JPH09318623A - 生体試料採取及び検査方法並びにそのための簡易検査装置 - Google Patents

生体試料採取及び検査方法並びにそのための簡易検査装置

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JPH09318623A
JPH09318623A JP13722096A JP13722096A JPH09318623A JP H09318623 A JPH09318623 A JP H09318623A JP 13722096 A JP13722096 A JP 13722096A JP 13722096 A JP13722096 A JP 13722096A JP H09318623 A JPH09318623 A JP H09318623A
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JP13722096A
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Sukehito Nishimaki
祐人 西間木
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Eiken Chemical Co Ltd
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Eiken Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】臨床検査用生体試料を採取し収容した容器にお
いて検体を調製し、この容器に分析用具を接合して検体
をイムノクロマトグラフィーにより検査するに際して、
分析用具への検体供給の過不足に因る分析結果の過誤判
定を防止する簡便な方法及びこのための新規な簡易装置
を提供する。 【解決手段】生体試料採取器具及びその挿入口を備えた
容器本体の器壁内側に一定液量の検体を分取し得る計量
杯を突設し、これに臨む器壁部分に容易に開口を生じる
開口手段を設ける。予め分散媒を収容したこの容器を用
いて検体調製と検体定量分取を行い、上記開口に分析用
具を嵌入させ、分析用具に一定量の検体を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、臨床検査を行うた
めの生体試料の採取、試料の輸送、検体の調製、及び体
外診断薬を使用する検体検査を簡便に行う方法、並びに
これに用いる簡易検査装置に関し、例えばイムノクロマ
トグラフィー等の免疫学的検査方法を利用した酵素、潜
血、毒素、ウィルス等各種被験物質の検査方法、並びに
そのための簡易検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】体外診断薬を用いて、人体から採取され
る糞便、喀啖、嘔吐物、膿などの生体試料について酵
素、潜血、毒素、ウィルス等の有無を検査することは、
癌或は潰瘍、感染症その他の各種疾患の診断上極めて重
要である。これ等の検査を行うために医療機関に赴くこ
となく、家庭或いは集団検診等の場所において生体試料
を採取し、検査機関へ輸送し、衛生的に又簡便且つ感度
良く被験物質の検出を行う検査方法、並びにこれに用い
る簡易型検査装置がこれ等疾患の早期発見のために提案
されている。
【0003】例えば、ヒトの便中に出現するヘモグロビ
ンは消化器系疾患のマーカーになることが古くから知ら
れ、その検査が行われている。ヘモグロビンの検出につ
いては、グアヤック法のような試薬とヘモグロビンとの
化学反応を利用する化学的方法、及び抗ヒトヘモグロビ
ン抗体を含む免疫学的試薬との抗原抗体反応を利用する
免疫学的方法があるが、化学的反応はヒト以外のヘモグ
ロビンとも反応する特異性の低い反応であり、食事制限
や投薬制限が必要なことから、近年は免疫学的方法が広
く行われている。
【0004】このような背景から、取扱上の衛生性、操
作の簡便性、及び検出の感度等が優れた生体試料採取及
び免疫学的原理に基づいた簡便検査方法、或いはそのた
めの簡易検査装置が従来から幾つか提案されている。例
えば実公平5−17653号公報には、検査用生体試料
特に便等の非侵襲性検査用試料を採取し、定量的に懸濁
液を調製し、濾過し、免疫学的検査のための検体として
供給する容器が記載されている。しかしこの検体調製容
器には、例えばイムノクロマトグラフィー等の分析用具
が結合されていないので、一つの装置で試料採取から検
体調製を経て検査を完了する迄の一連の操作を行うこと
ができない。自動検査機器を備えていない施設で検査を
行う場合や検体数が少なく自動検査機器を使用すると却
って機器のウォーミングアップのための時間や機器内に
回収不能となって残る試薬のコスト等が嵩む場合もあ
る。このような場合には、試料採取及び検体調製を行う
容器と分析用具とを組み合わせて簡便且つ衛生的に結合
できる簡単な仕掛けを備えて分析操作を手動でおこなう
