JPH09318367A - 光ファイバジャイロ及び光集積回路 - Google Patents

光ファイバジャイロ及び光集積回路

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JPH09318367A
JPH09318367A JP7595897A JP7595897A JPH09318367A JP H09318367 A JPH09318367 A JP H09318367A JP 7595897 A JP7595897 A JP 7595897A JP 7595897 A JP7595897 A JP 7595897A JP H09318367 A JPH09318367 A JP H09318367A
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integrated circuit
light
optical fiber
optical integrated
optical
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Application number
JP7595897A
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English (en)
Inventor
Kuniyoshi Watanabe
邦芳 渡邉
Takeshi Hojo
武 北條
Shigeru Nakamura
茂 中村
Ryuichiro Sasaki
隆一郎 笹木
Takemori Masujima
健守 益嶋
Akihiro Chiyou
亮弘 長
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Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光集積回路及び光集積回路を備えた光ファイ
バジャイロを提供することを目的とする。 【解決手段】 光ファイバジャイロの光集積回路は、誤
差の原因となる放射モード光を遮断するための光遮蔽装
置又は光遮蔽構造を備えている。光遮蔽構造の例として
光集積回路の上面に互い違いに溝が設けられ導波路は溝
の間を通るように湾曲している。光集積回路の前端面に
は、窓を有する光遮蔽膜、光遮蔽板又は、傾斜面が形成
されている。これらの光遮蔽装置又は光遮蔽構造は組み
合わされてよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサニャック効果を利
用して角速度を測定するための光ファイバジャイロ及び
それに使用される光集積回路に関する。より詳細には、
本発明は、光ファイバジャイロ及び光集積回路において
光伝播路より洩れ又は拡散した放射モード光を遮断する
ための光遮蔽装置又は光遮蔽構造に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバジャイロは光のサニャック効
果を利用して角速度を計測するように構成され、高い信
頼性を有し装置を小型化することができる利点がある。
【0003】図21は従来の干渉型光ファイバジャイロ
のうち位相差変調方式の光ファイバジャイロの例を示
す。光ファイバジャイロは、半導体レーザ、発光ダイオ
ード等の光源101と入射光を電流に変換する受光器1
02と1本の光ファイバを複数回巻いて形成された光フ
ァイバループ103と偏光子104と光ファイバを伝播
する光を合成し又は分岐するカプラ105、106とを
有する。
【0004】光源101より出力された光は第1のカプ
ラ105及び偏光子104を経由して第2のカプラ10
6に導かれ、そこで2つに分岐される。2つの光は光フ
ァイバループ103を互いに反対方向に伝播する。即
ち、一方は光ファイバループ103を右周りに伝播し、
他方は左周りに伝播する。
【0005】光ファイバループ103に角速度Ωが加わ
ると、サグナック効果によって、光ファイバループ10
3内を互いに反対方向に伝播する光の間に位相差Δφが
生ずる。斯かる位相差Δφは角速度Ωに比例し、次の式
で表される。
【0006】
【数1】Δφ=(2πLD/λC)Ω
【0007】ここに、Ωは光ファイバループ103の中
心軸線周りの角速度、Dは光ファイバループ103のル
ープ径、Lは光ファイバループ103の長さ、λは光源
101から出力される光の波長、Cは光速を表す。
【0008】この光ファイバジャイロは、更に、電流・
電圧変換器107と位相変調器108と信号発生器10
9と同期検波器110とを有する。受光器102より出
力された電流は電流・電圧変換器107によって電圧に
変換され電圧として出力される。位相変調器108は光
ファイバループ103の一端に配置されており、信号発
生器109から供給された基準信号によって作動され
る。位相変調器108によって光ファイバループ103
内を互いに反対方向に伝播する光は位相変調される。信
号発生器109から供給される信号の角周波数をωP と
すれば、電流・電圧変換器107の出力電圧Vは、次の
式によって表される。
【0009】
【数2】I=K[1+cosΔφ・{J0 (z)−2J
2 (z)cos2ωP t+・・}−sinΔφ・{2J
1 (z)cosωP t−・・・}]
【0010】ここで、zは位相変調度、J0 、J1 、J
2 、・・・はベッセル関数、Kは比例定数、tは時間で
ある。
【0011】同期検波器110には信号発生器109か
ら角周波数ωP の基準信号が供給され、この基準信号に
よって出力電圧Vの角周波数nωP 成分のうち1倍波角
周波数成分ωP が同期検波される。同期検波器110
は、sinΔφに比例する出力2KJ1 (z)sinΔ
φを出力する。同期検波器110の出力より、Δφを求
め、数1の式より角速度Ωが求められる。
【0012】位相差変調方式の光ファイバジャイロを改
良したものとしてセロダイン方式の光ファイバジャイロ
が知られている。セロダイン方式では位相変調器108
の他に更にセロダイン位相変調器108’が設けられて
いる。尚、セロダイン方式の光ファイバジャイロの詳細
については本願出願人と同一の出願人による特願平4−
306975号を参照されたい。
【0013】尚、図21にて破線で示すように、2つの
カプラ105、106、偏光子104、位相変調器10
8、108’は光集積回路115によって置き換えてよ
い。また偏光子104、第2のカプラ106及び位相変
調器108、108’を光集積回路20によって置き換
えてもよい。
【0014】図22を参照して従来の光ファイバジャイ
ロの他の例を説明する。この例は、本願出願人と同一の
出願人によって平成7年7月25日付で出願された特願
平7−189363号に記載されたものであり、詳細に
ついては同出願を参照されたい。
【0015】本例の光ファイバジャイロは光源101と
受光器102とビームスプリッタ10と光集積回路20
と光ファイバループ103とを有し、光ファイバループ
103は接続装置35を介して光集積回路20の導波路
に接続されている。
【0016】光ファイバループ103としてシングルモ
ード光ファイバ又は偏波保持光ファイバが使用される。
シングルモード光ファイバループが使用される場合には
光集積回路20と光ファイバループ103の間にデポラ
ライザ31、32が挿入される。偏波保持光ファイバが
使用される場合にはデポラライザ31、32は不要であ
る。
【0017】デポラライザ31、32はそれぞれ2つの
偏波保持光ファイバ31A及び31Bと32A及び32
Bを含む光ファイバ型であってよい。2つの偏波保持光
ファイバ31Aと31B、32Aと32Bは、図示のよ
うに光軸に対して45°傾斜した融着面によって互いに
接続され、その両端は光軸に対して任意の角度に傾斜し
た融着面によって接続装置35及び光ファイバループ1
03からの光ファイバ端(ピッグテイル)に接続されて
いる。
【0018】なお、図22では、図21に示した如き受
光器102に接続された電流電圧変換器107、同期検
波器110、信号発生器109等を含む制御回路は省略
されている。
【0019】ビームスプリッタ10は、光源101と光
集積回路20の前端面20Aの間の光路に配置され、図
21に示した例の第1のカプラ105の機能を有する。
ビームスプリッタ10は、光路に対して45°傾斜した
ハーフミラー11と、光路に沿って配置された第1及び
第2の集光レンズ12、13を有する。ハーフミラー1
1は直角プリズムによって形成されてよい。
【0020】光源101と第1の集光レンズ12の間の
間隔及び第2の集光レンズ13と光集積回路20の前端
面20Aの間の間隔は、実際には数10μm〜数mmで
あってよい。
【0021】光集積回路20の上面には導波路23と導
波路よりなるY分岐26が形成され、Y分岐26の各分
岐26A、26Bの両側には位相変調器27、28が形
成されている。
【0022】光源101からの光はビームスプリッタ1
0に達し、第1の集光レンズ12によって集光され、ハ
ーフミラー11を透過し、光集積回路20の導波路23
に導かれる。導波路23を伝播した光は、Y分岐26に
て2つの伝播光に分岐される。一方の伝播光は第1の分
岐26A及びデポラライザ31を経由して光ファイバル
ープ103を右周りに伝播し、他方の光は第2の分岐2
6B及びデポラライザ32を経由して光ファイバループ
103を左周りに伝播する。
【0023】光ファイバループ103を右周りに伝播す
る光と左周りに伝播する光はそれぞれ、Y分岐26の各
分岐26A、26Bに沿って配置された位相変調器2
7、28によって位相変調される。第2の位相変調器2
8はセロダイン位相変調器であってよい。
