JPH09321704A - 光ディジタル通信方法及びその装置 - Google Patents

光ディジタル通信方法及びその装置

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JPH09321704A
JPH09321704A JP8348873A JP34887396A JPH09321704A JP H09321704 A JPH09321704 A JP H09321704A JP 8348873 A JP8348873 A JP 8348873A JP 34887396 A JP34887396 A JP 34887396A JP H09321704 A JPH09321704 A JP H09321704A
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JP
Japan
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light
polarized light
linearly polarized
digital signal
emitted
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JP8348873A
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English (en)
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Masato Ikeda
正人 池田
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外乱光ノイズの影響を低減し、通信距離の増
大を図れる光ディジタル通信方法及びその装置を提供す
る。 【解決手段】 送信部1では、伝送対象となるディジタ
ル信号DS1とこれを反転したディジタル信号DS1’
のそれぞれによって異なる2つの発光素子14A,14
Bを駆動し、これらの発光素子14A,14Bからの出
射光のそれぞれを異なる偏波面を有する直線偏光とした
後、さらに円偏光又は楕円偏光として空気中に放射し、
受信部2では、送信部1から放射された2つの円偏光又
は楕円偏光のそれぞれを異なる直線偏光に再生し、この
直線偏光のそれぞれを異なる2つの受光素子23A,2
3Bによって受光すると共に、減算回路24によって2
つの受光素子23A,23Bから出力される2つの電気
信号のレベルの差を求めて、伝送対象となるディジタル
信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、光を用いてディジ
タルデータの授受を行う光ディジタル通信方法及びその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディジタルデータ通信装置は、
送信部と受信部とからなり、送信部では送信するディジ
タルデータに対応したディジタル電気信号によって赤外
線LED又はレーザダイオードを駆動し、データに対応
した赤外線信号を空間に放射する。また、受信部では、
フォトダイオードのような赤外線受光素子により送信部
から放射された赤外線信号を受光し、これをアナログ電
気信号に変換する。さらに、受信部では、得られたアナ
ログ電気信号を増幅した後、コンパレータ等によってデ
ィジタル信号に変換する。
【0003】尚、赤外線ディジタルデータ通信装置は、
送信部と受信部を両方備えたモジュール間で通信を行う
のが一般的であるが、送信部だけのモジュールと受信部
だけのモジュールとの間で通信を行う場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通信距
離を制限する要因の1つとして外乱光ノイズが存在す
る。赤外線ディジタルデータ通信装置における外乱光ノ
イズとしては、太陽光、白熱灯からの放射光、蛍光灯か
らの放射光があり、受信部において様々な対策がとられ
ている。主な対策としては、光学的には光学フィルタの
設置や受光素子の位置の工夫等があり、電気的にはフィ
