JPH09318937A - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
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- JPH09318937A JPH09318937A JP13018696A JP13018696A JPH09318937A JP H09318937 A JPH09318937 A JP H09318937A JP 13018696 A JP13018696 A JP 13018696A JP 13018696 A JP13018696 A JP 13018696A JP H09318937 A JPH09318937 A JP H09318937A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】信号線と画素電極との間に発生する横電界の影
響によるディスクリネーションを画素内に生じさせない
ようにして高品質の画像を表示する。 【解決手段】隣接するカラーフィルタ15の境界部を信
号線11に対応する位置よりも画素電極3上の配向膜1
3の配向処理方向a上流側に片寄らせることにより、カ
ラーフィルタ15の上に設けた配向膜17の配向不良発
生箇所を、前記信号線11に対応する位置よりも画素電
極3上の配向膜13の配向処理方向a上流側にずらし、
信号線11画素電極3との間に発生する横電界Eの向き
に液晶分子18aが配向するきっかけとなる不安定な液
晶分子配向領域を、前記画素電極3上の配向膜13の配
向処理方向a上流側にずらした。
響によるディスクリネーションを画素内に生じさせない
ようにして高品質の画像を表示する。 【解決手段】隣接するカラーフィルタ15の境界部を信
号線11に対応する位置よりも画素電極3上の配向膜1
3の配向処理方向a上流側に片寄らせることにより、カ
ラーフィルタ15の上に設けた配向膜17の配向不良発
生箇所を、前記信号線11に対応する位置よりも画素電
極3上の配向膜13の配向処理方向a上流側にずらし、
信号線11画素電極3との間に発生する横電界Eの向き
に液晶分子18aが配向するきっかけとなる不安定な液
晶分子配向領域を、前記画素電極3上の配向膜13の配
向処理方向a上流側にずらした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はアクティブマトリ
ックス型の液晶表示素子に関するものである。
ックス型の液晶表示素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリックス型の液晶表示素
子は、行方向および列方向に配列する複数の画素電極
と、これらの画素電極にそれぞれ接続された複数のスイ
ッチング素子と、各画素電極行にそれぞれ沿わせて配線
されその行の前記スイッチング素子にその制御信号を供
給する複数本の走査線と、各画素電極列にそれぞれ沿わ
せて配線されその列の前記スイッチング素子にデータ信
号を供給する信号線とを設けるとともに、その上に配向
膜を形成した一方の基板と、前記一方の基板の各画素電
極に対向する対向電極を設けるとともに、この対向電極
の上に配向膜を形成した他方の基板との間に液晶を介在
させたものであり、多色カラー画像を表示する液晶表示
素子では、前記他方の基板(対向電極を設ける基板)
に、前記一方の基板の各画素電極にそれぞれ対応させて
複数の色のカラーフィルタ、例えば赤,緑,青のカラー
フィルタを設けている。
子は、行方向および列方向に配列する複数の画素電極
と、これらの画素電極にそれぞれ接続された複数のスイ
ッチング素子と、各画素電極行にそれぞれ沿わせて配線
されその行の前記スイッチング素子にその制御信号を供
給する複数本の走査線と、各画素電極列にそれぞれ沿わ
せて配線されその列の前記スイッチング素子にデータ信
号を供給する信号線とを設けるとともに、その上に配向
膜を形成した一方の基板と、前記一方の基板の各画素電
極に対向する対向電極を設けるとともに、この対向電極
の上に配向膜を形成した他方の基板との間に液晶を介在
させたものであり、多色カラー画像を表示する液晶表示
素子では、前記他方の基板(対向電極を設ける基板)
に、前記一方の基板の各画素電極にそれぞれ対応させて
複数の色のカラーフィルタ、例えば赤,緑,青のカラー
フィルタを設けている。
【0003】図6〜図9は多色カラー画像を表示する従
来のアクティブマトリックス型液晶表示素子を示してお
り、図6は液晶表示素子の一部分の正面図、図7は図6
の VII−VII 線に沿う拡大断面図、図8は図6のVIII−
VIII線に沿う拡大断面図、図9は1つの画素部の拡大正
面図である。なお、この液晶表示素子は、赤,緑,青の
画素をモザイク状の配列パターンで表示するものであ
る。
来のアクティブマトリックス型液晶表示素子を示してお
り、図6は液晶表示素子の一部分の正面図、図7は図6
の VII−VII 線に沿う拡大断面図、図8は図6のVIII−
VIII線に沿う拡大断面図、図9は1つの画素部の拡大正
面図である。なお、この液晶表示素子は、赤,緑,青の
画素をモザイク状の配列パターンで表示するものであ
る。
【0004】この液晶表示素子の一対の基板1,2は、
ガラス等からなる透明基板であり、その一方の基板、例
えば裏面側の基板(以下、裏側基板という)1の内面に
は、複数の透明な画素電極3が、行方向(画面の横軸O
に沿った方向)および列方向(前記横軸Oに対して交差
する方向)に配列させて設けられている。
ガラス等からなる透明基板であり、その一方の基板、例
えば裏面側の基板(以下、裏側基板という)1の内面に
は、複数の透明な画素電極3が、行方向(画面の横軸O
に沿った方向)および列方向(前記横軸Oに対して交差
する方向)に配列させて設けられている。
【0005】図6において、(R)の電極は赤色画素を
表示するための画素電極、(G)の電極は緑色画素を表
示するための画素電極、(B)の電極は青色画素を表示
するための画素電極であり、これらの画素電極3は、行
方向には交互に並べて配列され、列方向には同色の画素
を表示するための画素電極同士を約1.5ピッチずつ左
右(行方向)に交互にずらしてジグザグに配列されてい
る。
表示するための画素電極、(G)の電極は緑色画素を表
示するための画素電極、(B)の電極は青色画素を表示
するための画素電極であり、これらの画素電極3は、行
方向には交互に並べて配列され、列方向には同色の画素
を表示するための画素電極同士を約1.5ピッチずつ左
右(行方向)に交互にずらしてジグザグに配列されてい
る。
【0006】また、上記裏側基板1の内面には、上記各
画素電極3にそれぞれ対応させて、逆スタガー構造の薄
膜トランジスタからなる複数のスイッチング素子4が設
けられるとともに、各画素電極行のスイッチング素子4
にそのオン・オフを制御する信号(ゲート信号)を供給
する複数本の走査線10と、各画素電極列のスイッチン
グ素子4にデータ信号を供給する信号線11とが設けら
れている。
画素電極3にそれぞれ対応させて、逆スタガー構造の薄
膜トランジスタからなる複数のスイッチング素子4が設
けられるとともに、各画素電極行のスイッチング素子4
にそのオン・オフを制御する信号(ゲート信号)を供給
する複数本の走査線10と、各画素電極列のスイッチン
グ素子4にデータ信号を供給する信号線11とが設けら
れている。
【0007】上記スイッチング素子(薄膜トランジス
タ)4は、基板1上に形成したゲート電極5と、このゲ
ート電極5を覆うゲート絶縁膜6と、このゲート絶縁膜
6の上に前記ゲート電極と対向させて形成されたi型半
導体膜7と、このi型半導体膜7の上にn型半導体膜
(図示せず)を介して形成されたソース電極8およびド
レイン電極9とからなっている。
タ)4は、基板1上に形成したゲート電極5と、このゲ
ート電極5を覆うゲート絶縁膜6と、このゲート絶縁膜
6の上に前記ゲート電極と対向させて形成されたi型半
導体膜7と、このi型半導体膜7の上にn型半導体膜
(図示せず)を介して形成されたソース電極8およびド
レイン電極9とからなっている。
【0008】上記走査線10は、各画素電極行にそれぞ
れ沿わせて基板1上に配線されており、各行のスイッチ
ング素子4のゲート電極5は、その行に沿う走査線10
に一体に形成されている。
れ沿わせて基板1上に配線されており、各行のスイッチ
ング素子4のゲート電極5は、その行に沿う走査線10
に一体に形成されている。
【0009】また、上記スイッチング素子4のゲート絶
縁膜(透明膜)6は、前記走査線10も覆って基板1の
ほぼ全面に形成されており、画素電極3はこのゲート絶
縁膜6の上に形成され、その一側の角部付近において前
記スイッチング素子4のソース電極8に接続されてい
る。
縁膜(透明膜)6は、前記走査線10も覆って基板1の
ほぼ全面に形成されており、画素電極3はこのゲート絶
縁膜6の上に形成され、その一側の角部付近において前
記スイッチング素子4のソース電極8に接続されてい
る。
【0010】上記信号線11は、上記ゲート絶縁膜6の
上に、同色の画素を表示するための各画素電極列(ジグ
ザグの画素電極列)にそれぞれ沿わせて配線されてお
り、その行の各スイッチング素子4のドレイン電極9に
つながっている。
上に、同色の画素を表示するための各画素電極列(ジグ
ザグの画素電極列)にそれぞれ沿わせて配線されてお
り、その行の各スイッチング素子4のドレイン電極9に
つながっている。
【0011】上記信号線11の配線パターンを、同色の
画素を表示するための画素電極3がジグザグに配列して
いる1つの画素電極列に沿う信号線について説明する
と、この信号線11は、図6において左方向にずれてい
る画素電極3の右側縁と、右方向にずれている画素電極
3の左側縁とに沿わせて蛇行配線されており、各行の画
素電極3の右側縁および左側縁に沿う縦配線部をつなぐ
横配線部は、隣接する画素電極行の間に、上記走査線1
0の上方をこの走査線10と平行に通るように形成され
ている。
画素を表示するための画素電極3がジグザグに配列して
いる1つの画素電極列に沿う信号線について説明する
と、この信号線11は、図6において左方向にずれてい
る画素電極3の右側縁と、右方向にずれている画素電極
3の左側縁とに沿わせて蛇行配線されており、各行の画
素電極3の右側縁および左側縁に沿う縦配線部をつなぐ
横配線部は、隣接する画素電極行の間に、上記走査線1
0の上方をこの走査線10と平行に通るように形成され
ている。
【0012】なお、このように信号線11を配線してい
るのは、隣接する画素電極行の間を通る横配線部の長さ
を短くして信号線11の引き回しを簡単にするためであ
るが、このように信号線11を配線すると、左方向にず
れている画素電極3に対応するスイッチング素子4に対
する信号線11の位置と、右方向にずれている画素電極
3に対応するスイッチング素子4に対する信号線11の
位置とが互いに逆になってしまうため、左方向にずれて
いる画素電極3に対応するスイッチング素子4と、右方
向にずれている画素電極3に対応するスイッチング素子
4とは、そのソース,ドレイン電極8,9の位置関係を
互いに逆にして形成されている。
るのは、隣接する画素電極行の間を通る横配線部の長さ
を短くして信号線11の引き回しを簡単にするためであ
るが、このように信号線11を配線すると、左方向にず
れている画素電極3に対応するスイッチング素子4に対
する信号線11の位置と、右方向にずれている画素電極