ための簡易装置が必要であり、また家庭で自己検査を行
う場合にも簡易な装置が必要である。
【0005】これに応える技術として、特開平6−32
4037号公報には、採便から検体調製迄を行う容器と
便潜血のイムノクロマトグラフィーによる判定部とを、
隔壁及びバネを介して結合した便潜血判定装置が開示さ
れている。この装置では、採便から判定までの全工程を
一つの装置で行うので、操作が簡略化されている。しか
し、この装置では検体を調製して収容する容器(以下、
検体容器と略称)の底部隔壁を滴下針等の流路形成手段
により破壊して、検体をイムノクロマトグラフィーによ
る判定部を構成する展開部へ一気呵成に流出させるの
で、展開部に配設された免疫学的試薬に接触する検体の
液量及び流速を制御することができない。このように検
体が過剰に供給される結果、以下に述べるような問題が
起こり、検出精度が不満足なものになる。
【0006】イムノクロマトグラフィーの分析原理は、
多孔質材料からなる柱状または薄層短冊型の平板状の固
定相である展開部の一端に、被験物質に対する標識され
た抗体(以下、標識第1抗体と略称)が設置され、この
標識第1抗体の設置部位から一定の距離を隔てた位置
に、第1抗体とは異なるエピトープを認識する第2抗体
が固定化されており、この展開部の標識第1抗体の設置
部位側から検体即ち被験物質を含む液体試料を展開した
場合に、検体が移動相として上記固定相上を移動する間
に被験物質の第1エピトープが第1抗体と特異的な抗原
抗体反応を起こして結合し、生成した被験物質−標識第
1抗体複合体が更に移動して第2抗体固定化部位に到達
すると、上記複合体中の被験物質部分の第2エピトープ
と第2抗体との抗原抗体反応が起こり、上記被験物質−
標識第1抗体複合体がこの第2抗体固定化部位に捕捉さ
れるので、展開部と明確に区別できる色調の標識物質を
使用することにより、被験物質の存在を視認できるとい
うものである。さらに実用上は、固定相上の第2抗体固
定化部位を挟んで標識第1抗体設置部位の反対側に、第
1抗体に対する抗体が固定化されている。ここまで移動
して来た標識第1抗体は、被験物質の有無に拘らず免疫
複合体を形成して呈色するので、この呈色がイムノクロ
マトグラフィーの終点表示と免疫反応が正常に行われた
ことを示すインジケーターとして用いられる。
【0007】ここで、もし検体が過剰供給されると、
(a)被験物質が低濃度で、本来、陰性に判定されるべ
き検体が偽陽性の判定結果を示したり、(b)本来、陽
性に判定されるべき検体が抗原過剰に因るプロゾーン現
象のために陰性の判定結果を示したりする。(c)さら
に、余剰の標識第1抗体は固定相中に分散することにな
り、第2抗体固定部や分析終点インジケーター部での色
調のコントラストが低下する。(d)もし、固定相への
第2抗体の固定を物理的吸着に頼っている場合には、一
旦形成された標識第1抗体との免疫複合体が固定相に拡
散してイムノクロマトグラフィーの分析終点が不明確に
なり、或は判定結果が不明瞭になり、再検査が必要にな
る等の問題が生じる可能性がある。
【0008】また、もし検体の供給が不足した場合に
は、移動相としての液量の不足に因り固定相への検体の
展開ができず、分析操作そのものが進行しない。従っ
て、イムノクロマトグラフィーを利用した従来技術の検
査精度を向上させるためには上記の諸問題を解決する必
要がある。
【0009】更に、特開平7−49347号公報にも、
抗体感作金コロイドを担体とするイムノクロマトグラフ
ィーを利用した便内潜血検出装置が開示されている。こ
の検出装置でも上記問題点に対する構成上の対策は講じ
られていないので、装置使用者に対して検体の供給量を
一定範囲内に収めるように滴下量を指示している。しか
し、検体滴下量を正確に維持することは熟練を要するの
で、一般の人々にはより簡便な方法が望まれる。また装
置の構成が精緻且つ複雑であり、汎用化するためには実
用上問題である。
【0010】一方、特開平7−63754号公報には、
免疫学的便潜血反応を利用し、抗体感作ラテックスを用
いるラテックス凝集法により検査を行う便潜血検査装置
が開示されている。この検査装置では、検体を調製する
検体容器の側面器壁を圧迫して検体を分析用具へ滴下す
るので、もし滴下量が多過ぎると検体過剰となり再検査
が必要となる。またイムノクロマトグラフィーと異なる
検出方法に拠るために反応の終点を示すインジケーター
を配設することができず、熟練した測定者が反応時間の
管理と検出結果の判定を行わなければならないので、や
はり非熟練者には検査が容易ではない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、臨床
検査を行うために採取した生体試料を収容した容器にお
いて衛生的且つ簡便に検体の調製ができ、引き続きこの
検体を用いてイムノクロマトグラフィーによる検査を行
う際に、上記のような従来技術の諸問題を起こさずに被
験物質の有無を非熟練者でも高い精度で判定できるよう