ルターを用いる方法がある。
【0005】しかし、これらの方法は、シールディング
やフィルタリングにより外乱光ノイズを取り込まないよ
うにしたり、或いは取り込んでしまった外乱光ノイズに
対しては電気的なフィルタにより取り去るものであり、
完全に取り去ることはできなかった。このため、現在に
おいても外乱光ノイズは通信距離を制限する大きな要因
となっている。
【0006】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、外乱
光ノイズの影響を低減し、通信距離の増大を図れる光デ
ィジタル通信方法及びその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、送信部では伝送対象となる
ディジタル信号と該ディジタル信号を反転した反転ディ
ジタル信号のそれぞれによって異なる2つの発光素子を
駆動し、これらの発光素子からの出射光のそれぞれを直
線偏光とした後に空気中に放射し、受信部では、前記送
信部から放射された2つの直線偏光のみを異なる2つの
受光素子によって受光すると共に、該2つの受光素子か
ら出力される2つの電気信号のレベルの差を求めて、前
記伝送対象となるディジタル信号を得る光ディジタル通
信方法を提案する。
【0008】該光ディジタル通信方法によれば、送信部
において伝送対象となるディジタル信号と該ディジタル
信号を反転した反転ディジタル信号のそれぞれによって
異なる2つの発光素子が駆動され、これらの発光素子か
らの出射光のそれぞれは直線偏光とされた後、空気中に
放射される。また、受信部においては、前記送信部から
放射された2つの直線偏光のみがそれぞれ異なる2つの
受光素子によって受光され、該2つの受光素子から出力
される2つの電気信号のレベルの差が求められて、前記
伝送対象となるディジタル信号が得られる。これによ
り、前記2つの受光素子に共通に入力される外乱光ノイ
ズが除去された前記伝達対象となるディジタル信号が得
られる。
【0009】また、請求項2では、請求項1記載の光デ
ィジタル通信方法において、前記送信部は、前記2つの
直線偏光を、波長板を通して各々回転方向の異なる円偏
光又は楕円偏光となして空気中に放射し、前記受信部
は、前記送信部から放射された前記円又は楕円偏光を波
長板を通して前記2つの直線偏光とした後、それぞれの
直線偏光のみを異なる2つの受光素子によって受光する
光ディジタル通信方法を提案する。
【0010】該光ディジタル通信方法によれば、送信部
において伝送対象となるディジタル信号と該ディジタル
信号を反転した反転ディジタル信号のそれぞれによって
異なる2つの発光素子が駆動され、これらの発光素子か
らの出射光のそれぞれは直線偏光された後、例えばλ/
4或いはλ/5波長板等の波長板を通して各々回転方向
の異なる円偏光又は楕円偏光とされて空気中に放射され
る。また、受信部においては、前記送信部から放射され
た前記円偏光又は楕円偏光は波長板を通して2つの直線
偏光とされた後、それぞれの直線偏光のみがそれぞれ異
なる2つの受光素子によって受光され、該2つの受光素
子から出力される2つの電気信号のレベルの差が求めら
れて、前記伝送対象となるディジタル信号が得られる。
これにより、空間中においては円偏光として伝搬するの
で、前記送信部及び受信部のお互いの回転角における受
信レベルの変動が防止されると共に、前記2つの受光素
子に共通に入力される外乱光ノイズが除去された前記伝
達対象となるディジタル信号が得られる。
【0011】また、請求項3では、請求項1又は2記載
の光ディジタル通信方法において、前記光として赤外線
を用いる光ディジタル通信方法を提案する。
【0012】該光ディジタル通信方法によれば、前記光
として赤外線が用いられる。これにより、可視光に比べ
て大気中における減衰が低減される。
【0013】また、請求項4では、送信対象となるディ
ジタル信号に対応した光信号を出射する送信部と、該光
信号を受光し、ディジタル信号に変換する受信部とを備
えた光ディジタル通信装置において、前記送信部は、前
記ディジタル信号に対応して光を出射する第1の発光素
子と、前記ディジタル信号を反転する否定回路と、該否