【0024】2つの分岐26A、26Bを伝播した光
は、Y分岐26によって合成され、干渉光は導波路23
を経由してビームスプリッタ10に達する。ビームスプ
リッタ10に達した干渉光は第2の集光レンズ13によ
って集光され、ハーフミラー11を反射し受光器102
によって検出される。
【0025】光集積回路20はフォトリソグラフィ技術
を使用して基板の上面に導波路23、Y分岐26及び位
相変調器27、28を形成することによって製造され
る。基板として例えばニオブ酸リチウム(LiNb
O3 )又はタンタル酸リチウム(LiTaO3 )が使用
される。導波路の形成方法には熱拡散法、プロトン交換
法等がある。
【0026】光源101より出力された光は互いに直交
する偏光面を有し強度が等しい2つの偏光、即ち、TE
偏光及びTM偏光を含む。光ファイバジャイロでは、高
い測定精度を得るために、単一の偏光面を有する偏光が
使用される。従って、通常、光ファイバジャイロには光
源101からの光より偏光を得るための偏光分離機能が
備えられている。図21に示す光ファイバジャイロで
は、光路に偏光子104が設けられている。図22に示
す光ファイバジャイロでは、光集積回路20に偏光分離
機能が備えられている。
【0027】プロトン交換型の導波路は導波路自身が偏
光子の機能を有するので光集積回路に偏光子104を特
に設ける必要はない。プロトン交換型の導波路では、T
E偏光は導波路に閉じ込められて導波路を伝播するが、
TM偏光は導波路より拡散して基板を伝播する。結果と
して、プロトン交換型の導波路はTE偏光のみを伝播さ
せる。しかしながら、チタン拡散型の導波路は偏光子の
機能を有さないから、光集積回路に偏光子を形成する必
要がある。斯かる偏光子は金属装荷型に形成されてよ
い。
【0028】光のサニャック効果を利用した光ファイバ
ジャイロ等では、光伝送路に信号光以外の光が混入し
て、サニャック位相差Δφに影響を与え、それによって
誤差が生ずる。
【0029】図23に、図21に示した光ファイバジャ
イロのうち、光集積回路20のみを示す。光源101か
ら出力された光101Pは、カプラ105、偏光子10
4等を経由して、光集積回路20の導波路23を伝播す
る。光101Pが光集積回路20の前端面20Aにおけ
る導波路23の端に到達するとそこで、放射光P1 が発
生する。放射光P1 は、光ファイバと光集積回路20の
導波路23の接合部のミスアラインメントやモード結合
損失に起因して生じる。
【0030】放射光P1 は、光集積回路20の導波路2
3がプロトン交換型であることに起因しても生じる。光
集積回路20への入射光101Pが直線偏光である場
合、直線偏光の偏波面と導波路の透過軸(TE偏光の偏
波面)のずれに起因して放射光P1 が生ずる。光集積回
路20への入射光101Pが直線偏光でない場合、導波
路の遮断軸(TM偏光の偏波面)方向の放射光P1 が生
じ基板を伝播する。
【0031】光集積回路20の導波路23に沿って伝播
した光がY分岐26に到達するとそこで放射光P2 が発
生する。基板を伝播した放射光P2 は、同様に、分岐枝
26A、26B、光ファイバループ103と光集積回路
20の接続部にて信号光と再結合する。放射光P2 は、
Y分岐26の伝搬損失に起因して生じる。
【0032】基板を伝播した放射光P1 は、Y分岐26
及び分岐枝26A、26B、光ファイバループ103と
光集積回路20の接続部にて信号光と再結合(カップリ
ング)する。放射光P2 も同様に基板を伝播し、分岐枝
26A、26B、光ファイバループ103と光集積回路
20の接続部にて信号光と再結合(カップリング)す
る。放射光P1 、P2 の偏波面が信号光の偏波面SPと
一致していれば、2つの光は直接再結合し、異なればク
ロストークとして再結合する。
【0033】カップリング光は信号光として、光ファイ
バループ103を互いに反対方向に伝播する。しかしな
がら、放射光P1 、P2 は、発生点から再結合するまで
の経路がそれぞれ異なり、再結合するときには、互いに
位相が僅かに変化している。従って、光ファイバループ
103を右周りに伝播するカップリング光と左周りに伝
播するカップリング光とでは、カップリングに起因した
位相の変化量が異なり、干渉光に生ずるサグナック位相
差の誤差となる。
【0034】図24を参照して説明する。光ファイバル
ープ103を伝播した光は、それぞれ光集積回路20の
分岐枝(導波路)26A、26B(導波路)に伝播す
る。光が光集積回路20の後端面における分岐枝(導波
路)26A、26Bの端に到達したとき、放射光Q1 が
発生する。放射光Q1 は、放射光P1 と同様に、光ファ
イバループ103の両端と光集積回路20の分岐枝26
A、26Bの接合部のミスアラインメントやモード結合
損失に起因して生じる。
【0035】放射光Q1 は、光ファイバループ103の
光学特性に起因しても生じる。光ファイバループ103
が偏波保持光ファイバの場合、光ファイバループ103
から分岐枝26A、26Bに伝播する光は直線偏光であ
る。このとき、直線偏光の偏波面と導波路の透過軸(T
E偏光の偏波面)のずれに起因して放射光Q1 が生ず
る。光ファイバループ103がシングルモード光ファイ
バの場合、光ファイバループ103から分岐枝26A、
26Bに伝播する光は直線偏光ではない。このとき、プ
ロトン交換型の導波路の場合には、導波路の遮断軸(T
M偏光の偏波面)方向の放射光Q1 が生じ基板を伝播す
る。
【0036】2つの分岐枝26A、26Bに沿って伝播
した光がY分岐26に到達するとそこで放射光Q2 が発
生する。放射光Q2 は、位相変調器27、28による位
相変調によって生じる。
【0037】放射光Q1 は、分岐枝26A、26Bにて
信号光と再結合(カップリング)する。放射光Q2 は、
受光器102に導かれる干渉光と再結合(カップリン
グ)する。従って、放射光Q1 、Q2 は、放射光P1 、
P2 と同様に誤差の原因となる。
【0038】本願出願人と同一の出願人によって平成7
年4月25日に出願された特願平7−101340号及
び特願平7−101344号には、光集積回路を使用し
た光ファイバジャイロにおいて、光集積回路の導波路に
モードフィルタを設けることが記載されている。モード
フィルタによって、導波路より基板に拡散した放射モー
ド光が遮断され、放射モード光が導波路を伝播する光に
再結合して誤差が生ずることが防止される。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光集積
回路を使用する光ファイバジャイロではこれら以外にも
様々な原因の誤差が生ずる。
【0040】図25、図26及び図27を参照して説明
する。図25は図22に示した光ファイバジャイロの斜
視図である。光ファイバループ103としてシングルモ
ード光ファイバが使用される場合には、図示のように、
光ファイバループ103と光集積回路20の間にデポラ
ライザ31、32が挿入される。光ファイバループ10
3として偏波保持ファイバが使用される場合にはデポラ
ライザ31、32は不要である。
【0041】上述のように、光集積回路20のY分岐構
造26、26A、26Bは導波路よりなる。従って光集
積回路20における光伝送路は導波路である。伝播光は
導波路に完全に閉じ込められることはなく、図25の参
照符号A、B、Cにて示すように、基板に洩れ又は拡散
する。
【0042】導波路に閉じ込められて伝播する光を導波
モード、導波路より基板に洩れ又は拡散する光を放射モ
ードと称する。ここでは、放射モードが生ずる3つの場
合を説明する。
【0043】(1)Y分岐26に起因して生ずる放射モ
ード光A これは、光ファイバループ103としてシングルモード
光ファイバを使用する場合も偏波保持ファイバを使用す
る場合もいずれの場合にも生ずる。またこの放射モード
光Aは、Y分岐構造26、26A、26Bが完全な強度
結合器を構成している場合でも生ずる。
【0044】図26Aを参照して説明する。通常、光集
積回路20のY分岐及び導波路23はシングルモード導
波路よりなる。Y分岐26の2つの分岐26A、26B
を伝播する光M0 はシングルモード光、即ち、0次モー
ド光であり、図示のように導波路の中心に対して両側に
対称的な光電界分布を有する。2つの分岐26A、26
Bを伝播した2つの0次モード光M0 は、位相変調によ
って互いに位相差があり、Y分岐26を通過すると、1
次モード光M1 が生成される。1次モード光M 1 は導波
路の中心に対して両側に非対称的な光電界分布を有す
る。この光電界分布は、図示のように、略余弦波形の如
き導波路の中心に対して両側に極性が反対の凸部形状を
有する線対称な曲線である。
【0045】結局、導波路23には0次モード光M0 と
1次モード光M1 が伝播する。通常、導波路23はシン
グルモード導波路であるから0次モード光M0 は減衰し
ないが、1次モード光M1 は導波路の外側の基板に拡散
し減衰する。
【0046】この放射モード光Aは、導波路23を伝播
してビームスプリッタ10及び受光器102へ向かう0
次モード光M0 と反対の極性で光量が変化する。従っ
て、Y分岐26からの放射モード光Aが受光器102に
入射した場合、導波路23を伝播した0次モード光M0
はジャイロ信号を打ち消すように作用する。それがジャ
イロ信号のスケールファクタ誤差となる。
【0047】(2)Y分岐26が完全な強度結合構造で
ないことに起因して生ずる放射モード光B これも、光ファイバループ103としてシングルモード
光ファイバを使用する場合も偏波保持ファイバを使用す
る場合もいずれの場合にも生ずる。
【0048】図26Bを参照して説明する。Y分岐構造
26、26A、26Bが完全な強度結合器構造を形成し