3に対応するスイッチング素子4に対する信号線11の
位置とが互いに逆になってしまうため、左方向にずれて
いる画素電極3に対応するスイッチング素子4と、右方
向にずれている画素電極3に対応するスイッチング素子
4とは、そのソース,ドレイン電極8,9の位置関係を
互いに逆にして形成されている。
【0013】上記信号線11と各スイッチング素子4
は、透明な保護絶縁膜12(図7および図8参照)で覆
われており、この保護絶縁膜12は、各画素電極の行間
および列間に、各画素電極3の周縁に僅かにラップさせ
て形成されている。
は、透明な保護絶縁膜12(図7および図8参照)で覆
われており、この保護絶縁膜12は、各画素電極の行間
および列間に、各画素電極3の周縁に僅かにラップさせ
て形成されている。
【0014】また、上記裏側基板1の内面には、図7お
よび図8に示すように、画素電極3およびスイッチング
素子4の形成領域全体にわたって、ポリイミド等からな
る配向膜13が形成されており、この配向膜13は、そ
の膜面を所定の方向にラビングすることによって配向処
理されている。
よび図8に示すように、画素電極3およびスイッチング
素子4の形成領域全体にわたって、ポリイミド等からな
る配向膜13が形成されており、この配向膜13は、そ
の膜面を所定の方向にラビングすることによって配向処
理されている。
【0015】一方、液晶表示素子の表面側の基板(以
下、表側基板という)2の内面には、図7および図8に
示すように、画素Aの大きさを規定する格子状パターン
の遮光膜14が設けられるとともに、赤、緑、青のカラ
ーフィルタ15が、その色の画素を表示するための画素
電極3にそれぞれ対向させて配列されており、その上
に、全ての各画素電極3に対向する一枚膜状の透明な対
向電極16が設けられている。
下、表側基板という)2の内面には、図7および図8に
示すように、画素Aの大きさを規定する格子状パターン
の遮光膜14が設けられるとともに、赤、緑、青のカラ
ーフィルタ15が、その色の画素を表示するための画素
電極3にそれぞれ対向させて配列されており、その上
に、全ての各画素電極3に対向する一枚膜状の透明な対
向電極16が設けられている。
【0016】なお、上記遮光膜14は、クロム等の金属
膜または黒色系の顔料を混入したレジスト膜からなって
おり、その各開口14aは、図6および図9に示すよう
に、画素電極3の外形よりも僅かに小さく形成されてい
る。
膜または黒色系の顔料を混入したレジスト膜からなって
おり、その各開口14aは、図6および図9に示すよう
に、画素電極3の外形よりも僅かに小さく形成されてい
る。
【0017】また、上記各色のカラーフィルタ15は、
隣接するカラーフィルタの境界部が前記遮光膜14の画
素間を遮光する部分のほぼ中間にくるようにして形成さ
れており、この各カラーフィルタ15の境界部は、上記
裏側基板1の信号線11にほぼ対応する位置にある。
隣接するカラーフィルタの境界部が前記遮光膜14の画
素間を遮光する部分のほぼ中間にくるようにして形成さ
れており、この各カラーフィルタ15の境界部は、上記
裏側基板1の信号線11にほぼ対応する位置にある。
【0018】さらに、この表側基板2の内面には、画素
電極3およびスイッチング素子4の形成領域全体にわた
って、ポリイミド等からなる配向膜17が形成されてお
り、この配向膜17は、その膜面を所定の方向にラビン
グすることによって配向処理されている。
電極3およびスイッチング素子4の形成領域全体にわた
って、ポリイミド等からなる配向膜17が形成されてお
り、この配向膜17は、その膜面を所定の方向にラビン
グすることによって配向処理されている。
【0019】そして、上記裏側基板1と表側基板2は、
液晶表示素子の表示領域を囲む枠状のシール材(図示せ
ず)を介して接合されており、この両基板1,2間の前
記シール材で囲まれた領域に液晶18が封入されてい
る。また、両基板1,2の外面にはそれぞれ偏光板1
9,20が配置されている。
液晶表示素子の表示領域を囲む枠状のシール材(図示せ
ず)を介して接合されており、この両基板1,2間の前
記シール材で囲まれた領域に液晶18が封入されてい
る。また、両基板1,2の外面にはそれぞれ偏光板1
9,20が配置されている。
【0020】この液晶表示素子はTN(ツイステッド・
ネマティック)型のものであり、両基板1,2に設けた
配向膜13,17は互いにほぼ直交する方向に配向処理
されており、液晶18の分子18a(図7および図8参
照)は、両基板1,2の近傍における配向方向を前記配
向膜15,19で規制され、両基板1,2間においてほ
ぼ90°のツイスト角でツイスト配向している。
ネマティック)型のものであり、両基板1,2に設けた
配向膜13,17は互いにほぼ直交する方向に配向処理
されており、液晶18の分子18a(図7および図8参
照)は、両基板1,2の近傍における配向方向を前記配
向膜15,19で規制され、両基板1,2間においてほ
ぼ90°のツイスト角でツイスト配向している。
【0021】図6において、矢印aは裏側基板1の配向
膜13の配向処理方向、矢印bは表側基板2の配向膜1
7の配向処理方向を示しており、ここでは、図において
右側に視角方向がくるように液晶表示素子を設計した例
を示している。
膜13の配向処理方向、矢印bは表側基板2の配向膜1
7の配向処理方向を示しており、ここでは、図において
右側に視角方向がくるように液晶表示素子を設計した例
を示している。
【0022】図6のように、裏側基板1の配向膜13
は、画面の横軸Oに対し液晶表示素子の表面側から見て
左回りにほぼ45°の方向に配向処理され、表側基板2
の配向膜17は、前記横軸Oに対して表面側から見て右
回りにほぼ45°の方向に配向処理されており、液晶分
子18aは、そのツイスト方向を図6に破線矢印Tで示
したように、裏側基板1から表側基板2に向かい、表面
側から見て右回りにほぼ90°のツイスト角でツイスト
配向している。
は、画面の横軸Oに対し液晶表示素子の表面側から見て
左回りにほぼ45°の方向に配向処理され、表側基板2
の配向膜17は、前記横軸Oに対して表面側から見て右
回りにほぼ45°の方向に配向処理されており、液晶分
子18aは、そのツイスト方向を図6に破線矢印Tで示
したように、裏側基板1から表側基板2に向かい、表面
側から見て右回りにほぼ90°のツイスト角でツイスト
配向している。
【0023】なお、いずれの基板1,2側においても、
液晶分子18aは、配向膜13,19の膜面に対してそ
の配向処理方向(ラビング方向)a,bに沿った下流側
の分子端が数度(2〜3°)の角度で斜めに立ち上がる
ようにプレチルトした状態で、前記配向処理方向a,b
に沿って配向している。
液晶分子18aは、配向膜13,19の膜面に対してそ
の配向処理方向(ラビング方向)a,bに沿った下流側
の分子端が数度(2〜3°)の角度で斜めに立ち上がる
ようにプレチルトした状態で、前記配向処理方向a,b
に沿って配向している。
【0024】また、上記偏光板19,20は、その透過
軸を互いにほぼ平行にするか、あるいは互いにほぼ直交
させて配置されており、これらの偏光板19,20の透
過軸はそれぞれ、その偏光板が隣接する基板1または2
の近傍における液晶分子18aの配向方向に対してほぼ
平行またはほぼ直交している。
軸を互いにほぼ平行にするか、あるいは互いにほぼ直交
させて配置されており、これらの偏光板19,20の透
過軸はそれぞれ、その偏光板が隣接する基板1または2
の近傍における液晶分子18aの配向方向に対してほぼ
平行またはほぼ直交している。
【0025】上記液晶表示素子は、対向電極18に基準
電位の信号を供給し、各走査線10に、その走査線が対
応する画素電極行の選択期間にスイッチング素子4をオ
ンさせる電位になる波形の制御信号を供給するととも
に、各信号線11に画素電極行の選択期間ごとに画像デ
ータに応じた電位になる波形のデータ信号を供給するこ
とにより表示駆動される。
電位の信号を供給し、各走査線10に、その走査線が対
応する画素電極行の選択期間にスイッチング素子4をオ
ンさせる電位になる波形の制御信号を供給するととも
に、各信号線11に画素電極行の選択期間ごとに画像デ
ータに応じた電位になる波形のデータ信号を供給するこ
とにより表示駆動される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記液晶表
示素子の表側基板2に設けられる各色のカラーフィルタ
15は、一般に、赤、緑、青のうちの1つの色の感光性
カラーレジストを基板2上に塗布してそのレジスト膜を
フォトリソグラフィ法によりパターニングする工程を繰
り返して形成されているが、その場合、隣接するカラー
フィルタ15を隙間なく形成しようとすると、そのパタ
ーニング精度の誤差(レジスト膜を露光処理する際の露
光マスクの位置合わせ精度の誤差)によって隣接するカ
ラーフィルタ15の縁部同士が上下に重なり合い、各カ
ラーフィルタ15の境界部に、カラーフィルタ15の厚
さに相当する盛り上がり部ができる。
示素子の表側基板2に設けられる各色のカラーフィルタ
15は、一般に、赤、緑、青のうちの1つの色の感光性
カラーレジストを基板2上に塗布してそのレジスト膜を
フォトリソグラフィ法によりパターニングする工程を繰
り返して形成されているが、その場合、隣接するカラー
フィルタ15を隙間なく形成しようとすると、そのパタ
ーニング精度の誤差(レジスト膜を露光処理する際の露
光マスクの位置合わせ精度の誤差)によって隣接するカ
ラーフィルタ15の縁部同士が上下に重なり合い、各カ
ラーフィルタ15の境界部に、カラーフィルタ15の厚
さに相当する盛り上がり部ができる。
【0027】また、上記カラーフィルタ15を、そのパ
ターニング精度の誤差を見込んである程度小さめに形成
すると、隣接するカラーフィルタ15の間に隙間ができ
るため、各カラーフィルタ15の境界部に、カラーフィ
ルタ15の厚さに相当する深さの凹入部ができる。
ターニング精度の誤差を見込んである程度小さめに形成
すると、隣接するカラーフィルタ15の間に隙間ができ
るため、各カラーフィルタ15の境界部に、カラーフィ
ルタ15の厚さに相当する深さの凹入部ができる。
【0028】このため、従来の液晶表示素子は、カラー
フィルタ15の上(対向電極16の上)に設けられる配
向膜17が、各カラーフィルタ15の境界部において突
出するかまたは凹入し、その箇所に、ラビング不足によ
る配向不良が発生する。
フィルタ15の上(対向電極16の上)に設けられる配
向膜17が、各カラーフィルタ15の境界部において突
出するかまたは凹入し、その箇所に、ラビング不足によ
る配向不良が発生する。
【0029】図7および図8は、隣接するカラーフィル
タ15の間に隙間があり、カラーフィルタ15の上に設
けた配向膜17がカラーフィルタ15の境界部において
凹入している例を示しており、この場合は、前記配向膜
17の膜面を鎖線矢印で示した配向処理方向bにラビン
グローラでラビングすると、配向膜17の凹入部の両側
面のうち、ラビング方向に向かって膜面が低くなる側の
側面(図7では右側の側面、図8においては左側の側
面)をラビングローラが通るときに配向膜面に対するラ
ビングローラの接触圧が弱くなり、その箇所にラビング
不足による配向不良が発生する。
タ15の間に隙間があり、カラーフィルタ15の上に設
けた配向膜17がカラーフィルタ15の境界部において
凹入している例を示しており、この場合は、前記配向膜