な簡便な方法を提供すること、並びに生体試料採取から
採取試料を収容したままの容器の検査機関への輸送、所
望により定形郵便物としての郵送、検体の調製、被験物
質の有無判定迄を一貫して行うことができる簡易な装置
の提供を課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、イムノクロ
マトグラフィーにおける上記従来技術の諸問題について
詳しく研究を行い、イムノクロマトグラフィー的原理に
基づく分析用具、特に一定量の抗体感作試薬を配設した
固定相を有する分析用具(以下、分析用具と略称)の展
開部に流す検体の液量を制御することにより上記諸問題
を大幅に改善できることを見出だし、請求項1の発明を
完成した。また検体の調製を行う検体容器と同一の容器
において所定液量の検体を計量し、引き続き検体を分析
用具に供給する簡便な機構を見出し、請求項2の発明を
完成した。
【0013】検査方法に関わる請求項1の本発明は、生
体試料採取器具を用いて生体試料を採取し、予め所定量
の分散媒を収容した容器内に生体試料を導入し、該生体
試料を前記分散媒に懸濁または溶解した後、次の操作即
ち、(1)上記容器に内設した計量杯に該懸濁液または
該溶液の一定量を分取して検体となし、(2)該計量杯
に臨む上記容器の器壁部分に開口を作り、(3)該開口
から分析用具を上記の分取した検体と接触させること、
の各操作を行うことを特徴とする生体試料採取、検体調
製、及び検査の簡便方法の発明である。
【0014】また、検査装置に関わる請求項2記載の本
発明は、所定量の分散媒1を収容できる容器本体2、生
体試料採取器具3、該容器本体2に穿設された採取器具
挿入部4から構成される検体調製及び検査のための装置
であって、(ア)上記容器本体2の器壁内面に一定液量
の検体を分取し得る凹部14を設けること、(イ)該凹
部14に臨む上記容器本体2の器壁部分に容易に開口を
生じる手段を形設すること、を特徴とする簡易生体試料
検査装置の発明である。
【0015】本発明の検査方法は、たとえば対象とする
被験物質に関して特異的な抗原抗体反応を起こす公知の
第1抗体を感作させた標識第1抗体、及び第2抗体を用
いるイムノクロマトグラフィーの固定相(以下、イムノ
クロマト試験片と略称)を分析用具として利用する検査
に適用することができる方法である。多数の検体を効率
良く処理する必要のある消化器疾患スクリーニングのた
めの便潜血検査、呼吸器疾患スクリーニングのための喀
啖検査、集団食中毒等の毒素検査等に広く汎用できる方
法であり、説明の便宜上便潜血検査についてのみ詳述す
るが、分析用具の使用操作がイムノクロマトグラフィー
と同様であれば適用でき、これに限定されるものではな
い。
【0016】請求項1に記載する本発明の方法では、採
取した生体試料を用いて検体を調製し、検体の一定量を
分取し、この分取した検体を分析用具たとえばイムノク
ロマト試験片と接触させるまでの一連の操作を、同一容
器で行うことができる構成を備えた容器を使用する。
【0017】まず、このような所定の容器に予め所定量
の分散媒を収容しておく。一般的にこの分散媒は、採取
した生体試料中の被験物質を溶解あるいは分散でき、溶
解から検査完了までの期間、変質させずに安定的に保存
でき、且つ使用する抗体と被験物質との抗原抗体反応を
阻害しないものでなければならない。
【0018】便潜血検査の場合は、生理的食塩水やりん
酸緩衝液、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンを
緩衝剤とするトリス緩衝液等の中性付近の塩溶液が用い
られる。これに、必要に応じて防腐剤や消臭剤を添加し
ても良い。緩衝液の液量は、生体試料の採取量により調
整されるが、一般的に0.5ml−10ml程度が好ま
しい。
【0019】本発明の方法において、生体試料の採取
は、採取した生体試料のうちの一定量を容器本体内の分
散媒と混合するのが望ましい場合には、容器の採取器具
挿入口との摺り切り作用等の相互作用によって余剰量を
除去し所定量のみ残す仕組みを備えた採取器具を使用す
る。採取の偏りを防ぐため、それぞれ糞便試料の表面及
び内部から採取するように2本の採取器具を使用するこ
ともあり、この場合上記容器は採取器具挿入口を2個備
えたものを使用する。
【0020】次いで、生体試料採取器具を容器の挿入口
に挿入し、蓋体により挿入口を密閉し、容器を振盪して
生体試料を分散媒に溶解させた後、図2(a)に示され
るように容器内に予め設置してある計量杯が溶液の上部
で底を上にして倒置されるように容器を回転する。次に
図2(b)に示されるように計量杯が底を下にして正置
されるように容器を(a)図の矢印の方向へ回転させな
がら溶液を計量杯に流入させ、計量杯を満たし正置す
る。
【0021】もし溶液中の不溶物を除去する必要がある
場合は、図2(a)の状態で静置して不溶物を沈殿さ
せ、次いで容器を(a)図の矢印の方向へ静かに回転さ