ていない場合には、2つの分岐26A、26Bを伝播す
る0次モード光M0 は導波路より洩れる。図示のよう
に、これらの洩れ光は、Y分岐26の近傍にて且つ2つ
の導波路の内側(26C)にて、干渉する。その結果、
Y分岐26にて放射モード光Bが誘発される。
【0049】この放射モード光Bの分布及び光量は、2
つの分岐26A、26Bを並走する0次モード光M0 の
位相差の変動によって変化する、即ち、位相変調信号に
同期して変化し、受光器102の出力信号に影響を与え
る。それがジャイロ信号の固定バイアスとなり、ジャイ
ロ信号に誤差を生じさせる。
【0050】図27を参照して説明する。図27は、光
集積回路20のY分岐26からの放射モード光A、Bが
光集積回路20の前端面20Aに達した状態を示す。例
えば、Y分岐26から光集積回路20の前端面20Aま
での距離が6mmの場合、放射モード光A、Bの現れる
領域20C及び20Dは、導波路23より約500μm
の範囲である。
【0051】斯かる領域20C及び20Dの中心位置
は、基板の上面より深さ100〜200μm且つ導波路
23の両側に約100μmの位置である。
【0052】(3)光ファイバループ103としてシン
グルモード光ファイバを使用することに起因して生ずる
放射モード光C 光ファイバループ103としてシングルモード光ファイ
バを使用する場合には上述のように光ファイバループ1
03と光集積回路20の間にデポラライザ31、32が
挿入される。
【0053】再び図25を参照する。光源101からの
光は光集積回路20によって直線偏光化され、デポララ
イザ31、32によって円偏光化されてからシングルモ
ード光ファイバループ103を互いに反対方向に伝播す
る。シングルモード光ファイバループ103を出たシン
グルモードの円偏光は、光集積回路20のY分岐26の
2つの分岐26A、26B及び導波路23を伝播する。
【0054】光集積回路20がプロトン交換型の場合、
2つの偏光成分TM偏光及びTE偏光のうち光集積回路
20の上面に垂直な偏光面を有するTM偏光は、図25
にて破線Cで示すように、導波路より外側に拡散し、T
E偏光のみが導波路を伝播する。導波路より外側に拡散
したTM偏光は、光集積回路20の前端面20Aにて干
渉縞Dを生成する。この干渉縞Dは位相変調器27、2
8によって位相変調されたものであり、位相変調信号に
同期して変化する。斯かる干渉縞Dの変化は受光器10
2の出力信号に影響を与える。
【0055】光集積回路20に発生する放射光又は放射
モード光のうち、図23及び図24を参照して説明した
放射光P1 、P2 、Q1 、Q2 は光集積回路20の基板
の上面20Bに沿って伝播する。放射光P1 、P2 、Q
1 、Q2 に起因した誤差の除去は、図21に示した如き
光ファイバを含むカプラ105と光集積回路20を有す
る光ファイバジャイロにも図22に示した如きビームス
プリッタ10を有する光ファイバジャイロにも必要であ
る。
【0056】しかしながら、図25〜図27を参照して
説明した放射モード光A、B、Cは光集積回路20の前
端面20Aにて、上面20Bより下方の位置に現れるか
ら、放射モード光A、B、Cに起因した誤差の除去は、
図21に示した如き光ファイバを含むカプラ105と光
集積回路20を有する光ファイバジャイロの場合には重
要ではないが、図22に示した如きビームスプリッタ1
0を有する光ファイバジャイロには必要である。
【0057】本発明は、斯かる点に鑑み、光集積回路2
0の導波路と光ファイバとの接合部、光集積回路のY分
岐等によって生ずる放射光に起因したジャイロ信号の固
定バイアス及びスケールファクタ誤差がない光ファイバ
ジャイロを提供することを目的とする。
【0058】本発明は、斯かる点に鑑み、光集積回路2
0の導波路からの放射モード光A、B、C及び光集積回
路20の前端面20Aに生ずる干渉縞Dの変化に起因し
たジャイロ信号の固定バイアス及びスケールファクタ誤
差がない光ファイバジャイロを提供することを目的とす
る。
【0059】
【課題を解決するための手段】本発明によると、光源と
光を分岐又は合成するためのY分岐を有する光集積回路
と光集積回路から出た2つの光を伝播させる光ファイバ
ループと光集積回路から出た干渉光を検出する受光器と
を有する光ファイバジャイロにおいて、Y分岐は主導波
路とそれに接続された2つの分岐導波路とを含み、光集
積回路には主導波路の両側にそれぞれ溝が設けられ、溝
は光集積回路の基板を伝播する放射モード光の伝播経路
を遮断するように互いに重なり合うように互い違いに配
置されており、主導波路は溝の間を通るように湾曲して
延在している。
【0060】本発明によると、光ファイバジャイロにお
いて、光集積回路の上面には2つの分岐導波路の間に溝
が設けられ、溝は2つの分岐導波路の端部にて生じた放
射モード光が主導波路に伝播することを阻止するように
配置されている。
【0061】本発明によると、基板と基板に形成された
Y分岐とを有する光集積回路において、Y分岐は主導波
路とそれに接続された2つの分岐導波路とを含み、主導
波路の両側にそれぞれ溝が設けられ、溝は基板を伝播す
る放射モード光の伝播経路を遮断するように互いに重な
り合うように互い違いに配置されており、主導波路は溝
の間を通るように湾曲して延在している。2つの分岐導
波路の間に溝が設けられ、溝は2つの分岐導波路の端部
にて生じた放射モード光が主導波路に伝播することを阻
止するように配置されている。
【0062】本発明によると、光源と光を分岐又は合成
するためのY分岐を有する光集積回路と光集積回路から
出た2つの光を伝播させる光ファイバループと光集積回
路から出た干渉光を偏向させるビームスプリッタとビー
ムスプリッタからの光を検出する受光器とを有する光フ
ァイバジャイロにおいて、Y分岐を構成する導波路の外
側に拡散した光が光集積回路の端面を経由してビームス
プリッタへ洩れないように、光集積回路とビームスプリ
ッタの間に光遮蔽装置が設けられている。
【0063】本発明によると、光ファイバジャイロにお
いて、光遮蔽装置は光集積回路の端面に形成された光遮
蔽膜である。光遮蔽装置は光集積回路の端面に配置され
た光遮蔽板である。光遮蔽装置は主導波路からの干渉光
を伝播させるための窓を有する。窓の径は主導波路の径
の数倍〜20倍である。
【0064】本発明によると、光源と光を分岐し又は合
成するためのY分岐を有する光集積回路と光ファイバル
ープと光集積回路から出た干渉光を偏向させるビームス
プリッタとビームスプリッタからの光を検出する受光器
とを有する光ファイバジャイロにおいて、光集積回路の
ビームスプリッタに面する前端面には、上縁に沿った帯
状の通光部を除いて光遮蔽膜が装着され、通光部の幅は
光集積回路の導波路の断面の深さ寸法に対応した寸法を
有する。
【0065】本発明によると、光ファイバジャイロにお
いて、光集積回路の前端面には窓を有する光遮蔽板が装
着され、窓の横方向の幅は光集積回路の導波路の断面の
横幅寸法に対応した寸法を有し、窓の縦方向の幅は光集
積回路の導波路の断面の深さ寸法より十分大きな寸法を
有する。光集積回路の上面には、導波路の両側にて且つ
導波路に近接して溝が形成され、溝の深さ寸法は光集積
回路の導波路の断面の深さ寸法に対応した寸法を有す
る。溝は導波路の外側を伝播した放射モード光の伝播路
を遮断するように互い違いに且つ重なり合うように配置
され、導波路は溝の間を湾曲して延在している。溝はレ
ーザ加工法によって形成されている。
【0066】本発明によると、光源と光を分岐し又は合
成するためのY分岐を有する光集積回路と光ファイバル
ープと光集積回路から出た干渉光を偏向させるビームス
プリッタとビームスプリッタからの光を検出する受光器
とを有する光ファイバジャイロにおいて、光集積回路の
ビームスプリッタに面する前端面には、上縁に沿った帯
状の通光部を除いて傾斜面が形成され、傾斜面は光集積
回路の上面に平行な放射モード光を全反射させるように
光集積回路の上面に対して所定の角度にて傾斜し、通光
部の幅は光集積回路の導波路の断面の深さ寸法に対応し
た寸法を有する。
【0067】本発明によると、光ファイバジャイロにお
いて、光集積回路の前端面には窓を有する光遮蔽板が装
着され、窓の横方向の幅は光集積回路の導波路の断面の
横幅寸法に対応した寸法を有し、窓の縦方向の幅は光集
積回路の導波路の断面の深さ寸法より十分大きな寸法を
有する。光集積回路の上面には、導波路の両側にて且つ
導波路に近接して溝が形成され、溝の深さ寸法は光集積
回路の導波路の断面の深さ寸法に対応した寸法を有す
る。溝は導波路の外側を伝播した放射モード光の伝播路
を遮断するように互い違いに且つ重なり合うように配置
され、導波路は溝の間を湾曲して延在している。溝はレ
ーザ加工法によって形成されている。
【0068】本発明によると、光源と光を分岐又は合成
するためのY分岐を有する光集積回路と光集積回路から
出た2つの光を伝播させるシングルモード光ファイバル
ープと光集積回路と光ファイバループの間に接続された
デポラライザと光集積回路から出た干渉光を偏向させる
ビームスプリッタとビームスプリッタからの光を検出す
る受光器とを有する光ファイバジャイロにおいて、光集
積回路はプロトン交換型であり光集積回路の導波路を伝
播するTM偏光を除去するための偏光子が設けられてい
る。
【0069】本発明によると、光ファイバジャイロにお
いて、光集積回路とデポラライザの間に接続装置が設け
られ、接続装置は基板の上面に形成されたV溝とV溝に
配置された光ファイバ端とを有する。偏光子は接続装置
に配置されている。偏光子は光集積回路とビームスプリ
ッタの間に配置されている。偏光子は積層型偏光子であ