定回路によって反転されたディジタル信号に対応して光
を出射する第2の発光素子と、前記第1の発光素子から
射出された光を入射して直線偏光として射出する第1の
直線偏光板と、前記第2の発光素子から射出された光を
入射して、前記第1の直線偏光板から射出された直線偏
光の偏波面とは異なる偏波面を有する直線偏光として射
出する第2の直線偏光板とを備え、前記受信部は、光を
入力してこれを電気信号に変換する第1及び第2の受光
素子と、前記第1の受光素子の光入射側に設けられると
共に、前記第1の発光素子から射出された直線偏光を通
過するように配置された第3の直線偏光板と、前記第2
の受光素子の光入射側に設けられると共に、前記第2の
発光素子から射出された直線偏光を通過するように配置
された第4の直線偏光板と、前記第1及び第2の受光素
子から出力される電気信号を入力し、該電気信号レベル
の差を出力する減算回路とを備えている光ディジタル通
信装置を提案する。
【0014】該光ディジタル通信装置によれば、送信部
において、第1の発光素子には伝達対象となるディジタ
ル信号が入力され、これに基づいて第1の発光素子から
光が出射される。さらに、第1の発光素子から出射され
た光は第1の直線偏光板によって直線偏光とされた後に
空気中に放射される。また、第2の発光素子には前記伝
達対象となるディジタル信号が否定回路によって反転さ
れたディジタル信号が入力され、これに基づいて第2の
発光素子から光が出射される。さらに、第2の発光素子
から出射された光は第2の直線偏光板によって前記第1
の直線偏光板による直線偏光の偏波面とは異なる偏波面
の直線偏光とされた後に空気中に放射される。
【0015】一方、受信部においては、前記第1の直線
偏光板を通して放射された直線偏光は、第3の直線偏光
板を通過して第1の受光素子に入力される。また、前記
第2の直線偏光板通して放射された直線偏光は、第4の
直線偏光板を通過して第2の受光素子に入力される。
【0016】第1及び第2の受光素子では、入射した光
が電気信号に変化され、これらの電気信号は減算回路に
入力される。該減算回路では、入力された2つの電気信
号のレベルの差を求めて、この値をレベルとする電気信
号を出力する。
【0017】これにより、前記第1及び第2の受光素子
に同等に入力される外乱光ノイズ成分は前記減算回路に
よって除去される。また、第1の受光素子から出力され
る電気信号は、前記伝達対象となるディジタル信号と同
位相であり、第2の受光素子から出力される電気信号
は、前記伝達対象となるディジタル信号とは位相が18
0度違ったものとなるので、これらの電気信号のレベル
の差を取ると前記伝達対象となるディジタル信号と同位
相で且つ、前記第1及び第2の受光素子から出力された
電気信号レベルを加算したレベルを有する電気信号を得
ることができる。
【0018】また、請求項5では、送信対象となるディ
ジタル信号に対応した光信号を出射する送信部と、該光
信号を受光し、ディジタル信号に変換する受信部とを備
えた光ディジタル通信装置において、前記送信部は、前
記ディジタル信号に対応して光を出射する第1の発光素
子と、前記ディジタル信号を反転する否定回路と、該否
定回路によって反転されたディジタル信号に対応して光
を出射する第2の発光素子と、前記第1の発光素子から
射出された光を入射して直線偏光として射出する第1の
直線偏光板と、該第1の直線偏光板から射出される直線
偏光を入射して円偏光又は楕円偏光として射出する第1
の波長板と、前記第2の発光素子から射出された光を入
射して直線偏光として射出する第2の直線偏光板と、該
第2の直線偏光板から射出された直線偏光を入射して前
記第1の波長板から射出される円偏光又は楕円偏光とは
偏波面の回転方向が異なる円偏光又は楕円偏光として射
出する第2の波長板とを備え、前記受信部は、前記第1
の波長板から射出された円偏光又は楕円偏光を入射して
直線偏光として射出する第3の波長板と、該第3の波長
板から射出された直線偏光のみを通過するように配置さ
れた第3の直線偏光板と、前記第2の波長板から射出さ
れた円偏光又は楕円偏光を入射して直線偏光として射出
する第4の波長板と、該第4の波長板から射出された直