せながら溶液の上澄み部分を計量杯に分取する。なお、
計量杯に検体を満たす他の方法としては、最初に容器を
水平に正置しておき、次に容器を計量杯の内設されてい
る方向へ傾斜して計量杯に検体を満たした後、再び容器
を水平に戻すという操作でも良い。本発明の方法は、容
器に内設された計量杯を用いて検体を定量的に分取する
限り、容器の傾け方や回転の仕方などに限定されるもの
ではない。
【0022】この際、計量杯の外に残る溶液の液面が計
量杯内の満液面より低位に来るように、最初に容器に収
容する分散媒を所定液量に調整しておく。このように簡
便な操作によって、検体として使用するのに適した液量
を確実に計量杯内に分取することが出来る。
【0023】次いで、計量杯に臨む容器壁の所要部分に
人手または器具を用いて開口部を作り、この開口部から
図1に示すようにイムノクロマト試験片の展開開始端部
を、または図3に示すように検体吸収部を備えた試験片
の場合はその検体吸収部を上記容器内に挿入または嵌入
し、計量杯内に保持された所定量の検体全量を毛細管現
象により自力で吸収させ、試験片上に展開させる。特に
図3に示す試験片は、検体吸収部を除く展開部全体を水
分や分散媒成分が蒸発により逃散しない材質のフィルム
で被覆している。これを用いると、展開中の気温や湿度
の変動に依り分散媒の蒸発に差異が生じることが無く、
分析結果への影響を抑制することができるので特に好ま
しい。
【0024】イムノクロマト試験片の展開開始端部近く
で検体液面より上方に露出した部分には、被験物質の第
1エピトープを認識する標識第1抗体を免疫学的検出試
薬として塗布等の手段により配設しておき、この配設部
位から更に一定距離を隔てた位置に、第1エピトープと
は異なる第2エピトープを認識する第2抗体を免疫学的
検出試薬として固定化、即ち活性を損なわないように試
験片の多孔質ニトロセルロース膜等に固定しておく。
【0025】検体中の被験物質は、毛細管現象により検
体液面より上方にある標識第1抗体配設部位に到達する
ので、被験物質が存在すれば試薬と結合して被験物質−
標識第1抗体複合体を生成する。生成した複合体が第2
抗体固定化部位へ移動し、第2抗体により捕捉されて固
定化部位に集積する。
【0026】ここで、分析用具としてイムノクロマト試
験片を用いる場合は、試験片の標識第1抗体を配設した
部位の少なくとも一部分が必ず検体液面より上方に露出
していることが望ましい。もしこの部位の全体が液面下
に、つまり検体中に完全に没していると、被験物質−標
識第1抗体複合体の毛細管現象による移動が起こらない
ので、分析そのものが成り立たない。従って、検体液量
の調節はプロゾーン現象を回避するために重要であるの
みならず、イムノクロマト試験片の免疫学的試薬配設部
位と検体が接触する瞬間の液面との相互位置関係を制御
するためにも、検体容器内に固定された計量杯により常
に検体の所定液量を分取して試験片と接触させることが
この検査方法の検出精度を高める大きな要素である。
【0027】イムノクロマト試験片は、被験物質に応じ
てそれぞれ公知のものが使用できるが、例えば便潜血検
査の場合、第1抗体として抗ヒト・ヘモグロビン・マウ
スモノクローナル抗体を使用し、これを標識である金コ
ロイドへ結合させた抗ヒト・ヘモグロビン・マウスモノ
クローナル抗体結合金コロイドを試験片の展開開始端側
に塗布し、第2抗体として抗ヒト・ヘモグロビン・マウ
スモノクローナル抗体を試験片の中央付近に固定化して
おくと、ヒト・ヘモグロビンが存在すればこの固定化部
位が赤紫色に呈色する。また別の例では、第1抗体とし
て抗ヒト・ヘモグロビンA0 ・モノクローナル抗体を用
い、これを標識であるスチレン−ビニルトルエン乳化共
重合体系青色ラテックスで感作させた着色ラテックス標
識モノクローナル抗体を試験片の展開開始端側に塗布
し、第2抗体として抗ヒト・ヘモグロビンA0 ・ポリク
ローナル抗体を試験片の中央付近に固定化しておくと、
もしヒト・ヘモグロビンが存在すればこの固定化部位が
青色に呈色する。
【0028】次に、請求項2記載の本発明について、図
1に沿って説明する。本発明の装置に用いる容器本体2
は、所定液量の分散媒を収容でき、且つ生体試料採取器
具3を挿入し得るように該器具の挿入部4を穿設したも
のである。所望により、容器内部を2室に区画し該挿入
口に内接するように設けたストッカー部8、該ストッカ
ー部を形成するための隔壁7、該隔壁に上記採取器具3
を挿通させるための挿通孔11等を備えても良い。
【0029】所望により、容器本体2の形状を扁平形に
形成すると、生体試料を収容した本発明の容器を輸送す
る場合に便利であり、扁平面は平面でも良く、或いは楕
円柱側面のような曲面であっても良い。実用上、家庭等
から検査機関へ輸送する場合の便宜のため、封筒に入れ
て定形郵便物として郵送できる厚み及び幅であれば特に
好ましい。また後記したように、扁平形であることの副
次的効果として、検査項目等の情報を記載したラベルを