る。
【0070】本発明によると、光源と光を分岐又は合成
するためのY分岐を有する光集積回路と光集積回路から
出た2つの光を伝播させる光ファイバループと光集積回
路から出た干渉光を偏向させるビームスプリッタとビー
ムスプリッタからの光を検出する受光器とを有する光フ
ァイバジャイロにおいて、受光器を囲むように遮蔽板が
設けられ、遮蔽板によって光源からの洩れ光が受光器に
到達することが阻止されるように構成されている。
【0071】本発明によると、光源と光を分岐又は合成
するためのY分岐を有する光集積回路と光集積回路から
出た2つの光を伝播させる光ファイバループと光集積回
路から出た干渉光を偏向させるビームスプリッタとビー
ムスプリッタからの光を検出する受光器とを有する光フ
ァイバジャイロにおいて、光集積回路はチタン拡散型で
あり、光源から光ファイバループへ伝播する光を偏光さ
せるための第1の偏光子と光ファイバループから光集積
回路へ伝播する光を偏光させる第2の偏光子とを有する
ように構成されている。
【0072】
【発明の実施の形態】図1〜図4を参照して本発明によ
る光ファイバジャイロ及びそれに使用される光集積回路
の例を説明する。尚、図1〜図4において、光集積回路
20及び光ファイバループ103以外の構成要素は省略
されている。本例の光ファイバジャイロは図21に示し
た如きカプラ105を含む形式のものであってもよく、
図22に示した如きビームスプリッタ10を含む形式の
ものであってもよい。
【0073】図1に本発明の第1の例を示す。光集積回
路20の上面20Bに形成されたY分岐26は主導波路
23と2つの分岐枝導波路26A、26Bとを含む。本
例によると、光集積回路20の上面20Bには溝56、
57が形成され、主導波路23は溝56、57の間を蛇
行して延在しS字状に湾曲している。
【0074】溝56、57は導波路23の両側に互い違
いに1個ずつ合計2個だけ設けられているが、導波路2
3の両側に複数個ずつ設けてもよい。また、溝56、5
7の内部に光遮蔽材を充填してもよい。
【0075】本例の溝56、57によって、図23を参
照して説明した放射モード光P1 が遮断され、放射モー
ド光P1 が2つの分岐枝26A、26B及び光集積回路
20と光ファイバループ103の接合部へ伝播するのが
阻止される。また、図24を参照して説明した放射モー
ド光Q2 が遮断され、放射モード光Q2 が光集積回路2
0と光源側の光ファイバの接合部へ伝播するのが阻止さ
れる。
【0076】図2を参照して説明する。図2は、光集積
回路20の前端部の上面20Bに形成された導波路23
と溝56、57を示す。図示のように光集積回路20の
上面20B上に、前端面20Aに沿ってX軸、それに直
交するようにZ軸をとる。図2Aに示すように、2つの
溝56、57は、互い違いに配置され、X軸に沿って重
なった部分又は重複した部分を有するように配置され
る。この重なった部分又は重複した部分の長さをΔZと
する。このように配置することによって、光集積回路2
0の上面20Bに沿ってZ軸方向に伝播する光が遮断さ
れる。
【0077】図2Bを参照して説明する。光集積回路2
0の上面20Bに沿って、Z軸の正の方向に伝播する光
BE1 、BE2 は先ず第1の溝56に到達し、その一部
BE 1 は遮断されるが、他の一部BE2 は遮断されず伝
播する。しかしながら、第1の溝56によって遮断され
ずに伝播した光BE2 は必ず第2の溝57によって遮断
される。
【0078】2つの溝56、57の重なった部分又は重
複した部分の長さΔZが十分大きいと、第1の溝56に
よって遮断されずに伝播した光BE2 を第2の溝57に
よって完全に遮断することができるが、この長さΔZが
小さいとこの光BE2 を完全に遮断することはできな
い。
【0079】同様に、Z軸の負の方向に伝播する光BE
3 、BE4 は先ず第2の溝57に到達し、その一部BE
3 は遮断されるが、他の一部BE4 は遮断されず伝播す
る。しかしながら、第2の溝57によって遮断されずに
伝播した光BE4 は必ず第1の溝56によって遮断され
る。
【0080】2つの溝56、57は、両者間に導波路2
3が配置されるように、互いに隔置されている。2つの
溝56、57は、それぞれX軸に沿って延在し且つZ軸
方向に隔置されるように配置されてよい。
【0081】導波路23は、2つの溝56、57の間を
S字状に蛇行して延在し、光集積回路20の前端面20
Aに近い第1の部分23AとY分岐26に近い第3の部
分23Cと両者の間の湾曲した第2の部分23Bとを含
むように構成されてよい。第1の溝56は、導波路23
の、光集積回路20の前端面20Aに近い部分23Aに
近接して配置され、第2の溝57は、導波路23の、光
集積回路20のY分岐26に近い部分23Cに近接して
配置されてよい。
【0082】溝56、57の横方向(X軸方向)の寸法
LX は十分大きくてよく、導波路23に近接した位置か
ら光集積回路20の側縁近くまで延在するように形成し
てよい。溝56、57の幅方向(Z軸方向)の寸法LZ
は、数10μm〜1mmであってよい。溝56、57の
深さは、導波路23の断面の外径と略同一又はそれより
僅かに大きく形成してよい。
【0083】溝56、57は半導体装置の製造にて使用
されている周知の微細加工法によって形成されてよい。
例えば、溝56、57を形成すべき部分に予め金属箔パ
ターンを形成し、レーザ加工機によってその部分を削り
取ることによって製造してよい。
【0084】図3に本発明の第2の例を示す。本例によ
ると、光集積回路20の上面20BのY分岐26の直ぐ
後ろ側に2つの分岐枝26A、26Bに間に、溝58が
形成されている。溝58は略X軸方向に沿って延在して
いる。本例の溝58によって、図23を参照して説明し
た放射モード光P2 が遮断され、放射モード光P2 が2
つの分岐枝26A、26B及び光集積回路20と光ファ
イバループ103の接合部へ伝播するのが阻止される。
また、図24を参照して説明した放射モード光Q1 が遮
断され、放射モード光Q1 が導波路23及び光集積回路
20と光源側の光ファイバの接合部へ伝播するのが阻止
される。
【0085】図4に本発明の第3の例を示す。本例は図
1の第1の例と図3の第2の例を組み合わせたものであ
る。本例によると、光集積回路20の上面20Bに溝5
6A、56B、57A、57B、58が形成され、主導
波路23は溝56A、56B、57A、57Bの間を蛇
行して延在しS字状に湾曲している。
【0086】4つの溝56A、56B、57A、57B
のうち、2つの溝56A、57Aは図1に示した溝と同
一であり、必須であるが、他の2つの溝56B、57B
は必ずしも必須ではなく、省略してもよい。Y分岐26
の直ぐ後ろ側の溝58は図3に示した例と同様である。
また、溝56、57、58の内部に光遮蔽材を充填して
もよい。
【0087】導波路23の両側の4つの溝56A、56
B、57A、57BとY分岐26の後ろ側の溝58とに
よって、図23を参照して説明した放射モード光P1 、
P2と図24を参照して説明した放射モード光Q1 、Q
2 が遮断される。
【0088】図5〜図14を参照して本発明による光フ
ァイバジャイロ及びそれに使用される光集積回路の例を
説明する。本例による光ファイバジャイロは、図22を
参照して説明した従来のビームスプリッタ10を含む形
式の光ファイバジャイロと比較して、光集積回路20の
前端部(光源側端部)に光遮蔽装置又は構造が設けられ
ている点が異なり、それ以外は同様な構成であってよ
い。従って、図5〜図14において、光集積回路20及
び光遮蔽装置又は構造以外の構成要素は省略されてい
る。また、光集積回路20の上面20Bには、図22に
示したように、Y分岐26の2つの分岐に位相変調器2
7、28が設けられるが、これらは図5〜図14では省
略されている。
【0089】図5に本発明の第4の例を示す。本例によ
ると、光集積回路20の前端面20Aに光遮蔽膜51で
塗布されている。光遮蔽膜51には、導波路23を伝播
した光を通過させるための小さな窓51Aが形成されて
いる。
【0090】図6を参照して、図5の例の光遮蔽膜51
の形成方法の例を説明する。本例の光遮蔽膜51は半導
体の製造技術にて周知の金属薄膜形成法によって形成さ
れてよい。図6Aに示すように、先ず、光集積回路20
の前端面20Aにレジスト膜111を塗布し、次に、図
6Bに示すように、紫外線を光集積回路20の導波路2
3に沿って、光集積回路20の前端面20A方向に伝播
させる。それによって、レジスト膜111のうち、導波
路23の露出端面を覆った部分111Aが露光される。
次に、図6Cに示すように、レジスト膜111を現像
し、レジスト膜111のうち、露光した部分111A以
外に部分を除去する。
【0091】次に、図6Dに示すように、光集積回路2
0の前端面20Aに、クロム、チタン等の金属薄膜11
2を成膜する。成膜法にはスッパッタリング、真空蒸着
等がある。最後に、図6Eに示すように、光集積回路2
0の前端面20Aに残ったレジスト膜111Aを除去す
る。それによって光集積回路20の前端面20Aに、窓
51Aを有する光遮蔽膜51が形成される。
【0092】図7及び図8に示す例では、光集積回路2
0の前端面20Aに、光遮蔽板52が配置されている。
図7に示す光遮蔽板52は透明な材料よりなる板、例え
ばガラス板の表面に光遮蔽膜を塗布することによって形
成され、光遮蔽膜には導波路23を伝播した光を通過さ
せるための小さな窓52Aが形成されている。図8に示
す光遮蔽板52は光遮蔽材よりなる板によって形成さ
れ、導波路23を伝播した光を通過させるための小さな
切り欠き窓52Bが形成されている。
【0093】本例によると、光集積回路20のY分岐2
