JPH09320458A - プラズマディスプレイパネルの製造方法 - Google Patents
プラズマディスプレイパネルの製造方法Info
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- JPH09320458A JPH09320458A JP15620896A JP15620896A JPH09320458A JP H09320458 A JPH09320458 A JP H09320458A JP 15620896 A JP15620896 A JP 15620896A JP 15620896 A JP15620896 A JP 15620896A JP H09320458 A JPH09320458 A JP H09320458A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラズマディスプレイパネルの製造方法であ
って、表面平滑性に優れ、膜厚ムラのない誘電体層を形
成し、表示動作の安定化を図る製造方法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 ガラス基板上に形成された電極層を放電
空間に対して被覆する誘電体層を備えたプラズマディス
プレイパネルの製造方法であって、電極層を覆うように
ガラス基板上に未硬化状態の厚さが15〜50μmであ
るドライガラスペーストフィルムを加熱・加圧して積層
する工程と、積層されたドライガラスペーストフィルム
を焼成して誘電体層を形成する工程とを含むことを特徴
とする。また、ドライガラスペーストフィルムは、比誘
電率が8以下のアルカリ系低融点ガラスを含み、電極層
は透明導電膜と金属膜の積層膜からなり、ドライガラス
ペーストフィルムの積層工程の前に電極層を非アルカリ
系の低融点ガラスを含むドライガラスペーストフィルム
を加熱・加圧して被覆した後焼成して電極保護層を形成
する工程を含むことを特徴とする。
って、表面平滑性に優れ、膜厚ムラのない誘電体層を形
成し、表示動作の安定化を図る製造方法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 ガラス基板上に形成された電極層を放電
空間に対して被覆する誘電体層を備えたプラズマディス
プレイパネルの製造方法であって、電極層を覆うように
ガラス基板上に未硬化状態の厚さが15〜50μmであ
るドライガラスペーストフィルムを加熱・加圧して積層
する工程と、積層されたドライガラスペーストフィルム
を焼成して誘電体層を形成する工程とを含むことを特徴
とする。また、ドライガラスペーストフィルムは、比誘
電率が8以下のアルカリ系低融点ガラスを含み、電極層
は透明導電膜と金属膜の積層膜からなり、ドライガラス
ペーストフィルムの積層工程の前に電極層を非アルカリ
系の低融点ガラスを含むドライガラスペーストフィルム
を加熱・加圧して被覆した後焼成して電極保護層を形成
する工程を含むことを特徴とする。
Description
【0001】
【0001】
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネルの製造方法、特に電極層を覆う誘電体層を形
成する方法の改良に関する。
レイパネルの製造方法、特に電極層を覆う誘電体層を形
成する方法の改良に関する。
【0003】
【0002】
【0004】
【従来の技術】ドットマトリックス型の平面表示装置と
して、例えばプラズマディスプレイパネル(PDP)が
知られている。PDPは、パソコン、ワープロ等の表示
装置としても多用されており、また高速の表示が可能で
あり且つ大型画面の実現が容易であることから、特に2
0インチ以上の大型フラット型表示手段として期待され
ている。
して、例えばプラズマディスプレイパネル(PDP)が
知られている。PDPは、パソコン、ワープロ等の表示
装置としても多用されており、また高速の表示が可能で
あり且つ大型画面の実現が容易であることから、特に2
0インチ以上の大型フラット型表示手段として期待され
ている。
【0005】
【0003】図2は、AC駆動方式の3電極構造を有す
る面放電型PDPを示し、放電空間7を介して対向配置
された一対のガラス基板1、2の表示面側のガラス基板
1の内面に互いに平行に隣接配置された一対のサスティ
ン電極(維持電極)X、Y、サスティン電極X、Yを覆
う誘電体層5、誘電体層5を覆うMgOからなる保護層
6が設けられている。尚、サスティン電極X、Yは、そ
れぞれ幅の広い帯状の透明導電膜4とその導電性を補う
ために重ねられた金属膜3とから構成されている。
る面放電型PDPを示し、放電空間7を介して対向配置
された一対のガラス基板1、2の表示面側のガラス基板