17の膜面を鎖線矢印で示した配向処理方向bにラビン
グローラでラビングすると、配向膜17の凹入部の両側
面のうち、ラビング方向に向かって膜面が低くなる側の
側面(図7では右側の側面、図8においては左側の側
面)をラビングローラが通るときに配向膜面に対するラ
ビングローラの接触圧が弱くなり、その箇所にラビング
不足による配向不良が発生する。
【0030】そして、上記配向膜17にラビング不足に
よる配向不良箇所があると、その近傍の液晶分子18a
が図7および図8に示したようにランダムに配向するた
め、その付近の液晶分子18aの配向状態(ツイスト配
向状態)が不安定になる。
よる配向不良箇所があると、その近傍の液晶分子18a
が図7および図8に示したようにランダムに配向するた
め、その付近の液晶分子18aの配向状態(ツイスト配
向状態)が不安定になる。
【0031】ただし、この配向状態が不安定になる領域
は、上記遮光膜14で充分覆い隠される極く狭い領域で
あり、したがって、この領域の液晶分子18aの配向状
態が不安定であっても、それが直接表示に影響すること
はない。
は、上記遮光膜14で充分覆い隠される極く狭い領域で
あり、したがって、この領域の液晶分子18aの配向状
態が不安定であっても、それが直接表示に影響すること
はない。
【0032】一方、上記アクティブマトリックス型の液
晶表示素子は、各画素電極列に沿わせて信号線11が配
線されているため、この信号線11とそれに隣接する画
素電極3との間に、信号線11に供給されるデータ信号
の電位と画素電極3の電位との差に応じて、基板面に平
行な横方向に沿った電界(以下、横電界という)が発生
する。
晶表示素子は、各画素電極列に沿わせて信号線11が配
線されているため、この信号線11とそれに隣接する画
素電極3との間に、信号線11に供給されるデータ信号
の電位と画素電極3の電位との差に応じて、基板面に平
行な横方向に沿った電界(以下、横電界という)が発生
する。
【0033】なお、この横電界は、走査線10と画素電
極3との間にも発生するが、走査線10はゲート絶縁膜
6と保護絶縁膜12の二層の絶縁膜で覆われているた
め、走査線10と画素電極3との間に生じる横電界は極
く小さい。
極3との間にも発生するが、走査線10はゲート絶縁膜
6と保護絶縁膜12の二層の絶縁膜で覆われているた
め、走査線10と画素電極3との間に生じる横電界は極
く小さい。
【0034】図7および図8において、Eは、信号線1
1と画素電極3との間に発生する横電界を示しており、
図7に示した横電界Eは、信号線11の縦配線部と画素
電極3との間の電界であり、図8に示した横電界Eは、
信号線11の横配線部と画素電極3との間の電界であ
る。
1と画素電極3との間に発生する横電界を示しており、
図7に示した横電界Eは、信号線11の縦配線部と画素
電極3との間の電界であり、図8に示した横電界Eは、
信号線11の横配線部と画素電極3との間の電界であ
る。
【0035】そして、従来の液晶表示素子では、カラー
フィルタ15を設けた表側基板2の配向膜17に、各カ
ラーフィルタ15の境界部に対応する配向不良箇所があ
り、その付近の液晶分子18aの配向状態が不安定にな
っているため、上記横電界Eが生じると、不安定な配向
状態にある液晶分子18aが簡単に横電界Eの影響を受
けてその向きに配向し、それがきっかけとなって、その
付近の領域、すなわち、ある程度以上の強さの横電界E
が作用する領域の液晶分子(図7および図8においてハ
ッチングを施した分子)18aが、前記横電界Eの向き
に沿って配向する。
フィルタ15を設けた表側基板2の配向膜17に、各カ
ラーフィルタ15の境界部に対応する配向不良箇所があ
り、その付近の液晶分子18aの配向状態が不安定にな
っているため、上記横電界Eが生じると、不安定な配向
状態にある液晶分子18aが簡単に横電界Eの影響を受
けてその向きに配向し、それがきっかけとなって、その
付近の領域、すなわち、ある程度以上の強さの横電界E
が作用する領域の液晶分子(図7および図8においてハ
ッチングを施した分子)18aが、前記横電界Eの向き
に沿って配向する。
【0036】この横電界Eの向きは、信号線11を境に
してその一方の側と他方の側とで互いに逆であり、した
がって、信号線11とその一方の側の画素電極3との間
に生じる横電界Eによる液晶分子18aの配向方向と、
信号線11とその他方の側の画素電極3との間に生じる
横電界Eによる液晶分子18aの配向方向とは互いに逆
向きである。
してその一方の側と他方の側とで互いに逆であり、した
がって、信号線11とその一方の側の画素電極3との間
に生じる横電界Eによる液晶分子18aの配向方向と、
信号線11とその他方の側の画素電極3との間に生じる
横電界Eによる液晶分子18aの配向方向とは互いに逆
向きである。
【0037】一方、配向膜13,17の配向規制力によ
る液晶分子18aの配向状態(画素電極3と対向電極1
6との間に電圧を印加していないときの配向状態)を見
ると、裏側基板1の近傍の液晶分子18aは、配向膜1
3の膜面に対してその配向処理方向a(図7においては
図の裏側に向かって斜め右方向、図8においては図の表
側に向かって斜め右方向)に沿って、この配向処理方向
aに向かう側の分子端が斜めに立ち上がるようにプレチ
ルトした状態で一様に配向し、表側基板2の近傍の液晶
分子18aは、配向膜17の膜面に対してその配向処理
方向b(図7においては図の裏側に向かって斜め左方
向、図8においては図の裏側に向かって斜め右方向)に
沿って、この配向処理方向bに向かう側の分子端が斜め
に立ち上がるようにプレチルトした状態で一様に配向し
ている。
る液晶分子18aの配向状態(画素電極3と対向電極1
6との間に電圧を印加していないときの配向状態)を見
ると、裏側基板1の近傍の液晶分子18aは、配向膜1
3の膜面に対してその配向処理方向a(図7においては
図の裏側に向かって斜め右方向、図8においては図の表
側に向かって斜め右方向)に沿って、この配向処理方向
aに向かう側の分子端が斜めに立ち上がるようにプレチ
ルトした状態で一様に配向し、表側基板2の近傍の液晶
分子18aは、配向膜17の膜面に対してその配向処理
方向b(図7においては図の裏側に向かって斜め左方
向、図8においては図の裏側に向かって斜め右方向)に
沿って、この配向処理方向bに向かう側の分子端が斜め
に立ち上がるようにプレチルトした状態で一様に配向し
ている。
【0038】上記横電界Eによる液晶分子18aの配向
方向と、横電界Eの影響を受けない領域での裏側基板1
の近傍における液晶分子18aの配向方向とを比べて見
ると、信号線11とその一方の側(図7および図8にお
いて信号線11の左側)の画素電極3との間に生じる横
電界Eによる液晶分子18aの配向方向は、配向膜13
による配向方向とあまり変わらない方向であるが、信号
線11とその他方の側(図7および図8において信号線
11の右側)の画素電極3との間に生じる横電界Eによ
る液晶分子18aの配向方向は、配向膜13による配向
方向に対してほとんど逆の方向であり、したがってこの
側に、横電界Eの影響範囲とその外側との境界において
液晶分子18aの配向状態が逆になったディスクリネー
ションが生じる。
方向と、横電界Eの影響を受けない領域での裏側基板1
の近傍における液晶分子18aの配向方向とを比べて見
ると、信号線11とその一方の側(図7および図8にお
いて信号線11の左側)の画素電極3との間に生じる横
電界Eによる液晶分子18aの配向方向は、配向膜13
による配向方向とあまり変わらない方向であるが、信号
線11とその他方の側(図7および図8において信号線
11の右側)の画素電極3との間に生じる横電界Eによ
る液晶分子18aの配向方向は、配向膜13による配向
方向に対してほとんど逆の方向であり、したがってこの
側に、横電界Eの影響範囲とその外側との境界において
液晶分子18aの配向状態が逆になったディスクリネー
ションが生じる。
【0039】この液晶分子18aの配向状態が逆になる
境目、つまり図7〜図9に一点鎖線で示した境界線D
は、ディスクリネーションラインと呼ばれており、この
ディスクリネーションラインDは、画素電極3の両側の
信号線11のうちの画素電極上の配向膜13の配向処理
方向aに沿った上流側の信号線11と前記画素電極3と
の間に形成される横電界により、その画素電極3の配向
処理方向a上流側の端部に発生する。
境目、つまり図7〜図9に一点鎖線で示した境界線D
は、ディスクリネーションラインと呼ばれており、この
ディスクリネーションラインDは、画素電極3の両側の
信号線11のうちの画素電極上の配向膜13の配向処理
方向aに沿った上流側の信号線11と前記画素電極3と
の間に形成される横電界により、その画素電極3の配向
処理方向a上流側の端部に発生する。
【0040】このため、従来の液晶表示素子は、その各
画素(遮光膜14の各開口14aに対応する領域)内
に、上記ディスクリネーションラインDに沿った欠陥が
生じるという問題をもっている。
画素(遮光膜14の各開口14aに対応する領域)内
に、上記ディスクリネーションラインDに沿った欠陥が
生じるという問題をもっている。
【0041】この欠陥は、一対の偏光板19,20をそ
の透過軸を互いにほぼ平行にして配置したネガ表示タイ
プの液晶表示素子ではディスクリネーションラインDに
沿った光漏れ、一対の偏光板19,20をその透過軸を
互いにほぼ直交させて配置したポジ表示タイプの液晶表
示素子ではディスクリネーションラインDに沿った影で
あり、特にネガ表示タイプの液晶表示素子では、各画素
内に光漏れがあると、その輝きにより画素全体が薄くぼ
けて見えるため、上記ディスクリネーションによる画質
への影響がより大きい。
の透過軸を互いにほぼ平行にして配置したネガ表示タイ
プの液晶表示素子ではディスクリネーションラインDに
沿った光漏れ、一対の偏光板19,20をその透過軸を
互いにほぼ直交させて配置したポジ表示タイプの液晶表
示素子ではディスクリネーションラインDに沿った影で
あり、特にネガ表示タイプの液晶表示素子では、各画素
内に光漏れがあると、その輝きにより画素全体が薄くぼ
けて見えるため、上記ディスクリネーションによる画質
への影響がより大きい。
【0042】この発明は、信号線と画素電極との間に発
生する横電界の影響によるディスクリネーションを画素
内に生じさせないようにして高品質の画像を表示するこ
とができる液晶表示素子を提供することを目的としたも
のである。
生する横電界の影響によるディスクリネーションを画素
内に生じさせないようにして高品質の画像を表示するこ
とができる液晶表示素子を提供することを目的としたも
のである。
【0043】
【課題を解決するための手段】この発明は、行方向およ
び列方向に配列する複数の画素電極と、これらの画素電
極にそれぞれ接続された複数のスイッチング素子と、各
画素電極行にそれぞれ沿わせて配線されその行の前記ス
イッチング素子にその制御信号を供給する複数本の走査
線と、各画素電極列にそれぞれ沿わせて配線されその列
の前記スイッチング素子にデータ信号を供給する信号線
とを設けるとともに、その上に配向膜を形成した一方の
基板と、前記一方の基板の各画素電極にそれぞれ対応さ
せて複数の色のカラーフィルタを交互に配列し、その上
に前記各画素電極に対向する対向電極を設けるととも
に、この対向電極の上に配向膜を形成した他方の基板と
の間に液晶を介在させたアクティブマトリックス型の液