6にて放射モード光A、Bが発生しても、放射モード光
は光集積回路20の前端面20Aにて光遮蔽膜51又は
光遮蔽板52によって遮蔽され除去される。従って、導
波路23を伝播した干渉光のみが窓51A、52A、5
2Bを通過してビームスプリッタ10に導かれる。
【0094】次に光遮蔽膜51又は光遮蔽板52及びそ
の窓51A、52A、52Bの寸法について説明する。
これらの寸法は、光集積回路20の前端面20Aに現れ
る放射モード光A、Bを十分遮断することができるよう
に、設定される。
【0095】図27を参照して説明したように、Y分岐
26から光集積回路20の前端面20Aまでの距離が約
6mmの場合、放射モード光A、Bが光集積回路20の
前端面20Aに現れる領域20C、20Dの中心位置
は、導波路23より下方に100〜200μm且つ導波
路23の両側に約100μmの位置にある。また斯かる
放射モード光A、Bの領域20C、20Dはそれぞれ深
さ方向の寸法が約100μm、横幅の寸法が約100〜
200μmである。
【0096】従って光遮蔽膜51又は光遮蔽板52の寸
法は縦が約400μm、横が約400μmであれば十分
である。従って、光遮蔽膜51は、図5に示したよう
に、光集積回路20の前端面20Aに窓51Aを除いて
全面的に塗布してよいが、前端面20Aの一部に塗布し
てもよい。光遮蔽板52も同様に、光集積回路20の前
端面20Aと同一の外形寸法を有してよいが、それより
小さくてもよい。
【0097】また光遮蔽膜51の窓51Aの径は、導波
路23の断面寸法が直径約5μmであると仮定して、約
5〜50μmであってよい。光遮蔽板52の窓52A、
52Bの径HY 、WX は、導波路23の断面寸法より大
きく、約5〜50μmであってよい。
【0098】図9に本発明の第7の例を示す。本例によ
ると、光集積回路20の前端面20Aに光遮蔽膜51が
形成され、更に光遮蔽板52が配置されている。光遮蔽
膜51は上縁に沿った帯状の通光部、即ち、窓51Cを
有する。光遮蔽板52は縦長の細長い窓52Cを有す
る。
【0099】光遮蔽膜51に光遮蔽板52を重ねること
によって、光遮蔽膜51の窓51Cと光遮蔽板52の窓
52Cの共通部分が実質的な窓となる。光遮蔽膜51の
窓51Cは光集積回路20の前端面20Aにて、上縁に
沿って延在する帯状であり、光集積回路20の前端部を
伝播する放射モード光の大部分を遮蔽することができる
が、光集積回路20の上面20Bに沿った放射モード光
を完全に遮蔽することはできない。光遮蔽膜51の窓5
1Cを通過した放射モード光は光遮蔽板52によって遮
蔽され除去される。
【0100】こうして本例のように、光遮蔽膜51に光
遮蔽板52を重ねることによって、図5に示した第4の
例の光遮蔽膜51と同様に放射モード光を略完全に遮蔽
することができ、導波路23を伝播した干渉光のみがビ
ームスプリッタ10に導かれる。
【0101】図10に本発明の第8の例を説明する。本
例によると、光集積回路20の前端面20Aに傾斜面5
3が設けられ、更に光遮蔽板52が装着されている。傾
斜面53は、光集積回路20の前端面20Aの上縁に沿
った帯状の部分53Cを残して形成されている。この帯
状の部分53Cは、図9の第7の例の窓51Cに相当
し、この窓51Cと同様の寸法を有する。
【0102】図示のように、光遮蔽板52は、傾斜面5
3の両側に装着された支持部材54A、54Bの上に装
着してもよい。光遮蔽板52は縦長の細長い窓52Cを
有する。本例の光遮蔽板52は図9の本発明の第7の例
に使用されている光遮蔽板52と同様であってよい。
【0103】傾斜面53は放射モード光に対する全反射
面である。光集積回路20の前端部に伝播した放射モー
ド光は、傾斜面53にて全反射し、ビームスプリッタ1
0及び受光器102(図22)に達することがない。従
って傾斜面53は光遮蔽膜と同様に光遮蔽装置又は構造
を構成する。
【0104】傾斜面53の傾斜角に関して説明する。光
集積回路20の前端部に伝播する放射モード光は、光集
積回路20の上面20Bに平行であると仮定する。傾斜
面53は光集積回路20の上面20Bに平行な放射モー
ド光が全反射するように、光集積回路20の上面20B
に対して所定の傾斜角度θ1 にて傾斜して配置される。
光集積回路20の上面20Bに対する傾斜面53の傾斜
角θ1 は、放射モード光の入射角に等しい。全反射する
ための条件は次のように表される。
【0105】
【数3】θ1 ≧sin-1(n1 /n2 )
【0106】ここに、n2 は光集積回路20の基板の屈
折率、n1 は空気の屈折率である。光集積回路20の基
板としてニオブ酸リチウムを用いる場合には、n2 =
2.2、空気の屈折率をn1 =1.0とすると、θ1 ≧
27°となる。従って、傾斜面53の傾斜角θ1 をθ1
=30°としてよい。
【0107】図9の例と同様に、傾斜面53に光遮蔽板
52を重ねることによって、傾斜面53の窓53Cと光
遮蔽板52の窓52Cの共通部分が実質的な窓となる。
傾斜面53に光遮蔽板52を重ねることによって、放射
モード光を略完全に遮蔽することができ、導波路23を
伝播した干渉光のみがビームスプリッタ10に導かれ
る。
【0108】光集積回路20の前端面20A上に、図示
のように、光集積回路20の幅方向にX軸、深さ方向に
Y軸をとる。光遮蔽膜51の窓51C及び傾斜面53の
窓53Cの縦方向の幅、即ち、光集積回路20の上面2
0Bからの寸法hは、少なくとも、導波路23の断面の
深さ寸法より大きく、例えば数〜数10μmであってよ
い。
【0109】光遮蔽板52の窓52Cの横方向(X軸方
向)の寸法WX は、導波路23の断面の幅方向の寸法よ
り僅かに大きく、数〜数10μmであってよい。また、
窓52Cの縦方向(Y軸方向)の寸法HY は、光遮蔽膜
51の窓51C又は傾斜面53の窓53Cの幅hより十
分大きくてよい。
【0110】図9及び図10に示した例では、光遮蔽装
置又は構造は2つの部分を含む。図9の第7の例では、
光遮蔽膜51と光遮蔽板52を含み、図10の第8の例
では、光傾斜面53と光遮蔽板52を含む。従って、図
5〜図8の例の場合と比べて、光遮蔽装置又は構造の構
成要素が多い。しかしながら、図9及び図10に示した
例では、光遮蔽装置又は構造の製造及びアラインメント
作業がより簡単となる利点がある。
【0111】図9の第7の例では、光遮蔽膜51の窓5
1Cは帯状であり、光遮蔽膜51は長方形となる。従っ
て図5の第4の例の場合のように、小さな窓51Aを有
する光遮蔽膜51の場合に比べて、光遮蔽膜51の製造
工程がより簡単である。また、図10の第8の例のよう
に、傾斜面53を形成するには、直方体形状の光集積回
路20より破線にて示す3角柱状部分53’(図12)
を除去すればよく、製造工程の短縮化が可能となる。
【0112】光遮蔽板52の窓52Cの縦方向(Y軸方
向)の寸法HY は、Y軸方向のアラインメント作業が不
要となるように、十分大きく形成される。結局、光遮蔽
板52を光集積回路20の前端面20Aに装着するとき
に、X軸方向のアラインメント作業のみが必要となる。
X軸方向のアラインメントは、光遮蔽板52をX軸方向
に移動させながら受光器102の出力を監視し、受光器
102の出力が最大となった位置を検出することによっ
てなされてよい。
【0113】図11に本発明の第9の例を示す。本例に
よると、光集積回路20の前端面20Aに光遮蔽膜51
が形成され、更に光集積回路20の上面20Bに溝56
A、56Bが形成されている。光遮蔽膜51は、図8に
示した例と同様であり、上縁に沿った帯状の通光部、即
ち、窓51Cを有する。
【0114】溝56A、56Bは光集積回路20の前端
部にて導波路23の両側に且つ導波路23に近接して配
置される。図示の例では、溝56A、56Bは導波路2
3の両側に1個ずつ合計2個だけ設けられているが、導
波路23の両側に複数個ずつ設けてもよい。また、溝5
6A、56Bの内部に光遮蔽材を充填してもよい。
【0115】溝56A、56Bの横方向(X軸方向)の
寸法LX は、十分大きくてよく、導波路23に近接した
位置から光集積回路20の側縁近くまで延在するように
形成してよい。溝56A、56Bの幅方向(Z軸方向)
の寸法LZ は、数10μm〜1mmであってよい。溝5
6A、56Bの深さは、導波路23の断面の外径又は窓
51Cの幅hと略同一又はそれより僅かに大きく形成し
てよい。
【0116】溝56A、56Bは、図9及び図10の例
の光遮蔽板52と同様の機能を有する。光遮蔽膜51の
窓51Cは光集積回路20の前端面20Aにて、上縁に
沿って延在する帯状であり、光集積回路20の前端部を
伝播する放射モード光の大部分を遮蔽することができる
が、光集積回路20の上面20Bに沿った放射モード光
を完全に遮蔽することはできない。
【0117】光集積回路20の上面20Bに沿った放射
モード光は、溝56A、56Bによって遮断される。溝
56A、56Bの下側を伝播した光は、光遮蔽膜51に
よって遮蔽される。従って、本例では、放射モード光を
略完全に遮蔽することができる。
【0118】溝56A、56Bは半導体装置の製造にて
使用されている周知の微細加工法によって形成されてよ
い。例えば、溝56A、56Bを形成すべき部分に予め
金属箔パターンを形成し、レーザ加工機によってその部
分を削り取ることによって製造してよい。
【0119】図12に本発明の第10の例を示す。本例
によると、光集積回路20の前端面20Aに傾斜面53
が形成され、更に光集積回路20の上面20Bに溝56
A、56Bが形成されている。傾斜面53は、図10に
示した例と同様であり、上縁に沿った帯状の通光部、即
ち、窓53Cを有する。
【0120】溝56A、56Bは図11に示した例と同