1の内面に互いに平行に隣接配置された一対のサスティ
ン電極(維持電極)X、Y、サスティン電極X、Yを覆
う誘電体層5、誘電体層5を覆うMgOからなる保護層
6が設けられている。尚、サスティン電極X、Yは、そ
れぞれ幅の広い帯状の透明導電膜4とその導電性を補う
ために重ねられた金属膜3とから構成されている。
【0006】
【0004】一方、背面側のガラス基板2の内面上にサ
スティン電極X、Yと直交する方向に設けられ、放電空
間7を単位発光領域毎に区画する障壁10、各障壁10
間のガラス基板上にサスティン電極X、Yと直交する方
向に設けられたアドレス電極A、及び所定の発光色の蛍
光体層8が設けられている。ここで、放電空間7には、
ネオンに少量のキセノンを混合した放電ガスが封入され
ている。
スティン電極X、Yと直交する方向に設けられ、放電空
間7を単位発光領域毎に区画する障壁10、各障壁10
間のガラス基板上にサスティン電極X、Yと直交する方
向に設けられたアドレス電極A、及び所定の発光色の蛍
光体層8が設けられている。ここで、放電空間7には、
ネオンに少量のキセノンを混合した放電ガスが封入され
ている。
【0007】
【0005】このようなPDPの表示に際しては、例え
ば、サスティン電極X、Yに放電開始電圧を越える駆動
電圧を加える。これにより、誘電体層5の表面方向に面
放電が生じ、誘電体層の表面に所定の壁電荷が蓄積し、
放電が停止する。その後、壁電荷と反対の極性のサステ
ィンパルスをサスティン電極X、Yに交互に加える毎に
面放電が生じ、このとき発生する紫外線によって蛍光体
層8が励起されて発光する。
ば、サスティン電極X、Yに放電開始電圧を越える駆動
電圧を加える。これにより、誘電体層5の表面方向に面
放電が生じ、誘電体層の表面に所定の壁電荷が蓄積し、
放電が停止する。その後、壁電荷と反対の極性のサステ
ィンパルスをサスティン電極X、Yに交互に加える毎に
面放電が生じ、このとき発生する紫外線によって蛍光体
層8が励起されて発光する。
【0008】
【0006】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、誘電体層5
は、一般的にスクリーン印刷法によって形成される。こ
の場合、所定の厚さの誘電体層を得るためには低融点ガ
ラスペーストを塗布し、焼成する工程を数回繰り返して
行う必要がある。従って、膜厚にバラツキが生じやすく
表示ムラが発生する。また、スクリーンメッシュ跡が誘
電体層の表面に残るために、例えば2層の印刷を行った
場合に第1層と第2層との間にスクリーンメッシュ跡の
干渉縞が生じ、それが発光ムラとなる。
は、一般的にスクリーン印刷法によって形成される。こ
の場合、所定の厚さの誘電体層を得るためには低融点ガ
ラスペーストを塗布し、焼成する工程を数回繰り返して
行う必要がある。従って、膜厚にバラツキが生じやすく
表示ムラが発生する。また、スクリーンメッシュ跡が誘
電体層の表面に残るために、例えば2層の印刷を行った
場合に第1層と第2層との間にスクリーンメッシュ跡の
干渉縞が生じ、それが発光ムラとなる。
【0010】本発明は、上述の問題に鑑み、表面平滑性
に優れ、膜厚ムラのない誘電体層を形成し、表示動作の
安定化を図ることを目的としている。
に優れ、膜厚ムラのない誘電体層を形成し、表示動作の
安定化を図ることを目的としている。
【0011】
【0007】
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ガラ
ス基板上に形成された電極層を放電空間に対して被覆す
る誘電体層を備えたプラズマディスプレイパネルの製造
方法であって、電極層を覆うようにガラス基板上に未硬
化状態の厚さが15〜50μmであるドライガラスペー
ストフィルムを加熱・加圧して積層する工程と、積層さ
れたドライガラスペーストフィルムを焼成して誘電体層
を形成する工程とを含むことを特徴とする。
ス基板上に形成された電極層を放電空間に対して被覆す
る誘電体層を備えたプラズマディスプレイパネルの製造
方法であって、電極層を覆うようにガラス基板上に未硬
化状態の厚さが15〜50μmであるドライガラスペー
ストフィルムを加熱・加圧して積層する工程と、積層さ
れたドライガラスペーストフィルムを焼成して誘電体層
を形成する工程とを含むことを特徴とする。
【0013】
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の製造方
法であって、ドライガラスペーストフィルムは、比誘電
率が8以下のアルカリ系低融点ガラスを含むことを特徴
とする。
法であって、ドライガラスペーストフィルムは、比誘電
率が8以下のアルカリ系低融点ガラスを含むことを特徴