晶表示素子を対象としたものであり、第1の発明による
液晶表示素子は、前記複数の色のカラーフィルタが、隣
接するカラーフィルタの境界部を前記信号線に対応する
位置よりも前記画素電極の上の配向膜の配向処理方向に
関して上流側に片寄らせて形成されていることを特徴と
するものである。
び列方向に配列する複数の画素電極と、これらの画素電
極にそれぞれ接続された複数のスイッチング素子と、各
画素電極行にそれぞれ沿わせて配線されその行の前記ス
イッチング素子にその制御信号を供給する複数本の走査
線と、各画素電極列にそれぞれ沿わせて配線されその列
の前記スイッチング素子にデータ信号を供給する信号線
とを設けるとともに、その上に配向膜を形成した一方の
基板と、前記一方の基板の各画素電極にそれぞれ対応さ
せて複数の色のカラーフィルタを交互に配列し、その上
に前記各画素電極に対向する対向電極を設けるととも
に、この対向電極の上に配向膜を形成した他方の基板と
の間に液晶を介在させたアクティブマトリックス型の液
晶表示素子を対象としたものであり、第1の発明による
液晶表示素子は、前記複数の色のカラーフィルタが、隣
接するカラーフィルタの境界部を前記信号線に対応する
位置よりも前記画素電極の上の配向膜の配向処理方向に
関して上流側に片寄らせて形成されていることを特徴と
するものである。
【0044】すなわち、この第1の発明による液晶表示
素子は、隣接するカラーフィルタの境界部を上記の方
向、つまり画素電極上の配向膜の配向処理方向上流側に
片寄らせることにより、カラーフィルタの上に設けた配
向膜の配向不良発生箇所、つまり各カラーフィルタの境
界部に対応する箇所を、信号線に対応する位置よりも画
素電極上の配向膜の配向処理方向上流側にずらしたもの
である。
素子は、隣接するカラーフィルタの境界部を上記の方
向、つまり画素電極上の配向膜の配向処理方向上流側に
片寄らせることにより、カラーフィルタの上に設けた配
向膜の配向不良発生箇所、つまり各カラーフィルタの境
界部に対応する箇所を、信号線に対応する位置よりも画
素電極上の配向膜の配向処理方向上流側にずらしたもの
である。
【0045】このようにすれば、信号線と画素電極との
間に発生する横電界の向きに液晶分子が配向するきっか
けとなる不安定な液晶分子配向領域が、従来の液晶表示
素子に比べて、画素電極上の配向膜の配向処理方向上流
側にずれるため、不安定な配向状態にある液晶分子の横
電界による配向をきっかけとして前記横電界の向きに沿
って液晶分子が配向する領域も前記画素電極上の配向膜
の配向処理方向上流側にずれ、したがって、前記横電界
の影響によるディスクリネーションの発生位置、つまり
ディスクリネーションラインが、画素電極の両側の信号
線のうちの前記配向処理方向上流側の信号線に近くなる
から、画素内にはディスクリネーションラインに沿った
欠陥が生じない。
間に発生する横電界の向きに液晶分子が配向するきっか
けとなる不安定な液晶分子配向領域が、従来の液晶表示
素子に比べて、画素電極上の配向膜の配向処理方向上流
側にずれるため、不安定な配向状態にある液晶分子の横
電界による配向をきっかけとして前記横電界の向きに沿
って液晶分子が配向する領域も前記画素電極上の配向膜
の配向処理方向上流側にずれ、したがって、前記横電界
の影響によるディスクリネーションの発生位置、つまり
ディスクリネーションラインが、画素電極の両側の信号
線のうちの前記配向処理方向上流側の信号線に近くなる
から、画素内にはディスクリネーションラインに沿った
欠陥が生じない。
【0046】なお、前記不安定な液晶分子配向領域が画
素電極上の配向膜の配向処理方向上流側にずれると、不
安定な配向状態にある液晶分子の横電界による配向をき
っかけとして前記横電界の向きに沿って液晶分子が配向
する領域が、前記配向処理方向上流側の画素内に入り込
むが、この側での横電界による液晶分子の配向方向は、
画素電極上の配向膜による配向方向とあまり変わらない
方向であるため、この側にディスクリネーションが発生
することはない。
素電極上の配向膜の配向処理方向上流側にずれると、不
安定な配向状態にある液晶分子の横電界による配向をき
っかけとして前記横電界の向きに沿って液晶分子が配向
する領域が、前記配向処理方向上流側の画素内に入り込
むが、この側での横電界による液晶分子の配向方向は、
画素電極上の配向膜による配向方向とあまり変わらない
方向であるため、この側にディスクリネーションが発生
することはない。
【0047】したがって、この発明の液晶表示素子によ
れば、信号線と画素電極との間に発生する横電界の影響
によるディスクリネーションを画素内に生じさせないよ
うにして、高品質の画像を表示することができる。
れば、信号線と画素電極との間に発生する横電界の影響
によるディスクリネーションを画素内に生じさせないよ
うにして、高品質の画像を表示することができる。
【0048】また、第2の発明による液晶表示素子は、
隣接する一方のカラーフィルタの側面と他方のカラーフ
ィルタの側面とが、同角度で互いに逆向きに傾斜する斜
面となっており、これらのカラーフィルタが、その側面
同士を重ね合わせて形成されていることを特徴とするも
のである。
隣接する一方のカラーフィルタの側面と他方のカラーフ
ィルタの側面とが、同角度で互いに逆向きに傾斜する斜
面となっており、これらのカラーフィルタが、その側面
同士を重ね合わせて形成されていることを特徴とするも
のである。
【0049】さらに、第3の発明による液晶表示素子
は、隣接するカラーフィルタの間に、前記カラーフィル
タとほぼ同じ膜厚の中間膜が設けられているとともに、
この中間膜の側面と前記カラーフィルタの側面とが、同
角度で互いに逆向きに傾斜する斜面となっており、前記
中間膜とカラーフィルタとが、その側面同士を重ね合わ
せて形成されていることを特徴とするものである。
は、隣接するカラーフィルタの間に、前記カラーフィル
タとほぼ同じ膜厚の中間膜が設けられているとともに、
この中間膜の側面と前記カラーフィルタの側面とが、同
角度で互いに逆向きに傾斜する斜面となっており、前記
中間膜とカラーフィルタとが、その側面同士を重ね合わ
せて形成されていることを特徴とするものである。
【0050】すなわち、上記第2の発明による液晶表示
素子は、隣接するカラーフィルタを同角度で互いに逆向
きに傾斜する側面同士を重ね合わせて形成することによ
り、カラーフィルタ表面を、各カラーフィルタの境界部
も含めてほぼ平坦にしたものである。
素子は、隣接するカラーフィルタを同角度で互いに逆向
きに傾斜する側面同士を重ね合わせて形成することによ
り、カラーフィルタ表面を、各カラーフィルタの境界部
も含めてほぼ平坦にしたものである。
【0051】また、上記第3の発明による液晶表示素子
は、隣接するカラーフィルタの間に設けた中間膜の側面
と前記カラーフィルタの側面とを同角度で互いに逆向き
に傾斜する側面同士を重ね合わせて形成することによ
り、カラーフィルタ表面を、各カラーフィルタの間の部
分も含めてほぼ平坦にしたものである。
は、隣接するカラーフィルタの間に設けた中間膜の側面
と前記カラーフィルタの側面とを同角度で互いに逆向き
に傾斜する側面同士を重ね合わせて形成することによ
り、カラーフィルタ表面を、各カラーフィルタの間の部
分も含めてほぼ平坦にしたものである。
【0052】この第2および第3の発明による液晶表示
素子によれば、カラーフィルタ表面がほぼ平坦であるた
め、その上に設ける配向膜の膜面をほぼ平坦にして、こ
の配向膜の膜面をその全体にわたってほぼ均等に配向処
理することができる。
素子によれば、カラーフィルタ表面がほぼ平坦であるた
め、その上に設ける配向膜の膜面をほぼ平坦にして、こ
の配向膜の膜面をその全体にわたってほぼ均等に配向処
理することができる。
【0053】このため、この液晶表示素子によれば、液
晶層中に液晶分子の配向状態が不安定になる領域ができ
ることがなく、したがって、不安定な配向状態にある液
晶分子の横電界による配向がきっかけとなってその付近
の領域の液晶分子が前記横電界の向きに沿って配向する
ようなことがないから、信号線と画素電極との間に発生
する横電界の影響によるディスクリネーションを画素内
に生じさせないようにして、高品質の画像を表示するこ
とができる。
晶層中に液晶分子の配向状態が不安定になる領域ができ
ることがなく、したがって、不安定な配向状態にある液
晶分子の横電界による配向がきっかけとなってその付近
の領域の液晶分子が前記横電界の向きに沿って配向する
ようなことがないから、信号線と画素電極との間に発生
する横電界の影響によるディスクリネーションを画素内
に生じさせないようにして、高品質の画像を表示するこ
とができる。
【0054】
【発明の実施の形態】上記第1の発明による液晶表示素
子においては、カラーフィルタの境界部の片寄らせ量
を、その境界部に対応する箇所の付近にできる液晶分子
の配向状態が不安定になる領域が、画素の大きさを規定
する遮光膜で覆い隠されるような範囲に選ぶのが好まし
い。
子においては、カラーフィルタの境界部の片寄らせ量
を、その境界部に対応する箇所の付近にできる液晶分子
の配向状態が不安定になる領域が、画素の大きさを規定
する遮光膜で覆い隠されるような範囲に選ぶのが好まし
い。
【0055】また、上記第2の発明による液晶表示素子
においては、隣接するカラーフィルタの側面同士を、前
記遮光膜で覆い隠される領域のほぼ中央において重ね合
わせるのが望ましい。
においては、隣接するカラーフィルタの側面同士を、前
記遮光膜で覆い隠される領域のほぼ中央において重ね合
わせるのが望ましい。
【0056】さらに、上記第3の発明による液晶表示素
子においては、隣接するカラーフィルタの間に設ける中
間膜を、黒色系の顔料を混入したレジスト膜で形成し、
この中間膜に前記遮光膜を兼ねさせるのが望ましい。
子においては、隣接するカラーフィルタの間に設ける中
間膜を、黒色系の顔料を混入したレジスト膜で形成し、
この中間膜に前記遮光膜を兼ねさせるのが望ましい。
【0057】
[第1の発明の実施例]図1〜図3は第1の発明の一実
施例を示している。図1は液晶表示素子の行方向に沿っ
た一部分の断面図、図2は前記液晶表示素子の列方向に
沿った一部分の断面図、図3は1つの画素部の拡大正面
図であり、図1は従来の液晶表示素子における図6の V
II−VII 線に沿う断面に対応し、図2は従来の液晶表示
素子における図6のVIII−VIII線に沿う断面に対応して
いる。
施例を示している。図1は液晶表示素子の行方向に沿っ
た一部分の断面図、図2は前記液晶表示素子の列方向に
沿った一部分の断面図、図3は1つの画素部の拡大正面
図であり、図1は従来の液晶表示素子における図6の V
II−VII 線に沿う断面に対応し、図2は従来の液晶表示
素子における図6のVIII−VIII線に沿う断面に対応して
いる。
【0058】なお、この実施例の液晶表示素子は、カラ
ーフィルタの形成状態が図6〜図9に示した従来の液晶
表示素子と異なるが、他の構成は従来のものと同じであ
るから、図において対応するものには同符号を付し、同
一のものについてはその説明を省略する。
ーフィルタの形成状態が図6〜図9に示した従来の液晶
表示素子と異なるが、他の構成は従来のものと同じであ
るから、図において対応するものには同符号を付し、同
一のものについてはその説明を省略する。
【0059】この実施例の液晶表示素子は、その表側基
板2の内面に設ける複数の色(赤、緑、青の3色)のカ
ラーフィルタ15を、従来の液晶表示素子のカラーフィ