扁平面に貼付することにより光学的文字読取機の適用が
可能になる。
【0030】上記容器本体2に生体試料採取器具3を挿
入するための採取器具挿入部4を穿設する。もし容器本
体2が扁平形の場合は、その扁平面器壁に対して採取器
具3を平行に挿入できるような器壁に、採取器具3の挿
入軸方向が上記扁平面と平行になるように穿設すると、
全体の形状がコンパクトになり好ましい。例えば上記容
器本体2が扁平な直方体である場合は、扁平面器壁と直
交する器壁、即ち扁平直方体の側面に穿設する。穿設す
る器壁は平面であっても良く、また曲面であっても良
い。
【0031】採取器具挿入部4は、必要に応じて2個設
けても良い。また、この挿入部4には、採取器具3と一
体に構成された蓋体9により内部を密閉できるように、
容器本体2の外部に突出する螺子部を設けても良い。
【0032】生体試料の性状に応じて該挿入部4に続く
容器本体2の内側にストッカー部8を形設する必要があ
る場合は、容器内部を2室に区画する隔壁7を設ける。
この隔壁7には採取器具3と嵌合する挿通孔11を設け
ることができる。この挿通孔11には、容器本体2に収
容する分散媒1の液密を確実にするために、例えばゴム
のオーリング等の公知の液密手段を講じても良い。
【0033】ストッカー部8は、従来知られている定量
分取機構10を具えた採取器具3を挿入部4より挿通孔
11と嵌合させつつ挿入する際に、採取器具3の定量分
取機構10と挿通孔11との摺り切り作用によって、検
体調製に必要な量以上の余剰生体試料を収容する機能を
有する。
【0034】次に本発明の特徴とする構成要素として、
容器本体2の器壁の内側に、一定液量の検体を計量し分
取し得る凹部14を設ける(ア)。この凹部14を設け
る位置は、後にイムノクロマト試験片をこの凹部14に
接触させる際に、既に挿入されている採取器具3が妨げ
とならない位置でなければならない。
【0035】凹部14は、検体容器に収容されている検
体の一定量を計量して分取する計量杯の機能を持ち、そ
の寸法は、後から接続される分析用具を適正に検体と接
触させるために挿入或は嵌入するに充分な開口面を有し
ていれば良い。この凹部14の深さは、容器を回転して
検体を凹部に満したとき、前記イムノクロマト試験片に
供給すべき検体の液量を保持できる容積となるように、
開口面の大きさとの関係を考慮し計算して設定する。イ
ムノクロマトグラフィーでの一般的な検体必要量は25
μl−500μl(0.025ml−0.5ml)であ
るから、この範囲の容積を確保できるように上記の凹部
開口面に応じて調整して製作しなければならない。この
凹部14の底は、検体容器を分析作業が通常行われる状
態に静置した場合に、収容した検体が前記イムノクロマ
ト試験片と完全に接触できるように実質的に水平状であ
ることが望ましい。
【0036】凹部14を設ける態様は、前述の容器壁面
から直接に凹部が突き出るように突設しても良く、また
器壁の一部に隆起する段差部12を設けて、この段差上
に設けても良い。或いは容器本体2の内部の片隅を仕切
る形で設けても良く、要は凹部14を設けた器壁を下に
して容器を静置したときに、図2(b)に示すように凹
部14を構成する側壁13の上端が、予め容器本体2に
収容する分散媒1の液面から露出するように高位に位置
する限り、これ等の設置態様に限定されるものではな
い。
【0037】本発明のもう一つの構成要素として、上記
凹部14に臨む容器本体2の器壁面に、人手または器具
により容易に開口を生じる手段15(以下、開口手段と
略称する。)を形設する(イ)。具体的な開口手段とし
ては、次に記すようなものを例示することができる。 (a)器壁の一部を薄肉にしておいて人手で破る。 (b)上記薄肉部位に更に十文字状などの切込を生じる
線刻を設ける。 (c)上記(a)、(b)の器壁をパンチ等の器具を用
いて破る。 (d)器壁に予め所望の形状の穴をあけておき、検体調
製が済む迄これをアルミニュウム箔等のシールで塞ぎ、
検査のとき人手で剥す。 (e)器壁に予め所望の形状の穴をあけておき、これに
栓を施す。但し、容器全体の寸法制限から実用的ではな
い。
【0038】この開口手段15により生じる開口の形状
は、使用する分析用具を対面する前記凹部14内の検体
に接触させるに充分な大きさを与えるような形状でなけ
ればならない。分析用具として使用するイムノクロマト
試験片は短冊状のもの、或は薄板状の展開部を非透湿性
の膜で被覆した試験片、試験片の一端に多孔質の検体吸
収部を具えたもの等があり、短冊状の形態の試験片を使
用する場合には、実用上この手段15の形状は悪臭発散
防止等のため、図1に示したように使用するイムノクロ
マト試験片の幅に対応したスリット状のものが好まし
い。或いは、図3に示したように試験片が多孔質ポリエ
チレン等のパッド状の検体吸収部を備えている場合に
は、この検体吸収部を嵌入するに適合した形状の開口を
与える開口手段、例えば前記(d)が好ましい。
