효성생활산업 | 키토산 함유 생분해성 고분자의 제조방법 |
| KR100734171B1 (ko) * | 2006-05-23 | 2007-07-02 | 재단법인서울대학교산학협력재단 | 수용성 및 생분해성이 우수한 고분자량 폴리에스터 및 그의제조 방법 |
-
1995
- 1995-06-19 JP JP15154495A patent/JP2684351B2/ja not_active Expired - Lifetime
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|---|---|---|---|---|
| WO1999014257A1 (en) * | 1997-09-15 | 1999-03-25 | Eastman Chemical Company | Monoesters and macrocyclic diester of phthalic acid and synthesis thereof |
| KR100365689B1 (ko) * | 1997-12-31 | 2003-02-19 | 주식회사 효성생활산업 | 키토산 함유 생분해성 고분자의 제조방법 |
| KR100734171B1 (ko) * | 2006-05-23 | 2007-07-02 | 재단법인서울대학교산학협력재단 | 수용성 및 생분해성이 우수한 고분자량 폴리에스터 및 그의제조 방법 |
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| Publication number | Publication date |
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