JPH09317743A - 締結具 - Google Patents
締結具Info
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- JPH09317743A JPH09317743A JP12977796A JP12977796A JPH09317743A JP H09317743 A JPH09317743 A JP H09317743A JP 12977796 A JP12977796 A JP 12977796A JP 12977796 A JP12977796 A JP 12977796A JP H09317743 A JPH09317743 A JP H09317743A
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- tubular portion
- flange
- blind nut
- attached
- mounted member
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B37/00—Nuts or like thread-engaging members
- F16B37/04—Devices for fastening nuts to surfaces, e.g. sheets, plates
- F16B37/06—Devices for fastening nuts to surfaces, e.g. sheets, plates by means of welding or riveting
- F16B37/062—Devices for fastening nuts to surfaces, e.g. sheets, plates by means of welding or riveting by means of riveting
- F16B37/065—Devices for fastening nuts to surfaces, e.g. sheets, plates by means of welding or riveting by means of riveting by deforming the material of the nut
- F16B37/067—Devices for fastening nuts to surfaces, e.g. sheets, plates by means of welding or riveting by means of riveting by deforming the material of the nut the material of the nut being deformed by a threaded member generating axial movement of the threaded part of the nut, e.g. blind rivet type
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 軟質材で成る被取付部材に締結するに当たっ
て、白化を生じない、他の部材を被取付部材に取付ける
ときの強い締結にも、被取付部材を損傷することなく締
結できる、ブラインドナット等の締結具を提供すること
にある。 【解決手段】ブラインドナット13は、雌ねじ部14
と、雌ねじ部に続く管状部15と、管状部の端部に形成
されたフランジ17とから成る、金属の一体成形品であ
る。管状部14には長手方向に延びるスリット18が形
成されている。雌ねじ部付近の管状部の外周面には、周
溝19が形成されている。被取付部材の穴に管状部を挿
入した状態で管状部を座屈変形して、座屈変形部分とフ
ランジとにより被取付部材に締結する。雌ねじ部14を
フランジ17側に引っ張り上げると、管状部は周溝19
の部分から曲がり始め、屈曲点26が中間位置より雌ね
じ部14の側にずれ、管状部15の座屈部分が被取付部
材の表面に圧着することがなくなる。
て、白化を生じない、他の部材を被取付部材に取付ける
ときの強い締結にも、被取付部材を損傷することなく締
結できる、ブラインドナット等の締結具を提供すること
にある。 【解決手段】ブラインドナット13は、雌ねじ部14
と、雌ねじ部に続く管状部15と、管状部の端部に形成
されたフランジ17とから成る、金属の一体成形品であ
る。管状部14には長手方向に延びるスリット18が形
成されている。雌ねじ部付近の管状部の外周面には、周
溝19が形成されている。被取付部材の穴に管状部を挿
入した状態で管状部を座屈変形して、座屈変形部分とフ
ランジとにより被取付部材に締結する。雌ねじ部14を
フランジ17側に引っ張り上げると、管状部は周溝19
の部分から曲がり始め、屈曲点26が中間位置より雌ね
じ部14の側にずれ、管状部15の座屈部分が被取付部
材の表面に圧着することがなくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パネル等の被取付部材
に一方向から締結することのできる金属製のブラインド
ナット式締結具やリベットボルト式締結具に関する。
に一方向から締結することのできる金属製のブラインド
ナット式締結具やリベットボルト式締結具に関する。
【0002】
【従来の技術】雌ねじ部と、雌ねじ部に続く管状部と、
管状部の端部に形成されたフランジとから成り、被取付
部材の穴に管状部を挿入した状態で該管状部を座屈変形
してその座屈変形部分とフランジとにより被取付部材に
締結するように構成した金属製のブラインドナットはよ
く知られており、例えば、実開昭59−146607号
公報等に示されている。ブラインドナットは、作業が一
方向から行えるので、裏側へ手の届かない部材、例えば
ボデーパネル等の被取付部材に締結するのに便利であ
る。被取付部材に締結されたブラインドナットには、ボ
ルトを螺入することができ、このボルトの螺入によっ
て、装飾部材等の部材を被取付部材に取付けることがで
きる。
管状部の端部に形成されたフランジとから成り、被取付
部材の穴に管状部を挿入した状態で該管状部を座屈変形
してその座屈変形部分とフランジとにより被取付部材に
締結するように構成した金属製のブラインドナットはよ
く知られており、例えば、実開昭59−146607号
公報等に示されている。ブラインドナットは、作業が一