ルタ形成位置からずらして形成したものであり、この液
晶表示素子では、隣接するカラーフィルタ15の境界部
を、画素電極3およびスイッチング素子4等を設けた裏
側基板1に配線されている信号線11に対応する位置よ
りも、前記裏側基板1の内面に設けた配向膜(以下、画
素電極上の配向膜という)13の配向処理方向aに関し
てその上流側に片寄らせている。
板2の内面に設ける複数の色(赤、緑、青の3色)のカ
ラーフィルタ15を、従来の液晶表示素子のカラーフィ
ルタ形成位置からずらして形成したものであり、この液
晶表示素子では、隣接するカラーフィルタ15の境界部
を、画素電極3およびスイッチング素子4等を設けた裏
側基板1に配線されている信号線11に対応する位置よ
りも、前記裏側基板1の内面に設けた配向膜(以下、画
素電極上の配向膜という)13の配向処理方向aに関し
てその上流側に片寄らせている。
【0060】なお、上記画素電極上の配向膜13は、従
来の液晶表示素子と同様に、画面の横軸に対し液晶表示
素子の表面側から見て左回りにほぼ45°の方向、つま
り図3において斜め右上方向に配向処理されており、各
色のカラーフィルタ15は、それが対応する画素電極3
に対して、図3において斜め左下方向に片寄らせて形成
されている。
来の液晶表示素子と同様に、画面の横軸に対し液晶表示
素子の表面側から見て左回りにほぼ45°の方向、つま
り図3において斜め右上方向に配向処理されており、各
色のカラーフィルタ15は、それが対応する画素電極3
に対して、図3において斜め左下方向に片寄らせて形成
されている。
【0061】また、上記カラーフィルタ15は、そのパ
ターニング精度の誤差を見込んで、表側基板2に設けた
格子状パターンの遮光膜14の開口14aにその全体に
わたって対向する大きさ、つまり前記遮光膜14で規制
される画素Aの全域に対応する大きさの範囲で、ある程
度小さめに形成されている。
ターニング精度の誤差を見込んで、表側基板2に設けた
格子状パターンの遮光膜14の開口14aにその全体に
わたって対向する大きさ、つまり前記遮光膜14で規制
される画素Aの全域に対応する大きさの範囲で、ある程
度小さめに形成されている。
【0062】このため、上記カラーフィルタ15の上
(対向電極16の上)に設けられた配向膜17は、各カ
ラーフィルタ15の境界部、つまり隣接するカラーフィ
ルタ15の間の隙間に対応する部分において凹入してお
り、その凹入箇所に、ラビング不足による配向不良が発
生していることがある。
(対向電極16の上)に設けられた配向膜17は、各カ
ラーフィルタ15の境界部、つまり隣接するカラーフィ
ルタ15の間の隙間に対応する部分において凹入してお
り、その凹入箇所に、ラビング不足による配向不良が発
生していることがある。
【0063】このように、上記配向膜17に配向不良箇
所があると、その近傍の液晶分子18aが図1および図
2に示したようにランダムに配向するため、その付近の
液晶分子18aの配向状態(ツイスト配向状態)が不安
定になる。
所があると、その近傍の液晶分子18aが図1および図
2に示したようにランダムに配向するため、その付近の
液晶分子18aの配向状態(ツイスト配向状態)が不安
定になる。
【0064】なお、この実施例では、上記カラーフィル
タ15の境界部の片寄らせ量を、その境界部に対応する
箇所の付近にできる液晶分子18aの配向状態が不安定
になる領域が上記遮光膜14で覆い隠されるような範囲
に選んでいる。
タ15の境界部の片寄らせ量を、その境界部に対応する
箇所の付近にできる液晶分子18aの配向状態が不安定
になる領域が上記遮光膜14で覆い隠されるような範囲
に選んでいる。
【0065】そして、カラーフィルタ15上の配向膜1
7に各カラーフィルタ15の境界部に対応する配向不良
箇所があり、その付近の液晶分子18aの配向状態が不
安定になっていると、信号線11と画素電極3との間に
横電界Eが生じたときに、不安定な配向状態にある液晶
分子18aが簡単に横電界Eの影響を受けてその向きに
配向し、それがきっかけとなって、その付近の領域、す
なわち、ある程度以上の強さの横電界Eが作用する領域
の液晶分子(図1および図2においてハッチングを施し
た分子)18aが、前記横電界Eの向きに沿って配向す
る。
7に各カラーフィルタ15の境界部に対応する配向不良
箇所があり、その付近の液晶分子18aの配向状態が不
安定になっていると、信号線11と画素電極3との間に
横電界Eが生じたときに、不安定な配向状態にある液晶
分子18aが簡単に横電界Eの影響を受けてその向きに
配向し、それがきっかけとなって、その付近の領域、す
なわち、ある程度以上の強さの横電界Eが作用する領域
の液晶分子(図1および図2においてハッチングを施し
た分子)18aが、前記横電界Eの向きに沿って配向す
る。
【0066】このため、この実施例の液晶表示素子にお
いても、前記横電界Eによる液晶分子18aの配向方向
が、画素電極3上の配向膜13による配向方向に対して
ほとんど逆の方向になる側、つまり、画素電極3の両側
の信号線11のうちの画素電極上の配向膜13の配向処
理方向a上流側の信号線11と前記画素電極3との間に
ディスクリネーションが生じる。
いても、前記横電界Eによる液晶分子18aの配向方向
が、画素電極3上の配向膜13による配向方向に対して
ほとんど逆の方向になる側、つまり、画素電極3の両側
の信号線11のうちの画素電極上の配向膜13の配向処
理方向a上流側の信号線11と前記画素電極3との間に
ディスクリネーションが生じる。
【0067】しかし、この実施例の液晶表示素子では、
隣接するカラーフィルタ15の境界部を上記の方向に片
寄らせることにより、カラーフィルタ16の上に設けた
配向膜17のラビング不足による配向不良発生箇所、つ
まり各カラーフィルタ15の境界部に対応する箇所を、
上記信号線11に対応する位置よりも画素電極3上の配
向膜15の配向処理方向a上流側にずらしているため、
前記ディスクリネーションが発生するのは、画素Aの側
方の遮光膜14で覆われる箇所である。
隣接するカラーフィルタ15の境界部を上記の方向に片
寄らせることにより、カラーフィルタ16の上に設けた
配向膜17のラビング不足による配向不良発生箇所、つ
まり各カラーフィルタ15の境界部に対応する箇所を、
上記信号線11に対応する位置よりも画素電極3上の配
向膜15の配向処理方向a上流側にずらしているため、
前記ディスクリネーションが発生するのは、画素Aの側
方の遮光膜14で覆われる箇所である。
【0068】すなわち、上記液晶表示素子では、信号線
11と画素電極3との間に発生する横電界Eの向きに液
晶分子18aが配向するきっかけとなる不安定な液晶分
子配向領域が、従来の液晶表示素子に比べて、画素電極
上の配向膜13の配向処理方向a上流側にずれるため、
不安定な配向状態にある液晶分子18aの横電界Eによ
る配向をきっかけとして前記横電界Eの向きに沿って液
晶分子18aが配向する領域も前記配向処理方向a上流
側にずれる。
11と画素電極3との間に発生する横電界Eの向きに液
晶分子18aが配向するきっかけとなる不安定な液晶分
子配向領域が、従来の液晶表示素子に比べて、画素電極
上の配向膜13の配向処理方向a上流側にずれるため、
不安定な配向状態にある液晶分子18aの横電界Eによ
る配向をきっかけとして前記横電界Eの向きに沿って液
晶分子18aが配向する領域も前記配向処理方向a上流
側にずれる。
【0069】このため、この液晶表示素子によれば、前
記横電界Eが作用する範囲が従来の液晶表示素子と同じ
であっても、前記横電界Eの影響によるディスクリネー
ションの発生位置、つまりディスクリネーションライン
Dが、図1〜図3に示したように画素電極3の両側の信
号線11のうちの前記配向処理方向a側の信号線11に
近くなり、このディスクリネーションラインDが画素A
の側方の遮光膜14で覆い隠されるから、画素A内には
ディスクリネーションラインDに沿った欠陥が生じな
い。
記横電界Eが作用する範囲が従来の液晶表示素子と同じ
であっても、前記横電界Eの影響によるディスクリネー
ションの発生位置、つまりディスクリネーションライン
Dが、図1〜図3に示したように画素電極3の両側の信
号線11のうちの前記配向処理方向a側の信号線11に
近くなり、このディスクリネーションラインDが画素A
の側方の遮光膜14で覆い隠されるから、画素A内には
ディスクリネーションラインDに沿った欠陥が生じな
い。
【0070】なお、前記不安定な液晶分子配向領域が画
素電極上の配向膜15の配向処理方向a上流側にずれる
と、不安定な配向状態にある液晶分子18aの横電界E
による配向をきっかけとして横電界Eの向きに沿って液
晶分子18aが配向する領域が、前記配向処理方向a上
流側の画素内に入り込むが、この側での横電界Eによる
液晶分子18aの配向方向は、[発明が解決しようとす
る課題]の項で説明したように、画素電極上の配向膜1
5による配向方向とあまり変わらない方向であるため、
この側にディスクリネーションが発生することはない。
素電極上の配向膜15の配向処理方向a上流側にずれる
と、不安定な配向状態にある液晶分子18aの横電界E
による配向をきっかけとして横電界Eの向きに沿って液
晶分子18aが配向する領域が、前記配向処理方向a上
流側の画素内に入り込むが、この側での横電界Eによる
液晶分子18aの配向方向は、[発明が解決しようとす
る課題]の項で説明したように、画素電極上の配向膜1
5による配向方向とあまり変わらない方向であるため、
この側にディスクリネーションが発生することはない。
【0071】したがって、この液晶表示素子によれば、
信号線11と画素電極3との間に発生する横電界Eの影
響によるディスクリネーションを画素A内に生じさせな
いようにして、画素A内に光漏れ(ネガ表示タイプの場
合)や影(ポジ表示タイプの場合)のない、高品質の画
像を表示することができる。
信号線11と画素電極3との間に発生する横電界Eの影
響によるディスクリネーションを画素A内に生じさせな
いようにして、画素A内に光漏れ(ネガ表示タイプの場
合)や影(ポジ表示タイプの場合)のない、高品質の画
像を表示することができる。
【0072】また、上記液晶表示素子においては、カラ
ーフィルタ15の境界部の片寄らせ量を、その境界部に
対応する箇所の付近にできる不安定な液晶分子配向領域
が、画素の大きさを規定する遮光膜で覆い隠されるよう
な範囲に選んでいるため、前記領域の液晶分子18aの
配向状態が不安定であっても、それが直接表示に影響す
ることはない。
ーフィルタ15の境界部の片寄らせ量を、その境界部に
対応する箇所の付近にできる不安定な液晶分子配向領域
が、画素の大きさを規定する遮光膜で覆い隠されるよう
な範囲に選んでいるため、前記領域の液晶分子18aの
配向状態が不安定であっても、それが直接表示に影響す
ることはない。
【0073】なお、上記実施例の液晶表示素子は、カラ
ーフィルタ15を、そのパターニング精度の誤差を見込
んである程度小さめに形成したものであるが、上記第1
の発明は、隣接するカラーフィルタを隙間なく形成して
いる液晶表示素子にも適用できる。
ーフィルタ15を、そのパターニング精度の誤差を見込
んである程度小さめに形成したものであるが、上記第1
の発明は、隣接するカラーフィルタを隙間なく形成して
いる液晶表示素子にも適用できる。
【0074】この液晶表示素子の場合は、カラーフィル
タのパターニング精度の誤差によって隣接するカラーフ