【0039】本発明の装置に用いる生体試料採取器具3
は、生体試料の性状に応じて、前述の通り挿通孔11と
の摺り切り作用により生体試料の一定量を付着させて容
器本体2の内部に導入できるような公知の定量分取機構
10を備えると実用上便利である。例えば、採取器具の
先端部分付近に凹溝、凸条、貫通孔、網目状の凹凸加工
等の加工を施したもの、または目の粗い多孔質体を先端
部分付近に備えたもの等を例示することができる。
【0040】以上説明した構成を基本形として、この他
に請求項2記載の本発明の装置は、次に記す実施態様を
含む。 [実施態様1] 凹部14を容器本体2の器壁の内面に
設けた段差部12上に設けてなる請求項2記載の簡易生
体試料検査装置。
【0041】[実施態様2] 容器本体2の側面器壁ま
たは片隅を形成する側壁を用いて凹部14を構成し、容
器本体2内部に設けてなる請求項2記載の簡易生体試料
検査装置。
【0042】[実施態様3] 開口手段15が予め開設
した開口を封止箔の封着により閉鎖したものである請求
項2記載の簡易生体試料検査装置。
【0043】[実施態様4] 開口手段15が予め容器
本体2の器壁に開口の形に応じて線刻を施して人力によ
り容易に破壊し得るように形設してなる請求項2記載の
簡易生体試料検査装置。
【0044】
【実施例】請求項1記載の本発明の検査方法について、
実施例及び比較例を示す。 [実施例1及び比較例1] (1)抗ヒト・ヘモグロビンA0 ・ポリクローナル抗体
の作成 ヒト・ヘモグロビン溶血液よりバイオケミストリー誌
( J. Biol. Chem.,No.235,p 2327(197
8))記載の方法に従って精製したヒト・ヘモグロビン
0 溶液を等量のフロイント・コンプリート・アジュバ
ントと混合してエマルジョンを作成した。このエマルジ
ョン1mlをニュージーランド・ホワイト・ラビット種
に免疫した後、2週間毎に3回の追加免疫を行い、最終
免疫の1週間後に耳静脈から採血し、これを遠心分離に
かけて抗血清を得た。得られた抗血清から40%飽和硫
安塩析法によってγ−グロブリン分画を塩析させ、遠心
分離によって得られた沈澱を0.15M塩化ナトリウム
含有0.02Mりん酸緩衝液pH7.2(以下PBSと
略称)に溶解し、同じ緩衝液に対して24時間透析後、
280nmに於ける吸光度に拠ってタンパク濃度を1%
に調整して抗ヒト・ヘモグロビンA0 ・ポリクローナル
抗体とした(第2抗体)。
【0045】(2)抗ヒト・ヘモグロビンA0 ・モノク
ローナル抗体の作成 手順1と同じエマルジョンをBALB/cマウスに免疫
後、2週間毎に3回の追加免疫を行い、最終免疫3日後
に脾臓を取り出して、ネイチャー誌( NatureNo. 25
6,p 495(1975))記載のケラーとミルシュタ
インの方法に従い、P3−NS1/1−Ag4−1ミエ
ローマと融合させた。ELISA法により抗体産生ハイ
ブリドーマを選別し、限界希釈法でクローニングを行っ
た。スクリーニングの結果得られた幾つかの抗体産生ク
ローンのうち、標識であるラテックス粒子に感作した状
態でヘモグロビンと反応させた時に速やかに凝集を生じ
ないものを選んで以下の実験に用いた。得られたクロー
ンを予めプリスタンを腹腔内に投与しておいたBALB
/cマウスの腹腔に投与し、3週間後に腹水を採取し
た。この腹水から40%飽和硫安塩析法によってγ−グ
ロブリン分画を塩析させ、遠心分離によって得られた沈
澱をPBSに溶解し、同じ緩衝液に対して24時間透析
した後、280nmに於ける吸光度に拠ってタンパク濃
度を1%に調整して抗ヒト・ヘモグロビンA0 ・モノク
ローナル抗体とした(第1抗体)。
【0046】(3)抗ヒト・ヘモグロビンA0 ・モノク
ローナル抗体の着色ラテックス標識 手順2で得たモノクローナル抗体を、等量のPBSに1
0%w/vとなるように分散させた青色ポリスチレンラ
テックス(平均粒径0.303μm)と混合して37℃
で物理吸着させた。同じPBSで遠心洗浄して得られる
沈澱を、1%のウシ血清アルブミン(以下BSAと略
称)を含むPBSに分散させて、室温で放置してブロッ
クした。これを再びPBSによって遠心洗浄し、最終的
に同じ緩衝液でラテックス濃度が2%w/vとなるよう
に分散させて着色ラテックス標識モノクローナル抗体
(以下、標識第1抗体と略称)とした。得られた標識第
1抗体100μlを、予めシュクロース、BSAを含む
PBSを塗布し乾燥しておいた多孔質ポリエチレンシー
ト(1mm厚、10mm幅×15mm長)にゆっくりと
滴下し、乾燥させ、標識第1抗体配設部位(以下、標識
第1抗体領域と略称)を作成した。
【0047】(4)展開域(クロマトグラフィー固定
相)の作成 孔径5μmのニトロセルロース・メンブラン・フィルタ
ー(東洋濾紙製)を幅10mm×長50mmに裁断し、
一端から25mmの位置即ち長手方向の中央部に0.6
%に希釈した抗ヒト・ヘモグロビンA0 ・ポリクローナ
ル抗体(第2抗体)3μlを、また一端から10mmの