方向から行えるので、裏側へ手の届かない部材、例えば
ボデーパネル等の被取付部材に締結するのに便利であ
る。被取付部材に締結されたブラインドナットには、ボ
ルトを螺入することができ、このボルトの螺入によっ
て、装飾部材等の部材を被取付部材に取付けることがで
きる。
【0003】リベットボルト式締結具の例が、特開昭6
2−242112号公報に開示されている。この締結具
は、管状部と、管状部の一端に形成されたフランジと、
管状部の内部を貫通し、一端がフランジから突出し且つ
他端は前記管状部の他端に固定されたマンドレルとから
成り、被取付部材の穴に管状部を挿入した状態で管状部
を座屈変形して座屈変形部分とフランジとにより被取付
部材に締結するように構成してあり、マンドレルには雄
ねじが形成されている。締結具は一方向からパネル等の
被取付部材に手前側に延びるように締結でき、締結後
は、被取付部材に立設したボルトとして、一方向からナ
ットを螺合することによって装飾部材等の部材を被取付
部材に取付けることができる。
2−242112号公報に開示されている。この締結具
は、管状部と、管状部の一端に形成されたフランジと、
管状部の内部を貫通し、一端がフランジから突出し且つ
他端は前記管状部の他端に固定されたマンドレルとから
成り、被取付部材の穴に管状部を挿入した状態で管状部
を座屈変形して座屈変形部分とフランジとにより被取付
部材に締結するように構成してあり、マンドレルには雄
ねじが形成されている。締結具は一方向からパネル等の
被取付部材に手前側に延びるように締結でき、締結後
は、被取付部材に立設したボルトとして、一方向からナ
ットを螺合することによって装飾部材等の部材を被取付
部材に取付けることができる。
【0004】ブラインドナット等の締結具の締結におい
て、被取付部材が金属等の硬い材料の場合は強い締結に
よって取付けることができる。しかし、被取付部材がプ
ラスチック等の軟質材の場合、締結具を強い締結力によ
って取付けると、被取付部材を損傷する惧れがある。こ
のため、被取付部材がプラスチック等の軟質材であって
も締結できるように工夫したブラインドナットがある。
実公平3−13607号公報にはその一例が開示されて
いる。そのブラインドナットの管状部には、縦スリット
または溝が形成されており、締結の際、スリット部分に
よって座屈を容易に生じさせ、被取付部材が軟質材であ
っても、パネル等の被取付部材を損傷することなく、ブ
ラインドナットを確実に締結できる。
て、被取付部材が金属等の硬い材料の場合は強い締結に
よって取付けることができる。しかし、被取付部材がプ
ラスチック等の軟質材の場合、締結具を強い締結力によ
って取付けると、被取付部材を損傷する惧れがある。こ
のため、被取付部材がプラスチック等の軟質材であって
も締結できるように工夫したブラインドナットがある。
実公平3−13607号公報にはその一例が開示されて
いる。そのブラインドナットの管状部には、縦スリット
または溝が形成されており、締結の際、スリット部分に
よって座屈を容易に生じさせ、被取付部材が軟質材であ
っても、パネル等の被取付部材を損傷することなく、ブ
ラインドナットを確実に締結できる。
【0005】従来のブラインドナットについて、図1〜
図3を参照して説明する。ブラインドナット1は、雌ね
じ部2と、雌ねじ部2に続く管状部3と、管状部3の端
部に形成されたフランジ5とから成り、管状部3に長手
方向に延びるスリット6が形成されている。周知のよう
に、ブラインドナット1の締結作業において、ボデーパ
ネル等の被取付部材の穴に管状部3を挿入した状態で、
締結工具等により、雌ねじ部2が図1の上方に引っ張り
上げられる。この引っ張り上げによって、図2に図示の
ように、管状部3は、屈曲点7が外側に張り出して、こ
の屈曲点を中心に座屈変形する。この座屈変形は、スリ
ット6の存在によって、弱い引っ張り上げ力すなわち締
結力で行うことができ、被取付部材がプラスチック等の
軟質材であっても、被取付部材への損傷なく、ブライン
ドナットを確実に締結できる。
図3を参照して説明する。ブラインドナット1は、雌ね
じ部2と、雌ねじ部2に続く管状部3と、管状部3の端
部に形成されたフランジ5とから成り、管状部3に長手
方向に延びるスリット6が形成されている。周知のよう
に、ブラインドナット1の締結作業において、ボデーパ
ネル等の被取付部材の穴に管状部3を挿入した状態で、
締結工具等により、雌ねじ部2が図1の上方に引っ張り
上げられる。この引っ張り上げによって、図2に図示の
ように、管状部3は、屈曲点7が外側に張り出して、こ
の屈曲点を中心に座屈変形する。この座屈変形は、スリ
ット6の存在によって、弱い引っ張り上げ力すなわち締
結力で行うことができ、被取付部材がプラスチック等の
軟質材であっても、被取付部材への損傷なく、ブライン
ドナットを確実に締結できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
ブラインドナットにも改良すべき点がある。例えば、被
取付部材が、熱可塑性プラスチック(例えば、ABS、
PP)で成る場合、座屈部分が被取付部材に圧着して、
そのプラスチック部分が白化してしまう。この様子を図
3に示す。図3において、ブラインドナット1は、フラ
ンジ5と管状部3の座屈部分9とによって被取付部材1
0に締結される。この締結において、座屈部分9が、被
取付部材10に接面し、その部分を強く押圧する。被取
付部材が熱可塑性プラスチックの場合、この押圧によっ
て、被取付部材10の押圧面は、白化部分11が生じ、
好ましくない。これとは別に、熱硬化性プラスチック
(例えば、FRP、SMC)の被取付部材の場合、白化
しにくい材料なので白化の問題はない。しかし、ブライ
ンドナット1にボルトを螺入して他の部材を取付けると
きにボルトをブラインドナットに強く締め付けると、図
3の座屈部分9が被取付部材10に強く圧着され、その
被取付部材の部分を損傷する惧れがある。また、このブ
ラインドナット1は、軟質材を対象とする締結力のため
被取付部材への締結力が低く、ボルトの締め付けによっ
てブラインドナットが被取付部材をスリップしてしまう
こともある。単に、管状部の被取付部材に接する面やフ
ランジの被取付部材に接する面に三角状突部を形成した
ブラインドナットは、実開昭58−186208号公報
に開示されているが、軟質材の被取付部材への締結に対
する工夫は一切ない。