とする。
【0014】
【0009】請求項3の発明は、請求項2記載の製造方
法であって、電極層は透明導電膜と金属膜の積層膜から
なり、ドライガラスペーストフィルムの積層工程の前に
電極層を非アルカリ系の低融点ガラスを含むドライガラ
スペーストフィルムを加熱・加圧して被覆した後焼成し
て電極保護層を形成する工程を含むことを特徴とする。
法であって、電極層は透明導電膜と金属膜の積層膜から
なり、ドライガラスペーストフィルムの積層工程の前に
電極層を非アルカリ系の低融点ガラスを含むドライガラ
スペーストフィルムを加熱・加圧して被覆した後焼成し
て電極保護層を形成する工程を含むことを特徴とする。
【0015】
【0010】
【0016】
【作用】本発明のプラズマディスプレイパネルの製造方
法では、電極層を覆うようにガラス基板上に未硬化状態
の厚さが15〜50μmであるドライガラスペーストフ
ィルムを加熱・加圧して積層する工程と、積層されたド
ライガラスペーストフィルムを焼成して誘電体層を形成
する工程とを含むように構成したので、短時間で生産が
可能で表面平滑性に優れた誘電体層が得られる。また、
ドライガラスペーストフィルムは、比誘電率が8以下の
アルカリ系低融点ガラスを含み、ドライガラスペースト
フィルムの積層工程の前に電極層を非アルカリ系の低融
点ガラスを含むドライガラスペーストフィルムを加熱・
加圧して被覆した後焼成して電極保護層を形成する工程
を含むように構成したので、電極の腐食を防止できる。
法では、電極層を覆うようにガラス基板上に未硬化状態
の厚さが15〜50μmであるドライガラスペーストフ
ィルムを加熱・加圧して積層する工程と、積層されたド
ライガラスペーストフィルムを焼成して誘電体層を形成
する工程とを含むように構成したので、短時間で生産が
可能で表面平滑性に優れた誘電体層が得られる。また、
ドライガラスペーストフィルムは、比誘電率が8以下の
アルカリ系低融点ガラスを含み、ドライガラスペースト
フィルムの積層工程の前に電極層を非アルカリ系の低融
点ガラスを含むドライガラスペーストフィルムを加熱・
加圧して被覆した後焼成して電極保護層を形成する工程
を含むように構成したので、電極の腐食を防止できる。
【0017】
【0011】
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
プラズマディスプレイパネルの製造方法を図1に基づい
て説明する。図1は表示面側のガラス基板の製造工程を
示す。
プラズマディスプレイパネルの製造方法を図1に基づい
て説明する。図1は表示面側のガラス基板の製造工程を
示す。
【0019】まず、サスティン電極形成工程(図1
(a)、(b))で前面ガラス基板20上に酸化錫、I
TOなどの透明導電膜を蒸着又はスパッタ法により形成
し、この上にフォトレジスト層を形成し電極パターン用
マスクを介して露光・現像し、露光・現像されたフォト
レジスト層をマスクとして透明導電膜をエッチングする
ことにより透明電極21が形成される。透明電極21上
にアルミニウム−銅合金又はアルミニウム/クロムの2
層からなる金属膜を蒸着又はスパッタ法により形成し、
その上にフォトレジスト層を形成し、電極パターン用マ
スクを介して露光・現像し、露光・現像されたフォトレ
ジスト層をマスクとして金属膜をエッチングすることに
よりバス電極22が形成される。このようにして透明電
極21とバス電極22が積層されたサスティン電極が設
けられる。
(a)、(b))で前面ガラス基板20上に酸化錫、I
TOなどの透明導電膜を蒸着又はスパッタ法により形成
し、この上にフォトレジスト層を形成し電極パターン用
マスクを介して露光・現像し、露光・現像されたフォト
レジスト層をマスクとして透明導電膜をエッチングする
ことにより透明電極21が形成される。透明電極21上
にアルミニウム−銅合金又はアルミニウム/クロムの2
層からなる金属膜を蒸着又はスパッタ法により形成し、
その上にフォトレジスト層を形成し、電極パターン用マ
スクを介して露光・現像し、露光・現像されたフォトレ
ジスト層をマスクとして金属膜をエッチングすることに
よりバス電極22が形成される。このようにして透明電
極21とバス電極22が積層されたサスティン電極が設
けられる。
【0020】
【0012】次に、電極保護層形成工程(図1(c))
で、非アルカリ系の低融点ガラス(例えば、酸化鉛を含
む低融点ガラス)を含むドライガラスペーストフィルム
23をローラ25により加熱・加圧して熱圧着した後
(ローラ、ガラス基板の表面温度は120℃程度)、所
定の温度(500〜600℃程度)で焼成する。ここ
で、ドライガラスペーストフィルム23は、平均粒径が
3μm程度のガラス粒、アルミナなどのセラミック粒、