様であり、光集積回路20の前端部にて導波路23の両
側に且つ導波路23に近接して配置される。
【0121】図11の例と同様に、光集積回路20の上
面20Bに沿った放射モード光は、溝56A、56Bに
よって遮断される。溝56A、56Bの下側を伝播した
光は、傾斜面53によって遮蔽される。従って、本例で
は、放射モード光を略完全に遮蔽することができる。
【0122】図13及び図14に本発明の第11及び第
12の例を示す。これらの例によると、光集積回路20
の前端部にて導波路23は湾曲している。図13の第1
1の例では、光集積回路20の前端面20Aに光遮蔽膜
51が形成され、更に光集積回路20の上面20Bに溝
56A、57Aが形成されている。光遮蔽膜51は、図
9に示した例と同様であり、上縁に沿った帯状の通光
部、即ち、窓51Cを有する。
【0123】図14の第12の例では、光集積回路20
の前端面20Aに傾斜面53が形成され、更に光集積回
路20の上面20Bに溝56A、57Aが形成されてい
る。傾斜面53は、図10に示した例と同様であり、上
縁に沿った帯状の通光部、即ち、窓53Cを有する。
【0124】溝56A、57Aの位置と湾曲した導波路
23の間の相対的位置関係及び機能は図2を参照して説
明した。溝56A、57Aの寸法は図11及び図12の
例と同様である。溝56A、57Aは、導波路23の両
側に1個づつ互い違いに設けられているが、破線56
B、57Aにて示すように、導波路23の両側に複数個
ずつ設けてもよい。また、溝56A、57Aの内部に光
遮蔽材を充填してもよい。
【0125】図15を参照して本発明による光ファイバ
ジャイロの第13の例を説明する。この例では、光集積
回路20の前端面20Aに、積層型偏光子40が配置さ
れている。積層型偏光子40の詳細は後に図17を参照
して説明する。本例の光ファイバジャイロは、図22に
示す従来の光ファイバジャイロの例と比較して、光集積
回路20はプロトン交換型であり、光集積回路20の前
端面20Aに偏光子40が設けられている点が異なり、
それ以外は同様な構成であってよい。
【0126】偏光子40は偏光板又は偏光プリズム等の
適当な偏光機能を提供するものであってよく、例えば、
商品名ラミポールとして市販されている積層型偏光板で
あってよい。積層型偏光板は図17を参照して説明す
る。
【0127】プロトン交換型導波路は偏光子の機能を有
するから光集積回路20に偏光子を設ける必要がない。
本例では、積層型偏光子40は、光集積回路20の導波
路より外側に拡散したTM偏光を遮蔽し除去するために
設けられる。従って導波路より拡散したTM偏光によっ
て、光集積回路20の前端面20Aに干渉縞D(図25
参照)が生成されても、斯かる干渉縞Dは積層型偏光子
40によって吸収され、除去される。従って、導波路2
3を伝播した干渉光のうちTE偏光のみがビームスプリ
ッタ10に導かれる。尚、図15の第13の例は、後の
図16Bに示す例の変形例であり、動作の詳細はここで
は省略する。
【0128】図16を参照して本発明による光ファイバ
ジャイロの第14の例を説明する。図16A及び図16
Bに示す光ファイバジャイロは光源101と受光器10
2とビームスプリッタ10とプロトン交換型の光集積回
路20と偏光子40、40と光ファイバ型デポラライザ
31、32とシングルモード光ファイバループ103と
を有する。
【0129】光集積回路20の上面には導波路23と導
波路よりなるY分岐26とY分岐26の各分岐26A、
26Bの両側に配置された位相変調器27、28とが形
成されている。第2の位相変調器28はセロダイン位相
変調器であってよい。本例の光集積回路20はプロトン
交換型であり、導波路が偏光子の機能を有するので光集
積回路20に別個の偏光子104を設ける必要はない。
【0130】本例によると、図25にて破線Cで示した
如き、光集積回路20の前端面20Aにて干渉縞Dを生
成するTM偏光は、偏光子40、40によって吸収され
除去されるから、光集積回路20の前端面20Aにて干
渉縞Dが生成されることはない。尚、TM偏光は、集積
回路20の上面に垂直な偏光面を有し、偏光子40、4
0は斯かるTM偏光のみを除去するように構成されてい
る。
【0131】図16Aに示す例では、偏光子40、40
は接続装置35の光ファイバ端(ピッグテイル)36、
37と光ファイバ型デポラライザ31、32の間に配置
されている。図16Bに示す例では、偏光子40、40
は接続装置35において、光ファイバ端(ピッグテイ
ル)36、37に挿入されている。
【0132】偏光子40、40は偏光板又は偏光プリズ
ム等の適当な偏光機能を提供するものであってよく、例
えば、商品名ラミポールとして市販されている積層型偏
光板であってよい。
【0133】光源101からの光はビームスプリッタ1
0を経由して光集積回路20の導波路23に導かれ、Y
分岐26に達する。伝播光はY分岐26にて2つに分岐
される。一方の光は第1の分岐26A及び光ファイバ端
36を経由して光ファイバループ103を右周りに伝播
し、他方の光は第2の分岐26B及び光ファイバ端37
を経由して光ファイバループ103を左周りに伝播す
る。
【0134】光集積回路20を出る光は、プロトン交換
型光集積回路20の偏光機能によって直線偏光化されて
おり、それぞれデポラライザ31、32によって円偏光
化される。こうして円偏光化された光は光ファイバルー
プ103を右周り及び左周りに伝播し、光集積回路20
に入る。斯かる光は光集積回路20の手前にて偏光子4
0、40によってTM偏光が除去されTE偏光のみの直
線偏光となる。従って図25に示した如き光集積回路2
0の前端面20Aにて干渉縞Dが生成されることはな
い。
【0135】斯かる直線偏光はY分岐26によって合成
され干渉光が生成される。斯かる干渉光は導波路23を
経由してビームスプリッタ10に導かれ、更に受光器1
02によって検出される。
【0136】図17を参照して積層型偏光子40の構成
及び動作を説明する。積層型偏光子40は、消光比が高
い、光損失が小さい、光路方向の寸法を小さくすること
ができる、機能が安定である、量産性に優れている等の
優れた特徴を有する。積層型偏光子40は典型的には、
厚さLM が数nmの金属層40Aと厚さLD が数百nm
の誘電体層40Bを交互に含む多数層からなる。
【0137】図示のように、積層型偏光子40上に直交
3軸を設定する。金属層40A及び誘電体層40Bに平
行な面上にX軸及びZ軸をとり、層40A及び40Bの
厚さ方向にY軸をとる。各層40A及び40Bは略矩形
に形成され、斯かる矩形の長辺方向にX軸をとり短辺方
向にZ軸をとる。積層型偏光子40のZ軸方向の厚さt
は典型的にはt=約30μm以下である。
【0138】積層型偏光子40はその層40A及び40
B(即ち、XZ面)が光路100に平行になるように配
置され、好ましくは、Z軸が光路100に平行になるよ
うに配置される。積層型偏光子40の層40A及び40
B(即ち、YZ面)が光路100に対して傾斜して配置
されると、光損失が大きくなる。
【0139】積層型偏光子40は入射光のうち、Y軸方
向の偏光面を有する偏光を通過させX軸方向の偏光面を
有する偏光を吸収する吸収型の偏光機能を有する。例え
ば、入射光のうちTE偏光はY軸方向の偏光面を有しT
M偏光はX軸方向の偏光面を有するものとする。TE偏
光は透過し、TM偏光は吸収される。
【0140】図18を参照して本例の接続装置35の構
造を説明する。本例の接続装置35は図18Aに示すよ
うに上面35Bに形成されたV溝35Aを有する基板3
5Cを含む。図18Bに示すように斯かるV溝35Aに
光ファイバ端(ピッグテイル)36が配置される。
【0141】図18Cは図16Bに示した例の接続装置
35を示す。本例では、積層型偏光子40が光ファイバ
端(ピッグテイル)36を横断するように配置されてい
る。本例の接続装置35の製造方法を説明する。先ず図
18Bに示すようにV溝35Aに光ファイバ端(ピッグ
テイル)36を配置し、適当な方法によって接着する。
次に光ファイバ端(ピッグテイル)36を横断するよう
に溝を形成し、斯かる溝に積層型偏光子40を挿入す
る。積層型偏光子40はTM偏光を吸収除去するような
配向に配置される。
【0142】図19を参照して本発明の光ファイバジャ
イロの更に他の例を説明する。本例の光ファイバジャイ
ロによると、光集積回路20はチタン拡散型であり導波
路は偏光子の機能を有さないから、光集積回路20に偏
光子104A、104Bが形成されている。斯かる偏光
子は例えばアルミニウム(Al)薄膜よりなる金属装荷
型であってよい。
【0143】本例の光ファイバジャイロは、図16に示
した本発明の第14の例と比較して、プロトン交換型の
光集積回路20の代わりにチタン拡散型の光集積回路2
0が使用され、偏光子40、40を設けるの代わりに光
集積回路20に金属装荷型の偏光子104A、104B
が形成されている点が異なる。それ以外は同様な構成で
あってよい。
【0144】本例の光ファイバジャイロの動作について
説明する。光源101からの光はビームスプリッタ10
を経由して光集積回路20の導波路23に導かれる。斯
かる光は偏光子104Aによって直線偏光化され、Y分
岐26及びデポラライザ31、32によって円偏光化さ
れ、シングルモード光ファイバループ103に導かれ
る。
【0145】光ファイバループ103を出た円偏光化さ
れた伝播光は光集積回路20の偏光子104A、104
BによってTM偏光が除去されTE偏光のみの直線偏光
となる。斯かる直線偏光はY分岐26によって合成され
干渉光が生成される。斯かる干渉光は導波路23を経由
してビームスプリッタ10に導かれ、更に受光器102