ブラインドナットにも改良すべき点がある。例えば、被
取付部材が、熱可塑性プラスチック(例えば、ABS、
PP)で成る場合、座屈部分が被取付部材に圧着して、
そのプラスチック部分が白化してしまう。この様子を図
3に示す。図3において、ブラインドナット1は、フラ
ンジ5と管状部3の座屈部分9とによって被取付部材1
0に締結される。この締結において、座屈部分9が、被
取付部材10に接面し、その部分を強く押圧する。被取
付部材が熱可塑性プラスチックの場合、この押圧によっ
て、被取付部材10の押圧面は、白化部分11が生じ、
好ましくない。これとは別に、熱硬化性プラスチック
(例えば、FRP、SMC)の被取付部材の場合、白化
しにくい材料なので白化の問題はない。しかし、ブライ
ンドナット1にボルトを螺入して他の部材を取付けると
きにボルトをブラインドナットに強く締め付けると、図
3の座屈部分9が被取付部材10に強く圧着され、その
被取付部材の部分を損傷する惧れがある。また、このブ
ラインドナット1は、軟質材を対象とする締結力のため
被取付部材への締結力が低く、ボルトの締め付けによっ
てブラインドナットが被取付部材をスリップしてしまう
こともある。単に、管状部の被取付部材に接する面やフ
ランジの被取付部材に接する面に三角状突部を形成した
ブラインドナットは、実開昭58−186208号公報
に開示されているが、軟質材の被取付部材への締結に対
する工夫は一切ない。
【0007】従って、本発明の目的は、軟質材で成る被
取付部材に締結するに当たって、白化を生じない、他の
部材を被取付部材に取付けるときの強い締結において
も、被取付部材を損傷することがなく、更に、被取付部
材上をスリップすることなく、締結できる、ブラインド
ナットやブラインドリベット等の締結具を提供すること
にある。
取付部材に締結するに当たって、白化を生じない、他の
部材を被取付部材に取付けるときの強い締結において
も、被取付部材を損傷することがなく、更に、被取付部
材上をスリップすることなく、締結できる、ブラインド
ナットやブラインドリベット等の締結具を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明によれば、雌ねじ部と該雌ねじ部に続く管状
部と該管状部の端部に形成されたフランジとから成り、
被取付部材の穴に前記管状部を挿入した状態で該管状部
を座屈変形して該座屈変形部分と前記フランジとにより
被取付部材に締結するように構成してあり、前記管状部
に長手方向に延びるスリットが形成されているブライン
ドナットであって、前記管状部の、前記雌ねじ部付近の
外周面には、周溝が形成されていることを特徴とするブ
ラインドナットが提供される。
め、本発明によれば、雌ねじ部と該雌ねじ部に続く管状
部と該管状部の端部に形成されたフランジとから成り、
被取付部材の穴に前記管状部を挿入した状態で該管状部
を座屈変形して該座屈変形部分と前記フランジとにより
被取付部材に締結するように構成してあり、前記管状部
に長手方向に延びるスリットが形成されているブライン
ドナットであって、前記管状部の、前記雌ねじ部付近の
外周面には、周溝が形成されていることを特徴とするブ
ラインドナットが提供される。
【0009】
【作用】上記ブラインドナットにおいて、雌ねじ部をフ
ランジ側に引っ張り上げるカシメ動作時、先ず、管状部
は前記周溝の部分から曲がり始め、これによって、屈曲
点が図2の中間位置より雌ねじ部の側にずれる。このず
れによって、管状部の座屈部分が被取付部材の表面に圧
着することがなくなり、熱可塑性プラスチックに対して
白化を生じることがなくなる。また、ブラインドナット
へボルトを強く螺合しても、座屈部分は被取付部材の表
面から遠ざかるように変形して圧着することがないの
で、被取付部材の損傷も防止できる。
ランジ側に引っ張り上げるカシメ動作時、先ず、管状部
は前記周溝の部分から曲がり始め、これによって、屈曲
点が図2の中間位置より雌ねじ部の側にずれる。このず
れによって、管状部の座屈部分が被取付部材の表面に圧
着することがなくなり、熱可塑性プラスチックに対して
白化を生じることがなくなる。また、ブラインドナット
へボルトを強く螺合しても、座屈部分は被取付部材の表
面から遠ざかるように変形して圧着することがないの
で、被取付部材の損傷も防止できる。
【0010】本発明によれば、上記のブラインドナット
の管状部の被取付部材に接する面にはローレット溝を形
成することができる。また、フランジの被取付部材に接
する面に、突起手段を形成することができる。これらの
ローレット溝や突起手段によって、ブラインドナット
は、被取付部材に対するスリップを阻止できる。
の管状部の被取付部材に接する面にはローレット溝を形
成することができる。また、フランジの被取付部材に接
する面に、突起手段を形成することができる。これらの
ローレット溝や突起手段によって、ブラインドナット
は、被取付部材に対するスリップを阻止できる。
【0011】本発明によれば、管状部と、該管状部の一
端に形成されたフランジと、前記管状部の内部を貫通
し、一端が前記フランジから突出し且つ他端は前記管状
部の他端に固定されたマンドレルとから成り、被取付部
材の穴に前記管状部を挿入した状態で該管状部を座屈変
形して該座屈変形部分と前記フランジとにより被取付部
材に締結するように構成してあり、マンドレルには雄ね
じが形成されているブラインドリベットであって、前記
管状部には、長手方向に延びるスリットが形成されてお
り、前記管状部の、前記マンドレルが固定された端部付
近の外周面には、周溝が形成されていることを特徴とす
るブラインドリベットが提供される。このブラインドリ
ベットにおいて、マンドレルへ螺合したナット手段の締
め上げによる、管状部の座屈変形は、管状部の周溝の部
分から曲がり始め、屈曲点が中央位置からマンドレルが
固定された端部の側にずれる。このずれによって、管状
部の座屈部分が被取付部材の表面に圧着することがなく
なり、熱可塑性プラスチックに対して白化を生じること
がなくなり、また、マンドレルへナットを強く螺合して
も、座屈部分は被取付部材の表面から遠ざかるように変
形するので、被取付部材の損傷も防止できる。
端に形成されたフランジと、前記管状部の内部を貫通
し、一端が前記フランジから突出し且つ他端は前記管状
部の他端に固定されたマンドレルとから成り、被取付部