線偏光のみを通過するように配置された第4の直線偏光
板と、前記第3の直線偏光板から射出された直線偏光を
入射してこれを電気信号に変換する第1の受光素子と、
前記第4の直線偏光板から射出された直線偏光を入射し
てこれを電気信号に変換する第2の受光素子と、前記第
1及び第2の受光素子から出力される電気信号を入力
し、該電気信号レベルの差を出力する減算回路とを備え
ている光ディジタル通信装置を提案する。
【0019】該光ディジタル通信装置によれば、送信部
において、第1の発光素子には伝達対象となるディジタ
ル信号が入力され、これに基づいて第1の発光素子から
光が出射される。さらに、第1の発光素子から出射され
た光は第1の直線偏光板によって直線偏光とされた後、
第1の波長板によって円偏光又は楕円偏光として空気中
に放射される。また、第2の発光素子には前記伝達対象
となるディジタル信号が否定回路によって反転されたデ
ィジタル信号が入力され、これに基づいて第2の発光素
子から光が出射される。さらに、第2の発光素子から出
射された光は第2の直線偏光板によって直線偏光とされ
た後、第2の波長板によって、前記第1の波長板から射
出される円偏光又は楕円偏光とは偏波面の回転方向が異
なる円偏光又は楕円偏光として空気中に放射される。
【0020】一方、受信部においては、前記第1の直線
偏光板及び第1の波長板を通して放射された円偏光又は
楕円偏光は、第3の波長板によって直線偏光とされた
後、第3の直線偏光板を通過して第1の受光素子に入力
される。また、前記第2の直線偏光板及び第2の波長板
を通して放射された円偏光又は楕円偏光は、第4の波長
板によって直線偏光とされた後、第4の直線偏光板を通
過して第2の受光素子に入力される。
【0021】第1及び第2の受光素子では、入射した光
が電気信号に変化され、これらの電気信号は減算回路に
入力される。該減算回路では、入力された2つの電気信
号のレベルの差を求めて、この値をレベルとする電気信
号を出力する。
【0022】これにより、空間中においては円偏光とし
て伝搬するので、前記送信部及び受信部における送受信
相互の回転角による受信レベルの変動が防止される。さ
らに、前記第1及び第2の受光素子に同等に入力される
外乱光ノイズ成分は前記減算回路によって除去される。
また、第1の受光素子から出力される電気信号は、前記
伝達対象となるディジタル信号と同位相であり、第2の
受光素子から出力される電気信号は、前記伝達対象とな
るディジタル信号とは位相が180度違ったものとなる
ので、これらの電気信号のレベルの差を取ると前記伝達
対象となるディジタル信号と同位相で且つ、前記第1及
び第2の受光素子から出力された電気信号レベルを加算
したレベルを有する電気信号を得ることができる。
【0023】また、請求項6では、請求項4又は5記載
の光ディジタル通信装置において、前記発光素子は赤外
線を出射し、前記受光素子は赤外線を受光して電気信号
に変換する光ディジタル通信装置を提案する。
【0024】該光ディジタル通信装置によれば、前記送
信部と受信部との間の通信に使用される光として赤外線
が用いられる。これにより、可視光に比べて大気中にお
ける減衰が低減される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態
における装置の要部構成図である。図において、1は送
信部、2は受信部である。
【0026】送信部1は、ディジタル信号入力端子1
1、NOT回路12A,12B、駆動回路13A,13
B、発光素子14A,14B、直線偏光板15A,15
B、及びλ/4波長板16A,16Bから構成されてい
る。
【0027】ディジタル信号入力端子に11に入力され
た伝送対象となるディジタル信号DS1は、直列接続さ
れたNOT回路12A,12Bを介して駆動回路13A
に入力されると共に、NOT回路12Aのみを介して駆
動回路13Bに入力される。これにより、駆動回路13
Bには駆動回路13Aに入力されたディジタル信号、即
ち伝送対象となるディジタル信号を反転したディジタル
信号DS1’が入力される。
【0028】駆動回路13A,13Bの構成は同一であ