によって検出される。
【0146】こうして本例によると、光ファイバループ
103を出た光は光集積回路20の偏光子104A、1
04BによってTM偏光が除去されTE偏光のみの直線
偏光となるから、光集積回路20の前端面20Aに干渉
縞Dが生成されることはない。
【0147】図20を参照して本発明の他の例を説明す
る。図20は光ファイバジャイロの光源101、受光器
102、ビームスプリッタ10及び光集積回路20の前
端部を示す。本例によると受光器102の周囲に遮蔽板
102A、102Bが配置されている。尚、図20では
光集積回路20の後端部及び光ファイバループの部分は
省略されているが、光ファイバループはシングルモード
又は偏波保持光ファイバより構成される。また光集積回
路20はプロトン交換型又はチタン拡散型のいずれであ
ってもよい。
【0148】遮蔽板102A、102Bは光源101か
ら直接、受光器102に到達する洩れ光を遮断するよう
に機能する。従って受光器102はビームスプリッタ1
0を経由した干渉光のみを検出する。こうして本例の光
ファイバジャイロによると、受光器102は光源101
から直接又は間接に受光器102に到達する洩れ光を検
出することはないから、従来の例のように、光源101
から洩れ光に起因して受光器102に出力信号にDCバ
イアスが含まれることはない。従って初段のアンプのD
C増幅率を上げることが可能となり、ノイズの少ないジ
ャイロ信号を得ることができる。
【0149】以上本発明の実施例について詳細に説明し
てきたが、本発明は上述の実施例に限ることなく本発明
の要旨を逸脱することなく他の種々の構成が採り得るこ
とは当業者にとって容易に理解されよう。
【0150】
【発明の効果】本発明によると、比較的簡単な方法及び
構造によって光集積回路の上面に沿って伝播する放射モ
ード光を遮断することができる利点を有する。
【0151】本発明によると、光集積回路の前端面に光
遮蔽膜又は光遮蔽板が設けられ、それによって光集積回
路の前端面に生成された放射モード光の誤差光が遮蔽さ
れるから、斯かる誤差光が受光器によって検出されるこ
とがなく、斯かる誤差光の変動に起因して受光器の出力
信号の固定バイアス及びスケールファクタ誤差が発生す
ることがない利点を有する。
【0152】本発明によると、光遮蔽装置の製造工程及
びアラインメント作業が容易であり且つ短時間でなすこ
とができるから光ファイバジャイロの製造工程を短縮化
することができる利点を有する。
【0153】本発明によると、光遮蔽装置を光集積回路
の前端部に装着するとき、アラインメント作業が極めて
容易であり且つ短時間でなすことができるから光ファイ
バジャイロの製造工程を短縮化することができる利点を
有する。
【0154】本発明によると、複数の光遮蔽装置を適宜
組み合わせて使用することによって放射モード光を略完
全に遮断することができる利点を有する。
【0155】本発明によると、光遮蔽装置を切削等の機
械加工のみで形成することができる利点を有する。
【0156】本発明によると、プロトン交換型の光集積
回路とデポラライザの間に偏光子が設けられ、それによ
って光ファイバループを出た光よりTM偏光が除去され
光集積回路に導かれる光はTE偏光のみとなるから、光
集積回路の前端面に干渉縞が発生することがなく、斯か
る干渉縞の変動に起因して光受器の出力信号に誤差が発
生することがない利点を有する。
【0157】本発明によると、チタン拡散型の光集積回
路に金属装担型の偏光子が設けられ、それによって光フ
ァイバループを出た光よりTM偏光が除去され光集積回
路に導かれる光はTE偏光のみとなるから、光集積回路
の前端面に干渉縞が発生することがなく、斯かる干渉縞
の変動に起因して光受器の出力信号に誤差が発生するこ
とがない利点を有する。
【0158】本発明によると、ビームスプリッタと光集
積回路とシングルモード光ファイバループとデポラライ
ザとを有する光ファイバジャイロにおいて、簡単な装置
によって光集積回路の前端面に生ずる干渉縞を除去する
ことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバジャイロの第1の例を示す
説明図である。
【図2】図1の光ファイバジャイロの光集積回路の曲が
り導波路と溝の関係を示す説明図である。
【図3】本発明の光ファイバジャイロの第2の例を示す
図である。
【図4】本発明の光ファイバジャイロの第3の例を示す
図である。
【図5】本発明の光ファイバジャイロの第4の例を示す
説明図である。
【図6】光遮蔽膜の形成方法の例を示す説明図である。
【図7】本発明の光ファイバジャイロの第5の例を示す
説明図である。
【図8】本発明の光ファイバジャイロの第6の例を示す
説明図である。
【図9】本発明の光ファイバジャイロの第7の例を示す
説明図である。
【図10】本発明の光ファイバジャイロの第8の例を示
す説明図である。
【図11】本発明の光ファイバジャイロの第9の例を示
す説明図である。
【図12】本発明の光ファイバジャイロの第10の例を
示す説明図である。
【図13】本発明の光ファイバジャイロの第11の例を
示す説明図である。
【図14】本発明の光ファイバジャイロの第12の例を
示す説明図である。
【図15】本発明の光ファイバジャイロの第13の例を
示す説明図である。
【図16】本発明の光ファイバジャイロの第14の例を
説明するための説明図である。
【図17】本発明の光ファイバジャイロに使用される積
層型偏光子の構造を説明するため説明図である。
【図18】本発明の光ファイバジャイロの接続装置の構
造を説明するための説明図である。
【図19】本発明の光ファイバジャイロの第15の例の
変形例を説明するための説明図である。
【図20】本発明の光ファイバジャイロの受光器の構造
例を説明するための説明図である。
【図21】従来の光ファイバジャイロの例を示す図であ
る。
【図22】従来の光ファイバジャイロの他の例を示す図
である。
【図23】光集積回路の上面に発生する放射モード光を
説明するための説明図である。
【図24】光集積回路の上面に発生する放射モード光を
説明するための説明図である。
【図25】図22の光ファイバジャイロの光集積回路の
上面に発生する放射モード光を説明するための説明図で
ある。
【図26】光集積回路のY分岐にて放射モード光が発生
することを説明するための説明図である。
【図27】光集積回路の端面に放射モード光が現れた状
態を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10 ビームスプリッタ 11 ハーフミラー 12、13 集光レンズ 20 光集積回路 20A 前端面 20B 上面 23 導波路 26 Y分岐 27、28 位相変調器 31、32 デポラライザ 35 接続装置 36、37 光ファイバ端 51 光遮蔽膜 51A、51C 窓 52 光遮蔽板 52A、52B、52C 窓 53 傾斜面 53C 窓 54A、54B 支持部材 56、57、58 溝 101 光源 102 受光器 103 光ファイバループ 104A、104B 偏光子 105、106 カプラ 107 電流電圧変換器 108、108’ 位相変調器 109 信号発生器 110 同期検波器 115 光集積回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹木 隆一郎 東京都大田区南蒲田2丁目16番46号 株式 会社トキメック内 (72)発明者 益嶋 健守 東京都大田区南蒲田2丁目16番46号 株式 会社トキメック内 (72)発明者 長 亮弘 東京都大田区南蒲田2丁目16番46号 株式 会社トキメック内

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と光を分岐又は合成するためのY分
    岐を有する光集積回路と該光集積回路から出た2つの光
    を伝播させる光ファイバループと上記光集積回路から出
    た干渉光を検出する受光器とを有する光ファイバジャイ
    ロにおいて、 上記Y分岐は主導波路とそれに接続された2つの分岐導
    波路とを含み、上記光集積回路には上記主導波路の両側
    にそれぞれ溝が設けられ、該溝は上記光集積回路の基板
    を伝播する放射モード光の伝播経路を遮断するように互
    いに重なり合うように互い違いに配置されており、上記
    主導波路は上記溝の間を通るように湾曲して延在してい
    ることを特徴とする光ファイバジャイロ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ファイバジャイロにお
    いて、 上記光集積回路の上面には上記2つの分岐導波路の間に
    溝が設けられ、該溝は上記2つの分岐導波路の端部にて
    生じた放射モード光が上記主導波路に伝播することを阻
    止するように配置されていることを特徴とする光ファイ
    バジャイロ。
  3. 【請求項3】 基板と該基板に形成されたY分岐とを有
    する光集積回路において、上記Y分岐は主導波路とそれ
    に接続された2つの分岐導波路とを含み、上記主導波路
    の両側にそれぞれ溝が設けられ、該溝は上記基板を伝播
    する放射モード光の伝播経路を遮断するように互いに重
    なり合うように互い違いに配置されており、上記主導波
    路は上記溝の間を通るように湾曲して延在していること
    を特徴とする光集積回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の光集積回路において、 上記2つの分岐導波路の間に溝が設けられ、該溝は上記