材の穴に前記管状部を挿入した状態で該管状部を座屈変
形して該座屈変形部分と前記フランジとにより被取付部
材に締結するように構成してあり、マンドレルには雄ね
じが形成されているブラインドリベットであって、前記
管状部には、長手方向に延びるスリットが形成されてお
り、前記管状部の、前記マンドレルが固定された端部付
近の外周面には、周溝が形成されていることを特徴とす
るブラインドリベットが提供される。このブラインドリ
ベットにおいて、マンドレルへ螺合したナット手段の締
め上げによる、管状部の座屈変形は、管状部の周溝の部
分から曲がり始め、屈曲点が中央位置からマンドレルが
固定された端部の側にずれる。このずれによって、管状
部の座屈部分が被取付部材の表面に圧着することがなく
なり、熱可塑性プラスチックに対して白化を生じること
がなくなり、また、マンドレルへナットを強く螺合して
も、座屈部分は被取付部材の表面から遠ざかるように変
形するので、被取付部材の損傷も防止できる。
【0012】なお、上記のブラインドリベットの場合に
も、管状部の被取付部材に接する面にはローレット溝を
形成することができ、また、フランジの被取付部材に接
する面に、突起手段を形成することができる。これらの
ローレット溝や突起手段によって、ブラインドリベット
は、被取付部材に対するスリップを阻止できる。
も、管状部の被取付部材に接する面にはローレット溝を
形成することができ、また、フランジの被取付部材に接
する面に、突起手段を形成することができる。これらの
ローレット溝や突起手段によって、ブラインドリベット
は、被取付部材に対するスリップを阻止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照して説明する。図4には、本発明の第1実施
例に係る締結具である、ブラインドナット13が示され
ている。ブラインドナット13は、金属の一体成形品で
成り、雌ねじ部14と、雌ねじ部14から上方に延びる
ように続く薄肉の管状部15と、管状部15の端部に形
成された大径のフランジ17とから成り、中空の筒状体
として形成されている。管状部15は、雌ねじ部14よ
り薄肉に形成されて、ボデーパネル等の被取付部材の穴
に挿入した状態で、外側に張り出すように座屈変形可能
になっている。この座屈変形を促進するため、管状部1
5には、長手方向に延びるスリット18が形成されてい
る。スリット18は、例えば、図示のように、管状部1
5の外周面に複数(図示の例では4個)等間隔に形成さ
れるのが好ましい。更に、本発明においては、雌ねじ部
14の上端に隣接する位置における、管状部15の外周
面に、周溝19が形成されている。この周溝19は、雌
ねじ部14をフランジ17の側に引っ張り上げて管状部
15を座屈変形させる時、管状部15の曲がり始めの位
置を定めるものである。従って、周溝19は管状部15
の外周面全体に延びていてもよく、適当な範囲に延びる
部分周溝であってもよい。
図面を参照して説明する。図4には、本発明の第1実施
例に係る締結具である、ブラインドナット13が示され
ている。ブラインドナット13は、金属の一体成形品で
成り、雌ねじ部14と、雌ねじ部14から上方に延びる
ように続く薄肉の管状部15と、管状部15の端部に形
成された大径のフランジ17とから成り、中空の筒状体
として形成されている。管状部15は、雌ねじ部14よ
り薄肉に形成されて、ボデーパネル等の被取付部材の穴
に挿入した状態で、外側に張り出すように座屈変形可能
になっている。この座屈変形を促進するため、管状部1
5には、長手方向に延びるスリット18が形成されてい
る。スリット18は、例えば、図示のように、管状部1
5の外周面に複数(図示の例では4個)等間隔に形成さ
れるのが好ましい。更に、本発明においては、雌ねじ部
14の上端に隣接する位置における、管状部15の外周
面に、周溝19が形成されている。この周溝19は、雌
ねじ部14をフランジ17の側に引っ張り上げて管状部
15を座屈変形させる時、管状部15の曲がり始めの位
置を定めるものである。従って、周溝19は管状部15
の外周面全体に延びていてもよく、適当な範囲に延びる
部分周溝であってもよい。
【0014】図5には、本発明の第2実施例となるブラ
インドナット21が示されている。ブラインドナット2
1においては、管状部15の外周面に、ローレット溝2
2が形成されている。ブラインドナット21は、ローレ
ット溝22が形成される点以外は、図4のブラインドナ
ット13の構成と同じである。このローレット溝22
は、ブラインドナットをパネル等の被取付部材に締結し
た後、雌ねじ部14へボルトを螺合して締め付けると
き、ブラインドナット21が被取付部材に対してスリッ
プするのを防止する。他の部分については、図4のブラ
インドナット13の説明を参照されたい。
インドナット21が示されている。ブラインドナット2
1においては、管状部15の外周面に、ローレット溝2
2が形成されている。ブラインドナット21は、ローレ
ット溝22が形成される点以外は、図4のブラインドナ
ット13の構成と同じである。このローレット溝22
は、ブラインドナットをパネル等の被取付部材に締結し
た後、雌ねじ部14へボルトを螺合して締め付けると
き、ブラインドナット21が被取付部材に対してスリッ
プするのを防止する。他の部分については、図4のブラ
インドナット13の説明を参照されたい。
【0015】図6及び図7は、本発明の第3実施例とな
るブラインドナット23を示している。ブラインドナッ
ト23では、フランジ17の被取付部材に接する面(図
6の下面)に、突条25が形成されている。突条25
は、図7に図示のように、フランジ17の下面に等間隔
に複数個(図の例では6個)形成されるのが好ましい。
ブラインドナット23は、突条25が形成される点以外
は、図5のブラインドナット21の構成と同じである。
突条25は、ローレット溝22と同様に、ブラインドナ
ットをパネル等の被取付部材に締結した後、雌ねじ部1
4へボルトを螺合して締め付けるとき、ブラインドナッ
ト23が被取付部材に対してスリップするのを防止す
る。なお、ブラインドナット23は、スリップを防止で
きる限り、ローレット溝22がなくともよい。その他の
部分は、図4のブラインドナット13の構成と同じであ
るので、ブラインドナット13の説明を参照されたい。
るブラインドナット23を示している。ブラインドナッ
ト23では、フランジ17の被取付部材に接する面(図