位置に0.6%に希釈した抗マウスIgG抗体(ウサ
ギ)3μlを分析終点インジケーターとしてスポット
し、乾燥後に2%BSAのPBSに浸漬した。このメン
ブランの表面を水洗し、乾燥させて展開域とした。
【0048】(5)イムノクロマト試験片の作製 上記標識第1抗体領域の端部と上記展開域の抗マウスI
gG抗体をスポットして無い側の端部とを5mm重ね合
わせて接合した。この状態で標識第1抗体領域の端部が
露出するよう、重ね合わせた部分をパラフィルム(商品
名Parafilm, American Can Company)で包み、固定して
試験片とした。
【0049】(6)生体試料採取器具及び検体容器の作
製 図1に示した構造例と同様の装置を作成した。生体試料
採取器具3と蓋体9はポリスチレン製、容器本体2及び
その各部分はポリエチレン製である。凹部14の容量
は、容器本体2の作成の際に、100μlになるように
成型により作成した。容器本体2の扁平面に設けた開口
手段15は、予め前記イムノクロマト試験片の標識第1
抗体領域の形に合わせて扁平面器壁を切除し、生じた開
口部をアルミラミネ−ト・シールで封止した。容器本体
2の容量は5mlであり、この中に分散媒1としてPB
S2mlを注入した。
【0050】(7)検体容器の計量杯の容量検定 手順6で作成した検体容器に精製水2mlを注入してか
ら、図2(a)に示すように回転して凹部14に精製水
を満たした後、この凹部に計量された精製水の全量を開
口部から回収し秤量した。この操作を10回繰り返し、
平均、最大値、最小値、標準偏差を求めた。結果を表1
に示す。本発明の方法により凹部14に一定量の分散
媒、延ては一定量の検体を分取できることが確認され
た。
【0051】(8)ヒト・ヘモグロビンの検出1(本発
明の方法の感度比較) BSA0.1%を含むPBSでヒト・ヘモグロビン溶血
液を希釈して、夫々ヒト・ヘモグロビン0−160ng
/mlを含有する検体を用意した。ヘモグロビン濃度
は、メディカルフィジクス誌( Medical Physics , vol
2 , p1072(1950))記載のシアンメトヘモグ
ロビン法により測定した。手順6で作製した検体容器に
上記検体を2ml注入し、容器を回転して凹部14に検
体を満たした後、開口手段15のシールを人手で剥して
開口を作り、この開口部に前記イムノクロマト試験片を
挿入した。対照として細胞培養用の24穴プレートに上
記検体2mlを採取し、前記イムノクロマト試験片の標
識第1抗体領域を浸漬して保持し、同時にイムノクロマ
トグラフィーを開始した。本発明の検体容器に挿入した
試験片が凹部14の検体の全量を吸収した時点での判定
結果を表2に示す。判定の記号は、呈色の強い順に+、
±、−である。表2から、本発明の方法は対照と同等の
感度を有することが判った。また、本発明の方法に使用
したイムノクロマト試験片が計量杯内の検体の全量を吸
収した時点でイムノクロマトグラフィーの展開が終了
し、分散媒の先端は何れも抗マウスIgG抗体をスポッ
トした部分に到達して着色していた。
【0052】[実施例2及び比較例2]上記の展開を終
了した本発明の方法による試験片及び対照の試験片を更
に1時間放置し、過剰の検体を吸収した場合の呈色の変
化を観察した。その結果を表3に示す。本発明の方法に
よるイムノクロマトグラフィーは、試験片が計量杯内の
検体の全量を吸収した時点で展開が終点に達し、試験片
を検体容器に挿入した状態のまま放置しても呈色に変化
が見られなかった。これに対して対照は、検体を吸収し
続けて、1時間放置後には先に判定が陰性であったヘモ
グロビン濃度10ng/mlの検体についても呈色が見
られた。ところが逆にヘモグロビン濃度が40ng/m
lと高い検体については抗原抗体複合体が展開部に拡散
したことにより呈色が弱まった。その他の濃度の検体や
抗マウスIgG抗体をスポットした部位でも抗原抗体複
合体の拡散が認められた。このように本発明の方法によ
れば、検体量を一定に制御することにより従来方法と同
等の感度を維持しながら、過剰の検体の影響を効果的に
防止することができる。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】
【表3】
【0056】
【発明の効果】本発明の検査方法及び検査装置では、検
体を分析用具であるイムノクロマト試験片により検査す
るに際して、検体容器から確実に一定液量の検体を試験
片に接触させて毛細管現象により供給するので、従来技
術の場合のような検体過剰による陰性検体の偽陽性化の
問題、及び検出判定や分析終点が不明瞭になる問題が防
止される。従って、微量の被験物質の検出精度が良い。
【0057】本発明の装置は、検体の一定液量を分取す
る機構である凹部14が容器本体2内の器壁から突き出
して設けられている。従って、検体の供給過剰や供給不
足を防止するための機構が簡易であり、装置全体の構成
が従来技術に比べ格段に簡易化できた。
【0058】本発明の方法では、生体試料採取から検体