り、入力されたディジタル信号に基づいてそれぞれに接
続された発光素子14A,14Bを駆動して、発光素子
14A,14Bから光を出射する。
【0029】また、発光素子14A,14Bのそれぞれ
の光出射側には直線偏光板15A,15Bが配置され、
発光素子14A,14Bのそれぞれから出射された光は
これらの直線偏光板15A,15Bを通り、直線偏光と
してλ/4波長板16A,16Bに入射され、それぞれ
回転方向の異なる円偏光又は楕円偏光として空間中に放
射される。
【0030】ここで、直線偏光板15A,15Bは、そ
れぞれを通過する直線偏光の偏波面が直交するように設
定されている。また、図2に示すように、送信部1にお
ける直線偏光板15A,15Bは、それぞれを通過する
直線偏光の偏波面がλ/4波長板16A,16Bの光軸
x,yに対して45度ずれるように配置されている。
【0031】一方、受信部2は、λ/4波長板21A,
21B、直線偏光板22A,22B、受光素子23A,
23B、及び減算回路24から構成されている。
【0032】受光素子23A,23Bのそれぞれは送信
部から放射された光信号を入力して電気信号DS2,D
S2’に変換して出力するものであり、それぞれの光入
射側には送信部1に設けられた直線偏光板15A,15
Bを通して射出された光のそれぞれを検出できるように
直線偏光板22A,22Bが配置されている。さらに、
これらの直線偏光板22A,22Bのそれぞれの光入射
側にはλ/4波長板21A,21Bが配置されている。
【0033】ここで、受信部2における直線偏光板22
A,22Bは、図2に示すように、それぞれを通過する
直線偏光の偏波面がλ/4波長板21A,21Bの光軸
x,yに対して45度ずれるように配置され、送信部1
における直線偏光が再生されるようになっている。
【0034】また、2つの受光素子23A,23Bの出
力信号DS2,DS2’は、減算回路24に入力されて
いる。減算回路24は、例えば一方の受光素子23Aか
ら出力された電気信号DS2の電圧レベルから他方の受
光素子23Bから出力された電気信号DS2’の電圧レ
ベルを減算した電圧レベルを有する電気信号DS3を出
力する。
【0035】前述の構成によれば、図3の波形図に示す
ように、2つの受光素子23A,23Bに同等に入力さ
れる外乱光ノイズ成分NZは減算回路24によって除去
される。また、一方の受光素子23Aから出力される電
気信号DS2は、伝達対象となるディジタル信号DS1
と同位相であり、他方の受光素子23Bから出力される
電気信号DS2’は、伝達対象となるディジタル信号D
S1とは位相が180度違ったものとなるので、これら
の電気信号の電圧レベルの差を取ると伝達対象となるデ
ィジタル信号DS1と同位相で且つ、2つの受光素子2
3A,23Bから出力された電気信号レベルを加算した
レベルを有する電気信号DS3を得ることができる。
【0036】従って、空間中においては円偏光又は楕円
偏光として伝搬するので、送信部1及び受信部2のお互
いの回転角による受信レベルの変動が防止されると共
に、外乱光ノイズを除去して伝達対象となるディジタル
信号のみを得ることができ、外乱光ノイズの影響を従来
に比べて大幅に低減し、通信距離の増大を図ることがで
きる。
【0037】次に、本実施形態に係る一実施例を説明す
る。図4は、一実施例における要部構造を示す図、図5
は電気系回路を示す図である。図において、前述したと
同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略す
る。また、本実施例においては、発光素子14A,14
Bとして赤外線LEDを使用し、受光素子23A,23
Bとして赤外線フォトダイオードを使用した。
【0038】さらに、送信部1において、発光素子14
A,14B、直線偏光板15A,15B及びλ/4波長
板16A,16Bをフード17で覆うと共に、光出射用
の開口部17aに凸レンズ18を設けている。また、受
信部2においては、λ/4波長板21A,21B、直線
偏光板22A,22B及び受光素子23A,23Bをフ
ード25で覆うと共に、光入射用の開口部25aに凸レ
ンズ26を設けている。
【0039】これにより、送信部1においては、発光素