ィルタの縁部同士が上下に重なり合い、各カラーフィル
タの境界部に、カラーフィルタの厚さに相当する盛り上
がり部ができ、カラーフィルタの上に設けられる配向膜
が、各カラーフィルタの境界部において突出して、その
箇所に、ラビング不足による配向不良が発生するが、そ
の場合でも、上記実施例と同様に、複数の色のカラーフ
ィルタ15を、隣接するカラーフィルタ15の境界部を
信号線11に対応する位置よりも画素電極3上の配向膜
13の配向処理方向a上流側に片寄らせて形成し、信号
線11と画素電極3との間に発生する横電界Eの向きに
液晶分子が配向するきっかけとなる不安定な液晶分子配
向領域を、前記画素電極3上の配向膜15の配向処理方
向a上流側にずらしてやれば、前記横電界Eの影響によ
るディスクリネーションを画素A内に生じさせないよう
にして高品質の画像を表示することができる。
タのパターニング精度の誤差によって隣接するカラーフ
ィルタの縁部同士が上下に重なり合い、各カラーフィル
タの境界部に、カラーフィルタの厚さに相当する盛り上
がり部ができ、カラーフィルタの上に設けられる配向膜
が、各カラーフィルタの境界部において突出して、その
箇所に、ラビング不足による配向不良が発生するが、そ
の場合でも、上記実施例と同様に、複数の色のカラーフ
ィルタ15を、隣接するカラーフィルタ15の境界部を
信号線11に対応する位置よりも画素電極3上の配向膜
13の配向処理方向a上流側に片寄らせて形成し、信号
線11と画素電極3との間に発生する横電界Eの向きに
液晶分子が配向するきっかけとなる不安定な液晶分子配
向領域を、前記画素電極3上の配向膜15の配向処理方
向a上流側にずらしてやれば、前記横電界Eの影響によ
るディスクリネーションを画素A内に生じさせないよう
にして高品質の画像を表示することができる。
【0075】[第2の発明の実施例]図4は第2の発明
の一実施例を示す液晶表示素子の行方向に沿った一部分
の断面図であり、従来の液晶表示素子における図6の V
II−VII 線に沿う断面に対応している。
の一実施例を示す液晶表示素子の行方向に沿った一部分
の断面図であり、従来の液晶表示素子における図6の V
II−VII 線に沿う断面に対応している。
【0076】なお、この実施例の液晶表示素子は、カラ
ーフィルタの形成状態が図6〜図9に示した従来の液晶
表示素子と異なるが、他の構成は従来のものと同じであ
るから、図において対応するものには同符号を付し、同
一のものについてはその説明を省略する。
ーフィルタの形成状態が図6〜図9に示した従来の液晶
表示素子と異なるが、他の構成は従来のものと同じであ
るから、図において対応するものには同符号を付し、同
一のものについてはその説明を省略する。
【0077】この実施例の液晶表示素子は、隣接する一
方のカラーフィルタ15の側面と他方のカラーフィルタ
15の側面とが、同角度で互いに逆向きに傾斜する斜面
となっており、これらのカラーフィルタ15が、その側
面同士を重ね合わせて形成されているものである。
方のカラーフィルタ15の側面と他方のカラーフィルタ
15の側面とが、同角度で互いに逆向きに傾斜する斜面
となっており、これらのカラーフィルタ15が、その側
面同士を重ね合わせて形成されているものである。
【0078】なお、各色のカラーフィルタ15は、例え
ば、赤、緑、青のうちの1つの色の感光性カラーレジス
トを基板2上に塗布してそのレジスト膜をフォトリソグ
ラフィ法によりパターニングする工程を繰り返して形成
する。
ば、赤、緑、青のうちの1つの色の感光性カラーレジス
トを基板2上に塗布してそのレジスト膜をフォトリソグ
ラフィ法によりパターニングする工程を繰り返して形成
する。
【0079】その場合は、最初に形成する色のカラーフ
ィルタ15を、前記レジスト膜をその表面側と裏面側と
で光重合速度が異なるように露光量を制御して露光処理
する方法で形成すればよく、このような露光処理を行な
ったレジスト膜を現像処理によりパターニングすれば、
両側面がそれぞれフィルタ表面方向に傾斜する、断面が
台形状のカラーフィルタが形成される。
ィルタ15を、前記レジスト膜をその表面側と裏面側と
で光重合速度が異なるように露光量を制御して露光処理
する方法で形成すればよく、このような露光処理を行な
ったレジスト膜を現像処理によりパターニングすれば、
両側面がそれぞれフィルタ表面方向に傾斜する、断面が
台形状のカラーフィルタが形成される。
【0080】また、次に形成する色のカラーフィルタ1
5は、基板2上に、スキージによる掻き取り法等によっ
て、すでに形成されている既成カラーフィルタの表面と
ほぼ面一になるようにカラーレジストを塗布し、そのレ
ジスト膜を、上記のように露光量を制御して露光処理し
た後に現像処理することにより、このレジスト膜をフィ
ルタ形状にパターニングするとともに既成カラーフィル
タの表面に付着している残存レジストを除去する方法で
形成すればよく、このようにすれば、表面が既成カラー
フィルタの表面とほぼ面一で、一側面が既成カラーフィ
ルタの傾斜側面の上に重なり、他側面がフィルタ表面方
向に傾斜する断面形状のカラーフィルタが形成される。
5は、基板2上に、スキージによる掻き取り法等によっ
て、すでに形成されている既成カラーフィルタの表面と
ほぼ面一になるようにカラーレジストを塗布し、そのレ
ジスト膜を、上記のように露光量を制御して露光処理し
た後に現像処理することにより、このレジスト膜をフィ
ルタ形状にパターニングするとともに既成カラーフィル
タの表面に付着している残存レジストを除去する方法で
形成すればよく、このようにすれば、表面が既成カラー
フィルタの表面とほぼ面一で、一側面が既成カラーフィ
ルタの傾斜側面の上に重なり、他側面がフィルタ表面方
向に傾斜する断面形状のカラーフィルタが形成される。
【0081】さらに、最後に形成する色のカラーフィル
タ15は、基板2上に、スキージによる掻き取り法等に
よって、既成カラーフィルタの表面とほぼ面一になるよ
うにカラーレジストを塗布し、そのレジスト膜を露光処
理(このときの露光量は任意でよい)した後に現像処理
することにより、既成カラーフィルタの表面に付着して
いる残存レジストを除去する方法で形成すればよく、こ
のようにすれば、表面が既成カラーフィルタの表面とほ
ぼ面一で、両側面がそれぞれ前記既成カラーフィルタの
傾斜側面の上に重なった、断面が逆台形状のカラーフィ
ルタが形成される。
タ15は、基板2上に、スキージによる掻き取り法等に
よって、既成カラーフィルタの表面とほぼ面一になるよ
うにカラーレジストを塗布し、そのレジスト膜を露光処
理(このときの露光量は任意でよい)した後に現像処理
することにより、既成カラーフィルタの表面に付着して
いる残存レジストを除去する方法で形成すればよく、こ
のようにすれば、表面が既成カラーフィルタの表面とほ
ぼ面一で、両側面がそれぞれ前記既成カラーフィルタの
傾斜側面の上に重なった、断面が逆台形状のカラーフィ
ルタが形成される。
【0082】このようにして各色のカラーフィルタ15
を形成する場合、上記レジスト膜を露光処理する際の露
光マスクの位置合わせ精度に誤差があると、既成カラー
フィルタと次に形成したカラーフィルタとの側面同士の
重なり部がずれるが、これらのカラーフィルタ15の側
面は同角度で互いに逆向きに傾斜する斜面であり、ま
た、既成カラーフィルタの表面に付着している残存レジ
ストの厚さは極く薄いため、カラーフィルタ15の側面
同士の重なり部がずれても、その部分の表面にできる凹
凸は極く僅かである。
を形成する場合、上記レジスト膜を露光処理する際の露
光マスクの位置合わせ精度に誤差があると、既成カラー
フィルタと次に形成したカラーフィルタとの側面同士の
重なり部がずれるが、これらのカラーフィルタ15の側
面は同角度で互いに逆向きに傾斜する斜面であり、ま
た、既成カラーフィルタの表面に付着している残存レジ
ストの厚さは極く薄いため、カラーフィルタ15の側面
同士の重なり部がずれても、その部分の表面にできる凹
凸は極く僅かである。
【0083】すなわち、この実施例の液晶表示素子は、
隣接するカラーフィルタ15を同角度で互いに逆向きに
傾斜する側面同士を重ね合わせて形成することにより、
カラーフィルタ表面を、各カラーフィルタ15の境界部
も含めてほぼ平坦にしたものであり、この液晶表示素子
によれば、カラーフィルタ表面がほぼ平坦であるため、
その上に設ける配向膜17の膜面をほぼ平坦にして、こ
の配向膜17の膜面をその全体にわたってほぼ均等に配
向処理することができる。
隣接するカラーフィルタ15を同角度で互いに逆向きに
傾斜する側面同士を重ね合わせて形成することにより、
カラーフィルタ表面を、各カラーフィルタ15の境界部
も含めてほぼ平坦にしたものであり、この液晶表示素子
によれば、カラーフィルタ表面がほぼ平坦であるため、
その上に設ける配向膜17の膜面をほぼ平坦にして、こ
の配向膜17の膜面をその全体にわたってほぼ均等に配
向処理することができる。
【0084】このため、上記液晶表示素子によれば、液
晶層中に液晶分子18aの配向状態が不安定になる領域
ができることがなく、したがって、不安定な配向状態に
ある液晶分子の横電界による配向がきっかけとなってそ
の付近の領域の液晶分子が前記横電界の向きに沿って配
向するようなことがないから、信号線11と画素電極3
との間に発生する横電界Eの影響によるディスクリネー
ションを画素A内はもちろん液晶層の全域にわたって生
じさせないようにして、画素A内に光漏れ(ネガ表示タ
イプの場合)や影(ポジ表示タイプの場合)のない、高
品質の画像を表示することができる。
晶層中に液晶分子18aの配向状態が不安定になる領域
ができることがなく、したがって、不安定な配向状態に
ある液晶分子の横電界による配向がきっかけとなってそ
の付近の領域の液晶分子が前記横電界の向きに沿って配
向するようなことがないから、信号線11と画素電極3
との間に発生する横電界Eの影響によるディスクリネー
ションを画素A内はもちろん液晶層の全域にわたって生
じさせないようにして、画素A内に光漏れ(ネガ表示タ
イプの場合)や影(ポジ表示タイプの場合)のない、高
品質の画像を表示することができる。
【0085】なお、上記液晶表示素子では、隣接する一
方のカラーフィルタ15の傾斜側面と他方のカラーフィ
ルタ15の傾斜側面とを重ね合わせているため、その重
ね合わせ部を透過する光が2色の混色光となるが、図4
に示したように、隣接するカラーフィルタ15の傾斜側
面同士を、前記遮光膜14で覆い隠される領域、望まし
くはその領域のほぼ中央において重ね合わせれば、前記
混色光による表示の色ずれを生ずることはない。
方のカラーフィルタ15の傾斜側面と他方のカラーフィ
ルタ15の傾斜側面とを重ね合わせているため、その重
ね合わせ部を透過する光が2色の混色光となるが、図4
に示したように、隣接するカラーフィルタ15の傾斜側
面同士を、前記遮光膜14で覆い隠される領域、望まし
くはその領域のほぼ中央において重ね合わせれば、前記
混色光による表示の色ずれを生ずることはない。
【0086】[第3の発明の実施例]図5は第3の発明
の一実施例を示す液晶表示素子の行方向に沿った一部分
の断面図であり、従来の液晶表示素子における図6の V
II−VII 線に沿う断面に対応している。
の一実施例を示す液晶表示素子の行方向に沿った一部分
の断面図であり、従来の液晶表示素子における図6の V
II−VII 線に沿う断面に対応している。