調製までを行う検体容器の内部に検体の一定液量を分取
する機構を備えているものを使用する。従って、熟練を
要する操作がなく、非熟練者でも確度の高い検査を行う
ことができる。
【0059】本発明の方法では、一定液量の検体を極め
て簡便な操作により検体容器の閉鎖空間内で分取できる
ので、調製した検体の正確な液量を検体容器から別の分
析カップなどの開放型計量容器に分取するという操作を
伴う従来技術に比べて熟練を要せず、簡単な操作で検査
することができる。従って衛生的且つ簡便な検査方法で
あり、実用上の効果が大きい。
【0060】本発明の方法は、検体の計量が簡単であ
り、イムノクロマトグラフィーの操作も分析終点の監視
が不要であるなど簡便である。このように本発明の方法
は、非熟練者が生体試料採取に使用する容器内で引き続
き前記のように重要な意義を有する検体分取を簡便且つ
衛生的に行うことができ、セルフケアの理念から一般の
人々の自発的な検査を推進する上で極めて有効である。
【0061】本発明の装置は、容器本体2が定形郵便物
として郵送するために適した形態に構成することができ
るので、集団検診等の際に各家庭と検査機関の間で新し
い容器の郵送と採取後の試料入り容器の郵送を行うこと
ができ、実用上便利である。また、本発明の装置は、容
器本体2の扁平面にラベルを貼着できるので、従来技術
の円筒形容器等より視認性に富んだラベルの使用ができ
ると共に、必要に応じてラベルに記載する情報を光学式
文字読取機やバーコードリーダーにより自動的に読み取
ることができるので、実用上便利である。
【0062】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の基本的な構成を概念的に示す斜
視図。
【0063】
【図2】本発明の方法の一実施態様を説明する断面図。
【0064】
【図3】本発明に用いるイムノクロマト試験片の一例を
示す断面図。
【0065】
【符号の説明】
1・・・分散媒 2・・・容器本体 3・・・生体試料採取器具 4・・・採取器具挿入部 5・・・扁平面器壁 6・・・沈殿堆積面 7・・・隔壁 8・・・ストッカー部 9・・・蓋体 10・・定量分取機構 11・・挿通孔 12・・段差部 13・・凹部側壁 14・・凹部 15・・開口手段 16・・イムノクロマト試験片 20・・イムノクロマト試験片の検体吸収部 21・・イムノクロマト試験片の固定相 22・・イムノクロマト試験片の嵌入部 23・・固定相カバー 24・・第2抗体固定化部位(呈色部位) 25・・観察窓部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体試料採取器具を用いて生体試料を採
    取し、予め所定量の分散媒を収容した容器内に生体試料
    を導入し、該生体試料を前記分散媒に懸濁または溶解し
    た後、次の操作即ち、(1)上記容器に内設した計量杯
    に該懸濁液または該溶液の一定量を分取して検体とな
    し、(2)該計量杯に臨む上記容器の器壁部分に開口を
    作り、(3)該開口から分析用具を上記の分取した検体
    と接触させること、の各操作を行うことを特徴とする生
    体試料採取及び検査の簡便方法。
  2. 【請求項2】 所定量の分散媒1を収容できる容器本体
    2、生体試料採取器具3、及び該容器本体2に穿設され
    た採取器具挿入部4から構成される検体調製及び検査の
    ための装置であって、(ア)上記容器本体2の器壁内面
    に一定液量の検体を分取し得る凹部14を設けること、
    (イ)該凹部14に臨む上記容器本体2の器壁部分に容
    易に開口を生じる手段を形設すること、を特徴とする簡
    易生体試料検査装置。
JP13722096A 1996-05-30 1996-05-30 生体試料採取及び検査方法並びにそのための簡易検査装置 Pending JPH09318623A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009503552A (ja) * 2005-08-02 2009-01-29 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 検体を検出するための装置と方法
JP2009513966A (ja) * 2005-10-25 2009-04-02 インバーネス・メデイカル・スウイツツアーランド・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 試料内のアナライトを検知するための方法およびキット
US7780914B2 (en) 1999-03-11 2010-08-24 Enterix Pty, Limited Sample collection and testing system

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