6の下面)に、突条25が形成されている。突条25
は、図7に図示のように、フランジ17の下面に等間隔
に複数個(図の例では6個)形成されるのが好ましい。
ブラインドナット23は、突条25が形成される点以外
は、図5のブラインドナット21の構成と同じである。
突条25は、ローレット溝22と同様に、ブラインドナ
ットをパネル等の被取付部材に締結した後、雌ねじ部1
4へボルトを螺合して締め付けるとき、ブラインドナッ
ト23が被取付部材に対してスリップするのを防止す
る。なお、ブラインドナット23は、スリップを防止で
きる限り、ローレット溝22がなくともよい。その他の
部分は、図4のブラインドナット13の構成と同じであ
るので、ブラインドナット13の説明を参照されたい。
【0016】図8の(A)〜(D)を参照して、図4の
ブラインドナット13を締結するときの動作を説明す
る。なお、図示の便宜上、締結工具が省略してあり、説
明の便宜上、被取付部材のない状態で締結作業を行う。
ブラインドナット13は、図8の(A)の状態から、図
8の(B)の状態に示すように、雌ねじ部14がフラン
ジ17の側に引き上げられると、管状部15がスリット
18の存在によって、容易に半径方向外方に撓むように
変形を始める。この管状部15の変形は、先ず、周溝1
9から始まる。すなわち、周溝19は、管状部15の曲
がり始めの位置を定める。更に、雌ねじ部14をフラン
ジ17の側に引き上げると、管状部15の変形は大きく
なるが、周溝19によって曲がり始めの位置が、雌ねじ
部14の上端に隣接する位置に定められているので、図
8の(C)に図示のように、屈曲点26は、図2の従来
のブラインドナット1の屈曲点7の位置(管状部15の
ほぼ中央の位置)より下方側にある。屈曲点26で折り
返すように座屈変形した管状部15は、屈曲点26が管
状部15の中央の位置より雌ねじ部14に近い側にある
ので、図8の(D)に図示のように、フランジ17から
離れるように形成される。すなわち、屈曲点26は、フ
ランジ17から離れ、フランジ17には接することがな
い。
ブラインドナット13を締結するときの動作を説明す
る。なお、図示の便宜上、締結工具が省略してあり、説
明の便宜上、被取付部材のない状態で締結作業を行う。
ブラインドナット13は、図8の(A)の状態から、図
8の(B)の状態に示すように、雌ねじ部14がフラン
ジ17の側に引き上げられると、管状部15がスリット
18の存在によって、容易に半径方向外方に撓むように
変形を始める。この管状部15の変形は、先ず、周溝1
9から始まる。すなわち、周溝19は、管状部15の曲
がり始めの位置を定める。更に、雌ねじ部14をフラン
ジ17の側に引き上げると、管状部15の変形は大きく
なるが、周溝19によって曲がり始めの位置が、雌ねじ
部14の上端に隣接する位置に定められているので、図
8の(C)に図示のように、屈曲点26は、図2の従来
のブラインドナット1の屈曲点7の位置(管状部15の
ほぼ中央の位置)より下方側にある。屈曲点26で折り
返すように座屈変形した管状部15は、屈曲点26が管
状部15の中央の位置より雌ねじ部14に近い側にある
ので、図8の(D)に図示のように、フランジ17から
離れるように形成される。すなわち、屈曲点26は、フ
ランジ17から離れ、フランジ17には接することがな
い。
【0017】図9は、被取付部材27にブラインドナッ
ト13を締結した様子を示す。図8の(D)に図示のよ
うに、管状部15を屈曲点26で折り返すように座屈変
形させると、この座屈変形した管状部15とフランジ1
7とで被取付部材27を挟持し、ブラインドナット13
が被取付部材27に締結される。締結後の管状部15
は、被取付部材27の穴の縁部に係合するが、折り返し
点である屈曲点26は被取付部材27からは遠ざかる。
このため、図3の従来のブラインドナット1の管状部の
座屈部分9は被取付部材10の面に押圧して白化部分1
1を形成するが、本発明に係るブラインドナット13
は、管状部15の、屈曲点26を含む座屈変形部分は、
被取付部材27の面に接面せず、従って、被取付部材2
7に白化を生ずることはない。
ト13を締結した様子を示す。図8の(D)に図示のよ
うに、管状部15を屈曲点26で折り返すように座屈変
形させると、この座屈変形した管状部15とフランジ1
7とで被取付部材27を挟持し、ブラインドナット13
が被取付部材27に締結される。締結後の管状部15
は、被取付部材27の穴の縁部に係合するが、折り返し
点である屈曲点26は被取付部材27からは遠ざかる。
このため、図3の従来のブラインドナット1の管状部の
座屈部分9は被取付部材10の面に押圧して白化部分1
1を形成するが、本発明に係るブラインドナット13
は、管状部15の、屈曲点26を含む座屈変形部分は、
被取付部材27の面に接面せず、従って、被取付部材2
7に白化を生ずることはない。
【0018】図10は、図4のブラインドナット13に
ローレット溝22を形成した図5のブラインドナット2
1を、被取付部材27に締結し、更に別の取付部材29
を被取付部材27に取付けた様子を示している。取付部
材29を取付けるため、ボルト30が用いられ、このボ
ルト30が、取付部材29の取付穴を貫通して、ブライ
ンドナット21の雌ねじ部22に螺入させられる。ボル
ト30の螺入の際の強い締め付けのための回転があって
も、ローレット溝22によって、ブラインドナット21
は被取付部材27をスリップすることはない。更に、ボ
ルト30を強く締め付けた場合、雌ねじ部14が更に上
方に引き上げられて、座屈変形した管状部15を更に変
形させるが、屈曲点26は、矢印31に示すように、下
方(すなわちフランジ17から遠ざかる方向)に移動す
る。従って、被取付部材27を損傷する惧れもなくな
る。
ローレット溝22を形成した図5のブラインドナット2
1を、被取付部材27に締結し、更に別の取付部材29
を被取付部材27に取付けた様子を示している。取付部
材29を取付けるため、ボルト30が用いられ、このボ
ルト30が、取付部材29の取付穴を貫通して、ブライ
ンドナット21の雌ねじ部22に螺入させられる。ボル
ト30の螺入の際の強い締め付けのための回転があって
も、ローレット溝22によって、ブラインドナット21
は被取付部材27をスリップすることはない。更に、ボ
ルト30を強く締め付けた場合、雌ねじ部14が更に上