【0087】なお、この実施例の液晶表示素子は、カラ
ーフィルタの形成状態が図6〜図9に示した従来の液晶
表示素子と異なるが、他の構成は従来のものと同じであ
るから、図において対応するものには同符号を付し、同
一のものについてはその説明を省略する。
ーフィルタの形成状態が図6〜図9に示した従来の液晶
表示素子と異なるが、他の構成は従来のものと同じであ
るから、図において対応するものには同符号を付し、同
一のものについてはその説明を省略する。
【0088】この実施例の液晶表示素子は、隣接するカ
ラーフィルタ15の間に、前記カラーフィルタ15とほ
ぼ同じ膜厚の中間膜15aが設けられているとともに、
この中間膜15aの側面と前記カラーフィルタ15の側
面とが、同角度で互いに逆向きに傾斜する斜面となって
おり、前記中間膜15aとカラーフィルタ15とが、そ
の側面同士を重ね合わせて形成されているものである。
ラーフィルタ15の間に、前記カラーフィルタ15とほ
ぼ同じ膜厚の中間膜15aが設けられているとともに、
この中間膜15aの側面と前記カラーフィルタ15の側
面とが、同角度で互いに逆向きに傾斜する斜面となって
おり、前記中間膜15aとカラーフィルタ15とが、そ
の側面同士を重ね合わせて形成されているものである。
【0089】そして、この実施例では、前記中間膜15
aを、黒色系の顔料を混入したレジスト膜で形成し、こ
の中間膜15aに、画素Aの大きさを規定する遮光膜を
兼ねさせている。
aを、黒色系の顔料を混入したレジスト膜で形成し、こ
の中間膜15aに、画素Aの大きさを規定する遮光膜を
兼ねさせている。
【0090】すなわち、前記中間膜15aは、各画素電
極3にそれぞれ対応する部分に開口を有する格子状パタ
ーンに形成されており、各色のカラーフィルタ15は前
記中間膜15aの各開口内に形成されている。
極3にそれぞれ対応する部分に開口を有する格子状パタ
ーンに形成されており、各色のカラーフィルタ15は前
記中間膜15aの各開口内に形成されている。
【0091】上記カラーフィルタ15と中間膜15a
は、例えば、赤、緑、青のカラーフィルタ15を、感光
性カラーレジストを基板2上に塗布してそのレジスト膜
をフォトリソグラフィ法によりパターニングする工程を
繰り返して形成、その後、黒色系の顔料を混入した感光
性ブラックレジストを基板2上に塗布してそのレジスト
膜をフォトリソグラフィ法により前記中間膜15aの形
状にパターニングする方法で形成する。
は、例えば、赤、緑、青のカラーフィルタ15を、感光
性カラーレジストを基板2上に塗布してそのレジスト膜
をフォトリソグラフィ法によりパターニングする工程を
繰り返して形成、その後、黒色系の顔料を混入した感光
性ブラックレジストを基板2上に塗布してそのレジスト
膜をフォトリソグラフィ法により前記中間膜15aの形
状にパターニングする方法で形成する。
【0092】その場合は、各色のカラーフィルタ15
を、前記カラーレジスト膜をその表面側と裏面側とで光
重合速度が異なるように露光量を制御して露光処理する
方法で形成すればよく、このような露光処理を行なった
レジスト膜を現像処理によりパターニングすれば、両側
面がそれぞれフィルタ表面方向に傾斜する、断面が台形
状のカラーフィルタが形成される。
を、前記カラーレジスト膜をその表面側と裏面側とで光
重合速度が異なるように露光量を制御して露光処理する
方法で形成すればよく、このような露光処理を行なった
レジスト膜を現像処理によりパターニングすれば、両側
面がそれぞれフィルタ表面方向に傾斜する、断面が台形
状のカラーフィルタが形成される。
【0093】また、次に形成する中間膜15aは、基板
2上に、スキージによる掻き取り法等によって、上記各
色カラーフィルタ15の表面とほぼ面一になるようにブ
ラックレジストを塗布し、そのレジスト膜を露光処理
(このときの露光量は任意でよい)した後に現像処理す
ることにより、前記カラーフィルタ15の表面に付着し
ている残存レジストを除去する方法で形成すればよく、
このようにすれば、表面が各色のカラーフィルタ15の
表面とほぼ面一で、両側面がそれぞれ前記カラーフィル
タ15の傾斜側面の上に重なった、断面が逆台形状の中
間膜15aが形成される。
2上に、スキージによる掻き取り法等によって、上記各
色カラーフィルタ15の表面とほぼ面一になるようにブ
ラックレジストを塗布し、そのレジスト膜を露光処理
(このときの露光量は任意でよい)した後に現像処理す
ることにより、前記カラーフィルタ15の表面に付着し
ている残存レジストを除去する方法で形成すればよく、
このようにすれば、表面が各色のカラーフィルタ15の
表面とほぼ面一で、両側面がそれぞれ前記カラーフィル
タ15の傾斜側面の上に重なった、断面が逆台形状の中
間膜15aが形成される。
【0094】このようにしてカラーフィルタ15と中間
膜15aを形成する場合、上記レジスト膜を露光処理す
る際の露光マスクの位置合わせ精度に誤差があると、カ
ラーフィルタ15と中間膜15aとの側面同士の重なり
部がずれるが、これらカラーフィルタ15と中間膜15
aの側面は同角度で互いに逆向きに傾斜する斜面であ
り、また、前記中間膜15aの形成に際してカラーフィ
ルタ15の表面に付着するレジストの厚さは極く薄いた
め、カラーフィルタ15と中間膜15aの側面同士の重
なり部がずれても、その部分の表面にできる凹凸は極く
僅かである。
膜15aを形成する場合、上記レジスト膜を露光処理す
る際の露光マスクの位置合わせ精度に誤差があると、カ
ラーフィルタ15と中間膜15aとの側面同士の重なり
部がずれるが、これらカラーフィルタ15と中間膜15
aの側面は同角度で互いに逆向きに傾斜する斜面であ
り、また、前記中間膜15aの形成に際してカラーフィ
ルタ15の表面に付着するレジストの厚さは極く薄いた
め、カラーフィルタ15と中間膜15aの側面同士の重
なり部がずれても、その部分の表面にできる凹凸は極く
僅かである。
【0095】すなわち、この実施例の液晶表示素子は、
隣接するカラーフィルタ15の間に設けた中間膜15a
の側面と前記カラーフィルタ15の側面とを同角度で互
いに逆向きに傾斜する側面同士を重ね合わせて形成する
ことにより、カラーフィルタ表面を、各カラーフィルタ
15の間の部分も含めてほぼ平坦にしたものであり、こ
の液晶表示素子によれば、カラーフィルタ表面がほぼ平
坦であるため、その上に設ける配向膜17の膜面をほぼ
平坦にして、この配向膜17の膜面をその全体にわたっ
てほぼ均等に配向処理することができる。
隣接するカラーフィルタ15の間に設けた中間膜15a
の側面と前記カラーフィルタ15の側面とを同角度で互
いに逆向きに傾斜する側面同士を重ね合わせて形成する
ことにより、カラーフィルタ表面を、各カラーフィルタ
15の間の部分も含めてほぼ平坦にしたものであり、こ
の液晶表示素子によれば、カラーフィルタ表面がほぼ平
坦であるため、その上に設ける配向膜17の膜面をほぼ
平坦にして、この配向膜17の膜面をその全体にわたっ
てほぼ均等に配向処理することができる。
【0096】このため、上記液晶表示素子によれば、液
晶層中に液晶分子18aの配向状態が不安定になる領域
ができることがなく、したがって、不安定な配向状態に
ある液晶分子の横電界による配向がきっかけとなってそ
の付近の領域の液晶分子が前記横電界の向きに沿って配
向するようなことがないから、信号線と画素電極との間
に発生する横電界Eの影響によるディスクリネーション
を画素A内はもちろん液晶層の全域にわたってに生じさ
せないようにして、高品質の画像を表示することができ
る。
晶層中に液晶分子18aの配向状態が不安定になる領域
ができることがなく、したがって、不安定な配向状態に
ある液晶分子の横電界による配向がきっかけとなってそ
の付近の領域の液晶分子が前記横電界の向きに沿って配
向するようなことがないから、信号線と画素電極との間
に発生する横電界Eの影響によるディスクリネーション
を画素A内はもちろん液晶層の全域にわたってに生じさ
せないようにして、高品質の画像を表示することができ
る。
【0097】また、上記液晶表示素子においては、隣接
するカラーフィルタ15の間に設ける中間膜15aを、
黒色系の顔料を混入したレジスト膜で形成し、この中間
膜15aに画素Aの大きさを規定する遮光膜を兼ねさせ
ているため、従来の液晶表示素子および上述した第1お
よび第2の発明の実施例の液晶表示素子における遮光膜
14が不要である。
するカラーフィルタ15の間に設ける中間膜15aを、
黒色系の顔料を混入したレジスト膜で形成し、この中間
膜15aに画素Aの大きさを規定する遮光膜を兼ねさせ
ているため、従来の液晶表示素子および上述した第1お
よび第2の発明の実施例の液晶表示素子における遮光膜
14が不要である。
【0098】なお、上記実施例では、カラーフィルタ1
5の側面をフィルタ表面方向に傾斜する斜面とし、その
上に中間膜15aの側面を重ねているが、これと逆に、
中間膜15aの側面を膜表面方向に傾斜する斜面とし、
その上にカラーフィルタ15の側面を重ねてもよく、そ
の場合は、まず中間膜15aを上述したカラーフィルタ
の形成と同様にして形成し、その後に各色のカラーフィ
ルタ15を上述した中間膜15aの形成と同様にして形
成すればよい。
5の側面をフィルタ表面方向に傾斜する斜面とし、その
上に中間膜15aの側面を重ねているが、これと逆に、
中間膜15aの側面を膜表面方向に傾斜する斜面とし、
その上にカラーフィルタ15の側面を重ねてもよく、そ
の場合は、まず中間膜15aを上述したカラーフィルタ
の形成と同様にして形成し、その後に各色のカラーフィ
ルタ15を上述した中間膜15aの形成と同様にして形
成すればよい。
【0099】また、上記実施例では、上記中間膜15a
に画素Aの大きさを規定する遮光膜を兼ねさせている
が、この中間膜15aは、基板2の内面に画素Aの大き
さを規定する遮光膜を設けてその上に形成してもよく、
その場合は、中間膜15aの材質は絶縁膜であれば任意
でよいし、またこの中間膜15aの大きさ(隣接するカ
ラーフィルタ15間の幅)も、前記遮光膜より小さけれ
ば任意でよい。
に画素Aの大きさを規定する遮光膜を兼ねさせている
が、この中間膜15aは、基板2の内面に画素Aの大き
さを規定する遮光膜を設けてその上に形成してもよく、
その場合は、中間膜15aの材質は絶縁膜であれば任意
でよいし、またこの中間膜15aの大きさ(隣接するカ
ラーフィルタ15間の幅)も、前記遮光膜より小さけれ
ば任意でよい。
【0100】[第1〜第3の発明の他の適用例]なお、
上述した第1〜第3の発明の実施例は、赤,緑,青の画
素をモザイク状の配列パターンで表示するアクティブマ
トリックス型液晶表示素子に適用した例であるが、第1
〜第3の発明はいずれも、各色の画素をそれぞれ列方向
に直線状に配列しているアクティブマトリックス型液晶
表示素子にも適用することができる。
上述した第1〜第3の発明の実施例は、赤,緑,青の画
素をモザイク状の配列パターンで表示するアクティブマ
トリックス型液晶表示素子に適用した例であるが、第1
〜第3の発明はいずれも、各色の画素をそれぞれ列方向
に直線状に配列しているアクティブマトリックス型液晶
表示素子にも適用することができる。
【0101】
【発明の効果】第1の発明の液晶表示素子によれば、隣
接するカラーフィルタの境界部を信号線に対応する位置
よりも画素電極の上の配向膜の配向処理方向上流側に片
寄らせることにより、カラーフィルタの上に設けた配向