    2つの分岐導波路の端部にて生じた放射モード光が上記
    主導波路に伝播することを阻止するように配置されてい
    ることを特徴とする光集積回路。
  5. 【請求項5】 光源と光を分岐又は合成するためのY分
    岐を有する光集積回路と該光集積回路から出た2つの光
    を伝播させる光ファイバループと上記光集積回路から出
    た干渉光を偏向させるビームスプリッタと該ビームスプ
    リッタからの光を検出する受光器とを有する光ファイバ
    ジャイロにおいて、 上記Y分岐を構成する導波路の外側に拡散した光が上記
    光集積回路の端面を経由して上記ビームスプリッタへ洩
    れないように、上記光集積回路と上記ビームスプリッタ
    の間に光遮蔽装置が設けられていることを特徴とする光
    ファイバジャイロ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の光ファイバジャイロにお
    いて、 上記光遮蔽装置は上記光集積回路の端面に形成された光
    遮蔽膜であることを特徴とする光ファイバジャイロ。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の光ファイバジャイロにお
    いて、 上記光遮蔽装置は上記光集積回路の端面に配置された光
    遮蔽板であることを特徴とする光ファイバジャイロ。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の光ファイバジャイロにお
    いて、 上記光遮蔽装置は上記主導波路からの干渉光を伝播させ
    るための窓を有することを特徴とする光ファイバジャイ
    ロ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の光ファイバジャイロにお
    いて、 上記窓の径は上記主導波路の径の数倍〜20倍であるこ
    とを特徴とする光ファイバジャイロ。
  10. 【請求項10】 光源と光を分岐し又は合成するための
    Y分岐を有する光集積回路と光ファイバループと上記光
    集積回路から出た干渉光を偏向させるビームスプリッタ
    と該ビームスプリッタからの光を検出する受光器とを有
    する光ファイバジャイロにおいて、 上記光集積回路の上記ビームスプリッタに面する前端面
    には、上縁に沿った帯状の通光部を除いて光遮蔽膜が装
    着され、上記通光部の幅は上記光集積回路の導波路の断
    面の深さ寸法に対応した寸法を有することを特徴とする
    光ファイバジャイロ。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の光ファイバジャイロ
    において、 上記光集積回路の前端面には窓を有する光遮蔽板が装着
    され、上記窓の横方向の幅は上記光集積回路の導波路の
    断面の横幅寸法に対応した寸法を有し、上記窓の縦方向
    の幅は上記光集積回路の導波路の断面の深さ寸法より十
    分大きな寸法を有することを特徴とする光ファイバジャ
    イロ。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11記載の光ファイバ
    ジャイロにおいて、 上記光集積回路の上面には、導波路の両側にて且つ該導
    波路に近接して溝が形成され、該溝の深さ寸法は上記光
    集積回路の導波路の断面の深さ寸法に対応した寸法を有
    することを特徴とする光ファイバジャイロ。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の光ファイバジャイロ
    において、 上記溝は上記導波路の外側を伝播した放射モード光の伝
    播路を遮断するように互い違いに且つ重なり合うように
    配置され、上記導波路は上記溝の間を湾曲して延在して
    いることを特徴とする光ファイバジャイロ。
  14. 【請求項14】 請求項12又は13記載の光ファイバ
    ジャイロにおいて、 上記溝はレーザ加工法によって形成されたことを特徴と
    する光ファイバジャイロ。
  15. 【請求項15】 光源と光を分岐し又は合成するための
    Y分岐を有する光集積回路と光ファイバループと上記光
    集積回路から出た干渉光を偏向させるビームスプリッタ
    と該ビームスプリッタからの光を検出する受光器とを有
    する光ファイバジャイロにおいて、 上記光集積回路の上記ビームスプリッタに面する前端面
    には、上縁に沿った帯状の通光部を除いて傾斜面が形成
    され、該傾斜面は上記光集積回路の上面に平行な放射モ
    ード光を全反射させるように上記光集積回路の上面に対
    して所定の角度にて傾斜し、上記通光部の幅は上記光集
    積回路の導波路の断面の深さ寸法に対応した寸法を有す
    ることを特徴とする光ファイバジャイロ。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の光ファイバジャイロ
    において、 上記光集積回路の前端面には窓を有する光遮蔽板が装着
    され、上記窓の横方向の幅は上記光集積回路の導波路の
    断面の横幅寸法に対応した寸法を有し、上記窓の縦方向
    の幅は上記光集積回路の導波路の断面の深さ寸法より十
    分大きな寸法を有することを特徴とする光ファイバジャ
    イロ。
  17. 【請求項17】 請求項15又は16記載の光ファイバ
    ジャイロにおいて、 上記光集積回路の上面には、導波路の両側にて且つ該導
    波路に近接して溝が形成され、該溝の深さ寸法は上記光
    集積回路の導波路の断面の深さ寸法に対応した寸法を有
    することを特徴とする光ファイバジャイロ。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の光ファイバジャイロ
    において、 上記溝は上記導波路の外側を伝播した放射モード光の伝
    播路を遮断するように互い違いに且つ重なり合うように
    配置され、上記導波路は上記溝の間を湾曲して延在して
    いることを特徴とする光ファイバジャイロ。
  19. 【請求項19】 請求項17又は18記載の光ファイバ
    ジャイロにおいて、 上記溝はレーザ加工法によって形成されたことを特徴と
    する光ファイバジャイロ。
  20. 【請求項20】 光源と光を分岐又は合成するためのY
    分岐を有する光集積回路と該光集積回路から出た2つの
    光を伝播させるシングルモード光ファイバループと上記
    光集積回路と上記光ファイバループの間に接続されたデ
    ポラライザと上記光集積回路から出た干渉光を偏向させ
    るビームスプリッタと該ビームスプリッタからの光を検
    出する受光器とを有する光ファイバジャイロにおいて、 上記光集積回路はプロトン交換型であり上記光集積回路
    の導波路を伝播するTM偏光を除去するための偏光子が
    設けられていることを特徴とする光ファイバジャイロ。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の光ファイバジャイロ
    において、 上記光集積回路と上記デポラライザの間に接続装置が設
    けられ、該接続装置は基板の上面に形成されたV溝と該
    V溝に配置された光ファイバ端とを有することを特徴と
    する光ファイバジャイロ。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の光ファイバジャイロ
    において、上記偏光子は上記接続装置に配置されている
    ことを特徴とする光ファイバジャイロ。
  23. 【請求項23】 請求項21記載の光ファイバジャイロ
    において、上記偏光子は上記光集積回路と上記ビームス
    プリッタの間に配置されていることを特徴とする光ファ
    イバジャイロ。
  24. 【請求項24】 請求項20、21、22又は23記載
    の光ファイバジャイロにおいて、 上記偏光子は積層型偏光子であることを特徴とする光フ
    ァイバジャイロ。
  25. 【請求項25】 光源と光を分岐又は合成するためのY
    分岐を有する光集積回路と該光集積回路から出た2つの
    光を伝播させる光ファイバループと上記光集積回路から
    出た干渉光を偏向させるビームスプリッタと該ビームス
    プリッタからの光を検出する受光器とを有する光ファイ
    バジャイロにおいて、 上記受光器を囲むように遮蔽板が設けられ、該遮蔽板に
    よって上記光源からの洩れ光が上記受光器に到達するこ
    とが阻止されるように構成されていることを特徴とする
    光ファイバジャイロ。
  26. 【請求項26】 光源と光を分岐又は合成するためのY
    分岐を有する光集積回路と該光集積回路から出た2つの
    光を伝播させる光ファイバループと上記光集積回路から
    出た干渉光を偏向させるビームスプリッタと該ビームス
    プリッタからの光を検出する受光器とを有する光ファイ
    バジャイロにおいて、 上記光集積回路はチタン拡散型であり、上記光源から上
    記光ファイバループへ伝播する光を偏光させるための第
    1の偏光子と上記光ファイバループから上記光集積回路
    へ伝播する光を偏光させる第2の偏光子とを有するよう
    に構成されていることを特徴とする光ファイバジャイ
    ロ。
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