アクリル系などの樹脂バインダー及びトルエンなどの溶
剤などからなる混合スリップをドクターブレード法又は
カレンダー法などで離型材を塗布したベースフィルム
(PETなどからなるフィルム)24上にフィルム状に
したものである。
で、非アルカリ系の低融点ガラス(例えば、酸化鉛を含
む低融点ガラス)を含むドライガラスペーストフィルム
23をローラ25により加熱・加圧して熱圧着した後
(ローラ、ガラス基板の表面温度は120℃程度)、所
定の温度(500〜600℃程度)で焼成する。ここ
で、ドライガラスペーストフィルム23は、平均粒径が
3μm程度のガラス粒、アルミナなどのセラミック粒、
アクリル系などの樹脂バインダー及びトルエンなどの溶
剤などからなる混合スリップをドクターブレード法又は
カレンダー法などで離型材を塗布したベースフィルム
(PETなどからなるフィルム)24上にフィルム状に
したものである。
【0021】
【0013】次に、誘電体層形成工程(図1(d))
で、比誘電率が8以下のアルカリ系の低融点ガラス(例
えば、酸化ナトリウム及び酸化ホウ素を含む低融点ガラ
ス)を含むドライガラスペーストフィルム26をローラ
により加熱(ローラ、ガラス基板の表面温度は120℃
程度)・加圧して熱圧着した後、所定の温度(500〜
600℃程度)で焼成する。ここで、ドライガラスペー
ストフィルム26は、平均粒径が3μm程度のガラス
粒、アルミナなどのセラミック粒、アクリル系などの樹
脂バインダー及びトルエンなどの溶剤などからなる混合
スリップをドクターブレード法又はカレンダー法などで
離型材を塗布したベースフィルム24上にフィルム状に
したものである。また、次に、保護層27形成工程(図
1(e))で誘電体層上にMgOをスパッタ法により被
着する。
で、比誘電率が8以下のアルカリ系の低融点ガラス(例
えば、酸化ナトリウム及び酸化ホウ素を含む低融点ガラ
ス)を含むドライガラスペーストフィルム26をローラ
により加熱(ローラ、ガラス基板の表面温度は120℃
程度)・加圧して熱圧着した後、所定の温度(500〜
600℃程度)で焼成する。ここで、ドライガラスペー
ストフィルム26は、平均粒径が3μm程度のガラス
粒、アルミナなどのセラミック粒、アクリル系などの樹
脂バインダー及びトルエンなどの溶剤などからなる混合
スリップをドクターブレード法又はカレンダー法などで
離型材を塗布したベースフィルム24上にフィルム状に
したものである。また、次に、保護層27形成工程(図
1(e))で誘電体層上にMgOをスパッタ法により被
着する。
【0022】
【0014】
【0023】
【発明の効果】本発明によるプラズマディスプレイパネ
ルの製造方法によれば、離型材を塗布したベースフィル
ム上に誘電体層を加熱・加圧して積層した後、焼成して
誘電体層を形成するようにしたので、短時間でPDP多
数枚分の生産を可能とし、印刷に比較し、高い生産性を
得られる。また、膜厚の調整幅も大きい。さらに、印刷
によって形成した誘電体層よりも表面平滑性が優れ、面
内・面間の膜厚の差異が少なくなることにより、PDP
の発光ムラを抑制できる。
ルの製造方法によれば、離型材を塗布したベースフィル
ム上に誘電体層を加熱・加圧して積層した後、焼成して
誘電体層を形成するようにしたので、短時間でPDP多
数枚分の生産を可能とし、印刷に比較し、高い生産性を
得られる。また、膜厚の調整幅も大きい。さらに、印刷
によって形成した誘電体層よりも表面平滑性が優れ、面
内・面間の膜厚の差異が少なくなることにより、PDP
の発光ムラを抑制できる。
【図1】本発明の実施の形態によるプラズマディスプレ
イパネルの製造方法を示す図である。
イパネルの製造方法を示す図である。
【図2】従来のAC駆動方式の3電極構造を有する面放
電型PDPを示す図である。
電型PDPを示す図である。
1、2 ・・・・・ ガラス基板 3 ・・・・・ 金属膜 4 ・・・・・ 透明導電膜 5 ・・・・・ 誘電体層 6 ・・・・・ 保護層 7 ・・・・・ 放電空間 8 ・・・・・ 蛍光体層 10 ・・・・・ 障壁 20 ・・・・・ 前面ガラス基板 21 ・・・・・ 透明電極 22 ・・・・・ バス電極 25 ・・・・・ ローラ 23 ・・・・・ ドライガラスペーストフィルム 26 ・・・・・ ドライガラスペーストフィルム 24 ・・・・・ ベースフィルム 27 ・・・・・ 保護層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネルの製造方法、特に電極層を覆う誘電体層を形
成する方法の改良に関する。
レイパネルの製造方法、特に電極層を覆う誘電体層を形
成する方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ドットマトリックス型の平面表示装置と