子14A,14Bから出射した赤外線は外乱光が含まれ
ることなく直線偏光板15A,15B及びλ/4波長板
16A,16Bを通過した後、凸レンズ18によって平
行光とされて受信部2に向けて出射される。また、受信
部2においては、送信部1から出射された赤外線が凸レ
ンズ26によって受光素子23A,23Bに入射され、
この際、受光素子23A,23Bには、λ/4波長板2
1A,21B及び直線偏光板22A,22Bを通過した
赤外線と共に外乱光が直接入射されることが無くなる。
【0040】一方、送信部1及び受信部2の主要電気系
回路は、図5に示す構成とした。即ち、送信部1におけ
る駆動回路13A,13Bは、抵抗器131〜134、トラン
ジスタ135から構成され、抵抗器131の一端にディジタル
信号DS1或いはDS1’が入力され、抵抗器131の他
端はトランジスタ135のベース及び抵抗器132の一端に接
続され、トランジスタ135のエミッタは抵抗器133の一端
に接続されている。また、抵抗器132,133の他端には所
定の電圧+Vが印加されている。さらに、トランジスタ
135のコレクタは抵抗器134を介して発光素子(LED)
14A或いは14Bのアノードに接続され、発光素子
(LED)14A,14Bのカソードは接地されてい
る。
【0041】これにより、ディジタル信号DS1或いは
DS1’に対応してトランジスタ135がスイッチング動
作して発光素子14A或いは14Bに電圧を印加し、発
光素子14A,14Bを駆動する。
【0042】また、受信部2においては、減算回路24
は抵抗器241と増幅器242から構成され、抵抗器241の一
端は受光素子(フォトダイオード)23Aのアノード、
受光素子(フォトダイオード)23Bのカソード及び増
幅器242の入力端子のそれぞれに接続され、抵抗器241の
他端は接地されている。さらに、受光素子23Aのカソ
ードには所定の正の電圧+V1が印加され、受光素子2
3Bのアノードには所定の負の電圧−V1が印加されて
いる。
【0043】これにより、増幅器242には受光素子23
Aの出力電流I1と受光素子23Bの出力電流I2の差の
電流(I1−I2)が抵抗器241で電圧に変換され入力さ
れる。
【0044】次に、本発明の第2の実施形態を説明す
る。図6は、第2の実施形態における装置の要部構成図
である。図において、前述した第1の実施形態と同一構
成部分は同一符号を持って表し、その説明を省略する。
また、第1の実施形態と第2の実施形態との相違点は、
送信部1及び受信部2からλ/4波長板16A,16
B,21A,21Bを除去したことにある。
【0045】前述の構成によれば、空間中においては直
線偏光として伝搬するので、送信部及び受信部のお互い
の回転角による受信レベルの変動が多少生じるが、2つ
の受光素子に同等に入力される外乱光ノイズ成分は、こ
れら2つの受光素子の出力信号の差を求めているので除
去されるため、得られるディジタル信号は2つの受光素
子から出力された電気信号レベルを加算したレベルを有
する電気信号となるので、前記外乱光ノイズを除去して
伝達対象となるディジタル信号のみを得ることができ、
外乱光ノイズの影響を従来に比べて大幅に低減し、通信
距離の増大を図ることができる。
【0046】尚、前述した実施形態では赤外線を用いた
が、赤外線以外の光を用いてもほぼ同様の効果が得られ
ることは言うまでもない。
【0047】また、前述した実施形態の電気系回路は一
例であり、本発明がこれに限定されることはない。
【0048】さらに、本実施形態では、直線偏光板14
A,21Aと直線偏光板14B,21Bを、それぞれを
通過する直線偏光の偏波面が直交するように設定した
が、これに限定されることはない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載の光ディジタル通信方法によれば、2つの受光素子に
同等に入力される外乱光ノイズ成分は、これら2つの受
光素子の出力信号の差を求めているので除去されるた
め、得られるディジタル信号は2つの受光素子から出力
された電気信号レベルを加算したレベルを有する電気信
号となるので、前記外乱光ノイズを除去して伝達対象と