方に引き上げられて、座屈変形した管状部15を更に変
形させるが、屈曲点26は、矢印31に示すように、下
方(すなわちフランジ17から遠ざかる方向)に移動す
る。従って、被取付部材27を損傷する惧れもなくな
る。
【0019】図11は、本発明の第4実施例に係る締結
具である、リベットボルト式締結具33を示している。
この締結具33は、管状部34と、管状部34の一端に
形成されたフランジ35と、管状部34の内部を貫通
し、一端(図の上端)がフランジ35から突出し且つ他
端(図の下端)は管状部34の他端に固定されたマンド
レル37とから成る。マンドレル37の端部は管状部3
4の端部に、溶接やカシメ等によって固定される。マン
ドレル37には、管状部34に対応する位置からフラン
ジ35を延び出た位置まで、雄ねじ38が形成されてい
る。雄ねじ38より上方側のマンドレル部分は、図示の
例では短く形成されている。この図示の例では、締結工
具の先端のナット部材を雄ねじ38に螺合して回転させ
ることにより、マンドレル37を引き上げて、管状部3
4を座屈変形させる。マンドレルの雄ねじ38より上方
側の部分を、特開昭62−242112号公報に示すよ
うに、長く形成するとともに小径の折り首部を形成して
もよい。この場合には、締結工具のグリッパをマンドレ
ルに係合させ、グリッパを引き上げてマンドレルを小径
の折り首部で破断するまで引き上げるように操作して、
管状部34を座屈変形させる。
具である、リベットボルト式締結具33を示している。
この締結具33は、管状部34と、管状部34の一端に
形成されたフランジ35と、管状部34の内部を貫通
し、一端(図の上端)がフランジ35から突出し且つ他
端(図の下端)は管状部34の他端に固定されたマンド
レル37とから成る。マンドレル37の端部は管状部3
4の端部に、溶接やカシメ等によって固定される。マン
ドレル37には、管状部34に対応する位置からフラン
ジ35を延び出た位置まで、雄ねじ38が形成されてい
る。雄ねじ38より上方側のマンドレル部分は、図示の
例では短く形成されている。この図示の例では、締結工
具の先端のナット部材を雄ねじ38に螺合して回転させ
ることにより、マンドレル37を引き上げて、管状部3
4を座屈変形させる。マンドレルの雄ねじ38より上方
側の部分を、特開昭62−242112号公報に示すよ
うに、長く形成するとともに小径の折り首部を形成して
もよい。この場合には、締結工具のグリッパをマンドレ
ルに係合させ、グリッパを引き上げてマンドレルを小径
の折り首部で破断するまで引き上げるように操作して、
管状部34を座屈変形させる。
【0020】管状部34には、長手方向に延びるスリッ
ト39が形成されて、管状部34の座屈変形を容易にし
ている。また、管状部34の被取付部材に接する面には
ローレット溝41が多数形成されて、被取付部材とのス
リップを防止している。更に本発明においては、管状部
34の外周面であって、マンドレル37が固定された端
部付近の管状部部分には、管状部34の曲がり始めの位
置を定める周溝42が形成されている。
ト39が形成されて、管状部34の座屈変形を容易にし
ている。また、管状部34の被取付部材に接する面には
ローレット溝41が多数形成されて、被取付部材とのス
リップを防止している。更に本発明においては、管状部
34の外周面であって、マンドレル37が固定された端
部付近の管状部部分には、管状部34の曲がり始めの位
置を定める周溝42が形成されている。
【0021】これらの構成により、リベットボルト式締
結具33は、被取付部材の穴に管状部41を挿入した状
態で、締結工具(図示せず)の先端のナット部を、マン
ドレル37の雄ねじ38に螺入し、工具のナット部を回
転してマンドレル37を上方に引き上げる。この引き上
げによって、管状部34の下端側が引き上げられ、スリ
ット39によって、容易に半径方向外方に撓むように変
形を始める。管状部34の変形は周溝42の位置から始
まり、更に、マンドレル37を引き上げると、管状部3
4は、中央位置より下方側の位置を屈曲点として座屈変
形し、この座屈変形部分とフランジ35とにより、締結
具33が被取付部材に締結される。この締結具33にお
いても、周溝42が所定位置に形成されているので、屈
曲点は、フランジ35から離れており、被取付部材を白
化させることはない。
結具33は、被取付部材の穴に管状部41を挿入した状
態で、締結工具(図示せず)の先端のナット部を、マン
ドレル37の雄ねじ38に螺入し、工具のナット部を回
転してマンドレル37を上方に引き上げる。この引き上
げによって、管状部34の下端側が引き上げられ、スリ
ット39によって、容易に半径方向外方に撓むように変
形を始める。管状部34の変形は周溝42の位置から始
まり、更に、マンドレル37を引き上げると、管状部3
4は、中央位置より下方側の位置を屈曲点として座屈変
形し、この座屈変形部分とフランジ35とにより、締結
具33が被取付部材に締結される。この締結具33にお
いても、周溝42が所定位置に形成されているので、屈
曲点は、フランジ35から離れており、被取付部材を白
化させることはない。
【0022】被取付部材に締結された締結具33から
は、雄ねじ38が形成されたマンドレル37が手前側に
突出しており、締結後は、被取付部材に立設したボルト
として利用できる。すなわち、ボルトしてのマンドレル
37に、ナットを螺合することによって、別の取付部材
を被取付部材に取付けることができる。このナットの締
め付けにおいて、ローレット溝39があるので締結具3
3が被取付部材にスリップすることはない。ナットを強
く締め付けた場合、マンドレル37を引き上げて管状部
34を更に変形させるが、管状部34の屈曲点はフラン
ジ35から遠ざかるので、被取付部材を損傷する惧れは
ない。なお、フランジ35には、被取付部材に接する面
に、図6及び図7に図示のような、スリップの防止のた
めの突条を形成してもよい。図12のブラインドナット
44は、雌ねじ部45と、雌ねじ部45に続く管状部4
6と、管状部の端部に形成されたフランジ48とから成
る。管状部46には長手方向に延びるスリット49が形
成されている。更に、管状部46にはローレット溝50
が多数形成されて、被取付部材とのスリップを防止して
いる。フランジ48には、被取付部材に接する面に、ス
リップの防止のための突条52は複数個、相互に間隔を
おいて形成されている。このブラインドナット44は、