膜の配向不良発生箇所を、前記信号線に対応する位置よ
りも画素電極上の配向膜の配向処理方向上流側にずらし
ているため、信号線と画素電極との間に発生する横電界
の向きに液晶分子が配向するきっかけとなる不安定な液
晶分子配向領域が前記画素電極上の配向膜の配向処理方
向上流側にずれ、したがって、前記横電界の影響による
ディスクリネーションの発生位置が画素電極の両側の信
号線のうちの前記配向処理方向上流側の信号線に近くな
るから、前記横電界の影響によるディスクリネーション
を画素内に生じさせないようにして高品質の画像を表示
することができる。
接するカラーフィルタの境界部を信号線に対応する位置
よりも画素電極の上の配向膜の配向処理方向上流側に片
寄らせることにより、カラーフィルタの上に設けた配向
膜の配向不良発生箇所を、前記信号線に対応する位置よ
りも画素電極上の配向膜の配向処理方向上流側にずらし
ているため、信号線と画素電極との間に発生する横電界
の向きに液晶分子が配向するきっかけとなる不安定な液
晶分子配向領域が前記画素電極上の配向膜の配向処理方
向上流側にずれ、したがって、前記横電界の影響による
ディスクリネーションの発生位置が画素電極の両側の信
号線のうちの前記配向処理方向上流側の信号線に近くな
るから、前記横電界の影響によるディスクリネーション
を画素内に生じさせないようにして高品質の画像を表示
することができる。
【0102】また、第2の発明の液晶表示素子によれ
ば、隣接するカラーフィルタを同角度で互いに逆向きに
傾斜する側面同士を重ね合わせて形成することにより、
カラーフィルタ表面を各カラーフィルタの境界部も含め
てほぼ平坦にしているため、その上に設ける配向膜の膜
面をほぼ平坦にして、その膜面をその全体にわたってほ
ぼ均等に配向処理することができる。
ば、隣接するカラーフィルタを同角度で互いに逆向きに
傾斜する側面同士を重ね合わせて形成することにより、
カラーフィルタ表面を各カラーフィルタの境界部も含め
てほぼ平坦にしているため、その上に設ける配向膜の膜
面をほぼ平坦にして、その膜面をその全体にわたってほ
ぼ均等に配向処理することができる。
【0103】さらに、第3の発明の液晶表示素子によれ
ば、隣接するカラーフィルタの間に設けた中間膜の側面
と前記カラーフィルタの側面とを同角度で互いに逆向き
に傾斜する側面同士を重ね合わせて形成することによ
り、カラーフィルタ表面を、各カラーフィルタの間の部
分も含めてほぼ平坦にしているため、その上に設ける配
向膜の膜面をほぼ平坦にして、その膜面をその全体にわ
たってほぼ均等に配向処理することができる。
ば、隣接するカラーフィルタの間に設けた中間膜の側面
と前記カラーフィルタの側面とを同角度で互いに逆向き
に傾斜する側面同士を重ね合わせて形成することによ
り、カラーフィルタ表面を、各カラーフィルタの間の部
分も含めてほぼ平坦にしているため、その上に設ける配
向膜の膜面をほぼ平坦にして、その膜面をその全体にわ
たってほぼ均等に配向処理することができる。
【0104】このため、上記第2および第3の発明の液
晶表示素子によれば、液晶層中に液晶分子の配向状態が
不安定になる領域ができることはないから、不安定な配
向状態にある液晶分子の横電界による配向がきっかけと
なってその付近の領域の液晶分子が前記横電界の向きに
沿って配向するようなことがなく、したがって、信号線
と画素電極との間に発生する横電界の影響によるディス
クリネーションを画素内に生じさせないようにして、高
品質の画像を表示することができる。
晶表示素子によれば、液晶層中に液晶分子の配向状態が
不安定になる領域ができることはないから、不安定な配
向状態にある液晶分子の横電界による配向がきっかけと
なってその付近の領域の液晶分子が前記横電界の向きに
沿って配向するようなことがなく、したがって、信号線
と画素電極との間に発生する横電界の影響によるディス
クリネーションを画素内に生じさせないようにして、高
品質の画像を表示することができる。
【図1】第1の発明の一実施例を示す液晶表示素子の行
方向に沿った一部分の断面図
方向に沿った一部分の断面図
【図2】同液晶表示素子の列方向に沿った一部分の断面
図
図
【図3】同液晶表示素子の1つの画素部の拡大正面図
【図4】第2の発明の一実施例を示す液晶表示素子の行
方向に沿った一部分の断面図
方向に沿った一部分の断面図
【図5】第3の発明の一実施例を示す液晶表示素子の行
方向に沿った一部分の断面図
方向に沿った一部分の断面図
【図6】従来の液晶表示素子の一部分の正面図
【図7】図6の VII−VII 線に沿う拡大断面図
【図8】図6のVIII−VIII線に沿う拡大断面図
【図9】従来の液晶表示素子の1つの画素部の拡大図
1,2…基板 3…画素電極 4…スイッチング素子 10…走査線 11…信号線 13…配向膜 a…配向処理方向 14…遮光膜 14a…開口 A…画素 15…カラーフィルタ 15a…中間膜 16…対向電極 17…配向膜 b…配向処理方向 18a…液晶分子 E…横電界
Claims (3)
- 【請求項1】行方向および列方向に配列する複数の画素
電極と、これらの画素電極にそれぞれ接続された複数の
スイッチング素子と、各画素電極行にそれぞれ沿わせて
配線されその行の前記スイッチング素子にその制御信号
を供給する複数本の走査線と、各画素電極列にそれぞれ
沿わせて配線されその列の前記スイッチング素子にデー
タ信号を供給する信号線とを設けるとともに、その上に
配向膜を形成した一方の基板と、前記一方の基板の各画
素電極にそれぞれ対応させて複数の色のカラーフィルタ
を交互に配列し、その上に前記各画素電極に対向する対
向電極を設けるとともに、この対向電極の上に配向膜を
形成した他方の基板との間に液晶を介在させたアクティ
ブマトリックス型の液晶表示素子において、 前記複数の色のカラーフィルタが、隣接するカラーフィ
ルタの境界部を前記信号線に対応する位置よりも前記画
素電極の上の配向膜の配向処理方向に関して上流側に片
寄らせて形成されていることを特徴とする液晶表示素
子。 - 【請求項2】行方向および列方向に配列する複数の画素
電極と、これらの画素電極にそれぞれ接続された複数の
スイッチング素子と、各画素電極行にそれぞれ沿わせて
配線されその行の前記スイッチング素子にその制御信号
を供給する複数本の走査線と、各画素電極列にそれぞれ
沿わせて配線されその列の前記スイッチング素子にデー
タ信号を供給する信号線とを設けるとともに、その上に
配向膜を形成した一方の基板と、前記一方の基板の各画
素電極にそれぞれ対応させて複数の色のカラーフィルタ
を交互に配列し、その上に前記各画素電極に対向する対
向電極を設けるとともに、この対向電極の上に配向膜を
形成した他方の基板との間に液晶を介在させたアクティ
ブマトリックス型の液晶表示素子において、 隣接する一方のカラーフィルタの側面と他方のカラーフ
ィルタの側面とが、同角度で互いに逆向きに傾斜する斜
面となっており、これらのカラーフィルタが、その側面
同士を重ね合わせて形成されていることを特徴とする液
晶表示素子。 - 【請求項3】行方向および列方向に配列する複数の画素
電極と、これらの画素電極にそれぞれ接続された複数の
スイッチング素子と、各画素電極行にそれぞれ沿わせて
配線されその行の前記スイッチング素子にその制御信号
を供給する複数本の走査線と、各画素電極列にそれぞれ
沿わせて配線されその列の前記スイッチング素子にデー
タ信号を供給する信号線とを設けるとともに、その上に
配向膜を形成した一方の基板と、前記一方の基板の各画
素電極にそれぞれ対応させて複数の色のカラーフィルタ
を交互に配列し、その上に前記各画素電極に対向する対
向電極を設けるとともに、この対向電極の上に配向膜を
形成した他方の基板との間に液晶を介在させたアクティ
ブマトリックス型の液晶表示素子において、 隣接するカラーフィルタの間に、前記カラーフィルタと
ほぼ同じ膜厚の中間膜が設けられているとともに、この
中間膜の側面と前記カラーフィルタの側面とが、同角度
で互いに逆向きに傾斜する斜面となっており、前記中間
膜とカラーフィルタとが、その側面同士を重ね合わせて
形成されていることを特徴とする液晶表示素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13018696A JPH09318937A (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13018696A JPH09318937A (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 液晶表示素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09318937A true JPH09318937A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15028140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13018696A Abandoned JPH09318937A (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09318937A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001209065A (ja) * | 1999-12-02 | 2001-08-03 | Samsung Electronics Co Ltd | 広視野角液晶表示装置及びそれに用いられる基板 |
| WO2001073507A1 (en) * | 2000-03-27 | 2001-10-04 | Hitachi, Ltd. | Liquid crystal display device |
| US8780305B2 (en) | 1998-10-30 | 2014-07-15 | Samsung Display Co., Ltd. | Liquid crystal display having wide viewing angle |
-
1996
- 1996-05-24 JP JP13018696A patent/JPH09318937A/ja not_active Abandoned
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8780305B2 (en) | 1998-10-30 | 2014-07-15 | Samsung Display Co., Ltd. | Liquid crystal display having wide viewing angle |
| JP2001209065A (ja) * | 1999-12-02 | 2001-08-03 | Samsung Electronics Co Ltd | 広視野角液晶表示装置及びそれに用いられる基板 |
| WO2001073507A1 (en) * | 2000-03-27 | 2001-10-04 | Hitachi, Ltd. | Liquid crystal display device |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040127 |
|
| A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20040325 |