なるディジタル信号のみを得ることができ、外乱光ノイ
ズの影響を従来に比べて大幅に低減し、通信距離の増大
を図ることができる。
【0050】また、請求項2記載の光ディジタル通信方
法によれば、上記の効果に加えて、空間中においては円
偏光又は楕円偏光として伝搬するので、送信部及び受信
部のお互いの回転角による受信レベルの変動が防止され
る。
【0051】また、請求項3記載の光ディジタル通信方
法によれば、上記の効果に加えて、前記光として赤外線
が用いられるため、可視光に比べて大気中における減衰
が低減されるので、誤動作のない効率のよい通信を行う
ことができる。
【0052】また、請求項4記載の光ディジタル通信装
置によれば、第1及び第2の受光素子に同等に入力され
る外乱光ノイズ成分は前記減算回路によって除去され、
減算回路から出力される電気信号は伝達対象となるディ
ジタル信号と同位相で且つ、前記第1及び第2の受光素
子から出力された電気信号レベルを加算したレベルを有
する電気信号となるので、前記外乱光ノイズを除去して
伝達対象となるディジタル信号のみを得ることができ、
外乱光ノイズの影響を従来に比べて大幅に低減し、通信
距離の増大を図ることができる。
【0053】また、請求項5記載の光ディジタル通信装
置によれば、空間中においては円偏光又は楕円偏光とし
て伝搬するので、前記送信部及び受信部のお互いの回転
角による受信レベルの変動が防止される。さらに、第1
及び第2の受光素子に同等に入力される外乱光ノイズ成
分は前記減算回路によって除去され、減算回路から出力
される電気信号は伝達対象となるディジタル信号と同位
相で且つ、前記第1及び第2の受光素子から出力された
電気信号レベルを加算したレベルを有する電気信号とな
るので、前記外乱光ノイズを除去して伝達対象となるデ
ィジタル信号のみを得ることができ、外乱光ノイズの影
響を従来に比べて大幅に低減し、通信距離の増大を図る
ことができる。
【0054】また、請求項6記載の光ディジタル通信装
置によれば、上記の効果に加えて、前記送信部と受信部
との間の通信に使用される光として赤外線が用いられる
ため、可視光に比べて大気中における減衰が低減される
ので、誤動作のない効率のよい通信を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における装置の要部構
成図
【図2】本発明の第1の実施形態における直線偏光板と
λ/4波長板との関係を示す図
【図3】本発明の第1の実施形態における信号波形図
【図4】本発明の第1の実施形態における実施例の要部
構造を示す図
【図5】本発明の第1の実施例における電気系回路を示
す図
【図6】本発明の第2の実施形態における装置の要部構
成図
【符号の説明】
1…送信部、11…ディジタル信号入力端子、12A,
12B…NOT回路、13A,13B…駆動回路、14
A,14B…発光素子、15A,15B…直線偏光板、
16A,16B…λ/4波長板、17…フード、17a
…開口部、18…凸レンズ、2…受信部、21A,21
B…λ/4波長板、22A,22B…直線偏光板、23
A,23B…受光素子、24…減算回路、25…フー
ド、25a…開口部、26…凸レンズ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信部では伝送対象となるディジタル信
    号と該ディジタル信号を反転した反転ディジタル信号の
    それぞれによって異なる2つの発光素子を駆動し、これ
    らの発光素子からの出射光のそれぞれを直線偏光とした
    後に空気中に放射し、 受信部では、前記送信部から放射された2つの直線偏光
    のみを異なる2つの受光素子によって受光すると共に、
    該2つの受光素子から出力される2つの電気信号のレベ
    ルの差を求めて、前記伝送対象となるディジタル信号を
    得ることを特徴とする光ディジタル通信方法。
  2. 【請求項2】 前記送信部は、前記2つの直線偏光を、
    波長板を通して各々回転方向の異なる円偏光又は楕円偏
    光となして空気中に放射し、前記受信部は、前記送信部