して、例えばプラズマディスプレイパネル(PDP)が
知られている。PDPは、パソコン、ワープロ等の表示
装置としても多用されており、また高速の表示が可能で
あり且つ大型画面の実現が容易であることから、特に2
0インチ以上の大型フラット型表示手段として期待され
ている。
して、例えばプラズマディスプレイパネル(PDP)が
知られている。PDPは、パソコン、ワープロ等の表示
装置としても多用されており、また高速の表示が可能で
あり且つ大型画面の実現が容易であることから、特に2
0インチ以上の大型フラット型表示手段として期待され
ている。
【0003】図2は、AC駆動方式の3電極構造を有す
る面放電型PDPを示し、放電空間7を介して対向配置
された一対のガラス基板1、2の表示面側のガラス基板
1の内面に互いに平行に隣接配置された一対のサスティ
ン電極(維持電極)X、Y、サスティン電極X、Yを覆
う誘電体層5、誘電体層5を覆うMgOからなる保護層
6が設けられている。尚、サスティン電極X、Yは、そ
れぞれ幅の広い帯状の透明導電膜4とその導電性を補う
ために重ねられた金属膜3とから構成されている。
る面放電型PDPを示し、放電空間7を介して対向配置
された一対のガラス基板1、2の表示面側のガラス基板
1の内面に互いに平行に隣接配置された一対のサスティ
ン電極(維持電極)X、Y、サスティン電極X、Yを覆
う誘電体層5、誘電体層5を覆うMgOからなる保護層
6が設けられている。尚、サスティン電極X、Yは、そ
れぞれ幅の広い帯状の透明導電膜4とその導電性を補う
ために重ねられた金属膜3とから構成されている。
【0004】一方、背面側のガラス基板2の内面上にサ
スティン電極X、Yと直交する方向に設けられ、放電空
間7を単位発光領域毎に区画する障壁10、各障壁10
間のガラス基板上にサスティン電極X、Yと直交する方
向に設けられたアドレス電極A、及び所定の発光色の蛍
光体層8が設けられている。ここで、放電空間7には、
ネオンに少量のキセノンを混合した放電ガスが封入され
ている。
スティン電極X、Yと直交する方向に設けられ、放電空
間7を単位発光領域毎に区画する障壁10、各障壁10
間のガラス基板上にサスティン電極X、Yと直交する方
向に設けられたアドレス電極A、及び所定の発光色の蛍
光体層8が設けられている。ここで、放電空間7には、
ネオンに少量のキセノンを混合した放電ガスが封入され
ている。
【0005】このようなPDPの表示に際しては、例え
ば、サスティン電極X、Yに放電開始電圧を越える駆動
電圧を加える。これにより、誘電体層5の表面方向に面
放電が生じ、誘電体層の表面に所定の壁電荷が蓄積し、
放電が停止する。その後、壁電荷と反対の極性のサステ
ィンパルスをサスティン電極X、Yに交互に加える毎に
面放電が生じ、このとき発生する紫外線によって蛍光体
層8が励起されて発光する。
ば、サスティン電極X、Yに放電開始電圧を越える駆動
電圧を加える。これにより、誘電体層5の表面方向に面
放電が生じ、誘電体層の表面に所定の壁電荷が蓄積し、
放電が停止する。その後、壁電荷と反対の極性のサステ
ィンパルスをサスティン電極X、Yに交互に加える毎に
面放電が生じ、このとき発生する紫外線によって蛍光体
層8が励起されて発光する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、誘電体層5
は、一般的にスクリーン印刷法によって形成される。こ
の場合、所定の厚さの誘電体層を得るためには低融点ガ
ラスペーストを塗布し、焼成する工程を数回繰り返して
行う必要がある。従って、膜厚にバラツキが生じやすく
表示ムラが発生する。また、スクリーンメッシュ跡が誘
電体層の表面に残るために、例えば2層の印刷を行った
場合に第1層と第2層との間にスクリーンメッシュ跡の
干渉縞が生じ、それが発光ムラとなる。本発明は、上述
の問題に鑑み、表面平滑性に優れ、膜厚ムラのない誘電
体層を形成し、表示動作の安定化を図ることを目的とし
ている。
は、一般的にスクリーン印刷法によって形成される。こ
の場合、所定の厚さの誘電体層を得るためには低融点ガ
ラスペーストを塗布し、焼成する工程を数回繰り返して
行う必要がある。従って、膜厚にバラツキが生じやすく
表示ムラが発生する。また、スクリーンメッシュ跡が誘
電体層の表面に残るために、例えば2層の印刷を行った
場合に第1層と第2層との間にスクリーンメッシュ跡の
干渉縞が生じ、それが発光ムラとなる。本発明は、上述
の問題に鑑み、表面平滑性に優れ、膜厚ムラのない誘電
体層を形成し、表示動作の安定化を図ることを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ガラ