被取付部材の穴に管状部46を挿入した状態で管状部4
6を座屈変形して、座屈変形部分とフランジ48とによ
り被取付部材に締結できる。締結後のスリップを防止で
きる。
は、雄ねじ38が形成されたマンドレル37が手前側に
突出しており、締結後は、被取付部材に立設したボルト
として利用できる。すなわち、ボルトしてのマンドレル
37に、ナットを螺合することによって、別の取付部材
を被取付部材に取付けることができる。このナットの締
め付けにおいて、ローレット溝39があるので締結具3
3が被取付部材にスリップすることはない。ナットを強
く締め付けた場合、マンドレル37を引き上げて管状部
34を更に変形させるが、管状部34の屈曲点はフラン
ジ35から遠ざかるので、被取付部材を損傷する惧れは
ない。なお、フランジ35には、被取付部材に接する面
に、図6及び図7に図示のような、スリップの防止のた
めの突条を形成してもよい。図12のブラインドナット
44は、雌ねじ部45と、雌ねじ部45に続く管状部4
6と、管状部の端部に形成されたフランジ48とから成
る。管状部46には長手方向に延びるスリット49が形
成されている。更に、管状部46にはローレット溝50
が多数形成されて、被取付部材とのスリップを防止して
いる。フランジ48には、被取付部材に接する面に、ス
リップの防止のための突条52は複数個、相互に間隔を
おいて形成されている。このブラインドナット44は、
被取付部材の穴に管状部46を挿入した状態で管状部4
6を座屈変形して、座屈変形部分とフランジ48とによ
り被取付部材に締結できる。締結後のスリップを防止で
きる。
【0023】
【発明の効果】本発明のブラインドナットによれば、管
状部の、雌ねじ部付近の外周面に周溝が形成されている
ので、管状部は周溝の部分から曲がり始め、これによっ
て、屈曲点が管状部の中間位置より雌ねじ部の側にずれ
る。屈曲点で折り返す管状部の座屈部分は被取付部材の
表面に圧着することがなくなり、熱可塑性プラスチック
に対して白化を生じることがなくなる。また、ブライン
ドナットへボルトを強く螺合しても、座屈部分は被取付
部材の表面から遠ざかるように変形して圧着することが
ないので、被取付部材の損傷も防止できる。
状部の、雌ねじ部付近の外周面に周溝が形成されている
ので、管状部は周溝の部分から曲がり始め、これによっ
て、屈曲点が管状部の中間位置より雌ねじ部の側にずれ
る。屈曲点で折り返す管状部の座屈部分は被取付部材の
表面に圧着することがなくなり、熱可塑性プラスチック
に対して白化を生じることがなくなる。また、ブライン
ドナットへボルトを強く螺合しても、座屈部分は被取付
部材の表面から遠ざかるように変形して圧着することが
ないので、被取付部材の損傷も防止できる。
【0024】本発明のリベットボルト式締結具によれ
ば、管状部に、長手方向に延びるスリットが形成され、
マンドレルが固定された端部付近の管状部の外周面に
は、周溝が形成されているので、マンドレルへ螺合した
ナット手段の回転による、管状部の座屈変形は、管状部
の周溝の部分から始まり、屈曲点が中央位置からマンド
レルが固定された端部の側にずれる。このずれによっ
て、管状部の座屈部分が被取付部材の表面に圧着するこ
とがなくなり、熱可塑性プラスチックに対して白化を生
じることがなくなり、また、マンドレルへナットを強く
螺合しても、座屈部分は被取付部材の表面から遠ざかる
ように変形するので、被取付部材の損傷も防止できる。
ば、管状部に、長手方向に延びるスリットが形成され、
マンドレルが固定された端部付近の管状部の外周面に
は、周溝が形成されているので、マンドレルへ螺合した
ナット手段の回転による、管状部の座屈変形は、管状部
の周溝の部分から始まり、屈曲点が中央位置からマンド
レルが固定された端部の側にずれる。このずれによっ
て、管状部の座屈部分が被取付部材の表面に圧着するこ
とがなくなり、熱可塑性プラスチックに対して白化を生
じることがなくなり、また、マンドレルへナットを強く
螺合しても、座屈部分は被取付部材の表面から遠ざかる
ように変形するので、被取付部材の損傷も防止できる。
【0025】本発明によれば、上記締結具において、管
状部の被取付部材に接する面、または、フランジの被取
付部材に接する面に、スリップ防止のための溝または突
起手段を形成することができ、ボルトやナットによる締
め付けによって、締結具が被取付部材に対してスリップ
を阻止できる。
状部の被取付部材に接する面、または、フランジの被取
付部材に接する面に、スリップ防止のための溝または突
起手段を形成することができ、ボルトやナットによる締
め付けによって、締結具が被取付部材に対してスリップ
を阻止できる。
【図1】従来のブラインドナットの半断面正面図であ
る。
る。
【図2】図1のブラインドナットが座屈変形した様子を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図3】図1のブラインドナットが被取付部材に締結さ
れた様子を示す図である。
れた様子を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例に係るブラインドナットの
半断面正面図である。
半断面正面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係るブラインドナットの
半断面正面図である。
半断面正面図である。
【図6】本発明の第3実施例に係るブラインドナットの
半断面正面図である。
半断面正面図である。
【図7】図6のブラインドナットの底面図である。
【図8】図4のブラインドナットの管状部の座屈変形の
状態を示しており、(A)は座屈前のブラインドナット
の正面図、(B)は座屈が始まったブラインドナットの
正面図、(C)は座屈の途中のブラインドナットの正面
図、(D)は座屈の終了時点のブラインドナットの正面
図である。
状態を示しており、(A)は座屈前のブラインドナット
の正面図、(B)は座屈が始まったブラインドナットの
正面図、(C)は座屈の途中のブラインドナットの正面
図、(D)は座屈の終了時点のブラインドナットの正面
図である。
【図9】図4のブラインドナットが被取付部材に締結さ
れた様子を示す図である。
れた様子を示す図である。
【図10】被取付部材に締結された図5のブラインドナ
ットを用いて別の取付部材を被取付部材に取付けた状態
を示す図である。