    から放射された前記円又は楕円偏光を波長板を通して2
    つの直線偏光とした後、それぞれの直線偏光のみを異な
    る2つの受光素子によって受光することを特徴とする請
    求項1記載の光ディジタル通信方法。
  3. 【請求項3】 前記光として赤外線を用いることを特徴
    とする請求項1又は2記載の光ディジタル通信方法。
  4. 【請求項4】 送信対象となるディジタル信号に対応し
    た光信号を出射する送信部と、該光信号を受光し、ディ
    ジタル信号に変換する受信部とを備えた光ディジタル通
    信装置において、 前記送信部は、前記ディジタル信号に対応して光を出射
    する第1の発光素子と、 前記ディジタル信号を反転する否定回路と、 該否定回路によって反転されたディジタル信号に対応し
    て光を出射する第2の発光素子と、 前記第1の発光素子から射出された光を入射して直線偏
    光として射出する第1の直線偏光板と、 前記第2の発光素子から射出された光を入射して、前記
    第1の直線偏光板から射出された直線偏光の偏波面とは
    異なる偏波面を有する直線偏光として射出する第2の直
    線偏光板とを備え、 前記受信部は、光を入力してこれを電気信号に変換する
    第1及び第2の受光素子と、 前記第1の受光素子の光入射側に設けられると共に、前
    記第1の発光素子から射出された直線偏光を通過するよ
    うに配置された第3の直線偏光板と、 前記第2の受光素子の光入射側に設けられると共に、前
    記第2の発光素子から射出された直線偏光を通過するよ
    うに配置された第4の直線偏光板と、 前記第1及び第2の受光素子から出力される電気信号を
    入力し、該電気信号レベルの差を出力する減算回路とを
    備えていることを特徴とする光ディジタル通信装置。
  5. 【請求項5】 送信対象となるディジタル信号に対応し
    た光信号を出射する送信部と、該光信号を受光し、ディ
    ジタル信号に変換する受信部とを備えた光ディジタル通
    信装置において、 前記送信部は、前記ディジタル信号に対応して光を出射
    する第1の発光素子と、 前記ディジタル信号を反転する否定回路と、 該否定回路によって反転されたディジタル信号に対応し
    て光を出射する第2の発光素子と、 前記第1の発光素子から射出された光を入射して直線偏
    光として射出する第1の直線偏光板と、 該第1の直線偏光板から射出される直線偏光を入射して
    円偏光又は楕円偏光として射出する第1の波長板と、 前記第2の発光素子から射出された光を入射して直線偏
    光として射出する第2の直線偏光板と、 該第2の直線偏光板から射出された直線偏光を入射して
    前記第1の波長板から射出される円偏光又は楕円偏光と
    は偏波面の回転方向が異なる円偏光又は楕円偏光として
    射出する第2の波長板とを備え、 前記受信部は、前記第1の波長板から射出された円偏光
    又は楕円偏光を入射して直線偏光として射出する第3の
    波長板と、 該第3の波長板から射出された直線偏光のみを通過する
    ように配置された第3の直線偏光板と、 前記第2の波長板から射出された円偏光又は楕円偏光を
    入射して直線偏光として射出する第4の波長板と、 該第4の波長板から射出された直線偏光のみを通過する
    ように配置された第4の直線偏光板と、 前記第3の直線偏光板から射出された直線偏光を入射し
    てこれを電気信号に変換する第1の受光素子と、 前記第4の直線偏光板から射出された直線偏光を入射し
    てこれを電気信号に変換する第2の受光素子と、 前記第1及び第2の受光素子から出力される電気信号を
    入力し、該電気信号レベルの差を出力する減算回路とを
    備えていることを特徴とする光ディジタル通信装置。
  6. 【請求項6】 前記発光素子は赤外線を出射し、前記受
    光素子は赤外線を受光して電気信号に変換することを特
    徴とする請求項4又は5記載の光ディジタル通信装置。
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