ス基板上に形成された電極層を放電空間に対して被覆す
る誘電体層を備えたプラズマディスプレイパネルの製造
方法であって、電極層を覆うようにガラス基板上に未硬
化状態の厚さが15〜50μmであるドライガラスペー
ストフィルムを加熱・加圧して積層する工程と、積層さ
れたドライガラスペーストフィルムを焼成して誘電体層
を形成する工程とを含むことを特徴とする。
ス基板上に形成された電極層を放電空間に対して被覆す
る誘電体層を備えたプラズマディスプレイパネルの製造
方法であって、電極層を覆うようにガラス基板上に未硬
化状態の厚さが15〜50μmであるドライガラスペー
ストフィルムを加熱・加圧して積層する工程と、積層さ
れたドライガラスペーストフィルムを焼成して誘電体層
を形成する工程とを含むことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の製造方
法であって、ドライガラスペーストフィルムは、比誘電
率が8以下のアルカリ系低融点ガラスを含むことを特徴
とする。
法であって、ドライガラスペーストフィルムは、比誘電
率が8以下のアルカリ系低融点ガラスを含むことを特徴
とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項2記載の製造方
法であって、電極層は透明導電膜と金属膜の積層膜から
なり、ドライガラスペーストフィルムの積層工程の前に
電極層を非アルカリ系の低融点ガラスを含むドライガラ
スペーストフィルムを加熱・加圧して被覆した後焼成し
て電極保護層を形成する工程を含むことを特徴とする。
法であって、電極層は透明導電膜と金属膜の積層膜から
なり、ドライガラスペーストフィルムの積層工程の前に
電極層を非アルカリ系の低融点ガラスを含むドライガラ
スペーストフィルムを加熱・加圧して被覆した後焼成し
て電極保護層を形成する工程を含むことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明のプラズマディスプレイパネルの製造方
法では、電極層を覆うようにガラス基板上に未硬化状態
の厚さが15〜50μmであるドライガラスペーストフ
ィルムを加熱・加圧して積層する工程と、積層されたド
ライガラスペーストフィルムを焼成して誘電体層を形成
する工程とを含むように構成したので、短時間で生産が
可能で表面平滑性に優れた誘電体層が得られる。また、
ドライガラスペーストフィルムは、比誘電率が8以下の
アルカリ系低融点ガラスを含み、ドライガラスペースト
フィルムの積層工程の前に電極層を非アルカリ系の低融
点ガラスを含むドライガラスペーストフィルムを加熱・
加圧して被覆した後焼成して電極保護層を形成する工程
を含むように構成したので、電極の腐食を防止できる。
法では、電極層を覆うようにガラス基板上に未硬化状態
の厚さが15〜50μmであるドライガラスペーストフ
ィルムを加熱・加圧して積層する工程と、積層されたド
ライガラスペーストフィルムを焼成して誘電体層を形成
する工程とを含むように構成したので、短時間で生産が
可能で表面平滑性に優れた誘電体層が得られる。また、
ドライガラスペーストフィルムは、比誘電率が8以下の
アルカリ系低融点ガラスを含み、ドライガラスペースト
フィルムの積層工程の前に電極層を非アルカリ系の低融
点ガラスを含むドライガラスペーストフィルムを加熱・
加圧して被覆した後焼成して電極保護層を形成する工程
を含むように構成したので、電極の腐食を防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
プラズマディスブレイパネルの製造方法を図1に基づい
て説明する。図1は表示面側のガラス基板の製造工程を
示す。まず、サスティン電極形成工程(図1(a)、
(b))で前面ガラス基板20上に酸化錫、ITOなど
の透明導電膜を蒸着又はスパッタ法により形成し、この
上にフォトレジスト層を形成し電極パターン用マスクを
介して露光・現像し、露光・現像されたフォトレジスト
層をマスクとして透明導電膜をエッチングすることによ
り透明電極21が形成される。透明電極21上にアルミ
ニウム−銅合金又はアルミニウム/クロムの2層からな
る金属膜を蒸着又はスパッタ法により形成し、その上に
フォトレジスト層を形成し、電極パターン用マスクを介
して露光・現像し、露光・現像されたフォトレジスト層
をマスクとして金属膜をエッチングすることによりバス
電極22が形成される。このようにして透明電極21と
バス電極22が積層されたサスティン電極が設けられ
る。
プラズマディスブレイパネルの製造方法を図1に基づい
て説明する。図1は表示面側のガラス基板の製造工程を
示す。まず、サスティン電極形成工程(図1(a)、