ットを用いて別の取付部材を被取付部材に取付けた状態
を示す図である。
【図11】本発明の第4実施例に係るリベットボルト式
締結具の半断面正面図である。
締結具の半断面正面図である。
【図12】別のブラインドナットの半断面正面図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 従来のブラインドナット 2 雌ねじ部 3 管状部 5 フランジ 6 スリット 11 白化部分 13 本発明の第1実施例のブラインドナット 14 雌ねじ部 15 管状部 17 フランジ 18 スリット 19 周溝 21 本発明の第2実施例のブラインドナット 22 ローレット溝 25 突条 26 屈曲点 27 被取付部材 29 別の取付部材 30 ボルト 33 リベットボルト式締結具 34 管状部 35 フランジ 37 マンドレル 38 雄ねじ 39 スリット 41 ローレット溝 42 周溝
Claims (7)
- 【請求項1】 雌ねじ部と該雌ねじ部に続く管状部と該
管状部の端部に形成されたフランジとから成り、被取付
部材の穴に前記管状部を挿入した状態で該管状部を座屈
変形して該座屈変形部分と前記フランジとにより被取付
部材に締結するように構成してあり、前記管状部に長手
方向に延びるスリットが形成されているブラインドナッ
トにおいて、 前記管状部の、前記雌ねじ部付近の外周面には、周溝が
形成されていることを特徴とするブラインドナット。 - 【請求項2】 請求項1に記載のブラインドナットにお
いて、前記管状部の被取付部材に接する面にはローレッ
ト溝が形成されていることを特徴とするブラインドナッ
ト。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のブラインドナ
ットにおいて、前記フランジの被取付部材に接する面に
突起手段が形成されていることを特徴とするブラインド
ナット。 - 【請求項4】 管状部と、該管状部の一端に形成された
フランジと、前記管状部の内部を貫通し、一端が前記フ
ランジから突出し且つ他端は前記管状部の他端に固定さ
れたマンドレルとから成り、被取付部材の穴に前記管状
部を挿入した状態で該管状部を座屈変形して該座屈変形
部分と前記フランジとにより被取付部材に締結するよう
に構成してあり、マンドレルには雄ねじが形成されてい
る締結具において、 前記管状部には、長手方向に延びるスリットが形成され
ており、前記マンドレルが固定された端部付近の前記管
状部の外周面には、周溝が形成されていることを特徴と
する締結具。 - 【請求項5】 請求項4に記載のブラインリベットにお
いて、前記管状部の被取付部材に接する面にはローレッ
ト溝が形成されていることを特徴とする締結具。 - 【請求項6】 請求項4または5に記載の締結具におい
て、前記フランジの被取付部材に接する面に突起手段が
形成されていることを特徴とする締結具。 - 【請求項7】 雌ねじ部と該雌ねじ部に続く管状部と該
管状部の端部に形成されたフランジとから成り、被取付
部材の穴に前記管状部を挿入した状態で該管状部を座屈
変形して該座屈変形部分と前記フランジとにより被取付
部材に締結するように構成してあり、前記管状部に長手
方向に延びるスリットが形成されているブラインドナッ
トにおいて、 前記管状部または前記フランジの被取付部材に接する面
には突起手段が形成されていることを特徴とするブライ
ンドナット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12977796A JPH09317743A (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 締結具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12977796A JPH09317743A (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 締結具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09317743A true JPH09317743A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15017967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12977796A Pending JPH09317743A (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 締結具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09317743A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0945631A2 (en) | 1998-03-23 | 1999-09-29 | Emhart Inc. | Securing element |
| KR100747220B1 (ko) * | 2005-12-08 | 2007-08-07 | 기아자동차주식회사 | 부품 체결을 위한 패스너 구조 |
| US7887273B2 (en) | 2005-09-15 | 2011-02-15 | Newfrey Llc | Blind rivet and method |
| JP2013108618A (ja) * | 2011-11-21 | 2013-06-06 | Herbert Schruff | 盲鋲素子 |
| CN114688137A (zh) * | 2020-12-31 | 2022-07-01 | 宾科精密部件(中国)有限公司 | 同心度好的拉铆机构 |
-
1996
- 1996-05-24 JP JP12977796A patent/JPH09317743A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
| EP0945631A2 (en) | 1998-03-23 | 1999-09-29 | Emhart Inc. | Securing element |
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