(b))で前面ガラス基板20上に酸化錫、ITOなど
の透明導電膜を蒸着又はスパッタ法により形成し、この
上にフォトレジスト層を形成し電極パターン用マスクを
介して露光・現像し、露光・現像されたフォトレジスト
層をマスクとして透明導電膜をエッチングすることによ
り透明電極21が形成される。透明電極21上にアルミ
ニウム−銅合金又はアルミニウム/クロムの2層からな
る金属膜を蒸着又はスパッタ法により形成し、その上に
フォトレジスト層を形成し、電極パターン用マスクを介
して露光・現像し、露光・現像されたフォトレジスト層
をマスクとして金属膜をエッチングすることによりバス
電極22が形成される。このようにして透明電極21と
バス電極22が積層されたサスティン電極が設けられ
る。
【0012】次に、電極保護層形成工程(図1(c))
で、非アルカリ系の低融点ガラス(例えば、酸化鉛を含
む低融点ガラス)を含むドライガラスペーストフィルム
23をローラ25により加熱・加圧して熱圧着した後
(ローラ、ガラス基板の表面温度は120℃程度)、所
定の温度(500〜600℃程度)で焼成する。ここ
で、ドライガラスペーストフィルム23は、平均粒径が
3μm程度のガラス粒、アルミナなどのセラミック粒、
アクリル系などの樹脂バインダー及びトルエンなどの溶
剤などからなる混合スリップをドクターブレード法又は
カレンダー法などで離型材を塗布したベースフィルム
(PETなどからなるフィルム)24上にフィルム状に
したものである。
で、非アルカリ系の低融点ガラス(例えば、酸化鉛を含
む低融点ガラス)を含むドライガラスペーストフィルム
23をローラ25により加熱・加圧して熱圧着した後
(ローラ、ガラス基板の表面温度は120℃程度)、所
定の温度(500〜600℃程度)で焼成する。ここ
で、ドライガラスペーストフィルム23は、平均粒径が
3μm程度のガラス粒、アルミナなどのセラミック粒、
アクリル系などの樹脂バインダー及びトルエンなどの溶
剤などからなる混合スリップをドクターブレード法又は
カレンダー法などで離型材を塗布したベースフィルム
(PETなどからなるフィルム)24上にフィルム状に
したものである。
【0013】次に、誘電体層形成工程(図1(d))
で、比誘電率が8以下のアルカリ系の低融点ガラス(例
えば、酸化ナトリウム及び酸化ホウ素を含む低融点ガラ
ス)を含むドライガラスペーストフィルム26をローラ
により加熱(ローラ、ガラス基板の表面温度は120℃
程度)・加圧して熱圧着した後、所定の温度(500〜
600℃程度)で焼成する。ここで、ドライガラスペー
ストフィルム26は、平均粒径が3μm程度のガラス
粒、アルミナなどのセラミック粒、アクリル系などの樹
脂バインダー及びトルエンなどの溶剤などからなる混合
スリップをドクターブレード法又はカレンダー法などで
離型材を塗布したベースフィルム24上にフィルム状に
したものである。また、次に、保護層27形成工程(図
1(e))で誘電体層上にMgOをスパッタ法により被
着する。
で、比誘電率が8以下のアルカリ系の低融点ガラス(例
えば、酸化ナトリウム及び酸化ホウ素を含む低融点ガラ
ス)を含むドライガラスペーストフィルム26をローラ
により加熱(ローラ、ガラス基板の表面温度は120℃
程度)・加圧して熱圧着した後、所定の温度(500〜
600℃程度)で焼成する。ここで、ドライガラスペー
ストフィルム26は、平均粒径が3μm程度のガラス
粒、アルミナなどのセラミック粒、アクリル系などの樹
脂バインダー及びトルエンなどの溶剤などからなる混合
スリップをドクターブレード法又はカレンダー法などで
離型材を塗布したベースフィルム24上にフィルム状に
したものである。また、次に、保護層27形成工程(図
1(e))で誘電体層上にMgOをスパッタ法により被
着する。
【0014】
【発明の効果】本発明によるプラズマディスプレイパネ
ルの製造方法によれば、離型材を塗布したベースフィル
ム上に誘電体層を加熱・加圧して積層した後、焼成して
誘電体層を形成するようにしたので、短時間でPDP多
数枚分の生産を可能とし、印刷に比較し、高い生産性を
得られる。また、膜厚の調整幅も大きい。さらに、印刷
によって形成した誘電体層よりも表面平滑性が優れ、面
内・面間の膜厚の差異が少なくなることにより、PDP
の発光ムラを抑制できる。
ルの製造方法によれば、離型材を塗布したベースフィル
ム上に誘電体層を加熱・加圧して積層した後、焼成して
誘電体層を形成するようにしたので、短時間でPDP多
数枚分の生産を可能とし、印刷に比較し、高い生産性を
得られる。また、膜厚の調整幅も大きい。さらに、印刷
によって形成した誘電体層よりも表面平滑性が優れ、面
内・面間の膜厚の差異が少なくなることにより、PDP
の発光ムラを抑制できる。
Claims (3)
- 【請求項1】 ガラス基板上に形成された電極層を放電
空間に対して被覆する誘電体層を備えたプラズマディス
プレイパネルの製造方法であって、 前記電極層を覆うように前記ガラス基板上に未硬化状態
の厚さが15〜50μmであるドライガラスペーストフ
ィルムを加熱・加圧して積層する工程と、前記積層され
たドライガラスペーストフィルムを焼成して誘電体層を
形成する工程とを含むことを特徴とするプラズマディス
プレイパネルの製造方法。 - 【請求項2】 前記ドライガラスペーストフィルムは、
比誘電率が8以下のアルカリ系低融点ガラスを含むこと
を特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項3】 前記電極層は透明導電膜と金属膜の積層
膜からなり、前記ドライガラスペーストフィルムの積層
工程の前に前記電極層を非アルカリ系の低融点ガラスを
含むドライガラスペーストフィルムを加熱・加圧して被
覆した後焼成して電極保護層を形成する工程を含むこと
を特徴とする請求項2記載の面放電型プラズマディスプ
レイパネルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15620896A JPH09320458A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | プラズマディスプレイパネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15620896A JPH09320458A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | プラズマディスプレイパネルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09320458A true JPH09320458A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15622736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15620896A Pending JPH09320458A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | プラズマディスプレイパネルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09320458A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100316833B1 (ko) * | 1998-12-31 | 2002-01-12 | 구자홍 | 칼라표시장치의페이스트막형성방법 |
| US7229519B2 (en) * | 2004-01-27 | 2007-06-12 | Lg Electronics, Inc. | Burning equipment for green sheet of plasma display panel and method of burning the same |
| JP2008084840A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-04-10 | Toray Ind Inc | プラズマディスプレイ用部材及びプラズマディスプレイ用部材の製造方法 |
-
1996
- 1996-05-28 JP JP15620896A patent/JPH09320458A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100316833B1 (ko) * | 1998-12-31 | 2002-01-12 | 구자홍 | 칼라표시장치의페이스트막형성방법 |
| US7229519B2 (en) * | 2004-01-27 | 2007-06-12 | Lg Electronics, Inc. | Burning equipment for green sheet of plasma display panel and method of burning the same |
| JP2008084840A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-04-10 | Toray Ind Inc | プラズマディスプレイ用部材及びプラズマディスプレイ用部材の製造方法 |
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